JPH08273476A - ホーンスイッチ装置 - Google Patents

ホーンスイッチ装置

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Publication number
JPH08273476A
JPH08273476A JP7072054A JP7205495A JPH08273476A JP H08273476 A JPH08273476 A JP H08273476A JP 7072054 A JP7072054 A JP 7072054A JP 7205495 A JP7205495 A JP 7205495A JP H08273476 A JPH08273476 A JP H08273476A
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JP
Japan
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insulator
horn
coil spring
horn switch
plate
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Application number
JP7072054A
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English (en)
Inventor
Masaki Harada
正樹 原田
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ステアリングホイール本体に、ホーンプレー
ト21を弾性的に上下動可能に取り付ける。このホーンプ
レート21に、固定接点15に接離する可動接点26を設け
る。ホーンプレート21は、ねじ部材52により上下動自在
に支持し、コイルスプリング51により上側に付勢する。
ホーンプレート21を、第1インシュレータ31および第2
インシュレータ32で挟持し、コイルスプリング51および
ねじ部材52から絶縁する。第2インシュレータ32に、コ
イルスプリング51を係合保持する係止片部44を形成す
る。ホーンプレート21に、第1インシュレータ31、第2
インシュレータ32、およびコイルスプリング51を組み付
け、サブアッサンブリ体を構成する。このサブアッサン
ブリ体を、ねじ部材52にてボス体7に組み付ける。 【効果】 ステアリングホイール本体に組み付ける際の
部品点数を削減できる。コイルスプリング51を確実に保
持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車のステ
アリングホイールに設けられるホーンスイッチ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のステアリングホ
イールにおいて、ステアリングホイール本体のボス部に
ホーンスイッチ装置を設け、ボス部のパッド体を押動す
るなどして、このホーンスイッチを閉成する構成が知ら
れている。
【0003】そして、ホーンスイッチ装置は、ステアリ
ングホイール本体に弾性的に進退自在に支持された左右
一対のホーンプレートを備え、各ホーンプレートに設け
た可動接点を、ステアリングホイール本体側に設けた固
定接点に接離して、ホーンスイッチを開閉している。ま
た、ホーンプレートは、ステアリングホイール本体側に
螺合したボルトにより、移動範囲が定められた状態で進
退自在に支持されているとともに、コイルスプリングに
より、可動接点が固定接点から離間するように弾性的に
支持されている。さらに、これらボルトおよびコイルス
プリングは、絶縁部材により、ホーンプレートあるいは
ステアリングホイール本体から絶縁され、これらボルト
およびコイルスプリングを介して可動接点側と固定接点
側とが導通しないようになっている。
【0004】この点、例えば、実公平6−2181号公
報に記載されたホーンスイッチ装置が知られている。こ
の構成では、ボルトに遊嵌された上側の絶縁部材によ
り、このボルトとホーンプレート側の部材とが絶縁され
ているとともに、このボルトに挿通されたワッシャに嵌
合する下側の絶縁部材により、コイルスプリングが係合
された状態で、ステアリングホイール本体側の部材から
絶縁されている。
【0005】しかしながら、この公報記載の構成では、
ホーンスイッチ装置の組み立て工程においては、上側の
絶縁部材をボルトに確実に嵌合保持できないとともに、
コイルスプリングおよび下側の絶縁部材を支持するワッ
シャもボルトに確実に保護されるものではなく、ホーン
スイッチ装置を組み立てた状態でステアリングホイール
に組み付けることが困難になる。そこで、ホーンスイッ
チ装置を組み立てる際には、上側の絶縁部材をボルトに
遊嵌させた状態で、このボルトをホーンプレート側の部
材の開口に挿通させるとともに、コイルスプリングを下
側の絶縁部材に係合し、この下側の絶縁部材をワッシャ
に嵌合した状態で、これらを組み合わせ、ホーンスイッ
チを構成するようになっており、ホーンスイッチをステ
アリングホイールに最終的に組み付ける際に、組み付け
る必要のある部品点数が多く、部品のユニット化が困難
なため、ホーンスイッチ装置をステアリングホイールに
組み付ける際の作業が煩雑になる問題を有している。特
に、ステアリングホイールには、ホーンスイッチ装置の
ほか、裏カバー、衝撃吸収体、あるいはエアバッグ装置
などが組み付けられるため、ホーンスイッチをステアリ
ングホイールに最終的に組み付ける際に、組み付ける必
要のある部品点数が多いと、ステアリングホイールの組
み立て作業が煩雑になる問題を有している。
【0006】また、例えば、実開平2−143734号
公報に記載されたホーンスイッチ装置が知られている。
この構成では、ボルトに上側の絶縁部材を嵌合し、この
上側の絶縁部材によりボルトとホーンプレートとを絶縁
するとともに、この上側の絶縁部材の下部に下側の絶縁
部材を嵌合し、この下側の絶縁部材の外周部に形成した
環状の凹溝に、コイルスプリングを嵌合し、このコイル
スプリングとホーンプレートとを絶縁するようになって
いる。
【0007】しかしながら、この公報記載の構成では、
コイルスプリングは、下側の絶縁部材の外周部に形成し
た環状の凹溝に嵌合されるため、コイルスプリングを下
側の絶縁部材に確実に保持することは困難で、ホーンス
イッチ装置をステアリングホイールに組み付ける際の作
業が煩雑になる問題を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、実公平
6−2181号公報記載の構成では、ホーンスイッチを
ステアリングホイールに最終的に組み付ける際に、組み
付ける必要のある部品点数が多く、部品のユニット化が
困難なため、ホーンスイッチ装置をステアリングホイー
ルに組み付ける際の作業が煩雑になる問題を有してい
る。また、実開平2−143734号公報記載の構成で
は、コイルスプリングは、下側の絶縁部材の外周部に形
成した環状の凹溝に嵌合されるため、コイルスプリング
を下側の絶縁部材に確実に保持することは困難で、ホー
ンスイッチ装置をステアリングホイールに組み付ける際
の作業が煩雑になる問題を有している。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、組み付け作業を容易にできるホーンスイッチ装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のホーンス
イッチ装置は、固定接点を設けた固定部材と、前記固定
接点に接離される可動接点を設けた可動部材と、この可
動部材を前記固定部材に進退自在に支持する支持部材
と、前記可動接点が前記固定接点から離間する方向に前
記可動部材を付勢する弾性部材と、前記弾性部材をこの
弾性部材の付勢方向と交差する方向に挿入して係合保持
する係止片部を設けるとともに、前記可動部材に係合保
持され、前記弾性部材を前記可動部材から絶縁する絶縁
部材とを備えたものである。
【0011】請求項2記載のホーンスイッチ装置は、請
求項1記載のホーンスイッチ装置において、可動部材
は、支持部材が挿通する開口部を備え、絶縁部材は、前
記開口部を介して前記可動部材を挟持する状態で互いに
係合される第1の絶縁部材および第2の絶縁部材を備え
たものである。
【0012】
【作用】請求項1記載のホーンスイッチ装置では、支持
部材により支持された可動部材を、弾性部材の付勢力に
抗して固定部材側に押動することにより、可動接点が固
定接点に接触し、ホーンスイッチが閉成される。そし
て、弾性部材を絶縁部材の係止片部に挿入して係合保持
し、絶縁部材を可動部材に係合保持することにより、ホ
ーンスイッチ装置が仮組みされる。
【0013】請求項2記載のホーンスイッチ装置では、
請求項1記載の作用に加え、第1の絶縁部材および第2
の絶縁部材を、可動部材の開口部を介して挟持する状態
で互いに係合することにより、絶縁部材が可動部材に確
実に保持されるとともに、この絶縁部材により支持部材
が可動部材から絶縁される。
【0014】
【実施例】以下、本発明のホーンスイッチ装置の一実施
例の構成を図面を参照して説明する。
【0015】図2において、1はステアリングホイール
本体で、このステアリングホイール本体1は、円環状の
リム部(リング部)2と、このリム部2の内側に位置す
るボス部3と、これらのリム部2とボス部3とを連結す
る複数のスポーク部4とを有している。そして、このボ
ス部3の上部(乗員側)には、エアバッグ装置を内蔵し
てエアバッグモジュールを構成するパッド体5が取り付
けられている。
【0016】また、ステアリングホイール本体1のボス
部3の下部には、図1に示すように、略円筒状で金属製
のボス6が設けられ、このボス6が、図示しない自動車
のステアリングシャフトに嵌着して固定されるようにな
っている。そして、このボス6の上部には、固定部材と
してのボス体7がアルミニウム合金、マグネシウム合金
などの軽合金をダイカスト成形などして形成され、ボス
6に一体的に固着されている。また、このボス体7に
は、このボス体7と一体または別体をなすスポーク部4
の芯金4aが接合され、さらに、これらスポーク部4の芯
金4aの先端部が、リム部2の芯金に接合されている。ま
た、図2に示すように、スポーク部4の外側部とリム部
2とには、軟質の合成樹脂などからなる被覆部8が形成
され、芯金4aおよびリム部2の芯金が覆われている。
【0017】また、図1および図3に示すように、ボス
体7の四隅近傍に、ホーンスイッチ取付部9が一体また
は別体をなして設けられている。そして、このホーンス
イッチ取付部9には、上側に開口したねじ孔11を形成し
た取付座部12が形成されているとともに、この取付座部
12に隣接して、銅製の接点用リベット14が圧入され、固
定接点15が形成されている。
【0018】そして、これらホーンスイッチ取付部9の
上側に位置して、可動部材としての左右一対のホーンプ
レート21,21が取り付けられ、ホーンスイッチ装置が構
成されている。
【0019】そして、各ホーンプレート21は、金属板、
例えば、鋼板、アルミニウム板などをプレス加工して、
前後方向を長手方向とする基板部24と、この基板部24の
外側の長手方向の中央部から上方に折曲された支持片部
25となどが一体に形成されている。
【0020】また、基板部24の長手方向の前後の端部近
傍には、それぞれ導電性を有する可動接点26が固着さ
れ、ホーンプレート21に電気的に接続されているととも
に、各可動接点26の近傍に位置して、それぞれ開口部と
しての取付孔27が円孔状に形成されている。そして、こ
れら可動接点26とステアリングホイール本体1の固定接
点15とが接触することにより、ホーンスイッチが閉成さ
れるようになっている。さらに、支持片部25には、パッ
ド体取付孔29が形成され、このパッド体取付孔29に挿入
される図示しないキャップボルトにより、この支持片部
25にパッド体5が固定されるようになっている。
【0021】そして、各ホーンプレート21の基板部24の
上側には、第1の絶縁部材としての第1インシュレータ
31が装着されるとともに、各ホーンプレート21の基板部
24の下側には、それぞれ第2の絶縁部材としての一対の
第2インシュレータ32,32が装着され、これら第1およ
び第2のインシュレータ31,32により、絶縁部材33が構
成されている。
【0022】そして、第1インシュレータ31は、絶縁性
を有する合成樹脂にて一体形成されている。また、第1
インシュレータ31には、各ホーンプレート21の基板部24
の上面を覆う平板部35が形成されているとともに、この
平板部35から、ホーンプレート21の取付孔27に嵌入され
る筒状部36が下側に突設され、この筒状部36を囲むよう
にして平板部35の上面が環状に凹設された環状凹部37が
形成されているとともに、この環状凹部37に隣接して、
この平板部35から上側に向かい、可動接点26の上側を覆
う略角筒状をなす支持部38が突設されている。
【0023】また、第2インシュレータ32は、絶縁性を
有する合成樹脂にて略環状に一体形成されており、図4
に示すように、略円環状をなす円環状部41と、この円環
状部41の軸方向の中間位置から内側に向かって突設され
た円弧状をなす複数の係合片部42とが形成されている。
さらに、この円環状部41の下部からは、3か所から、断
面略L字状をなす係止片部44が突設されているともに、
1か所から、略平板状をなす突片部45が突設されてい
る。そして、これら係止片部44および突片部45は、互い
に約90度ずつ離間した位置に形成されている。
【0024】そして、ホーンプレート21の取付孔27を挿
通した第1インシュレータ31の筒状部36に、第2インシ
ュレータ32を嵌入すると、この第2インシュレータ32の
係合片部42および係止片部44が筒状部36に嵌合し、これ
ら第1インシュレータ31および第2インシュレータ32に
よりホーンプレート21を上下から挟持した状態で、この
ホーンプレート21に第1インシュレータ31および第2イ
ンシュレータ32が取り付けられるようになっている。
【0025】さらに、各ホーンプレート21は、第2イン
シュレータ32に係合保持される弾性部材としてのコイル
スプリング51により上側に向かって付勢されているとと
もに、取付孔27を挿通する支持部材としてのねじ部材52
により下方に向かって係止され、上下方向に所定範囲で
弾性的に進退自在に支持されている。
【0026】すなわち、ねじ部材52には、ねじ溝が形成
されたねじ部52a と、このねじ部52a より径寸法の大き
い頭部52b とが形成されているとともに、これらねじ部
52aと頭部52b との間に、これらのねじ部52a と頭部52b
との間の径寸法を有する円柱状部52c が形成されてい
る。そして、このねじ部材52の円柱状部52c を、第1イ
ンシュレータ31の筒状部36に上側から摺動自在に挿通さ
せ、ねじ部52a をホーンスイッチ取付部9の取付座部12
のねじ孔11に螺合して固定した状態で、このねじ部材52
の円柱状部52c によりホーンプレート21が上下動自在に
案内されるとともに、ねじ部材52の頭部52b が第1イン
シュレータ31の環状凹部37に接離可能に当接して係止
し、ホーンプレート21の高さ位置を規制して、可動接点
26と固定接点15との離間寸法を一定に保持するようにな
っている。
【0027】また、コイルスプリング51は、上端部を、
第2インシュレータ32の3か所の係止片部44に係合する
とともに、突片部45の内側面に当接した状態で、第2イ
ンシュレータ32に係合保持されているとともに、下端部
をホーンスイッチ取付部9に当接した状態で、ホーンプ
レート21を上側に付勢するようになっている。さらに、
このコイルスプリング51は、内側を挿通するねじ部材52
の円柱状部52c により案内され、傾斜しないように保持
されている。
【0028】そして、これらコイルスプリング51とねじ
部材52とは、第1インシュレータ31およご第2インシュ
レータ32により、ホーンプレート21から離間され、電気
的に絶縁されている。
【0029】一方、パッド体5は、エアバッグ装置を備
え、ホーンプレート21に固定されるベースプレートと、
このベースプレートに取り付けられたインフレータおよ
びエアバッグと、これらエアバッグなどを覆うカバー体
55となどを備えている。また、カバー体55は、上面に凹
設されたキャラクタライン56により視覚状分割されてい
るとともに、このキャラクタライン56の裏面側などを通
って、平面略H字状をなすテアラインが凹設されてい
る。
【0030】また、ステアリングホイール本体1の下側
部には、スポーク部4の内側部とボス部3との下側部を
覆う裏カバー60が取り付けられているとともに、この裏
カバー60には、図示しないケーブル用リール装置が取り
付けられ、ホーンスイッチ装置などステアリングホイー
ル側の部品を車体側の部品に電気的に接続するようにな
っている。
【0031】そして、このパッド体5を下方に押動する
ことにより、パッド体5の全体が下降し、このベースプ
レートを支持するホーンプレート21の支持片部25が押動
されるとともに、ベースプレートの四隅の近傍がそれぞ
れ第1インシュレータ31の支持部38を下方に押動して、
ホーンプレート21をコイルスプリング51の付勢力に抗し
て下方に押し下げ、ホーンプレート21の可動接点26をボ
ス体7の固定接点15に接触させ、ホーンスイッチを閉成
して、ホーンを吹鳴させるようになっている。
【0032】また、自動車の衝突の際などには、インフ
レータから噴射されるガスによりエアバッグを膨張さ
せ、この膨張の圧力によりカバー体55をテアラインに沿
って開裂させて突出口を形成し、この突出口からエアバ
ッグを突出させて乗員の前側に膨張展開させ、乗員を衝
撃から保護するようになっている。
【0033】そして、このホーンスイッチを組み立てる
際には、まず、各コイルスプリング51をそれぞれ第2イ
ンシュレータ32に取り付けておく。すなわち、このコイ
ルスプリング51を第2インシュレータ32に取り付ける際
には、図5に示すように、コイルスプリング51の一端の
環状の部分を、突片部45側から、この突片部45をかわす
ように弾性変形させながらスライドさせ、3か所の係止
片部44に係合させる。この状態で、コイルスプリング51
を解放すると、図6に示すように、コイルスプリング51
は、3か所の係止片部44により係止され、コイルスプリ
ング51の付勢方向への脱落が確実に防止されるととも
に、突片部45により、側方への移動も抑制され、第2イ
ンシュレータ32にコイルスプリング51が確実に保持され
る。
【0034】また、各ホーンプレート21には、取付孔27
に筒状部36を挿入し、筒状部36に形成した弾性係止部36
a をこの取付孔27に係合した状態で、第1インシュレー
タ31を取り付けておく。
【0035】この状態で、コイルスプリング51を取り付
けた第2インシュレータ32を、ホーンプレート21の下側
に突出した第1インシュレータ31の筒状部36に嵌入す
る。すると、筒状部36の外周面に、第2インシュレータ
32の係合片部42および係止片部44が嵌合し、これら第1
インシュレータ31および第2インシュレータ32によりホ
ーンプレート21を上下から挟持した状態で、このホーン
プレート21に第1インシュレータ31および第2インシュ
レータ32が保持される。そして、この状態で、ホーンプ
レート21、第1インシュレータ31、第2インシュレータ
32、およびコイルスプリング51を組み合わせた一対のサ
ブアッサンブリ体が構成される。
【0036】続いて、これらサブアッサンブリ体の第1
インシュレータ31の2つの筒状部36のうち、一方の筒状
部36に、ねじ部材52を挿入し、このねじ部材52のねじ部
52aをねじ孔11に螺合し、所定のトルクを与えて締め付
ける。続いて、ホーンプレート21の位置を調整し、他方
の筒状部36にねじ部材52を挿入し、同様にねじ孔11に螺
合して締め付ける。
【0037】この状態で、ホーンスイッチ装置が、ステ
アリングホイール本体1に組み付けられる。
【0038】そして、本実施例のステアリングホイール
によれば、第2インシュレータ32にコイルスプリング51
を組み付け、この第2インシュレータ32を第1インシュ
レータ31とともにホーンプレート21を挟持して組み付け
ることにより、ホーンスイッチ装置のサブアッサンブリ
体を構成でき、ユニット化を進めることができる。そこ
で、ホーンスイッチ装置をステアリングホイール本体1
へ最終的に組み込む際の、部品点数および工程数を削減
でき、ホーンスイッチ装置およびステアリングホイール
の製造作業を容易にして、ユニット毎の品質検査が可能
となって品質管理を容易にすることができるとともに、
機械化による自動組み立てを進めることも可能になる。
【0039】特に、第2インシュレータ32には、3か所
の係止片部44および突片部45を形成したため、コイルス
プリング51をスライドさせて挿入することにより、確実
に保持することができる。そこで、例えば、各ホーンプ
レート21をそれぞれ2個のねじ部材52で締め付ける際に
も、まず、1個のねじ部材52を締め付けた後、このねじ
部材52を中心にホーンプレート21を回動させて位置合わ
せし、他方のねじ部材52を締め付けるといった作業を行
う際にも、コイルスプリング51が外れることがなく、組
み立て作業を容易にすることができる。
【0040】なお、上記の実施例では、第1インシュレ
ータ31の筒状部36を、ホーンプレート21の取付孔27に係
合するとともに、この第1インシュレータ31の筒状部36
に、第2インシュレータ32を係合して、サブアッサンブ
リ体を構成したが、例えば、図7に示すように、ホーン
プレート21の取付孔27の周囲に、下方に突出する略円筒
状の縦壁部27a を形成するとともに、第2インシュレー
タ32の円環状部41をこの縦壁部27a の外側に嵌合し、第
2インシュレータ32を保持することもできる。
【0041】また、上記の実施例では、パッド体5にエ
アバッグ装置を内蔵した構成について説明したが、衝撃
吸収体を内蔵したパッド体など、エアバッグ装置を備え
ないステアリングホイールに適用することもできる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載のホーンスイッチ装置によ
れば、絶縁部材に、弾性部材の付勢方向と交差する方向
に係合保持する係止片部を設けたため、この弾性部材を
確実に保持することができる。そして、弾性部材を絶縁
部材の係止片部に挿入して係合保持し、絶縁部材を可動
部材に係合保持することにより、ホーンスイッチ装置を
確実に仮組みでき、ホーンスイッチ装置の組み付け作業
を容易にすることができる。
【0043】請求項2記載のホーンスイッチ装置によれ
ば、請求項1記載の効果に加え、第1の絶縁部材および
第2の絶縁部材を、可動部材の開口部を介して挟持する
状態で互いに係合することにより、絶縁部材を可動部材
に確実に保持できるとともに、この絶縁部材により支持
部材を可動部材から絶縁することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホーンスイッチ装置の一実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】同上ホーンスイッチ装置を備えたステアリング
ホイールの平面図である。
【図3】同上ホーンスイッチ装置の一部の断面図であ
る。
【図4】同上ホーンスイッチ装置の第2インシュレータ
の斜視図である。
【図5】同上ホーンスイッチ装置の第2インシュレータ
にコイルスプリングを組み付ける工程を示す斜視図であ
る。
【図6】同上ホーンスイッチ装置の第2インシュレータ
にコイルスプリングを組み付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明のホーンスイッチ装置の他の実施例を示
す断面図である。
【符号の説明】
7 固定部材としてのボス体 15 固定接点 21 可動部材としての左右一対のホーンプレート 26 可動接点 27 開口部としての取付孔 31 第1の絶縁部材としての第1インシュレータ 32 第2の絶縁部材としての第2インシュレータ 33 絶縁部材 44 係止片部 51 弾性部材としてのコイルスプリング 52 支持部材としてのねじ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点を設けた固定部材と、 前記固定接点に接離される可動接点を設けた可動部材
    と、 この可動部材を前記固定部材に進退自在に支持する支持
    部材と、 前記可動接点が前記固定接点から離間する方向に前記可
    動部材を付勢する弾性部材と、 前記弾性部材をこの弾性部材の付勢方向と交差する方向
    に挿入して係合保持する係止片部を設けるとともに、前
    記可動部材に係合保持され、前記弾性部材を前記可動部
    材から絶縁する絶縁部材とを備えたことを特徴とするホ
    ーンスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 可動部材は、支持部材が挿通する開口部
    を備え、 絶縁部材は、前記開口部を介して前記可動部材を挟持す
    る状態で互いに係合される第1の絶縁部材および第2の
    絶縁部材を備えたことを特徴とする請求項1記載のホー
    ンスイッチ装置。
JP7072054A 1995-03-29 1995-03-29 ホーンスイッチ装置 Pending JPH08273476A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015105018A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 オートリブ ディベロップメント エービー エアバッグ装置およびエアバッグ付ステアリングホイール装置

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