JPH11138774A - 印刷装置、印刷制御方法および記録ヘッド - Google Patents
印刷装置、印刷制御方法および記録ヘッドInfo
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- JPH11138774A JPH11138774A JP9310510A JP31051097A JPH11138774A JP H11138774 A JPH11138774 A JP H11138774A JP 9310510 A JP9310510 A JP 9310510A JP 31051097 A JP31051097 A JP 31051097A JP H11138774 A JPH11138774 A JP H11138774A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 種類の異なる記録ヘッドの使用を可能とす
る。 【解決手段】 色情報テーブルを記憶した不揮発性メモ
リ26を記録ヘッド27内に設け、ホストコンピュータ
10側に転送する。ホストコンピュータ10では、色情
報テーブルを使用して印刷データを作成する。ホストコ
ンピュータ10は印刷データにラベルを付してプリンタ
20に送信する。
る。 【解決手段】 色情報テーブルを記憶した不揮発性メモ
リ26を記録ヘッド27内に設け、ホストコンピュータ
10側に転送する。ホストコンピュータ10では、色情
報テーブルを使用して印刷データを作成する。ホストコ
ンピュータ10は印刷データにラベルを付してプリンタ
20に送信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーの記録が可
能なプリンタに関わり、より詳しくは、記録ヘッドを脱
着可能な印刷装置、印刷制御方法および記録ヘッドに関
する。
能なプリンタに関わり、より詳しくは、記録ヘッドを脱
着可能な印刷装置、印刷制御方法および記録ヘッドに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー記録を行うプリンタはシア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の異なる複数の色
の記録材(インクジェット記録装置ではインク)を使用
して、各色の記録材を各色毎に設けられた記録ヘッドに
より記録用紙やプラスティックシートなどの記録媒体に
吐出して画像形成を行う。インクジェット記録装置の場
合、記録ヘッドはキャリッジに対して脱着可能である。
ホストコンピュータから受信した色毎の印字データを記
憶しておく印字データ記憶手段(印字バッファと称す
る)も色毎に設けられており、記録材の色、記録ヘッ
ド、印字バッファは互いに対応づけられている。
ン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の異なる複数の色
の記録材(インクジェット記録装置ではインク)を使用
して、各色の記録材を各色毎に設けられた記録ヘッドに
より記録用紙やプラスティックシートなどの記録媒体に
吐出して画像形成を行う。インクジェット記録装置の場
合、記録ヘッドはキャリッジに対して脱着可能である。
ホストコンピュータから受信した色毎の印字データを記
憶しておく印字データ記憶手段(印字バッファと称す
る)も色毎に設けられており、記録材の色、記録ヘッ
ド、印字バッファは互いに対応づけられている。
【0003】さらに上記ホストコンピュータまたはプリ
ンタでは記録ヘッドに印字データを送出する前に、色情
報テーブルを参照して、印字データの中の色成分等を決
定する。ちなみに、ホストコンピュータ(パーソナルコ
ンピュータ等)では、文書中の文字の色を指摘する機能
を有し、ユーザは、色サンプルを指定することで文字の
色を指定する。指定された色に関する情報(色情報)は
ホストコンピュータ側でシアン、マゼンタ、イエロー、
ブラック(あるいはレッド、ブルー、グリーン)の色成
分(あるいは色毎の濃度)に分解され、印字データの一
部となる。この指定された色から色成分を取り出すため
のテーブルが色情報テーブルである。なお、記録ヘッド
の種類に応じて、カラー印字性能が異なるので、色情報
テーブルは複数用意されている。現在、装着されている
記録ヘッドの種類が自動検知され、検知された種類に応
じて好適な色情報テーブルが参照される。
ンタでは記録ヘッドに印字データを送出する前に、色情
報テーブルを参照して、印字データの中の色成分等を決
定する。ちなみに、ホストコンピュータ(パーソナルコ
ンピュータ等)では、文書中の文字の色を指摘する機能
を有し、ユーザは、色サンプルを指定することで文字の
色を指定する。指定された色に関する情報(色情報)は
ホストコンピュータ側でシアン、マゼンタ、イエロー、
ブラック(あるいはレッド、ブルー、グリーン)の色成
分(あるいは色毎の濃度)に分解され、印字データの一
部となる。この指定された色から色成分を取り出すため
のテーブルが色情報テーブルである。なお、記録ヘッド
の種類に応じて、カラー印字性能が異なるので、色情報
テーブルは複数用意されている。現在、装着されている
記録ヘッドの種類が自動検知され、検知された種類に応
じて好適な色情報テーブルが参照される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように記録材
の色と、印字バッファとは互いに対応関係にあり、ま
た、固定化されているので、従来と異なる色の記録材、
たとえば、白色の記録材を収納した記録ヘッドを新たに
販売しようとすると、ユーザは色情報テーブルをホスト
コンピュータに新規に登録しなければならない。また、
記録材の収納容器の配列順序を変える必要がある場合に
は、プリンタの印刷制御プログラムをも新規なものと交
換しなければならないというように、記録ヘッドに関す
る仕様変更には、単にハードの変更のみならず、ホスト
コンピュータに記憶しておくテーブル情報やプリンタの
制御プログラムの変更が余儀なくされてしまうという問
題があった。
の色と、印字バッファとは互いに対応関係にあり、ま
た、固定化されているので、従来と異なる色の記録材、
たとえば、白色の記録材を収納した記録ヘッドを新たに
販売しようとすると、ユーザは色情報テーブルをホスト
コンピュータに新規に登録しなければならない。また、
記録材の収納容器の配列順序を変える必要がある場合に
は、プリンタの印刷制御プログラムをも新規なものと交
換しなければならないというように、記録ヘッドに関す
る仕様変更には、単にハードの変更のみならず、ホスト
コンピュータに記憶しておくテーブル情報やプリンタの
制御プログラムの変更が余儀なくされてしまうという問
題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、記録ヘッドの仕様変更に耐え、あるいは色構成の異
なる記録ヘッドを交換的に使用することが可能な印刷装
置、印刷制御方法および記録ヘッドを提供することにあ
る。
て、記録ヘッドの仕様変更に耐え、あるいは色構成の異
なる記録ヘッドを交換的に使用することが可能な印刷装
置、印刷制御方法および記録ヘッドを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、記録媒体に記録を行う記
録ヘッドの種類によって異なる情報を使用して印刷を行
い、前記記録ヘッドが脱着可能である印刷装置におい
て、前記記録ヘッド内に設けられ、前記情報を記憶した
記憶手段と、印刷装置本体内に設け、前記記憶手段から
前記情報を読み出す読みだし手段とを具えたことを特徴
とする。
るために、請求項1の発明は、記録媒体に記録を行う記
録ヘッドの種類によって異なる情報を使用して印刷を行
い、前記記録ヘッドが脱着可能である印刷装置におい
て、前記記録ヘッド内に設けられ、前記情報を記憶した
記憶手段と、印刷装置本体内に設け、前記記憶手段から
前記情報を読み出す読みだし手段とを具えたことを特徴
とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の印刷
装置において、前記読み出し手段により読み出された情
報を、印刷データ発生源に送信する通信手段をさらに具
えたことを特徴とする。
装置において、前記読み出し手段により読み出された情
報を、印刷データ発生源に送信する通信手段をさらに具
えたことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載の印刷
装置において、前記印刷データ発生源は、前記送信手段
から送信された情報を使用して、印刷データを作成する
ことを特徴とする。
装置において、前記印刷データ発生源は、前記送信手段
から送信された情報を使用して、印刷データを作成する
ことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項3に記載の印刷
装置において、前記記録ヘッドは記録色の異なる複数の
記録手段を有し、当該複数の記録手段に対応させて前記
印刷データを記憶する複数の印刷データ記憶手段をさら
に具え、前記情報は、前記記録色と複数の印刷データ記
憶手段のラベルとの対応関係であり、前記印刷データ発
生源は、作成した印刷データに前記ラベルを付して、前
記印刷装置本体に送信することを特徴とする。
装置において、前記記録ヘッドは記録色の異なる複数の
記録手段を有し、当該複数の記録手段に対応させて前記
印刷データを記憶する複数の印刷データ記憶手段をさら
に具え、前記情報は、前記記録色と複数の印刷データ記
憶手段のラベルとの対応関係であり、前記印刷データ発
生源は、作成した印刷データに前記ラベルを付して、前
記印刷装置本体に送信することを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項4に記載の印刷
装置において、前記情報の中には色分解または色補正の
ための色情報テーブルを含み、前記印刷データ発生源
は、該色情報テーブルを使用して前記記録色毎の印刷デ
ータを作成することを特徴とする。
装置において、前記情報の中には色分解または色補正の
ための色情報テーブルを含み、前記印刷データ発生源
は、該色情報テーブルを使用して前記記録色毎の印刷デ
ータを作成することを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、記録媒体に記録を行う
記録ヘッドの種類によって異なる情報を使用して印刷を
行い、前記記録ヘッドが脱着可能である印刷制御方法に
おいて、前記情報を記憶した記憶手段を前記記録ヘッド
内に設け、前記記憶手段から前記情報を読み出すことを
特徴とする。
記録ヘッドの種類によって異なる情報を使用して印刷を
行い、前記記録ヘッドが脱着可能である印刷制御方法に
おいて、前記情報を記憶した記憶手段を前記記録ヘッド
内に設け、前記記憶手段から前記情報を読み出すことを
特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、請求項6に記載の印刷
制御方法において、前記記憶手段から読み出された情報
を、印刷データ発生源に送信することを特徴とする。
制御方法において、前記記憶手段から読み出された情報
を、印刷データ発生源に送信することを特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、請求項7に記載の印刷
制御方法において、前記印刷データ発生源は、前記送信
手段から送信された情報を使用して、印刷データを作成
することを特徴とする。
制御方法において、前記印刷データ発生源は、前記送信
手段から送信された情報を使用して、印刷データを作成
することを特徴とする。
【0014】請求項9の発明は、請求項8に記載の印刷
制御方法において、前記記録ヘッドは記録色の異なる記
録が可能であり、当該複数の記録色に対応させて前記印
刷データを記憶する複数の印刷データ記憶手段を前記印
刷装置本体内に設け、前記情報は、前記記録色と複数の
印刷データ記憶手段の手段のラベルの対応関係であり、
前記印刷データ発生源は、作成した印刷データに前記ラ
ベルを付して、前記印刷装置本体に送信することを特徴
とする。
制御方法において、前記記録ヘッドは記録色の異なる記
録が可能であり、当該複数の記録色に対応させて前記印
刷データを記憶する複数の印刷データ記憶手段を前記印
刷装置本体内に設け、前記情報は、前記記録色と複数の
印刷データ記憶手段の手段のラベルの対応関係であり、
前記印刷データ発生源は、作成した印刷データに前記ラ
ベルを付して、前記印刷装置本体に送信することを特徴
とする。
【0015】請求項10の発明は、請求項9に記載の印
刷制御方法において、前記情報の中には色分解または色
補正のための色情報テーブルを含み、前記印刷データ発
生源は、該色情報テーブルを使用して前記記録色毎の印
刷データを作成することを特徴とする。
刷制御方法において、前記情報の中には色分解または色
補正のための色情報テーブルを含み、前記印刷データ発
生源は、該色情報テーブルを使用して前記記録色毎の印
刷データを作成することを特徴とする。
【0016】請求項11の発明は、印刷装置本体に脱着
可能であって、記録媒体に対して記録を行う記録手段
と、該記録手段の種類に関連する情報を記憶した記憶手
段とを具えたことを特徴とする。
可能であって、記録媒体に対して記録を行う記録手段
と、該記録手段の種類に関連する情報を記憶した記憶手
段とを具えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0018】図1は本発明を適用した印刷システムのシ
ステム構成を示す。図1において、10はパーソナルコ
ンピュータなどの印刷の対象となる情報を発生するホス
トコンピュータである。ホストコンピュータ10はCP
U11、ハードディスク記憶装置(HD)12、入出力
インタフェース(I/O)13、RAM14およびRO
M15を有する。ホストコンピュータ10には市販のも
のを使用することができる。ハードディスク記憶装置1
2およびROM15には装置全体を制御するオペレーテ
ィングシステム(OS)が格納されている。また、イン
クジェット記録装置(以下、プリンタ)20の動作を制
御するためのプログラム(プリンタドライバと称する)
12Aがハードディスク記憶装置12内に保存記憶さ
れ、CPU11による実行時にはRAM14にロードさ
れる。I/O13はプリンタ側のI/O22と接続し、
印刷すべき色毎の印字データ、本発明に関わり、使用す
べきバッファ(後述)を指定するデータ、印刷制御デー
タ等をプリンタ20に対して転送する。また、I/O1
3はプリンタ20から送信されるデータをCPU11に
転送する。
ステム構成を示す。図1において、10はパーソナルコ
ンピュータなどの印刷の対象となる情報を発生するホス
トコンピュータである。ホストコンピュータ10はCP
U11、ハードディスク記憶装置(HD)12、入出力
インタフェース(I/O)13、RAM14およびRO
M15を有する。ホストコンピュータ10には市販のも
のを使用することができる。ハードディスク記憶装置1
2およびROM15には装置全体を制御するオペレーテ
ィングシステム(OS)が格納されている。また、イン
クジェット記録装置(以下、プリンタ)20の動作を制
御するためのプログラム(プリンタドライバと称する)
12Aがハードディスク記憶装置12内に保存記憶さ
れ、CPU11による実行時にはRAM14にロードさ
れる。I/O13はプリンタ側のI/O22と接続し、
印刷すべき色毎の印字データ、本発明に関わり、使用す
べきバッファ(後述)を指定するデータ、印刷制御デー
タ等をプリンタ20に対して転送する。また、I/O1
3はプリンタ20から送信されるデータをCPU11に
転送する。
【0019】RAM14はCPU11が使用するデータ
の一時記憶として使用する。本実施形態では、従来、プ
リンタ本体側に用意されている色情報テーブルが記録ヘ
ッド内の不揮発性メモリに格納されており、電源起動時
に記録ヘッドの不揮発性メモリから読み出された色情報
テーブルがホストコンピュータ10側に転送される。こ
の転送された色情報テーブルがRAM14内の特定領域
14Aに電源投入の間、保存される。
の一時記憶として使用する。本実施形態では、従来、プ
リンタ本体側に用意されている色情報テーブルが記録ヘ
ッド内の不揮発性メモリに格納されており、電源起動時
に記録ヘッドの不揮発性メモリから読み出された色情報
テーブルがホストコンピュータ10側に転送される。こ
の転送された色情報テーブルがRAM14内の特定領域
14Aに電源投入の間、保存される。
【0020】プリンタ20はCPU21、I/O22、
25、ROM23、RAM24を有する。CPU21は
ROM23に格納された後述の制御プログラムを実行
し、ホストコンピュータ10側から送られてきた印字デ
ータに基づき、記録ヘッド27およびその他印刷に関わ
る回路、機構(不図示)を制御する。
25、ROM23、RAM24を有する。CPU21は
ROM23に格納された後述の制御プログラムを実行
し、ホストコンピュータ10側から送られてきた印字デ
ータに基づき、記録ヘッド27およびその他印刷に関わ
る回路、機構(不図示)を制御する。
【0021】RAM24はCPU21の演算処理に関わ
る各種のデータの一時記憶として使用される。また、ホ
ストコンピュータ10から受信した印字データを記憶す
るとともに、記録ヘッド27に転送するデータの記憶バ
ッファとしても使用される。この記憶バッファは色毎に
設けられる(図4において、符号31)。
る各種のデータの一時記憶として使用される。また、ホ
ストコンピュータ10から受信した印字データを記憶す
るとともに、記録ヘッド27に転送するデータの記憶バ
ッファとしても使用される。この記憶バッファは色毎に
設けられる(図4において、符号31)。
【0022】I/O22はホストコンピュータ10のI
/O13と通信を行う。I/O25は記録ヘッド27に
印字すべきデータを転送すると共に、ROMあるいはE
EPROM等の不揮発性記憶メモリ26に格納された色
情報テーブルおよび複数のバッファの識別番号(ラベル
と呼ばれる)に関連付けた記録材の色を示す情報が格納
されている。なお、本実施形態では、記録ヘッド27に
収納される複数色の記録材は従来の、シアン、イエロ
ー、マゼンタに限ることはなく、任意の色の記録材を使
用することができ、使用する記録材の色に対応させて、
色分解、あるいは色補正の際に参照する色情報テーブル
が脱着可能な記録ヘッド27内に格納されていることに
特徴がある。
/O13と通信を行う。I/O25は記録ヘッド27に
印字すべきデータを転送すると共に、ROMあるいはE
EPROM等の不揮発性記憶メモリ26に格納された色
情報テーブルおよび複数のバッファの識別番号(ラベル
と呼ばれる)に関連付けた記録材の色を示す情報が格納
されている。なお、本実施形態では、記録ヘッド27に
収納される複数色の記録材は従来の、シアン、イエロ
ー、マゼンタに限ることはなく、任意の色の記録材を使
用することができ、使用する記録材の色に対応させて、
色分解、あるいは色補正の際に参照する色情報テーブル
が脱着可能な記録ヘッド27内に格納されていることに
特徴がある。
【0023】記録ヘッド27の概略構成を図2に示す。
記録ヘッド27は従来と同様の機械構造を持ち、キャリ
ッジに対して脱着可能である。記録ヘッド27内には上
述の不揮発性メモリ26および複数色の記録材を個別に
収納する収納容器(インクタンク)28、インクタンク
に収納されたインクを吐出させるための素子、その駆動
回路等で構成させる従来と同様のヘッドチップ29が備
わっている。
記録ヘッド27は従来と同様の機械構造を持ち、キャリ
ッジに対して脱着可能である。記録ヘッド27内には上
述の不揮発性メモリ26および複数色の記録材を個別に
収納する収納容器(インクタンク)28、インクタンク
に収納されたインクを吐出させるための素子、その駆動
回路等で構成させる従来と同様のヘッドチップ29が備
わっている。
【0024】このような構成で実行される印刷制御処理
を図3のフローチャートを参照して説明する。プリンタ
の電源が投入されると、プリンタ20側のCPU21は
記録ヘッド27内のメモリ26から色テーブル情報およ
びバッファのラベルと色の対応関係を示す情報(ラベル
関連情報と略記する)を読み出して、I/O22を介し
てホストコンピュータ10に転送する(図3のb50
1)。
を図3のフローチャートを参照して説明する。プリンタ
の電源が投入されると、プリンタ20側のCPU21は
記録ヘッド27内のメモリ26から色テーブル情報およ
びバッファのラベルと色の対応関係を示す情報(ラベル
関連情報と略記する)を読み出して、I/O22を介し
てホストコンピュータ10に転送する(図3のb50
1)。
【0025】ホストコンピュータ10のCPU11では
I/O13を介して転送された色テーブル情報およびラ
ベル関連情報をRAM14内の専用領域14Aに保存す
る(図3のa501)。
I/O13を介して転送された色テーブル情報およびラ
ベル関連情報をRAM14内の専用領域14Aに保存す
る(図3のa501)。
【0026】以後、ホストコンピュータ10ではワープ
ロソフト等各種のアプリケーションにより印刷がユーザ
から指示されると、CPU11はプリンタドライバと呼
ばれる印刷制御用ソフトを起動し、上記色情報テーブル
と、ラベル関連情報を使用して、印字用データを作成す
る(図3のa502)。より具体的には、従来、プリン
タ側で行われ、色情報テーブルを使用した色分解および
/または色補正処理を実行する。さらに、この処理を実
行の後、作成された印字データにはプリンタ20側の格
納バッファを示すラベルが付される。どのラベルを付す
かは、印字データの色に対応するラベル関連情報(色と
ラベルの対応関係)を参照して決定する。このような印
字データをCPU11が作成すると、プリンタ20に送
出する(図3のa503)。これらの印字データは、プ
リンタ20側の仕様に応じて1行単位、ページ単位、あ
るいはその他の単位で送られる。
ロソフト等各種のアプリケーションにより印刷がユーザ
から指示されると、CPU11はプリンタドライバと呼
ばれる印刷制御用ソフトを起動し、上記色情報テーブル
と、ラベル関連情報を使用して、印字用データを作成す
る(図3のa502)。より具体的には、従来、プリン
タ側で行われ、色情報テーブルを使用した色分解および
/または色補正処理を実行する。さらに、この処理を実
行の後、作成された印字データにはプリンタ20側の格
納バッファを示すラベルが付される。どのラベルを付す
かは、印字データの色に対応するラベル関連情報(色と
ラベルの対応関係)を参照して決定する。このような印
字データをCPU11が作成すると、プリンタ20に送
出する(図3のa503)。これらの印字データは、プ
リンタ20側の仕様に応じて1行単位、ページ単位、あ
るいはその他の単位で送られる。
【0027】プリンタ20のCPU21は印字データを
受信すると、印字データに付されたラベルに基づき対応
するバッファ(図4のRAM24内の符号31)に印字
データを格納(展開)する(図3のb502→b50
3、図5参照)。
受信すると、印字データに付されたラベルに基づき対応
するバッファ(図4のRAM24内の符号31)に印字
データを格納(展開)する(図3のb502→b50
3、図5参照)。
【0028】以後は従来と同様にして、各バッファの印
字データが記録ヘッド27により印刷される(図3のb
504)。
字データが記録ヘッド27により印刷される(図3のb
504)。
【0029】このような印刷制御において、注目すべき
は、プリンタ20ではホストコンピュータから送られた
印字データを指定のバッファに記憶するだけなので、装
着された記録ヘッド27がどのような記録材を使用して
も印刷制御には何らの影響を受けない点である。また、
色分解処理はホストコンピュータ10側で行っているの
で、従来よりも印刷制御に関わる処理量が軽減され、そ
の分高速印刷に寄与することができる。
は、プリンタ20ではホストコンピュータから送られた
印字データを指定のバッファに記憶するだけなので、装
着された記録ヘッド27がどのような記録材を使用して
も印刷制御には何らの影響を受けない点である。また、
色分解処理はホストコンピュータ10側で行っているの
で、従来よりも印刷制御に関わる処理量が軽減され、そ
の分高速印刷に寄与することができる。
【0030】上述の実施形態の他に次の形態を実施でき
る。
る。
【0031】1)上述の印刷装置はインクジェット記録
装置を例に説明したが、記録ヘッドが脱着可能であれ
ば、他の印刷方式の記録ヘッド、たとえば、熱転写式の
記録ヘッドを使用する印刷装置に本発明を適用できる。
装置を例に説明したが、記録ヘッドが脱着可能であれ
ば、他の印刷方式の記録ヘッド、たとえば、熱転写式の
記録ヘッドを使用する印刷装置に本発明を適用できる。
【0032】2)上述の実施形態では記録ヘッドを記録
走査(移動)する印刷装置を説明したがフルライン(1
行分の記録が可能な複数の記録素子を有する記録ヘッ
ド)についても本発明を適用できる。
走査(移動)する印刷装置を説明したがフルライン(1
行分の記録が可能な複数の記録素子を有する記録ヘッ
ド)についても本発明を適用できる。
【0033】3)上述実施例では、記録ヘッドに記憶す
る情報は色情報テーブルを例として挙げたが、記録ヘッ
ドの種類に応じて異なる情報であればよく、たとえば、
色補正を行うための情報テーブルや、白黒印刷であれ
ば、濃度補正を行うテーブルを記録ヘッドに記憶してお
き、実際の記録時に記録ヘッドから読み出して使用す
る。さらに、印刷に使用する情報に加えて、製造番号、
製造年月日等の情報を記憶してもよいこと勿論である。
る情報は色情報テーブルを例として挙げたが、記録ヘッ
ドの種類に応じて異なる情報であればよく、たとえば、
色補正を行うための情報テーブルや、白黒印刷であれ
ば、濃度補正を行うテーブルを記録ヘッドに記憶してお
き、実際の記録時に記録ヘッドから読み出して使用す
る。さらに、印刷に使用する情報に加えて、製造番号、
製造年月日等の情報を記憶してもよいこと勿論である。
【0034】4)上述の実施形態では、記録ヘッドに記
録した情報(色情報テーブル)をホストコンピュータに
転送し、ホストコンピュータ側で印刷データの作成に使
用したが、ポストスクリプト方式で印刷する場合には、
プリンタ側で文字コードを印刷用のドットデータに展開
するので、色情報テーブルをプリンタ(本体)側で使用
して印刷データを作成することもできる。
録した情報(色情報テーブル)をホストコンピュータに
転送し、ホストコンピュータ側で印刷データの作成に使
用したが、ポストスクリプト方式で印刷する場合には、
プリンタ側で文字コードを印刷用のドットデータに展開
するので、色情報テーブルをプリンタ(本体)側で使用
して印刷データを作成することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1、6、
11の発明では、装着する記録ヘッドが異なっても、そ
の記録ヘッドに固有の情報を記録ヘッド自体が保有して
いるので、記録ヘッドからこの情報を読み出すことによ
り、プリンタ側では、記録ヘッドの種類に対応した記録
を実行することができる。
11の発明では、装着する記録ヘッドが異なっても、そ
の記録ヘッドに固有の情報を記録ヘッド自体が保有して
いるので、記録ヘッドからこの情報を読み出すことによ
り、プリンタ側では、記録ヘッドの種類に対応した記録
を実行することができる。
【0036】請求項2、3、7、8の発明では、記録ヘ
ッドから読み出した情報に基づき、印刷データ発生源
(ホストコンピュータ)または印刷装置本体側で、印刷
データを作成することができる。
ッドから読み出した情報に基づき、印刷データ発生源
(ホストコンピュータ)または印刷装置本体側で、印刷
データを作成することができる。
【0037】請求項4、9の発明では、印刷発生源側で
印津データ記憶手段を指定するので、印刷装置本体側で
は、記録色を意識せず印刷ができる。これにより、記録
材の異なる各種の記録ヘッドを交換的に使用しても、印
刷装置自体は制御内容を変える必要がなくなる。
印津データ記憶手段を指定するので、印刷装置本体側で
は、記録色を意識せず印刷ができる。これにより、記録
材の異なる各種の記録ヘッドを交換的に使用しても、印
刷装置自体は制御内容を変える必要がなくなる。
【0038】請求項5、10の発明では、記録ヘッドに
色情報テーブルを記憶しておくことにより、濃度や、色
合いの調整が可能となり、記録材の異なる記録ヘッドを
交換的に使用する場合にカラー印刷の画質を損なうこと
がない。
色情報テーブルを記憶しておくことにより、濃度や、色
合いの調整が可能となり、記録材の異なる記録ヘッドを
交換的に使用する場合にカラー印刷の画質を損なうこと
がない。
【図1】本発明の実施形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明実施形態の記録ヘッドの構成を模式的に
示す構成図である。
示す構成図である。
【図3】本発明実施形態の印刷制御処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】本発明実施形態の印刷制御処理を説明するため
の説明図である。
の説明図である。
【図5】本発明実施形態の印刷制御処理を説明するため
の説明図である。
の説明図である。
10 ホストコンピュータ 11、21 CPU 12 HD 13、22、25 I/O 14、23 RAM 15、23 ROM 27 記録ヘッド
Claims (11)
- 【請求項1】 記録媒体に記録を行う記録ヘッドの種類
によって異なる情報を使用して印刷を行い、前記記録ヘ
ッドが脱着可能である印刷装置において、 前記記録ヘッド内に設けられ、前記情報を記憶した記憶
手段と、 印刷装置本体内に設け、前記記憶手段から前記情報を読
み出す読み出し手段とを具えたことを特徴とする印刷装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の印刷装置において、前
記読み出し手段により読み出された情報を、印刷データ
発生源に送信する通信手段をさらに具えたことを特徴と
する印刷装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の印刷装置において、前
記印刷データ発生源は、前記送信手段から送信された情
報を使用して、印刷データを作成することを特徴とする
印刷装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の印刷装置において、前
記記録ヘッドは記録色の異なる複数の記録手段を有し、
当該複数の記録手段に対応させて前記印刷データを記憶
する複数の印刷データ記憶手段をさらに具え、前記情報
は、前記記録色と複数の印刷データ記憶手段のラベルと
の対応関係であり、前記印刷データ発生源は、作成した
印刷データに前記ラベルを付して、前記印刷装置本体に
送信することを特徴とする印刷装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の印刷装置において、前
記情報の中には色分解または色補正のための色情報テー
ブルを含み、前記印刷データ発生源は、該色情報テーブ
ルを使用して前記記録色毎の印刷データを作成すること
を特徴とする印刷装置。 - 【請求項6】 記録媒体に記録を行う記録ヘッドの種類
によって異なる情報を使用して印刷を行い、前記記録ヘ
ッドが脱着可能である印刷制御方法において、 前記情報を記憶した記憶手段を前記記録ヘッド内に設
け、 前記記憶手段から前記情報を読み出す ことを特徴とする印刷制御方法。 - 【請求項7】 請求項6に記載の印刷制御方法におい
て、前記記憶手段から読み出された情報を、印刷データ
発生源に送信することを特徴とする印刷制御方法。 - 【請求項8】 請求項7に記載の印刷制御方法におい
て、前記印刷データ発生源は、前記送信手段から送信さ
れた情報を使用して、印刷データを作成することを特徴
とする印刷制御方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の印刷制御方法におい
て、前記記録ヘッドは記録色の異なる記録が可能であ
り、当該複数の記録色に対応させて前記印刷データを記
憶する複数の印刷データ記憶手段を前記印刷装置本体内
に設け、前記情報は、前記記録色と複数の印刷データ記
憶手段の手段のラベルの対応関係であり、前記印刷デー
タ発生源は、作成した印刷データに前記ラベルを付し
て、前記印刷装置本体に送信することを特徴とする印刷
制御方法。 - 【請求項10】 請求項9に記載の印刷制御方法におい
て、前記情報の中には色分解または色補正のための色情
報テーブルを含み、前記印刷データ発生源は、該色情報
テーブルを使用して前記記録色毎の印刷データを作成す
ることを特徴とする印刷制御方法。 - 【請求項11】 印刷装置本体に脱着可能であって、 記録媒体に対して記録を行う記録手段と、 該記録手段の種類に関連する情報を記憶した記憶手段と
を具えたことを特徴とする記録ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9310510A JPH11138774A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 印刷装置、印刷制御方法および記録ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9310510A JPH11138774A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 印刷装置、印刷制御方法および記録ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11138774A true JPH11138774A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18006100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9310510A Pending JPH11138774A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 印刷装置、印刷制御方法および記録ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11138774A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001150703A (ja) * | 1999-10-20 | 2001-06-05 | Canon Inc | 画像の記録システム及び記録方法 |
-
1997
- 1997-11-12 JP JP9310510A patent/JPH11138774A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001150703A (ja) * | 1999-10-20 | 2001-06-05 | Canon Inc | 画像の記録システム及び記録方法 |
JP4731671B2 (ja) * | 1999-10-20 | 2011-07-27 | キヤノン株式会社 | 画像の記録システム及び記録方法 |
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