JPH0730264Y2 - バックステップ装置 - Google Patents
バックステップ装置Info
- Publication number
- JPH0730264Y2 JPH0730264Y2 JP2382890U JP2382890U JPH0730264Y2 JP H0730264 Y2 JPH0730264 Y2 JP H0730264Y2 JP 2382890 U JP2382890 U JP 2382890U JP 2382890 U JP2382890 U JP 2382890U JP H0730264 Y2 JPH0730264 Y2 JP H0730264Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- piston rod
- slide base
- stopper
- cutting tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はワークの同一軸線上の複数箇所を加工するため
の加工装置を進退動させるバックステップ装置に関す
る。
の加工装置を進退動させるバックステップ装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、ワークの同一軸線上の複数箇所を加工するための
加工装置を進退動させるバックステップ装置としては、
例えばシリンダのバルブシート及びバルブガイドを刃具
ヘッドに設けた切刃及びリーマで加工する場合、刃具ヘ
ッドを取付けたスライドベースを進退動させるシリンダ
に高圧をかけて、スライドベースをストッパ片を撓ませ
て前進させ、刃具ヘッドを低速回転してその切刃でバル
ブシートの座面を所望量加工し、その後、前記シリンダ
に低圧をかけることによって撓んでいたストッパ片がほ
ぼ原位置まで復帰することによってスライドベースが微
小距離後退して刃具ヘッドの切刃がバルブシートの座面
から微小距離だけ離れ、刃具ヘッドを高速回転してリー
マを回転しながら前進させてバルブガイド内径を加工す
るようにしたものがある。
加工装置を進退動させるバックステップ装置としては、
例えばシリンダのバルブシート及びバルブガイドを刃具
ヘッドに設けた切刃及びリーマで加工する場合、刃具ヘ
ッドを取付けたスライドベースを進退動させるシリンダ
に高圧をかけて、スライドベースをストッパ片を撓ませ
て前進させ、刃具ヘッドを低速回転してその切刃でバル
ブシートの座面を所望量加工し、その後、前記シリンダ
に低圧をかけることによって撓んでいたストッパ片がほ
ぼ原位置まで復帰することによってスライドベースが微
小距離後退して刃具ヘッドの切刃がバルブシートの座面
から微小距離だけ離れ、刃具ヘッドを高速回転してリー
マを回転しながら前進させてバルブガイド内径を加工す
るようにしたものがある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述したバックステップ装置にあって
は、ストッパ片の撓みを利用して刃具ヘッドを後退させ
るため、進退動を繰返すうちにストッパ片が原位置に復
帰しなくなって刃具ヘッドの切刃がバルブシートの座面
から離れる位置まで後退しなくなり、後退しないままバ
ルブガイドの内径加工のために刃具ヘッドを高速回転し
てしまいバルブシートを損傷してしまうことがある。
は、ストッパ片の撓みを利用して刃具ヘッドを後退させ
るため、進退動を繰返すうちにストッパ片が原位置に復
帰しなくなって刃具ヘッドの切刃がバルブシートの座面
から離れる位置まで後退しなくなり、後退しないままバ
ルブガイドの内径加工のために刃具ヘッドを高速回転し
てしまいバルブシートを損傷してしまうことがある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本考案は、加工装置を搭載したス
ライドベースの後方に両端にピストンロッドを有するシ
リンダを配設し、このシリンダの一方のピストンロッド
はスライドベースに装着し、他方のピストンロッドの後
端部にはストッパを取付け、更にシリンダとストッパと
の間には他方のピストンロッドに微小距離だけ後退させ
るバックアップシリンダを設けた。
ライドベースの後方に両端にピストンロッドを有するシ
リンダを配設し、このシリンダの一方のピストンロッド
はスライドベースに装着し、他方のピストンロッドの後
端部にはストッパを取付け、更にシリンダとストッパと
の間には他方のピストンロッドに微小距離だけ後退させ
るバックアップシリンダを設けた。
(作用) シリンダを作動させてスライドベースを前進させて最初
の加工をした後、バックアップシリンダを作動させてシ
リンダのピストンロッドを微小距離だけ後退させること
によってスライドベースが後退し、加工装置が最初の加
工位置から微小距離だけ離れる。
の加工をした後、バックアップシリンダを作動させてシ
リンダのピストンロッドを微小距離だけ後退させること
によってスライドベースが後退し、加工装置が最初の加
工位置から微小距離だけ離れる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本考案に係るバックステップ装置の正面図、第
2図は同バックステップ装置の平断面図、第3図は同装
置の側面図である。
2図は同バックステップ装置の平断面図、第3図は同装
置の側面図である。
加工装置である刃具ヘッド1は切刃2及びリーマ3を備
え、バックステップ装置4のスライドベース5上に載置
されている。
え、バックステップ装置4のスライドベース5上に載置
されている。
このスライドベース5の後方には基板6に取付けたシリ
ンダ7を配設し、このシリンダ7は内部に摺動自在に嵌
挿したピストン8にピストンロッド9,10を一体的に設
け、ピストンロッド9の先端部をスライドベース5に取
付け、またピストンロッド10の後端にはストッパ環11を
取付けている。
ンダ7を配設し、このシリンダ7は内部に摺動自在に嵌
挿したピストン8にピストンロッド9,10を一体的に設
け、ピストンロッド9の先端部をスライドベース5に取
付け、またピストンロッド10の後端にはストッパ環11を
取付けている。
また、シリンダ7のピストンロッド10側には基板6に取
付けたバックアップシリンダ12を配設している。このバ
ックアップシリンダ12は、複数の部材からなるホルダ13
内周面とピストンロッド10外周面との間に隙間14分だけ
進退動可能な摺動部材15を嵌装し、またこの摺動部材15
外周面とホルダ13内周面との間に隙間16分だけ摺動可能
な副摺動部材17を嵌装し、更にホルダ13にはストッパ片
18を固着している。尚、摺動部材15と副摺動部材17の表
面積の和がシリンダ7のピストン8の表面積より大きく
して、ピストン8の作動中に摺動部材15と副摺動部材17
が微小距離移動できるようにする。
付けたバックアップシリンダ12を配設している。このバ
ックアップシリンダ12は、複数の部材からなるホルダ13
内周面とピストンロッド10外周面との間に隙間14分だけ
進退動可能な摺動部材15を嵌装し、またこの摺動部材15
外周面とホルダ13内周面との間に隙間16分だけ摺動可能
な副摺動部材17を嵌装し、更にホルダ13にはストッパ片
18を固着している。尚、摺動部材15と副摺動部材17の表
面積の和がシリンダ7のピストン8の表面積より大きく
して、ピストン8の作動中に摺動部材15と副摺動部材17
が微小距離移動できるようにする。
そして、摺動部材15の後端部には移動部材20を固着し、
この移動部材20のホルダ13側には基板6に取付けたガイ
ド部材21内に摺動自在に嵌挿したガイドバー22を一体的
に設け、またホルダ13のストッパ片18に当接可能なスト
ッパ片23を固着している。
この移動部材20のホルダ13側には基板6に取付けたガイ
ド部材21内に摺動自在に嵌挿したガイドバー22を一体的
に設け、またホルダ13のストッパ片18に当接可能なスト
ッパ片23を固着している。
更に、移動部材20の後端部にはモータ25と、このモータ
25によって回転駆動される回転自在な主動ギア26と、こ
の主動ギア26に噛み合う回転自在な2個の従動ギア27,2
7とを設け、従動ギア27,27の周囲にはピストロッド10の
ストッパ環11に当接可能な4個の高さの異なるストッパ
28,29,30,31をそれぞれ取付け、また移動部材20の後端
部には従動ギア27の撓みを防止するための支持部材32を
取付けている。
25によって回転駆動される回転自在な主動ギア26と、こ
の主動ギア26に噛み合う回転自在な2個の従動ギア27,2
7とを設け、従動ギア27,27の周囲にはピストロッド10の
ストッパ環11に当接可能な4個の高さの異なるストッパ
28,29,30,31をそれぞれ取付け、また移動部材20の後端
部には従動ギア27の撓みを防止するための支持部材32を
取付けている。
以上のように構成したバックステップ装置の作用につい
て以下に説明する。
て以下に説明する。
先ず、スライドベース5の前方にシリンダヘッドである
ワークWが位置決めされると、シリンダ7のAに作動油
を注入してピストン8を摺動させてスライドベース5を
高速で第2図矢示A方向に前進させ、刃具ヘッド1の切
刃2がバルブシートSの手前にきたときに、スライドベ
ース5を低速で前進させてバルブシートSの座面を加工
する。
ワークWが位置決めされると、シリンダ7のAに作動油
を注入してピストン8を摺動させてスライドベース5を
高速で第2図矢示A方向に前進させ、刃具ヘッド1の切
刃2がバルブシートSの手前にきたときに、スライドベ
ース5を低速で前進させてバルブシートSの座面を加工
する。
そして、ピストンロッド10のストッパ環11がストッパ片
28に当接する位置まで切刃2によってバルブシートSの
加工が施された後、シリンダ7のポートAに作動油を注
入したままの状態で、バックアップシリンダ12のポート
C,Dに作動油を注入することによって、摺動部材15及び
副摺動部材17が隙間14,16(約1mm)分だけ第2図矢示B
方向に移動し、これに伴い移動部材20が同方向に移動す
る。
28に当接する位置まで切刃2によってバルブシートSの
加工が施された後、シリンダ7のポートAに作動油を注
入したままの状態で、バックアップシリンダ12のポート
C,Dに作動油を注入することによって、摺動部材15及び
副摺動部材17が隙間14,16(約1mm)分だけ第2図矢示B
方向に移動し、これに伴い移動部材20が同方向に移動す
る。
この移動部材20の移動によってストッパ片23がホルダ13
のストッパ片18から離間して摺動部材10の移動量と同等
に隙間が生じるとともに従動ギア27等が移動する。
のストッパ片18から離間して摺動部材10の移動量と同等
に隙間が生じるとともに従動ギア27等が移動する。
それによって、従動ギア27のストッパ片28に当接してい
るピストンロッド10のストッパ環11が押されてピストン
ロッド11が第2図矢示B方向に微小距離(上記の隙間14
分)後退するので、スライドベース5が刃具ヘッド1を
伴って後退し、刃具ヘッド1の切刃2がワークWのバル
ブシートSから少し(約1mm)後退して離れる。
るピストンロッド10のストッパ環11が押されてピストン
ロッド11が第2図矢示B方向に微小距離(上記の隙間14
分)後退するので、スライドベース5が刃具ヘッド1を
伴って後退し、刃具ヘッド1の切刃2がワークWのバル
ブシートSから少し(約1mm)後退して離れる。
そこで、刃具ヘッド1が更に高速で回転し、次いでリー
マ3が刃具ヘッド1内から突出してワークWのバルブガ
イドGの内径の加工を行う。
マ3が刃具ヘッド1内から突出してワークWのバルブガ
イドGの内径の加工を行う。
尚、機種によってバルブシートSとバルブガイドGとの
距離が異なるので、モータ25を駆動して主動ギア26を介
して従動ギア27を回転して、ストッパ環11に当接可能な
位置にするストッパ28,29,30,31を切換えることによ
り、機種変更に対応することができる。このような機能
を備えない場合には、摺動部材15にストッパ片28を設け
ればよい。
距離が異なるので、モータ25を駆動して主動ギア26を介
して従動ギア27を回転して、ストッパ環11に当接可能な
位置にするストッパ28,29,30,31を切換えることによ
り、機種変更に対応することができる。このような機能
を備えない場合には、摺動部材15にストッパ片28を設け
ればよい。
(効果) 以上に説明したように本考案によれば、加工装置を搭載
したスライドベースの後方に両端にピストンロッドを有
するシリンダを配設し、このシリンダの一方のピストン
ロッドはスライドベースに装着し、他方のピストンロッ
ドの後端部にはストッパを取付けて、この他方のピスト
ンロッドを微小距離だけ後退させるバックアップシリン
ダを設け、バックアップシリンダを作動することによっ
てスライドベースが微小距離だけ後退するようにしたの
で、加工装置を確実に後退させることができ、加工装置
が後退しないまま次の加工をしてしまうことがなくな
る。
したスライドベースの後方に両端にピストンロッドを有
するシリンダを配設し、このシリンダの一方のピストン
ロッドはスライドベースに装着し、他方のピストンロッ
ドの後端部にはストッパを取付けて、この他方のピスト
ンロッドを微小距離だけ後退させるバックアップシリン
ダを設け、バックアップシリンダを作動することによっ
てスライドベースが微小距離だけ後退するようにしたの
で、加工装置を確実に後退させることができ、加工装置
が後退しないまま次の加工をしてしまうことがなくな
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係るバックステップ装置の正面図、第
2図は同バックステップ装置の平断面図、第3図は同装
置の側面図である。 尚、図面中、1は刃具ヘッド、2は切刃、3はリーマ、
4はバックステップ装置、5はスライドベース、7はシ
リンダ、9,10はピストンロッド、11はストッパ環、12は
バックアップシリンダ、13はホルダ、15は摺動部材、16
は副摺動部材、20は移動部材、27は従動ギア、28,29,3
0,31はストッパ片である。
2図は同バックステップ装置の平断面図、第3図は同装
置の側面図である。 尚、図面中、1は刃具ヘッド、2は切刃、3はリーマ、
4はバックステップ装置、5はスライドベース、7はシ
リンダ、9,10はピストンロッド、11はストッパ環、12は
バックアップシリンダ、13はホルダ、15は摺動部材、16
は副摺動部材、20は移動部材、27は従動ギア、28,29,3
0,31はストッパ片である。
Claims (1)
- 【請求項1】ワークの同一軸線上の複数箇所を加工する
ための加工装置を進退動させるバックステップ装置のい
て、前記加工装置を搭載したスライドベースの後方に両
端にピストンロッドを有するシリンダを配設し、このシ
リンダの一方のピストンロッドは前記スライドベースに
装着し、他方のピストンロッドの後端部にはストッパを
取付け、更に前記シリンダとストッパとの間には他方の
ピストンロッドに微小距離だけ後退方向に移動させるバ
ックアップシリンダを配設したことを特徴とするバック
ステップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2382890U JPH0730264Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | バックステップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2382890U JPH0730264Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | バックステップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03113736U JPH03113736U (ja) | 1991-11-21 |
JPH0730264Y2 true JPH0730264Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31526809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2382890U Expired - Lifetime JPH0730264Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | バックステップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730264Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP2382890U patent/JPH0730264Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03113736U (ja) | 1991-11-21 |
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