JPS5855165B2 - ポリウレタン・エラストマ−を製造する方法 - Google Patents

ポリウレタン・エラストマ−を製造する方法

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JPS5855165B2
JPS5855165B2 JP56013860A JP1386081A JPS5855165B2 JP S5855165 B2 JPS5855165 B2 JP S5855165B2 JP 56013860 A JP56013860 A JP 56013860A JP 1386081 A JP1386081 A JP 1386081A JP S5855165 B2 JPS5855165 B2 JP S5855165B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、反応注入成形法でポリウレタンを製造する方
法に関する。
反応注入成形法(Reacti−on Injecti
on Molding)は、大量の迅速硬化ウレタンを
迅速に混合し成形する技術である。
RIMポリウレタンは、種々の自動車の外部のボテ゛イ
への応用に使用されており、ポリウレタンの軽量はエネ
ルギー節約に寄与するのである。
RIM生成物は、−Mに、活性の水素含有物質とポリイ
ソシアネートとを迅速に昼合し、この混合物を反応が進
行する型に入れるのである。
これらの活性水素含有物質は、高分子量多価ポリエーテ
ルと低分子量の活性水素含有化合物とよりなる。
反応後に型より外してから、生成物を、さらに、熟成ス
テップで熟成させる。
熟成は、室温から121℃(250°F)、又は、それ
以上の温度に生成物をさらす。
驚くべきことには、RIM形成において、特殊な触媒の
組み合わせを用いると、著しい利点を得ることが分かっ
たのである。
本発明は、芳香族ポリイソシアネート、当量約500以
上のポリオール、官能価少くとも2以上の化合物を含む
低分子量活性水素よりなる鎖延長剤、及び、触媒系をD
IM機を通し所望の寸法の型空間に注入し、顕著に改良
された特性のポリウレタン・エラストマーを製造する方
法において、触媒系として、弱い第3アミン、早くゲル
化させる有機スズ触媒、及び、反応が遅い有機スズ触媒
の組み合わせを用いる、ことを特徴とする、ポリウレタ
ン・エラストマーを製造する方法、である。
本発明のRIMエラストマーの製造原料として有用なポ
リオールは、当量少くとも500をもつ、ポリエーテル
・ポリオール、ポリエステル・ジオール、トリオール、
テトロールなどであり、好ましくは、当量1000〜3
000のポリオールである。
分子量4000以上の3価開始剤をベースとしたポリエ
ーテル・ポリオールが、特に、好ましい。
ポリエーテルは、エチレン・オキシド、プロピレン・オ
キシド、ブチレン・オキシド、又は、プロピレン・オキ
シド、ブチレン・オキシド及び/又はエチレン・オキシ
ドの混合物のような低級アルキレン・オキシドから製造
される。
成形するRIMポリウレタン・エラストマーに通常必要
な迅速な反応速度を得るためには、ポリウレタン混合物
の反応速度を増加させるために、ポリオールが充分なエ
チレン・オキシドでキャップ(Cap)されることが好
ましい。
普通、少くとも50%の第1ヒドロキシルが好ましいが
、反応速度が、工業的応用に用いるのに充分に迅速であ
れば、第1ヒドロキシルが50%より少くてもよい。
本発明に有用な他の高分子量ポリオールは、ポリエステ
ル、又は、ヒドロキシル末端ポリブタジェンのようなヒ
ドロキシ末端ゴムである。
ポリオールのヒドロキシ末端クワツジープレポリマー(
quasi−prepolymer)及びイソシアネー
トも又、本発明に有用である。
本発明に有用な鎖−延長剤は、好ましぐば、2官能価で
あることが好ましい。
2官能価、及び3官能価の鎖−延長剤の混合物も、又、
本発明に有用である。
本発明に有用な鎖−延長剤は、ジオール、アミノアルコ
ール、ジアミン、又は、それらの混合物である。
■、4−ブタジェンのような低分子量直鎖ジオール、及
び、エチレン・グリコールが、本発明に適していること
が分かった。
エチレ/・グリコールは、特に、好ましい。
他に、1゜4−シクロヘキサン・ジオール、及び、ビス
ヒドロキシエチルハイドロキノンのような環を含むジオ
ール、ジオールを含むアミド、又はエステル、又は、ア
ミン・アルコール、芳香族、ジアミン、及び脂肪族アミ
ンを含む他の鎖−延長剤も、又、本発明の実施に鎖延長
剤として好ましい。
広範囲の種々の芳香族ポリイソシアネートを、本発明で
使用することができる。
代表的な芳香族ポリイソシアネートは、p−フェニレン
・ジイソシアネート、ポリメチレン・ポリフェニルイソ
シアネーh、2.6−1−ルエン・ジイソシアネート、
ジアニシジン・ジイソシアネート、ビトリレ/・ジイソ
シアネート、ナフタレン−1,4−ジイソシアネート、
4,4ジフエニルメタン・ジイソシアネート、ビス(3
−メチル−3−イソシアナトフェニル)メタン ビス(
3−メチル−4−イソシアナトフェニル)メタン、及び
、4,4′−ジフェニル プロパン・ジイソシアネート
である。
本発明の実施に有用な他の芳香族ポリイソシアネートは
、官能価が2〜4のメチレン架橋・ポリフェニル・ポリ
イソシアネート混合物である。
これらの後者のイソシアネート化合物は、一般に、対応
するメチレン架橋ポリフェニル・ポリアミンをホスゲン
化す−ることによって製造される。
メチレン架橋ポリフェニル・ポリアミンは、ホルムアル
デヒドとアニリンのような第1芳香族アミンとを、塩酸
、及び、又は、他の酸性触媒の有在下で、反応させて製
造される。
ポリアルミン、及び、それから対応するメチレン−架橋
ポリフェニル・ポリイソシアネートを製造する方法は、
文献に、又は、アメリカ特許第2683730号、同2
950263号、同3012008号、同334416
2号、及び、同3362979号に記載されている。
普通、メチレン架橋ポリフェニル・ポリイソシアネート
混合物は、メチレン・ジフェニルジイソシアネート異性
体の20〜100wt−係と、残部高官能性と高分子量
をもつポリメチレン・ポリフェニル・ジイソシアネート
を含んでいる。
これらの中の代表的な化合物は、メチレン、ジフェニル
ジイソシアネート異性体20〜100wt−%(この2
0〜95wt%ば4,4−異性体である)と、残り高分
子量をもち2.1〜3.5の平均官能価をもつポリメチ
レン・ポリフェニル・ポリイソシアネートヲ含む、ポリ
フェニル・ポリイソシアネート混合物である。
これらのインシアネート混合物は、既知であり、市場で
入手可能であり、フロイド・イー・ベントレイ(Flo
yd E−Bentley)が発明者であり、1968
年1月9日領布されたアメリカ特許第3362979号
に記載されている。
非常に好ましい芳香族ポリイソシアネートは、4.4′
−ジフェニルメタン・ジイソシアネート(略称MDI)
である。
純粋なMDI、又は、MDIのクワツジープレポリマー
、即ち純粋MDIを変形したMDIなどである。
このタイプの物質は、適当なRIMエラストマーの製造
に使用される。
純粋なMDIが固体であるので、使用に便利なためにM
DIをベースとする液体生成物が、ときどき、使用され
るが、この液体生成物もここでいうMDI、又は、4,
4′ジフエニルメタ・ンイソネートという言葉の中に含
まれる。
アメリカ特許第3344164号には、液体MDI生成
物の例と記載している。
尚、ウレトニミン(ure ton imi ne )
変性純粋MDIもこの範囲内に入る。
この生成物は、純粋な蒸留したMDIを触媒の存在下で
加熱して製造される。
この液体生成物ば、純粋MDIと変性MDIとの混合物
である。
このタイプの市販品の例は、アブジョン社(Upjoh
n)の商標名イソネー1125M、及び、イソネート1
43Lである。
使用するイソシアネートの量は、配合するすべての成分
をベースとして、その化学量論的量又は、それ以上の量
である。
驚くべきことには、上に挙げた原料から選ばれた成分の
混合物の組み合わせを使って反応注入成形されたポリウ
レタンの製造方法が、特殊な触媒の組み合わせ、即ち、
触媒系を使用すると改良されることが分かった。
この触媒系は、一般に、弱い第3アミン触媒、即ち、ポ
リウレタン反応を促進するのに緩慢な第3アミン、早く
ゲル化させる(fast gelatjon)4機ス
ズ触媒、及び、反応が遅い(delayed act
ion)有機スズ触媒よりなる触媒系である。
反応が遅い触媒は、反応剤が混合されてから後、1時期
経過してから触媒活性を発揮する。
触媒のこの特殊な組み合わせは、型中において顕著に流
れる特性、収縮による表面欠陥の最少なこと、及び、顕
著な生強度をもつ生成物を得る、種々の改良をもたらす
このことは、先行技術の触媒系においては、特に、高い
曲げ弾性率のエラストマー(5623kg/cut (
80,000psi及びそれ以上)〕をもつ生成物では
、今までに、達成することが困難であった。
種々のアミン及びスズ触媒は、ここで探した特殊な要因
を遂行するために、組み合わせて使用されるけれども、
ジモルホリノジエチルエーテルの組み合わせが弱い第3
アミン触媒として使用されることが、特に、好ましい。
早くゲル化させるスズ触媒は、ジブチルチン・ジラウレ
ートであることが好ましい。
反応の遅いスズ触媒は、アルキルチン・メルカプチドで
あることが好ましい。
このアルキルチン・メルカプチドは、好ましくは、フオ
ルメズUL−29(商品名)で市販品として入手しうる
この組み合わせに使われる各個々の触媒は、ウレ、タン
技術に使用する触媒として、既知の触媒であるけれども
、ここで用いた特殊な組み合わせは工程の利点、良い生
強度及び表面欠陥の非発生を提供するのであり、この特
性は、RIM部品が商業的成功をおさめるには絶対に必
要なのである。
RIMの形成には、架橋剤、触媒、発泡剤などのような
多くの他の認められた成分を含む。
発泡剤は、トリクロロモノフルオロメタンなどのような
ハロゲン化低沸点炭化水素及び、メチレン・クロライド
、炭酸ガス、窒素などを含む。
他の従来の形成成分には、シリコーン油、又は、エマル
ジョン剤として知られているような発泡安定剤が使用さ
れる。
フオーム安定剤は、有機シラン又は、シロキサンでよい
例えは、次の式をもつ化合物を使ってよい。
R8i CC)−(R2S io )n (オキシアル
キレン)mR〕3ここで、Rは炭素原子1〜4を含むア
ルキル基でnは4〜8の数字で、mは20〜40の数字
で、オキシアルキレン基は、プロピレン・オキシド、及
び、エチレン・オキシドから誘導された基である。
このことは、アメリカ特許第3194773号に記載さ
れている。
本発明の実施に必須の化合物ではないけれども、ポリウ
レタンエラストマーの飯又は、特性を良くする一般に既
知の添加剤は、所望の場合は使用してよい。
例えは、細かく刻むか、又は、粉砕したガラス繊維、又
は、細かく刻むか又は粉砕した炭素繊維、及び、又は、
他の鉱物繊維か使用される。
本発明の好ましい態様においては、分子量5000以上
の高分子量ポリエーテル・ポリウレタン・ポリオールを
4,47−ジフェニルメタン・ジイソシアネート(MD
I)の化学量論的過剰と組み合わせて、ジモルホリンジ
エチルエーテル、ジブチルチン・ジラウレート、及び、
アルキル・メルカプクンの触媒組み合わせの存在下にお
いて、標準RIM機中で既知技術を使用して、反応させ
る。
本発明の、特に、好ましい態様においては、丁度前述の
ように成形したRIM部分を、約163°C(325°
P)の温度で約1時間牛後熟成させる。
本発明の理解を容易にするために、次に、実施例につい
て説明する。
ます、使用する機械、薬剤について説明する。
ポリオール:エチレン、プロピレン、メチレンなどのオ
キシドのようなエーテル・グループよりなる2以上の官
能価の高分子量アルコール末端分子。
MDI:4,4’ジフエニル・メタン・ジイソシアネー
ト。
イソネー1− 143L:MDIが結晶する温度で液体
であるように変性された純粋なMDIイソシアネートで
、アブジョン社の商標名である。
PAPI 901:30%高い官能性のインシアネー
ト、及び、他の不純物を含む粗製MD・1、アブジョン
社の商標名。
クワツジープレポリマ−L−55−0:イソネート 1
43Lとタノール 5F−5505の同量を反応させて
製造したクワッジープレポリマー。
テキサコ・ケミカル・カンパニーの商標名。
タノール 5F−5505(THANOL 5F−5
505):約80%の第1ヒドロキシ・グループを含む
分子量5500のポリエーテル・トリオール。
テキサコ・ケミカル・カンパニーの商標名。
L5430 シリコーン油:反応性 ヒドロキシ・グ
ループを含むシリコーン・グリコール・コポリマー表面
活性剤。
ユニオン・カーバイド・コーポレーションの商標名。
タンカット (THANCAT)DMDEE ニジモ
ルホリノジエチルエーテル。
テキサコ・ケミカル・カンパニーの商標名。
フォムL、スUL−29(FOMREZ TJL−29
): チオール酸の第二スズジエステル(アルキル・チ
ン・メルカプチド)。
抽出成分は不明。ライトコ・ケミカル社(Witco
Chemical Co、)の商標名。
アドミラル・フオーム・マシン(Admi ra 1f
oam machi−ne)ニー(40ボツド/朋)の
低圧機。
シンシチナRIM7シン: C1ncinnat i
Mi I−acron L RM −2混合RIM機。
実施例 1 タノール 5F−550512,0部、エチレン・グリ
コール644部、L−5430シリコーン油0.2部、
タンカットDMDEIE: 0.25重量部、ジブチル
・チン・ジラウレー1−0.015部、及び、フオムレ
ズ UL−290,025部を予め昼合し、アドミラル
・フオーム・マシンのB −4分作業タンクに装入した
イソネート 143L30.06部、及び、L−55−
0クワッジーブレポリマ−5,24部を予め混合し、A
−成分作業タンクに装入した。
A−成分の温度を267℃(800F)に、B−成分の
温度を48.9℃(120’F )に調整した。
マシンを、B −4部分(71) 4750g/m、、
A−成分の8870 g/m(イソシアネート対ヒドロ
キシル比 1.05)が入るように調整した。
次に、内容物を4500rl1mのらせん型ミキサーで
混合し、38に7/IX38cTLX3.8oq(15
インチ×15インチX0.15インチ)の鋼製型に型に
つけた入口を通して注入した。
3.2秒のショットで全体密度4.4kg/cm(62
pcf )の平たい板(plaque )を得た。
外す時間は注入から45秒であった。
163℃(325°F)で30分後熟威してから、試料
をASTMK験条件に1週間放置した。
板は、曲げ弾性率11950 kg/ciA(1700
00psi )であった。
型から外してから直ちに、板は、殆んどヒビ割れ、又は
曲げを示さず、すばらしい生強度を示した。
この部分は、すばらしい外観を呈し、収縮によって起き
る表面欠陥の兆候を示さなかった。
実施例 2 クノール 5F−550516部、エチレン・グリコー
ル 644部、L−5430シリコーン油02音閃 ク
ンカットDMDBiD 0.25重量部、ジブチルチン
・ジラウレー1−0.015重量部、及び、フオムレズ
UL−290,025重量部をシンシナチ・RIM・
マシンのB−成分作業タンクlこ装入した。
イソネート 143L 29.0重量部、及び、L−
55−0クオシープレポリマー 56重量部を予め昼合
しA−成分作業タンクに装入した。
八−成分温度を267℃(80°F)に、B−成分温度
を37.8℃(100’F)に調整した。
次に、注入速度1.36 kg/sec (3ポンド/
秒)に、イソシアネート指数を102に、マシンを調整
した。
次に、この混合物を圧カフ0.3kg/cm(1000
psi)で、空間(cavity )寸法3.2mmX
61cmX122oq(0,125インチ×24インチ
×48インチ)の鋼製型に注入した。
型温度を65.68C(150°F)とした。
注入してより30秒で型から外した。
生成物は、比重的1.1て、163℃(325°F)で
30分後熟成させた後平衡後の物質は6330 kg/
crrf (90000psi )であった。
型から外した直後、板は曲げによってヒビ割れの兆候を
示さず、すばらしい生強度を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 芳香族ポリイソシアネート、当量約500以上のポ
    リオール、官能価少くとも2以上の化合物を含む低分子
    量活性水素よりなる鎖延長剤、及び触媒系をRIM機を
    通し所望の寸法の型空間に注入し顕著に改良された特性
    のポリウレタン・エラストマーを製造する方法において
    、 触媒系として、ジモルホリノジエチルエーテル、ジブチ
    ルチン・ジラウレート、及びアルキルチン・メルカプチ
    ドの組み合わせを用いることを特徴とするポリウレタン
    ・エラストマーを製造する方法。 2 ポリオールが3価開始剤をベースとする分子量約5
    000のポリエーテル・ポリオールよりなる特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 3 ポリイソシアネートが4,4′−ジフェニルメタン
    ・ジイソシアネートよりなる特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 4 エラストマーを温度約163°C(325°F)で
    後熟成させる特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP56013860A 1980-04-01 1981-02-03 ポリウレタン・エラストマ−を製造する方法 Expired JPS5855165B2 (ja)

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JPS56139939A JPS56139939A (en) 1981-10-31
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JP (1) JPS5855165B2 (ja)
DE (1) DE3112493A1 (ja)
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GB (1) GB2073220B (ja)
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