JPS5914684B2 - 粉体燃料燃焼装置 - Google Patents
粉体燃料燃焼装置Info
- Publication number
- JPS5914684B2 JPS5914684B2 JP11435880A JP11435880A JPS5914684B2 JP S5914684 B2 JPS5914684 B2 JP S5914684B2 JP 11435880 A JP11435880 A JP 11435880A JP 11435880 A JP11435880 A JP 11435880A JP S5914684 B2 JPS5914684 B2 JP S5914684B2
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- Japan
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- fuel
- combustion
- primary
- powdered
- powdered fuel
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は粉体燃料燃焼装置に関する。
微粉炭等粉砕した固体燃料を燃料に使用するボイラー、
ガロ熱炉等の燃焼装置においては、通常固体燃料中にか
なりのＮ分が含まれ、燃焼によって発生する窒素酸化物
の濃度は非常に高く、かつ水噴射、排ガス再循環法、燃
料濃淡燃焼法、空気２段燃焼法等でその発生を効果的に
抑制することは困難であり、現在環も有効な燃焼法は３
段燃焼法である。
ガロ熱炉等の燃焼装置においては、通常固体燃料中にか
なりのＮ分が含まれ、燃焼によって発生する窒素酸化物
の濃度は非常に高く、かつ水噴射、排ガス再循環法、燃
料濃淡燃焼法、空気２段燃焼法等でその発生を効果的に
抑制することは困難であり、現在環も有効な燃焼法は３
段燃焼法である。
これは１次燃料と１次空気で低空気比の１次燃焼を行な
わせ、その周辺から２次燃料のみを１次燃焼排ガス中に
残在する酸素を消費するに必要な量より過剰に供給して
２次燃焼域が還元性雰囲気となるようになし、この領域
で１次燃焼域で発生したＮＯｘをＮ２ に還元させた後
、さらにその外周部又は後流から２次空気を供給して３
次燃焼域を形成し、ここでＣＯ２Ｃ０２Ｈ２０等の還元
性物質を完全に無公害のＣＯ２，Ｃ２０にする燃焼方法
である。
わせ、その周辺から２次燃料のみを１次燃焼排ガス中に
残在する酸素を消費するに必要な量より過剰に供給して
２次燃焼域が還元性雰囲気となるようになし、この領域
で１次燃焼域で発生したＮＯｘをＮ２ に還元させた後
、さらにその外周部又は後流から２次空気を供給して３
次燃焼域を形成し、ここでＣＯ２Ｃ０２Ｈ２０等の還元
性物質を完全に無公害のＣＯ２，Ｃ２０にする燃焼方法
である。
この際、燃料が粉体、特にその粒径が粗い場合は、供給
された２次燃料の分解ガス化が急速に行なわれず、かつ
その濃度も均一にならないため、ＮＯｘの還元が効果的
に行なわれない。
された２次燃料の分解ガス化が急速に行なわれず、かつ
その濃度も均一にならないため、ＮＯｘの還元が効果的
に行なわれない。
まだ未燃カーボンも残り易く、燃焼効率の低下が起るな
どの問題があった。
どの問題があった。
本発明はこれらの欠点を解消したもので、固体燃料にお
いても液体燃料と同様に燃焼効率を低下させることなく
大巾なＮＯｘ抑制を可能にした粉体燃料燃焼装置を提供
するものである。
いても液体燃料と同様に燃焼効率を低下させることなく
大巾なＮＯｘ抑制を可能にした粉体燃料燃焼装置を提供
するものである。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図において、１は燃焼炉、２は炉壁に設けられた１
次燃料ノズル、３は該１次燃料ノズル２の周囲から１次
空気ａを供給する１次空気口、４は１次燃焼域に後流か
ら２次燃料ｄを供給して２次燃焼域を形成する２次燃料
ノズル、５は２次燃焼域に後流から２次空気すを供給し
て３次燃焼域を形成する２次空気口である。
次燃料ノズル、３は該１次燃料ノズル２の周囲から１次
空気ａを供給する１次空気口、４は１次燃焼域に後流か
ら２次燃料ｄを供給して２次燃焼域を形成する２次燃料
ノズル、５は２次燃焼域に後流から２次空気すを供給し
て３次燃焼域を形成する２次空気口である。
６は粗粒ホッパーで、固体燃料の粗粒がブロワ−７を通
して１次燃料Ｃとして１次燃料ノズル２に供給される。
して１次燃料Ｃとして１次燃料ノズル２に供給される。
８は細粒ホッパーで、固体燃料の細粒がブロワ−９を通
して２次燃料ｄとして２次燃料ノズル４に供給される。
して２次燃料ｄとして２次燃料ノズル４に供給される。
次にその動作について説明する。
固体燃料としては例えば平均粒径８０μｍのものを用い
、これを例えば分級点６０μｍで分割し、分級点以下の
ものを細粒固体燃料として細粒ホッパー８に貯留し、分
級点を越えるものを粗粒固体燃料として粗粒ホッパー６
に貯留し、それぞれの供給量が５０％となるようにブロ
ワ−９および７を介して２次燃料ノズル４および１次燃
料ノズル２に送り、燃焼条件として燃焼量を３００ｋｇ
／ｈ、に維持した。
、これを例えば分級点６０μｍで分割し、分級点以下の
ものを細粒固体燃料として細粒ホッパー８に貯留し、分
級点を越えるものを粗粒固体燃料として粗粒ホッパー６
に貯留し、それぞれの供給量が５０％となるようにブロ
ワ−９および７を介して２次燃料ノズル４および１次燃
料ノズル２に送り、燃焼条件として燃焼量を３００ｋｇ
／ｈ、に維持した。
また１次空気としては、全燃料を燃焼するに必要な空気
量の０．３倍を供給した。
量の０．３倍を供給した。
燃焼はまず粗粒の１次燃料と１次空気で低空気比の１次
燃焼を行なわせ、その後流から細粒の２次燃料を１次燃
焼排ガス中に残存する酸素を消費するに必要な量より過
剰な状態になるように供給して２次燃焼域を還元性雰囲
気となし、１次燃焼域で発生したＮＯｘをこの２次燃焼
域でＮ２に還元させた後、さらにその後流から２次空気
を供給して３次燃焼域を形成し、ここで還元性物質を完
全に無公害の物質に燃焼させた。
燃焼を行なわせ、その後流から細粒の２次燃料を１次燃
焼排ガス中に残存する酸素を消費するに必要な量より過
剰な状態になるように供給して２次燃焼域を還元性雰囲
気となし、１次燃焼域で発生したＮＯｘをこの２次燃焼
域でＮ２に還元させた後、さらにその後流から２次空気
を供給して３次燃焼域を形成し、ここで還元性物質を完
全に無公害の物質に燃焼させた。
この場合、２次燃料は細粒であるだめ、２次燃料の分解
ガス化が急速に行なわれ、その濃度も均一になり、ＮＯ
ｘの還元が効果的に行なわれた。
ガス化が急速に行なわれ、その濃度も均一になり、ＮＯ
ｘの還元が効果的に行なわれた。
すなわち第１表に示すように、固体燃料が分級されなか
った場合、ＮＯｘは１８０ｐｐｍであったのに対し、上
記のように分級した場合は１５０ｐｐｍに低下し、窒素
酸化物の濃度は小さくなった。
った場合、ＮＯｘは１８０ｐｐｍであったのに対し、上
記のように分級した場合は１５０ｐｐｍに低下し、窒素
酸化物の濃度は小さくなった。
第２図は別の実施例を示す。
１０は燃料ホッパーで、例えば平均粒径８０μｍの全固
体燃料が貯留され、ブロワ−１１を介して分級機１２に
送られ、ここで例えば分級点６０μｍを境にして分割さ
れ、細粒は２次燃料として２次燃料ノズル４へ、組粒は
１次燃料として１次燃料ノズル２へ供給される。
体燃料が貯留され、ブロワ−１１を介して分級機１２に
送られ、ここで例えば分級点６０μｍを境にして分割さ
れ、細粒は２次燃料として２次燃料ノズル４へ、組粒は
１次燃料として１次燃料ノズル２へ供給される。
以上本発明によれば、供給される２次燃料の分解ガス化
が急速に行なわれ、かつその濃度も均一になり、ＮＯｘ
の還元が効果的に行なわれて窒素酸化物の濃度を低減さ
せることができるとともに、燃焼効率も向上できる利点
を有し、工業的価値は極めて高い。
が急速に行なわれ、かつその濃度も均一になり、ＮＯｘ
の還元が効果的に行なわれて窒素酸化物の濃度を低減さ
せることができるとともに、燃焼効率も向上できる利点
を有し、工業的価値は極めて高い。
第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第２図は
別の実施例を示す要部構成図である。 ２・・・１次燃料ノズル、３・・・１次空気口、４・・
・２次燃料ノズル、５・・・２次空気口、６・・・粗粒
ホッパー、８・・・細粒ホッパー、１２・・・分級機。
別の実施例を示す要部構成図である。 ２・・・１次燃料ノズル、３・・・１次空気口、４・・
・２次燃料ノズル、５・・・２次空気口、６・・・粗粒
ホッパー、８・・・細粒ホッパー、１２・・・分級機。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 粉体燃料を１次および２次燃料に分割供給し、燃焼
用空気を１次および２次空気に分割供給して３段燃焼を
行なう粉体燃料燃焼装置において粉体燃料を分級し、微
細粒径のものを２次燃料に、粗粒径のものを１次燃料に
使用するようにしたことを特徴とする粉体燃料燃焼装置
。 ２ 粉体燃料供給配管途中に設けた分級機により粉体燃
料を分割供給することを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の粉体燃料燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11435880A JPS5914684B2 (ja) | 1980-08-19 | 1980-08-19 | 粉体燃料燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11435880A JPS5914684B2 (ja) | 1980-08-19 | 1980-08-19 | 粉体燃料燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5737606A JPS5737606A (en) | 1982-03-02 |
| JPS5914684B2 true JPS5914684B2 (ja) | 1984-04-05 |
Family
ID=14635719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11435880A Expired JPS5914684B2 (ja) | 1980-08-19 | 1980-08-19 | 粉体燃料燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5914684B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5837408A (ja) * | 1981-08-28 | 1983-03-04 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 微粉炭燃焼方法 |
| JPS5949409A (ja) * | 1982-09-11 | 1984-03-22 | Babcock Hitachi Kk | ボイラ装置 |
| JPS5974409A (ja) * | 1982-10-22 | 1984-04-26 | Babcock Hitachi Kk | 微粉炭燃焼方法 |
| JPS602119U (ja) * | 1983-06-15 | 1985-01-09 | バブコツク日立株式会社 | 粉砕石炭の混炭・混焼併用燃焼装置 |
| JPS60174409A (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-07 | Hitachi Zosen Corp | 微粉炭の低ΝＯｘ燃焼法 |
| JPS60185004A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-20 | Hitachi Zosen Corp | 三段燃焼装置 |
| JPS60233403A (ja) * | 1984-05-07 | 1985-11-20 | Hitachi Zosen Corp | 三段燃焼装置 |
| JPS60245907A (ja) * | 1984-05-21 | 1985-12-05 | Hitachi Zosen Corp | 三段燃焼装置 |
| AU2002237179B2 (en) | 2001-02-27 | 2007-01-18 | Yantai Longyuan Power Technology Co., Ltd. | Assembled cathode and plasma igniter with such cathode |
-
1980
- 1980-08-19 JP JP11435880A patent/JPS5914684B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5737606A (en) | 1982-03-02 |
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