JPH09103431A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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- JPH09103431A JPH09103431A JP7265515A JP26551595A JPH09103431A JP H09103431 A JPH09103431 A JP H09103431A JP 7265515 A JP7265515 A JP 7265515A JP 26551595 A JP26551595 A JP 26551595A JP H09103431 A JPH09103431 A JP H09103431A
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Abstract
周波数分布のAC成分から該焦点におけるドプラ情報を
得る超音波診断装置にて、ビームの軸外の静止反射体か
らの反射成分を除去する。 【解決手段】遅延駆動手段2により、アレイ状に配列さ
れた超音波振動子5─iを遅延駆動して収束超音波ビー
ムを送信することにより、ビームの軸上の反射体からの
受波信号のみを波形記憶手段31a、31bに格納す
る。
Description
て生体の血流速度を検出し、その速度分布を画像化する
超音波診断装置に関する。
検出し、超音波反射による生体断層像と重畳させて、血
流の空間分布を着色表示する機能は、カラードプラと呼
ばれ循環器分野を中心に広く普及している。
188433号に開示されているように振動子アレイを
用いて超音波パルスを一定周期で送信し、反射体から帰
ってきた受信信号の周波数変化を、多数のサンプリング
点で検出するものである。
分野を対象としていたが、最近ではドプラ信号のもつ情
報量の多さから腹部臓器の診断にも多用されるようにな
ってきた。このようなカラードプラ機能を有する超音波
診断装置の構成を図11に示す。
である基準信号を発生する。送信駆動回路2はこの基準
信号の位相を検出して、これに同期したタイミング信号
を発生する。さらに送信駆動回路2はこのタイミング信
号に基づいて生体の所定の点に焦点を結ぶような相対的
な遅延を与えられた送信パルス群を発生する。この送信
パルス群は送信アンプ3で増幅され、振動子本体4にお
いてアレイ上に配列された複数の超音波振動子5を遅延
駆動する。各超音波振動子5が放射する超音波は遅延駆
動により、上記所定の点に焦点を結ぶ超音波ビームを形
成し、生体内を伝播する。
は、各超音波振動子5で受波され、遅延回路6および加
算回路7でビーム合成される。合成された反射信号はプ
リアンプ8、バンドパスフィルタ9、ログアンプ10に
より低雑音増幅、雑音除去、対数圧縮の処理をされ、検
波器11によりその反射振幅が検出される。
体4との距離とともに減衰した信号となる。そこで、S
TCコントロール回路12において鋸歯状に時間変化す
るSTC信号を発生し、これを加算器13で加算するこ
とにより距離による減衰が補正される。
ジタル信号に変化され、ディジタルスキャンコンバータ
15に超音波断層像として供給される。
分であり、信号発生器1で発生する基準信号の位相をπ
/2シフトする移相器17、乗算器18a、18b及び
ローパスフィルタ19a、19bとで構成される直交検
波回路20と、ADコンバータ21a、21bとによ
り、ログアンプ10で対数圧縮される前の反射信号を、
実数成分Iと虚数成分Qの複素数信号に分離し、それぞ
れをディジタル化する。
Indicationフィルタ(以下MTIフィルタ)22によ
り、静止組織からの信号成分である直流成分(クラッタ
成分)を取り除いて、血流反射信号成分のみを抽出す
る。
である上にスペクトルのばらつきも大きいので、所定の
超音波ビームの方向に10サイクル程度送受波を繰り返
す。そして、自己相関回路23にて、1周期ずれた血流
反射信号について複素相関演算を行うとともに、こうし
て得られた自己相関値を上記10サイクルの送受波動作
について平均化し、その結果の偏角を求めてドプラ周波
数を決定し、これに比例する血流速度を算出する。
血流速度は生体内の2次元分布として検出され、流速の
方向や大きさによって青色系や赤色系に着色されて流速
分布像を形成して、ディジタルスキャンコンバータ15
へ出力される。
音波の反射強度より作成した超音波断層像と流速分布像
を重ね合わせて、モニタ24へカラーフロー画像として
出力する。なお、ここで説明した装置においては、超音
波断層像と血流分布像をつくるための超音波ビームは時
分割で送信される。
は、送信駆動回路2や遅延回路6により超音波ビームを
形成する各空間成分のタイミング調整が行われる。すな
わち、各超音波振動子5で発生する超音波パルスが、同
時刻に所定の焦点に到達するように、タイミングが決定
される。
ルスの到達時刻が正確に一致するのは焦点のみであり、
それ以外の点では焦点から離れるに従って不一致が著し
くなりビーム径が大きくなる。結果的に、焦点から離れ
たところでは画像の空間分解能が低下することになる。
を上げる試みがなされている。そのうちの一つに、送信
毎に焦点を変化させるとともに、受信時に焦点を連続的
に変化させるダイナミックフォーカス技術が挙げられ
る。
高い分解能を有する良好な断層像を得ることができる。
しかし、ビーム合成のために複雑な時間制御が必要であ
る。さらに、画像を形成する各走査線毎に多数の焦点を
設定する構成のために、超音波パルスを多数回送信しな
ければならず、フレームレートの低下を招く。
超音波断層像用の送受信シーケンス以外に、カラードプ
ラ処理用の送受信シーケンスを必要とするカラードプラ
機能を有する超音波診断装置において顕著である。すな
わち、後者のシーケンスでは取得したデータを処理して
1画面の映像を得るのに数10msec程度の時間が必
要であるから、送信時にダイナミックフォーカスを行う
と画像をリアルタイムで表示できなくなる。実際には、
画像の空間分解能を犠牲にして、リアルタイムのカラー
ドプラ画像を表示することが行われている。
回路は、インダクタンスLとキャパシタンスCの組合せ
で構成され、実現可能な遅延時間に制限がある他、周波
数特性・絶対精度にも限界がある。しかも、遅延回路間
のばらつきが大きく、価格も高いという問題がある。
みに、特開昭62−83655号、特開昭62−153
746号、または米国特許第4325257号に開示さ
れている開口合成法を用いて超音波断層像を形成する方
法がある。
ながら選択された超音波振動子を用いて、超音波の送受
信が繰り返される。各超音波振動子の受波信号はそれぞ
れディジタル化されたのち、時系列信号の形態でメモリ
に格納される。所望の焦点を構成する波面に沿って、メ
モリから各受波信号が読み出され該焦点からの反射振幅
が合成される。
信号の読み出し制御によりビーム合成を行うので、図1
1に記載したような超音波診断装置と異なり、アナログ
回路素子である遅延回路を使用する必要がなく、安価に
かつ高精度に画像全体の空間分解能を上げることができ
る。
された超音波振動子からの複数の受波信号を用いなけれ
ばならない。このため、超音波の送受信を行っている間
に観察対象物が動くと、各受波信号間の相対位相に乱れ
が生じ、画像を正確に再生できないという欠点がある。
を有する画像が得られるにもかかわらず、動きのある血
流の映像化を行うことは本質的に不可能であり、カラー
ドプラ機能を有する超音波診断装置が実現された例はな
い。
になされたものであり、その目的とするところは開口合
成法を用いた超音波診断装置において、カラードプラ機
能を実現した装置を提供することを目的とする。
は、アレイ状に配列された複数の超音波振動子からなる
振動素子群と、この振動素子群の超音波振動子を駆動し
て超音波ビームを被検体に放射せしめる送信手段と、前
記振動素子群の各超音波振動子毎に受波された前記超音
波ビームの受波信号を時系列データとして格納する波形
記憶手段と、前記被検体の焦点に収束する複数超音波の
波面データを記憶する波面軌跡記憶手段と、この波面軌
跡記憶手段の波面データに基づいて前記波形記憶手段に
記憶されている受波信号をサンプリングして、前記波面
データに沿った空間周波数分布に変換する変換手段と、
この空間周波数分布から前記被検体中の移動反射体の移
動速度を演算する速度演算手段を備え、被検体のドプラ
画像を生成する超音波診断装置において、前記送信手段
は、前記振動素子群の複数の超音波振動子に対する遅延
駆動手段を有し、前記超音波ビームを収束ビームとする
ことを特徴とする。
音波振動子を用いて一定の周期で超音波ビームを発生さ
せ、血流等の反射体からの反射波を上記周期毎に選択さ
れる超音波振動子で受波する。
として記憶される。
関わる超音波振動子の個数)繰り返し、波形記憶手段に
各超音波振動子に対応したN本の受波信号の時系列デー
タを蓄積する。
波の波面データを記憶している波面軌跡記憶手段が出力
する波面データにしたがって、上記波形記憶手段からN
個のデータを読み出し、その空間周波数分布を求める。
移動速度に比例するものであるから、上記移動信号成分
の空間周波数分布より上記焦点におけるドプラ情報(す
なわち血流速度)を検出することができる。
からドプラ情報を得る構成としたので、本来不可能とさ
れていた開口合成法に基づくドプラ情報の検出を可能に
するものである。
て超音波ビームを形成するようにしたので、通常微弱な
信号である移動信号を良好なSN比で検出することがで
き、高画質のカラーフロー画像をつくることができる。
特徴である開口合成法に基づくドプラ情報の検出原理を
説明する。図1は、開口合成法の原理を示す説明図であ
り、図2は波形記憶手段からの読み出し信号の空間周波
数分布を示す図であり、図3は空間周波数分布の各成分
の実空間における形態を示す図であり、図4は静止して
いる組織からの反射信号を除去する方法を示す説明図で
あり、図5は血流速度の検出原理を総括的に示す図であ
る。
動子5─1から超音波パルスが送波されると、第1の反
射体25aと第2の反射体25bによって超音波パルス
が反射され、対応する受波信号S1が時系列データとし
て波形記憶手段26に格納される。同様のシーケンスを
繰り返し、波形記憶手段に受波信号S─1,S─
2,..S─7を格納していく。これら受波信号は、各
超音波振動子5─i(i=1,2,...,7)と、反
射体25a、25bとの間の相対位置の違いにより、互
いに異なる波形となる。
波は、時間軸上で反射体25aと各超音波振動子5─i
との距離に相当する時間だけ遅れて現れる。この反射波
の軌跡は双曲線となり、TOF(Time Of Fl
ight)ローカスと呼ばれている。
を保持する波面軌跡記憶手段27から出力されるアドレ
ス情報により、波形記憶手段26から対応する受波信号
の部分を読み出す。この読み出される部分は、図1中の
各受波信号S─i上の●マークで示されている。
下TOFレスポンスと呼ぶ)を加算回路28で合成し
て、第1の反射体25─1のみによる合成出力T1を取
り出すことができる。
跡に沿ったアドレス情報を出力し、図1中の○マークで
示される受波信号の部分を読み出せば反射体25─2に
よる合成出力T2が得られる。
いて、TOFローカスに沿って読み出し合成することに
よって合成結果29が得られる。
子5─i単体では指向性応答パターンが広くても、TO
Fローカスに従って合成処理を行うために、受波に関与
する複数の超音波振動子全体の開口に対応する鋭い指向
性応答パターンを得ることができることである。しかも
多数のTOFローカスを用意することによって観察の対
象とする全ての空間にわたって焦点合わせが可能にな
り、極めて空間分解能の良い画像が得られる。
たがって説明する。図2(a)に、静止した反射体30
に対するTOFレスポンスを示す。前述した送受信シー
ケンスにより、今度は、ドプラ波形記憶手段31に一連
の受波信号が格納されている。これを、●マークで示す
TOFローカスの位置で読み出すと、静止反射体30に
対応する反射振幅の集合であるTOFレスポンス32が
得られる。このTOFレスポンス32は超音波振動子5
─iの配列方向についての空間座標を変数(以下x)と
する関数となる。
ーリエ変換すると、空間スペクトルP(f)が得られ
る。ここで、fxは超音波ビームの空間周波数fのx方
向についての成分である。静止反射体30のTOFレス
ポンス32はxについて一定となるので、そのスペクト
ルはfx=0の周りに分布するものになる。
る移動反射体33に対するTOFレスポンスが示されて
いる。送受信シーケンスにおいて、超音波振動子5─1
から5─7が順に受波のために選択される間に、移動反
射体33と超音波振動子5−iとの距離が短くなる。し
たがって、静止反射体30を対象とする図2(a)の受
波信号に対して、移動反射体33を対象とする受波信号
はわずかに時間軸上でシフトする。この受波信号を静止
反射体30に適用したものと同じTOFローカスの位置
で読み出すと、移動反射体33の移動速度に比例した周
波数で変化するTOFレスポンス34が得られる。この
TOFレスポンス34のフ−リエ変換はドプラ周波数に
対応する正の周波数の点にピークを持つスペクトルとな
る。
ピーク位置が異なる。しかも、スペクトルのピークを与
える周波数は移動反射体33の移動速度に比例する。す
なわち、TOFレスポンスのスペクトルを解析すること
により、反射体の移動速度を知ることができるのであ
る。
波形記憶手段31に格納する受波信号は実数値関数のご
とく扱ったが、実際には直交検波等の手法により複素数
値関数として処理が行われる。この時には、TOFレス
ポンスも複素数値関数となり、そのスペクトルのピーク
周波数の正負を判別すると、反射体の移動方向の識別が
できる。具体的には、正のピーク周波数は反射体が振動
子本体4に近づいてくる場合に対応し、負のピーク周波
数は遠ざかる場合に対応する。
て、次の問題が生ずる。つまり、反射体が移動する時ば
かりではなく、静止反射体であってもそれが振動子本体
4の中心軸からオフセットしている時には、TOFレス
ポンスのスペクトルにおいてAC成分が現れる。
レスポンスのスペクトルにおける各周波数成分が、振動
子本体4の指向性応答パターン中の各方位方向へのビー
ムに対応することによると考えられる。つまり、fx=
0の成分は、振動子本体4の中心軸に平行な向きに伝播
する平面波に対応し、高周波成分はθ=sin-1(fx
/f)だけ中心軸から傾いた向きに伝播する平面波に対
応する。
間周波数fxは離散的になり、対応する平面波の伝播方
向も離散的になる。このような平面波の集合を以下マル
チビームと呼ぶことにする。
(a)、(b)及び図4を用いて説明する。図3(a)
は従来の技術で説明した超音波振動子の遅延駆動によっ
て送信した収束ビーム35を示し、図3(b)はTOF
レスポンスのフーリエ変換によって等価的に得られる受
信時のマルチビーム36が、空間周波数fxに応じて異
なる方向に伝播する様子を示す。
音波振動子の受波信号から空間周波数分布を求めてマル
チビームをつくる方法は、海洋音響学会発行の「海洋音
響−基礎と応用−」第171頁の「断面映像法」の項に
あるように、水中ソナ−に応用されている。
射体からの反射波に影響されないためには、振動子本体
4が垂直入射する超音波パルスのみを受波するようにす
ればよい。このために、振動子本体4の中心軸からずれ
た位置にある反射体からの反射を禁止する、すなわち図
3(a)のように送信時には超音波振動子を遅延駆動し
て、垂直方向に収束ビーム35を発生させる。この収束
ビームによれば、軸外の反射体からの反射波は帰ってこ
ないので、上述の移動速度検出の原理がそのまま適用で
きる。
に発生させるようにしても、サイドローブの存在により
軸外にも微弱な超音波ビームが放射される。
は血流からの反射信号であり、その大きさは組織反射信
号に比べ−40dB程度しかない。したがって、組織反
射信号を完全に除去しなければ、ドプラ情報はマスクさ
れてしまう。
に、図4に示す送受信シーケンス及び信号処理方法を採
用する。振動子本体4を遅延駆動して、送信用の収束ビ
ーム35を発生させる。これを2回繰り返して、超音波
振動子5−1の広い指向性応答パターン37の範囲で受
波する。2回の送信で得られる2つの受波信号の差をと
ることにより、組織反射信号を除去し移動信号成分38
を検出する。
は、次の理由による。静止した組織からの反射信号は差
演算することによりゼロとなり、移動する血流からの反
射信号は、送受信シーケンス毎に位相シフトが生ずるの
でゼロにはならない。このように、取得時刻が異なる2
つの受波信号の差をとり一種のMTIフィルタを実現し
ている。
的にまとめて、図5に示す。
れる複数の超音波振動子5−iにより収束ビーム35が
2回送信され、同一の超音波振動子5−1で受けた受波
信号について差演算が行われる。演算結果はドプラ波形
記憶手段31に格納される。シ−ケンス2では、隣の超
音波振動子5−2が受波に関わる超音波振動子として選
択される。シーケンス2においても、送信に関わる超音
波振動子及び送信動作はシーケンス1と同じである。選
択された超音波振動子5−2の受波信号について差演算
が行われ、結果がドプラ波形記憶手段31に格納され
る。受波に関わる超音波振動子5−iを順次選択しなが
ら、シ−ケンス6まで上記動作が繰り返される。
号がドプラ波形記憶手段31に格納されたら、これらの
信号はTOFローカースに従って、図の●マークで示さ
れる点で読み出されTOFレスポンスとなる。得られた
TOFレスポンスをフーリエ変換して空間周波数分布P
(fx)を求める。
エ変換することは、ドプラ周波数fdの検出の際に、振
動子本体4の受波面の垂直方向に対してビーム合成を行
うことを意味する。超音波振動子5─iを単体でみると
その指向性応答パターンは広いにもかかわらず、フ─リ
エ変換により各周波数成分ごとの加算処理が行われるの
で受信時の指向性応答パターンが鋭くなる。
の近点から遠点までの各焦点について独立に設定される
ので、検出距離によらず極めて空間分解能良く、ドプラ
情報を検出することができる。
診断装置に適用した例を図6を用いて説明する。なお、
図11に示した従来の超音波診断装置と同一の構成要素
は同一の符号を付して説明を省略する。
から受波に関わるものを選択するためのスイッチであ
り、受信増幅器40は選択された超音波振動子5−iか
らの受波信号を増幅するためリニアアンプである。受信
増幅器40はいわゆる利得制御増幅器で構成され、外部
からの制御電圧でその利得を変化させる。STCコント
ロール回路41は上記受信増幅器40に受波信号の生体
内の伝播減衰を補償する利得制御電圧を供給するもので
あり、図11に示したSTCコントロール回路12の発
生する電圧が深さに対して線型に変化するものであるの
に対して、STCコントロール回路40が発生する電圧
は深さに対して指数関数的に変化する。これは、STC
処理される受波信号が対数圧縮されず線型増幅されただ
けのものであることによる。
音波振動子5−iに対応して受波信号が時系列データと
して記憶される。また、波面軌跡記憶手段27は観察の
対象とする全空間に対応して、上記TOFローカスを複
数記憶しているルックアップテーブルである。
ーカスに沿って読み出された受波信号の実数成分と虚数
成分をそれぞれ加算する。2乗器43aおよび43bは
加算器42aおよび42bの出力をそれぞれ2乗し、加
算器44は受波信号の実数成分と虚数成分の2乗振幅を
足し合わせ、受波信号の2乗振幅を出力する。
OFレスポンスのフーリエ変換にてドプラ情報を検出す
るために設けられている。直交検波回路20およびAD
コンバータ21a、21bは図11のものと同様のもの
である。
送受信に対応して上記直交検波回路20から出力される
受波信号の実数成分Iおよび虚数成分Qのそれぞれにつ
いて差演算を行い、移動信号成分の抽出を行う。ドプラ
用波形記憶手段31a、31bは上記移動信号成分の実
数成分および虚数成分をそれぞれ時系列信号として記憶
する。ドプラ用波面軌跡記憶手段47は、波面軌跡記憶
手段27と同様にドプラ情報の検出対象になる全領域の
TOFローカスを記憶するルックアップテーブルであ
る。
形記憶手段31a、31bからTOFローカスに沿って
読み出されたTOFレスポンスを空間座標xについて、
高速フーリエ変換を行い、空間周波数分布を求める。速
度演算回路49は、空間周波数分布のピーク周波数か
ら、血流速度を演算する回路である。
発生器1の発生する基準信号に位相ロックされたマスタ
ークロックを発生し、このマスタークロックにより装置
全体のシーケンスを制御する制御信号(図示せず)を各
電気回路に出力する。
層像を得るための回路ブロック(以下、静止画処理回路
ブロック)とドプラ処理回路ブロック45とに分けられ
る。この構成の動作は、次のとおりである。
とドプラ処理回路ブロック45の処理シーケンスは交互
に実行される。はじめに、静止画処理シーケンスでは、
タイミングコントロール回路50の制御の下に、マルチ
プレクサ39を切り換え、送信駆動回路2と送信アンプ
3により、選択された1つの超音波振動子5─1で広い
範囲に超音波パルスを送波する。そして、この選択され
た超音波振動子5−1で反射波を受波し、受信増幅器3
9で所定の利得で増幅する。このときSTCコントロー
ル回路により利得が制御されて、生体内の超音波減衰が
補償される。
ら不要な雑音を取り除いた後、ADコンバータ10によ
りディジタル信号に変換し、波形記憶手段26に格納す
る。
音波振動子5─2を選択し、同様の処理を行って、波形
記憶手段26に受波信号を格納する。以下、同様の処理
を超音波振動子5─7まで行う。
手段27で発生するアドレスを基に、波形記憶手段26
から合成しようとする焦点に対応するデータを取り出
し、加算回路42a、42bで加算処理を行う。
のとおり実数成分と虚数成分とを分けて加算処理するた
めである。本実施の形態では、実数成分と虚数成分との
分離を、これまで説明してきたアナログ受波信号に対す
る直交検波方式で行うのではなく、ディジタル信号のメ
モリからの読み出し時に行う直交サンプリング法を用い
た。直交サンプリング法では、波面軌跡記憶手段27か
ら実数用ローカスと虚数用ローカスの2種類のTOFロ
ーカスを発生させる。これら2種類のローカスは、たと
えば受波信号の中心周波数においてπ/2の位相ずれを
与えるような時間差に相当する位置の受波信号を読み出
すように設定されるものであり、詳細については本出願
人による特願平7─62444号を参照されたい。
43a、43bと加算器44により、合成焦点でのパワ
ーに変換され、ディジタルスキャンコンバータ15へ出
力される。
しながら説明する。送信駆動回路2は、信号発生器1の
発生する基準信号に同期したタイミング信号T1a、T
1b、T2a、T2b、...を生成し、このタイミン
グ信号毎に所定の焦点を結ぶように時間遅延が付与され
たパルス群を送信アンプ3に出力する。送信アンプ3
は、このパルス群を増幅し、大振幅の駆動パルス群とな
し複数の超音波振動子5─iを駆動する。
動子5─1が受波した生体からの反射波は、受信増幅器
40、バンドパスフィルタ9、直交検波器20、および
AD変換器21a、21bにてI、Q分離処理およびデ
ィジタル化がなされる。
46a、46bを通過することにより組織反射信号成分
が除去されて、移動反射成分のみになって、ドプラ用波
形記憶手段31a、31bに格納される。このとき、超
音波振動子5─1は、送信タイミングT1a、T1bで
の2回の収束ビームの送信に対応して、受信動作を2回
行う。各タイミングの受波信号は図7(b)のようにな
り、その差が同(f)のようにドプラ用波形記憶手段4
7a、47bに格納される。
えながら、超音波振動子5─4の受波信号を格納するま
で行う(図7(c),(d)および(e)参照)。
び46bに格納されているところの、各超音波振動子5
─iによって得られた移動反射信号について、高速フ─
リエ変換回路48により空間スペクトルへの変換を行
う。このとき、ドプラ用波形記憶手段46a、46bか
ら読み出されるデータ列は、ドプラ用波面軌跡記憶手段
47より発生されるアドレスに基づいてサンプリングさ
れたもので、焦点を形成する一種の空間信号となってい
る。
周波数分布から、速度演算回路49にてピーク周波数f
peakが検出されるとともに、このピーク周波数fpeakを
次式に従って演算し血流速度vd を求める。
となる全領域について血流速度vdを求め、ディジタル
スキャンコンバータ15にドプラ情報として出力する。
ディジタルスキャンコンバータ15は、ドプラ情報がプ
ラス(すなわち、ピーク周波数fpeakがプラス)のとき
は赤色系で、マイナス(すなわち、ピーク周波数fpe ak
がマイナス)のときは青色系の画像信号に変換して、上
記静止画シーケンスで得られた超音波断層像に重ねてモ
ニタ16上に表示する。
6a、46bについてさらに詳細に説明する。図8にM
TIフィルタ46a、46bの構成の一例を示す。
ut)メモリ51は、入力された受波信号を送信間隔分
だけ保持する一時メモリであり、引算器52はFIFO
メモリ51の出力から、現在このMTIフィルタに入力
されている受波信号を引き去るために設けられている。
信サイクルのうち、1回目の受波信号をFIFOメモリ
51へ入力し、2回目の受信時には引算回路52にてF
IFOメモリ51の出力との差をとる。このような動作
により、2回の送受信シーケンスで得られた同一の超音
波振動子からの受波信号の差を演算し、静止組織反射信
号の除去を行う。
でみておく。送信間隔がTのとき、このMTIフィルタ
のインパルス応答 g(t) は、
ルタの周波数特性G(ω)は、
横軸はドプラ周波数fd=ω/2πという物理的な意味
をもっている。このように、MTIフィルタは1/T間
隔の周波数で入力信号を除去する特性になる。
度演算回路49により検出可能な流速の範囲を検討す
る。高速フーリエ変換回路48が取り扱うデ─タである
TOFレスポンスは、略周期2Tでサンプリングしたデ
ータ点を、受波に関わる超音波振動子5−iの数Nだけ
集めたものである。サンプリング定理から、検出可能な
最高周波数fmax は1/(4T)であり、このスペクト
ル分布の中に1/(2NT)間隔で線スペクトルが並ぶ
ことになる。線スペクトルの間隔は検出可能な最低周波
数fmin に等しい。図10に、TOFレスポンスのスペ
クトルを示した。
て、検出できる最小流速vmin を見積もる。使用する超
音波の周波数を7.5MHz、生体内の音速を1500
m/sとすれば、超音波の生体内での波長λは0.2m
mであり、このときvmin は、
る。ここでは、簡単のため、スペクトルのピーク周波数
fpeakより血流速度vd を求めるとした。しかし、実際
のTOFレスポンスのスペクトルは対称性が欠如してい
たりピークが明瞭でなかったりするので、スペクトルの
重心を与える中心周波数fcenter等、スペクトルの広が
りまで考慮した周波数から血流速度vd を計算する方が
効果的である場合もある。
号成分との間には強度において40dBもの差があり、
またクラッタ成分もわずかの低周波AC成分を有するの
で、上述の簡単なMTIフィルタ46a、46bではク
ラッタ成分を完全に除去できる訳ではない。そこで、T
OFレスポンスのスペクトルから低周波成分を除くよう
にするとよい。
分の影響を受けているスペクトルの部分であり、±fc
の間のデータを捨てるだけで理想的なハイパスフィルタ
が実現でき、クラッタ成分がドプラ情報に影響するのを
完全に防ぐことができる。すなわち、高速フ─リエ変換
回路48はドプラ周波数の検出機能に加えて、フィルタ
機能をも行うことになる。
てもよい。すなわち、周波数に無関係にTOFレスポン
スのスペクトル各成分の和をとってドプラ成分のパワー
とする。そして、ドプラ情報を血流の方向に関係なくパ
ワーの大きさに比例した赤色系の輝度に変換して表示す
る。この表示方法によると、血流反射信号成分のパワー
が全て表示されるので、血流の検出感度が高くなる。
信号であるクラッタ成分を取り除くために、同一の超音
波振動子が2回の受波動作を行い差演算を行った。しか
し、効果的にクラッタ成分を除去するには、多数回の送
受信シ─ケンスを行ってディジタルフィルタによる高次
のハイパスフィルタを採用してもよい。
に要約されうる。 (1)アレイ状に配列された複数の超音波振動子からな
る振動素子群と、この振動素子群の超音波振動子を駆動
して超音波ビームを被検体に放射せしめる送信手段と、
前記振動素子群の各超音波振動子毎に受波された前記超
音波ビームの受波信号を時系列データとして格納する波
形記憶手段と、前記被検体の焦点に収束する複数超音波
の波面データを記憶する波面軌跡記憶手段と、この波面
軌跡記憶手段の波面データに基づいて前記波形記憶手段
に記憶されている受波信号をサンプリングして、前記波
面データに沿った空間周波数分布に変換する変換手段
と、この空間周波数分布から前記被検体中の移動反射体
の移動速度を演算する速度演算手段を備え、被検体のド
プラ画像を生成する超音波診断装置において、前記送信
手段は、前記振動素子群の複数の超音波振動子に対する
遅延駆動手段を有し、前記超音波ビームを収束ビームと
することを特徴とする超音波診断装置。 (2)(1)に記載の超音波診断装置において、前記波
形記憶手段の前段に設けられ前記受波信号から静止反射
信号成分を除去して移動信号成分を抽出するフィルタ手
段を有することを特徴とする超音波診断装置。本構成に
よれば、受波に関わる超音波振動子に入射する反射波の
うち、静止反射体のクラッタ成分を低減することがで
き、ノイズの少ないドプラ情報を検出できる。 (3)(2)に記載の超音波診断装置において、前記送
信手段は前記各超音波振動子の受波について2回ずつ超
音波ビームを放射する送信シーケンスで駆動され、前記
フィルタ手段は前記2回の送信によって得られた受波信
号の差演算を行う引算回路を備えたことを特徴とする超
音波診断装置。本構成によれば、MTIフィルタを簡単
に実現できる。 (4)(1)に記載の超音波診断装置において、前記波
形記憶手段の前段に設けられ前記受波信号の複素振幅を
出力する直交検波回路を有するとともに、前記波形記憶
手段は前記複素振幅の実数成分と虚数成分をそれぞれ記
憶する記憶部を有することを特徴とする超音波診断装
置。 (5)(1)に記載の超音波診断装置において、前記波
面軌跡記憶手段は、受波信号の中心周波数にてπ/2の
位相シフトを与える時間だけサンプリングの時間差を有
する組として前記波面データを記憶しており、この波面
データの組により前記波形記憶手段の受波信号を直交サ
ンプリングすることを特徴とする超音波診断装置。
(4)および(5)に記載の構成によれば、複素データ
について空間周波数分布を求めることが可能となり、移
動速度の方向まで検出できる。 (6)(1)に記載の超音波診断装置において、前記受
波に関わる超音波振動子を順次選択するスイッチ手段を
有することを特徴とする超音波診断装置。本構成によれ
ば、受波信号の検出回路(低雑音増幅器、AD変換器
等)が1チャンネルで足りるので、構成を単純化でき、
チャンネル間のゲイン・位相の調整も不要なる。 (7)(1)に記載の超音波診断装置において、前記変
換手段は高速フーリエ変換により前記空間周波数分布を
得ることを特徴とする超音波診断装置。本構成によれ
ば、空間周波数分布を比較的小規模な回路で高速に実現
できるので、リアルタイムのドプラ画像取得シーケンス
を実現できる。 (8)(1)に記載の超音波診断装置において、前記空
間周波数分布から低周波成分をカットして、静止反射信
号成分を除去するハイパスフィルタ手段を有することを
特徴とする超音波診断装置。本構成によれば、受波信号
から完全にクラッタ成分を除去することができ、良好な
ドプラ画像を生成することができる。 (9)(1)に記載の超音波診断装置において、前記速
度演算手段は前記空間周波数分布の最大値から前記移動
反射体の移動速度を演算することを特徴とする超音波診
断装置。本構成によれば、空間周波数分布から単純な演
算でドプラ周波数を検出できる。 (10)(1)に記載の超音波診断装置において、前記
速度演算手段が演算した速度に応じて色相または輝度を
変化させるドプラ画像信号生成手段を有することを特徴
とする超音波診断装置。本構成によれば、流速の方向、
大きさが視認性良く表示される。 (11)(1)に記載の超音波診断装置において、前記
空間周波数分布の各周波数成分の総和を算出するパワー
算出手段を備え、反射体の移動方向に無関係に移動体か
らの反射強度により前記ドプラ画像を生成することを特
徴とする超音波診断装置。本構成によれば、微小速度の
血流も感度良く検出できる。 (12)(1)〜(11)に記載の超音波診断装置にお
いて、更に前記超音波振動子の受波信号から被検体の超
音波断層像を生成するBモード像生成手段を有すること
を特徴とする超音波診断装置。 (13)(12)に記載の超音波診断装置において、前
記ドプラ画像と前記超音波断層像を重畳する重畳手段を
有することを特徴とする超音波診断装置。 (14)(13)に記載の超音波診断装置において、前
記ドプラ画像を取得する第1のシーケンスと前記超音波
断層像を取得する第2のシーケンスを交互に行うことを
特徴とする超音波診断装置。 (12)〜(14)の構成によれば、通常の超音波断層
像上で血流分布を見ることができるので、患部の同定が
容易になる。
口合成法を基本としたドプラ情報の取得が可能となり、
観察範囲全体にわたって極めて高い分解能でドプラ画像
を生成することができる。また、従来の装置と異なり、
受波信号の遅延合成は、受波信号を一旦メモリに格納し
たのちに行う、いわばポストプロセッシングとなるので
アナログの遅延素子等で発生する精度、価格に関する問
題も解決することができる。
り、(a)は静止反射体からの反射波号の空間周波数分
布を示し、(b)は移動反射体からの反射波の空間周波
数分布を示す。
ムの概略形状を示す概念図であり、(a)は送信される
ビーム、(b)は受信時のビームである。
号の除去方法を示す説明図。
図。
成を示すブロック図。
受信タイミングを示すタイミングチャート。
ためのフィルタ手段のブロック図。
ためのフィルタ手段の周波数特性を示す説明図。
信号の空間周波数分布を示す説明図。
示す説明図。
段) 47 ドプラ用波面軌跡記憶手段(波面軌跡記憶手段) 48 高速フーリエ変換回路(変換手段) 49 速度演算回路(速度演算手段)
Claims (1)
- 【請求項1】アレイ状に配列された複数の超音波振動子
からなる振動素子群と、この振動素子群の超音波振動子
を駆動して超音波ビームを被検体に放射せしめる送信手
段と、前記振動素子群の各超音波振動子毎に受波された
前記超音波ビームの受波信号を時系列データとして格納
する波形記憶手段と、前記被検体の焦点に収束する複数
の超音波の波面データを記憶する波面軌跡記憶手段と、
この波面軌跡記憶手段の波面データに基づいて前記波形
記憶手段に記憶されている受波信号をサンプリングし
て、前記波面データに沿った空間周波数分布に変換する
変換手段と、この空間周波数分布から前記被検体中の移
動反射体の移動速度を演算する速度演算手段を備え、被
検体のドプラ画像を生成する超音波診断装置において、 前記送信手段は、前記振動素子群の複数の超音波振動子
に対する遅延駆動手段を有し、前記超音波ビームを収束
ビームとすることを特徴とする超音波診断装置。
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A02 | Decision of refusal |
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A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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