JPH11197983A - 棒材供給方法およびその装置 - Google Patents

棒材供給方法およびその装置

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JPH11197983A
JPH11197983A JP177098A JP177098A JPH11197983A JP H11197983 A JPH11197983 A JP H11197983A JP 177098 A JP177098 A JP 177098A JP 177098 A JP177098 A JP 177098A JP H11197983 A JPH11197983 A JP H11197983A
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JP
Japan
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bar
stock yard
stopper
conveyor
inclined stock
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JP177098A
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English (en)
Inventor
Kikuo Moriya
菊雄 守屋
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜ストックヤードに供給された棒材の転動
時の衝撃緩和を図る。 【解決手段】 送材コンベア9の送材方向とほぼ直交し
た一側に棒材Wを収納する傾斜ストックヤード5を設
け、この傾斜ストックヤード5の送材コンベア9側に棒
材Wを停止せしめるストッパ19を設けると共に、この
ストッパ19の前側に隣接して棒材Wの転動衝撃を緩和
する衝撃緩和装置15を設けた。而して、傾斜ストック
ヤード5に設けたストッパ19に供給された棒材Wが直
接当接することがないので、棒材転動時の衝撃を防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、棒材供給方法お
よびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば切断機等に棒材を供給する
装置としては、図5に示されているごとき構成のストッ
クヤードが一般的に知られている。
【0003】すなわち、ストックヤード101は、枠体
103に複数本の上梁103Aが設けられ、この上梁1
03A上に棒材Wがストックされるようになっていて、
上梁103Aは左下りの傾斜が付けられ、その傾斜角は
棒材Wが自重により転動可能な角度が付けられている。
そして、この上梁103Aの送材コンベア105側(図
5において左側)には棒材Wの移動を止めるストッパ1
07が設けられている。なお、符号109はストックヤ
ード101に収納された棒材Wを送材コンベア105上
へ移載するためのリフト部である。
【0004】上記構成により、ストックヤード101の
上梁103Aは棒材Wが自重により転動できる角度に合
せて設けられているため、ストッパ107側の棒材Wを
一本取り出すと、次々に棒材Wは転動して次の棒材Wは
ストッパ107に当接停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のストックヤード101では、クレーン等で素材Wを
搬入する場合は、予めストッパ107の近くへ搬入すれ
ば、転がり落ちることがないため問題がない。しかし、
フォークリフト等によりストックヤード101へ搬入す
る場合は、ストックヤード101の上梁103A上に載
せた棒材Wは、傾斜に沿って転動しストッパ107に当
接するので大きな衝撃が発生し、機械を損傷したり棒材
Wに傷を付けたりする問題があった。
【0006】この発明の目的は、傾斜ストックヤードに
供給された棒材の転動時の衝撃緩和を図った棒材供給方
法およびその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の棒材供給方法は、送材コン
ベアへ棒材を供給する棒材供給方法にして、 (A)前記送材コンベアの送材方向にほぼ直交した方向
に設けた傾斜ストックヤードへ棒材を載置収納する棒材
収納工程。 (B)前記棒材収納工程時に、傾斜ストックヤードの送
材コンベア側に設けた衝撃緩和装置にて転動して来た棒
材を受け止め、棒材の転動衝撃を緩和する棒材衝撃緩和
工程。 (C)前記棒材衝撃緩和工程終了後、前記衝撃緩和装置
を退避せしめて傾斜ストックヤードの送材コンベア側に
設けたストッパに棒材を当接位置決めする棒材位置決め
工程。 (D)棒材位置決め工程終了後、傾斜ストックヤードか
ら送材コンベアへ棒材を供給する棒材供給工程。 と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0008】請求項2によるこの発明の棒材供給装置
は、送材コンベアを設け、この送材コンベアの送材方向
とほぼ直交した一側に棒材を収納する傾斜ストックヤー
ドを設け、この傾斜ストックヤードの前記送材コンベア
側に棒材を停止せしめるストッパを設け、このストッパ
の前側に隣接して棒材の転動衝撃を緩和する退避可能な
衝撃緩和装置を設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0009】したがって、上述した請求項1,2による
棒材供給方法およびその装置とすることにより、送材コ
ンベアの送材方向とほぼ直交した一側に傾斜ストックヤ
ードを設け、この傾斜ストックヤードの送材コンベア側
に設けたストッパの直前に衝撃緩和装置を設けた。
【0010】而して、傾斜ストックヤードに載置した棒
材は傾斜に沿って転動し衝撃緩和装置にて転動衝撃を緩
和されてストッパにて停止位置決めされるので、ストッ
パに当る時の大きな衝撃音がなく、機械を破損より守り
棒材に傷をつけることがない。
【0011】また、請求項3によるこの発明の棒材供給
装置は、請求項2の棒材供給装置において、前記衝撃緩
和装置は、棒材を受け止める円弧状の緩衝レバーと、こ
の緩衝レバーを回動せしめる流体圧シリンダとで構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0012】したがって、傾斜ストックヤード上を転動
してきた棒材は緩衝レバーで受け止められ、その衝撃力
は流体圧シリンダの圧力により緩和されるので、棒材転
動時にストッパに当る衝撃を円滑に緩和することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、一実施の形態とし
て切断機と、この切断機に送材する送材コンベアを採用
したが、切断機と送材コンベアは既に公知の構成のもの
であるため、詳細な図示と説明を省略する。
【0014】まず、理解を容易とするため棒材供給装置
と送材コンベアと切断機の全体的配置について概略的に
説明する。
【0015】図3および図4を参照するに、切断機1の
後面側すなわち棒材搬入側には棒材供給装置3が設けら
れている。
【0016】この棒材供給装置3は、棒材収納部である
傾斜ストックヤード5と棒材取出し装置7と送材コンベ
ア9とで構成されている。
【0017】前記傾斜ストックヤード5は、送材コンベ
ア9の棒材搬送方向にほぼ直交して、送材コンベア9側
へ傾斜した複数本の受け枠11で架台13が構成されて
いる。そして、受け枠11上に収納された棒材Wの衝撃
を緩和する衝撃緩和装置15が、受け枠11の送材コン
ベア9側近傍に設けられている。
【0018】前記棒材取出し装置7は、前記傾斜ストッ
クヤード5上に収納された棒材Wを1本ずつ送材コンベ
ア9へ移載するものである。
【0019】前記送材コンベア9には、複数本のローラ
17が設けられ、切断機1に向って傾斜されているの
で、ローラ17上に載置された棒材Wは傾斜によって切
断機1へ供給されることになる。
【0020】次に、この発明の主要部である前記傾斜ス
トックヤード5について、更に詳細に説明する。
【0021】図1を参照するに、傾斜ストックヤード5
は、送材コンベア9の棒材搬送方向(図1において図面
に直交する方向)にほぼ直交して設けられ、複数本の受
け枠11と架台13で構成され、前記受け枠11の上部
に設けた上部梁11Aは前記送材コンベア9側へ傾斜し
て設けられている。なお、この傾斜角度は、むやみに大
きくする必要は無いが棒材Wの曲がり凹凸を考慮すると
ある程度の角度が必要となる。例えば、棒材Wが90m
m以下では10度、200mm以下では5度、400m
m以下では4度等に設定する。
【0022】前記受け枠11の上部梁11Aの送材コン
ベア9側端末にはストッパ19が立設されていて、この
ストッパ19にて収納された棒材Wの停止位置決めをす
るものである。
【0023】前記ストッパ19に隣接して衝撃緩和装置
15が設けられている。この衝撃緩和装置15は、複数
ケ所に設けた円弧状の緩衝レバー21が軸23に固着さ
れ、軸23の適所(複数ケ所)に揺動レバー25が固着
して設けられ、この揺動レバー25の片端は、前記架台
13に一端を回動自在に支承された流体圧シリンダ27
のピストンロッド29に連結されている。
【0024】上記構成により、その作用としては、受け
枠11の上部梁11A上に棒材Wが無くなり、次の棒材
Wを搬入する時は、緩衝レバー21を上昇させるため流
体圧シリンダ27を作動せしめ図1に実線で示す位置に
緩衝レバー21を位置決めする。この状態で上部梁11
A上が棒材Wを供給すると、棒材Wは上部梁11Aの傾
斜に沿って転がり落ち、次第にスピードを増し円弧状に
形成された緩衝レバー21の円弧に沿って棒材Wは、図
1の図中に2点鎖線で示されているごとく上方向へ押し
上げられ速度は急速にダウンする。
【0025】速度エネルギが全て位置エネルギに変換さ
れると棒材Wは停止する。次に貯えられた位置エネルギ
のため前回の逆の動きをするが、次第に振り子運動が弱
まっていく。
【0026】傾斜ストックヤード5に棒材Wの供給が終
了したら、流体圧シリンダ27のピストンロッド29を
突出方向へゆっくり突出せしめ、緩衝レバー21を下降
させて退避せしめると、傾斜ストックヤード5の棒材W
は緩衝レバー21のスピードに合せて、ゆっくり転がり
ストッパ19に静かに当接し位置決めを終了する。
【0027】而して、大きな衝撃音が発生することな
く、棒材Wに傷を付けることなく、機械が損傷を受ける
こともない。
【0028】前記傾斜ストックヤード5に収納された棒
材Wは、1本ずつ前記棒材取出し装置7の作動により送
材コンベア9上へ移載される。この棒材取出し装置7の
構成は、既に公知の構成のものであるため、概略的に説
明する。
【0029】図2を参照するに、棒材取出し装置7は前
記傾斜ストックヤード5の送材コンベア9側の複数個所
に設けられている。
【0030】前記受け枠11の側面に基板31が固着さ
れ、この基板31の上下に2本の丸棒ガイドレール33
が水平状態に敷設され、この丸棒ガイドレール33にガ
イド(図示省略)を介して支持板35が設けられてい
て、この支持板35を水平方向へ移動せしめる流体圧作
動のシリンダ37が前記基板31に設けられている。
【0031】前記支持板35には垂直方向に複数個のガ
イド(図示省略)が複数列設けられ、このガイド内を上
下動するガイド棒39が複数本リフト部41に設けられ
ていて、このリフト部41を上下動せしめる流体圧作動
のシリンダ43が前記支持板35に設けられている。ま
た、リフト部41の上部は、棒材Wを支承する曲面部4
5と受部47とが形成されている。
【0032】上記構成により、リフト部41がシリンダ
43の作動により上昇し、棒材W一本がリフトされる
と、横送り用のシリンダ37の作動により棒材Wを送材
コンベア9上へ横送りする。そして、リフト部41を下
降せしめ送材コンベア9上へ棒材Wを移載する。
【0033】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態に限定されることなく、適宜な変更を行なうことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0034】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の説明より理解
されるように、請求項1,2によるこの発明によれば、
送材コンベアの送材方向とほぼ直交した一側に傾斜スト
ックヤードを設け、この傾斜ストックヤードの送材コン
ベア側に設けたストッパの直前に衝撃緩和装置を設け
た。
【0035】而して、傾斜ストックヤードに載置した棒
材は傾斜に沿って転動し衝撃緩和装置にて転動衝撃を緩
和されてストッパにて停止位置決めされるので、ストッ
パに当る時の大きな衝撃音がなく、機械を破損より守り
棒材に傷を付けることがない。
【0036】また、請求項3によるこの発明によれば、
傾斜ストックヤード上を転動してきた棒材は緩衝レバー
で受け止められ、その衝撃力は流体圧シリンダの圧力に
より緩和されるので、棒材転動時にストッパに当る衝撃
を円滑に緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、図3におけるI矢視
部の拡大正面図である。
【図2】図3におけるII−II線に沿った拡大断面図
である。
【図3】この発明を実施する一実施例を示し、切断機と
棒材供給装置の平面図である。
【図4】図3における側面図である。
【図5】従来例を示し、ストックヤードの側面説明図で
ある。
【符号の説明】
3 棒材供給装置 5 傾斜ストックヤード 9 送材コンベア 15 衝撃緩和装置 17 ローラ 19 ストッパ 21 緩衝レバー 27 流体圧シリンダ W 棒材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送材コンベアへ棒材を供給する棒材供給
    方法にして、 (A)前記送材コンベアの送材方向にほぼ直交した方向
    に設けた傾斜ストックヤードへ棒材を載置収納する棒材
    収納工程。 (B)前記棒材収納工程時に、傾斜ストックヤードの送
    材コンベア側に設けた衝撃緩和装置にて転動して来た棒
    材を受け止め、棒材の転動衝撃を緩和する棒材衝撃緩和
    工程。 (C)前記棒材衝撃緩和工程終了後、前記衝撃緩和装置
    を退避せしめて傾斜ストックヤードの送材コンベア側に
    設けたストッパに棒材を当接位置決めする棒材位置決め
    工程。 (D)棒材位置決め工程終了後、傾斜ストックヤードか
    ら送材コンベアへ棒材を供給する棒材供給工程。 と、を備えてなることを特徴とする棒材供給方法。
  2. 【請求項2】 送材コンベアを設け、この送材コンベア
    の送材方向とほぼ直交した一側に棒材を収納する傾斜ス
    トックヤードを設け、この傾斜ストックヤードの前記送
    材コンベア側に棒材を停止せしめるストッパを設け、こ
    のストッパの前側に隣接して棒材の転動衝撃を緩和する
    退避可能な衝撃緩和装置を設けてなることを特徴とする
    棒材供給装置。
  3. 【請求項3】 前記衝撃緩和装置は、棒材を受け止める
    円弧状の緩衝レバーと、この緩衝レバーを回動せしめる
    流体圧シリンダとで構成されていることを特徴とする請
    求項2記載の棒材供給装置。
JP177098A 1998-01-07 1998-01-07 棒材供給方法およびその装置 Pending JPH11197983A (ja)

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