JPH10134469A - ディスク状記録媒体を収容したディスクケースのロック付イジェクト機構 - Google Patents
ディスク状記録媒体を収容したディスクケースのロック付イジェクト機構Info
- Publication number
- JPH10134469A JPH10134469A JP30576196A JP30576196A JPH10134469A JP H10134469 A JPH10134469 A JP H10134469A JP 30576196 A JP30576196 A JP 30576196A JP 30576196 A JP30576196 A JP 30576196A JP H10134469 A JPH10134469 A JP H10134469A
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- JP
- Japan
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- lock
- disk
- disk case
- frame
- case
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスクケースの処理装置からのロック解除
が確実なディスク状記録媒体を収容したディスクケース
のロック付イジェクト機構を提供する。 【解決手段】 イジェクト機構1は、ディスクケース3
を挿入しうる挿入部5の挿入口4に向けて移動し、ディ
スクケース3を挿入口4外に押し出すように動作すると
ともに、前記押し出しが終了すると元の待機状態に復帰
する作動部6と、該作動部6が待機位置にある時、ディ
スクケース3の被係止凹部3aにその先端の保持フック
18が突入係止する一方、前記作動部6の動作により、
その前記押し出し動作が開始される前に、前記保持フッ
ク18が前記被係止凹部3aから離脱するように変位す
るロックアーム19を有するロック部7とから構成し
た。作動部6の前記押し出し動作が開始されると、前記
保持フック18が前記被係止凹部3aから離脱するの
で、ロック解除が確実である。
が確実なディスク状記録媒体を収容したディスクケース
のロック付イジェクト機構を提供する。 【解決手段】 イジェクト機構1は、ディスクケース3
を挿入しうる挿入部5の挿入口4に向けて移動し、ディ
スクケース3を挿入口4外に押し出すように動作すると
ともに、前記押し出しが終了すると元の待機状態に復帰
する作動部6と、該作動部6が待機位置にある時、ディ
スクケース3の被係止凹部3aにその先端の保持フック
18が突入係止する一方、前記作動部6の動作により、
その前記押し出し動作が開始される前に、前記保持フッ
ク18が前記被係止凹部3aから離脱するように変位す
るロックアーム19を有するロック部7とから構成し
た。作動部6の前記押し出し動作が開始されると、前記
保持フック18が前記被係止凹部3aから離脱するの
で、ロック解除が確実である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体である、例えば、ディスクが収容されたケース、すな
わちディスクケースを、データの書き込みや、書き込ん
だデータを読み出す適宜な処理を行うために処理装置の
挿入部に挿入し、かつ、必要に応じて取り出せるように
成したロック付イジェクト機構に関する。
体である、例えば、ディスクが収容されたケース、すな
わちディスクケースを、データの書き込みや、書き込ん
だデータを読み出す適宜な処理を行うために処理装置の
挿入部に挿入し、かつ、必要に応じて取り出せるように
成したロック付イジェクト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ロック付イジェクト機構に
は、押し出し機構とロック機構が各別に設けられ、ロッ
ク機構を解除した後に押し出し機構が作動するように構
成されていた。
は、押し出し機構とロック機構が各別に設けられ、ロッ
ク機構を解除した後に押し出し機構が作動するように構
成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、ロ
ック機構と押し出し機構が各別に独立して設けられてい
るため、ロック機構を解除した後に押し出し機構が作動
するための機構が複雑になりやすいという問題があっ
た。
ック機構と押し出し機構が各別に独立して設けられてい
るため、ロック機構を解除した後に押し出し機構が作動
するための機構が複雑になりやすいという問題があっ
た。
【0004】本発明は、前述の問題を解消することを課
題とし、該課題を解決したディスク状記録媒体を収容し
たディスクケースのロック付イジェクト機構を提供する
ことを目的とする。
題とし、該課題を解決したディスク状記録媒体を収容し
たディスクケースのロック付イジェクト機構を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は第1に、前記目
的を達成するため、ディスク状記録媒体を収容するとと
もに、被係止凹部を設けたディスクケースを前記ディス
ク状記録媒体にデータを書き込む等の適宜な処理を施す
べく挿入口から挿脱可能に挿入する挿入部と、この挿入
部の挿入口に向けて移動し、ディスクケースを少なくと
も部分的に挿入口外に押し出すように動作するととも
に、該押し出し動作が終了すると元の待機位置に復帰す
る作動部と、該作動部が待機位置にある時にディスクケ
ースが挿入部の所定位置に挿入されると、ディスクケー
スの被係止凹部にその先端の保持フックが突入する一
方、前記作動部の前記挿入口方向への移動によって、前
記保持フックが前記被係止凹部から離脱するように変位
するロックアームを有するロック部とから構成したもの
である。
的を達成するため、ディスク状記録媒体を収容するとと
もに、被係止凹部を設けたディスクケースを前記ディス
ク状記録媒体にデータを書き込む等の適宜な処理を施す
べく挿入口から挿脱可能に挿入する挿入部と、この挿入
部の挿入口に向けて移動し、ディスクケースを少なくと
も部分的に挿入口外に押し出すように動作するととも
に、該押し出し動作が終了すると元の待機位置に復帰す
る作動部と、該作動部が待機位置にある時にディスクケ
ースが挿入部の所定位置に挿入されると、ディスクケー
スの被係止凹部にその先端の保持フックが突入する一
方、前記作動部の前記挿入口方向への移動によって、前
記保持フックが前記被係止凹部から離脱するように変位
するロックアームを有するロック部とから構成したもの
である。
【0006】また、本発明は第2に、前記第1の構成に
おいて、作動部は、2つの側フレームと幅フレームによ
り一辺を開放した四角形状に形成してなり、前記開放部
位を挿入口側に向けた移動によって両側フレーム先端で
ディスクケースを挿入部から挿入口外に押し出すように
配置したスライドフレームと、該スライドフレームを挿
入口側に押すように動作するとともに、該押し出し動作
が終了した後は元の状態に復帰するカムと、前記スライ
ドフレームを挿入口とは反対側に引っ張る引張コイルば
ねとから構成する一方、ロック部は、ディスクケースの
被係止凹部側に位置する一方の側フレームの待機状態位
置における先端近傍に配置した支軸に基部を回転可能に
軸支し、ディスクケースの被係止凹部に突入して係止し
うる保持フックを先端に有するロックアームと、前記支
軸に巻き付け、一端をロックアームに掛け、他端をスト
ッパーに係止した巻きばねとから構成し、前記ロックア
ームの基部に、前記一方の側フレームに当接して前記ロ
ックアームを巻きばねの付勢力に抗して変位させ、保持
フックを被係止凹部から離脱させるための傾斜面を設け
たものである。
おいて、作動部は、2つの側フレームと幅フレームによ
り一辺を開放した四角形状に形成してなり、前記開放部
位を挿入口側に向けた移動によって両側フレーム先端で
ディスクケースを挿入部から挿入口外に押し出すように
配置したスライドフレームと、該スライドフレームを挿
入口側に押すように動作するとともに、該押し出し動作
が終了した後は元の状態に復帰するカムと、前記スライ
ドフレームを挿入口とは反対側に引っ張る引張コイルば
ねとから構成する一方、ロック部は、ディスクケースの
被係止凹部側に位置する一方の側フレームの待機状態位
置における先端近傍に配置した支軸に基部を回転可能に
軸支し、ディスクケースの被係止凹部に突入して係止し
うる保持フックを先端に有するロックアームと、前記支
軸に巻き付け、一端をロックアームに掛け、他端をスト
ッパーに係止した巻きばねとから構成し、前記ロックア
ームの基部に、前記一方の側フレームに当接して前記ロ
ックアームを巻きばねの付勢力に抗して変位させ、保持
フックを被係止凹部から離脱させるための傾斜面を設け
たものである。
【0007】さらに、本発明は第3に、前記第2の構成
において、待機位置にあるスライドフレームの各側フレ
ーム先端が、挿入状態にあるディスクケース先端に対し
て間隔をおいて位置するようになし、この間隔を前記ス
ライドフレームが移動中に、保持フックを被係止凹部か
ら離脱させるものである。
において、待機位置にあるスライドフレームの各側フレ
ーム先端が、挿入状態にあるディスクケース先端に対し
て間隔をおいて位置するようになし、この間隔を前記ス
ライドフレームが移動中に、保持フックを被係止凹部か
ら離脱させるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をハードディスク
に各種データを書き込むための読み書き装置に適用した
好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明す
る。ここにおいて、添付図面の図1はディスクケース挿
入中の状態を示す平面図、図2はディスクケースの挿入
後のロック状態を示す平面図、図3はディスクケースを
排出する前にロックを解除した状態を示す平面図、図4
はディスクケースの一部を外部に押し出した状態を示す
平面図である。
に各種データを書き込むための読み書き装置に適用した
好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明す
る。ここにおいて、添付図面の図1はディスクケース挿
入中の状態を示す平面図、図2はディスクケースの挿入
後のロック状態を示す平面図、図3はディスクケースを
排出する前にロックを解除した状態を示す平面図、図4
はディスクケースの一部を外部に押し出した状態を示す
平面図である。
【0009】図1〜図4に示したように、イジェクト機
構1は、読み書き装置2に設け、ハードディスクが収容
されたディスクケース3を挿入あるいは取り出す挿入口
4と、該挿入口4の内側に設け、ディスクケース3が挿
入される空間である挿入部5と、該挿入部5の挿入口4
側に移動させることによってディスクケース3の一部を
挿入口4の外部に押し出すよう動作し、押し出し動作が
完了すると元の位置に復帰するように動作する作動部6
と、前記挿入部5に挿入されたディスクケース3の側面
に設けた被係止凹部3aに突入係止してロックし、ま
た、前記作動部6の前記押し出し動作の際に作動部6の
一部に接触して変位し、被係止凹部3aから離脱してロ
ックを解除するようになしたロック部7とから構成す
る。前記挿入部5の奥には、ケース内部のハードディス
クにデータを書き込むよう、ディスクケース3の先端縁
に接触しうるコネクタ8が配置されている。
構1は、読み書き装置2に設け、ハードディスクが収容
されたディスクケース3を挿入あるいは取り出す挿入口
4と、該挿入口4の内側に設け、ディスクケース3が挿
入される空間である挿入部5と、該挿入部5の挿入口4
側に移動させることによってディスクケース3の一部を
挿入口4の外部に押し出すよう動作し、押し出し動作が
完了すると元の位置に復帰するように動作する作動部6
と、前記挿入部5に挿入されたディスクケース3の側面
に設けた被係止凹部3aに突入係止してロックし、ま
た、前記作動部6の前記押し出し動作の際に作動部6の
一部に接触して変位し、被係止凹部3aから離脱してロ
ックを解除するようになしたロック部7とから構成す
る。前記挿入部5の奥には、ケース内部のハードディス
クにデータを書き込むよう、ディスクケース3の先端縁
に接触しうるコネクタ8が配置されている。
【0010】図1〜図4に明示したように、作動部6
は、二つの側フレーム9a,9aと幅フレーム9bとか
ら平面形状が一辺を開放した四角形状、換言すると逆コ
の字状に形成し、待機状態(図1及び図2参照)におい
て各側フレーム9a,9a端が前記コネクタ8にほぼ対
応位置するスライドフレーム9と、該スライドフレーム
9を挿入口4とは反対側に引っ張る引張コイルばね10
と、該引張コイルばね10の付勢力に抗して、スライド
フレーム9を挿入口4側に押し出すように動作するカム
11とから成る。また、待機位置にあるスライドフレー
ム9の各側フレーム9a,9a先端位置と、挿入状態に
あるディスクケース3先端位置との間にフリー可動範囲
(L)を設けてある(図2参照)。
は、二つの側フレーム9a,9aと幅フレーム9bとか
ら平面形状が一辺を開放した四角形状、換言すると逆コ
の字状に形成し、待機状態(図1及び図2参照)におい
て各側フレーム9a,9a端が前記コネクタ8にほぼ対
応位置するスライドフレーム9と、該スライドフレーム
9を挿入口4とは反対側に引っ張る引張コイルばね10
と、該引張コイルばね10の付勢力に抗して、スライド
フレーム9を挿入口4側に押し出すように動作するカム
11とから成る。また、待機位置にあるスライドフレー
ム9の各側フレーム9a,9a先端位置と、挿入状態に
あるディスクケース3先端位置との間にフリー可動範囲
(L)を設けてある(図2参照)。
【0011】前記カム11は、先端に前記スライドフレ
ーム9の幅フレーム9bの外面に当接するカムローラ1
2を有し、イジェクトボタン(図示せず)のオン動作で
作動するモータ(図示せず)に連繋したモータシャフト
13に軸支されている。すなわち、このカム11は、前
記モータ(図示せず)により図面上時計回りに回転し
て、引張コイルばね10の付勢力に抗して前記スライド
フレーム9を挿入口4側に押し、90度回転したところ
で前記スライドフレーム9を所定位置まで移動させ、前
記スライドフレーム9に押し出し動作をさせる一方、該
押し出し動作終了後は、前記モータ(図示せず)により
逆に反時計回りに回転して元の待機状態(図1及び図2
参照)に復帰し、同時に、スライドフレーム9を、引張
コイルばね10の付勢力で挿入口4と反対側に移動さ
せ、元の待機位置に戻すためのものである。
ーム9の幅フレーム9bの外面に当接するカムローラ1
2を有し、イジェクトボタン(図示せず)のオン動作で
作動するモータ(図示せず)に連繋したモータシャフト
13に軸支されている。すなわち、このカム11は、前
記モータ(図示せず)により図面上時計回りに回転し
て、引張コイルばね10の付勢力に抗して前記スライド
フレーム9を挿入口4側に押し、90度回転したところ
で前記スライドフレーム9を所定位置まで移動させ、前
記スライドフレーム9に押し出し動作をさせる一方、該
押し出し動作終了後は、前記モータ(図示せず)により
逆に反時計回りに回転して元の待機状態(図1及び図2
参照)に復帰し、同時に、スライドフレーム9を、引張
コイルばね10の付勢力で挿入口4と反対側に移動さ
せ、元の待機位置に戻すためのものである。
【0012】また、前記作動部6には、前記カム11が
待機状態の時にカムローラ12に接触する第1マイクロ
スイッチ14と、前記スライドフレーム9が挿入口4側
に移動して幅フレーム9Bの内側が接触する第2マイク
ロスイッチ15とを設ける。前記第1マイクロスイッチ
14は、カム11が反時計回りに回転して、スライドフ
レーム9が待機位置に戻ったことを検出し、モータシャ
フト13の回転を停止すべくモータ(図示せず)に指示
を出すためのものであり、また、前記第2マイクロスイ
ッチ15は、前記カム11が時計回りに90度回転した
ことを検出して、スライドフレーム9の前記押し出し動
作を停止(図4参照)すべく前記モータ(図示せず)に
指示を出すためのものである。
待機状態の時にカムローラ12に接触する第1マイクロ
スイッチ14と、前記スライドフレーム9が挿入口4側
に移動して幅フレーム9Bの内側が接触する第2マイク
ロスイッチ15とを設ける。前記第1マイクロスイッチ
14は、カム11が反時計回りに回転して、スライドフ
レーム9が待機位置に戻ったことを検出し、モータシャ
フト13の回転を停止すべくモータ(図示せず)に指示
を出すためのものであり、また、前記第2マイクロスイ
ッチ15は、前記カム11が時計回りに90度回転した
ことを検出して、スライドフレーム9の前記押し出し動
作を停止(図4参照)すべく前記モータ(図示せず)に
指示を出すためのものである。
【0013】図1〜図4に明示したように、前記ロック
部7は、スライドフレーム9の側フレーム9a,9aの
うちの一方の先端近傍の外側に位置して設けた支軸16
にその基部17を回転可能に軸支し、先端に保持フック
18を内側に形成したロックアーム19と、前記支軸1
6に巻き付け、先端をロックアーム19に掛け、巻きば
ね片端押さえ用ストッパー20に係止した巻きばね21
とから成る。前記ロックアーム19は、反時計方向に支
軸16を中心に回転変位するようにこの巻きばね21に
よって付勢されている。
部7は、スライドフレーム9の側フレーム9a,9aの
うちの一方の先端近傍の外側に位置して設けた支軸16
にその基部17を回転可能に軸支し、先端に保持フック
18を内側に形成したロックアーム19と、前記支軸1
6に巻き付け、先端をロックアーム19に掛け、巻きば
ね片端押さえ用ストッパー20に係止した巻きばね21
とから成る。前記ロックアーム19は、反時計方向に支
軸16を中心に回転変位するようにこの巻きばね21に
よって付勢されている。
【0014】前記ロック部7の前記基部17の内側に
は、スライドフレーム9が挿入口4側に移動する時に前
記一方の側フレーム9aの先端部に押動される傾斜面1
7aが形成してある。前記傾斜面17aは、スライドフ
レーム9が移動を開始すると、直ちに前記側フレーム9
aの先端部に押動され、前記フリー可動範囲(L)を移
動する時には、側フレーム9aの外面に当接して摺動す
る(図3及び図4参照)ので、前記ロックアーム19
は、巻きばね21の付勢力に抗して時計方向に回転変位
し、その保持フック18は挿入部5から離脱している。
すなわち、前記側フレーム9a,9a先端がディスクケ
ース3先端縁に達した時には、ロック解錠状態になって
いるのである。また、前記ロック部7の前記保持フック
18は、その頂点からロックアーム19先端に向かうテ
ーパー面18aを有する。そして、ディスクケース3を
挿入口4から挿入部5に挿入する際に、ディスクケース
3の隅部がこのテーパー面18aを押動するよう、前記
巻きばね21の付勢力及び前記傾斜面17aの傾斜角度
を設定してある。
は、スライドフレーム9が挿入口4側に移動する時に前
記一方の側フレーム9aの先端部に押動される傾斜面1
7aが形成してある。前記傾斜面17aは、スライドフ
レーム9が移動を開始すると、直ちに前記側フレーム9
aの先端部に押動され、前記フリー可動範囲(L)を移
動する時には、側フレーム9aの外面に当接して摺動す
る(図3及び図4参照)ので、前記ロックアーム19
は、巻きばね21の付勢力に抗して時計方向に回転変位
し、その保持フック18は挿入部5から離脱している。
すなわち、前記側フレーム9a,9a先端がディスクケ
ース3先端縁に達した時には、ロック解錠状態になって
いるのである。また、前記ロック部7の前記保持フック
18は、その頂点からロックアーム19先端に向かうテ
ーパー面18aを有する。そして、ディスクケース3を
挿入口4から挿入部5に挿入する際に、ディスクケース
3の隅部がこのテーパー面18aを押動するよう、前記
巻きばね21の付勢力及び前記傾斜面17aの傾斜角度
を設定してある。
【0015】次に、上記イジェクト機構1の動作につい
て説明する。読み書き装置2の挿入口4からディスクケ
ース3を挿入すると、ディスクケース3先端縁の二つの
隅部のうち被係止凹部3a近傍の隅部が、ロック部7の
保持フック18のテーパー面18aに突き当たる。前記
ディスクケース3をさらに奥に挿入すると、ディスクケ
ース3の前記隅部がテーパー面18aを押動し、片端を
前記ストッパー20に押さえられた巻きばね21の付勢
力に抗してロックアーム19を支軸16を中心に時計方
向に回転変位し(図1参照)、保持フック18が被係止
凹部3aに対応すると前記巻きばね21の付勢力で被係
止凹部3aに突入して、保持フック18が被係止凹部3
aの縁部に係止し、ディスクケース3がロックされる
(図2参照)。このロック状態においては、ディスクケ
ース3先端縁がコネクタ8に接触し、読み書き装置2の
書き込み部(図示せず)にてケース内のハードディスク
にデータを書き込み可能となる。
て説明する。読み書き装置2の挿入口4からディスクケ
ース3を挿入すると、ディスクケース3先端縁の二つの
隅部のうち被係止凹部3a近傍の隅部が、ロック部7の
保持フック18のテーパー面18aに突き当たる。前記
ディスクケース3をさらに奥に挿入すると、ディスクケ
ース3の前記隅部がテーパー面18aを押動し、片端を
前記ストッパー20に押さえられた巻きばね21の付勢
力に抗してロックアーム19を支軸16を中心に時計方
向に回転変位し(図1参照)、保持フック18が被係止
凹部3aに対応すると前記巻きばね21の付勢力で被係
止凹部3aに突入して、保持フック18が被係止凹部3
aの縁部に係止し、ディスクケース3がロックされる
(図2参照)。このロック状態においては、ディスクケ
ース3先端縁がコネクタ8に接触し、読み書き装置2の
書き込み部(図示せず)にてケース内のハードディスク
にデータを書き込み可能となる。
【0016】続いて、前記書き込み作業が終了した後に
ディスクケース3を取り出すには、イジェクトボタン
(図示せず)をオン動作すると、モータの駆動でカム1
1が回転し、スライドフレーム9を挿入口4側に移動さ
せる(図3参照)。この移動によって、先ずスライドフ
レーム9の側フレーム9a,9a先端の一方が、ロック
部7のロックアーム19の基部17の傾斜面17aを押
動して、ロックアーム19を支軸16を中心に時計方向
に回転し、さらに、該一方の側フレーム9aの外面と前
記傾斜面17aが当接した状態で摺動する。このよう
に、スライドフレーム9が巻きばね21の付勢力に抗し
て支軸16を中心に時計方向に回転変位すると、前記保
持フック18がディスクケース3の被係止凹部3aから
離脱してロックが解除される。さらに移動するスライド
フレーム9の先端は、ディスクケース3に突き当たっ
て、これを押し、挿入口4外部に一部を突出させる(図
4参照)。そして、幅フレーム9bの内面が前記第2マ
イクロスイッチ15に達すると、モータ(図示せず)が
反転してカム11は逆回転(反時計回り)し、カムロー
ラ12がマイクロスイッチ14に達するとモータは停止
する。この時スライドフレーム9は引張コイルばね10
に引っ張られて待機位置に戻る。また、ロック部7も、
側フレーム9aの外面と傾斜面17aの当接状態が解除
されるので、巻きばね21の付勢力で元の状態に復帰す
る。一方、一部が挿入口4から突出したディスクケース
3は、この突出部分を手で摘んで取り出すことが可能と
なる。
ディスクケース3を取り出すには、イジェクトボタン
(図示せず)をオン動作すると、モータの駆動でカム1
1が回転し、スライドフレーム9を挿入口4側に移動さ
せる(図3参照)。この移動によって、先ずスライドフ
レーム9の側フレーム9a,9a先端の一方が、ロック
部7のロックアーム19の基部17の傾斜面17aを押
動して、ロックアーム19を支軸16を中心に時計方向
に回転し、さらに、該一方の側フレーム9aの外面と前
記傾斜面17aが当接した状態で摺動する。このよう
に、スライドフレーム9が巻きばね21の付勢力に抗し
て支軸16を中心に時計方向に回転変位すると、前記保
持フック18がディスクケース3の被係止凹部3aから
離脱してロックが解除される。さらに移動するスライド
フレーム9の先端は、ディスクケース3に突き当たっ
て、これを押し、挿入口4外部に一部を突出させる(図
4参照)。そして、幅フレーム9bの内面が前記第2マ
イクロスイッチ15に達すると、モータ(図示せず)が
反転してカム11は逆回転(反時計回り)し、カムロー
ラ12がマイクロスイッチ14に達するとモータは停止
する。この時スライドフレーム9は引張コイルばね10
に引っ張られて待機位置に戻る。また、ロック部7も、
側フレーム9aの外面と傾斜面17aの当接状態が解除
されるので、巻きばね21の付勢力で元の状態に復帰す
る。一方、一部が挿入口4から突出したディスクケース
3は、この突出部分を手で摘んで取り出すことが可能と
なる。
【0017】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、イジェクト機構1は、ハードディスク
への書き込みを行う読み書き装置ではなく、例えば、パ
ソコン等のフロッピーディスクドライブに適用してもよ
い。
るものではなく、イジェクト機構1は、ハードディスク
への書き込みを行う読み書き装置ではなく、例えば、パ
ソコン等のフロッピーディスクドライブに適用してもよ
い。
【0018】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された本
発明は、ディスクケースにロックがかかるので、ディス
クケースの不用意な取り出しを防ぎ、不意に落下させる
こともない。
発明は、ディスクケースにロックがかかるので、ディス
クケースの不用意な取り出しを防ぎ、不意に落下させる
こともない。
【0019】また、請求項2に記載された本発明は、前
記請求項1に記載された発明が奏する効果に加えて、作
動部とロック部の構造が簡単で、故障が少ないだけでな
く、安価に提供できるという効果を奏する。
記請求項1に記載された発明が奏する効果に加えて、作
動部とロック部の構造が簡単で、故障が少ないだけでな
く、安価に提供できるという効果を奏する。
【0020】さらに、請求項3に記載された本発明は、
前記請求項2に記載された発明が奏する効果に加えて、
ディスクケースの押し出し動作が開始する前に確実にロ
ック解除ができるという効果を奏する。
前記請求項2に記載された発明が奏する効果に加えて、
ディスクケースの押し出し動作が開始する前に確実にロ
ック解除ができるという効果を奏する。
【図1】ディスクケース挿入中の状態を示す平面図。
【図2】ディスクケース挿入後のロック状態を示す平面
図。
図。
【図3】ディスクケースを排出する前にロックを解除し
た状態を示す平面図。
た状態を示す平面図。
【図4】ディスクケースの一部を外部に押し出した状態
を示す平面図。
を示す平面図。
(L) フリー可動範囲 1 イジェクト機構 2 読み書き装置 3 ディスクケース 3a 被係止凹部 4 挿入口 5 挿入部 6 作動部 7 ロック部 8 コネクタ 9 スライドフレーム 9a 側フレーム 9b 幅フレーム 10 引張コイルばね 11 カム 14 第1マイクロスイッチ 15 第2マイクロスイッチ 16 支軸 17 基部 17a 傾斜面 18 係止突起 18a 傾斜面 19 ロックアーム 20 巻きばね片端押さえ用ストッパー 21 巻きばね
Claims (3)
- 【請求項1】 ディスク状記録媒体を収容するととも
に、被係止凹部を設けたディスクケースを前記ディスク
状記録媒体にデータを書き込む等の適宜な処理を施すべ
く挿入口から挿脱可能に挿入する挿入部と、この挿入部
の挿入口に向けて移動し、ディスクケースを少なくとも
部分的に挿入口外に押し出すように動作するとともに、
該押し出し動作が終了すると元の待機位置に復帰する作
動部と、該作動部が待機位置にある時にディスクケース
が挿入部の所定位置に挿入されると、ディスクケースの
被係止凹部にその先端の保持フックが突入する一方、前
記作動部の前記挿入口方向への移動によって、前記保持
フックが前記被係止凹部から離脱するように変位するロ
ックアームを有するロック部とから構成したディスク状
記録媒体を収容したディスクケースのロック付イジェク
ト機構。 - 【請求項2】 作動部は、2つの側フレームと幅フレー
ムにより一辺を開放した四角形状に形成してなり、前記
開放部位を挿入口側に向けた移動によって両側フレーム
先端でディスクケースを挿入部から挿入口外に押し出す
ように配置したスライドフレームと、該スライドフレー
ムを挿入口側に押すように動作するとともに、該押し出
し動作が終了した後は元の状態に復帰するカムと、前記
スライドフレームを挿入口とは反対側に引っ張る引張コ
イルばねとから構成する一方、ロック部は、ディスクケ
ースの被係止凹部側に位置する一方の側フレームの待機
状態位置における先端近傍に配置した支軸に基部を回転
可能に軸支し、ディスクケースの被係止凹部に突入して
係止しうる保持フックを先端に有するロックアームと、
前記支軸に巻き付け、一端をロックアームに掛け、他端
をストッパーに係止した巻きばねとから構成し、前記ロ
ックアームの基部に、前記一方の側フレームに当接して
前記ロックアームを巻きばねの付勢力に抗して変位さ
せ、保持フックを被係止凹部から離脱させるための傾斜
面を設けたことを特徴とする請求項1に記載されたディ
スク状記録媒体を収容したディスクケースのロック付イ
ジェクト機構。 - 【請求項3】 待機位置にあるスライドフレームの各側
フレーム先端が、挿入状態にあるディスクケース先端に
対して間隔をおいて位置するようになし、この間隔を前
記スライドフレームが移動中に、保持フックを被係止凹
部から離脱させることを特徴とする請求項2に記載され
たディスク状記録媒体を収容したディスクケースのロッ
ク付イジェクト機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30576196A JPH10134469A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ディスク状記録媒体を収容したディスクケースのロック付イジェクト機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30576196A JPH10134469A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ディスク状記録媒体を収容したディスクケースのロック付イジェクト機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10134469A true JPH10134469A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17949037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30576196A Pending JPH10134469A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ディスク状記録媒体を収容したディスクケースのロック付イジェクト機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10134469A (ja) |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP30576196A patent/JPH10134469A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050517 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051011 |