JPH097268A - ディスクドライブ装置のローディング機構の破損防止構造 - Google Patents
ディスクドライブ装置のローディング機構の破損防止構造Info
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- JPH097268A JPH097268A JP7172687A JP17268795A JPH097268A JP H097268 A JPH097268 A JP H097268A JP 7172687 A JP7172687 A JP 7172687A JP 17268795 A JP17268795 A JP 17268795A JP H097268 A JPH097268 A JP H097268A
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- rack
- pinion
- loading mechanism
- movable member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構成で、ローディング機構の部品の破損
を防止できる、ディスクドライブ装置のローディング機
構の破損防止構造を提供することを目的とする。 【構成】可動部材と、可動部材に固定されたラックと、
ラックと係合しているピニオンと、ピニオンを回転駆動
する駆動手段とを有したローディング機構において、可
動部材はラックとピニオンが係合している範囲内で移動
可能であり、ラックは弾性を有する部材によって形成さ
れると共に、ラックの長手方向両端におけるピニオンと
の係合部位がピニオンから離れる方向に弾性変形可能と
なるよう、ラックの長手方向両端部に長手方向に延びる
所定長さの切り欠きを設けて形成された構成。
を防止できる、ディスクドライブ装置のローディング機
構の破損防止構造を提供することを目的とする。 【構成】可動部材と、可動部材に固定されたラックと、
ラックと係合しているピニオンと、ピニオンを回転駆動
する駆動手段とを有したローディング機構において、可
動部材はラックとピニオンが係合している範囲内で移動
可能であり、ラックは弾性を有する部材によって形成さ
れると共に、ラックの長手方向両端におけるピニオンと
の係合部位がピニオンから離れる方向に弾性変形可能と
なるよう、ラックの長手方向両端部に長手方向に延びる
所定長さの切り欠きを設けて形成された構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状の情報記録
媒体を内蔵するディスクカートリッジを駆動するための
ディスクドライブ装置に関し、さらに詳しくは、ディス
クカートリッジをディスクドライブ装置内部の所定の位
置に装填するためのローディング機構の破損防止構造に
関する。
媒体を内蔵するディスクカートリッジを駆動するための
ディスクドライブ装置に関し、さらに詳しくは、ディス
クカートリッジをディスクドライブ装置内部の所定の位
置に装填するためのローディング機構の破損防止構造に
関する。
【0002】従来より、光ディスク・磁気ディスク等を
記録媒体として情報の記録・再生を行う装置が知られて
いる。このような情報記録・再生装置においては、前記
のようなディスク状の記録媒体は、塵や埃の付着を避け
るため、通常ディスクカートリッジに収納されている。
情報記録・再生装置はディスクドライブ装置を有してお
り、情報の記録・再生時には、ディスクカートリッジが
ディスクドライブ装置に挿入される。ディスクドライブ
装置は、ディスクカートリッジに収納されたディスクを
回転させ、光ピックアップ、磁気ヘッド等により情報の
書込みあるいは読取りを行う。ディスクドライブ装置
は、装置に挿入されたディスクカートリッジを装置内部
の、情報の書込み・読取りが行われるロード位置に装填
し、また、ロード位置にあるディスクカートリッジを手
で引き出せる取り出し位置まで排出させる、ローディン
グ機構を備えている。従来のローディング機構は、ディ
スクカートリッジを把持しカムフォロアを有するカート
リッジホルダ、カム溝を有する可動部材、ガイド溝を有
する固定部材より成っており、可動部材を移動すること
によって、カム溝とガイド溝に導かれてカムフォロアが
移動し、これによってディスクカートリッジをロード位
置、あるいは取り出し位置に移動するよう構成されてい
る。また、可動部材にはラックが固定され、駆動モータ
により駆動されるピニオンの回転により駆動する。な
お、ディスクカートリッジのロード位置や取り出し位置
に対応する可動部材の位置は、位置検出センサによって
検知される。
記録媒体として情報の記録・再生を行う装置が知られて
いる。このような情報記録・再生装置においては、前記
のようなディスク状の記録媒体は、塵や埃の付着を避け
るため、通常ディスクカートリッジに収納されている。
情報記録・再生装置はディスクドライブ装置を有してお
り、情報の記録・再生時には、ディスクカートリッジが
ディスクドライブ装置に挿入される。ディスクドライブ
装置は、ディスクカートリッジに収納されたディスクを
回転させ、光ピックアップ、磁気ヘッド等により情報の
書込みあるいは読取りを行う。ディスクドライブ装置
は、装置に挿入されたディスクカートリッジを装置内部
の、情報の書込み・読取りが行われるロード位置に装填
し、また、ロード位置にあるディスクカートリッジを手
で引き出せる取り出し位置まで排出させる、ローディン
グ機構を備えている。従来のローディング機構は、ディ
スクカートリッジを把持しカムフォロアを有するカート
リッジホルダ、カム溝を有する可動部材、ガイド溝を有
する固定部材より成っており、可動部材を移動すること
によって、カム溝とガイド溝に導かれてカムフォロアが
移動し、これによってディスクカートリッジをロード位
置、あるいは取り出し位置に移動するよう構成されてい
る。また、可動部材にはラックが固定され、駆動モータ
により駆動されるピニオンの回転により駆動する。な
お、ディスクカートリッジのロード位置や取り出し位置
に対応する可動部材の位置は、位置検出センサによって
検知される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、可動部材が停
止すべき位置に達しているにも拘わらず、位置検出セン
サの動作不良など何らかの不具合があった場合に、駆動
モータが回転を続ける場合が有りうる。このような場合
には、ローディング機構の可動部材の移動範囲はガイド
溝によって規制されているために、可動部材に固定され
たラックは停止しているのに対し、これに係合している
ピニオンは回転を続けるため、ラックやピニオンを破損
する恐れがあった。
止すべき位置に達しているにも拘わらず、位置検出セン
サの動作不良など何らかの不具合があった場合に、駆動
モータが回転を続ける場合が有りうる。このような場合
には、ローディング機構の可動部材の移動範囲はガイド
溝によって規制されているために、可動部材に固定され
たラックは停止しているのに対し、これに係合している
ピニオンは回転を続けるため、ラックやピニオンを破損
する恐れがあった。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、簡単な構成で、ローデ
ィング機構の部品の破損を防止できる、ディスクドライ
ブ装置のローディング機構の破損防止構造を提供するこ
とである。
ィング機構の部品の破損を防止できる、ディスクドライ
ブ装置のローディング機構の破損防止構造を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のディスクドライブ装置のローディング機
構の破損防止構造は、可動部材と、該可動部材に固定さ
れたラックと、該ラックと係合しているピニオンと、該
ピニオンを回転駆動する駆動手段と、を有する機構にお
いて、可動部材はラックとピニオンが係合している範囲
内で移動可能であり、ラックは弾性を有する部材により
形成されると共に、ラックの長手方向両端部においてピ
ニオンと係合している部位が、ピニオンから離れる方向
に弾性変形可能となるよう、ラックの長手方向両端部に
該長手方向に延びる所定長さの切り欠きを設けて形成さ
れたこと、を特徴とする。また、切り欠きとラックの長
手方向両端部の歯との間の部位を、切り欠きを挟んで該
部位の反対側の部位よりも、薄肉として構成しても良
い。
めに、本発明のディスクドライブ装置のローディング機
構の破損防止構造は、可動部材と、該可動部材に固定さ
れたラックと、該ラックと係合しているピニオンと、該
ピニオンを回転駆動する駆動手段と、を有する機構にお
いて、可動部材はラックとピニオンが係合している範囲
内で移動可能であり、ラックは弾性を有する部材により
形成されると共に、ラックの長手方向両端部においてピ
ニオンと係合している部位が、ピニオンから離れる方向
に弾性変形可能となるよう、ラックの長手方向両端部に
該長手方向に延びる所定長さの切り欠きを設けて形成さ
れたこと、を特徴とする。また、切り欠きとラックの長
手方向両端部の歯との間の部位を、切り欠きを挟んで該
部位の反対側の部位よりも、薄肉として構成しても良
い。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、ディスクドライブ装置のローディング機
構の概略を示す分解斜視図である。図1に示すように、
ローディング機構は、ベースユニット11と、ベースユ
ニット11上に固定された固定カム板12、矢印A1・
A2方向に摺動可能な摺動カム板13、ディスクカート
リッジを保持し、矢印A1・A2方向及び矢印D1・D
2方向に移動可能なカートリッジホルダ14によって構
成される。そして、ベースユニット11内の点線で示す
部分には、摺動カム板13を駆動するため、摺動カム板
13の底板131にビス38によって固定されるラック
30と、ラック30を駆動するための、固定カム板12
に固定された駆動モータ22等を含む駆動ユニット20
が配置されている。
する。図1は、ディスクドライブ装置のローディング機
構の概略を示す分解斜視図である。図1に示すように、
ローディング機構は、ベースユニット11と、ベースユ
ニット11上に固定された固定カム板12、矢印A1・
A2方向に摺動可能な摺動カム板13、ディスクカート
リッジを保持し、矢印A1・A2方向及び矢印D1・D
2方向に移動可能なカートリッジホルダ14によって構
成される。そして、ベースユニット11内の点線で示す
部分には、摺動カム板13を駆動するため、摺動カム板
13の底板131にビス38によって固定されるラック
30と、ラック30を駆動するための、固定カム板12
に固定された駆動モータ22等を含む駆動ユニット20
が配置されている。
【0008】図2は、本実施例のローディング機構を示
す断面図である。図2に示すように、摺動カム板13の
側板132にはカム溝133が設けられており、カート
リッジホルダ14の外側面に固定されているカムフォロ
ワ141がカム溝133に挿入され、さらに、固定カム
板12の側板122に形成されたガイド溝123に摺動
自在に挿入されている。ガイド溝123は、図1に示す
ようにほぼL字形状であり、ディスクカートリッジ挿入
方向に所定量延びた水平部123aと、水平部123a
と直交する方向に所定量延びた垂直部123bよりなっ
ている。
す断面図である。図2に示すように、摺動カム板13の
側板132にはカム溝133が設けられており、カート
リッジホルダ14の外側面に固定されているカムフォロ
ワ141がカム溝133に挿入され、さらに、固定カム
板12の側板122に形成されたガイド溝123に摺動
自在に挿入されている。ガイド溝123は、図1に示す
ようにほぼL字形状であり、ディスクカートリッジ挿入
方向に所定量延びた水平部123aと、水平部123a
と直交する方向に所定量延びた垂直部123bよりなっ
ている。
【0009】次に摺動カム板13とカートリッジホルダ
14の移動について説明する。摺動カム板13は、摺動
カム板13の溝138が固定カム板12に設けられたガ
イド突起125に沿って移動するよう固定カム板12上
を摺動移動する。摺動カム板13がA1方向に移動する
と、カートリッジホルダ14のカムフォロア141は、
カム溝133の垂直部133aに嵌合しつつ、ガイド溝
123の水平部123aに沿って矢印A1方向に移動す
る。そして、カムフォロア141が水平部123aのA
1方向終端に達すると、カム溝133の傾斜部133b
に嵌合しつつ、垂直部123bに沿って矢印D1方向に
移動する。そして、カム溝133の底部133cに嵌合
しつつ、ガイド溝123の垂直部123bの下端に達す
る。この時、カートリッジホルダ14に把持されたディ
スクカートリッジは、書込み・読取りが可能なロード位
置にある。この時のカートリッジホルダ14の位置をロ
ーディング完了位置と呼ぶ。
14の移動について説明する。摺動カム板13は、摺動
カム板13の溝138が固定カム板12に設けられたガ
イド突起125に沿って移動するよう固定カム板12上
を摺動移動する。摺動カム板13がA1方向に移動する
と、カートリッジホルダ14のカムフォロア141は、
カム溝133の垂直部133aに嵌合しつつ、ガイド溝
123の水平部123aに沿って矢印A1方向に移動す
る。そして、カムフォロア141が水平部123aのA
1方向終端に達すると、カム溝133の傾斜部133b
に嵌合しつつ、垂直部123bに沿って矢印D1方向に
移動する。そして、カム溝133の底部133cに嵌合
しつつ、ガイド溝123の垂直部123bの下端に達す
る。この時、カートリッジホルダ14に把持されたディ
スクカートリッジは、書込み・読取りが可能なロード位
置にある。この時のカートリッジホルダ14の位置をロ
ーディング完了位置と呼ぶ。
【0010】同様に、摺動カム板13がA2方向に移動
すると、カートリッジホルダ14のカムフォロア141
は、カム溝133の傾斜部133bに嵌合しつつ、ガイ
ド溝123の垂直部123bに沿って矢印D2方向に移
動する。そして、カムフォロア141が垂直部123b
の上端に達すると、カム溝133の垂直部133aに嵌
合しつつ、ガイド溝123の水平部123aに沿って矢
印A2方向に移動する。そして、カムフォロア141が
ガイド溝123の水平部123aのA2方向終端に達す
る。この時、カートリッジホルダ14に把持されたディ
スクカートリッジは、前端が挿入口から所定量突出し
た、取り出し位置にある。この時のカートリッジホルダ
14の位置を排出位置と呼ぶ。
すると、カートリッジホルダ14のカムフォロア141
は、カム溝133の傾斜部133bに嵌合しつつ、ガイ
ド溝123の垂直部123bに沿って矢印D2方向に移
動する。そして、カムフォロア141が垂直部123b
の上端に達すると、カム溝133の垂直部133aに嵌
合しつつ、ガイド溝123の水平部123aに沿って矢
印A2方向に移動する。そして、カムフォロア141が
ガイド溝123の水平部123aのA2方向終端に達す
る。この時、カートリッジホルダ14に把持されたディ
スクカートリッジは、前端が挿入口から所定量突出し
た、取り出し位置にある。この時のカートリッジホルダ
14の位置を排出位置と呼ぶ。
【0011】なお、摺動カム板13の底板131には、
シャッタープレート135が設けられており、ベースユ
ニット11の一点鎖線にて示す箇所には、検出センサ3
4、36が設けられている。この検出センサ34、36
は、夫々カートリッジホルダ14が排出位置、及びロー
ディング完了位置にある時のシャッタープレート135
の位置に対応している。
シャッタープレート135が設けられており、ベースユ
ニット11の一点鎖線にて示す箇所には、検出センサ3
4、36が設けられている。この検出センサ34、36
は、夫々カートリッジホルダ14が排出位置、及びロー
ディング完了位置にある時のシャッタープレート135
の位置に対応している。
【0012】また、カートリッジホルダ14には、カー
トリッジホルダ14の隅に設けられた支軸を中心に揺動
する揺動アーム142が設けられている。この揺動アー
ム142の先端には、ディスクカートリッジに当接する
当接ローラ146が設けられ、側端部にはシャッタープ
レート144が設けられている。また、カートリッジホ
ルダ14の、揺動アーム142がカートリッジホルダ1
4の奥まで回動した時にシャッタープレート144に対
応する位置には、フォトインタラプタ148が設けられ
ている。
トリッジホルダ14の隅に設けられた支軸を中心に揺動
する揺動アーム142が設けられている。この揺動アー
ム142の先端には、ディスクカートリッジに当接する
当接ローラ146が設けられ、側端部にはシャッタープ
レート144が設けられている。また、カートリッジホ
ルダ14の、揺動アーム142がカートリッジホルダ1
4の奥まで回動した時にシャッタープレート144に対
応する位置には、フォトインタラプタ148が設けられ
ている。
【0013】図3は、駆動ユニット20を示す平面図で
ある。図3に示すように、この駆動ユニット20には、
駆動モータ22、駆動モータ22の駆動軸23に固定さ
れたウォームギア24、ウォームギア24に係合するウ
ォームホイール25、及びラック30に常に係合してい
るピニオン27が設けられている。また、ウォームホイ
ール25からピニオン27までの間には、6個の中間ギ
アから成る中間ギア列26がある。なお、ラック30は
プラスチック製である。
ある。図3に示すように、この駆動ユニット20には、
駆動モータ22、駆動モータ22の駆動軸23に固定さ
れたウォームギア24、ウォームギア24に係合するウ
ォームホイール25、及びラック30に常に係合してい
るピニオン27が設けられている。また、ウォームホイ
ール25からピニオン27までの間には、6個の中間ギ
アから成る中間ギア列26がある。なお、ラック30は
プラスチック製である。
【0014】次に、ディスクドライブ装置への、ディス
クカートリッジのローディング動作について説明する。
ディスクドライブ装置の、図示しない挿入口から手動で
挿入されたディスクカートリッジは、挿入口の背後に位
置するカートリッジホルダ14に挿入される。挿入され
るディスクカートリッジの挿入方向前端が揺動アーム1
42の当接ローラ146に当接し、揺動アーム142を
回動させる。そして、ディスクカートリッジがカートリ
ッジホルダ14の奥まで挿入されると、揺動アーム14
2に設けられたシャッタープレート144が、フォトイ
ンタラプタ148を遮る。このフォトインタラプタ14
8からの信号により、ディスクカートリッジがカートリ
ッジホルダ14の奥まで挿入されたことが検知され、駆
動モータ22が駆動し、ローディング動作が開始する。
クカートリッジのローディング動作について説明する。
ディスクドライブ装置の、図示しない挿入口から手動で
挿入されたディスクカートリッジは、挿入口の背後に位
置するカートリッジホルダ14に挿入される。挿入され
るディスクカートリッジの挿入方向前端が揺動アーム1
42の当接ローラ146に当接し、揺動アーム142を
回動させる。そして、ディスクカートリッジがカートリ
ッジホルダ14の奥まで挿入されると、揺動アーム14
2に設けられたシャッタープレート144が、フォトイ
ンタラプタ148を遮る。このフォトインタラプタ14
8からの信号により、ディスクカートリッジがカートリ
ッジホルダ14の奥まで挿入されたことが検知され、駆
動モータ22が駆動し、ローディング動作が開始する。
【0015】ローディング動作が開始すると、駆動モー
タ22の駆動軸23を図1の矢印B1方向に回転させる
ことにより、ウォームホイール25、中間ギア列26、
及びピニオン27を介して、ラック30及び摺動カム板
13を矢印A1方向に移動する。摺動カム板13がA1
方向に移動すると、カートリッジホルダ14のカムフォ
ロア141は、ガイド溝123の水平部123aに沿っ
て矢印A1方向に移動し、次いで、ガイド溝123の垂
直部123bに沿って矢印D1方向に移動する。従っ
て、カートリッジホルダ14は、まず矢印A1方向に移
動し、次いで矢印D1方向に移動する。そして、摺動カ
ム板13のシャッタープレート135が検出センサ36
を遮ると、駆動モータ22は停止し、ローディング動作
は終了する。かくして、カートリッジホルダ14はロー
ディング完了位置に達し、ディスクカートリッジは上述
のロード位置に装着される。
タ22の駆動軸23を図1の矢印B1方向に回転させる
ことにより、ウォームホイール25、中間ギア列26、
及びピニオン27を介して、ラック30及び摺動カム板
13を矢印A1方向に移動する。摺動カム板13がA1
方向に移動すると、カートリッジホルダ14のカムフォ
ロア141は、ガイド溝123の水平部123aに沿っ
て矢印A1方向に移動し、次いで、ガイド溝123の垂
直部123bに沿って矢印D1方向に移動する。従っ
て、カートリッジホルダ14は、まず矢印A1方向に移
動し、次いで矢印D1方向に移動する。そして、摺動カ
ム板13のシャッタープレート135が検出センサ36
を遮ると、駆動モータ22は停止し、ローディング動作
は終了する。かくして、カートリッジホルダ14はロー
ディング完了位置に達し、ディスクカートリッジは上述
のロード位置に装着される。
【0016】また、ディスクカートリッジの排出時に
は、駆動モータ22の駆動軸23を矢印B2方向に回転
させることにより、ラック30及び摺動カム板13を矢
印A2方向に移動させる。摺動カム板13が矢印A2方
向に移動すると、カートリッジホルダ14のカムフォロ
ア141は、ガイド溝123の垂直部123bに沿って
矢印D2方向に移動し、次いで、水平部123aに沿っ
て矢印A2方向に移動する。従って、カートリッジホル
ダ14はまず矢印D2方向に移動し、次いで矢印A2方
向に移動する。摺動カム板13のシャッタープレート1
35が検出センサ34を遮ると、駆動モータ22は停止
する。このようにして、カートリッジホルダ14は排出
位置に達する。
は、駆動モータ22の駆動軸23を矢印B2方向に回転
させることにより、ラック30及び摺動カム板13を矢
印A2方向に移動させる。摺動カム板13が矢印A2方
向に移動すると、カートリッジホルダ14のカムフォロ
ア141は、ガイド溝123の垂直部123bに沿って
矢印D2方向に移動し、次いで、水平部123aに沿っ
て矢印A2方向に移動する。従って、カートリッジホル
ダ14はまず矢印D2方向に移動し、次いで矢印A2方
向に移動する。摺動カム板13のシャッタープレート1
35が検出センサ34を遮ると、駆動モータ22は停止
する。このようにして、カートリッジホルダ14は排出
位置に達する。
【0017】また、図3に示すように、ラック30の長
手方向両端には、ラック30の長手方向と平行な切り欠
き32が形成されている。この切り欠き32はラック3
0の歯に比較的近い位置に所定の長さに亘って形成され
ており、切り欠き32とラック30の長手方向両端部の
歯との間の部位は、ラック30の他の部位に比べ薄肉に
なっている。また、ラック30が上述の停止位置にある
時には、ピニオン27はラック30の他方の一番端の歯
に係合するよう、ラック30の歯数が設定されている。
手方向両端には、ラック30の長手方向と平行な切り欠
き32が形成されている。この切り欠き32はラック3
0の歯に比較的近い位置に所定の長さに亘って形成され
ており、切り欠き32とラック30の長手方向両端部の
歯との間の部位は、ラック30の他の部位に比べ薄肉に
なっている。また、ラック30が上述の停止位置にある
時には、ピニオン27はラック30の他方の一番端の歯
に係合するよう、ラック30の歯数が設定されている。
【0018】ここで、摺動カム板13、即ちラック30
の移動範囲は、上述の検出センサ34、36によって検
知される一方、カムフォロア141とカム溝133、ガ
イド溝123の係合により機械的にも規制されている。
従って、検出センサ34、36の不良など何らかの理由
によって、カートリッジホルダ14がローディング完了
位置、あるいは排出位置でラックが停止しているにも拘
わらず、駆動モータ22が回転を続けているケースが有
り得る。
の移動範囲は、上述の検出センサ34、36によって検
知される一方、カムフォロア141とカム溝133、ガ
イド溝123の係合により機械的にも規制されている。
従って、検出センサ34、36の不良など何らかの理由
によって、カートリッジホルダ14がローディング完了
位置、あるいは排出位置でラックが停止しているにも拘
わらず、駆動モータ22が回転を続けているケースが有
り得る。
【0019】図4は、カートリッジホルダ14がローデ
ィング完了位置にあるにも拘わらず駆動モータ22が回
転している場合の、ラック30とピニオン27の係合部
を示す平面図である。ラック30はプラスチック製であ
り弾性を有しており、さらにラック30の歯と切り欠き
32の間は他の部位に比較して薄肉になっているため、
ラック30は、図4に示すように、ピニオン27から離
れる方向に弾性変形することができる。このラック30
の弾性変形によって、回転しているピニオン27と、停
止しているラック30の歯の干渉が吸収され、ピニオン
27やラック30の歯の破損は防止される。同様に、カ
ートリッジホルダ14が排出位置にあるにも係わらず駆
動モータ22が回転している場合もラック30の1部の
弾性変形によって、ピニオン27やラック30の歯の破
損は防止される。
ィング完了位置にあるにも拘わらず駆動モータ22が回
転している場合の、ラック30とピニオン27の係合部
を示す平面図である。ラック30はプラスチック製であ
り弾性を有しており、さらにラック30の歯と切り欠き
32の間は他の部位に比較して薄肉になっているため、
ラック30は、図4に示すように、ピニオン27から離
れる方向に弾性変形することができる。このラック30
の弾性変形によって、回転しているピニオン27と、停
止しているラック30の歯の干渉が吸収され、ピニオン
27やラック30の歯の破損は防止される。同様に、カ
ートリッジホルダ14が排出位置にあるにも係わらず駆
動モータ22が回転している場合もラック30の1部の
弾性変形によって、ピニオン27やラック30の歯の破
損は防止される。
【0020】以上説明したように、本実施例のディスク
ドライブ装置のローディング機構の破損防止構造によれ
ば、何らかの原因によって、カートリッジホルダ14が
ローディング完了位置あるいは排出位置に達しているに
も拘わらず駆動モータ22が駆動し続けているような場
合でも、切り欠き32が形成されたラック30の弾性変
形によって、ピニオン27やラック30の破損、あるい
は駆動ユニット20の他の部品の破損を防止することが
できる。
ドライブ装置のローディング機構の破損防止構造によれ
ば、何らかの原因によって、カートリッジホルダ14が
ローディング完了位置あるいは排出位置に達しているに
も拘わらず駆動モータ22が駆動し続けているような場
合でも、切り欠き32が形成されたラック30の弾性変
形によって、ピニオン27やラック30の破損、あるい
は駆動ユニット20の他の部品の破損を防止することが
できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
ドライブ装置のローディング機構の破損防止構造によれ
ば、ラックの一部を弾性変形可能に構成したことによ
り、何らかの理由で可動部材が停止位置にあるにも拘わ
らず駆動モータが駆動し続けているような場合でも、両
端に切り欠き部を設けたラックの弾性変形によって、ピ
ニオンやラックの破損、あるいは駆動ユニットの他の部
品の破損を防止することができる。
ドライブ装置のローディング機構の破損防止構造によれ
ば、ラックの一部を弾性変形可能に構成したことによ
り、何らかの理由で可動部材が停止位置にあるにも拘わ
らず駆動モータが駆動し続けているような場合でも、両
端に切り欠き部を設けたラックの弾性変形によって、ピ
ニオンやラックの破損、あるいは駆動ユニットの他の部
品の破損を防止することができる。
【図1】 本発明の実施例のローディング機構を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】 図1に示すローディング機構を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】 駆動ユニットとラックを示す平面図である。
【図4】 ラックとピニオンの係合部を示す平面図であ
る。
る。
11 ベースユニット 12 固定カム板 122 側板 123 ガイド溝 125 ガイド突起 13 摺動カム板 131 底板 132 側板 133 カム溝 135 シャッタープレート 14 ホルダー 141 カムフォロア 142 揺動アーム 144 シャッタープレート 148 フォトインタラプタ 20 駆動ユニット 22 駆動モータ 24 ウォームギア 25 ウォームホイール 26 中間ギア列 27 ピニオン 30 ラック 32 切り欠き 34、36 検出センサ
Claims (2)
- 【請求項1】ディスクドライブ装置内部に設けられ、デ
ィスクカートリッジをディスクドライブ装置内部の所定
の位置に装填するためのローディング機構であって、可
動部材と、該可動部材に固定されたラックと、該ラック
と係合しているピニオンと、該ピニオンを回転駆動する
駆動手段と、を有する機構において、 前記可動部材はラックとピニオンが係合している範囲内
で移動可能であり、 前記ラックは、弾性を有する部材により形成されると共
に、 前記ラックの長手方向両端部における前記ピニオンとの
係合部位が前記ピニオンから離れる方向に弾性変形可能
となるよう、前記ラックの前記長手方向両端部に前記長
手方向に延びる所定長さの切り欠きを設けて形成された
こと、を特徴とするディスクドライブ装置のローディン
グ機構の破損防止構造。 - 【請求項2】前記切り欠きと前記ラックの長手方向両端
部の歯との間の部位は、前記切り欠きを挟んで該部位の
反対側の部位よりも薄肉であることを特徴とする、請求
項1に記載のディスクドライブ装置のローディング機構
の破損防止構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7172687A JPH097268A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | ディスクドライブ装置のローディング機構の破損防止構造 |
US08/664,003 US5959956A (en) | 1995-06-15 | 1996-06-14 | Loading drive mechanism for disk drive |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7172687A JPH097268A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | ディスクドライブ装置のローディング機構の破損防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH097268A true JPH097268A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15946504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7172687A Pending JPH097268A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | ディスクドライブ装置のローディング機構の破損防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH097268A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8429680B2 (en) | 2010-03-30 | 2013-04-23 | Panasonic Corporation | Disk device including disk conveyance mechanism and disk installment mechanism |
JP2013204213A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Dic Plastics Inc | サイズ調節バンド及びヘルメット |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP7172687A patent/JPH097268A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8429680B2 (en) | 2010-03-30 | 2013-04-23 | Panasonic Corporation | Disk device including disk conveyance mechanism and disk installment mechanism |
JP2013204213A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Dic Plastics Inc | サイズ調節バンド及びヘルメット |
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