JPH10232385A - 液晶表示モジュールの放熱構造 - Google Patents
液晶表示モジュールの放熱構造Info
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- JPH10232385A JPH10232385A JP4362997A JP4362997A JPH10232385A JP H10232385 A JPH10232385 A JP H10232385A JP 4362997 A JP4362997 A JP 4362997A JP 4362997 A JP4362997 A JP 4362997A JP H10232385 A JPH10232385 A JP H10232385A
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- G09G2310/02—Addressing, scanning or driving the display screen or processing steps related thereto
- G09G2310/0202—Addressing of scan or signal lines
- G09G2310/0205—Simultaneous scanning of several lines in flat panels
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- G09G2330/045—Protection against panel overheating
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- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G3/00—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
- G09G3/20—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
- G09G3/34—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
- G09G3/36—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using liquid crystals
- G09G3/3611—Control of matrices with row and column drivers
- G09G3/3648—Control of matrices with row and column drivers using an active matrix
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- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G5/00—Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
- G09G5/003—Details of a display terminal, the details relating to the control arrangement of the display terminal and to the interfaces thereto
- G09G5/006—Details of the interface to the display terminal
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- Liquid Crystal (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶表示モジュールの発熱性制御ICからの
熱を逃す。 【解決手段】 液晶駆動用の制御IC13を搭載した基
板11と液晶パネル3との間に金属板20を挿入し、前
記基板の熱を前記金属板20に逃す。
熱を逃す。 【解決手段】 液晶駆動用の制御IC13を搭載した基
板11と液晶パネル3との間に金属板20を挿入し、前
記基板の熱を前記金属板20に逃す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示モジュール
の放熱構造に関し、特に複数走査線同時選択駆動方式の
単純マトリクス型液晶表示モジュールの放熱構造に関す
るものである。
の放熱構造に関し、特に複数走査線同時選択駆動方式の
単純マトリクス型液晶表示モジュールの放熱構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ノートブック型パソコン等は、キーボー
ド等の入力装置を有するパソコン本体と、このパソコン
本体に対し開閉可能に装着され、液晶表示パネルを有す
る液晶モジュールとにより構成される。この液晶モジュ
ールは、一対のガラス基板内に液晶を封入した液晶セル
を備える表示パネルと、この表示パネルの背面に設けた
導光板からなるバックライトユニットと、液晶駆動用の
ドライバおよび電源回路等を搭載した基板等をフレーム
内に装着した構成である。
ド等の入力装置を有するパソコン本体と、このパソコン
本体に対し開閉可能に装着され、液晶表示パネルを有す
る液晶モジュールとにより構成される。この液晶モジュ
ールは、一対のガラス基板内に液晶を封入した液晶セル
を備える表示パネルと、この表示パネルの背面に設けた
導光板からなるバックライトユニットと、液晶駆動用の
ドライバおよび電源回路等を搭載した基板等をフレーム
内に装着した構成である。
【0003】このような液晶表示モジュールとして、S
TN液晶を用いた単純マトリクス方式のSTNモジュー
ルおよびTN液晶を用いたアクティブマトリクス駆動方
式のTFTモジュールが実用化されている。
TN液晶を用いた単純マトリクス方式のSTNモジュー
ルおよびTN液晶を用いたアクティブマトリクス駆動方
式のTFTモジュールが実用化されている。
【0004】図10は従来の単純マトリクス方式のST
Nモジュールの構成図である。表示画面を構成するST
Nパネル30は、STN液晶を一対のガラス板間に封入
した矩形の液晶セルからなる。この例のSTNパネル3
0は、例えば800×600画素からなり、このSTN
パネル30を上下2分割して各々独立に駆動するデュア
ルスキャン方式が用いられる。
Nモジュールの構成図である。表示画面を構成するST
Nパネル30は、STN液晶を一対のガラス板間に封入
した矩形の液晶セルからなる。この例のSTNパネル3
0は、例えば800×600画素からなり、このSTN
パネル30を上下2分割して各々独立に駆動するデュア
ルスキャン方式が用いられる。
【0005】このためSTNパネル30の上下の横辺に
沿ってそれぞれバス基板31が設けられる。各バス基板
31上には、STNパネル30の横方向の画素を選択し
て駆動するための複数のカラムドライバ32および平滑
コンデンサ(図示を省略する)が搭載される。
沿ってそれぞれバス基板31が設けられる。各バス基板
31上には、STNパネル30の横方向の画素を選択し
て駆動するための複数のカラムドライバ32および平滑
コンデンサ(図示を省略する)が搭載される。
【0006】また、STNパネル30の一方の縦辺に沿
ってロウ基板33が設けられる。このロウ基板33上に
は、STNパネル30の縦方向の画素を選択して駆動す
るための複数のロウドライバ34、入力コネクタ35、
オペアンプ36およびこのオペアンプとともに電源回路
を構成する分割抵抗や平滑コンデンサ(いずれも図示し
ない)が搭載される。
ってロウ基板33が設けられる。このロウ基板33上に
は、STNパネル30の縦方向の画素を選択して駆動す
るための複数のロウドライバ34、入力コネクタ35、
オペアンプ36およびこのオペアンプとともに電源回路
を構成する分割抵抗や平滑コンデンサ(いずれも図示し
ない)が搭載される。
【0007】図11は、従来のアクティブマトリクス駆
動方式のTFTモジュールの構成図である。表示画面を
構成するTFTパネル37上には、各画素ごとに薄膜ト
ランジスタ(図示を省略する)が形成され、液晶として
はTN液晶が用いられる。パネル37の右側の縦辺に沿
ってゲート基板38が設けられ、縦方向のTFTを選択
して駆動するための複数のゲートドライバ39および平
滑コンデンサ(図示を省略する)が搭載される。
動方式のTFTモジュールの構成図である。表示画面を
構成するTFTパネル37上には、各画素ごとに薄膜ト
ランジスタ(図示を省略する)が形成され、液晶として
はTN液晶が用いられる。パネル37の右側の縦辺に沿
ってゲート基板38が設けられ、縦方向のTFTを選択
して駆動するための複数のゲートドライバ39および平
滑コンデンサ(図示を省略する)が搭載される。
【0008】パネル37の下辺に沿ってバス基板40が
設けられ、横方向のTFTを選択して駆動するための複
数のソースドライバ41および平滑コンデンサ(図示を
省略する)が搭載される。TFTモジュールでは、前述
のSTNモジュールと異なり、デュアルスキャン方式は
行わないため、バス基板40は1枚である。また、パネ
ル37の左側の縦辺に沿って、インターフェイス基板4
2が設けられる。このインターフェイス基板42上に、
制御回路(IC)43、入力コネクタ44およびDC−
DCコンバータ45が搭載される。
設けられ、横方向のTFTを選択して駆動するための複
数のソースドライバ41および平滑コンデンサ(図示を
省略する)が搭載される。TFTモジュールでは、前述
のSTNモジュールと異なり、デュアルスキャン方式は
行わないため、バス基板40は1枚である。また、パネ
ル37の左側の縦辺に沿って、インターフェイス基板4
2が設けられる。このインターフェイス基板42上に、
制御回路(IC)43、入力コネクタ44およびDC−
DCコンバータ45が搭載される。
【0009】このTFTモジュールにおいては、種々の
製品に共通のTFTインターフェイスが用いられ、画像
表示制御信号は、インターフェイス基板42上の入力コ
ネクタ44を介して制御回路43に入力される。制御回
路43では、各モジュール構成に応じたデータの並べ変
え等信号演算処理を伴わない簡単なデータ処理が施さ
れ、それぞれゲートドライバ39およびソースドライバ
41に送られ、画像表示データに応じた画素のTFTが
駆動される。
製品に共通のTFTインターフェイスが用いられ、画像
表示制御信号は、インターフェイス基板42上の入力コ
ネクタ44を介して制御回路43に入力される。制御回
路43では、各モジュール構成に応じたデータの並べ変
え等信号演算処理を伴わない簡単なデータ処理が施さ
れ、それぞれゲートドライバ39およびソースドライバ
41に送られ、画像表示データに応じた画素のTFTが
駆動される。
【0010】図12は、従来の単純マトリクス駆動型S
TN液晶表示モジュールの断面構成図である。この従来
の液晶表示モジュールにおいては、モジュールの外枠を
構成する本体ケース25内に液晶パネル30が装着さ
れ、その背面に導光板19が設けられる。この導光板1
9は、断面がくさび型であって、前面側がパネル面と平
行であり、後面側が下方(図では左側)に向けて肉厚が
薄くなるように傾斜している。
TN液晶表示モジュールの断面構成図である。この従来
の液晶表示モジュールにおいては、モジュールの外枠を
構成する本体ケース25内に液晶パネル30が装着さ
れ、その背面に導光板19が設けられる。この導光板1
9は、断面がくさび型であって、前面側がパネル面と平
行であり、後面側が下方(図では左側)に向けて肉厚が
薄くなるように傾斜している。
【0011】このくさび型導光板19の肉厚側の上側エ
ッジ部(図では右側)に光源となる冷陰極管26が設け
られる。導光板19の背面の上下の両側縁に沿って、前
述のカラムドライバ32を搭載したバス基板31が装着
される。各カラムドライバ32は、TCPのフレキシブ
ルベースを介して、液晶パネル30の各画素の電極に接
続される。図示していないが、導光板19の左右一方の
側縁に沿ってロウ基板が装着され、バス基板と同様に、
TCPを介して液晶パネルの各画素に接続されたロウド
ライバが搭載される。
ッジ部(図では右側)に光源となる冷陰極管26が設け
られる。導光板19の背面の上下の両側縁に沿って、前
述のカラムドライバ32を搭載したバス基板31が装着
される。各カラムドライバ32は、TCPのフレキシブ
ルベースを介して、液晶パネル30の各画素の電極に接
続される。図示していないが、導光板19の左右一方の
側縁に沿ってロウ基板が装着され、バス基板と同様に、
TCPを介して液晶パネルの各画素に接続されたロウド
ライバが搭載される。
【0012】このような従来のSTN液晶表示モジュー
ルにおいては、パネル背面側に設けたバス基板およびロ
ウ基板には、特に発熱性の大きい制御ICやその他の電
子部品は搭載されてなく、したがって、発熱による温度
分布むらに起因する表示むらは生ぜず均一な表示画面が
得られていた。
ルにおいては、パネル背面側に設けたバス基板およびロ
ウ基板には、特に発熱性の大きい制御ICやその他の電
子部品は搭載されてなく、したがって、発熱による温度
分布むらに起因する表示むらは生ぜず均一な表示画面が
得られていた。
【0013】一方、カラーSTN液晶パネルの駆動方法
として、同時に複数の走査線を選択しながら液晶の各画
素に電圧を印加するアクティブ駆動法が、本出願人等に
より開発が進められている(日経エレクトロニクス 1
994年9月26日第618号)。この複数走査線同時
駆動方式のアクティブ駆動法(以下MLA:Multi
Line Addressingという)を用いれ
ば、STN液晶パネルのコントラスト比を高めるととも
に応答速度を速めることができる。コントラスト比が上
がれば、画質が向上しカラー表示の色純度が高められ
る。また、応答速度が速まれば、従来のSTNモジュー
ルではできなかった動画像の表示が可能になる。
として、同時に複数の走査線を選択しながら液晶の各画
素に電圧を印加するアクティブ駆動法が、本出願人等に
より開発が進められている(日経エレクトロニクス 1
994年9月26日第618号)。この複数走査線同時
駆動方式のアクティブ駆動法(以下MLA:Multi
Line Addressingという)を用いれ
ば、STN液晶パネルのコントラスト比を高めるととも
に応答速度を速めることができる。コントラスト比が上
がれば、画質が向上しカラー表示の色純度が高められ
る。また、応答速度が速まれば、従来のSTNモジュー
ルではできなかった動画像の表示が可能になる。
【0014】このようなMLA方式を実現するために
は、一般にTFTモジュールの画像表示制御信号として
用いられているディジタルRGB信号をMLAに適合し
た画像表示信号に変換する専用のインターフェイス制御
回路(IC)が必要になる。このようなMLAインター
フェイス制御回路を備えたSTN液晶表示装置を例えば
ノートブック型のパソコンに搭載する場合、コンパクト
な構成およびTFT液晶装置との互換性を図るために、
前述のMLAインターフェイス制御回路を実装した基板
をモジュールの液晶表示パネルの背面側に配設すること
が必要になる。
は、一般にTFTモジュールの画像表示制御信号として
用いられているディジタルRGB信号をMLAに適合し
た画像表示信号に変換する専用のインターフェイス制御
回路(IC)が必要になる。このようなMLAインター
フェイス制御回路を備えたSTN液晶表示装置を例えば
ノートブック型のパソコンに搭載する場合、コンパクト
な構成およびTFT液晶装置との互換性を図るために、
前述のMLAインターフェイス制御回路を実装した基板
をモジュールの液晶表示パネルの背面側に配設すること
が必要になる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなMLAインターフェイス制御回路を構成する制御I
Cは発熱性が高く、この制御ICを単に基板に搭載して
パネル背面に装着すれば、その発熱により、制御ICの
配置位置に対応する表示パネルの温度が高くなり、他の
表示部分との間で温度分布にむらが生じる。このような
温度分布のむらにより、表示パネル上に表示むらが発生
し、この制御IC搭載部分の表示面が他の部分より白っ
ぽくなって、画面が見にくくなり表示品質の低下を来す
という問題、いわゆる白ぬけ現象を生ずる。
うなMLAインターフェイス制御回路を構成する制御I
Cは発熱性が高く、この制御ICを単に基板に搭載して
パネル背面に装着すれば、その発熱により、制御ICの
配置位置に対応する表示パネルの温度が高くなり、他の
表示部分との間で温度分布にむらが生じる。このような
温度分布のむらにより、表示パネル上に表示むらが発生
し、この制御IC搭載部分の表示面が他の部分より白っ
ぽくなって、画面が見にくくなり表示品質の低下を来す
という問題、いわゆる白ぬけ現象を生ずる。
【0016】特に制御ICの消費電力が0.3W程度又
はそれ以上になると発熱が大きくなって温度むらが大き
くなり、また表示領域が比較的大きく300cm2 とな
ったときに発熱部と他の部分との温度差が大きくなり表
示むらが顕著になる。現状のMLAインターフェイス用
の制御ICの消費電力は0.3〜0.4W程度であり、
発熱が大きく、薄型化を図りかつ表示品質を高めるため
には効率的な放熱構造が必要である。また、通常の表示
パネルとして用いられている10.3インチクラスの表
示パネルの場合、表示領域は約320cm2 であり、制
御IC搭載部とこれと離れた位置の表示パネルの温度差
が大きくなり表示むらが問題になる。
はそれ以上になると発熱が大きくなって温度むらが大き
くなり、また表示領域が比較的大きく300cm2 とな
ったときに発熱部と他の部分との温度差が大きくなり表
示むらが顕著になる。現状のMLAインターフェイス用
の制御ICの消費電力は0.3〜0.4W程度であり、
発熱が大きく、薄型化を図りかつ表示品質を高めるため
には効率的な放熱構造が必要である。また、通常の表示
パネルとして用いられている10.3インチクラスの表
示パネルの場合、表示領域は約320cm2 であり、制
御IC搭載部とこれと離れた位置の表示パネルの温度差
が大きくなり表示むらが問題になる。
【0017】本発明は上記の点を考慮してなされたもの
であって、MLAインターフェイス制御ICのように特
に発熱性の高い制御ICを備えた液晶表示モジュールに
おける、制御ICからの熱を逃すための放熱構造の提供
を目的とする。
であって、MLAインターフェイス制御ICのように特
に発熱性の高い制御ICを備えた液晶表示モジュールに
おける、制御ICからの熱を逃すための放熱構造の提供
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、液晶駆動用の制御IC(消費電力0.
3W以上)を搭載した基板と液晶パネル(表示領域30
0cm2 以上)との間に金属板を挿入し、前記基板の熱
を前記金属板に逃す構造の厚さが9.9mm以下である
液晶表示モジュールの放熱構造を提供する。
め、本発明では、液晶駆動用の制御IC(消費電力0.
3W以上)を搭載した基板と液晶パネル(表示領域30
0cm2 以上)との間に金属板を挿入し、前記基板の熱
を前記金属板に逃す構造の厚さが9.9mm以下である
液晶表示モジュールの放熱構造を提供する。
【0019】この構造においては、液晶パネル背面の例
えば全体を覆う金属板を設け、その背面に発熱性の制御
ICを搭載した基板を配設することにより、基板からの
熱が金属板側に伝達され金属板全体に分散されて外部に
放出されるため、液晶パネルの局部的な温度上昇が抑制
され、表示面の温度分布が均一化してむらのない画像表
示が行なわれる。これにより、一般によく用いられる表
示領域が例えば320cm2 程度の表示パネルで、0.
3〜0.4W程度の消費電力の制御ICを搭載したML
Aモジュールの表示むらを抑制して表示品質を向上させ
るとともに、効率的な放熱作用によりモジュールの薄型
化を図り、9.9mmの厚さのモジュールが実現され
る。なお、金属板は基板への電磁シールド機能を有する
ため、周囲に対する電磁妨害電波の漏洩防止についても
有効に作用させることができる。
えば全体を覆う金属板を設け、その背面に発熱性の制御
ICを搭載した基板を配設することにより、基板からの
熱が金属板側に伝達され金属板全体に分散されて外部に
放出されるため、液晶パネルの局部的な温度上昇が抑制
され、表示面の温度分布が均一化してむらのない画像表
示が行なわれる。これにより、一般によく用いられる表
示領域が例えば320cm2 程度の表示パネルで、0.
3〜0.4W程度の消費電力の制御ICを搭載したML
Aモジュールの表示むらを抑制して表示品質を向上させ
るとともに、効率的な放熱作用によりモジュールの薄型
化を図り、9.9mmの厚さのモジュールが実現され
る。なお、金属板は基板への電磁シールド機能を有する
ため、周囲に対する電磁妨害電波の漏洩防止についても
有効に作用させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態においては、
前記制御ICは、TFTインターフェイス信号による画
像表示データを複数走査線同時駆動方式の画像表示デー
タに変換するためのインターフェイス回路の一部であ
る。
前記制御ICは、TFTインターフェイス信号による画
像表示データを複数走査線同時駆動方式の画像表示デー
タに変換するためのインターフェイス回路の一部であ
る。
【0021】この構成においては、MLAインターフェ
イスICからの熱を放散させることにより、表示品質の
高いMLAモジュールが得られる。
イスICからの熱を放散させることにより、表示品質の
高いMLAモジュールが得られる。
【0022】さらに好ましい実施の形態においては、前
記金属板の複数ヵ所にカシメ片を切り起こして形成し、
これらのカシメ片により前記基板を金属板に密着させて
固定保持している。
記金属板の複数ヵ所にカシメ片を切り起こして形成し、
これらのカシメ片により前記基板を金属板に密着させて
固定保持している。
【0023】この構成においては、複数のカシメ片によ
り、基板が金属板上に位置決めされるとともに、金属板
に密着して確実に固定保持される。なお、基板圧接側の
金属板の表面は絶縁膜でコーティングされている。
り、基板が金属板上に位置決めされるとともに、金属板
に密着して確実に固定保持される。なお、基板圧接側の
金属板の表面は絶縁膜でコーティングされている。
【0024】別の好ましい実施の形態においては、前記
基板の部品搭載面側の複数ヵ所に金属製の弾性片を設
け、これらの弾性片を部品搭載面上方のケース側に弾発
的に圧接させることにより、前記基板を前記金属板側に
付勢している。
基板の部品搭載面側の複数ヵ所に金属製の弾性片を設
け、これらの弾性片を部品搭載面上方のケース側に弾発
的に圧接させることにより、前記基板を前記金属板側に
付勢している。
【0025】この構成によれば、例えば基板のアースや
電磁シールド接続のためのシールド端子等の弾性部材を
用いて、基板を金属板側に圧接させることができ、放熱
作用が高められるとともに、シールド端子を通しての放
熱作用が得られる。
電磁シールド接続のためのシールド端子等の弾性部材を
用いて、基板を金属板側に圧接させることができ、放熱
作用が高められるとともに、シールド端子を通しての放
熱作用が得られる。
【0026】さらに別の好ましい実施の形態において
は、前記金属板と光源ランプとの間に放熱手段を設け、
例えば、前記金属板に対し、光源ランプ近傍に設けた放
熱用金属板を接触させている。
は、前記金属板と光源ランプとの間に放熱手段を設け、
例えば、前記金属板に対し、光源ランプ近傍に設けた放
熱用金属板を接触させている。
【0027】この構成によれば、光源ランプからの熱が
例えば光源ランプ周囲に設けた放熱用金属板を介して前
述のパネル背面の金属板に伝達され、ここから放出され
るため、制御ICとともに光源ランプも効率的な放熱に
よる冷却作用を受け、表示むらの防止とともに、光源ラ
ンプ部分の局部的な昇温を防止して信頼性の高い機能が
達成され、また使用感が高められる。
例えば光源ランプ周囲に設けた放熱用金属板を介して前
述のパネル背面の金属板に伝達され、ここから放出され
るため、制御ICとともに光源ランプも効率的な放熱に
よる冷却作用を受け、表示むらの防止とともに、光源ラ
ンプ部分の局部的な昇温を防止して信頼性の高い機能が
達成され、また使用感が高められる。
【0028】また別の好ましい実施の形態においては、
前記液晶パネルの下側の偏光板または位相差板付偏光板
を上側のそれよりも小さくし、液晶パネルの支持枠内に
落とし込む構造としている。
前記液晶パネルの下側の偏光板または位相差板付偏光板
を上側のそれよりも小さくし、液晶パネルの支持枠内に
落とし込む構造としている。
【0029】この構成によれば、下側の偏光板または位
相差付偏光板の厚さが支持枠の厚さに吸収され、その分
モジュールの厚さを減少させることができる。
相差付偏光板の厚さが支持枠の厚さに吸収され、その分
モジュールの厚さを減少させることができる。
【0030】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係るMLAモジュ
ールの組立て状態のパネル背面図である。このモジュー
ル1は、矩形のフレーム2に組込まれたSTN液晶セル
からなる液晶パネル3の背面側に、バス基板4と、ロウ
基板6と、インターフェイス基板8と、メイン基板11
とを設けた構成である。実際には、後述のように、液晶
パネル3の背面側にシールド板を兼ねた本発明の放熱用
金属板(図2の参照番号20で示す)を設けその背面に
各基板が配設される。
ールの組立て状態のパネル背面図である。このモジュー
ル1は、矩形のフレーム2に組込まれたSTN液晶セル
からなる液晶パネル3の背面側に、バス基板4と、ロウ
基板6と、インターフェイス基板8と、メイン基板11
とを設けた構成である。実際には、後述のように、液晶
パネル3の背面側にシールド板を兼ねた本発明の放熱用
金属板(図2の参照番号20で示す)を設けその背面に
各基板が配設される。
【0031】バス基板4は、フレーム2の上下の横辺に
沿って上側および下側にそれぞれ設けられる。これは、
液晶パネル3を上下2分割して各々独立駆動するデュア
ルスキャン方式を用いるためである。
沿って上側および下側にそれぞれ設けられる。これは、
液晶パネル3を上下2分割して各々独立駆動するデュア
ルスキャン方式を用いるためである。
【0032】各バス基板4上には、TCPからなる複数
のカラムドライバ5およびコンデンサ(図示を省略す
る)が搭載される。上側のバス基板4のほぼ中央部に
は、フレキシブルケーブルからなるインターフェイスコ
ネクタ(以下I/Fコネクタという)の端部が半田接合
される。また下側のバス基板4のほぼ中央部には、同じ
くフレキシブルケーブルからなるI/Fコネクタ14の
端部が半田接合される。これらのI/Fコネクタ14、
15の他端部はそれぞれメイン基板11にコネクタ接続
される。
のカラムドライバ5およびコンデンサ(図示を省略す
る)が搭載される。上側のバス基板4のほぼ中央部に
は、フレキシブルケーブルからなるインターフェイスコ
ネクタ(以下I/Fコネクタという)の端部が半田接合
される。また下側のバス基板4のほぼ中央部には、同じ
くフレキシブルケーブルからなるI/Fコネクタ14の
端部が半田接合される。これらのI/Fコネクタ14、
15の他端部はそれぞれメイン基板11にコネクタ接続
される。
【0033】ロウ基板6はフレーム2の一方の縦辺に沿
って設けられ、TCPからなる複数のロウドライバ7お
よびコンデンサ(図示を省略する)が搭載される。この
ロウ基板6の下端部よりの位置にはフレキシブルケーブ
ルからなるI/Fコネクタ18の端部が半田接合され
る。このI/Fコネクタ18の他端部はメイン基板11
にコネクタ接続される。
って設けられ、TCPからなる複数のロウドライバ7お
よびコンデンサ(図示を省略する)が搭載される。この
ロウ基板6の下端部よりの位置にはフレキシブルケーブ
ルからなるI/Fコネクタ18の端部が半田接合され
る。このI/Fコネクタ18の他端部はメイン基板11
にコネクタ接続される。
【0034】これらのバス基板4およびロウ基板6は、
TCPのフレキシブルテープをフレームの内側に折返す
ことにより、矩形の形状を有する液晶パネル3の背面側
の各辺の縁部に配設される。これらのTCPと液晶パネ
ル3の配線パターンとの接続は異方性導電膜を介して行
なわれ、TCPと各ロウ基板およびバス基板との配線接
続は半田付けにより行なわれる。
TCPのフレキシブルテープをフレームの内側に折返す
ことにより、矩形の形状を有する液晶パネル3の背面側
の各辺の縁部に配設される。これらのTCPと液晶パネ
ル3の配線パターンとの接続は異方性導電膜を介して行
なわれ、TCPと各ロウ基板およびバス基板との配線接
続は半田付けにより行なわれる。
【0035】インターフェイス基板8は、ロウ基板6の
外側に縦方向に設けられる。このインターフェイス基板
8上には、入力コネクタ9および電源回路を構成するD
C−DCコンバータ10が搭載される。
外側に縦方向に設けられる。このインターフェイス基板
8上には、入力コネクタ9および電源回路を構成するD
C−DCコンバータ10が搭載される。
【0036】このDC−DCコンバータ10は、実際に
は、このインターフェイス基板8上のほぼ全体に実装さ
れた、トランス、トランジスタ、IC、抵抗およびコン
デンサ等からなり、本体側から入力された例えば3.3
Vの電源電圧をモジュール駆動に必要な例えば±30V
の電源電圧に変圧し、この電源電圧をI/Fコネクタ1
6を介してメイン基板11に供給するものである。
は、このインターフェイス基板8上のほぼ全体に実装さ
れた、トランス、トランジスタ、IC、抵抗およびコン
デンサ等からなり、本体側から入力された例えば3.3
Vの電源電圧をモジュール駆動に必要な例えば±30V
の電源電圧に変圧し、この電源電圧をI/Fコネクタ1
6を介してメイン基板11に供給するものである。
【0037】このI/Fコネクタ16は、フレキシブル
ケーブルからなり、その一端がインターフェイス基板8
に半田接合され、他端がメイン基板11にコネクタ接続
される。
ケーブルからなり、その一端がインターフェイス基板8
に半田接合され、他端がメイン基板11にコネクタ接続
される。
【0038】インターフェイス基板8の入力コネクタ9
を介して、本体側からTFTインターフェイス信号(R
GBディジタル信号)および3.3Vのロジック電圧が
入力される。このRGB信号は、I/Fコネクタ17を
介してメイン基板11に送られる。このI/Fコネクタ
17は、前述のI/Fコネクタ16と同様に、フレキシ
ブルケーブルからなり、その一端がインターフェイス基
板8に半田接合され、他端がメイン基板11にコネクタ
接続される。
を介して、本体側からTFTインターフェイス信号(R
GBディジタル信号)および3.3Vのロジック電圧が
入力される。このRGB信号は、I/Fコネクタ17を
介してメイン基板11に送られる。このI/Fコネクタ
17は、前述のI/Fコネクタ16と同様に、フレキシ
ブルケーブルからなり、その一端がインターフェイス基
板8に半田接合され、他端がメイン基板11にコネクタ
接続される。
【0039】下側のバス基板4に隣接して液晶パネル3
の背面にメイン基板11が配設される。このメイン基板
11上には、3線接続の表示画面輝度調整ボリューム用
コネクタ12およびMLAコントローラ13が搭載され
る。このMLAコントローラ13は、MLA用のインタ
ーフェイス制御回路であり、好ましくは半導体技術によ
り製造されたワンチップのモノリシックICにより構成
される。
の背面にメイン基板11が配設される。このメイン基板
11上には、3線接続の表示画面輝度調整ボリューム用
コネクタ12およびMLAコントローラ13が搭載され
る。このMLAコントローラ13は、MLA用のインタ
ーフェイス制御回路であり、好ましくは半導体技術によ
り製造されたワンチップのモノリシックICにより構成
される。
【0040】このMLAコントローラ13は、TFTモ
ジュール入力信号と等しいディジタルRGB信号を受取
って、適当なデータ処理を施し、一旦制御回路内部のメ
モリに書込み、これを書込んだときとは別の順序で読み
出して、所定の直交変換を行なってMLA駆動に適合し
たフォーマットに変換してそれぞれ、ロウドライバおよ
びカラムドライバへMLAデータ出力として転送するた
めの、チップ上にメモリを内蔵した高機能なデータ演算
制御回路である。
ジュール入力信号と等しいディジタルRGB信号を受取
って、適当なデータ処理を施し、一旦制御回路内部のメ
モリに書込み、これを書込んだときとは別の順序で読み
出して、所定の直交変換を行なってMLA駆動に適合し
たフォーマットに変換してそれぞれ、ロウドライバおよ
びカラムドライバへMLAデータ出力として転送するた
めの、チップ上にメモリを内蔵した高機能なデータ演算
制御回路である。
【0041】このようなMLAコントローラ13は、他
の部品に比べ発熱性が大きいため、後述のように、本発
明の放熱構造が適用される。
の部品に比べ発熱性が大きいため、後述のように、本発
明の放熱構造が適用される。
【0042】図2は、上記実施例に係るMLAモジュー
ルの分解斜視図である。液晶パネル3の背面に導光板1
9が装着され、その裏面にシールド兼放熱用金属板20
を介して裏カバー21が装着される。図は構成を明瞭に
するために、前記バス基板4、ロウ基板6がパネル背面
側に折返され、メイン基板11およびインターフェイス
基板8がフレーム内側に配設され、導光板19および金
属板20がその上側に描かれているが、実際に組立てる
場合には、バス基板4およびロウ基板6をパネル外側に
開いた状態で、パネル3の背面に導光板19および金属
板20を装着し、この金属板20の上に(背面側に)バ
ス基板4およびロウ基板6を折返して重ねるとともにメ
イン基板11およびインターフェイス基板8を装着す
る。
ルの分解斜視図である。液晶パネル3の背面に導光板1
9が装着され、その裏面にシールド兼放熱用金属板20
を介して裏カバー21が装着される。図は構成を明瞭に
するために、前記バス基板4、ロウ基板6がパネル背面
側に折返され、メイン基板11およびインターフェイス
基板8がフレーム内側に配設され、導光板19および金
属板20がその上側に描かれているが、実際に組立てる
場合には、バス基板4およびロウ基板6をパネル外側に
開いた状態で、パネル3の背面に導光板19および金属
板20を装着し、この金属板20の上に(背面側に)バ
ス基板4およびロウ基板6を折返して重ねるとともにメ
イン基板11およびインターフェイス基板8を装着す
る。
【0043】したがって、導光板19の背面の金属板2
0と裏カバー21の間に、バス基板4、ロウ基板6、メ
イン基板11およびインターフェイス基板8のI/Fコ
ネクタ16、17が配設された構造になる。
0と裏カバー21の間に、バス基板4、ロウ基板6、メ
イン基板11およびインターフェイス基板8のI/Fコ
ネクタ16、17が配設された構造になる。
【0044】図3は、このような構造のMLAモジュー
ルの組立て状態の断面図である。外枠を構成するモジュ
ール本体ケース25内に液晶パネル3が装着され、その
背面に導光板19が設けられる。導光板19は、図示し
たように、液晶パネル3側の表面を平面とし裏面側を斜
面とするくさび形状であって、裏側の斜面に沿ってシー
ルド板を兼ねた放熱用金属板20が設けられる。
ルの組立て状態の断面図である。外枠を構成するモジュ
ール本体ケース25内に液晶パネル3が装着され、その
背面に導光板19が設けられる。導光板19は、図示し
たように、液晶パネル3側の表面を平面とし裏面側を斜
面とするくさび形状であって、裏側の斜面に沿ってシー
ルド板を兼ねた放熱用金属板20が設けられる。
【0045】このくさび形状の導光板19の厚肉側の端
部に冷陰極蛍光管26が設けられる。金属板20の背面
にTCPのフレキシブルテープ5aを折返して各バス基
板4が装着される。各カラムドライバ5はLSIからな
り、TCPのフレキシブルテープ5aを介して液晶パネ
ル3の各画素の電極に接続される。図示していないが、
ロウ基板6(図1)についても同様にTCPのフレキシ
ブルテープを折返した構成である。
部に冷陰極蛍光管26が設けられる。金属板20の背面
にTCPのフレキシブルテープ5aを折返して各バス基
板4が装着される。各カラムドライバ5はLSIからな
り、TCPのフレキシブルテープ5aを介して液晶パネ
ル3の各画素の電極に接続される。図示していないが、
ロウ基板6(図1)についても同様にTCPのフレキシ
ブルテープを折返した構成である。
【0046】メイン基板11は、下側(図では左側)の
バス基板4に隣接して、くさび形状の導光板19の肉厚
の薄い部分の背面に装着される。このように、くさび形
状の導光板19の薄い部分にメイン基板11を装着する
ことにより、導光板背面のスペースを有効に利用してモ
ジュールの厚さを増加させることなく、メイン基板11
をコンパクトにモジュール内に装着できる。
バス基板4に隣接して、くさび形状の導光板19の肉厚
の薄い部分の背面に装着される。このように、くさび形
状の導光板19の薄い部分にメイン基板11を装着する
ことにより、導光板背面のスペースを有効に利用してモ
ジュールの厚さを増加させることなく、メイン基板11
をコンパクトにモジュール内に装着できる。
【0047】このようなメイン基板11、バス基板4お
よびロウ基板6の背面側を覆ってSUS等の金属製裏カ
バー21が装着される。メイン基板11には前述の発熱
性の大きいMLAコントローラ13(図1、図2)が搭
載されるため、このメイン基板11の裏面(部品搭載面
の反対側の面)は、金属板20に密着させてその放熱が
図られる。また、これらの基板4、6、11に形成した
接地パターンは、後述のように、金属板20に形成した
複数のカシメ片および各基板上に接合した複数のシール
ド端子を介して、金属板20および裏カバー21と導通
してこのモジュールのシールド構造を形成するととも
に、熱伝導により各基板からの熱を金属板20および裏
カバー21側に逃す放熱構造を形成する。
よびロウ基板6の背面側を覆ってSUS等の金属製裏カ
バー21が装着される。メイン基板11には前述の発熱
性の大きいMLAコントローラ13(図1、図2)が搭
載されるため、このメイン基板11の裏面(部品搭載面
の反対側の面)は、金属板20に密着させてその放熱が
図られる。また、これらの基板4、6、11に形成した
接地パターンは、後述のように、金属板20に形成した
複数のカシメ片および各基板上に接合した複数のシール
ド端子を介して、金属板20および裏カバー21と導通
してこのモジュールのシールド構造を形成するととも
に、熱伝導により各基板からの熱を金属板20および裏
カバー21側に逃す放熱構造を形成する。
【0048】図4は、メイン基板11の裏面(部品搭載
面の反対側の面)の導体パターンを示す図である。図示
したように、メイン基板の裏面は大部分(ほぼ95%以
上)が接地パターン65で覆われる。この接地パターン
65内には、信号配線のスルーホール等を形成するため
のパターン非形成部66が散在して設けられ、このパタ
ーン非形成部66内に内層パターンと導通するスルーホ
ール端部(図示しない)が接地パターン65と分離して
露出する。このようなスルーホール等を形成するために
必要な僅かな部分を除く基板裏面の大部分を接地パター
ン65で覆うことにより、内層パターンのシールド効果
が高められ、外部への電磁妨害電波の発散が抑制される
とともに、このメイン基板11の裏面を前述の金属板2
0に密着させることにより、この接地パターンを介する
熱伝導により、前記MLAコントローラからの熱が基板
11に伝わりさらに基板から金属板20側に効果的に逃
される。
面の反対側の面)の導体パターンを示す図である。図示
したように、メイン基板の裏面は大部分(ほぼ95%以
上)が接地パターン65で覆われる。この接地パターン
65内には、信号配線のスルーホール等を形成するため
のパターン非形成部66が散在して設けられ、このパタ
ーン非形成部66内に内層パターンと導通するスルーホ
ール端部(図示しない)が接地パターン65と分離して
露出する。このようなスルーホール等を形成するために
必要な僅かな部分を除く基板裏面の大部分を接地パター
ン65で覆うことにより、内層パターンのシールド効果
が高められ、外部への電磁妨害電波の発散が抑制される
とともに、このメイン基板11の裏面を前述の金属板2
0に密着させることにより、この接地パターンを介する
熱伝導により、前記MLAコントローラからの熱が基板
11に伝わりさらに基板から金属板20側に効果的に逃
される。
【0049】図5は前記金属板20の平面図、図6はそ
のX−X断面図である。この金属板20は、例えば厚さ
0.3mmのアルミ合金からなり、表面(基板に接する
側の面)を絶縁樹脂フィルムのラミネートによりコーテ
ィングしたものである。金属板20の上縁左端部および
下縁の両端部には、この金属板20を導光板19や裏カ
バー21とともにネジにより共締めして組立て固定する
ための取付け片61、62、63が設けられる。これら
の取付け片61、62、63には絶縁樹脂フィルムはコ
ーティングされない。
のX−X断面図である。この金属板20は、例えば厚さ
0.3mmのアルミ合金からなり、表面(基板に接する
側の面)を絶縁樹脂フィルムのラミネートによりコーテ
ィングしたものである。金属板20の上縁左端部および
下縁の両端部には、この金属板20を導光板19や裏カ
バー21とともにネジにより共締めして組立て固定する
ための取付け片61、62、63が設けられる。これら
の取付け片61、62、63には絶縁樹脂フィルムはコ
ーティングされない。
【0050】この金属板20の上縁部の左右2箇所およ
び右側縁の2箇所には、カシメ片60a〜60dが切り
起こして形成される。これらのうちカシメ片60aおよ
び60bは、上側のバス基板4(図1)に係合し、組立
て時にラジオペンチ等によりこのバス基板上に折り曲げ
てかしめられ、基板の接地パターンに接続されるととも
に、このバス基板を位置決め固定する。また、カシメ片
60cおよび60dは、ロウ基板6(図1)に係合し、
組立て時にこのロウ基板上に折り曲げてかしめられ、基
板の接地パターンに接続されるとともにこのロウ基板を
位置決め固定する。
び右側縁の2箇所には、カシメ片60a〜60dが切り
起こして形成される。これらのうちカシメ片60aおよ
び60bは、上側のバス基板4(図1)に係合し、組立
て時にラジオペンチ等によりこのバス基板上に折り曲げ
てかしめられ、基板の接地パターンに接続されるととも
に、このバス基板を位置決め固定する。また、カシメ片
60cおよび60dは、ロウ基板6(図1)に係合し、
組立て時にこのロウ基板上に折り曲げてかしめられ、基
板の接地パターンに接続されるとともにこのロウ基板を
位置決め固定する。
【0051】金属板20の右側縁にはさらに、カシメ片
60e,60fが形成される。これらのカシメ片60
e,60fは、内側に折返して上記カシメ片60c、6
0dとともにロウ基板を保持するためのものである。
60e,60fが形成される。これらのカシメ片60
e,60fは、内側に折返して上記カシメ片60c、6
0dとともにロウ基板を保持するためのものである。
【0052】金属板20の下部には、図7(A)あるい
は(B)に示すように、係合片71を片側または両側に
有する形状のカシメ片60g〜60kが、図5に示すよ
うな配置形状で、メイン基板のほぼ周囲に沿って形成さ
れる。カシメ片60g、60h、60i(図6参照)
は、その係合片71をメイン基板11の上辺部上に折曲
げられてこのメイン基板11を位置決めするとともにそ
の接地パターンに接続される。
は(B)に示すように、係合片71を片側または両側に
有する形状のカシメ片60g〜60kが、図5に示すよ
うな配置形状で、メイン基板のほぼ周囲に沿って形成さ
れる。カシメ片60g、60h、60i(図6参照)
は、その係合片71をメイン基板11の上辺部上に折曲
げられてこのメイン基板11を位置決めするとともにそ
の接地パターンに接続される。
【0053】また、カシメ片60j、60kは、メイン
基板11とバス基板4(図1参照)との間に位置し、係
合片71を各基板上それぞれの方向に折り曲げられて各
基板の接地パターンに接続される。このようなカシメ片
60a〜60kは、各基板に対し複数箇所、それぞれの
基板に対し偏らない位置に各基板上の接地パターンから
の抵抗がほぼ均一となるように分散して設けられる。な
お、金属板20にはさらにメイン基板の左端部の位置
に、輝度調整ボリュームコネクタ12(図1)のケーブ
ル固定用のカシメ片60’が形成される。
基板11とバス基板4(図1参照)との間に位置し、係
合片71を各基板上それぞれの方向に折り曲げられて各
基板の接地パターンに接続される。このようなカシメ片
60a〜60kは、各基板に対し複数箇所、それぞれの
基板に対し偏らない位置に各基板上の接地パターンから
の抵抗がほぼ均一となるように分散して設けられる。な
お、金属板20にはさらにメイン基板の左端部の位置
に、輝度調整ボリュームコネクタ12(図1)のケーブ
ル固定用のカシメ片60’が形成される。
【0054】このように図7(A)または(B)に示す
カシメ片60g〜60kを用いて、図6に示すように、
メイン基板11を金属板20に強固に固定保持すること
により、メイン基板11の裏面が金属板20の表面に圧
接し、前述のように、基板裏面の接地パターン65(図
4参照)を介して、MLAコントローラ13の発熱が熱
伝導により金属板20側に分散して逃される。
カシメ片60g〜60kを用いて、図6に示すように、
メイン基板11を金属板20に強固に固定保持すること
により、メイン基板11の裏面が金属板20の表面に圧
接し、前述のように、基板裏面の接地パターン65(図
4参照)を介して、MLAコントローラ13の発熱が熱
伝導により金属板20側に分散して逃される。
【0055】図8は、メイン基板11の表面(部品実装
面)側の複数ヵ所に分散して設けたバネ性を有する金属
製のシールド端子の形状および作用の説明図である。
(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は側面図、
(D)は使用状態の正面図、(E)は別の形状のシール
ド端子の正面図である。
面)側の複数ヵ所に分散して設けたバネ性を有する金属
製のシールド端子の形状および作用の説明図である。
(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は側面図、
(D)は使用状態の正面図、(E)は別の形状のシール
ド端子の正面図である。
【0056】シールド端子64は、各基板の接地パター
ン上に半田接合され、裏カバー21を装着することによ
り、図8(D)または(E)に示すように、裏カバー2
1に押圧されて弾発的に変形し、メイン基板11の接地
パターンと裏カバー21とを導通させる。このようなシ
ールド端子64は、メイン基板11に対し複数個(例え
ば4〜6個)基板面全体にわたって適度に分散して設け
られる。
ン上に半田接合され、裏カバー21を装着することによ
り、図8(D)または(E)に示すように、裏カバー2
1に押圧されて弾発的に変形し、メイン基板11の接地
パターンと裏カバー21とを導通させる。このようなシ
ールド端子64は、メイン基板11に対し複数個(例え
ば4〜6個)基板面全体にわたって適度に分散して設け
られる。
【0057】このように、メイン基板11上に複数のシ
ールド端子64を適度に分散させて設けることにより、
接地パターンを介して確実なアースおよびシールド効果
が得られるとともに、各シールド端子64の弾発性によ
り、メイン基板11がその裏面側に接する前述の金属板
20(図5、図6参照)側に付勢され、圧接力が高まっ
て、基板裏面の接地パターンと金属板とがさらに確実に
密着し前述の放熱効果が高められる。また、この金属製
シールド端子64を介して、メイン基板11の熱が外部
に放熱される。すなわち、MLAコントローラ13の発
熱により、メイン基板11が昇温し、その熱が基板表面
の接地パターンを介してシールド端子64に伝わり、さ
らに熱伝導により裏カバー21に伝達され外部に放出さ
れる。
ールド端子64を適度に分散させて設けることにより、
接地パターンを介して確実なアースおよびシールド効果
が得られるとともに、各シールド端子64の弾発性によ
り、メイン基板11がその裏面側に接する前述の金属板
20(図5、図6参照)側に付勢され、圧接力が高まっ
て、基板裏面の接地パターンと金属板とがさらに確実に
密着し前述の放熱効果が高められる。また、この金属製
シールド端子64を介して、メイン基板11の熱が外部
に放熱される。すなわち、MLAコントローラ13の発
熱により、メイン基板11が昇温し、その熱が基板表面
の接地パターンを介してシールド端子64に伝わり、さ
らに熱伝導により裏カバー21に伝達され外部に放出さ
れる。
【0058】実験データによれば、制御IC(MLAコ
ントローラ13)の配置位置に対応する位置の表示パネ
ルの温度と表示パネル中央部付近の温度との差は、放熱
用の金属板20を装着しない場合には3.8℃であった
ものが放熱用の金属板20の追加により1.5℃に低下
した。これによりパネル面の表示むらが解消された。図
9は、本発明に係るMLAモジュールの冷陰極蛍光管部
分の詳細断面図である。モジュール外枠を構成するメタ
ルホルダー160(図3の本体ケース25)内に、2枚
の偏光板161に挟まれた一対のガラス板162、16
3からなる液晶パネルが導光板19の端部の樹脂枠(液
晶パネル支持枠)164に固定される。この樹脂枠16
4内に冷陰極蛍光管26が装着される。導光板19の上
下面には、光の拡散あるいは集光等により最適な分散状
態とするためのフロントフィルム165およびリヤフィ
ルム166が装着される。蛍光管26の背面側には、反
射板169が設けられる。この反射板169の外側に
は、熱拡散用の銅板170及びさらにその外側の絶縁フ
ィルム171が装着される。絶縁フィルム171の下側
にバス基板4が設けられ、このバス基板4にTCPから
なるカラムドライバ5が搭載される。このTCPは、カ
ラムドライバ5を構成するLSIを搭載したフレキシブ
ル基板からなり、フレキシブル基板を折曲げて上側の液
晶パネルを構成するガラス板163に接続される。モジ
ュール裏面は絶縁フィルム167を介して裏カバー16
8(図2の裏カバー21)で覆われる。熱拡散用の銅板
170は、導光板19の背面側に設けた金属板20に密
着して接触する。接触幅は3〜30mm程度である。
ントローラ13)の配置位置に対応する位置の表示パネ
ルの温度と表示パネル中央部付近の温度との差は、放熱
用の金属板20を装着しない場合には3.8℃であった
ものが放熱用の金属板20の追加により1.5℃に低下
した。これによりパネル面の表示むらが解消された。図
9は、本発明に係るMLAモジュールの冷陰極蛍光管部
分の詳細断面図である。モジュール外枠を構成するメタ
ルホルダー160(図3の本体ケース25)内に、2枚
の偏光板161に挟まれた一対のガラス板162、16
3からなる液晶パネルが導光板19の端部の樹脂枠(液
晶パネル支持枠)164に固定される。この樹脂枠16
4内に冷陰極蛍光管26が装着される。導光板19の上
下面には、光の拡散あるいは集光等により最適な分散状
態とするためのフロントフィルム165およびリヤフィ
ルム166が装着される。蛍光管26の背面側には、反
射板169が設けられる。この反射板169の外側に
は、熱拡散用の銅板170及びさらにその外側の絶縁フ
ィルム171が装着される。絶縁フィルム171の下側
にバス基板4が設けられ、このバス基板4にTCPから
なるカラムドライバ5が搭載される。このTCPは、カ
ラムドライバ5を構成するLSIを搭載したフレキシブ
ル基板からなり、フレキシブル基板を折曲げて上側の液
晶パネルを構成するガラス板163に接続される。モジ
ュール裏面は絶縁フィルム167を介して裏カバー16
8(図2の裏カバー21)で覆われる。熱拡散用の銅板
170は、導光板19の背面側に設けた金属板20に密
着して接触する。接触幅は3〜30mm程度である。
【0059】このように、蛍光管26の近傍に設けた銅
板170を金属板20に接触させることにより、蛍光管
26の熱が銅板170を介して熱伝導により金属板20
側に逃され、蛍光管26の放熱作用が得られる。
板170を金属板20に接触させることにより、蛍光管
26の熱が銅板170を介して熱伝導により金属板20
側に逃され、蛍光管26の放熱作用が得られる。
【0060】このような放熱構造を用いることにより、
効率的な放熱作用が得られ、モジュールの薄型化が図ら
れる。実際に図9の構造を用いて、モジュール全体の厚
さを9.4mm(製品公差最大9.9mm)まで薄型化
が実現されている。具体的な寸法を示せば以下のとおり
である。モジュール外枠を構成するメタルホルダー16
0が0.4mm、このメタルホルダー160のバリ対策
として、その下側の偏光板161との間に設けたスペー
スが0.1mmである。液晶パネルは2枚一対のガラス
板162、163とその上下に設けた偏光板161とに
より構成される。上側の偏光板161の厚さは0.3m
m、ガラス板162、163の厚さはそれぞれ0.7m
mである。
効率的な放熱作用が得られ、モジュールの薄型化が図ら
れる。実際に図9の構造を用いて、モジュール全体の厚
さを9.4mm(製品公差最大9.9mm)まで薄型化
が実現されている。具体的な寸法を示せば以下のとおり
である。モジュール外枠を構成するメタルホルダー16
0が0.4mm、このメタルホルダー160のバリ対策
として、その下側の偏光板161との間に設けたスペー
スが0.1mmである。液晶パネルは2枚一対のガラス
板162、163とその上下に設けた偏光板161とに
より構成される。上側の偏光板161の厚さは0.3m
m、ガラス板162、163の厚さはそれぞれ0.7m
mである。
【0061】なお、下側の偏光板の厚さ(0.3mm)
分は液晶パネル支持枠164の厚さ(0.7mm)に吸
収され全体の厚さには影響しない。 導光板19は最大
厚さ部分が3.0mm、フロントフィルム165は0.
65mm、リヤフィルム166は0.45mmである。
なお、これらのフロントフィルム165およびリヤフィ
ルム166はそれぞれ反射板169の厚さ(0.1m
m)を含んでいる。反射板169の外側には、熱拡散用
の銅板170(厚さ0.1mm)および絶縁フィルム1
71(厚さ0.1mm)が装着される。シールド板20
は、導光板19の薄い部分に配置されるため、その厚さ
0.32mmは導光板の厚さに吸収され全体の厚さには
影響しない。
分は液晶パネル支持枠164の厚さ(0.7mm)に吸
収され全体の厚さには影響しない。 導光板19は最大
厚さ部分が3.0mm、フロントフィルム165は0.
65mm、リヤフィルム166は0.45mmである。
なお、これらのフロントフィルム165およびリヤフィ
ルム166はそれぞれ反射板169の厚さ(0.1m
m)を含んでいる。反射板169の外側には、熱拡散用
の銅板170(厚さ0.1mm)および絶縁フィルム1
71(厚さ0.1mm)が装着される。シールド板20
は、導光板19の薄い部分に配置されるため、その厚さ
0.32mmは導光板の厚さに吸収され全体の厚さには
影響しない。
【0062】このような導光板の下側にバス基板4(厚
さ0.8mm)が設けられ、このバス基板4にTCPか
らなるカラムドライバ5(厚さ0.8mm)が搭載され
る。モジュール裏面は絶縁フィルム167(厚さ0.2
mm)を介して裏カバー168(厚さ0.4mm)で覆
われる。上記各構成部材の厚さを合計すると9.4mm
となり、製品公差は最大9.9mmとなる。
さ0.8mm)が設けられ、このバス基板4にTCPか
らなるカラムドライバ5(厚さ0.8mm)が搭載され
る。モジュール裏面は絶縁フィルム167(厚さ0.2
mm)を介して裏カバー168(厚さ0.4mm)で覆
われる。上記各構成部材の厚さを合計すると9.4mm
となり、製品公差は最大9.9mmとなる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、基板からの熱が金属板側に伝達され金属板全体に分
散されて外部に放出されるため、液晶パネルの局部的な
温度上昇が抑制され、表示面の温度分布が均一化してむ
らのない画像表示が行なわれる。特に、表示パネルが3
00cm2 以上のMLAモジュールにおける消費電力が
0.3〜0.4WのMLAコントローラ(制御IC)の
発熱を金属板を介して効果的に放熱させることができ、
モジュールの厚さを9.9mm以下に抑え、かつ画像む
らのない表示品質の高いMLAモジュールが実現され
る。
は、基板からの熱が金属板側に伝達され金属板全体に分
散されて外部に放出されるため、液晶パネルの局部的な
温度上昇が抑制され、表示面の温度分布が均一化してむ
らのない画像表示が行なわれる。特に、表示パネルが3
00cm2 以上のMLAモジュールにおける消費電力が
0.3〜0.4WのMLAコントローラ(制御IC)の
発熱を金属板を介して効果的に放熱させることができ、
モジュールの厚さを9.9mm以下に抑え、かつ画像む
らのない表示品質の高いMLAモジュールが実現され
る。
【図1】 本発明実施例に係るMLAモジュールのパネ
ル背面図。
ル背面図。
【図2】 図1のモジュールの分解斜視図。
【図3】 図1のモジュールの断面図。
【図4】 図1のモジュールのメイン基板の裏面図。
【図5】 図1のモジュールの金属板の平面図。
【図6】 図5のX−X断面図。
【図7】 図5の金属板のカシメ片の形状説明図。
【図8】 シールド端子の形状及び作用説明図。
【図9】 本発明に係るMLAモジュールの光源ランプ
部分の詳細図。
部分の詳細図。
【図10】 従来のSTNモジュールの構成説明図。
【図11】 従来のTFTモジュールの構成説明図。
【図12】 従来のSTNモジュールの断面図。
1:MLAモジュール、2:フレーム、3:液晶パネ
ル、4:バス基板、5:カラムドライバ、6:ロウ基
板、7:ロウドライバ、8:インターフェイス基板、
9:入力コネクタ、10:DC−DCコンバータ、1
1:メイン基板、13:MLAコントローラ、14,1
5,16,17,18:I/Fコネクタ、19:導光
板、20:金属板、21:裏カバー、26:冷陰極蛍光
管、60a〜60k:カシメ片、64:シールド端子、
160:メタルホルダー、161:偏光板、162,1
63:ガラス板、164:液晶パネル支持枠(樹脂
枠)、165:フロントフィルム、166:リヤフィル
ム、167:絶縁フィルム、168:裏カバー、16
9:反射板、170:銅板、171:絶縁フィルム。
ル、4:バス基板、5:カラムドライバ、6:ロウ基
板、7:ロウドライバ、8:インターフェイス基板、
9:入力コネクタ、10:DC−DCコンバータ、1
1:メイン基板、13:MLAコントローラ、14,1
5,16,17,18:I/Fコネクタ、19:導光
板、20:金属板、21:裏カバー、26:冷陰極蛍光
管、60a〜60k:カシメ片、64:シールド端子、
160:メタルホルダー、161:偏光板、162,1
63:ガラス板、164:液晶パネル支持枠(樹脂
枠)、165:フロントフィルム、166:リヤフィル
ム、167:絶縁フィルム、168:裏カバー、16
9:反射板、170:銅板、171:絶縁フィルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 聡 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 山口 泰生 東京都文京区湯島3丁目14番9号 オプト レックス株式会社内 (72)発明者 早田 祐二 東京都文京区湯島3丁目14番9号 オプト レックス株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】制御ICを搭載した基板と、表示領域が3
00cm2以上の液晶パネルとの間に金属板を設けた厚
さが9.9mm以下の液晶表示モジュールの放熱構造。 - 【請求項2】前記制御ICは、TFTインターフェイス
信号による画像表示データを複数走査線同時駆動方式の
画像表示データに変換するためのインターフェイス回路
の一部である請求項1の液晶表示モジュールの放熱構
造。 - 【請求項3】前記金属板の複数ヵ所にカシメ片を形成
し、これらのカシメ片により前記基板を金属板に密着さ
せて固定保持した請求項1又は2の液晶表示モジュール
の放熱構造。 - 【請求項4】前記基板の部品搭載面側の複数ヵ所に金属
製の弾性片を設け、これらの弾性片を部品搭載面上方の
ケース側に弾発的に圧接させることにより、前記基板を
前記金属板側に付勢した請求項1、2又は3の液晶表示
モジュールの放熱構造。 - 【請求項5】前記金属板と光源ランプとの間に放熱手段
を設けた請求項1から4のいずれかの液晶表示モジュー
ルの放熱構造。 - 【請求項6】前記液晶パネルの下側の偏光板または位相
差板付偏光板を上側のそれよりも小さくし、液晶パネル
の支持枠内に落とし込む構造とした請求項1から5のい
ずれかの液晶表示モジュールの放熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4362997A JPH10232385A (ja) | 1996-12-16 | 1997-02-27 | 液晶表示モジュールの放熱構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-335833 | 1996-12-16 | ||
JP33583396 | 1996-12-16 | ||
JP4362997A JPH10232385A (ja) | 1996-12-16 | 1997-02-27 | 液晶表示モジュールの放熱構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10232385A true JPH10232385A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=26383427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4362997A Pending JPH10232385A (ja) | 1996-12-16 | 1997-02-27 | 液晶表示モジュールの放熱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10232385A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1006505A2 (en) * | 1998-12-04 | 2000-06-07 | Fujitsu Limited | Flat display device |
JP2000235174A (ja) * | 1999-02-16 | 2000-08-29 | Nec Corp | 液晶表示装置とその熱の制御方法 |
EP1589576A3 (en) * | 2004-04-20 | 2006-03-15 | Fujitsu Hitachi Plasma Display Limited | Heat dissipation in a drive circuit module for e.g. a plasma display device |
JP2006330416A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Sanyo Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置、電気光学装置の製造方法及び電子機器 |
CN100375916C (zh) * | 2003-09-29 | 2008-03-19 | 友达光电股份有限公司 | 液晶显示器模块 |
WO2008143235A1 (ja) * | 2007-05-23 | 2008-11-27 | Sony Corporation | 表示装置 |
JP2014032971A (ja) * | 2002-03-08 | 2014-02-20 | Samsung Display Co Ltd | 平板表示装置 |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP4362997A patent/JPH10232385A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6330045B1 (en) | 1999-02-16 | 2001-12-11 | Nec Corporation | Liquid-crystal display device with a gasket for controlling thermal gradient within the device |
KR100346000B1 (ko) * | 1999-02-16 | 2002-07-26 | 닛본 덴기 가부시끼가이샤 | 액정 표시 장치 |
JP2015216122A (ja) * | 2002-03-08 | 2015-12-03 | 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. | バックライトアセンブリおよび表示装置 |
US10222541B2 (en) | 2002-03-08 | 2019-03-05 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display apparatus |
US9435940B2 (en) | 2002-03-08 | 2016-09-06 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display apparatus |
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RU2485602C2 (ru) * | 2007-05-23 | 2013-06-20 | Сони Корпорейшн | Дисплей |
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