JPH11505687A - 動作補償フィルタリング - Google Patents

動作補償フィルタリング

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JPH11505687A
JPH11505687A JP8533119A JP53311996A JPH11505687A JP H11505687 A JPH11505687 A JP H11505687A JP 8533119 A JP8533119 A JP 8533119A JP 53311996 A JP53311996 A JP 53311996A JP H11505687 A JPH11505687 A JP H11505687A
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ボアラー・ティモシー・ジョーン
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インノビジョン リミティッド
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Abstract

(57)【要約】 インターレースビデオ信号の動作補償フィルタリングのビデオ処理方法およびシステムであって、このシステムは、各出力サンプリング部位に対応する動作ベクトルを生成する動作推定装置と、対応する動作ベクトルによって変化する出力サンプリング部位それぞれの入力座標のセットを発生するベクトルプロセサーと、入力ピクセル値を保持して可変ディレイを提供するメモリー内のデータ保持手段と、複数の乗算器と対応する係数保持手段と、各乗算器から得た部分的結果を足し算する足し算器、とを含み、これらの乗算器は、入力座標の部位によってデータ保持手段から選択された入力ピクセル値を、入力座標の別の部位によって係数保持手段から選択された係数で乗算し、フィルターアパチャーは、動作推定装置で供給された動作ベクトルの垂直速度要素によって選択される。

Description

【発明の詳細な説明】 動作補償フィルタリング 本発明は、インターレース信号の動作補償フィルタリングまたは補間の改良に 関するものであり、テレビ画像などの特殊なビデオシーケンスにおいて、インタ ーレースビデオシーケンスが動作ベクトルを使用して生成される全ての領域にお いて適用され、次の用法を含む(ただしそれらに限定されるものではない): 1.ビデオ圧縮 2.ビデオからフィルムへの変換 3.動作補色復調 4.ビデオ動作推定 5.テレビ標準方式変換 6.スロー動作ディスプレイ 本願において、ビデオシーケンスとは、インターレース形式にサンプル化され た画像シーケンスである。画像は何らかの典型特性の多次元表示表現である場合 もあるが、明度は限定されない。このように、動画像はシーン特性の時間的かつ 空間的な表示であり、画像シーケンスは、ある瞬間にサンプル化された動画像で ある。動画像のポイントがサンプル化される瞬間は、そのポイントの空間的位置 によって変わってもよい。ピクチャーセルは、画像が表現しているシーンの特性 に値する、またはある種の画像座標に値する画像のサンプルである。画像内のポ イントの位置を詳しく表す画像座標は、サンプル画像がサンプルにされたポイン トに対応している必要はない。従って、画像座標は、出力入力とも、量子化する 必要はない。サンプル部位は、サンプル画像におけるピクチャーセルの画像座標 である。 従来の動作補償フィルタリングまたは補間は、付録1にリストされた参考2, 3,4,5,10,12,13,14,16,17,18,20の中で詳しく説 明されている。このプロセスは以後、MFCもしくは従来のMFCと呼び、フィ ルタリングと同様に補間のプロセスも含むものとする。 従来の動作補償フィルタリングまたは補間の、ハードウェア構成は、参考3, 4,18,20で説明されている。単純な構成としては、参考3と図1で説 明されている、フィルタリングまたは補間のセルまたはタップのカスケード接続 または構造がある。 図1には、出力画像の各出力サンプリング部位の動作ベクトルをフィルタリン グまたは補間操作で使用される入力画像の入力座標に変換する、ベクトルプロセ ッサー1を持つ、従来のMCFフィルターセルが示されている。 ベクトルプロセッサーは、参考の中で説明されているようなカウンターによっ て発生された出力サンプリング部位と、参考で説明されているような動作推定器 ハードウエアからの関連の動作ベクトルと、を受け、後続のフィールドにおいて 出力サンプリング部位に対応する正確な入力座標を見つけるための調査を行う。 動作推定器は、動画像に応じた動作ベクトルを推定するための装置である。推 定された動作ベクトルは、画像処理システムのために、入力または出力のサンプ リングラティスでサンプル化される。MCFにおいては、入力・出力のラティス は通常同一である。動作補償補間においては、推定された動作ベクトルは、出力 サンプリングラティスでサンプル化されるものである。 入力座標は、出力サンプリング部位、動作ベクトル、フィルターアパチャー内 のフィルタータップの位置、によって変化するものである。可変ディレイ2は、 その時々の入力座標の整数部によって決定される出力サンプリング部位のために 、乗算器3に正確な入力ピクセル量を供給、つまり入力画像から画像処理システ ムに供給する。乗算器3は、ROMに記憶された索引テーブル4に保持されてい る、予め計算された係数によってピクセルの量を乗算する。この係数は、要求さ れたフィルター特性とサブピクセル、もしくは図1に見られるようなベクトルプ ロセッサによって供給される入力座標の分数部によって決定される。 フィルターアパチャーとは、フィルターのインパルス応答のことである。この アパチャーはフィルタータップの数や時空(spatio-temporal)を表すフィルター の指示部位とは異なる。テレビ標準方式変換のために使用されるような、典型的 な動作補償トランスバーサルフィルタまたは補間器は、4つのフィールドをスパ ニングするアパチャーを有することがあり、それぞれのフィールドに は4つのフィールドラインと、またそれぞれのフィールドラインには2つのピク セルがある。フィールドライン間隔は、垂直にサンプルされた画像の垂直に連続 したライン間の距離であるピクチャーラインの2倍である。垂直に連続したピク チャーラインは、同じ瞬間にサンプル化される必要はない。インターレースビデ オシーケンスでは、垂直に連続したピクチャーラインは、時間的に隣合うフィー ルドの上にある。従って、そのようなフィルターは、互いがカスケード接続され た32個の補間またはフィルターセルを必要とする。考えられる構成のひとつで は、可変ディレイ2は2重ポートRAM(ランダムアクセスメモリ)を利用して 構成される。2重ポートRAMが4つの完全なフィールドを保持できるようにす ることによって、フィルターアパチャーのどのポイントも可変ディレイ2から接 続できる。ディレイは、参考3のページ179に説明されているようなオフセッ ト読み書きアドレスを提供することによって構成される。与えられた出力ピクセ ルのために構成された独自のディレイは、そのピクセルに対応する入力座標の整 数部によって変化する。使用された乗算器の係数は、索引テーブルとしてROM (リードオンリーメモリー)に保持される。使用されるある種の係数は、対応す る入力座標の分数部によって、完全なフィルターアパチャーから選択される。こ の例では、各係数索引テーブルは完全なフィルターまたは補間アパチャーの32 分の1の部分を含んでいる。別の構成では、係数索引テーブルは係数の完全なア パチャーセットを含んでいてもよい(参考3)。係数索引テーブルは、参考4に 見られるように、検索テーブルで乗算器と組み合わせて、ROMにおいて構成で きるようにすると、便利である。 フィルターまたは補間係数索引テーブル4のサイズは、従来の動作補償フィル ターにおいては、フィルターアパチャーや、フィルターに供給される動作ベクト ルの精度によって判断される。フィールド毎に、ピクチャーライン間隔または垂 直ピクセル間隔の16分の1のベクトル精度である場合の基準変換補間を例に考 える。係数索引テーブルのサイズは以下説明するように計算される。空間位相の 数は、動作ベクトルの空間的精度に対応している。時間的位相の数は、補間の時 間的精度を判定する(参考3,6,7)。典型的には、商業基準方式変換器用に は16個の時間的位相がある。 水平の2つのタップ、16個の位相 =5ビット 垂直の4つのフィールドラインと16個の位相、8個のピクチャーラインと16 個の位相 =7ビット 時間の4つのフィールドと16個の位相 =6ビット 合計18ビット この例では、係数索引テーブルサイズの合計は18ビットのアドレス空間を持 っている。索引テーブルは、32個の別個の小さい索引テーブルに区切られてい る。一つは各補間セル用のものなので、各索引テーブルのサイズは13ビットの みである。他の構成では、係数索引テーブルは完全なアパチャーを含んでいなけ ればならないかもしれない。動作推定フィルタと補間器との違いは、補間器が複 数の時間的位相を持っているのに対し、フィルタは時間的位相をだだ一つだけ持 っていることである。フィルターが、入力フィールドと時間的に同部位に存在す る出力を生成するのが典型的である。複数位相または多重位相フィルタは参考8 に詳細されている。 視覚的に非常に邪魔になるのでビデオ作成においてエイリアシングを回避する ことが強く望まれている。従来の、時空、MCFにおいては、単一の補間アパチ ャー、フィルター係数のセットが使用される。このプロセスでは、ビデオ信号の インターレース的性質による、好ましくない偽信号を取り除くことはできない。 従来のMCFの出力に存在する、これらの好ましくない偽信号は、MCFを使用 したビデオ再生システムの機能を著しく低下させている。これらの好ましくない 偽信号が起きる原因は、全ての動作のスピードに対して、ただ一つの補間アパチ ャーを使用している点にある。さらに、フィルターアパチャーが、時空の、信号 スペクトルイグノアリング位相の倍率だけを考慮して設計されている点にある。 そこで、本発明は、複数のフィルターセルを含む、ビデオ連続生成のためのフ ィルターまたは補間装置、を提供する。その特徴とするところは、フィルターセ ルが互いの間で、各サンプリング部位に関連する動作ベクトルの垂直速度合成に よって変化するフィルターアパチャーを構成して、異なる垂直速度には異なるフ ィルターアパチャーが使用されるようにすること、である。 本発明はまた、インターレーステレビ信号の動作補償フィルタリングのシステ ムを提供し、このシステムは、 各サンプリング部位に対応する動作ベクトルを生成する動作推定装置と、 対応する動作ベクトルによって変化する出力サンプリング部位それぞれの入力座 標のセットを発生するベクトルプロセッサーと、 入力ピクセル値を保持して可変ディレイを提供するメモリー内のデータ保持手段 と、 複数の乗算器と対応する係数保持手段と、を有し、 これらの乗算器は、入力座標の部位によってデータ保持手段から選択された入力 ピクセル値を、入力座標の別の部位によって係数保持手段から選択された係数で 乗算し、 フィルターアパチャー(フィルター係数のセット)は、動作推定装置で供給され た動作ベクトルの垂直速度要素によって選択され、 各乗算器から得た部分的結果を足し算する足し算器も有する。 フィルターまたは補間器がメモリー内に保持されている係数索引テーブルを含 み、異なる係数のセットの総数は2P+1で、ここでpはビットの垂直ベクトル精 度を示す。この垂直ベクトルは入力ピクチャーラインまたはフィールドピリオド の単位で計測される。 本発明は、インターレースビデオ信号生成の方法にも含まれる。この方法は、 入力フィールドの空間スペクトラの信号と偽信号の合成の位相に従って、フィル ターまたは補間器アパチャーを付加する。この方法は、各出力サンプリング部位 に関連した垂直速度によるフィルターアパチャーを使用している。異なる速度に は異なるフィルターアパチャーが使用され、フィルターアパチャーは隣合う出力 サンプリング部位間で変化させることができる。 この方法では、動作ベクトルを各出力サンプリング部位に割当て、各出力サン プリング部位向けに入力座標セットを生成し、各動作ベクトルの垂直部に従って 複数の計算済フィルターアパチャーから1つのフィルターアパチャーとフィルタ ー係数を選択し、各入力座標の分数部によってフィルターアパチャーから係数を 選択し、各入力座標の整数部によって入力ピクセル値を選択し、入力 座標は各フィールドピリオト毎に入力ピクチャー内で計測され、各入力ピクセル 値を対応する係数で乗算して各出力サンプリング部位に対し部分結果を生成し、 それら部分結果を足し算する、という工程が含まれることもある。 フィルターアパチャーの必要数は、動作ベクトルの垂直合成の精度によって変 わる。 フィルタリングの改良としては、望ましい信号合成だけを残して望ましくない 偽信号合成をキャンセルするために、入力フィールドの空間スペクトラの信号と 偽信号の合成の位相と倍率に基づいて、フィルターの周波数応答を設計すること で実現できる。 本願は、上記したようにまた次に詳細したようにフィルターアパチャーを指定 し、フィルターまたは補間アパチャーを動作ベクトルに付加することによって、 動作補償フィルタまたは補間器の出力における望ましくない偽信号を大幅に減衰 することを可能にした。後続の空間スペクトラの信号と偽信号の合成の位相と倍 率を考慮することによって、次に述べたように、従来のMCFの出力に存在した 偽信号をほぼキャンセルするフィルターアパチャーを指定することが可能になっ た。これを完遂するために、異なる垂直動作速度には異なるフィルターアパチャ ーが必要となる。これは、垂直動作速度によって異なるフィルターまたは補間ア パチャーを選択することによって完遂される。動作補償フィルターに供給される 垂直動作ベクトルの量子化によって、ある一定数の異なるフィルターアパチャー 数が要求されていることが確認できる。本発明は、正確には、垂直速度付加動作 補償フィルタリング(VAMCF)と表現されるものである。 次に、本発明の用例を参考例とともに図面に沿って説明する。 図1は、動作補償フィルタリングの構成の従来例による動作補償フィルターま たは補間セルのブロック図である。 図2は、第一実施例にかかるVAMCFまたは補間セルのブロック図である。 図3は、別の実施例にかかるVAMCFまたは補間セルの代替えのブロック図 である。 図4は、プログレッシブ変換へのインターレースの方法のブロック図である。 図5は、合成ビデオ復調器のブロック図である。 図6は、フィールドの異なる信号を計算するためのフィールドタイミングの概 略図である。 本発明の方法において、動作ベクトルの垂直速度合成によって、多くの異なる 補間アパチャーの内の一つがフィルタリングに使用される。付録2に説明してい るような、的確なフィルターデザインをもってすれば、インターレース入力の中 にあるエイリアシングがキャンセルされて、好ましくない偽信号が殆ど含まれな い出力を生成することができる。そのために、異なる垂直動作速度には異なる補 間アパチャーが要求される。要求される異なるフィルターアパチャーの数は、垂 直ベクトル精度による。垂直動作速度がピクチャーラインまたはフィールドピリ オドで測定される場合、要求される異なる係数のセットは、2p+1で、ここでp はビットの垂直ベクトル精度を示す。 16分の1のピクチャーラインまたはフィールドピリオドの精度に測定される 垂直ベクトルを得るには、24+1=32の異なる係数のセットが要求される。こ の係数のセットをアドレスするのに要求されるP+1(この例では5つ)のビッ トは分数垂直ベクトルと最小限の整数ベクトルビットである。このように、図2 に従ってVAMCFを構成することができる。 図2のフィルターセルは、係数 4’が複数のフィルターアパチャーとフィルター係数を含んでいるために比較的 大きい点と、フィルターアパチャーが動作ベクトルの垂直速度合成によって選択 されるという点において、図1のものと異なる。 この例でMCFよりVAMCFを構成するためには、係数索引テーブルのサイ ズは13ビットアドレス(上記参照)から18ビットアドレスに増加する。1つ の係数索引テーブルに保持されるすべてのアパチャーからすべての係数を要求す る構成の場合は、アドレススペースは18ビットから23ビットに増加する。い づれの場合でも、要求される索引テーブルのサイズにおいては非常な増加である 。 VAMCFにとっては、ベクトル処理と係数索引テーブルを合体させること が有利である。これによって、係数アドレスとアパチャー係数セットアドレスの 垂直部が冗長情報を含むので、要求される索引テーブルのサイズを小さくするこ ともできる。垂直動作速度と時間的係数アドレスが与えられるので、係数アドレ スもアパチャー係数セットアドレスも見ることができる。この結果図3の構成が 得られる。 図2または図3の最もよい構成は、垂直アパチャーサイズと最大垂直速度によ って実現される。最大垂直速度が+−32ピクセル(ピクチャーライン)または フィールドピリオドである場合、図3でROMにおいて実現された索引テーブル 6のサイズは、この例の場合、 水平 2タップ、16位相 = 5ビット テンポラル 4タップ、16位相 = 7ビット 垂直 +−32ピクチャーラインまたはフィールド、精度16分の1 = 9ビット 合計 =21ビット であって、図2の構成より2ビット少ない。 図2、図3のフィルターセルは、図1に見られる従来の動作補償フィルタの改 良を含み、結果としての動作補償フィルタは垂直動作速度に加算されてエリアシ ングをキャンセルする。異なる垂直速度に異なる補間アパチャーを使用すること によって、生来インターレーステレビ信号出力に存在していたエイリアシングを キャンセルすることができ、これによって動作補償フィルタリングおよび補間シ ステムの出力が劣化するのを避けることができる。 VAMCFには、少なくとも2つのフィールドをスパニングする最小フィルタ ーアパチャーが必要であるが、2つ以上のフィールドを使用することで付録2に 示すように結果はより良くなる。例1 ビデオ圧縮のための、インターレースからプログレッシブへの変換 多くのビデオ圧縮システム(たとえばJPEG,MPEG,サブバンドコーデ ィング、波形化変換手法)は、インターレースピクチャーよりプログレッシ ブを使用するほうが良く機能する。しかし、多くのビデオソースはプログレッシ ブスキャンビデオよりインターレースの方を生産している。従って、最も良い圧 縮システムを得るためには、インターレースビデオをプログレッシブ形式に変換 することが要求される。現存のこの変換器は、それらが固定式のフィルターまた は動作適応または動作補償されたものであれば、プログレッシブ出力に相当量の エイリアシングを放置せずには、この変換を行うことができない。このエイリア シングは、かなりビデオ圧縮システムの操作を劣化させ得る。 本発明の改良した動作補償フィルタリングを使用すると、プログレッシブ信号 中の望ましくないエイリアシングを減らすことによって、インターレースからプ ログレッシブへの変換の質を向上させることができる。これは言い換えると、圧 縮システムの質が向上、またはビット率が減少することになる。このインターレ ースからプログレッシブへの変換の概念は、図4のフィルターである。 インターレース入力は、まず、多くのディジタル信号処理にかかる文献に説明 されているように、零を埋め込んで非常に偽信号の多いプログレッシブ信号を生 成する。このゼロパッド信号は、それからフィルターされて出来るかぎり排除さ れる。フィルター7は、固定式の線型フィルターまたは動作適応フィルターまた はメディアンフィルターのような非線型フィルターまたは従来の動作補償フィル ターであってもよい。もし、偽信号をキャンセルする動作補償フィルターが使用 されれば、それは本願でいうところのVAMCFであって、ほぼ偽信号のないプ ログレッシブ出力が生成される。 インターレースからプログレッシブへの変換に使用される、偽信号をキャンセ ルする動作補償フィルター(VAMCF)には、最低2つのフィールドをスパニ ングするアパチャーが必要となる。しかし、これによって、信号雑音や使用する 動作ベクトルの不正確さが無くなるわけではない。2フィールドフィルターはま た、出力フィールドの途中でプログレッシブ出力を生成するような、不都合な非 零グループディレイ、または劣った結果を生む非対称アパチャーの、いずれかの 不利点がある。 インターレースからプログレッシブへの変換するための、偽信号をキャンセ ルする動作補償フィルター(VAMCF)のより良い例では、3つ以上のフィー ルドアパチャーが使用される。これによって、零グループディレイ〜入力フィー ルドと同時の出力フレーム〜を伴う対称アパチャーと、出力信号雑音や動作ベク トルエラーの減少と、が得られる。フィールドが3つあれば、インターレースか らプログレッシブへの変換に必要な情報より多くの情報を得ることができるが、 数学的に判断を越える問題として、 出力フレームは、3つの入力フィールドの すべてに対する最小自乗(LMS)近似値として、判断されうる。このLMS近 似値(付録2に詳細)は、上記したような粗雑な特徴を提供している。最良の( LMS)出力フレームを提供するためのフィルター特性の計算においては、3つ のフィールドのすべてからのエラーの平等に重みを付加する必要はない。最良の 方法は、おそらく、アパチャーの中央のフィールドからのエラーに、側方の2つ のフィールドの2倍の重みを付加することである。この重みつきLMSのフィル ターデザインへのアプローチは、付録2に説明している。 明らかに、VAMCFをアパチャーの3つ以上のフィールドをもって実現する ことは可能である。入力フィールドの数が増えると、ノイズや動作ベクトルエラ ーの入力を免れるが、ハードウエアの複雑性も連続動作も増加し、動作補償は行 わないので、多くのフィールドが破壊されやすい。実用面では、おそらく、3つ から5つのフィールドフィルターを使用することに落ちついている。例2 ビデオからフィルムへの変換 ビデオ信号をフィルムに記録できるように変換する(録画)ことは、時に望ま れることである。これは目的を達成するため、つまり独自機能を備えていると思 われるビデオシーケンスを動作ピクチャーフィルムに挿入するために行われるこ とである。 各フレームに2フィールドを記録することによって、25フレーム/セカンド フィルムに、50フィールド/セカンドビデオシーケンスを記録することができ る。同様、30フレーム/セカンドフィルムに、60フィールド/セカン ドビデオシーケンスを記録することができる。しかし、光記録やプレイバック( テレシネ)操作における登録上の問題や空間的な偽信号のために、記録されたフ ィルムフレームから元の2フレームを回復させることは、非常に困難であるとさ れる。もし別々のフィールドがリプレイされた信号において混同されれば、動作 シーンにおいてかなり邪魔な失敗が生じると思われる。仮に正確に回復されたと しても、フィルムが光プロジェクターを使用してディスプレイされる場合には、 ペアーになったフィールドの動作は受理されないと思われる。 ペアーのフィールドの記録における問題点を回避するために、インターレース 信号をプログレッシブフォーマットに変換する必要がある。これによって、一つ の連続フレームが各フィルムフレームに記録されることができる。この技術によ って上記したようなペアーのフィールドの記録に伴う問題を回避できる。この録 画用の、インターレースからプログレッシブへの変換工程は、改良された性質の ものを提供するためにVAMCFを使用した、ビデオ圧縮(例1)と全く同じ方 法で実行することができる。録画で唯一異なることは、50Hzのインターレー スソースを発生させるのに、50Hzでなくただ25Hzのプログレッシブ出力 が必要とされることである。このプログレッシブ出力もまた、VAMCFを使用 することによって改良された性質のものを提供することができる。例3 動作補償色解読 多くの技術は、複合カラーテレビ信号(PAL、NTSC)を解読するものと して、書物において説明されている。1つの例が図5に示されている。 この形態は、2つの異なるベースバンドクロミナンスパスフィルター8,8’ を含んでいる。このクロミナンスパスフィルターは、1次(水平)、2次(空間 的)、または3次(時空間的)な、フィルターのいづれかでありうる。多次元線 型フィルターは色復調の分野では、たいてい、くし形フィルターと呼ばれている 。 色復調回路のくし形フィルターは、従来の動作補償時空くし形フィルターに置 き換えられる。これによって動作補色復調器をつくることができる。また非 動作補償くし形フィルター復調器に比べてより良い結果をだすと思われる。残念 ながら、動作補償くし形フィルターの出力ににはなお、クロミナンス/ルミナン ス分離を損なう偽信号要素が含まれている。もし図5のようにくし形フィルター の替わりにVAMCFが使用されれば、フィルターの出力のエリアシングは減衰 され結果、より良いクロミナンス/ルミナンス分離を達成することができる。そ のようなフィルターのフィルター係数は、復調された合成信号の倍率や位相を計 算にいれた上で設計される。しかし、VAMCFは、なおフィルター出力の中の エリアシングを回避するためには必要である。例4 インターレースビデオ信号を使用した動作推定 多くのビデオ動作推定の技術において(参考1,2,3,9,11,13,1 4,21)、入力ピクチャーの変位ヴァージョンを比較して、考えられる動作ベ クトルの効果をテストする必要がある。入力ピクチャーは、シークエンスにおけ る先の、または後に続くピクチャーの変位ヴァージョンから引き算されるのが、 典型的なことである。残念ながら、もし入力がインターレースシーケンスであれ ば変位フィールドディファレンス信号は、インターレース信号の中の暗黙のエリ アジングに起因する相当のエネルギーを含んでいる。この偽信号エネルギーは、 動作推定の前では、フィールド内フィルタリングによって取り除くことはできな い。偽信号エネルギーは動作推定を混同させ、結果、動作ベクトルを使用する下 手の工程にとって悪い影響を与えるような、誤った動作ベクトルを発生すること になる。 偽信号キャンセリング動作補償フィルタリング(VAMCF)を使用すること にって、ほぼ偽信号のない変位フィールドディファレンス信号が発生され、動作 推定に使用されることがでる。これによって、動作推定がエリアジングによって 混乱させられる機械を少なくし、より良い動作推定を行うことができるようにな る。偽信号のない変位フィールドディファレンス信号を発生させるために、通常 の2つではなく、3つ以上のフィールドを使用することが必要となる。 従来の、フォワードまたはバックワードフィールドディファレンス信号は、 従来の、2フィールドアパチャーを備えた動作補償フィルターによって発生され ている。使用するアパチャーは、時間的ハイパスフィルターであるところのフィ ールドディファレンスであって、空間的およびフールド内補間を含むこともある 。使用する動作ベクトルは、テスト中のベクトルである。この工程は、まず2つ のフィールドの平均値を計算して、それからその平均値を、2つの入力フィール ドのそれぞれから差し引くもの、と考えることもできる。これによって2つのエ ラー信号が与えられる。もし、フィールドが、インターレースされるよりも漸進 的にスキャンされるのならば、平均フィールドは、2つの入力に最も適したLM Sになるであろう。 偽信号のない変位フィールドディファレンスを発生させるために、概念では、 まず3つ以上の入力フィールドのプログレッシブフレームのLMS推定を計算す る。次に、変位フィールドディファレンス信号がそのプログレッシブフレームか ら計算される。これはアパチャー内の各入力フィールドについて行われる。 それ以上またはそれ以下の数のフィールドでは可能であるが、典型的には、3 つのフィールド(たとえば図6に示したように、フィールド0,1,2および0 ,−1,−2が、偽信号のないフォワードおよびバックワードフィールドディフ ァレンス信号を発生するのに使われる)を使用する。フィールド0,−1,+1 は従来のフォワードおよびバックワードフィールドディファレンス信号をそれぞ れ発生するのに使われる。3つのフィールドアパチャーを使用すると、従来のア プローチの、単一一意な変位フィールドディファレンスでなく、3つの異なるフ ィールドディッファレンス信号が計算される。この3つのうちどれも、従来の変 位フィールドディファレンスの替わりに使用できる。一方、偽信号のないアプロ ーチによって提供された、複数のフィールドディファレンスは、たとえばその2 乗を取るなどして統合されて、単一のフィールドディファレンスのみを使用して 得られるより、ベクトル価値のより有用な測定を提供することができる。 偽信号のないフィールドディファレンスの計算は、上記したようにVAMCF を使用することによって実現される。各フィールドディファレンスを計算す るためには、別々の、時空の、フィルターが必要である。本願のフィルターデザ インの技術は、付録2にアウトラインが述べられている。例5 テレビ標準方式変換 テレビ標準方式変換は、異なるテレビ標準同志の間で変換を行う工程であって 、例えば625ライン50Hz PALと525ライン60Hz NTSCとの 間などで行われる。色復調および再変調が別々に行われる場合、標準方式変換は 3次元の、時空の、の補間問題である。標準方式変換の理論と技術は、参考3, 6,7に詳細している。動作補償は、非動作補償標準方式変換に比べて改良され た性質を提供するために示されている。従来のMCFは、しかしながらなお、ピ クチャーの性質に継続的な劣化をもたらすエリアシングを、出力ピクチャーの中 に残している。この劣化は、特にコンピュータグラフィックスなどの、ゆっくり 動く、高い質の画像において明らかである。この残存エリアシングが無ければ、 この種のピクチャーは、動作補償を利用して、顕著に処理するとができるであろ う。 VAMCFはテレビ標準に直接適用できる。この場合、エリアシングを除くこ とは、直接ピクチャーの質を改良することにつながる。標準方式変換は、時間補 間処理も含む。異なる時間において、入力フィールドから出力フィールドを発生 させることが必要である。これは、出力フィールドが入力フィールドと同時であ るような、上記したフィルター例とは正反対のものである。時間補間のフィルタ ー係数の設計は、フィルタリング用の方が複雑である。これは付録2にアウトラ インが示されている。例6 スロー動作ディスプレイ 元の動作よりゆっくりしたビデオ信号をリプレイすることはよく望まれること である。この‘動作のリプレイ’の一般的な例は、テレビのスポーツ番組である 。これを達成する方法の1つは、フィールドまたはフレームを十分な速さになる まで単純にリピートすることである。この技術は、一般にビデオ録音でゆっくり した動作をリプレイするのに使われる。残念なことに、それでは不自 然で煩わしい‘ジャーキー’動作が起きてしまう。動作補償は、参考18で述べ ているような改良された動作を提供するのに使用される。しかし従来の動作補償 では出力信号の中に、残存エリアジングが存在する。スロー動作リプレイシステ ムにおいて、例えば壁の上端などの縦要素によっておこるエリアシングは、静止 画像上のウオッブリングディテールを招く。これは視覚的に非常に煩わしい。 VAMCFは、テレビ標準方式変換に使われたと同じ方法で、動作の補償され たスロー動作リプレイにも使用することがでる。この理論は基本的に同一である が、各入力フィールド毎の出力フィールドの数は非常に大きい。この場合、望ま しくないエリアシングを除外することは、標準方式変換の場合より重要となる。 なぜなら、エリアシングは、信号が低速である方が、多く目につきやすいからで ある。 付録1 参考 付録2 この付録は簡略化するため、垂直的および時間的次元のみを考慮した。水平線 次元は当業技術者には旧知のものである。 対象hが、速度vで移動し、動画像を生成する場合: g(y,t)=h(y−v.t) 式1 テレビシステムにおいて、継続した時空的画像は、インターレースサンプリン グラティス上でサンプル化される。サンプリンググリッドの空間的位置は、連続 したフィールド上で、奇数・偶数位置の間で変わる。2つのサンプル化された信 号Sは、画像gが偶数・奇数いづれのフィールドラティスでサンプル化されたか によって各フィールド位置に可能となる。この結果、各フィールドSe、Soは 2つの異なる信号ができる可能性がある。偶数または奇数のサンプル化された信 号をフーリエ変換すれば、次の結果が生まれる。 これらの式では、nは縦周期、F(y)はフーリエ変換(yのみ)、Hは対象 物のフーリエ変換(複雑スペクトル)、hとYはピクチャーラインスペーシング (フィールドラインスペーシングは2Y)、をそれぞれ表す。式は最初のオーダ ーエリアシングのみを考慮し、また正の周期にのみ有効(類似した式が負の周期 に適用される)である。 2つの入力フィールドを使用したインターレースからプログレッシブへの変換 の例を考える。2つの入力フィールドを、t=0,t=T(Tはフィールドピリ オド)とし、最初のフィールドが偶数で2番目のフィールドが奇数とする。2つ のフィールドのフーリエ変換は次のマトリックス式となる。 Sがサンプル化されたフィールドのスペクトラのベクトルで、Pが位相要素の マトリックス(離散フーリエ変換マトリックスに類似)、Hが対象物スペクトル と偽信号スペクトルのベクトルである。 インターレースフィールドからプログレッシブフレームを計算するにおいて、 t=0で、サンプル化(インターレース)されたフィールドからサンプル化され ていない画像を見いだす努力をしている。要求されるサンプル化されていない画 像は、H(y)である。式3を解決することによって、H(n)(およびH(n −1/2Y)、つまり要求しないエリアシング)と、H(y)を逆数フーリエ変 換によって見つけ出すことができる。 H(n)の表現として唯一の式は、 逆数フーリエ変換式5はからは次の式が与えられる。 式6は、各インターレースフィールドを別々にフィールド内フィルターを使用 してフィルターしそれからその結果を合計することによって、要求されるプログ レッシブ画像h(y)を、見つけ出す、ということを表している。2つの フィールド内フィルターを、連続するフィルター上で合計することは、単一の時 空的フィルターを使用すること、と考えられる。使用されるフィールド内フィル タは式5の係数Se、Soの逆数フーリエ変換によて与えられる。式6のフィル ターはv、つまり垂直動作速度の機能であることを確認する。 式6のフィルターは理想状態を表している。フィルターは無限に延長している ので実用化はできない。しかし、式5の係数Se、Soの係数は、理想インター レースからプログレッシブへの変換フィルターの、周波数領域の仕様を表してい る。 インターレースからプログレッシブへの変換器の操作は、本文で述べたように 2つ以上のフィールドアパチャーを使用することによって改良される。t=−T ,0,+Tのフィールドでフィールドアパチャーが3つの場合、式3は次のよう になる。 本件の場合、位相マトリックスは正方形でなく長方形であるので、もはや式7 を逆数にしてH(n)を見いだすことはできない。しかしながら、次の通常式で 答えを出すことによってH(n)のLMS近似値を見いだすことができる。 この式において、シンボルhはマトリックスのエルミート共役(転置の複雑共 役)を表している。H(〜)はLMS近似値を示している。Hを解くために次の 式が与えられる。 HのLMS解決によって、エリアジング除去フィルターの周波数領域仕様が提 供される。それの表用的なヴァージョンは、多数の公表技術を用いて計算するこ とができる。 インターレースからプログレッシブへの変換のための、3つのフィールドアパ チャーの場合、アパチャーの中央のフィールドにより大きいプロミネンスを与え ることが望ましい。例えば、2つの外側の奇数フィールドの重みを中央の偶数フ ィールドの半分の重みにすることが望ましい。これは、次のような適度な重みマ トリックスを用いて式7を計算することによってできる。 式10を計算することによって、重みを有するHのLMS解決を見いだすこと ができる。 実用的フィルターは、再度、式11にあるような周波数領域仕様から設計する ことができる。 標準方式変換のための補間フィルターの設計は、インターレースからプログレ ッシブへの変換のためのフィルターに似ている。標準方式変換の工程は、インタ ーレース入力からのプログレッシブフレームのシーケンスを計算すること、と見 なされる。インターレース出力は、標準方式変換器から要求されるのが典型的で ある。これは、概念的には、単純に空間上にプログレッシブフィールドをほぼサ ブサンプリングしてインターレース信号を出すことによって、用意に達成するこ とができる。実用面でいうと、これは、出力ポイントの数の半分のみを、要求さ れるハードウエアの対応するセイビングで計算するだけでよい、ということであ る。 標準方式変換においては、インターレースからプログレッシブへの変換とは反 対に、出力フィールドは、入力フィールドの瞬間瞬間の異なる時間において要求 される。これの効果は、位相マトリックスPの位相時間を変えることであ る。位相マトリックスの要素は、依然、式2を用いて計算される。標準方式変換 においては、使用されている値tは、もはやフィールドピリオドの整数倍ではな い。この小さな変化以外は、上記式が依然適用される。このように、標準方式変 換のためのフィルター設計は、インターレースからプログレッシブへの変換に使 用されものと本質的には非常に似ている。 動作推定において、考えうる動作ベクトルの効果を、後続のフィールドを比較 することによって、テストすることが、しばしば要求される。残念なことに、こ の比較は、従来は、ビデオシグナルのインターレース特性のために複雑化されて いた。ビデオシグナルのインターレース特性を正確に発揮することによって、結 果を改良することは、可能である。 インターレースを可能にする、後続フィールドの比較は、概念的には2つの処 理ステージがある。まず、テスト動作ベクトルが正確であるとして、3つ以上の フィールドアパチャーが、プログレッシブフレームのLMS推定を計算するのに 使用される。それから、入力フィールドが、プログレッシブフレームと動作ベク トルが正確な予想フィールドと比較されて、インターレースが可能となる。プロ グレッシブフレーム(の複雑スペクトル)のLMS推定は式12で表す。 推定スペクトラH(〜)が正確であれば、入力フィールドは次のように表され ると思われる。 実際のフィールドSと推定フィールドS(〜)との違いは、次のように出る。 式14は、周波数領域仕様を提供している。これは、アパチャーの各フィール ドのための、偽信号が除去されたフィールドディファレンス信号のためのも のである。実用的なフィルターは、公表されている技術を用いて、周波数領域仕 様から設計することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.インターレースビデオ信号の動作補償フィルタリングまたは補間のためのフ ィルターまたは補間装置であって、複数のフィルタータップを含むものであって 、その特徴とするところは、 複数のフィルタータップが互いの間でフィルターアパチャーを実現するので あって、このフィルターアパチャーは各サンプリング部位に関連した動作ベクト ルの垂直速度要素によって変化するものであり、異なる垂直速度には異なるフィ ルターアパチャーが使用されるようになっている。 2.請求の範囲1に記載のフィルターまたは補間装置であって、各フィルタータ ップが推定器(3)と対応する係数保持手段(4’,6)を含む。 3.インターレースビデオ信号の動作補償フィルタリングのビデオ処理システム であって、このシステムは、 各出力サンプリング部位に対応する動作ベクトルを生成する動作推定装置と 、 対応する動作ベクトルによって変化する出力サンプリング部位それぞれの入 力座標のセットを発生するベクトルプロセサーと、 入力ピクセル値を保持して可変ディレイ(2)を提供するメモリー内のデー タ保持手段と、 複数の乗算器(3)と対応する係数保持手段(4’,6)と、 各乗算器から得た部分的結果を足し算する足し算器(5)、とを含み、 これらの乗算器は、入力座標の部位によってデータ保持手段から選択された入力 ピクセル値を、入力座標の別の部位によって係数保持手段から選択された係数で 乗算し、 フィルターアパチャーは、動作推定装置で供給された動作ベクトルの垂直速 度要素によって選択される。 4.請求の範囲1または2に記載のフィルター装置、または請求の範囲1に記載 のビデオ処理システムであって、このシステムは、 メモリー内に保持されている係数索引テーブル(4’,6)を含み、異なる 係数のセットの総数は2P+1で、ここでpはビットの垂直ベクトル精度を示 す。 5.インターレースビデオ信号の動作補償フィルタリングのビデオ処理方法であ って、このシステムは、動作ベクトルを各出力サンプリング部位に割当て、入力 座標セットを生成する工程を含み、さらに次の工程を特徴とする: 各サンプリング部位に関連した動作ベクトルの垂直速度要素によって変化す るフィルターアパチャーを選択し、異なる垂直速度には異なるフィルターアパチ ャーが使用されるようにする。 6.請求の範囲5に記載のインターレースビデオ信号を処理するビデオ処理方法 において、各動作ベクトルの垂直速度要素に従って複数の計算済フィルターアパ チャーからフィルターアパチャーが選択されるのであって、この方法は、 各入力座標の分数部によってフィルターアパチャーから係数を選択し、 各入力座標の整数部によって入力ピクセル値を選択し、 各入力ピクセル値を対応する係数で乗算して各出力サンプリング部位に対し 部分結果を生成し、それら部分結果を足し算する、 という工程を含む。 7.請求の範囲5または6に記載のインターレースビデオ信号を処理するビデオ 処理方法において、 前もって計算されたフィルターアパチャーの必要数は、動作ベクトルの垂直 合成の精度によって変わる。
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