JPH084549B2 - カーペットの製造方法 - Google Patents
カーペットの製造方法Info
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- JPH084549B2 JPH084549B2 JP1022569A JP2256989A JPH084549B2 JP H084549 B2 JPH084549 B2 JP H084549B2 JP 1022569 A JP1022569 A JP 1022569A JP 2256989 A JP2256989 A JP 2256989A JP H084549 B2 JPH084549 B2 JP H084549B2
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- copolymer resin
- sheet
- ethylene
- ethylene copolymer
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、環境温度の変化に対して、良好な寸法安定
性を示すカーペットの製造方法に関する。
性を示すカーペットの製造方法に関する。
[従来の技術] カーペットは、基本的には、カーペット原反とその裏
面に形成された裏打ち材とから構成されている。このよ
うな裏打ち材として、従来、塩化ビニル樹脂やアスファ
ルトを主成分とし、これに無機充填剤や可塑剤等を配合
したものが用いられてきた。しかしながら、塩化ビニル
樹脂ベースのものは、火災時に、発煙量が多いという欠
点があり、またアスファルトベースのものは、臭気や強
度の弱さが問題となって新しい代替裏打ち材の開発が望
まれていた。
面に形成された裏打ち材とから構成されている。このよ
うな裏打ち材として、従来、塩化ビニル樹脂やアスファ
ルトを主成分とし、これに無機充填剤や可塑剤等を配合
したものが用いられてきた。しかしながら、塩化ビニル
樹脂ベースのものは、火災時に、発煙量が多いという欠
点があり、またアスファルトベースのものは、臭気や強
度の弱さが問題となって新しい代替裏打ち材の開発が望
まれていた。
こうした新しい代替裏打ち材として、塩化ビニル樹脂
ベースのものよりも、火災時における発煙量が少なく、
また無毒、無臭で強度も大きい無機充填剤配合エチレン
共重合樹脂組成物を用いるものが注目され、検討され始
めてきた。
ベースのものよりも、火災時における発煙量が少なく、
また無毒、無臭で強度も大きい無機充填剤配合エチレン
共重合樹脂組成物を用いるものが注目され、検討され始
めてきた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような裏打ち材を用い、単純な構
成のカーペットを製造した場合、寸法安定性が必ずしも
良好でないため、とくにタイルカーペット用としては満
足すべきものとはならなかった。
成のカーペットを製造した場合、寸法安定性が必ずしも
良好でないため、とくにタイルカーペット用としては満
足すべきものとはならなかった。
ところで、タイルカーペットは、小型平板状のカーペ
ットで一般には一辺が30〜50cm程度の方形のものが多
い。タイルカーペットは通常のカーペットに比較して、
取扱いや敷設施工が容易である上に、汚れ等による部分
的な取り替えも簡単に行うことができるという利点があ
る。さらに、数種のタイルカーペットの色、形状等を組
合せることにより、種々の模様を現出させることができ
るという長所等もあることから、最近急速に使用される
ようになってきた。このタイルカーペットは、壁から壁
まで完全に敷きつめるという施工法がほとんどであり、
このため気温差等による寸法変化を極力低減させない
と、例えば、冬場に施工したものが夏場に膨張して浮き
上ったり、あるいは夏場に施工したものが冬場に収縮し
て隙間ができる等のトラブルを生ずるおそれがあった。
ットで一般には一辺が30〜50cm程度の方形のものが多
い。タイルカーペットは通常のカーペットに比較して、
取扱いや敷設施工が容易である上に、汚れ等による部分
的な取り替えも簡単に行うことができるという利点があ
る。さらに、数種のタイルカーペットの色、形状等を組
合せることにより、種々の模様を現出させることができ
るという長所等もあることから、最近急速に使用される
ようになってきた。このタイルカーペットは、壁から壁
まで完全に敷きつめるという施工法がほとんどであり、
このため気温差等による寸法変化を極力低減させない
と、例えば、冬場に施工したものが夏場に膨張して浮き
上ったり、あるいは夏場に施工したものが冬場に収縮し
て隙間ができる等のトラブルを生ずるおそれがあった。
このような欠点を改良するために、例えば、特開昭61
−19886号公報には、カーペット原反と裏打ち材の間に
熱に対して線膨張係数の小さい網目状の基布を用いる方
法が示されている。しかしながら、本発明者らの検討に
よれば、この公報に開示されているような、開孔度の大
きい網目状の基布を用いた場合には、寸法安定性が充分
満足しうるものにはならないことを認めた。さらに、特
開昭61−19887号公報によれば、裏打ち材層を2層に分
け、その間に熱に対して線膨張係数の小さい中間基布を
設ける方法を提案している。しかしながらこの方法で
は、裏打ち材を2度にわたってカーペット基材に積層す
る必要があり、装置、操作両面からみて経済的に不利な
方法であった。
−19886号公報には、カーペット原反と裏打ち材の間に
熱に対して線膨張係数の小さい網目状の基布を用いる方
法が示されている。しかしながら、本発明者らの検討に
よれば、この公報に開示されているような、開孔度の大
きい網目状の基布を用いた場合には、寸法安定性が充分
満足しうるものにはならないことを認めた。さらに、特
開昭61−19887号公報によれば、裏打ち材層を2層に分
け、その間に熱に対して線膨張係数の小さい中間基布を
設ける方法を提案している。しかしながらこの方法で
は、裏打ち材を2度にわたってカーペット基材に積層す
る必要があり、装置、操作両面からみて経済的に不利な
方法であった。
本発明者らは、従来技術における前述の欠点を改善
し、寸法安定性及び強度の優れたカーペット、とりわけ
タイルカーペットを経済的に製造する方法につき検討を
行った。その結果、エチレン共重合樹脂系熱接着フィル
ムとガラス不織布を用いて、所望のカーペットを一段階
で製造しうる方法を見出すに至った。
し、寸法安定性及び強度の優れたカーペット、とりわけ
タイルカーペットを経済的に製造する方法につき検討を
行った。その結果、エチレン共重合樹脂系熱接着フィル
ムとガラス不織布を用いて、所望のカーペットを一段階
で製造しうる方法を見出すに至った。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、カーペット原反の裏面に、 (a)目付量が10〜200g/m2のエチレン共重合樹脂系熱
接着フィルム (b)目付量が10〜300g/m2のガラス不織布 をこの順序に重ね合せ、更に (c)無機充填剤配合エチレン共重合樹脂組成物を押出
機より連続的に目付量が1〜5kg/m2のシートとして溶融
押出しして前記積層物のガラス不織布面に重ね合せ、該
シートの熱間時に押圧し、該シートの熱間時に押圧して
一体化させることを特徴とするカーペットの製造方法が
提供される。
接着フィルム (b)目付量が10〜300g/m2のガラス不織布 をこの順序に重ね合せ、更に (c)無機充填剤配合エチレン共重合樹脂組成物を押出
機より連続的に目付量が1〜5kg/m2のシートとして溶融
押出しして前記積層物のガラス不織布面に重ね合せ、該
シートの熱間時に押圧し、該シートの熱間時に押圧して
一体化させることを特徴とするカーペットの製造方法が
提供される。
本発明においては、カーペット原反としては天然繊
維、合成繊維、再生繊維等種々の素材から製造されるも
のが使用できる。より具体的には、麻、綿、羊毛等の天
然繊維、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、
ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデン等の合成繊
維等からなるタフテッドカーペットやニードルパンチカ
ーペット等を例示することができる。これらカーペット
原反裏面にはSBRラテックス処理等のプレコート処理が
行われていてもよい。
維、合成繊維、再生繊維等種々の素材から製造されるも
のが使用できる。より具体的には、麻、綿、羊毛等の天
然繊維、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、
ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデン等の合成繊
維等からなるタフテッドカーペットやニードルパンチカ
ーペット等を例示することができる。これらカーペット
原反裏面にはSBRラテックス処理等のプレコート処理が
行われていてもよい。
本発明においては、カーペット原反の裏面とガラス不
織布(b)を強固に接着させるために、目付量が10〜20
0g/m2のエチレン共重合樹脂系熱接着フィルム(a)が
用いられる。このエチレン共重合樹脂は、エチレンを主
成分として、これにα−オレフィンや極性ビニル化合物
等を共重合成分とするものであって、後記(c)成分の
溶融押出シートの保有する熱により溶融し、接着剤とし
ての働きをなすものである。より具体的には、前記α−
オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、
1−デセン、4−メチル−1−ペンテン等、また極性ビ
ニル化合物としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル
等のビニルエステル、アクリル酸、メタクリル酸、フマ
ル酸、無水マレイン酸のような不飽和カルボン酸、また
はその無水物、これらのナトリウム塩、カリウム塩、リ
チウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、アンモニウム塩の
ような、不飽和カルボン酸塩、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸グリシジル
のような不飽和カルボン酸エステル等を例示することが
できる。
織布(b)を強固に接着させるために、目付量が10〜20
0g/m2のエチレン共重合樹脂系熱接着フィルム(a)が
用いられる。このエチレン共重合樹脂は、エチレンを主
成分として、これにα−オレフィンや極性ビニル化合物
等を共重合成分とするものであって、後記(c)成分の
溶融押出シートの保有する熱により溶融し、接着剤とし
ての働きをなすものである。より具体的には、前記α−
オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、
1−デセン、4−メチル−1−ペンテン等、また極性ビ
ニル化合物としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル
等のビニルエステル、アクリル酸、メタクリル酸、フマ
ル酸、無水マレイン酸のような不飽和カルボン酸、また
はその無水物、これらのナトリウム塩、カリウム塩、リ
チウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、アンモニウム塩の
ような、不飽和カルボン酸塩、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸グリシジル
のような不飽和カルボン酸エステル等を例示することが
できる。
これら共重合成分は、勿論2種以上共重合されていて
もよい。これら共重合成分は、ランダム共重合されたも
のであってもよく、またグラフト共重合されたものであ
ってもよい。
もよい。これら共重合成分は、ランダム共重合されたも
のであってもよく、またグラフト共重合されたものであ
ってもよい。
エチレン−α−オレフィン共重合樹脂にあっては、エ
チレンが80〜95モル%程度含有しているものが好まし
く、また、エチレン−極性ビニル化合物共重合体にあっ
ては、エチレンが55〜95重量%のものが好ましい。これ
ら共重合体樹脂はまた、2種類以上併用してもよい。
チレンが80〜95モル%程度含有しているものが好まし
く、また、エチレン−極性ビニル化合物共重合体にあっ
ては、エチレンが55〜95重量%のものが好ましい。これ
ら共重合体樹脂はまた、2種類以上併用してもよい。
カーペットやガラス繊維に対する接着性あるいはフィ
ルムの生産性の観点からみて、好ましいエチレン共重合
樹脂は、エチレン−極性ビニル化合物共重合体、とりわ
けエチレン−酢酸ビニル共重合体であり、そのエチレン
含量として70〜95重量%のものである。また、190℃、2
160g荷重で測定したメルトフローレートが0.1〜200g/10
分、とくに1〜100g/10分のものが好適である。
ルムの生産性の観点からみて、好ましいエチレン共重合
樹脂は、エチレン−極性ビニル化合物共重合体、とりわ
けエチレン−酢酸ビニル共重合体であり、そのエチレン
含量として70〜95重量%のものである。また、190℃、2
160g荷重で測定したメルトフローレートが0.1〜200g/10
分、とくに1〜100g/10分のものが好適である。
これらエチレン共重合樹脂には、熱接着性等を改良す
る目的で、脂肪族系炭化水素樹脂、脂環族系炭化水素樹
脂、芳香族系炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジ
ン類、スチレン系樹脂等の粘着付与剤を、例えば25重量
%までの量で配合して用いてもよい。さらに、フィルム
のスリップ性を改良するためのスリップ剤、その他各種
添加剤を配合することができる。
る目的で、脂肪族系炭化水素樹脂、脂環族系炭化水素樹
脂、芳香族系炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジ
ン類、スチレン系樹脂等の粘着付与剤を、例えば25重量
%までの量で配合して用いてもよい。さらに、フィルム
のスリップ性を改良するためのスリップ剤、その他各種
添加剤を配合することができる。
熱接着フィルムは、その目付量が10〜200g/m2、好ま
しくは15〜100g/m2となる量で用いられる。目付量が上
記範囲より少ないと、カーペット原反とガラス不織布の
間の接着力が充分でなく、またその目付量が多くなりす
ぎると、(c)成分の溶融押出シートの保有する熱によ
って充分に溶融せず、接着剤として機能し難くなる。
しくは15〜100g/m2となる量で用いられる。目付量が上
記範囲より少ないと、カーペット原反とガラス不織布の
間の接着力が充分でなく、またその目付量が多くなりす
ぎると、(c)成分の溶融押出シートの保有する熱によ
って充分に溶融せず、接着剤として機能し難くなる。
本発明においては、カーペットに寸法安定性を付与す
るため、ガラス不織布(b)が用いられる。ガラス不織
布は、ガラス繊維を任意の方向に一定の厚みに積み重
ね、凝結剤で固めたものであり、その目付量が10〜300g
/m2、好ましくは30〜150g/m2程度のものを用いる。目付
量が少なすぎると、寸法安定性良好なものが得られず、
また反対に目付量が多すぎると、カーペットが剛直にな
りすぎる傾向があるので適当な範囲のものを選択使用す
べきである。
るため、ガラス不織布(b)が用いられる。ガラス不織
布は、ガラス繊維を任意の方向に一定の厚みに積み重
ね、凝結剤で固めたものであり、その目付量が10〜300g
/m2、好ましくは30〜150g/m2程度のものを用いる。目付
量が少なすぎると、寸法安定性良好なものが得られず、
また反対に目付量が多すぎると、カーペットが剛直にな
りすぎる傾向があるので適当な範囲のものを選択使用す
べきである。
特開昭61−19886号公報に開示されている方法では、
裏打ち材を通過させるために必要な開孔度を有する網目
上の基布が用いられているがこのような開孔度の大きい
開孔処理を施した不織布を用いたり、あるいは織布を用
いたりしたのでは、寸法安定性の優れたカーペットを得
ることができない。
裏打ち材を通過させるために必要な開孔度を有する網目
上の基布が用いられているがこのような開孔度の大きい
開孔処理を施した不織布を用いたり、あるいは織布を用
いたりしたのでは、寸法安定性の優れたカーペットを得
ることができない。
本発明においては、シート状に溶融押出しされた
(c)成分の接着性および(c)成分の保有する熱によ
って溶融した(a)成分の接着性を利用して、カーペッ
トを構成する各層を一体化するので、(c)成分がガラ
ス不織布を通り抜ける必要はなく、本発明において用い
るガラス不織布は、逆に開孔度が小さく、カーペットの
成形時に、(c)成分が実質的に(a)成分側まで通り
抜けないものであるべきであり、実質的に開孔処理は施
されていない。このような開孔度の小さいガラス不織布
を用いるので、製造されたカーペットの寸法安定性は著
しく向上する。本発明においては、裏打ち材として無機
充填剤配合エチレン共重合樹脂組成物が用いられる。こ
の目的に使用されるエチレン共重合樹脂は、(a)成分
で説明したエチレン共重合樹脂と同様のものが使用でき
る。とくにT−ダイ等を用いてシート状に押出す際に、
とくに優れた成形性を保つために、そのメルトフローレ
ートは1〜150g/100分、とくに1〜50g/10分程度のもの
が好ましい。また経済性、無機充填剤との混和性、柔軟
性、耐寒性等の観点から、エチレン共重合樹脂として、
エチレン−酢酸ビニル共重合体を使用するのがよい。該
共重合体として好適なものは、上記性質及び耐熱性等を
考慮すると酢酸ビニル含量が10〜40重量%程度のものを
用いるのが好ましい。勿論、このようなエチレン酢酸ビ
ニル共重合体の一部、例えば、半量以下を他のエチレン
共重合樹脂、例えば、エチレン−α−オレフィン共重合
体やエチレン−不飽和カルボン酸共重合体等で置き換え
ることができる。
(c)成分の接着性および(c)成分の保有する熱によ
って溶融した(a)成分の接着性を利用して、カーペッ
トを構成する各層を一体化するので、(c)成分がガラ
ス不織布を通り抜ける必要はなく、本発明において用い
るガラス不織布は、逆に開孔度が小さく、カーペットの
成形時に、(c)成分が実質的に(a)成分側まで通り
抜けないものであるべきであり、実質的に開孔処理は施
されていない。このような開孔度の小さいガラス不織布
を用いるので、製造されたカーペットの寸法安定性は著
しく向上する。本発明においては、裏打ち材として無機
充填剤配合エチレン共重合樹脂組成物が用いられる。こ
の目的に使用されるエチレン共重合樹脂は、(a)成分
で説明したエチレン共重合樹脂と同様のものが使用でき
る。とくにT−ダイ等を用いてシート状に押出す際に、
とくに優れた成形性を保つために、そのメルトフローレ
ートは1〜150g/100分、とくに1〜50g/10分程度のもの
が好ましい。また経済性、無機充填剤との混和性、柔軟
性、耐寒性等の観点から、エチレン共重合樹脂として、
エチレン−酢酸ビニル共重合体を使用するのがよい。該
共重合体として好適なものは、上記性質及び耐熱性等を
考慮すると酢酸ビニル含量が10〜40重量%程度のものを
用いるのが好ましい。勿論、このようなエチレン酢酸ビ
ニル共重合体の一部、例えば、半量以下を他のエチレン
共重合樹脂、例えば、エチレン−α−オレフィン共重合
体やエチレン−不飽和カルボン酸共重合体等で置き換え
ることができる。
エチレン共重合樹脂に混練される無機充填剤として
は、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、シリカ、タルク、
クレイ、雲母、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム等が用いられる。これらは、コストダウン、重量性付
与、寸法安定性等の目的で使用されるものであって、コ
ストあるいはエチレン共重合樹脂との混和性の点からみ
て、とくに炭酸カルシウムが好適である。上記目的を達
成するため、無機充填剤の使用量は、エチレン共重合体
樹脂組成物中、少なくとも20重量%以上、好ましくは30
重量%以上とするのが望ましいが、あまり配合量を増や
しすぎるとシート成形性が悪くなるので、80重量%以下
とするのが望ましい。
は、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、シリカ、タルク、
クレイ、雲母、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム等が用いられる。これらは、コストダウン、重量性付
与、寸法安定性等の目的で使用されるものであって、コ
ストあるいはエチレン共重合樹脂との混和性の点からみ
て、とくに炭酸カルシウムが好適である。上記目的を達
成するため、無機充填剤の使用量は、エチレン共重合体
樹脂組成物中、少なくとも20重量%以上、好ましくは30
重量%以上とするのが望ましいが、あまり配合量を増や
しすぎるとシート成形性が悪くなるので、80重量%以下
とするのが望ましい。
エチレン共重合樹脂は、組成物中、20〜80重量%、と
くに30〜80重量%とするのがよいが、無機充填剤との配
合を容易にするため、あるいは組成物のシート成形性を
改良するために、先に例示したような粘着付与剤、ワッ
クス、低分子量オレフィン重合体、液状可塑剤、油等
を、エチレン共重合樹脂の一部に替えて使用することが
できる。こえらの加工性改善用添加剤は、例えば、組成
物全体の20重量%以下の量で使用される。エチレン共重
合樹脂組成物には、また、各種安定剤、難燃付与剤、顔
料等の添加剤を適宜配合することができる。
くに30〜80重量%とするのがよいが、無機充填剤との配
合を容易にするため、あるいは組成物のシート成形性を
改良するために、先に例示したような粘着付与剤、ワッ
クス、低分子量オレフィン重合体、液状可塑剤、油等
を、エチレン共重合樹脂の一部に替えて使用することが
できる。こえらの加工性改善用添加剤は、例えば、組成
物全体の20重量%以下の量で使用される。エチレン共重
合樹脂組成物には、また、各種安定剤、難燃付与剤、顔
料等の添加剤を適宜配合することができる。
エチレン共重合樹脂に無機充填剤をブレンドする方法
には、とくに制限はない。カレンダーロール、バンバリ
ーミキサー、ヘンシェルミキサー、2軸混練機等で、直
接、粉末状の無機充填剤と、エチレン共重合樹脂をブレ
ンドする事により、ペレット状のエチレン共重合樹脂と
無機充填剤の配合組成物を作成し、これを用いて、T−
ダイ押出加工する方法。また、粉末状の無機充填剤と前
記加工性改善用添加剤とをバンバリーミキサー、2軸混
練機等を用いて混合してペレット状の高濃度無機充填剤
のマスターバッチを作り、このペレットとエチレン共重
合樹脂をT−ダイ押出加工時に直接任意の比率でドライ
ブレンドする事により、使用する方法がある。
には、とくに制限はない。カレンダーロール、バンバリ
ーミキサー、ヘンシェルミキサー、2軸混練機等で、直
接、粉末状の無機充填剤と、エチレン共重合樹脂をブレ
ンドする事により、ペレット状のエチレン共重合樹脂と
無機充填剤の配合組成物を作成し、これを用いて、T−
ダイ押出加工する方法。また、粉末状の無機充填剤と前
記加工性改善用添加剤とをバンバリーミキサー、2軸混
練機等を用いて混合してペレット状の高濃度無機充填剤
のマスターバッチを作り、このペレットとエチレン共重
合樹脂をT−ダイ押出加工時に直接任意の比率でドライ
ブレンドする事により、使用する方法がある。
シート成形は、T−ダイ押出機によって行われる。こ
の際、シートの目付量は、タイルカーペット用には重量
性を付与し、歩行時に動かないようにするため、1kg/m2
以上とするのが好ましいが、あまり目付量を大きくする
と剛直になりすぎ、施工性が悪くなるので、5kg/m2以下
とするのがよい。
の際、シートの目付量は、タイルカーペット用には重量
性を付与し、歩行時に動かないようにするため、1kg/m2
以上とするのが好ましいが、あまり目付量を大きくする
と剛直になりすぎ、施工性が悪くなるので、5kg/m2以下
とするのがよい。
本発明においては、カーペット原反裏面に、前記エチ
レン共重合樹脂系熱接着フィルム、ガラス不織布をこの
順序に重ね合せ、更に無機充填剤配合エチレン共重合樹
脂組成物を押出機より連続的にシートとして溶融押出し
して前記積層物のガラス不織布面に重ね合せ、溶融押出
しされた上記シートの熱間時に押圧し、該シートおよび
該シートの保有する熱によるエチレン共重合樹脂系熱接
着フィルムの溶融接着作用によりカーペットを構成する
各層を一体化させるものである。押圧一体化は、圧着ロ
ールを通すことによって、好適に行われる。この際、熱
接着フィルムが溶融されること、及び各層が押圧により
互いに接着して一体化するような条件を選定する必要が
ある。そのためには、押圧部における上記押出しシート
が軟化状態にある温度、例えば100〜200℃に維持すると
ともに、圧着ロールを線圧2〜10Kg/cm3の如き条件を保
てばよい。
レン共重合樹脂系熱接着フィルム、ガラス不織布をこの
順序に重ね合せ、更に無機充填剤配合エチレン共重合樹
脂組成物を押出機より連続的にシートとして溶融押出し
して前記積層物のガラス不織布面に重ね合せ、溶融押出
しされた上記シートの熱間時に押圧し、該シートおよび
該シートの保有する熱によるエチレン共重合樹脂系熱接
着フィルムの溶融接着作用によりカーペットを構成する
各層を一体化させるものである。押圧一体化は、圧着ロ
ールを通すことによって、好適に行われる。この際、熱
接着フィルムが溶融されること、及び各層が押圧により
互いに接着して一体化するような条件を選定する必要が
ある。そのためには、押圧部における上記押出しシート
が軟化状態にある温度、例えば100〜200℃に維持すると
ともに、圧着ロールを線圧2〜10Kg/cm3の如き条件を保
てばよい。
本発明においては、溶融押出シートの熱間時にカーペ
ットを構成する各層を重ねあわせて押圧することによ
り、該シートの溶融接着性を利用し、かつ該シートが保
有する熱によりエチレン系熱接着フィルムを溶融させて
接着剤として利用して、これらを同時に一体化するの
で、1段でカーペットを製造することができる。このよ
うな1段のプロセスの代りに、エチレン系熱接着フィル
ムを予めカーペット原反裏面にコートしておく方法をと
るのは、工程が複雑になるばかりか、カーペットにテン
ションがかかり、却って寸法安定性を悪くすることにな
るので好ましい方法とはいえない。
ットを構成する各層を重ねあわせて押圧することによ
り、該シートの溶融接着性を利用し、かつ該シートが保
有する熱によりエチレン系熱接着フィルムを溶融させて
接着剤として利用して、これらを同時に一体化するの
で、1段でカーペットを製造することができる。このよ
うな1段のプロセスの代りに、エチレン系熱接着フィル
ムを予めカーペット原反裏面にコートしておく方法をと
るのは、工程が複雑になるばかりか、カーペットにテン
ションがかかり、却って寸法安定性を悪くすることにな
るので好ましい方法とはいえない。
上記の如く、押圧一体化した後は、必要に応じ冷却
後、所望形状に切断することによりタイルカーペットを
製造することができる。
後、所望形状に切断することによりタイルカーペットを
製造することができる。
[実施例] 以下に実施例及び比較例によって本発明を具体的に説
明する。
明する。
実施例1 ポリエチレンワックス(以下PEWAXと略す。)(密度
0.93g/cm3、分子量4000)10部と、アタクティックポリ
プロピレン(以下APPと略す。)(密度0.87g/cm3、分子
量30000)10部、ステアリン酸カルシウム0.2部及び炭酸
カルシウム80部とを、バンバリーミキサーを用いて温度
125℃の条件下で、溶融混合した後、溶融混合物を押出
機を通して、排出する事によってペレット化し、ペレッ
ト状の高濃度炭酸カルシウムの配合物を得た。(以下Ca
CO3MBと略す。)次いで、エバフレックスP3307(三井・
デュポンポリケミカル(株)製EVA、酢酸ビニル含量33
重量%、M.F.R 30g/10分)40重量部と、CaCO3MB60重量
部とをドライブレンドして得た混合物を巾700mmのT−
ダイを備えた65mm押出機(L/D=24)を用いて、T−ダ
イ温度150℃の加工条件で、巾600mm、目付量2.6kg/m2の
炭酸カルシウム含有EVAのシートを成形し、さらに該シ
ートが冷却固化する前に、T−ダイ上方より、カーペッ
ト原反(ナイロンパイル、第1基布)と、通常のT−ダ
イフィルム成形法によって作成されたエバフレックスP.
1905(三井・デュポン ポリケミカル(株)製EVA、酢
酸ビニル含量19重量%、M.F.R 2.5g/10分)の目付量30
g/m2のフィルムと、ガラス不織布(目付量45g/m2)とが
重ね合された3層構成体を、ガラス不織布面が、炭酸カ
ルシウム含有EVAのシート面と接触するように、送り込
んで、タイルカーペットの原反を作成した。
0.93g/cm3、分子量4000)10部と、アタクティックポリ
プロピレン(以下APPと略す。)(密度0.87g/cm3、分子
量30000)10部、ステアリン酸カルシウム0.2部及び炭酸
カルシウム80部とを、バンバリーミキサーを用いて温度
125℃の条件下で、溶融混合した後、溶融混合物を押出
機を通して、排出する事によってペレット化し、ペレッ
ト状の高濃度炭酸カルシウムの配合物を得た。(以下Ca
CO3MBと略す。)次いで、エバフレックスP3307(三井・
デュポンポリケミカル(株)製EVA、酢酸ビニル含量33
重量%、M.F.R 30g/10分)40重量部と、CaCO3MB60重量
部とをドライブレンドして得た混合物を巾700mmのT−
ダイを備えた65mm押出機(L/D=24)を用いて、T−ダ
イ温度150℃の加工条件で、巾600mm、目付量2.6kg/m2の
炭酸カルシウム含有EVAのシートを成形し、さらに該シ
ートが冷却固化する前に、T−ダイ上方より、カーペッ
ト原反(ナイロンパイル、第1基布)と、通常のT−ダ
イフィルム成形法によって作成されたエバフレックスP.
1905(三井・デュポン ポリケミカル(株)製EVA、酢
酸ビニル含量19重量%、M.F.R 2.5g/10分)の目付量30
g/m2のフィルムと、ガラス不織布(目付量45g/m2)とが
重ね合された3層構成体を、ガラス不織布面が、炭酸カ
ルシウム含有EVAのシート面と接触するように、送り込
んで、タイルカーペットの原反を作成した。
さらに、タイルカーペットの原反を500mm×500mmの寸
法に裁断した後、以下に示す物性の評価を行った。
法に裁断した後、以下に示す物性の評価を行った。
(1)寸法安定性 タイルカーペットのタテ方向(T−ダイシートの流れ
方向)、ヨコ方向(T−ダイシートの流れ方向に対して
直角方向)に、それぞれ23℃に於いて、3本ずつ標準線
を引き、0.05mm単位まで、寸法を実測する。この後、60
℃の熱風循環式乾燥機内に2時間放置し、その後、非イ
オン活性剤0.1%を含む20℃の水の中に浸漬する。2時
間後、水柱より取出し、水切りした後、60℃の乾燥機
で、24時間乾燥させた試験片を標準状態に24時間放置
し、寸法を測定する。未処理時の寸法と、処理後の寸法
の変化を%で表示する。
方向)、ヨコ方向(T−ダイシートの流れ方向に対して
直角方向)に、それぞれ23℃に於いて、3本ずつ標準線
を引き、0.05mm単位まで、寸法を実測する。この後、60
℃の熱風循環式乾燥機内に2時間放置し、その後、非イ
オン活性剤0.1%を含む20℃の水の中に浸漬する。2時
間後、水柱より取出し、水切りした後、60℃の乾燥機
で、24時間乾燥させた試験片を標準状態に24時間放置
し、寸法を測定する。未処理時の寸法と、処理後の寸法
の変化を%で表示する。
(2)抜糸強度 通常の引張試験機を用いて23℃、引張速度200mm/min
の条件下で、パイルの抜糸強度を測定した。
の条件下で、パイルの抜糸強度を測定した。
これらの評価結果を表−1に示す。
尚、熱接着フィルム層を第1層、T−ダイシート層を
第2層とした。
第2層とした。
実施例2 実施例1に於いて、熱接着フィルムの目付量を100g/m
2にした以外は、実施例1と全く同様にしてカーペット
を製造し、評価を行った。この結果を表−1に示す。
2にした以外は、実施例1と全く同様にしてカーペット
を製造し、評価を行った。この結果を表−1に示す。
実施例3 実施例1に於いて、熱接着フィルムの種類をエバフレ
ックスV−340(三井・デュポンポリケミカル(株)製E
VA、酢酸ビニル含量10wt% M.F.R 1.9g/10分)に変え
た以外は、実施例1と全く同様にしてカーペットを製造
し、評価を行った。この結果を表−1に示す。
ックスV−340(三井・デュポンポリケミカル(株)製E
VA、酢酸ビニル含量10wt% M.F.R 1.9g/10分)に変え
た以外は、実施例1と全く同様にしてカーペットを製造
し、評価を行った。この結果を表−1に示す。
実施例4 実施例1に於いて、熱接着フィルムの種類をエチレン
−メタクリル酸共重合樹脂、ニュクレル925(三井・デ
ュポン ポリケミカル(株)製、M.F.R 25g/10分、メ
タクリル酸含量15wt%)に変更した以外は、実施例1と
全く同様にしてカーペットを製造し、評価を行った。こ
の結果を表−1に示す。
−メタクリル酸共重合樹脂、ニュクレル925(三井・デ
ュポン ポリケミカル(株)製、M.F.R 25g/10分、メ
タクリル酸含量15wt%)に変更した以外は、実施例1と
全く同様にしてカーペットを製造し、評価を行った。こ
の結果を表−1に示す。
実施例5 実施例1に於いて、熱接着フィルムの種類を、エチレ
ン−エチルアクリレート共重合樹脂、エバフレックス・
EEA A702(三井・デュポンポリケミカル(株)製、M.
F.R 5g/10分エチルアクリレート含量19wt%)に変更し
た以外は、実施例1と全く同様にしてカーペットを製造
し、評価を行った。この結果を表−1に示す。
ン−エチルアクリレート共重合樹脂、エバフレックス・
EEA A702(三井・デュポンポリケミカル(株)製、M.
F.R 5g/10分エチルアクリレート含量19wt%)に変更し
た以外は、実施例1と全く同様にしてカーペットを製造
し、評価を行った。この結果を表−1に示す。
実施例6 実施例−1に於いて、熱接着フィルムの種類をエバフ
レックスV−340 85wt%と、炭化水素系粘着剤 FTR−
6100(三井石油化学工業(株)製、軟化点97℃)15wt%
からなる配合組成物に変更した以外は、実施例1と全く
同様にしてカーペットを製造し、評価を行った。この結
果を表−1に示す。
レックスV−340 85wt%と、炭化水素系粘着剤 FTR−
6100(三井石油化学工業(株)製、軟化点97℃)15wt%
からなる配合組成物に変更した以外は、実施例1と全く
同様にしてカーペットを製造し、評価を行った。この結
果を表−1に示す。
実施例7 実施例1に於いて、ガラス不織布の種類を、目付量20
0g/m2のものに変更した以外は、実施例と全く同様にし
てカーペットを製造し、評価を行った。この結果を表−
1に示す。
0g/m2のものに変更した以外は、実施例と全く同様にし
てカーペットを製造し、評価を行った。この結果を表−
1に示す。
実施例8 実施例1に於いて第2層のEVAとCaCO3MBの比率を、EV
A、60wt% CaCO3MB 40wt%に変更した以外は、実施例
1と全く同様にしてカーペットを製造し、評価を行っ
た。この結果を表−1に示す。
A、60wt% CaCO3MB 40wt%に変更した以外は、実施例
1と全く同様にしてカーペットを製造し、評価を行っ
た。この結果を表−1に示す。
実施例9 実施例1に於いて、第2層をEVAとプロセスオイルと
炭酸カルシウムの混合物であるKeldax6826(米国Dupont
社製、炭酸カルシウム含量72wt%、M.F.R、3g/10分)を
用いた以外は、実施例1と全く同様にしてカーペットを
製造し、評価を行った。この結果を表−1に示す。
炭酸カルシウムの混合物であるKeldax6826(米国Dupont
社製、炭酸カルシウム含量72wt%、M.F.R、3g/10分)を
用いた以外は、実施例1と全く同様にしてカーペットを
製造し、評価を行った。この結果を表−1に示す。
比較例1 実施例1に於いて、第1層を用いない以外は、実施例
1と全く同様にしてカーペットを製造し、評価を行っ。
この結果を表−2に示す。
1と全く同様にしてカーペットを製造し、評価を行っ。
この結果を表−2に示す。
比較例2 実施例1に於いて、第1層を、高圧法低密度ポリエチ
レン(三井石油工業(株)製ミラソンM−68(M.F.R23g
/10分、密度0.916g/cm3・・以下LDPEと略す。)に変更
した以外は、実施例1と全く同様にしてカーペットを製
造し、評価を行った。この結果を表−2に示す。
レン(三井石油工業(株)製ミラソンM−68(M.F.R23g
/10分、密度0.916g/cm3・・以下LDPEと略す。)に変更
した以外は、実施例1と全く同様にしてカーペットを製
造し、評価を行った。この結果を表−2に示す。
比較例3 実施例1に於いて、ガラス不織布を用いない以外は、
実施例1と全く同様にしてカーペットを製造し、評価を
行った。この結果を表−2に示す。
実施例1と全く同様にしてカーペットを製造し、評価を
行った。この結果を表−2に示す。
[発明の効果] 本発明によれば、溶融押出しされた無機充填剤配合エ
チレン共重合樹脂組成物のシート上にカーペット原反、
エチレン系熱接着フィルムおよびガラス不織布を重ね合
わせ、上記シートの熱間時に押圧するだけの簡単な操作
で、寸法安定製、強度、層間接着性等が良好なタイルカ
ーペットを製造することができる。
チレン共重合樹脂組成物のシート上にカーペット原反、
エチレン系熱接着フィルムおよびガラス不織布を重ね合
わせ、上記シートの熱間時に押圧するだけの簡単な操作
で、寸法安定製、強度、層間接着性等が良好なタイルカ
ーペットを製造することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】カーペット原反の裏面に (a)目付量が10〜200g/m2のエチレン共重合樹脂系熱
接着フィルム (b)目付量が10〜300g/m2のガラス不織布 をこの順序に重ね合せ、更に (c)無機充填剤配合エチレン共重合樹脂組成物を押出
機より連続的に目付量が1〜5kg/m2のシートとして溶融
押出しして前記積層物のガラス不織布面に重ね合せ、該
シートの熱間時に押圧して一体化させることを特徴とす
るカーペットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022569A JPH084549B2 (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | カーペットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022569A JPH084549B2 (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | カーペットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02203816A JPH02203816A (ja) | 1990-08-13 |
JPH084549B2 true JPH084549B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=12086508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1022569A Expired - Lifetime JPH084549B2 (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | カーペットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084549B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6041180Y2 (ja) * | 1980-10-29 | 1985-12-13 | 帝人株式会社 | カ−ペツト |
JPS6399811A (ja) * | 1986-10-15 | 1988-05-02 | 東洋リノリユ−ム株式会社 | タイルカ−ペツトとその製造方法 |
-
1989
- 1989-02-02 JP JP1022569A patent/JPH084549B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02203816A (ja) | 1990-08-13 |
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