JPH07255772A - 皮膚貼着用基材及びその製造方法 - Google Patents
皮膚貼着用基材及びその製造方法Info
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- JPH07255772A JPH07255772A JP6073918A JP7391894A JPH07255772A JP H07255772 A JPH07255772 A JP H07255772A JP 6073918 A JP6073918 A JP 6073918A JP 7391894 A JP7391894 A JP 7391894A JP H07255772 A JPH07255772 A JP H07255772A
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- JP
- Japan
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- skin
- elastomer resin
- film
- adhesive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 皮膚に貼着したときに特別目立つようなこと
がなく、しかも伸縮性と通気性とを兼備する皮膚貼着用
基材、及びその製造方法を提供する。 【構成】 厚さ5〜20μmのエラストマー樹脂フィル
ムからなる皮膚貼着用基材、及びエラストマー樹脂を有
機溶剤に溶解したコーティング剤を離型フィルムの上に
塗布、乾燥するエラストマー樹脂フィルムからなる皮膚
貼着用基材の製造方法。
がなく、しかも伸縮性と通気性とを兼備する皮膚貼着用
基材、及びその製造方法を提供する。 【構成】 厚さ5〜20μmのエラストマー樹脂フィル
ムからなる皮膚貼着用基材、及びエラストマー樹脂を有
機溶剤に溶解したコーティング剤を離型フィルムの上に
塗布、乾燥するエラストマー樹脂フィルムからなる皮膚
貼着用基材の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば人工皮膚、ガー
ドフィルム、プロテクトフィルム、絆創膏用フィルム、
パップ剤基材等の皮膚貼着用基材及びその製造方法に関
するものである。
ドフィルム、プロテクトフィルム、絆創膏用フィルム、
パップ剤基材等の皮膚貼着用基材及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】皮膚貼着用シートは、皮膚貼着用基材と
該基材の片面に形成した貼合剤又は貼合剤と薬剤とによ
る貼着層とからなり、貼着層が有する粘着能によって所
定の皮膚面に貼着されるものであり、従来の皮膚貼着用
基材には、伸縮性及び通気性を兼備する不織布が利用さ
れている。
該基材の片面に形成した貼合剤又は貼合剤と薬剤とによ
る貼着層とからなり、貼着層が有する粘着能によって所
定の皮膚面に貼着されるものであり、従来の皮膚貼着用
基材には、伸縮性及び通気性を兼備する不織布が利用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述の皮膚貼
着用シートは皮膚貼着用基材に不織布を使用しているた
め、所定の皮膚面に皮膚貼着用シートを貼着したとき
に、皮膚の他の部分との差異による外観上の違和感があ
り、特別に他人の目を引くという欠点がある。
着用シートは皮膚貼着用基材に不織布を使用しているた
め、所定の皮膚面に皮膚貼着用シートを貼着したとき
に、皮膚の他の部分との差異による外観上の違和感があ
り、特別に他人の目を引くという欠点がある。
【0004】これに対して本発明は、皮膚に貼着したと
きに特別目立つようなことがなく、しかも伸縮性と通気
性とを兼備する皮膚貼着用基材及びその製造方法を提供
する。
きに特別目立つようなことがなく、しかも伸縮性と通気
性とを兼備する皮膚貼着用基材及びその製造方法を提供
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、厚さ5〜20
μmのエラストマー樹脂フィルムからなることを特徴と
する皮膚貼着用基材とすることにより、前述の目的を達
成することができる。
μmのエラストマー樹脂フィルムからなることを特徴と
する皮膚貼着用基材とすることにより、前述の目的を達
成することができる。
【0006】また本発明は、エラストマー樹脂を有機溶
剤に溶解したコーティング剤を離型フィルムの上に塗
布、乾燥することを特徴とするエラストマー樹脂フィル
ムからなる皮膚貼着用基材の製造方法とすることによ
り、前述の目的を達成することができる。
剤に溶解したコーティング剤を離型フィルムの上に塗
布、乾燥することを特徴とするエラストマー樹脂フィル
ムからなる皮膚貼着用基材の製造方法とすることによ
り、前述の目的を達成することができる。
【0007】前記構成による本発明の皮膚貼着用基材及
びその製造方法において、エラストマー樹脂としては、
例えばポリブタジエン系エラストマー、ポリスチレン系
エラストマー、ポリ塩化ビニル系エラストマー、ポリオ
レフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマ
ー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン系エラス
トマー等のポリマーが使用される。
びその製造方法において、エラストマー樹脂としては、
例えばポリブタジエン系エラストマー、ポリスチレン系
エラストマー、ポリ塩化ビニル系エラストマー、ポリオ
レフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマ
ー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン系エラス
トマー等のポリマーが使用される。
【0008】皮膚貼着用基材におけるポリマー成分とし
て、また皮膚貼着用基材を得る際のコーティング剤中の
エラストマー樹脂成分として、特にポリブタジエン系エ
ラストマーの単体、ポリスチレン系エラストマーの単
体、ポリブタジエン系エラストマーとポリスチレン系エ
ラストマーとの混合ポリマー、ポリブタジエン系エラス
トマーとポリウレタン系エラストマーとの混合ポリマ
ー、ポリオレフィン系エラストマーとポリブタジエン系
エラストマーとの混合ポリマー、ポリオレフィン系エラ
ストマーとポリスチレン系エラストマーとの混合エラス
トマー等を使用することにより、厚さ5〜20μmのエ
ラストマー樹脂フィルムにおいて、伸縮性だけでなく、
皮膚貼着用基材に必要とされるに十分な通気性をも有す
るものになる。
て、また皮膚貼着用基材を得る際のコーティング剤中の
エラストマー樹脂成分として、特にポリブタジエン系エ
ラストマーの単体、ポリスチレン系エラストマーの単
体、ポリブタジエン系エラストマーとポリスチレン系エ
ラストマーとの混合ポリマー、ポリブタジエン系エラス
トマーとポリウレタン系エラストマーとの混合ポリマ
ー、ポリオレフィン系エラストマーとポリブタジエン系
エラストマーとの混合ポリマー、ポリオレフィン系エラ
ストマーとポリスチレン系エラストマーとの混合エラス
トマー等を使用することにより、厚さ5〜20μmのエ
ラストマー樹脂フィルムにおいて、伸縮性だけでなく、
皮膚貼着用基材に必要とされるに十分な通気性をも有す
るものになる。
【0009】皮膚貼着用基材を形成する際のコーティン
グ剤における有機溶剤、すなわちエラストマー樹脂を溶
解させる有機溶剤としては、例えばトルエン、メチルエ
チルケトン、酢酸エチル、クロロホルム、四塩化炭素、
ジメチルホルムアミド、シクロヘキサノン等が利用され
る。
グ剤における有機溶剤、すなわちエラストマー樹脂を溶
解させる有機溶剤としては、例えばトルエン、メチルエ
チルケトン、酢酸エチル、クロロホルム、四塩化炭素、
ジメチルホルムアミド、シクロヘキサノン等が利用され
る。
【0010】離型フィルムの上に、エラストマー樹脂を
有機溶剤に溶解したコーティング剤を塗布する手段とし
ては、例えばロールコーティング法、グラビアコーティ
ング法、コンマコーティング法、ドクターコーティング
法等の方法を利用することが出来る。
有機溶剤に溶解したコーティング剤を塗布する手段とし
ては、例えばロールコーティング法、グラビアコーティ
ング法、コンマコーティング法、ドクターコーティング
法等の方法を利用することが出来る。
【0011】なお、エラストマー樹脂を有機溶剤に溶解
させるコーティング剤の調製は、60〜120℃程度の
加熱条件の下で行なうのが良い。
させるコーティング剤の調製は、60〜120℃程度の
加熱条件の下で行なうのが良い。
【0012】エラストマー樹脂を有機溶剤に溶解したコ
ーティング剤を塗布する離型フィルムとしては、例えば
ポリプロピレン等のポリオレフィン系フィルム、あるい
はシリコーンやメラミン系樹脂による剥離層を形成した
離型フィルム等が使用される。剥離層を形成した離型フ
ィルムを使用する場合には、該離型フィルムにおける剥
離層面にコーティング剤を塗布、乾燥する。
ーティング剤を塗布する離型フィルムとしては、例えば
ポリプロピレン等のポリオレフィン系フィルム、あるい
はシリコーンやメラミン系樹脂による剥離層を形成した
離型フィルム等が使用される。剥離層を形成した離型フ
ィルムを使用する場合には、該離型フィルムにおける剥
離層面にコーティング剤を塗布、乾燥する。
【0013】エラストマー樹脂を有機溶剤に溶解したコ
ーティング剤を塗布する離型フィルムとして、コーティ
ング剤を塗布する面に、皮膚の表面に類似したシボ模様
のエンボス加工を施したものを使用することにより、皮
膚貼着用シートにおけるエラストマー樹脂フィルムから
なる基材の表面、すなわち皮膚面に貼着したときに目視
される側に、皮膚の状態に近似する凹凸を形成すること
ができるため、さらに目立たない皮膚貼着用基材にする
ことができる。
ーティング剤を塗布する離型フィルムとして、コーティ
ング剤を塗布する面に、皮膚の表面に類似したシボ模様
のエンボス加工を施したものを使用することにより、皮
膚貼着用シートにおけるエラストマー樹脂フィルムから
なる基材の表面、すなわち皮膚面に貼着したときに目視
される側に、皮膚の状態に近似する凹凸を形成すること
ができるため、さらに目立たない皮膚貼着用基材にする
ことができる。
【0014】本発明の皮膚貼着用基材を使用した皮膚貼
着用シートの製造方法としては、離型フィルムの剥離面
に貼合剤又は貼合剤と薬剤からなる貼着層を形成した
後、該貼着層面に、前述のエラストマー樹脂のコーティ
ング層を形成した離型フィルムを、貼着層とコーティン
グ層とが当接するようにして積層し、「離型フィルム/
貼着層/エラストマー樹脂のコーティング層/離型フィ
ルム」の4層構成の積層シートを形成し、皮膚貼着用シ
ートの使用に際して上,下のそれぞれの離型フィルムを
剥離、除去し、「貼着層/エラストマー樹脂のコーティ
ング層」すなわち「貼着層/エラストマー樹脂フィルム
による皮膚貼着用基材」の2層構成の皮膚貼着用シート
にするのが良い。
着用シートの製造方法としては、離型フィルムの剥離面
に貼合剤又は貼合剤と薬剤からなる貼着層を形成した
後、該貼着層面に、前述のエラストマー樹脂のコーティ
ング層を形成した離型フィルムを、貼着層とコーティン
グ層とが当接するようにして積層し、「離型フィルム/
貼着層/エラストマー樹脂のコーティング層/離型フィ
ルム」の4層構成の積層シートを形成し、皮膚貼着用シ
ートの使用に際して上,下のそれぞれの離型フィルムを
剥離、除去し、「貼着層/エラストマー樹脂のコーティ
ング層」すなわち「貼着層/エラストマー樹脂フィルム
による皮膚貼着用基材」の2層構成の皮膚貼着用シート
にするのが良い。
【0015】なお、「離型フィルム/貼着層/エラスト
マー樹脂のコーティング層/離型フィルム」の4層構成
の積層シートを形成した後に、エラストマー樹脂のコー
ティング層に接する側の離型フィルムを剥離し、エラス
トマー樹脂のコーティング層の表面を、印刷手段等によ
って肌色に着色することにより、あるいは、「エラスト
マー樹脂のコーティング層/離型フィルム」の2層構成
の積層フィルムを得た後で、かつ、該積層フィルムに
「離型フィルム/貼着層」の2層構成の積層フィルムを
積層する前に、エラストマー樹脂のコーティング層の表
面を、印刷手段等によって肌色に着色することにより、
さらに目立たない皮膚貼着用基材にすることができる。
マー樹脂のコーティング層/離型フィルム」の4層構成
の積層シートを形成した後に、エラストマー樹脂のコー
ティング層に接する側の離型フィルムを剥離し、エラス
トマー樹脂のコーティング層の表面を、印刷手段等によ
って肌色に着色することにより、あるいは、「エラスト
マー樹脂のコーティング層/離型フィルム」の2層構成
の積層フィルムを得た後で、かつ、該積層フィルムに
「離型フィルム/貼着層」の2層構成の積層フィルムを
積層する前に、エラストマー樹脂のコーティング層の表
面を、印刷手段等によって肌色に着色することにより、
さらに目立たない皮膚貼着用基材にすることができる。
【0016】また、このエラストマー樹脂のコーティン
グ層の表面を印刷手段等によって肌色に着色する技術
を、前記したエラストマー樹脂を有機溶剤に溶解したコ
ーティング剤を塗布する離型フィルムとして、コーティ
ング剤を塗布する面に、皮膚の表面に類似したシボ模様
のエンボス加工を施したものを使用することにより、皮
膚貼着用シートにおけるエラストマー樹脂フィルムから
なる基材の表面に皮膚の状態に近似する凹凸を形成する
技術と組み合わせることにより、より好ましい皮膚貼着
用基材にすることが出来る。
グ層の表面を印刷手段等によって肌色に着色する技術
を、前記したエラストマー樹脂を有機溶剤に溶解したコ
ーティング剤を塗布する離型フィルムとして、コーティ
ング剤を塗布する面に、皮膚の表面に類似したシボ模様
のエンボス加工を施したものを使用することにより、皮
膚貼着用シートにおけるエラストマー樹脂フィルムから
なる基材の表面に皮膚の状態に近似する凹凸を形成する
技術と組み合わせることにより、より好ましい皮膚貼着
用基材にすることが出来る。
【0017】
【作用】本発明の皮膚貼着用基材は、厚さ5〜20μm
のエラストマー樹脂フィルムからなるものであり、皮膚
貼着用基材に必要な十分な伸縮性及び通気性を兼備し、
しかも、該皮膚貼着用基材を使用した皮膚貼着用シー
ト、すなわち皮膚貼着用基材と該基材の片面に形成した
貼合剤又は貼合剤と薬剤とによる貼着層とで形成される
皮膚貼着用シートは、皮膚面に貼着しても、他の部分と
の外観の相違によって目立つようなことが無く、他人に
よって目視されても違和感の無いものになる。
のエラストマー樹脂フィルムからなるものであり、皮膚
貼着用基材に必要な十分な伸縮性及び通気性を兼備し、
しかも、該皮膚貼着用基材を使用した皮膚貼着用シー
ト、すなわち皮膚貼着用基材と該基材の片面に形成した
貼合剤又は貼合剤と薬剤とによる貼着層とで形成される
皮膚貼着用シートは、皮膚面に貼着しても、他の部分と
の外観の相違によって目立つようなことが無く、他人に
よって目視されても違和感の無いものになる。
【0018】また本発明の皮膚貼着用基材の製造方法
は、エラストマー樹脂を有機溶剤に溶解したコーティン
グ剤を離型フィルムの上に塗布、乾燥することによりエ
ラストマー樹脂フィルムからなる皮膚貼着用基材を得る
方法からなる。
は、エラストマー樹脂を有機溶剤に溶解したコーティン
グ剤を離型フィルムの上に塗布、乾燥することによりエ
ラストマー樹脂フィルムからなる皮膚貼着用基材を得る
方法からなる。
【0019】したがって、本発明の皮膚貼着用基材の製
造方法は、エラストマー樹脂フィルムを得る方法として
従来知られているインフレーション加工法、押し出し加
工法、共押し出し加工法等を利用するものでは無いた
め、5〜20μmの極く薄い、しかも厚さ斑の無い高品
質のエラストマー樹脂フィルムからなる皮膚貼着用基材
を、容易、かつ的確に得ることができる。
造方法は、エラストマー樹脂フィルムを得る方法として
従来知られているインフレーション加工法、押し出し加
工法、共押し出し加工法等を利用するものでは無いた
め、5〜20μmの極く薄い、しかも厚さ斑の無い高品
質のエラストマー樹脂フィルムからなる皮膚貼着用基材
を、容易、かつ的確に得ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の皮膚貼着用基材及びその製造
方法の具体的な構成を実施例に基づいて説明する。
方法の具体的な構成を実施例に基づいて説明する。
【0021】実施例1 ポリブタジエン系エラストマー樹脂「JSR RB82
0:日本合成ゴム (株) 」を熱トルエン中で1時間の加
熱、還流に付すことにより、固形分が15重量%のコー
ティング剤(A)を得た。
0:日本合成ゴム (株) 」を熱トルエン中で1時間の加
熱、還流に付すことにより、固形分が15重量%のコー
ティング剤(A)を得た。
【0022】次いで、片面がシリコーン剥離処理されて
いるPETフィルムからなる離型フィルムの離型面に、
先のコーティング剤(A)をロールコーティング法にて
塗布、乾燥し、厚さ10μmのエラストマー樹脂フィル
ム(B)を形成し、離型フィルムとエラストマー樹脂フ
ィルム(B)とによる積層フィルムを得た。
いるPETフィルムからなる離型フィルムの離型面に、
先のコーティング剤(A)をロールコーティング法にて
塗布、乾燥し、厚さ10μmのエラストマー樹脂フィル
ム(B)を形成し、離型フィルムとエラストマー樹脂フ
ィルム(B)とによる積層フィルムを得た。
【0023】得られた積層フィルムにおけるエラストマ
ー樹脂フィルム(B)面に、アクリル系樹脂による粘着
剤層を形成し、さらに該粘着剤層面に離型フィルムを積
層し、「離型フィルム−エラストマー樹脂フィルム
(B)−粘着剤層−離型フィルム」の積層構成による積
層シートを得た。
ー樹脂フィルム(B)面に、アクリル系樹脂による粘着
剤層を形成し、さらに該粘着剤層面に離型フィルムを積
層し、「離型フィルム−エラストマー樹脂フィルム
(B)−粘着剤層−離型フィルム」の積層構成による積
層シートを得た。
【0024】この積層シートから、使用時において上,
下の各離型フィルムを引き剥すことにより、十分な伸縮
性と通気性とを兼備するエラストマー樹脂フィルム
(B)を皮膚貼着用基材とする皮膚貼着用シートを得
た。
下の各離型フィルムを引き剥すことにより、十分な伸縮
性と通気性とを兼備するエラストマー樹脂フィルム
(B)を皮膚貼着用基材とする皮膚貼着用シートを得
た。
【0025】実施例2 実施例1で使用したコーティング剤(A)を、片面のシ
リコーン剥離処理面がエンボス加工されているPETフ
ィルムからなる離型フィルムの離型面に、ロールコーテ
ィング法にて塗布、乾燥し、厚さ15μmのエラストマ
ー樹脂フィルム(C)を形成し、離型フィルムとエラス
トマー樹脂フィルム(C)とによる積層フィルムを得
た。
リコーン剥離処理面がエンボス加工されているPETフ
ィルムからなる離型フィルムの離型面に、ロールコーテ
ィング法にて塗布、乾燥し、厚さ15μmのエラストマ
ー樹脂フィルム(C)を形成し、離型フィルムとエラス
トマー樹脂フィルム(C)とによる積層フィルムを得
た。
【0026】以下、この積層フィルムに実施例1の対応
する工程と同一の工程を施すことにより、表面にエンボ
ス形状が転写されており、かつ十分な伸縮性と通気性と
を兼備するエラストマー樹脂フィルム(C)を皮膚貼着
用基材とする皮膚貼着用シートを得た。
する工程と同一の工程を施すことにより、表面にエンボ
ス形状が転写されており、かつ十分な伸縮性と通気性と
を兼備するエラストマー樹脂フィルム(C)を皮膚貼着
用基材とする皮膚貼着用シートを得た。
【0027】なお本実施例の皮膚貼着用基材の表面に転
写されているエンボス形状は、皮膚貼着用シートを皮膚
に貼着したときに、皮膚貼着用シートの存在をさらに目
立たなくさせており、皮膚の他の部分との間にさらに違
和感のないものになった。
写されているエンボス形状は、皮膚貼着用シートを皮膚
に貼着したときに、皮膚貼着用シートの存在をさらに目
立たなくさせており、皮膚の他の部分との間にさらに違
和感のないものになった。
【0028】実施例3 実施例1で使用したコーティング剤(A)に、着色剤と
してタール色素ハンザオレンジ及びハンザエローを、コ
ーティング剤(A)中の固形成分に対してそれぞれ3重
量%宛添加し、コーティング剤(A−1)を得た。
してタール色素ハンザオレンジ及びハンザエローを、コ
ーティング剤(A)中の固形成分に対してそれぞれ3重
量%宛添加し、コーティング剤(A−1)を得た。
【0029】次いで、片面がメラミン樹脂により剥離処
理されているPETフィルムからなる離型フィルムの離
型面に、先のコーティング剤(A−1)をロールコーテ
ィング法にて塗布、乾燥し、厚さ12μmのエラストマ
ー樹脂フィルム(D)を形成し、離型フィルムとエラス
トマー樹脂フィルム(D)とによる積層フィルムを得
た。
理されているPETフィルムからなる離型フィルムの離
型面に、先のコーティング剤(A−1)をロールコーテ
ィング法にて塗布、乾燥し、厚さ12μmのエラストマ
ー樹脂フィルム(D)を形成し、離型フィルムとエラス
トマー樹脂フィルム(D)とによる積層フィルムを得
た。
【0030】得られた積層フィルムにおけるエラストマ
ー樹脂フィルム(D)面に、合成ゴム系の粘着剤層を形
成し、さらに該粘着剤層面に離型フィルムを積層し、
「離型フィルム−エラストマー樹脂フィルム(D)−粘
着剤層−離型フィルム」の積層構成による積層シートを
得た。
ー樹脂フィルム(D)面に、合成ゴム系の粘着剤層を形
成し、さらに該粘着剤層面に離型フィルムを積層し、
「離型フィルム−エラストマー樹脂フィルム(D)−粘
着剤層−離型フィルム」の積層構成による積層シートを
得た。
【0031】この積層シートから、使用時において上,
下の各離型フィルムを引き剥すことにより、十分な伸縮
性と通気性とを兼備する肌色のエラストマー樹脂フィル
ム(D)を皮膚貼着用基材とする皮膚貼着用シートを得
た。
下の各離型フィルムを引き剥すことにより、十分な伸縮
性と通気性とを兼備する肌色のエラストマー樹脂フィル
ム(D)を皮膚貼着用基材とする皮膚貼着用シートを得
た。
【0032】なお本実施例の皮膚貼着用基材は肌色に着
色されているため、皮膚貼着用シートを皮膚に貼着した
ときに皮膚貼着用シートの存在がさらに目立たなく、皮
膚の他の部分との間にさらに違和感のないものになっ
た。
色されているため、皮膚貼着用シートを皮膚に貼着した
ときに皮膚貼着用シートの存在がさらに目立たなく、皮
膚の他の部分との間にさらに違和感のないものになっ
た。
【0033】実施例4 ポリウレタン系エラストマー樹脂「ミラクトラン P2
2:ミラクトラン (株) 」をジメチルホルムアミドに溶
解することにより、固形分が20重量%のコーティング
剤(E)を得た。
2:ミラクトラン (株) 」をジメチルホルムアミドに溶
解することにより、固形分が20重量%のコーティング
剤(E)を得た。
【0034】次いで、片面がメラミン樹脂により剥離処
理されているPETフィルムからなる離型フィルムの離
型面に、先のコーティング剤(E)をバーコーティング
法にて塗布、乾燥し、厚さ5μmのエラストマー樹脂フ
ィルム(F)を形成し、離型フィルムとエラストマー樹
脂フィルム(F)とによる積層フィルムを得た。
理されているPETフィルムからなる離型フィルムの離
型面に、先のコーティング剤(E)をバーコーティング
法にて塗布、乾燥し、厚さ5μmのエラストマー樹脂フ
ィルム(F)を形成し、離型フィルムとエラストマー樹
脂フィルム(F)とによる積層フィルムを得た。
【0035】得られた積層フィルムにおけるエラストマ
ー樹脂フィルム(F)面に、合成ゴム系の粘着剤層を形
成し、さらに該粘着剤層面に離型フィルムを積層し、
「離型フィルム−エラストマー樹脂フィルム(F)−粘
着剤層−離型フィルム」の積層構成による積層シートを
得た。
ー樹脂フィルム(F)面に、合成ゴム系の粘着剤層を形
成し、さらに該粘着剤層面に離型フィルムを積層し、
「離型フィルム−エラストマー樹脂フィルム(F)−粘
着剤層−離型フィルム」の積層構成による積層シートを
得た。
【0036】この積層シートから、使用時において上,
下の各離型フィルムを引き剥すことにより、十分な伸縮
性と通気性とを兼備するエラストマー樹脂フィルム
(F)を皮膚貼着用基材とする皮膚貼着用シートを得
た。
下の各離型フィルムを引き剥すことにより、十分な伸縮
性と通気性とを兼備するエラストマー樹脂フィルム
(F)を皮膚貼着用基材とする皮膚貼着用シートを得
た。
【0037】
【発明の効果】本発明の皮膚貼着用基材は、皮膚貼着用
基材に必要な十分な伸縮性及び通気性を兼備し、しか
も、該皮膚貼着用基材を使用した皮膚貼着用シートは、
皮膚面に貼着しても目立つようなことが無く、他人によ
って目視されても違和感の無いものになる。
基材に必要な十分な伸縮性及び通気性を兼備し、しか
も、該皮膚貼着用基材を使用した皮膚貼着用シートは、
皮膚面に貼着しても目立つようなことが無く、他人によ
って目視されても違和感の無いものになる。
【0038】また本発明の皮膚貼着用基材の製造方法に
よれば、厚さが5〜20μmの極く薄い、しかも厚さ斑
の無い高品質のエラストマー樹脂フィルムからなる皮膚
貼着用基材を、容易、かつ的確に得ることができる。
よれば、厚さが5〜20μmの極く薄い、しかも厚さ斑
の無い高品質のエラストマー樹脂フィルムからなる皮膚
貼着用基材を、容易、かつ的確に得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 厚さ5〜20μmのエラストマー樹脂
フィルムからなることを特徴とする皮膚貼着用基材。 - 【請求項2】 エラストマー樹脂を有機溶剤に溶解し
たコーティング剤を離型フィルムの上に塗布、乾燥する
ことを特徴とするエラストマー樹脂フィルムからなる皮
膚貼着用基材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6073918A JPH07255772A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 皮膚貼着用基材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6073918A JPH07255772A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 皮膚貼着用基材及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07255772A true JPH07255772A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13532032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6073918A Pending JPH07255772A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 皮膚貼着用基材及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07255772A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009041122A1 (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Nichiban Co., Ltd. | 貼付材 |
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1994
- 1994-03-18 JP JP6073918A patent/JPH07255772A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009041122A1 (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Nichiban Co., Ltd. | 貼付材 |
JPWO2009041122A1 (ja) * | 2007-09-28 | 2011-01-20 | ニチバン株式会社 | 貼付材 |
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KR101463644B1 (ko) * | 2007-09-28 | 2014-11-19 | 니찌방 가부시기가이샤 | 첩부재 |
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