JPS59194746A - 医療用具 - Google Patents

医療用具

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JPS59194746A
JPS59194746A JP58067836A JP6783683A JPS59194746A JP S59194746 A JPS59194746 A JP S59194746A JP 58067836 A JP58067836 A JP 58067836A JP 6783683 A JP6783683 A JP 6783683A JP S59194746 A JPS59194746 A JP S59194746A
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vinyl chloride
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大鉢 義典
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■1発明の背景 技術分野 本発明は、医療用具に関するものである。詳しく述べる
と、内部可塑化された塩化ビニル樹脂組成物からなる薬
液・血液保存容器等の医療用具に関するものである。
先行技術 従来、軟質樹脂製の薬液・血液保存容器としては、塩化
ビニル系樹脂に可塑剤を配合したものが知られCいる。
このような可−塑剤としては多くのものが知られている
が、フタル酸エステル類、特にジー2−エチルへキシル
フタレート(以下、D。
(〕という。)が最も多く使用されている。DOPは、
塩化ビニル系樹脂に対する溶解性および相溶性に優れて
おり、またそれを配合した樹脂は可塑性、透明性、耐熱
性等にも優れている。しかしながら、DOPは、それを
使用した製品が血液、腹水、消化液等の体液や輸液等の
薬液に接した場合には、これらに溶出する恐れがあった
。また、医療用具をエチレンオキザイドガスで滅菌する
際に、ガスが器具中に含有されているDOPに吸猶され
、(のためガスの脱着に長時間を要づることも知られて
いる。
ざらに、DOPは油状物であって、軟質塩化ビニル樹脂
には約30〜701) l−I R含有さねているので
ブリートを起しやツク、フィルム成形品の表面にべとつ
きを与えることがあった。特に血液保存容器において血
液成分である血小板の保存性を向上させることは必要な
ことである。l) OPにより可塑化された塩化ビニル
樹脂組成物よりなる血液保存容器では、血液成分の一つ
である温厚血小板血漿の場合、その有効期限が分離後6
時間と極めて9.Nかく、よりいっそう血小板等の血液
細胞との相互作用が小さく、血小板等の血液細胞を長時
間保存可能な医療用具が求められている。
1丁6発明の目的 したがって、本発明の目的は、新規な医療用具を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、内部可塑化された
塩化ビニル樹脂組成物からなる桑液、血液保存容器等の
医療用具を提供することにある。
これらの諸口的は、ポリS−カプロラクトンの存在下に
水性媒体中で塩化ビニル系単量体を重合して得られる軟
質塩化ビニル樹脂で作られた成形物である医療用具によ
り達成される。
また、本発明は、塩化ビニル系単量体100重量部に対
するポリε−カブロラク[ヘンの吊が10〜200重量
部である医療用具である。さらに、本発明は、ポリε−
カプロラクトンの重fit平均分子用が8,000〜5
00.000である医療用具である。
また、本発明は、医療用具が薬液または血液保存容器で
ある医療用具である。
■6発明の詳細な説明 本発明による医療用具は、前記のようにポリε−カプロ
ラクトンの存在下に水性媒体中で塩化ビニル系単量体を
重合して得られる軟質塩化ビニル樹脂で作られたもので
ある。面記ポリε−カプロラク1〜ンは、ε−カプロラ
クトン(こ活性水素を含む重合開始剤を作用させること
によって得られる。
重合[7tl始剤の種類によって生成物の末端がカルボ
キシル基のものや水酸基のものが得られる。例えば、重
合開始剤がジオールである場合は、生成物の両端は水酸
基となり開始剤が水である場合は、−喘が7Jルボキシ
ル基、他端が水酸基どなる。本発明においては、これら
のポリε−)Jプ[Jラクトンが特に制限なく使用可能
であるが、特に生成物焉の両端に水酸基を有するものが
好ましい。ポリε−カプロラクトンの重量平均分子量は
8.000〜5oo、ooo稈瓜が望ましく、さらに好
ましくは10,000〜100,000である。すなわ
ち、重量平均分子量が8.000未満では可塑化効率が
悪くなり、一方、j)oo、 oooを越えると成形性
が悪くなる。好ましいポリS−カプロラクトンの例とし
ては、商品名PCL−300,PCL−700としてユ
ニオン・カーバイド社(米国)から製造販売されでいる
ものが挙げられる。PCL−300は重量平均分子量約
10,000、PCL−700は約40,0OOf7)
ポリε−カプロラクトンである。また、より高分子量の
ポリε−カプロラクトンの例どしてはM量平均分子単約
1(10,000で商品名プラクセル1」−7としてダ
、イレル化学工業株式会召より製造販売されている°b
のがある。
本発明にd5いて、ポリε−カブ[1ラクl〜ンの使用
量は、塩化ビニル系単量体100重量部に対して10〜
200重量部、好ましくは20〜100重が部である。
づなわも、使用用が10Φ量部未満では得られる樹脂が
実質的に軟質化されず、柔軟て可撓性のある医療用具ど
ならない。一方、200重量部を越えると、得られる樹
脂の耐熱性が悪くなり、製造コストも高くなるので望ま
しくなく、医療用具として必要な高温蒸気滅菌に耐えな
くなってしまう。
塩化ビニル系単量体としては、塩化ビニルのみからなる
系または塩化ビニルとこれと共重合し1qる単量体とか
らなる系が使用される。このような共単量体としては、
エレヂン、プロピレン等のオレフィン類、I!it酸ビ
ニル等のビニルエステル類、1)−ブヂルビニルエーデ
ル等のビニルエーテル類、1)−ブヂルアクリレート、
2−・エチルへキシルツクリレート等のアルキルアクリ
レート類、11−ブヂルメタクリレート、2−エチルへ
キシルメタクリレ−1・、メヂルメタクリレート等のア
ルキルメタクリレート類がある。共単量体の使用量は、
1n化じ′ニル系単量体組成中、好ましくは50重Φ%
以下、ざらに好ましくは30重量%以下である。これは
50Φ量%を越えると、1qられる樹脂の加工成形性。
耐熱性、透明性等が悪くなるからである。
本発明にお()ろ水性媒体としては水を生体としC懸濁
剤、乳化剤等の混合溶液が1重用される。水+’l媒体
の使用量は、ポリε−カブロック1〜ンと塩化ビニル系
単量体の合計100重量部に対して100−300重量
部が望ましい。水11媒体が1゜0重用部未満では重合
反応が不安定になりゃづく、一方、300重量部を越え
ると経済的に不利である。
重合は、感濁重合法によるのが望ましいが、乳化(イ)
合法を採用することもできる。重合開始剤としては、単
量体に可溶性の有機過酸化物やアゾ化合物が使用される
。例えばアゾビスイソブヂロニトリル等のアゾ化合物、
ラウリルパーオキ1月イド等のアルギルパーオキサイド
、シイソブロビルバーオギシカーボネート等のアルキル
パーオキシエステル、メ7− /レエチルヶトンバーン
j−キサイド等のケトンバーAキザイド等が好適に使用
される。
1汝濁剤としては、公知のものが′1シ1に制限なく使
用でき、例えばポリビニルアルゴJ−ル、ぜラヂン。
水溶性セルロース誘導体等が好適に使用される。
これらの懸濁剤は、単独または適宜組合わせて使用され
る。懸濁剤の使用1■は、水媒体に対して0゜01〜2
車量%が適当である。乳化重合ンムにょるどe I;J
:、公知の乳化剤、例えばラウリル硫酸す1〜リウム等
が使用される。
重合温度Lj: 35〜75℃、好ましくは45〜G5
℃である。35℃未満では重合速度が遅く、また75℃
を越えると得られる樹脂の重合度が低く、耐熱性等が悪
くなるからである。重合反応は、窒素ガス、アルゴンガ
ス等の不活性カスの気流中で攪拌下に行な−うのが望ま
しい。また、本重合反応には、トリクロルエチレン、メ
ルノJブト]−タノール雪の公知の連鎖移動剤を使用す
ることもできる。
本反応の詳細は明らかではないが、ポリε−カプロラク
トンの分子と塩化ビニル系重合体とが極めて均密に絡み
合って混合しているかあるいは両者間になんらかの化学
的結合が4−じているのCはないかと1it定される。
反応終了後、生成物は常法にしたがって反応混合物中か
ら採取される。例えば、スラリー状の反応混合物から未
反応の単m体を減圧除去し、残部を濾過、洗浄後乾燥づ
ることにより目的の樹脂が粉末状で1qられる。
1qられた粉末状樹脂には、常法にしたがって可塑剤を
除く、通常医療用塩化ビニル樹脂に用いられている安定
剤等が適量添加されたのら、適当な成形加工づることに
より医療用具が1qられる。ぞの際、成形加工時に必要
な耐熱性を付与するために、無毒性安定剤としてエポキ
シ化大豆油を少量加えることができる。その他、滑剤等
を毒性を示さない範囲で使用づることができる。
安定剤等を配合された前記樹脂組成物は、通常一般に用
いられているプレス成形機、押出成形機。
(ト)出成形機、ブロー成形機、インフレーション成形
機、カレンダー成形機等で成形加工することが可能で・
ある。これらの成形物を高周波融着機等を用い組立加ゴ
ー、ツることにより薬液保存容器、血液保存容器等の医
療用具が得られる。
これらの医療用具は柔軟でかつ可撓1コ1があり、高周
波融着機でrl(着加]二づることにJ、って組立てら
れるしのである。容器内部には、例えば11本薬局法ブ
ドウ糖注躬液5W /V%あるいは日本桑局払フ゛キス
1−ラン4 OL+: iJJ液等の注射剤が封入され
、高坏然気滅菌された注射用薬剤容器である。硬質の容
器の場合には、点滴輸注を行なったときに起る容器内部
の減圧を防ぐために、大気による薬液のM 索が心配さ
れるような通気1:]が必要となるが、柔軟な容器の場
合にはこの通気針を用いることなく、J−なりら、人気
と触れることのないり【]−ズ1゛システムで薬液汚染
の心配のない点滴輸注を行なえる注射用薬剤容器を提供
することがてぎ、j。
た柔軟で可撓性のある薬液の減少に伴なって容器の内容
積の減少づ−るように容易に変形することが可能な注射
用薬剤容器である。このような優位な性質を満すための
容器としては肉厚0.1〜1゜Qmm、好ましくは0.
2〜0.6mmのシートが用いられ、該シート・の引張
弾性率としては30〜0゜2kg/+nm2 、好まし
くは15〜0.3kg/mm2である。
一力、一般に血液バッグと呼ばれる血液保存容器として
は、その容器内にクエン酸ナトリウム。
クニ[ン酸、ブドウ糖混合溶液(ΔC’D液)、り1ン
酎ノ1−リウム、クエン酸、ブドウ糖、リン酸二二水素
ソ1−リウム沢合溶液(CI)D液)等の血液保存液が
封入され、高圧蒸気滅菌されたものあるいは血液保存液
を封入せずにガス滅菌あるいは放q・1線滅菌された容
器である。これらの滅菌された容器は、例えば採血用の
剣が取イ」(プられで大の静脈より採血し、必要に応じ
遠心分離され、各血液成分に分【プて保存されるもので
ある。これらの操作を無菌的に行なうためには前述のよ
うなりローズドシスデムであることが必要であるが、そ
のために1は容器が柔軟でかつ可撓性を有していな(プ
ればならない。使用方法の一例としては、ACD液の封
入された容器Iと、該容器■とチューブにより連結され
た容器■と、該容器■とデユープで連結された容器■と
からなり、前記容器■にはチューブを介して採血用針が
取付けである。しかして、前記採血用針を被採血者の静
脈中へ刺通し、容器Iを採血用a4位置より下に保持づ
ることによって容器I中へ血液を採集する。このとき、
容器Iは静脈11および血液の落差圧のみによって採血
量に応じて容器が変形することによって採血される。
採血ざた血液は心数に応じ遠心分離され、分離された境
界を乱ずことなく小さな力で容器Iを押しつぶづことに
よって容器■および容器■を次ぐチューブを通じて分離
保存される。容器11へ分離された血液成分は、必要に
応じ同様の操作で容器■へ分離保存される。これら各容
器に分離保存された各血液成分は、注射用薬剤と同様に
り1コーズドシステムで通気側を使用することなく、採
血保存された容器より直接点滴輸血される。これらの機
能は、容器が柔軟でかつ可撓性をもつことによって達成
される。このような性質を満すための容器とL/ T 
ハ、肉厚0.1〜1.Qmm、好ましくは0゜2〜Q、
(3mmのシートが用いられることが可能であり、その
シートの引張弾性率・とじては、30〜0 、2 k+
+/ mm2 、好ましくは15〜0 、3 kQ/ 
mm2である。
本発明で使用される樹脂にJ3いてポリε−カブ1ラク
トンとポリ塩化ビニルとはなんらかの化学結合が生じ−
(いると考えられるが、本発明の目的とするところから
は、ポリε−カブ1]ラクトンを含む@濁液中で、塩化
ビニル系単量体が別個に重合して1qられるポリε−カ
プロラクトンと塩化ビニル系重合体との高分子混合物C
あったとしても一向に差支えない。高分子混合物を1り
るための他の方法として。例えばロールによる重合体−
重合体の混線によるブレンドが考えられるが、ポリε−
カブ[Iラフ1ヘンと塩化ビニル系重合体のロール混線
ブレンドで得られた樹脂混合物を用いて作った薬剤ない
し血液保存容器は、混練成形直後は柔軟かつ透明である
が、経時的に柔軟性が失われるとともに白濁不透明化す
るのに反し、本発明による医療用具は、このような経時
変化が特に認められない。
つぎに、図面を参照しながら、本発明の医療用具の一例
として、樹脂組成物により採血バッグを製造した場合に
ついて説明づる。すなわら、図面は血液バッグを示すも
ので、″#故個のピールタブ付き排出口IJ5J、び排
出[コ2を備えた本発明の樹脂組成物製の採血バッグ2
は、その周縁部を高周波加熱あるにはその他の加熱手段
によりヒートシールされており、該採血バッグの内部空
間5に連通ずる本発明の樹脂組成物製の採血チューブ6
が連結されている。この採血バッグの内部空間には、抗
凝固剤としてA CD−A液(例えば、水溶液100m
1中にクエン酸ナトリウム220!:l、クエン酸0.
80(IJ:;よびブドウ糖2.20(I含有)、CP
D液(例えば、水溶液1001+、1中にクエン酸0.
327g’、、クエン酸ナトリウム2.63g、リン酸
二水素ナトリウム0.251g、デキストロース2.3
2J含有)等が収納されている。また、前記採血チュー
ブ6の先端には、採血量7まが取付りられている。この
採血針にはキャップ8が数句けられる。
まlこ、前記採血バッグ3の他に子バツグを連結ηる場
合には、ピールタブ付ぎ]71出Ll 9を備えた本発
明の樹脂組成物製と同様に周縁部10をピー1〜シール
され、かつぞの内部空間11に連通する本発明の樹脂組
成物製の連結デユープ12を備えた第1の子バツグ13
が分岐管14を介して採血バッグ3の連結用1ノ1出1
」2に、先端の連結層15にJ、り連結された連結ブコ
ープ1(3と連結される。
また、ビールタブ何ぎU1出口17を(111えかつ周
縁部18を高周波シールされ、ぞの内部空間15)に連
通づる本発明の樹脂組成物製の連結ヂ」、−721を備
えた子バツグ22の前記連結ブーl−121が分岐1゛
τ1/Iを介して連結ブーj−ブ12,1Gと連結され
る。
以上は、血液バッグを例にとって説明したが、くの他の
血液保存容器、輸血システム、カテーテル、血液回路、
透析用デユープ客についでも同(12に使用できる。
つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細にび(明す
る。
容1: 30 Aのステンレス鋼1f−1〜クレープに
精製したポリε−カプロラクトン〔ユニオン・カーバイ
ドネ1(米国)製、PCL700)300g、In)イ
オン水18℃、ポリビニルアルコール0.99およびラ
ウ(コイルパーAギリイド0.45!Jを11込み、窒
素ガス充填後に塩化ビニル単量体600gをイ」込み、
60℃て18時間激しく攪拌しながら反応させた。反応
完了後、得られたスシリーから未反応+1を吊体を減圧
下に除去し、濾過、洗浄後に乾燥した。得られた粉末状
重合体1、k a OOg−(゛  あ −) ノこ 
1qられた重合体100重予部に対し、Ca−Zn系安
定剤0.5重量部、エボ、ヤシ化人ri +lj13重
量部および少U)の滑剤を混合してべ1ノツト化した。
このペレットを押出機により0.3nvの厚みのシー1
〜に成形した。成形温度は1(35〜180’Cて゛あ
った。得られたシートは透明で柔軟であった。
このシー1−を高周波融着機を用い、薬剤容器a3よび
血液保存容器を作成したところ、柔軟かつ透明性の良好
な容器が得られた。
実施例 2 実IAI!例1と同様な方法でポリε−カプロラクトン
400(lJ3よび塩化ビニル単ff1(本500 g
を仕込J)、反応させた(他の配合成分は実施例1と同
じ)。iqられた粉末状重合体は790gであった。
得られた重合体より実施例1ど同じ方法でシートをic
f 人:。得られたシートはjカ明で柔軟であった。
このシー1−を用いて実施例1と同様の方法゛(薬剤容
器および血液保存容器を作成したどころ、柔軟かつ透明
性の良好な容器が得られた。
比較例 1 精製しlcポリε−カプロラクトン(1” CI−70
0>4.OOuおよびポリ塩化ビニル(平均重合度 約
1.300)500!J k:、重合体総ff! ’1
00重量部のに対してCa−71)系安定剤0.5重が
部、エポキシ化犬豆油3重量部および少量の滑剤を混合
し、ロール(表面温度160”C)で混練し、ペレット
化した。このペレットを用いて実施例1と同様の方法で
薬剤容器および血液保存容器を作成した。
比較例 2 ポリ塩化ビニル(平均重合度 約1,300)1oo重
量部に対し、可塑剤どしてジー 2−エチルへキシルフ
タレート(1)OP)50重11部、Ca−Zn系安定
剤0.5F1部(13よひJボキシ化人豆油3重が部を
混合し、混練後ベレット化し、実施例1と同様な方法て
薬剤容器J3よび血液保存容器を作成した。。
安全性試験 曲屈実施例および比較例においで作成した容器について
、薬剤および血液保7j容器どしくの有用性をWilt
価するために、日木桑局方第10改正一般試験法、42
.輸液用プラスチック容器試験法に基づいて溶出物の試
験J3よび溶血性試験をイ1なって第1表の結果を百だ
。また、拐料の毒性試験として細胞毒性し試験を行なっ
て第1表の結果を1gだ。
この細胞毒性試鹸は、Toplin法(’1nplin
I : Cattcer  Res、 19,959(
19!i9)  [8性試験法解説とその評価、問題点
」171〜172頁、186〜189頁)に基づいて試
験した。細胞毒性試験の有用さは(81/i高分子可能
性講座、講演要旨案「高分子441′!1試験法どイの
問題魚」74〜76頁)に記載されているように未だ公
には採用されてないが、安仝にを確認り−る上て有用4
T方法てdりる。行イfったh法は、月料細断片1gを
培地3tn(lに入れ、121°Cで20分間抽出後、
抽出培地を対照J8地で希釈して投与した。細胞として
はHe L aを用いた。
これらの結果より実施例に示した容器材3゛(1は、従
来一般に用いられている比較例2の容器月料同様に、安
全性、毒性の点で問題はなく、と十射剤用容器あるいは
血液保存容器としく安全に用いることが(−8ることが
わか−)だ。
抽出試験 輸液用話剤8F>るいは血液成分への容器(/l利から
の抽出性をみるために、容器材料シー1〜を2cmX1
0cmの短冊状に切断し、このシーl−片を11ンブル
として日本薬局方生理食塩液および日本薬局方1ドウ糖
注射液gw/v%J3よび人血漿中に浸漬し、15日後
の重量変化を測定したところ、第2表の結果が行られた
第2表より比較例2のサンプルでは、各薬剤中および人
血漿中への抽出による重量変化がみられるが、前記実施
例のリンプルで゛は0.1%以下の測定誤差範囲内であ
り、注射剤用薬剤J5 、J:び、血液成分への抽出は
認められなかった。
血小板付着性 血液の保存性をみるために、)lA賀によりその保存状
態の大きく異なる血小板についで試験した。
試験ン去は、クエン酸す1〜リウムて゛処4!I!され
lこ人6γ−脈而を遠心分離し、多血小板血漿(P R
P )を得た。j!′7られたP RI)を希釈し、血
小板付着性を作成した。この液を試験シート上に滴下し
、一定哨間放置して血小板をイ」石・拡張ざ−けi;:
:oこれを固定後濃度を変えたエタノール で段階的に
脱水し、乾燥後、走否型電了顕微鏡(S E M )で
観察し−(評価した・評価法はQ、11mm2にイ(1
着した血小板数とその形態変化を観察し、つぎの31に
分類評価した。
l型:付着しIこ血小板の形は球形もしくは偽足の数が
1〜2本のもの。
1【型二数本の偽足が出゛Cいるものや偽足が1〜2本
でも血小板がつぶれているもの。
11[型:血小板が拡張していて平板状になっているも
の。
結束を、第3表に示1− o同表より明らかなように、
比較例2に比べて実施例の→)−ンブルはいずれ一0イ
」名血小板数が少なく、血液保存用容器としくは非常に
優れた容器であることが確認された5゜血小板凝集脳試
験 血小板の保存性の試験として血小板凝集j1シ試験を行
なった。づなわち、ACD−A液6容の入ったプラスチ
ックシリンジで採血され13人静脈血40容から遠心法
(160G、10分間)により多血小板血漿(P P 
P )を得た。
前記PPPを2mff1ずつ実施例および比較例の血液
保存容器に無菌的に分注した。血液の固体差を考慮し、
それぞれ3検体の血液を用いた。室温で2,6および2
0時間バッグ内に保存したPRPの凝集能試験を行なっ
た。
使用装置: A (]flrego+neter 、△
U T ORA M−11(理化電気工業株式合着) 測定温良;37℃ 攪拌速度: 100 ppm 試   薬 :ADP、  最終1111度10−5M
Mn2 : P R1)/試薬ニー10/1バツグ分注
前の最大凝集率をA、t  とし、各時間の最大凝集率
をA 2 、 A 6およびA24どし、A27・′△
1.A6/A工およびA 24 / AI の値の3検
体の平均値M (Δ2/Δ1 )1M(A67・′△丁
 )およびM(△24/AI  )で比較した。結果を
第4表に示す。同表より明らかなJ、うに、比較例2に
比べ、各実施例とも良りfな値を示している。
物性試験 実施例および比較例の各容器のシートを幅6mm、長さ
5Qn+mの短冊状に切断し、引張弾性率を成形後3日
日および3個月後について測一定したところ、第5表の
結果を得た。これらの結果から明らかなように、実施例
1〜2 d3よび比較例2は経時的に安定な物性を示す
が、化較例1は経時的に硬化す−るとともに、成形後は
透明であったシートが可撓性を失なうのに応じて白濁化
してさた。
翫 S7g     5    、− 引張弾fl−率 (kQ/ mm2 )   実施例1 実施例2 比較
例133日目日日   1.5   0,42  0.
453個月目    1,7   0.!1)133I
V 、発明の具体的硬化 以上述べたように、本発明による医療用具【J2、ポリ
ε−カプロラクトンの存在下に水性媒体中で]n化ビニ
ル系単1t)体を重合し−(”q!Ifられる軟質in
化ビニル樹脂で作られた成形物であるh目ら、ポリε−
カプロラクトンの作用により内部可塑化され一〇、従来
1史用され−Cきた低分子量の可塑剤は使用づる必要が
なく、このIcめ可塑剤の溶出がなくなる。
したがって、l1lI液成分、注射11+、l薬剤切へ
抽出移(うする成分の含まれない医療用具が1qられ、
このため特に薬液または血液保存容器どしては特に優れ
た性能を示す。まlこ血小板の保存性が優れているので
、特に血液保存容器とし−(石川である。また、ポリε
−カプロラフ1〜ンと塩化ビニル系重合体とはなんらか
の化学結合を右ヅるかあるいは極めて緊密に分子のA−
グーで相互に絡み合って混合されているので耐熱性に優
れ、高温蒸気滅菌が可能となり、また透明性、柔軟性J
3よび可撓性に使れたものとなる。さらに、ポリε−カ
ブ11ラク1〜ンと塩化ビニル系重合体の割合により柔
軟性の度合いが自由に選択でさるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明にJ、る樹脂組成物を用いた医療用具の
一例を示す正面図である。 3・・・血液バッグ、 13.22・・・了バッグ、6
.16.21・・・デユープ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリε−カプロラクトンの存在下に水性媒体中で
    塩化ビニル系単量体を重合して得られる軟質化ビニル樹
    脂で作られた成形物である医療用具。
  2. (2)塩化ビニル系単量体100重量部に対するポリε
    −カプロラクトンの量が10〜200i1[部である特
    許請求の範囲第1項に記載の医療用具。
  3. (3)ポリε−カプロラクトンの重量平均分子量がa、
    ooo〜500,000である特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項に記載の医療用具。
  4. (4)医療用具が薬液または血液保存容器である特許請
    求の範囲第1項ないし第3項のいずれか一つに記載の医
    療用具。
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