JPH0965796A - 養殖用小割網の構造及びその洗浄方法 - Google Patents

養殖用小割網の構造及びその洗浄方法

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JPH0965796A
JPH0965796A JP7246702A JP24670295A JPH0965796A JP H0965796 A JPH0965796 A JP H0965796A JP 7246702 A JP7246702 A JP 7246702A JP 24670295 A JP24670295 A JP 24670295A JP H0965796 A JPH0965796 A JP H0965796A
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洋一 濱田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚類の養殖用小割における小割や、小割網自
体の形状・寸法に拘泥することなく、寄生虫や水藻及び
貝類等の水中棲息物の付着を効果的に防止することがで
きる小割網の構造及びその洗浄方法を提供する。 【解決手段】 フロート2で水上に浮上している小割3
に支持された閉鎖した中空体であって、オモリ5を介し
て水中に浸漬している水中部4aと、該水中部4aと一
体形成されて水上に浮出して露出する水上部4bとを有
し、内部に養殖魚を収容したまま水中部4aと水上部4
bを一度に位置交換することができるとともに、水上に
露出している水上部4bを小割3付近に保持して天日乾
燥可能できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は養殖用小割網の構造
及びその洗浄方法に関し、特には養殖用小割網を水中に
浸漬している水中部と水上に浮出して露出する水上部と
に形成し、これを転回させて一度に水中部と水上部との
位置交換をすることにより、養殖魚に有害な寄生虫を卵
の段階で死滅させ、若しくは網に付着する藻や微生物を
その成長前の胞子や卵の段階で除去するものである。
【0002】
【従来の技術】海洋を利用した魚類の養殖には、養殖魚
を収容する小割網が使用されるが、長期に亘り海中に網
が浸されていると、網に海藻類や貝類その他の水中棲息
物が付着して網目を潰し、海水の流通が低下して酸素不
足を来たし、養殖魚の摂餌が悪化して成長が低下し、病
気等を生じる。
【0003】さらに、このように閉鎖された小割網の中
では、養殖魚に寄生虫が寄生して商品価値を低下させる
重大な問題がある。養殖魚の寄生虫病には、ハダムシ
症、エラムシ症、ヤドリムシ症、エラカリブス症等々が
あり、ハダムシ症はカプサリダー科に属するベネデニア
・セリオレと呼ばれる寄生虫が魚体表面に寄生し、表皮
の細胞などを摂取し、魚体を負傷させ、その負傷が細菌
の感染を受けて糜爛し、魚は当然に不活発となり、摂餌
量が低下し、痩せ、やがて死滅する。このハダムシ症の
場合、成虫は魚体表面に鉤を有する吸盤で強力に付着
し、その卵は粘着糸で主に小割網に付着して夏(水温2
0〜25℃)には5〜10日程度で、また、冬には2週
間程度で孵化する特性がある。
【0004】そこで、これらの問題に対処する方策とし
て、従来最も原始的には、小割網自体を2〜3週間毎に
取替える作業をしていた。この作業は、取替えるべき小
割網と新規の小割網とを連結して、新規の小割網内に養
殖魚を追い込み、古い小割網を陸上に引き上げたのち、
洗浄して2〜3日天日乾燥をし、網の目合の良否を点検
して再度使用する、というものである。しかしながら、
この方法は別途新規な網が必要であり、また、取替える
場所まで運搬をし、かつ、養殖魚の入れ替え作業を要し
て手間や経費が多大に必要であり、又天日乾燥するため
の広い場所が必要である。
【0005】そこで、この欠点を補う為に、小割網の短
期的な取替え作業をすることなく、網に特殊な薬品を塗
布して海藻や微小生物等の付着を防止する方法が考えら
れ、近時まで殆んどこの方法に依っていた。この薬品は
有機錫化合物(TBTO)を含む染料であって、この染
料で網を染めるので、染色作業に重労働を要するほか、
染料代が高価である。しかも、有機錫化合物を含む染料
であるから、人体への悪影響も考えられ、特に小割網と
して使用している間に染料が溶け出して海中に流出し、
これがイオン化して養殖魚の体中に入り、人間の健康に
害を及ぼすという社会問題すら惹起しかねない危険を含
んでおり、現在有機錫化合物を含む染料は使用禁止に到
っている。そのため近時は有機錫化合物を含んでいない
丸に適マークを有する染料も提供されているが、その効
果が薄く実効性が期待できない。その結果、小割網に水
中棲息物及びその卵の付着を防止するための手段として
は、前記最も原始的な方法に回帰せざるを得なくなっ
た。
【0006】さらにハダムシ症をもたらすベネデニア・
セリオレと呼ばれる寄生虫は、低比重海水に対する抵抗
性が低く、養殖魚を5分程度の淡水浴をさせると死滅す
るので、養殖魚を真水に浸すことによってハダムシ症は
解決できるが、この寄生虫の卵はこの程度の時間では死
滅しないとされている。
【0007】そこで、出願人は、特公平4−36651
号公報(特許第1749075号)にて開示したよう
に、多面体とした小割網を海中で転回させて各面を一定
期間毎に水面上に浮上させ、天日乾燥するという養殖用
小割網及びその洗浄方法を提供した。小割網の各面を一
定のローテーションで天日乾燥することによって、それ
に付着した卵や海藻類及び貝類等の水中棲息物を死滅、
乾燥させて網から脱落させるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多面体
の小割網を各面毎に一定期間天日乾燥することは、台風
や荒天時その他雨天の場合には転回作業ができないこと
があり、又天日乾燥できるのは常に一面であって、残り
の面はそのローテーションがくるまでなお海中に長期間
存置されるために、この方法も十分ではない面があり、
前院したハダムシ症の寄生虫が付加してしまうことがあ
る。
【0009】さらに、日本各地で使用されている養殖用
小割網の形状・寸法は、場所や地形、水深等に応じて区
々であって、多面体の小割網を用いる上記特許を必ずし
も容易に適用できない面がある。
【0010】そこで、本発明は、上記特許の基本的思想
を踏襲するものの、必ずしも小割網自体の形状・寸法に
拘泥することなく、寄生虫や水藻及び貝類等の水中棲息
物の付着を効果的に防止できる小割網の構造及びその洗
浄方法を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる養殖用小
割網の構造は、フロートで水上に浮上している小割に支
持された閉鎖した中空体であって、オモリを介して水中
に浸漬している水中部と、該水中部と一体形成されて水
上に浮出して露出する水上部とを有し、内部に養殖魚を
収容したまま水中部と水上部を一度に位置交換すること
ができるとともに、水上に露出している水上部を小割付
近に保持して天日乾燥可能とした手段を提供する。
【0012】また、本発明にかかる養殖用小割網の洗浄
方法は、フロートで水上に浮上している小割に支持され
た閉鎖した中空体であって、オモリを介して水中に浸漬
している水中部と、該水中部と一体形成されて水上に浮
出して露出する水上部とを有し、水上部を水面から上に
露出して保持させて一定期間天日乾燥した後、内部に養
殖魚を収容したまま水中部と水上部とを一度に位置交換
することにより、水中部を水上部に、又天日乾燥を行っ
た水上部を水中部に変更させることを一定期間毎に繰り
返すことにより、小割網に付着している養殖魚に有害な
寄生虫の卵及び小割網の網目を塞ぐ水中棲息物等を死滅
させる手段を提供する。
【0013】かかる手段によれば、一度に水中部と水上
部とを位置交換する作業を繰り返して小割網に付着して
いる養殖魚に有害な寄生虫の卵及び小割網の網目を塞ぐ
水中棲息物とを死滅させることができる。そして、水中
部と水上部との位置交換は、水上部と水中部とを同時に
右又は左回りに転回させる作業であり、水中部と水上部
との位置交換は、水中部の一側のオモリを引き上げて該
オモリを水上部の他側における小割との連結部に取り付
けて該水上部の一部を水中に沈め、さらに、前記水中部
の他側のオモリを引き上げて該オモリを水上部の他側の
上部に取り付けて水上部を水中に沈める小割網の転回作
業である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図4に示すように、海洋1
に浮上するフロート2で海面上に支持される小割3に、
形状・寸法を問わない閉鎖した中空体であって、例えば
箱又は袋状にした小割網4を、オモリ5で水中に浸漬し
ている水中部4aと、該水中部4aと一体形成されて、
小割3の上部で水上に浮出して露出する水上部4bとに
分別可能に支持する。すなわち、水中部4aには養殖魚
類を収容して養殖する一方、水上部4bは小割3の上部
に載置して天日乾燥させるのである。そして、水中部4
a及び水上部4bには養殖魚を出し入れするための開閉
自在な開口部(図示略)が形成されている。また、水中
部4aと水上部4bとは、フック、ファスナー、ロープ
等の手段によって取外し可能に構成しておくこともでき
る。
【0015】水上部4bは、図1,図3に示すように、
小割3の側部に連結して張り出し形成しフロート2で水
上に浮上する板体からなる補助台6に載置して天日乾燥
させるか、図4に示すように小割3の周囲に掛け載せて
天日乾燥するものである。或は図2に示すように小割3
を円形に形成して、その周囲に掛け渡しておくようにし
てもよい。更には水中部4aと水上部4bを取外し可能
に構成し、水中部4aから水上部4bを取り外して陸上
で乾燥させることもできる。水中部4aと水上部4bと
は寄生虫の卵が付加しない範囲の一定期間毎に一度に転
回させて位置交換をさせること要旨である。補助台6は
小割3の周囲の全側部に形成してもよい。
【0016】小割3は、図1に示すように略正方形でも
よく、又図2に示すような円形、更に図3に示すように
長方形でもよい。そして小割網4は、底部及び天部を閉
じた中空の立方体又は直方体、或は円筒体からなり、図
5に示すように小割3に合わせて立方形とし、又は図6
に示すように直方体とし、かつ水中部4aと水上部4b
とが略同一になるようにするが、図2に示すように円筒
形でもよく、また球形であってもよい。即ち、小割3及
び小割網4双方ともに形状に限定があるのものではな
く、任意の形態を選択することが可能である。なお、オ
モリ5は水中部4aの角部等に適宜取り外し可能に連結
される。
【0017】水中部4aと水上部4bは略同一の容積と
し、或は異なる容積とする。そして、水中部4aと水上
部4bの一方の垂直方向の長さ寸法を延長しておくこと
により、赤潮等の場合において垂直方向の長さ寸法の長
い方を水中部4aとすることにより、養殖魚を常時より
深く沈めて保持することができる。
【0018】小割網4を水中部4aと水上部4bとに分
けるために、小割網4の高さ方向の略中央部に、小割3
に連結するための紐又はフック等の係止具を取り付けて
おくのがよいが、作業時に適宜紐で小割3と結合するこ
ととしてもよい。
【0019】次に、水中部4aと水上部4bとを一定期
間毎に位置交換させる方法につき説明すると、図7に示
すように、水上部4bを左(又は右)回り方向へ転回さ
せて水中部4aと交代させる。この交代作業を簡易に説
明するために、図5,図6に示すように、小割網4の水
中部4aの各角部をA,B,H,Gとし、小割3との連
結部をF,C,I,Lとするとともに、水上部4bの各
角部をE,D,J,Kとして小割網4を左回りに転回す
る例につき、簡略化した図8に基づき説明する。
【0020】図8(A)に示す状態から図8(B)に示
すように、初めに、小割3の一側でB(H)のオモリ5
を小割網4とともに引き上げて小割3に仮止めするとと
もに、小割3の他側でF(L)と小割3とを結合する連
結紐等を解いてF(L)に前記引き上げて仮止めしたオ
モリ5を移動して結び、それを海中に投下する。これに
より、Aが小割3の一側下方へ移動するとともに、E
(K)が小割3の他側で元のF(D)の位置に移動する
ので、E(K)を小割3に仮止めする。
【0021】ついで、図8(B)において、小割3の一
側でA(G)のオモリ5を引き上げて小割3に仮止めす
るとともに、小割3の他側でE(K)と小割3とを結合
する連結紐体等を解いてE(K)に引き上げて仮止めし
たオモリ5を移動して結び、それを海中に投下する。こ
れにより、Fが小割3の一側下方へ移動するとともに、
D(J)が小割3の他側で元のE(K)の位置に移動す
るので、D(J)を小割3に仮止めする。
【0022】さらに、図8(C)において、小割3の一
側でF(L)のオモリ5を引き上げて小割3に本止めす
るとともに、小割3の他側で仮止めされたD(J)と小
割3とを結合する連結紐体等を解いてD(J)に前記仮
止めしたオモリ5を移動して結び海中に投下する。これ
により、C(I)が小割3の他側で元のD(J)の位置
に移動するので、D(J)を小割3に本止めする。
【0023】かくして、図8(D)に示すように、水中
部4aと水上部4bとが逆転する。逆転した水中部4a
は、図9に示すように、全体を補助台6に畳み込んで載
せて天日乾燥するのである。或は水上部4bを水中部4
aから取り外して陸上で天月乾燥させるのである。従っ
て、上記作業を一定期間毎(夏は7日以下、冬は7日〜
10日)に繰り返すことにより、水中部4aと水上部4
bのサイクリックな天日乾燥による洗浄を行う。この
間、小割網4内の魚はどこへも移動させたり移し代える
ことなく作業をすることができるものである。
【0024】なお、図10に示すように、小割3と小割
網4との連結部を変更して水中部4aを水上部4bより
も長くしておくことができ、このようにすると、水温の
変化や赤潮などを避けるために、魚を深く沈ませて赤潮
から保護することができる。
【0025】よって、本発明はオモリ5を介して水中に
浸漬している水中部4aと、該水中部4aと一体形成さ
れて水上に浮出して露出する水上部4bとを有し、内部
に養殖魚を収容したまま水中部4aと水上部4bを一度
に位置交換することができ、水上に露出している水上部
4bを小割3付近に保持して天日乾燥可能としたことを
特徴とするものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、水中に浸
漬している水中部と水上に浮出して露出する水上部とを
養殖魚を収容したまま一度い位置交換することができる
ため、水中部の小割網の全体を一度に引き上げて天日乾
燥することができ、小割網に付着した水中棲息物やその
卵等が天日によって死滅し乾燥して小割網から脱落させ
ることができる。即ち、さきに提案した特公平4−36
651号は水中部を一面毎に徐々に順番に水上に露出さ
せて行く方法であるが、本発明は水中部と水上部を一度
に位置交換換することに特徴を有する。
【0027】よって、一度に位置を変換するため、海中
に浸漬している期間を均一に、かつ、短くすることがで
きるため、現在の養殖漁業における最大の問題である寄
生虫を卵の段階で死滅させ、その害を防ぐことができ
る。したがって、寄生虫の卵が除去できて成虫がいなく
なり、魚のハダムシ症を生じさせる恐れが解消するため
に、養殖魚を真水に浸す作業が不要となるとともに、小
割網の網目を閉塞するような海藻類や貝類が付着しても
乾燥して網目を閉塞することがないために、海水の流通
が良好となる。そのため、毒性の強い薬品を小割網に塗
布したり、養殖魚に薬を過度に投与する必要がなく、健
康的でおいしく、かつ、安全な養殖魚を提供することが
できる。
【0028】小割網の形状・寸法は基本的には箱又は袋
状であればよく、多面体でも円筒体でもよいために、日
本各地で行われている養殖用小割網に適用できる汎用性
がある。前記特公平4−36651号は多面体の小割網
を使用しているが、本発明では水中部と水上部の位置を
一度に変換するため、袋状等であってもよく、小割網の
形状に限定がない。さらに小割網の上下の形状、容量が
異なっていてもよい。すなわち、水中部水上部の形状や
容量を異ならしめることにより、台風時等において、魚
を深く沈めることが可能なる。なお、常時は水中部と水
上部が同一容量となるように、縛っておけばよい。
【0029】また、小割網が箱状又は袋状であるから、
水中部と水上部との位置交換時に、内部に収容されてい
る養殖魚を他に移し変える必要がなく、したがって、そ
の作業を省略できる。また、小割網を回転させる回数が
減り、労力を軽減できる。全国各地の場所、地形、水深
等に応じた各種の小割網にそのまま対応できる。さら
に、特公平4−36651号は多面体の小割網を使用し
ているが、本発明では水中部と水上部の位置を一度に変
換するため、袋状等であってもよく、小割網の形状に限
定がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図(A)及び平面図
(B)。
【図2】本発明の他の実施例を示す平面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す正面図(A)及び平
面図(B)。
【図4】本発明の他の実施例を示す正面図(A)及び平
面図(B)。
【図5】図1の斜視図。
【図6】図3の斜視図。
【図7】本発明の作用概略説明図。
【図8】本発明の作用詳細説明図。
【図9】本発明の作用説明図。
【図10】本発明の応用例の説明図。
【符号の説明】
1…海洋 2…フロート 3…小割 4…小割網 4a…水中部 4b…水上部 5…オモリ 6…補助台

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロートで水上に浮上している小割に支
    持された閉鎖した中空体であって、オモリを介して水中
    に浸漬している水中部と、該水中部と一体形成されて水
    上に浮出して露出する水上部とを有し、内部に養殖魚を
    収容したまま水中部と水上部を一度に位置交換すること
    ができることを特徴とする養殖用小割網の構造。
  2. 【請求項2】 フロートで水上に浮上している小割に支
    持された閉鎖した中空体であって、オモリを介して水中
    に浸漬している水中部と、該水中部と一体形成されて水
    上に浮出して露出する水上部とを有し、内部に養殖魚を
    収容したまま水中部と水上部を一度に位置交換すること
    ができるとともに、水上に露出している水上部を小割付
    近に保持可能としたことを特徴とする養殖用小割網の構
    造。
  3. 【請求項3】 フロートで水上に浮上している小割に支
    持された閉鎖した中空体であって、オモリを介して水中
    に浸漬している水中部と、該水中部と一体形成されて水
    上に浮出して露出する水上部とを有し、内部に養殖魚を
    収容したまま水中部と水上部を一度に位置交換すること
    ができるとともに、水上に露出している水上部を小割付
    近に保持して天日乾燥可能としたことを特徴とする養殖
    用小割網の構造。
  4. 【請求項4】 小割の一側部に水上部の小割網を水上に
    露出させて保持するための補助台を設けた請求項1,
    2,又は3記載の養殖用小割網の構造。
  5. 【請求項5】 小割の側部周囲に水上部の小割網を水上
    に露出させて保持するための補助台を設けた請求項1,
    2又は3記載の養殖用小割網の構造。
  6. 【請求項6】 水中部と水上部の容積が略同一である請
    求項1,2,3,4又は5記載の養殖用小割網の構造。
  7. 【請求項7】 水中部と水上部の容積が異なる請求項
    1,2,3,4又は5記載の養殖用小割網の構造。
  8. 【請求項8】 水中部と水上部の一方の垂直方向の長さ
    寸法を延長しておくことにより、赤潮等の場合において
    水中部の垂直方向の長さ寸法の長くして、養殖魚を常時
    より深く保持する請求項1,2,3,4又5記載の養殖
    用小割網の構造。
  9. 【請求項9】 水中部及び水上部にはそれぞれ開閉自在
    な開口部を有する請求項1,2,3,4,5,6,7又
    8記載の養殖用小割網の構造。
  10. 【請求項10】 水中部と水上部が取外し可能である請
    求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載の養殖
    用小割網の構造。
  11. 【請求項11】 フロートで水上に浮上している小割に
    支持された閉鎖した中空体であって、オモリを介して水
    中に浸漬している水中部と、該水中部と一体形成されて
    水上に浮出して露出する水上部とを有し、水上部を水面
    から上に露出して保持させて一定期間天日乾燥した後、
    内部に養殖魚を収容したまま水中部と水上部とを一度に
    位置交換することにより、水中部を水上部に、又天日乾
    燥を行った水上部を水中部に変更させることを一定期間
    毎に繰り返すことにより、小割網に付着している養殖魚
    に有害な寄生虫の卵及び小割網の網目を塞ぐ水中棲息
    物、藻類等を死滅させることを特徴とする養殖用小割網
    の洗浄方法。
  12. 【請求項12】 水上部の天日乾燥は水上部を小割付近
    に保持して行う請求項11記載の養殖用小割網の洗浄方
    法。
  13. 【請求項13】 水上部の天日乾燥は水上部を水中部か
    ら取り外して陸上で行う請求項11記載の養殖用小割網
    の洗浄方法。
  14. 【請求項14】 水中部と水上部との位置交換は、水上
    部と水中部とを同時に右又は左回りに小割網全体を転回
    させる作業である請求項11,12又は13記載の養殖
    用小割網の洗浄方法。
  15. 【請求項15】 水中部と水上部との位置交換は、水中
    部の一側のオモリを引き上げて該オモリを水上部の他側
    における小割との連結部に取り付けて該水上部の一部を
    水中に沈め、さらに、前記水中部の他側のオモリを引き
    上げて該オモリを水上部の他側の上部に取り付け、該水
    上部を水中に沈める小割網全体の転回作業である請求項
    11,12,13又は14記載の養殖用小割網の洗浄方
    法。
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