JPS6025870Y2 - インダクタンス素子 - Google Patents

インダクタンス素子

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Publication number
JPS6025870Y2
JPS6025870Y2 JP9919080U JP9919080U JPS6025870Y2 JP S6025870 Y2 JPS6025870 Y2 JP S6025870Y2 JP 9919080 U JP9919080 U JP 9919080U JP 9919080 U JP9919080 U JP 9919080U JP S6025870 Y2 JPS6025870 Y2 JP S6025870Y2
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JP
Japan
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magnetic core
lead wire
internal lead
winding
outer diameter
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Expired
Application number
JP9919080U
Other languages
English (en)
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JPS5722212U (ja
Inventor
米正 牧野
Original Assignee
太陽誘電株式会社
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Publication date
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Priority to JP9919080U priority Critical patent/JPS6025870Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、リード線で回路基板に装着しないように構成
したドラム型インダクタンス素子に関スるものである。
リード線を使用しないで回路基板に装着する形式のイン
ダクタンス素子は、既に種々提案されている。
ところで、リード線を使用しない場合には、金属キャッ
プ等をドラムコアの両端に装着し、これを利用して外部
回路に電気的に接続しなければならない。
ところが、金属キャップを磁束が通過すると、うず電流
が発生し、このうず電流による磁束がコイルによる磁束
を打ち消す方向に作用するために、Q値が低下した。
この種の欠点を解決するために、実公昭55−2591
号公報に示すようにドラムコアの側面に凹部を設ける構
成、及び実公昭55−8885号公報に示すようにスペ
ーサを介して金属板を設ける構成が提案されている。
しかし、前者の構成では巻線の端末を金属キャップに直
接に結合しなくてはならず、コイルの線径が0.01〜
0.1mmのように小さい場合には断線する恐れがあり
、また端末の処理が面倒であった。
また後者の場合には、金属板から外側に突出した突起に
コイルの端末を結合するので、コイルの端末の処理は容
易になるが、回路基板にインダクタンス素子を自動供給
する場合等に於いて突起が邪魔になった。
またコイルの端末が露出するため、自動供給等に於いて
損傷する恐れがあった。
そこで、本考案の目的は、巻線の端末を保護したインダ
クタンス素子を提供することにある。
上記目的を達成するための本考案は、ドラム型磁心と、
前記磁心の一方の側面中央に固着された一方の内部リー
ド線と、前記磁心の他方の側面中央に固着された他方の
内部リード線と、前記磁心に巻装され且つその一方の端
末が前記一方の内部リード線に結合され且つその他方の
端末が前記他方の内部リード線に結合された巻線と、前
記巻線の一方の端末の前記一方の内部リード線に対する
結合部を収容する孔を有し且つ前記磁心の外径以上の外
径を有するように形成され且つその孔に挿入されている
前記一方の内部リード線にカシメによって固着され且つ
前記磁心に一方の側面から所定距離だけ離れた位置に配
置された一方の円板状の電極部材と、前記巻線の他方の
端末の前記他方の内部リード線に対する結合部を収容す
る孔を有し且つ前記磁心の外径以上の外径を有するよう
に形成され且つその孔に挿入されている前記他方の内部
リード線にカシメによって固着され且つ前記磁心の他方
の側面から所定距離だけ離れた位置に配置された他方の
円板状の電極部材と、から戊るインダクタンス素子に係
わるものである。
上記本考案によれば、円板状電極部材よりも内側に巻線
の端末を配置したので、端末の損傷が防がれる。
また磁心側面に対して所定距離を有する位置に電極部材
を配置したので、うず電流による損失等が少なくなる。
また電極部材をカシメ(機械的圧力変形)によって固着
しているので、組立が容易になる。
以下、図面を参照して本考案の実施例について述べる。
第1図に示す本考案の1実施例に係わるインダクタンス
素子を製作する際には、円柱状巻装部1と一方及び他方
のフランジ状部2,3とを有するドラム型フェライト磁
心4を用意し、一方及び他方の側面5,6の夫々の凹部
7,8に夫々リード線9,10をエポキシ系接着剤11
で夫々固着する。
この際、接着剤11を十分に付着させ、磁心側面5,6
からの突出部17.18を設け、これを電極部材22.
24のスペーサとする。
尚一対の内部リード線9,10は、最初は鎖線で示すよ
うに長い状態に保ち、後の工程で短かく切断する。
一対の内部リード線9,10の固着が終了したら、この
内部リード線9,10を巻線機で保持し、まず巻線の一
方の端末12を一方の内部リード線9に数回巻回し、次
に磁心4に所定回数の巻線13を巻装し、次に巻線の他
方の端末14を他方の内部リード線10に数回巻回する
この作業は一対の内部リード線9,10を利用して行う
ので、自動的に容易に行うことが出来る。
次に巻線の一方の端末12及び他方の端末14を夫々の
半田15.16によって夫々の内部リード線9,10に
固着する。
次に、一対の端末12.14を半田15.16で内部リ
ード線9,10に夫々結合した部分を収容するための収
容部19.20が設けられた貫通孔21.23を有する
一方及び他方の円板状電極部材22.24をカシメによ
って内部リード線9.10に固着する。
尚電極部材22.24には第2図に示す如く予め切欠部
27が設けられているので、切欠部27を狭くするよう
にカシメることによって内部リード線9,10に夫々の
電極部材22.24を固着することが出来る。
しかる後、鎖線で示すように各電極部材22.24から
外側に突出する部分を切断する。
次に各内部IJ−ド導線、10と各電極部材22.24
との結合を完全にするために、半田25にて両者を結合
する。
勿論、半田25以外の導電接着剤又は溶接等で固着して
もよい。
しかる後、巻線13の固定及び防湿及び保護のために外
装絶縁被覆層26を設ける。
この被覆層26は巻線13からこの端末12.14に至
る部分も被覆するので、巻線13及びその延長部分は完
全に保護される。
またこの際、円板状電極部材22.24の径が磁心4の
径よりも大きいので、被覆層26の形成領域が制限され
、電極部材22.24の外周面に絶縁塗料が付着するの
が防止される。
このように構成されたインダクタンス素子は、回路基板
の導体配線に、一対の電極部材22,24を直接に半田
結合するように使用される。
上述のインダクタンス素子には次の利点がある。
(a) 巻線13を一対の内部リード線9,10に結
合する各端末12.14が電極部材22.24の貫通孔
17,19の収容部19.20に夫々挿入されて保護さ
れるので、損傷する恐れがない。
(b) 円板状の電極部材22.24の外径を磁心4
の外径よりも大きくしたので、巻線13から両端末12
.14に至る間の導線が電極部材22.24よりも突出
せず、損傷が少なくなる。
(C) 被覆層26を設けたので、巻線13及びその
導出部が一層保護されている。
(d) 一対の内部リード線9,10は電極部材22
.24よりも実質的に突出しないので、インダクタンス
素子の自動供給等を円滑に進めることが出来る。
(e) 接着剤11の突出部17.18をスペーサと
して電極部材22.24を磁心4の側面から離らかした
ので、電極部材22.24を通る磁力線が少なくなり、
うず電流による損失が少なくなる。
(f) カシメて電極部材22.24を結合するよう
にしたので、組立が容易になる。
以上本考案の1実施例について述べたが、本考案はこれ
に限定されるものではなく、更に変形可能なものである
例えば、電極部材22.24を完全な円板とせずにコツ
プ状又はキャップ状にしてもよい。
要するに円板部分を有するようにするか、又は全体とし
て円板状であれば、本考案の電極部材22.24として
利用可能である。
また実施例ではリード線9,10を電極部材22.24
を装着した後に切断したが、巻線13の両端末12.1
4を固着した後に切断してもよい。
また、予め決定された長さのリード線9,10を磁心4
に固着し、後の工程で切断しないようにしてもよい。
また半田25を省いてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のl実施例に係わるインダクタンス素子
の断面図、第2図は第1図の側面図である。 尚図面に用いられている符号に於いて、4は磁心、9,
10は内部リード線、12.14は端末、13は巻線、
17.18は突出部、19,20は収容部、21.23
は貫通孔、22は一方の電極部材、24は他方の電極部
材、27は切欠部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドラム型磁心と、 前記磁心の一方の側面中央に固着された一方の内部リー
    ド線と、 前記磁心の他方の側面中央に固着された他方の内部リー
    ド線と、 前記磁心に巻装され且つその一方の端末が前記一方の内
    部リード線に結合され且つその他方の端末が前記他方の
    内部リード線に結合された巻線と、 前記巻線の一方の端末の前記一方の内部リード線に対す
    る結合部を収容する孔を有し且つ前記磁心の外径以上の
    外径を有するように形成され且つその孔に挿入されてい
    る前記一方の内部リード線にカシメによって固着され且
    つ前記磁心の一方の側面から所定距離だけ離れた位置に
    配置された一方の円板状の電極部材と、 前記巻線の他方の端末の前記他方の内部リード線に対す
    る結合部を収容する孔を有し且つ前記磁心の外径以上の
    外径を有するように形成され且つその孔に挿入されてい
    る前記他方の内部リード線にカシメによって固着され且
    つ前記磁心の他方の側面から所定距離だけ離れた位置に
    配置された他方の円板状の電極部材と、 から戊るインダクタンス素子。
JP9919080U 1980-07-14 1980-07-14 インダクタンス素子 Expired JPS6025870Y2 (ja)

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JP9919080U JPS6025870Y2 (ja) 1980-07-14 1980-07-14 インダクタンス素子

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JP9919080U JPS6025870Y2 (ja) 1980-07-14 1980-07-14 インダクタンス素子

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Publication Number Publication Date
JPS5722212U JPS5722212U (ja) 1982-02-04
JPS6025870Y2 true JPS6025870Y2 (ja) 1985-08-03

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JP9919080U Expired JPS6025870Y2 (ja) 1980-07-14 1980-07-14 インダクタンス素子

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JPS5722212U (ja) 1982-02-04

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