JPH0725785B2 - アデノシン誘導体及び該化合物を有効成分として含有する医薬組成物 - Google Patents

アデノシン誘導体及び該化合物を有効成分として含有する医薬組成物

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JPH0725785B2
JPH0725785B2 JP1005658A JP565889A JPH0725785B2 JP H0725785 B2 JPH0725785 B2 JP H0725785B2 JP 1005658 A JP1005658 A JP 1005658A JP 565889 A JP565889 A JP 565889A JP H0725785 B2 JPH0725785 B2 JP H0725785B2
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    • C07H19/02Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing nitrogen
    • C07H19/04Heterocyclic radicals containing only nitrogen atoms as ring hetero atom
    • C07H19/16Purine radicals
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規アデノシン誘導体及びその薬学的に許容さ
れる塩、並びに該化合物を有効成分として含有する医薬
組成物に関する。
(従来の技術) 脳卒中、心臓病は我が国における死因の上位を占める主
疾患であるが、その背景の最も重要な因子として高血圧
が挙げられる。血圧降下剤としては、降圧利尿剤、交換
神経抑制剤、末梢神経拡張剤、カルシウム拮抗剤、レニ
ン・アンジオテンシン系遮断剤など種々の抗高血圧薬が
開発され使用されているが、例えば交換神経抑制性の降
圧剤等では、易疲労性、活動低下、脳灌流障害、脳虚血
等の種々の症状を誘因する徐拍等の副作用が現れること
があり、より安全性の高い有効な降圧剤の開発が望まれ
ている。
本発明者らは有効で安全性を高く且つ経口投与可能な血
圧降下作用を有する化合物を探究するうち、新規な本発
明アデノシン誘導体が優れた血管拡張降圧作用を有する
ことを見出し本発明を完成した。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、優れた血圧降下作用を有するアデノシ
ン誘導体又はその薬学的に許容される塩、並びに該化合
物を有効成分として含有する医薬組成物を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明アデノシン誘導体は下記一般式(I)で表される
化合物である。
〔式中、Rは低級アルキル基、R′は水素又は低級アル
キル基、Xはシクロアルキル基、1以上の水酸基を有す
るアルキル基、1以上のフェニル基を有するアルキル
基、ビシクロアルキル基、ナフチルアルキル基、アセナ
フチレニルアルキル基又は下記一般式(II)若しくは一
般式(III)で表される基を表し、 Zは水素、水酸基又は低級アルコキシ基、Qは水素又は
水酸基、Aは−CH2−、−O−、−S−又は直接結合、
Yは(CH2−又は直接結合、nは1乃至3の整数、
破線は単結合或いは二重結合を表す。ただし、新規物質
の発明に関しては、N6−ベンジル−2′−0−メチルア
デノシン、N6−シクロペンチル−2′−0−メチルアデ
ノシン及びN6−シクロペンチル−2′−0−エチルアデ
ノシンを除く。〕 上記一般式(I)において、Rは低級アルキル基、好ま
しくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル等の直
鎖又は分枝状の炭素数1乃至3のアルキル基を表し、
R′は水素又は低級アルキル基、好ましくはメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル等の直鎖又は分枝状の炭
素数1乃至3のアルキル基を表す。。
Xはシクロアルキル基、好ましくはシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロ
ヘプチル、シクロオクチル等の炭素数3乃至8のシクロ
アルキル基、1以上の水酸基を有するアルキル基、好ま
しくは1又は2の水酸基を有するメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチ
ル、t−ブチル等の直鎖又は分枝状の炭素数1乃至4の
アルキル基、1以上のフェニル基を有するアルキル基、
好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル等
の直鎖又は分枝状の炭素数1乃至3のアルキル基に1又
は2のフェニル基が結合したフェニルアルキル基又はジ
フェニルアルキル基、ビシクロアルキル基、好ましくは
エンド−又はエキソ−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプチル基、
ナフチルアルキル基、好ましくはメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル等の炭素数1乃至3のアルキル基に
ナフチル基が結合したナフチルアルキル基、アセナフチ
レニルアルキル基(1,2−ジヒドロ体も包含する)、好
ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル等の
炭素数1乃至3のアルキル基にアセナフチレニル基が結
合したアセナフチレニルアルキル基、或いは上記一般式
(II)又は一般式(III)で表される基を表す。
一般式(II)及び一般式(III)において、Zは水素、
水酸基又は低級アルコキシ基、好ましくはメトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ等の直鎖又は分枝
状の炭素数1乃至3のアルコキシ基を表す。Qは水素又
は水酸基を表し、Aは−CH2−、−O−、−S−又は直
接結合を表す。Yは直接結合又は−(CH2−、nは
1乃至3の整数を表し、破線は単結合或いは二重結合を
表す。
本発明アデノシン誘導体は、前記一般式式(I)で表さ
れる化合物の薬学的に許容される塩を包含し、例えば、
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、
バリウム等のアルカリ土類金属、その他アルミニウム等
との金属塩、又は、例えば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等
の無機酸、ギ酸、酢酸、クエン酸、乳酸等の有機酸との
付加塩、或いはアンモニア、有機アミン等の有機塩基と
の塩が挙げられる。
これらの塩は公知の方法により遊離の本発明アデノシン
誘導体より製造でき、或いは相互に変換することができ
る。
本発明化合物において光学異性体が存在する場合には、
本発明はそのdl体、d体及びl体のいずれをも包含す
る。
次に、本発明化合物の製造方法の一例を述べる。
(1)例えば、先ず糖部分の3位と5位をテトライソプ
ロピルジシロキサン(TIPDS)等の保護基で保護するこ
とにより、2位を選択的に0−アルキル化する。この
2′−0−アルキル化は、6−クロロプリン−9−リボ
シド類と1,2−ジクロロ−1,1,3,3−テトライソプロピル
ジシロキサン(TIPDS・Cl2)を室温で数時間攪拌し、糖
の3位と5位をTIPDSで保護した後、酸化銀(I)等の
触媒存在下ヨウ化メチル、ヨウ化エチル等のアルキル化
剤で処理することにより行うことができる。
上記アルキル化反応が完了した後、常法に従って一般式
(I)の基Xに相当するアミン(X−NH2)を用いてプ
リンの6位に−NH−Xを導入する。保護基のTIPDSは、
このアミンとクロロの置換反応の前後いずれにても脱離
することが可能である。
(2)又、本発明化合物は一般式(I)で表される化合
物のRが水素であるアデノシン誘導体をアルキル化剤で
処理することにより、糖部分の2位を0−アルキル化
して製造することができる。
上記0−アルキル化におけるアルキル化剤としては、ジ
アゾメタン、ジアゾエタン、ジアゾプロパン等のジアゾ
パラフィン類などが使用でき、その際の溶媒としては、
反応を阻害しない適当な溶媒、例えば、ジメトキシエタ
ン等を用いるのが好ましい。
該反応は、i)塩化スズ等の触媒を用い、室温で数分間
乃至数時間反応させるか、ii)原料のアデノシン誘導体
をおよそ0℃の熱水に溶解し、ジアゾパラフィン等のア
ルキル化剤を添加して数時間乃至1日間反応させること
により行うことができる。
得られた本発明化合物は、蒸留、クロマトグラフィー、
再結晶等の通常の手段により精製し、融点、元素分析、
IR、NMR、UV、マススペクトル等により同定を行った。
(実施例) 実施例1 (1)100gのイノシンに500mlのピリジン及び500mlの無
水酢酸を加え室温で4乃至10時間攪拌した。減圧下濃縮
した後、生成した結晶を濾取し、水洗後乾燥させること
によって、132gの2′,3′,5′−O−トリアセチルイノ
シンを得た。(収率:98%) (2)50gの2′,3′,5′−O−トリアセチルイノシン
を400mlのクロロホルムに溶かし、30mlの塩化チオニル
及び7.2mlのジメチルホルムアミドを加え、2乃至4時
間還流させた。反応後氷水中にあけ、クロロホルム層を
飽和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和食塩水で洗浄した
後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を溜去した。これ
にアンモニア/メタノール溶液(0℃、飽和)を加え、
密封して3乃至5時間攪拌した後、減圧下濃縮し、析出
した結晶を濾取し乾燥させ、6−クロロ−9−β−D−
リボフラノシル−9H−プリンを得た。(収率:60%) (3)20gの6−クロロ−9−β−D−リボフラノシル
−9H−プリンを350mlのピリジンに溶かし、TIPDS・Cl22
6gを加え、室温で1乃至4時間攪拌した。反応終了後濃
縮乾固し、ベンゼン/水で分配した。ベンゼン層を0.1N
塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥させた後溶媒を溜去した。残
渣をn−ヘキサンより再結晶して24gの6−クロロ−9
−(3′,5′−O−TIPDS−β−D−リボフラノシル)
−9H−プリンを得た。(収率:65%) (4)上記(3)で得られた生成物20gを300mlのベンゼ
ン及び200mlのヨウ化メチルに溶かし、酸化銀を加えメ
チル化を行った。4乃至10時間反応させた後、酸化銀及
びヨウ化銀を濾過により除き、シリカゲルカラムで精製
して6−クロロ−9−(2′−O−メチル−3′,5′−
O−TIPDS−β−D−リボフラノシル)−9H−プリンを
得た。(収率:75%) (5)16.3gの上記生成物を50mlのテトラヒドロフラン
に溶かし、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライ
ドの1M溶液66mlを加え、室温で数分間攪拌した。溶媒を
溜去し、シリカゲルカラムで精製して、6−クロロ−9
−(2′−O−メチル−β−D−リボフラノシル)−9H
−プリンを得た。
(6)1.5gの6−クロロ−(2′−O−メチル−β−D
−リボフラノシル)−9H−プリン及び510mgのシクロペ
ンチルアミンに、1.5mlのトリエチルアミン及び70mlの
エタノールを加え、数十分間乃至8時間還流した。反応
終了後、水を加えて残渣をよく洗い、メタノールを加え
て再度乾固した。酢酸エチルより再結晶してN6−シクロ
ペンチル−2′−0−メチルアデノシン(化合物1)を
得た。(収率:80%)1 H−NMR(δppm,D2O: 1.57(4H,m),1.72(2H,m),1.94(2H,m),3.36(3H,
s),3.58(1H,m)、3.70(1H,m),4.00(1H,m),4.35
(2H,m),4.53(1H,m),5.27(1H,d,J=5.37Hz),5.45
(1H,m),6.02(1H,d,J=5.86Hz),7.78(1H,m),8.21
(1H,s),8.39(1H,s) 同様にして、以下の化合物を得た。
N6−シクロヘキシル−2′−O−メチルアデノシン(化
合物2)1 H−NMR(δppm,D2O): 1.33(4H,m),1.61(2H,m),1.74(2H,m),1.87(2H,
m),3.30(3H,s),3.55(1H,m),3.67(1H,m),3.97(1
H,m),4.09(1H,m),4.34(2H,m),5.25(1H,d,J=4.88
Hz),5.43(1H,m),6.00(1H,d,J=5.86Hz),7.65(1H,
m),8.19(1H,s),8.37(1H,s) N6−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2′−O−メチ
ルアデノシン(化合物3)1 H−NMR(δppm,D2O): 3.42(3H,s),3.53(1H,m),3.61(2H,m),3.70(1H,d
d,J=1.95,12.7Hz),3.81(1H,m),3.90(1H,m),3.98
(1H,m),4.26(1H,m),4.41(1H,dd,J=5.37,6.35H
z),4.56(1H,m),6.01(1H,d,J=6.35Hz),8.07(1H,
s),8.20(1H,s) N6−ベンジル−2′−O−メチルアデノシン(化合物
4)1 H−NMR(δppm,D2O): 3.32(3H,s),3.57(1H,m),3.69(1H,m),4.00(1H,
m),4.37(2H,m),4.72(2H,brs),5.30(1H,d,J=5.4H
z),5.43(1H,m),6.04(1H,d,J=5.9Hz),7.2−7.5(5
H,m),8.22(1H,s),8.43(1H,s),8.43(1H,s),8.51
(1H,s) N6−(2,2−ジフェニルエチル)−2′−O−メチルア
デノシン(化合物5) 融点:173.5−175℃1 H−NMR(δppm,D2O): 3.30(3H,s),3.56(1H,m),3.66(1H,m),3.97(1H,
m),4.12(2H,m),4.34(2H,m),4.59(1H,m),5.25(1
H,d,J=3.42Hz),5.35(1H,t,J=5.37Hz),5.99(1H,d,
J=5.86Hz),7.10−7.40(10H,m),7.84(1H,m),8.28
(1H,s),8.33(1H,s) N6−(エキソ−ジシクロ〔2,2,1〕ヘプチル−2′−O
−メチルアデノシン(化合物6)1 H−NMR(δppm,D2O): 1.10−1.40(4H,m),1.45(2H,m),1.64(2H,m),2.23
(2H,m),3.31(3H,s),3.57(1H,m),3.67(1H,m),3.
99(1H,m),4.38(3H,m),5.30(1H,d,J=4.9Hz),5.47
(1H,m),6.02(1H,d,J=5.9Hz),7.68(1H,d,J=7.3H
z),8.25(1H,s),8.40(1H,s) N6−(エンド−ジシクロ〔2,2,1〕ヘプチル−2′−O
−メチルアデノシン(化合物7)1 H−NMR(δppm,D2O): 1.20−1.50(6H,m),1.64(1H,m),1.91(1H,m),2.18
(1H,m),2.52(1H,m),3.32(3H,s),3.59((1H,m),
3.69(1H,m),4.01(1H,m),4.37(3H,m),5.31(1H,d,
J=4.7Hz),5.47(1H,m),6.02(1H,d,J=5.9Hz),7.88
(1H,s),8.23(1H,s),8.42(1H,s) N6−(1−ナフチル)メチル−2′−O−メチルアデノ
シン(化合物8) 融点:184.5−185.5℃1 H−NMR(δppm,D2O): 3.32(3H,s),3.56(1H,m),3.69(1H,m),3.99(1H,
m),4.35(1H,m),4.39(1H,m),5.20(2H,m),5.27(1
H,d,J=4.88Hz),5.37(1H,m),6.04(1H,d,J=6.35H
z),7.44(2H,m),7.55(2H,m),7.81(1H,d,J=9.28H
z),7.94(1H,d,J=9.28Hz),8.22(2H,m),8.43(1H,
s),8.50(1H,m) N6−(1−アセナフチレニル)メチル−2′−O−メチ
ルアデノシン(化合物9)1 H−NMR(δppm,D2O): 3.36(3H,s),3.58(1H,m),3.70(1H,m),4.00(1H,
m),4.36(1H,m),4.40(1H,m),5.00(2H,m),5.29(1
H,d,J=5.4Hz),5.41(1H,m),6.05(1H,d,J=6.8Hz),
7.63(1H,d,J=6.4Hz),7.80(1H,d,J=7.8Hz),7.87
(1H,d,J=8.3Hz),7.91(1H,d,J=6.4Hz),8.28(1H,
s),8.44(1H,s),8.52(1H,m) N6−(1,2−ジヒドロ−1−アセナフチレニル)メチル
−2′−O−メチルアデノシン(化合物10)1 H−NMR(δpp,D2O): 3.33(3H,s),3.47(2H,m),3.60(1H,m),3.69(2H,
m),3.94(1H,m),4.01(1H,m),4.16(1H,m),4.36(1
H,m),4.40(1H,m),5.29(1H,d,J=5.4Hz),5.41(1H,
m),6.04(1H,d,J=5.9Hz),7.34(1H,m),7.47(1H,t,
J=7.8Hz),7.65(1H,t,J=8.8Hz),8.27(2H,m),8.44
(1H,s) N6−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−
2′−O−メチルアデノシン(化合物11)1 H−NMR(δppm,D2O): 2.12(1H,m),2.48(1H,m),2.85(1H,m),3.02(1H,
m),3.33(3H,m),3.59(1H,m),3.69(1H,m),4.00(1
H,m),4.38(2H,m),5.31(1H,d,J=4.39),5.44(1H,
t,J=5.37),5.92(1H,m),6.04(1H,d,J=5.86Hz),7.
10−7.30(4H,m),8.17(1H,m),8.28(1H,s),8.41(1
H,s) N6−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−
2′−O−メチルアデノシン(化合物12) 融点:139−141℃1 H−NMR(δppm,D2O): 3.02(2H,m),3.27(2H,m),3.31(3H,s),3.56(1H,
m),3.68(1H,m),3.99(1H,m),4.35(2H,m),4.97(1
H,m),5.30(1H,m),5.42(1H,m),6.02(1H,d,J=5.86
Hz),7.14(2H,m),7.22(2H,m),8.12(1H,m),8.26
(1H,s),8.40(1H,s) N6−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチ
ル−2′−O−メチルアデノシン(化合物13)1 H−NMR(δppm,D2O): 1.89(1H,m),2.16(1H,m),2.78(1H,m),2.92(1H,
m),3.33(1H,s),3.58(3H,m),3.70(1H,m),3.84(1
H,m),4.01(1H,m),4.38(2H,m),5.29(1H,d,J=4.9H
z),5.43(1H,m),6.04(1H,d,J=6.4Hz),7.14(1H,
m),7.23(1H,m),7.29(1H,m),8.08(1H,m),8.25(1
H,s),8.42(1H,s), N6−(3H−インデン−1−イル)メチル−2′−O−メ
チルアデノシン(化合物14)1 H−NMR(δppm,D2O): 3.32(3H,s),3.32(2H,m),3.57(1H,m),3.69(1H,
m),4.00(1H,m),4.36(1H,m),4.39(1H,m),4.69(2
H,m),5.29(1H,d,J=4.9Hz),5.41(1H,m),6.03(1H,
d,J=5.9Hz),6.35(1H,m),7.19(1H,t,J=7.3Hz),7.
27(1H,t,J=7.3Hz),7.46(1H,d,J=7.3Hz),7.52(1
H,d,J=7.3Hz),8.25(1H,s),8.34(1H,s),8.42(1H,
s) N6−(5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−
1−イル)−2′−O−メチルアデノシン(化合物15)1 H−NMR(δppm,D2O): 2.14(1H,m),2.51(1H,m),2.81(1H,m),3.01(1H,
m),3.33(1H,s),3.57(1H,m),3.70(1H,m),3.72(3
H,s),4.00(1H,m),4.37(1H,m),4.40(1H,m),5.27
(1H,d,J=4.9Hz),5.42(1H,m),5.85(1H,m),6.04
(1H,d,J=5.9Hz),6.69(1H,dd,J=1.9,8.8Hz),6.83
(1H,d,J=1.9Hz),7.09(1H,m),8.08(1H,m),8.28
(1H,s),8.40(1H,s) N6−(1−テトラヒドロナフチル)−2′−O−メチル
アデノシン(化合物16) 融点:174−174.3℃1 H−NMR(δppm,D2O): 1.77(1H,m),2.01(3H,m),2.77(2H,m),3.34(3H,
s),3.59(1H,m),3.69(1H,m),4.00(1H,m),4.33(1
H,s),4.41(1H,m),5.28(1H,d,J=5.37Hz),5.42(1
H,m),5.64(1H,m),6.04(1H,d,J=5.86Hz),7.11(4
H,m),8.11(1H,m),8.27(1H,s),8.40(1H,s) N6−(2−テトラヒドロナフチル)−2′−O−メチル
アデノシン(化合物17) 融点:124.5−125℃1 H−NMR(δppm,D2O): 1.85(1H,m),2.09(1H,m),2.89(3H,m),3.08(1H,
m),3.32(1H,m),3.58(1H,m),3.68(1H,m),3.99(1
H,m),4.34(1H,m),4.37(1H,m),4.51(1H,m),5.26
(1H,d,J=4.88Hz),5.40(1H,m),6.02(1H,d,J=5.86
Hz),7.09(4H,m),7.86(1H,m),8.23(1H,s),8.40
(1H,s) N6−(3,4−ジヒドロ−1−ナフチル)メチル−2′−
O−メチルアデノシン(化合物18)1 H−NMR(δppm,D2O): 2.20(2H,m),2.68(2H,t,J=7.8Hz),3.33(3H,,s),
3.70(1H,m),4.01(1H,m),4.37(1H,m),4.40(1H,
m),4.54(2H,m),5.29(1H,d,J=4.9Hz),5.43(1H,
m),5.98(1H,m),6.04(1H,d,J=5.9Hz),7.16(3H,
m),7.35(1H,m),8.07(1H,m),8.27(1H,s),8.42(1
H,s) N6−(5−ヒドロキシ−1−テトラヒドロナフチル)−
2′−O−メチルアデノシン(化合物19)1 H−NMR(δppm,D2O): 1.73(1H,m),1.94(3H,m),2.55(2H,m),3.33(3H,
s),3.57(1H,m),3.69(1H,m),4.00(1H,m),4.36(1
H,m),4.40(1H,m),5.27(1H,d,J=5.4Hz),5.41(1H,
m),5.60(1H,m),6.03(1H,d,J=5.9Hz),6.64(2H,
m),6.88(1H,t,J=8Hz),7.99(1H,m),8.26(1H,s),
8.39(1H,s),9.24(1H,s) N6−(1−ヒドロキシ−1−テトラヒドロナフチル)メ
チル−2′−O−メチルアデノシン(化合物20)1 H− MR(δppm,D2O): 1.68(1H,m),1.77(1H,m),1.86(1H,m),1.99(1H,
m),2.74(2H,m),3.33(3H,s),3.57(2H,m),3.70(1
H,m),4.00(2H,m),4.38(2H,m),5.30(1H,d,J=4.9H
z),5.39(1H,m),5.66(1H,m),6.04(1H,d,J=5.9H
z),7.07(1H,m),7.16(2H,m),7.37(1H,m),7.60(1
H,m),8.24(1H,s),8.45(1H,s) N6−(5−メトキシ−1−テトラヒドロナフチル)−
2′−O−メチルアデノシン(化合物21)1 H−NMR(δppm,D2O): 1.73(1H,m),1.94(3H,m),2.63(2H,m),3.34(3H,
s),3.59(1H,m),3.70(1H,m),3.78(3H,s),4.01(1
H,m),4.37(1H,m),4.40(1H,m),5.28(1H,d,J=5.4H
z),5.41(1H,m),5.63(1H,m),6.04(1H,d,J=5.9H
z),6.79(1H,m),6.80(1H,d,J=8.3Hz),7.07(1H,t,
J=8.3Hz),8.05(1H,m),8.27(1H,s),8.40(1H,s) N6−(6−メトキシ−1−テトラヒドロナフチル)−
2′−O−メチルアデノシン(化合物22)1 H−NMR(δppm,D2O): 1.74(1H,m),1.97(3H,,m),2.74(2H,m),3.34(3H,
s),3.57(1H,m),3.70(3H,s),3.70(1H,m),4.01(1
H,m),4.36(1H,m),4.39(1H,m),5.27(1H,d,J=5.9H
z),5.42(1H,m),5.56(1H,m),6.04(1H,d,J=5.9H
z),6.66(1H,m),6.68(1H,m),7.07(1H,m),7.96(1
H,m),8.27(1H,s),8.39(1H,s) N6−(7−メトキシ−1−テトラヒドロナフチル)−
2′−O−メチルアデノシン(化合物23)1 H−NMR(δppm,D2O): 1.74(1H,m),1.96(3H,m),2.70(2H,m),3.34(3H,
s),3.60(3H,s),3.58(1H,m),3.70(1H,m),4.00(1
H,m),4.37(1H,m),4.40(1H,m),5.28(1H,d,J=5.4H
z),5.40(1H,m),5.58(1H,m),6.04(1H,d,J=5.9H
z),6.71(1H,m),6.76(1H,dd,J=2.9,8.7Hz),7.03
(1H,d,J=8.7Hz),8.09(1H,m),8.28(1H,s),8.41
(1H,s) N6−(4−クロマニル)−2′−O−メチルアデノシン
(化合物24) 融点:196−196.2℃1 H−NMR(δppm,D2O): 2.16(2H,m),3.33(3H,m),3.56(1H,m),3.70(1H,
m),3.99(1H,m),4.23(1H,m),4.35(3H,m),5.28(1
H,d,J=4.88Hz),5.39(1H,m),5.69(1H,m),6.04(1
H,d,J=5.86Hz),6.79(2H,m),7.13(2H,m),8.29(2
H,m),8.43(1H,s) N6−(4−チオクロマニル)−2′−O−メチルアデノ
シン(化合物25)1 H−NMR(δppm,D2O): 2.24(1H,m),2.32(1H,m),3.13(1H,m),3.18(1H,
m),3.33(3H,s),3.57(1H,m),3.69(1H,m),3.99(1
H,m),4.35(1H,m),4.39(1H,m),5.27(1H,d,J=5.4H
z),5.37(1H,m),5.64(1H,m),6.04(1H,d,J=5.9H
z),6.99(1H,m),7.12(1H,m),7.19(1H,m),8.26(1
H,s),8.35(1H,s),8.43(1H,s) N6−9−フルオレニル−2′−O−メチルアデノシン
(化合物26) 融点:189−190℃1 H−NMR(δppm,D2O): 3.35(3H,s),3.59(1H,m),3.71(1H,m),4.01(1H,
m),4.37(1H,m),4.42(1H,m),5.29(3H,m),5.38(1
H,m),6.06(1H,d,J=6.35Hz),7.28(2H,t,J=7.81H
z),6.69(1H,m),7.41(2H,t,J=7.81Hz),7.49(2H,
m),7.86(2H,d,J=7.32Hz),8.42(1H,s),8.47(1H,
s) N6−(9−フルオレニル)メチル−2′−O−メチルア
デノシン(化合物27)1 H−NMR(δppm,D2O): 3.35(3H,s),3.53(1H,m),3.63(1H,m),3.95(2H,
m),4.21(1H,m),4.30(2H,m),5.27(1H,d,J=3.9H
z),5.35(1H,m),5.96(1H,d,J=5.2Hz),6.61(1H,d,
J=7.3Hz),7.02(2H,t,J=7.3Hz),7.20(2H,t,J=7.3
Hz),7.47(1H,d,J=7.3Hz),7.67(1H,d,J=7.3Hz),
7.81(1H,d,J=7.3Hz),7.94(1H,d,J=7.3Hz),8.08
(1H,s),8.33(1H,s) N6−(9−ヒドロキシ−9−フルオレニル)メチル−
2′−O−メチルアデノシン(化合物28)1 H−NMR(δppm,D2O): 3.37(3H,s),3.58(1H,m),3.67(1H,m),3.99(3H,
m),4.37(2H,m),5.29(1H,d,J=4.9Hz),5.37(1H,t,
J=5.4Hz),6.02(1H,d,J=6.4Hz),6.40(1H,s),7.24
(2H,m),7.35(2H,t,J=7.3Hz),7.53(2H,d,J=6.8H
z),7.76(2H,d,J=7.3Hz),8.12(1H,s),8.45(1H,
s) N6−(9−キサンテニル)メチル−2′−O−メチルア
デノシン(化合物29) 3.32(3H,s),3.61(2H,m),3.69(1H,m),4.00(1H,
m),4.36(4H,m),5.31(1H,d,J=3.9Hz),5.43(1H,
m),6.04(1H,d,J=5.4Hz),7.00−7.40(8H,m),8.01
(1H,m),8.20(1H,s),8.43(1H,s) 実施例2. 50gの5−アミノイミダゾール−4−カルボキサミド−
1−リボフラノシドをナトリウムエトキシドのエタノー
ル溶液2に溶かし、20mlの酢酸エチルを加え120℃で
3時間加熱した。冷却後、1の水を加えイオン交換樹
脂で中和し濃縮乾固した。これに200mlの無水酢酸及び2
50mlのピリジンを加え、室温で攪拌した。反応終了後乾
固し、クロロホルム/水で分配し、クロロホルム層を0.
1N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和食塩水で洗
浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させた。以下、実施例
1の(2)乃至(5)と同様の方法にて、2−メチル−
6−クロロ−9−(2′−O−メチル−β−D−リボフ
ラノシル)−9H−プリンを得た。
上記生成物及びアミノシクロヘキサンを実施例1の
(6)と同様に反応させ、N6−シクロヘキシル−2,2′
−O−ジメチルアデノシン(化合物30)を得た。1 H−NMR(δppm,D2O): 1.33(4H,m),1.61(2H,m),1.74(2H,m),1.87(2H,
m),2.40(3H,s),3.28(3H,s),3.57(1H,m),3.67(1
H,m),4.00(1H,m),4.09(1H,m),4.34(2H,m),5.26
(1H,d,J=4.39Hz),5.75(1H,m),5.96(1H,d,J=6.35
Hz),2.51(1H,m),8.26(1H,s) (作用) (1)急性毒性 一群2乃至5匹のddY系雄性マウスを用いて、0.5%CMC
水溶液に溶解若しくは懸濁した被検薬を経口投与した後
14日間の死亡率より本発明化合物の急性毒性を調べた。
結果の一例を第1表に示す。
(2)血圧降下作用 本発明化合物の血圧降下作用を自然発症高血圧ラット
(SHR)を用いて調べた。
一群3匹の雄性SHR(33乃至36週齢)を20時間絶食後、
0.5%CMC水溶液に溶解若しくは懸濁した被検薬を経口投
与し、被検薬投与前後の血圧を測定した。
結果の一例を第2表及び第1図に示す。
(効果) 第2表の結果から明らかなように、本発明アデノシン誘
導体は微量で優れた血管拡張降圧作用を示し、経口投与
可能な降圧剤として非常に有用である。又、例えば、第
1図に示したように、アデノシンの糖部分の2位がO−
アルキル化されていることを特徴とする本発明化合物11
はO−アルキル化されていない化合物と比べて降圧作用
が長時間持続するため服用回数を減らすことができ有利
である。
本発明化合物は、前述のように経口投与において持続性
の優れた血管拡張性の血圧降下作用を示し、且つ徐拍等
の副作用が少なく安全性が高いため、種々の高血圧症や
それによって誘因される脳出血、脳梗塞、クモ膜下出血
等の脳血管障害、鬱血性心不全、心筋梗塞、急性心臓死
等の心臓病、腎不全などの種々の疾患を治療するための
薬剤として非常に有用なものである。
本発明化合物は、適当な医薬用の担体若しくは希釈剤と
組み合わせて医薬とすることができ、通常の如何なる方
法によっても製剤化でき、経口又は非経口投与するため
の固体、半固体、液体又は気体の剤形、例えば錠剤、カ
プセル剤、散剤、顆粒剤、粉末等の経口剤、座剤、注射
剤、パップ剤等の剤型に処方することができる。
処方にあたっては、本発明化合物をその薬学的に許容し
うる塩の形で用いてもよく、本発明化合物を単独で若し
くは適宜組み合わせて用いることができ、又、他の医薬
活性成分との配合剤としてもよい。
経口投与製剤には、そのまま或いは適当な添加剤、例え
ば乳糖、マンニット、トウモロコシデンプン、バレイシ
ョデンプン等の慣用の賦形剤と共に、結晶セルロース、
セルロース誘導体、アラビアゴム、トウモロコシデンプ
ン、ゼラチン等の結合剤、トウモロコシデンプン、バレ
イショデンプン、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム等の崩壊剤、タルク、ステアリン酸マグネシウム等の
滑沢剤、その他増量剤、湿潤化剤、緩衝剤、保存剤、香
料等を適宜組み合わせて錠剤、散剤、顆粒剤或いはカプ
セル剤とすることができる。
また本発明化合物は、乳剤性基剤、水溶性基剤等の各種
基剤と混和して坐剤を製造することができる。
注射剤としては水性溶剤又は非水性溶剤、例えば植物
油、合成脂肪酸グリセリド、高級脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール等の溶液、懸濁液若しくは乳化液とす
ることができ、この場合必要に応じ溶解補助剤、等張化
剤、懸濁化剤、乳化剤、安定剤、保存剤等の通常用いら
れる添加剤を加えてもよい。
バップ剤としては、ハッカ油、濃グリセリン、カオリン
等と混合して製造することができる。
本発明化合物の望ましい投与量は、投与対象、剤形、投
与方法、投与期間等によって変わるが、所望の効果を得
るには、一般に成人に対して一日に本発明化合物を0.1
乃至1,000mg、好ましくは0.2乃至500mgを経口投与する
ことができる。注射剤等の非経口投与の場合、一日投与
量は、経口投与量と同量若しくは適宜に少量、例えば2
乃至10分の1の用量レベルのものを用いるのが好まし
い。
以下に本発明化合物を有効成分として含有する医薬組成
物の処方例を示すが、本発明はこれによって限定される
ものではない。
処方例1.(錠剤) 成 分 1錠当り(mg) 本発明化合物 5 乳 糖 145 トウモロコシデンプン 40 ステアリン酸マグネシウム 10 計 200 mg 処方例2.(カプセル剤) 成 分 1カプセル当り(mg) 本発明化合物 10 乳 糖 240 計 250 mg 処方例3.(注射剤) 成 分 1アンプル当り(mg) 本発明化合物 5 塩化ナトリウム 適量 注射用蒸溜水 適量 全量 1 ml
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明化合物及び比較化合物について経時的
に血圧降下作用を調べた結果を示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−239294(JP,A) 特開 昭61−103892(JP,A) 特開 昭61−103893(JP,A) 特開 昭61−143396(JP,A) 特開 昭61−148194(JP,A) 特開 昭63−287794(JP,A) 特開 平2−218689(JP,A) Biochemistry,Vol. 12,No.12(1973),P.2179−2187

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I): 〔式中、Rは低級アルキル基、R′は水素又は低級アル
    キル基、Xはシクロアルキル基、1以上の水酸基を有す
    るアルキル基、1以上のフェニル基を有するアルキ基、
    ビシクロアルキル基、ナフチルアルキル基、アセナフチ
    レニルアルキル基又は下記一般式(II)若しくは一般式
    (III)で表される基を表し、 Zは水素、水酸基又は低級アルコキシ基、Qは水素又は
    水酸基、Aは−CH2−、−O−、−S−又は直接結合、
    Yは−(CH2−又は直接結合、nは1乃至3の整
    数、破線は単結合或いは二重結合を表す。ただし、N6
    ベンジル−2′−0−メチルアデノシン、N6−シクロペ
    ンチル−2′−0−メチルアデノシン及びN6−シクロペ
    ンチル−2′−0−エチルアデノシンを除く。〕 で表されるアデノシン誘導体及びその薬学的に許容され
    る塩。
  2. 【請求項2】Xがシクロアルキル基である特許請求の範
    囲第1項記載のアデノシン誘導体及びその薬学的に許容
    される塩。
  3. 【請求項3】Xがシクロペンチル基且つR′が低級アル
    キル基である特許請求の範囲第2項記載のアデノシン誘
    導体及びその薬学的に許容される塩。
  4. 【請求項4】Xがシクロヘキシル基である特許請求の範
    囲第2項記載のアデノシン誘導体及びその薬学的に許容
    される塩。。
  5. 【請求項5】Xが1以上の水酸基を有するアルキル基で
    ある特許請求の範囲第1項記載のアデノシン誘導体及び
    その薬学的に許容される塩。
  6. 【請求項6】Xが1つのフェニル基が結合した炭素数2
    以上のアルキル基である特許請求の範囲第1項記載のア
    デノシン誘導体及びその薬学的に許容される塩。
  7. 【請求項7】Xがジフェニルアルキル基である特許請求
    の範囲第1項記載のアデノシン誘導体及びその薬学的に
    許容される塩。
  8. 【請求項8】Xがビシクロアルキル基である特許請求の
    範囲第1項記載のアデノシン誘導体及びその薬学的に許
    容される塩。
  9. 【請求項9】Xがナフチルアルキル基である特許請求の
    範囲第1項記載のアデノシン誘導体及びその薬学的に許
    容される塩。
  10. 【請求項10】Xがアセナフチレニルアルキル基である
    特許請求の範囲第1項記載のアデノシン誘導体及びその
    薬学的に許容される塩。
  11. 【請求項11】Xが一般式(II)で表される基である特
    許請求の範囲第1項記載のアデノシン誘導体及びその薬
    学的に許容される塩。
  12. 【請求項12】Aが直接結合である特許請求の範囲第11
    項記載のアデノシン誘導体及びその薬学的に許容される
    塩。
  13. 【請求項13】Aが−CH2−である特許請求の範囲第11
    項記載のアデノシン誘導体及びその薬学的に許容される
    塩。
  14. 【請求項14】Aが−O−である特許請求の範囲第11項
    記載のアデノシン誘導体及びその薬学的に許容される
    塩。
  15. 【請求項15】Xが一般式(III)で表される基である
    特許請求の範囲第1項記載のアデノシン誘導体及びその
    薬学的に許容される塩。
  16. 【請求項16】一般式(I): 〔式中、Rは低級アルキル基、R′は水素又は低級アル
    キル基、Xはシクロアルキル基、1以上の水酸基を有す
    るアルキル基、1以上のフェニル基を有するアルキル
    基、ビシクロアルキル基、ナフチルアルキル基、アセナ
    フチレニルアルキル基又は下記一般式(II)若しくは一
    般式(III)で表される基を表し、 Zは水素、水酸基又は低級アルコキシ基、Qは水素又は
    水酸基、Aは−CH2−、−O−、−S−又は直接結合、
    Yは−(CH2−又は直接結合、nは1乃至3の整
    数、破線は単結合或いは二重結合を表す。〕 で表されるアデノシン誘導体又はその薬学的に許容され
    る塩の少なくとも一種を有効成分として含有する高血圧
    治療剤。
  17. 【請求項17】Xがシクロアルキル基であるアデノシン
    誘導体又はその薬学的に許容される塩の少なくとも1種
    を有効成分として含有する特許請求の範囲第16項記載の
    高血圧治療剤。
  18. 【請求項18】Xがシクロペンチル基であるアデノシン
    誘導体又はその薬学的に許容される塩の少なくとも一種
    を有効成分として含有する特許請求の範囲第17項記載の
    高血圧治療剤。
  19. 【請求項19】Xがシクロヘキシル基であるアデノシン
    誘導体又はその薬学的に許容される塩の少なくとも一種
    を有効成分として含有する特許請求の範囲第17項記載の
    高血圧治療剤。
  20. 【請求項20】Xが1以上の水酸基を有するアルキル基
    であるアデノシン誘導体又はその薬学的に許容される塩
    の少なくとも一種を有効成分として含有する特許請求の
    範囲第16項記載の高血圧治療剤。
  21. 【請求項21】Xが1以上のフェニル基を有するアルキ
    ル基であるアデノシン誘導体又はその薬学的に許容され
    る塩の少なくとも一種を有効成分として含有する特許請
    求の範囲第16項記載の高血圧治療剤。。
  22. 【請求項22】Xがジフェニルアルキル基であるアデノ
    シン誘導体又はその薬学的に許容される塩の少なくとも
    一種を有効成分として含有する特許請求の範囲第21項記
    載の高血圧治療剤。
  23. 【請求項23】Xがビシクロアルキル基であるアデノシ
    ン誘導体又はその薬学的に許容される塩の少なくとも一
    種を有効成分として含有する特許請求の範囲第16項記載
    の高血圧治療剤。
  24. 【請求項24】Xがナフチルアルキル基であるアデノシ
    ン誘導体又はその薬学的に許容される塩の少なくとも一
    種を有効成分として含有する特許請求の範囲第16項記載
    の高血圧治療剤。
  25. 【請求項25】Xがアセナフチレニルアルキル基である
    アデノシン誘導体又はその薬学的に許容される塩の少な
    くとも一種を有効成分として含有する特許請求の範囲第
    16項記載の高血圧治療剤。
  26. 【請求項26】Xが一般式(II)で表される基であるア
    デノシン誘導体又はその薬学的に許容される塩の少なく
    とも一種を有効成分として含有する特許請求の範囲第16
    項記載の高血圧治療剤。
  27. 【請求項27】Xが一般式(III)で表される基である
    アデノシン誘導体又はその薬学的に許容される塩の少な
    くとも一種を有効成分として含有する特許請求の範囲第
    16項記載の高血圧治療剤。
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