JPS596812B2 - 擬ベ−マイト型アルミナ水和物およびその製造方法 - Google Patents
擬ベ−マイト型アルミナ水和物およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS596812B2 JPS596812B2 JP54120110A JP12011079A JPS596812B2 JP S596812 B2 JPS596812 B2 JP S596812B2 JP 54120110 A JP54120110 A JP 54120110A JP 12011079 A JP12011079 A JP 12011079A JP S596812 B2 JPS596812 B2 JP S596812B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alumina hydrate
- pseudo
- alumina
- less
- boehmite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F7/00—Compounds of aluminium
- C01F7/02—Aluminium oxide; Aluminium hydroxide; Aluminates
- C01F7/04—Preparation of alkali metal aluminates; Aluminium oxide or hydroxide therefrom
- C01F7/14—Aluminium oxide or hydroxide from alkali metal aluminates
- C01F7/141—Aluminium oxide or hydroxide from alkali metal aluminates from aqueous aluminate solutions by neutralisation with an acidic agent
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geology (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、擬ベーマイト結晶構造をもつアルミナ水和物
およびその製造法に関するものである。
およびその製造法に関するものである。
さらに詳しくは、鱗片状の単結晶からなる球形の凝集粒
子の平均径が8〜120μ、比表面積が150〜4 0
0 tri:/ gで、粉体流動特性に優れた擬ベー
マイト結晶構造をもつ高純度アルミナ水和物およびその
製造方法に関するものである。
子の平均径が8〜120μ、比表面積が150〜4 0
0 tri:/ gで、粉体流動特性に優れた擬ベー
マイト結晶構造をもつ高純度アルミナ水和物およびその
製造方法に関するものである。
擬ベーマイト結晶構造のアルミナ水和物を製造する公知
技術としては、 (イ)アルミン酸ナトリウム水容液と硝酸、塩酸などの
鉱酸を反応させる方法、(米国特許第3630670号
) (P)アルミン酸ナl− IJウム水鼎液と硫酸アルミ
ニウムを反応させ、生成したアルミナゲルを熟成して擬
ベーマイトアルミナ水和物を得る方法、(米国特許第3
864461号) (ハ) ドーソナイト(NaAl(OH)2CO3)を
水熱処理して擬ベーマイト型アルミナ水和物を得る方法
、(米国特許第3739062号) (ニ)アルミン酸ナトリウム水溶液にハロヒドリン類を
反応させる方法、(特公昭4 3 − 30180、特
開昭49−125298号)がある。
技術としては、 (イ)アルミン酸ナトリウム水容液と硝酸、塩酸などの
鉱酸を反応させる方法、(米国特許第3630670号
) (P)アルミン酸ナl− IJウム水鼎液と硫酸アルミ
ニウムを反応させ、生成したアルミナゲルを熟成して擬
ベーマイトアルミナ水和物を得る方法、(米国特許第3
864461号) (ハ) ドーソナイト(NaAl(OH)2CO3)を
水熱処理して擬ベーマイト型アルミナ水和物を得る方法
、(米国特許第3739062号) (ニ)アルミン酸ナトリウム水溶液にハロヒドリン類を
反応させる方法、(特公昭4 3 − 30180、特
開昭49−125298号)がある。
これらの方法は、擬ベーマイトアルミナを得る方法とし
て秀れた方法である。
て秀れた方法である。
しかしつぎのような欠点も併せもっている。
すなわち前記(イ), (o),(ハ)の方法によって
得られた擬ベーマイト型アルミナ水和物は、沈降性、通
水性、涙過性などが悪く、洗滌操作が非常に困難であり
得られたアルミナ水和物中のナトリウム含有量が高くな
る。
得られた擬ベーマイト型アルミナ水和物は、沈降性、通
水性、涙過性などが悪く、洗滌操作が非常に困難であり
得られたアルミナ水和物中のナトリウム含有量が高くな
る。
このことは、特に低ナトリウムアルミナを必要とする触
媒担体あるいは、透光性を要求される高密度焼結体など
の用途に使用することが難しい。
媒担体あるいは、透光性を要求される高密度焼結体など
の用途に使用することが難しい。
さらに前記公知技術によって得られるアルミナ水和物の
乾燥物は、粉体流動性が悪いため、厳密なる定量供給性
を必要とするベルヌーイ法単結晶分野への適用も難しく
、擬ベーマイト型アルミナの用途を拡大する上での障害
となっている。
乾燥物は、粉体流動性が悪いため、厳密なる定量供給性
を必要とするベルヌーイ法単結晶分野への適用も難しく
、擬ベーマイト型アルミナの用途を拡大する上での障害
となっている。
本発明者等は、これらの欠点を解決するために前記(ニ
)の方法に着日し鋭意研究の結果、ある特殊な反応方法
をとることによって低ナトリウム含有率で粉体流動性な
どの粉体特性に特徴をもつ擬ベーマイト型アルミナ水和
物が得られることを見い出したものである。
)の方法に着日し鋭意研究の結果、ある特殊な反応方法
をとることによって低ナトリウム含有率で粉体流動性な
どの粉体特性に特徴をもつ擬ベーマイト型アルミナ水和
物が得られることを見い出したものである。
即ち、本発明は、鱗片状の単結晶からなる球形の凝集粒
子の平均径が8〜120μ、比表面積(※注) 150〜4 0 0 m/ g、安息角37度以下、圧
縮度0,30以下、無水物換算でN a 2 0 0.
0 5重量係以下でかつAl203成分が99.9重
量係以上である擬ベーマイト型アルミナ水和物及び50
℃以上に保持したハロヒドリン類の溶液中に、ハロヒド
リン1当量に対して、1当量以下の量になるように調整
したアルミン酸アルカリ水溶液を、該温度を維持しかつ
混合液のpHが11を越えない速度で添加したのち、さ
らにこの混合液を50℃以上かつpHが9.5を超えな
い範囲に10分間以上さらす擬ベーマイト型アルミナ水
和物の製造方法である。
子の平均径が8〜120μ、比表面積(※注) 150〜4 0 0 m/ g、安息角37度以下、圧
縮度0,30以下、無水物換算でN a 2 0 0.
0 5重量係以下でかつAl203成分が99.9重
量係以上である擬ベーマイト型アルミナ水和物及び50
℃以上に保持したハロヒドリン類の溶液中に、ハロヒド
リン1当量に対して、1当量以下の量になるように調整
したアルミン酸アルカリ水溶液を、該温度を維持しかつ
混合液のpHが11を越えない速度で添加したのち、さ
らにこの混合液を50℃以上かつpHが9.5を超えな
い範囲に10分間以上さらす擬ベーマイト型アルミナ水
和物の製造方法である。
(※注)圧縮度一(重嵩比重一軽嵩比重)/重嵩比重
圧縮度とは、粉体の流動特性に最も関係の深い因子で(
詳細な測定方法は後述する。
詳細な測定方法は後述する。
)ある容器にゆるやかに充填された粉体が、振動や衝撃
によって充填密度が上昇する尺度を示すもので、この値
が0.3以上の粉体は一般に流動性が悪く架橋現象が強
くなる。
によって充填密度が上昇する尺度を示すもので、この値
が0.3以上の粉体は一般に流動性が悪く架橋現象が強
くなる。
特に0,4〜0.5以上の粉体は、ホツパー等に長く静
置するとプリツヂングにより再排出が極めて困難となる
。
置するとプリツヂングにより再排出が極めて困難となる
。
以上の擬ベーマイト型アルミナ水和物を500〜100
0℃の範囲で仮焼してγ一Al203とすることおよび
1000〜1400℃の範囲で仮焼してα−Al203
としても、単結晶および凝集粒子の形状は水和物の形状
とほとんど変らない水和物と同様の粉体特性を有したγ
一Al203またはα−Al203を製造することがで
きる。
0℃の範囲で仮焼してγ一Al203とすることおよび
1000〜1400℃の範囲で仮焼してα−Al203
としても、単結晶および凝集粒子の形状は水和物の形状
とほとんど変らない水和物と同様の粉体特性を有したγ
一Al203またはα−Al203を製造することがで
きる。
以下、本発明の詳細について説明する。
50゜C以上に加熱保持されたハロヒドリン類の蒋液に
この温度を保持しながら添加するアルミン酸アルカリ水
溶液の化学量論比率は、アルミン酸アルカリ/ハロヒド
リン類−1.0以下である。
この温度を保持しながら添加するアルミン酸アルカリ水
溶液の化学量論比率は、アルミン酸アルカリ/ハロヒド
リン類−1.0以下である。
さらに好ましくは、0.9以下である。
これが1.0を越えると得られるアルミナ水和物中にジ
ブサイト型あるいはバイヤライト型アルミナ水和物が多
く混在する。
ブサイト型あるいはバイヤライト型アルミナ水和物が多
く混在する。
このようなアルミナ水和物は、脱イオン水で洗滌しても
N a 2 0含有率が0.1重量係以上となり、本発
明のAl20,99.9重量係(無水物換算)以上とい
うような高純度品は得られない。
N a 2 0含有率が0.1重量係以上となり、本発
明のAl20,99.9重量係(無水物換算)以上とい
うような高純度品は得られない。
ハロヒドリン類の啓液中に添加するアルミン酸アルカリ
水溶液の添加速度は、混合液のpHが11を越えないよ
うに徐々に行うことが必要である。
水溶液の添加速度は、混合液のpHが11を越えないよ
うに徐々に行うことが必要である。
〔H+〕への解離度および解離速度の小さいハロヒドリ
ンに強アルカリ性であるアルミン酸アルカリ水溶液を加
えると、たとえばアルミン酸アルカリがハロヒドリンに
対して化学当量以下であっても、混合液のpHは高い値
を示しがちであるので、pH11以下を保つにはアルミ
ン酸アルカリの添加速度に注意しなければならない。
ンに強アルカリ性であるアルミン酸アルカリ水溶液を加
えると、たとえばアルミン酸アルカリがハロヒドリンに
対して化学当量以下であっても、混合液のpHは高い値
を示しがちであるので、pH11以下を保つにはアルミ
ン酸アルカリの添加速度に注意しなければならない。
pHが11を越えるようなアルカリ性雰囲気中でアルミ
ナ水和物の析出反応を行わせると得られるアルミナ水和
物の粒子径は7μより小さくなり、炉過性、通水性等が
悪くなる。
ナ水和物の析出反応を行わせると得られるアルミナ水和
物の粒子径は7μより小さくなり、炉過性、通水性等が
悪くなる。
つぎにハロヒドリン類の溶液中にアルミン酸アルカリ水
啓液を添加するときの温度および添加終了後の混合液を
反応させるときの温度を50゜C以下にすると、得られ
るアルミナ水和物中には、擬ベーマイト型アルミナ水和
物のほかに、ジブサイト型やパイヤライト型アルミナ水
和物が多く混入する。
啓液を添加するときの温度および添加終了後の混合液を
反応させるときの温度を50゜C以下にすると、得られ
るアルミナ水和物中には、擬ベーマイト型アルミナ水和
物のほかに、ジブサイト型やパイヤライト型アルミナ水
和物が多く混入する。
温度が40℃以下であればこの現象はさらに顕著である
。
。
ジブサイト、バイヤライト型結晶等が混入すると、不純
物、主としてナトリウムはそれらの結晶内にとじこめら
れるため、脱イオン水で洗滌してもナトIJウムを除去
することは極めて因難である。
物、主としてナトリウムはそれらの結晶内にとじこめら
れるため、脱イオン水で洗滌してもナトIJウムを除去
することは極めて因難である。
また本発明とは逆に、アルミン酸アルカリ水容液中にハ
ロヒドリン類の溶液を50℃以上の温度で添加した場合
、あるいは両者を前もって低温度で混合しておいてこれ
を50℃以上に昇温する場合などいずれの方法も得られ
るアルミナ水和物の粒子径は7μより小さく、かつこの
乾燥粉体の安息角、圧縮度など粉体特性は、本発明とは
大きく異る。
ロヒドリン類の溶液を50℃以上の温度で添加した場合
、あるいは両者を前もって低温度で混合しておいてこれ
を50℃以上に昇温する場合などいずれの方法も得られ
るアルミナ水和物の粒子径は7μより小さく、かつこの
乾燥粉体の安息角、圧縮度など粉体特性は、本発明とは
大きく異る。
つぎに50℃以上のハロヒドリン類の溶液に、pH11
以下を保ちながらアルミン酸アルカリ水溶液を加えたの
ち、この混合液をさらにpH 9. 5以下に10分間
以上さらすことが必要である。
以下を保ちながらアルミン酸アルカリ水溶液を加えたの
ち、この混合液をさらにpH 9. 5以下に10分間
以上さらすことが必要である。
混合液のpHが10に低下すれば、液中のアルミニウム
イオンは大部分アルミナ水和物として沈澱し、これ以下
にpHを下げても水和物の収率はもはやほとんど向上し
ないにもかメわらずpH 9. 5以下にさらすのはハ
ロヒドリン類にアルミン酸アルカリ水宕液を加えた時に
生成した一部の無定形アルミナをこの間に擬ベーマイト
型アルミナ水和物に転移させるためである。
イオンは大部分アルミナ水和物として沈澱し、これ以下
にpHを下げても水和物の収率はもはやほとんど向上し
ないにもかメわらずpH 9. 5以下にさらすのはハ
ロヒドリン類にアルミン酸アルカリ水宕液を加えた時に
生成した一部の無定形アルミナをこの間に擬ベーマイト
型アルミナ水和物に転移させるためである。
しかしハロヒドリン類にアルミン酸アルカリ水溶液を添
加するときのpHが9.5を越えない速度で徐々に行わ
れた場合(ま、この混合液をさらに10分間以上該pH
にさらすことは特に必要としない。
加するときのpHが9.5を越えない速度で徐々に行わ
れた場合(ま、この混合液をさらに10分間以上該pH
にさらすことは特に必要としない。
なお混合液をpH 9.5以下にさらすには、1当量以
下のアルミン酸アルカリ水溶液を添加した後、(1)該
混合液がpH 9. 5以下に達するに必要な時間を置
く。
下のアルミン酸アルカリ水溶液を添加した後、(1)該
混合液がpH 9. 5以下に達するに必要な時間を置
く。
(2)ハロヒドリン類を該混合液に加える、(3)酢酸
、塩酸、硫酸、硝酸などの酸を該混合液に加える方法が
あり、いずれの方法も効果があるが、本発明の性状のア
ルミナが安定して得られる点で(1) , (2)の方
法が特に望ましい。
、塩酸、硫酸、硝酸などの酸を該混合液に加える方法が
あり、いずれの方法も効果があるが、本発明の性状のア
ルミナが安定して得られる点で(1) , (2)の方
法が特に望ましい。
本発明でいう擬ベーマイト型アルミナ水和物とは、実際
的には100%の擬ベーマイト型アルミナ水和物ではな
く、含有量が80〜100係の間である。
的には100%の擬ベーマイト型アルミナ水和物ではな
く、含有量が80〜100係の間である。
本発明のアルミナ水和物は、炉過性や通水性が良いので
脱イオン水による洗滌が容易である。
脱イオン水による洗滌が容易である。
即ち、アルミナ水和物の20倍重量の脱イオン水で洗滌
すると、無水物換算でNa20 o. 0 5重量係、
約50倍重量の脱イオン水で洗滌するとNa200.0
2重量係のアルミナ水和物が得られ、塩酸洗滌などの特
別な処理をしなくても低ナトリウム含有率のアルミナ水
和物が得られる。
すると、無水物換算でNa20 o. 0 5重量係、
約50倍重量の脱イオン水で洗滌するとNa200.0
2重量係のアルミナ水和物が得られ、塩酸洗滌などの特
別な処理をしなくても低ナトリウム含有率のアルミナ水
和物が得られる。
つぎに本発明のアルミナ水和物の特徴について述べる。
(1)10〜200mμの単結晶サイズからなる凝集粒
子で、大部分は30〜120mμの微細な鱗片状結晶が
球状に凝集していて、ボールミルなどの粉砕機で鱗片状
結晶まで粉砕することができる。
子で、大部分は30〜120mμの微細な鱗片状結晶が
球状に凝集していて、ボールミルなどの粉砕機で鱗片状
結晶まで粉砕することができる。
粉砕することによって微細な粉を必要とする化粧用原料
あるいは精密な電子材料等の研摩材に適する粉となる。
あるいは精密な電子材料等の研摩材に適する粉となる。
(2)凝集粒子の平均径は8〜120μで球形をしてい
る。
る。
たとえばアルミン酸アルカリ/ハロヒドリン類の化学量
論比率を1.0に近ずければ粒子の平均径は120μに
近ずく。
論比率を1.0に近ずければ粒子の平均径は120μに
近ずく。
またハロヒドリン類ヘアルミン酸アルカリ水溶液を添加
するときの温度を高くすることによっても同等の物かえ
られる。
するときの温度を高くすることによっても同等の物かえ
られる。
凝集粒子の形状が球状であるために、瀘過性、通液性、
通気性に優れた性能を示す。
通気性に優れた性能を示す。
また本発明方法によって得られた凝集粒子は、スプレー
ドライヤーなどによって造粒された凝集粒子のように、
粒子表面が機械的摩耗や熱処理を受けていないため、粒
子個々の密度が均一で、かつ表面から内部まで均一な組
織を有している。
ドライヤーなどによって造粒された凝集粒子のように、
粒子表面が機械的摩耗や熱処理を受けていないため、粒
子個々の密度が均一で、かつ表面から内部まで均一な組
織を有している。
更に、不純物が混入したり、バインダーを必要とする造
粒操作が不要のため高純度が保たれる。
粒操作が不要のため高純度が保たれる。
本発明品は流動層型の吸着剤や触媒に非常に適している
。
。
(3)比表面積は1 5 0 〜4 0 0 mlgと
大きく、この範囲内で調整することができる。
大きく、この範囲内で調整することができる。
すなわちアルミン酸アルカリ/ハロヒドリン類の化学量
論比率を小さくすると比表面積は4 0 0 m’/
gに近ずく。
論比率を小さくすると比表面積は4 0 0 m’/
gに近ずく。
一般に比表面積の大きな粉体は粒子径が小さく、それが
ため粉体の取扱いに困難をきたすが、本発明のアルミナ
水和物は比表面積が大きいにもか5わらず大きな球形粒
子であるため取扱いが容易である。
ため粉体の取扱いに困難をきたすが、本発明のアルミナ
水和物は比表面積が大きいにもか5わらず大きな球形粒
子であるため取扱いが容易である。
(4)乾燥粉体の安息角は37度以下である。
これは粉体の流動特性が非常に優れていることを示す。
安息角が40度以上、特に45度を越える範囲にある粉
体は、貯蔵用ホッパーなどで詰りを生ず名などのトラブ
ルが発生する。
体は、貯蔵用ホッパーなどで詰りを生ず名などのトラブ
ルが発生する。
(5)乾燥粉体の圧縮度は、0.3以下である。
圧縮度が0.4特に0.5を越えると、貯蔵用ホッパー
などで長時間放置すると再び排出することが困難となり
特別な排出装置などを必要とする。
などで長時間放置すると再び排出することが困難となり
特別な排出装置などを必要とする。
特性(4)および(5)は、定量供給が容易にできるこ
とを示しており、精密な定量供給性が要求されるベルヌ
ーイ法単結晶用アルミナに適している。
とを示しており、精密な定量供給性が要求されるベルヌ
ーイ法単結晶用アルミナに適している。
(6)アルミナ水和物は、これを焼成して無水物とした
とき99.9重量係以上の高純度となる。
とき99.9重量係以上の高純度となる。
特にこのアルミナ水和物は、脱イオン水で洗滌すると粒
子間隙を脱イオン水が良く通るため付着塩の除去が容易
に行われ、アルミン酸ソーダを原料とするにもか5わら
ず低ナトリウム含有率のアルミナ水和物が得られる。
子間隙を脱イオン水が良く通るため付着塩の除去が容易
に行われ、アルミン酸ソーダを原料とするにもか5わら
ず低ナトリウム含有率のアルミナ水和物が得られる。
低ナトリウムアルミナは透光性アルミナ原料に適してい
る。
る。
以上の如く本発明のアルミナ水和物は、
(1)10〜200mμの単結晶部
(2)8〜120μの球形凝集粒子
(3)150〜4 0 0 rri’/ gの比表面積
(4)安息角37度以下 (5)圧縮度0.3以下 (6)無水物換算でNa200.05重量係以下で、か
つAl2039 9.9重量係以上からなる。
(4)安息角37度以下 (5)圧縮度0.3以下 (6)無水物換算でNa200.05重量係以下で、か
つAl2039 9.9重量係以上からなる。
本発明のアルミナ水和物を従来技術によって得られるア
ルミナ水和物と比較すると、個々の特性値において部分
的に本発明品と同程度の数値を示すものもあるが、 単一のアルミナで充填剤、研摩剤、吸着剤、触媒、単結
晶用、セラミック用などに適するアルミナ水和物は本発
明以外に見い出せない。
ルミナ水和物と比較すると、個々の特性値において部分
的に本発明品と同程度の数値を示すものもあるが、 単一のアルミナで充填剤、研摩剤、吸着剤、触媒、単結
晶用、セラミック用などに適するアルミナ水和物は本発
明以外に見い出せない。
つぎに本発明のアルミナ水和物を500゜C以上100
0゜C未満の温度で仮焼してγ−アルミナとすること、
あるいは1000°C以上1400℃以下の温度で仮焼
してα−アルミナとしたのち各用途に使用することも出
来るが、仮焼したアルミナの単結晶および凝集粒子の形
状は、水和物の形状とほとんど変らないので水和物と同
様の粉体特性を有していることも本発明の大きな特徴で
ある。
0゜C未満の温度で仮焼してγ−アルミナとすること、
あるいは1000°C以上1400℃以下の温度で仮焼
してα−アルミナとしたのち各用途に使用することも出
来るが、仮焼したアルミナの単結晶および凝集粒子の形
状は、水和物の形状とほとんど変らないので水和物と同
様の粉体特性を有していることも本発明の大きな特徴で
ある。
本発明において使用されるハロヒドリン類の后液は、エ
チレンクロルヒドリン、フロピレンクロルヒドリン、ジ
クロ口ヒドリン、トリメチレンク口ルヒドリンなどであ
る。
チレンクロルヒドリン、フロピレンクロルヒドリン、ジ
クロ口ヒドリン、トリメチレンク口ルヒドリンなどであ
る。
本発明に使用されるアルミン酸アルカリ液とはボーキサ
イト、粘土鉱物等の岩石や、水酸化アノレ゛ミニウム、
アルミナなどをカ性ソーダ、カ性カリなどで抽出して得
られるもので、その代表的なものはアルミン酸ソーダ后
液である。
イト、粘土鉱物等の岩石や、水酸化アノレ゛ミニウム、
アルミナなどをカ性ソーダ、カ性カリなどで抽出して得
られるもので、その代表的なものはアルミン酸ソーダ后
液である。
以F1実施例により本発明を具体的に説明するが、各々
の測定は下記によって行った。
の測定は下記によって行った。
(1)単結晶の大きさは、電子顕微鏡写真から求めた。
(2)粒子の平均径は、44μ以上は標準篩による篩分
法、44μ以下は脱イオン水を分散媒として、■セイシ
ン企業製の光透過式粒度分布測定器SUK型で測定した
。
法、44μ以下は脱イオン水を分散媒として、■セイシ
ン企業製の光透過式粒度分布測定器SUK型で測定した
。
測定値は、重量累積分布グラフの50係径で示す。
(3)比表面積は柴田化学器械工業■製の表面積測定装
置P−700型でBET法によって測定した。
置P−700型でBET法によって測定した。
(4)安息角は、第3図に示す50mr/L径の足付テ
ーブル1からなり50mm上に710μの金網3付ロー
ト2の先端がくるようにセットする。
ーブル1からなり50mm上に710μの金網3付ロー
ト2の先端がくるようにセットする。
試料を金網を通してテーブル上に静かに落下させ、テー
ブル上に形成された円錐の角度を測定しこれを安息角に
した。
ブル上に形成された円錐の角度を測定しこれを安息角に
した。
(5)圧縮度は、JIS−K−5101の顔料試験方法
に記載されたカサ測定法によって軽嵩比重を測定し、次
に25mm径のメスシリンダーに一定量の粉を入れ、こ
のメスシリンダーを50朋高さから台の上に落下させ、
粉体容積の減少が無くなった時の嵩比重を重嵩比重とし
、次の式より圧縮度を求めた。
に記載されたカサ測定法によって軽嵩比重を測定し、次
に25mm径のメスシリンダーに一定量の粉を入れ、こ
のメスシリンダーを50朋高さから台の上に落下させ、
粉体容積の減少が無くなった時の嵩比重を重嵩比重とし
、次の式より圧縮度を求めた。
圧縮度一重嵩比重一軽嵩比重/重嵩比重
(6)アルミナ純度は、所定量のアルミナ水和物を2個
サンプリングして、一方は、1000℃電気炉で5時間
焼成して灼熱減量を求めた。
サンプリングして、一方は、1000℃電気炉で5時間
焼成して灼熱減量を求めた。
また他の方法は、JIS−H−1306のアルミニウム
及びアルミニウム合金の原子吸光分析方法に記載された
方法によって鉄、銅、マンガン、亜鉛、マグネシウム、
クロム、ニッケル、ビスマス、鉛等の金属を分析すると
ともに、ナトリウム、カルシウムも上記の方法に準じて
原子吸光分析を行った。
及びアルミニウム合金の原子吸光分析方法に記載された
方法によって鉄、銅、マンガン、亜鉛、マグネシウム、
クロム、ニッケル、ビスマス、鉛等の金属を分析すると
ともに、ナトリウム、カルシウムも上記の方法に準じて
原子吸光分析を行った。
珪素については、モリブデン酸ブルー法による比色分析
を行い、これらの検出された不純物を酸化物換算し、こ
の総量を前記のアルミナ水和物の灼熱減量を差し引いた
残りを100とした値から差し引いてアルミナ純度とし
た。
を行い、これらの検出された不純物を酸化物換算し、こ
の総量を前記のアルミナ水和物の灼熱減量を差し引いた
残りを100とした値から差し引いてアルミナ純度とし
た。
(7)結晶型は、理学電機製X線回析装置で行った。
実施例 1
加熱器付反応器で5.7lのエチレンクロルヒドリンを
65゜Cに保持しながら、プロペラ撹拌機でよく撹きま
ぜつつ、アルミン酸ソーダ水溶液(Na/Alモル比1
.4,Al203100g/l)187を、pHが9±
1になるように徐々に添加したのち、アルミナ水和物の
析出した溶液を70°Cに昇温しで、45分間反応を続
けた。
65゜Cに保持しながら、プロペラ撹拌機でよく撹きま
ぜつつ、アルミン酸ソーダ水溶液(Na/Alモル比1
.4,Al203100g/l)187を、pHが9±
1になるように徐々に添加したのち、アルミナ水和物の
析出した溶液を70°Cに昇温しで、45分間反応を続
けた。
この時のpHは6.7であった。
反応終了後アルミナ水和物を沈降濃縮して母液を取り除
き、脱イオン水100lで洗滌したのち、炉紙で瀘過し
てアルミナ水和物をえた、次いでこのアルミナ水和物を
75℃で20時間乾燥した擬ベーマイトの純度および物
性は次の如くであった。
き、脱イオン水100lで洗滌したのち、炉紙で瀘過し
てアルミナ水和物をえた、次いでこのアルミナ水和物を
75℃で20時間乾燥した擬ベーマイトの純度および物
性は次の如くであった。
結晶型 擬ベーマイト
Al203 99.92重量%(無水物換算)Na2
0 0.035 tt (, tt
)単結晶 50mμ 平均粒子径 85μ 比表面積 2 5 0 m/ g 安息角 27度 圧縮度 0.22 実施例 2 加熱器付き反応器で7.2lのプロピレンクロルヒドリ
ンを70゜Cに保持しながら、プロペラ撹拌機で撹きま
ぜつつ、アルミン酸ソーダ水心液C Na/A6 1.
4 AA2039 5 g/i! ) 2 5 i1
を、pHが10±0.5になる速度で連続的に添加した
のち、アルミナ水和物の析出した混合液を85℃に昇温
して90分間反応を続けた。
0 0.035 tt (, tt
)単結晶 50mμ 平均粒子径 85μ 比表面積 2 5 0 m/ g 安息角 27度 圧縮度 0.22 実施例 2 加熱器付き反応器で7.2lのプロピレンクロルヒドリ
ンを70゜Cに保持しながら、プロペラ撹拌機で撹きま
ぜつつ、アルミン酸ソーダ水心液C Na/A6 1.
4 AA2039 5 g/i! ) 2 5 i1
を、pHが10±0.5になる速度で連続的に添加した
のち、アルミナ水和物の析出した混合液を85℃に昇温
して90分間反応を続けた。
この時のpHは8.6であった。
反応終了後、母液を除去し、脱イオン水600lで洗滌
したのち、瀘過乾燥を行った。
したのち、瀘過乾燥を行った。
得られた擬ベーマイトの純度、物性の測定値は次の如く
であった。
であった。
結晶型 擬ベーマイト
AA2039 9.9 5重量係(無水物換算)Na2
0 0.015 tt u単結晶
80mμ 平均粒子径 105μ 比表面積 i80m/g 安息角 25度 圧縮度 0.20 実施例 3 加熱器付反応器で20Aのエチレンクロルヒドリンを5
7℃に保持しながら、プロペラ撹拌機で撹きまぜつつ、
アルミン酸ソーダ水容液(Na/Alモル比1.6,A
l20380g/l)12lを、pHが9を越えない速
度で添加したのち、アルミナ水和物の析出した溶液を7
0℃に昇温して45分間反応を続けた。
0 0.015 tt u単結晶
80mμ 平均粒子径 105μ 比表面積 i80m/g 安息角 25度 圧縮度 0.20 実施例 3 加熱器付反応器で20Aのエチレンクロルヒドリンを5
7℃に保持しながら、プロペラ撹拌機で撹きまぜつつ、
アルミン酸ソーダ水容液(Na/Alモル比1.6,A
l20380g/l)12lを、pHが9を越えない速
度で添加したのち、アルミナ水和物の析出した溶液を7
0℃に昇温して45分間反応を続けた。
この時のpHは6.5であった。反応終了後アルミナ水
和物を沈降濃縮し母液を取りのぞき、脱イオン水650
lで洗滌したのち,炉過を行い80℃で20時間乾燥し
た。
和物を沈降濃縮し母液を取りのぞき、脱イオン水650
lで洗滌したのち,炉過を行い80℃で20時間乾燥し
た。
得られた擬ベーマイトの純度および物性は次の如くであ
った。
った。
結晶型 擬ベーマイト
Al203 99,98重量%(無水物換算)Na2
0 0.006 tt ( tt
)単結晶 30mμ 平均粒子径 12μ 比表面積 3sOm/.? 安息角 33度 圧縮度 0.28 実施例 4 加熱器付き反応器で201のエチレンクロルヒドリンを
55℃に保持しながら、プロペラ撹拌機でよく撹きまぜ
ながら、アルミン酸ソーダ水溶液(Na/Adモル比1
.5 , A72031 1 0 g/l )277を
pHが10±0.5になるような速度で連続添加したの
ち、アルミナ水和物が析出した混合液を75℃に昇温し
で90分間反応を続けた。
0 0.006 tt ( tt
)単結晶 30mμ 平均粒子径 12μ 比表面積 3sOm/.? 安息角 33度 圧縮度 0.28 実施例 4 加熱器付き反応器で201のエチレンクロルヒドリンを
55℃に保持しながら、プロペラ撹拌機でよく撹きまぜ
ながら、アルミン酸ソーダ水溶液(Na/Adモル比1
.5 , A72031 1 0 g/l )277を
pHが10±0.5になるような速度で連続添加したの
ち、アルミナ水和物が析出した混合液を75℃に昇温し
で90分間反応を続けた。
この時のpHは7であった。
アルミナ水和物を漣別し、脱イオン水450lで洗滌後
、アルミナ水和物を70゜Cで30時間乾燥した。
、アルミナ水和物を70゜Cで30時間乾燥した。
えられた擬ベーマイトの純度および物性は次の如くであ
った。
った。
結晶型 擬ベーマイト
Al203 99.95重量係(無水物換算)Na2
0 0.008 u ( n )単
結晶 40mμ 平均粒子径 25μ 比表面積 3i0−m/g 安息角 30度 圧縮度 0.25 実施例 5 実施例1および実施例4で得られたアルミナ水和物を6
00℃および1200℃でそれぞれ2時間仮焼したのち
純度および物性値を測定した。
0 0.008 u ( n )単
結晶 40mμ 平均粒子径 25μ 比表面積 3i0−m/g 安息角 30度 圧縮度 0.25 実施例 5 実施例1および実施例4で得られたアルミナ水和物を6
00℃および1200℃でそれぞれ2時間仮焼したのち
純度および物性値を測定した。
その結果を第1表に示す。
比較例 1
加熱器付き反応槽で157のエチレンクロルヒドリンを
25℃に保持し、これにアルミン酸ソーダ水溶液(Na
/Alモル比1.4,Al20380g/l)217を
一気に加えて25℃の温度下で2時間撹きまぜた。
25℃に保持し、これにアルミン酸ソーダ水溶液(Na
/Alモル比1.4,Al20380g/l)217を
一気に加えて25℃の温度下で2時間撹きまぜた。
つぎにこの混合液を70℃に昇温しさらに1時間反応さ
せた。
せた。
析出したアルミナ水和物をr別後450lの脱イオン水
で洗滌したのち、アルミナ水和物を吸引瀘過後100℃
で10時間乾燥した。
で洗滌したのち、アルミナ水和物を吸引瀘過後100℃
で10時間乾燥した。
得られた擬ベーマイトの純度および物性を測定した結果
は次の如くであった。
は次の如くであった。
結晶型 擬ベーマイト
Al203 99.70重量%(無水物換算)Na2
0 0.070 tt ( u )
単結晶 30mμ 平均粒子径 1.5μ 比表面積 3207i/9 安息角 45度 圧縮度 0.48 比較例 2 加熱器付きの反応器に7.2lのフ殆ピレンク口ルヒド
リンを70℃に保持しながら、プロペラ撹拌機で良く撹
きまぜつつ、アルミン酸ソーダ水溶液(Na/Alモル
比1.4 , Al2039 5 g/l ’)25l
をpHが12±0.2になるように連続的に添加したの
ち、アルミナ水和物の析出した混合液を85℃に昇温し
で90分間反応させた。
0 0.070 tt ( u )
単結晶 30mμ 平均粒子径 1.5μ 比表面積 3207i/9 安息角 45度 圧縮度 0.48 比較例 2 加熱器付きの反応器に7.2lのフ殆ピレンク口ルヒド
リンを70℃に保持しながら、プロペラ撹拌機で良く撹
きまぜつつ、アルミン酸ソーダ水溶液(Na/Alモル
比1.4 , Al2039 5 g/l ’)25l
をpHが12±0.2になるように連続的に添加したの
ち、アルミナ水和物の析出した混合液を85℃に昇温し
で90分間反応させた。
この時のpHは10.2であった。
反応終了後アルミナ水和物を炉別し、脱イオン水600
lで洗滌したのち、沢過乾燥を行い、結晶型、純度およ
び物性を測定した。
lで洗滌したのち、沢過乾燥を行い、結晶型、純度およ
び物性を測定した。
結晶型 パイヤライト、ジブサイトを主とする擬ベ
ーマイトおよびゲル の混合物。
ーマイトおよびゲル の混合物。
Al203 99.20重量係(無水物換算)Na2
0 0.410 u ( tt )
単結晶 不明確 平均粒子径 0.6μ 比表面積 1 1 5 rri’/g 安息角 48度 圧縮度 0.52 比較例 3 加熱器付反応槽で10lのアルミン酸ソーダ水容液(N
a/Alモル比1.4,Al203102g/l)を6
0゜Cの温度下で撹拌しながら、これにエチレンクロル
ヒドリン2lを10分間で添加したのち、混合液を70
℃に昇温しでさらに1時間反応させた。
0 0.410 u ( tt )
単結晶 不明確 平均粒子径 0.6μ 比表面積 1 1 5 rri’/g 安息角 48度 圧縮度 0.52 比較例 3 加熱器付反応槽で10lのアルミン酸ソーダ水容液(N
a/Alモル比1.4,Al203102g/l)を6
0゜Cの温度下で撹拌しながら、これにエチレンクロル
ヒドリン2lを10分間で添加したのち、混合液を70
℃に昇温しでさらに1時間反応させた。
析出したアルミナ水和物を沢別し5(lの脱イオン水で
洗滌後、アルミナ水和物を700Cで30時間乾燥した
。
洗滌後、アルミナ水和物を700Cで30時間乾燥した
。
得られたアルミナ水和物の純度、物性は次の如くであっ
た。
た。
結晶型 パイヤライト、ジプサイトを主とする擬ベ
ーマイト、およびゲ ルの混合物 Al203 99,11重量%(無水物換算)Na2
0 0.642 tt ( u )
単結晶 不明確 平均粒子径 28.6μ 比表面積 70M2/g 安息角 35度 圧縮度 0.44 比較例 4 70℃のアルミン酸ソーダ水溶液1 0 l(Na,/
Alモル比1.4 , Al203102 g/l )
と同じく70℃のエチレンクロルヒドリン2.5lを加
熱器付反応槽に両者を一気に加えたのち撹拌しながら7
0゜Cで1時間反応させた。
ーマイト、およびゲ ルの混合物 Al203 99,11重量%(無水物換算)Na2
0 0.642 tt ( u )
単結晶 不明確 平均粒子径 28.6μ 比表面積 70M2/g 安息角 35度 圧縮度 0.44 比較例 4 70℃のアルミン酸ソーダ水溶液1 0 l(Na,/
Alモル比1.4 , Al203102 g/l )
と同じく70℃のエチレンクロルヒドリン2.5lを加
熱器付反応槽に両者を一気に加えたのち撹拌しながら7
0゜Cで1時間反応させた。
析出したアルミナ水和物を戸別したのち5Jの脱イオン
水で洗滌した。
水で洗滌した。
洗滌したアルミナ水和物は、70’Cで30時間乾燥後
、純度、物性を測定した。
、純度、物性を測定した。
その結果は次の如くであった。
結晶型 バイヤライ1−、ジブサイ1へを主とする
擬ベーマイ1−およびゲル の混合物 Al203 9 9.3 5重量係(無水物換算)
Na20 0.350 tt ( u
)単結晶 不明確 平均粒子径 13μ 比表面積 107riy6J 安息f−r1 41度 圧縮度 0.38 比較例 5 アルミナ純度99.9%以寸(7)市販の高純度アルミ
ナについて、純度および物性を測定した。
擬ベーマイ1−およびゲル の混合物 Al203 9 9.3 5重量係(無水物換算)
Na20 0.350 tt ( u
)単結晶 不明確 平均粒子径 13μ 比表面積 107riy6J 安息f−r1 41度 圧縮度 0.38 比較例 5 アルミナ純度99.9%以寸(7)市販の高純度アルミ
ナについて、純度および物性を測定した。
その結果を第2表に示す。
以ト詳細に説明したように、本発明の擬ベーマイト型ア
ルミナ水和物は、,鱗片状の特殊な形状をし、平均粒子
径が非常に大きいにも拘らず大きな比表面積を有する。
ルミナ水和物は、,鱗片状の特殊な形状をし、平均粒子
径が非常に大きいにも拘らず大きな比表面積を有する。
さらに安息角が37度以下、圧縮度が0.3以下という
粉体の取扱いが容易となる流動特性を示し、しかも純度
が99.9重量係以上という高純度アルミナであること
は、吸着剤、触媒、透光性セラミックス、単結晶など広
範囲の用途に適合する古い・う利点をもっている。
粉体の取扱いが容易となる流動特性を示し、しかも純度
が99.9重量係以上という高純度アルミナであること
は、吸着剤、触媒、透光性セラミックス、単結晶など広
範囲の用途に適合する古い・う利点をもっている。
第1図は、本発明で得られる擬ベーマイトの透過型電子
顕微鏡写真である。 第2図は、本発明で得られる擬ベーマイトの走査型電子
顕微鏡写真である。
顕微鏡写真である。 第2図は、本発明で得られる擬ベーマイトの走査型電子
顕微鏡写真である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鱗片状の単結晶からなる球形の凝集粒子の平均径が
8〜120μ、比表面積150〜4 00 7i/9、
安息角37度以下、圧縮度0.30以下、無水物換算で
Na200.05重量係以下でかつAl203成分が9
9.9重量係以上であることを特徴とする擬ベーマイト
型アルミナ水和物。 2 50゜C以上に保持したハロヒドリン類の溶液に、
ハロヒドリン類1当量に対して、1当量以下になるよう
に調整したアルミン酸アルカリ水溶液を、該温度を維持
しかつ混合液のpHが11を越えない速度で添加したの
ち、この混合液を50℃以上でpHが9.5を越えない
範囲に10分間以上さらすことを特徴とする擬ベーマイ
ト型アルミナ水和物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54120110A JPS596812B2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 擬ベ−マイト型アルミナ水和物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54120110A JPS596812B2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 擬ベ−マイト型アルミナ水和物およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5645823A JPS5645823A (en) | 1981-04-25 |
JPS596812B2 true JPS596812B2 (ja) | 1984-02-14 |
Family
ID=14778174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54120110A Expired JPS596812B2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 擬ベ−マイト型アルミナ水和物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS596812B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2520722A1 (fr) * | 1982-01-29 | 1983-08-05 | Rhone Poulenc Spec Chim | Boehmites et pseudo- |
US9377912B2 (en) * | 2012-12-11 | 2016-06-28 | Gtat Corporation | Mobile electronic device comprising a modified sapphire |
CN106276994B (zh) * | 2015-06-04 | 2017-07-28 | 中国石油化工股份有限公司 | 片状纳米γ‑氧化铝的制备方法 |
JP2017095339A (ja) * | 2015-11-28 | 2017-06-01 | 京セラ株式会社 | アルミナ粒子、アルミナ粉末、アルミナ多孔質体および吸着部材 |
CN114436304B (zh) * | 2020-10-19 | 2024-02-06 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种球形氧化铝载体的制备方法 |
-
1979
- 1979-09-20 JP JP54120110A patent/JPS596812B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5645823A (en) | 1981-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0384603B1 (en) | Process for the production of magnesium oxide | |
AU641082B2 (en) | Process for manufacturing dispersible boehmite | |
Tsuzuki et al. | Synthesis of CaCO3 nanoparticles by mechanochemical processing | |
US5746944A (en) | Granular lanthanum/cerium/terbium/mixer phoshates having characteristic morphology and green luminophors comprised thereof | |
JPS61111911A (ja) | アルカリ土類金属ケイ酸塩及びその調製法 | |
JPH04500947A (ja) | 小さなα―アルミナ粒子及び板状子 | |
JPH11268906A (ja) | 希土類燐酸塩及びそれから得られた生成物 | |
JPH06510272A (ja) | 改善された混合金属酸化物結晶粉末およびその合成方法 | |
JPS63190705A (ja) | 合成スチブンサイト及びその製法 | |
AU708168B2 (en) | Synthetic meixnerite product and method | |
US5149520A (en) | Small sized alpha alumina particles and platelets | |
USH189H (en) | Process for production of alpha alumina bodies by sintering seeded boehmite made from alumina hydrates | |
US3227521A (en) | Process for producing substantially kappa-phase alumina | |
JPH06171928A (ja) | 高耐水和性、高流動性酸化マグネシウムの製造方法 | |
JP2004517020A (ja) | 微粉の形態のジルコニア、ヒドロオキシ炭酸ジルコニア及びそれらの製造方法 | |
JPS596812B2 (ja) | 擬ベ−マイト型アルミナ水和物およびその製造方法 | |
JP3965270B2 (ja) | 高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末及びその製造方法、及び水酸化マグネシウムスラリー | |
US3359213A (en) | Production of aqueous suspension of colloidal, crystalline, hydrous oxides of zirconium and hafnium | |
JP2002201382A (ja) | 紫外線遮蔽用酸化亜鉛微粒子 | |
US3116973A (en) | Method for producing high purity silica from kaolin clay | |
JPH02111625A (ja) | 高活性高分散性水酸化マグネシウムおよびその製造方法 | |
JPH0567574B2 (ja) | ||
JP3315172B2 (ja) | 炭化珪素粉末の製造方法 | |
EP0167206B1 (en) | Synthetic fraipontite and process for preparation thereof | |
JPH0647459B2 (ja) | シリカ系充▲填▼剤及びその製造法 |