JPH10234772A - 傷隠し用絆創膏 - Google Patents

傷隠し用絆創膏

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JPH10234772A
JPH10234772A JP7643797A JP7643797A JPH10234772A JP H10234772 A JPH10234772 A JP H10234772A JP 7643797 A JP7643797 A JP 7643797A JP 7643797 A JP7643797 A JP 7643797A JP H10234772 A JPH10234772 A JP H10234772A
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JP
Japan
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scar
back surface
bandage
hiding
wound
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Pending
Application number
JP7643797A
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English (en)
Inventor
Shiyouko Makinae
詔子 蒔苗
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、虫垂炎、子宮筋腫、帝王切開、乳ガ
ン等の手術後、身体の表面に残る傷跡を簡単に隠すこと
が出来、他人に気付かれることなく安心して銭湯や温泉
に入ることが出来る傷隠し用絆創膏を提供するためにな
されたものである。 【解決手段】肌色に近い透明な柔軟性に富む合成樹脂フ
ィルムの裏面に粘着剤層と剥離層を設けた傷隠し用の絆
創膏において、傷の長さ及び幅に相当する大きさよりや
や大きい面積の部分をエンボス加工し、エンボス加工を
施した部分以外の裏面又はこの裏面とエンボス加工部分
の下方に膨らんだ部分の先端部分に粘着層を形成し、更
にその下面に剥離紙を配設して一枚の傷隠し絆創膏を形
成するか又は剥離用台紙の上に多数並列して配設し適宜
1枚づつ取りはずして使用出来るようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、虫垂炎、子宮筋
腫、帝王切開、乳ガン等の手術後、身体の表面に残る傷
跡を簡単に隠すことが出来、他人に気付かれることなく
安心して銭湯や温泉に入ることが出来る傷隠し用絆創膏
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の傷隠し用の絆創膏は表面が単に肌
色で裏面が乳白色をして傷またはほくろを隠すものは存
在しているが、不透明であるから傷は隠れても絆創膏の
部分が肌と分離して浮き上がって見えるので、いかにも
何かを隠したような印象を与える欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、色が
肌色で表面のつやを消し、身体に貼ったときに透明で目
立たなく、しかも周囲に溶け込んで傷を隠すことがで
き、患者(需要者)が安心して集団検診や温泉等人前に
出ることが出来る傷隠し用の絆創膏を提供するためにな
されたものである。
【0004】一般に、虫垂炎の手術の場合には直線で5
〜7cm位の傷跡が残り、また、子宮筋腫では15〜2
0cm位、また、乳ガンの場合は半月形で20cm位が
平均的な傷である。本発明は典型的な数種類の傷を対象
とし、手術後に温泉治療をしたいけれども傷跡を他人に
見られるのが気にかかって温泉に行かなかった人もこの
絆創膏を使用することによって安心して、温泉治療をす
ることが出来るので、回復が早くなり、また、定期的な
集団検診等においても他人の目を気にすることなく積極
的に参加するようになるなどの効果もある。
【0005】また、本発明の絆創膏は傷に当接する部分
がエンボス加工されているので、絆創膏の表面と傷の表
面との間に空隙ができ、絆創膏の色が薄い肌色で透明に
近い色であっても外部から見ると光線の具合で傷がかく
された状態となり、他の肌に密着した部分は肌と一体化
し、絆創膏を貼付したことが分らなくなるので安心して
人前に出ることが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0007】
【実施例1】第1図は傷隠し用絆創膏の平面図、第2図
はA−A断面図であり、例えば一般的な虫垂炎の手術に
よる傷跡を例にして説明すると、長さ10cm、幅1、
5cm位の大きさの肌色に近い透明で表面をつや消しし
た柔軟性に富む合成樹脂フィルムの(1)の中央に長さ
7cm,幅7mm位の範囲にエンボス(2)加工を施
し、裏面のエンボス以外の部分(3)に粘着剤層(4)
を設け、更にその下面に剥離紙(5)を配設した傷隠し
用絆創膏(6)である。 なお、エンボス(2)の下方
に膨らんだ部分の先端部分にも粘着剤層(4)を設けて
接着具合を調整することも可能である。
【0008】
【実施例2】第3図は実施例1で述べた傷隠し用絆創膏
(6)と同様に、長さ10cm、幅1、5cm位の大き
さの肌色に近い透明な柔軟性に富む合成樹脂フィルムの
(1)の中央に長さ7cm,幅7mm位の範囲にエンボ
ス(2)加工を施し、裏面のエンボス(2)部分以外の
部分(3)に粘着剤層(4)を設けたものを、剥離用台
紙(7)に多数並列して貼付した状態に形成し、1枚ず
つ適宜取りはずして使用できるようにした傷隠し用絆創
膏(6`)である。なお、傷隠し用絆創膏(6)、(6
`)は、使用する人の肌の色や傷の大きさあるいは形状
は個々に異なるが、傷の大きさと形状は統計的に数種類
に集約されているので市販する場合には数種類製造すれ
ば大多数の方の要望に応えることが出来る。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる傷隠
し用絆創膏は前記のように傷に当接する部分がエンボス
加工されているので、絆創膏の表面と傷の表面との間に
空隙ができ、絆創膏の色が薄い肌色で透明に近い色であ
っても外部から見ると光線の具合で傷がかくされた状態
となり、他の肌に密着した部分は肌と一体化し、絆創膏
を貼付したことが分らなくなるぐらいであるから、より
安心して人前に出ることが出来る。
【0010】また、傷隠し用絆創膏は色が肌色で表面の
つやを消し、身体に貼ったときに透明で目立たなく、し
かもきめ細かな形状のエンボス加工を施しておくと、テ
レビのモザイクのような作用で周囲に溶け込んだ状態で
傷を隠すことができ、患者は安心して集団検診や温泉等
人前に出ることが出来る。
【0011】また、この傷隠し用の絆創膏は傷に触れる
部分がエンボス加工してあるので手術後日の浅い傷でも
傷の部分が絆創膏と接触する部分がごくわずかであるか
ら剥す時に痛みがまったくなく従来の絆創膏と異なり安
心して使用することが出来るなど数多くのすぐれた特徴
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】傷隠し用絆創膏の平面図である。
【図2】A−A断面図である。
【図3】絆創膏を多数並列した状態を示す一部を欠如し
た平面図である。
【符合の説明】
1 合成樹脂フィルム 2 エンボス 3 エンボス以外の部分 4 粘着剤層 5 剥離紙 6、6`傷隠し用絆創膏 7 剥離用台紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】肌色に近い透明な柔軟性に富む合成樹脂フ
    ィルムの裏面に粘着剤層と剥離層を設けた傷隠し用の絆
    創膏において、傷の長さ及び幅に相当する大きさよりや
    や大きい面積の部分をエンボス加工し、エンボス加工を
    施した部分以外の裏面又はこの裏面とエンボス加工した
    部分の下方に膨らんだ先端部分に粘着層を形成し、更に
    その裏面に剥離紙を配設したことを特徴とする傷隠し用
    絆創膏
  2. 【請求項2】傷の長さ及び幅に相当する大きさよりやや
    大きい面積の部分をエンボス加工し、エンボス加工を施
    した部分以外の裏面又はこの裏面とエンボス加工した部
    分の下方に膨らんだ先端部分に粘着層を形成したもの
    を、剥離用台紙の上に多数並列して設け適宜1枚づつ取
    りはずすことが出来るようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の傷隠し用絆創膏
  3. 【請求項3】肌色に近い透明な柔軟性に富む合成樹脂フ
    ィルムの表面をつや消し状態としたことを特徴とする請
    求項1記載の傷隠し用絆創膏
JP7643797A 1997-02-20 1997-02-20 傷隠し用絆創膏 Pending JPH10234772A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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