【発明の詳細な説明】
車両用アンチロックブレーキシステムコントロールユニット
及び油圧コントロールバルブ並びにそれらの製造法
技術分野
本発明は、アンチロックブレーキコントロールユニットに関し、特には車両用
アンチロックブレーキコントロールユニットに関するもので、本発明はそれらの
デザイン並びにソレノイド駆動型バルブユニットの製造法も包含するものである
。
背景技術
今日生産されている自動車の多くは、車両のホイールがブレーキを突然かけた
場合にロックしてしまわないようにアンチロックブレーキのサブシステムを含め
た油圧ブレーキシステムを備えている。アンチロックブレーキシステム(ABS
)は、最近10年程において車両の安全性の面で非常に大きな進歩発展をもたら
したと多くの人々に考えられており、現在多くの車両に標準的に装備することが
求められている。
殆どのタイプのABSは、単一の油圧コントロールユニット、通常アルミニウ
ム製のブロック型のユニットを含むもので、そこにはブレーキシステムにアンチ
ロックブレーキ機能を付与するに必要な構成要素のすべてが入れられている。こ
のものは、特定のホイールブレーキをブレーキペダル及びマスターシリンダーを
介して加えられる制動力から隔離するためのソレノイド駆動型遮断バルブを含ん
でいるものである。そのものはさらにソレノイド駆動型ホールド/ダンプバルブ
を含んでいるもので、そのソレノイド駆動型ホールド/ダンプバルブはそれぞれ
のホイールブレーキのブレーキ圧を減らすために開いており、それによってブレ
ーキがホイールを固定することを緩和するようにするものである。そのものはさ
らに少数の低圧アキュームレーターと、制御された制動操作の間、補助のブレー
キ圧をホイールに供給するためのポンプとを含んでいるものである。
こうした構成要素のすべては、単一のコントロールユニットの中に配置されて
おり、該コントロールユニットはアルミニウム製のブロックで、そのアルミニウ
ム製のブロックは典型的にはその構成部品を収容し且つ油圧システムの循環を完
遂するためバルブ、アキュームレーター及びポンプの間での流体の伝送をなすた
めに必要とされることから、穴が開けられている。その結果、該コントロールユ
ニットは、それを製造する場合かなり大きなサイズで且つ複雑なものとなってい
る。
そのサイズ、重さに関して、そしておそらくより重要なことには詰め込んで入
れるという観点で、そのサイズを完全に小さなものにすることが望まれている。
これまではソレノイド駆動型遮断バルブ及びホールド/ダンプバルブを該ブロッ
クに固定せしめるように、そして該バルブのソレノイドの部分を該コントロール
ユニットの電気的なコントロール部分に組み合わせるように該ブロックの実質的
なスペースが必要とされていた。
製造するには複雑なものであるということに関しては、かなりの数の機械加工
処理が必要であるという点がある。これらの機械加工における必要なことのうち
、コントロールバルブを収容するように穴(bore)のそれぞれをねじ切り加
工することが挙げられる。典型的には一つのABSユニットのためにはそれぞれ
別々の12個のねじ切り加工処理が必要である。
同様に、コントロールバルブのそれぞれも同じようにねじ切り加工されねばな
らない。その上さらに該遮断コントロールバルブ及びホールド/ダンプバルブを
デザインし製造する場合、内部のバルブシートとポールピースとをねじ切りされ
た接続具により外側の同心状のバルブ胴体又はスリーブに固定し、それにより単
一のバルブを製造するにあたり2回の追加のねじ切り加工処理が必要となるため
、それに備えておくことは標準的に行われることである。製造工程の一部として
のそのねじ切りカッティング処理することを無くすことは、現在の実施技術上有
意な目的となるものであり、進歩がもたらされることになるものなのである。先
行技術の一つであるように上記してあるタイプの代表的なコントロールバルブに
ついては本明細書添付の図面の図2に示してある。本願発明の出願人に係わる米
国特許第4,828,335号明細書においてそうした同じ一般構造のものを
見ることができる。該米国特許第4,828,335号明細書の記載は、先行技
術におけるABSコントロールバルブ装置並びにその製造方法を教示するものと
して本明細書の記載のうちに含められるものである。
該コントロールユニットのサイズに寄与するその他の要因としては、ソレノイ
ドスリーブ及び連合された(associated)コイルを覆っているスライ
ドにぴったり合うようにされたスチール製ケース(casing)は、これまで
該コントロールユニットの中にそれを設置するより先に、そして最終的な組立工
程の一部としてソレノイドスリーブを覆うように取付けられている電気コントロ
ールモジュールより先に、該バルブに固定されるように作られるということがあ
る。上記米国特許第4,828,335号明細書に示されているように、該ケー
スをバルブ胴体部分にクリンプする(crimp)ことができる。このクリンプ
加工処理することを無くすこと及び該ケースがそれ単独であるいは電気コントロ
ールモジュールの一部として該バルブの外側本体部分の上にスリップフィットす
ることができるようにされることも知られている。というのはいずれの場合も該
ケースは、バルブ胴体のフラックスリング部と物理的に接触していることになる
からである。
バルブ胴体のフラックスリング部の外側の上にあり、直径方向に関して正反対
に置かれている2個のピンホールを含むようにバルブ胴体の頭部をソケットレン
チで動くような構造とし、それによりスパナーレンチを用いるとコントロールユ
ニット内のねじ切りされたバルブ胴体のホーム部を動かすことができるが、そう
したソケットレンチで動くような構造を排除することも知られている。
発明の開示
本発明は、バルブ構成部材のどんな部分をもお互いにしっかり固定するため、
あるいはコントロールバルブをABSコントロールユニットにしっかり固定する
場合に、ねじ切り加工された構成材とする必要はないようにデザインされたこと
を特徴とする、車両用アンチロックブレーキコントロールユニットのためのコン
トロールバルブについてのものである。
また本発明は、そのデザイン自体並びにそのバルブを構築する方法が、実質的
に粒子状物(例えば、機械加工で出る削りクズ)が形成されるのを減らしたり、
あるいは無くしたりし、そして該コントロールバルブの中に粒子状物がトラップ
されることを減らしたりするか、あるいは無くしたりしてあることを特徴とする
、上記したようなコントロールバルブについてのものである。
また本発明は、コントロールユニットの壁の上の表面の面積が最小限の面積を
占めるようになされ、そしてそれによってコントロールユニットの全体のサイズ
を最小のものとするようにされているコントロールユニット中に、コントロール
バルブを設置することができるようデザインされているものであることを特徴と
する、上記したようなコントロールバルブについてのものである。
本発明は、さらにコントロールバルブをコントロールユニット中に配置するこ
とを少ない時間で行うことができ、そして2つのバルブあるいはそれ以上のバル
ブ(すべてのバルブを含んでよい)を該コントロールユニットにしっかりと固定
するところの共通した手段によって個々のコントロールバルブをハウジングの中
に適切に取り付けることができるように構成されていることを特徴とする、上記
したようなコントロールバルブについてのものである。
また本発明は、コントロールユニット内のコントロールバルブ穴の中に収容さ
れるリテイニングフランジ(保持フランジ)をバルブ胴体に付設してあり、そこ
では該リテイニングフランジは環状のスナップリングによって該穴の中にバルブ
胴体を保持するように働いていることを特徴とする、上記したようなコントロー
ルバルブ構造物についてのものである。
本発明は、さらに、バルブ胴体のフラックスリング部を別々の環状のリング部
材として構築してあり、それによりスナップリング係合リテイナーフランジが最
低限の直径のものとなり、さらにそれによりコントロールユニット内のコントロ
ールバルブのための必要な全体的なスペースを減らすことを可能にすることを特
徴とする、上記したようなコントロールバルブについてのものである。
さらに本発明は、連合されている電子式コントロールモジュールのケース及び
コイルと別々の環状のフラックスリングをサブ結合しているように構成してあり
、それによりサブアセンブリーをそれぞれのコントロールバルブのソレノイドス
リーブの上にぴったり合うように、そしてコントロールユニットの最終組立体(
アセンブリー)の部分として該バルブ胴体の小さくなった直径部分の上でぴった
り合うようにできるものであることを特徴とする、上記したようなソレノイド駆
動型油圧コントロールバルブについてのものである。
さらに本発明は、コントロールバルブ穴を持つ車両用アンチロックブレーキシ
ステムコントロールユニットのためのコントロールバルブについてのもので、そ
こでは該コントロールバルブはそこの中で動くことのできるアーマチュアを持っ
ているスリーブと、該アーマチュアを動かすためのスリーブを取り囲んでいるコ
イル(該コイルは内径と外径を持っている)と、そして内側エンド部と外側エン
ド部とを持っているバルブ胴体(該外側エンド部は該スリーブについており、該
内側エンド部はハウジングのコントロールバルブ穴の中に置かれており、コント
ロールユニット中の複数のコントロールバルブの間に最小限のスペースをとるこ
とがバルブ胴体の外径により制限されるものでないように、該バルブ胴体は該コ
イルの外径より何ら大きくない外径を持つものである)とを有することを特徴と
するものである。
さらに本発明は、その中にコントロールバルブ穴(bore)を備えたハウジ
ングを持っている車両用アンチロックブレーキシステムコントロールユニットに
ついてのものである。該コントロールバルブは、そこのなかに可動式アーマチュ
アを持っているスリーブ並びに該アーマチュアを動かすためのスリーブを取り囲
んでいるコイルを含有している。該コイルは、内径と外径とを有している。バル
ブ胴体は、第一のエンド部と第二のエンド部を持っている。該第二のエンド部は
該スリーブに付けられたものであり、該第一のエンド部は該ハウジングのコント
ロールバルブ穴の中に配置されているものである。該バルブ胴体は、同軸状に伸
びている貫通する穴を有している。円筒形のポールピースは、該穴の中に収容さ
れ且つ第一のエンド部と第二のエンド部を持っており、一つのエンド部から他の
エンド部までの該ポールピースの同軸状に伸びている流路を有している。流路は
、該アーマチュアに隣接する該第一のエンド部の所で制限を受けており、そして
バルブシートの中で終わっている。該ポールピースは、さらに軸方向に伸びてい
る第二の流路を有しており、その第二の流路は該ポールピースの外側の円周部に
位置せしめられているものであって、該第一のエンド部から該バルブ本体の中に
配置せしめられている出口ポートまで伸びている。該アーマチュアは通常の開い
た状態では該バルブシートをクリアーするようにバイアスされており、それによ
り該入口ポート部から、そして該ポールピースを通り、次に該ポールピースの第
一のエンド部を横切り、さらに該第二の流路を通り、かくして該出口ポート部ま
で流体が伝達されるようになっており、そして該コイルを活性化するようにする
と該アーマチュアは該バルブシートの上で閉じて、いかなるものをも流れないよ
うにさえぎる。該ポールピースはスエージ結合となるように該ポールピースの部
分の上にスエージ加工処理されている該バルブ本体の第一のエンド部により該バ
ルブ胴体の中に固定されて保持されているものである。
本発明は、またその中に収容されている複数のソレノイド駆動型油圧コントロ
ールブレーキを持っているバルブ胴体ハウジングと、該ハウジングにぴったり合
っており且つそこに取り付けられており、そしてケース及びコントロールソレノ
イドのコイル構成要素をそこの中に集積化されている電気式コントロールモジュ
ールとを含有していることを特徴とする車両用アンチロックコントロールユニッ
トについてのもので、好ましくは別々のフラックスリングが各それぞれのケース
に取り付けられ、それによりコイルを保持し、そしてそれぞれのケース/コイル
/フラックスリングのサブユニットがバルブ胴体の小さくされた外径の上をスラ
イドできるように収容されていることを可能にするところの該別々のフラックス
リングを含有していることを特徴とする車両用アンチロックコントロールユニッ
トについてのものである。
本発明は、また上記したコントロールバルブの製造法であって、(a)該貫通
する穴の中に該ポールピースが固定して置かれるまで該ポールピースを該バルブ
胴体の中に挿入する工程、及び(b)該バルブ胴体の該第一のエンド部の少なく
とも一部を、該ポールピースの第一のエンド部と係合するように、半径方向にお
いて内側にスエージ加工処理する工程を含むことを特徴とするコントロールバル
ブの製造方法についてのものである。
本発明の上記目的、その他の目的、特徴、そして利点は、添付の図面と共に下
記の発明を実施するための最良の形態の詳細な記載から容易に明らかである。
図面の簡単な説明
図1は、先行技術において知られているようなそして本明細書中でその技術的
背景を説明するため示されているもので、アンチロックブレーキユニットをその
システムの一部として有している車両用ブレーキシステムの概念図である。
図2は、本発明に従い構成された、ABS油圧コントロールユニット及び連合
された電子的なコントロールモジュールを示し、部分的に断面で示してあるが、
全体を分解組立で示した斜視図である。
図3は、ABSユニットにおいて用いられ、そして先行技術において知られて
いるような通常の遮断バルブを示している断面図である。
図4は、本発明の第一番目の実施態様を示す例に従って構成された、油圧ユニ
ット及び連合されたコントロールバルブを示している完全な断面図である。
図5は、図3と同様に完全な断面図として示してあり、本発明の第二番目の実
施態様を示す例を示している図である。
図6は、図3と同様に完全な断面図として示してあり、本発明の第三番目の実
施態様を示す例を示している図である。
図7は、図3と同様に完全な断面図として示してあり、本発明の第四番目の実
施態様を示す例を示している図である。
図8は、本発明の第五番目の実施態様を示す例を示している完全な断面図であ
る。
図9は、バルブポールピースをスエージ加工処理(swaging)によりバ
ルブ胴体にしっかり取り付ける方法を示している概念図である。
図10及び図11は、図4及び図5のそれぞれの実施態様を示す例にしたがっ
て組み立てられ、かくして本発明の一つの具体的な実施態様に従って組み立てら
れるとその油圧コントロールユニットの全体的なサイズを劇的に減らしているこ
とを視覚的に比較できるようにしてある、連合せしめられたコントロールバルブ
を備えた油圧コントロールユニットの平面図である。
発明を実施するための最良の形態
図1の概念図からわかるように、通常のブレーキシステム(一般的に図では(
10)で示されている)の中には一般的に(12)で示されているアンチロック
ブレーキユニットを含むようにしておくことが一般的な方法である。ABSユニ
ット(12)を除いたブレーキシステム(10)は、ホイールブレーキアッセン
ブリー(例えば、図示されているのはディスクブレーキ)のスレーブシリンダー
(18)に圧力下ブレーキ液を供給するマスターシリンダー(16)に働くブレ
ーキペダル(14)を含むものである。該ABSユニット(12)は、遮断バル
ブ(20)、ホールド/ダンプバルブ(22)、低圧アキュームレーター(24
)、ポンプ(26)、アテニュエーター(減衰器)(28)及びオリフィス(3
0)を含むものである。通常のブレーキ操作(何らホイールのロックが起こって
いない状態)の間、運転者はフット圧をブレーキペダル(14)にかけ、それが
マスターシリンダー(16)をしてアイソレーターバルブ(20)を介して圧力
下ブレーキ液をスレーブブレーキシリンダー(18)に供給せしめることを生起
させ、それによりドライバーにより変えられるブレーキ操作又はドライバーによ
り制御されるブレーキ操作をこのブレーキを介して車両ホイールのうちの一つに
提供する。
もし、センサー(図示されていない)によって該ブレーキがブレーキのロック
状態にあることが検知されたなら、ソレノイド駆動型遮断バルブ(20)は閉じ
られて、さらにブレーキ圧が上昇するのを防止する。次に低圧アキュームレータ
ー(24)に流れていくことを可能にすることによって、ブレーキ圧を減ぜしめ
ることが必要とされてくるとソレノイド駆動型ホールド/ダンプバルブ(22)
は開かれる。ポンプ(26)は低圧アキュームレーターから遮断バルブ(20)
の入口側に流体をポンプ送出する。ロックが止むとホールド/ダンプバルブ(2
2)は閉止され、必要とされると遮断バルブ(20)が開かれ、それにより高圧
の液が再び制御されたブレーキ(18)に加えられる。
さて、図2を参照してみると、参照番号(32)で一般的に示されている本発
明に従って製造された油圧コントロールユニットが示されている。該コントロー
ルユニットは、複数の壁(36)、(38)及び(40)を有している、一般的
に(34)で示されているバルブ本体ハウジング部を含んでいるものである。そ
れはまた最終的な組立体(アセンブリー)中でハウジングにしっかり取り付けら
れるべき一般的には(42)で示されている電気式のコントロールモジュール(
又はCIM)を含んでいる。
電気的に駆動せしめられるポンプ(26)は、制御されたブレーキ操作の間ホ
イールに補助的なブレーキ圧を供与するためのもので、該ハウジング部(34)
の一つの壁から伸びている。ハウジング部の別の壁(38)から伸びている複数
のソレノイド駆動型遮断バルブ(20)及びホールド/ダンプバルブ(22)は
、それぞれ一般的には車両の各ホイールのためのもので、各ホイールブレーキに
加えられたブレーキ液の圧力をコントロールするためそれぞれの軸A、Bに沿っ
てそれぞれ配置されているものである。図面で示されているように、ソレノイド
スリーブ(44)及び各ソレノイド駆動型遮断バルブ及びホールド/ダンプバル
ブのバルブ本体(46)の部分のみが見えるようになっている。各スリーブは該
ハウジングの中に位置している連合されたバルブの残りの部分と共に軸方向に配
置されて存在している。
油圧ブレーキ回路中でブレーキ液を移送するための複数のブレーキライン(4
8)は、該ハウジング(34)の別の壁(40)から伸びている。ブレーキライ
ン(48)は、各ホイールのスレーブブレーキシリンダー(18)か、あるいは
マスターブレーキシリンダー(16)のいずれかに導かれている。
少数の低圧アキュームレーター(24)及びアテニュエーター(28)がこの
同じ壁面(40)から伸びており、それぞれのその機能はABSシステムにおい
てよく知られたもので図1において簡潔に記載されている。
図2はまた複数のケース(47)を示しており、それぞれのケースはコイル(
49)(図示されていない)を取り囲んでおり、そのコイルは電気式のコントロ
ールモジュール(42)の中に入るよう成形されている。コントロールモジュー
ル(42)は遮断バルブ(20)及びホールド/ダンプバルブ(22)がコント
ロールユニットのハウジング部(34)に取り付けられた後、ソレノイド駆動型
遮断バルブ(20)並びにホールド/ダンプバルブのそれぞれのスリーブ(44
)の上を覆うように配置するためのサブアセンブリーである。
図3は先行技術で知られているようなねじ切りされた遮断バルブを示すもので
ある。それは従来技術のものと本発明のものとを比較するために本明細書中で簡
単に記載されている。バルブのデザインのさらに詳しいことは、本願の出願人の
米国特許第4,828,335号明細書を参照することにより明らかとなろう。
該コントロールバルブ(50)は、同心状で同軸的に伸びているバルブステムあ
るいはポールピース(54)を収容するように適合せしめられているシリンダー
状のスリーブ(52)を有している。流路(56)はオリフィス(58)を通っ
てポールピースの中心を通り軸方向に伸び、そこからポールピースのエンド部を
横切るよう半径方向に伸び、そしてそこからポールピースの外側円周部に向けて
開いている溝切りされた通路(60)に沿って伸び、そして出口ポート(62)
で終わるように設けられている。アーマチュア(64)は、ポールピースエンド
部の外側の同軸上に配置されており、ポールピースの開口エンド部(66)の所
でポールピースにろう付けされているか、さもなくば固着されているスリーブ(
52)によって適切な位置に保持されている。該アーマチュアは該ソレノイドを
活動させた時、該オリフィスを閉じるように適合せしめられているボールバルブ
(68)を含んだものである。かくしてアーマチュアは該スリーブの閉じられた
エンド部に対してアーマチュアを保持しているコイル型押圧スプリング(70)
によって通常は開いた位置に偏るようにされている(バイアスされている)。電
磁式コイル(72)は該アーマチュア及びスリーブ(52)を取り囲んでおり、
カップ形をしたキャップあるいはバルブ本体(76)の外側円周部の所に形成さ
れた輪状のグルーブ(溝)の中のポールピースの開口エンド部(66)の所で内
側にクリンプされ、こうしてユニットとして電磁式コイル及びバルブ本体を固定
しているところのケース(74)によってバルブ本体にしっかりと取り付けられ
保持されている。
該ポールピースは、(78)の所で示されているように、バルブ本体にねじ切
りされて付けられていることがわかる。同様に、一つのエンド部のバルブ本体の
外径は(80)の所で同じようにねじ切りされ、それにより該コントロールバル
ブが該ハウジング(82)にねじで付けられることが可能なようになっている。
ねじ切り部(80)に沿って十分な回転トルク抵抗力をもってハウジング中に
該バルブ本体を入れ、該ハウジングの中にコントロールバルブを取り付けておく
のに普通のソケットレンチを用いることができるように、バルブ本体は六角形を
した環状フランジ(84)を含有している。環状の六角形のフランジ(84)は
コイルケース(74)の直径の外側の部分以上に半径方向に突き出ていることが
図3からわかる。大きなフランジはバルブ上にソケットレンチをぴったりはめ込
むために必要である。しかしながら、該フランジの半径の大きさは、隣接するコ
ントロールバルブの中心間で必要とされるスペースを増加せしめ、このことがA
BSコントロールユニットの全体的なサイズを大きくせしめる原因となっている
。
O−リング(86)はバルブ本体とハウジング(34)との間で流体をシール
するのに用いられている。同様に、類似のO−リング又はリップ型シール(88
)がブレーキペダルからきている高圧ブレーキ液を保持し、流路(56)以外の
どこかに流れることがないようシールすることを確実にするようポールピースの
内側のエンド部のところに設けられている。
これまで記載してきたように、通常のブレーキ操作の間では、液はバルブの中
心を通る入路ラインを通って流れ、そして通常開いているオリフィス(58)を
通り、溝切りされた通路(60)を通って、ポールピースの外側に沿って出て、
出口ポート(62)を通り、ブレーキ(18)まで流れる。
ソレノイドコイル(72)が動かされると、アーマチュアボールバルブ(68
)はオリフィス(58)の所で閉止し、それによりブレーキペダルからのブレー
キ液の流れを遮断し、ABS回路(12)がブレーキがかかっていない状態にホ
イールをすることを可能にする。
そこでイメージされるように、ポールピース及びバルブ本体中のねじ切り(7
8)、(80)をすることは、費用のかかる機械加工処理でありバルブ構成要素
の全体的なコストを高くするものである穴あけ加工やねじ切り加工を含むといっ
た数多くの異なった機械加工処理を含むものである。
図4−図8で示されているように、本発明の具体的な例のうちのすべてにおい
て該コントロールバルブはねじ切りされていないバルブとして製造されている。
ポールピースをバルブ本体にしっかり取り付けるのに何らねじ切り(threa
d)は必要でない。同様に、ABSコントロールユニット内にバルブを取り付け
るのに何らねじ切りは必要でない。本発明の具体的な実施態様を示す例は主に(
i)それぞれをコントロールユニットのハウジングの中に取り付ける具体的な方
法において、及び(ii)電磁式コイルをコントロールバルブのデザイン〔すなわ
ちある種の実施態様を示す例では電磁式コイルは集積された電子式コントロール
モジュール(CIM(Coil Integrated Module)という
呼称でも知られている)の一部であり、別の実施態様を示す例では従来技術で知
られており、図3で示されているように、電磁式コイルはバルブ胴体にしっかり
と取り付けられているといったデザイン〕の中に組み込むための具体的な方法に
おいて互いに異なっている。
さて図4を参照してみるに、本発明のコントロールバルブの第一の実施態様を
示す例が示されている。図4で示されている本発明のコントロールバルブはソレ
ノイド駆動型遮断バルブ(120)である。しかしながら、以下記載するように
各種の本発明の実施態様を示す例は、それを上記で説明してきたソレノイド駆動
型ホールド/ダンプバルブ(22)に等しく適用できることがわかるであろう。
本実施態様を示す例では、通常開いている遮断バルブ(120)は、スライド
することができて、そこのなかに収容される可動式アーマチュア(126)を持
っているところの円筒型スリーブ(124)を有している。コントロールバルブ
(120)は、さらにスリーブ(124)を取り囲んでいる環状のコイル(12
8)を有している。コイル(128)を活性化すると、アーマチュア(126)
はバイアススプリング(130)に対抗して引っ張られ、流路(134)のエン
ド部のバルブステム(144)のバルブシート(142)の上に一体式アーマチ
ュアボールバルブ(140)を配置せしめ、それによって通路(132)、(1
34)、(136)、(138)を通る流体の流れを閉止する。
遮断バルブ(120)は、さらに内側エンド部(148)と外側エンド部(1
50)を持っているところのバルブ胴体(146)を有している。バルブ胴体(
146)の外側エンド部(150)は、スリーブ(124)に付いているが、バ
ルブ胴体(146)の内側エンド部(148)は、バルブ胴体ハウジング部(1
54)に形成された穴(bore)(152)の中に置かれている。バルブ胴体
(146)の外側エンド部(150)は、好ましくはろう付け加工処理(bra
zing)によりスリーブ(124)に付けられるが、その他の接合のための従
来知られたかたちのものも使用できる。
本実施態様を示す例での遮断バルブ(120)は、さらにハウジング部(15
4)の穴(152)の中にバルブ胴体(146)の内側エンド部(148)をし
っかり取り付けるためにスナップリング(156)を有するものである。スナッ
プリング(156)は、好ましくは円形断面を持つ環状リングである。図4から
わかるように、バルブ胴体(146)及び穴(152)のそれぞれは、そこの中
に形成されたショルダーの形のリテイニングフランジ(158)、(160)を
有している。バルブ胴体(146)及び穴(152)のそれぞれのリテイニング
フランジ(158)、(160)は、スナップリング(156)を収容するよう
に相互に共同して働いている。ショルダー部(166)の上の反対側の穴(co
unterbore)(164)の中に置かれているウェーブウォッシャー(1
62)は、スナップリングに対してリテイニングフランジ(158)をバイアス
する働きをしている。
O−リングシール(168)により流れが通路(132)、(134)、(1
36)、(138)を流れるように規制されている。環状のフィルター(170
)及びディスク型のフィルター(172)は、流路(134)及び(136)に
現れるところの微粒子状の物の可能性を防止するのに役立っている。
遮断バルブ(120)は、さらに開口エンド部(176)及び実質的に閉じた
エンド部(178)を持っているところのケース(174)を有している。ケー
ス(174)の開口エンド部(176)は、コイル(128)を収容するように
適合せしめられており、バルブ胴体(146)の外側エンド部(150)に付け
られている。図2に示されているように、そうした接合としては、好ましくはス
リップフィットが挙げられる。図3の本発明の実施態様を示す例についてのよう
に、こうした構造によりケース(174)をコイル集積モジュール(CIM)あ
るいは電気式コントロールモジュール(42)(図1)と一緒にまとめて構成し
うる、すなわち、単一のユニットとして適切に成形することを可能にしている。
その後、組み立ての最終段階として、それぞれのスリーブ(124)を覆うよう
にそしてそれぞれのコントロールバルブ胴体(146)とその開口エンド部の所
でスライドしながら接触しているケース(174)と一緒になりスライド可能な
ように収容されているところのそれぞれのケース/コイルユニットの各々と、コ
ントロールユニットのハウジング(34)の上で、該CIM(42)はぴったり
合うようにされている。
別の構造物(これは当該分野で知られているものの一つである)は、図3に示
されているように、ケース(174)の開口エンド部(176)をその中にクリ
ンプしてあるところの環状のグルーブ(図示されていない)を備えたバルブ胴体
(146)の外側エンド部(150)を提供するものである。いずれの構造にお
いても、ケース(174)は、スリーブ(124)の周りにコイル(128)を
しっかりと留めておく働きをしている。電気的に活動せしめられたコイル(12
8)により形成された磁界を強めるため、ケース(174)及びバルブ胴体(1
46)は、好ましくは鉄を含む材料、例えばスチールなどから作られる。
さて図5を参照してみるに、本発明のコントロールバルブの第二の具体的な
実施態様を示す例が示されている。本実施態様を示す例では、遮断バルブ(22
0)は、再び、可動式アーマチュア(224)をそこの中に持っているスリーブ
(222)、バイアススプリング(228)に対して該アーマチュア(224)
を動かすための該スリーブ(222)を取り囲んでいる電気的に活動せしめられ
ることのできるコイル(226)、そして内側エンド部(232)と外側エンド
部(234)を持っているバルブ胴体(230)を有している。
バルブ胴体(230)の内側エンド部(232)は、またバルブ胴体のハウジ
ング部(238)に形成されたコントロールバルブ穴(236)の中に置かれて
いるが、外側エンド部(234)はこれまたスリーブ(222)に付けられてい
る。しかしながら、本実施態様を示す例では、そのバルブ胴体(230)は図4
で示された本発明の実施態様を示す例のバルブ胴体(230)の外径と比較して
より小さな外径を持っている。より具体的には、この実施態様を示す例では、バ
ルブ胴体(230)はコイル(226)の外径よりは小さいかあるいはその外径
と等しい外径を持っている。
本実施態様を示す例の遮断バルブ(220)は、さらにハウジング部(238
)の穴(236)の中にバルブ胴体(230)の内側エンド部(232)をしっ
かり取り付けるためにスナップリング(240)を有している。しかしながら、
バルブ胴体(230)の外径は、本実施態様を示す例では小さくされているので
、該穴(236)及びスナップリング(240)の直径は同様に小さくされてい
る。その上、バルブ胴体(230)及び穴(236)は、それぞれそこの中に形
成されたショルダーの形のリテイニングフランジ(242)、(244)を有し
ている。バルブ胴体(230)及び穴(236)のそれぞれのリテイニングフラ
ンジ(242)、(244)は、スナップリング(240)を収容するように相
互に共同して働いている。ハウジング部の主だった穴の底に置かれ、そしてバル
ブステム(248)の頭の部分を支えているウェーブウォッシャー(246)は
、スナップリング(240)に対して該バルブをバイアスする働きをしている。
図5を参照してみると、遮断バルブ(220)は、さらに開口エンド部(25
2)及び実質的に閉じたエンド部(254)を持っているケース(250)を有
している。しかしながら、本実施態様を示す例ではバルブ胴体(230)の外側
エンド部(234)の外径は、バルブ胴体(230)の残りの部分の外径と比較
して小さくされている。この小さくされた直径部分は環状のランド(256)と
して示してある。該ランド(256)は、第二の環状のランド(260)の所で
終わっているところの半径方向に伸びるショルダー部(258)の所で終わって
おり、該第二の環状のランドの直径はバルブ胴体(230)の内側エンド部(2
32)の直径の最大の部分(262)よりも小さいものである。かくして、本実
施態様を示す例では、バルブ胴体の内側エンド部の外側の先端部(262)を持
っている第二の環状のランド(260)を構成している直径の小さくされた部分
の接合部の所にリテイニングフランジ(242)は形成されている。これは図4
の本実施態様を示す例、すなわちそこではリテイニングフランジ(160)が、
バルブ胴体の内側エンド部(148)の一番大きな直径以上に半径方向に伸びて
おり、そうして該バルブをコントロールユニットにしっかり取り付けるために実
質的に大きくされた反対側の穴(164)を必要としているものと対照的である
。
バルブ胴体(230)の外側エンド部(234)の直径の小さくされた部分(
268)の上にスライドできて収容されるような大きさにされた内径を持ってい
る分離型のフラックスリング(267)が提供されている。該フラックスリング
はショルダー部(258)で支えられている。一旦バルブ胴体をハウジング(2
38)の中にスナップリング(240)を介して適切に取り付けたなら、該フラ
ックスリングはバルブ胴体の上に独立した形で設置される。好ましくは、ケース
(250)、コイル(226)及びフラックスリング(267)は、図4の本発
明の実施態様を示す例のように、単一のユニットとして構成され、そしてCIM
と共に集積化されていることになる。例えば、フラックスリング(267)は、
先に記載したようにクリンプ処理することによりケースに保持されうる。そうし
た形状ではコイル(226)は、ケース(250)の実質的に閉じたエンド部(
248)とフラックスリング(267)との間でケース(250)の内に保持さ
れ、そして前記した本発明の実施態様を示す例のように、ケース(250)(そ
してコイル(226)及びフラックスリング(267))は、スリーブ(222
)の上にスリップフィットせしめられうる。
別のものとしては、図5で示されているように、フラックスリング(267)
は、分離型のものとしてコントロールバルブ(230)の上にスリップフィット
せしめられ(又はしっかりと取り付けられ)、そして続いてコントロールバルブ
をハウジング(238)の中にしっかりと取り付け、ケース/コイルユニットを
その後スリーブ(222)及びフラックスリングの上にスリップフィットせしめ
ることができる。
電気的に活動せしめられたコイル(226)により形成された磁界を強めるた
め、フラックスリング(267)、ケース(250)及びバルブ胴体(230)
は、これまた好ましくは鉄を含む材料、例えばスチールなどから作られる。
先に記載したように、フラックスリング(267)、コイル(226)及びケ
ース(250)は、好ましくは遮断バルブ(220)のスリーブ(222)の上
に置かれるよう電気式コントロールモジュール(42)(図2を参照)を備えた
サブアセンブリーを形成するようにする。そういったサブアセンブリーを構成す
ることは、フラックスリング(267)を用いることにより容易に達成される。
該フラックスリング(267)は、これまた先に記載したように、ケース(25
0)の中にコイル(226)を保持する役目をはたしている。該コントロールバ
ルブの付加的な詳しいデザイン並びにその動作は本願発明の出願人に係わる米国
特許第4,828,335号明細書を見ることによりわかるであろうし、そこの
記載は更なる説明のために参照すべきものとして本明細書に含められる。
さて図10及び図11を参照してみると、図4及び図5のそれぞれの具体的な
例にしたがって組み立てられ、連合した遮断バルブ(422)及びホールド/ダ
ンプバルブ(424)を備えたバルブ胴体のハウジング(412)を表すそれぞ
れの平面図が示されている。かくしてこれらの図面は、本発明の第二の実施態様
を示す例に従い構成された油圧コントロールユニット(10)ではその全体的な
サイズが劇的に減らされることを視覚的に比較をして示してある。一つの具体的
な応用例では、図5で示されているコントロールユニットの壁(416)の表面
の面積は、4個の遮断バルブ(422)並びに4個のホールド/ダンプバルブ(
424)を各ユニットに含有しているもので、11.1平方インチ(約71.6
cm2)から8.7平方インチ(約55.8cm2)までの22%減らされている
。バルブ(422)、(424)のそれぞれは、それぞれの穴に収められ、その
中心のラインは図示されている共通の壁を横切ってのびているそれぞれの共通の
軸A、Bに沿って配置されている。
図5に示されているように、バルブ胴体(230)、穴(236)、及びスナ
ップリング(240)の直径を前記したように減らすと、複数のソレノイド駆動
型コントロールバルブ(422)、(424)がコントロールユニット(10)
のバルブ胴体のハウジング(412)の中に一緒になり近接して配置できるよう
になる。特には、各バルブ胴体(230)の外径をコイル(226)の外径より
大きなものでないサイズにすることにより、ハウジング(412)の中の複数の
バルブ(422)、(424)の占める空間は最早バルブ本体(230)の外径
によって制限されるものではなくなった。
代わりに、ハウジング(412)の中の複数のバルブ(422)、(424)
の占める空間は、コイル(236)の外径により制限を受けるものとなるか、あ
るいはより具体的には、ケース(252)の外径により制限を受けるものとなっ
た。同様に材料の物理的性質、例えばコントロールユニット(10)のバルブ本
体のハウジング部(412)のために選択されたもの、典型的にはアルミニウム
により、制限を受けるものとなった。かくして本発明では、車両用アンチロック
ブレーキコントロールユニット(10)のためのコントロールバルブであって、
該コントロールバルブは、コントロールユニットのハウジング部(412)の中
に設けられることができ、それは該ハウジング部(412)の壁(416)の上
で最小限の表面積を占めるもので、該ハウジング部(412)からコントロール
バルブ(422)、(424)は伸びており、それによりコントロールユニット
(10)の全体的なサイズを少なくしていることを特徴とするものが提供される
。
図4及び図5で示されている本発明の実施態様の例に関連して、バルブステム
はスエージ加工処理によりバルブ胴体にしっかりと取り付けられていることがわ
かる。図5では、例えばバルブステム(248)は、その一つのエンド部では半
径方向に大きくされた頭部(270)を含有している。該頭部は該頭部の半径方
向の最も外側の部分において環状にテーパーされたエンド部の壁を含んでいるも
のである。同様にテーパーされたバックの壁(276)と接触している円筒形の
ランド(274)はテーパーされたエンド部の壁(272)に隣接している。該
テーパーされたバックの壁(276)は、ポールピースの残りの部分に隣接して
いるものである。該テーパーされたエンド部の壁(272)と該テーパーされた
バックの壁(276)の両方は、おおよそ同じ角度、好ましくは45°の角度で
バルブの軸から外側に突き出ており、それによりおおよそ92°の包含角度を形
成している。該フランジ又は頭部(270)の半径方向の大きさ並びに長さは、
下記するところのスエージ加工処理に耐えうるに十分な様に前もって決定され、
ポールピースをバルブ本体にしっかり固定するようにしてある。
該バルブの胴体部はスリップフィットによりポールピースの頭部を受け入れる
ようにその一つのエンド部で反対側に穴開け加工されている。かくしてそれはバ
ックの壁(276)にマッチするテーパーされたショルダー部が提供されるよう
に反対側に穴開け加工されている。
ポールピースをバルブ本体にしっかり取り付ける場合の最終的な処理工程とし
て、図9に示されているようにバルブの胴体部の末端のエンド部の部分(278
)を該頭部(270)のエンド部を覆うようにコーンスエージ加工処理(con
e swaging)し、該バルブ本体のエンド部(278)及びテーパーされ
たエンド部の壁(272)の上にスエージ加工用工具(280)を強制的に当て
て下げることにより半径方向で内側向きに末端のエンド部の部分が曲がるように
し、それによりバルブ本体に対して該バルブステムを固定せしめている。
スエージ加工処理に先立って、すべての流路、O−リンググルーブ、バルブ本
体及びポールピースの関連した形状を機械加工処理するか、さもなくば最終的な
大きさのものに仕上げ処理をしておく。
図6は、下記で記載されている詳しいデザイン以外は、図4及び図5で示され
た前記の本発明の実施態様の例と同じようにして構成された本発明の第三番目の
実施態様の例を示すものである。本デザインにおいて、バルブ本体のテーパーさ
れたフランジ又は頭部は、ポールピースのエンド部から軸方向で所定の距離のと
ころに置かれているということがわかる。前記した本発明の実施態様の例と同じ
ように、それはテーパーされたエンド部の壁(300)、円筒形のランド(30
2)並びにテーパーされたバックの壁(304)を含んだものである。同様に該
バルブ本体は前記されているのと同じようにして反対側に穴開け加工されており
、末端のエンド部はテーパーされたエンド部の壁(300)の上にスエージ加工
処理されて、バルブ本体をポールピースにしっかりと固定している。
コイルケース(306)は、(308)の所に図示されているように、ケース
の開口エンド部を半径方向のフランジ(310)の回りにクリンプ加工処理する
ことにより、図3に関連して記載されているのと似た方法で、バルブ胴体に固定
されているのがわかる。O−リング(312)は、前記した本発明の実施態様の
例でO−リング(168)に関してそれぞれ記載したのと同じようにして、ハウ
ジングに対してコントロールバルブをシールしている。それぞれのバルブユニッ
トのケース(306)のカラー(collar)(316)の上をスリップする
ような大きさとされている一連のホールを有している頂部プレート(314)に
よって、該コントロールバルブはハウジングにしっかり取り付けられ保持されて
おり、そしてそれによりすべてのコントロールバルブを保持する一つのプレート
を提供しており、該すべてのコントロールバルブはそこで適切なクリンプ加工処
理手段(図示されていない)、例えばプレートから該ハウジングの中に伸びてい
るボルトのような手段により、バルブハウジングにしっかり取り付けられている
。
図7は、下記で記載されている詳しいデザイン以外は、図6に関連して前に記
載されたものと同じようにして構成された本発明の第四番目の実施態様の例を示
すものである。具体的には、該バルブ本体は、図3に示されているものと同様に
、追加の半径方向のフランジ(330)を含んでいるものであり、そこではそれ
はケース(332)の直径の大きさを越えて半径方向に伸びていることがわかる
。図3とは異なり、フランジ(330)は円筒形で、コントロールバルブはホー
ルドダウンプレート(334)によって該ハウジングに保持されている。該プレ
ート(334)は図6に関連して記載されているものと似たものであり、そこで
はそれは一つのプレートによりすべてのバルブユニットをコントロールユニット
にしっかりと取り付けることを可能にしている一連の軸対称のホール(336)
を含んでいるものである。しかしながら、該ホールドダウンプレートを該ハウジ
ング(338)の壁で支えるようにして置くことができるように、該ホールはケ
ース(332)の全体を収容し且つ該コントロールバルブをフランジ(330)
の所に保持して置くに十分な大きさのものである。該O−リング(340)によ
りこのクリンプ加工処理において許容性があるようにされている。該ホールドダ
ウンプレートは該ハウジング内にねじ切り加工されている一連のボルト(342
)により適切に取り付けられている。
図8は、該環状のフランジ(350)の厚さのおおよそ1/2の深さを持って
いる一対の半月型の切り取られた部分(351)であり、そしてそれぞれ半月型
の切り取られた部分あるいはポケットの所でビューグルヘッド型(bugle
head−type)のネジ(352)(このものはフランジ(350)の切り
取られている平らなシート部(353)を押さえて支える)の一部を収容するよ
うに適合せしめられているその一対の半月型の切り取られた部分(351)を、
該環状のフランジ(350)が含んでいるものである以外は、図7に関連して示
したものと同じようなもので、本発明の第五番目の実施態様の例を示すものであ
る。いずれの2個の隣接するコントロールバルブも普通のネジ締結具によりハウ
ジング部にしっかりと取り付けられ保持されることができるように、それぞれの
バルブの2個のホールドダウンポケット(351)は互いに直径方向に関して反
対側に置かれている。明らかに、コントロールバルブをどのように具体的に重ね
合わせて入れる(ネスティングする)かにより、かならずしもすべての締結具が
、2個のバルブあるいはそれ以上のバルブを保持しておくためのスペースを取る
必要はない。ある場合には、コントロールバルブを互いに直径方向に関して反対
側にある二つのポイントで保持しておくのを達成するため、単一のホールドダウ
ン締結具が特定のコントロールバルブのため必要とされる。各コイルケース(3
56)は、該ケースがネジ(352)の頭部に重なり合うようになることを可能
にしているところの切り取られた部分(358)を含んでいるものである。
発明を実施するための最良の形態について詳しく記載したけれども、本発明に
関連した技術を良く知っている当業者であれば次に記載する請求の範囲において
規定してあるように本発明を実施するにあたっての各種の別のデザインや具体的
な実施の態様を示す例について、それを認識できよう。Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to an antilock brake system control unit for a vehicle, a hydraulic control valve, and a manufacturing method thereof. Regarding anti-lock brake control unit, Especially for the anti-lock brake control unit for vehicles, The present invention also includes those designs and methods of manufacturing solenoid-operated valve units. BACKGROUND ART Many of the automobiles produced today are It is equipped with a hydraulic braking system including an anti-lock braking subsystem to prevent the vehicle wheels from locking in the event of sudden braking. Antilock brake system (ABS) It is considered by many to have made a great deal of progress and development in terms of vehicle safety in the last 10 years, Currently, many vehicles are required to be standardly equipped. Most types of ABS are Single hydraulic control unit, It usually includes a block type unit made of aluminum, It contains all of the components needed to give the braking system anti-lock braking. This one is It includes a solenoid driven shut-off valve to isolate a particular wheel brake from the braking force applied through the brake pedal and master cylinder. It itself also contains a solenoid driven hold / dump valve, The solenoid driven hold / dump valve is open to reduce the brake pressure on each wheel brake, The brake thereby relieves the locking of the wheel. It is a small number of low pressure accumulators, During controlled braking And a pump for supplying auxiliary brake pressure to the wheels. All of these components are It is located in a single control unit, The control unit is an aluminum block, The aluminum block typically houses the components and valves to complete the circulation of the hydraulic system, Since it is needed to make the fluid transfer between the accumulator and pump, There is a hole in it. as a result, The control unit is When it is manufactured, it is quite large and complicated. Its size, Regarding weight, And perhaps more importantly, in terms of packing It is desired to make its size completely small. Until now, solenoid-type shutoff valve and hold / dump valve could be fixed to the block. And the substantial space of the block was required to combine the solenoid portion of the valve with the electrical control portion of the control unit. When it comes to the complexity of manufacturing, The point is that a considerable number of machining processes are required. Of these necessary things in machining, Each of the holes may be threaded to accommodate the control valve. Typically 12 separate threading operations are required for each ABS unit. Similarly, Each of the control valves must be similarly threaded. Furthermore, when designing and manufacturing the shutoff control valve and the hold / dump valve, Secure the inner valve seat and pole piece to the outer concentric valve body or sleeve with a threaded connection, This requires two additional threading steps to produce a single valve, Preparing for it is standard practice. Eliminating that thread cutting process as part of the manufacturing process It is a significant objective in the current implementation technology, It will bring progress. A typical control valve of the type described above as one of the prior art is shown in FIG. 2 of the drawings accompanying this specification. US Patent No. 4, relating to the applicant of the present invention 828, One can see such same general structure in the '335 patent. The U.S. Pat. No. 4, 828, The description of the specification No. 335 is It is included in the description herein to teach prior art ABS control valve devices and methods of making the same. Other factors contributing to the size of the control unit include: A steel casing, which is fitted to the slide covering the solenoid sleeve and the associated coil, So far before installing it in the control unit, And before the electrical control module, which is mounted to cover the solenoid sleeve as part of the final assembly process, It is sometimes made to be fixed to the valve. U.S. Pat. 828, As shown in the '335 patent, The case can be crimped to the valve body portion. It is also known to eliminate this crimping and to allow the case to slip-fit on its own or as part of an electrical control module over the outer body portion of the valve. In any case, the case is This is because it is in physical contact with the flux ring portion of the valve body. On the outside of the flux ring on the valve body, A structure in which the head of the valve body is moved by a socket wrench so as to include two pinholes that are placed diametrically opposite each other This allows a spanner wrench to move the threaded valve body home in the control unit, It is also known to eliminate such socket-wrench moving structures. DISCLOSURE OF THE INVENTION The present invention is To secure any part of the valve component to each other, Or when fixing the control valve firmly to the ABS control unit, It is designed so that it does not have to be a threaded component, A control valve for an anti-lock brake control unit for a vehicle. The present invention also provides The design itself and how to build the valve Substantially particulate matter (eg, To reduce the formation of shavings generated by machining, Or lost it, And to reduce the trapping of particulate matter in the control valve, Or it has been lost, The control valve is as described above. The present invention also provides The surface area above the wall of the control unit is made to occupy a minimum area, And in the control unit which is designed to minimize the overall size of the control unit, Characterized by being designed so that a control valve can be installed, The control valve is as described above. The present invention Furthermore, placing the control valve in the control unit can be done in a short time, And to allow the individual control valves to be properly mounted in the housing by a common means of securing two or more valves (which may include all valves) to the control unit. Characterized by being configured, The control valve is as described above. The present invention also provides A retaining flange that is housed in the control valve hole in the control unit is attached to the valve body. Therein, the retaining flange is characterized by an annular snap ring acting to retain the valve body in the hole. This is for the control valve structure as described above. The present invention further, The flux ring part of the valve body is constructed as a separate annular ring member, This allows the snap ring engagement retainer flange to have a minimum diameter, It is further characterized in that it makes it possible to reduce the overall space required for the control valve in the control unit, The control valve is as described above. Further, the present invention is It is configured to sub-join the case and coil of the associated electronic control module and a separate annular flux ring, This allows the subassembly to fit snugly over the solenoid sleeve of each control valve, And as a part of the final assembly of the control unit that can be fitted over the reduced diameter portion of the valve body. The present invention relates to the solenoid driven hydraulic control valve as described above. Further, the present invention is Control valve for anti-lock brake system control unit for vehicles with control valve hole, Where the control valve is a sleeve having an armature that can move within it, A coil surrounding a sleeve for moving the armature, the coil having an inner diameter and an outer diameter; And a valve body having an inner end portion and an outer end portion (the outer end portion is attached to the sleeve, The inner end is located in the control valve hole in the housing, As the minimum space between multiple control valves in the control unit is not limited by the outer diameter of the valve body, The valve body has an outer diameter that is no larger than the outer diameter of the coil). Further, the present invention is It is for a vehicle anti-lock brake system control unit having a housing with a control valve hole therein. The control valve is It contains a sleeve having a movable armature therein and a coil surrounding the sleeve for moving the armature. The coil is It has an inner diameter and an outer diameter. The valve body is It has a first end part and a second end part. The second end is attached to the sleeve, The first end portion is disposed in the control valve hole of the housing. The valve body is It has a through hole that extends coaxially. The cylindrical pole piece is Housed in the hole and having a first end portion and a second end portion, It has a channel extending coaxially from the pole piece from one end to the other. The flow path is Restricted at the first end adjacent to the armature, And it ends in the valve seat. The pole piece is Furthermore, it has a second flow path extending in the axial direction, The second flow path is located on the outer circumference of the pole piece, Extending from the first end to an outlet port located in the valve body. The armature is biased to clear the valve seat in the normal open condition, As a result, from the inlet port section, Then pass through the pole piece, Then traverse the first end of the pole piece, Further, passing through the second flow path, Thus, the fluid is transmitted to the outlet port, When the coil is activated, the armature closes on the valve seat, Block anything from flowing. The pole piece is fixedly retained in the valve body by a first end of the valve body which is swaged over a portion of the pole piece to provide a swage connection. . The present invention Also, a valve body housing having a plurality of solenoid driven hydraulic control brakes housed therein, Fitted to and attached to the housing, And an anti-lock control unit for a vehicle, characterized in that it contains a case and an electric control module having coil components of a control solenoid integrated therein. Preferably separate flux rings are attached to each respective case, It holds the coil, And containing the separate flux ring to allow each case / coil / flux ring subunit to be slidably received over the reduced outer diameter of the valve body. The present invention relates to a vehicle anti-lock control unit. The present invention Also, in the method for manufacturing the control valve described above, (A) inserting the pole piece into the valve body until the pole piece is fixedly placed in the through hole; And (b) at least a portion of the first end portion of the valve body, To engage the first end of the pole piece, The present invention relates to a method of manufacturing a control valve, which includes a step of performing a swaging process inward in a radial direction. The above object of the present invention, Other purposes, Characteristic, And the advantage is It will be readily apparent from the following detailed description of the best mode for carrying out the invention, taken in conjunction with the accompanying drawings. BRIEF DESCRIPTION OF THE FIGURES FIG. As known in the prior art and shown herein to illustrate its technical background, It is a key map of a brake system for vehicles which has an antilock brake unit as a part of the system. FIG. Constructed according to the present invention, Showing ABS hydraulic control unit and associated electronic control module, Although shown partially in cross section, It is the perspective view which showed the whole by disassembly and assembly. FIG. Used in ABS units, FIG. 3 is a cross-sectional view showing a conventional shutoff valve as known in the prior art. FIG. Constructed according to an example illustrating a first embodiment of the invention, FIG. 6 is a complete cross-sectional view showing the hydraulic unit and associated control valve. FIG. It is shown as a complete cross section similar to FIG. It is the figure which has shown the example which shows the 2nd embodiment of this invention. FIG. It is shown as a complete cross section similar to FIG. It is a figure showing the example showing the 3rd embodiment of the present invention. FIG. It is shown as a complete cross section similar to FIG. It is the figure which has shown the example which shows the 4th execution form of this invention. FIG. FIG. 9 is a complete cross-sectional view showing an example showing a fifth embodiment of the present invention. FIG. It is a conceptual diagram which shows the method of firmly attaching a valve pole piece to a valve body by swaging. 10 and 11 show Assembled according to the example showing the respective embodiments of FIGS. 4 and 5, Thus, a visual comparison is made that dramatically reduces the overall size of the hydraulic control unit when assembled according to one specific embodiment of the present invention, It is a top view of the hydraulic control unit provided with the associated control valve. BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION As can be seen from the conceptual diagram of FIG. It is a common practice to include an anti-lock brake unit, generally designated (12), in a conventional braking system (generally designated (10) in the figure). . The brake system (10) excluding the ABS unit (12) is Wheel brake assembly (for example, Shown is one which includes a brake pedal (14) which acts on a master cylinder (16) which supplies brake fluid under pressure to a slave cylinder (18) of the disc brake. The ABS unit (12) is Isolation valve (20), Hold / dump valve (22), Low pressure accumulator (24), Pump (26), It includes an attenuator (28) and an orifice (30). During normal braking (without any wheel lock) The driver applies foot pressure to the brake pedal (14) It causes the master cylinder (16) to supply the brake fluid under pressure to the slave brake cylinder (18) via the isolator valve (20), A braking operation which is changed by the driver or a braking operation which is controlled by the driver is thereby provided to one of the vehicle wheels via this brake. if, If a sensor (not shown) detects that the brake is locked, The solenoid driven shutoff valve (20) is closed, Furthermore, it prevents the brake pressure from rising. Then by allowing it to flow to the low pressure accumulator (24), The solenoid driven hold / dump valve (22) is opened when it is necessary to reduce the brake pressure. A pump (26) pumps fluid from the low pressure accumulator to the inlet side of the shutoff valve (20). When the lock stops, the hold / dump valve (22) is closed, The shutoff valve (20) is opened when needed, Thereby high pressure liquid is again applied to the controlled brake (18). Now, Referring to FIG. 2, A hydraulic control unit made in accordance with the present invention, indicated generally by the reference numeral (32), is shown. The control unit is A plurality of walls (36), Has (38) and (40), It includes a valve body housing portion generally designated (34). It also contains an electrical control module (or CIM), generally indicated at (42), which is to be securely attached to the housing in the final assembly. The electrically driven pump (26) is To provide supplementary braking pressure to the wheel during controlled braking Extending from one wall of the housing part (34). A plurality of solenoid driven shutoff valves (20) and hold / dump valves (22) extending from another wall (38) of the housing part Each one is generally for each wheel of the vehicle, Each axis A to control the pressure of the brake fluid applied to each wheel brake, They are arranged along B respectively. As shown in the drawing, Only the portion of the solenoid sleeve (44) and each solenoid driven shutoff valve and the valve body (46) of the hold / dump valve is visible. Each sleeve resides axially disposed with the rest of the associated valves located within the housing. The plurality of brake lines (48) for transferring brake fluid in the hydraulic brake circuit are Extending from another wall (40) of the housing (34). The brake line (48) is Slave brake cylinder (18) for each wheel, Alternatively, it is led to one of the master brake cylinders (16). A small number of low pressure accumulators (24) and attenuators (28) extend from this same wall (40), Each of its functions is well known in the ABS system and is briefly described in FIG. Figure 2 also shows multiple cases (47), Each case encloses a coil (49) (not shown), The coil is shaped to fit within an electrical control module (42). The control module (42) has a shut-off valve (20) and a hold / dump valve (22) mounted on the housing portion (34) of the control unit. A subassembly for overlying the solenoid driven shutoff valve (20) and the respective sleeve (44) of the hold / dump valve. FIG. 3 shows a threaded shut-off valve as known in the prior art. It is briefly described herein to compare the prior art with the present invention. For more details on valve design, Applicant's US Patent No. 4, 828, It will be apparent by reference to the '335 patent. The control valve (50) is It has a cylindrical sleeve (52) adapted to receive a concentric and coaxially extending valve stem or pole piece (54). The flow path (56) extends axially through the center of the pole piece through the orifice (58), From there, it extends radially across the end of the pole piece, And from there it extends along a grooved passage (60) that opens towards the outer circumference of the pole piece, And it is provided to end at the exit port (62). The armature (64) It is arranged coaxially outside the pole piece end, Is it brazed to the pole piece at the open end (66) of the pole piece? It is held in place by an otherwise secured sleeve (52). When the armature activates the solenoid, A ball valve (68) adapted to close the orifice. The armature is thus biased (normally biased) to the normally open position by a coiled pressure spring (70) holding the armature against the closed end of the sleeve. An electromagnetic coil (72) surrounds the armature and sleeve (52), Crimped inward at the open end (66) of the pole piece in a ring-shaped groove formed at the outer circumference of the cup-shaped cap or valve body (76), In this way, the electromagnetic coil and the valve body as a unit are firmly attached to and held by the valve body by the case (74) where the valve body is fixed. The pole piece is As shown at (78), You can see that it is threaded and attached to the valve body. Similarly, The outer diameter of the valve body at one end is similarly threaded at (80), This allows the control valve to be screwed onto the housing (82). Insert the valve body into the housing with sufficient rotational torque resistance along the threaded portion (80), So that you can use an ordinary socket wrench to keep the control valve in the housing, The valve body contains a hexagonal annular flange (84). It can be seen from FIG. 3 that the annular hexagonal flange (84) projects radially beyond the outer diameter portion of the coil case (74). The large flange is needed to fit the socket wrench snugly on the valve. However, The size of the radius of the flange is Increase the space required between the centers of adjacent control valves, This causes the overall size of the ABS control unit to increase. An O-ring (86) is used to seal the fluid between the valve body and the housing (34). Similarly, A similar O-ring or lip seal (88) holds the high pressure brake fluid coming from the brake pedal, It is provided at the inner end of the pole piece to ensure a tight seal against flow anywhere other than the flow path (56). As I mentioned before, During normal braking, The liquid flows through the entry line through the center of the valve, And through the normally open orifice (58), Through the grooved passage (60), Go out along the outside of the pole piece, Through the exit port (62), It flows to the brake (18). When the solenoid coil (72) is moved, The armature ball valve (68) closes at the orifice (58), This blocks the flow of brake fluid from the brake pedal, The ABS circuit (12) allows the wheels to be put into the unbraked state. As imagined there, Threading in the pole piece and valve body (78), Doing (80) It involves a number of different machining processes, including drilling and threading, which are costly machining processes and add to the overall cost of valve components. As shown in FIGS. 4-8, In all of the specific examples of the invention, the control valve is manufactured as a non-threaded valve. No thread is required to securely attach the pole piece to the valve body. Similarly, No threading is required to mount the valve in the ABS control unit. Examples showing specific embodiments of the invention are mainly (i) in a specific method of mounting each in the housing of the control unit, And (ii) an electromagnetic coil for a control valve design (ie, in an example showing certain embodiments, the electromagnetic coil is of an integrated electronic control module (also known as CIM (Coil Integrated Module)). Is part of An example showing another embodiment is known in the prior art, As shown in Figure 3, The electromagnetic coils differ from each other in the specific way they are incorporated into the valve body, such as being firmly attached to the valve body. Now, referring to FIG. 4, An example is shown showing a first embodiment of the control valve of the present invention. The control valve of the present invention shown in FIG. 4 is a solenoid driven shutoff valve (120). However, Examples illustrating various embodiments of the invention as described below include: It will be appreciated that it is equally applicable to the solenoid driven hold / dump valve (22) described above. In the example showing this embodiment, The normally open shutoff valve (120) Can slide It has a cylindrical sleeve (124) having a movable armature (126) housed therein. The control valve (120) It also has an annular coil (128) surrounding the sleeve (124). When the coil (128) is activated, The armature (126) is pulled against the bias spring (130), An integral armature ball valve (140) is placed on the valve seat (142) of the valve stem (144) at the end of the flow path (134), Thereby the passageway (132), (1 34), (136), Close the flow of fluid through (138). The shutoff valve (120) It also has a valve body (146) having an inner end portion (148) and an outer end portion (150). The outer end (150) of the valve body (146) is Attached to the sleeve (124), The inner end portion (148) of the valve body (146) is It is placed in a bore (152) formed in the valve body housing portion (154). The outer end (150) of the valve body (146) is The sleeve (124) is preferably attached by brazing. Other known forms of joining can also be used. The shut-off valve (120) in the example showing this embodiment is Additionally, there is a snap ring (156) in the hole (152) of the housing portion (154) for securely mounting the inner end portion (148) of the valve body (146). The snap ring (156) is It is preferably an annular ring with a circular cross section. As can be seen from FIG. Each of the valve body (146) and the hole (152) is A retaining flange (158) in the shape of a shoulder formed therein, It has (160). A retaining flange (158) for each of the valve body (146) and the hole (152), (160) is They work together to house the snap ring (156). The wave washer (162), located in the opposite hole (164) above the shoulder (166), It serves to bias the retaining flange (158) against the snap ring. O-ring seal (168) allows flow to pass through (132), (134), (136), It is regulated to flow through (138). The ring-shaped filter (170) and the disc-shaped filter (172) are This helps prevent the possibility of particulate matter appearing in the channels (134) and (136). The shutoff valve (120) It further has a case (174) having an open end (176) and a substantially closed end (178). The open end portion (176) of the case (174) is Adapted to accommodate the coil (128), Attached to the outer end (150) of the valve body (146). As shown in FIG. For such joining, Preferred is slip fit. As for the example showing the embodiment of the present invention in FIG. With such a structure, the case (174) can be configured together with the coil integrated module (CIM) or the electric control module (42) (FIG. 1). That is, It enables proper molding as a single unit. afterwards, As the final stage of assembly, A sleeve (124) is slidably housed over each sleeve (124) and with each control valve body (146) in sliding contact with its open end (174). Where each case / coil unit, On the control unit housing (34) The CIM (42) is a close fit. Another structure, which is one known in the art, is As shown in FIG. To provide the outer end (150) of the valve body (146) with an annular groove (not shown) in which the open end (176) of the case (174) is crimped. is there. In either structure, The case (174) is It serves to hold the coil (128) securely around the sleeve (124). To enhance the magnetic field created by the electrically activated coil (128), The case (174) and valve body (146) are A material, preferably containing iron, For example, made from steel. Now, referring to FIG. 5, An example is shown showing a second specific embodiment of the control valve of the present invention. In the example showing this embodiment, The shutoff valve (220) again, A sleeve (222) having a movable armature (224) therein, An electrically activatable coil (226) surrounding the sleeve (222) for moving the armature (224) relative to a bias spring (228); It has a valve body (230) having an inner end portion (232) and an outer end portion (234). The inner end (232) of the valve body (230) is Also, it is placed in the control valve hole (236) formed in the housing portion (238) of the valve body. The outer end (234) is also attached to the sleeve (222). However, In the example showing this embodiment, The valve body (230) has a smaller outer diameter compared to the outer diameter of the example valve body (230) shown in FIG. 4 and illustrating the embodiment of the invention. More specifically, In the example showing this embodiment, The valve body (230) has an outer diameter that is less than or equal to the outer diameter of the coil (226). An example shutoff valve (220) illustrating this embodiment is Additionally, there is a snap ring (240) for securely mounting the inner end (232) of the valve body (230) within the hole (236) of the housing portion (238). However, The outer diameter of the valve body (230) is In the example showing the present embodiment, it is made smaller, so The diameter of the hole (236) and snap ring (240) are similarly reduced. Moreover, The valve body (230) and hole (236) are Retaining flanges (242) in the shape of shoulders formed therein, It has (244). A retaining flange (242) for each of the valve body (230) and the hole (236), (244) is Working together to house the snap ring (240). Placed at the bottom of the main hole in the housing, And the wave washer (246) that supports the head of the valve stem (248) It serves to bias the valve against the snap ring (240). Referring to FIG. 5, The shutoff valve (220) It further comprises a case (250) having an open end (252) and a substantially closed end (254). However, In the example showing this embodiment, the outer diameter of the outer end portion (234) of the valve body (230) is It is made small compared to the outer diameter of the rest of the valve body (230). This reduced diameter portion is shown as an annular land (256). The land (256) Ends at the radially extending shoulder (258) where it ends at the second annular land (260), The diameter of the second annular land is smaller than the largest diameter portion (262) of the inner end portion (232) of the valve body (230). Thus, In the example showing this embodiment, A retaining flange (242) at the juncture of the reduced diameter portion forming the second annular land (260) having the outer tip (262) of the inner end of the valve body. Has been formed. This is an example showing this embodiment of FIG. That is, there the retaining flange (160) Extending radially beyond the largest diameter of the inner end (148) of the valve body, This is in contrast to the need for substantially enlarged opposite holes (164) to securely attach the valve to the control unit. A separate flux ring (267) having an inner diameter sized to be slidably received over the reduced diameter portion (268) of the outer end portion (234) of the valve body (230). ) Is provided. The flux ring is supported by the shoulder portion (258). Once the valve body is properly installed in the housing (238) via the snap ring (240), The flux ring is installed independently on the valve body. Preferably, Case (250), The coil (226) and the flux ring (267) are As an example showing an embodiment of the present invention in FIG. Configured as a single unit, And it will be integrated with CIM. For example, The flux ring (267) is It can be retained in the case by crimping as described above. In such a shape the coil (226) Retained within the case (250) between the substantially closed end portion (248) of the case (250) and the flux ring (267), And like the example showing the embodiment of the present invention, The case (250) (and coil (226) and flux ring (267)) It can be slip-fit onto the sleeve (222). As another, As shown in FIG. Flux ring (267) is Slip-fitted (or firmly attached) onto the control valve (230) as a separate type, And then, install the control valve firmly in the housing (238), The case / coil unit can then be slip fit over the sleeve (222) and the flux ring. To enhance the magnetic field created by the electrically activated coil (226), Flux ring (267), The case (250) and valve body (230) are This is also preferably a material containing iron, For example, made from steel. As mentioned earlier, Flux ring (267), The coil (226) and the case (250) are Preferably, a subassembly is provided that includes an electrical control module (42) (see FIG. 2) to rest on the sleeve (222) of the shutoff valve (220). Configuring such a subassembly is It is easily achieved by using a flux ring (267). The flux ring (267) is Again, as mentioned above, It serves to hold the coil (226) in the case (250). An additional detailed design of the control valve and its operation is described in US Pat. 828, You can see by looking at 335, The description thereof is included herein as a reference for further explanation. Now, referring to FIGS. 10 and 11, Assembled according to the specific examples of FIGS. 4 and 5, Respective plan views are shown showing the housing (412) of the valve body with associated shutoff valve (422) and hold / dump valve (424). Thus these drawings are A visual comparison shows that the overall size of a hydraulic control unit (10) constructed according to an example showing a second embodiment of the invention is dramatically reduced. In one specific application, The surface area of the control unit wall (416) shown in FIG. Each unit includes four shutoff valves (422) and four hold / dump valves (424), 11. 1 square inch (about 71. 6 cm 2 ) To 8.7 square inches (about 55.8 cm 2 ) Has been reduced by 22%. Each of the valves (422), (424) is housed in a respective hole, the center line of which is located along a respective common axis A, B extending across the illustrated common wall. There is. As shown in FIG. 5, the diameter of the valve body (230), the hole (236), and the snap ring (240) are reduced as described above, so that a plurality of solenoid actuated control valves (422), (424) can be obtained. ) Together in the valve body housing (412) of the control unit (10) so that they can be placed in close proximity. In particular, the space occupied by the plurality of valves (422), (424) in the housing (412) is made by making the outer diameter of each valve body (230) not larger than the outer diameter of the coil (226). Is no longer limited by the outer diameter of the valve body (230). Instead, the space occupied by the plurality of valves (422), (424) in the housing (412) is limited by the outer diameter of the coil (236), or more specifically, the case ( The outer diameter of 252) has been a limitation. Also limited by the physical properties of the material, such as that selected for the housing portion (412) of the valve body of the control unit (10), typically aluminum. Thus, according to the invention, a control valve for a vehicle antilock brake control unit (10), which control valve can be provided in a housing part (412) of the control unit, which housing part. The control valve (422), (424) occupies a minimum surface area on the wall (416) of (412) and extends from the housing portion (412), whereby the entire control unit (10). The present invention is characterized by a reduced size. With reference to the example embodiment of the invention shown in FIGS. 4 and 5, it can be seen that the valve stem is securely attached to the valve body by a swaging process. In FIG. 5, for example, valve stem (248) includes a radially enlarged head (270) at one end thereof. The head includes an annularly tapered end wall at the radially outermost portion of the head. Adjacent to the tapered end wall (272) is a cylindrical land (274) which is also in contact with the tapered back wall (276). The tapered back wall (276) is adjacent to the rest of the pole piece. Both the tapered end wall (272) and the tapered back wall (276) project outwardly from the valve axis at approximately the same angle, preferably 45 °. It forms an included angle of 92 °. The radial size and length of the flange or head (270) is predetermined to be sufficient to withstand the swaging process described below to ensure that the pole piece is firmly secured to the valve body. is there. The body of the valve is perforated on the opposite side at one end to receive the head of the pole piece by slip fit. Thus it is perforated on the opposite side to provide a tapered shoulder that matches the back wall (276). As shown in FIG. 9, as a final processing step for securely attaching the pole piece to the valve body, the end portion (278) at the end of the body portion of the valve is attached to the end portion of the head (270) as shown in FIG. Cone swaging to cover the valve body, and forcibly applying a swaging tool (280) onto the end portion (278) of the valve body and the wall (272) of the tapered end portion. The lowering causes the distal end portion to bend radially inward, thereby fixing the valve stem to the valve body. Prior to swaging, all channels, O-ring grooves, valve bodies and associated shapes of pole pieces are machined or otherwise finished to final size. . FIG. 6 shows a third embodiment of the invention constructed in the same manner as the examples of embodiments of the invention shown in FIGS. 4 and 5, except for the detailed design described below. Is an example of. It can be seen that in the present design, the tapered flange or head of the valve body is located axially at a predetermined distance from the end of the pole piece. As with the previous example embodiment of the invention, it includes a tapered end wall (300), a cylindrical land (302) and a tapered back wall (304). . Similarly, the valve body is pierced on the opposite side in the same manner as described above and the distal end is swaged onto the tapered end wall (300), The valve body is firmly fixed to the pole piece. The coil case (306) is described in connection with FIG. 3 by crimping the open end of the case around the radial flange (310) as shown at (308). It can be seen that it is fixed to the valve body in a manner similar to what is done. The O-ring (312) seals the control valve to the housing in the same manner as described above for the O-ring (168) in the example embodiments of the invention described above. The control valve is attached to the housing by a top plate (314) having a series of holes sized to slip over the collar (316) of the case (306) of each valve unit. It provides a plate that is firmly attached and held, and thereby holds all control valves, where all control valves are from a suitable crimping treatment means (not shown), such as a plate. It is securely attached to the valve housing by means such as bolts extending into the housing. FIG. 7 shows an example of a fourth embodiment of the invention constructed in the same manner as previously described in connection with FIG. 6, except for the detailed design described below. is there. Specifically, the valve body, like that shown in FIG. 3, includes an additional radial flange (330), where it has a larger diameter of the case (332). It can be seen that it extends in the radial direction beyond the distance. Unlike FIG. 3, the flange (330) is cylindrical and the control valve is retained in the housing by a holddown plate (334). The plate (334) is similar to that described in connection with FIG. 6 where it is a series of plates allowing one valve to securely attach all valve units to the control unit. It includes an axisymmetric hole (336). However, the hole accommodates the entire case (332) and the control valve at the flange (330) so that the hold down plate can be placed against the wall of the housing (338). It is large enough to hold and place. The O-ring (340) makes it acceptable in the crimping process. The holddown plate is suitably mounted by a series of bolts (342) threaded into the housing. FIG. 8 is a pair of half-moon cutouts (351) having a depth approximately one half the thickness of the annular flange (350), and each half-moon cutout. Or at the pocket to accommodate a portion of a bugle head-type screw (352), which holds and holds the cut flat sheet portion (353) of the flange (350). Same as shown in connection with FIG. 7, except that the annular flange (350) includes a pair of half-moon shaped cutouts (351) that are fitted together. As such, it illustrates an example of the fifth embodiment of the present invention. The two holddown pockets (351) of each valve are diametrically relative to each other so that any two adjacent control valves can be securely attached and retained in the housing part by conventional screw fasteners. Located on the other side. Obviously, depending on how the control valves are specifically stacked (nesting), all fasteners must have space to hold two or more valves. There is no. In some cases, a single holddown fastener is needed for a particular control valve to achieve holding the control valve at two points diametrically opposite one another. Each coil case (356) is one that includes a cutout portion (358) that allows the case to overlap the head of the screw (352). Although the best mode for carrying out the invention has been described in detail, those skilled in the art who are familiar with the technology related to the present invention will carry out the present invention as defined in the claims below. It will be appreciated with respect to examples of various alternative designs and specific modes of implementation.
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,
LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M
W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU
,SD,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,
VN
【要約の続き】
(120,220)の間に最小限のスペースとすること
が制限されるものではない、そしてバルブ本体(23
0)はさらにハウジング(238)の外側で及び別の方
法では集積化された電気式コントロールモジュール(4
2)のコイル磁石アセンブリーの部分としてバルブ本体
(230)の環状のショルダー部(258)の上で収容
されているところの別々のフラックスリング(267)
を有している。バルブ胴体(146,230)の中に同
心状に配置されているポールピース(144,248)
はバルブ(120,220)を通る流路(134)を規
定しており、スエージ結合によりバルブ胴体(146,
230)に固定されうるもので、それによってネジによ
り結合することを排除できる。コントロールバルブ(1
20,220)は同様にネジを用いない結合によってコ
ントロールユニットにあるいはその中に保持でき、それ
により一緒になりコントロールユニットにおいてネジに
より結合することを排除できる。────────────────────────────────────────────────── ───
Continuation of front page
(81) Designated countries EP (AT, BE, CH, DE,
DK, ES, FR, GB, GR, IE, IT, LU, M
C, NL, PT, SE), OA (BF, BJ, CF, CG
, CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE, SN,
TD, TG), AP (KE, MW, SD, SZ, UG),
AM, AT, AU, BB, BG, BR, BY, CA, C
H, CN, CZ, DE, DK, EE, ES, FI, GB
, GE, HU, JP, KE, KG, KP, KR, KZ,
LK, LR, LT, LU, LV, MD, MG, MN, M
W, MX, NL, NO, NZ, PL, PT, RO, RU
, SD, SE, SI, SK, TJ, TT, UA, UZ,
VN
[Continued summary]
Minimum space between (120, 220)
Are not limited, and the valve body (23
0) is further outside the housing (238) and on the other side
In the law, an integrated electric control module (4
2) The valve body as part of the coil magnet assembly
Stored on the annular shoulder (258) of (230)
Separate flux ring (267)
have. The same in the valve body (146, 230)
Pole pieces (144, 248) arranged in a heart shape
Regulates the flow path (134) through the valves (120, 220).
The valve body (146,
230), by means of screws
Can be eliminated. Control valve (1
20, 220) is likewise connected by screwless coupling.
Can be held in or in a control unit, which
Together with the screws in the control unit
More binding can be eliminated.