JPH09215778A - ツーピースソリッドゴルフボール - Google Patents
ツーピースソリッドゴルフボールInfo
- Publication number
- JPH09215778A JPH09215778A JP8048136A JP4813696A JPH09215778A JP H09215778 A JPH09215778 A JP H09215778A JP 8048136 A JP8048136 A JP 8048136A JP 4813696 A JP4813696 A JP 4813696A JP H09215778 A JPH09215778 A JP H09215778A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- golf ball
- cover
- dimples
- solid golf
- dimple
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 ソリッドコアにカバーを被覆し、該カバ
ー表面に多数のディンプルを形成してなるツーピースソ
リッドゴルフボールにおいて、ソリッドコアがゴム基材
からなり、比重１．００以上を有し、かつ上記カバーの
比重が上記ソリッドコアの比重より大きく、ディンプル
のボール表面占有率が６０％以上であって、個々のディ
ンプルの縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間
体積を上記平面を底面としこの底面からのディンプルの
最大深さを高さとする円柱体積で除した値Ｖ0が０．４
０〜０．６５であり、かつソリッドゴルフボールの慣性
モーメント（Ｍ）がＭDL≦Ｍ≦ＭUL（式中、ＭUL＝０．
０８Ｄ＋８４．８、ＭDL＝０．０８Ｄ＋７７．８であ
り、ＤはカバーのショアーＤ硬度を示す。）であること
を特徴とするツーピースソリッドゴルフボール。 【効果】 本発明のツーピースソリッドゴルフボール
は、飛距離、コントロール性、パッティング時の転が
り、直進性が良好で、アイアンショットでのささくれが
生じ難いものである。
ー表面に多数のディンプルを形成してなるツーピースソ
リッドゴルフボールにおいて、ソリッドコアがゴム基材
からなり、比重１．００以上を有し、かつ上記カバーの
比重が上記ソリッドコアの比重より大きく、ディンプル
のボール表面占有率が６０％以上であって、個々のディ
ンプルの縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間
体積を上記平面を底面としこの底面からのディンプルの
最大深さを高さとする円柱体積で除した値Ｖ0が０．４
０〜０．６５であり、かつソリッドゴルフボールの慣性
モーメント（Ｍ）がＭDL≦Ｍ≦ＭUL（式中、ＭUL＝０．
０８Ｄ＋８４．８、ＭDL＝０．０８Ｄ＋７７．８であ
り、ＤはカバーのショアーＤ硬度を示す。）であること
を特徴とするツーピースソリッドゴルフボール。 【効果】 本発明のツーピースソリッドゴルフボール
は、飛距離、コントロール性、パッティング時の転が
り、直進性が良好で、アイアンショットでのささくれが
生じ難いものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛距離、コントロ
ール性、パッティング時の転がり、直進性、更には反発
性、耐久性の良好なツーピースソリッドゴルフボールに
関する。
ール性、パッティング時の転がり、直進性、更には反発
性、耐久性の良好なツーピースソリッドゴルフボールに
関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、ゴルフボールのカバーは、アイオノマー樹脂を主材
としてなり、カバーの比重は０．９６０程度のものが多
く用いられている。一方、このソリッドゴルフボールを
競技用として用いるためには、ゴルフ規則（Ｒ＆Ａ）で
定める規格を満たす必要があり、重量４５．９２ｇ以
下、外径４２．６７ｍｍ以上になるように製造する必要
がある。従って、アイオノマー樹脂を主材としたカバー
材を用いて得られるゴルフボールはある程度定まった範
囲の慣性モーメントを有するものとなる。
り、ゴルフボールのカバーは、アイオノマー樹脂を主材
としてなり、カバーの比重は０．９６０程度のものが多
く用いられている。一方、このソリッドゴルフボールを
競技用として用いるためには、ゴルフ規則（Ｒ＆Ａ）で
定める規格を満たす必要があり、重量４５．９２ｇ以
下、外径４２．６７ｍｍ以上になるように製造する必要
がある。従って、アイオノマー樹脂を主材としたカバー
材を用いて得られるゴルフボールはある程度定まった範
囲の慣性モーメントを有するものとなる。
【０００３】ここで、ゴルフボールの慣性モーメント
は、ゴルフボールの飛翔時における弾道、飛距離、コン
トロール性等に大きな影響を与える。一般に、慣性モー
メントを高めることにより、ゴルフボールの飛翔中のス
ピン減衰率が低下し、最高高度を超えて降下する際にも
スピン量が維持され、伸びのある弾道になる。また、グ
リーン上でパター打撃した際には、直進性が高く、転が
りも良い。従って、このような点から大きな慣性モーメ
ントが得られるゴルフボールに対する提案がなされてい
る。
は、ゴルフボールの飛翔時における弾道、飛距離、コン
トロール性等に大きな影響を与える。一般に、慣性モー
メントを高めることにより、ゴルフボールの飛翔中のス
ピン減衰率が低下し、最高高度を超えて降下する際にも
スピン量が維持され、伸びのある弾道になる。また、グ
リーン上でパター打撃した際には、直進性が高く、転が
りも良い。従って、このような点から大きな慣性モーメ
ントが得られるゴルフボールに対する提案がなされてい
る。
【０００４】例えば、特開平６−２７７３１２号公報に
は、アイオノマー樹脂を主材とし、チタン白、硫酸バリ
ウムを配合することにより、高い慣性モーメントが得ら
れるソリッドゴルフボールが提案されている。
は、アイオノマー樹脂を主材とし、チタン白、硫酸バリ
ウムを配合することにより、高い慣性モーメントが得ら
れるソリッドゴルフボールが提案されている。
【０００５】しかしながら、この提案は、形成されたカ
バーがチタン白や硫酸バリウム等の充填剤を多く含むた
め、アイアンによる打撃の際にささくれ傷が発生し易
く、しかも多量の充填剤はカバーの反発性を劣化させる
ため十分な飛距離が得られない等の問題を生じている。
バーがチタン白や硫酸バリウム等の充填剤を多く含むた
め、アイアンによる打撃の際にささくれ傷が発生し易
く、しかも多量の充填剤はカバーの反発性を劣化させる
ため十分な飛距離が得られない等の問題を生じている。
【０００６】本発明は、カバー硬度に応じてボールの慣
性モーメントを適正化し、かつディンプル態様などを適
正化することにより、飛距離、コントロール性、グリー
ン上での直進性及び転がり性に優れる上、耐久性に優れ
たカバーを有するツーピースソリッドゴルフボールを提
供することを目的とする。
性モーメントを適正化し、かつディンプル態様などを適
正化することにより、飛距離、コントロール性、グリー
ン上での直進性及び転がり性に優れる上、耐久性に優れ
たカバーを有するツーピースソリッドゴルフボールを提
供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、ツーピースソリッドゴルフボールのコアをゴム基材
を用いて比重１．００以上に形成すると共に、カバー比
重をコア比重より大きく形成すること、かつゴルフボー
ルの慣性モーメント（Ｍ）を下記式 ＭDL≦Ｍ≦ＭUL （式中、ＭUL＝０．０８Ｄ＋８４．８、ＭDL＝０．０８
Ｄ＋７７．８であり、ＤはカバーのショアーＤ硬度を示
す。）の範囲とすること、即ちカバー硬度に応じて慣性
モーメントを選定すること、しかもディンプルのボール
表面占有率を６０％以上にすると共に、個々のディンプ
ルの縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間体積
を上記平面を底面としこの底面からのディンプルの最大
深さを高さとする円柱体積で除した値Ｖ0を０．４０〜
０．６５の範囲とすること、更に好ましくはコア硬度、
下記式で示されるＤｓｔ値、カバー硬度を適正化するこ
と、またこの場合、有利にはカバーを熱可塑性ポリウレ
タンエラストマーにて形成することにより、飛距離、コ
ントロール性、グリーン上でのパターによる打ち出し時
の転がり性及び直進性等に優れ、しかも反発性、アイア
ンの打撃によるカバーの耐久性も良好であることを知見
し、本発明をなすに至ったものである。
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、ツーピースソリッドゴルフボールのコアをゴム基材
を用いて比重１．００以上に形成すると共に、カバー比
重をコア比重より大きく形成すること、かつゴルフボー
ルの慣性モーメント（Ｍ）を下記式 ＭDL≦Ｍ≦ＭUL （式中、ＭUL＝０．０８Ｄ＋８４．８、ＭDL＝０．０８
Ｄ＋７７．８であり、ＤはカバーのショアーＤ硬度を示
す。）の範囲とすること、即ちカバー硬度に応じて慣性
モーメントを選定すること、しかもディンプルのボール
表面占有率を６０％以上にすると共に、個々のディンプ
ルの縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間体積
を上記平面を底面としこの底面からのディンプルの最大
深さを高さとする円柱体積で除した値Ｖ0を０．４０〜
０．６５の範囲とすること、更に好ましくはコア硬度、
下記式で示されるＤｓｔ値、カバー硬度を適正化するこ
と、またこの場合、有利にはカバーを熱可塑性ポリウレ
タンエラストマーにて形成することにより、飛距離、コ
ントロール性、グリーン上でのパターによる打ち出し時
の転がり性及び直進性等に優れ、しかも反発性、アイア
ンの打撃によるカバーの耐久性も良好であることを知見
し、本発明をなすに至ったものである。
【０００８】即ち、本発明は、（１）ソリッドコアにカ
バーを被覆し、該カバー表面に多数のディンプルを形成
してなるツーピースソリッドゴルフボールにおいて、ソ
リッドコアがゴム基材からなり、比重１．００以上を有
し、かつ上記カバーの比重が上記ソリッドコアの比重よ
り大きく、ディンプルのボール表面占有率が６０％以上
であって、個々のディンプルの縁部によって囲まれる平
面下のディンプル空間体積を上記平面を底面としこの底
面からのディンプルの最大深さを高さとする円柱体積で
除した値Ｖ0が０．４０〜０．６５であり、かつソリッ
ドゴルフボールの慣性モーメント（Ｍ）が ＭDL≦Ｍ≦ＭUL （式中、ＭUL＝０．０８Ｄ＋８４．８、ＭDL＝０．０８
Ｄ＋７７．８であり、ＤはカバーのショアーＤ硬度を示
す。）であることを特徴とするツーピースソリッドゴル
フボール、（２）１００ｋｇ荷重時におけるソリッドコ
アのたわみ量が２．０〜４．５ｍｍである（１）記載の
ツーピースソリッドゴルフボール、（３）ｎ種のディン
プルを有し、各種ディンプルの径をＤｍｋ、深さをＤｐ
ｋ、個数をＮｋとした場合（但し、ｋ＝１，２，３，…
ｎ）、下記式で示されるディンプル総表面積指標（Ｄｓ
ｔ）が４．０以上である（１）又は（２）記載のツーピ
ースソリッドゴルフボール、（４）カバー硬度がショア
ーＤ硬度で４０〜６８である（１）乃至（３）のいずれ
か１項に記載のツーピースソリッドゴルフボール、及
び、（５）熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主材と
してなるカバーを有する（１）乃至（４）のいずれか１
項に記載のツーピースソリッドゴルフボールを提供す
る。
バーを被覆し、該カバー表面に多数のディンプルを形成
してなるツーピースソリッドゴルフボールにおいて、ソ
リッドコアがゴム基材からなり、比重１．００以上を有
し、かつ上記カバーの比重が上記ソリッドコアの比重よ
り大きく、ディンプルのボール表面占有率が６０％以上
であって、個々のディンプルの縁部によって囲まれる平
面下のディンプル空間体積を上記平面を底面としこの底
面からのディンプルの最大深さを高さとする円柱体積で
除した値Ｖ0が０．４０〜０．６５であり、かつソリッ
ドゴルフボールの慣性モーメント（Ｍ）が ＭDL≦Ｍ≦ＭUL （式中、ＭUL＝０．０８Ｄ＋８４．８、ＭDL＝０．０８
Ｄ＋７７．８であり、ＤはカバーのショアーＤ硬度を示
す。）であることを特徴とするツーピースソリッドゴル
フボール、（２）１００ｋｇ荷重時におけるソリッドコ
アのたわみ量が２．０〜４．５ｍｍである（１）記載の
ツーピースソリッドゴルフボール、（３）ｎ種のディン
プルを有し、各種ディンプルの径をＤｍｋ、深さをＤｐ
ｋ、個数をＮｋとした場合（但し、ｋ＝１，２，３，…
ｎ）、下記式で示されるディンプル総表面積指標（Ｄｓ
ｔ）が４．０以上である（１）又は（２）記載のツーピ
ースソリッドゴルフボール、（４）カバー硬度がショア
ーＤ硬度で４０〜６８である（１）乃至（３）のいずれ
か１項に記載のツーピースソリッドゴルフボール、及
び、（５）熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主材と
してなるカバーを有する（１）乃至（４）のいずれか１
項に記載のツーピースソリッドゴルフボールを提供す
る。
【０００９】
【数２】 （但し、式中Ｒはボール半径、Ｎｋはディンプルｋの個
数であり、Ｖ0は上述した意味を示す。）
数であり、Ｖ0は上述した意味を示す。）
【００１０】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のツーピースソリッドゴルフボールは、ゴム
基材からなるソリッドコアにカバーを被覆してなるもの
で、このソリッドコアは、比重１．００以上、好ましく
は１．０２〜１．１８、更に好ましくは１．０６〜１．
１５のものを使用する。
と、本発明のツーピースソリッドゴルフボールは、ゴム
基材からなるソリッドコアにカバーを被覆してなるもの
で、このソリッドコアは、比重１．００以上、好ましく
は１．０２〜１．１８、更に好ましくは１．０６〜１．
１５のものを使用する。
【００１１】ここで、ソリッドコアは、公知の材料で形
成することができ、常法により、加硫条件、配合比等を
適宜調節することによって得ることができる。この場
合、コアの配合には、基材ゴム、架橋剤、共架橋剤、不
活性充填剤等が含まれる。基材ゴムとしては、従来から
ソリッドゴルフボールに用いられている天然ゴム及び／
又は合成ゴムを使用することができるが、本発明におい
てはシス構造を少なくとも４０％以上有する１，４−ポ
リブタジエンを用いることが好ましい。この場合、所望
により該ポリブタジエンに天然ゴム、ポリイソプレンゴ
ム、スチレンブタジエンゴム等を適宜配合してもよい。
成することができ、常法により、加硫条件、配合比等を
適宜調節することによって得ることができる。この場
合、コアの配合には、基材ゴム、架橋剤、共架橋剤、不
活性充填剤等が含まれる。基材ゴムとしては、従来から
ソリッドゴルフボールに用いられている天然ゴム及び／
又は合成ゴムを使用することができるが、本発明におい
てはシス構造を少なくとも４０％以上有する１，４−ポ
リブタジエンを用いることが好ましい。この場合、所望
により該ポリブタジエンに天然ゴム、ポリイソプレンゴ
ム、スチレンブタジエンゴム等を適宜配合してもよい。
【００１２】架橋剤としてはジクミルパーオキサイドや
ジ−ｔ−ブチルパーオキサイドのような有機過酸化物を
使用できるが、特に好ましいものはジクミルパーオキサ
イドである。なお、架橋剤の配合量は基材ゴム１００重
量部に対して通常０．５〜１．８重量部、特に０．８〜
１．５重量部であることが好ましい。
ジ−ｔ−ブチルパーオキサイドのような有機過酸化物を
使用できるが、特に好ましいものはジクミルパーオキサ
イドである。なお、架橋剤の配合量は基材ゴム１００重
量部に対して通常０．５〜１．８重量部、特に０．８〜
１．５重量部であることが好ましい。
【００１３】共架橋剤としては特に限定するものではな
いが、不飽和脂肪酸の金属塩、特に炭素原子数３〜８の
不飽和脂肪酸（例えばアクリル酸、メタクリル酸等）の
亜鉛塩やマグネシウム塩が例示され、アクリル酸亜鉛が
特に好適である。この共架橋剤の配合量は基材ゴム１０
０重量部に対して１０〜４０重量部、好ましくは２０〜
３０重量部である。
いが、不飽和脂肪酸の金属塩、特に炭素原子数３〜８の
不飽和脂肪酸（例えばアクリル酸、メタクリル酸等）の
亜鉛塩やマグネシウム塩が例示され、アクリル酸亜鉛が
特に好適である。この共架橋剤の配合量は基材ゴム１０
０重量部に対して１０〜４０重量部、好ましくは２０〜
３０重量部である。
【００１４】不活性充填剤としては酸化亜鉛、硫酸バリ
ウム、シリカ、炭酸カルシウム及び炭酸亜鉛等が例示さ
れるが、酸化亜鉛が一般的で、その配合量はコアとカバ
ーの比重、ボールの重量規格等に左右され、特に限定さ
れないが、通常は基材ゴム１００重量部に対して５〜２
０重量部、更に好ましくは８〜１５重量部である。
ウム、シリカ、炭酸カルシウム及び炭酸亜鉛等が例示さ
れるが、酸化亜鉛が一般的で、その配合量はコアとカバ
ーの比重、ボールの重量規格等に左右され、特に限定さ
れないが、通常は基材ゴム１００重量部に対して５〜２
０重量部、更に好ましくは８〜１５重量部である。
【００１５】上記成分を配合して得られるコア用組成物
は通常の混練機、例えばバンバリーミキサーやロール等
を用いて混練し、コア用金型に圧縮又は射出成形し、成
形体を架橋剤及び共架橋剤が作用するのに十分な温度
（例えば架橋剤としてジクミルパーオキサイドを用い、
共架橋剤としてアクリル酸亜鉛を用いた場合には約１３
０〜１７０℃）で加熱硬化してコアを調製する。
は通常の混練機、例えばバンバリーミキサーやロール等
を用いて混練し、コア用金型に圧縮又は射出成形し、成
形体を架橋剤及び共架橋剤が作用するのに十分な温度
（例えば架橋剤としてジクミルパーオキサイドを用い、
共架橋剤としてアクリル酸亜鉛を用いた場合には約１３
０〜１７０℃）で加熱硬化してコアを調製する。
【００１６】ここで、配合材料、特に架橋剤、共架橋剤
の種類や量、それに加硫条件を適宜選定することによ
り、所望硬度（１００ｋｇ荷重時のたわみ量）のコアを
得ることができる。この場合、上記ソリッドコアは、１
００ｋｇ荷重時におけるたわみ量が２．０〜４．５ｍ
ｍ、より好ましくは２．５〜４．３ｍｍ、更に好ましく
は２．６〜４．０ｍｍに形成することが好ましく、上記
たわみ量を上記範囲内にすることによって、十分な反発
性を有し、良好な打感、優れたささくれ耐久性を得るこ
とができる。
の種類や量、それに加硫条件を適宜選定することによ
り、所望硬度（１００ｋｇ荷重時のたわみ量）のコアを
得ることができる。この場合、上記ソリッドコアは、１
００ｋｇ荷重時におけるたわみ量が２．０〜４．５ｍ
ｍ、より好ましくは２．５〜４．３ｍｍ、更に好ましく
は２．６〜４．０ｍｍに形成することが好ましく、上記
たわみ量を上記範囲内にすることによって、十分な反発
性を有し、良好な打感、優れたささくれ耐久性を得るこ
とができる。
【００１７】なお、このソリッドコアは、その直径が３
７〜４１ｍｍ、特に３８〜４０ｍｍであり、また重さが
３０〜３７ｇ、特に３１〜３６．５ｇであることが好ま
しい。
７〜４１ｍｍ、特に３８〜４０ｍｍであり、また重さが
３０〜３７ｇ、特に３１〜３６．５ｇであることが好ま
しい。
【００１８】次に、上記ソリッドコアを被覆するカバー
は、上記コアより比重を大きく形成するもので、これに
よって高い慣性モーメントを得ることができ、飛翔安定
性、パターでの直進安定性等が良好なゴルフボールが得
られる。これに対し、カバー比重がコア比重より小さい
と本発明の目的を達成し得ない。カバー比重は、コアの
比重に応じて適宜選定されるが、通常１．１０〜１．２
５になるように形成することが好ましく、その比重差は
０．０１〜０．１５であることが好ましい。
は、上記コアより比重を大きく形成するもので、これに
よって高い慣性モーメントを得ることができ、飛翔安定
性、パターでの直進安定性等が良好なゴルフボールが得
られる。これに対し、カバー比重がコア比重より小さい
と本発明の目的を達成し得ない。カバー比重は、コアの
比重に応じて適宜選定されるが、通常１．１０〜１．２
５になるように形成することが好ましく、その比重差は
０．０１〜０．１５であることが好ましい。
【００１９】また、カバーの硬度も特に制限されるもの
ではないが、ショアーＤ硬度が４０〜６８、より好まし
くは４３〜６５、更に好ましくは４５〜６０になるよう
に形成することが好ましく、ショアーＤ硬度が４０未満
であると反発性が低下し、また６８を超えると打感がに
ぶくなる場合がある。
ではないが、ショアーＤ硬度が４０〜６８、より好まし
くは４３〜６５、更に好ましくは４５〜６０になるよう
に形成することが好ましく、ショアーＤ硬度が４０未満
であると反発性が低下し、また６８を超えると打感がに
ぶくなる場合がある。
【００２０】本発明で用いるカバー材は、上記ソリッド
コアの比重より大きくなるように形成すれば、特に制限
されるものではなく、通常のカバー材にて形成すること
ができるが、熱可塑性樹脂を好適に用いることができ
る。この熱可塑性樹脂としては、熱可塑性ウレタンエラ
ストマー、アイオノマー樹脂、ポリエステルエラストマ
ー、ポリアミドエラストマー、プロピレン−ブタジエン
共重合体、１，２−ポリブタジエン、スチレン−ブタジ
エン共重合体等を挙げることができ、これらは１種又は
２種以上を使用することができるが、本発明においては
熱可塑性ウレタンエラストマーを主材として用いること
が好ましく、具体的には、ＰＡＮＤＥＸＴ−７８９０，
ＰＡＮＤＥＸ Ｔ−１１９８（商品名：大日本インキ化
学工業（株）製）等を好適に使用することができる。ま
た、上記カバー比重を満たすために、上記熱可塑性樹脂
に加えて、硫酸バリウム、酸化チタン、ステアリン酸マ
グネシウム等の各種充填剤を配合することもできる。
コアの比重より大きくなるように形成すれば、特に制限
されるものではなく、通常のカバー材にて形成すること
ができるが、熱可塑性樹脂を好適に用いることができ
る。この熱可塑性樹脂としては、熱可塑性ウレタンエラ
ストマー、アイオノマー樹脂、ポリエステルエラストマ
ー、ポリアミドエラストマー、プロピレン−ブタジエン
共重合体、１，２−ポリブタジエン、スチレン−ブタジ
エン共重合体等を挙げることができ、これらは１種又は
２種以上を使用することができるが、本発明においては
熱可塑性ウレタンエラストマーを主材として用いること
が好ましく、具体的には、ＰＡＮＤＥＸＴ−７８９０，
ＰＡＮＤＥＸ Ｔ−１１９８（商品名：大日本インキ化
学工業（株）製）等を好適に使用することができる。ま
た、上記カバー比重を満たすために、上記熱可塑性樹脂
に加えて、硫酸バリウム、酸化チタン、ステアリン酸マ
グネシウム等の各種充填剤を配合することもできる。
【００２１】なお、ゴルフボールの製造は、常法にて行
うことができ、射出成形法、コンプレッション成形法等
で上記カバー材を上記ソリッドコアに被覆することによ
ってソリッドゴルフボールを得ることができる。
うことができ、射出成形法、コンプレッション成形法等
で上記カバー材を上記ソリッドコアに被覆することによ
ってソリッドゴルフボールを得ることができる。
【００２２】また、本発明のゴルフボールは、上記カバ
ー硬度（ショアーＤ硬度）に応じ、下記式で示される範
囲の慣性モーメント（Ｍ）を有するものである。 ＭDL≦Ｍ≦ＭUL 但し、ＭULは０．０８Ｄ＋８４．８、ＭDLは０．０８Ｄ
＋７７．８であり、ＤはカバーのショアーＤ硬度であ
る。
ー硬度（ショアーＤ硬度）に応じ、下記式で示される範
囲の慣性モーメント（Ｍ）を有するものである。 ＭDL≦Ｍ≦ＭUL 但し、ＭULは０．０８Ｄ＋８４．８、ＭDLは０．０８Ｄ
＋７７．８であり、ＤはカバーのショアーＤ硬度であ
る。
【００２３】即ち、本発明者の検討によると、慣性モー
メントは、カバー硬度との相関で適正範囲を有してい
る。つまり、カバーが硬いと大きい必要があり、軟らか
いと硬いカバー程大きい必要がない。それは、カバーが
軟らかいとインパクト時の摩擦力が大きくスピンが掛か
り易く、逆にカバーが硬いと摩擦力が小さいためスピン
が掛かりにくくなるためで、硬いカバーを用い、低いス
ピン量で打ち出されたボールは、慣性モーメントが小さ
いと早く減衰してしまい、落ちる際失速してしまう。逆
に、軟らかいカバーを用い、高いスピン量で打ち出され
たボールは、慣性モーメントが大きすぎると、スピン減
衰が小さいために、飛翔中必要以上のスピンにより、ふ
き上がりぎみになり、いずれも飛距離が低下する傾向に
なる。
メントは、カバー硬度との相関で適正範囲を有してい
る。つまり、カバーが硬いと大きい必要があり、軟らか
いと硬いカバー程大きい必要がない。それは、カバーが
軟らかいとインパクト時の摩擦力が大きくスピンが掛か
り易く、逆にカバーが硬いと摩擦力が小さいためスピン
が掛かりにくくなるためで、硬いカバーを用い、低いス
ピン量で打ち出されたボールは、慣性モーメントが小さ
いと早く減衰してしまい、落ちる際失速してしまう。逆
に、軟らかいカバーを用い、高いスピン量で打ち出され
たボールは、慣性モーメントが大きすぎると、スピン減
衰が小さいために、飛翔中必要以上のスピンにより、ふ
き上がりぎみになり、いずれも飛距離が低下する傾向に
なる。
【００２４】従って、優れたボール特性を与える点か
ら、ボールの慣性モーメントを上記範囲とする必要があ
る。上記範囲の下限値より小さいと失速ぎみの弾道とな
り、逆に上限値より大きいとふき上がりぎみの弾道とな
り、いずれも飛距離が低下する。なお、上記範囲の慣性
モーメント（Ｍ）は、下記の式によって求められる。
ら、ボールの慣性モーメントを上記範囲とする必要があ
る。上記範囲の下限値より小さいと失速ぎみの弾道とな
り、逆に上限値より大きいとふき上がりぎみの弾道とな
り、いずれも飛距離が低下する。なお、上記範囲の慣性
モーメント（Ｍ）は、下記の式によって求められる。
【００２５】
【数３】
【００２６】本発明のソリッドゴルフボールは、通常の
ゴルフボールと同様に多数のディンプルを表面に形成し
てなるものである。ここで、本発明のゴルフボールは、
ゴルフボールを球状とみなして仮想球面とした際、個々
のディンプルの縁部によって囲まれる仮想球面の表面積
が仮想球面の全表面積に対する割合、即ち、ディンプル
表面占有率が６０％以上、好ましくは６０〜８０％にな
るようにディンプルを設けたものである。ディンプル表
面占有率が少ないと、飛翔中の前述した慣性モーメント
の効果が小さくなる。また、ディンプルの個数は３５０
〜５００個、特に３６０〜４６０個とすることが好まし
い。ディンプルの配列態様は通常のゴルフボールと同様
でよく、また、ディンプルは直径、深さ等が相違する２
種又はそれ以上の多種類のものとすることができるが、
直径は２．５〜４．３ｍｍ、深さは０．１４〜０．２５
ｍｍの範囲であることが好ましい。
ゴルフボールと同様に多数のディンプルを表面に形成し
てなるものである。ここで、本発明のゴルフボールは、
ゴルフボールを球状とみなして仮想球面とした際、個々
のディンプルの縁部によって囲まれる仮想球面の表面積
が仮想球面の全表面積に対する割合、即ち、ディンプル
表面占有率が６０％以上、好ましくは６０〜８０％にな
るようにディンプルを設けたものである。ディンプル表
面占有率が少ないと、飛翔中の前述した慣性モーメント
の効果が小さくなる。また、ディンプルの個数は３５０
〜５００個、特に３６０〜４６０個とすることが好まし
い。ディンプルの配列態様は通常のゴルフボールと同様
でよく、また、ディンプルは直径、深さ等が相違する２
種又はそれ以上の多種類のものとすることができるが、
直径は２．５〜４．３ｍｍ、深さは０．１４〜０．２５
ｍｍの範囲であることが好ましい。
【００２７】更に、上記ディンプルは、各ディンプルの
縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間体積を、
前記平面を底面としかつこの底面からの各ディンプルの
最大深さを高さとする円柱体積で除した値Ｖ0を０．４
０〜０．６５、特に０．４３〜０．６０になるように形
成する。Ｖ0が０．６５を超えると、ボールがふき上が
りぎみとなって失速するおそれがあり、十分な飛距離を
得られず、また、０．４０未満であるとドロップぎみの
弾道になる。
縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間体積を、
前記平面を底面としかつこの底面からの各ディンプルの
最大深さを高さとする円柱体積で除した値Ｖ0を０．４
０〜０．６５、特に０．４３〜０．６０になるように形
成する。Ｖ0が０．６５を超えると、ボールがふき上が
りぎみとなって失速するおそれがあり、十分な飛距離を
得られず、また、０．４０未満であるとドロップぎみの
弾道になる。
【００２８】ここで、ディンプル形状につき更に詳しく
説明すると、ディンプル平面形状が円形状の場合、図１
に示したようにディンプル１上にボール直径の仮想球面
２を設定すると共にボール直径より０．１６ｍｍ小さい
直径の球面３を設定し、この球面３の円周とディンプル
１との交点４を求め、該交点４における接線５と前記仮
想球面２との交点６の連なりをディンプル縁部７とす
る。この場合、上述したディンプル縁部７の設定は、通
常ディンプル１の縁部は丸みを帯びているため、このよ
うな設定がないとディンプル縁部の正確な位置が分から
ないためである。そして、図２，３に示したように前記
縁部７によって囲まれる平面（円：直径Ｄm）８下のデ
ィンプル空間９の体積Ｖpを求める。一方、前記平面８
を底面とし、この平面８からのディンプル最大深さＤp
を高さとする円柱１０の体積ＶQに対するディンプル空
間体積Ｖpの比Ｖ0を算出する。
説明すると、ディンプル平面形状が円形状の場合、図１
に示したようにディンプル１上にボール直径の仮想球面
２を設定すると共にボール直径より０．１６ｍｍ小さい
直径の球面３を設定し、この球面３の円周とディンプル
１との交点４を求め、該交点４における接線５と前記仮
想球面２との交点６の連なりをディンプル縁部７とす
る。この場合、上述したディンプル縁部７の設定は、通
常ディンプル１の縁部は丸みを帯びているため、このよ
うな設定がないとディンプル縁部の正確な位置が分から
ないためである。そして、図２，３に示したように前記
縁部７によって囲まれる平面（円：直径Ｄm）８下のデ
ィンプル空間９の体積Ｖpを求める。一方、前記平面８
を底面とし、この平面８からのディンプル最大深さＤp
を高さとする円柱１０の体積ＶQに対するディンプル空
間体積Ｖpの比Ｖ0を算出する。
【００２９】
【数４】
【００３０】なお、ディンプルの平面形状が円形状でな
い場合は、このディンプルの最大直径（もしくは平面最
大長さ）を求め、ディンプル平面がこの最大直径（最大
長さ）を有する円形状であると仮定し、以下上記と同様
にしてＶ0を算出する。
い場合は、このディンプルの最大直径（もしくは平面最
大長さ）を求め、ディンプル平面がこの最大直径（最大
長さ）を有する円形状であると仮定し、以下上記と同様
にしてＶ0を算出する。
【００３１】更に、本発明のゴルフボールはボール表面
に形成されるディンプル種類数をｎとし、各種ディンプ
ルの径をＤｍｋ、最大深さをＤｐｋ、個数をＮｋとした
場合（但し、ｋ＝１，２，３，…ｎ）、下記式で示され
るディンプル総表面積指標Ｄｓｔを４．０以上、より好
ましくは４．０〜７．０に形成することが好ましい。
に形成されるディンプル種類数をｎとし、各種ディンプ
ルの径をＤｍｋ、最大深さをＤｐｋ、個数をＮｋとした
場合（但し、ｋ＝１，２，３，…ｎ）、下記式で示され
るディンプル総表面積指標Ｄｓｔを４．０以上、より好
ましくは４．０〜７．０に形成することが好ましい。
【００３２】
【数５】 ここで、式中Ｒはボール半径、Ｖ0は上記規定値Ｖ0と同
義であり、Ｎｋはディンプルｋの個数である。このディ
ンプル総表面積指標は種々のディンプルパラメータを適
正化し、本発明の上記したソリッドコアとカバーを有す
るゴルフボールに更なる飛距離を与えることができるも
ので、上記ディンプル総表面積指標が４．０以上であれ
ば、ゴルフボールの飛翔特性（飛距離、風に対する強
さ）が更に増長される。
義であり、Ｎｋはディンプルｋの個数である。このディ
ンプル総表面積指標は種々のディンプルパラメータを適
正化し、本発明の上記したソリッドコアとカバーを有す
るゴルフボールに更なる飛距離を与えることができるも
ので、上記ディンプル総表面積指標が４．０以上であれ
ば、ゴルフボールの飛翔特性（飛距離、風に対する強
さ）が更に増長される。
【００３３】
【発明の効果】本発明のツーピースソリッドゴルフボー
ルは、飛距離、コントロール性、パッティング時の転が
り、直進性が良好で、アイアンショットでのささくれが
生じ難いものである。
ルは、飛距離、コントロール性、パッティング時の転が
り、直進性が良好で、アイアンショットでのささくれが
生じ難いものである。
【００３４】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【００３５】［実施例１〜３、比較例１、２］表１に示
されるコア材料を混練し、モールド中で１６０℃におい
て約１８分間加硫することにより、表４に示される外
径、重量、比重及び１００ｋｇ荷重時のたわみ量を有す
るソリッドコアを得た。
されるコア材料を混練し、モールド中で１６０℃におい
て約１８分間加硫することにより、表４に示される外
径、重量、比重及び１００ｋｇ荷重時のたわみ量を有す
るソリッドコアを得た。
【００３６】次に、表２に示されるカバー材料を混練
し、射出成形して上記ソリッドコアに被覆すると共に、
カバー表面に表３に示される態様のディンプルを形成
し、ツーピースソリッドゴルフボールを得た。得られた
ゴルフボールの重量及び外径を表４に示す。
し、射出成形して上記ソリッドコアに被覆すると共に、
カバー表面に表３に示される態様のディンプルを形成
し、ツーピースソリッドゴルフボールを得た。得られた
ゴルフボールの重量及び外径を表４に示す。
【００３７】なお、表４中、ゴルフボールの諸特性は下
記に示す通り評価を行った。慣性モーメント 各部材の直径は任意の５点を計測して得た値の平均値を
採った。重量については各部材に分離したものを測定し
て得た。そこから付着重量、体積を算出し、各部材の比
重を算出した。これらの値を下記式にあてはめ、慣性モ
ーメントを得た。
記に示す通り評価を行った。慣性モーメント 各部材の直径は任意の５点を計測して得た値の平均値を
採った。重量については各部材に分離したものを測定し
て得た。そこから付着重量、体積を算出し、各部材の比
重を算出した。これらの値を下記式にあてはめ、慣性モ
ーメントを得た。
【００３８】
【数６】
【００３９】飛距離 Ｔｒｕｅ Ｔｅｍｐｅｒ社製の打撃マシンを用い、ドラ
イバーを用いてヘッドスピード（ＨＳ）４５ｍ／ｓにて
実打した時の落下距離（キャリー）と到達距離（トータ
ル）を求めた。耐ささくれ性 スイングロボットにより、サンドウエッジ（ＳＷ）でヘ
ッドスピード３８ｍ／ｓにおいてボールを任意２箇所各
１回打撃し、これら２箇所の打撃部を観察し、次の基準
で評価した。 ○：良好 △：普通 ×：劣る
イバーを用いてヘッドスピード（ＨＳ）４５ｍ／ｓにて
実打した時の落下距離（キャリー）と到達距離（トータ
ル）を求めた。耐ささくれ性 スイングロボットにより、サンドウエッジ（ＳＷ）でヘ
ッドスピード３８ｍ／ｓにおいてボールを任意２箇所各
１回打撃し、これら２箇所の打撃部を観察し、次の基準
で評価した。 ○：良好 △：普通 ×：劣る
【００４０】
【表１】
【００４１】
【表２】
【００４２】
【表３】
【００４３】
【表４】
【図１】ディンプルＶ 0の計算方法を説明する説明図
（断面図）である。
（断面図）である。
【図２】同斜視図である。
【図３】同断面図である。
１ ディンプル ２ 仮想球面 ３ 球面 ４ 交点 ５ 接線 ６ 交点 ７ ディンプル縁部 ８ 平面 ９ ディンプル空間
Claims (5)
- 【請求項１】 ソリッドコアにカバーを被覆し、該カバ
ー表面に多数のディンプルを形成してなるツーピースソ
リッドゴルフボールにおいて、ソリッドコアがゴム基材
からなり、比重１．００以上を有し、かつ上記カバーの
比重が上記ソリッドコアの比重より大きく、ディンプル
のボール表面占有率が６０％以上であって、個々のディ
ンプルの縁部によって囲まれる平面下のディンプル空間
体積を上記平面を底面としこの底面からのディンプルの
最大深さを高さとする円柱体積で除した値Ｖ0が０．４
０〜０．６５であり、かつソリッドゴルフボールの慣性
モーメント（Ｍ）が ＭDL≦Ｍ≦ＭUL （式中、ＭUL＝０．０８Ｄ＋８４．８、ＭDL＝０．０８
Ｄ＋７７．８であり、ＤはカバーのショアーＤ硬度を示
す。）であることを特徴とするツーピースソリッドゴル
フボール。 - 【請求項２】 １００ｋｇ荷重時におけるソリッドコア
のたわみ量が２．０〜４．５ｍｍである請求項１記載の
ツーピースソリッドゴルフボール。 - 【請求項３】 ｎ種のディンプルを有し、各種ディンプ
ルの径をＤｍｋ、深さをＤｐｋ、個数をＮｋとした場合
（但し、ｋ＝１，２，３，…ｎ）、下記式 【数１】 （但し、式中Ｒはボール半径、Ｎｋはディンプルｋの個
数であり、Ｖ0は上述した意味を示す。）で示されるデ
ィンプル総表面積指標（Ｄｓｔ）が４．０以上である請
求項１又は２記載のツーピースソリッドゴルフボール。 - 【請求項４】 カバー硬度がショアーＤ硬度で４０〜６
８である請求項１乃至３のいずれか１項に記載のツーピ
ースソリッドゴルフボール。 - 【請求項５】 熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主
材としてなるカバーを有する請求項１乃至４のいずれか
１項に記載のツーピースソリッドゴルフボール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8048136A JPH09215778A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | ツーピースソリッドゴルフボール |
| US08/796,477 US5752889A (en) | 1996-02-09 | 1997-02-10 | Two-piece solid golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8048136A JPH09215778A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | ツーピースソリッドゴルフボール |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002268335A Division JP2003093543A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | ツーピースソリッドゴルフボール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09215778A true JPH09215778A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12794931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8048136A Pending JPH09215778A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | ツーピースソリッドゴルフボール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09215778A (ja) |
Cited By (21)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003000762A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-07 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフボール |
| US6575849B2 (en) | 2001-06-19 | 2003-06-10 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
| US6652393B1 (en) | 2002-08-16 | 2003-11-25 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| US6815521B2 (en) | 2001-10-03 | 2004-11-09 | Sumitomo Rubber Industries Limited | Multi-piece golf ball |
| US6837804B2 (en) | 2001-06-21 | 2005-01-04 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Two-piece solid golf ball |
| US6887168B2 (en) | 2002-11-29 | 2005-05-03 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Two-piece solid golf ball |
| US6910974B2 (en) | 2002-03-08 | 2005-06-28 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
| US6966850B2 (en) | 2001-06-25 | 2005-11-22 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Two-piece solid golf ball |
| US6987159B2 (en) | 2001-10-01 | 2006-01-17 | Sumitomo Rubber Industries Limited | Solid golf ball |
| US7059975B2 (en) | 2001-12-21 | 2006-06-13 | Sri Sports Limited | Two-piece solid golf ball |
| US7160208B2 (en) | 2001-12-28 | 2007-01-09 | Bridgestone Sports Co., Ltd | Three-piece solid golf ball |
| US7273425B2 (en) | 2005-12-05 | 2007-09-25 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| US7344455B1 (en) | 2007-02-13 | 2008-03-18 | Bridgestone Sports Co., Ltd | Solid golf ball |
| US7481722B2 (en) | 2007-02-13 | 2009-01-27 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| US7510488B2 (en) | 2007-02-13 | 2009-03-31 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| US7695379B2 (en) | 2007-02-13 | 2010-04-13 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| US7727085B2 (en) | 2007-02-13 | 2010-06-01 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| US8349952B2 (en) | 2006-12-28 | 2013-01-08 | Dunlop Sports Co. Ltd. | Golf ball |
| US8563654B2 (en) | 2007-11-08 | 2013-10-22 | Sri Sports Limited | Golf ball |
| US8846826B2 (en) | 2008-04-18 | 2014-09-30 | Sri Sports Limited | Golf ball |
| US8877875B2 (en) | 2007-11-08 | 2014-11-04 | Sri Sports Limited | Golf ball |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP8048136A patent/JPH09215778A/ja active Pending
Cited By (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6575849B2 (en) | 2001-06-19 | 2003-06-10 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
| JP2003000762A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-07 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフボール |
| US6837804B2 (en) | 2001-06-21 | 2005-01-04 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Two-piece solid golf ball |
| US6966850B2 (en) | 2001-06-25 | 2005-11-22 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Two-piece solid golf ball |
| US6987159B2 (en) | 2001-10-01 | 2006-01-17 | Sumitomo Rubber Industries Limited | Solid golf ball |
| US6815521B2 (en) | 2001-10-03 | 2004-11-09 | Sumitomo Rubber Industries Limited | Multi-piece golf ball |
| US7059975B2 (en) | 2001-12-21 | 2006-06-13 | Sri Sports Limited | Two-piece solid golf ball |
| US7160208B2 (en) | 2001-12-28 | 2007-01-09 | Bridgestone Sports Co., Ltd | Three-piece solid golf ball |
| US6910974B2 (en) | 2002-03-08 | 2005-06-28 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
| US6652393B1 (en) | 2002-08-16 | 2003-11-25 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| US6887168B2 (en) | 2002-11-29 | 2005-05-03 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Two-piece solid golf ball |
| US7273425B2 (en) | 2005-12-05 | 2007-09-25 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| US7387581B2 (en) | 2005-12-05 | 2008-06-17 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| US8349952B2 (en) | 2006-12-28 | 2013-01-08 | Dunlop Sports Co. Ltd. | Golf ball |
| US9163143B2 (en) | 2006-12-28 | 2015-10-20 | Dunlop Sports Co. Ltd. | Golf ball |
| US7344455B1 (en) | 2007-02-13 | 2008-03-18 | Bridgestone Sports Co., Ltd | Solid golf ball |
| US7510489B2 (en) | 2007-02-13 | 2009-03-31 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| US7695379B2 (en) | 2007-02-13 | 2010-04-13 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
| US7727085B2 (en) | 2007-02-13 | 2010-06-01 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Solid golf ball |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041029 |