JPH07506566A - 炎症性胃腸病の処置 - Google Patents

炎症性胃腸病の処置

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JPH07506566A JP5514148A JP51414893A JPH07506566A JP H07506566 A JPH07506566 A JP H07506566A JP 5514148 A JP5514148 A JP 5514148A JP 51414893 A JP51414893 A JP 51414893A JP H07506566 A JPH07506566 A JP H07506566A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 炎症性胃腸病の処置 ル■匹艮亘ユ1 本発明は炎症性腸病(IBD)の処置に関するものである。より詳細には本発明 は、IBDの処置に際しインテグリンVLA−4(ve ry 土ate an tigen−4)を認識する抗体の使用に関するものである。
ル匪旦1遣 炎症性腸病(すなわちIBD)は潰瘍性大腸炎およびクローン氏病(Crohn ’ s disease)(回腸炎)を包含する総合的な名称であり、これらは 胃腸管の慢性炎症障害である。潰瘍性大腸炎は大腸(結腸)および直腸に限られ 、腸壁部の内表層のみに関係する。クローン氏病は胃腸管の任意の部分(すなわ ち口、食道、胃、小腸、大腸、直腸および肛門)に影響を与え、腸壁部の全層に 関与する。これら両病気は腹痛、並びに痙申、下痢、直腸出血および発熱を特徴 とする。これら病気の徴候は一般に進行性であって、罹患者は典型的には寛解期 の後に重大な再発を受ける。
IBDは米国だけでも200万人が推定される。IBDは致命的な病気でないと 考えられるが、長期間にわたる病気は生長に影響を及ぼす重大な栄養障害をもた らし或いは膿瘍または腸搬痕組織を形成して感染もしくは腸障害を引き起こす。
IBDは療法がなく、正確なIBDの原因はまだ知られていない。慣用のIBD 処置は抗炎症剤、免疫抑制剤および外科手術を含む。生物活性の5−アミノ−サ リチル酸(5−A S A)成分を含有するサルファサラジンおよび関連薬剤が 、軽度のIBD@候を抑制すると共に寛解傾向を維持すべく使用される。しばし ば、重度の炎症は強力なコルチコステロイドおよびしばしばACTHにより或い はたとえば6−メルカプトプリンおよびアザチオプリンのような免疫抑制剤で処 置される。重度の慢性IBDに最も一般的な外科処置は腸切除および最終的に結 腸切除術であるが、潰瘍性大腸炎についてのみ完全な療法である。
IBDにつき一般的に処方される薬物については嘔気、眩量、血液化学変化(貧 血および白血球減少症を含む)、皮膚発疹および薬物依存症を含め重大な副作用 が伴う。
さらに外科処置は、しばしば患者の日常生活を顕著に変化させるような急激な手 法である。したがって、有効であって副作用が少なく、IBD患者の人体および 生活面を大して侵害しないようなIBDの処置が極めて必要になる。
IBDの原因およびより効果的な処置に関する探求は、多くの研究者を発病およ び正常な組織につき細胞レベルで研究するに至らしめた。これは腸内ムチンの正 常な含有量の変化に関する観察(ボトルスキー、1988[1])をもたらし、 さらに結腸糖蛋白が発病組織にのみ生ずるという観察(ボトルスキーおよびフー ルニエール、1988a[2コ、1988b [3] )をもたらした。研究者 等は、IBD組織にて細胞付着分子ICAM−1が高レベルで発現されることを 観察した(マリチア等、1991 [4))。この分子は全ゆる白血球における 白血球表面リガンド、tなわちLFA−1(CD11 a/CD18複合体)お よび大食細胞におけるMac−1(CDi l b/CDI 8)に対する付着 を介し、炎症部位への白血球補充を媒介すると思われる(たとえばスブリンガー 、1990[5]参照)。IBDの再発はしばしば腸粘膜化組織における好中球 およびリンパ球の濃度増大を伴うので、内皮細胞リセブタ(たとえばICAM− 1)とその白血球リガンド(たとえばLFA−1、Ma c−1)との間の相互 作用を阻止することがIBDの処置として提案されている。
他の細胞付着分子、すなわちVCAM−1(va s cu!ar cell  adhesion molecuIe−1)は炎症した内皮で発現され、好中球 以外の全白血球の表面で発現されるα4β1インテグリン、すなわちV L A  −4を認識することが示されている(スブリンガー、1990 [5] )、 さらl: V CA M −11;!、バイヤース斑小胞樹状細胞(Peyer ’ s patchfollicular dendritic eell)を 含め非炎症細胞で構成的に発現されることも判明している(フリートマン等、1 990 [6] ;ライス等、1991 [7])。さらに、細胞イ′−1着現 象を媒介する他、V CA M −1はさらにT細胞活性化においてVLA−4 を介し重大な役割を演することも最近決定された(バークリ−等、1991 [ 8] ;ダムレおよびアルフオ、1991 [9] ;パン・セベンター等、1 991[1,0])。したがって、VCAM−1が免疫反応の調整剤として或い はインビボにおける付着の媒体として役割を演するかどうか検討すへ<、VCA M−1のさらなる検討が行われている。
驚くことに今回、抗−VLA−4抗体を投与すればIBDの霊長動物モデルにて 急性炎症を顕著に減少させることが突き止められた。抗−VLA−4抗体(HP I/2)で処置された人間における潰瘍性大腸炎に匹敵する自然の腸炎症に罹患 した綿毛シシザルは、生検腸組織の炎症において顕著な減少を示した。
&胛鬼1孟 したがって本発明はIBDの新規な処置法を提供し、さらにIBDの処置に有用 な新規な医薬組成物を提供する。特に本発明は、IBD罹患者に対したとえば抗 体HP1/2のような抗−VLA−4抗体を投与する工程からなる方法を提供す る。さらにIBDの処置にて、抗−VLA−4抗体の作用に類似する同様な抗体 、抗体断片、可溶性蛋白質および小分子の使用も考えられる。
日の古 な!■ モノクローナル抗体を産生ずる技術は周知されている。
要するに、不死細胞ライン(典型的には骨髄腫細胞)を所定の抗原(たとえばV LA−4)を発現する全細胞で免疫化された哺乳動物からのリンパ球(典型的に は牌細胞)に融合させ、得られたハイブリドーマ細胞の培養上澄液を抗原に対す る抗体につきスクリーニングする(一般にコーラ−およびミルスタイン、197 5 [11]参照)。
免疫処理は標梨法を用いて行うことができる。単位投与量および免疫処方は免疫 処理する哺乳動物の種類、その免疫状態、哺乳動物の体重などに依存する。典型 的には免疫処理された哺乳動物を出血させ、各血液試料からの血清を適するスク リーニング分析により特定抗体につき分析する。たとえば、抗−VLA−4抗体 はVLA−4−発現性細胞からの1281−標識細胞溶解物の免疫沈澱によって 同定することができる(サンチェズ・マドリード等、1986 [13]および ヘムラー等、1987[14]参照)。抗−VLA−4抗体はさらにフロー・サ イトメトリーにより、たとえばVLA−4を認識すると思われる抗体と共にイン キュベートしたRamos細胞の蛍光染色を測定して同定することもできる(エ リス等、1990 [15]参照)。ハイブリドーマ細胞の産生に使用されるリ ンパ球は典型的には、血清が抗−VLA−4抗体の存在につき上記スクリーニン グ分析により陽性と既に試験されている免疫処理された哺乳動物から分離される 。
典型的には、不死細胞系統(たとえば骨髄腫細胞系統)は同じ哺乳動物種からリ ンパ球として得られる。好適な不死細胞系統はマウス骨髄腫細胞系統であってヒ ボキサンチン、アミノプテリンおよびチミジンを含有する培地(rHAT培地」 )に対し感受性である。HAT−感受性マウス骨髄腫細胞は、たとえば1500 分子量ポリエチレングリコール(rPEG1500J)を用いてマウス牌細胞に 融合させることができる。融合から得られたハイブリドーマ細胞を、次いで未融 合および非産生的に融合した骨髄腫細胞を死滅させるHAT培地を用いて選択す る(未融合の牌細胞は形質転換されないので数日間後に死滅する)。所望の抗体 を産生ずるハイブリドーマをハイブリドーマ培養上澄液のスクリーニングにより 検出する。たとえば抗−VLA−4抗体を産生ずるよう作成したハイブリドーマ は、ハイブリドーマ培養上澄液をたとえばトランスフェクトされたに一562細 胞のような組換α、−サブユニットー発現性細胞系統に結合する能力を持った分 泌抗体について試験しスクリーニングすることかできる(エリス等、[15]参 照)。
抗−VLA−4抗体を産生させるには、この種のスクリーニング分析にて陽性と 試験されたハイブリドーマ細胞を、これらハイブリドーマ細胞がモノクローナル 抗体を培地中に分泌する条件下および充分な時間にて栄養培地で培養する。ハイ ブリドーマ細胞に適する組織培養技術および培地は周知されている。細胞を除い たハイブリドーマ培養上澄液を集め、必要に応じ抗−VLA−4抗体をさらに周 知の方法で精製することができる。
或いは所望の抗体は、ハイブリドーマ細胞を2.6゜10.14−テトラメチル ペンタデカン(ブリスティン(PRI 5TANE);シグマ・ケミカル・カン パニー社、セントルイス、MO)で処理されたマウスの腹腔内に注射して産生ず ることもできる。ハイブリドーマ細胞は腹腔内で増殖して抗体を分泌し、膣液と して蓄積する。
この抗体を、腹腔がら注射器により膣液を抜取ることに、 より回収することが できる。
従来、数種の抗−VLA−4モノクローナル抗体が記載されている(たとえばサ ンチェズ・マドリード等、1986 [12] ;ヘムラー等(1987)[1 3] ;プリド等(1991)[14]参照)。ここでの実験については、HP I/2と称する抗−VLA−4モノクローナル抗体(バイオジエン・インコーポ レーション社、ケンブリッジ、MAから人手)を使用した。抗−VLA−4抗体 HPI/2の重鎖および軽鎖の可変領域をクローン化し、配列決定し、さらにヒ ト免疫グロブリン重鎮および軽鎖の定常領域と組合せて発現させた。この種のキ メラHPI/2抗体は特異性および能力においてネズミHPI/2抗体と類似し 、本発明による処置方法に有用である。同様に、人体適応化した組換抗−VLA −4抗体もこれら方法に有用である。HPI/2 V、DNA配列およびその翻 訳アミノ酸配列をそれぞれSEQ IDN0 : 1およびSEQ ID NO :21:示す。HP1/2 V、DNA配列およびその翻訳アミノ酸配列をそれ (’1sEQ 10 NO:3およびSEQ IDN0:4に示す。
たとえばHPI/2のようなモノクローナル抗体およびVLA−4のα鎖を認識 しうる他の抗−VLA−4抗体(たとえばMab HP2/1、HP2/4、L 25、P 4 C2)が本発明に有用である。抗体はVLA−α。
鎖のBlもしくはB2エピトープを認識することが最も好ましい(ブリド等(1 991) [15]参照)。特定の科学理論に拘束されるものでないが、本発明 の方法により使用される抗−VLA−4抗体は少な(とも初期にわたり消化管の 炎症部分へのVLA−4−発現性白血球の移動を特異的に阻止することができる 。或いは、IBDM織に既に補充された白血球による炎症媒体およびサイトカイ ンの放出を何らかのVCAM−1−媒介信号導入(たとえば従来観察されている T−細胞同時活性化)を妨げる抗−VLA−4抗体により阻止することかできる (たとえばバークリ−等、1991[8])。モノクローナル抗体HPI/2は 、VCAM−1−発現性細胞に対する白血球付着を阻止し、VLA−4−媒介の T−細胞活性化を促進しないことが示されている。
本発明の方法は、炎症性腸病に罹患している哺乳動物に抗−VLA−4抗体から なる組成物を投与することを特徴とする。後記実施例は綿毛シシザルで観察され た結果を示す。綿毛シシザル(CTT)とIBDヒトとで観察された自然の慢性 広汎性大腸炎の間には生理学的および組織化学的な類似性が示されている(たと えばボトルスキー等、1985a [16] 、ボトルスキー等、1985b  [17]参照)。従来の研究は、ヒトIBDの処置で使用される治療化合物に対 してCTTは同等な反応を示している(たとえばマダラ等、1985 [18] 参照)。したがって、ここに示した結果は、IBDに罹患した人間を含む全ゆる 哺乳動物に適切でありかつ適用することができ、本発明の方法がこれに有用であ る。
本発明にしたがって投与される抗−VLA−4抗体は、慢性IBD罹患者に予防 的に投与して病気の寛解傾向をもたらし或いは維持しうるが、好ましくは本発明 の方法は病気の急性再発を処置すべく使用される。
抗−VLA−4抗体は、抗−VLA−4抗体と医薬上許容しうるキャリヤとから なる組成物として投与することができる。好ましくは、組成物は静脈内注射に適 する形態である。潰瘍性大腸炎またはクローン氏病の急性再発については0.0 5〜5.0mg/患者1kg/1日(好ましくは0.5〜2.0mg/患者1  k g/1日)の投与量で使用されるが、それより多量もしくは少量の投与も患 者の年齢、感受性、耐性および他の特性、再発の急性程度、病気の履歴および過 程、用いる抗体の血漿レベルおよび半減期、並びにその認識部位に対する親和性 、さらに担当医により日常的に考えられる他の同様な因子を考慮して指示するこ とができる。活発な病気からの寛解傾向に維持するには0.05〜5.0mg/ 患者1に、g/1日(好ましくは0.5〜2.0mg/患者1kg/1日)を使 用し得るが、それより多量もしくは少量の投与も患者の年齢、感受性、耐性およ び他の特性、再発のパターン、病気の履歴および経過、用いる抗体の血漿レベル および半減期、並びにその認識部位に対する親和性、並びに他の同様な担当医に より日常的に考えられる因子を考慮して指示し、或いは用いることができる。
たとえば投与量を調整して、抗体の特定血漿レベルをたとえばネズミ抗体につき 5〜30μg/ m I zより好ましくは10〜15μg/mlの範囲にする と共に、このレベルをたとえば所定期間(たとえば1週間)にわたり或いは臨床 結果が得られるまで(たとえば再発が静まるまで)維持することかできる。より 緩徐に消費されると思われるキメラ抗体および人体適応抗体では、有効血漿レベ ルを維持するには、より低い投与量でよい。さらにVLA−4に対し高い親和性 を有する抗体もしくは断片は、より低い親和性の抗体もしくは抗体断片よりも回 数を少なく或いは投与量を少なくして投与する必要がある。
適する医薬キャリヤはたとえば無菌塩水、生理緩衝溶液などを包含する。医薬組 成物はさらに、活性成分の放出を調節するよう或いは患者人体におけるその存在 を長期化させるよう処方することもできる。多くの適する薬剤供給系はこの目的 につき公知であり、たとえばハイドロゲル、ヒドロキシメチルセルロース、マイ クロカプセル、リポソーム、マイクロエマルジョン、微小球などを包含する。燐 酸塩緩衝塩水(PBS)が注射用組成物につき好適なキャリヤである。
さらに本発明の目的には、VLA−4のα4サブユニツトに結合しうる抗体を用 いねばならない。モノクローナル抗体を使用することが好ましい。
天然産の抗体の他に、VLA−4に結合しうる適する組換抗体も代替として使用 することができる。この種の組換抗体は、組換DNA技術によりたとえば宿主細 胞を所望抗体の軽鎖および重鎮免疫グロブリン鎖をコードするDNAを含有した 適する発現ベクターで形質転換して産生された抗体、並びに抗−VLA−4抗体 の重鎖および/または軽鎖のヒンジ領域および定常領域の1部または全部が異な る種の免疫グロブリン軽鎖もしくは重鎮の対応領域で置換されている組換キメラ 抗体を包含する(すなわち、投与抗体に対する免疫反応を最小化させるため、処 置されるIBD罹患者と同じ種が好ましい)(たとえばジョーンズ等、1986  [19] 、ワード等、1989 [20]および米国特許第4,816,3 97号(ボス等)[21]参照、これら全てを参考のためここに引用する)。こ こで特に考えられる組換抗体はCDR−グラフト抗体もしくは「人体適応」抗体 を包含し、ここでたとえばネズミ抗体の超可変領域はたとえばヒト抗体の骨格領 域にグラフトされる(たとえばリーチマン等、1988 [22] 、マン・サ ンプ・コ等、199コ[23] 、ブラウン・ジュニア、1991 [24]参 照)さらに抗−VLA−4抗体のVLA−4−結合性断片、たとえばFab、F ab’ 、F (ab’ ) 2、およびF(V)断片;重鎖モノマーもしくは ダイマー;軽鎖モノマーもしくはダイマー:並びに1個の重鎮と1個の軽鎖とよ りなるダイマーもここで考えられる。この種の抗体断片は、化学法によりたとえ ば完全抗体をたとえばヘプンンもしくはパパインのようなプロテアーゼで切断し て、或いは組換DNA技術によりたとえば端を切り取った重鎖および/または軽 鎖遺伝子で形質転換された宿主細胞を用いて産生させることができる。重鎮およ び軽鎖モノマーは同様に、完全抗体をたとえばジチオスレイトールもしくはβ− メルカプトエタノールのような還元剤で処理して、或いは所望の重鎮もしくは軽 鎖またはその両者のいずれかをコートするDNAにより形質転換された宿主細胞 を用いて産生させることができる。
ハイブリドーマ技術に対する代案として、所望の抗−VLA−4特異性を有する 抗体断片をファージクローニング法によって分離することもできる(たとえばク ラ・ソクソン等、1991 [25コ参照)。
さらに上記の検討から明らかなように、VLA−4/VCAM−1相互作用を抑 制し或いはVCAM−1−媒介信号導入を抑制するのに充分な特異性を以てVL A−4に結合する他のポリペプチドおよび分子も、抗−VLA−4抗体と同様に IBDの処置に有効である。たとえば可溶型のVCAM−1(たとえばオスポー ン等、1989 [26]参照)またはその断片をVLA−4結合部位に競合す るよう投与することにより、抗−VLA−4抗体の投与と同様な効果をもたらす こともできる。VLA−4リガンドの結合領域に類似すると共にVLA−4のリ セブタ領域に適合する小分子も用いることができる(デブリン等、1990 [ 27] 、スコ・7トおよびスミス、1990 [28] 、並びに米国特許第 4,833゜092号(ゲイセン)[29]参照、これら全てを参考のためここ に引用する)。処置患者におけるIBD組織の炎症を効果的に減少させるこの種 のVLA−4−結合性ポリペプチドもしくは分子の使用がIBDの処置につき代 案方法として考えられる。
さらに、抗−VLA−4抗体をIBDに対し治療効果を有する他の抗体と組合せ て使用しうることも考えられる。たとえば、ここに報告した有利な効果が内皮C 二対する白血球補充の抑制に基づく範囲で、抗−VLA−4抗体を白血球抗原と 内皮細胞リセブタ分子との間の付着を阻害する他の抗体と組合せることが有利で ある。たとえば本発明により抗−VLA−4抗体を使用する他1こ、抗−ELA M−1抗体、抗−VCAM−1抗体、抗−ICA M −1抗体、抗−CDI抗 体、抗−〇D18抗体および/または抗−LFA−1抗体の使用も有利である。
適するビヒクルにて処方する場合、ここで考えられる医薬組成物はたとえば経口 、食道内もしくは鼻腔内、さらに皮下、筋肉内、静脈内、動脈内もしくは非経口 のような任意適する手段により投与することができる。通常の静脈内(i、v、 )または非経口投与が再発症状を処置するのに好適であり、調時放出ビヒクルに おける経口投与が寛解傾向を維持するのに好適である。
本発明による方法の結果としてのIBD患者の改善は、当業界における実務者に 知られた多くの方法で評価することができる。たとえばトルーローブ・ウイッッ の基準(Truelove−Witts criteria)(たとえばリヒチ ガー等、1990 [30]参照)のような観察される徴候の改善を用いること ができ、或いは結腸組織の試料を生検して組織学的に特性化することもできる( たとえばマダラ等、1985 [18]参照)。
以下、限定はしないが実施例により本発明の方法および組成物につきさらに説明 する。
K猛勇ユ にお【るVCAM−1 白血球付着に関与する内皮細胞表面蛋白質の発現に活性IBDが関係するかどう かを決定するため実験を行なった。IBD罹患者の結腸組織におけるVCAM− 1の発現を正常もしくは無関係の結腸組織を対照に評価した。
ヒト結腸鏡生検組織試料を患者の同意により得、OCTコンパウンド(ティシュ −チク社)に装着すると共にイソペンタン/液体窒素で急速凍結することにより 凍結切片として作製した。ヒト結腸試料を正常結腸、活性の潰瘍性大腸炎結腸( UC−活性)、不活性の潰瘍性大腸炎結腸(UC−不活性)、無関係の潰瘍性大 腸炎結腸(UC−無関係)、活性クローン氏病結腸(CD−活性)および無関係 のクローン氏病結腸(CD−無関係)から得た。
凍結切片(〜4μ)をゼラチン被覆されたスライド(1%ゼラチン、60℃で1 〜2分間加熱、風乾、室温にて1%ホルムアルデヒド、風乾)に載せ、30分間 にわたり風乾し、アセトンで4℃にて10分間固定し、PBSで3回洗浄し、次 いでメタノール中で0.3%H2O2により処理した(30分間、室温)。次い でスライドをPBSで30分間洗浄し、希釈正常ヒト血清(1:100)と共に インキュベートし、さらにジョーン・ノ1−ラン博士から供与された抗−VCA M−1抗体4B9(1: 100)と共に室温にて60分間インキュベートした 。対照スライドを抗−牛血清アルブミン(抗−BSA)抗体(シグマ・ケミカル ・カンパニー社、セントルイス、MO)と共にインキュベートした。次いで試料 をPBSで10分間洗浄し、第2のビオチニル化されたウサギ抗−マウス免疫グ ロブリン(ダコ・コーポレーション社、サンタ・バーバラ、CA)と共に室温に て60分間インキユベートシ、次いでアビジン結合のペルオキシダーゼ(ベクタ ステイン(vECTASTAIN)、ベクター・ラプス社、バーリンガム、CA )を用いて可視衣」− ヒト における トレ」 VCAM−1発現 n ’n % 正常(11) 6 (54,4) VC活性(23) 14 (60,9)UC不活性(8) 5 (62,5) UC無関係(10) 4 (40,0)CD活性(9) 5 (55,5) CD無関係(12) 7 (58,3)これらデータは、たとえばフリートマン 等[6]およびライス等[7]により報告されたようなVCAM−1がIBDに 関与する結腸組織と正常な結腸組織との両者にて発現されるという観察を確認す る。CD組織およびUC組織の両者にて、VCAM−1は免疫細胞化学により試 料の約60%で観察された。
実施例1■ CTT 血?(1)L−VLA−4v1.。
CTT白血球におけるエピトープを認識するがどうかを確認するため、抗−VL A−4モノクローナル抗体(HPI/2、バイオジエン・インコーポレーション 社、ケンブリッジMAがら入手)を試験した。
CTTからの血液試料(3m l)をヘパリン処理すると共にCTT末梢血液単 核白血球(P B L)をヒトPBLを分離する製造業者の指示に従いフィコー ル・ハイバック濃度勾配(Ficoll−Hypaque gradient) (ファルマシア社)により分離した。CTT PBLを、ベクトン・ジヶンソン FACS技術(Becton Dickenson FACStar)および標 準技術を用いFACS分析によってネズミ抗−ヒトVLA−4モノクローナル抗 体HPI/2およびHP2/1に対し結合する能力につき検査した(たとえばロ ブ等、1991a [31F参照)。両モノクローナル抗体はCTT PBLに 結合し、このことはヒトおよびCTTの両VLA−4がこれら2種の抗体により 認識される同様なエピトープを有することを示す。
さらにCTT PBLは固定化された組換可溶性ヒトVCAM−1(バイオジエ ン・インコーポレーション社)で被覆されたマイクロタイター板に付着すること も観察され、この結合はHPI/2およびHP 2/1により阻止された。これ らの結果は、CTT PBLがVLA−4に依存してVCAM−1に結合するこ とを示し、さらj:HP1/2およびHP2/1がCTT VLA−4とヒトV CAM−1との相互作用を阻止することを示す(ロブ等、1991b [32] 参照)。
大[ 毛シシザルのS ・ 抗−VLA−4抗体、HPI/2 (IgG1)(7)無菌塩水における保存溶 液およびブラシーボ対照(塩水のみ)を自然の大腸炎の徴候(すなわち下痢など ;マダラ等、[18]参照)を示す10匹の綿毛シシザル(CTT)に投与すべ く作製した。5匹のCTTにHPI/2を接種すると共に、残り5匹にはプラシ ーボを静脈内注射により接種した。毎日1mg HPI/2(すなわちCTTの 体重約500gに対し約2 m g / k g / 1日)を8日間で(試験 の0日、1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日目) 、CTTにHPI/ 2を注射した。各動物から結腸組織試料を1日おきに(試験の0日、2日、4日 、6日、8日および100日目生検した。
生検から得られたデータを用いて各動物につき急性炎症指数を決定し、これは大 腸炎の経過の半定量的分析を示す(マダラ等、[18]参照)。試験開始前(0 日目)および試験の終了(100日目における炎症指数を下表IIに示す(「処 理CTTJは抗体HPI/2を接種し; [比較CTTJはブラシーボを接種し た)。
表」二重 0日目 1立旦月 平均 1. 8 1. 2 これらの結果は、抗−VLA−4抗体による処理が急性炎症指数における有意( p<0.01)の減少を与え実施例IIIに記載した試験を14匹のCTTを用 い、7匹にHPI/、2を接種し、7匹にプラシーボを接種して繰り返した。0 日目がら100日目至る急性炎症指数の変化を表I’ I Iに示す: 平均 2,0 0.43 平均 1.71 1.00 この結果は、HPI/2を接種したCTTにおける急性炎症の有意の減少を示す 。
以上、限定を意味することなく本発明の方法を実施例につき説明したが、この説 明は単に例示の目的に過ぎず、本発明の忠恕および範囲を逸脱することなく多く の改変をなしうろことが当業者には了解されよう。たとえば用いる実際の投与m 、用いる抗体、抗体断片もしくは同族体の種類、投与方式、正確な組成、処置の 投与時間および投与法、並びに他の多くの特徴は全て上記説明の範囲内で変化さ せることができ、したがってこれら改変は全て本発明の範囲内であることから了 解されよう。
引用文献 110.”親画Ω、 249. pp、 1030−33 (19901゜II  1”)III i+物を谷とのたy)、ユニに引用する。
配列リスト (1)一般情報: (i)出願人コロブ、ロイR1 (i i)発明の名称:炎症性腸病の処置(i i i)配列の数“4 (iv)通信宛先: (Δ)住所:アレグレッチ・アンド・ウィトコツ、リミテッド (B)町名コサウス・ワラカー・ドライブ1o番、シュイテ 3000 (C)車名・シカゴ (D)州名:イリノイ州 (E)国名:U、s、A。
CF) Z 夏 P : 60606 (V)コンピュータ読取形式: (A)媒体:フロソビーディスク (B)コンピュータ:IBM pcコンパチブル(C)m作システム: PC− DOS/MS−DO3CD)ソフトアエアー:パテント・イン・リリースNo、 1.0、バージョンNo、1.25(vi)本出願データ: (A)出願番号: PCT (B)出願日 1993年2月1日 (C)分類: (v i i i)代理人の情報。
(A)氏名:マツクニコラス、ジャネットM。
(B)登録番号+32,918 (C)参照番号:92,308−A。
DOO3CIP PCT (ix)電信情報: (A)電話: 312−715−1000(B)テレファックス: 312−7 15−4234(2)SEQ ID NO:1の情報;(i)配列特性。
(A)長さ=360塩基対 (B)型:核酸 (C)鏡型ニー末鎖 (D)トポロジー−線状 (ii)分子型:cDNA (1x)特徴 (A)名称/キー:m1sc−フィーチャCB)位置=1 (D)他の情報:註rpBΔG159挿入物:HPI/2重鎖可変領域二アミノ 酸1はGlu(E)であるが、Gin(Q)も置換することができる」 (ix)特徴 (A)名称/キー:CD5 (B)位置:1..360 (xi)配列の説明:SEQ 1D No、1:(2)SEQ ID No、2 の情報;(i)配列特性: (A)長さ:120アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:線状 (i i)分子型:蛋白質 (xi)配列の説明:SEQ ID No、2:VaL Lys Lau tL n Gin Sir Guy Ala GLu Lau Val Lye Pr o Gly ^1m 5at2 6 、 11 L6 Val Lys Lau S@r Cys ThrArg S@r Gly P hs ksn Xis Lys^sp Thr TyrWee HLsτrp  VaL Lym Gin Arg Pro Glu Gin GLyムu GL uτrp Xis GlyArg Il@Ajp Pro^la Sir Gl y Ajp T’ht L71 T)τAsp Pro Lye Pin GL nVaL Lys ^1& Thr X>m Thr Ala up Thr  Sir Ssr Jun Thr Ala Trp tauにLntau S@ t: Sir Lau Thr 5sr GLu Ajp Thr ALm V aL T)rrTyr Cym ALa111jp O12Msl:τq l/ al Sir Thr Gly Tyr ALaムu Asp F)nτrp  Gly G1n1ot 106 ill (2)SEQ ID No、3の情報:(i)配列特性: (A)長さ:318塩基対 (B)型:核酸 (C)#Jt型二二本鎖 (D)トポロジー二線状 (ii)分子型:cDNA (ix)特徴 (A)名称/キー: CD5 (B)位置二1..318 (D)他の情報: 生成物=rHP1/2軽鎖可変領域」 (i x)特徴 (A)名称/キー:m1sc−フィーチャ(B)位置=1 (D)他の情報::註rpBAG172挿入物:HPI/2軽鎖可変領域」 (xi)配列の説明:SEQ ID N6.3:(2)SEQ ID No’、 4の情報:(i)配列特性: (Δ)長さ=106アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー二線状 (i i)分子型、蛋白質 (xl)配列の説明:SEQ ID No、4:Sat Zla VaL Ma t Thr Gin Thr Pro L7@ Fha Lau Lau Va l Ssr Ala Glyl 5 10 13 Ajp Arg val Thr Ila Thr Cys Lys Ala  Sat (in Set VaITow km AmpVal AIIIITr p Tyr lln Gin Lys Pro (ly Glm Sir Pr o Lys Lau tau l1■ τyr Tyr Ala Ssr Ajn Arg Tyr Thr Gly  VaL Pro Asp Arg Fha Thr CLyS@t C1y T yr にly Thr Asp Ph@Thr F’ha Thr 11@ S ir Thr Val Can ALa65 7G 75 80 GLu Aj$l L@u Alm VaITyr Fha C71Gin G Ln AJ? T)T Sat: 5*r !’raτyr補正書の翻訳文提小 書 (特許法184条の8) 平成6年 8月12日

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.炎症性腸病に罹患した哺乳動物に抗−VLA−4抗体からなる組成物を投与 することを特徴とする炎症性腸病の処置方法。
  2. 2.抗−VLA−4抗体組成物を静脈内投与する請求項1に記載の方法。
  3. 3.抗−VLA−4抗体をHP1/2、HP2/1、HP2/4、L25および P4C2よりなる群から選択する請求項1に記載の方法。
  4. 4.抗−VLA−4抗体がHP1/2またはVLA−4に結合しうるその断片で ある請求項1に記載の方法。
  5. 5.組成物を、炎症性腸病罹患者の体重に対し0.05〜5.0mg/kgの抗 体を与えるような投与量にて投与する請求項1に記載の方法。
  6. 6.組成物を、炎症性傷病罹患者の体重に対し0.5〜2.0mg/kgの抗体 を与えるような投与量にて投与する請求項5に記載の方法。
  7. 7.組成物を、哺乳動物において10〜15μg/mlの抗体の血漿レベルを与 えるのに有効な量にて投与する請求項1に記載の方法。
  8. 8.哺乳動物が人間である請求項1に記載の方法。
  9. 9.哺乳動物が潰瘍性大腸炎の罹患者である請求項8に記載の方法。
  10. 10.哺乳動物がクローン氏病の罹患者である請求項8に記載の方法。
  11. 11.組成物を炎症性腸病の急性再発に際し投与する請求項1に記載の方法。
  12. 12.炎症性腸病に罹患した哺乳動物にVLA−4のα4サブユニットに結合し うる抗体、組換抗体、キメラ抗体、これら抗体の断片、ポリペプチドもしくは小 分子またはこれらの任意の組合せ物を、前記哺乳動物を救助するのに有効な量に て投与することを特徴とする炎症性腸病の処置方法。
  13. 13.抗体、ポリペプチドもしくは分子をモノクローナル抗体HP1/2;この 種の抗体のFab、Fab′、F(ab′)2もしくはF(V)断片;可溶性V CAM−1ポリペプチド;またはVLA−4のVCAM−1−結合性領域に結合 する小分子から選択する請求項12に記載の方法。
  14. 14.組成物が複数の抗−VLA−4モノクローナル抗体またはそのVLA−4 結合性断片からなる請求項12に記載の方法。
  15. 15.組成物が抗−VLA−4の他に抗−ELAM−1抗体、抗−ICAM−1 抗体、抗−VCAM−1抗体、抗−CDX抗体、抗−LFA−1抗体、抗−CD 18抗体またはこの種の抗体の組合せ物を含む請求項12に記載の方法。
  16. 16.抗−VLA−4抗体がHP1/2またはVLA−4に結合しうるその断片 である請求項12に記載の方法。
  17. 17.組成物を、炎症性腸病罹患者の体重に対し0.05〜5.0mg/kgの 抗体、抗体断片、ポリペプチドもしくは小分子を与えるような投与量にて投与す る請求項12に記載の方法。
  18. 18.組成物を、炎症性腸病罹患者の体重に対し0.5〜2.0mg/kgの抗 体、抗体断片、ポリペプチドもしくは小分子を与えるような投与量にて投与する 請求項17に記載の方法。
  19. 19.組成物を、哺乳動物において10〜15μg/mlの抗体の血漿レベルを 与えるのに有効な量にて投与する請求項12に記載の方法。
  20. 20.IBD罹患者におけるIBD組織にて急性炎症を顕著に減少させるのに有 効な、実質的にVLA−4を認識するモノクローナル抗体を医薬上許容しうるキ ャリヤ中に含んでなる医薬組成物。
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