JPH10321224A - リチウム電池正極材及びその製造方法 - Google Patents

リチウム電池正極材及びその製造方法

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JPH10321224A
JPH10321224A JP9126673A JP12667397A JPH10321224A JP H10321224 A JPH10321224 A JP H10321224A JP 9126673 A JP9126673 A JP 9126673A JP 12667397 A JP12667397 A JP 12667397A JP H10321224 A JPH10321224 A JP H10321224A
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JP
Japan
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solution
aqueous solution
nitrate
mol
sulfate
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Application number
JP9126673A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Watanabe
政喜 渡辺
Susumu Yokono
進 横野
Takayuki Fujita
隆幸 藤田
Koji Mizusawa
浩二 水沢
Makoto Maeda
誠 前田
Tsutomu Toida
努 戸井田
Masami Sakaguchi
正巳 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JGC Catalysts and Chemicals Ltd
Original Assignee
Nikki Kagaku KK
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Publication date
Application filed by Nikki Kagaku KK filed Critical Nikki Kagaku KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放電量が大きく且つ充電/放電の繰り返しに
よる電池特性の低下が少なくサイクル特性が優れている
と共に、充電後正極材分解によるガス発生が抑えられ、
保存性/安全性が向上したリチウム電池正極材及びその
製造方法である。 【解決手段】 一般式Liw Nix Coy Alz2
示される複合酸化物よりなる。但しw=0.90〜1.
10、x=0.80〜0.95、y=0.04〜0.1
9、z=0.01〜0.16、x+y+z=1.0。こ
の複合酸化物はNi:Co:Alの原子比が上記のx:
y:zになる比率でNiの硝酸塩又は硫酸塩の水溶液、
Coの硝酸塩又は硫酸塩の水溶液、Al化合物の水溶液
及びアルカリ水溶液を混合して生成する沈殿物を濾過、
洗浄、乾燥、焼成してNi 、Co及びAlを含む酸化物
とし、この酸化物に、Li 化合物を添加混合して、酸素
雰囲気で650〜850℃で焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】テープレコーダー、携帯電
話、ラジオ等電源として電池を利用する機器には、小型
/軽量で容量が大きく、しかも何回も充電して繰り返し
使える電池が望まれている。現在、リチウム電池がその
要望に応えるものであり、ニッケル酸リチウムはそのリ
チウム電池の正極材として利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】リチウム電池の正極材としてはコバルト
酸リチウムが実用化されているが、高価であり、また実
効蓄電量が理論量の約50%しかないので、安価で実効
蓄電量の大きな正極材が求められている。安価で実効蓄
電量の大きな正極材として、実効性能がコバルト酸リチ
ウムの1.4倍も良いと言われているニッケル酸リチウ
ムが最有力候補として挙げられているが、ニッケル酸リ
チウムは充電/放電の繰り返しによる放電量の低下が大
きく、サイクル特性が劣るという問題を抱えている。こ
のため、Co、Al等の第3物質を添加してサイクル特
性を向上させることが研究されている。しかし、蓄電量
が大きくなりエネルギー密度が高くなっても安全性/保
存特性は従来品と同等以上であることが望まれている
が、ニッケル酸リチウム系では、充電後に高温で保存す
ると電解質/溶媒/正極材が分解してガスが発生すると
いう問題がある。充電反応により正極材よりLi+ が抜
けて不安定なMO2 になり、分解してO2 を発生するの
が、ガス発生の主原因であると考えられている。 Li MO2 →Li + +e +MO2 (充電) MO2 →MO+1/2 O2
【0003】Li Ni O2 にCo を添加したものは、サ
イクル特性はLi Ni O2 に比べて向上し、Li Co O
2 と同じレベルであるものの、保存特性/安全性をLi
CoO2 と同等にすることはできなかった。Li Ni O2
にAlを添加したものは、Ni :Al=0.85:
0.15程度にしないと保存特性/安全性改良効果がな
いので放電量が低下してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、放電量が大
きく且つ充電/放電の繰り返しによる電池特性の低下が
少なくサイクル特性が優れていると共に、充電後、正極
材分解によるガス発生が抑えられ、保存性/安全性が向
上したリチウム電池正極材及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリチウム電
池正極材は、一般式Liw Nix Coy Alz2 で示
される複合酸化物よりなる。 但し w=0.90〜1.10 x=0.80〜0.95 y=0.04〜0.19 z=0.01〜0.16 x+y+z=1.0
【0006】Alの原子比zは0.01〜0.16であ
る。これより少ないと、充電後、特に高温時における正
極材分解によるガス発生の抑制効果が少なくなる。また
多すぎると放電量が少なくなる。好ましくは0.02〜
0.05の範囲である。
【0007】Coの原子比yは0.04〜0.19であ
る。これより少ないと、充電後、特に高温時における正
極材分解によるガス発生の抑制効果が少なくなる。また
多いとコスト高となる。好ましくは0.10〜0.15
の範囲である。
【0008】Li/(Ni +Co+Al)の原子比は、
基本的には1.0であるが、0.90〜1.10の範囲
まで許容し得る。
【0009】この一般式Liw Nix Coy Alz2
で示される複合酸化物は、Ni:Co:Alの原子比が
下記のx:y:zになる比率でNiの硝酸塩又は硫酸塩
の水溶液、Coの硝酸塩又は硫酸塩の水溶液、Al化合
物の水溶液及びアルカリ水溶液を混合して生成する沈殿
物を濾過、洗浄、乾燥、焼成してNi 、Co 及びAlを
含む酸化物とし、この酸化物に、Li/(Ni +Co+
Al)の原子比が0.90〜1.10になる比率でLi
化合物を添加混合して、酸素雰囲気で650〜850℃
で焼成することにより製造される。 但し w=0.90〜1.10 x=0.80〜0.95 y=0.04〜0.19 z=0.01〜0.16 x+y+z=1.0
【0010】酸化ニッケル粉、酸化コバルト粉及びアル
ミナ粉と、水酸化リチウム粉をよく粉砕混合し、これを
酸素雰囲気で600〜850℃の範囲の温度で焼成した
もの(後記の比較例4)はLiNiO2 (ニッケル酸リ
チウム)とLiCoO2 (コバルト酸リチウム)の単な
る混合物にすぎず、均一な化合物ではない(後記の図5
参照)ので、放電量は劣る(後記の表1参照)。本発明
においては、Ni:Co:Alの原子比が上記x:y:
zになる比率でNiの硝酸塩又は硫酸塩の水溶液、Co
の硝酸塩又は硫酸塩の水溶液、Al化合物の水溶液及び
アルカリ水溶液を混合して生成する沈殿物を濾過、洗
浄、乾燥、焼成してNi 、Co 及びAlを含む酸化物と
し、この酸化物に、Li/(Ni +Co+Al)の原子
比が0.90〜1.10になる比率でLi 化合物を添加
混合して、酸素雰囲気で650〜850℃で焼成するこ
とにより、Ni 、Co及びAlが結晶構造中に入ったニ
ッケル酸リチウムが得られる。
【0011】Ni 、Co及びAlがニッケル酸リチウム
の結晶構造中に入っていることは、X線的に確認するこ
とができる(後記の試験例1及び図1、図2)。放電量
が大きく且つ充電/放電の繰り返しによる電池特性の低
下が少なくサイクル特性が優れていることは、放電容量
維持率(1サイクル目の放電容量/30サイクル目の放
電容量)から判断できる。(後記の試験例2及び表
1)。充電後、高温雰囲気でも、正極材分解によるガス
発生が抑えられ、保存性/安全性が向上していること
は、酸素の脱離開始温度(後記の試験例3及び表2)か
ら判断できる。
【0012】
【発明の実施の形態】沈殿生成の手順としては、Niの
硝酸塩又は硫酸塩の水溶液、Coの硝酸塩又は硫酸塩の
水溶液、アルカリ水溶液及びAl化合物の水溶液を同時
に注加混合して沈殿物を生成させる。別法として、Al
化合物としてアルミン酸ソーダ又はアルミン酸カリを用
いる場合には、Niの硝酸塩又は硫酸塩とCoの硝酸塩
又は硫酸塩との混合水溶液(A液)、及びアルミン酸ソ
ーダ又はアルミン酸カリとアルカリとの混合水溶液(B
液)を予め調製し、両者を混合する方法、またAl化合
物として硝酸アルミニウム又は硫酸アルミニウムを用い
る場合は、Niの硝酸塩又は硫酸塩とCoの硝酸塩又は
硫酸塩と硝酸アルミニウム又は硫酸アルミニウムの混合
水溶液(C液)を予め調製し、これとアルカリ水溶液を
混合する方法もある。A液、B液、或はC液の濃度は、
それぞれ0.15〜1.5モル/L(リッター)の範囲
が好ましい。
【0013】アルカリ化合物としては、ナトリウム、カ
リウム、又はアンモニアの水酸化物又は炭酸塩が適して
いる。ナトリウム又はカリウムを用いた場合は共沈殿物
を濾過、洗浄してナトリウム塩又はカリウム塩を除去す
る操作が必要である。アンモニアを用いた場合は、水溶
液で沈殿を作るとニッケルが錯イオンを生成し、一部溶
解して共沈殿物を濾過する際に排水中に逃げるので、共
沈殿物を濾過せずに、スプレードライなどで一気に乾燥
するなどの工夫が必要である。但しナトリウム塩、カリ
ウム塩除去の洗浄が不要というメリットがある。Al化
合物としては、アルミン酸ソーダ、アルミン酸カリ、硝
酸アルミニウム及び硫酸アルミニウムからなる群から選
ばれる少なくとも1種又は2種以上を用いるのが良い。
【0014】リチウム化合物としては、水酸化リチウム
(Li OH)が好ましい。Li OH添加後の焼成はロー
タリーキルンで行うことが好ましい。
【0015】以下本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例に限定されるものではな
い。
【0016】
【実施例1】硝酸ニッケル465.2g(1.6モル)
及び98%硝酸コバルト89.1g(0.3モル)を水
に溶解し、2Lの硝酸ニッケル及び硝酸コバルトの混合
溶液(A液)とした。炭酸ナトリウム318.0g
(3.0モル)及びアルミン酸ナトリウム9.5g
(0.1モル)を水に溶解し1.8Lの炭酸ナトリウム
及びアルミン酸ナトリウムの混合溶液(B液)とした。
80℃の熱水1LにA液とB液を80分かけて同時に一
定速度で注加し反応させた。この際温度は80℃を維持
し、良好な撹拌状態を保った。注加終了後、この状態を
更に60分維持し熟成を行った。このようにして得られ
た沈殿を濾過し、水洗後120℃で16時間乾燥し、ニ
ッケルとコバルトとアルミニウムの塩基性炭酸塩の共沈
殿物を得た。この沈殿を湿式微粉砕器にて、水を媒体と
して粉砕し、平均粒子径約1μmの粉体スラリーとし
た。このスラリーをスプレードライヤーにて乾燥造粒
し、平均粒子径約13μmの粒体とした。この平均粒子
径約13μmの粒体を空気流通下400℃まで昇温し、
炭酸ガスの発生が認められなくなるまで約2時間この温
度に維持して酸化物とした。酸化物の組成はNi:6
0.3wt%、Co:11.3wt%、Al:1.7w
t%であった。この酸化物粉体100.0g(Ni+C
o=1.28モル)と純度98%の水酸化リチウム5
2.2g(1.28モル)[Ni+Co+Al:Li原
子比=0.80+0.15+0.05:1=1:1]を
乳鉢でよく粉砕混合した。これを酸素流通下750℃で
10時間焼成しLiAl0.05Co0.15Ni0.80O2を合成した。
【0017】
【実施例2】A液を硝酸ニッケル494.2g(1.7
モル)及び98%硝酸コバルト59.4g(0.2モ
ル)の2L溶解液とすること、B液を炭酸ナトリウム3
18.0g(3.0モル)及びアルミン酸ナトリウム
9.5g(0.1モル)の1.8L溶解液とすること、
及び酸化物粉体と水酸化リチウムの混合比をNi+Co
+Al:Li原子比=0.85+0.10+0.05:
1=1:1とすること以外は実施例1と同じ方法でLiAl
0.05Co0.10Ni0.85O2を合成した。
【0018】
【実施例3】A液を硝酸ニッケル471.0g(1.6
2モル)及び98%硝酸コバルト89.1g(0.3モ
ル)の2L溶解液とすること、B液を炭酸ナトリウム3
18.0g(3.0モル)及びアルミン酸ナトリウム
7.6g(0.08モル)の1.8L溶解液とするこ
と、及び酸化物粉体と水酸化リチウムの混合比をNi+
Co+Al:Li原子比=0.81+0.15+0.0
4:1=1:1とすること以外は実施例1と同じ方法で
LiAl0.04Co0.15Ni0.81O2を合成した。
【0019】
【実施例4】A液を硝酸ニッケル494.2g(1.7
0モル)及び98%硝酸コバルト65.3g(0.22
モル)の2L溶解液とすること、B液を炭酸ナトリウム
318.0g(3.0モル)及びアルミン酸ナトリウム
7.6g(0.08モル)の1.8L溶解液とするこ
と、及び酸化物粉体と水酸化リチウムの混合比をNi+
Co+Al:Li原子比=0.85+0.11+0.0
4:1=1:1とすること以外は実施例1と同じ方法で
LiAl0.04Co0.11Ni0.85O2を合成した。
【0020】
【実施例5】A液を硝酸ニッケル476.8g(1.6
4モル)及び98%硝酸コバルト89.1g(0.30
モル)の2L溶解液とすること、B液を炭酸ナトリウム
318.0g(3.0モル)及びアルミン酸ナトリウム
5.7g(0.06モル)の1.8L溶解液とするこ
と、及び酸化物粉体と水酸化リチウムの混合比をNi+
Co+Al:Li原子比=0.82+0.15+0.0
3:1=1:1とすること以外は実施例1と同じ方法で
LiAl0.03Co0.15Ni0.82O2を合成した。
【0021】
【実施例6】A液を硝酸ニッケル494.2g(1.7
0モル)及び98%硝酸コバルト68.4g(0.24
モル)の2L溶解液とすること、B液を炭酸ナトリウム
318.0g(3.0モル)及びアルミン酸ナトリウム
5.7g(0.06モル)の1.8L溶解液とするこ
と、及び酸化物粉体と水酸化リチウムの混合比をNi+
Co+Al:Li原子比=0.85+0.12+0.0
3:1=1:1とすること以外は実施例1と同じ方法で
LiAl0.03Co0.12Ni0.85O2を合成した。
【0022】
【実施例7】A液を硝酸ニッケル482.6g(1.6
6モル)及び98%硝酸コバルト89.1g(0.30
モル)の2L溶解液とすること、B液を炭酸ナトリウム
318.0g(3.0モル)及びアルミン酸ナトリウム
3.8g(0.04モル)の1.8L溶解液とするこ
と、及び酸化物粉体と水酸化リチウムの混合比をNi+
Co+Al:Li原子比=0.83+0.15+0.0
2:1=1:1とすること以外は実施例1と同じ方法で
LiAl0.02Co0.15Ni0.83O2を合成した。
【0023】
【実施例8】A液を硝酸ニッケル494.2g(1.7
0モル)及び98%硝酸コバルト74.1g(0.26
モル)の2L溶解液とすること、B液を炭酸ナトリウム
318.0g(3.0モル)及びアルミン酸ナトリウム
3.8g(0.04モル)の1.8L溶解液とするこ
と、及び酸化物粉体と水酸化リチウムの混合比をNi+
Co+Al:Li原子比=0.85+0.13+0.0
2:1=1:1とすること以外は実施例1と同じ方法で
LiAl0.02Co0.13Ni0.85O2を合成した。
【0024】
【比較例1】A液を硝酸ニッケル581.4g(2.0
0モル)の2L溶解液とすること、B液を炭酸ナトリウ
ム318.0g(3.0モル)の1.8L溶解液とする
こと、及び酸化物粉体と水酸化リチウムの混合比をN
i:Li原子比=1:1とすること以外は実施例1と同
じ方法でLiNiO2を合成した。
【0025】
【比較例2】A液を硝酸コバルト570.3g(2.0
0モル)の2L溶解液とすること、B液を炭酸ナトリウ
ム318.0g(3.0モル)の1.8L溶解液とする
こと、及び酸化物粉体と水酸化リチウムの混合比をC
o:Li原子比=1:1とすること以外は実施例1と同
じ方法でLiCoO2を合成した。
【0026】
【比較例3】A液を硝酸ニッケル494.2g(1.7
0モル)及び98%硝酸コバルト89.1g(0.30
モル)の2L溶解液とすること、B液を炭酸ナトリウム
318.0g(3.0モル)の1.8L溶解液とするこ
と、及び酸化物粉体と水酸化リチウムの混合比をNi+
Co:Li原子比=0.85+0.15:1=1:1と
すること以外は実施例1と同じ方法でLiCo0.15Ni0.85O2
を合成した。
【0027】
【比較例4】市販酸化ニッケル粉(Ni含量70.5w
t%)83.0g(Niとして1.00モル)、市販酸
化コバルト粉(Co含量75.5wt%)14.2g
(Coとして0.18モル)、及び市販アルミナ粉(A
l含量34.8wt%)2.83g(Alとして0.0
37モル)と、水酸化リチウム52.1g(1.217
モル)[Ni+Co+Al:Li原子比=0.82+
0.15+0.03:1=1:1]を乳鉢で良く粉砕混
合した。これを酸素流通下750℃で10時間焼成しLi
Al0.03Co0.15Ni0.82O2を合成した。
【0028】
【比較例5】A液を硝酸ニッケル494.2g(1.7
0モル)の2L溶解液とすること、B液を炭酸ナトリウ
ム318.0g(3.0モル)及びアルミン酸ナトリウ
ム28.5g(0.3モル)の1.8L溶解液とするこ
と、及び酸化物粉体と水酸化リチウムの混合比をNi+
Al:Li原子比=0.85+0.1.5:1=1:1
とすること以外は実施例1と同じ方法でLiAl0.15Ni0.85
O2を合成した。
【0029】
【試験例1】(X線回折測定) 実施例1〜4で合成したサンプルのX線回折パターンを
図1のA(実施例1)、B(実施例2)、C(実施例
3)、D(実施例4)に、また実施例5〜8で合成した
サンプルのX線回折パターンを図2のE(実施例5)、
F(実施例6)、G(実施例7)、H(実施例8)に示
す。比較例3で合成したサンプルのX線回折パターンを
図3のJに示す。図から明らかなように、LiNiO2
の結晶構造に帰属するピーク以外のピークは認められ
ず、添加第3成分(Co,Al)がLiNiO2 の基本
結晶構造を壊さずに均一に固溶していることが確認され
た。比較例1で合成したサンプルについてのX線回折パ
ターンを図3のIに示す。すべてのピークがLiNiO
2 の結晶構造に帰属することが確認された。比較例2で
合成したサンプルについてのX線回折パターンを図4に
示す。すべてのピークがLiCoO2 の結晶構造に帰属
することが確認された。比較例4で合成したサンプルに
ついてのX線回折パターンを図5に示す。LiNiO2
とLiCoO2 の2種類のピークが認められ、それぞれ
の単なる混合物にすぎず、均一な化合物でないことがわ
かる。◇記号がLiCoO2 に帰属するピークである。
従って、単に市販酸化物原料を混合焼成しても、LiN
iO2 の結晶構造に均一に第3成分が固溶した良質な結
晶体は得られなかった。
【0030】
【試験例2】(電池性能評価) 実施例1〜8及び比較例1〜5で合成したサンプルのそ
れぞれについて、アセチレンブラックとテフロンパウダ
ーを75:20:5の重量比に混ぜ、乳鉢にて5分間混
練りして得られた鱗片状の正極材を、展伸ローラーによ
り厚さ0.1mmのシートとし、16mmφに型抜きし
た後110℃で真空乾燥し試験用正極材とした。こうし
て得られた正極材と不織布(ポリプロピレン製)、セパ
レーター(ポリプロピレン製、商品名セルガード)、及
び厚さ0.2μmの金属リチウム箔をコイン型電池用セ
ル内に積層した。電解質として1モル/LのLiClO
4を溶解した体積比1:1のプロピレンカーボネートと
ジメトキシエタンの混合溶媒を用いた。このような構成
で電池を作成し、充放電試験を行った。充放電条件は定
電流で0.5mA/cm2 の電流密度で行い、充電電位
は4.3Vまで、放電電圧は3.0Vまでの電位規制で
行った。測定結果を表1に示す。このようにコバルトと
アルミニウムを第3成分として共沈法により添加/合成
することにより、コバルト酸リチウム(比較例2:15
0mAh/g)より容量が大きい175mAh/g以上
の高容量で、且つ試験例3(表2)に示すように酸素脱
離開始温度が高く安定性の高いニッケル酸リチウム正極
材を得ることができた。
【0031】
【表1】
【0032】
【試験例3】(TPD測定) 試験例2の方法でコイン電池を作成し、4.3Vまで充
電後電池を分解し、正極材を取り出しジメトキシエタン
溶液にて良く洗浄した。これをTPD装置(昇温脱離装
置)にセットし、脱気乾燥処理後、昇温しながら酸素の
検出を行い、酸素の脱離開始温度を測定した。装置は日
本ベル製MULTI TASK TPDを用いた。測定
条件はキャリヤーガス:ヘリウム、昇温速度:2℃/
分、上限温度:250℃、検出器:Q−massとし
た。測定結果を表2に示す。LiNiO2 にコバルトを
15%置換し、LiCo0.15Ni0.852 (比較例3)
にすることにより、酸素脱離開始温度を200℃まで高
めることができるが、更にアルミニウムを2〜5%置換
することにより、酸素脱離開始温度を約230℃まで高
めることができ、コバルト酸リチウム(比較例2:23
0℃)なみの安全性を持たせることができた。
【0033】
【表2】
【0034】Li Ni O2 にCo のみを添加したもの
(比較例3)は、サイクル特性はLiNi O2 (比較例
1)に比べて向上し、Li Co O2 (比較例2)と同等
であるものの、保存特性/安全性はLi Co O2 と同等
にすることは出来なかった。Li Ni O2 にAlのみを
添加したもの(比較例5)は、Ni :Al=0.85:
0.15程度にしないと保存特性/安全性改良効果がな
いので放電量が劣る。
【0035】なお実施例及び比較例で使用した原料(試
薬)の分子式、分子量及び純度を表3に示した。
【0036】
【表3】
【0037】
【発明の効果】放電量が大きく且つ充電/放電の繰り返
しによる電池特性の低下が少なくサイクル特性が優れて
いると共に、充電後、正極材分解によるガス発生が抑え
られ、保存性/安全性が向上したリチウム電池正極材が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜4で合成したサンプルのX線回折パ
ターンを示す図である。
【図2】実施例5〜8で合成したサンプルのX線回折パ
ターンを示す図である。
【図3】比較例1及び3で合成したサンプルのX線回折
パターンを示す図である。
【図4】比較例2で合成したサンプルのX線回折パター
ンを示す図である。
【図5】比較例4で合成したサンプルのX線回折パター
ンを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水沢 浩二 新潟県新津市滝谷本町1−26 日揮化学株 式会社開発研究所内 (72)発明者 前田 誠 新潟県新津市滝谷本町1−26 日揮化学株 式会社開発研究所内 (72)発明者 戸井田 努 新潟県新津市滝谷本町1−26 日揮化学株 式会社開発研究所内 (72)発明者 坂口 正巳 新潟県新津市滝谷本町1−26 日揮化学株 式会社開発研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式Liw Nix Coy Alz2
    示される複合酸化物よりなるリチウム電池正極材。 但し w=0.90〜1.10 x=0.80〜0.95 y=0.04〜0.19 z=0.01〜0.16 x+y+z=1.0
  2. 【請求項2】 Ni:Co:Alの原子比が下記のx:
    y:zになる比率でNiの硝酸塩又は硫酸塩の水溶液、
    Coの硝酸塩又は硫酸塩の水溶液、Al化合物の水溶液
    及びアルカリ水溶液を混合して生成する沈殿物を濾過、
    洗浄、乾燥、焼成してNi 、Co 及びAlを含む酸化物
    とし、この酸化物に、Li/(Ni +Co+Al)の原
    子比が0.90〜1.10になる比率でLi 化合物を添
    加混合して、酸素雰囲気で650〜850℃で焼成して
    複合酸化物とすることよりなる一般式Liw Nix Co
    y Alz2 で示されるリチウム電池正極材の製法。 但し w=0.90〜1.10 x=0.80〜0.95 y=0.04〜0.19 z=0.01〜0.16 x+y+z=1.0
  3. 【請求項3】 Al化合物が、アルミン酸ソーダ、アル
    ミン酸カリ、硝酸アルミニウム及び硫酸アルミニウムか
    らなる群から選ばれる少なくとも1種又は2種以上であ
    る請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 Niの硝酸塩又は硫酸塩の水溶液、Co
    の硝酸塩又は硫酸塩の水溶液、アルカリ水溶液及びAl
    化合物の水溶液を同時に注加混合して沈殿物を生成させ
    る請求項2の方法。
  5. 【請求項5】 Li 化合物がLi OHである請求項2の
    方法。
  6. 【請求項6】 Li OH添加後の焼成をロータリーキル
    ンで行う請求項2の方法。
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