JPH11142600A - 荷電粒子線照射装置及び照射方法 - Google Patents
荷電粒子線照射装置及び照射方法Info
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- JPH11142600A JPH11142600A JP9310433A JP31043397A JPH11142600A JP H11142600 A JPH11142600 A JP H11142600A JP 9310433 A JP9310433 A JP 9310433A JP 31043397 A JP31043397 A JP 31043397A JP H11142600 A JPH11142600 A JP H11142600A
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- particle beam
- irradiation
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- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
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- A61N5/1042—X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy with spatial modulation of the radiation beam within the treatment head
- A61N5/1043—Scanning the radiation beam, e.g. spot scanning or raster scanning
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- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21K—TECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
- G21K5/00—Irradiation devices
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- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21K—TECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
- G21K5/00—Irradiation devices
- G21K5/10—Irradiation devices with provision for relative movement of beam source and object to be irradiated
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 荷電粒子線照射装置において、被照射体を静
止させたままで任意の3次元照射領域を照射する。ま
た、荷電粒子線照射装置を小型軽量化する。 【解決手段】 荷電粒子線の入射軸方向に沿って直列に
配置され、荷電粒子線を互いに逆の方向にそれぞれ所定
角度だけ偏向する2組の電磁石からなるスキャニング磁
場発生手段と、前記スキャニング磁場発生手段の下流に
おいて、前記偏向された荷電粒子線が回転対称軸を通過
するように設置した、円周方向に対して所定の壁厚分布
を有する所定長さの円筒と前記円筒を回転対称軸の回り
で回転する手段と前記円筒の回転角を検出する手段を有
するエネルギー変調手段と、荷電粒子線の最大エネルギ
ーを制限するエネルギー減衰手段と、前記スキャニング
磁場発生手段と前記エネルギー変調手段とを前記荷電粒
子線の入射軸の回りで一緒に回転する手段とを備えた構
成にした。
止させたままで任意の3次元照射領域を照射する。ま
た、荷電粒子線照射装置を小型軽量化する。 【解決手段】 荷電粒子線の入射軸方向に沿って直列に
配置され、荷電粒子線を互いに逆の方向にそれぞれ所定
角度だけ偏向する2組の電磁石からなるスキャニング磁
場発生手段と、前記スキャニング磁場発生手段の下流に
おいて、前記偏向された荷電粒子線が回転対称軸を通過
するように設置した、円周方向に対して所定の壁厚分布
を有する所定長さの円筒と前記円筒を回転対称軸の回り
で回転する手段と前記円筒の回転角を検出する手段を有
するエネルギー変調手段と、荷電粒子線の最大エネルギ
ーを制限するエネルギー減衰手段と、前記スキャニング
磁場発生手段と前記エネルギー変調手段とを前記荷電粒
子線の入射軸の回りで一緒に回転する手段とを備えた構
成にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷電粒子線照射
装置及び照射方法に関するものである。更に、荷電粒子
線治療装置にも関わるものである。
装置及び照射方法に関するものである。更に、荷電粒子
線治療装置にも関わるものである。
【0002】
【従来の技術】図10はPedroniら.「メディカ
ルフィジックス」1995、vol.22,p37に掲
載された従来の荷電粒子線治療装置の一例を示すブロッ
ク図である。加速器1から出た陽子線ビームが輸送系磁
石3によって運ばれ、初段のエネルギー減衰手段として
のエネルギーディグレーダ5を通過して所定のエネルギ
ーを有する陽子線ビームとして、最初の偏向電磁石11
で水平の方向から上方に曲げられた後、再び偏向電磁石
13で水平に戻される。更に陽子線ビームが収束用の電
磁石15によって集束された後、スキャニング電磁石1
7で上下方向に掃引させられる。掃引された陽子線ビー
ムが最後の偏向電磁石19により、真下方向に向くよう
に曲げられ、微調用のエネルギーディグレーダ21と線
量・位置モニター23を経て患者25に照射される仕組
みになっている。電磁石11、13、15、17、19
及び前記エネルギーディグレーダ21とモノター23は
一体化され、照射ガントリーを構成する。照射ガントリ
ーは回転軸29を中心に回転できるようになっており、
回転ガントリーと呼ばれる。
ルフィジックス」1995、vol.22,p37に掲
載された従来の荷電粒子線治療装置の一例を示すブロッ
ク図である。加速器1から出た陽子線ビームが輸送系磁
石3によって運ばれ、初段のエネルギー減衰手段として
のエネルギーディグレーダ5を通過して所定のエネルギ
ーを有する陽子線ビームとして、最初の偏向電磁石11
で水平の方向から上方に曲げられた後、再び偏向電磁石
13で水平に戻される。更に陽子線ビームが収束用の電
磁石15によって集束された後、スキャニング電磁石1
7で上下方向に掃引させられる。掃引された陽子線ビー
ムが最後の偏向電磁石19により、真下方向に向くよう
に曲げられ、微調用のエネルギーディグレーダ21と線
量・位置モニター23を経て患者25に照射される仕組
みになっている。電磁石11、13、15、17、19
及び前記エネルギーディグレーダ21とモノター23は
一体化され、照射ガントリーを構成する。照射ガントリ
ーは回転軸29を中心に回転できるようになっており、
回転ガントリーと呼ばれる。
【0003】前記患者25に照射される陽子線ビームが
スキャニング電磁石17と偏向電磁石19によって図1
0に示されるX方向のみにおいて平行にスキャニングさ
せられる。治療に必要なY軸方向のスキャニングについ
ては、照射ベッド27の移動が受け持ち、患者の深さ方
向(Z方向)のスキャニングはエネルギーグレーダ21
による陽子線ビームエネルギーの調整で行う。
スキャニング電磁石17と偏向電磁石19によって図1
0に示されるX方向のみにおいて平行にスキャニングさ
せられる。治療に必要なY軸方向のスキャニングについ
ては、照射ベッド27の移動が受け持ち、患者の深さ方
向(Z方向)のスキャニングはエネルギーグレーダ21
による陽子線ビームエネルギーの調整で行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の荷
電粒子線照射装置では、1軸方向(上記例ではX方向)
の平行ビームスキャニングしか実現できず、治療中にベ
ッド27により患者25をY軸方向に移動する必要があ
った。このような移動は、患者に不快感を与える恐れが
あると同時に照射領域の位置ズレを生じさせることが問
題になっていた。また、上記のような従来例では、平行
にビームをスキャニングさせるために、スキャニング電
磁石17を偏向電磁石19の上流に設置する必要があ
り、前記スキャニング電磁石17によって上下にスキャ
ニングされた荷電粒子ビームを偏向する偏向電磁石19
が大型のものになっていた。その結果、上記で述べた治
療用の回転ガントリーの総重量が100トン以上にもな
っていた。更に、エネルギーディグレーダ21による深
さ方向のスキャニングに関して、従来の例では、非連続
的に、深さごとにエネルギーディグレーダ21の厚さを
設定して、腫瘍に均一な吸収線量を照射するように一定
の照射粒子数深度分布に従って行なう為、患者の呼吸に
よる照射領域の位置変動などの影響を受けるという問題
があった。
電粒子線照射装置では、1軸方向(上記例ではX方向)
の平行ビームスキャニングしか実現できず、治療中にベ
ッド27により患者25をY軸方向に移動する必要があ
った。このような移動は、患者に不快感を与える恐れが
あると同時に照射領域の位置ズレを生じさせることが問
題になっていた。また、上記のような従来例では、平行
にビームをスキャニングさせるために、スキャニング電
磁石17を偏向電磁石19の上流に設置する必要があ
り、前記スキャニング電磁石17によって上下にスキャ
ニングされた荷電粒子ビームを偏向する偏向電磁石19
が大型のものになっていた。その結果、上記で述べた治
療用の回転ガントリーの総重量が100トン以上にもな
っていた。更に、エネルギーディグレーダ21による深
さ方向のスキャニングに関して、従来の例では、非連続
的に、深さごとにエネルギーディグレーダ21の厚さを
設定して、腫瘍に均一な吸収線量を照射するように一定
の照射粒子数深度分布に従って行なう為、患者の呼吸に
よる照射領域の位置変動などの影響を受けるという問題
があった。
【0005】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、ベッドを移動せずに照射野にお
いて、2軸方向の平行ビームスキャニングを実現させる
と共に、上記回転ガントリーの小型軽量化を図る荷電粒
子線照射装置及び照射方法を提供することを目的とす
る。更に、深さ方向のスキャニングを連続的且つ重複し
て自動的に行うことにより、照射の効率化を図ると共
に、患者の呼吸による照射領域の位置変動による誤差を
小さくすることを目的とする。
ためになされたもので、ベッドを移動せずに照射野にお
いて、2軸方向の平行ビームスキャニングを実現させる
と共に、上記回転ガントリーの小型軽量化を図る荷電粒
子線照射装置及び照射方法を提供することを目的とす
る。更に、深さ方向のスキャニングを連続的且つ重複し
て自動的に行うことにより、照射の効率化を図ると共
に、患者の呼吸による照射領域の位置変動による誤差を
小さくすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の構成に
よる荷電粒子線照射装置は、荷電粒子線の入射軸方向に
沿って直列に配置され、荷電粒子線を互いに逆の方向に
それぞれ所定角度だけ偏向する2組の電磁石からなるス
キャニング磁場発生手段と、前記スキャニング磁場発生
手段の下流において、前記偏向された荷電粒子線が回転
対称軸を通過するように設置した、円周方向に対して所
定の壁厚分布を有する所定長さの円筒と前記円筒を回転
対称軸の回りで回転する手段と前記円筒の回転角を検出
する手段を有するエネルギー変調手段と、荷電粒子線の
最大エネルギーを制限するエネルギー減衰手段と、前記
スキャニング磁場発生手段と前記エネルギー変調手段と
を前記荷電粒子線の入射軸の回りで一緒に回転する手段
とを備えたものである。
よる荷電粒子線照射装置は、荷電粒子線の入射軸方向に
沿って直列に配置され、荷電粒子線を互いに逆の方向に
それぞれ所定角度だけ偏向する2組の電磁石からなるス
キャニング磁場発生手段と、前記スキャニング磁場発生
手段の下流において、前記偏向された荷電粒子線が回転
対称軸を通過するように設置した、円周方向に対して所
定の壁厚分布を有する所定長さの円筒と前記円筒を回転
対称軸の回りで回転する手段と前記円筒の回転角を検出
する手段を有するエネルギー変調手段と、荷電粒子線の
最大エネルギーを制限するエネルギー減衰手段と、前記
スキャニング磁場発生手段と前記エネルギー変調手段と
を前記荷電粒子線の入射軸の回りで一緒に回転する手段
とを備えたものである。
【0007】また、この発明の第2の構成による荷電粒
子線照射装置は、前記所定角度が、前記直列に配置され
た上流側電磁石と下流側電磁石について同じものであ
る。
子線照射装置は、前記所定角度が、前記直列に配置され
た上流側電磁石と下流側電磁石について同じものであ
る。
【0008】また、この発明の第3の構成による荷電粒
子線照射装置は、前記所定角度が、前記直列に配置され
た上流側電磁石よりも、下流側電磁石において大きいも
のである。
子線照射装置は、前記所定角度が、前記直列に配置され
た上流側電磁石よりも、下流側電磁石において大きいも
のである。
【0009】また、この発明の第4の構成による荷電粒
子線照射方法は、請求項1〜3に記載の荷電粒子線照射
装置のいずれかを使用し、3次元照射領域を、荷電粒子
線入射方向zと平行であって、所定の間隔で配置された
円柱体群で近似して、各円柱体のXY方向中心位置座標
Piをビームの照射位置とし、各円柱の長さΔziを前
記照射位置Piにおけるビーム進行方向(深さ方向)の
スキャニング範囲とし、また最大照射深さ座標をziと
する第1ステップと、予め作成して置いた照射領域のパ
ラメータ群[(Pi,Δzi,zi),i=1,2,…
N]を設定テーブルからロードする第2のステップと、
前記各Piに合わせてスキャニング磁場発生手段及びエ
ネルギー変調手段の回転角度と磁場強度を設定する第3
のステップと、前記照射深さ座標ziに合わせて前記荷
電粒子線の最大エネルギーをエネルギー減衰手段で設定
する第4のステップと、前記深さスキャニング範囲Δz
i(初期値としてi=1)に合わせて、前記エネルギー
変調手段から読み取った回転角の有効範囲を決め、その
範囲内において荷電粒子線を照射する第5のステップと
を備え、所定の3次元照射領域を照射するものである。
子線照射方法は、請求項1〜3に記載の荷電粒子線照射
装置のいずれかを使用し、3次元照射領域を、荷電粒子
線入射方向zと平行であって、所定の間隔で配置された
円柱体群で近似して、各円柱体のXY方向中心位置座標
Piをビームの照射位置とし、各円柱の長さΔziを前
記照射位置Piにおけるビーム進行方向(深さ方向)の
スキャニング範囲とし、また最大照射深さ座標をziと
する第1ステップと、予め作成して置いた照射領域のパ
ラメータ群[(Pi,Δzi,zi),i=1,2,…
N]を設定テーブルからロードする第2のステップと、
前記各Piに合わせてスキャニング磁場発生手段及びエ
ネルギー変調手段の回転角度と磁場強度を設定する第3
のステップと、前記照射深さ座標ziに合わせて前記荷
電粒子線の最大エネルギーをエネルギー減衰手段で設定
する第4のステップと、前記深さスキャニング範囲Δz
i(初期値としてi=1)に合わせて、前記エネルギー
変調手段から読み取った回転角の有効範囲を決め、その
範囲内において荷電粒子線を照射する第5のステップと
を備え、所定の3次元照射領域を照射するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1による荷電粒子線照射装置を示すブロック
図、図2はこの発明の実施の形態1による荷電粒子線照
射装置の電磁石の側面を示すブロック図、図3はこの発
明の実施の形態1による荷電粒子線照射装置の電磁石を
もう一つの角度から示す図である。また、図7はこの発
明に係る荷電粒子線治療装置の原理を示すブロック図、
図9はこの発明の実施の形態1〜4による荷電粒子線ビ
ームをエネルギー変調器40の角度でON/OFF制御
を行う原理を示す図である。図において、30はビーム
の入射軸、31は荷電粒子線ビーム(例えば、陽子線ビ
ーム、炭素線ビームなど)、33,35は方向が互いに
逆で強度と有効磁界の長さ(入射軸30に沿って)が同
じである均一な磁場を発生し、前記ビームの入射軸30
に沿って、一定の距離を離れて設置された2台のスキャ
ニング電磁石である。37は上記2台のスキャニング電
磁石33,35の回転軸を示している。また、図1の5
5は掃引された荷電粒子線の軌跡の一例を示したもので
ある。図3の34は上記電磁石の発生する磁場方向を示
している。また、図1において、41は上記スキャニン
グ電磁石の磁極幅、43は磁極ギャップ、53は回転駆
動用の歯車である。更に、40はY.Jongenらが
“Proceedings of the NIRS
International Workshop on
Heavy Charged Particle T
herapy and Related Subjec
ts,July 1991,Chiba,Japan,
ed.A.Itano and T.Kanai(19
91),pp.189〜200”で提案した、前記スキ
ャニング電磁石33,35によってスキャンさせられた
荷電粒子線のエネルギーを所定分布に従って、深さ方向
のスキャニング範囲Δziである図7の75に対応した
変化範囲内で、周期的に変化させる為のエネルギー変調
器である。この発明では、下記で述べるように、この円
筒形エネルギー変調器40を、この発明のスキャニング
電磁石33,35と、一体化することで、スキャニング
電磁石33,35によるスキャニング位置に依らず、た
だ一つの固定位置にあるエネルギー変調器40で、深さ
方向のスキャニングを行える。図1の40はモータ50
に駆動され、回転軸38の回りで回転する。また、36
はエネルギー変調器に支持棒であり、モーター50とエ
ネルギー変調器40を前記スキャニング電磁石33、3
5などに一体化して、連結させる。前記スキャニング電
磁石33、35の回転角、及び磁場強度に依らずに、ス
キャニングされた荷電粒子線は常にエネルギー変調器4
0の回転軸38を含む平面を通過するようになってい
る。更に、71はエネルギー変調器40の回転角度検出
手段であり、エネルギー変調器40の回転角度を、光学
Encoderなどで読み取ることができるようになっ
ている。その結果、任意の角度範囲(エネルギー変調範
囲に対応する)内のみにおいて、荷電粒子線を周期的に
照射できる。また、図7の65は前記スキャニング電磁
石33,35にスキャニングされた荷電粒子線のエネル
ギーで、61と63はそれぞれ前記エネルギー変調器4
0に付けられたマークの内、ビーム照射開始と照射停止
に対応する位置である。照射開始位置63は常に同じ所
に設定され、ビーム照射停止位置61は必要な深さ方向
スキャニング幅Δzi75に応じて前後する。ビームの
最大到達深度zi79はビームエネルギーディグレーダ
(エネルギー減衰手段)21で、エネルギーの減少量Δ
Eiを調節して合わせる。エネルギーディグレーダ21
は単一または積層したエネルギー吸収板からなる。ま
た、対向する2つのくさび状エネルギー吸収板を相対移
動させて、合計の厚さを短時間で変更できるようにした
ものでもよい。なお、図7のθ67はエネルギー変調器
40の回転角を示す。θ=0と180はビーム照射開始
位置63に対応している。
実施の形態1による荷電粒子線照射装置を示すブロック
図、図2はこの発明の実施の形態1による荷電粒子線照
射装置の電磁石の側面を示すブロック図、図3はこの発
明の実施の形態1による荷電粒子線照射装置の電磁石を
もう一つの角度から示す図である。また、図7はこの発
明に係る荷電粒子線治療装置の原理を示すブロック図、
図9はこの発明の実施の形態1〜4による荷電粒子線ビ
ームをエネルギー変調器40の角度でON/OFF制御
を行う原理を示す図である。図において、30はビーム
の入射軸、31は荷電粒子線ビーム(例えば、陽子線ビ
ーム、炭素線ビームなど)、33,35は方向が互いに
逆で強度と有効磁界の長さ(入射軸30に沿って)が同
じである均一な磁場を発生し、前記ビームの入射軸30
に沿って、一定の距離を離れて設置された2台のスキャ
ニング電磁石である。37は上記2台のスキャニング電
磁石33,35の回転軸を示している。また、図1の5
5は掃引された荷電粒子線の軌跡の一例を示したもので
ある。図3の34は上記電磁石の発生する磁場方向を示
している。また、図1において、41は上記スキャニン
グ電磁石の磁極幅、43は磁極ギャップ、53は回転駆
動用の歯車である。更に、40はY.Jongenらが
“Proceedings of the NIRS
International Workshop on
Heavy Charged Particle T
herapy and Related Subjec
ts,July 1991,Chiba,Japan,
ed.A.Itano and T.Kanai(19
91),pp.189〜200”で提案した、前記スキ
ャニング電磁石33,35によってスキャンさせられた
荷電粒子線のエネルギーを所定分布に従って、深さ方向
のスキャニング範囲Δziである図7の75に対応した
変化範囲内で、周期的に変化させる為のエネルギー変調
器である。この発明では、下記で述べるように、この円
筒形エネルギー変調器40を、この発明のスキャニング
電磁石33,35と、一体化することで、スキャニング
電磁石33,35によるスキャニング位置に依らず、た
だ一つの固定位置にあるエネルギー変調器40で、深さ
方向のスキャニングを行える。図1の40はモータ50
に駆動され、回転軸38の回りで回転する。また、36
はエネルギー変調器に支持棒であり、モーター50とエ
ネルギー変調器40を前記スキャニング電磁石33、3
5などに一体化して、連結させる。前記スキャニング電
磁石33、35の回転角、及び磁場強度に依らずに、ス
キャニングされた荷電粒子線は常にエネルギー変調器4
0の回転軸38を含む平面を通過するようになってい
る。更に、71はエネルギー変調器40の回転角度検出
手段であり、エネルギー変調器40の回転角度を、光学
Encoderなどで読み取ることができるようになっ
ている。その結果、任意の角度範囲(エネルギー変調範
囲に対応する)内のみにおいて、荷電粒子線を周期的に
照射できる。また、図7の65は前記スキャニング電磁
石33,35にスキャニングされた荷電粒子線のエネル
ギーで、61と63はそれぞれ前記エネルギー変調器4
0に付けられたマークの内、ビーム照射開始と照射停止
に対応する位置である。照射開始位置63は常に同じ所
に設定され、ビーム照射停止位置61は必要な深さ方向
スキャニング幅Δzi75に応じて前後する。ビームの
最大到達深度zi79はビームエネルギーディグレーダ
(エネルギー減衰手段)21で、エネルギーの減少量Δ
Eiを調節して合わせる。エネルギーディグレーダ21
は単一または積層したエネルギー吸収板からなる。ま
た、対向する2つのくさび状エネルギー吸収板を相対移
動させて、合計の厚さを短時間で変更できるようにした
ものでもよい。なお、図7のθ67はエネルギー変調器
40の回転角を示す。θ=0と180はビーム照射開始
位置63に対応している。
【0011】図1、図2、図3、及び図7と図9を用い
て、この発明の実施の形態1の荷電粒子線照射装置の動
作について説明する。図7に示したように、一定のビー
ムエネルギーE0 ;65で入射された荷電粒子線ビーム
31がまずスキャニング電磁石33によって、一定角度
だけ曲げられた後、再び磁場方向が逆で、強度と有効磁
界の長さが同じであるスキャニング電磁石35によって
同じ角度だけ反対方向に曲げられた後、エネルギー変調
器40とエネルギーディグレーダ21を通過して、元の
荷電粒子線ビーム31と平行なビームとして被照射体5
7に照射される。同時に、エネルギー変調器40の連続
回転に伴って、照射領域に照射された荷電粒子線のエネ
ルギーはエネルギー変調器40の壁厚周方向分布で決ま
っている範囲及び分布関数で、周期的に変化する為に、
深さ方向において図1または図7の掃引軌跡58で示し
たように、繰り返して所定の深さΔzi;75を自動的
にスキャニングできる。更に、図1において、上記電磁
石33,35及び上記エネルギー変調器40が、連続フ
レーム45と47及び36によって一体化されている
為、モータ49a,49bなどの回転手段によって、回
転軸37の回りを回転することによって、被照射体57
において56で示されるような3次元照射パターンが実
現される。このようにして、エネルギー変調器40によ
る深さ方向(z方向)のスキャニングは一番速く、前記
スキャニング電磁石33,35の回転と磁場強度変化に
よるXY方向のスキャニングは最後に離散的に行われ
る。但し、この順序は逆にしてもよい。また、図7の照
射開始位置63及び照射停止位置61をエネルギー変調
器40の回転角検出器71で検出して、図9で示したよ
うに、荷電粒子線31のON/OFF制御を行い、繰り
返して、照射を行う。また、全ての照射位置Pi73に
おいて、エネルギーディグレーダ21を用いて、最大照
射深度zi79をセットし、深さ方向のスキャニング幅
Δzi;75を、照射停止位置61で調節できる為に、
Δzi;75とzi;79の大きさに関係なく、深さ方
向におけるスキャニングパターンまたは粒子数分布は、
前記エネルギー変調器40の壁厚周方向分布によって決
まる。対応する分布範囲は図7で示されるΔθi77で
決まる。荷電粒子線治療装置の場合には、複雑な形をし
た腫瘍に均一な線量を与えることに対応する。
て、この発明の実施の形態1の荷電粒子線照射装置の動
作について説明する。図7に示したように、一定のビー
ムエネルギーE0 ;65で入射された荷電粒子線ビーム
31がまずスキャニング電磁石33によって、一定角度
だけ曲げられた後、再び磁場方向が逆で、強度と有効磁
界の長さが同じであるスキャニング電磁石35によって
同じ角度だけ反対方向に曲げられた後、エネルギー変調
器40とエネルギーディグレーダ21を通過して、元の
荷電粒子線ビーム31と平行なビームとして被照射体5
7に照射される。同時に、エネルギー変調器40の連続
回転に伴って、照射領域に照射された荷電粒子線のエネ
ルギーはエネルギー変調器40の壁厚周方向分布で決ま
っている範囲及び分布関数で、周期的に変化する為に、
深さ方向において図1または図7の掃引軌跡58で示し
たように、繰り返して所定の深さΔzi;75を自動的
にスキャニングできる。更に、図1において、上記電磁
石33,35及び上記エネルギー変調器40が、連続フ
レーム45と47及び36によって一体化されている
為、モータ49a,49bなどの回転手段によって、回
転軸37の回りを回転することによって、被照射体57
において56で示されるような3次元照射パターンが実
現される。このようにして、エネルギー変調器40によ
る深さ方向(z方向)のスキャニングは一番速く、前記
スキャニング電磁石33,35の回転と磁場強度変化に
よるXY方向のスキャニングは最後に離散的に行われ
る。但し、この順序は逆にしてもよい。また、図7の照
射開始位置63及び照射停止位置61をエネルギー変調
器40の回転角検出器71で検出して、図9で示したよ
うに、荷電粒子線31のON/OFF制御を行い、繰り
返して、照射を行う。また、全ての照射位置Pi73に
おいて、エネルギーディグレーダ21を用いて、最大照
射深度zi79をセットし、深さ方向のスキャニング幅
Δzi;75を、照射停止位置61で調節できる為に、
Δzi;75とzi;79の大きさに関係なく、深さ方
向におけるスキャニングパターンまたは粒子数分布は、
前記エネルギー変調器40の壁厚周方向分布によって決
まる。対応する分布範囲は図7で示されるΔθi77で
決まる。荷電粒子線治療装置の場合には、複雑な形をし
た腫瘍に均一な線量を与えることに対応する。
【0012】なお、上記実施の形態では、スキャニング
電磁石33,35に磁場強度と有効磁界の長さは同一と
したが、荷電粒子線ビーム31を互いに逆の方向に同じ
角度だけ曲げれば、前記磁場強度と有効磁界の長さは同
一でなくてもよい。また、上記実施の形態では、前記荷
電粒子線ビーム31を入射角30に対して、平行にスキ
ャニングさせる為に、2台のスキャニング電磁石33,
35を用いたが、前記荷電粒子線ビーム31を常に互い
に逆の方向に同じ角度だけ曲げられる2組または2つの
スキャニング磁場を発生できれば、単数または複数の電
磁石またはスキャニング磁場を発生できるように工夫さ
れた(例えば、永久磁石の空間配置を機械的に変動させ
るなどして)永久磁石などから構成されたスキャニング
磁場発生装置でもよい。
電磁石33,35に磁場強度と有効磁界の長さは同一と
したが、荷電粒子線ビーム31を互いに逆の方向に同じ
角度だけ曲げれば、前記磁場強度と有効磁界の長さは同
一でなくてもよい。また、上記実施の形態では、前記荷
電粒子線ビーム31を入射角30に対して、平行にスキ
ャニングさせる為に、2台のスキャニング電磁石33,
35を用いたが、前記荷電粒子線ビーム31を常に互い
に逆の方向に同じ角度だけ曲げられる2組または2つの
スキャニング磁場を発生できれば、単数または複数の電
磁石またはスキャニング磁場を発生できるように工夫さ
れた(例えば、永久磁石の空間配置を機械的に変動させ
るなどして)永久磁石などから構成されたスキャニング
磁場発生装置でもよい。
【0013】この発明は2軸方向平行ビームスキャニン
グをコンパクトに実現できると同時に、スキャニング電
磁石33,35の磁極ギャップ43を入射荷電粒子線ビ
ーム31の断面サイズ程度まで小さくすることができる
為に、上記照射装置を大幅に小型軽量化する効果があ
る。
グをコンパクトに実現できると同時に、スキャニング電
磁石33,35の磁極ギャップ43を入射荷電粒子線ビ
ーム31の断面サイズ程度まで小さくすることができる
為に、上記照射装置を大幅に小型軽量化する効果があ
る。
【0014】更に、この発明は荷電粒子線治療装置にお
いて、深さ方向のビームスキャンニングを効率良く実現
する手段を提供できると同時に、同じ領域を自動的に重
複してスキャニングを行うので、患者の臓器が深さ
(z)方向に対する位置変動による照射誤差を小さくす
る効果が有る。また、前記円筒形のエネルギー変調器4
0を、前記コンパクトな荷電粒子線スキャナと組合わせ
た為に、効率よく、且つ簡単な装置で上記のような効果
を有する荷電粒子線治療装置を実現できる。
いて、深さ方向のビームスキャンニングを効率良く実現
する手段を提供できると同時に、同じ領域を自動的に重
複してスキャニングを行うので、患者の臓器が深さ
(z)方向に対する位置変動による照射誤差を小さくす
る効果が有る。また、前記円筒形のエネルギー変調器4
0を、前記コンパクトな荷電粒子線スキャナと組合わせ
た為に、効率よく、且つ簡単な装置で上記のような効果
を有する荷電粒子線治療装置を実現できる。
【0015】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2による荷電粒子線照射装置のスキャニング電磁石を
示す図である。図において、31は荷電粒子線ビーム、
33,35は前記実施の形態1で述べたスキャニング電
磁石である。37はスキャニング電磁石の回転軸であ
る。40は実施の形態1で述べたエネルギー変調器であ
る。前記実施の形態1と違うところは、スキャニング電
磁石33,35は荷電粒子線31を図4で示しているよ
うに、スキャニング電磁石33,35による偏向角を異
なるように設定し、被照射体に所定角度で収束するよう
にスキャニングすることである。更に、前記実施の形態
1と同じように、前記スキャニング電磁石33,35な
どを一体にして回転軸37の回りを回転することによっ
て、2次元方向の収束荷電粒子線スキャニングをコンパ
クトに実現できる。
態2による荷電粒子線照射装置のスキャニング電磁石を
示す図である。図において、31は荷電粒子線ビーム、
33,35は前記実施の形態1で述べたスキャニング電
磁石である。37はスキャニング電磁石の回転軸であ
る。40は実施の形態1で述べたエネルギー変調器であ
る。前記実施の形態1と違うところは、スキャニング電
磁石33,35は荷電粒子線31を図4で示しているよ
うに、スキャニング電磁石33,35による偏向角を異
なるように設定し、被照射体に所定角度で収束するよう
にスキャニングすることである。更に、前記実施の形態
1と同じように、前記スキャニング電磁石33,35な
どを一体にして回転軸37の回りを回転することによっ
て、2次元方向の収束荷電粒子線スキャニングをコンパ
クトに実現できる。
【0016】この発明は、荷電粒子線治療装置におい
て、深部腫瘍治療に当たって、患者の皮膚または体表面
の正常組織への照射線量を低減する効果がある。また、
コンパクトな2次元収束荷電粒子線スキャニング装置を
提供できる。また、この実施の形態では、エネルギー変
調器40を用いたが、実際、エネルギー変調器40を使
わなくても、単なるエネルギー変化手段である図7のエ
ネルギーディグレーダ21と組合わせることで、前記の
3次元荷電粒子ビーム収束スキャニングを実現できる。
て、深部腫瘍治療に当たって、患者の皮膚または体表面
の正常組織への照射線量を低減する効果がある。また、
コンパクトな2次元収束荷電粒子線スキャニング装置を
提供できる。また、この実施の形態では、エネルギー変
調器40を用いたが、実際、エネルギー変調器40を使
わなくても、単なるエネルギー変化手段である図7のエ
ネルギーディグレーダ21と組合わせることで、前記の
3次元荷電粒子ビーム収束スキャニングを実現できる。
【0017】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3による荷電粒子線治療装置を示すブロック図であ
る。図において、31は荷電粒子線ビーム、33,35
は前記実施の形態1で述べたスキャニング電磁石であ
る。40は前記実施の形態1で述べたエネルギー変調器
であり、37は一体化されているスキャニング電磁石3
3,35及びエネルギー変調器40の回転軸であり、5
5は掃引された荷電粒子線の軌跡である。他は前記従来
例の図10または実施の形態1の図1、図2、図3及び
図7と同じである。
態3による荷電粒子線治療装置を示すブロック図であ
る。図において、31は荷電粒子線ビーム、33,35
は前記実施の形態1で述べたスキャニング電磁石であ
る。40は前記実施の形態1で述べたエネルギー変調器
であり、37は一体化されているスキャニング電磁石3
3,35及びエネルギー変調器40の回転軸であり、5
5は掃引された荷電粒子線の軌跡である。他は前記従来
例の図10または実施の形態1の図1、図2、図3及び
図7と同じである。
【0018】ここで、図5、図6、図7と図9を用い
て、この発明の実施の形態3を説明する。上記のように
構成された荷電粒子線治療装置において、加速器1から
出た高エネルギーの荷電粒子線ビームが輸送系電磁石3
によって運ばれ、初段のエネルギーディグレーダ5を通
過して所定のエネルギーを有する荷電粒子線ビーム31
として、最初の偏向電磁石11で水平から上方に曲げら
れた後、再び偏向電磁石13で水平方向に戻される。ビ
ームストッパー9は荷電粒子線ビーム31の照射をON
−OFFして照射時間を制限し、ビームスキャンと同期
してビーム照射領域を制限する働きをする。更に荷電粒
子線ビームが収束用の電磁石15によって集束された
後、偏向電磁石19に入射される。本実施の形態は前記
従来例と違って、偏向電磁石19の前ではビームをスキ
ャニングせず、細いペンシルビームのまま上記偏向電磁
石19によって真下に向くように曲げられる。従って、
図6に示されている上記偏向電磁石19の磁極幅20及
び磁極ギャップ18の両方を小さくすることができ、回
転ガントリーの総重量を小さくすることに貢献できる。
一方、図10の従来例では、偏向電磁石19の磁極幅2
0は図10で示されているスキャニング電磁石17によ
ってスキャニングされた荷電粒子線ビームををカバーす
る必要があり、数十センチになっていた。
て、この発明の実施の形態3を説明する。上記のように
構成された荷電粒子線治療装置において、加速器1から
出た高エネルギーの荷電粒子線ビームが輸送系電磁石3
によって運ばれ、初段のエネルギーディグレーダ5を通
過して所定のエネルギーを有する荷電粒子線ビーム31
として、最初の偏向電磁石11で水平から上方に曲げら
れた後、再び偏向電磁石13で水平方向に戻される。ビ
ームストッパー9は荷電粒子線ビーム31の照射をON
−OFFして照射時間を制限し、ビームスキャンと同期
してビーム照射領域を制限する働きをする。更に荷電粒
子線ビームが収束用の電磁石15によって集束された
後、偏向電磁石19に入射される。本実施の形態は前記
従来例と違って、偏向電磁石19の前ではビームをスキ
ャニングせず、細いペンシルビームのまま上記偏向電磁
石19によって真下に向くように曲げられる。従って、
図6に示されている上記偏向電磁石19の磁極幅20及
び磁極ギャップ18の両方を小さくすることができ、回
転ガントリーの総重量を小さくすることに貢献できる。
一方、図10の従来例では、偏向電磁石19の磁極幅2
0は図10で示されているスキャニング電磁石17によ
ってスキャニングされた荷電粒子線ビームををカバーす
る必要があり、数十センチになっていた。
【0019】また、偏向電磁石19から出た荷電粒子線
ビームがスキャニング電磁石33,35、エネルギー変
調器40、及びエネルギーディグレータ21によって前
記実施の形態1で説明したように、被照射体57を3次
元的にスキャニングする。深さ方向のスキャニングの
際、まず最大深さに合わせて、前記エネルギーディグレ
ーダ21の厚さをセットしてから、図7で示しているよ
うに荷電粒子線の出射に対応する角度をエネルギー変調
器40の照射開始位置63に固定し、必要なスキャニン
グ深度幅Δzi;75に合わせて、荷電粒子線の停止に
対応する角度61をセットするようにエネルギー変調器
40の角度範囲を決め、その範囲内で、図9で示したよ
うに荷電粒子線を照射するようにする。こうした時、前
記スキャニング電磁石33,35の回転角及び磁場強度
によって設定される全ての照射点Pi;73において、
必要なスキャニング深度幅Δzi;75が異なっていて
も、深さ方向に対して、前記エネルギー変調器40の壁
厚分布に依って決まる粒子数分布または吸収線量分布を
与えることができる。具体的には、荷電粒子線治療装置
において、前記エネルギー変調器40の壁厚周方向分布
を、前記Y.Jongenらによる参考文献に述べられ
ているように、腫瘍体積内に均一な吸収線量分布を与え
るように決めれば良いのである。荷電粒子線治療装置の
ように、全ての照射入射点において、同じ粒子数深度分
布、あるいは均一な吸収線量分布が必要とされる場合に
は、従来例で述べたエネルギーディグレーダ21のみに
よる深さ方向スキャニングに比べ、この発明はスキャニ
ングの効率を上げる効果があると同時に、入射方向の被
照射体を静止状態で照射できるため、その位置変動によ
る誤差を抑える効果も大きい。
ビームがスキャニング電磁石33,35、エネルギー変
調器40、及びエネルギーディグレータ21によって前
記実施の形態1で説明したように、被照射体57を3次
元的にスキャニングする。深さ方向のスキャニングの
際、まず最大深さに合わせて、前記エネルギーディグレ
ーダ21の厚さをセットしてから、図7で示しているよ
うに荷電粒子線の出射に対応する角度をエネルギー変調
器40の照射開始位置63に固定し、必要なスキャニン
グ深度幅Δzi;75に合わせて、荷電粒子線の停止に
対応する角度61をセットするようにエネルギー変調器
40の角度範囲を決め、その範囲内で、図9で示したよ
うに荷電粒子線を照射するようにする。こうした時、前
記スキャニング電磁石33,35の回転角及び磁場強度
によって設定される全ての照射点Pi;73において、
必要なスキャニング深度幅Δzi;75が異なっていて
も、深さ方向に対して、前記エネルギー変調器40の壁
厚分布に依って決まる粒子数分布または吸収線量分布を
与えることができる。具体的には、荷電粒子線治療装置
において、前記エネルギー変調器40の壁厚周方向分布
を、前記Y.Jongenらによる参考文献に述べられ
ているように、腫瘍体積内に均一な吸収線量分布を与え
るように決めれば良いのである。荷電粒子線治療装置の
ように、全ての照射入射点において、同じ粒子数深度分
布、あるいは均一な吸収線量分布が必要とされる場合に
は、従来例で述べたエネルギーディグレーダ21のみに
よる深さ方向スキャニングに比べ、この発明はスキャニ
ングの効率を上げる効果があると同時に、入射方向の被
照射体を静止状態で照射できるため、その位置変動によ
る誤差を抑える効果も大きい。
【0020】本実施の形態では、図5で示しているよう
に、2軸方向において平行にビームスキャニングが実現
できるため、患者25を載せた照射ベッド27の移動は
不必要となり、上記治療装置において照射位置精度の向
上が図られる効果がある。また、荷電粒子線が深部腫瘍
治療に必要なエネルギー250MeV位の陽子線ビーム
(リジディティ(ビームを1ラジアン曲げるのに必要な
磁場の作用量。1テスラの磁場中での回転半径に等し
い。)は2.43テスラ・メートル)で、直径20cm
の照射領域をスキャニングする場合は、上記偏向電磁石
19を超電導化すると、そのサイズを40cm程度にす
ることができる。また、上記スキャニング電磁石33,
35の端から端までの長さを120cm位にすることが
できるため、回転ガントリーの回転半径を2m位に抑え
ることができる。その結果、図10の従来例と違って、
この発明は2次元平行ビームスキャニングを実現しなが
ら、患者25を前記照射回転ガントリーの回転中心軸上
に置くことができ、前記ガントリーの構造を大幅に簡素
化できる効果がある。また、本構成による前記250M
eVの陽子線回転ガントリー治療装置の重量を図10の
従来例の半分以下にすることが可能である。更に、本実
施の形態では、荷電粒子線治療において、前記実施の形
態1で述べたような効果もある。
に、2軸方向において平行にビームスキャニングが実現
できるため、患者25を載せた照射ベッド27の移動は
不必要となり、上記治療装置において照射位置精度の向
上が図られる効果がある。また、荷電粒子線が深部腫瘍
治療に必要なエネルギー250MeV位の陽子線ビーム
(リジディティ(ビームを1ラジアン曲げるのに必要な
磁場の作用量。1テスラの磁場中での回転半径に等し
い。)は2.43テスラ・メートル)で、直径20cm
の照射領域をスキャニングする場合は、上記偏向電磁石
19を超電導化すると、そのサイズを40cm程度にす
ることができる。また、上記スキャニング電磁石33,
35の端から端までの長さを120cm位にすることが
できるため、回転ガントリーの回転半径を2m位に抑え
ることができる。その結果、図10の従来例と違って、
この発明は2次元平行ビームスキャニングを実現しなが
ら、患者25を前記照射回転ガントリーの回転中心軸上
に置くことができ、前記ガントリーの構造を大幅に簡素
化できる効果がある。また、本構成による前記250M
eVの陽子線回転ガントリー治療装置の重量を図10の
従来例の半分以下にすることが可能である。更に、本実
施の形態では、荷電粒子線治療において、前記実施の形
態1で述べたような効果もある。
【0021】実施の形態4.図8はこの発明の実施の形
態4による荷電粒子線照射方法を示す流れ図である。こ
こで、図8と実施の形態3の図5と実施の形態1の図7
と図9を用いて方法に関する実施の形態4を説明する。
態4による荷電粒子線照射方法を示す流れ図である。こ
こで、図8と実施の形態3の図5と実施の形態1の図7
と図9を用いて方法に関する実施の形態4を説明する。
【0022】ステップ1:図7において、3次元照射領
域を、荷電粒子線入射軸30と平行な所定の間隔で配置
された円柱体で近似して、各円柱体のXY平面(照射方
向と垂直な平面)内の位置座標Pi;73をビームの照
射位置とし、各円柱体の長さΔzi;75を前記照射位
置Pi;73におけるビーム進行方向(深さ方向)のス
キャニング範囲とし、また最大照射深さ座標をzi;7
9とする。但し、iは1からNまでの整数である。Nは
前記3次元照射領域を記述するために、必要な円柱体の
数である。 ステップ2:予め作成しておいた3次元照射領域のパラ
メータ群[(Pi,Δzi,zi),i=1,2,…
N]を設定テーブルから照射装置を制御している計算機
などの制御手段にロードする。 ステップ3:XY平面位置座標Pi(初期値としてi=
1)に合わせて、スキャニング電磁石33,35、及び
エネルギー変調器40の回転角度と、スキャニング磁場
強度を設定する。 ステップ4:深さ座標zi(初期値としてi=1)に合
わせて荷電粒子線31の最大エネルギーをエネルギーデ
ィグレーダ21で設定する。 ステップ5:深さスキャニング範囲Δzi(初期値とし
てi=1)に合わせて、エネルギー変調器40から読み
取った回転角の有効範囲を決め、その範囲内のみにおい
て、荷電粒子線をビームストッパー9などの停止手段の
制御で照射する。 ステップ6:荷電粒子線の入射粒子数及び位置を位置・
線量モニタ23で測定する。 ステップ7:ステップ6で測定した位置座標とステップ
3で測定した位置座標を比較する。一致しない場合は、
後記ステップ9に移る。 ステップ8:ステップ7の比較結果は測定と設定の位置
座標が一致した場合、ステップ6で測定した粒子数の積
算値が照射を開始する前に決めておいた位置座標Piで
の設定粒子数を越えているかを判定する。越えていない
場合はステップ6に戻る。 ステップ9:ステップ8の比較結果はYESの場合は、
荷電粒子線ビーム31をビームストッパ9を用いて停止
する。 ステップ10:照射を終了するかどうかを判断する。続
ける場合はiを1つ増加させて、ステップ3に戻る。 ステップ11:照射を終了させる。上記の方法で、i=
1からi=Nまでステップ3からステップ11まで実行
し、位置座標群[(Pi,Δzi,zi),i=1,
2,…N]で記述される3次元照射領域のすべての円柱
体領域に所定粒子数[Ni,i=1,2,…N]を照射
する。
域を、荷電粒子線入射軸30と平行な所定の間隔で配置
された円柱体で近似して、各円柱体のXY平面(照射方
向と垂直な平面)内の位置座標Pi;73をビームの照
射位置とし、各円柱体の長さΔzi;75を前記照射位
置Pi;73におけるビーム進行方向(深さ方向)のス
キャニング範囲とし、また最大照射深さ座標をzi;7
9とする。但し、iは1からNまでの整数である。Nは
前記3次元照射領域を記述するために、必要な円柱体の
数である。 ステップ2:予め作成しておいた3次元照射領域のパラ
メータ群[(Pi,Δzi,zi),i=1,2,…
N]を設定テーブルから照射装置を制御している計算機
などの制御手段にロードする。 ステップ3:XY平面位置座標Pi(初期値としてi=
1)に合わせて、スキャニング電磁石33,35、及び
エネルギー変調器40の回転角度と、スキャニング磁場
強度を設定する。 ステップ4:深さ座標zi(初期値としてi=1)に合
わせて荷電粒子線31の最大エネルギーをエネルギーデ
ィグレーダ21で設定する。 ステップ5:深さスキャニング範囲Δzi(初期値とし
てi=1)に合わせて、エネルギー変調器40から読み
取った回転角の有効範囲を決め、その範囲内のみにおい
て、荷電粒子線をビームストッパー9などの停止手段の
制御で照射する。 ステップ6:荷電粒子線の入射粒子数及び位置を位置・
線量モニタ23で測定する。 ステップ7:ステップ6で測定した位置座標とステップ
3で測定した位置座標を比較する。一致しない場合は、
後記ステップ9に移る。 ステップ8:ステップ7の比較結果は測定と設定の位置
座標が一致した場合、ステップ6で測定した粒子数の積
算値が照射を開始する前に決めておいた位置座標Piで
の設定粒子数を越えているかを判定する。越えていない
場合はステップ6に戻る。 ステップ9:ステップ8の比較結果はYESの場合は、
荷電粒子線ビーム31をビームストッパ9を用いて停止
する。 ステップ10:照射を終了するかどうかを判断する。続
ける場合はiを1つ増加させて、ステップ3に戻る。 ステップ11:照射を終了させる。上記の方法で、i=
1からi=Nまでステップ3からステップ11まで実行
し、位置座標群[(Pi,Δzi,zi),i=1,
2,…N]で記述される3次元照射領域のすべての円柱
体領域に所定粒子数[Ni,i=1,2,…N]を照射
する。
【0023】図9はエネルギー変調器40の回転とビー
ムストッパー9のON−OFF制御の時間的関係を示す
図である。このような制御方法によれば、エネルギー変
調器40は一定速度で連続回転させるだけでよい。な
お、スキャニング幅Δziの下端と最大深さziと一致
させる設定によれば、図中の「θ開始」の角度は0でよ
い。
ムストッパー9のON−OFF制御の時間的関係を示す
図である。このような制御方法によれば、エネルギー変
調器40は一定速度で連続回転させるだけでよい。な
お、スキャニング幅Δziの下端と最大深さziと一致
させる設定によれば、図中の「θ開始」の角度は0でよ
い。
【0024】ここで、上記第3のステップと第4のステ
ップの順番を入れ替えたとしても、効果は同じである。
ップの順番を入れ替えたとしても、効果は同じである。
【0025】また、上記の方法において、スキャニング
電磁石33,35の回転速度が磁場強度によるスキャニ
ング速度よりも遅いので、回転角度を一定に保って、ス
キャニング磁場によるスキャニングを先に行った方が照
射時間を短縮できる。
電磁石33,35の回転速度が磁場強度によるスキャニ
ング速度よりも遅いので、回転角度を一定に保って、ス
キャニング磁場によるスキャニングを先に行った方が照
射時間を短縮できる。
【0026】この発明で述べた装置及び方法は荷電粒子
治療に限るものではなく、半導体分野と材料分野など荷
電粒子線照射または注入を必要とする分野にも応用でき
る。
治療に限るものではなく、半導体分野と材料分野など荷
電粒子線照射または注入を必要とする分野にも応用でき
る。
【0027】
【発明の効果】この発明の第1の構成である荷電粒子線
照射装置によれば、荷電粒子線の入射軸方向に沿って直
列に配置され、荷電粒子線を互いに逆の方向にそれぞれ
所定角度だけ偏向する2組の電磁石からなるスキャニン
グ磁場発生手段と、前記スキャニング磁場発生手段の下
流において、前記偏向された荷電粒子線が回転対称軸を
通過するように設置した、円周方向に対して所定の壁厚
分布を有する所定長さの円筒と前記円筒を回転対称軸の
回りで回転する手段と前記円筒の回転角を検出する手段
を有するエネルギー変調手段と、荷電粒子線の最大エネ
ルギーを制限するエネルギー減衰手段と、前記スキャニ
ング磁場発生手段と前記エネルギー変調手段とを前記荷
電粒子線の入射軸の回りで一緒に回転する手段とを備え
たので、被照射体を静止させたままで、任意の3次元照
射領域に荷電粒子線を照射できる。また、粒子線照射装
置を小型軽量化できる。
照射装置によれば、荷電粒子線の入射軸方向に沿って直
列に配置され、荷電粒子線を互いに逆の方向にそれぞれ
所定角度だけ偏向する2組の電磁石からなるスキャニン
グ磁場発生手段と、前記スキャニング磁場発生手段の下
流において、前記偏向された荷電粒子線が回転対称軸を
通過するように設置した、円周方向に対して所定の壁厚
分布を有する所定長さの円筒と前記円筒を回転対称軸の
回りで回転する手段と前記円筒の回転角を検出する手段
を有するエネルギー変調手段と、荷電粒子線の最大エネ
ルギーを制限するエネルギー減衰手段と、前記スキャニ
ング磁場発生手段と前記エネルギー変調手段とを前記荷
電粒子線の入射軸の回りで一緒に回転する手段とを備え
たので、被照射体を静止させたままで、任意の3次元照
射領域に荷電粒子線を照射できる。また、粒子線照射装
置を小型軽量化できる。
【0028】この発明の第2の構成である荷電粒子線照
射装置によれば、前記所定角度が、前記直列に配置され
た上流側電磁石と下流側電磁石について同じであるの
で、被照射体を静止させたままで、任意の3次元照射領
域に荷電粒子線を平行に照射できる。
射装置によれば、前記所定角度が、前記直列に配置され
た上流側電磁石と下流側電磁石について同じであるの
で、被照射体を静止させたままで、任意の3次元照射領
域に荷電粒子線を平行に照射できる。
【0029】この発明の第3の構成である荷電粒子線照
射装置によれば、前記所定角度が、前記直列に配置され
た上流側電磁石よりも、下流側電磁石において大きいの
で、被照射体を静止させたままで、任意の3次元照射領
域に荷電粒子線を収束させて照射でき、医療用に用いた
場合は照射領域以外の正常組織に対する照射線量を低減
できる。
射装置によれば、前記所定角度が、前記直列に配置され
た上流側電磁石よりも、下流側電磁石において大きいの
で、被照射体を静止させたままで、任意の3次元照射領
域に荷電粒子線を収束させて照射でき、医療用に用いた
場合は照射領域以外の正常組織に対する照射線量を低減
できる。
【0030】この発明の第4の構成である荷電粒子線照
射方法によれば、請求項1〜3に記載の荷電粒子線照射
装置のいずれかを使用し、3次元照射領域を、荷電粒子
線入射方向zと平行であって、所定の間隔で配置された
円柱体群で近似して、各円柱体のXY方向中心位置座標
Piをビームの照射位置とし、各円柱の長さΔziを前
記照射位置Piにおけるビーム進行方向(深さ方向)の
スキャニング範囲とし、また最大照射深さ座標をziと
する第1ステップと、予め作成して置いた照射領域のパ
ラメータ群[(Pi,Δzi,zi),i=1,2,…
N]を設定テーブルからロードする第2のステップと、
前記各Piに合わせてスキャニング磁場発生手段及びエ
ネルギー変調手段の回転角度と磁場強度を設定する第3
のステップと、前記照射深さ座標ziに合わせて前記荷
電粒子線の最大エネルギーをエネルギー減衰手段で設定
する第4のステップと、前記深さスキャニング範囲Δz
i(初期値としてi=1)に合わせて、前記エネルギー
変調手段から読み取った回転角の有効範囲を決め、その
範囲内において荷電粒子線を照射する第5のステップと
を備え、所定の3次元照射領域を照射するので、被照射
体を静止させたままで、任意の3次元照射領域に荷電粒
子線を正確かつ効率的に照射できる。
射方法によれば、請求項1〜3に記載の荷電粒子線照射
装置のいずれかを使用し、3次元照射領域を、荷電粒子
線入射方向zと平行であって、所定の間隔で配置された
円柱体群で近似して、各円柱体のXY方向中心位置座標
Piをビームの照射位置とし、各円柱の長さΔziを前
記照射位置Piにおけるビーム進行方向(深さ方向)の
スキャニング範囲とし、また最大照射深さ座標をziと
する第1ステップと、予め作成して置いた照射領域のパ
ラメータ群[(Pi,Δzi,zi),i=1,2,…
N]を設定テーブルからロードする第2のステップと、
前記各Piに合わせてスキャニング磁場発生手段及びエ
ネルギー変調手段の回転角度と磁場強度を設定する第3
のステップと、前記照射深さ座標ziに合わせて前記荷
電粒子線の最大エネルギーをエネルギー減衰手段で設定
する第4のステップと、前記深さスキャニング範囲Δz
i(初期値としてi=1)に合わせて、前記エネルギー
変調手段から読み取った回転角の有効範囲を決め、その
範囲内において荷電粒子線を照射する第5のステップと
を備え、所定の3次元照射領域を照射するので、被照射
体を静止させたままで、任意の3次元照射領域に荷電粒
子線を正確かつ効率的に照射できる。
【図1】 この発明の実施の形態1による荷電粒子線照
射装置を示すブロック図である。
射装置を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による荷電粒子線照
射装置の電磁石の側面を示すブロック図である。
射装置の電磁石の側面を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による荷電粒子線照
射装置の電磁石をもう一つの角度から示す図である。
射装置の電磁石をもう一つの角度から示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による荷電粒子線照
射装置のスキャニング電磁石を示す図である。
射装置のスキャニング電磁石を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による荷電粒子線治
療装置を示すブロック図である。
療装置を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による荷電粒子線治
療装置の偏向電磁石を示すブロック図である。
療装置の偏向電磁石を示すブロック図である。
【図7】 この発明に係る荷電粒子線治療装置の原理を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による荷電粒子線照
射方法を示す流れ図である。
射方法を示す流れ図である。
【図9】 この発明の実施の形態1〜4による荷電粒子
線ビームをエネルギー変調器40の角度でON/OFF
制御を行う原理を示す図である。
線ビームをエネルギー変調器40の角度でON/OFF
制御を行う原理を示す図である。
【図10】 従来の荷電粒子線治療装置の一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
15収束用の電磁石、19 偏向電磁石、31 荷電粒
子線ビーム、34 磁場方向、33,35 スキャニン
グ電磁石、37 回転軸、40 エネルギー変調器、4
1 磁極幅、43 磁極ギャップ、53 歯車。
子線ビーム、34 磁場方向、33,35 スキャニン
グ電磁石、37 回転軸、40 エネルギー変調器、4
1 磁極幅、43 磁極ギャップ、53 歯車。
Claims (4)
- 【請求項1】 荷電粒子線の入射軸方向に沿って直列に
配置され、荷電粒子線を互いに逆の方向にそれぞれ所定
角度だけ偏向する2組の電磁石からなるスキャニング磁
場発生手段と、前記スキャニング磁場発生手段の下流に
おいて、前記偏向された荷電粒子線が回転対称軸を通過
するように設置した、円周方向に対して所定の壁厚分布
を有する所定長さの円筒と前記円筒を回転対称軸の回り
で回転する手段と前記円筒の回転角を検出する手段を有
するエネルギー変調手段と、荷電粒子線の最大エネルギ
ーを制限するエネルギー減衰手段と、前記スキャニング
磁場発生手段と前記エネルギー変調手段とを前記荷電粒
子線の入射軸の回りで一緒に回転する手段とを備えたこ
とを特徴とする荷電粒子線照射装置。 - 【請求項2】 前記所定角度が、前記直列に配置された
上流側電磁石と下流側電磁石について同じであることを
特徴とする請求項1記載の荷電粒子線照射装置。 - 【請求項3】 前記所定角度が、前記直列に配置された
上流側電磁石よりも、下流側電磁石において大きいこと
を特徴とする請求項1記載の荷電粒子線照射装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3に記載の荷電粒子線照射装
置のいずれかを使用し、3次元照射領域を、荷電粒子線
入射方向zと平行であって、所定の間隔で配置された円
柱体群で近似して、各円柱体のXY方向中心位置座標P
iをビームの照射位置とし、各円柱の長さΔziを前記
照射位置Piにおけるビーム進行方向(深さ方向)のス
キャニング範囲とし、また最大照射深さ座標をziとす
る第1ステップと、予め作成して置いた照射領域のパラ
メータ群[(Pi,Δzi,zi),i=1,2,…
N]を設定テーブルからロードする第2のステップと、
前記各Piに合わせてスキャニング磁場発生手段及びエ
ネルギー変調手段の回転角度と磁場強度を設定する第3
のステップと、前記照射深さ座標ziに合わせて前記荷
電粒子線の最大エネルギーをエネルギー減衰手段で設定
する第4のステップと、前記深さスキャニング範囲Δz
i(初期値としてi=1)に合わせて、前記エネルギー
変調手段から読み取った回転角の有効範囲を決め、その
範囲内において荷電粒子線を照射する第5のステップと
を備え、所定の3次元照射領域を照射することを特徴と
する荷電粒子線照射方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9310433A JPH11142600A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 荷電粒子線照射装置及び照射方法 |
US09/069,944 US6034377A (en) | 1997-11-12 | 1998-04-30 | Charged particle beam irradiation apparatus and method of irradiation with charged particle beam |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9310433A JPH11142600A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 荷電粒子線照射装置及び照射方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11142600A true JPH11142600A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18005196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9310433A Pending JPH11142600A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 荷電粒子線照射装置及び照射方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6034377A (ja) |
JP (1) | JPH11142600A (ja) |
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