JPH07207102A - ネイルエナメルとして使用可能な、フルオロアルキルコポリマーを含有するフィルム形成組成物 - Google Patents
ネイルエナメルとして使用可能な、フルオロアルキルコポリマーを含有するフィルム形成組成物Info
- Publication number
- JPH07207102A JPH07207102A JP6290177A JP29017794A JPH07207102A JP H07207102 A JPH07207102 A JP H07207102A JP 6290177 A JP6290177 A JP 6290177A JP 29017794 A JP29017794 A JP 29017794A JP H07207102 A JPH07207102 A JP H07207102A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition according
- film
- composition
- formula
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/81—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
- A61K8/8141—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- A61K8/8147—Homopolymers or copolymers of acids; Metal or ammonium salts thereof, e.g. crotonic acid, (meth)acrylic acid; Compositions of derivatives of such polymers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/81—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
- A61K8/8141—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- A61K8/8152—Homopolymers or copolymers of esters, e.g. (meth)acrylic acid esters; Compositions of derivatives of such polymers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/84—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
- A61K8/85—Polyesters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/84—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
- A61K8/87—Polyurethanes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
- A61Q1/10—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for eyes, e.g. eyeliner, mascara
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q3/00—Manicure or pedicure preparations
- A61Q3/02—Nail coatings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/06—Preparations for styling the hair, e.g. by temporary shaping or colouring
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D201/00—Coating compositions based on unspecified macromolecular compounds
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Birds (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マスカラ、アイライナー、ネイルエナメル、
またはヘア・スプレーに使用可能な、水性媒体における
フィルム形成組成物を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、水性媒体に分散した、少なくとも
1つのフィルム形成材料と、少なくとも第1フルオロビ
ニルモノマーと少なくとも式(A): 【化1】 式中、R1は、水素原子またはC1〜C4アルキル基を示し、
R2は、C1〜C6アルキル基である、で表わされる第2モノ
マーとの共重合化によって得られるフルオロコポリマー
とを含有することを特徴とする、水性媒体におけるフィ
ルム形成組成物に関する。
またはヘア・スプレーに使用可能な、水性媒体における
フィルム形成組成物を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、水性媒体に分散した、少なくとも
1つのフィルム形成材料と、少なくとも第1フルオロビ
ニルモノマーと少なくとも式(A): 【化1】 式中、R1は、水素原子またはC1〜C4アルキル基を示し、
R2は、C1〜C6アルキル基である、で表わされる第2モノ
マーとの共重合化によって得られるフルオロコポリマー
とを含有することを特徴とする、水性媒体におけるフィ
ルム形成組成物に関する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、顔および/また
は髪のメークアップおよび/またはケアーするための化
粧品分野において使用可能な、フルオロアルキルコポリ
マーを含有するフィルム形成組成物に関する。特に、本
発明による組成物は、無色または有色のマスカラ、アイ
ライナー、またはヘア・スプレー、特にネイルエナメル
として使用可能である。より詳細には、本発明は、フィ
ルム形成ポリマーを含有する、水性媒体を有する組成物
に関し、適用される支持体、すなわち、まつげ、髪、ま
たは爪に、均一で連続したフィルムを形成可能なもので
ある。
は髪のメークアップおよび/またはケアーするための化
粧品分野において使用可能な、フルオロアルキルコポリ
マーを含有するフィルム形成組成物に関する。特に、本
発明による組成物は、無色または有色のマスカラ、アイ
ライナー、またはヘア・スプレー、特にネイルエナメル
として使用可能である。より詳細には、本発明は、フィ
ルム形成ポリマーを含有する、水性媒体を有する組成物
に関し、適用される支持体、すなわち、まつげ、髪、ま
たは爪に、均一で連続したフィルムを形成可能なもので
ある。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ウオ
ーターベースのネイルエナメルは、消費者の安全性の理
由からのみでなく、ウォーターベースの製剤は揮発性化
合物がないという環境的理由から、溶媒ベースのエナメ
ルと置き換える目的で、現在開発されているメークアッ
ププロダクトである。
ーターベースのネイルエナメルは、消費者の安全性の理
由からのみでなく、ウォーターベースの製剤は揮発性化
合物がないという環境的理由から、溶媒ベースのエナメ
ルと置き換える目的で、現在開発されているメークアッ
ププロダクトである。
【0003】これらの最近のメークアッププロダクト
は、それにもかかわらず、溶媒ベースのネイルエナメル
と同等の化粧品としての特性を有するべきものであると
されている。これらの特性は、当業者には、使用しやす
く、フィルムが早急に乾燥し、爪に付着する光沢のある
フィルムを製造し、良好な持続性があり、特に、良好な
耐水性を示すものとして認識されている。さらに、これ
らのプロダクトは、皮膚および爪に対して刺激性のない
ものであるべきである。
は、それにもかかわらず、溶媒ベースのネイルエナメル
と同等の化粧品としての特性を有するべきものであると
されている。これらの特性は、当業者には、使用しやす
く、フィルムが早急に乾燥し、爪に付着する光沢のある
フィルムを製造し、良好な持続性があり、特に、良好な
耐水性を示すものとして認識されている。さらに、これ
らのプロダクトは、皮膚および爪に対して刺激性のない
ものであるべきである。
【0004】しかしながら、フィルムが水に再溶解する
可能性があるため、またはフィルムが水の存在下、変色
するため、またはフィルムが水の作用で白く変化するた
め、またはフィルムが水中で剥離してしまうためのいず
れかの理由から、ウォーターベースのネイルエナメル
は、しばしば、本質的に耐水性が乏しく、そのため持続
性が乏しいという欠点を有する。
可能性があるため、またはフィルムが水の存在下、変色
するため、またはフィルムが水の作用で白く変化するた
め、またはフィルムが水中で剥離してしまうためのいず
れかの理由から、ウォーターベースのネイルエナメル
は、しばしば、本質的に耐水性が乏しく、そのため持続
性が乏しいという欠点を有する。
【0005】耐水性のこれらの問題点を避けるために、
水に溶解不可能なポリマーを使用することが考えられる
が、これは時々、上記の他の欠点を避けるのに十分では
ない。または、フィルムが水をはじいたり、水がフィル
ム上をすべるようにすることによって、水が浸透した
り、フィルムが剥離することを防止する添加剤を使用す
ることが考えられる。なお、これらの添加剤は、水に対
してネイルエナメルフィルムを保護するものとして作用
するものである。
水に溶解不可能なポリマーを使用することが考えられる
が、これは時々、上記の他の欠点を避けるのに十分では
ない。または、フィルムが水をはじいたり、水がフィル
ム上をすべるようにすることによって、水が浸透した
り、フィルムが剥離することを防止する添加剤を使用す
ることが考えられる。なお、これらの添加剤は、水に対
してネイルエナメルフィルムを保護するものとして作用
するものである。
【0006】髪に適用するものの場合には、フルオロア
クリルモノマーおよびアミノアクリルモノマーの共重合
によって誘導されたフルオロアルキルコポリマーを含有
する水性洗浄組成物が、文献:FR−A−2,385,3
91から知られている。これらの水不溶性コポリマー
は、界面活性剤を使用して水に懸濁されている。これら
の目的は、処理した髪の乾燥時間を改善することであ
る。
クリルモノマーおよびアミノアクリルモノマーの共重合
によって誘導されたフルオロアルキルコポリマーを含有
する水性洗浄組成物が、文献:FR−A−2,385,3
91から知られている。これらの水不溶性コポリマー
は、界面活性剤を使用して水に懸濁されている。これら
の目的は、処理した髪の乾燥時間を改善することであ
る。
【0007】一方、均一で連続したフィルムを形成する
ことは、これらの組成物に関しては全く不可能である。
ことは、これらの組成物に関しては全く不可能である。
【0008】フルオロアクリルモノマー、および、アル
キル、ヒドロキシアルキレン又はアルキルアミノ基を含
有するアクリルモノマーの共重合によって誘導されたフ
ルオロアルキルコポリマーは、文献:WO−A−92/1
6103に、効果を増加する目的で、水からまたはオイ
ルから、除草剤、防虫剤または殺虫剤における活性物質
を保護するためのものとして、記載されている。これら
のコポリマーは、界面活性剤を介して水中に分散されて
いる。
キル、ヒドロキシアルキレン又はアルキルアミノ基を含
有するアクリルモノマーの共重合によって誘導されたフ
ルオロアルキルコポリマーは、文献:WO−A−92/1
6103に、効果を増加する目的で、水からまたはオイ
ルから、除草剤、防虫剤または殺虫剤における活性物質
を保護するためのものとして、記載されている。これら
のコポリマーは、界面活性剤を介して水中に分散されて
いる。
【0009】上記のように、特に化粧品分野用の、均一
で連続したフィルムを形成することは、これらの組成物
に関しては不可能である。
で連続したフィルムを形成することは、これらの組成物
に関しては不可能である。
【0010】さらに、文献:EP−A−0,206,67
1は、口紅、マスカラ、アイライナーまたはネイルエナ
メルにおいて、揮発油または有機溶媒に溶解した、フル
オロアルキルコポリマーを使用することを開示してい
る。これらの化粧品プロダクトは、これらのポリマーを
溶解するためのオイルおよび/または有機溶媒を高い比
率で含有するという欠点がある。すなわち、これらのオ
イルおよび溶媒は、環境に害を及ぼすものである。
1は、口紅、マスカラ、アイライナーまたはネイルエナ
メルにおいて、揮発油または有機溶媒に溶解した、フル
オロアルキルコポリマーを使用することを開示してい
る。これらの化粧品プロダクトは、これらのポリマーを
溶解するためのオイルおよび/または有機溶媒を高い比
率で含有するという欠点がある。すなわち、これらのオ
イルおよび溶媒は、環境に害を及ぼすものである。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の主題
は、正確には、上記欠点を克服することの可能な、化粧
品に使用可能である、水性媒体における新規なフィルム
形成組成物である。
は、正確には、上記欠点を克服することの可能な、化粧
品に使用可能である、水性媒体における新規なフィルム
形成組成物である。
【0012】この組成物は、特に良好な耐水性および良
好な持続性を有すると同時に、良好な化粧品特性と均一
で連続したフィルムを形成する特性を有するものであ
る。
好な持続性を有すると同時に、良好な化粧品特性と均一
で連続したフィルムを形成する特性を有するものであ
る。
【0013】本発明者らは、驚くべきことに、水性化粧
品組成物において、エマルジョンのフルオロアルキルコ
ポリマーが、良好な耐水性を与えることを見い出した。
品組成物において、エマルジョンのフルオロアルキルコ
ポリマーが、良好な耐水性を与えることを見い出した。
【0014】より詳細には、本発明の主題は、水性媒体
におけるフィルム形成組成物であって、前記水性媒体に
分散した、少なくとも1つのフィルム形成材料と、少な
くとも第1フルオロビニルモノマーと少なくとも式
(A):
におけるフィルム形成組成物であって、前記水性媒体に
分散した、少なくとも1つのフィルム形成材料と、少な
くとも第1フルオロビニルモノマーと少なくとも式
(A):
【0015】
【化6】
【0016】式中、R1は、水素原子またはC1〜C4アルキ
ル基を示し、R2は、C1〜C6アルキル基、C2〜C4ヒドロキ
シカーボン基または基−(CH2)p−NH−R3、ここでR3は
C1〜C6アルキルまたはシクロアルキルであり、pは1か
ら4の整数である、で表わされる第2モノマーとの共重
合化によって得られるフルオロコポリマーとを含有する
ことを特徴とする、水性媒体におけるフィルム形成組成
物である。
ル基を示し、R2は、C1〜C6アルキル基、C2〜C4ヒドロキ
シカーボン基または基−(CH2)p−NH−R3、ここでR3は
C1〜C6アルキルまたはシクロアルキルであり、pは1か
ら4の整数である、で表わされる第2モノマーとの共重
合化によって得られるフルオロコポリマーとを含有する
ことを特徴とする、水性媒体におけるフィルム形成組成
物である。
【0017】’フルオロ’とは、フッ素原子で、アルキ
ル鎖の水素原子が全部にまたは一部置換されているもの
を意味する。この置換は、好ましくは全て置換されてい
るものがよい。’ヒドロキシカーボン基’とは、ヒドロ
キシアルキルまたはヒドロキシアルキレン基を意味す
る。
ル鎖の水素原子が全部にまたは一部置換されているもの
を意味する。この置換は、好ましくは全て置換されてい
るものがよい。’ヒドロキシカーボン基’とは、ヒドロ
キシアルキルまたはヒドロキシアルキレン基を意味す
る。
【0018】予想に反して、これらのコポリマーは水に
溶解しないにもかかわらず、本発明のコポリマーは、組
成物に良好なフィルム形成性を付与するものである。実
際、水性媒体においておよび有機溶媒媒体(たとえばネ
イルエナメルの場合)において、フィルムを形成する方
法は、全く異なるものである。水性媒体においては、ポ
リマー粒子は、まず第1に分離し、次いで互いに結合し
て、支持体から水を蒸発させながら相互拡散するもので
あるが、一方、溶媒媒体においては、組成物(エナメ
ル)を支持体に適用する前に、ポリマー鎖がまず互いに
結合するものである。
溶解しないにもかかわらず、本発明のコポリマーは、組
成物に良好なフィルム形成性を付与するものである。実
際、水性媒体においておよび有機溶媒媒体(たとえばネ
イルエナメルの場合)において、フィルムを形成する方
法は、全く異なるものである。水性媒体においては、ポ
リマー粒子は、まず第1に分離し、次いで互いに結合し
て、支持体から水を蒸発させながら相互拡散するもので
あるが、一方、溶媒媒体においては、組成物(エナメ
ル)を支持体に適用する前に、ポリマー鎖がまず互いに
結合するものである。
【0019】したがって、フルオロコポリマーは、組成
物のフィルム形成能力を破壊することができ、これによ
って、特に脆化して、フィルムの結合力が乏しくなり、
使用不可能なものとなってしまうものである。
物のフィルム形成能力を破壊することができ、これによ
って、特に脆化して、フィルムの結合力が乏しくなり、
使用不可能なものとなってしまうものである。
【0020】さらに、得られたフィルムは、フルオロコ
ポリマーがない組成物である、従来技術のフィルム形成
組成物から得られたものに対して、向上した耐水性を有
する。
ポリマーがない組成物である、従来技術のフィルム形成
組成物から得られたものに対して、向上した耐水性を有
する。
【0021】本発明の組成物は、組成物の全重量に関し
て、水混和性有機溶媒を30重量%よりも少なく、好ま
しくは、0重量%から15重量%、含有する。この低
い、または0の溶媒含有量によって、組成物に、化粧品
分野において使用する間、支持体に対してより良好な無
毒性を付与するものである。
て、水混和性有機溶媒を30重量%よりも少なく、好ま
しくは、0重量%から15重量%、含有する。この低
い、または0の溶媒含有量によって、組成物に、化粧品
分野において使用する間、支持体に対してより良好な無
毒性を付与するものである。
【0022】本発明に使用可能な溶媒としては、C1〜C6
アルコール類(エタノールおよびイソプロパノール)、
ケトン類(アセトンおよびメチルエチルケトン)、酢酸
エステルたとえば酢酸ブチルおよび酢酸エチル、および
飽和C5〜C12 炭化水素たとえばヘキサンまたはオクタン
が挙げられる。
アルコール類(エタノールおよびイソプロパノール)、
ケトン類(アセトンおよびメチルエチルケトン)、酢酸
エステルたとえば酢酸ブチルおよび酢酸エチル、および
飽和C5〜C12 炭化水素たとえばヘキサンまたはオクタン
が挙げられる。
【0023】第1フルオロモノマーは優位には、特に式
(B):
(B):
【0024】
【化7】
【0025】式中、R4は、水素原子またはC1〜C4アルキ
ル基を示し;Yは、C1〜C6アルキレン基を示し、R5は、
水素原子がいくらかまたは全てフッ素原子に置換された
C1〜C2 0アルキル基を示す、で表わされるアクリルタイ
プのモノマーである。
ル基を示し;Yは、C1〜C6アルキレン基を示し、R5は、
水素原子がいくらかまたは全てフッ素原子に置換された
C1〜C2 0アルキル基を示す、で表わされるアクリルタイ
プのモノマーである。
【0026】本発明によれば、フッ素原子で置換されて
もされなくてもよいアルキル基、およびアルキレン化基
は、直鎖のものでも分岐したものでもよい。
もされなくてもよいアルキル基、およびアルキレン化基
は、直鎖のものでも分岐したものでもよい。
【0027】例としては、第1フルオロモノマーは、
式:
式:
【0028】
【化8】
【0029】式中、nは、4から16の範囲であり、xが
1または2である;で表わされ、これは、式(B)にお
いて、R4=H;Y=−C2H4−または−C4H8−およびR5=−
(CF2)n−CF3に対応する。特に、nは、5、7、9、ま
たは11である。
1または2である;で表わされ、これは、式(B)にお
いて、R4=H;Y=−C2H4−または−C4H8−およびR5=−
(CF2)n−CF3に対応する。特に、nは、5、7、9、ま
たは11である。
【0030】第1フルオロモノマーはまた、式:
【0031】
【化9】
【0032】式中、mは、4から16の範囲であり、xが
1または2である;で表わされるものでもよく、これ
は、R4=−CH3;Y=−C2H4−または−C4H8−およびR5=
−(CF2)m−CF3に対応する。特に、mは、5、7、9ま
たは11である。
1または2である;で表わされるものでもよく、これ
は、R4=−CH3;Y=−C2H4−または−C4H8−およびR5=
−(CF2)m−CF3に対応する。特に、mは、5、7、9ま
たは11である。
【0033】使用可能な、本発明のフルオロモノマーと
しては、式:
しては、式:
【0034】
【化10】
【0035】式中、R4=Hまたは−CH3であり、pは、6
から16の範囲、たとえば6または8である、で表わさ
れるタイプの化合物類が挙げられる。
から16の範囲、たとえば6または8である、で表わさ
れるタイプの化合物類が挙げられる。
【0036】好ましい例としては、第2モノマーが、R1
は、水素原子またはC1〜C4アルキル基、たとえば、メチ
ル、エチル、n−ブチルまたはイソプロピル基を示すよ
うなものである。さらに、第2非フルオロモノマーに対
する第1フルオロモノマーの重量比は、10/90から
90/10であり、たとえば、12/88から50/5
0であってもよい。
は、水素原子またはC1〜C4アルキル基、たとえば、メチ
ル、エチル、n−ブチルまたはイソプロピル基を示すよ
うなものである。さらに、第2非フルオロモノマーに対
する第1フルオロモノマーの重量比は、10/90から
90/10であり、たとえば、12/88から50/5
0であってもよい。
【0037】特に、本発明のフルオロコポリマーは、文
献:FR−A−2,175,332、FR−A−2,540,
131、EP−A−206,671に開示されているよう
に製造可能である。これらのコポリマーは、たとえば、
商品名’フォラペール(Foraperle)’344として、
会社’アトケム(ATOCHEM)’から販売されているもの
である。フルオロアミンモノマーである、商品名’フォ
ラペール(Foraperle)’145、333、390およ
び350も使用可能である。
献:FR−A−2,175,332、FR−A−2,540,
131、EP−A−206,671に開示されているよう
に製造可能である。これらのコポリマーは、たとえば、
商品名’フォラペール(Foraperle)’344として、
会社’アトケム(ATOCHEM)’から販売されているもの
である。フルオロアミンモノマーである、商品名’フォ
ラペール(Foraperle)’145、333、390およ
び350も使用可能である。
【0038】これらのフルオロポリマーは、アルコール
および/またはケトンを少量、任意に含有する水におけ
る分散物の状態で提供される。この分散物は、水で種々
の比率で希釈可能である。
および/またはケトンを少量、任意に含有する水におけ
る分散物の状態で提供される。この分散物は、水で種々
の比率で希釈可能である。
【0039】本発明によるコポリマーは、フィルム形成
材料、特にフィルム形成ポリマーの水性分散物、たとえ
ば、ポリウレタン分散物、アクリル、ビニルまたはスチ
レン−アクリルポリマー分散物、または水性媒体におい
て本発明によるフルオロコポリマーと混和性のあるポリ
マーまたはコポリマーの他の水性分散物に基づいた種々
の水性組成物に導入されることが可能である。
材料、特にフィルム形成ポリマーの水性分散物、たとえ
ば、ポリウレタン分散物、アクリル、ビニルまたはスチ
レン−アクリルポリマー分散物、または水性媒体におい
て本発明によるフルオロコポリマーと混和性のあるポリ
マーまたはコポリマーの他の水性分散物に基づいた種々
の水性組成物に導入されることが可能である。
【0040】本発明に使用可能なフィルム形成材料は、
たとえば、会社’サンコール(SANNCOR)’から水溶液
における分散物の形態で販売されているポリマー、特に
水において分散されたポリウレタン−ポリエーテルであ
る’サンクール(Sancure)’878である。
たとえば、会社’サンコール(SANNCOR)’から水溶液
における分散物の形態で販売されているポリマー、特に
水において分散されたポリウレタン−ポリエーテルであ
る’サンクール(Sancure)’878である。
【0041】これらのフィルム形成材料は、組成物の全
重量に関して活性材料を、2〜60重量%、好ましく
は、4〜30重量%の量で使用可能である。
重量に関して活性材料を、2〜60重量%、好ましく
は、4〜30重量%の量で使用可能である。
【0042】本発明のフルオロコポリマーは、添加剤と
して使用可能である。これらは特に、組成物の全重量に
関して、活性材料、0.005から10重量%、好まし
くは、0.5から5重量%存在する。これらの比率は、
ウォーターベースのネイルエナメルの製造に非常に適す
るものである。
して使用可能である。これらは特に、組成物の全重量に
関して、活性材料、0.005から10重量%、好まし
くは、0.5から5重量%存在する。これらの比率は、
ウォーターベースのネイルエナメルの製造に非常に適す
るものである。
【0043】本発明の他の主題はまた、上記に定めたよ
うな組成物からなるウォーターベースのネイルエナメル
である。ネイルエナメル以外にも、本発明の組成物は、
マスカラ、アイライナー、またはウォーターベースのヘ
ア・スプレー、およびより一般的には、種々の、耐水性
であることを必要とするフィルム形成化粧品組成物を形
成することも可能である。
うな組成物からなるウォーターベースのネイルエナメル
である。ネイルエナメル以外にも、本発明の組成物は、
マスカラ、アイライナー、またはウォーターベースのヘ
ア・スプレー、およびより一般的には、種々の、耐水性
であることを必要とするフィルム形成化粧品組成物を形
成することも可能である。
【0044】本発明の組成物によれば、20%から60
%および好ましくは25%から45%の範囲の乾燥抽出
物を得ることが可能である。さらに、本発明の組成物
は、無色であったも有色であってもよい。後者の場合に
は、有機または無機の少なくとも1つの色素、または有
機染料が使用される。これらの染料は、存在する場合に
は、組成物の全重量に関して、0.01から25重量
%、より好ましくは、0.5から20重量%の量で一般
的には使用される。
%および好ましくは25%から45%の範囲の乾燥抽出
物を得ることが可能である。さらに、本発明の組成物
は、無色であったも有色であってもよい。後者の場合に
は、有機または無機の少なくとも1つの色素、または有
機染料が使用される。これらの染料は、存在する場合に
は、組成物の全重量に関して、0.01から25重量
%、より好ましくは、0.5から20重量%の量で一般
的には使用される。
【0045】本発明に使用可能な有機色素としては、D
&Cレッド番号5、6、7、10、11、12、13、
および34、ラッカー(lacquers)D&Cイエロー番号5
およびD&Cレッド番号2、およびグアニンが挙げられ
る。本発明に使用可能な無機色素としては、二酸化チタ
ン、酸化鉄粉、鉄黒、べんがら、およびビスマス=オキ
シクロライドが挙げられる。
&Cレッド番号5、6、7、10、11、12、13、
および34、ラッカー(lacquers)D&Cイエロー番号5
およびD&Cレッド番号2、およびグアニンが挙げられ
る。本発明に使用可能な無機色素としては、二酸化チタ
ン、酸化鉄粉、鉄黒、べんがら、およびビスマス=オキ
シクロライドが挙げられる。
【0046】本発明の組成物はさらに、組成物の全重量
に関して、0.01から10重量%、より好ましくは、
5重量%よりも少ない量のアジュバントをさらに含有可
能である。添加剤の正確な量は、使用したアジュバント
に依存するものであり、当業者によって容易に定められ
るものである。
に関して、0.01から10重量%、より好ましくは、
5重量%よりも少ない量のアジュバントをさらに含有可
能である。添加剤の正確な量は、使用したアジュバント
に依存するものであり、当業者によって容易に定められ
るものである。
【0047】これらのアジュバントは特に、UVしゃへい
剤、保存剤、湿潤剤、分散剤、または消ほう剤、ワック
ス、乾燥または展着促進剤、または得られたフィルムの
硬度または光沢を向上させる化合物として、化粧品分野
において通常使用されるものである。
剤、保存剤、湿潤剤、分散剤、または消ほう剤、ワック
ス、乾燥または展着促進剤、または得られたフィルムの
硬度または光沢を向上させる化合物として、化粧品分野
において通常使用されるものである。
【0048】本発明による組成物はさらに、組成物の全
重量に関して0.01から5重量%、好ましくは、0.
1から1重量%の範囲で、少なくとも1つの増粘剤(th
ickening agent)を含有可能である。これらの水性フィ
ルム形成組成物の形成に適当な増粘剤としては、セルロ
ースおよびその誘導体たとえばカルボキシメチルセルロ
ースおよびヒドロキシエチルセルロース、シリケート
類、クレー類たとえばラポナイト(laponite)、合成ポ
リマー類たとえばアクリルポリマー類または疎水性鎖に
よって変性されたポリウレタンまたはヒドロキシエチル
セルロースタイプの結合ポリマー類、および、天然ゴム
類たとえばカラゲナンゴムまたはキサンタン(xantha
n)ゴムが挙げられる。
重量に関して0.01から5重量%、好ましくは、0.
1から1重量%の範囲で、少なくとも1つの増粘剤(th
ickening agent)を含有可能である。これらの水性フィ
ルム形成組成物の形成に適当な増粘剤としては、セルロ
ースおよびその誘導体たとえばカルボキシメチルセルロ
ースおよびヒドロキシエチルセルロース、シリケート
類、クレー類たとえばラポナイト(laponite)、合成ポ
リマー類たとえばアクリルポリマー類または疎水性鎖に
よって変性されたポリウレタンまたはヒドロキシエチル
セルロースタイプの結合ポリマー類、および、天然ゴム
類たとえばカラゲナンゴムまたはキサンタン(xantha
n)ゴムが挙げられる。
【0049】増粘剤としては、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ラポナイトおよび結合ポリウレタン類が好ましく
は、使用される。さらに、本発明の組成物は、水中にお
いてコポリマーを乳化し、分散を促進するための界面活
性剤を含有可能である。
ース、ラポナイトおよび結合ポリウレタン類が好ましく
は、使用される。さらに、本発明の組成物は、水中にお
いてコポリマーを乳化し、分散を促進するための界面活
性剤を含有可能である。
【0050】本発明において特に使用可能な表面活性剤
は、好ましくは、10以上のHLB(親油性/親水性バラ
ンス)値を有する。これは、商業的に入手可能な、化粧
品的に許容可能な親水性剤からなり、特に、脂肪鎖を含
有する第4級アンモニウムと任意に結合する、HLB=1
4のポリエトキシ化非イオン性化合物からなるものであ
ってもよい。一般的には、組成物の全重量に関して、0
から10重量%、好ましくは、3から5重量%の表面活
性剤が、使用される。
は、好ましくは、10以上のHLB(親油性/親水性バラ
ンス)値を有する。これは、商業的に入手可能な、化粧
品的に許容可能な親水性剤からなり、特に、脂肪鎖を含
有する第4級アンモニウムと任意に結合する、HLB=1
4のポリエトキシ化非イオン性化合物からなるものであ
ってもよい。一般的には、組成物の全重量に関して、0
から10重量%、好ましくは、3から5重量%の表面活
性剤が、使用される。
【0051】以下、実施例をもって、本発明を例解し、
本発明の特徴および優位点を説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
本発明の特徴および優位点を説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
【0052】
【実施例】本発明は、ネイルエナメルの製造に適してい
るため、以下の実施例1から3は、エナメルに関するも
のであるが、上記のように、他の化粧品用用途にも適用
可能である。実施例5および6は、2つの異なったタイ
プの化粧品用途を例解するものである。
るため、以下の実施例1から3は、エナメルに関するも
のであるが、上記のように、他の化粧品用用途にも適用
可能である。実施例5および6は、2つの異なったタイ
プの化粧品用途を例解するものである。
【0053】以下の組成物は、任意に保存剤および水混
和性溶媒(アルコール)を含有して、水において、フル
オロコポリマーである、フォラペール(Foraperle)を
分散し、この分散物に、フィルム形成材料、任意に増粘
剤、ワックス、次いで色素を添加することによって、攪
拌しながら得られるものである。実施例において、比率
は、重量%で表わされるものである。
和性溶媒(アルコール)を含有して、水において、フル
オロコポリマーである、フォラペール(Foraperle)を
分散し、この分散物に、フィルム形成材料、任意に増粘
剤、ワックス、次いで色素を添加することによって、攪
拌しながら得られるものである。実施例において、比率
は、重量%で表わされるものである。
【0054】 実施例1:ネイルエナメル組成物(対照) −サンクール(Sancure)878(37.5%)* 75.0 −DCレッド30 0.5 −TiO2 0.5 −結合ポリウレタン増粘剤(会社セルボ(SERVO)から入手される’SER AD Fx1 100’) 0.3 −保存剤 0.04 −水 qs 100 (*)括弧内の数字は、活性材料の比率を示す。
【0055】このエナメルは、容易に爪に適用され、乾
燥時間が短いものである。乾燥後に得られたフィルム
は、連続して、光沢があり、しかも均一である。
燥時間が短いものである。乾燥後に得られたフィルム
は、連続して、光沢があり、しかも均一である。
【0056】 実施例2:ネイルエナメル組成物 −サンクール878(39%)* 70.00 −SER AD Fx1100 0.3 −DCレッド30 0.5 −保存剤 0.02 −フォラペール145(25%)* 4.00 −水 qs 100
【0057】実施例2のネイルエナメルは、実施例1の
ネイルエナメルと同様の特性を有する。フォラペールを
添加することによって、エナメルの化粧品特性が維持さ
れるものである。さらに、エナメルの耐水性が向上する
ことが観察される。
ネイルエナメルと同様の特性を有する。フォラペールを
添加することによって、エナメルの化粧品特性が維持さ
れるものである。さらに、エナメルの耐水性が向上する
ことが観察される。
【0058】 実施例3:ネイルエナメル組成物 −サンクール878(39%)* 72.00 −SER AD Fx1100 0.08 −DCレッド30 0.5 −保存剤 0.02 −フォラペール333(28%)* 3.6 −イソプロパノール 13.8 −水 qs 100
【0059】実施例3のネイルエナメルは、実施例2の
ネイルエナメルと同等の特性を有する。少量のアルコー
ルが存在することによって、その除去性が向上する。
ネイルエナメルと同等の特性を有する。少量のアルコー
ルが存在することによって、その除去性が向上する。
【0060】 実施例4:ネイルエナメル組成物 −サンクール878(37.2%)* 72.6 −フォラペール145(25%)* 22.4 −SER AD Fx1100 0.08 −色素DCレッド30 0.5 −保存剤 0.02 −水 qs 100
【0061】実施例4のネイルエナメルは、実施例2お
よび3のネイルエナメルと同等の特性を有する。
よび3のネイルエナメルと同等の特性を有する。
【0062】実施例5:組成物におけるフルオロポリマ
ーの比率の影響 以下の表1は、実施例2、4および以下の対照例の組成
物を用いて得られたフィルムの特性を示す。 対照例: −サンクール878(37.2%)* / −フォラペール145(25%)* 80.0 −SER AD Fx1100 0.25 −色素DCレッド30 1.0 −保存剤 0.05 −水 qs 100
ーの比率の影響 以下の表1は、実施例2、4および以下の対照例の組成
物を用いて得られたフィルムの特性を示す。 対照例: −サンクール878(37.2%)* / −フォラペール145(25%)* 80.0 −SER AD Fx1100 0.25 −色素DCレッド30 1.0 −保存剤 0.05 −水 qs 100
【0063】
【表1】
【0064】光沢度は、フィルムの視感反射率に対応す
る。耐水性は、以下のようにして決定されるものであ
る。表1から、本発明の組成物においては、フォラペー
ルは1%または5%の濃度において耐水性を向上させる
が、実質的には5%の濃度において光沢度が減少し、こ
れは、所望しないことである。満足するものを得るため
には、フィルムは、75以上の光沢度を有するべきであ
る。
る。耐水性は、以下のようにして決定されるものであ
る。表1から、本発明の組成物においては、フォラペー
ルは1%または5%の濃度において耐水性を向上させる
が、実質的には5%の濃度において光沢度が減少し、こ
れは、所望しないことである。満足するものを得るため
には、フィルムは、75以上の光沢度を有するべきであ
る。
【0065】フォラペールが単独で使用される場合(対
照例)、得られたフィルムの光沢度は良好なものではな
く(むしろ、曇っている);その耐水性は平均的であ
り、その被覆力は、ないに等しい(少なくとも3回被覆
することが必要である)。したがって、フォラペールは
実際、好ましくは、5%より少ない比率で他の水性フィ
ルム形成分散物と組み合わせて、添加剤として使用可能
である。
照例)、得られたフィルムの光沢度は良好なものではな
く(むしろ、曇っている);その耐水性は平均的であ
り、その被覆力は、ないに等しい(少なくとも3回被覆
することが必要である)。したがって、フォラペールは
実際、好ましくは、5%より少ない比率で他の水性フィ
ルム形成分散物と組み合わせて、添加剤として使用可能
である。
【0066】実施例6:エナメルの耐水性 本発明によるウォーターベースのネイルエナメルと、従
来技術によるネイルエナメルに関する比較テストを以下
のように行う。
来技術によるネイルエナメルに関する比較テストを以下
のように行う。
【0067】得られたフィルムの耐水性を、2つの異な
った方法で照査可能である: −温水(45℃)で界面活性剤を加えて攪拌した、ケラ
チン上の得られた各フィルムの変化を観察するか、また
は、 −得られた各フィルムに水滴をおき、エナメルのフィル
ムとこの液滴とが形成する角度を測定することによっ
て、照査可能である。角度が大きければ大きいほど、水
が付着した表面でよりはじかれるものである。
った方法で照査可能である: −温水(45℃)で界面活性剤を加えて攪拌した、ケラ
チン上の得られた各フィルムの変化を観察するか、また
は、 −得られた各フィルムに水滴をおき、エナメルのフィル
ムとこの液滴とが形成する角度を測定することによっ
て、照査可能である。角度が大きければ大きいほど、水
が付着した表面でよりはじかれるものである。
【0068】これら2つのテストは、本発明による、フ
ルオロコポリマーを含有するポリウレタン分散物(サン
クール878)をベースにしたウォーターベースのネイ
ルエナメル、および、従来技術によるフルオロコポリマ
ーを含有しないものに対して行われた。
ルオロコポリマーを含有するポリウレタン分散物(サン
クール878)をベースにしたウォーターベースのネイ
ルエナメル、および、従来技術によるフルオロコポリマ
ーを含有しないものに対して行われた。
【0069】水中におけるフィルムの耐性テスト エナメルを、一定の湿度と温度で1時間乾燥して放置し
たケラチンサンプルにつける。このケラチンサンプルを
次いで、洗浄剤(1%ティポール(Teepol)(登録商
標))の存在下、温水(45℃)中で攪拌する。フィル
ムの変化を次いで観察する;時間の関数として、白濁、
脱色、溶解、および剥離を観察する。結果を以下の表2
に示す。
たケラチンサンプルにつける。このケラチンサンプルを
次いで、洗浄剤(1%ティポール(Teepol)(登録商
標))の存在下、温水(45℃)中で攪拌する。フィル
ムの変化を次いで観察する;時間の関数として、白濁、
脱色、溶解、および剥離を観察する。結果を以下の表2
に示す。
【0070】
【表2】
【0071】表2より、本発明によるコポリマーを使用
した試験組成物は、コポリマーを使用しない試験組成物
よりもより耐水性を有するものであることが観察され
る。
した試験組成物は、コポリマーを使用しない試験組成物
よりもより耐水性を有するものであることが観察され
る。
【0072】水滴テスト 得られたエナメルのフィルム表面と水滴とで形成される
角度を、各試験組成物に関して測定する。得られた結果
を以下の表3に示す。
角度を、各試験組成物に関して測定する。得られた結果
を以下の表3に示す。
【0073】
【表3】
【0074】表3から、本発明による試験組成物を用い
て得られた角度は、コポリマーを使用しない試験組成物
の角度よりも大きいことが観察される。これは、本発明
によって得られたフィルムが、コポリマーを使用しない
試験組成物よりも、より水をはじくものであることを示
す。
て得られた角度は、コポリマーを使用しない試験組成物
の角度よりも大きいことが観察される。これは、本発明
によって得られたフィルムが、コポリマーを使用しない
試験組成物よりも、より水をはじくものであることを示
す。
【0075】 実施例7:’マスカラ’組成物 −みつろう 10.0 −カルナウバろう 2.0 −パラフィン 7.0 −ステアリン酸トリエタノールアミン 10.0 −鉄黒 3.0 −群青 1.5 −アラビアゴム 2.0 −ヒドロキシエチルセルロース 1.0 −パンテノール 1.0 −保存剤 0.3 −水性フィルム形成分散物(34%)* (サンクール:SANCURE2060) 15.0 −フォラペール145(25%)* 4.0 −水 qs 100
【0076】まつげにつけると、このマスカラは、良好
な耐水性を示すものである。
な耐水性を示すものである。
【0077】 実施例8:’アイライナー’組成物 −ポリビニルアルコール 2.0 −プロピレングリコール 5.0 −ヒドロキシエチルセルロース 0.1 −ラポナイト(Laponite) 0.2 −硫酸ラウリルナトリウム 0.1 −鉄黒 15.0 −水性フィルム形成分散物(34%)* (サンクール:SANCURE2060) 14.7 −フォラペール145(25%)* 4.0 −水 qs 100
【0078】アイライナーとして使用すると、このアイ
ライナーは良好な耐水性を示すものである。
ライナーは良好な耐水性を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/043 C08K 5/00 C08L 27/12 LFR 33/06 75/04 NGG 101/00 LSZ
Claims (19)
- 【請求項1】 水性媒体におけるフィルム形成組成物で
あって、前記水性媒体に分散した、少なくとも1つのフ
ィルム形成材料と、少なくとも第1フルオロビニルモノ
マーと少なくとも式(A): 【化1】 式中、R1は、水素原子またはC1〜C4アルキル基を示し、
R2は、C1〜C6アルキル基、C2〜C4ヒドロキシカーボン基
または基−(CH2)p−NH−R3、ここでR3はC1〜C6アルキ
ルまたはシクロアルキルであり、pは1から4の整数で
ある、で表わされる第2モノマーとの共重合化によって
得られるフルオロコポリマーとを含有することを特徴と
する、フィルム形成組成物。 - 【請求項2】 組成物の全重量に関して、水混和性有機
溶媒を30重量%よりも少なく含有することを特徴とす
る、特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 - 【請求項3】 有機溶媒を含有しないことを特徴とす
る、特許請求の範囲第1または2項に記載の組成物。 - 【請求項4】 R2がC1〜C6アルキル基であることを特徴
とする、特許請求の範囲第1ないし3項のいずれか1項
に記載の組成物。 - 【請求項5】 第1モノマーが、式(B): 【化2】 式中、R4は、水素原子またはC1〜C4アルキル基を示し;
Yは、C1〜C6アルキレン基を示し、R5は、水素原子がい
くらかまたは全てフッ素原子に置換されたC1〜C20アル
キル基を示す、で表わされることを特徴とする、特許請
求の範囲第1ないし4項のいずれか1項に記載の組成
物。 - 【請求項6】 第1モノマーが、式: 【化3】 式中、nは、4から16の範囲であり、xが1または2で
ある、で表わされることを特徴とする、特許請求の範囲
第1ないし5項のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項7】 第1モノマーが、式: 【化4】 式中、mは、4から16の範囲であり、xが1または2で
ある、で表わされることを特徴とする、特許請求の範囲
第1ないし5項のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項8】 第1モノマーが、式: 【化5】 式中、R4=Hまたは−CH3であり、pは、6から16の範
囲、たとえば6または8である、で表わされることを特
徴とする、特許請求の範囲第1ないし5項のいずれか1
項に記載の組成物。 - 【請求項9】 組成物の全重量に関して、フルオロコポ
リマーが、0.005から10重量%存在することを特
徴とする、特許請求の範囲第1ないし8項のいずれか1
項に記載の組成物。 - 【請求項10】 フィルム形成材料が、少なくとも1つ
のフィルム形成ポリマーからなることを特徴とする、特
許請求の範囲第1ないし9項のいずれか1項に記載の組
成物。 - 【請求項11】 ポリマーが、ポリウレタン類、ビニル
およびアクリルポリマー類、およびスチレン−アクリル
ポリマー類から選択されることを特徴とする、特許請求
の範囲第10項に記載の組成物。 - 【請求項12】 フルオロコポリマーを乳化させるため
の界面活性剤を含有することを特徴とする、特許請求の
範囲第1ないし11項のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項13】 さらに、染料および/または色素を含
有することを特徴とする、特許請求の範囲第1ないし1
2項のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項14】 さらに、増粘剤を含有することを特徴
とする、特許請求の範囲第1ないし13項のいずれか1
項に記載の組成物。 - 【請求項15】 重量%単位で、 −0.005%から10%のフルオロコポリマー、 −2%から60%のフィルム形成材料、 −0%から10%の界面活性剤、 −0%から10%のアジュバント、 −0%から25%の染料、 −0%から5%の増粘剤、および −全部で100%となるのに十分な水を含有することを
特徴とする、特許請求の範囲第1ないし14項のいずれ
か1項に記載の組成物。 - 【請求項16】 組成物の全重量に関して、フルオロコ
ポリマーが、0.5から5重量%存在することを特徴と
する、特許請求の範囲第1ないし15項のいずれか1項
に記載の組成物。 - 【請求項17】 組成物の全重量に関して、フィルム形
成材料が、4から30重量%存在することを特徴とす
る、特許請求の範囲第1ないし16項のいずれか1項に
記載の組成物。 - 【請求項18】 マスカラ、アイライナー、およびヘア
・スプレーから選択される化粧品組成物の形態で提供さ
れることを特徴とする、特許請求の範囲第1ないし17
項のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項19】 ネイルエナメルの形態で提供されるこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第1ないし17項のい
ずれか1項に記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9315069 | 1993-12-15 | ||
FR9315069A FR2713649B1 (fr) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | Composition filmogène contenant un copolymère d'alkyle perfluoré, utilisable comme vernis à ongles. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07207102A true JPH07207102A (ja) | 1995-08-08 |
JP2682960B2 JP2682960B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=9453959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6290177A Expired - Fee Related JP2682960B2 (ja) | 1993-12-15 | 1994-11-24 | ネイルエナメルとして使用可能な、フルオロアルキルコポリマーを含有するフィルム形成組成物 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5911973A (ja) |
EP (1) | EP0658609B1 (ja) |
JP (1) | JP2682960B2 (ja) |
AT (1) | ATE210708T1 (ja) |
CA (1) | CA2137736A1 (ja) |
DE (1) | DE69429414T2 (ja) |
ES (1) | ES2169733T3 (ja) |
FR (1) | FR2713649B1 (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09328414A (ja) * | 1996-06-06 | 1997-12-22 | Mitsubishi Chem Corp | 毛髪化粧料 |
JPH101415A (ja) * | 1996-03-13 | 1998-01-06 | L'oreal Sa | ケラチン基体に適用される化粧品組成物およびその使用 |
JPH10175846A (ja) * | 1996-12-11 | 1998-06-30 | L'oreal Sa | 皮膜形成ポリマーとフッ化ワックス分散物の組み合わせを含む化粧品組成物、及びその組み合わせの使用 |
JPH10298033A (ja) * | 1997-04-28 | 1998-11-10 | L'oreal Sa | 皮膜形成フッ素化ポリマーを含む組成物 |
JPH11158037A (ja) * | 1997-11-27 | 1999-06-15 | Mitsubishi Chemical Corp | 化粧料 |
JPH11158039A (ja) * | 1997-11-27 | 1999-06-15 | Mitsubishi Chemical Corp | 水系美爪料 |
JPH11507396A (ja) * | 1996-03-04 | 1999-06-29 | ロレアル | 重合システムを含有する組成物および前記システムの用途 |
JP2000063241A (ja) * | 1998-08-12 | 2000-02-29 | L'oreal Sa | 高粘度水性ネイルエナメル |
JP2001048750A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-02-20 | L'oreal Sa | ポリウレタンと繊維を含むマスカラ |
JP2002179532A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-06-26 | L'oreal Sa | フィルム形成性化粧品組成物 |
JP2003137732A (ja) * | 2001-10-17 | 2003-05-14 | L'oreal Sa | フィルム形成性化粧品組成物 |
JP2016523914A (ja) * | 2013-06-28 | 2016-08-12 | ロレアル | 毛髪を処置するための組成物及び方法 |
JP2016148033A (ja) * | 2015-02-06 | 2016-08-18 | ジャパンコーティングレジン株式会社 | ウレタン−(メタ)アクリル複合樹脂、及びその水性分散液 |
US10195122B2 (en) | 2014-12-19 | 2019-02-05 | L'oreal | Compositions and methods for hair |
US10709658B2 (en) | 2013-06-28 | 2020-07-14 | L'oreal | Compositions and methods for treating hair |
US10864156B2 (en) | 2013-06-28 | 2020-12-15 | L'oreal | Compositions and methods for treating hair |
US10874601B2 (en) | 2013-06-28 | 2020-12-29 | L'oreal | Compositions and methods for treating hair |
US10898427B2 (en) | 2013-06-28 | 2021-01-26 | L'oreal | Compositions and methods for treating hair |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2740330B1 (fr) | 1995-10-27 | 1997-12-05 | Oreal | Composition comprenant un systeme polymerique et utilisation dudit systeme |
FR2762509B1 (fr) | 1997-04-28 | 2003-03-07 | Oreal | Composition cosmetique ou dermatologique comprenant un polymere filmogene, procede de maquillage et de traitement non therapeutique |
FR2775593B1 (fr) | 1998-03-09 | 2002-06-14 | Oreal | Composition filmogene comprenant un polyurethane en dispersion aqueuse et un agent plastifiant |
US6136300A (en) * | 1998-05-01 | 2000-10-24 | The Procter & Gamble Company | Long wear nail polish having adhesion, toughness, and hardness |
US6080414A (en) * | 1998-05-01 | 2000-06-27 | The Proctor & Gamble Company | Long wear nail polish |
US6080413A (en) * | 1998-05-01 | 2000-06-27 | The Procter & Gamble Company | Polyurethane nail polish compositions |
US6197316B1 (en) | 1998-05-01 | 2001-03-06 | The Procter & Gamble Company | Nail polish kits |
US5965111A (en) * | 1998-05-01 | 1999-10-12 | The Procter & Gamble Company | Fast drying water-borne nail polish |
US6123931A (en) * | 1998-05-01 | 2000-09-26 | The Procter & Gamble Company | Polyurethane and polyacryl nail polish compositions |
US6306375B1 (en) | 1998-05-01 | 2001-10-23 | The Procter & Gamble Company | Long wear nail polish having defined surface properties |
FR2788687B1 (fr) | 1998-12-14 | 2002-05-31 | Oreal | Produit de mascara comprenant un polyurethane |
US6613314B1 (en) * | 2000-07-27 | 2003-09-02 | L'oreal | Reshapable hair styling composition comprising polyurethane dispersions |
FR2823104B1 (fr) * | 2001-04-10 | 2005-06-10 | Oreal | Mascara comprenant un polymere acrylique |
US7455831B2 (en) | 2002-07-08 | 2008-11-25 | L'oreal S.A. | Nail varnish |
FR2841775B1 (fr) * | 2002-07-08 | 2005-12-23 | Oreal | Vernis a ongles |
US7993632B2 (en) * | 2002-12-20 | 2011-08-09 | L'oreal S.A. | Composition for coating keratin fibres having a threading nature |
FR2889063B1 (fr) * | 2005-07-29 | 2009-07-03 | Oreal | Vernis a ongles comprenant un polymere a chaine(s) polyoxyalkylene |
WO2007127065A2 (en) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Living Proof, Inc. | In situ polymerization for hair treatment |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61236806A (ja) * | 1985-03-20 | 1986-10-22 | ソシエテ アトケム | フルオロコポリマーおよびその種々の基材の疎水性並びに疎油性処理での使用 |
JPH05148122A (ja) * | 1991-11-28 | 1993-06-15 | Kao Corp | 水系美爪料 |
JPH05279541A (ja) * | 1992-01-22 | 1993-10-26 | Bayer Ag | フツ素含有コポリマー類の混合物 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3822228A (en) * | 1969-11-10 | 1974-07-02 | Air Prod & Chem | Fluorochemical surfactants for latex paints |
CA922035A (en) * | 1969-11-10 | 1973-02-27 | G. Petrella Robert | Fluorochemical surfactants for latex paints |
FR2175332A5 (ja) * | 1972-03-10 | 1973-10-19 | Ugine Kuhlmann | |
US3928113A (en) * | 1973-06-14 | 1975-12-23 | Clairol Inc | Method for coating human nails |
US3959462A (en) * | 1974-08-26 | 1976-05-25 | The Procter & Gamble Company | Hair care products containing flourocarbon polymers for keeping hair cleaner longer |
US4135524A (en) * | 1977-03-30 | 1979-01-23 | Clairol Incorporated | Process for reducing critical surface tension and coefficient of friction in hair |
FR2540131B1 (fr) * | 1983-01-28 | 1986-04-04 | Atochem | Compositions et procede pour le traitement oleophobe et hydrophobe des materiaux de construction |
US4792444A (en) * | 1985-06-14 | 1988-12-20 | Kao Corporation | Cosmetic comprising fluoroalkyl (meth)acrylate copolymers |
DE4027594A1 (de) * | 1990-08-31 | 1992-03-05 | Herberts Gmbh | Wasserverduennbares copolymerisat, dessen herstellung und verwendung, sowie waessrige ueberzugsmittel |
JP2946119B2 (ja) * | 1990-12-07 | 1999-09-06 | 花王株式会社 | 乳化化粧料 |
WO1992016103A1 (en) * | 1991-03-15 | 1992-10-01 | Redline Products, Inc. | Protective compositions |
FR2688006A1 (fr) * | 1992-02-27 | 1993-09-03 | Oreal | Dispersion d'un hydrocarbure fluore dans une solution aqueuse d'un polymere filmogene et son utilisation pour la formation de films composites notamment en cosmetique. |
-
1993
- 1993-12-15 FR FR9315069A patent/FR2713649B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-11-03 DE DE69429414T patent/DE69429414T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-11-03 AT AT94402480T patent/ATE210708T1/de not_active IP Right Cessation
- 1994-11-03 ES ES94402480T patent/ES2169733T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-03 EP EP94402480A patent/EP0658609B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-24 JP JP6290177A patent/JP2682960B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-09 CA CA002137736A patent/CA2137736A1/fr not_active Abandoned
-
1996
- 1996-05-22 US US08/651,533 patent/US5911973A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61236806A (ja) * | 1985-03-20 | 1986-10-22 | ソシエテ アトケム | フルオロコポリマーおよびその種々の基材の疎水性並びに疎油性処理での使用 |
JPH05148122A (ja) * | 1991-11-28 | 1993-06-15 | Kao Corp | 水系美爪料 |
JPH05279541A (ja) * | 1992-01-22 | 1993-10-26 | Bayer Ag | フツ素含有コポリマー類の混合物 |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004043500A (ja) * | 1996-03-04 | 2004-02-12 | L'oreal Sa | 重合システムを含有する組成物および前記システムの使用 |
JPH11507396A (ja) * | 1996-03-04 | 1999-06-29 | ロレアル | 重合システムを含有する組成物および前記システムの用途 |
JPH101415A (ja) * | 1996-03-13 | 1998-01-06 | L'oreal Sa | ケラチン基体に適用される化粧品組成物およびその使用 |
JPH09328414A (ja) * | 1996-06-06 | 1997-12-22 | Mitsubishi Chem Corp | 毛髪化粧料 |
JPH10175846A (ja) * | 1996-12-11 | 1998-06-30 | L'oreal Sa | 皮膜形成ポリマーとフッ化ワックス分散物の組み合わせを含む化粧品組成物、及びその組み合わせの使用 |
JPH10298033A (ja) * | 1997-04-28 | 1998-11-10 | L'oreal Sa | 皮膜形成フッ素化ポリマーを含む組成物 |
JPH11158037A (ja) * | 1997-11-27 | 1999-06-15 | Mitsubishi Chemical Corp | 化粧料 |
JPH11158039A (ja) * | 1997-11-27 | 1999-06-15 | Mitsubishi Chemical Corp | 水系美爪料 |
JP2000063241A (ja) * | 1998-08-12 | 2000-02-29 | L'oreal Sa | 高粘度水性ネイルエナメル |
JP2001048750A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-02-20 | L'oreal Sa | ポリウレタンと繊維を含むマスカラ |
JP2002179532A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-06-26 | L'oreal Sa | フィルム形成性化粧品組成物 |
JP2003137732A (ja) * | 2001-10-17 | 2003-05-14 | L'oreal Sa | フィルム形成性化粧品組成物 |
JP2016523914A (ja) * | 2013-06-28 | 2016-08-12 | ロレアル | 毛髪を処置するための組成物及び方法 |
US10709658B2 (en) | 2013-06-28 | 2020-07-14 | L'oreal | Compositions and methods for treating hair |
US10864156B2 (en) | 2013-06-28 | 2020-12-15 | L'oreal | Compositions and methods for treating hair |
US10874601B2 (en) | 2013-06-28 | 2020-12-29 | L'oreal | Compositions and methods for treating hair |
US10898427B2 (en) | 2013-06-28 | 2021-01-26 | L'oreal | Compositions and methods for treating hair |
US10973752B2 (en) | 2013-06-28 | 2021-04-13 | L'oreal | Compositions for treating hair |
US10195122B2 (en) | 2014-12-19 | 2019-02-05 | L'oreal | Compositions and methods for hair |
JP2016148033A (ja) * | 2015-02-06 | 2016-08-18 | ジャパンコーティングレジン株式会社 | ウレタン−(メタ)アクリル複合樹脂、及びその水性分散液 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5911973A (en) | 1999-06-15 |
FR2713649B1 (fr) | 1996-08-02 |
CA2137736A1 (fr) | 1995-06-16 |
EP0658609A1 (fr) | 1995-06-21 |
JP2682960B2 (ja) | 1997-11-26 |
EP0658609B1 (fr) | 2001-12-12 |
DE69429414T2 (de) | 2002-06-06 |
FR2713649A1 (fr) | 1995-06-16 |
DE69429414D1 (de) | 2002-01-24 |
ES2169733T3 (es) | 2002-07-16 |
ATE210708T1 (de) | 2001-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2682960B2 (ja) | ネイルエナメルとして使用可能な、フルオロアルキルコポリマーを含有するフィルム形成組成物 | |
US6517823B1 (en) | High gloss mascara | |
JP2623168B2 (ja) | まつ毛を被覆するための耐水性組成物とその製造方法 | |
CA2474708C (en) | Aqueous cosmetic coloring and gloss compositions having film formers | |
DE69832284T2 (de) | Abriebfeste kosmetika | |
US20100104610A1 (en) | Color cosmetics comprising a random terpolymer | |
KR20040019048A (ko) | 방수성, 내마모성 모발 및 화장용 화장품 | |
US8080238B2 (en) | Oil-based cosmetic composition | |
EP1085850A1 (en) | Fast drying water-borne nail polish | |
JP2002513735A (ja) | 特定の表面特性を有する長期付着性ネールポリッシュ | |
WO1999056710A1 (en) | Polyurethane and polyacryl nail polish compositions | |
JP2002513741A (ja) | マニキュア液キット | |
US6080413A (en) | Polyurethane nail polish compositions | |
US6113925A (en) | Method of forming a film using a composition containing a fluoroalkyl copolymer | |
US20040156814A1 (en) | Cosmetic eye-care compositions comprising a low molecular weight cationic copolymer | |
US5672647A (en) | Aqueous nail varnish containing a film-forming polymeric dispersion and a perfluoroalkyl compound | |
US20190159994A1 (en) | Mascara compositions including vinylpyrrolidone homopolymer and a secondary film-forming polymer | |
WO2004089316A1 (ja) | 化粧料用顔料及びそれを含有する化粧料 | |
JPH06102607B2 (ja) | 化粧料 | |
JPH11106313A (ja) | まつ毛用化粧料 | |
WO2019108472A1 (en) | Mascara compositions including vinylpyrrolidone homopolymer and an additional film-forming polymer | |
JPH1087435A (ja) | メーキャップ化粧料 | |
JPH0798732B2 (ja) | 粉末メ−クアップ化粧料 | |
WO2013049823A2 (en) | Water in oil emulsions with high water content |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970701 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |