【発明の詳細な説明】
燃料噴射装置内の燃料圧を
減圧させるための方法
背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式の、内燃機関に用いられる燃料
噴射装置から出発する。このような形式の燃料噴射装置は、専門誌「ATZ/M
TZ ゾンダーヘフト・モトーア・ウント・ウムベルト(Sonderheft
Motor und Umwelt)1992年、第28頁〜第30頁に基づ
き公知である。この公知の燃料噴射装置では、高圧フィードポンプが高圧蓄え器
をリザーバタンクからの燃料で充填する。高圧蓄え器(Common−Rail
)からは、圧力管路が延びていて、この圧力管路は燃料を供給されるべき内燃機
関の燃焼室に突入した個々の噴射弁に通じている。これらの噴射弁はこの公知の
燃料噴射装置では、第1の通路を介して、噴射弁の弁部材を開放方向で負荷する
第1の圧力室に直接に開口しており、さらに第2の通路を介して、弁部材を閉鎖
方向で負荷しかつ制御室を形成する第2の圧力室に接続可能である。この第2の
通路には、3ポート2位置制御弁が挿入されている。この3ポート2位置制御弁
は弁部材に設けられた制御室を、高圧蓄え器から出発
した圧力管路に接続するか、またはリザーバタンクへの放圧管路に接続する。こ
の3ポート2位置制御弁は電磁弁によって操作される。この電磁弁は内燃機関の
種々の運転パラメータを処理する電子制御装置によって制御される。
噴射弁は制御室と高圧蓄え器との接続によって閉鎖状態に保持される。このた
めには、弁部材の、制御室に突入した受圧面が、第1の圧力室に突入した、開放
方向における受圧面よりも大きく形成されている。
噴射弁において噴射を行ないたい場合、制御弁は制御室を放圧管路に接続する
ので、制御室内の高圧はこの放圧管路を介してリザーバタンクへ放圧される。こ
の場合、噴射経過を制御するためには、さらに絞りが放圧管路に設けられている
。制御室内での圧力の減少により、高圧蓄え器に常時接続された第1の圧力室内
の圧力に基づき、弁部材の開放行程運動が生ぜしめられるので、噴射弁に設けら
れた噴射横断面は開制御される。この噴射横断面を介して燃料は高い圧力で内燃
機関の燃焼室に噴射される。噴射は制御弁を再び切り換えかつ制御室を高圧蓄え
器に接続することによって終了される。この接続の経過において、再び制御室内
に燃料高圧が形成されるので、弁部材は閉鎖位置へ戻される。しかし、この公知
の燃料噴射装置には、次のような欠点がある。すなわち、内燃機関の停止後でも
システム内には高い燃料圧が長時間維持されてしまい
、このことは保守作業もしくは修理作業を極めて危険にするので、公知のシステ
ムは通常の安全性要件を満たしていない。
発明の利点
請求項1の特徴部に記載の、燃料噴射装置内の燃料圧を減圧させるための本発
明による方法は、次のような利点を持っている。すなわち、内燃機関の停止後に
高圧蓄え器および高圧蓄え器に接続されたシステム内の高圧を、危険のない低い
圧力レベルにまで減圧させることが可能となる。このことは、システム内に既存
の構成部分を用いて行なわれるので、公知の別の手段とは異なり、付加的な圧力
弁や別な管路は必要とならない。このことは、特に製造手間を減少させ、ひいて
は噴射装置のコストをも減少させる。
圧力の放圧はこの場合、制御弁と、噴射弁の圧力室とを介してリザーバタンク
へ行なわれると有利である。このためには、内燃機関の停止後に電子制御装置に
おいて、制御弁を操作する電磁弁の別の制御可能性が設定されるだけで済む。制
御弁の制御はこの場合、弁部材の持ち上げのために必要となる圧力が噴射弁に形
成され得ないように短時間で行なわれる。このことは、構造に応じて弁部材に設
けられた制御室の短時間の放圧によるか、または開放方向で弁部材に作用する圧
力室の短時間の圧力負荷によって行なわれる。この放圧もしくは圧力負荷に続い
て、制御室の再充填もしく
は圧力室の放圧が行なわれるので、放圧管路を介して高圧を連続的にリザーバタ
ンクへ減圧させることができる。この場合、制御弁のできるだけ短時間の制御を
達成するためには、電子制御装置が電磁弁を高い周波数で制御する。この高い周
波数は2つの部分から成る制御(前噴射、主噴射)および高い機関回転数の想定
により達成されると有利である。この場合、内燃機関の全ての噴射弁がこの放圧
過程に関与されている。個々の制御弁の制御は順次に、有利には個々のシリンダ
の点火順序で行なわれる。
この場合、燃料が管路システムから逃出し得るが、しかし噴射は行なわれない
ように極めて短時間に制御時間が設定されることを保証するためには、放圧過程
時に高圧システム内の圧力が少なくとも1つの圧力センサによって監視される。
この圧力センサは電子制御装置に接続されており、電子制御装置は制御弁を操作
する電磁弁の制御時間を、存在するシステム圧に適合させる。このような適合に
より、放圧時間を短縮することが可能となるので有利である。なぜならば、シス
テム内の比較的低い圧力では電磁弁の制御時間を既に延長することができるから
である。
本発明の対象の別の利点および有利な構成は実施例の説明、図面および請求の
範囲に記載されている。
図面
以下に、燃料を供給されるべき内燃機関の停止後に
燃料圧を減圧させるための方法を実施するための本発明による燃料噴射装置の3
つの実施例を図面につき詳しく説明する。
第1図は、第1実施例を概略的に示しており、この場合、噴射弁が、互いに逆
方向で噴射弁の弁部材に作用する2つの圧力室を有しており、両圧力室のうち第
1の圧力室が高圧システムに常時接続されており、弁部材の行程運動を制御する
第2の圧力室が、3ポート2位置制御弁によって高圧システムまたはリザーバタ
ンクに接続可能である。
第2図は、第2実施例を第1図と同様の概略図で示しており、この場合、第2
の圧力室が2ポート2位置制御弁によってリザーバタンクに接続可能である。
第3図は、第3実施例を概略図で示しており、この場合、弁部材をばね力に抗
して開放方向で負荷する唯一つの圧力室しか設けられおらず、この圧力室が3ポ
ート2位置制御弁によって高圧システムまたはリザーバタンクに接続可能である
。
第4図は、電磁弁の制御信号の時間、電磁弁ニードル行程の時間およびシステ
ム内の圧力が時間との関係で示されている線図である。
実施例の説明
第1図に示した第1実施例による燃料噴射装置では、圧力制御可能な高圧フィ
ードポンプ1が燃料をリザーバタンク5から高い圧力で圧送管路3を介して高圧
蓄え室7(Common Rail)に圧送する。この高圧蓄え室7からは、噴
射個所の数に対応する複数の圧力管路9が導出されて、燃料を供給されるべき内
燃機関の燃焼室に突入した個々の噴射弁11に通じている。
噴射弁11は、ガイド孔13内で軸方向に移動可能なピストン状の弁部材15
を有している。この弁部材15の一方の端部は、円錐状の弁シール面17を備え
ている。この弁シール面17で弁部材15は噴射弁11のハウジング21に設け
られた弁座面と協働する。この場合、公知の形式で噴射開口(図示しない)が下
流側で弁座19に続いている。弁部材15は、ガイド孔13の内部に形成された
2つの圧力室に突入している。両圧力室のうち、弁部材15を開放方向で負荷す
る第1の圧力室23は、弁部材15の横断面減小部によって形成されている。こ
の第1の圧力室23は、圧力管路9に開口した圧力通路25を介して高圧蓄え室
7に常時接続されていて、公知の形式で弁部材15とガイド孔13との間の環状
ギャップを介して弁座19にまで続いている。弁部材15は真ん中の範囲で、燃
料高圧に対してシールされたばね室26を貫通している。このばね室26には、
弁部材15を閉鎖方向で負荷する弁ばね28が配置されている。
弁部材15の、弁座19とは反対の側の端部は、横断面拡大部を有している。
この横断面拡大部の、弁座
19とは反対の側の端面27は、制御室29を形成して弁部材15を閉鎖方向で
負荷する第2の圧力室を仕切っている。この第2の圧力室は接続通路30を介し
て3ポート2位置制御弁31に接続されている。この3ポート2位置制御弁31
は制御室29を、放圧室として働くリザーバタンク5に通じた、絞り33を有す
る放圧管路35に接続するか、または高圧蓄え室7の圧力管路9に接続する。こ
の場合、絞りを有しない放圧管路も同じく可能である。3ポート2位置制御弁3
1は電磁石37によって操作され、この電磁石37は電子制御装置39によって
制御される。この電子制御装置39は、燃料を供給されるべき内燃機関の、セン
サ41を介してこの電子制御装置39に供給される種々の運転パラメータ(回転
数、アクセルペダル位置等)を処理する。この場合、高圧システム内部の圧力を
も検出して、処理できるようにするために、さらに高圧蓄え室7に圧力センサ4
3が挿入されている。
この燃料噴射装置は内燃機関の運転時に公知の形式で作動する。この場合、高
圧フィードポンプ1はまず高圧蓄え室7を高い圧力下にある燃料で充填する。こ
の燃料高圧は圧力管路9を介して個々の噴射弁11にまで伝播して、この場所で
第1の圧力室23を負荷する。弁部材15は弁ばね28のばね力と、3ポート2
位置制御弁31によって圧力管路9に接続された制御室29内の圧力とに基づき
、噴射弁11の閉じられた
状態において弁座19に接触保持される。この場合、弁部材15の、制御室29
に突入した端面27は、第1の圧力室23を仕切る環状肩部よりも大きく形成さ
れている。
噴射弁11で燃料噴射を行ないたい場合には、制御室29が3ポート2位置制
御弁31によって放圧管路35に接続されるので、制御室29内の圧力はリザー
バタンク5へ放圧される。その結果、開放方向で弁部材15に作用する、圧力室
23内の圧力は閉鎖方向で弁部材15に作用する力を上回るので、弁部材15は
弁座19から持ち上がり、燃料が噴射開口を介して噴射される。この場合、絞り
33の寸法設定により制御室29の放圧過程、ひいては弁部材15の開放行程運
動に影響を与えることができる。
噴射過程の終了は3ポート2位置制御31を再び切り換えることにより行なわ
れる。この3ポート2位置制御弁31は制御室29を再び圧力管路9に接続する
ので、制御室29には再び弁部材15を弁座19に戻す高圧が形成される。
第4図に示した線図につき、内燃機関の停止後の高圧蓄え室7および圧力管路
9における、本発明による減圧法に関して説明する。第4図には、電磁石37の
制御信号の時間(MV)と、電磁石37によって操作される3ポート2位置制御
弁31のニードル行程(NH)と、高圧蓄え室7における圧力経過(ΔP)とが
時間(t)との関係で示されている。この場合、電子制御装置39は燃料を供給
されるべき内燃機関の停止後に電磁石37を高い周波数で制御する。このような
周波数は、たとえば分割された制御(前噴射および主噴射)によって達成するこ
とができる。電磁石37を短時間通電することにより、3ポート2位置制御弁3
1の、この電磁石37によって操作される弁部材は弾道状のニードル行程(NH
)しか実施しないので、この3ポート2位置制御弁31は制御室29と放圧管路
35との間の接続を完全には開放しない。こうして、噴射弁11の弁部材15を
弁座19から持ち上げるために圧力室23に対する差圧が十分となる程度にまで
は制御室29内の圧力が低下しないことが保証される。制御室29と放圧管路3
5との接続のこのような短時間の開制御により、燃料高圧の一部は制御室29か
らリザーバタンク5へ放圧される。このような短時間の開制御の後に、制御室2
9は再び圧力管路9に接続されて、高いシステム圧で充填される。
制御室29と放圧管路35とのこのような短時間の開制御は、高圧蓄え室7内
の燃料高圧が規定の値(ΔP)にまで低下するまで行なわれる。個々の噴射弁1
1は順次に制御され、このことは、たとえば内燃機関の個々のシリンダの点火順
序で行なうことができる。
減圧の過程は圧力センサ43を介して電子制御装置39によって監視される。
この電子制御装置39は高
圧蓄え室7内に存在する圧力に関連して3ポート2位置制御弁31の制御時間を
調整する。電磁石37は高い圧力の場合に、低い圧力の場合よりも短時間で制御
されるので、最適な排出時間が得られると同時に、燃料噴射も確実に回避され得
る。
本発明による方法を実施するための、第2図に示した第2実施例による燃料噴
射装置は、噴射弁11に設けられた制御室29と、圧力管路9および放圧管路3
5との接続形式ならびに制御弁の構造の点においてのみ、第1図に示した第1実
施例と異なっている。第2実施例では、制御弁が2ポート2位置制御弁45とし
て形成されており、制御室29と放圧管路35との接続を開制御もしくは閉制御
する。制御室29は第1の絞り個所47を有する接続管路49を介して圧力管路
9に接続されている。2ポート2位置制御弁45に通じた接続通路30には、第
2の絞り個所51が挿入されており、この第2の絞り個所51の設定により、制
御室29からリザーバタンク5への燃料の流出過程、ひいては弁部材15の開放
行程運動が調節可能となる。
第2実施例による燃料噴射装置は第1実施例の場合と同様に作動する。この場
合、内燃機関の運転時に制御室29と放圧管路35との接続が、電磁石37によ
って制御される2ポート2位置制御弁45によって開放されることに基づき、弁
部材15は弁座19から持
ち上げられて、噴射過程が行なわれる。
内燃機関の停止後の高圧蓄え室7の減圧は、第1実施例で説明したように制御
室29と放圧管路35との接続の短時間の開制御により行なわれるので、制御室
29を高圧蓄え室7から常時、後充填することにより、高圧蓄え室7の圧力を低
下させることができる。この場合にも、制御室29の圧力の放圧は極めて短時間
でしか行なわれず、しかもこの場合、それぞれ噴射弁11において噴射が行なわ
れない程度にしか実施されない。
第3図に示した第3実施例による燃料噴射装置は噴射弁11に設けられた、弁
部材15に作用する1つの圧力室323しか有していない。この圧力室323の
、3ポート2位置制御弁31によって制御される、高圧蓄え室7の圧力管路9と
の接続を介して、公知の形式で弁部材15の開放行程が、弁ばね28のばね力に
抗して行なわれ、ひいては噴射弁11の開放が行なわれる。それに対して、圧力
室323と放圧管路35との接続が行われると、圧力の放圧が行なわれ、ひいて
は噴射弁11の閉鎖が行なわれる。この場合、放圧管路35に挿入された圧力弁
53により、圧力室323内の規定の標準圧が保証される。内燃機関の停止後の
高圧蓄え室7における燃料高圧の減圧は、第3実施例では圧力室323と圧力管
路9との短時間の接続により行なわれる。しかしこの接続はやはり、一面では噴
射のために必要となる圧力室323内の圧力が形成され得ないように、他面では
圧力が放圧管路35に設けられた圧力弁53の開放圧よりも高くなるように短時
間で行なわれる。これにより、既に説明したように、3ポート2位置制御弁31
を数回制御することによって放圧蓄え室7内の高圧を圧力弁53の開放圧にまで
減少させることができる。
したがって、本発明による方法を用いると、コストのかかる付加的な圧力弁を
設けることなしに、燃料を供給されるべき内燃機関の停止後の噴射システムにお
いて、安全性の理由から必要となる減圧を可能にすることができる。Detailed Description of the Invention
The fuel pressure in the fuel injector
Method for decompressing
Background technology
The invention relates to a fuel for use in an internal combustion engine of the type described in the preamble of claim 1.
Depart from the injector. A fuel injection device of this type is available from the specialized magazine "ATZ / M".
TZ Sonderheft Motoa und Umberto (Sonderheft
Motor und Umwelt) 1992, pp. 28-30
It is well known. In this known fuel injector, the high pressure feed pump is a high pressure accumulator.
With fuel from the reservoir tank. High voltage accumulator (Common-Rail)
) From which a pressure line extends which is to be supplied with fuel by the internal combustion engine.
It leads to the individual injection valves that plunge into the combustion chamber of Seki. These injection valves are
In the fuel injection device, the valve member of the injection valve is loaded in the opening direction via the first passage.
Directly opens to the first pressure chamber and closes the valve member via the second passage
It is connectable to a second pressure chamber which loads in the direction and forms a control chamber. This second
A 3-port 2-position control valve is inserted in the passage. This 3 port 2 position control valve
Leaves the control room on the valve member from a high-pressure accumulator
Connected to the pressure line, or to the pressure relief line to the reservoir tank. This
The 3-port 2-position control valve is operated by a solenoid valve. This solenoid valve is
It is controlled by an electronic control unit which processes various operating parameters.
The injection valve is kept closed by the connection between the control chamber and the high-pressure accumulator. others
To open the valve member, the pressure-receiving surface of the valve member that protrudes into the control chamber protrudes into the first pressure chamber.
It is formed larger than the pressure receiving surface in the direction.
The control valve connects the control chamber to the pressure relief line when it is desired to inject at the injection valve.
Therefore, the high pressure in the control chamber is released to the reservoir tank through this pressure release line. This
In the case of, in order to control the injection process, a throttle is further provided in the pressure release line.
. The first pressure chamber that is always connected to the high pressure accumulator due to the decrease in pressure in the control chamber
Since the opening stroke motion of the valve member is generated based on the pressure of
The opened injection cross section is controlled to open. Through this injection cross section, the fuel is
It is injected into the combustion chamber of the engine. The injection switches the control valve again and stores high pressure in the control chamber.
It is terminated by connecting to the vessel. In the course of this connection, again in the control room
Since a high fuel pressure is created at the valve member, the valve member is returned to the closed position. But this public
The fuel injection device described above has the following drawbacks. That is, even after the internal combustion engine has stopped
High fuel pressure is maintained in the system for a long time
However, this makes maintenance or repair work extremely dangerous, and
System does not meet normal safety requirements.
Advantages of the invention
The present invention for reducing the fuel pressure in the fuel injection device according to the characteristic part of claim 1.
The Ming method has the following advantages. That is, after stopping the internal combustion engine
The high pressure in the high-pressure accumulator and the system connected to the high-pressure accumulator,
It is possible to reduce the pressure to the pressure level. This is already present in the system
Since it is carried out using the components of the
No valves or separate lines are needed. This particularly reduces the manufacturing effort and thus
Also reduces the cost of the injector.
The pressure relief is in this case achieved via the control valve and the pressure chamber of the injection valve in the reservoir tank.
Advantageously, To do this, the electronic control unit
Here, only another controllability of the solenoid valve operating the control valve needs to be set. System
The control of the control valve is such that the pressure required to lift the valve member is applied to the injection valve.
It is done in a short time so that it cannot be done. This depends on the structure of the valve member.
Pressure exerted on the valve member due to a short release of pressure in the control chamber or in the opening direction.
This is done by a brief pressure load on the force chamber. Following this pressure release or pressure load
Refilling the control room
Since the pressure is released from the pressure chamber, the high pressure is continuously supplied to the reservoir via the pressure release line.
The pressure can be reduced to the link. In this case, control the control valve as quickly as possible.
To achieve this, the electronic controller controls the solenoid valve at a high frequency. This high lap
Wave number control with two parts (pre-injection, main injection) and high engine speed assumption
Advantageously, In this case, all the injection valves of the internal combustion engine are
Be involved in the process. The control of the individual control valves is carried out sequentially, preferably individual cylinders.
The ignition sequence is as follows.
In this case, fuel can escape from the line system, but no injection takes place
In order to ensure that the control time is set to an extremely short time,
Sometimes the pressure in the high pressure system is monitored by at least one pressure sensor.
This pressure sensor is connected to the electronic control unit, which operates the control valve.
The control time of the solenoid valve is adjusted to the existing system pressure. For such a fit
This is advantageous because the pressure release time can be shortened. Because Sith
Because the control time of the solenoid valve can already be extended at a relatively low pressure in the system
It is.
Further advantages and advantageous configurations of the subject matter of the invention can be found in the description of the embodiments, the drawings and the claims.
Listed in the range.
Drawing
After the stop of the internal combustion engine to be fueled,
3 of a fuel injector according to the invention for carrying out a method for reducing the fuel pressure
One embodiment will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 schematically shows a first embodiment, in which the injection valves are
Has two pressure chambers that act on the valve member of the injection valve in the direction of
One pressure chamber is constantly connected to the high pressure system to control the stroke movement of the valve member.
The second pressure chamber is a three port, two position control valve to allow the high pressure system or reservoir
Can be connected to the link.
FIG. 2 shows a second embodiment in a schematic view similar to that of FIG.
The pressure chamber can be connected to the reservoir tank by a 2-port 2-position control valve.
FIG. 3 shows a schematic diagram of a third embodiment, in which the valve member is resisted against spring force.
Since there is only one pressure chamber that loads in the opening direction, this pressure chamber has 3 ports.
Can be connected to a high pressure system or reservoir tank by a two-position control valve
.
FIG. 4 shows the solenoid valve control signal time, solenoid valve needle stroke time and system.
FIG. 4 is a diagram showing the pressure in the frame as a function of time.
Description of the embodiment
The fuel injection system according to the first embodiment shown in FIG.
The fuel pump 1 pressurizes the fuel from the reservoir tank 5 at a high pressure through the pumping line 3
It is pumped to the storage chamber 7 (Common Rail). From this high-pressure storage chamber 7,
A plurality of pressure lines 9 corresponding to the number of injection points should be led out and supplied with fuel.
It communicates with each injection valve 11 that has entered the combustion chamber of the combustion engine.
The injection valve 11 includes a piston-shaped valve member 15 that is movable in the guide hole 13 in the axial direction.
have. One end of this valve member 15 is provided with a conical valve sealing surface 17.
ing. With this valve sealing surface 17, the valve member 15 is mounted on the housing 21 of the injection valve 11.
Co-operate with the valve seat surface. In this case, the injection opening (not shown) is
It continues to the valve seat 19 on the flow side. The valve member 15 is formed inside the guide hole 13.
It rushes into two pressure chambers. Of the two pressure chambers, the valve member 15 is loaded in the opening direction.
The first pressure chamber 23 is formed by the cross-section reduced portion of the valve member 15. This
The first pressure chamber 23 of the high pressure storage chamber 23 is connected via the pressure passage 25 opened to the pressure pipe 9.
7, which is always connected to the ring 7, between the valve member 15 and the guide hole 13 in a known manner.
It continues to the valve seat 19 through the gap. The valve member 15 is burned in the middle range.
It passes through a spring chamber 26 which is sealed against high pressure. In this spring chamber 26,
A valve spring 28 is arranged which loads the valve member 15 in the closing direction.
An end portion of the valve member 15 on the side opposite to the valve seat 19 has a cross section enlarged portion.
The seat of this enlarged cross section
The end face 27 opposite to 19 forms a control chamber 29 to close the valve member 15 in the closing direction.
The second pressure chamber to be loaded is partitioned. This second pressure chamber is connected via the connection passage 30.
Connected to the 3-port 2-position control valve 31. This 3 port 2 position control valve 31
Has a throttle 33 which leads the control chamber 29 to the reservoir tank 5 which acts as a pressure relief chamber
To the pressure release line 35, or to the pressure line 9 of the high pressure storage chamber 7. This
In the case of, a pressure relief line without a throttle is likewise possible. 3 port 2 position control valve 3
1 is operated by an electromagnet 37, which is controlled by an electronic control unit 39.
Controlled. This electronic control unit 39 is a sensor for the internal combustion engine to be supplied with fuel.
Various operating parameters (rotation
Number, accelerator pedal position, etc.). In this case, the pressure inside the high pressure system
In order to detect and process also the pressure sensor 4 in the high pressure storage chamber 7.
3 is inserted.
This fuel injector operates in a known manner when the internal combustion engine is operating. In this case, high
The pressure feed pump 1 first fills the high pressure storage chamber 7 with fuel under high pressure. This
The high fuel pressure of the fuel propagates through the pressure line 9 to the individual injection valves 11, where
The first pressure chamber 23 is loaded. The valve member 15 receives the spring force of the valve spring 28 and the 3 port 2
Based on the pressure in the control chamber 29 connected to the pressure line 9 by the position control valve 31
, Injection valve 11 closed
In the state, it is held in contact with the valve seat 19. In this case, the control chamber 29 of the valve member 15
The end surface 27 projecting into the inner wall of the first pressure chamber 23 is formed larger than the annular shoulder portion.
Have been.
When it is desired to inject fuel with the injection valve 11, the control chamber 29 has a 3-port 2-position control.
Since the control valve 31 is connected to the pressure release line 35, the pressure in the control chamber 29 is reserved.
The pressure is released to the batank 5. As a result, the pressure chamber acting on the valve member 15 in the opening direction
Since the pressure in 23 exceeds the force acting on the valve member 15 in the closing direction, the valve member 15
Lifted from the valve seat 19, fuel is injected through the injection opening. In this case, the aperture
By setting the dimension of 33, the pressure release process of the control chamber 29, and thus the opening stroke operation of the valve member 15.
Can influence movement.
The injection process is ended by switching the 3-port 2-position control 31 again.
It is. This 3-port 2-position control valve 31 connects the control chamber 29 to the pressure line 9 again.
Therefore, a high pressure for returning the valve member 15 to the valve seat 19 is formed in the control chamber 29 again.
According to the diagram shown in FIG. 4, the high pressure storage chamber 7 and the pressure line after the internal combustion engine is stopped
The decompression method according to the present invention in No. 9 will be described. In FIG. 4, the electromagnet 37
Control signal time (MV) and 3-port 2-position control operated by electromagnet 37
The needle stroke (NH) of the valve 31 and the pressure course (ΔP) in the high pressure storage chamber 7 are
It is shown in relation to time (t). In this case, the electronic control unit 39 supplies the fuel
After stopping the internal combustion engine to be performed, the electromagnet 37 is controlled at a high frequency. like this
The frequency can be achieved, for example, by split control (pre-injection and main-injection).
Can be. By energizing the electromagnet 37 for a short time, the 3-port 2-position control valve 3
1, the valve member operated by the electromagnet 37 is a ball-like needle stroke (NH
), The 3-port, 2-position control valve 31 is installed in the control chamber 29 and the pressure release line.
Do not completely open the connection with 35. Thus, the valve member 15 of the injection valve 11
To the extent that the pressure differential against the pressure chamber 23 is sufficient to lift it from the valve seat 19.
Ensures that the pressure in the control chamber 29 does not drop. Control room 29 and pressure relief line 3
Due to such short-time open control of the connection with No. 5, a portion of the high pressure of the fuel is controlled by the control chamber 29.
Pressure is released to the reservoir tank 5. After such short-time opening control, the control room 2
9 is again connected to the pressure line 9 and filled with high system pressure.
Such a short-time opening control of the control chamber 29 and the pressure release pipe 35 is performed in the high pressure storage chamber 7.
Is continued until the fuel high pressure of is reduced to a specified value (ΔP). Individual injection valve 1
1 are controlled in sequence, which means, for example, the ignition sequence of the individual cylinders of an internal combustion engine.
You can do it in the beginning.
The depressurization process is monitored by the electronic control unit 39 via the pressure sensor 43.
This electronic control unit 39 is
The control time of the 3-port 2-position control valve 31 is related to the pressure existing in the pressure accumulating chamber 7.
adjust. The electromagnet 37 controls at high pressure in less time than at low pressure
As a result, an optimum discharge time can be obtained and at the same time fuel injection can be reliably avoided.
You.
A fuel injection according to a second embodiment shown in FIG. 2 for carrying out the method according to the invention.
The injection device includes a control chamber 29 provided in the injection valve 11, a pressure line 9 and a pressure release line 3.
5 only in terms of the connection type with 5 and the structure of the control valve.
It is different from the example. In the second embodiment, the control valve is the 2-port 2-position control valve 45.
The control chamber 29 and the pressure release pipe 35 are connected to each other by open control or closed control.
I do. The control chamber 29 is connected to the pressure line via a connecting line 49 having a first throttling point 47.
9 is connected. In the connection passage 30 leading to the 2-port 2-position control valve 45,
The second throttle point 51 is inserted, and the setting of the second throttle point 51 controls
The fuel outflow process from the chamber 29 to the reservoir tank 5, and thus the valve member 15 is opened.
Adjustable stroke movement.
The fuel injection device according to the second embodiment operates in the same manner as in the first embodiment. This place
When the internal combustion engine is operating, the connection between the control room 29 and the pressure release pipe 35 is made by the electromagnet 37.
Based on being opened by the 2-port 2-position control valve 45 controlled by
The member 15 is held from the valve seat 19.
It is lifted and the injection process is performed.
The decompression of the high pressure storage chamber 7 after the internal combustion engine is stopped is controlled as described in the first embodiment.
Since the connection between the chamber 29 and the pressure release line 35 is controlled by opening for a short time, the control chamber
By constantly refilling the high pressure storage chamber 7 with 29, the pressure in the high pressure storage chamber 7 is reduced.
Can be lowered. Also in this case, the pressure release of the control chamber 29 is extremely short.
In this case, injection is performed in each injection valve 11.
It is carried out only to the extent that it is not possible.
The fuel injection device according to the third embodiment shown in FIG.
It has only one pressure chamber 323 acting on the member 15. Of this pressure chamber 323
And the pressure line 9 of the high-pressure storage chamber 7 controlled by the 3-port 2-position control valve 31
The open stroke of the valve member 15 is connected to the spring force of the valve spring 28 in a known manner via
Against this, the injection valve 11 is opened. On the contrary, pressure
When the chamber 323 and the pressure release line 35 are connected, pressure is released, and
The injection valve 11 is closed. In this case, the pressure valve inserted in the pressure relief line 35
53 ensures a defined standard pressure in the pressure chamber 323. After stopping the internal combustion engine
In the third embodiment, the pressure of the fuel high pressure in the high pressure storage chamber 7 is reduced by the pressure chamber 323 and the pressure pipe.
This is done by a short connection with the path 9. However, this connection is still on one side
On the other side, so that the pressure in the pressure chamber 323 needed for the firing cannot be built up.
In order to make the pressure higher than the opening pressure of the pressure valve 53 provided in the pressure relief pipe 35,
Done between. Thereby, as already described, the 3-port 2-position control valve 31
By controlling the pressure several times, the high pressure in the pressure release storage chamber 7 is increased to the opening pressure of the pressure valve 53.
Can be reduced.
Therefore, with the method according to the invention, additional pressure valves, which are costly, are added.
Without providing the injection system after the stop of the internal combustion engine to be supplied with fuel.
In addition, it is possible to reduce the pressure required for safety reasons.