JPH10247152A - 監視制御方式 - Google Patents
監視制御方式Info
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- JPH10247152A JPH10247152A JP9050181A JP5018197A JPH10247152A JP H10247152 A JPH10247152 A JP H10247152A JP 9050181 A JP9050181 A JP 9050181A JP 5018197 A JP5018197 A JP 5018197A JP H10247152 A JPH10247152 A JP H10247152A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 監視制御システムにおける監視制御方式に関
し、能力に応じて監視制御範囲を変更し、緊急時には迅
速に対応可能とすることを目的とする。 【解決手段】 各監視制御対象装置(100)に対応し
て、監視制御の許否を判定する監視制御許容レベルを監
視制御項目毎に設定する監視制御許容レベル設定手段
(300)と、監視制御実行装置(200)に監視制御
の可否を判定する監視制御権限レベルを各監視制御項目
毎に設定する監視制御権限レベル設定手段(400)
と、監視制御の際に、監視制御対象装置の監視制御許容
レベルと、監視制御実行装置の監視制御権限レベルとを
監視制御項目毎に対比し、対応する監視制御許容レベル
以上の監視制御権限レベルがあった場合にのみ監視制御
実行装置から監視制御対象装置に対する監視制御を許容
する監視制御可否判定手段(500)とを設ける様に構
成する。
し、能力に応じて監視制御範囲を変更し、緊急時には迅
速に対応可能とすることを目的とする。 【解決手段】 各監視制御対象装置(100)に対応し
て、監視制御の許否を判定する監視制御許容レベルを監
視制御項目毎に設定する監視制御許容レベル設定手段
(300)と、監視制御実行装置(200)に監視制御
の可否を判定する監視制御権限レベルを各監視制御項目
毎に設定する監視制御権限レベル設定手段(400)
と、監視制御の際に、監視制御対象装置の監視制御許容
レベルと、監視制御実行装置の監視制御権限レベルとを
監視制御項目毎に対比し、対応する監視制御許容レベル
以上の監視制御権限レベルがあった場合にのみ監視制御
実行装置から監視制御対象装置に対する監視制御を許容
する監視制御可否判定手段(500)とを設ける様に構
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は監視制御方式に関
し、特に、それぞれ複数の監視制御項目を具備する任意
数の監視制御対象装置を、それぞれ任意数のオペレータ
が操作する任意数の監視制御実行装置により監視制御す
る監視制御システムにおける監視制御方式に関する。
し、特に、それぞれ複数の監視制御項目を具備する任意
数の監視制御対象装置を、それぞれ任意数のオペレータ
が操作する任意数の監視制御実行装置により監視制御す
る監視制御システムにおける監視制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図20は本発明の対象となる監視制御シ
ステムを例示する図である。図20に示される監視制御
システムは、複数のヒューマンマシン装置(1)と、複
数の監視制御装置(2)とが、バス(4)により接続さ
れている。
ステムを例示する図である。図20に示される監視制御
システムは、複数のヒューマンマシン装置(1)と、複
数の監視制御装置(2)とが、バス(4)により接続さ
れている。
【0003】また各監視制御装置(2)には、それぞれ
一乃至複数の管理対象装置(3)が接続されている。な
お管理対象装置(3)は、例えば当該監視制御システム
がビル管理を目的とする場合には、電力設備、空調設
備、或いは防災設備等の多岐に渡っている。
一乃至複数の管理対象装置(3)が接続されている。な
お管理対象装置(3)は、例えば当該監視制御システム
がビル管理を目的とする場合には、電力設備、空調設
備、或いは防災設備等の多岐に渡っている。
【0004】更に管理対象装置(3)には、例えば煙感
知器等の如く、煙感知器自体を監視制御すると共に、可
視・可聴警報表示器を起動し、動作中の空調設備を停止
させる等、直接管理対象装置(3)自体を監視制御する
以外に、複数の関連する監視制御項目を付随して監視制
御する必要が生ずる場合があり、これ等の関連監視制御
項目を含むデータベース(DB)を構成し、管理対象装
置(3)と同様に監視制御する必要が生ずると共に、デ
ータベース〔以後(DB)と略称する場合がある、以下
同様〕を構成する関連監視制御項目を、ヒューマンマシ
ン装置(1)から変更する必要も生ずる。
知器等の如く、煙感知器自体を監視制御すると共に、可
視・可聴警報表示器を起動し、動作中の空調設備を停止
させる等、直接管理対象装置(3)自体を監視制御する
以外に、複数の関連する監視制御項目を付随して監視制
御する必要が生ずる場合があり、これ等の関連監視制御
項目を含むデータベース(DB)を構成し、管理対象装
置(3)と同様に監視制御する必要が生ずると共に、デ
ータベース〔以後(DB)と略称する場合がある、以下
同様〕を構成する関連監視制御項目を、ヒューマンマシ
ン装置(1)から変更する必要も生ずる。
【0005】各ヒューマンマシン装置(1)は、マイク
ロプロセッサ等から構成される中央処理装置と、ディス
プレイおよびプリンタ等の表示装置と、キーボード等の
入力装置とから構成され、管理対象装置(3)を監視制
御するオペレータ(OP)が、所定の管理対象装置
(3)に対する制御信号を入力し、また所定管理対象装
置(3)の状態表示信号を出力表示する目的で使用され
る。
ロプロセッサ等から構成される中央処理装置と、ディス
プレイおよびプリンタ等の表示装置と、キーボード等の
入力装置とから構成され、管理対象装置(3)を監視制
御するオペレータ(OP)が、所定の管理対象装置
(3)に対する制御信号を入力し、また所定管理対象装
置(3)の状態表示信号を出力表示する目的で使用され
る。
【0006】また各監視制御装置(2)は、ヒューマン
マシン装置(1)から入力された制御信号を、バス
(4)を経由して受信した場合に、対応する管理対象装
置(3)に所要の制御信号を伝達し、また管理対象装置
(3)から状態変化時等に伝達される状態表示信号を受
信した場合に、対応するヒューマンマシン装置(1)に
所要の状態表示信号を、バス(4)を経由して転送す
る。
マシン装置(1)から入力された制御信号を、バス
(4)を経由して受信した場合に、対応する管理対象装
置(3)に所要の制御信号を伝達し、また管理対象装置
(3)から状態変化時等に伝達される状態表示信号を受
信した場合に、対応するヒューマンマシン装置(1)に
所要の状態表示信号を、バス(4)を経由して転送す
る。
【0007】なお各ヒューマンマシン装置(1)は、任
意の管理対象装置(3)を監視制御可能な汎用装置とし
て運用される場合と、特定の監視制御装置(2)を介し
て特定の管理対象装置(3)を監視制御する専用装置と
して運用される場合とがある。
意の管理対象装置(3)を監視制御可能な汎用装置とし
て運用される場合と、特定の監視制御装置(2)を介し
て特定の管理対象装置(3)を監視制御する専用装置と
して運用される場合とがある。
【0008】汎用装置として運用されるヒューマンマシ
ン装置(1)は、オペレータ(OP)が最初にヒューマ
ンマシン装置(1)を起動する為の所定の操作〔所謂ロ
グイン操作〕を実行した後に、ログイン操作で指定した
管理対象装置(3)に対する制御信号の入力が可能とな
る。
ン装置(1)は、オペレータ(OP)が最初にヒューマ
ンマシン装置(1)を起動する為の所定の操作〔所謂ロ
グイン操作〕を実行した後に、ログイン操作で指定した
管理対象装置(3)に対する制御信号の入力が可能とな
る。
【0009】一方、専用装置として運用されるヒューマ
ンマシン装置(1)は、オペレータ(OP)がログイン
操作を実行しなくとも常時起動状態にあるが、特定の管
理対象装置(3)に対してのみ監視制御が可能な状態に
限定されている。
ンマシン装置(1)は、オペレータ(OP)がログイン
操作を実行しなくとも常時起動状態にあるが、特定の管
理対象装置(3)に対してのみ監視制御が可能な状態に
限定されている。
【0010】なおヒューマンマシン装置(1)は、複数
のオペレータ(OP)が共用可能な状態にあり、特に汎
用装置として運用されるヒューマンマシン装置(1)
は、オペレータ(OP)の担当分野〔前例では電力設
備、空調設備、防災設備等〕、或いは担当分野における
監視制御能力に関係無く、当該監視制御システムに所属
する総ての管理対象装置(3)の監視制御が可能とな
る。
のオペレータ(OP)が共用可能な状態にあり、特に汎
用装置として運用されるヒューマンマシン装置(1)
は、オペレータ(OP)の担当分野〔前例では電力設
備、空調設備、防災設備等〕、或いは担当分野における
監視制御能力に関係無く、当該監視制御システムに所属
する総ての管理対象装置(3)の監視制御が可能とな
る。
【0011】更に管理対象装置(3)の監視制御項目の
中には、管理対象装置(3)からの状態表示信号を受信
した監視制御装置(2)が、自動的に所定の制御信号を
管理対象装置(3)に伝達し、ヒューマンマシン装置
(1)に対する状態表示信号の転送、並びにヒューマン
マシン装置(1)からの制御信号の伝達を不要とする、
所謂自動制御手順が管理されている場合があり、これ等
の自動制御手順を含む自動制御データベース(DB)が
構成されている。
中には、管理対象装置(3)からの状態表示信号を受信
した監視制御装置(2)が、自動的に所定の制御信号を
管理対象装置(3)に伝達し、ヒューマンマシン装置
(1)に対する状態表示信号の転送、並びにヒューマン
マシン装置(1)からの制御信号の伝達を不要とする、
所謂自動制御手順が管理されている場合があり、これ等
の自動制御手順を含む自動制御データベース(DB)が
構成されている。
【0012】これ等の自動制御データベース(DB)に
含まれる各自動制御手順を変更する必要が生ずると、前
述の監視制御データベース(DB)に対する変更と同様
に、ヒューマンマシン装置(1)から自動制御データベ
ース(DB)に対する変更も必要となる。
含まれる各自動制御手順を変更する必要が生ずると、前
述の監視制御データベース(DB)に対する変更と同様
に、ヒューマンマシン装置(1)から自動制御データベ
ース(DB)に対する変更も必要となる。
【0013】前述の監視制御データベース(DB)、自
動制御データベース(DB)に対する変更も、汎用装置
として運用されているヒューマンマシン装置(1)から
ログイン操作を実行した総てのオペレータ(OP)が実
行可能となる。
動制御データベース(DB)に対する変更も、汎用装置
として運用されているヒューマンマシン装置(1)から
ログイン操作を実行した総てのオペレータ(OP)が実
行可能となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある監視制御システムにおいては、汎用装
置として運用されているヒューマンマシン装置(1)
は、任意のオペレータ(OP)が起動操作を実行して
も、総ての管理対象装置(3)に対して一様に監視制御
が可能となり、また総ての監視制御データベース(D
B)、自動制御データベース(DB)に対して変更が可
能となる。
な如く、従来ある監視制御システムにおいては、汎用装
置として運用されているヒューマンマシン装置(1)
は、任意のオペレータ(OP)が起動操作を実行して
も、総ての管理対象装置(3)に対して一様に監視制御
が可能となり、また総ての監視制御データベース(D
B)、自動制御データベース(DB)に対して変更が可
能となる。
【0015】従って、該当分野に対して熟練したオペレ
ータ(OP)のみならず、未熟または専門外のオペレー
タ(OP)も同様に監視制御が可能となり、誤操作等に
より不適当な事態を惹起する恐れもあった。
ータ(OP)のみならず、未熟または専門外のオペレー
タ(OP)も同様に監視制御が可能となり、誤操作等に
より不適当な事態を惹起する恐れもあった。
【0016】また汎用装置として運用されるヒューマン
マシン装置(1)は、起動時に必ずログイン操作を行う
必要がある為、緊急事態が発生した場合等に、迅速な対
応が出来ぬ問題があった。
マシン装置(1)は、起動時に必ずログイン操作を行う
必要がある為、緊急事態が発生した場合等に、迅速な対
応が出来ぬ問題があった。
【0017】一方、専用装置として運用されるヒューマ
ンマシン装置(1)は、起動させる為にログイン操作は
不必要の為、迅速な対応は可能であるが、管理対象装置
(3)が限定されている為、融通性ある運用が出来ぬ問
題があった。
ンマシン装置(1)は、起動させる為にログイン操作は
不必要の為、迅速な対応は可能であるが、管理対象装置
(3)が限定されている為、融通性ある運用が出来ぬ問
題があった。
【0018】本発明は、管理対象装置の監視制御範囲
を、オペレータの能力に応じて調整可能とすると共に、
融通性に富む運用を可能とする監視制御システムを実現
することを目的とする。
を、オペレータの能力に応じて調整可能とすると共に、
融通性に富む運用を可能とする監視制御システムを実現
することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1において、100は監視制御対象装置、20
0は監視制御実行装置であり、任意数の監視制御対象装
置(100)と、任意数の監視制御実行装置(200)
により監視制御システムを構成する。
ある。図1において、100は監視制御対象装置、20
0は監視制御実行装置であり、任意数の監視制御対象装
置(100)と、任意数の監視制御実行装置(200)
により監視制御システムを構成する。
【0020】また101は、監視制御実行装置(20
0)に設けられる監視制御データベースであり、102
は、監視制御実行装置(200)に設けられた自動制御
データベースである。
0)に設けられる監視制御データベースであり、102
は、監視制御実行装置(200)に設けられた自動制御
データベースである。
【0021】300は、本発明により監視制御実行装置
(200)に設けられた監視制御許容レベル設定手段で
ある。400は、本発明により監視制御実行装置(20
0)に設けられた監視制御権限レベル設定手段である。
(200)に設けられた監視制御許容レベル設定手段で
ある。400は、本発明により監視制御実行装置(20
0)に設けられた監視制御権限レベル設定手段である。
【0022】500は、本発明により監視制御実行装置
(200)に設けられた監視制御可否判定手段である。
監視制御許容レベル設定手段(300)は、監視制御実
行装置(200)からの監視制御を許容するか否かを判
定する監視制御許容レベルを、各監視制御対象装置(1
00)が具備する各監視制御項目毎に登録する。
(200)に設けられた監視制御可否判定手段である。
監視制御許容レベル設定手段(300)は、監視制御実
行装置(200)からの監視制御を許容するか否かを判
定する監視制御許容レベルを、各監視制御対象装置(1
00)が具備する各監視制御項目毎に登録する。
【0023】監視制御権限レベル設定手段(400)
は、自監視制御実行装置(200)が、各監視制御対象
装置(100)の各監視制御項目に対する監視制御の能
力を判定する監視制御権限レベルを、各監視制御項目毎
に設定する。
は、自監視制御実行装置(200)が、各監視制御対象
装置(100)の各監視制御項目に対する監視制御の能
力を判定する監視制御権限レベルを、各監視制御項目毎
に設定する。
【0024】監視制御可否判定手段(500)は、監視
制御実行装置(200)が監視制御対象装置(100)
を監視制御する場合に、監視制御許容レベル設定手段
(300)が監視制御対象装置(100)に対して登録
済の各監視制御許容レベルと、監視制御権限レベル設定
手段(400)が監視制御実行装置(200)に対して
設定した各監視制御権限レベルとを各監視制御項目毎に
対比し、監視制御権限レベルが対応する監視制御許容レ
ベル以上である監視制御項目が少なくとも一項目存在し
た場合に、自監視制御実行装置(200)から監視制御
対象装置(100)に対する監視制御を許容し、監視制
御権限レベルが対応する監視制御許容レベル以上である
監視制御項目が皆無の場合に、監視制御実行装置(20
0)から監視制御対象装置(100)に対する監視制御
を禁止する。〔以上本発明(請求項1)〕 なお監視制御権限レベル設定手段(400)は、監視制
御実行装置(200)を操作する各オペレータに対応し
て各監視制御対象装置(100)の各監視制御項目に対
する監視制御の能力を示す監視制御権限レベルを登録し
て置き、任意のオペレータが監視制御実行装置(20
0)を起動する際に入力した自己の識別情報を入力した
場合には、自己の識別情報に対応して登録済の監視制御
権限レベルを、起動された監視制御実行装置(200)
の監視制御権限レベルとして設定することが考慮され
る。〔本発明(請求項2)〕 また監視制御権限レベル設定手段(400)は、監視制
御実行装置(200)に対応して各監視制御対象装置
(100)の監視制御項目に対する監視制御の能力を示
す監視制御権限レベルを登録して置き、任意のオペレー
タが前記監視制御実行装置(200)に自己の識別情報
を入力しなかった場合には、監視制御実行装置(20
0)に対応して登録済の監視制御権限レベルを、起動さ
れた監視制御実行装置(200)の監視制御権限レベル
として設定することが考慮される。〔本発明(請求項
3)〕 また監視制御権限レベル設定手段(400)は、所定の
時間帯毎に監視制御権限レベルを登録して置き、現時間
帯に対応して登録済の監視制御権限レベルを監視制御実
行装置(200)の監視制御権限レベルとして設定する
ことが考慮される。〔本発明(請求項4)〕 また監視制御権限レベル設定手段(400)は、当該監
視制御システムに発生する緊急事態の種別毎に監視制御
権限レベルを登録して置き、当該監視制御システムに緊
急事態が発生した場合に、発生した緊急事態の種別に対
応して登録済の監視制御権限レベルを、監視制御実行装
置(200)の監視制御権限レベルとして設定すること
が考慮される。〔本発明(請求項5)〕 また監視制御許容レベル設定手段(300)は、監視制
御対象装置(100)の監視制御に関連する複数種類の
監視制御事項により監視制御データベース(101)を
構成している場合に、監視制御実行装置(200)によ
る監視制御データベースの変更を許容するか否かを判定
する監視制御データベース変更許容レベルを、監視制御
対象装置(100)が具備する各監視制御項目毎に登録
して置き、また監視制御可否判定手段(500)は、監
視制御実行装置(200)が監視制御データベース(1
01)を変更する場合に、監視制御許容レベル設定手段
(300)が監視制御データベース(101)に対して
登録済の各監視制御データベース変更許容レベルと、監
視制御権限レベル設定手段(400)が監視制御実行装
置(200)に対して設定した各監視制御権限レベルと
を各監視制御項目毎に対比し、監視制御権限レベルが、
対応する監視制御データベース変更許容レベル以上であ
る監視制御項目が少なくとも一項目存在した場合に、自
監視制御実行装置(200)から監視制御データベース
に対する変更を許容し、監視制御権限レベルが対応する
監視制御データベース変更許容レベル以上である監視制
御項目が皆無の場合に、監視制御実行装置(200)か
ら監視制御データベースに対する変更を禁止することが
考慮される。〔以上本発明(請求項6)〕 また監視制御許容レベル設定手段(300)は、監視制
御対象装置(100)の監視制御に関連する複数種類の
自動制御事項により自動制御データベース(102)を
構成している場合に、監視制御実行装置(200)によ
る自動制御データベース(102)の変更を許容するか
否かを判定する自動制御データベース変更許容レベル
を、各監視制御対象装置(100)が具備する各監視制
御項目毎に登録して置き、また監視制御可否判定手段
(500)は、監視制御実行装置(200)が自動制御
データベースを変更する場合に、監視制御許容レベル設
定手段(300)が自動制御データベース(102)に
対して登録済の各自動制御データベース変更許容レベル
と、監視制御権限レベル設定手段(400)が監視制御
実行装置(200)に対して設定した各監視制御権限レ
ベルとを各監視制御項目毎に対比し、監視制御権限レベ
ルが対応する自動制御データベース変更許容レベル以上
である監視制御項目が少なくとも一項目存在した場合
に、自監視制御実行装置(200)から自動制御データ
ベースに対する変更を許容し、監視制御権限レベルが対
応する自動制御データベース変更許容レベル以上である
監視制御項目が皆無の場合に、監視制御実行装置(20
0)から自動制御データベースに対する変更を禁止する
ことが考慮される。〔以上、本発明(請求項7)〕 また監視制御許容レベル設定手段(300)は、複数の
監視制御対象装置(100)に対して、同一の監視制御
項目と、対応する同一の監視制御許容レベルとを登録す
る場合に、各監視制御許容レベルの集合に固有の集合識
別情報を付与し、複数の各監視制御対象装置(100)
に対して集合識別情報を登録することが考慮される。
〔本発明(請求項8)〕 更に監視制御許容レベル設定手段(300)は、複数の
監視制御データベース(101)に対して、各監視制御
データベース(101)が具備する同一の監視制御項目
と、対応する同一の監視制御データベース変更許容レベ
ルとを登録する場合に、各変更許容レベルの集合に固有
の集合識別情報を付与し、複数の各監視制御データベー
スに対して集合識別情報を登録することが考慮される。
〔本発明(請求項9)〕 従って、各管理対象装置の各監視制御項目に対応して監
視制御の許容レベルを設定して置き、監視制御実行装置
の起動操作を行ったオペレータの能力に応じて監視制御
実行装置に監視制御の権限を付与することにより、オペ
レータの能力に応じた監視制御対象範囲を設定可能とな
り、誤操作に起因する障害を除去可能となり、また緊急
事態発生時には監視制御装置に所定の権限を設定するこ
とにより、起動操作を省略して監視制御を実行可能とな
り、また監視制御実行装置に設定する監視制御の権限
を、時間帯に応じて自動的に変更することにより、同一
監視制御実行装置を汎用装置または専用装置として切替
え運用を可能とし、更に同一の監視制御許容レベルを付
与可能な多数の監視制御対象装置に対しては、一括して
監視制御許容レベルを設定可能となり、当該監視制御シ
ステムの信頼性、利便性、運用上の融通性が大幅に向上
する。
制御実行装置(200)が監視制御対象装置(100)
を監視制御する場合に、監視制御許容レベル設定手段
(300)が監視制御対象装置(100)に対して登録
済の各監視制御許容レベルと、監視制御権限レベル設定
手段(400)が監視制御実行装置(200)に対して
設定した各監視制御権限レベルとを各監視制御項目毎に
対比し、監視制御権限レベルが対応する監視制御許容レ
ベル以上である監視制御項目が少なくとも一項目存在し
た場合に、自監視制御実行装置(200)から監視制御
対象装置(100)に対する監視制御を許容し、監視制
御権限レベルが対応する監視制御許容レベル以上である
監視制御項目が皆無の場合に、監視制御実行装置(20
0)から監視制御対象装置(100)に対する監視制御
を禁止する。〔以上本発明(請求項1)〕 なお監視制御権限レベル設定手段(400)は、監視制
御実行装置(200)を操作する各オペレータに対応し
て各監視制御対象装置(100)の各監視制御項目に対
する監視制御の能力を示す監視制御権限レベルを登録し
て置き、任意のオペレータが監視制御実行装置(20
0)を起動する際に入力した自己の識別情報を入力した
場合には、自己の識別情報に対応して登録済の監視制御
権限レベルを、起動された監視制御実行装置(200)
の監視制御権限レベルとして設定することが考慮され
る。〔本発明(請求項2)〕 また監視制御権限レベル設定手段(400)は、監視制
御実行装置(200)に対応して各監視制御対象装置
(100)の監視制御項目に対する監視制御の能力を示
す監視制御権限レベルを登録して置き、任意のオペレー
タが前記監視制御実行装置(200)に自己の識別情報
を入力しなかった場合には、監視制御実行装置(20
0)に対応して登録済の監視制御権限レベルを、起動さ
れた監視制御実行装置(200)の監視制御権限レベル
として設定することが考慮される。〔本発明(請求項
3)〕 また監視制御権限レベル設定手段(400)は、所定の
時間帯毎に監視制御権限レベルを登録して置き、現時間
帯に対応して登録済の監視制御権限レベルを監視制御実
行装置(200)の監視制御権限レベルとして設定する
ことが考慮される。〔本発明(請求項4)〕 また監視制御権限レベル設定手段(400)は、当該監
視制御システムに発生する緊急事態の種別毎に監視制御
権限レベルを登録して置き、当該監視制御システムに緊
急事態が発生した場合に、発生した緊急事態の種別に対
応して登録済の監視制御権限レベルを、監視制御実行装
置(200)の監視制御権限レベルとして設定すること
が考慮される。〔本発明(請求項5)〕 また監視制御許容レベル設定手段(300)は、監視制
御対象装置(100)の監視制御に関連する複数種類の
監視制御事項により監視制御データベース(101)を
構成している場合に、監視制御実行装置(200)によ
る監視制御データベースの変更を許容するか否かを判定
する監視制御データベース変更許容レベルを、監視制御
対象装置(100)が具備する各監視制御項目毎に登録
して置き、また監視制御可否判定手段(500)は、監
視制御実行装置(200)が監視制御データベース(1
01)を変更する場合に、監視制御許容レベル設定手段
(300)が監視制御データベース(101)に対して
登録済の各監視制御データベース変更許容レベルと、監
視制御権限レベル設定手段(400)が監視制御実行装
置(200)に対して設定した各監視制御権限レベルと
を各監視制御項目毎に対比し、監視制御権限レベルが、
対応する監視制御データベース変更許容レベル以上であ
る監視制御項目が少なくとも一項目存在した場合に、自
監視制御実行装置(200)から監視制御データベース
に対する変更を許容し、監視制御権限レベルが対応する
監視制御データベース変更許容レベル以上である監視制
御項目が皆無の場合に、監視制御実行装置(200)か
ら監視制御データベースに対する変更を禁止することが
考慮される。〔以上本発明(請求項6)〕 また監視制御許容レベル設定手段(300)は、監視制
御対象装置(100)の監視制御に関連する複数種類の
自動制御事項により自動制御データベース(102)を
構成している場合に、監視制御実行装置(200)によ
る自動制御データベース(102)の変更を許容するか
否かを判定する自動制御データベース変更許容レベル
を、各監視制御対象装置(100)が具備する各監視制
御項目毎に登録して置き、また監視制御可否判定手段
(500)は、監視制御実行装置(200)が自動制御
データベースを変更する場合に、監視制御許容レベル設
定手段(300)が自動制御データベース(102)に
対して登録済の各自動制御データベース変更許容レベル
と、監視制御権限レベル設定手段(400)が監視制御
実行装置(200)に対して設定した各監視制御権限レ
ベルとを各監視制御項目毎に対比し、監視制御権限レベ
ルが対応する自動制御データベース変更許容レベル以上
である監視制御項目が少なくとも一項目存在した場合
に、自監視制御実行装置(200)から自動制御データ
ベースに対する変更を許容し、監視制御権限レベルが対
応する自動制御データベース変更許容レベル以上である
監視制御項目が皆無の場合に、監視制御実行装置(20
0)から自動制御データベースに対する変更を禁止する
ことが考慮される。〔以上、本発明(請求項7)〕 また監視制御許容レベル設定手段(300)は、複数の
監視制御対象装置(100)に対して、同一の監視制御
項目と、対応する同一の監視制御許容レベルとを登録す
る場合に、各監視制御許容レベルの集合に固有の集合識
別情報を付与し、複数の各監視制御対象装置(100)
に対して集合識別情報を登録することが考慮される。
〔本発明(請求項8)〕 更に監視制御許容レベル設定手段(300)は、複数の
監視制御データベース(101)に対して、各監視制御
データベース(101)が具備する同一の監視制御項目
と、対応する同一の監視制御データベース変更許容レベ
ルとを登録する場合に、各変更許容レベルの集合に固有
の集合識別情報を付与し、複数の各監視制御データベー
スに対して集合識別情報を登録することが考慮される。
〔本発明(請求項9)〕 従って、各管理対象装置の各監視制御項目に対応して監
視制御の許容レベルを設定して置き、監視制御実行装置
の起動操作を行ったオペレータの能力に応じて監視制御
実行装置に監視制御の権限を付与することにより、オペ
レータの能力に応じた監視制御対象範囲を設定可能とな
り、誤操作に起因する障害を除去可能となり、また緊急
事態発生時には監視制御装置に所定の権限を設定するこ
とにより、起動操作を省略して監視制御を実行可能とな
り、また監視制御実行装置に設定する監視制御の権限
を、時間帯に応じて自動的に変更することにより、同一
監視制御実行装置を汎用装置または専用装置として切替
え運用を可能とし、更に同一の監視制御許容レベルを付
与可能な多数の監視制御対象装置に対しては、一括して
監視制御許容レベルを設定可能となり、当該監視制御シ
ステムの信頼性、利便性、運用上の融通性が大幅に向上
する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図2は本発明の実施形態によるヒューマ
ンマシン装置を示す図であり、図3は図2におけるオペ
レータレベルベクトルテーブルを例示する図であり、図
4は図2における緊急事態レベルベクトルテーブルを例
示する図であり、図5は図2における現基準レベルベク
トルテーブルを例示する図であり、図6は図2における
基本(時間帯)レベルベクトルテーブルを例示する図で
あり、図7は本発明の実施形態による監視制御装置を示
す図であり、図8は図7における管理対象レベルベクト
ルテーブルを例示する図であり、図9は図7における管
理対象DBレベルベクトルテーブルを例示する図であ
り、図10は図7における自動制御DBレベルベクトル
テーブルを例示する図であり、図11は図2におけるオ
ペレータログイン処理過程を例示する図であり、図12
は図2における緊急事態検出処理過程を例示する図であ
り、図13は図2における時間帯判定処理過程を例示す
る図であり、図14は図2における現基準レベルベクト
ル変換処理過程を例示する図であり、図15は図7にお
ける管理対象制御処理過程を例示する図であり、図16
は図7における管理対象DB変更処理過程を例示する図
であり、図17は図7における自動制御DB変更処理過
程を例示する図であり、図18は図7における管理対象
レベルベクトルテーブル(請求項8)を例示する図であ
り、図19は図7における管理対象DBレベルベクトル
テーブル(請求項9)を例示する図である。なお、全図
を通じて同一符号は同一対象物を示す。また対象とする
監視制御システムは、図20に示される通りとする。
より説明する。図2は本発明の実施形態によるヒューマ
ンマシン装置を示す図であり、図3は図2におけるオペ
レータレベルベクトルテーブルを例示する図であり、図
4は図2における緊急事態レベルベクトルテーブルを例
示する図であり、図5は図2における現基準レベルベク
トルテーブルを例示する図であり、図6は図2における
基本(時間帯)レベルベクトルテーブルを例示する図で
あり、図7は本発明の実施形態による監視制御装置を示
す図であり、図8は図7における管理対象レベルベクト
ルテーブルを例示する図であり、図9は図7における管
理対象DBレベルベクトルテーブルを例示する図であ
り、図10は図7における自動制御DBレベルベクトル
テーブルを例示する図であり、図11は図2におけるオ
ペレータログイン処理過程を例示する図であり、図12
は図2における緊急事態検出処理過程を例示する図であ
り、図13は図2における時間帯判定処理過程を例示す
る図であり、図14は図2における現基準レベルベクト
ル変換処理過程を例示する図であり、図15は図7にお
ける管理対象制御処理過程を例示する図であり、図16
は図7における管理対象DB変更処理過程を例示する図
であり、図17は図7における自動制御DB変更処理過
程を例示する図であり、図18は図7における管理対象
レベルベクトルテーブル(請求項8)を例示する図であ
り、図19は図7における管理対象DBレベルベクトル
テーブル(請求項9)を例示する図である。なお、全図
を通じて同一符号は同一対象物を示す。また対象とする
監視制御システムは、図20に示される通りとする。
【0026】図20においては、図1における監視制御
対象装置(100)として管理対象装置(3)が示さ
れ、また図1における監視制御実行装置(200)とし
てヒューマンマシン装置(1)、監視制御装置(2)お
よびバス(4)が示されており、また図2においては、
図1における監視制御権限レベル設定手段(400)と
して、オペレータレベルベクトルテーブル(11)、緊
急事態レベルベクトルテーブル(12)、基本(時間
帯)レベルベクトルテーブル(13)、現基準レベルベ
クトルテーブル(14)、オペレータログイン処理部
(15)、緊急事態検出処理部(16)、時間帯判定部
(17)および現基準レベルベクトル変更部(18)が
設けられており、また図7においては、図1における監
視制御データベース(101)として管理対象DB(2
1)が設けられ、また図1における自動制御データベー
ス(102)として自動制御DB(22)が設けられ、
また図1における監視制御許容レベル設定手段(30
0)として管理対象レベルベクトルテーブル(23)、
管理対象DBレベルベクトルテーブル(24)および自
動制御DBレベルベクトルテーブル(25)が設けら
れ、また図1における監視制御可否判定手段(500)
として管理対象制御部(26)、管理対象DB変更部
(27)および自動制御DB変更部(28)が設けられ
ている。
対象装置(100)として管理対象装置(3)が示さ
れ、また図1における監視制御実行装置(200)とし
てヒューマンマシン装置(1)、監視制御装置(2)お
よびバス(4)が示されており、また図2においては、
図1における監視制御権限レベル設定手段(400)と
して、オペレータレベルベクトルテーブル(11)、緊
急事態レベルベクトルテーブル(12)、基本(時間
帯)レベルベクトルテーブル(13)、現基準レベルベ
クトルテーブル(14)、オペレータログイン処理部
(15)、緊急事態検出処理部(16)、時間帯判定部
(17)および現基準レベルベクトル変更部(18)が
設けられており、また図7においては、図1における監
視制御データベース(101)として管理対象DB(2
1)が設けられ、また図1における自動制御データベー
ス(102)として自動制御DB(22)が設けられ、
また図1における監視制御許容レベル設定手段(30
0)として管理対象レベルベクトルテーブル(23)、
管理対象DBレベルベクトルテーブル(24)および自
動制御DBレベルベクトルテーブル(25)が設けら
れ、また図1における監視制御可否判定手段(500)
として管理対象制御部(26)、管理対象DB変更部
(27)および自動制御DB変更部(28)が設けられ
ている。
【0027】図2および図3において、オペレータレベ
ルベクトルテーブル(11)には、当該監視制御システ
ムを操作する各オペレータ(OP)に付与される各監視
制御項目毎の監視制御権限レベルが予め登録されてい
る。
ルベクトルテーブル(11)には、当該監視制御システ
ムを操作する各オペレータ(OP)に付与される各監視
制御項目毎の監視制御権限レベルが予め登録されてい
る。
【0028】なお監視制御権限レベルは、各オペレータ
(OP)が監視制御可能な管理対象装置(3)の監視制
御許容レベルを示し、各オペレータ(OP)の当該監視
制御項目における能力に対応して定められている。
(OP)が監視制御可能な管理対象装置(3)の監視制
御許容レベルを示し、各オペレータ(OP)の当該監視
制御項目における能力に対応して定められている。
【0029】図3に示されるオペレータレベルベクトル
テーブル(11)の内、オペレータID(IDOP)は、
各オペレータ(OP)に付与された識別情報であり、個
々のオペレータ(OP)に対応するオペレータID(I
DOP)は、(IDOP1 )、(IDOP2 )、(IDOP3 )
等々と称する。
テーブル(11)の内、オペレータID(IDOP)は、
各オペレータ(OP)に付与された識別情報であり、個
々のオペレータ(OP)に対応するオペレータID(I
DOP)は、(IDOP1 )、(IDOP2 )、(IDOP3 )
等々と称する。
【0030】電力レベル(SEP)は、各オペレータ(O
P)の電力設備に関する監視制御権限レベルを示し、最
低レベルが(SEP=0)であり、最高レベルが(SEP=
5)である。
P)の電力設備に関する監視制御権限レベルを示し、最
低レベルが(SEP=0)であり、最高レベルが(SEP=
5)である。
【0031】また空調レベル(SAC)は、各オペレータ
(OP)の空調設備に関する監視制御権限レベルを示
し、最低レベルが(SAC=0)であり、最高レベルが
(SAC=5)である。
(OP)の空調設備に関する監視制御権限レベルを示
し、最低レベルが(SAC=0)であり、最高レベルが
(SAC=5)である。
【0032】また防災レベル(SAD)は、各オペレータ
(OP)の防災設備に関する監視制御権限レベルを示
し、最低レベルが(SAD=0)であり、最高レベルが
(SAD=5)である。
(OP)の防災設備に関する監視制御権限レベルを示
し、最低レベルが(SAD=0)であり、最高レベルが
(SAD=5)である。
【0033】各オペレータ(OP)〔オペレータID
(IDOP)〕に対応する各電力レベル(SEP)、空調レ
ベル(SAC)、防災レベル(SAD)等々の集合をオペレ
ータレベルベクトル(VOP)と称し、オペレータ(O
P)の総合的な監視制御権限レベルを表す。
(IDOP)〕に対応する各電力レベル(SEP)、空調レ
ベル(SAC)、防災レベル(SAD)等々の集合をオペレ
ータレベルベクトル(VOP)と称し、オペレータ(O
P)の総合的な監視制御権限レベルを表す。
【0034】なおオペレータレベルベクトル(VOP)を
構成する各電力レベル(SEP)、空調レベル(SAC)、
防災レベル(SAD)等々をスカラ(S)と称する場合が
ある。
構成する各電力レベル(SEP)、空調レベル(SAC)、
防災レベル(SAD)等々をスカラ(S)と称する場合が
ある。
【0035】図3に示されるオペレータレベルベクトル
テーブル(11)においては、オペレータID(ID
OP1 )が防災設備の高能力者に付与されており、オペレ
ータID(IDOP2 )は防災設備の低能力者に付与され
ており、オペレータID(ID OP3 )は電力設備の高能
力者に付与されていることを示す。
テーブル(11)においては、オペレータID(ID
OP1 )が防災設備の高能力者に付与されており、オペレ
ータID(IDOP2 )は防災設備の低能力者に付与され
ており、オペレータID(ID OP3 )は電力設備の高能
力者に付与されていることを示す。
【0036】また図2および図4において、緊急事態レ
ベルベクトルテーブル(12)には、当該監視制御シス
テムに緊急事態が発生した場合に、ヒューマンマシン装
置(1)に付与される各監視制御項目毎の監視制御権限
レベルが予め登録されている。
ベルベクトルテーブル(12)には、当該監視制御シス
テムに緊急事態が発生した場合に、ヒューマンマシン装
置(1)に付与される各監視制御項目毎の監視制御権限
レベルが予め登録されている。
【0037】なお監視制御権限レベルは、ヒューマンマ
シン装置(1)を運用して監視制御可能な管理対象装置
(3)の監視制御許容レベルを示す。図4に示される緊
急事態レベルベクトルテーブル(12)の内、緊急事態
ID(IDEM)は、各種緊急事態に付与された識別情報
であり、個々の緊急事態に対応する緊急事態ID(ID
EM)は、(IDEM1 )、(IDEM2 )、(IDEM3 )等
々と称する。
シン装置(1)を運用して監視制御可能な管理対象装置
(3)の監視制御許容レベルを示す。図4に示される緊
急事態レベルベクトルテーブル(12)の内、緊急事態
ID(IDEM)は、各種緊急事態に付与された識別情報
であり、個々の緊急事態に対応する緊急事態ID(ID
EM)は、(IDEM1 )、(IDEM2 )、(IDEM3 )等
々と称する。
【0038】電力レベル(SEP)は、各種緊急事態にお
ける電力設備に対する監視制御権限レベルを示し、最低
レベルが(SEP=0)であり、最高レベルが(SEP=
5)である。
ける電力設備に対する監視制御権限レベルを示し、最低
レベルが(SEP=0)であり、最高レベルが(SEP=
5)である。
【0039】また空調レベル(SAC)は、各種緊急事態
における空調設備に対する監視制御権限レベルを示し、
最低レベルが(SAC=0)であり、最高レベルが(SAC
=5)である。
における空調設備に対する監視制御権限レベルを示し、
最低レベルが(SAC=0)であり、最高レベルが(SAC
=5)である。
【0040】また防災レベル(SAD)は、各種緊急事態
における防災設備に対する監視制御権限レベルを示し、
最低レベルが(SAD=0)であり、最高レベルが(SAD
=5)である。
における防災設備に対する監視制御権限レベルを示し、
最低レベルが(SAD=0)であり、最高レベルが(SAD
=5)である。
【0041】各緊急事態〔緊急事態ID(IDEM)〕に
対応する各電力レベル(SEP)、空調レベル(SAC)、
防災レベル(SAD)等々の集合を緊急事態レベルベクト
ル(VEM)と称し、緊急事態発生時にヒューマンマシン
装置(1)に付与される総合的な監視制御権限レベルを
表す。
対応する各電力レベル(SEP)、空調レベル(SAC)、
防災レベル(SAD)等々の集合を緊急事態レベルベクト
ル(VEM)と称し、緊急事態発生時にヒューマンマシン
装置(1)に付与される総合的な監視制御権限レベルを
表す。
【0042】図4に示される緊急事態レベルベクトルテ
ーブル(12)においては、緊急事態ID(IDEM1 )
が火災発生時の緊急事態に付与されており、緊急事態I
D(IDEM2 )が停電発生時の緊急事態に付与されてお
り、緊急事態ID(IDEM3)が火災および停電発生時
の緊急事態に付与されていることを示す。
ーブル(12)においては、緊急事態ID(IDEM1 )
が火災発生時の緊急事態に付与されており、緊急事態I
D(IDEM2 )が停電発生時の緊急事態に付与されてお
り、緊急事態ID(IDEM3)が火災および停電発生時
の緊急事態に付与されていることを示す。
【0043】また図2および図6において、基本(時間
帯)レベルベクトルテーブル(13)には、平常時にヒ
ューマンマシン装置(1)に付与される各監視制御項目
毎の監視制御権限レベルが予め登録されている。
帯)レベルベクトルテーブル(13)には、平常時にヒ
ューマンマシン装置(1)に付与される各監視制御項目
毎の監視制御権限レベルが予め登録されている。
【0044】ここで平常時とは、オペレータ(OP)に
よるログイン操作が行われていない状態で、且つ緊急事
態が発生していない状態を示す。なお図6には、二台の
ヒューマンマシン装置(11 )および(12 )の基本
(時間帯)レベルベクトルテーブル(131 )および
(132 )が例示されている。
よるログイン操作が行われていない状態で、且つ緊急事
態が発生していない状態を示す。なお図6には、二台の
ヒューマンマシン装置(11 )および(12 )の基本
(時間帯)レベルベクトルテーブル(131 )および
(132 )が例示されている。
【0045】更に各基本(時間帯)レベルベクトルテー
ブル(131 )および(132 )においては、監視制御
権限レベルは何れも二種類の時間帯(TP1)〔例えば昼
間帯〕および(TP2 )〔例えは夜間帯〕に就いてそれ
ぞれ区別して登録されている。
ブル(131 )および(132 )においては、監視制御
権限レベルは何れも二種類の時間帯(TP1)〔例えば昼
間帯〕および(TP2 )〔例えは夜間帯〕に就いてそれ
ぞれ区別して登録されている。
【0046】図6に示される緊急事態レベルベクトルテ
ーブル(12)の内、時間帯ID(IDTP)は、各時間
帯(TP )に付与された識別情報であり、時間帯ID
(ID TP1 )は昼間帯に付与され、時間帯ID(ID
TP2 )は夜間帯に付与されている。
ーブル(12)の内、時間帯ID(IDTP)は、各時間
帯(TP )に付与された識別情報であり、時間帯ID
(ID TP1 )は昼間帯に付与され、時間帯ID(ID
TP2 )は夜間帯に付与されている。
【0047】電力レベル(SEP)は、各時間帯における
電力設備に対する監視制御権限レベルを示し、最低レベ
ルが(SEP=0)であり、最高レベルが(SEP=5)で
ある。
電力設備に対する監視制御権限レベルを示し、最低レベ
ルが(SEP=0)であり、最高レベルが(SEP=5)で
ある。
【0048】また空調レベル(SAC)は、各時間帯にお
ける空調設備に対する監視制御権限レベルを示し、最低
レベルが(SAC=0)であり、最高レベルが(SAC=
5)である。
ける空調設備に対する監視制御権限レベルを示し、最低
レベルが(SAC=0)であり、最高レベルが(SAC=
5)である。
【0049】また防災レベル(SAD)は、各時間帯にお
ける防災設備に対する監視制御権限レベルを示し、最低
レベルが(SAD=0)であり、最高レベルが(SAD=
5)である。
ける防災設備に対する監視制御権限レベルを示し、最低
レベルが(SAD=0)であり、最高レベルが(SAD=
5)である。
【0050】各時間帯〔時間帯ID(IDTP)〕に対応
する各電力レベル(SEP)、空調レベル(SAC)、防災
レベル(SAD)等々の集合を基本(時間帯)レベルベク
トル(VTP)と称し、平常時(の各時間帯)にヒューマ
ンマシン装置(1)に付与される総合的な監視制御権限
レベルを表す。
する各電力レベル(SEP)、空調レベル(SAC)、防災
レベル(SAD)等々の集合を基本(時間帯)レベルベク
トル(VTP)と称し、平常時(の各時間帯)にヒューマ
ンマシン装置(1)に付与される総合的な監視制御権限
レベルを表す。
【0051】図6(a) に示される基本(時間帯)レベル
ベクトルテーブル(131 )においては、ヒューマンマ
シン装置(11 )が、昼間帯は複数のオペレータ(O
P)がそれぞれログイン操作を実行して使用し、夜間帯
は監視制御システムの全管理対象装置(3)を集中管理
するオペレータ(OP)が駐在する万能的な専用装置の
一種であることを想定して登録されており、また図6
(b) に示される基本(時間帯)レベルベクトルテーブル
(132 )においては、ヒューマンマシン装置(1 2 )
が、昼間帯は電力設備の専用装置としてログイン操作を
行わなくとも使用可能とし、夜間帯は無人となって使用
不能となる〔但し昼間帯におけるヒューマンマシン装置
(11 )と同条件で使用可能〕ことを想定して登録され
ている。
ベクトルテーブル(131 )においては、ヒューマンマ
シン装置(11 )が、昼間帯は複数のオペレータ(O
P)がそれぞれログイン操作を実行して使用し、夜間帯
は監視制御システムの全管理対象装置(3)を集中管理
するオペレータ(OP)が駐在する万能的な専用装置の
一種であることを想定して登録されており、また図6
(b) に示される基本(時間帯)レベルベクトルテーブル
(132 )においては、ヒューマンマシン装置(1 2 )
が、昼間帯は電力設備の専用装置としてログイン操作を
行わなくとも使用可能とし、夜間帯は無人となって使用
不能となる〔但し昼間帯におけるヒューマンマシン装置
(11 )と同条件で使用可能〕ことを想定して登録され
ている。
【0052】次に、オペレータ(OP)によるヒューマ
ンマシン装置(1)の起動処理過程を、図2および図1
1を用いて説明する。図2および図11において、ヒュ
ーマンマシン装置(1)内のオペレータログイン処理部
(15)は、オペレータ(OP)の名前または暗証番号
と、オペレータID(IDOP)との対応を示すID表
〔図示せず〕を内蔵している。
ンマシン装置(1)の起動処理過程を、図2および図1
1を用いて説明する。図2および図11において、ヒュ
ーマンマシン装置(1)内のオペレータログイン処理部
(15)は、オペレータ(OP)の名前または暗証番号
と、オペレータID(IDOP)との対応を示すID表
〔図示せず〕を内蔵している。
【0053】かかる状態で、オペレータ(OP)が、汎
用装置として運用されているヒューマンマシン装置
(1)を起動する為に、公知のログイン操作の一環とし
て、自分の名前および暗証番号を入力すると、ヒューマ
ンマシン装置(1)内のオペレータログイン処理部(1
5)が、入力されたオペレータ(OP)の名前および暗
証番号を受信すると〔図11、ステップS11〕、内蔵
するID表を受信したオペレータ(OP)の名前で検索
し、受信したオペレータ(OP)の名前に対応して登録
済のオペレータID(IDOP)を抽出する〔ステップS
12〕。
用装置として運用されているヒューマンマシン装置
(1)を起動する為に、公知のログイン操作の一環とし
て、自分の名前および暗証番号を入力すると、ヒューマ
ンマシン装置(1)内のオペレータログイン処理部(1
5)が、入力されたオペレータ(OP)の名前および暗
証番号を受信すると〔図11、ステップS11〕、内蔵
するID表を受信したオペレータ(OP)の名前で検索
し、受信したオペレータ(OP)の名前に対応して登録
済のオペレータID(IDOP)を抽出する〔ステップS
12〕。
【0054】オペレータログイン処理部(15)は、内
蔵ID表から抽出したオペレータID(IDOP)を現基
準レベルベクトル変更部(18)に通知する〔ステップ
S13〕。
蔵ID表から抽出したオペレータID(IDOP)を現基
準レベルベクトル変更部(18)に通知する〔ステップ
S13〕。
【0055】次に、緊急事態の発生を検出時の処理過程
を、図20、図2および図12を用いて説明する。図2
0、図2および図12において、ヒューマンマシン装置
(1)内の緊急事態検出処理部(16)は、当該監視制
御システムに発生する緊急事態の種別とオペレータID
(IDOP)との対応を示すID表〔図示せず〕を内蔵し
ている。
を、図20、図2および図12を用いて説明する。図2
0、図2および図12において、ヒューマンマシン装置
(1)内の緊急事態検出処理部(16)は、当該監視制
御システムに発生する緊急事態の種別とオペレータID
(IDOP)との対応を示すID表〔図示せず〕を内蔵し
ている。
【0056】かかる状態で、当該監視制御システムに緊
急事態が発生すると、管理対象装置(3)が発生した緊
急事態を検出し、監視制御装置(2)およびバス(4)
を経由してヒューマンマシン装置(1)に通知する。
急事態が発生すると、管理対象装置(3)が発生した緊
急事態を検出し、監視制御装置(2)およびバス(4)
を経由してヒューマンマシン装置(1)に通知する。
【0057】ヒューマンマシン装置(1)においては、
緊急事態検出処理部(16)が、管理対象装置(3)か
ら通知された緊急事態を検出すると〔図12、ステップ
S21〕、検出された緊急事態の種別を分析した後、内
蔵するID表を受信した緊急事態の種別で検索し、受信
した緊急事態の種別に対応して登録済の緊急事態ID
(IDEM)を抽出する〔ステップS22〕。
緊急事態検出処理部(16)が、管理対象装置(3)か
ら通知された緊急事態を検出すると〔図12、ステップ
S21〕、検出された緊急事態の種別を分析した後、内
蔵するID表を受信した緊急事態の種別で検索し、受信
した緊急事態の種別に対応して登録済の緊急事態ID
(IDEM)を抽出する〔ステップS22〕。
【0058】緊急事態検出処理部(16)は、内蔵ID
表から抽出した緊急事態ID(ID EM)を現基準レベル
ベクトル変更部(18)に通知する〔ステップS2
3〕。次に、時間経過に伴う時間帯変化時の処理過程
を、図2および図13を用いて説明する。
表から抽出した緊急事態ID(ID EM)を現基準レベル
ベクトル変更部(18)に通知する〔ステップS2
3〕。次に、時間経過に伴う時間帯変化時の処理過程
を、図2および図13を用いて説明する。
【0059】図2および図13において、ヒューマンマ
シン装置(1)は、図示されぬ時計部を内蔵しており、
時計部は、現時刻(tP )を計時している。またヒュー
マンマシン装置(1)内の時間帯判定部(17)は、各
時刻(t)と時間帯(TP )との対応を示す時間帯表
〔図示せず〕と、各時間帯(TP )と時間帯ID(ID
TP)との対応を示すID表〔図示せず〕とを内蔵してい
る。
シン装置(1)は、図示されぬ時計部を内蔵しており、
時計部は、現時刻(tP )を計時している。またヒュー
マンマシン装置(1)内の時間帯判定部(17)は、各
時刻(t)と時間帯(TP )との対応を示す時間帯表
〔図示せず〕と、各時間帯(TP )と時間帯ID(ID
TP)との対応を示すID表〔図示せず〕とを内蔵してい
る。
【0060】かかる状態で、時間帯判定部(17)は、
所定間隔で起動されると、ヒューマンマシン装置(1)
が内蔵する時計部を参照し、現時刻(tP )を抽出した
後〔図13、ステップS31〕、内蔵する時間帯表を抽
出した現時刻(tP )で検索し、現時間帯(TP )を抽
出する〔ステップS32〕。
所定間隔で起動されると、ヒューマンマシン装置(1)
が内蔵する時計部を参照し、現時刻(tP )を抽出した
後〔図13、ステップS31〕、内蔵する時間帯表を抽
出した現時刻(tP )で検索し、現時間帯(TP )を抽
出する〔ステップS32〕。
【0061】なお時間帯判定部(17)は、前回起動さ
れた際に抽出した現時間帯(TP )〔以後前抽出時間帯
(TL )と称する〕を、内蔵する時間帯レジスタ
(RTP)に格納しており、今回現時間帯(TP )を抽出
すると、時間帯レジスタ(RTP)に格納済の前抽出時間
帯(TL )と比較し〔ステップS33〕、現時間帯(T
P )が前抽出時間帯(TL )と変化していなければ、何
等の処理を実行すること無く、前述の所定時間が経過す
る迄、休止するが〔ステップS36〕、現時間帯
(T P )が前抽出時間帯(TL )と変化していれば、内
蔵するID表を抽出した現時間帯(TP )で検索し、抽
出した現時間帯(TP )に対応して登録済の時間帯ID
(IDTP)を抽出する〔ステップS34〕。
れた際に抽出した現時間帯(TP )〔以後前抽出時間帯
(TL )と称する〕を、内蔵する時間帯レジスタ
(RTP)に格納しており、今回現時間帯(TP )を抽出
すると、時間帯レジスタ(RTP)に格納済の前抽出時間
帯(TL )と比較し〔ステップS33〕、現時間帯(T
P )が前抽出時間帯(TL )と変化していなければ、何
等の処理を実行すること無く、前述の所定時間が経過す
る迄、休止するが〔ステップS36〕、現時間帯
(T P )が前抽出時間帯(TL )と変化していれば、内
蔵するID表を抽出した現時間帯(TP )で検索し、抽
出した現時間帯(TP )に対応して登録済の時間帯ID
(IDTP)を抽出する〔ステップS34〕。
【0062】時間帯判定部(17)は、抽出した時間帯
ID(IDTP)を現基準レベルベクトル変更部(18)
に通知すると共に〔ステップS35〕、内蔵する時間帯
レジスタに今回抽出した現時間帯(TP )を前抽出時間
帯(TL )として格納した後〔前抽出時間帯(TL )の
更新〕、所定時間が経過する迄、休止する〔ステップS
36〕。
ID(IDTP)を現基準レベルベクトル変更部(18)
に通知すると共に〔ステップS35〕、内蔵する時間帯
レジスタに今回抽出した現時間帯(TP )を前抽出時間
帯(TL )として格納した後〔前抽出時間帯(TL )の
更新〕、所定時間が経過する迄、休止する〔ステップS
36〕。
【0063】次に、オペレータID(IDOP)、時間帯
ID(IDTP)、或いは緊急事態ID(IDEM)を受信
した現基準レベルベクトル変更部(18)による現基準
レベルベクトル(VHIS )の変更処理を、図20、図2
乃至図4、図6および図14を用いて説明する。
ID(IDTP)、或いは緊急事態ID(IDEM)を受信
した現基準レベルベクトル変更部(18)による現基準
レベルベクトル(VHIS )の変更処理を、図20、図2
乃至図4、図6および図14を用いて説明する。
【0064】先ずヒューマンマシン装置(1)が起動さ
れていない状態では、オペレータ(OP)からログアウ
ト操作が入力された状態になっており、オペレータログ
イン処理部(15)は現基準レベルベクトル変更部(1
8)に、オペレータID(IDOP)〔=0〕を通知して
いる。
れていない状態では、オペレータ(OP)からログアウ
ト操作が入力された状態になっており、オペレータログ
イン処理部(15)は現基準レベルベクトル変更部(1
8)に、オペレータID(IDOP)〔=0〕を通知して
いる。
【0065】現基準レベルベクトル変更部(18)は、
オペレータログイン処理部(15)から通知されたオペ
レータID(IDOP)〔=0〕を受信すると〔図14、
ステップS41O 〕、内蔵するレジスタ(ROP)〔図示
せず〕へ受信したオペレータID(IDOP)〔=0〕を
格納している〔ステップS42O 〕。
オペレータログイン処理部(15)から通知されたオペ
レータID(IDOP)〔=0〕を受信すると〔図14、
ステップS41O 〕、内蔵するレジスタ(ROP)〔図示
せず〕へ受信したオペレータID(IDOP)〔=0〕を
格納している〔ステップS42O 〕。
【0066】またヒューマンマシン装置(1)内の緊急
事態検出処理部(16)が、監視制御システム内に緊急
事態の発生を検出していない状態では、緊急事態検出処
理部(16)は現基準レベルベクトル変更部(18)
に、緊急事態が解消したことを示す緊急事態ID(ID
EM)〔=0〕を通知した状態になっている。
事態検出処理部(16)が、監視制御システム内に緊急
事態の発生を検出していない状態では、緊急事態検出処
理部(16)は現基準レベルベクトル変更部(18)
に、緊急事態が解消したことを示す緊急事態ID(ID
EM)〔=0〕を通知した状態になっている。
【0067】現基準レベルベクトル変更部(18)は、
緊急事態検出処理部(16)から通知された緊急事態I
D(IDEM)〔=0〕を受信すると〔ステップS4
1E 〕、内蔵するレジスタ(REM)〔図示せず〕へ受信
した緊急事態ID(IDEM)〔=0〕を格納している
〔ステップS42E 〕。
緊急事態検出処理部(16)から通知された緊急事態I
D(IDEM)〔=0〕を受信すると〔ステップS4
1E 〕、内蔵するレジスタ(REM)〔図示せず〕へ受信
した緊急事態ID(IDEM)〔=0〕を格納している
〔ステップS42E 〕。
【0068】かかる状態で、現時刻(tP )が例えば夜
間帯(TP2)から昼間帯(TP1)に移行した後、時間帯
判定部(17)が起動すると、図13に示される過程に
より、昼間帯(TP1)に対応する時間帯ID(I
DTP1 )を、現基準レベルベクトル変更部(18)に通
知する。
間帯(TP2)から昼間帯(TP1)に移行した後、時間帯
判定部(17)が起動すると、図13に示される過程に
より、昼間帯(TP1)に対応する時間帯ID(I
DTP1 )を、現基準レベルベクトル変更部(18)に通
知する。
【0069】現基準レベルベクトル変更部(18)は、
時間帯判定部(17)から通知された時間帯ID(ID
TP1 )を受信すると〔ステップS41T 〕、内蔵するレ
ジスタ(RTP)〔図示せず〕へ受信した時間帯ID(I
DTP1 )を格納する〔ステップS42T 〕。
時間帯判定部(17)から通知された時間帯ID(ID
TP1 )を受信すると〔ステップS41T 〕、内蔵するレ
ジスタ(RTP)〔図示せず〕へ受信した時間帯ID(I
DTP1 )を格納する〔ステップS42T 〕。
【0070】次に現基準レベルベクトル変更部(18)
は、前述の内蔵レジスタ(ROP)に格納済のオペレータ
ID(IDOP)を抽出した分析し〔ステップS43〕、
オペレータID(IDOP)〔=0〕であることを識別す
ると、基本(時間帯)レベルベクトルテーブル(13)
を参照し、抽出した時間帯ID(IDTP1 )に対応する
基本(時間帯)レベルベクトル(VTP1 )〔SEP=0、
SAC=0、SAD=0〕を抽出し、現基準レベルベクトル
テーブル(14)に、現基準レベルベクトル(VHIS )
として格納する〔ステップS45〕。
は、前述の内蔵レジスタ(ROP)に格納済のオペレータ
ID(IDOP)を抽出した分析し〔ステップS43〕、
オペレータID(IDOP)〔=0〕であることを識別す
ると、基本(時間帯)レベルベクトルテーブル(13)
を参照し、抽出した時間帯ID(IDTP1 )に対応する
基本(時間帯)レベルベクトル(VTP1 )〔SEP=0、
SAC=0、SAD=0〕を抽出し、現基準レベルベクトル
テーブル(14)に、現基準レベルベクトル(VHIS )
として格納する〔ステップS45〕。
【0071】次に現基準レベルベクトル変更部(18)
は、前述の内蔵レジスタ(REM)に格納済の緊急事態I
D(IDEM)を抽出して分析し〔ステップS46〕、緊
急事態ID(IDEM)〔=0〕であることを識別する
と、現基準レベルベクトルテーブル(14)に格納済の
現基準レベルベクトル(VHIS )を変更すること無く終
了する。
は、前述の内蔵レジスタ(REM)に格納済の緊急事態I
D(IDEM)を抽出して分析し〔ステップS46〕、緊
急事態ID(IDEM)〔=0〕であることを識別する
と、現基準レベルベクトルテーブル(14)に格納済の
現基準レベルベクトル(VHIS )を変更すること無く終
了する。
【0072】以上により、現基準レベルベクトルテーブ
ル(14)内には、図5(a) に示される如く、時間帯判
定部(17)から通知された時間帯ID(IDTP1 )に
対応して、基本(時間帯)レベルベクトルテーブル(1
3)に登録済の基本(時間帯)レベルベクトル
(VTP1 )が、現基準レベルベクトル(VHIS )〔SEP
=0、SAC=0、SAD=0〕として格納されることとな
る。
ル(14)内には、図5(a) に示される如く、時間帯判
定部(17)から通知された時間帯ID(IDTP1 )に
対応して、基本(時間帯)レベルベクトルテーブル(1
3)に登録済の基本(時間帯)レベルベクトル
(VTP1 )が、現基準レベルベクトル(VHIS )〔SEP
=0、SAC=0、SAD=0〕として格納されることとな
る。
【0073】かかる状態で、或るオペレータ(OP1 )
がログイン操作を実行すると、オペレータログイン処理
部(15)が、図11に示される過程により、ログイン
操作を実行したオペレータ(OP)に対応するオペレー
タID(IDOP1 )を、現基準レベルベクトル変更部
(18)に通知する。
がログイン操作を実行すると、オペレータログイン処理
部(15)が、図11に示される過程により、ログイン
操作を実行したオペレータ(OP)に対応するオペレー
タID(IDOP1 )を、現基準レベルベクトル変更部
(18)に通知する。
【0074】現基準レベルベクトル変更部(18)は、
オペレータログイン処理部(15)から通知されたオペ
レータID(IDOP1 )を受信すると〔ステップS41
O 〕、内蔵するレジスタ(ROP)へ受信したオペレータ
ID(IDOP1 )を格納する〔ステップS42O 〕。
オペレータログイン処理部(15)から通知されたオペ
レータID(IDOP1 )を受信すると〔ステップS41
O 〕、内蔵するレジスタ(ROP)へ受信したオペレータ
ID(IDOP1 )を格納する〔ステップS42O 〕。
【0075】次に現基準レベルベクトル変更部(18)
は、前述の内蔵レジスタ(ROP)に格納済のオペレータ
ID(IDOP)を抽出して分析し〔ステップS43〕、
オペレータID(IDOP)〔=0〕では無いことを識別
すると、オペレータレベルベクトルテーブル(11)を
参照し、抽出したオペレータID(IDOP1 )に対応す
るオペレータレベルベクトル(VOP1 )〔SEP=0、S
AC=2、SAD=5〕を抽出し、現基準レベルベクトルテ
ーブル(14)に、現基準レベルベクトル(V HIS )と
して格納する〔ステップS44〕。
は、前述の内蔵レジスタ(ROP)に格納済のオペレータ
ID(IDOP)を抽出して分析し〔ステップS43〕、
オペレータID(IDOP)〔=0〕では無いことを識別
すると、オペレータレベルベクトルテーブル(11)を
参照し、抽出したオペレータID(IDOP1 )に対応す
るオペレータレベルベクトル(VOP1 )〔SEP=0、S
AC=2、SAD=5〕を抽出し、現基準レベルベクトルテ
ーブル(14)に、現基準レベルベクトル(V HIS )と
して格納する〔ステップS44〕。
【0076】その結果、これ迄現基準レベルベクトル
(VHIS )として現基準レベルベクトルテーブル(1
4)に格納されていた基本(時間帯)レベルベクトル
(VTP1 )〔SEP=0、SAC=0、SAD=0〕は、オペ
レータレベルベクトル(VOP1 )〔SEP=0、SAC=
2、SAD=5〕に更新されたこととなる。
(VHIS )として現基準レベルベクトルテーブル(1
4)に格納されていた基本(時間帯)レベルベクトル
(VTP1 )〔SEP=0、SAC=0、SAD=0〕は、オペ
レータレベルベクトル(VOP1 )〔SEP=0、SAC=
2、SAD=5〕に更新されたこととなる。
【0077】次に現基準レベルベクトル変更部(18)
は、前述の内蔵レジスタ(REM)に格納済の緊急事態I
D(IDEM)を抽出して分析し〔ステップS46〕、緊
急事態ID(IDEM)〔=0〕であることを識別する
と、現基準レベルベクトルテーブル(14)に格納済の
現基準レベルベクトル(VHIS )を変更すること無く終
了する。
は、前述の内蔵レジスタ(REM)に格納済の緊急事態I
D(IDEM)を抽出して分析し〔ステップS46〕、緊
急事態ID(IDEM)〔=0〕であることを識別する
と、現基準レベルベクトルテーブル(14)に格納済の
現基準レベルベクトル(VHIS )を変更すること無く終
了する。
【0078】以上により、現基準レベルベクトルテーブ
ル(14)内には、図5(b) に示される如く、オペレー
タログイン処理部(15)から通知されたオペレータI
D(IDOP1 )に対応して、オペレータレベルベクトル
テーブル(11)に登録済のオペレータレベルベクトル
(VOP1 )が、基本(時間帯)レベルベクトル
(VTP 1 )の代わりに現基準レベルベクトル(VHIS )
〔SEP=0、SAC=2、SAD=5〕として格納されるこ
ととなる。
ル(14)内には、図5(b) に示される如く、オペレー
タログイン処理部(15)から通知されたオペレータI
D(IDOP1 )に対応して、オペレータレベルベクトル
テーブル(11)に登録済のオペレータレベルベクトル
(VOP1 )が、基本(時間帯)レベルベクトル
(VTP 1 )の代わりに現基準レベルベクトル(VHIS )
〔SEP=0、SAC=2、SAD=5〕として格納されるこ
ととなる。
【0079】かかる状態で、監視制御システムに緊急事
態が発生すると、緊急事態検出処理部(16)が、図1
2に示される過程により、検出された緊急事態の種別
〔例えば停電〕に対応する緊急事態ID(IDEM2 )
を、現基準レベルベクトル変更部(18)に通知する。
態が発生すると、緊急事態検出処理部(16)が、図1
2に示される過程により、検出された緊急事態の種別
〔例えば停電〕に対応する緊急事態ID(IDEM2 )
を、現基準レベルベクトル変更部(18)に通知する。
【0080】現基準レベルベクトル変更部(18)は、
緊急事態検出処理部(16)から通知された緊急事態I
D(IDEM2 )を受信すると〔ステップS41E 〕、内
蔵するレジスタへ受信した緊急事態ID(IDEM2 )を
格納する〔ステップS42E〕。
緊急事態検出処理部(16)から通知された緊急事態I
D(IDEM2 )を受信すると〔ステップS41E 〕、内
蔵するレジスタへ受信した緊急事態ID(IDEM2 )を
格納する〔ステップS42E〕。
【0081】次に現基準レベルベクトル変更部(18)
は、前述の内蔵レジスタ(ROP)に格納済のオペレータ
ID(IDOP1 )の値を分析し〔ステップS43〕、オ
ペレータID(IDOP)〔=0〕では無いことを識別す
ると、ヒューマンマシン装置(1)に内蔵されるオペレ
ータレベルベクトルテーブル(11)を参照し、抽出し
たオペレータID(IDOP1 )に対応するオペレータレ
ベルベクトル(VOP1)を抽出し、現基準レベルベクト
ルテーブル(14)に、現基準レベルベクトル
(VHIS )として格納する〔ステップS44〕。
は、前述の内蔵レジスタ(ROP)に格納済のオペレータ
ID(IDOP1 )の値を分析し〔ステップS43〕、オ
ペレータID(IDOP)〔=0〕では無いことを識別す
ると、ヒューマンマシン装置(1)に内蔵されるオペレ
ータレベルベクトルテーブル(11)を参照し、抽出し
たオペレータID(IDOP1 )に対応するオペレータレ
ベルベクトル(VOP1)を抽出し、現基準レベルベクト
ルテーブル(14)に、現基準レベルベクトル
(VHIS )として格納する〔ステップS44〕。
【0082】その結果、これ迄現基準レベルベクトル
(VHIS )として現基準レベルベクトルテーブル(1
4)に格納されていたオペレータレベルベクトル(V
OP1 )は、引続き現基準レベルベクトル(VHIS )〔S
EP=0、SAC=2、SAD=5〕として格納されることと
なる。
(VHIS )として現基準レベルベクトルテーブル(1
4)に格納されていたオペレータレベルベクトル(V
OP1 )は、引続き現基準レベルベクトル(VHIS )〔S
EP=0、SAC=2、SAD=5〕として格納されることと
なる。
【0083】次に現基準レベルベクトル変更部(18)
は、前述の内蔵レジスタ(REM)に格納済の緊急事態I
D(IDEM2 )を抽出して分析し〔ステップS46〕、
緊急事態ID(IDEM)〔=0〕では無いことを識別す
ると、緊急事態レベルベクトルテーブル(12)を参照
し、抽出した緊急事態ID(IDEM2 )に対応する緊急
事態レベルベクトル(VEM2 )〔SEP=5、SAC=0、
SAD=0〕を抽出した後、現基準レベルベクトルテーブ
ル(14)に格納済の現基準レベルベクトル(VHIS )
〔SEP=0、SAC=2、SAD=5〕を抽出し、緊急事態
レベルベクトル(VEM2 )と現基準レベルベクトル(V
HIS )との論理和演算、即ちそれぞれ対応するスカラ
(SEP)、(SAC)、(SAD)毎に、より高いスカラ値
を採用し、演算結果〔SEP=5、SAC=2、SAD=5〕
を現基準レベルベクトル(VHIS )として、現基準レベ
ルベクトルテーブル(14)に格納する〔ステップS4
7〕。
は、前述の内蔵レジスタ(REM)に格納済の緊急事態I
D(IDEM2 )を抽出して分析し〔ステップS46〕、
緊急事態ID(IDEM)〔=0〕では無いことを識別す
ると、緊急事態レベルベクトルテーブル(12)を参照
し、抽出した緊急事態ID(IDEM2 )に対応する緊急
事態レベルベクトル(VEM2 )〔SEP=5、SAC=0、
SAD=0〕を抽出した後、現基準レベルベクトルテーブ
ル(14)に格納済の現基準レベルベクトル(VHIS )
〔SEP=0、SAC=2、SAD=5〕を抽出し、緊急事態
レベルベクトル(VEM2 )と現基準レベルベクトル(V
HIS )との論理和演算、即ちそれぞれ対応するスカラ
(SEP)、(SAC)、(SAD)毎に、より高いスカラ値
を採用し、演算結果〔SEP=5、SAC=2、SAD=5〕
を現基準レベルベクトル(VHIS )として、現基準レベ
ルベクトルテーブル(14)に格納する〔ステップS4
7〕。
【0084】以上により、現基準レベルベクトルテーブ
ル(14)内には、図5(c) に示される如く、これ迄現
基準レベルベクトル(VHIS )として格納済のオペレー
タレベルベクトル(VOP1 )と、緊急事態レベルベクト
ル(VEM2 )との論理和演算結果が、新たに現基準レベ
ルベクトル(VHIS )〔SEP=5、SAC=2、SAD=
5〕として格納されることとなる。
ル(14)内には、図5(c) に示される如く、これ迄現
基準レベルベクトル(VHIS )として格納済のオペレー
タレベルベクトル(VOP1 )と、緊急事態レベルベクト
ル(VEM2 )との論理和演算結果が、新たに現基準レベ
ルベクトル(VHIS )〔SEP=5、SAC=2、SAD=
5〕として格納されることとなる。
【0085】次に、図7および図8において、管理対象
レベルベクトルテーブル(23)には、当該監視制御シ
ステム内の各管理対象装置(3)が、ヒューマンマシン
装置(1)から依頼された監視制御を許容するか否かを
判定する管理対象レベルベクトル(VOJ)が、予め登録
されている。
レベルベクトルテーブル(23)には、当該監視制御シ
ステム内の各管理対象装置(3)が、ヒューマンマシン
装置(1)から依頼された監視制御を許容するか否かを
判定する管理対象レベルベクトル(VOJ)が、予め登録
されている。
【0086】図8に示される管理対象レベルベクトルテ
ーブル(23)の内、管理対象ID(IDOJ)は、各管
理対象装置(3)に付与された識別情報であり、個々の
管理対象装置(3)に対応する管理対象ID(IDOJ)
を(IDOJ1 )、(IDOJ2)、(IDOJ3 )等々と称
する。
ーブル(23)の内、管理対象ID(IDOJ)は、各管
理対象装置(3)に付与された識別情報であり、個々の
管理対象装置(3)に対応する管理対象ID(IDOJ)
を(IDOJ1 )、(IDOJ2)、(IDOJ3 )等々と称
する。
【0087】電力レベル(SEP)は、各管理対象装置
(3)に監視制御を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、電力設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SEP=0)であり、最高レ
ベルが(SEP=6)である。
(3)に監視制御を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、電力設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SEP=0)であり、最高レ
ベルが(SEP=6)である。
【0088】また空調レベル(SAC)は、各管理対象装
置(3)に監視制御を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、空調設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAC=0)であり、最高レ
ベルが(SAC=6)である。
置(3)に監視制御を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、空調設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAC=0)であり、最高レ
ベルが(SAC=6)である。
【0089】また防災レベル(SAD)は、各管理対象装
置(3)に監視制御を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、防災設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAD=0)であり、最高レ
ベルが(SAD=6)である。
置(3)に監視制御を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、防災設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAD=0)であり、最高レ
ベルが(SAD=6)である。
【0090】ここで、ヒューマンマシン装置(1)内に
設けられていたオペレータレベルベクトルテーブル(1
1)、緊急事態レベルベクトルテーブル(12)、基本
(時間帯)レベルベクトルテーブル(13)に登録され
る各スカラ(S)の最高値は総て(S=5)であるか
ら、或る監視制御項目に最高スカラ(S=6)が登録さ
れる管理対象装置(3)〔管理対象ID(IDOJ)〕
は、当監視制御項目に関する最高監視制御権限レベル
(S=5)を保有するヒューマンマシン装置(1)にも
監視制御を許容しないことを示す。
設けられていたオペレータレベルベクトルテーブル(1
1)、緊急事態レベルベクトルテーブル(12)、基本
(時間帯)レベルベクトルテーブル(13)に登録され
る各スカラ(S)の最高値は総て(S=5)であるか
ら、或る監視制御項目に最高スカラ(S=6)が登録さ
れる管理対象装置(3)〔管理対象ID(IDOJ)〕
は、当監視制御項目に関する最高監視制御権限レベル
(S=5)を保有するヒューマンマシン装置(1)にも
監視制御を許容しないことを示す。
【0091】各管理対象装置(3)〔管理対象ID(I
DOJ)〕に対応する各電力レベル(SEP)、空調レベル
(SAC)、防災レベル(SAD)等々の集合を管理対象レ
ベルベクトル(VOJ)と称し、管理対象装置(3)に付
与される総合的な監視制御許容レベルを表す。
DOJ)〕に対応する各電力レベル(SEP)、空調レベル
(SAC)、防災レベル(SAD)等々の集合を管理対象レ
ベルベクトル(VOJ)と称し、管理対象装置(3)に付
与される総合的な監視制御許容レベルを表す。
【0092】図8に示される管理対象レベルベクトルテ
ーブル(23)においては、管理対象ID(IDOJ1 )
が例えば防火シャッター等の防災設備に関する管理対象
装置(3)であり、防災レベル(SAD)は中程度の監視
制御権限レベル〔防災レベル(SAD)=3〕を有するヒ
ューマンマシン装置(1)ならば監視制御を許容する
が、電力レベル(SEP)および空調レベル(SAC)は何
れも最高の監視制御権限レベル〔電力レベル(SEP)=
5および空調レベル(SAC)=5〕を有するヒューマン
マシン装置(1)にも監視制御を許容しないことを示
し、また管理対象ID(IDOJ2 )が例えば消化ガス排
出等の防災設備に関する管理対象装置(3)であり、防
災レベル(SAD)は最高の監視制御権限レベル〔防災レ
ベル(SAD)=5〕を有するヒューマンマシン装置
(1)ならば監視制御を許容するが、電力レベル
(SEP)および空調レベル(SAC)は何れも最高の監視
制御権限レベル〔電力レベル(SEP)=5および空調レ
ベル(SAC)=5〕を有するヒューマンマシン装置
(1)にも監視制御を許容しないことを示し、更に管理
対象ID(ID OJ3 )が例えばブレーカー等の電力設備
に関する管理対象装置(3)であり、電力レベル
(SEP)は中程度の監視制御権限レベル〔電力レベル
(SEP)=3〕を有するヒューマンマシン装置(1)な
らば監視制御を許容するが、空調レベル(SAC)および
防災レベル(SAD)は何れも最高の監視制御権限レベル
〔空調レベル(SAC)=5および防災レベル(SAD)=
5〕を有するヒューマンマシン装置(1)にも監視制御
を許容しないことを示す。
ーブル(23)においては、管理対象ID(IDOJ1 )
が例えば防火シャッター等の防災設備に関する管理対象
装置(3)であり、防災レベル(SAD)は中程度の監視
制御権限レベル〔防災レベル(SAD)=3〕を有するヒ
ューマンマシン装置(1)ならば監視制御を許容する
が、電力レベル(SEP)および空調レベル(SAC)は何
れも最高の監視制御権限レベル〔電力レベル(SEP)=
5および空調レベル(SAC)=5〕を有するヒューマン
マシン装置(1)にも監視制御を許容しないことを示
し、また管理対象ID(IDOJ2 )が例えば消化ガス排
出等の防災設備に関する管理対象装置(3)であり、防
災レベル(SAD)は最高の監視制御権限レベル〔防災レ
ベル(SAD)=5〕を有するヒューマンマシン装置
(1)ならば監視制御を許容するが、電力レベル
(SEP)および空調レベル(SAC)は何れも最高の監視
制御権限レベル〔電力レベル(SEP)=5および空調レ
ベル(SAC)=5〕を有するヒューマンマシン装置
(1)にも監視制御を許容しないことを示し、更に管理
対象ID(ID OJ3 )が例えばブレーカー等の電力設備
に関する管理対象装置(3)であり、電力レベル
(SEP)は中程度の監視制御権限レベル〔電力レベル
(SEP)=3〕を有するヒューマンマシン装置(1)な
らば監視制御を許容するが、空調レベル(SAC)および
防災レベル(SAD)は何れも最高の監視制御権限レベル
〔空調レベル(SAC)=5および防災レベル(SAD)=
5〕を有するヒューマンマシン装置(1)にも監視制御
を許容しないことを示す。
【0093】また図7および図9において、管理対象D
Bレベルベクトルテーブル(24)には、ヒューマンマ
シン装置(1)から依頼された各管理対象DB(21)
の変更を、許容するか否かを判定する管理対象DBレベ
ルベクトル(VODB )が、予め登録されている。
Bレベルベクトルテーブル(24)には、ヒューマンマ
シン装置(1)から依頼された各管理対象DB(21)
の変更を、許容するか否かを判定する管理対象DBレベ
ルベクトル(VODB )が、予め登録されている。
【0094】図9に示される管理対象DBレベルベクト
ルテーブル(24)の内、管理対象DBID(I
DODB )は、各管理対象DB(21)に付与された識別
情報であり、個々の管理対象DB(21)に対応する管
理対象DBID(IDODB )を(IDODB1)、(ID
ODB2)、(IDODB3)等々と称する。
ルテーブル(24)の内、管理対象DBID(I
DODB )は、各管理対象DB(21)に付与された識別
情報であり、個々の管理対象DB(21)に対応する管
理対象DBID(IDODB )を(IDODB1)、(ID
ODB2)、(IDODB3)等々と称する。
【0095】電力レベル(SEP)は、各管理対象DB
(21)の変更を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、電力設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SEP=0)であり、最高レ
ベルが(SEP=6)である。
(21)の変更を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、電力設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SEP=0)であり、最高レ
ベルが(SEP=6)である。
【0096】また空調レベル(SAC)は、各管理対象D
B(21)の変更を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、空調設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAC=0)であり、最高レ
ベルが(SAC=6)である。
B(21)の変更を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、空調設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAC=0)であり、最高レ
ベルが(SAC=6)である。
【0097】また防災レベル(SAD)は、各管理対象D
B(21)の変更を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、防災設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAD=0)であり、最高レ
ベルが(SAD=6)である。
B(21)の変更を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、防災設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAD=0)であり、最高レ
ベルが(SAD=6)である。
【0098】なお、管理対象DBレベルベクトルテーブ
ル(24)に登録される各管理対象DB(21)〔管理
対象DBID(IDODB )〕のスカラ(S)の最高値
(S=6)は、管理対象レベルベクトルテーブル(2
3)におけると同様の理由による。
ル(24)に登録される各管理対象DB(21)〔管理
対象DBID(IDODB )〕のスカラ(S)の最高値
(S=6)は、管理対象レベルベクトルテーブル(2
3)におけると同様の理由による。
【0099】各管理対象DB(21)〔管理対象DBI
D(IDODB )〕に対応する各電力レベル(SEP)、空
調レベル(SAC)、防災レベル(SAD)等々の集合を管
理対象DBレベルベクトル(VODB )と称し、管理対象
DB(21)に付与された総合的な変更許容レベルを表
す。
D(IDODB )〕に対応する各電力レベル(SEP)、空
調レベル(SAC)、防災レベル(SAD)等々の集合を管
理対象DBレベルベクトル(VODB )と称し、管理対象
DB(21)に付与された総合的な変更許容レベルを表
す。
【0100】図9に示される管理対象DBレベルベクト
ルテーブル(24)においては、管理対象DBID(I
DODB1)が例えば防火シャッター等の防災設備に関する
管理対象装置(3)に関連する管理対象DB(21)で
あり、防災レベル(SAD)は中程度の監視制御権限レベ
ル〔防災レベル(SAD)=2〕を有するヒューマンマシ
ン装置(1)ならば変更を許容するが、電力レベル(S
EP)および空調レベル(SAC)は何れも最高の監視制御
権限レベル〔電力レベル(SEP)=5および空調レベル
(SAC)=5〕を有するヒューマンマシン装置(1)に
も変更を許容しないことを示し、また管理対象DBID
(IDODB2)が例えば消化ガス排出等の防災設備に関す
る管理対象装置(3)に関連する管理対象DB(21)
であり、防災レベル(SAD)は中程度の監視制御権限レ
ベル〔防災レベル(SAD)=2〕を有するヒューマンマ
シン装置(1)ならば変更を許容するが、電力レベル
(S EP)および空調レベル(SAC)は何れも最高の監視
制御権限レベル〔電力レベル(SEP)=5および空調レ
ベル(SAC)=5〕を有するオペレータ(OP)にも変
更を許容しないことを示し、更に管理対象DBID(I
DODB3)が例えばブレーカー等の電力設備に関する管理
対象装置(3)に関連する管理対象DB(21)であ
り、電力レベル(SEP)は中程度の監視制御権限レベル
〔電力レベル(S EP)=2〕を有するオペレータ(O
P)ならば変更を許容するが、空調レベル(SAC)およ
び防災レベル(SAD)は何れも最高の監視制御権限レベ
ル〔空調レベル(SAC)=5および防災レベル(SAD)
=5〕を有するヒューマンマシン装置(1)にも変更を
許容しないことを示す。
ルテーブル(24)においては、管理対象DBID(I
DODB1)が例えば防火シャッター等の防災設備に関する
管理対象装置(3)に関連する管理対象DB(21)で
あり、防災レベル(SAD)は中程度の監視制御権限レベ
ル〔防災レベル(SAD)=2〕を有するヒューマンマシ
ン装置(1)ならば変更を許容するが、電力レベル(S
EP)および空調レベル(SAC)は何れも最高の監視制御
権限レベル〔電力レベル(SEP)=5および空調レベル
(SAC)=5〕を有するヒューマンマシン装置(1)に
も変更を許容しないことを示し、また管理対象DBID
(IDODB2)が例えば消化ガス排出等の防災設備に関す
る管理対象装置(3)に関連する管理対象DB(21)
であり、防災レベル(SAD)は中程度の監視制御権限レ
ベル〔防災レベル(SAD)=2〕を有するヒューマンマ
シン装置(1)ならば変更を許容するが、電力レベル
(S EP)および空調レベル(SAC)は何れも最高の監視
制御権限レベル〔電力レベル(SEP)=5および空調レ
ベル(SAC)=5〕を有するオペレータ(OP)にも変
更を許容しないことを示し、更に管理対象DBID(I
DODB3)が例えばブレーカー等の電力設備に関する管理
対象装置(3)に関連する管理対象DB(21)であ
り、電力レベル(SEP)は中程度の監視制御権限レベル
〔電力レベル(S EP)=2〕を有するオペレータ(O
P)ならば変更を許容するが、空調レベル(SAC)およ
び防災レベル(SAD)は何れも最高の監視制御権限レベ
ル〔空調レベル(SAC)=5および防災レベル(SAD)
=5〕を有するヒューマンマシン装置(1)にも変更を
許容しないことを示す。
【0101】また図7および図10において、自動制御
DBレベルベクトルテーブル(25)には、各自動制御
DB(22)が、ヒューマンマシン装置(1)から依頼
された変更を許容するか否かを判定する自動制御DBレ
ベルベクトル(VCDB )が、予め登録されている。
DBレベルベクトルテーブル(25)には、各自動制御
DB(22)が、ヒューマンマシン装置(1)から依頼
された変更を許容するか否かを判定する自動制御DBレ
ベルベクトル(VCDB )が、予め登録されている。
【0102】図10に示される自動制御DBレベルベク
トルテーブル(25)の内、自動制御DBID(ID
CDB )は、各自動制御DB(22)に付与された識別情
報であり、個々の自動制御DB(22)に対応する自動
制御DBID(IDCDB )を(IDCDB1)、(I
DCDB2)、(IDCDB3)等々と称する。
トルテーブル(25)の内、自動制御DBID(ID
CDB )は、各自動制御DB(22)に付与された識別情
報であり、個々の自動制御DB(22)に対応する自動
制御DBID(IDCDB )を(IDCDB1)、(I
DCDB2)、(IDCDB3)等々と称する。
【0103】電力レベル(SEP)は、各自動制御DB
(22)の変更を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、電力設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SEP=0)であり、最高レ
ベルが(SEP=6)である。
(22)の変更を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、電力設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SEP=0)であり、最高レ
ベルが(SEP=6)である。
【0104】また空調レベル(SAC)は、各自動制御D
B(22)の変更を許容されるるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、空調設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAC=0)であり、最高レ
ベルが(SAC=6)である。
B(22)の変更を許容されるるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、空調設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAC=0)であり、最高レ
ベルが(SAC=6)である。
【0105】また防災レベル(SAD)は、各自動制御D
B(22)の変更を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、防災設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAD=0)であり、最高レ
ベルが(SAD=6)である。
B(22)の変更を許容されるヒューマンマシン装置
(1)の保有すべき、防災設備に関する監視制御権限レ
ベルを示し、最低レベルが(SAD=0)であり、最高レ
ベルが(SAD=6)である。
【0106】なお、自動制御DBレベルベクトルテーブ
ル(25)に登録される各自動制御DB(22)〔自動
制御DBID(IDCDB )〕のスカラ(S)の最高値
(S=6)は、管理対象レベルベクトルテーブル(2
3)および管理対象DBレベルベクトルテーブル(2
4)と同様の理由による。
ル(25)に登録される各自動制御DB(22)〔自動
制御DBID(IDCDB )〕のスカラ(S)の最高値
(S=6)は、管理対象レベルベクトルテーブル(2
3)および管理対象DBレベルベクトルテーブル(2
4)と同様の理由による。
【0107】各自動制御DB(22)〔自動制御DBI
D(IDCDB )〕に対応する各電力レベル(SEP)、空
調レベル(SAC)、防災レベル(SAD)等々の集合を自
動制御DBレベルベクトル(VCDB )と称し、自動制御
DB(22)に付与される総合的な変更許容レベルを表
す。
D(IDCDB )〕に対応する各電力レベル(SEP)、空
調レベル(SAC)、防災レベル(SAD)等々の集合を自
動制御DBレベルベクトル(VCDB )と称し、自動制御
DB(22)に付与される総合的な変更許容レベルを表
す。
【0108】図10に示される自動制御DBレベルベク
トルテーブル(25)においては、自動制御DBID
(IDCDB1)が例えば火災に関連する自動制御DB(2
2)であり、防災レベル(SAD)は最高の監視制御権限
レベル〔防災レベル(SAD)=5〕を有するヒューマン
マシン装置(1)ならば変更を許容するが、電力レベル
(SEP)および空調レベル(SAC)は何れも最高の監視
制御権限レベル〔電力レベル(SEP)=5および空調レ
ベル(SAC)=5〕を有するヒューマンマシン装置
(1)にも変更を許容しないことを示し、また自動制御
DBID(IDCDB2)が例えば停電に関連する自動制御
DB(22)であり、電力レベル(SEP)は最高の監視
制御権限レベル〔電力レベル(SEP)=5〕を有するヒ
ューマンマシン装置(1)ならば変更を許容するが、空
調レベル(SAC)および防災レベル(S AD)は何れも最
高の監視制御権限レベル〔空調レベル(SAC)=5およ
び防災レベル(SAD)=5〕を有するヒューマンマシン
装置(1)にも変更を許容しないことを示し、更に自動
制御DBID(IDCDB3)が例えば照明、力率改善に関
連する自動制御DB(22)であり、電力レベル
(SEP)は中程度の監視制御権限レベル〔電力レベル
(SEP)=3〕を有するヒューマンマシン装置(1)な
らば変更を許容するが、空調レベル(SAC)および防災
レベル(SAD)は何れも最高の監視制御権限レベル〔空
調レベル(SAC)=5および防災レベル(SAD)=5〕
を有するヒューマンマシン装置(1)にも変更を許容し
ないことを示す。
トルテーブル(25)においては、自動制御DBID
(IDCDB1)が例えば火災に関連する自動制御DB(2
2)であり、防災レベル(SAD)は最高の監視制御権限
レベル〔防災レベル(SAD)=5〕を有するヒューマン
マシン装置(1)ならば変更を許容するが、電力レベル
(SEP)および空調レベル(SAC)は何れも最高の監視
制御権限レベル〔電力レベル(SEP)=5および空調レ
ベル(SAC)=5〕を有するヒューマンマシン装置
(1)にも変更を許容しないことを示し、また自動制御
DBID(IDCDB2)が例えば停電に関連する自動制御
DB(22)であり、電力レベル(SEP)は最高の監視
制御権限レベル〔電力レベル(SEP)=5〕を有するヒ
ューマンマシン装置(1)ならば変更を許容するが、空
調レベル(SAC)および防災レベル(S AD)は何れも最
高の監視制御権限レベル〔空調レベル(SAC)=5およ
び防災レベル(SAD)=5〕を有するヒューマンマシン
装置(1)にも変更を許容しないことを示し、更に自動
制御DBID(IDCDB3)が例えば照明、力率改善に関
連する自動制御DB(22)であり、電力レベル
(SEP)は中程度の監視制御権限レベル〔電力レベル
(SEP)=3〕を有するヒューマンマシン装置(1)な
らば変更を許容するが、空調レベル(SAC)および防災
レベル(SAD)は何れも最高の監視制御権限レベル〔空
調レベル(SAC)=5および防災レベル(SAD)=5〕
を有するヒューマンマシン装置(1)にも変更を許容し
ないことを示す。
【0109】次に、ヒューマンマシン装置(1)から管
理対象装置(3)に対する制御処理過程を、図7、図8
および図15を用いて説明する。図7、図8および図1
5において、監視制御装置(2)内の管理対象制御部
(26)は、管理対象装置(3)の名称と管理対象ID
(IDOJ)との対応を示すID表〔図示せず〕を内蔵し
ている。
理対象装置(3)に対する制御処理過程を、図7、図8
および図15を用いて説明する。図7、図8および図1
5において、監視制御装置(2)内の管理対象制御部
(26)は、管理対象装置(3)の名称と管理対象ID
(IDOJ)との対応を示すID表〔図示せず〕を内蔵し
ている。
【0110】かかる状態で、ヒューマンマシン装置
(1)から、監視制御装置(2)に所属する管理対象装
置(3)に対する制御依頼が、バス(4)を経由して監
視制御装置(2)に転送されたとすると、監視制御装置
(2)においては、管理対象制御部(26)が、ヒュー
マンマシン装置(1)から転送された管理対象装置
(3)の制御依頼を受信し〔図15、ステップS5
1〕、内蔵するID表を受信した制御依頼に指定されて
いる管理対象装置(3)の名称で検索し、受信した管理
対象装置(3)の名称に対応する管理対象ID(ID
OJ1 )を抽出する〔ステップS52〕。
(1)から、監視制御装置(2)に所属する管理対象装
置(3)に対する制御依頼が、バス(4)を経由して監
視制御装置(2)に転送されたとすると、監視制御装置
(2)においては、管理対象制御部(26)が、ヒュー
マンマシン装置(1)から転送された管理対象装置
(3)の制御依頼を受信し〔図15、ステップS5
1〕、内蔵するID表を受信した制御依頼に指定されて
いる管理対象装置(3)の名称で検索し、受信した管理
対象装置(3)の名称に対応する管理対象ID(ID
OJ1 )を抽出する〔ステップS52〕。
【0111】次に管理対象制御部(26)は、管理対象
レベルベクトルテーブル(23)を参照し、内蔵ID表
から抽出済の管理対象ID(IDOJ)に対応する管理対
象レベルベクトル(VOJ)を抽出する〔ステップS5
3〕。
レベルベクトルテーブル(23)を参照し、内蔵ID表
から抽出済の管理対象ID(IDOJ)に対応する管理対
象レベルベクトル(VOJ)を抽出する〔ステップS5
3〕。
【0112】次に管理対象制御部(26)は、制御依頼
元のヒューマンマシン装置(1)が内蔵する現基準レベ
ルベクトルテーブル(14)に格納されている現基準レ
ベルベクトル(VHIS )を、バス(4)を経由して抽出
する〔ステップS54〕。
元のヒューマンマシン装置(1)が内蔵する現基準レベ
ルベクトルテーブル(14)に格納されている現基準レ
ベルベクトル(VHIS )を、バス(4)を経由して抽出
する〔ステップS54〕。
【0113】次に管理対象制御部(26)は、管理対象
レベルベクトルテーブル(23)から抽出した管理対象
レベルベクトル(VOJ)と、現基準レベルベクトルテー
ブル(14)から抽出した現基準レベルベクトル(V
HIS )とを、それぞれ対応するスカラ(S)〔即ち電力
レベル(SEP)、空調レベル(SAC)、防災レベル(S
AD)等々〕毎に比較し〔ステップS55〕、管理対象レ
ベルベクトル(VOJ)内の総てのスカラ(S)〔以後ス
カラ(S(VOJ))と称する〕が、現基準レベルベクト
ル(VHIS )内の対応するスカラ(S)〔以後スカラ
(S(VHIS ))と称する〕より小さい場合には〔ステ
ップS56〕、ヒューマンマシン装置(1)からの制御
依頼は許容不可能として実行しないが、管理対象レベル
ベクトル(V OJ)内のスカラ(S(VOJ))が一つで
も、現基準レベルベクトル(VHIS )内の対応するスカ
ラ(S(VHIS ))より小さくない場合には〔ステップ
S56〕、ヒューマンマシン装置(1)からの制御依頼
は許容可能として実行する〔ステップS57〕。
レベルベクトルテーブル(23)から抽出した管理対象
レベルベクトル(VOJ)と、現基準レベルベクトルテー
ブル(14)から抽出した現基準レベルベクトル(V
HIS )とを、それぞれ対応するスカラ(S)〔即ち電力
レベル(SEP)、空調レベル(SAC)、防災レベル(S
AD)等々〕毎に比較し〔ステップS55〕、管理対象レ
ベルベクトル(VOJ)内の総てのスカラ(S)〔以後ス
カラ(S(VOJ))と称する〕が、現基準レベルベクト
ル(VHIS )内の対応するスカラ(S)〔以後スカラ
(S(VHIS ))と称する〕より小さい場合には〔ステ
ップS56〕、ヒューマンマシン装置(1)からの制御
依頼は許容不可能として実行しないが、管理対象レベル
ベクトル(V OJ)内のスカラ(S(VOJ))が一つで
も、現基準レベルベクトル(VHIS )内の対応するスカ
ラ(S(VHIS ))より小さくない場合には〔ステップ
S56〕、ヒューマンマシン装置(1)からの制御依頼
は許容可能として実行する〔ステップS57〕。
【0114】次に、ヒューマンマシン装置(1)から管
理対象DB(21)に対する変更処理過程を、図7、図
9および図16を用いて説明する。図7、図9および図
16において、監視制御装置(2)内の管理対象DB変
更部(27)は、管理対象DB(21)の名称と管理対
象DBID(IDODB )との対応を示すID表〔図示せ
ず〕を内蔵している。
理対象DB(21)に対する変更処理過程を、図7、図
9および図16を用いて説明する。図7、図9および図
16において、監視制御装置(2)内の管理対象DB変
更部(27)は、管理対象DB(21)の名称と管理対
象DBID(IDODB )との対応を示すID表〔図示せ
ず〕を内蔵している。
【0115】かかる状態で、ヒューマンマシン装置
(1)から、監視制御装置(2)内の管理対象DB(2
1)に対する変更依頼が、バス(4)を経由して監視制
御装置(2)に転送されたとすると、監視制御装置
(2)においては、管理対象DB変更部(27)が、ヒ
ューマンマシン装置(1)から転送された管理対象DB
(21)の変更依頼を受信し〔図16、ステップS6
1〕、内蔵するID表を受信した変更依頼に指定されて
いる管理対象DB(21)の名称で検索し、受信した管
理対象DB(21)の名称に対応する管理対象DBID
(IDODB1)を抽出する〔ステップS62〕。
(1)から、監視制御装置(2)内の管理対象DB(2
1)に対する変更依頼が、バス(4)を経由して監視制
御装置(2)に転送されたとすると、監視制御装置
(2)においては、管理対象DB変更部(27)が、ヒ
ューマンマシン装置(1)から転送された管理対象DB
(21)の変更依頼を受信し〔図16、ステップS6
1〕、内蔵するID表を受信した変更依頼に指定されて
いる管理対象DB(21)の名称で検索し、受信した管
理対象DB(21)の名称に対応する管理対象DBID
(IDODB1)を抽出する〔ステップS62〕。
【0116】次に管理対象DB変更部(27)は、監視
制御装置(2)が内蔵する管理対象DBレベルベクトル
テーブル(24)を参照し、内蔵ID表から抽出済の管
理対象DBID(IDODB1)に対応する管理対象DBレ
ベルベクトル(VODB1)を抽出する〔ステップS6
3〕。
制御装置(2)が内蔵する管理対象DBレベルベクトル
テーブル(24)を参照し、内蔵ID表から抽出済の管
理対象DBID(IDODB1)に対応する管理対象DBレ
ベルベクトル(VODB1)を抽出する〔ステップS6
3〕。
【0117】次に管理対象DB変更部(27)は、制御
依頼元のヒューマンマシン装置(1)が内蔵する現基準
レベルベクトルテーブル(14)に格納されている現基
準レベルベクトル(VHIS )を、バス(4)を経由して
抽出する〔ステップS64〕。
依頼元のヒューマンマシン装置(1)が内蔵する現基準
レベルベクトルテーブル(14)に格納されている現基
準レベルベクトル(VHIS )を、バス(4)を経由して
抽出する〔ステップS64〕。
【0118】次に管理対象DB変更部(27)は、管理
対象DBレベルベクトルテーブル(24)から抽出した
管理対象DBレベルベクトル(VODB1)と、ヒューマン
マシン装置(1)内の現基準レベルベクトルテーブル
(14)から抽出した現基準レベルベクトル(VHIS )
とを、それぞれ対応するスカラ(S)〔即ち電力レベル
(SEP)、空調レベル(SAC)、防災レベル(SAD)等
々〕毎に比較し〔ステップS65〕、管理対象DBレベ
ルベクトル(VODB1)内の総てのスカラ(S
(V ODB1))が、現基準レベルベクトル(VHIS )内の
対応するスカラ(S(VHIS))より小さい場合には
〔ステップS66〕、ヒューマンマシン装置(1)から
の変更依頼は許容不可能として実行しないが、管理対象
DBレベルベクトル(V ODB1)内のスカラ(S
(VODB1))が一つでも、現基準レベルベクトル(V
HIS)内の対応するスカラ(S(VHIS ))より小さく
ない場合には〔ステップS66〕、ヒューマンマシン装
置(1)からの変更依頼は許容可能として実行する〔ス
テップS67〕。
対象DBレベルベクトルテーブル(24)から抽出した
管理対象DBレベルベクトル(VODB1)と、ヒューマン
マシン装置(1)内の現基準レベルベクトルテーブル
(14)から抽出した現基準レベルベクトル(VHIS )
とを、それぞれ対応するスカラ(S)〔即ち電力レベル
(SEP)、空調レベル(SAC)、防災レベル(SAD)等
々〕毎に比較し〔ステップS65〕、管理対象DBレベ
ルベクトル(VODB1)内の総てのスカラ(S
(V ODB1))が、現基準レベルベクトル(VHIS )内の
対応するスカラ(S(VHIS))より小さい場合には
〔ステップS66〕、ヒューマンマシン装置(1)から
の変更依頼は許容不可能として実行しないが、管理対象
DBレベルベクトル(V ODB1)内のスカラ(S
(VODB1))が一つでも、現基準レベルベクトル(V
HIS)内の対応するスカラ(S(VHIS ))より小さく
ない場合には〔ステップS66〕、ヒューマンマシン装
置(1)からの変更依頼は許容可能として実行する〔ス
テップS67〕。
【0119】次に、ヒューマンマシン装置(1)から自
動制御DB(22)に対する変更処理過程を、図7、図
10および図17を用いて説明する。図7、図10およ
び図17において、監視制御装置(2)内の自動制御D
B変更部(28)は、自動制御DB(22)の名称と自
動制御DBID(IDCDB )との対応を示すID表〔図
示せず〕を内蔵している。
動制御DB(22)に対する変更処理過程を、図7、図
10および図17を用いて説明する。図7、図10およ
び図17において、監視制御装置(2)内の自動制御D
B変更部(28)は、自動制御DB(22)の名称と自
動制御DBID(IDCDB )との対応を示すID表〔図
示せず〕を内蔵している。
【0120】かかる状態で、ヒューマンマシン装置
(1)から、監視制御装置(2)に所属する自動制御D
B(22)に対する変更依頼が、バス(4)を経由して
転送されたとすると、監視制御装置(2)においては、
自動制御DB変更部(28)が、ヒューマンマシン装置
(1)から転送された自動制御DB(22)の変更依頼
を受信し〔図17、ステップS71〕、内蔵するID表
を受信した変更依頼に指定されている自動制御DB(2
2)の名称で検索し、受信した自動制御DB(22)の
名称に対応する自動制御DBID(IDCDB1)を抽出す
る〔ステップS72〕。
(1)から、監視制御装置(2)に所属する自動制御D
B(22)に対する変更依頼が、バス(4)を経由して
転送されたとすると、監視制御装置(2)においては、
自動制御DB変更部(28)が、ヒューマンマシン装置
(1)から転送された自動制御DB(22)の変更依頼
を受信し〔図17、ステップS71〕、内蔵するID表
を受信した変更依頼に指定されている自動制御DB(2
2)の名称で検索し、受信した自動制御DB(22)の
名称に対応する自動制御DBID(IDCDB1)を抽出す
る〔ステップS72〕。
【0121】次に自動制御DB変更部(28)は、自動
制御DBレベルベクトルテーブル(25)を参照し、内
蔵ID表から抽出済の自動制御DBID(IDCDB1)に
対応する自動制御DBレベルベクトル(VCDB1)を抽出
する〔ステップS73〕。
制御DBレベルベクトルテーブル(25)を参照し、内
蔵ID表から抽出済の自動制御DBID(IDCDB1)に
対応する自動制御DBレベルベクトル(VCDB1)を抽出
する〔ステップS73〕。
【0122】次に自動制御DB変更部(28)は、制御
依頼元のヒューマンマシン装置(1)が内蔵する現基準
レベルベクトルテーブル(14)に格納されている現基
準レベルベクトル(VHIS )を、バス(4)を経由して
抽出する〔ステップS74〕。
依頼元のヒューマンマシン装置(1)が内蔵する現基準
レベルベクトルテーブル(14)に格納されている現基
準レベルベクトル(VHIS )を、バス(4)を経由して
抽出する〔ステップS74〕。
【0123】次に自動制御DB変更部(28)は、自動
制御DBレベルベクトルテーブル(25)から抽出した
自動制御DBレベルベクトル(VCDB1)と、ヒューマン
マシン装置(1)内の現基準レベルベクトルテーブル
(14)から抽出した現基準レベルベクトル(VHIS )
とを、それぞれ対応するスカラ(S)〔即ち電力レベル
(SEP)、空調レベル(SAC)、防災レベル(SAD)等
々〕毎に比較し〔ステップS75〕、自動制御DBレベ
ルベクトル(VCDB1)内の総てのスカラ(S
(V ODB1))が、現基準レベルベクトル(VHIS )内の
対応するスカラ(S(VHIS))より小さい場合には
〔ステップS76〕、ヒューマンマシン装置(1)から
の変更依頼は許容不可能として実行しないが、自動制御
DBレベルベクトル(V CDB1)内のスカラ(S
(VCDB1))が一つでも、現基準レベルベクトル(V
HIS)内の対応するスカラ(S(VHIS ))より小さく
ない場合には〔ステップS76〕、ヒューマンマシン装
置(1)からの変更依頼は許容可能として実行する〔ス
テップS77〕。
制御DBレベルベクトルテーブル(25)から抽出した
自動制御DBレベルベクトル(VCDB1)と、ヒューマン
マシン装置(1)内の現基準レベルベクトルテーブル
(14)から抽出した現基準レベルベクトル(VHIS )
とを、それぞれ対応するスカラ(S)〔即ち電力レベル
(SEP)、空調レベル(SAC)、防災レベル(SAD)等
々〕毎に比較し〔ステップS75〕、自動制御DBレベ
ルベクトル(VCDB1)内の総てのスカラ(S
(V ODB1))が、現基準レベルベクトル(VHIS )内の
対応するスカラ(S(VHIS))より小さい場合には
〔ステップS76〕、ヒューマンマシン装置(1)から
の変更依頼は許容不可能として実行しないが、自動制御
DBレベルベクトル(V CDB1)内のスカラ(S
(VCDB1))が一つでも、現基準レベルベクトル(V
HIS)内の対応するスカラ(S(VHIS ))より小さく
ない場合には〔ステップS76〕、ヒューマンマシン装
置(1)からの変更依頼は許容可能として実行する〔ス
テップS77〕。
【0124】一例として、図5(a) に示される如き現基
準レベルベクトル(VHIS )〔SEP=0、SAC=0、S
AD=0〕を現基準レベルベクトルテーブル(14)内に
保有するヒューマンマシン装置(11 )から監視制御装
置(21 )に対し、図8に示される如き管理対象レベル
ベクトル(VOJ1 )〔SEP=6、SAC=6、SAD=3〕
を有する管理対象装置(31 )〔管理対象ID=(ID
OJ1 )〕に対する制御依頼が転送されたとすると、ヒュ
ーマンマシン装置(11 )が保有する現基準レベルベク
トル(VHIS )の各スカラ(S)〔SEP=0、SAC=
0、SAD=0〕は、管理対象装置(31 )の有する管理
対象レベルベクトル(VOJ1 )の各対応するスカラ
(S)〔SEP=6、SAC=6、SAD=3〕より総て小さ
いので、監視制御装置(21 )はこの制御依頼を拒否す
る。
準レベルベクトル(VHIS )〔SEP=0、SAC=0、S
AD=0〕を現基準レベルベクトルテーブル(14)内に
保有するヒューマンマシン装置(11 )から監視制御装
置(21 )に対し、図8に示される如き管理対象レベル
ベクトル(VOJ1 )〔SEP=6、SAC=6、SAD=3〕
を有する管理対象装置(31 )〔管理対象ID=(ID
OJ1 )〕に対する制御依頼が転送されたとすると、ヒュ
ーマンマシン装置(11 )が保有する現基準レベルベク
トル(VHIS )の各スカラ(S)〔SEP=0、SAC=
0、SAD=0〕は、管理対象装置(31 )の有する管理
対象レベルベクトル(VOJ1 )の各対応するスカラ
(S)〔SEP=6、SAC=6、SAD=3〕より総て小さ
いので、監視制御装置(21 )はこの制御依頼を拒否す
る。
【0125】次に図5(b) に示される如き現基準レベル
ベクトル(VHIS )〔SEP=0、S AC=2、SAD=5〕
を現基準レベルベクトルテーブル(14)内に保有する
ヒューマンマシン装置(11 )から監視制御装置
(21 )に対し、図8に示される如き管理対象レベルベ
クトル(VOJ2 )〔SEP=6、SAC=6、SAD=5〕を
有する管理対象装置(32 )〔管理対象ID=(ID
OJ2 )〕に対する制御依頼が転送されたとすると、ヒュ
ーマンマシン装置(11 )が保有する現基準レベルベク
トル(VHIS )の各スカラ(S)〔SEP=0、SAC=
2、SAD=5〕は、管理対象装置(32 )の有する管理
対象レベルベクトル(VOJ2 )の各対応するスカラ
(S)〔SEP=6、SAC=6、SAD=5〕に対し、防災
レベル(SAD)が等しいことから、監視制御装置
(21 )はこの制御依頼を許容する。
ベクトル(VHIS )〔SEP=0、S AC=2、SAD=5〕
を現基準レベルベクトルテーブル(14)内に保有する
ヒューマンマシン装置(11 )から監視制御装置
(21 )に対し、図8に示される如き管理対象レベルベ
クトル(VOJ2 )〔SEP=6、SAC=6、SAD=5〕を
有する管理対象装置(32 )〔管理対象ID=(ID
OJ2 )〕に対する制御依頼が転送されたとすると、ヒュ
ーマンマシン装置(11 )が保有する現基準レベルベク
トル(VHIS )の各スカラ(S)〔SEP=0、SAC=
2、SAD=5〕は、管理対象装置(32 )の有する管理
対象レベルベクトル(VOJ2 )の各対応するスカラ
(S)〔SEP=6、SAC=6、SAD=5〕に対し、防災
レベル(SAD)が等しいことから、監視制御装置
(21 )はこの制御依頼を許容する。
【0126】更に図5(c) に示される如き現基準レベル
ベクトル(VHIS )〔SEP=5、S AC=2、SAD=5〕
を現基準レベルベクトルテーブル(14)内に保有する
ヒューマンマシン装置(11 )から監視制御装置
(21 )に対し、図8に示される如き管理対象レベルベ
クトル(VOJ3 )〔SEP=3、SAC=6、SAD=6〕を
有する管理対象装置(33 )〔管理対象ID=(ID
OJ3 )〕に対する制御依頼が転送されたとすると、ヒュ
ーマンマシン装置(11 )が保有する現基準レベルベク
トル(VHIS )の各スカラ(S)〔SEP=5、SAC=
2、SAD=5〕は、管理対象装置(32 )の有する管理
対象レベルベクトル(VOJ3 )の各対応するスカラ
(S)〔SEP=3、SAC=6、SAD=6〕に対し、電力
レベル(SEP)が大きいことから、監視制御装置
(21 )はこの制御依頼を許容する。
ベクトル(VHIS )〔SEP=5、S AC=2、SAD=5〕
を現基準レベルベクトルテーブル(14)内に保有する
ヒューマンマシン装置(11 )から監視制御装置
(21 )に対し、図8に示される如き管理対象レベルベ
クトル(VOJ3 )〔SEP=3、SAC=6、SAD=6〕を
有する管理対象装置(33 )〔管理対象ID=(ID
OJ3 )〕に対する制御依頼が転送されたとすると、ヒュ
ーマンマシン装置(11 )が保有する現基準レベルベク
トル(VHIS )の各スカラ(S)〔SEP=5、SAC=
2、SAD=5〕は、管理対象装置(32 )の有する管理
対象レベルベクトル(VOJ3 )の各対応するスカラ
(S)〔SEP=3、SAC=6、SAD=6〕に対し、電力
レベル(SEP)が大きいことから、監視制御装置
(21 )はこの制御依頼を許容する。
【0127】なお管理対象DB(21)および自動制御
DB(22)に対する変更依頼に対しても、監視制御装
置(2)は同様の過程で許容または拒否する。以上の説
明から明らかな如く、本発明の実施形態によれば、ヒュ
ーマンマシン装置(1)は、ログイン操作を実行するオ
ペレータ(OP)の各監視制御項目毎の監視制御能力に
応じて、それぞれ現基準レベルベクトル(VHIS )を設
定し、監視制御装置(2)は監視制御要求ヒューマンマ
シン装置(1)の現基準レベルベクトル(VHIS )と、
各管理対象装置(3)に対応して登録済の管理対象レベ
ルベクトル(VOJ)の各スカラ(S)と比較して監視制
御の可否を判定する為、オペレータ(OP)の監視制御
能力に応じた監視制御の権限が付与可能となる。
DB(22)に対する変更依頼に対しても、監視制御装
置(2)は同様の過程で許容または拒否する。以上の説
明から明らかな如く、本発明の実施形態によれば、ヒュ
ーマンマシン装置(1)は、ログイン操作を実行するオ
ペレータ(OP)の各監視制御項目毎の監視制御能力に
応じて、それぞれ現基準レベルベクトル(VHIS )を設
定し、監視制御装置(2)は監視制御要求ヒューマンマ
シン装置(1)の現基準レベルベクトル(VHIS )と、
各管理対象装置(3)に対応して登録済の管理対象レベ
ルベクトル(VOJ)の各スカラ(S)と比較して監視制
御の可否を判定する為、オペレータ(OP)の監視制御
能力に応じた監視制御の権限が付与可能となる。
【0128】またヒューマンマシン装置(1)の現基準
レベルベクトル(VHIS )は、緊急事態が発生した場合
に、緊急事態の種別に応じて強制的に設定する為、オペ
レータ(OP)が一々ログイン操作を実行すること無
く、迅速に監視制御が可能となる。
レベルベクトル(VHIS )は、緊急事態が発生した場合
に、緊急事態の種別に応じて強制的に設定する為、オペ
レータ(OP)が一々ログイン操作を実行すること無
く、迅速に監視制御が可能となる。
【0129】またヒューマンマシン装置(1)の現基準
レベルベクトル(VHIS )は、現時間帯(TP )に応じ
て自動的に設定される為、例えは昼間帯はヒューマンマ
シン装置(1)を汎用装置として運用し、複数のオペレ
ータ(OP)がそれぞれログイン操作を行って、各自の
監視制御能力に応じた監視制御を可能とするが、夜間帯
は専用装置として運用し、固定的な現基準レベルベクト
ル(VHIS )を設定して一人のオペレータ(OP)が集
中監視制御を実行することも可能となる。
レベルベクトル(VHIS )は、現時間帯(TP )に応じ
て自動的に設定される為、例えは昼間帯はヒューマンマ
シン装置(1)を汎用装置として運用し、複数のオペレ
ータ(OP)がそれぞれログイン操作を行って、各自の
監視制御能力に応じた監視制御を可能とするが、夜間帯
は専用装置として運用し、固定的な現基準レベルベクト
ル(VHIS )を設定して一人のオペレータ(OP)が集
中監視制御を実行することも可能となる。
【0130】管理対象DB(21)および自動制御DB
(22)に対する変更に就いても、管理対象装置(3)
に対する監視制御と同様である。なお、図2乃至図17
はあく迄本発明の一実施形態に過ぎず、他に幾多の変形
が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わら
ない。
(22)に対する変更に就いても、管理対象装置(3)
に対する監視制御と同様である。なお、図2乃至図17
はあく迄本発明の一実施形態に過ぎず、他に幾多の変形
が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わら
ない。
【0131】例えば、多数の管理対象装置(3)を対象
とする管理対象レベルベクトルテーブル(23)を作成
する場合に、図8に示される如く各管理対象装置(3)
〔管理対象ID(IDOJ)〕に対応してそれぞれ管理対
象レベルベクトル(VOJ)の各スカラ(S)を登録する
ことは、多大の時間と労力を必要とする。
とする管理対象レベルベクトルテーブル(23)を作成
する場合に、図8に示される如く各管理対象装置(3)
〔管理対象ID(IDOJ)〕に対応してそれぞれ管理対
象レベルベクトル(VOJ)の各スカラ(S)を登録する
ことは、多大の時間と労力を必要とする。
【0132】なお多数の管理対象装置(3)の中には、
同一スカラ(S)を有する管理対象レベルベクトル(V
OJ)が登録されることが少なくない。かかる管理対象装
置(3)に対する、本発明(請求項8)の実施形態によ
る管理対象レベルベクトルテーブル(23)を、図18
を用いて説明する。
同一スカラ(S)を有する管理対象レベルベクトル(V
OJ)が登録されることが少なくない。かかる管理対象装
置(3)に対する、本発明(請求項8)の実施形態によ
る管理対象レベルベクトルテーブル(23)を、図18
を用いて説明する。
【0133】図18に示される管理対象レベルベクトル
テーブル(23)は、図18(a) に示される管理対象レ
ベルベクトルID索引テーブル(231)と、図18
(b) に示される管理対象レベルベクトル索引テーブル
(232)とから構成される。
テーブル(23)は、図18(a) に示される管理対象レ
ベルベクトルID索引テーブル(231)と、図18
(b) に示される管理対象レベルベクトル索引テーブル
(232)とから構成される。
【0134】管理対象レベルベクトルID索引テーブル
(231)は、各管理対象装置(3)の管理対象ID
(IDOJ)に対応して、直接管理対象レベルベクトル
(VOJ)〔を構成する各スカラ(S)〕を登録する代わ
りに、各管理対象レベルベクトル(VOJ)に付与された
管理対象レベルベクトルID(IDVOJ )を登録し、管
理対象レベルベクトル索引テーブル(232)は、各管
理対象レベルベクトルID(IDVOJ )に対応して、管
理対象レベルベクトル(VOJ)を構成する各スカラ
(S)を登録する。
(231)は、各管理対象装置(3)の管理対象ID
(IDOJ)に対応して、直接管理対象レベルベクトル
(VOJ)〔を構成する各スカラ(S)〕を登録する代わ
りに、各管理対象レベルベクトル(VOJ)に付与された
管理対象レベルベクトルID(IDVOJ )を登録し、管
理対象レベルベクトル索引テーブル(232)は、各管
理対象レベルベクトルID(IDVOJ )に対応して、管
理対象レベルベクトル(VOJ)を構成する各スカラ
(S)を登録する。
【0135】図18(a) においては、管理対象装置(3
1 )乃至(310)〔管理対象ID(IDOJ1 )乃至(I
DOJ10)〕に対しては同一管理対象レベルベクトルID
(IDVOJ1)が登録され、また管理対象装置(311)乃
至(340)〔管理対象ID(IDOJ11)乃至(I
DOJ40)〕に対しては同一管理対象レベルベクトルID
(IDVOJ2)が登録され、更に管理対象装置(341)乃
至(390)〔管理対象ID(IDOJ41)乃至(I
DOJ90)〕に対しては同一管理対象レベルベクトルID
(IDVOJ3)が登録されていることを示す。
1 )乃至(310)〔管理対象ID(IDOJ1 )乃至(I
DOJ10)〕に対しては同一管理対象レベルベクトルID
(IDVOJ1)が登録され、また管理対象装置(311)乃
至(340)〔管理対象ID(IDOJ11)乃至(I
DOJ40)〕に対しては同一管理対象レベルベクトルID
(IDVOJ2)が登録され、更に管理対象装置(341)乃
至(390)〔管理対象ID(IDOJ41)乃至(I
DOJ90)〕に対しては同一管理対象レベルベクトルID
(IDVOJ3)が登録されていることを示す。
【0136】各管理対象レベルベクトルID(I
DVOJ1)、(IDVOJ2)、(IDVOJ3)を付与された管
理対象レベルベクトル(VOJ)を構成するスカラ(S)
は、それぞれ管理対象レベルベクトル索引テーブル(2
32)に登録されている。
DVOJ1)、(IDVOJ2)、(IDVOJ3)を付与された管
理対象レベルベクトル(VOJ)を構成するスカラ(S)
は、それぞれ管理対象レベルベクトル索引テーブル(2
32)に登録されている。
【0137】同様に、各管理対象DB(21)に対する
本発明(請求項9)の実施形態による管理対象DBレベ
ルベクトルテーブル(24)の作成手段も、図19に示
される。
本発明(請求項9)の実施形態による管理対象DBレベ
ルベクトルテーブル(24)の作成手段も、図19に示
される。
【0138】図19に示される管理対象DBレベルベク
トルテーブル(24)は、図19(a) に示される管理対
象DBレベルベクトルID索引テーブル(241)と、
図19(b) に示される管理対象DBレベルベクトル索引
テーブル(242)とから構成される。管理対象DBレ
ベルベクトルID索引テーブル(241)は、各管理対
象DB(21)管理対象DBID(IDODB )に対応し
て、直接管理対象DBレベルベクトル(VODB )〔を構
成する各スカラ(S)〕を登録する代わりに、各管理対
象DBレベルベクトル(VODB )に付与された管理対象
DBレベルベクトルID(IDVODB)を登録し、管理対
象DBレベルベクトル索引テーブル(242)は、各管
理対象DBレベルベクトルID(IDVODB)に対応し
て、管理対象DBレベルベクトル(VODB )を構成する
各スカラ(S)を登録する。
トルテーブル(24)は、図19(a) に示される管理対
象DBレベルベクトルID索引テーブル(241)と、
図19(b) に示される管理対象DBレベルベクトル索引
テーブル(242)とから構成される。管理対象DBレ
ベルベクトルID索引テーブル(241)は、各管理対
象DB(21)管理対象DBID(IDODB )に対応し
て、直接管理対象DBレベルベクトル(VODB )〔を構
成する各スカラ(S)〕を登録する代わりに、各管理対
象DBレベルベクトル(VODB )に付与された管理対象
DBレベルベクトルID(IDVODB)を登録し、管理対
象DBレベルベクトル索引テーブル(242)は、各管
理対象DBレベルベクトルID(IDVODB)に対応し
て、管理対象DBレベルベクトル(VODB )を構成する
各スカラ(S)を登録する。
【0139】図19(a) においては、管理対象DB(2
11 )乃至(2110)〔管理対象DBID(IDODB1)
乃至(IDODB10 )〕に対しては同一管理対象DBレベ
ルベクトルID(IDVODB1 )が登録され、また管理対
象DB(21)11)乃至(2140)〔管理対象DBID
(IDODB11 )乃至(IDODB40 )〕に対しては同一管
理対象DBレベルベクトルID(IDVODB2 )が登録さ
れ、更に管理対象DB(2141)乃至(2190)〔管理
対象DBID(IDODB41 )乃至(IDODB90)〕に対
しては同一管理対象DBレベルベクトルID(ID
VODB3 )が登録されていることを示す。
11 )乃至(2110)〔管理対象DBID(IDODB1)
乃至(IDODB10 )〕に対しては同一管理対象DBレベ
ルベクトルID(IDVODB1 )が登録され、また管理対
象DB(21)11)乃至(2140)〔管理対象DBID
(IDODB11 )乃至(IDODB40 )〕に対しては同一管
理対象DBレベルベクトルID(IDVODB2 )が登録さ
れ、更に管理対象DB(2141)乃至(2190)〔管理
対象DBID(IDODB41 )乃至(IDODB90)〕に対
しては同一管理対象DBレベルベクトルID(ID
VODB3 )が登録されていることを示す。
【0140】各管理対象DBレベルベクトルID(ID
VODB1 )、(IDVODB2 )、(ID VODB3 )を付与され
た管理対象DBレベルベクトル(VODB )を構成するス
カラ(S)は、それぞれ管理対象DBレベルベクトル索
引テーブル(242)に登録されている。
VODB1 )、(IDVODB2 )、(ID VODB3 )を付与され
た管理対象DBレベルベクトル(VODB )を構成するス
カラ(S)は、それぞれ管理対象DBレベルベクトル索
引テーブル(242)に登録されている。
【0141】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項8、9)の実施形態によれば、複数の管理対象装置
(3)または管理対象DB(21)に対して同一の管理
対象レベルベクトル(VOJ)または管理対象DBレベル
ベクトル(VODB )を登録する場合に、それぞれ直接管
理対象レベルベクトル(VOJ)または管理対象DBレベ
ルベクトル(VODB )を登録する代わりに、管理対象レ
ベルベクトルID(IDVOJ )または管理対象DBレベ
ルベクトルID(IDVODB)を登録することとなり、管
理対象レベルベクトルテーブル(23)または管理対象
DBレベルベクトルテーブル(24)の作成労力および
時間を削減可能とすると共に、管理対象レベルベクトル
テーブル(23)または管理対象DBレベルベクトルテ
ーブル(24)の占有記憶容量も大幅に削減可能とな
る。
求項8、9)の実施形態によれば、複数の管理対象装置
(3)または管理対象DB(21)に対して同一の管理
対象レベルベクトル(VOJ)または管理対象DBレベル
ベクトル(VODB )を登録する場合に、それぞれ直接管
理対象レベルベクトル(VOJ)または管理対象DBレベ
ルベクトル(VODB )を登録する代わりに、管理対象レ
ベルベクトルID(IDVOJ )または管理対象DBレベ
ルベクトルID(IDVODB)を登録することとなり、管
理対象レベルベクトルテーブル(23)または管理対象
DBレベルベクトルテーブル(24)の作成労力および
時間を削減可能とすると共に、管理対象レベルベクトル
テーブル(23)または管理対象DBレベルベクトルテ
ーブル(24)の占有記憶容量も大幅に削減可能とな
る。
【0142】更に本発明の対象となる監視制御システム
は、図示されるものに限定されることは無く、他に幾多
の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は
変わらない。
は、図示されるものに限定されることは無く、他に幾多
の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は
変わらない。
【0143】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記監視制御シ
ステムにおいて、各管理対象装置の各監視制御項目に対
応して監視制御の許容レベルを設定して置き、監視制御
実行装置の起動操作を行ったオペレータの能力に応じて
監視制御実行装置に監視制御の権限を付与することによ
り、オペレータの能力に応じた監視制御対象範囲を設定
可能となり、誤操作に起因する障害を除去可能となり、
また緊急事態発生時には監視制御装置に所定の権限を設
定することにより、起動操作を省略して監視制御を実行
可能となり、また監視制御実行装置に設定する監視制御
の権限を、時間帯に応じて自動的に変更することによ
り、同一監視制御実行装置を汎用装置または専用装置と
して切替え運用を可能とし、更に同一の監視制御許容レ
ベルを付与可能な多数の監視制御対象装置に対しては、
一括して監視制御許容レベルを設定可能となり、当該監
視制御システムの信頼性、利便性、運用上の融通性が大
幅に向上する。
ステムにおいて、各管理対象装置の各監視制御項目に対
応して監視制御の許容レベルを設定して置き、監視制御
実行装置の起動操作を行ったオペレータの能力に応じて
監視制御実行装置に監視制御の権限を付与することによ
り、オペレータの能力に応じた監視制御対象範囲を設定
可能となり、誤操作に起因する障害を除去可能となり、
また緊急事態発生時には監視制御装置に所定の権限を設
定することにより、起動操作を省略して監視制御を実行
可能となり、また監視制御実行装置に設定する監視制御
の権限を、時間帯に応じて自動的に変更することによ
り、同一監視制御実行装置を汎用装置または専用装置と
して切替え運用を可能とし、更に同一の監視制御許容レ
ベルを付与可能な多数の監視制御対象装置に対しては、
一括して監視制御許容レベルを設定可能となり、当該監
視制御システムの信頼性、利便性、運用上の融通性が大
幅に向上する。
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施形態によるヒューマンマシン装
置
置
【図3】 図2におけるオペレータレベルベクトルテー
ブル
ブル
【図4】 図2における緊急事態レベルベクトルテーブ
ル
ル
【図5】 図2における現基準レベルベクトルテーブル
【図6】 図2における基本(時間帯)レベルベクトル
テーブル
テーブル
【図7】 本発明の実施形態による監視制御装置
【図8】 図7における管理対象レベルベクトルテーブ
ル
ル
【図9】 図7における管理対象DBレベルベクトルテ
ーブル
ーブル
【図10】 図7における自動制御DBレベルベクトル
テーブル
テーブル
【図11】 図2におけるオペレータログイン処理過程
【図12】 図2における緊急事態検出処理過程
【図13】 図2における時間帯判定処理過程
【図14】 図2における現基準レベルベクトル変換処
理過程
理過程
【図15】 図7における管理対象制御処理過程
【図16】 図7における管理対象DB変更処理過程
【図17】 図7における自動制御DB変更処理過程
【図18】 図7における管理対象レベルベクトルテー
ブル(請求項8)
ブル(請求項8)
【図19】 図7における管理対象DBレベルベクトル
テーブル(請求項9)
テーブル(請求項9)
【図20】 本発明の対象となる監視制御システム
1 ヒューマンマシン装置 2 監視制御装置 3 管理対象装置 4 バス 11 オペレータレベルベクトルテーブル 12 緊急事態レベルベクトルテーブル 13 基本(時間帯)レベルベクトルテーブル 14 現基準レベルベクトルテーブル 15 オペレータログイン処理部 16 緊急事態検出処理部 17 時間帯判定部 18 現基準レベルベクトル変更部 21 管理対象DB 22 自動制御DB 23 管理対象レベルベクトルテーブル 24 管理対象DBレベルベクトルテーブル 25 自動制御DBレベルベクトルテーブル 26 管理対象制御部 27 管理対象DB変更部 28 自動制御DB変更部 231 管理対象レベルベクトルID索引テーブル 232 管理対象レベルベクトル索引テーブル 241 管理対象DBレベルベクトルID索引テーブル 242 管理対象DBレベルベクトル索引テーブル 100 監視制御対象装置 101 監視制御データベース 102 自動制御データベース 200 監視制御実行装置 300 監視制御許容レベル設定手段 400 監視制御権限レベル設定手段 500 監視制御可否判定手段
Claims (9)
- 【請求項1】 それぞれ複数の監視制御項目を具備する
任意数の監視制御対象装置を、それぞれ任意数のオペレ
ータが操作する任意数の監視制御実行装置により監視制
御する監視制御システムにおいて、 前記各監視制御実行装置に、前記監視制御実行装置から
の監視制御を許容するか否かを判定する監視制御許容レ
ベルを、前記各監視制御対象装置が具備する前記各監視
制御項目毎に登録する監視制御許容レベル設定手段と、 自監視制御実行装置が、前記各監視制御対象装置の前記
各監視制御項目に対する監視制御の能力を判定する監視
制御権限レベルを、前記各監視制御項目毎に設定する監
視制御権限レベル設定手段と、 前記監視制御実行装置が前記監視制御対象装置を監視制
御する場合に、前記監視制御許容レベル設定手段が前記
監視制御対象装置に対して登録済の前記各監視制御許容
レベルと、前記監視制御権限レベル設定手段が前記監視
制御実行装置に対して設定した前記各監視制御権限レベ
ルとを前記各監視制御項目毎に対比し、前記監視制御権
限レベルが対応する前記監視制御許容レベル以上である
監視制御項目が少なくとも一項目存在した場合に、自監
視制御実行装置から前記監視制御対象装置に対する監視
制御を許容し、前記監視制御権限レベルが対応する前記
監視制御許容レベル以上である監視制御項目が皆無の場
合に、前記監視制御実行装置から前記監視制御対象装置
に対する監視制御を禁止する監視制御可否判定手段とを
設けることを特徴とする監視制御方式。 - 【請求項2】 前記監視制御権限レベル設定手段は、前
記監視制御実行装置を操作する各オペレータに対応して
前記各監視制御対象装置の前記各監視制御項目に対する
監視制御の能力を示す監視制御権限レベルを登録して置
き、任意のオペレータが前記監視制御実行装置を起動す
る際に入力した自己の識別情報を入力した場合には、自
己の識別情報に対応して登録済の前記監視制御権限レベ
ルを、起動された前記監視制御実行装置の監視制御権限
レベルとして設定することを特徴とする請求項1記載の
監視制御方式。 - 【請求項3】 前記監視制御権限レベル設定手段は、前
記監視制御実行装置に対応して前記各監視制御対象装置
の監視制御項目に対する監視制御の能力を示す監視制御
権限レベルを登録して置き、任意のオペレータが前記監
視制御実行装置に自己の識別情報を入力しなかった場合
には、前記監視制御実行装置に対応して登録済の前記監
視制御権限レベルを、起動された前記監視制御実行装置
の監視制御権限レベルとして設定することを特徴とする
請求項1記載の監視制御方式。 - 【請求項4】 前記監視制御権限レベル設定手段は、所
定の時間帯毎に前記監視制御権限レベルを登録して置
き、現時間帯に対応して登録済の前記監視制御権限レベ
ルを前記監視制御実行装置の監視制御権限レベルとして
設定することを特徴とする請求項3記載の監視制御方
式。 - 【請求項5】 前記監視制御権限レベル設定手段は、当
該監視制御システムに発生する緊急事態の種別毎に前記
監視制御権限レベルを登録して置き、当該監視制御シス
テムに緊急事態が発生した場合に、発生した緊急事態の
種別に対応して登録済の前記監視制御権限レベルを、前
記監視制御実行装置の監視制御権限レベルとして設定す
ることを特徴とする請求項3記載の監視制御方式。 - 【請求項6】 前記監視制御許容レベル設定手段は、前
記監視制御対象装置の監視制御に関連する複数種類の監
視制御事項により監視制御データベースを構成している
場合に、前記監視制御実行装置による前記監視制御デー
タベースの変更を許容するか否かを判定する監視制御デ
ータベース変更許容レベルを、前記監視制御対象装置が
具備する前記各監視制御項目毎に登録して置き、 前記監視制御可否判定手段は、前記監視制御実行装置が
前記監視制御データベースを変更する場合に、前記監視
制御許容レベル設定手段が前記監視制御データベースに
対して登録済の前記各監視制御データベース変更許容レ
ベルと、前記監視制御権限レベル設定手段が前記監視制
御実行装置に対して設定した前記各監視制御権限レベル
とを前記各監視制御項目毎に対比し、前記監視制御権限
レベルが、対応する前記監視制御データベース変更許容
レベル以上である監視制御項目が少なくとも一項目存在
した場合に、自監視制御実行装置から前記監視制御デー
タベースに対する変更を許容し、前記監視制御権限レベ
ルが対応する前記監視制御データベース変更許容レベル
以上である監視制御項目が皆無の場合に、前記監視制御
実行装置から前記監視制御データベースに対する変更を
禁止することを特徴とする請求項1記載の監視制御方
式。 - 【請求項7】 前記監視制御許容レベル設定手段は、前
記監視制御対象装置の監視制御に関連する複数種類の自
動制御事項により自動制御データベースを構成している
場合に、前記監視制御実行装置による前記自動制御デー
タベースの変更を許容するか否かを判定する自動制御デ
ータベース変更許容レベルを、前記各監視制御対象装置
が具備する前記各監視制御項目毎に登録して置き、 前記監視制御可否判定手段は、前記監視制御実行装置が
前記自動制御データベースを変更する場合に、前記監視
制御許容レベル設定手段が前記自動制御データベースに
対して登録済の前記各自動制御データベース変更許容レ
ベルと、前記監視制御権限レベル設定手段が前記監視制
御実行装置に対して設定した前記各監視制御権限レベル
とを前記各監視制御項目毎に対比し、前記監視制御権限
レベルが対応する前記自動制御データベース変更許容レ
ベル以上である監視制御項目が少なくとも一項目存在し
た場合に、自監視制御実行装置から前記自動制御データ
ベースに対する変更を許容し、前記監視制御権限レベル
が対応する前記自動制御データベース変更許容レベル以
上である監視制御項目が皆無の場合に、前記監視制御実
行装置(200)から前記自動制御データベースに対す
る変更を禁止することを特徴とする請求項1記載の監視
制御方式。 - 【請求項8】 前記監視制御許容レベル設定手段は、複
数の前記監視制御対象装置に対して、同一の監視制御項
目と、対応する同一の監視制御許容レベルとを登録する
場合に、該各監視制御許容レベルの集合に固有の集合識
別情報を付与し、前記複数の各監視制御対象装置に対し
て前記集合識別情報を登録することを特徴とする請求項
1記載の監視制御方式。 - 【請求項9】 前記監視制御許容レベル設定手段は、複
数の前記監視制御データベースに対して、該各監視制御
データベースが具備する同一の監視制御項目と、対応す
る同一の監視制御データベース変更許容レベルとを登録
する場合に、該各変更許容レベルの集合に固有の集合識
別情報を付与し、前記複数の各監視制御データベースに
対して前記集合識別情報を登録することを特徴とする請
求項1記載の監視制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9050181A JPH10247152A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 監視制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9050181A JPH10247152A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 監視制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10247152A true JPH10247152A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12852030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9050181A Withdrawn JPH10247152A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 監視制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10247152A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010517167A (ja) * | 2007-01-25 | 2010-05-20 | フィッシャー−ローズマウント・システムズ・インコーポレーテッド | プロセス変量トランスミッタの検証 |
WO2017169144A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
JP2019046229A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | 三菱電機株式会社 | 認可装置、認可方法および認可プログラム |
-
1997
- 1997-03-05 JP JP9050181A patent/JPH10247152A/ja not_active Withdrawn
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