JPH10290807A - 創外固定器 - Google Patents
創外固定器Info
- Publication number
- JPH10290807A JPH10290807A JP11650297A JP11650297A JPH10290807A JP H10290807 A JPH10290807 A JP H10290807A JP 11650297 A JP11650297 A JP 11650297A JP 11650297 A JP11650297 A JP 11650297A JP H10290807 A JPH10290807 A JP H10290807A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bone
- section
- speed
- expansion speed
- cross
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/60—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like for external osteosynthesis, e.g. distractors, contractors
- A61B17/66—Alignment, compression or distraction mechanisms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B2017/00017—Electrical control of surgical instruments
- A61B2017/00115—Electrical control of surgical instruments with audible or visual output
- A61B2017/00128—Electrical control of surgical instruments with audible or visual output related to intensity or progress of surgical action
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外科手術の後、治癒の状態に応じて骨断面
間隔を調整し、治癒を促進する。 【解決手段】複数のリンク201からなり骨折した部位
を接合するために骨200を固定する創外固定手段10
0と、骨折した部位の骨断面間の拡張速度か骨断面の負
荷を目標とする大きさに調整する骨断面間拡張速度・負
荷調整手段102と、該骨断面間拡張速度・負荷調整手
段102の指令を受けて前記創外固定手段100の複数
のリンク201を駆動し、前記骨断面間の位置関係を目
標とする大きさに保つ骨断面間拡張手段101とからな
り、疾患の状況や他の条件に応じて骨断面間負荷を調整
して回復を早める。
間隔を調整し、治癒を促進する。 【解決手段】複数のリンク201からなり骨折した部位
を接合するために骨200を固定する創外固定手段10
0と、骨折した部位の骨断面間の拡張速度か骨断面の負
荷を目標とする大きさに調整する骨断面間拡張速度・負
荷調整手段102と、該骨断面間拡張速度・負荷調整手
段102の指令を受けて前記創外固定手段100の複数
のリンク201を駆動し、前記骨断面間の位置関係を目
標とする大きさに保つ骨断面間拡張手段101とからな
り、疾患の状況や他の条件に応じて骨断面間負荷を調整
して回復を早める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨格の外科的な手
術後に適用される骨格の固定器、いわゆる創外固定器に
関するものである。
術後に適用される骨格の固定器、いわゆる創外固定器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、骨折その他の外傷や疾患による骨
格の外科的な手術には、特に切断あるいは断裂した骨格
間の位置関係を治癒に適切な関係に保つためにいわゆる
創外固定器が適用されることが多い。その大部分は骨断
面を固定する簡単な器具である。また近年では、骨断面
の間隔を適切に保つと骨断面の治癒が促進される現象を
利用し、骨断面間を一定の緩慢な速度で拡大する機能を
有する創外固定器が研究されている。
格の外科的な手術には、特に切断あるいは断裂した骨格
間の位置関係を治癒に適切な関係に保つためにいわゆる
創外固定器が適用されることが多い。その大部分は骨断
面を固定する簡単な器具である。また近年では、骨断面
の間隔を適切に保つと骨断面の治癒が促進される現象を
利用し、骨断面間を一定の緩慢な速度で拡大する機能を
有する創外固定器が研究されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来技術で
は、いずれも骨断面間にかかる負荷を調整することがで
きず、場合によっては骨断面に過負荷がかかり、骨断面
の治癒を遅らせる問題があった。特に患者の歩行時にお
いて、立脚相では骨断面より上の体重量が骨断面間を圧
縮する負荷としてかかり遊脚相では骨断面以下の肢体の
重量が骨断面間を伸張する負荷としてかかる。いずれに
しても大きな負荷が骨断面にかかり、従来の器具ではそ
の大きさを調整することができなかった。また、骨断面
の治癒を促進するために骨断面間にかけるべき負荷は、
疾患の種類、症状、骨断面の場所、性別、体力などによ
って異なり、骨断面間を圧縮する負荷をかけたほうが良
い場合や、骨断面間を伸張する負荷をかけたほうが良い
場合、負荷の変動がある範囲内であったほうが良い場合
などがあって一概に決めることはできない。このように
従来の技術では、治療対象の状況に応じてこのような骨
断面間の負荷の細かい設定をすることができないため、
早期の治癒ができないという問題があった。そこで本発
明は、骨断面の治癒を促進するために骨断面間にかける
べき負荷を調整し、特に患者の歩行時や、疾患の種類、
症状、骨断面の場所、性別、体力などに応じて、骨断面
間の負荷の細かい設定ができる装置を提供することを目
的とするものである。
は、いずれも骨断面間にかかる負荷を調整することがで
きず、場合によっては骨断面に過負荷がかかり、骨断面
の治癒を遅らせる問題があった。特に患者の歩行時にお
いて、立脚相では骨断面より上の体重量が骨断面間を圧
縮する負荷としてかかり遊脚相では骨断面以下の肢体の
重量が骨断面間を伸張する負荷としてかかる。いずれに
しても大きな負荷が骨断面にかかり、従来の器具ではそ
の大きさを調整することができなかった。また、骨断面
の治癒を促進するために骨断面間にかけるべき負荷は、
疾患の種類、症状、骨断面の場所、性別、体力などによ
って異なり、骨断面間を圧縮する負荷をかけたほうが良
い場合や、骨断面間を伸張する負荷をかけたほうが良い
場合、負荷の変動がある範囲内であったほうが良い場合
などがあって一概に決めることはできない。このように
従来の技術では、治療対象の状況に応じてこのような骨
断面間の負荷の細かい設定をすることができないため、
早期の治癒ができないという問題があった。そこで本発
明は、骨断面の治癒を促進するために骨断面間にかける
べき負荷を調整し、特に患者の歩行時や、疾患の種類、
症状、骨断面の場所、性別、体力などに応じて、骨断面
間の負荷の細かい設定ができる装置を提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め、本発明における創外固定器は、複数のリンクからな
り骨折した部位を接合するために骨を固定する創外固定
手段と、骨折した部位の骨断面間の拡張速度か骨断面の
負荷を目標とする大きさに調整する骨断面間拡張速度・
負荷調整手段と、該骨断面間拡張速度・負荷調整手段の
指令を受けて前記創外固定手段の複数のリンクを駆動
し、前記骨断面間の位置関係を目標とする大きさに保つ
骨断面間拡張手段とからなることを特徴とするものであ
る。また、この発明における創外固定器は、骨断面間拡
張速度・負荷調整手段が、骨断面にかかる負荷を計測す
る力計測手段と、該力計測手段の信号を受けて骨断面の
負荷を目標とする大きさに調整する拡張速度決定手段と
を備えるか、骨断面間隔を計測する骨断面間隔計測手段
と、該骨断面間隔計測手段の信号を受けて骨断面間の拡
張速度を目標とする大きさに調整する拡張速度決定手段
とを備えたことを特徴とし、あるいは、前記骨断面間拡
張手段は、前記創外固定手段の可動軸の位置・速度を計
測する手段と、あらかじめ定めた骨断面間拡張速度を格
納するメモリと、前記拡張速度決定手段の速度指令を座
標変換する座標変換手段と、前記創外固定手段の可動軸
を駆動するモータと、該モータの運動を制御するモータ
コントローラとを備えたことを特徴としている。この他
に、本発明の創外固定器における拡張速度決定手段は、
あらかじめ定めた骨断面間の内力とモーメントの目標値
と計測値を受け、前記内力とモーメントが一定または周
期的なものとなるよう速度補正することを特徴とするも
のであり、あるいは、骨断面にかかる負荷の大きさ対し
て比例あるいは1次遅れ、あるいは2次遅れの応答とな
るよう速度補正することを特徴とするものである。さら
に、本発明における骨断面間拡張手段は、骨断面間を拡
張する時は、骨断面にかかる負荷の大きさに関わらず、
一定期間の平均速度があらかじめ定めた目標速度となる
よう骨断面間を間欠的に拡張し、骨断面間に負荷をかけ
る時は、骨断面にかかる負荷から骨断面間の内力とモー
メントの目標値を定め、骨断面間の内力とモーメントが
前記目標値に従うよう骨断面にかかる外力を調整するこ
とを特徴とするものである。
め、本発明における創外固定器は、複数のリンクからな
り骨折した部位を接合するために骨を固定する創外固定
手段と、骨折した部位の骨断面間の拡張速度か骨断面の
負荷を目標とする大きさに調整する骨断面間拡張速度・
負荷調整手段と、該骨断面間拡張速度・負荷調整手段の
指令を受けて前記創外固定手段の複数のリンクを駆動
し、前記骨断面間の位置関係を目標とする大きさに保つ
骨断面間拡張手段とからなることを特徴とするものであ
る。また、この発明における創外固定器は、骨断面間拡
張速度・負荷調整手段が、骨断面にかかる負荷を計測す
る力計測手段と、該力計測手段の信号を受けて骨断面の
負荷を目標とする大きさに調整する拡張速度決定手段と
を備えるか、骨断面間隔を計測する骨断面間隔計測手段
と、該骨断面間隔計測手段の信号を受けて骨断面間の拡
張速度を目標とする大きさに調整する拡張速度決定手段
とを備えたことを特徴とし、あるいは、前記骨断面間拡
張手段は、前記創外固定手段の可動軸の位置・速度を計
測する手段と、あらかじめ定めた骨断面間拡張速度を格
納するメモリと、前記拡張速度決定手段の速度指令を座
標変換する座標変換手段と、前記創外固定手段の可動軸
を駆動するモータと、該モータの運動を制御するモータ
コントローラとを備えたことを特徴としている。この他
に、本発明の創外固定器における拡張速度決定手段は、
あらかじめ定めた骨断面間の内力とモーメントの目標値
と計測値を受け、前記内力とモーメントが一定または周
期的なものとなるよう速度補正することを特徴とするも
のであり、あるいは、骨断面にかかる負荷の大きさ対し
て比例あるいは1次遅れ、あるいは2次遅れの応答とな
るよう速度補正することを特徴とするものである。さら
に、本発明における骨断面間拡張手段は、骨断面間を拡
張する時は、骨断面にかかる負荷の大きさに関わらず、
一定期間の平均速度があらかじめ定めた目標速度となる
よう骨断面間を間欠的に拡張し、骨断面間に負荷をかけ
る時は、骨断面にかかる負荷から骨断面間の内力とモー
メントの目標値を定め、骨断面間の内力とモーメントが
前記目標値に従うよう骨断面にかかる外力を調整するこ
とを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】上記手段により、患者の歩行時
や、疾患の種類、症状、骨断面の場所、性別、体力など
に応じて骨断面間の負荷の細かい設定と調節ができるよ
うになり治癒を促進することができるのである。以下、
本発明の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明
の実施例の概略構成を示したものである。図において、
本発明の創外固定器は、骨断面間の拡張速度または骨断
面にかかる負荷を目標とする大きさに調整する骨断面間
拡張速度・負荷調整手段102と、骨断面間の位置関係
を目標とする大きさに保つ骨断面間拡張手段101と、
骨を固定する創外固定手段100とで構成されている。
このような構成において、骨断面間拡張速度・負荷調整
手段102が目標動作指令104を骨断面間拡張手段1
01に出力すると、骨断面間拡張手段101はその指令
104をもとに動作指令103を求めて出力し、創外固
定手段100の動作を制御する。
や、疾患の種類、症状、骨断面の場所、性別、体力など
に応じて骨断面間の負荷の細かい設定と調節ができるよ
うになり治癒を促進することができるのである。以下、
本発明の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明
の実施例の概略構成を示したものである。図において、
本発明の創外固定器は、骨断面間の拡張速度または骨断
面にかかる負荷を目標とする大きさに調整する骨断面間
拡張速度・負荷調整手段102と、骨断面間の位置関係
を目標とする大きさに保つ骨断面間拡張手段101と、
骨を固定する創外固定手段100とで構成されている。
このような構成において、骨断面間拡張速度・負荷調整
手段102が目標動作指令104を骨断面間拡張手段1
01に出力すると、骨断面間拡張手段101はその指令
104をもとに動作指令103を求めて出力し、創外固
定手段100の動作を制御する。
【0006】図2は本発明の実施例のより詳細な構成を
示すものである。この図において、図1の骨断面間拡張
速度・負荷調整手段102は、骨断面にかかる負荷を計
測する力計測手段または骨断面間隔を計測する骨断面間
隔計測手段220と、拡張速度決定手段230とから成
っている。前記力計側手段は力計測センサ210、21
1と、力センサアンプ214とから成っている。一方、
図1の骨断面間拡張手段101は、創外固定手段100
の可動軸の位置と速度を計測する位置・速度計測手段
と、メモリ・座標変換・タイマ232と、創外固定手段
の可動軸を駆動するモータ202、203、204と、
モータの運動を制御するモータコントローラ234とか
ら成っており、メモリ・座標変換・タイマ232はあら
かじめ定めた骨断面間拡張速度を記憶するメモリと拡張
速度決定手段230の拡張速度指令値を座標変換する座
標変換手段と骨断面を拡張するタイミングを計るタイマ
とからなっている。前記位置・速度計測手段は図示しな
いセンサと角度・角速度カウンタ243とから成ってい
る。図1の創外固定手段100は肢体の治療部位の骨2
00に挿入するリンクを含む複数のリンク201によっ
て構成されている。このような構成において、本発明の
創外固定器は次のように動作する。力センサ210、2
11はリンク201の歪量から間接的に骨200にかか
る力を計測し、その情報212、213を力センサアン
プ214に送る。力センサアンプ214は歪量を増幅し
スイッチ215を介して力情報216を拡張速度決定手
段230に送る。また、これとは別に骨断面間隔計測手
段220が骨200の断裂した間隔を計測して、その情
報221をスイッチ215を介して拡張速度決定手段2
30に送る。骨断面間隔計測手段220として、例えば
X線CTやMRIを利用することができる。この2つの
計測された信号は骨断面間隔の拡張速度の決定に利用す
る情報に応じてスイッチ215で切り替えて選択し、拡
張速度決定手段230に入力される。拡張速度決定手段
230はこの情報216、222を受けて創外固定手段
100の動作速度を決定し、目標拡張速度231を出力
する。メモリ・座標変換・タイマ232は目標拡張速度
231をメモリに記憶し、これを創外固定手段100の
各軸座標に座標変換する。変換された速度指令233は
タイマでタイミングを計ってモータコントローラ234
に出力される。一方、各軸には図示しない角度あるいは
角速度センサが備えられており、角度あるいは角速度の
情報240、241、242が角度・角速度カウンタ2
43に入力される。角度あるいは角速度の情報244が
モータコントローラ234に入力されると、速度指令2
33と現在の角度あるいは角速度情報244とが比較さ
れ、各軸のモータ202、203、204に動作指令2
45、246、247を出力する。各軸のモータ20
2、203、204は動作指令245、246、247
に従って動作し、リンク201を介して骨200の断面
を拡張する。なお、図2のメモリ・座標変換・タイマ2
32のタイマは、目標速度に従って骨断面間の拡張を行
う時間と骨断面の負荷を調整する時間とを分け、骨断面
間の拡張時は骨断面にかかる負荷の大きさに関わらずあ
らかじめ定めた目標速度に従って骨断面間を拡張し、骨
断面間の負荷の調整時は骨断面にかかる負荷から骨断面
間の内力とモーメントの目標値を定め該目標値に従って
骨断面間の内力とモーメントおよび骨断面への外力を調
整するように骨断面間の位置を調整することに用いられ
る。また、骨断面間の拡張を行う速度の一定時間あたり
の平均速度が、あらかじめ定めた目標速度になるよう
に、骨断面間の拡張を間欠的に実行してもよい。
示すものである。この図において、図1の骨断面間拡張
速度・負荷調整手段102は、骨断面にかかる負荷を計
測する力計測手段または骨断面間隔を計測する骨断面間
隔計測手段220と、拡張速度決定手段230とから成
っている。前記力計側手段は力計測センサ210、21
1と、力センサアンプ214とから成っている。一方、
図1の骨断面間拡張手段101は、創外固定手段100
の可動軸の位置と速度を計測する位置・速度計測手段
と、メモリ・座標変換・タイマ232と、創外固定手段
の可動軸を駆動するモータ202、203、204と、
モータの運動を制御するモータコントローラ234とか
ら成っており、メモリ・座標変換・タイマ232はあら
かじめ定めた骨断面間拡張速度を記憶するメモリと拡張
速度決定手段230の拡張速度指令値を座標変換する座
標変換手段と骨断面を拡張するタイミングを計るタイマ
とからなっている。前記位置・速度計測手段は図示しな
いセンサと角度・角速度カウンタ243とから成ってい
る。図1の創外固定手段100は肢体の治療部位の骨2
00に挿入するリンクを含む複数のリンク201によっ
て構成されている。このような構成において、本発明の
創外固定器は次のように動作する。力センサ210、2
11はリンク201の歪量から間接的に骨200にかか
る力を計測し、その情報212、213を力センサアン
プ214に送る。力センサアンプ214は歪量を増幅し
スイッチ215を介して力情報216を拡張速度決定手
段230に送る。また、これとは別に骨断面間隔計測手
段220が骨200の断裂した間隔を計測して、その情
報221をスイッチ215を介して拡張速度決定手段2
30に送る。骨断面間隔計測手段220として、例えば
X線CTやMRIを利用することができる。この2つの
計測された信号は骨断面間隔の拡張速度の決定に利用す
る情報に応じてスイッチ215で切り替えて選択し、拡
張速度決定手段230に入力される。拡張速度決定手段
230はこの情報216、222を受けて創外固定手段
100の動作速度を決定し、目標拡張速度231を出力
する。メモリ・座標変換・タイマ232は目標拡張速度
231をメモリに記憶し、これを創外固定手段100の
各軸座標に座標変換する。変換された速度指令233は
タイマでタイミングを計ってモータコントローラ234
に出力される。一方、各軸には図示しない角度あるいは
角速度センサが備えられており、角度あるいは角速度の
情報240、241、242が角度・角速度カウンタ2
43に入力される。角度あるいは角速度の情報244が
モータコントローラ234に入力されると、速度指令2
33と現在の角度あるいは角速度情報244とが比較さ
れ、各軸のモータ202、203、204に動作指令2
45、246、247を出力する。各軸のモータ20
2、203、204は動作指令245、246、247
に従って動作し、リンク201を介して骨200の断面
を拡張する。なお、図2のメモリ・座標変換・タイマ2
32のタイマは、目標速度に従って骨断面間の拡張を行
う時間と骨断面の負荷を調整する時間とを分け、骨断面
間の拡張時は骨断面にかかる負荷の大きさに関わらずあ
らかじめ定めた目標速度に従って骨断面間を拡張し、骨
断面間の負荷の調整時は骨断面にかかる負荷から骨断面
間の内力とモーメントの目標値を定め該目標値に従って
骨断面間の内力とモーメントおよび骨断面への外力を調
整するように骨断面間の位置を調整することに用いられ
る。また、骨断面間の拡張を行う速度の一定時間あたり
の平均速度が、あらかじめ定めた目標速度になるよう
に、骨断面間の拡張を間欠的に実行してもよい。
【0007】図3は図2の拡張速度決定手段230の構
成を示す1つの実施例である。この図において、あらか
じめ、そのときどきの治療方針により骨断面間隔距離に
応じた骨断面間の間隔拡張速度への変換表あるいは変換
関数302を目標速度変換部303に設定しておくと、
例えば、骨断面間距離に応じて1次遅れの関数で速度を
設定すると、骨断面間隔計測手段300が計測した骨断
面間隔の距離情報301を受けて、目標速度変換部30
3が働き骨断面間拡張手段101の目標速度304を出
力する。図4は図2の拡張速度決定手段230の構成を
示す第2の実施例である。この図において、骨断面間に
かかる内力の目標値400を骨断面間の内力の目標値の
記憶部401にあらかじめ設定しておき、必要に応じて
内力の目標値402を出力すると、力センサアンプ21
4の力情報403と内力の目標値402とを受ける骨断
面間の内力と外力の分離部404は、力情報403を骨
断面間の内力と外力に分離する。この分離の手法はロボ
ット工学において確立されたものであり、例えば文献
「ロボット工学ハンドブック」に種々の方法が提示して
ある中の一つを採用することができる。また、力情報4
03は最高6自由度の多自由度系で計測されたものであ
り、内力と外力のいずれも計測の軸数に応じて分離され
る。これらの内力と外力の情報405は骨断面間の拡張
速度計算部407に送られる。骨断面間の拡張速度計算
部407にはあらかじめ目標拡張速度406が設定され
ているので先の力情報405を速度に変換し、これを速
度補正として目標拡張速度406に加えて最終的な目標
速度408とし骨断面間拡張手段101の指令として出
力する。なお、速度補正を求める方法として、あらかじ
め定めた骨断面間の内力とモーメントの目標値とその計
測値にしたがって、骨断面間の内力とモーメントおよび
骨断面にかかる外力を調整するように、速度補正を決定
する方法や、骨断面間の内力とモーメントが一定または
周期的になるように速度補正を求める方法、骨断面にか
かる負荷の大きさにしたがって比例する応答になるよう
に、あるいは1次遅れまたは2次遅れの応答になるよう
に速度補正を求める方法などがあり、必要に応じて採用
することができる。また、以上の実施例のうち一部分の
みを取り出して実施することもできる。
成を示す1つの実施例である。この図において、あらか
じめ、そのときどきの治療方針により骨断面間隔距離に
応じた骨断面間の間隔拡張速度への変換表あるいは変換
関数302を目標速度変換部303に設定しておくと、
例えば、骨断面間距離に応じて1次遅れの関数で速度を
設定すると、骨断面間隔計測手段300が計測した骨断
面間隔の距離情報301を受けて、目標速度変換部30
3が働き骨断面間拡張手段101の目標速度304を出
力する。図4は図2の拡張速度決定手段230の構成を
示す第2の実施例である。この図において、骨断面間に
かかる内力の目標値400を骨断面間の内力の目標値の
記憶部401にあらかじめ設定しておき、必要に応じて
内力の目標値402を出力すると、力センサアンプ21
4の力情報403と内力の目標値402とを受ける骨断
面間の内力と外力の分離部404は、力情報403を骨
断面間の内力と外力に分離する。この分離の手法はロボ
ット工学において確立されたものであり、例えば文献
「ロボット工学ハンドブック」に種々の方法が提示して
ある中の一つを採用することができる。また、力情報4
03は最高6自由度の多自由度系で計測されたものであ
り、内力と外力のいずれも計測の軸数に応じて分離され
る。これらの内力と外力の情報405は骨断面間の拡張
速度計算部407に送られる。骨断面間の拡張速度計算
部407にはあらかじめ目標拡張速度406が設定され
ているので先の力情報405を速度に変換し、これを速
度補正として目標拡張速度406に加えて最終的な目標
速度408とし骨断面間拡張手段101の指令として出
力する。なお、速度補正を求める方法として、あらかじ
め定めた骨断面間の内力とモーメントの目標値とその計
測値にしたがって、骨断面間の内力とモーメントおよび
骨断面にかかる外力を調整するように、速度補正を決定
する方法や、骨断面間の内力とモーメントが一定または
周期的になるように速度補正を求める方法、骨断面にか
かる負荷の大きさにしたがって比例する応答になるよう
に、あるいは1次遅れまたは2次遅れの応答になるよう
に速度補正を求める方法などがあり、必要に応じて採用
することができる。また、以上の実施例のうち一部分の
みを取り出して実施することもできる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、骨
折した部位が治癒していく際に、その過程に応じて骨断
面間の拡張速度または骨断面の負荷を変えていくことが
できるので、骨折部の治癒が妨げられることが無く、早
く治癒することができて患者の負担を軽減することがで
きるという効果がある。
折した部位が治癒していく際に、その過程に応じて骨断
面間の拡張速度または骨断面の負荷を変えていくことが
できるので、骨折部の治癒が妨げられることが無く、早
く治癒することができて患者の負担を軽減することがで
きるという効果がある。
【図1】本発明の実施例の概要を示す図である。
【図2】本発明の実施例の詳細図である。
【図3】本発明の拡張速度決定手段の第1の実施例を示
す図である。
す図である。
【図4】本発明の拡張速度決定手段の第2の実施例を示
す図である。
す図である。
100 創外固定手段 101 骨断面間拡張手段 102 骨断面間拡張速度・負荷調整手段 103 動作指令 104 目標動作指令 200 骨 201 リンク 202、203、204 モータ 210、211 力センサ 212、213、216 力センサ情報 214 力センサアンプ 215 スイッチ 220、300 骨断面間隔計測手段 221、222、301 骨断面間隔計測情報 230 拡張速度決定手段 231、233 拡張速度指令値 232 メモリ・座標変換・タイマ 234 モータコントローラ 240、241、242 角度・角速度情報 243 角度・角速度カウンタ 244 角度・角速度情報 245、246、247 動作指令 302 治療方針による表/変換関数 303 目標速度変換部 304、408 目標速度 400 目標値 401 骨断面間の内力の目標値の記憶部 402 内力の目標値 403 力情報 404 骨断面間の内力と外力の分離部 405 内力と外力の情報 406 目標拡張速度 407 骨断面間の拡張速度計算部
Claims (7)
- 【請求項1】複数のリンクからなり骨折した部位を接合
するために骨を固定する創外固定手段と、 骨折した部位の骨断面間の拡張速度か骨断面の負荷を目
標とする大きさに調整する骨断面間拡張速度・負荷調整
手段と、 該骨断面間拡張速度・負荷調整手段の指令を受けて前記
創外固定手段の複数のリンクを駆動し、前記骨断面間の
位置関係を目標とする大きさに保つ骨断面間拡張手段
と、からなることを特徴とする創外固定器。 - 【請求項2】前記骨断面間拡張速度・負荷調整手段は、 骨断面にかかる負荷を計測する力計測手段と、 該力計測手段の信号を受けて骨断面の負荷を目標とする
大きさに調整する拡張速度決定手段と、を備えたことを
特徴とする請求項1記載の創外固定器。 - 【請求項3】前記骨断面間拡張速度・負荷調整手段は、 骨断面間隔を計測する骨断面間隔計測手段と、 該骨断面間隔計測手段の信号を受けて骨断面間の拡張速
度を目標とする大きさに調整する拡張速度決定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の創外固定器。 - 【請求項4】前記骨断面間拡張手段は、 前記創外固定手段の可動軸の位置・速度を計測する手段
と、 あらかじめ定めた骨断面間拡張速度を格納するメモリ
と、 前記拡張速度決定手段の速度指令を座標変換する座標変
換手段と、 前記創外固定手段の可動軸を駆動するモータと、 該モータの運動を制御するモータコントローラと、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の創外固定器。 - 【請求項5】前記拡張速度決定手段は、あらかじめ定め
た骨断面間の内力とモーメントの目標値と計測値を受
け、前記内力とモーメントが一定または周期的なものと
なるよう速度補正することを特徴とする請求項2または
3記載の創外固定器。 - 【請求項6】前記拡張速度決定手段は、骨断面にかかる
負荷の大きさ対して比例あるいは1次遅れ、あるいは2
次遅れの応答となるよう速度補正することを特徴とする
請求項2または3記載の創外固定器。 - 【請求項7】前記骨断面間拡張手段は、 骨断面間を拡張する時は、骨断面にかかる負荷の大きさ
に関わらず、一定期間の平均速度があらかじめ定めた目
標速度となるよう骨断面間を間欠的に拡張し、 骨断面間に負荷をかける時は、骨断面にかかる負荷から
骨断面間の内力とモーメントの目標値を定め、骨断面間
の内力とモーメントが前記目標値に従うよう骨断面にか
かる外力を調整する、ことを特徴とする請求項4記載の
創外固定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11650297A JPH10290807A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 創外固定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11650297A JPH10290807A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 創外固定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10290807A true JPH10290807A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14688730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11650297A Pending JPH10290807A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 創外固定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10290807A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011512883A (ja) * | 2008-02-18 | 2011-04-28 | テキサス スコティッシュ ライト ホスピタル フォー チルドレン | 創外固定支柱調整のツール及び方法 |
US8574232B1 (en) | 2012-11-13 | 2013-11-05 | Texas Scottish Hospital for Children | External fixation connection rod for rapid and gradual adjustment |
US9078700B2 (en) | 2008-02-12 | 2015-07-14 | Texas Scottish Rite Hospital For Children | Fast adjust external fixation connection rod |
US9155559B2 (en) | 2008-02-08 | 2015-10-13 | Texas Scottish Rite Hospital For Children | External fixator strut |
US9295493B2 (en) | 2008-02-05 | 2016-03-29 | Texas Scottish Rite Hospital For Children | External fixator ring |
US9443302B2 (en) | 2010-08-20 | 2016-09-13 | Amei Technologies, Inc. | Method and system for roentgenography-based modeling |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP11650297A patent/JPH10290807A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9295493B2 (en) | 2008-02-05 | 2016-03-29 | Texas Scottish Rite Hospital For Children | External fixator ring |
US9808289B2 (en) | 2008-02-05 | 2017-11-07 | Texas Scottish Rite Hospital For Children | External fixator ring |
US9155559B2 (en) | 2008-02-08 | 2015-10-13 | Texas Scottish Rite Hospital For Children | External fixator strut |
US9681892B2 (en) | 2008-02-08 | 2017-06-20 | Texas Scottish Rite Hospital For Children | External fixator strut |
US9078700B2 (en) | 2008-02-12 | 2015-07-14 | Texas Scottish Rite Hospital For Children | Fast adjust external fixation connection rod |
US9456849B2 (en) | 2008-02-12 | 2016-10-04 | Texas Scottish Rite Hospital For Children | Fast adjust external fixation connection rod |
JP2011512883A (ja) * | 2008-02-18 | 2011-04-28 | テキサス スコティッシュ ライト ホスピタル フォー チルドレン | 創外固定支柱調整のツール及び方法 |
US8864750B2 (en) | 2008-02-18 | 2014-10-21 | Texas Scottish Rite Hospital For Children | Tool and method for external fixation strut adjustment |
US9443302B2 (en) | 2010-08-20 | 2016-09-13 | Amei Technologies, Inc. | Method and system for roentgenography-based modeling |
US8574232B1 (en) | 2012-11-13 | 2013-11-05 | Texas Scottish Hospital for Children | External fixation connection rod for rapid and gradual adjustment |
US9381042B2 (en) | 2012-11-13 | 2016-07-05 | Texas Scottish Rite Hospital For Children | External fixation connection rod for rapid and gradual adjustment |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8579806B2 (en) | Force-determining retraction device and associated method | |
Kenwright et al. | Controlled mechanical stimulation in the treatment of tibial fractures. | |
US8282652B2 (en) | Force-controlled autodistraction | |
Duda et al. | A method to determine the 3-D stiffness of fracture fixation devices and its application to predict inter-fragmentary movement | |
US20150133940A1 (en) | Staples for generating and applying compression within a body | |
US20130041288A1 (en) | Apparatus and Method of Monitoring Healing and/or Assessing Mechanical Stiffness of a Bone Fracture Site or the Like | |
Kelly et al. | Design and validation of a novel Cartesian biomechanical testing system with coordinated 6DOF real-time load control: application to the lumbar spine (L1–S, L4–L5) | |
JPH10290807A (ja) | 創外固定器 | |
KR20190026243A (ko) | 보행 보조 장치의 토크 출력 방법 및 장치 | |
Pataky et al. | Biofeedback training for partial weight bearing in patients after total hip arthroplasty | |
Gessmann et al. | Mechanical stress on tensioned wires at direct and indirect loading: A biomechanical study on the Ilizarov external fixator | |
JPH066133B2 (ja) | 管状骨骨折部位用の固定装置 | |
JP6781453B2 (ja) | ロボティックウエアを用いた同調制御による起立動作支援方法、起立動作支援用コンピュータプログラムおよびロボティックウエア | |
Goertzen et al. | A novel application of velocity-based force control for use in robotic biomechanical testing | |
WO2018147407A1 (ja) | 体内装置からの通信データ量を変更可能なブレインマシンインターフェースシステム、およびその制御方法 | |
Rajamanthrilage et al. | Measuring orthopedic plate strain to track bone healing using a fluidic sensor read via plain radiography | |
Wang et al. | Intramedullary nails: some design features of the distal end | |
Larsson et al. | Stability of osteosynthesis in trochanteric fractures: Comparison of three fixation devices in cadavers | |
KR20170037341A (ko) | 체결력 조정 방법 및 장치 | |
RU2240749C1 (ru) | Шарнирно-дистракционный аппарат с системой контроля и настройки | |
Gardner et al. | Rapid application fracture fixators–an evaluation of mechanical performance | |
Kerawala et al. | Can monocortical miniplates provide bony compression?: An experimental model | |
Vossoughi et al. | Structural stiffness of the Hoffmann simple anterior tibial external fixation frame | |
Lesniewska et al. | Modeling and simulation of physical performance of a external unilateral mechatronic orthopaedic fixator-Bone system | |
JP6029103B2 (ja) | 人骨へのステム挿入時の骨折防止システム及びこれに使用するプログラム |