JPH0725786A - アルツハイマー病を伴うアミロイドーシスの治療 - Google Patents
アルツハイマー病を伴うアミロイドーシスの治療Info
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- JPH0725786A JPH0725786A JP3136925A JP13692591A JPH0725786A JP H0725786 A JPH0725786 A JP H0725786A JP 3136925 A JP3136925 A JP 3136925A JP 13692591 A JP13692591 A JP 13692591A JP H0725786 A JPH0725786 A JP H0725786A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 細胞間神経原繊維タングル及び細胞外アミロ
イド プラ−ク中に存在するタンパク質のリン酸化を制
御する方法において、有効量のキナ−ゼモジュレ−タ、
又はホスファタ−ゼモジュレ−タを導入することを含
み、モジュレ−タがタンパク質のタンパク質分解プロセ
ッシングの速度を増加、又は減少させることができるこ
とを特徴とする方法。 【効果】 アルツハイマー病の治療に有効な方法が提供
される。
イド プラ−ク中に存在するタンパク質のリン酸化を制
御する方法において、有効量のキナ−ゼモジュレ−タ、
又はホスファタ−ゼモジュレ−タを導入することを含
み、モジュレ−タがタンパク質のタンパク質分解プロセ
ッシングの速度を増加、又は減少させることができるこ
とを特徴とする方法。 【効果】 アルツハイマー病の治療に有効な方法が提供
される。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明はアルツハイマ−病を伴うアミロ
イド−シスを、哺乳類のタンパク質のリン酸化を制御す
る又はそれに影響する少なくとも1種類の薬剤を患者に
有効量投薬することにより治療する方法に関する。
イド−シスを、哺乳類のタンパク質のリン酸化を制御す
る又はそれに影響する少なくとも1種類の薬剤を患者に
有効量投薬することにより治療する方法に関する。
【0002】
【発明の背景】アルツハイマ−病(AD)はタンパク質
のリン酸化の異常、及びタンパク質の異化の変化を特徴
とする脳の異常である。いくつかの研究所の研究による
とタンパク質のリン酸化の変化はアルツハイマ−病に見
られる細胞間神経原繊維のタングルの形成に関連する。
しかしβ/A4タンパク質前駆体(βAPP)の異化に
おけるタンパク質リン酸化に関する役割は示されていな
い。
のリン酸化の異常、及びタンパク質の異化の変化を特徴
とする脳の異常である。いくつかの研究所の研究による
とタンパク質のリン酸化の変化はアルツハイマ−病に見
られる細胞間神経原繊維のタングルの形成に関連する。
しかしβ/A4タンパク質前駆体(βAPP)の異化に
おけるタンパク質リン酸化に関する役割は示されていな
い。
【0003】アルツハイマ−病は老人痴呆の最も普通な
ひとつの原因である。アルツハイマ−病にかかった固体
の特徴は進行性記憶障害、言語及び視界技能の消失、及
び行動欠損である。アルツハイマ−病にかかった固体の
認識障害は、大脳皮質、アンモン角、第1前脳、及び脳
の他の領域の神経細胞の退化の結果である。解剖によっ
て得たアルツハイマ−病脳の組織学的分析によると、退
化したニュ−ロンの核周囲部及び軸索突起に神経原繊維
タングル、感染脳領域のいくらかの血管の内部及び回り
に細胞外神経性(老人性)プラ−ク及びアミロイド プ
ラ−クが存在する。神経性プラ−クは退化神経の末端
(軸索及び樹状)に位置し、アミロイドタンパク質繊維
のコア化合物を含む。脳管アミロイドタンパク質物質は
脳脊髄膜及び大脳皮質の血管に存在する(Glenne
r 及びWong,1984,Biochem.Bio
phys.Res.Commun.,120:885−
890;Glenner 及びWong,1984,B
iochem.Biophys.Res.Commu
n.,122:1131−1135;Wong等,19
85,Proc.Natl.Acad.Sci.,U.
S.A.,82:8729−8732)。
ひとつの原因である。アルツハイマ−病にかかった固体
の特徴は進行性記憶障害、言語及び視界技能の消失、及
び行動欠損である。アルツハイマ−病にかかった固体の
認識障害は、大脳皮質、アンモン角、第1前脳、及び脳
の他の領域の神経細胞の退化の結果である。解剖によっ
て得たアルツハイマ−病脳の組織学的分析によると、退
化したニュ−ロンの核周囲部及び軸索突起に神経原繊維
タングル、感染脳領域のいくらかの血管の内部及び回り
に細胞外神経性(老人性)プラ−ク及びアミロイド プ
ラ−クが存在する。神経性プラ−クは退化神経の末端
(軸索及び樹状)に位置し、アミロイドタンパク質繊維
のコア化合物を含む。脳管アミロイドタンパク質物質は
脳脊髄膜及び大脳皮質の血管に存在する(Glenne
r 及びWong,1984,Biochem.Bio
phys.Res.Commun.,120:885−
890;Glenner 及びWong,1984,B
iochem.Biophys.Res.Commu
n.,122:1131−1135;Wong等,19
85,Proc.Natl.Acad.Sci.,U.
S.A.,82:8729−8732)。
【0004】アルツハイマ−病の病理学の中心的特徴は
プラ−ク内へのアミロイドタンパク質の沈着である。4
kDaアミロイドタンパク質(A4(APC,β−アミ
ロイド又はBAP)とも言われる)は染色体21上にあ
る遺伝子によりコ−ドされる、より大きいアミロイド前
駆体(APP)の先端を切断した形態である(Gold
gaber等,1987,Science,235:8
77−880;Kang等,1987,Nature,
325:733−736;Jenkins等,198
8,Biochem.Biophys.Res.Com
mun.,151:1−8;Tanzi等,1987,
Science,235:880−885)。
プラ−ク内へのアミロイドタンパク質の沈着である。4
kDaアミロイドタンパク質(A4(APC,β−アミ
ロイド又はBAP)とも言われる)は染色体21上にあ
る遺伝子によりコ−ドされる、より大きいアミロイド前
駆体(APP)の先端を切断した形態である(Gold
gaber等,1987,Science,235:8
77−880;Kang等,1987,Nature,
325:733−736;Jenkins等,198
8,Biochem.Biophys.Res.Com
mun.,151:1−8;Tanzi等,1987,
Science,235:880−885)。
【0005】要約するとアルツハイマ−病は、主に細胞
骨格タンパク質から成る細胞間神経原繊維タングル、及
び細胞外実質性ならびに脳管アミロイドを含むある種の
神経病理学的特徴により特性づけられる(Katzma
n,R.,Biological Aspect of
Alzheimer’s Disease,Cold
Spring Harbor,New York)。
生化学的にアルツハイマ−病はタンパク質のリン酸化に
おける変化により特徴づけられる。神経原繊維タングル
の二成分、すなわち神経原繊維に存在する微小管結合タ
ンパク質タウ及び神経繊維タンパク質が異常にリン酸化
される(おそらくカルシウム/カルモジュリン依存タン
パク質キナ−ゼII(CaMKII)により)(Ste
rnberger,N.H.,Sternberge
r,L.A.及びUlrich,J.,(1985),
Proc.Natl.Acad.Sci.,U.S.
A.,82:4274及びFlament,S.及びD
elacourte,A.,(1989),FEBS
Lett.,247:213)。タンパク質キナ−ゼC
(PKC)の活性は、アルツハイマ−病、家族性アルツ
ハイマ−病、及びダウン症候群患者からの繊維芽球にお
けると同様にアルツハイマ−病脳においても減少するこ
とが報告されている(Cole,G.,Dobkin
s,K.R.,Hausen,L.A.,Terry,
R.D.及びSaitoh,T.,(1988),Br
ain Res.,452:165−174及びHuy
hn,T.V.,Cole,G.,Katzman,
R.,Haung,R.−P.及びSaitoh,T.
(1989),Arch.Neurol.,46:11
95−1199)。細胞質ゾル60kDaリンタンパク
質は、アルツハイマ−病脳において標準の二倍の濃度で
存在すると報告されている(Saitoh,T.及びD
obkins,K.R.(1986),Proc.Na
tl.Acad.Sci.,83:9764−976
7)。
骨格タンパク質から成る細胞間神経原繊維タングル、及
び細胞外実質性ならびに脳管アミロイドを含むある種の
神経病理学的特徴により特性づけられる(Katzma
n,R.,Biological Aspect of
Alzheimer’s Disease,Cold
Spring Harbor,New York)。
生化学的にアルツハイマ−病はタンパク質のリン酸化に
おける変化により特徴づけられる。神経原繊維タングル
の二成分、すなわち神経原繊維に存在する微小管結合タ
ンパク質タウ及び神経繊維タンパク質が異常にリン酸化
される(おそらくカルシウム/カルモジュリン依存タン
パク質キナ−ゼII(CaMKII)により)(Ste
rnberger,N.H.,Sternberge
r,L.A.及びUlrich,J.,(1985),
Proc.Natl.Acad.Sci.,U.S.
A.,82:4274及びFlament,S.及びD
elacourte,A.,(1989),FEBS
Lett.,247:213)。タンパク質キナ−ゼC
(PKC)の活性は、アルツハイマ−病、家族性アルツ
ハイマ−病、及びダウン症候群患者からの繊維芽球にお
けると同様にアルツハイマ−病脳においても減少するこ
とが報告されている(Cole,G.,Dobkin
s,K.R.,Hausen,L.A.,Terry,
R.D.及びSaitoh,T.,(1988),Br
ain Res.,452:165−174及びHuy
hn,T.V.,Cole,G.,Katzman,
R.,Haung,R.−P.及びSaitoh,T.
(1989),Arch.Neurol.,46:11
95−1199)。細胞質ゾル60kDaリンタンパク
質は、アルツハイマ−病脳において標準の二倍の濃度で
存在すると報告されている(Saitoh,T.及びD
obkins,K.R.(1986),Proc.Na
tl.Acad.Sci.,83:9764−976
7)。
【0006】脳のプラ−ク及び脳管アミロイドの主要成
分であるβ/A4タンパク質は、巨大膜貫通型タンパク
質、β/A4アミロイド前駆体タンパク質、又はβAP
Pから誘導される。βAPPは3種類の主要イソフォ−
ム、βAPP695、βAPP751及びβAPP770から成
り、これらは異なるスプライシングから生じ、その一次
配列の長さによ表されている。このタンパク質はリンタ
ンパク質であり、すでにアルツハイマ−病を伴うリン酸
化の変化はタングルタンパク質に影響するばかりでな
く、βAPPの代謝をも変え、おそらくβA4の堆積を
生ずるのであろうということが提唱されている(Gan
dy等,(1988),Proc.Natl.Aca
d.Sci.,U.S.A.85:6218)。
分であるβ/A4タンパク質は、巨大膜貫通型タンパク
質、β/A4アミロイド前駆体タンパク質、又はβAP
Pから誘導される。βAPPは3種類の主要イソフォ−
ム、βAPP695、βAPP751及びβAPP770から成
り、これらは異なるスプライシングから生じ、その一次
配列の長さによ表されている。このタンパク質はリンタ
ンパク質であり、すでにアルツハイマ−病を伴うリン酸
化の変化はタングルタンパク質に影響するばかりでな
く、βAPPの代謝をも変え、おそらくβA4の堆積を
生ずるのであろうということが提唱されている(Gan
dy等,(1988),Proc.Natl.Aca
d.Sci.,U.S.A.85:6218)。
【0007】βAPP膜貫通型及び細胞質ドメインの有
力なリン酸化部位に対応する合成ペプチドを用いて、こ
のペプチドがPKC又はCaM K IIに非常に有効
な基質であることがすでに示された。βAPPの推定上
のPKCリン酸化部位はタンパク質の膜貫通型/細胞質
の境界と予想される位置から7残基上にあり、上皮成長
因子受容体及びインタ−リュ−キン−2の両方に存在す
るPKC−リン酸化部位と類似している。これらの部位
におけるPKCによるこれら二受容体のリン酸化ではこ
れらをインタ−ナリゼ−ションの的としている。同様
に、βAPPのリン酸化もそのインタ−ナリゼ−ション
及び異化を制御する。
力なリン酸化部位に対応する合成ペプチドを用いて、こ
のペプチドがPKC又はCaM K IIに非常に有効
な基質であることがすでに示された。βAPPの推定上
のPKCリン酸化部位はタンパク質の膜貫通型/細胞質
の境界と予想される位置から7残基上にあり、上皮成長
因子受容体及びインタ−リュ−キン−2の両方に存在す
るPKC−リン酸化部位と類似している。これらの部位
におけるPKCによるこれら二受容体のリン酸化ではこ
れらをインタ−ナリゼ−ションの的としている。同様
に、βAPPのリン酸化もそのインタ−ナリゼ−ション
及び異化を制御する。
【0008】
【発明の要約】本出願人は、モデル系としてPC12ラ
ットの褐色細胞腫細胞を用いてタンパク質のリン酸化を
制御する薬剤のβAPPの代謝に対する影響を研究する
ことにより、上記観察を拡張した。PC12におけるβ
APPの代謝は十分特性づけられており(Wiedem
ann,A.,Konig,G.,Buke,D.,F
ischer,P.,Salbaum,J.M.,Ma
sters,C.L.及びBeyreuther,K.
(1989),Cell,57:115)、この細胞系
を有用なものとしている。本出願人はβAPP代謝がタ
ンパク質のリン酸化を調節する薬剤により制御されるこ
とを観察し、タンパク質のリン酸化における変化がアル
ツハイマ−病に特徴的な細胞外でのβ/A4の堆積を変
えるのであろうと思われる。
ットの褐色細胞腫細胞を用いてタンパク質のリン酸化を
制御する薬剤のβAPPの代謝に対する影響を研究する
ことにより、上記観察を拡張した。PC12におけるβ
APPの代謝は十分特性づけられており(Wiedem
ann,A.,Konig,G.,Buke,D.,F
ischer,P.,Salbaum,J.M.,Ma
sters,C.L.及びBeyreuther,K.
(1989),Cell,57:115)、この細胞系
を有用なものとしている。本出願人はβAPP代謝がタ
ンパク質のリン酸化を調節する薬剤により制御されるこ
とを観察し、タンパク質のリン酸化における変化がアル
ツハイマ−病に特徴的な細胞外でのβ/A4の堆積を変
えるのであろうと思われる。
【0009】本発明は細胞間神経原繊維タングル及び細
胞外アミロイドプラ−クに存在するタンパク質のタンパ
ク質リン酸化を制御する方法において、例えば患者又は
患者の細胞に有効量のキナ−ゼモジュレ−タ又はホスフ
ァタ−ゼモジュレ−タを導入し、モジュレ−タがそのよ
うなタンパク質のタンパク質分解プロセッシングの速度
を増加させる、又は減少させることができることを特徴
とする方法に関する。
胞外アミロイドプラ−クに存在するタンパク質のタンパ
ク質リン酸化を制御する方法において、例えば患者又は
患者の細胞に有効量のキナ−ゼモジュレ−タ又はホスフ
ァタ−ゼモジュレ−タを導入し、モジュレ−タがそのよ
うなタンパク質のタンパク質分解プロセッシングの速度
を増加させる、又は減少させることができることを特徴
とする方法に関する。
【0010】本発明は又、哺乳類におけるアルツハイマ
−型アミロイド−シスの形成を阻害する方法において、
哺乳類に少なくとも1種類のタンパク質ホスフアタ−ゼ
の阻害剤を有効量投薬することからなり、阻害剤は細胞
間神経原繊維タングル及び細胞外アミロイドプラ−クに
存在するタンパク質のタンパク質分解プロセッシングを
減少させることができることを特徴とする方法を目的と
している。
−型アミロイド−シスの形成を阻害する方法において、
哺乳類に少なくとも1種類のタンパク質ホスフアタ−ゼ
の阻害剤を有効量投薬することからなり、阻害剤は細胞
間神経原繊維タングル及び細胞外アミロイドプラ−クに
存在するタンパク質のタンパク質分解プロセッシングを
減少させることができることを特徴とする方法を目的と
している。
【0011】本発明は又、哺乳類患者のアルツハイマ−
病を伴うアミロイド−シスの治療において、患者に哺乳
類細胞におけるタンパク質のリン酸化を制御することの
できる少なくとも1種類の薬剤を有効量投薬することを
含むことを特徴とする治療に関する。
病を伴うアミロイド−シスの治療において、患者に哺乳
類細胞におけるタンパク質のリン酸化を制御することの
できる少なくとも1種類の薬剤を有効量投薬することを
含むことを特徴とする治療に関する。
【0012】本発明は又、アミロイド形成を制御する薬
剤のスクリ−ニング法において、タンパク質のリン酸化
を制御することができると思われる薬剤を哺乳類細胞と
接触させ、アミロイド前駆体タンパク質分解における変
化を検出することから成ることを特徴とする方法に関す
る。
剤のスクリ−ニング法において、タンパク質のリン酸化
を制御することができると思われる薬剤を哺乳類細胞と
接触させ、アミロイド前駆体タンパク質分解における変
化を検出することから成ることを特徴とする方法に関す
る。
【0013】本発明は又、正常な、又はトランスジェニ
ック動物全体のアミロイド形成を制御する薬剤のスクリ
−ニング法において、該動物にタンパク質のリン酸化を
制御できると思われる薬剤を投薬し、動物の脳における
神経の退化の変化を検出することから成ることを特徴と
する方法に関する。
ック動物全体のアミロイド形成を制御する薬剤のスクリ
−ニング法において、該動物にタンパク質のリン酸化を
制御できると思われる薬剤を投薬し、動物の脳における
神経の退化の変化を検出することから成ることを特徴と
する方法に関する。
【0014】
図1.PDBu及びオカダ酸によるβAPPプロセッシ
ングの調節 (A)抗−βAPP645-694抗体を用いた免疫沈降によ
るPC12細胞におけるβAPP及びβAPP誘導ペプ
チドの同定。[35S]メチオニン標識PC12細胞の免
疫沈降物からのPAGEゲルのオ−トラジオグラフを示
す。上図において、6−18%勾配ゲルの高分子量領域
のオ−トラジオグラフを示す。下図において、15kD
a及び19kDaペプチドを含む低分子量のゲルの長時
間暴露のオ−トラジオグラフを示す。
ングの調節 (A)抗−βAPP645-694抗体を用いた免疫沈降によ
るPC12細胞におけるβAPP及びβAPP誘導ペプ
チドの同定。[35S]メチオニン標識PC12細胞の免
疫沈降物からのPAGEゲルのオ−トラジオグラフを示
す。上図において、6−18%勾配ゲルの高分子量領域
のオ−トラジオグラフを示す。下図において、15kD
a及び19kDaペプチドを含む低分子量のゲルの長時
間暴露のオ−トラジオグラフを示す。
【0015】(B)レ−ン:1,0時間における制御条
件下の標識PC12細胞の免疫沈降物;2−6.0時間
にて添加後45分追跡時の標識PC12細胞の免疫沈降
物;2,参照細胞;3,1μMのPDBuで処理した細
胞;4,1μMのオカダ酸で処理した細胞;5,1μM
のPDBu及び1μMのオカダ酸で処理した細胞;6,
1μMのPDBu及び1μMのオカダ酸で処理し、10
0μMのβAPP645-694ペプチドの存在下で免疫沈降
した細胞。PC12細胞中のβAPPの形態は限定加水
分解により決定される通り、ヒトのβAPP695と関連
していると思われる。113/115kDa二重線(レ
−ン1)及び143/149kDa二重線(レ−ン2)
をAに示すゲルから取り出し、V8プロテア−ゼを用い
た限定加水分解消化を行い、試験管内で同様に処理し、
転写し、翻訳したヒトβAPP695cDNAと比較した
(レ−ン3)。
件下の標識PC12細胞の免疫沈降物;2−6.0時間
にて添加後45分追跡時の標識PC12細胞の免疫沈降
物;2,参照細胞;3,1μMのPDBuで処理した細
胞;4,1μMのオカダ酸で処理した細胞;5,1μM
のPDBu及び1μMのオカダ酸で処理した細胞;6,
1μMのPDBu及び1μMのオカダ酸で処理し、10
0μMのβAPP645-694ペプチドの存在下で免疫沈降
した細胞。PC12細胞中のβAPPの形態は限定加水
分解により決定される通り、ヒトのβAPP695と関連
していると思われる。113/115kDa二重線(レ
−ン1)及び143/149kDa二重線(レ−ン2)
をAに示すゲルから取り出し、V8プロテア−ゼを用い
た限定加水分解消化を行い、試験管内で同様に処理し、
転写し、翻訳したヒトβAPP695cDNAと比較した
(レ−ン3)。
【0016】図2.時間の関数としての、PDBu及び
H−7によるβAPPプロセッシングの制御 PC12細胞を[35S]メチオニンを用いて20分間代
謝により標識し、完全培地を用いて指定の時間追跡し
た。PKC活性を制御する薬剤を追跡期間の最初に加え
た(0時間)。細胞の溶解に続き、抽出物の免疫沈降、
NaDodSO4−PAGE及びオ−トラジオグラフィ
−を行った。オ−トラジオグラムを走査することにより
種々の形態のβAPPを定量した。示した結果は四実験
の平均±SEMである。0時間にて回収した全βAPP
751/770(すなわち未熟及び成熟)を100単位とする
ようにデ−タを標準化した。COOH−末端βAPPフ
ラグメントの量は0時間において重要でない。A及びB
において、回収量を0時間における合計のパ−セントで
表す。Cにおいて、回収量は任意の単位で示す。
H−7によるβAPPプロセッシングの制御 PC12細胞を[35S]メチオニンを用いて20分間代
謝により標識し、完全培地を用いて指定の時間追跡し
た。PKC活性を制御する薬剤を追跡期間の最初に加え
た(0時間)。細胞の溶解に続き、抽出物の免疫沈降、
NaDodSO4−PAGE及びオ−トラジオグラフィ
−を行った。オ−トラジオグラムを走査することにより
種々の形態のβAPPを定量した。示した結果は四実験
の平均±SEMである。0時間にて回収した全βAPP
751/770(すなわち未熟及び成熟)を100単位とする
ようにデ−タを標準化した。COOH−末端βAPPフ
ラグメントの量は0時間において重要でない。A及びB
において、回収量を0時間における合計のパ−セントで
表す。Cにおいて、回収量は任意の単位で示す。
【0017】(A)未成熟βAPP751/770 (B)成
熟βAPP751/770 (C)15kDaCOOH−末端
フラグメント。参照細胞(・),PDBu−処理細胞
( ),H−7−処理細胞( )。
熟βAPP751/770 (C)15kDaCOOH−末端
フラグメント。参照細胞(・),PDBu−処理細胞
( ),H−7−処理細胞( )。
【0018】図3.時間の関数としての、PDBuによ
る成熟βAPPのプロセッシングの制御 追跡時間35分にてPDBuを加え、成熟βAPPを最
大量に近付ける。実験に関する他の詳細はすべて図2の
例の記載と同様である。示した実験は3回の別々の実験
の代表的な例である。実験点は二重の決定の平均であ
る。
る成熟βAPPのプロセッシングの制御 追跡時間35分にてPDBuを加え、成熟βAPPを最
大量に近付ける。実験に関する他の詳細はすべて図2の
例の記載と同様である。示した実験は3回の別々の実験
の代表的な例である。実験点は二重の決定の平均であ
る。
【0019】(A)未成熟βAPP751/770 (B)成
熟βAPP751/770 (C)15kDaCOOH−末端
フラグメント。参照細胞(・),PDBu−処理細胞
( )。
熟βAPP751/770 (C)15kDaCOOH−末端
フラグメント。参照細胞(・),PDBu−処理細胞
( )。
【0020】図4.時間の関数としての、オカダ酸を用
いたβAPPプロセッシングの制御 追跡の最初(0時間)にオカダ酸(1μM)を直接加え
た。実験に関する他の詳細はすべて図2の例の記載と同
様である。示した結果は4実験の平均±SEMである。
いたβAPPプロセッシングの制御 追跡の最初(0時間)にオカダ酸(1μM)を直接加え
た。実験に関する他の詳細はすべて図2の例の記載と同
様である。示した結果は4実験の平均±SEMである。
【0021】(A)未成熟βAPP751/770 (B)成
熟βAPP751/770 (C)15kDaCOOH−末端
フラグメント。参照細胞(・),オカダ酸処理細胞
( )。
熟βAPP751/770 (C)15kDaCOOH−末端
フラグメント。参照細胞(・),オカダ酸処理細胞
( )。
【0022】図5.時間の関数としての、オカダ酸を用
いた成熟βAPPのプロセッシングの制御 追跡時間35分にてオカダ酸を加え、成熟βAPPを最
大量に近付ける。実験に関する他の詳細はすべて図2の
例の記載と同様である。示した実験は2回の別々の実験
の代表的な例である。実験点は二重の決定の平均であ
る。
いた成熟βAPPのプロセッシングの制御 追跡時間35分にてオカダ酸を加え、成熟βAPPを最
大量に近付ける。実験に関する他の詳細はすべて図2の
例の記載と同様である。示した実験は2回の別々の実験
の代表的な例である。実験点は二重の決定の平均であ
る。
【0023】(A)未成熟βAPP751/770 (B)成
熟βAPP751/770 (C)15kDaCOOH−末端
フラグメント。参照細胞(・),オカダ酸処理細胞
( )。 〔発明の詳細な説明〕
熟βAPP751/770 (C)15kDaCOOH−末端
フラグメント。参照細胞(・),オカダ酸処理細胞
( )。 〔発明の詳細な説明〕
【0024】報告されている通り(Wiedemann
等,上記参照)、PC12細胞中のβAPPは45分で
成熟し、おそらくリソソ−ム経路によりプロセッシング
される。ホルボ−ルエステルはこのプロセッシングの速
度を明らかに賦活する。これは、上皮成長因子及びイン
タ−リュ−キン−2の受容体の授受の制御におけるその
影響と類似して、プロテア−ゼ キナ−ゼ C(PK
C)がインタ−ナリゼ−ション及び分解のためにβAP
Pを的としていることを示している。PKCの阻害剤で
あるH7がβAPPのプロセッシングの基底速度を明ら
かに減少させるという事実は、非賦活細胞において基本
的にβAPPは活性なPKCによってリン酸化された後
に切断されることを示している。
等,上記参照)、PC12細胞中のβAPPは45分で
成熟し、おそらくリソソ−ム経路によりプロセッシング
される。ホルボ−ルエステルはこのプロセッシングの速
度を明らかに賦活する。これは、上皮成長因子及びイン
タ−リュ−キン−2の受容体の授受の制御におけるその
影響と類似して、プロテア−ゼ キナ−ゼ C(PK
C)がインタ−ナリゼ−ション及び分解のためにβAP
Pを的としていることを示している。PKCの阻害剤で
あるH7がβAPPのプロセッシングの基底速度を明ら
かに減少させるという事実は、非賦活細胞において基本
的にβAPPは活性なPKCによってリン酸化された後
に切断されることを示している。
【0025】15kDa及び19kDa βAPPフラ
グメントの量に対するPKCの活性剤の影響が、βAP
Pの周知の正常なプロセッシングの観点から調べられて
いる。βAPPがB/A4ドメイン中で切断された後、
βAPPの細胞外の部分は通常分泌されることが報告さ
れている。これは、正常のβAPPプロセッシングがア
ミロイド発生及び、おそらく脳プラ−クの形成を排除し
て行われることを意味する。15kDa及び19kDa
C−末端βAPPフラグメントの分子量はβ/A4全
配列を含むことができ、従ってアミロイド発生的であり
うる量と一致している。
グメントの量に対するPKCの活性剤の影響が、βAP
Pの周知の正常なプロセッシングの観点から調べられて
いる。βAPPがB/A4ドメイン中で切断された後、
βAPPの細胞外の部分は通常分泌されることが報告さ
れている。これは、正常のβAPPプロセッシングがア
ミロイド発生及び、おそらく脳プラ−クの形成を排除し
て行われることを意味する。15kDa及び19kDa
C−末端βAPPフラグメントの分子量はβ/A4全
配列を含むことができ、従ってアミロイド発生的であり
うる量と一致している。
【0026】BayKがβAPPに影響を持たなかった
という事実は、本出願人の分析系においてCaMKII
がβAPP異化に含まれないことを示唆している。イノ
ノマイシンの影響は、ゴルジ膜を横切るカルシウム勾配
へのこのイノノフォアの影響によると思われる。
という事実は、本出願人の分析系においてCaMKII
がβAPP異化に含まれないことを示唆している。イノ
ノマイシンの影響は、ゴルジ膜を横切るカルシウム勾配
へのこのイノノフォアの影響によると思われる。
【0027】ホスファタ−ゼ1及び2Aの有力な阻害剤
であるオカダ酸は、多くのタンパク質キナ−ゼの多数の
基質に関して正味のリン酸化を増加させる。従ってβA
PPプロセッシングへのオカダ酸の効果は、どのひとつ
のキナ−ゼに起因させることもできず、すでに特性化さ
れたものとは異なるキナ−ゼによるβAPPのリン酸
化、あるいはβAPP成熟及びプロセッシングの制御に
含まれる他のタンパク質のリン酸化を含むと思われる。
であるオカダ酸は、多くのタンパク質キナ−ゼの多数の
基質に関して正味のリン酸化を増加させる。従ってβA
PPプロセッシングへのオカダ酸の効果は、どのひとつ
のキナ−ゼに起因させることもできず、すでに特性化さ
れたものとは異なるキナ−ゼによるβAPPのリン酸
化、あるいはβAPP成熟及びプロセッシングの制御に
含まれる他のタンパク質のリン酸化を含むと思われる。
【0028】15及び19kDaフラグメントへのPD
Bu及びオカダ酸の影響は、リン酸化に起因し、成熟β
APPのより急速な分解、又は15及び19kDaフラ
グメントの異化の減速を引き起こすと思われる。19k
Daフラグメントが15kDaフラグメントのリン酸化
された形態である可能性がある。
Bu及びオカダ酸の影響は、リン酸化に起因し、成熟β
APPのより急速な分解、又は15及び19kDaフラ
グメントの異化の減速を引き起こすと思われる。19k
Daフラグメントが15kDaフラグメントのリン酸化
された形態である可能性がある。
【0029】以下は、哺乳類細胞のタンパク質のリン酸
化状態に影響する、又は制御する化合物(“活性化合
物”)のリストである。リン酸化状態は、タンパク質に
リン酸塩部分を添加するキナ−ゼの活性を阻害する、あ
るいは賦活することにより、又はタンパク質からリン酸
塩部分を除去するホスファタ−ゼを阻害する、あるいは
賦活することにより制御することができる。
化状態に影響する、又は制御する化合物(“活性化合
物”)のリストである。リン酸化状態は、タンパク質に
リン酸塩部分を添加するキナ−ゼの活性を阻害する、あ
るいは賦活することにより、又はタンパク質からリン酸
塩部分を除去するホスファタ−ゼを阻害する、あるいは
賦活することにより制御することができる。
【0030】以下は、完全な又は徹底的なリストのつも
りではないが良く知られた例のリストである:キナ−ゼ賦活剤 :ホルボ−ルエステル−例えば、4−ア
ルファ−ホルボ−ル 12,13−ジブチレ−ト、ホル
ボ−ル 12−ミリステ−ト 13−アセテ−ト(PM
A)、又は(ホルボ−ル−12,13−ジブチレ−ト
(PDBU又はPDBu) インドラクタム−例えば、(−)−7−オクチルインド
ラクタム V メツェリン ジアシルグリセロ−ル ホルスコリン 3−(N−アセチルアミノ)−5−(N−デシル−N−
メチルアミノ)−ベンジルアルコ−ル(ADMB)、及
び6−(N−デシルアミノ)−4−ヒドロキシメチルイ
ンド−ル(DHI)キナ−ゼ阻害剤 : スタウロスポリン アウラノフィン W5,W12,W13,W7,H7,H8,H9又はH
A1004(W7はN−(6−アミノヘキシル)−5−
クロロ−1−ナフタンスルファミド ヒドロクロリド;
H7は1−(5−イソキノリンスルホニル)−2−メチ
ルピペラジン ジヒドロクロリド;H8はN−[2−
(メチルアミノ)エチル]−3−イソキノリンスルホン
アミド ジヒドロクロリド;H9はN−(2−アミノエ
チル)−5−イソキノリンスルホンアミド;HA100
4はN(2−グアニジノエチル)−5−イソキノリン−
スルホンアミド ヒドロクロリド;W5はN−(6−ア
ミノヘキシル)−1−ナフタレンスルホンアミド ヒド
ロクロリド;W12はN−(4−アミノブチル)−2−
ナフタレンスルホンアミド ヒドロクロリド、及びW1
3はN−(−4−アミノブチル)−5−クロロ−2−ナ
フタレンスルホンアミドヒドロクロリド) スフィンゴシン チルホスチンホスファタ−ゼ阻害剤 :オカダ酸及びその誘導体 カリクリン−A バナデ−トホスファタ−ゼ賦活剤 :ソマトスタチン類似体。
りではないが良く知られた例のリストである:キナ−ゼ賦活剤 :ホルボ−ルエステル−例えば、4−ア
ルファ−ホルボ−ル 12,13−ジブチレ−ト、ホル
ボ−ル 12−ミリステ−ト 13−アセテ−ト(PM
A)、又は(ホルボ−ル−12,13−ジブチレ−ト
(PDBU又はPDBu) インドラクタム−例えば、(−)−7−オクチルインド
ラクタム V メツェリン ジアシルグリセロ−ル ホルスコリン 3−(N−アセチルアミノ)−5−(N−デシル−N−
メチルアミノ)−ベンジルアルコ−ル(ADMB)、及
び6−(N−デシルアミノ)−4−ヒドロキシメチルイ
ンド−ル(DHI)キナ−ゼ阻害剤 : スタウロスポリン アウラノフィン W5,W12,W13,W7,H7,H8,H9又はH
A1004(W7はN−(6−アミノヘキシル)−5−
クロロ−1−ナフタンスルファミド ヒドロクロリド;
H7は1−(5−イソキノリンスルホニル)−2−メチ
ルピペラジン ジヒドロクロリド;H8はN−[2−
(メチルアミノ)エチル]−3−イソキノリンスルホン
アミド ジヒドロクロリド;H9はN−(2−アミノエ
チル)−5−イソキノリンスルホンアミド;HA100
4はN(2−グアニジノエチル)−5−イソキノリン−
スルホンアミド ヒドロクロリド;W5はN−(6−ア
ミノヘキシル)−1−ナフタレンスルホンアミド ヒド
ロクロリド;W12はN−(4−アミノブチル)−2−
ナフタレンスルホンアミド ヒドロクロリド、及びW1
3はN−(−4−アミノブチル)−5−クロロ−2−ナ
フタレンスルホンアミドヒドロクロリド) スフィンゴシン チルホスチンホスファタ−ゼ阻害剤 :オカダ酸及びその誘導体 カリクリン−A バナデ−トホスファタ−ゼ賦活剤 :ソマトスタチン類似体。
【0031】上記賦活剤及び阻害剤の誘導体も本発明に
含まれると理解するべきである。
含まれると理解するべきである。
【0032】本発明において使用する活性化合物は薬
剤、すなわち製薬配合物として投薬することができる。
剤、すなわち製薬配合物として投薬することができる。
【0033】本発明の方法において動物及び人に投薬す
るために使用する製薬配合物は、製薬キャリヤ−又は賦
形剤と混合して活性化合物を含む。
るために使用する製薬配合物は、製薬キャリヤ−又は賦
形剤と混合して活性化合物を含む。
【0034】薬剤は本発明の化合物を含む錠剤(甘味入
り、及び顆粒を含む)、ドロップ、カプセル、丸薬、ア
ンプル、又は座薬であることができる。
り、及び顆粒を含む)、ドロップ、カプセル、丸薬、ア
ンプル、又は座薬であることができる。
【0035】本文で使用する“薬剤”は、医学的投薬に
適した、物理的に分離した凝集性の部分を意味する。本
文で使用する“投薬単位の形態の薬剤”は、それぞれ1
日の投薬量、又は倍量(4倍量まで)あるいは約分量
(14分の1まで)の本発明の活性化合物をキャリヤ−
と共に含む、及び/又は外皮に封入した、医学的投薬に
適した、物理的に分離した凝集性の部分を意味する。薬
剤が1日の投薬量を含むか、又は例えば1日の投薬量の
半分、3分の1、あるいは4分の1を含むかは、それぞ
れ薬剤を1日に1度投薬するのか、あるいは例えば2
回、3回、又は4回投薬するのかにより決まる。
適した、物理的に分離した凝集性の部分を意味する。本
文で使用する“投薬単位の形態の薬剤”は、それぞれ1
日の投薬量、又は倍量(4倍量まで)あるいは約分量
(14分の1まで)の本発明の活性化合物をキャリヤ−
と共に含む、及び/又は外皮に封入した、医学的投薬に
適した、物理的に分離した凝集性の部分を意味する。薬
剤が1日の投薬量を含むか、又は例えば1日の投薬量の
半分、3分の1、あるいは4分の1を含むかは、それぞ
れ薬剤を1日に1度投薬するのか、あるいは例えば2
回、3回、又は4回投薬するのかにより決まる。
【0036】配合物は、各単位が決まった投薬量の活性
成分を供給するように合わせた投薬単位として調製する
のが有利である。錠剤、被覆錠剤、カプセル、アンプル
及び座薬が、本発明の好ましい投薬形態の例である。活
性成分が有効量に達している、すなわち適した有効投薬
量が1単位、あるいは倍単位投薬に使用される投薬形態
と一致していることだけが必要である。もちろん正確な
個人的投薬量は、1日の投薬量と同様に医師又は獣医師
の指示下で標準の医学的原則に従って決定される。
成分を供給するように合わせた投薬単位として調製する
のが有利である。錠剤、被覆錠剤、カプセル、アンプル
及び座薬が、本発明の好ましい投薬形態の例である。活
性成分が有効量に達している、すなわち適した有効投薬
量が1単位、あるいは倍単位投薬に使用される投薬形態
と一致していることだけが必要である。もちろん正確な
個人的投薬量は、1日の投薬量と同様に医師又は獣医師
の指示下で標準の医学的原則に従って決定される。
【0037】活性化合物は水性、又は非水性希釈剤中の
活性化合物の懸濁液、溶液、及び乳液、シロップ、顆
粒、あるいは粉末として投薬することもできる。
活性化合物の懸濁液、溶液、及び乳液、シロップ、顆
粒、あるいは粉末として投薬することもできる。
【0038】錠剤、ドロップ、カプセル、及び丸薬に成
型するのに適する、活性化合物を含む製薬配合物(例え
ば顆粒)に使用することができる希釈剤には以下が含ま
れる:(a)充填剤及び伸展剤、例えば澱粉、糖、マン
ニト−ル、及びケイ酸;(b)結合剤、例えばカルボキ
シメチルセルロ−ス及び他のセルロ−ス誘導体、アルギ
ニン酸塩、ゼラチン及びポリビニルピロリドン;(c)
湿潤剤、例えばグリセロ−ル;(d)分解剤、例えば寒
天、炭酸カルシウム、及び重炭酸ナトリウム;(e)溶
解を遅延させるための試薬、例えばパラフィン;(f)
再吸収促進剤、例えば第4アンモニウム化合物;(g)
界面活性剤、例えばセチルアルコ−ル、グリセロ−ルモ
ノステアレ−ト;(h)吸着性キャリヤ−、例えばカオ
リン及びベントナイト;(i)潤滑剤、例えばタルク、
ステアリン酸カルシウム及びマグネシウム、ならびに固
体ポリエチルグリコ−ル。
型するのに適する、活性化合物を含む製薬配合物(例え
ば顆粒)に使用することができる希釈剤には以下が含ま
れる:(a)充填剤及び伸展剤、例えば澱粉、糖、マン
ニト−ル、及びケイ酸;(b)結合剤、例えばカルボキ
シメチルセルロ−ス及び他のセルロ−ス誘導体、アルギ
ニン酸塩、ゼラチン及びポリビニルピロリドン;(c)
湿潤剤、例えばグリセロ−ル;(d)分解剤、例えば寒
天、炭酸カルシウム、及び重炭酸ナトリウム;(e)溶
解を遅延させるための試薬、例えばパラフィン;(f)
再吸収促進剤、例えば第4アンモニウム化合物;(g)
界面活性剤、例えばセチルアルコ−ル、グリセロ−ルモ
ノステアレ−ト;(h)吸着性キャリヤ−、例えばカオ
リン及びベントナイト;(i)潤滑剤、例えばタルク、
ステアリン酸カルシウム及びマグネシウム、ならびに固
体ポリエチルグリコ−ル。
【0039】活性化合物を含む錠剤、ドロップ、カプセ
ル、及び丸薬は不透明化剤を含む通常の皮膜、外皮及び
保護マトリックスを有することができる。これらは腸管
のみで、又は好ましくはその特定の部分で、できる限り
ある時間をかけて活性成分を放出するように構成するこ
とができる。皮膜、外皮及び保護マトリックスは例えば
ポリマ−物質又はワックスから製造することができる。
ル、及び丸薬は不透明化剤を含む通常の皮膜、外皮及び
保護マトリックスを有することができる。これらは腸管
のみで、又は好ましくはその特定の部分で、できる限り
ある時間をかけて活性成分を放出するように構成するこ
とができる。皮膜、外皮及び保護マトリックスは例えば
ポリマ−物質又はワックスから製造することができる。
【0040】活性成分は1又は数種類の上記希釈剤と共
に微細カプセルの形態とすることもできる。
に微細カプセルの形態とすることもできる。
【0041】座薬とするのに適する製薬配合物に使用す
る希釈剤は、例えばポリエチレングリコ−ル、及び脂肪
(例えばココア油及び高級エステル、[例えばC14−ア
ルコ−ルとC16脂肪酸])などの通常の水溶性希釈剤、
又はこれらの希釈剤の混合物であることができる。
る希釈剤は、例えばポリエチレングリコ−ル、及び脂肪
(例えばココア油及び高級エステル、[例えばC14−ア
ルコ−ルとC16脂肪酸])などの通常の水溶性希釈剤、
又はこれらの希釈剤の混合物であることができる。
【0042】溶液又は乳液である製薬配合物は、例えば
溶媒などの通常の希釈剤(もちろん上記の通り界面活性
剤の存在する場合以外は分子量が200以下である溶媒
を除いて)、溶解剤及び乳化剤を含むことができる。そ
のような希釈剤の特別な例は水、エチルアルコ−ル、イ
ソプロピルアルコ−ル、炭酸エチル、酢酸エチル、ベン
ジルアルコ−ル、安息香酸ベンジル、プロピレングリコ
−ル、1,3−ブチレングリコ−ル、ジメチルホルムア
ミド、油類(例えば落花生油)、グリセロ−ル、テトラ
ヒドロフルフリルアルコ−ル、ポリエチレングリコ−
ル、及びソルビト−ルの脂肪酸エステル、あるいはこれ
らの混合物であるが、これらに限らるわけではない。
溶媒などの通常の希釈剤(もちろん上記の通り界面活性
剤の存在する場合以外は分子量が200以下である溶媒
を除いて)、溶解剤及び乳化剤を含むことができる。そ
のような希釈剤の特別な例は水、エチルアルコ−ル、イ
ソプロピルアルコ−ル、炭酸エチル、酢酸エチル、ベン
ジルアルコ−ル、安息香酸ベンジル、プロピレングリコ
−ル、1,3−ブチレングリコ−ル、ジメチルホルムア
ミド、油類(例えば落花生油)、グリセロ−ル、テトラ
ヒドロフルフリルアルコ−ル、ポリエチレングリコ−
ル、及びソルビト−ルの脂肪酸エステル、あるいはこれ
らの混合物であるが、これらに限らるわけではない。
【0043】非経口的投薬のための溶液及び乳液は、ア
ンプル中に含まれた無菌の、例えば水又はアラキス油で
なければならず、場合によっては血液−等張でなければ
ならない。
ンプル中に含まれた無菌の、例えば水又はアラキス油で
なければならず、場合によっては血液−等張でなければ
ならない。
【0044】懸濁液の製薬配合物は通常の希釈剤、例え
ば水、エチルアルコ−ル、プロピレングリコ−ルなどの
液体希釈剤、界面活性剤(例えばエトキシル化イソステ
アリルアルコ−ル、ポリオキシエチレンソルビット及び
ソルビタンエステル)、微結晶セルロ−ス、アルミニウ
ムメタヒドロキシド、ベントナイト、寒天、及びトラガ
ント、あるいはこれらの混合物を含むことができる。
ば水、エチルアルコ−ル、プロピレングリコ−ルなどの
液体希釈剤、界面活性剤(例えばエトキシル化イソステ
アリルアルコ−ル、ポリオキシエチレンソルビット及び
ソルビタンエステル)、微結晶セルロ−ス、アルミニウ
ムメタヒドロキシド、ベントナイト、寒天、及びトラガ
ント、あるいはこれらの混合物を含むことができる。
【0045】製薬配合物は着色剤及び防腐剤、ならびに
香料、及び調味料(例えばペパ−ミント油及びユ−カリ
油)、及び甘味料(例えばサッカリン及びアスパルテ−
ム)も含むことができる。
香料、及び調味料(例えばペパ−ミント油及びユ−カリ
油)、及び甘味料(例えばサッカリン及びアスパルテ−
ム)も含むことができる。
【0046】製薬配合物は一般に全配合物の0.5−9
0重量%の活性成分を含む。
0重量%の活性成分を含む。
【0047】活性化合物の他に、製薬配合物及び薬剤は
製薬上活性な他の化合物を含むことができる。
製薬上活性な他の化合物を含むことができる。
【0048】本発明の薬剤中の希釈剤も製薬配合物に関
して上記で述べたいずれであることもできる。本発明の
薬剤は分子量が200以下の溶媒を単一の希釈剤として
含むことができる。
して上記で述べたいずれであることもできる。本発明の
薬剤は分子量が200以下の溶媒を単一の希釈剤として
含むことができる。
【0049】活性化合物は経口的に、非経口的に(例え
ば筋肉内、腹膜内、皮下、経皮膚、又は静脈内)、直腸
により、あるいは局部的に投薬するものであり、経口的
又は非経口的な投薬が好ましく、経舌あるいは静脈内投
薬が特に好ましい。
ば筋肉内、腹膜内、皮下、経皮膚、又は静脈内)、直腸
により、あるいは局部的に投薬するものであり、経口的
又は非経口的な投薬が好ましく、経舌あるいは静脈内投
薬が特に好ましい。
【0050】体重1kg当たり0.05−20mgの投
薬率は治療する人、又は動物患者の性質及び体重、治療
する患者の個人的反応、活性化合物を含んで投薬される
配合物の種類、投薬のしかた、病気の進行の程度、ある
いは投薬間隔の関数であろう。従って最低投薬率以下で
十分な場合もあり、所望の結果を得るために上限を越え
る必要がある場合もある。多量を投薬する場合、1日に
数回の投薬にわけるのが良いであろう。
薬率は治療する人、又は動物患者の性質及び体重、治療
する患者の個人的反応、活性化合物を含んで投薬される
配合物の種類、投薬のしかた、病気の進行の程度、ある
いは投薬間隔の関数であろう。従って最低投薬率以下で
十分な場合もあり、所望の結果を得るために上限を越え
る必要がある場合もある。多量を投薬する場合、1日に
数回の投薬にわけるのが良いであろう。
【0051】
【実施例】ホルボ−ル 12,13−ジブチレ−ト(P
DBu)、4−アルファ−ホルボ−ル 12,13−ジ
ブチレ−ト(4αPDBu)及びホルボ−ル 12−ミ
リステ−ト 13−アセテ−ト(PMA)はLC Se
rvice Corp.,Woburn,Maより購入
した。オカダ酸はMoana Bioproduct
s,Inc.,Honolulu,HIより購入した。
H7はSeikagada Kogyo,Co.,Ja
panより購入した。
DBu)、4−アルファ−ホルボ−ル 12,13−ジ
ブチレ−ト(4αPDBu)及びホルボ−ル 12−ミ
リステ−ト 13−アセテ−ト(PMA)はLC Se
rvice Corp.,Woburn,Maより購入
した。オカダ酸はMoana Bioproduct
s,Inc.,Honolulu,HIより購入した。
H7はSeikagada Kogyo,Co.,Ja
panより購入した。
【0052】実施例1 βAPP(βAPP645-694,アミノ酸のナンバリング
はヒトβAPP695のナンバリングに対応する)の細胞
質ドメインに対応する合成ペプチドをYeleSequ
encing Facilityにより製造した。この
βAPP645−695に対応する合成ペプチドを用い
てうさぎに免疫を与えることにより抗体を製造した。ヒ
トβAPP695のアミノ酸16−695を含む融合タン
パク質を発現するE.coliの溶解物のイムノブロッ
ト分析により血清のスクリ−ニングを行った。組み替え
融合タンパク質βAPP695に対して免疫活性である血
清をさらに免疫沈降活性に関して2つの系にスクリ−ニ
ングした:1系では、うさぎの網状赤血球溶解物及び[
35S]メチオニンを用いたβAPP695cDNAの試験
管内転写、その後βAPP695mRNAの試験管内翻訳
により製造した35S−標識βAPP695を使用し;他の
系ではβAPP695cDNAを用いてトランスフェクシ
ョンし、[35S]メチオニンを用いて標識した細胞によ
り製造した35S−標識βAPP695を使用した。免疫沈
降は、Pang,D.T.,Wang,J.K.T.,
Valtorta,F.,Benfenati,F.及
びGreengard,P.,(1988),Pro
c.Natl.Acad.Sci.,U.S.A.,8
5:762−766に記載の通りに行った。組み替えβ
APPに対して効率の高い(>90%)免疫沈降活性を
有する血清をHarlow,E.及びLane,D.,
Antibodies:A LaboratoryMa
nual(Cold spring Harbor,
N.Y.1988)に記載のSepharose−βA
PP645−695のカラム上でアフイニテイ−精製を
行った。ここで使用した抗血清によりラットの皮質ホモ
ジネ−トのウエスタン法において、Mr115−140
kDaの3種類のタンパク質、及びMr93kDaの帯
が認められた。
はヒトβAPP695のナンバリングに対応する)の細胞
質ドメインに対応する合成ペプチドをYeleSequ
encing Facilityにより製造した。この
βAPP645−695に対応する合成ペプチドを用い
てうさぎに免疫を与えることにより抗体を製造した。ヒ
トβAPP695のアミノ酸16−695を含む融合タン
パク質を発現するE.coliの溶解物のイムノブロッ
ト分析により血清のスクリ−ニングを行った。組み替え
融合タンパク質βAPP695に対して免疫活性である血
清をさらに免疫沈降活性に関して2つの系にスクリ−ニ
ングした:1系では、うさぎの網状赤血球溶解物及び[
35S]メチオニンを用いたβAPP695cDNAの試験
管内転写、その後βAPP695mRNAの試験管内翻訳
により製造した35S−標識βAPP695を使用し;他の
系ではβAPP695cDNAを用いてトランスフェクシ
ョンし、[35S]メチオニンを用いて標識した細胞によ
り製造した35S−標識βAPP695を使用した。免疫沈
降は、Pang,D.T.,Wang,J.K.T.,
Valtorta,F.,Benfenati,F.及
びGreengard,P.,(1988),Pro
c.Natl.Acad.Sci.,U.S.A.,8
5:762−766に記載の通りに行った。組み替えβ
APPに対して効率の高い(>90%)免疫沈降活性を
有する血清をHarlow,E.及びLane,D.,
Antibodies:A LaboratoryMa
nual(Cold spring Harbor,
N.Y.1988)に記載のSepharose−βA
PP645−695のカラム上でアフイニテイ−精製を
行った。ここで使用した抗血清によりラットの皮質ホモ
ジネ−トのウエスタン法において、Mr115−140
kDaの3種類のタンパク質、及びMr93kDaの帯
が認められた。
【0053】PC細胞を、10%(v/v)の子牛胎児
の血清、及び熱により不活性化した馬の血清を5%含む
Dulbeccoの修正Eagle’s培地(DME
M,Flow Labs)中で培養した。
の血清、及び熱により不活性化した馬の血清を5%含む
Dulbeccoの修正Eagle’s培地(DME
M,Flow Labs)中で培養した。
【0054】PC12細胞の代謝による標識のため、細
胞を2度洗浄し、粉砕により皿から除去し、細胞をpH
7.4にて、1mCi/mlの[35S]メチオニン(1
200Ci/ミリモル,NEN Products,B
oston MA)及び20mMのヘペスを補った[35
S]メチオニンを含まないDMEMに、6x106細胞
/mlで20分間懸濁した。その後細胞を、過剰のメチ
オニン及び20mMのヘペスを含むpHが7.4の、空
気を満たした5−6倍容量の完全培地(DMEM)で希
釈し、記載の添加をして0−135分追跡した。試験物
質を追跡期間の最初に(0時間)、又は35分後に添加
した。トリパンブル−排除により決定した細胞の生存度
は実験の最初90%以上であり、追跡135分後に5%
以下に減少した。
胞を2度洗浄し、粉砕により皿から除去し、細胞をpH
7.4にて、1mCi/mlの[35S]メチオニン(1
200Ci/ミリモル,NEN Products,B
oston MA)及び20mMのヘペスを補った[35
S]メチオニンを含まないDMEMに、6x106細胞
/mlで20分間懸濁した。その後細胞を、過剰のメチ
オニン及び20mMのヘペスを含むpHが7.4の、空
気を満たした5−6倍容量の完全培地(DMEM)で希
釈し、記載の添加をして0−135分追跡した。試験物
質を追跡期間の最初に(0時間)、又は35分後に添加
した。トリパンブル−排除により決定した細胞の生存度
は実験の最初90%以上であり、追跡135分後に5%
以下に減少した。
【0055】溶解のため、細胞(0.2ml)を0.4
mlの溶解緩衝液(2mM NaN3,150mM N
aCl,100mM トリスHCl,pH7.4,1%
v/v NP40,0.5%w/v ナトリウムデオキ
シコレ−ト,0.1%w/vNaDodSO4及び40
単位/ml トラシロ−ルを含む)で希釈し、氷上にお
く。20分後、試料を10,000xgにて5分間遠心
にかけ、上澄みを免疫沈降に使用した。いくつかの実験
では細胞を1%のNaDodSO4で溶解し、音波処理
し、煮沸して免疫沈降に使用した(Pang,D.
T.,上記参照)。この方法で得た結果は実際に標準の
方法で得た結果と同一であった。
mlの溶解緩衝液(2mM NaN3,150mM N
aCl,100mM トリスHCl,pH7.4,1%
v/v NP40,0.5%w/v ナトリウムデオキ
シコレ−ト,0.1%w/vNaDodSO4及び40
単位/ml トラシロ−ルを含む)で希釈し、氷上にお
く。20分後、試料を10,000xgにて5分間遠心
にかけ、上澄みを免疫沈降に使用した。いくつかの実験
では細胞を1%のNaDodSO4で溶解し、音波処理
し、煮沸して免疫沈降に使用した(Pang,D.
T.,上記参照)。この方法で得た結果は実際に標準の
方法で得た結果と同一であった。
【0056】免疫沈降のために、10,000xgの上
澄みを、3μlの非希釈、あるいはアフィニティ−精製
したうさぎの抗−βAPP645−695と共に全容量
を600μlとして4℃にて1時間インキュベ−トし
た。インキュベ−ションに続き、溶解緩衝液中の75μ
lのProtein A−Sepharose(Pha
rmacia LKB,Inc.,Piscatawa
y,N.Y.)の1:1懸濁液を加え、4℃にてさらに
30分間インキュベ−ションを続けた。不溶の複合体を
150mM NaCl及び2mM NaN3を含む10
0mMのトリスHCl,pH7.4で3回洗浄し、再度
溶解緩衝液(62.5mM トリスHCl,pH6.
8,2% SDS,5% 2−メルカプトエタノ−ル,
10% ショ糖)に懸濁し、煮沸した。タンパク質をN
aDodSO4−PAGEを用いて分離し、1Mのサリ
チル酸ナトリウムを用いた定量フルオログラフィ−によ
り検出した。タンパク質帯をオ−トラジオグラムのデン
シトメトリ−により、あるいは放射活性帯を取り出し、
液体シンチレ−ションスペクトル分析を行うことにより
定量した。βAPP751及びβAPP750がPC12細胞
の主要なβAPPイソフォ−ムであった。これらのイソ
フォ−ムはPAGE上で互いに非常に近くに移動するの
で一緒に定量し、βAPP751/770と示す。βAPP695
の定量のためにコンピュ−タ−法を使用した(Cran
dell,R.,McClellan,M.,Arc
h,S.,Doenias,J.及びPiper,
R.,(1987),Anal.Biochem.,1
67:15)。βAPP695について観察された効果
は、βAPP751/770について観察されたものと類似し
ていた。19kDaペプチドは15kDaペプチドと定
量的に類似の挙動を示すようであった。
澄みを、3μlの非希釈、あるいはアフィニティ−精製
したうさぎの抗−βAPP645−695と共に全容量
を600μlとして4℃にて1時間インキュベ−トし
た。インキュベ−ションに続き、溶解緩衝液中の75μ
lのProtein A−Sepharose(Pha
rmacia LKB,Inc.,Piscatawa
y,N.Y.)の1:1懸濁液を加え、4℃にてさらに
30分間インキュベ−ションを続けた。不溶の複合体を
150mM NaCl及び2mM NaN3を含む10
0mMのトリスHCl,pH7.4で3回洗浄し、再度
溶解緩衝液(62.5mM トリスHCl,pH6.
8,2% SDS,5% 2−メルカプトエタノ−ル,
10% ショ糖)に懸濁し、煮沸した。タンパク質をN
aDodSO4−PAGEを用いて分離し、1Mのサリ
チル酸ナトリウムを用いた定量フルオログラフィ−によ
り検出した。タンパク質帯をオ−トラジオグラムのデン
シトメトリ−により、あるいは放射活性帯を取り出し、
液体シンチレ−ションスペクトル分析を行うことにより
定量した。βAPP751及びβAPP750がPC12細胞
の主要なβAPPイソフォ−ムであった。これらのイソ
フォ−ムはPAGE上で互いに非常に近くに移動するの
で一緒に定量し、βAPP751/770と示す。βAPP695
の定量のためにコンピュ−タ−法を使用した(Cran
dell,R.,McClellan,M.,Arc
h,S.,Doenias,J.及びPiper,
R.,(1987),Anal.Biochem.,1
67:15)。βAPP695について観察された効果
は、βAPP751/770について観察されたものと類似し
ていた。19kDaペプチドは15kDaペプチドと定
量的に類似の挙動を示すようであった。
【0057】免疫沈降βAPP又は試験管内転写βAP
Pのペプチドマッピングを、s.aureus V8
プロテア−ゼ(Miles Co.,Elkhart,
IN)を用いてHuttner等の方法に従って行っ
た。
Pのペプチドマッピングを、s.aureus V8
プロテア−ゼ(Miles Co.,Elkhart,
IN)を用いてHuttner等の方法に従って行っ
た。
【0058】結果 PC12細胞を[35S]メチオニンを含むDMEM中で
20分間インキュベ−トし、完全培地中で種々の期間追
跡した。そのような35S−標識細胞の溶解物からの、β
APP645−695に対して製造した抗体を用いた免
疫沈降により、149,143,125,115,11
3及び106kDaの6タンパク質帯が得られた(図1
a,レ−ン1及び2)。
20分間インキュベ−トし、完全培地中で種々の期間追
跡した。そのような35S−標識細胞の溶解物からの、β
APP645−695に対して製造した抗体を用いた免
疫沈降により、149,143,125,115,11
3及び106kDaの6タンパク質帯が得られた(図1
a,レ−ン1及び2)。
【0059】これらの6タンパク質帯は、免疫沈降を1
00μMのβAPP645-694ペプチドの存在下で行うと
観察されない(図1A,レ−ン6)。さらにこれらの6
タンパク質はV8プロテア−ゼを用いて消化すると類似
のペプチドマップを示し、そのマップは試験管内転写及
び翻訳をしたヒトのβAPP695cDNAを用いて観察
されるマップと類似しており、免疫沈降タンパク質帯が
βAPPイソフォ−ムであることを強く証明している。
00μMのβAPP645-694ペプチドの存在下で行うと
観察されない(図1A,レ−ン6)。さらにこれらの6
タンパク質はV8プロテア−ゼを用いて消化すると類似
のペプチドマップを示し、そのマップは試験管内転写及
び翻訳をしたヒトのβAPP695cDNAを用いて観察
されるマップと類似しており、免疫沈降タンパク質帯が
βAPPイソフォ−ムであることを強く証明している。
【0060】異なる追跡期間の後、標識帯の相対的量の
変化が観察された。Mr113/115と143/14
9kDaの二重線間に、及びMr106と125kDa
の間に前駆体−生成物関連性が可能であることがわかる
(図1及び2)。上記のWiedemann等の観察に
基づき、Mr143/149及び125kDaのタンパ
ク質を仮に以下のように同定した:Mr106,113
及び115kDa帯はそれぞれβAPP695,βAPP
751及びβAPP770の未成熟(N−グリコシル化)型で
あり;Mr125,143及び149kDaはそれぞれ
βAPP695,βAPP751及びβAPP770の成熟(N
−及びO−グリコシル化)型である。すでに成熟βAP
P分子の集団はリソソ−ム機構により急速に分裂し、
(Cole,G.,Huyhn,T.V.及びSait
oh,T.,(1989)Neurochem.Re
s.,14:933)N−末端部分を分泌することが示
されている。追跡期間の最初に100μMのクロロキン
をPC12細胞に加えると、標識125/143及び1
49kDaタンパク質が相対的に増加し、リソソ−ム酸
化及び成熟型βAPPの分裂の疎外剤としてのクロロキ
ンの作用と一致した。
変化が観察された。Mr113/115と143/14
9kDaの二重線間に、及びMr106と125kDa
の間に前駆体−生成物関連性が可能であることがわかる
(図1及び2)。上記のWiedemann等の観察に
基づき、Mr143/149及び125kDaのタンパ
ク質を仮に以下のように同定した:Mr106,113
及び115kDa帯はそれぞれβAPP695,βAPP
751及びβAPP770の未成熟(N−グリコシル化)型で
あり;Mr125,143及び149kDaはそれぞれ
βAPP695,βAPP751及びβAPP770の成熟(N
−及びO−グリコシル化)型である。すでに成熟βAP
P分子の集団はリソソ−ム機構により急速に分裂し、
(Cole,G.,Huyhn,T.V.及びSait
oh,T.,(1989)Neurochem.Re
s.,14:933)N−末端部分を分泌することが示
されている。追跡期間の最初に100μMのクロロキン
をPC12細胞に加えると、標識125/143及び1
49kDaタンパク質が相対的に増加し、リソソ−ム酸
化及び成熟型βAPPの分裂の疎外剤としてのクロロキ
ンの作用と一致した。
【0061】実施例2:プロテインキナ−ゼCを用いた
βAPPプロセッシングの制御 PC12細胞を追跡期間の間1μMのPDBuと共にイ
ンキュベ−トした場合、標識未成熟βAPPの消失の速
度への影響は観察されなかった(図2A)。
βAPPプロセッシングの制御 PC12細胞を追跡期間の間1μMのPDBuと共にイ
ンキュベ−トした場合、標識未成熟βAPPの消失の速
度への影響は観察されなかった(図2A)。
【0062】しかし、標識βAPPの成熟型の量が減少
し、15kDa及び19kDaの標識ペプチドの量が増
加した(図2B,C)。100μMのβAPP645-694
ペプチドの存在下で免疫沈降を行った場合は15kDa
及び19kDaペプチドは観察されず(図1A,レ−ン
6)、これらのペプチドが成熟βAPPのCOOH−末
端フラグメントであることと一致している。別のホルボ
−ルエステル、PMAはPDBuと類似の影響を与える
が、不活性PDBu類似体、4αPDBuは影響を与え
ない(図なし)。標識成熟βAPPの減少、及び標識1
5kDa及び19kDaペプチドの付随的増加はこれら
のタンパク質の間の前駆体−生成物関連性を証明してい
る。おそらく15kDa及び19kDaペプチドは、分
裂及びN−末端ドメインの分泌後も細胞と会合したまま
のβAPPのタンパク質分解フラグメントであろう。デ
−タはPKC活性化が成熟βAPPのプロセッシングの
速度を増し、成熟βAPPの回収量を減少させ、タンパ
ク質分解フラグメントの回収量を増加させることを証明
している。
し、15kDa及び19kDaの標識ペプチドの量が増
加した(図2B,C)。100μMのβAPP645-694
ペプチドの存在下で免疫沈降を行った場合は15kDa
及び19kDaペプチドは観察されず(図1A,レ−ン
6)、これらのペプチドが成熟βAPPのCOOH−末
端フラグメントであることと一致している。別のホルボ
−ルエステル、PMAはPDBuと類似の影響を与える
が、不活性PDBu類似体、4αPDBuは影響を与え
ない(図なし)。標識成熟βAPPの減少、及び標識1
5kDa及び19kDaペプチドの付随的増加はこれら
のタンパク質の間の前駆体−生成物関連性を証明してい
る。おそらく15kDa及び19kDaペプチドは、分
裂及びN−末端ドメインの分泌後も細胞と会合したまま
のβAPPのタンパク質分解フラグメントであろう。デ
−タはPKC活性化が成熟βAPPのプロセッシングの
速度を増し、成熟βAPPの回収量を減少させ、タンパ
ク質分解フラグメントの回収量を増加させることを証明
している。
【0063】タンパク質キナ−ゼCを含む数種のタンパ
ク質キナ−ゼの阻害剤であるH7(100μM)は成熟
βAPPの量を相対的に増加させる(図2B)。この観
察はPKCが成熟βAPPのプロセッシングを賦活する
という考えと一致する。さらにH7(100μM)は、
標識成熟βAPPの量の減少及び標識15kDa及び1
9kDaペプチドの量の増加においてPDBu(1μ
M)の効果と拮抗する(図なし)。
ク質キナ−ゼの阻害剤であるH7(100μM)は成熟
βAPPの量を相対的に増加させる(図2B)。この観
察はPKCが成熟βAPPのプロセッシングを賦活する
という考えと一致する。さらにH7(100μM)は、
標識成熟βAPPの量の減少及び標識15kDa及び1
9kDaペプチドの量の増加においてPDBu(1μ
M)の効果と拮抗する(図なし)。
【0064】標識成熟βAPPの量へのPDBuの最大
効果の2分の1は約17nMにて観察され、PKCによ
り媒介されるとされている他のPDBuの効果と一致す
る。成熟βAPPの量が最大量の近辺の場合のβAPP
プロセッシングへのPKCの活性化の効果を調べるため
に、追跡35分後にPDBu(1μM)を加えた。標識
15kDa及び19kDaペプチドの量の急激な増加が
観察され(図2C)、PDBuが成熟βAPPのプロセ
ッシングの速度を増すことを証明している。
効果の2分の1は約17nMにて観察され、PKCによ
り媒介されるとされている他のPDBuの効果と一致す
る。成熟βAPPの量が最大量の近辺の場合のβAPP
プロセッシングへのPKCの活性化の効果を調べるため
に、追跡35分後にPDBu(1μM)を加えた。標識
15kDa及び19kDaペプチドの量の急激な増加が
観察され(図2C)、PDBuが成熟βAPPのプロセ
ッシングの速度を増すことを証明している。
【0065】実施例3:オカダ酸感応性タンパク質ホス
ファタ−ゼによるβAPPプロセッシングの制御 追跡の最初にオカダ酸(1μM)を添加すると標識未成
熟βAPPの半減期が長くなり、標識成熟βAPPの量
が減少した(図4A,B)。同時に標識15kDa及び
19kDaβAPPペプチドが増加した(図4C)。こ
れは、オカダ酸がPDBuと同様に成熟βAPPのプロ
セッシングの速度を増すが、PDBuとは異なり初期に
おけるβAPPプロセッシングにも影響を与えることを
証明している。オカダ酸(1μM)をPDBu(1μ
M)と共に追跡の最初に加えた場合、標識15kDa及
び19kDaペプチドの量が非常に増加した(図1A,
レ−ン5)。オカダ酸を追跡35分後、成熟βAPPが
最大量近辺の時に加えると、標識15kDa及び19k
Daペプチドの量を急速に増加させた(図5C)。これ
らの結果はオカダ酸が成熟βAPPのプロセッシングの
速度を増す作用を行うことを証明している。未成熟及び
成熟βAPPの量へのオカダ酸の最大値の2分の1の効
果は約300nMにて観察された(図なし)。
ファタ−ゼによるβAPPプロセッシングの制御 追跡の最初にオカダ酸(1μM)を添加すると標識未成
熟βAPPの半減期が長くなり、標識成熟βAPPの量
が減少した(図4A,B)。同時に標識15kDa及び
19kDaβAPPペプチドが増加した(図4C)。こ
れは、オカダ酸がPDBuと同様に成熟βAPPのプロ
セッシングの速度を増すが、PDBuとは異なり初期に
おけるβAPPプロセッシングにも影響を与えることを
証明している。オカダ酸(1μM)をPDBu(1μ
M)と共に追跡の最初に加えた場合、標識15kDa及
び19kDaペプチドの量が非常に増加した(図1A,
レ−ン5)。オカダ酸を追跡35分後、成熟βAPPが
最大量近辺の時に加えると、標識15kDa及び19k
Daペプチドの量を急速に増加させた(図5C)。これ
らの結果はオカダ酸が成熟βAPPのプロセッシングの
速度を増す作用を行うことを証明している。未成熟及び
成熟βAPPの量へのオカダ酸の最大値の2分の1の効
果は約300nMにて観察された(図なし)。
【0066】本出願人は、PC12細胞中のβAPPが
45分かけて成熟する、及びそれがおそらくリソソ−ム
経路によりプロセッシングされるという先行技術の仮定
を確認した。ホルボ−ルエステルは成熟βAPPのプロ
セッシング速度、及び15kDa及び19kDaペプチ
ドの形成速度を明らかに賦活する。ホルボ−ルエステル
はこれらのペプチドの異化の速度に影響を与えると思わ
れる。本出願人の得た結果は、上皮成長因子受容体及び
インタ−リュ−キン−2受容体の授受の制御におけるそ
の影響(Oltersdorf,T.等,(198
9),JBC,265:4492−4497)と類似し
て、PKCがβAPPをインタ−ナリゼ−ション及び分
解の的としていることを示唆している。PKCの阻害剤
であるH7がβAPPのプロセッシングの基底速度を明
らかに減少させるという事実はこの反応の生理学的重要
性を支持する。
45分かけて成熟する、及びそれがおそらくリソソ−ム
経路によりプロセッシングされるという先行技術の仮定
を確認した。ホルボ−ルエステルは成熟βAPPのプロ
セッシング速度、及び15kDa及び19kDaペプチ
ドの形成速度を明らかに賦活する。ホルボ−ルエステル
はこれらのペプチドの異化の速度に影響を与えると思わ
れる。本出願人の得た結果は、上皮成長因子受容体及び
インタ−リュ−キン−2受容体の授受の制御におけるそ
の影響(Oltersdorf,T.等,(198
9),JBC,265:4492−4497)と類似し
て、PKCがβAPPをインタ−ナリゼ−ション及び分
解の的としていることを示唆している。PKCの阻害剤
であるH7がβAPPのプロセッシングの基底速度を明
らかに減少させるという事実はこの反応の生理学的重要
性を支持する。
【0067】βAPPの細胞外部分は通常βAPPがβ
/A4ドメインに分裂した後分泌されると報告されてい
る(Sisodia,S.S.,Kou,E.H.,B
eyreuther,K.,Unterbeck,A.
及びPrice,D.L.,(1980),Scien
ce,248:492−495)。これは、正常なβA
PPのプロセッシングはアミロイド発生、及びおそらく
脳プラ−クの形成を排除して行われることを意味する。
15kDa及び19kDaペプチドの分子量は明らかに
それがβ/A4配列を全部含み、従って有力なアミロイ
ド発現性である場合と矛盾しないものである。ホスファ
タ−ゼ1及び2Aの有力な阻害剤であるオカダ酸は、種
々の実験系で多くの基質の正味のリン酸化を増加させる
ことが示された。従ってβAPPプロセッシングのオカ
ダ酸の影響はいずれのキナ−ゼひとつにも起因させるこ
とはできず、すでに特性化されたものと異なるキナ−ゼ
によるβAPPのリン酸化を含むか、あるいはβAPP
成熟及びプロセッシングの制御に含まれる他のタンパク
質のリン酸化を含むものと思われる。
/A4ドメインに分裂した後分泌されると報告されてい
る(Sisodia,S.S.,Kou,E.H.,B
eyreuther,K.,Unterbeck,A.
及びPrice,D.L.,(1980),Scien
ce,248:492−495)。これは、正常なβA
PPのプロセッシングはアミロイド発生、及びおそらく
脳プラ−クの形成を排除して行われることを意味する。
15kDa及び19kDaペプチドの分子量は明らかに
それがβ/A4配列を全部含み、従って有力なアミロイ
ド発現性である場合と矛盾しないものである。ホスファ
タ−ゼ1及び2Aの有力な阻害剤であるオカダ酸は、種
々の実験系で多くの基質の正味のリン酸化を増加させる
ことが示された。従ってβAPPプロセッシングのオカ
ダ酸の影響はいずれのキナ−ゼひとつにも起因させるこ
とはできず、すでに特性化されたものと異なるキナ−ゼ
によるβAPPのリン酸化を含むか、あるいはβAPP
成熟及びプロセッシングの制御に含まれる他のタンパク
質のリン酸化を含むものと思われる。
【0068】PKC及びもしかすると他のタンパク質キ
ナ−ゼが正常な及びおそらく変化したβAPPのプロセ
ッシングの制御に含まれるという観察結果は、アルツハ
イマ−病のアミロイド−シスにおける異常なリン酸化の
役割を支持している。
ナ−ゼが正常な及びおそらく変化したβAPPのプロセ
ッシングの制御に含まれるという観察結果は、アルツハ
イマ−病のアミロイド−シスにおける異常なリン酸化の
役割を支持している。
【0069】本明細書及び実施例は説明のために示した
もので、制限を加えるものではなく、種々の修正及び変
更が本発明の精神及び範囲から逸脱することなく可能で
あることを理解するべきである。
もので、制限を加えるものではなく、種々の修正及び変
更が本発明の精神及び範囲から逸脱することなく可能で
あることを理解するべきである。
【0070】本発明の主たる特徴及び態様は以下のとお
りである。
りである。
【0071】1.細胞間神経原繊維タングル及び細胞外
アミロイド プラ−ク中に存在するタンパク質のリン酸
化を制御する方法において、有効量のキナ−ゼモジュレ
−タ、又はホスファタ−ゼモジュレ−タを導入すること
を含み、該モジュレ−タが該タンパク質のタンパク質分
解プロセッシングの速度を増加、又は減少させることが
できることを特徴とする方法。
アミロイド プラ−ク中に存在するタンパク質のリン酸
化を制御する方法において、有効量のキナ−ゼモジュレ
−タ、又はホスファタ−ゼモジュレ−タを導入すること
を含み、該モジュレ−タが該タンパク質のタンパク質分
解プロセッシングの速度を増加、又は減少させることが
できることを特徴とする方法。
【0072】2.第1項に記載の方法において、該タン
パク質をβA4アミロイド前駆体タンパン質、タウ及び
神経繊維タンパク質から選ぶことを特徴とする方法。
パク質をβA4アミロイド前駆体タンパン質、タウ及び
神経繊維タンパク質から選ぶことを特徴とする方法。
【0073】3.第1項に記載の方法において、該モジ
ュレ−タがホルボ−ルエステル、インドラクタム、メツ
ェリン、ジアシルグリセロ−ル、又はホルスコリンから
成る群より選んだキナ−ゼ賦活剤であることを特徴とす
る方法。
ュレ−タがホルボ−ルエステル、インドラクタム、メツ
ェリン、ジアシルグリセロ−ル、又はホルスコリンから
成る群より選んだキナ−ゼ賦活剤であることを特徴とす
る方法。
【0074】4.第3項に記載の方法において、該モジ
ュレ−タが4−アルファ−ホルボ−ル 12,13−ジ
ブチレ−ト、ホルボ−ル 12,13−ジブチレ−ト、
及びホルボ−ル 12ミリステ−ト 13−アセテ−ト
から成る群より選んだホルボ−ルエステルであることを
特徴とする方法。
ュレ−タが4−アルファ−ホルボ−ル 12,13−ジ
ブチレ−ト、ホルボ−ル 12,13−ジブチレ−ト、
及びホルボ−ル 12ミリステ−ト 13−アセテ−ト
から成る群より選んだホルボ−ルエステルであることを
特徴とする方法。
【0075】5.第1項に記載の方法において、モジュ
レ−タが(−)−7−オクチルインドラクタムVである
ことを特徴とする方法。
レ−タが(−)−7−オクチルインドラクタムVである
ことを特徴とする方法。
【0076】6.第1項に記載の方法において、該モジ
ュレ−タがスタウロスポリン、アウラノフィン、W5,
W12,W13,W7,H7,H8,H9,HA100
4,スフィンゴシン、及びチルホスチンから成る群より
選んだキナ−ゼ阻害剤であることを特徴とする方法。
ュレ−タがスタウロスポリン、アウラノフィン、W5,
W12,W13,W7,H7,H8,H9,HA100
4,スフィンゴシン、及びチルホスチンから成る群より
選んだキナ−ゼ阻害剤であることを特徴とする方法。
【0077】7.第1項に記載の方法において、該モジ
ュレ−タがオカダ酸、オカダ酸の誘導体、カリクリン−
A及びバナデ−トから成る群より選んだホスファタ−ゼ
阻害剤であることを特徴とする方法。
ュレ−タがオカダ酸、オカダ酸の誘導体、カリクリン−
A及びバナデ−トから成る群より選んだホスファタ−ゼ
阻害剤であることを特徴とする方法。
【0078】8.第1項に記載の方法において、該モジ
ュレ−タがソマトスタチン類似体であることを特徴とす
る方法。
ュレ−タがソマトスタチン類似体であることを特徴とす
る方法。
【0079】9.哺乳類におけるアルツハイマ−型アミ
ロイド−シスの形成を阻害する方法において、該哺乳類
に少なくとも1種類のタンパク質ホスフアタ−ゼの阻害
剤を有効量投薬することから成り、該阻害剤が細胞間神
経原繊維タングル及び細胞外アミロイドプラ−クに存在
するタンパク質のタンパク質分解プロセッシングを減少
させることができることを特徴とする方法。
ロイド−シスの形成を阻害する方法において、該哺乳類
に少なくとも1種類のタンパク質ホスフアタ−ゼの阻害
剤を有効量投薬することから成り、該阻害剤が細胞間神
経原繊維タングル及び細胞外アミロイドプラ−クに存在
するタンパク質のタンパク質分解プロセッシングを減少
させることができることを特徴とする方法。
【0080】10.第9項に記載の方法において、タン
パク質ホスファタ−ゼの該阻害剤がオカダ酸、オカダ酸
の誘導体、カリクリン−A及びバナデ−トであることを
特徴とする方法。
パク質ホスファタ−ゼの該阻害剤がオカダ酸、オカダ酸
の誘導体、カリクリン−A及びバナデ−トであることを
特徴とする方法。
【0081】11.哺乳類患者におけるアルツハイマ−
病を伴うアミロイド−シスの治療法において、該患者に
哺乳類細胞のタンパク質のリン酸化を調節することので
きる少なくとも1種類の薬剤を有効量投薬することを含
むことを特徴とする方法。
病を伴うアミロイド−シスの治療法において、該患者に
哺乳類細胞のタンパク質のリン酸化を調節することので
きる少なくとも1種類の薬剤を有効量投薬することを含
むことを特徴とする方法。
【0082】12.アミロイド形成を調節する薬剤のス
クリ−ニング法において、タンパク質のリン酸化を調節
することができると思われる薬剤を哺乳類細胞と接触さ
せ、アミロイド前駆体タンパク質の分解における変化を
検出することから成ることを特徴とする方法。
クリ−ニング法において、タンパク質のリン酸化を調節
することができると思われる薬剤を哺乳類細胞と接触さ
せ、アミロイド前駆体タンパク質の分解における変化を
検出することから成ることを特徴とする方法。
【0083】13.アミロイド形成を調節する薬剤のス
クリ−ニング法において、全体としての正常な、又はト
ランスジェニック動物にタンパク質のリン酸化を調節で
きると思われる薬剤を投薬し、動物の脳における神経の
退化の変化を検出することから成ることを特徴とする方
法。
クリ−ニング法において、全体としての正常な、又はト
ランスジェニック動物にタンパク質のリン酸化を調節で
きると思われる薬剤を投薬し、動物の脳における神経の
退化の変化を検出することから成ることを特徴とする方
法。
図1は[35S]メチオニン標識PC12細胞の免疫沈降
物からのPAGEのオ−トラジオグラフである。図2は
PKC活性を制御する薬剤の、PC12細胞のβAPP
タンパク質への影響を示す3つのグラフである。図3は
PDBuの発動βAPPタンパク質への影響を示す3つ
のグラフである。図4はオカダ酸によるβAPPプロセ
ッシングの制御を時間の関数として示す3つのグラフで
ある。図5はオカダ酸による成熟βAPPのプロセッシ
ングの制御を時間の関数として示す3つのグラフであ
る。
物からのPAGEのオ−トラジオグラフである。図2は
PKC活性を制御する薬剤の、PC12細胞のβAPP
タンパク質への影響を示す3つのグラフである。図3は
PDBuの発動βAPPタンパク質への影響を示す3つ
のグラフである。図4はオカダ酸によるβAPPプロセ
ッシングの制御を時間の関数として示す3つのグラフで
ある。図5はオカダ酸による成熟βAPPのプロセッシ
ングの制御を時間の関数として示す3つのグラフであ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】[35S]メチオニン標識PC12細胞の免疫
沈降物からのポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAG
E)のオートラジオグラフの結果を示す図に代わる写真
である。
沈降物からのポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAG
E)のオートラジオグラフの結果を示す図に代わる写真
である。
【図2】PKC活性を制御する薬剤の、PC12細胞の
βAPPタンパク質への影響を示す3つのグラフであ
る。
βAPPタンパク質への影響を示す3つのグラフであ
る。
【図3】PDBuの発動βAPPタンパク質への影響を
示す3つのグラフである。
示す3つのグラフである。
【図4】オカダ酸によるβAPPプロセッシングの制御
を時間の関数として示す3つのグラフである。
を時間の関数として示す3つのグラフである。
【図5】オカダ酸による成熟βAPPのプロセッシング
の制御を時間の関数として示す3つのグラフである。
の制御を時間の関数として示す3つのグラフである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サミユエル・イー・ガンデイ アメリカ合衆国ニユーヨーク州10128ニユ ーヨーク・ナンバー15・イーストエイテイ ナインスストリート525 (72)発明者 ポール・グリーンガード アメリカ合衆国ニユーヨーク州10021ニユ ーヨーク・イーストシツクステイナインス ストリート362
Claims (5)
- 【請求項1】 細胞間神経原繊維タングル及び細胞外ア
ミロイドプラ−ク中に存在するタンパク質のリン酸化を
制御する方法において、有効量のキナ−ゼモジュレ−
タ、又はホスファタ−ゼモジュレ−タを導入することを
含み、該モジュレ−タが該タンパク質のタンパク質分解
プロセッシングの速度を増加、又は減少させることがで
きることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 哺乳類におけるアルツハイマ−型アミロ
イド−シスの製造を阻害する方法において、該哺乳類に
少なくとも1種類のタンパク質ホスファタ−ゼの阻害剤
を有効量投薬することから成り、該阻害剤が細胞間神経
原繊維タングル及び細胞外アミロイドプラ−クに存在す
るタンパク質のタンパク質分解プロセッシングを減少さ
せることができることを特徴とする方法。 - 【請求項3】 哺乳類患者におけるアルツハイマ−病を
伴うアミロイド−シスの治療法において、該患者に哺乳
類細胞のタンパク質のリン酸化を調節することのできる
少なくとも1種類の薬剤を有効量投薬することを含むこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項4】 アミロイド形成を調節する薬剤のスクリ
−ニング法において、タンパク質のリン酸化を調節する
ことができると思われる薬剤を哺乳類細胞と接触させ、
アミロイド前駆体タンパク質の分解における変化を検出
することから成ることを特徴とする方法。 - 【請求項5】 アミロイド形成を調節する薬剤のスクリ
−ニング法において、全体としての正常な、又はトラン
スジェニック動物にタンパク質のリン酸化を調節できる
と思われる薬剤を投薬し、動物の脳における神経の退化
の変化を検出することから成ることを特徴とする方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US52420290A | 1990-05-16 | 1990-05-16 | |
US524202 | 1990-05-16 |
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Publication Number | Publication Date |
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ES (1) | ES2102986T3 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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