JPH07196776A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH07196776A JPH07196776A JP6000419A JP41994A JPH07196776A JP H07196776 A JPH07196776 A JP H07196776A JP 6000419 A JP6000419 A JP 6000419A JP 41994 A JP41994 A JP 41994A JP H07196776 A JPH07196776 A JP H07196776A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- curing agent
- resin composition
- epoxy
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G59/00—Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
- C08G59/18—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
- C08G59/182—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing using pre-adducts of epoxy compounds with curing agents
- C08G59/184—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing using pre-adducts of epoxy compounds with curing agents with amines
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G59/00—Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
- C08G59/18—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
- C08G59/68—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the catalysts used
- C08G59/681—Metal alcoholates, phenolates or carboxylates
- C08G59/682—Alcoholates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
Abstract
るエポキシ樹脂、(2)固体分散型アミンアダクト系潜
在性硬化剤、および(3)金属アルコキシドを必須成分
として含有するエポキシ樹脂組成物。 【効果】 金属アルコキシドを添加することによりエポ
キシ樹脂の種類や希釈剤等の添加剤に左右されない優れ
た貯蔵安定性と低温速硬化性を有した一液型エポキシ樹
脂組成物の提供が可能となる。
Description
脂組成物に関するものである。さらに詳しくは貯蔵安定
性に優れ、且つ加熱によってすみやかに硬化し性能の優
れた硬化物を与える一液型エポキシ樹脂組成物に関する
ものである。
は、ポリアミン系硬化剤等を用いて硬化させることによ
り、電気的、機械的および化学的に優れた硬化物を与え
るため、電気絶縁材料、各種成形品、接着剤あるいは塗
料等の多方面に用いられている。現在一般的に用いられ
ているエポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂を主成分と
する主剤成分と酸無水物やポリアミン化合物等を主成分
とする硬化剤成分とからなる二成分系のものである。二
成分系エポキシ樹脂組成物は室温、または低温で硬化さ
せることができる反面、二成分を混合後の可使時間に限
りがあるので作業者は使用時にその都度組成物を調製し
なければならない。その際、各成分の計量、混合あるい
は攪拌等の煩雑且つ精密な作業が必要であり、作業性が
悪いばかりでなく誤差が生じる恐れもある。さらに余っ
た組成物を保存しておくことができないため廃棄処理が
必要である等の欠点があった。
にいくつかの一液型エポキシ樹脂組成物が提案されてい
る。例えば、ジシアンジアミド、二塩基酸ジヒドラジ
ド、三フッ化ホウ素−アミンアダクト、グアナミン類、
メラミン等のような潜在性硬化剤をエポキシ樹脂に配合
したものが挙げられる。しかし、ジシアンジアミド、二
塩基酸ジヒドラジド、グアナミン類は貯蔵安定性に優れ
ているが150℃以上の高温、長時間硬化を必要とする
欠点があり、また、三フッ化ホウ素−アミンアダクトは
吸湿性が大きく、硬化物の諸特性にも悪影響を与え、さ
らに金属に対する腐食性を有する等実用上満足できるも
のとはいえなかった。このような現状を鑑み、優れた貯
蔵安定性と低温速硬化性を兼ね備え、且つ硬化後の硬化
物の性能に優れたエポキシ樹脂組成物が望まれていた。
物を例えばエポキシ化合物等と付加反応させて得られ
る、いわゆる固体分散型アミンアダクト系潜在性硬化剤
を硬化剤として用いる方法が提案されている。その例と
して、例えば特開昭56−155222、特開昭57−
100127でジアルキルアミンとエポキシ樹脂を反応
させて得られる硬化剤、特開昭61−228018で
N,N−ジアルキルアミノアルキルアミンとエポキシ樹
脂との反応生成物を多価フェノール化合物と溶融マスキ
ングして得られる硬化剤、特公平3−70736で3級
アミノ基を有する粉末状アミンとポリイソシアネートを
接触させて得られる硬化剤、特開平3−296525で
N,N−ジアルキルアミノアルキルアミン、分子内に活
性水素を1あるいは2個持ち環状構造を持つアミンとジ
イソシアネートの反応の際に第3成分として1分子内に
エポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂を反応させて
得られる硬化剤、特公平1−60164で3級アミノ基
を有するフェノールまたはアルコールとエポキシ樹脂を
反応させて得られる硬化剤を使用する方法等が挙げられ
る。しかしながら上記の方法により得られる固体分散型
潜在性硬化剤は、低温硬化性と貯蔵安定性を共に備える
ものの実用上満足できるものではなかった。また用いる
エポキシ樹脂または希釈剤等の添加剤によって貯蔵安定
性が著しく損なわれる等の欠点を有し、必ずしも満足で
きるものではなかった。さらにこれらを改良すべく、固
体分散型潜在性硬化剤の表面をアルミニウムアルコレー
トやアルミニウムキレート化合物で処理した組成物が提
案されているが(特開昭63−223027)、貯蔵安
定性の面で充分満足できるものではなかった。
剤等の添加剤によって左右されることのない優れた貯蔵
安定性、低温速硬化性を有し、且つ硬化後の硬化物の性
能に優れ、容易に製造可能な一液型エポキシ樹脂組成物
の出現が大いに要望されていた。
るエポキシ樹脂や希釈剤等の添加剤によって左右される
ことのない優れた貯蔵安定性、低温速硬化性を有し、且
つ硬化後の硬化物の電気特性、機械的特性、熱的特性、
化学的特性に優れ、容易に製造可能な一液型エポキシ樹
脂組成物を提供することである。
重ねた結果、チタンおよび/またはジルコニウムの金属
アルコキシドを加えることにより上記課題を解決した一
液型エポキシ樹脂組成物を見いだし本発明をなすに至っ
たものである。
2個以上有するエポキシ樹脂、(2)固体分散型アミン
アダクト系潜在性硬化剤、および(3)チタンおよび/
またはジルコニウムの金属アルコキシドを必須成分とし
て含有するエポキシ樹脂組成物に関するものである。
して1分子当り2個以上のエポキシ基を有するものであ
ればよい。例えば、ビスフェノールA、ビスフェノール
F、ビスフェノールAD、カテコール、レゾルシノール
等の多価フェノール、グリセリンやポリエチレングリコ
ール等の多価アルコールとエピクロルヒドリンを反応さ
せて得られるポリグリシジルエーテル;p−ヒドロキシ
安息香酸、β−ヒドロキシナフトエ酸のようなヒドロキ
シカルボン酸とエピクロルヒドリンを反応させて得られ
るグリシジルエーテルエステル;フタル酸、テレフタル
酸のようなポリカルボン酸とエピクロルヒドリンを反応
させて得られるポリグリシジルエステル;さらには、エ
ポキシ化フェノールノボラック樹脂、エポキシ化クレゾ
ールノボラック樹脂、エポキシ化ポリオレフィン、環式
脂肪族エポキシ樹脂、その他ウレタン変性エポキシ樹脂
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
クト系潜在性硬化剤とは、室温ではエポキシ樹脂に不溶
性の固体で、加熱することによって可溶化し硬化剤とし
て機能するものであり、アミン化合物とエポキシ化合物
の反応生成物(アミン−エポキシアダクト系)やアミン
化合物とイソシアネート化合物または尿素化合物との反
応生成物(尿素型アダクト系)等のもの、更には、これ
らの硬化剤の表面をイソシアネート化合物や酸性化合物
で処理したものが挙げられる。
料として用いられるエポキシ化合物としては、例えば、
ビスフェノールA、ビスフェノールF、カテコール、レ
ゾルシノール等の多価フェノールまたはグリセリンやポ
リエチレングリコールのような多価アルコールとエピク
ロルヒドリンを反応させて得られるポリグリシジルエー
テル;p−ヒドロキシ安息香酸、β−ヒドロキシナフト
エ酸のようなヒドロキシカルボン酸とエピクロルヒドリ
ンを反応させて得られるグリシジルエーテルエステル;
フタル酸、テレフタル酸のようなポリカルボン酸とエピ
クロルヒドリンを反応させて得られるポリグリシジルエ
ステル;4,4’−ジアミノジフェニルメタンやm−ア
ミノフェノールなどから得られるグリシジルアミン化合
物;さらには、エポキシ化フェノールノボラック樹脂、
エポキシ化クレゾールノボラック樹脂、エポキシ化ポリ
オレフィン等の多官能性エポキシ化合物や、ブチルグリ
シジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、グリシ
ジルメタクリレート等の単官能性エポキシ化合物等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
料として用いられるアミン化合物は、エポキシ基または
イソシアネート基と付加反応しうる活性水素を1分子内
に1個以上有し、且つ1級アミノ基、2級アミノ基、3
級アミノ基のなかから選ばれた置換基を少なくとも1分
子内に1個以上有するものであれば良い。このような、
アミン化合物の例を以下に示すが、これらに限定される
ものではない。
レンテトラミン、n−プロピルアミン、2−ヒドロキシ
エチルアミノプロピルアミン、シクロヘキシルアミン、
ジメチルアミノプロピルアミン、ジブチルアミノプロピ
ルアミン、ジメチルアミノエチルアミン、ジエチルアミ
ノエチルアミン、N−メチルピペラジン等のようなアミ
ン化合物や、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミ
ダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−
フェニルイミダゾール等のイミダゾール化合物等のよう
な、分子内に3級アミノ基を有する1級もしくは2級ア
ミン類や、2−ジメチルアミノエタノール、1−メチル
−2−ジメチルアミノエタノール、1−フェノキシメチ
ル−2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミ
ノエタノール、1−ブトキシメチル−2−ジメチルアミ
ノエタノール、1−(2−ヒドロキシ−3−フェノキシ
プロピル)−2−メチルイミダゾール、1−(2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピル)−2−エチル−4−
メチルイミダゾール、1−(2−ヒドロキシ−3−ブト
キシプロピル)−2−メチルイミダゾール、1−(2−
ヒドロキシ−3−ブトキシプロピル)−2−エチル−4
−メチルイミダゾール、1−(2−ヒドロキシ−3−フ
ェノキシプロピル)−2−フェニルイミダゾリン、1−
(2−ヒドロキシ−3−ブトキシプロピル)−2−フェ
ニルイミダゾリン、2−(ジメチルアミノメチル)フェ
ノール、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)
フェノール、N−β−ヒドロキシエチルモルホリン、2
−ジメチルアミノエタンチオール、2−メルカプトピリ
ジン、2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカ
プトベンゾチアゾール、4−メルカプトピリジン、N,
N−ジメチルアミノ安息香酸、N,N−ジメチルグリシ
ン、ニコチン酸、イソニコチン酸、ピコリン酸、N,N
−ジメチルグリシンヒドラジド、N,N−ジメチルプロ
ピオン酸ヒドラジド、ニコチン酸ヒドラジド、イソニコ
チン酸ヒドラジド等のような、分子内に3級アミノ基を
有するアルコール類、フェノール類、チオール類、カル
ボン酸類、ヒドラジド類等が挙げられる。
合物を付加反応せしめ本発明に用いられる潜在性硬化剤
を製造する際に、第3成分として1分子内に活性水素を
2個以上有する活性水素化合物を添加することもでき
る。このような活性水素化合物としては、例えば、ビス
フェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、
ヒドロキノン、カテコール、レゾルシノール、ピロガロ
ール、フェノールノボラック樹脂等の多価フェノール
類;トリメチロールプロパン等の多価アルコール類;ト
リエチレンテトラミン、シクロヘキシルアミン、ピペラ
ジン、アニリンの様なアミン類;アジピン酸、フタル酸
等の多価カルボン酸類;1,2−ジメルカプトエタン、
2−メルカプトエタノール、1−メルカプト−3−フェ
ノキシ−2−プロパノール、メルカプト酢酸、アントラ
ニル酸、乳酸等が挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
際に用いられるイソシアネート化合物としては、例え
ば、n−ブチルイソシアネート、イソプロピルイソシア
ネート、フェニルイソシアネート、ベンジルイソシアネ
ート等のような単官能イソシアネート化合物;ヘキサメ
チレンジイソシアネート、トルイレンジイソシアネー
ト、1,5−ナフタレンジイソシアネート、ジフェニル
メタン−4,4’−ジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、キシリレンジイソシアネート、p−フェ
ニレンジイソシアネート、1,3,6−ヘキサメチレン
トリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシアネ
ート等のような多官能イソシアネート化合物;さらに
は、これらの多官能イソシアネート化合物と活性水素化
合物との反応によって得られる、末端イソシアネート基
含有化合物等も用いることができ、このような化合物の
例としては、トルイレンジイソシアネートとトリメチロ
ールプロパンの反応により得られる末端イソシアネート
基を有する付加反応物、トルイレンジイソシアネートと
ペンタエリスリトールの反応により得られる末端イソシ
アネート基を有する付加反応物等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。
の(a)エポキシ化合物またはイソシアネート化合物、
(b)アミン化合物、あるいは、(a)エポキシ化合物
またはイソシアネート化合物、(b)アミン化合物、
(c)活性水素化合物の各成分を混合し、室温から20
0℃の温度において反応させた後、固化、粉砕するか、
あるいは、メチルエチルケトン、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン等の溶媒中で反応させ、脱溶媒後、固形物を
粉砕することにより容易に得ることができる。
クト系潜在性硬化剤として市販されている代表的な例を
以下に示すが、これらに限定されるものではない。
は、「アミキュア PN−23」(味の素(株)商品
名)、「アミキュア PN−H」(味の素(株)商品
名)、「アミキュア MY−24」(味の素(株)商品
名)、「ハードナー H−3615S」(エー・シー・
アール・(株)商品名)、「ハードナー H−3293
S」(エー・シー・アール(株)商品名)、「ノバキュ
ア HX−3721」(旭化成(株)商品名)、「ノバ
キュア HX−3742」(旭化成(株)商品名)、
[Ancamine 2014AS」(パシフィック
アンカー ケミカル商品名)、[Ancamine 2
014FG」(パシフィック アンカー ケミカル商品
名)等が挙げられ、また尿素型アダクトとしては、「フ
ジキュア FXE−1000」(富士化成(株)商品
名)、「フジキュア FXR−1030」(富士化成
(株)商品名)等が挙げられる。
シドとしては、例えば、テトラメチルチタネート、テト
ラエチルチタネート、テトラ−n−プロピルチタネー
ト、テトライソプロピルチタネート、テトラ−n−ブチ
ルチタネート、テトライソブチルチタネート、テトラ−
tert−ブチルチタネート、テトラ−n−ペンチルチ
タネート、テトラ−n−ヘキシルチタネート、テトライ
ソオクチルチタネート、テトラ−n−ラウリルチタネー
ト、および、これらのオリゴマー等が挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。これらのなかで特にテ
トライソプロピルチタネートが好ましい。
ルコキシドとしては、例えば、テトラエチルジルコネー
ト、テトラ−n−プロピルジルコネート、テトライソプ
ロピルジルコネート、テトラ−n−ブチルジルコネー
ト、テトラ−sec−ブチルジルコネート、テトラ−t
ert−ブチルジルコネート、テトラ−n−ペンチルジ
ルコネート、テトラ−tert−ペンチルジルコネー
ト、テトラ−tert−ヘキシルジルコネート、テトラ
−n−ヘプチルジルコネート、テトラ−n−オクチルジ
ルコネート、テトラ−n−ステアリルジルコネート、お
よび、これらのオリゴマー等が挙げられるが、これらに
限定されるものではない。
加量が少なすぎると貯蔵安定性が低下し、逆に多すぎる
とエポキシ樹脂の硬化促進効果の低下を招くので、エポ
キシ樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、好
ましくは0.1〜5重量部の範囲である。
要に応じて充填剤、希釈剤、溶剤、顔料、可とう性付与
剤、カップリング剤、酸化防止剤等の各種添加剤を加え
ることができる。
を有し、接着剤、塗料、電気絶縁材料、積層構造体等の
広い分野にその特長を活かして利用することができる。
る。以下の実施例において、貯蔵安定性の評価は所定温
度(40℃)の恒温槽保存で流動性がなくなるまでの日
数を測定し、硬化性の評価は80℃または100℃での
ゲルタイムを安田式ゲルタイマーによって測定した。粘
度はJISK 6833で測定した。例中、部は重量部
を表す。
−807」(油化シェルエポキシ社商品名)100部
に、「アミキュア PN−23」20部とアエロジル2
00(日本アエロジル(株)商品名 微粒子状シリカ)
を1部加え室温で混合したものに、金属アルコキシドと
してテトラエチルチタネートを1部、テトライソプロピ
ルチタネートを1部、テトラノルマルプロピルチタネー
トを1部、テトラノルマルブチルチタネートを1部、テ
トライソプロピルジルコネートを1部またはテトライソ
プロピルチタネートを2部加えて室温で混合し、エポキ
シ樹脂組成物を得た。この組成物のゲルタイム及び貯蔵
安定性を表1に示す。
キシアルミニウムジイソプロピロレート(AMD)を1
部を用いたもの、または金属アルコキシドを加えないエ
ポキシ樹脂組成物を作成し同様の評価を行った。結果を
表1に示す。
化シェルエポキシ社商品名)80部に反応性希釈剤20
部を添加し、これに潜在性硬化剤20部とアエロジル2
00を1部加え混合したものにテトライソプロピルチタ
ネートを1部加え室温で混合し、エポキシ樹脂組成物を
得た。この組成物のゲルタイム及び貯蔵安定性を表2に
示す。
し、これに潜在性硬化剤20部とアエロジル200を1
部加え室温で混合し、エポキシ樹脂組成物を得た。この
組成物のゲルタイム及び貯蔵安定性を表2に示す。
エポキシ樹脂と硬化剤よりなる組成物に、金属アルコキ
シドを常温で混合するだけで、従来困難であった貯蔵安
定性と低温硬化性の両方を満足し、すなわち40℃で3
ヶ月以上安定に貯蔵することができ、且つ80〜100
℃で15分以内で硬化し得るという性能を示す点で、こ
れまで提案された一液型エポキシ樹脂組成物よりも格段
に優れている。さらに、希釈剤等の添加剤によって貯蔵
安定性が著しく損なわれるような系においても、金属ア
ルコキシドを添加することにより良好な貯蔵安定性を保
持できる。
Claims (2)
- 【請求項1】(1)1分子内にエポキシ基を2個以上有
するエポキシ樹脂、(2)固体分散型アミンアダクト系
潜在性硬化剤、および(3)チタンおよび/またはジル
コニウムの金属アルコキシドを必須成分として含有する
エポキシ樹脂組成物。 - 【請求項2】1分子内にエポキシ基を2個以上有するエ
ポキシ樹脂100重量部に対して、金属アルコキシドが
0.1〜10重量部である請求項1記載のエポキシ樹脂
組成物。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00041994A JP3391074B2 (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | エポキシ樹脂組成物 |
EP95100132A EP0662488B1 (en) | 1994-01-07 | 1995-01-05 | Epoxy-resin composition |
DE69513309T DE69513309T2 (de) | 1994-01-07 | 1995-01-05 | Epoxydharzzusammensetzung |
US08/369,651 US5543486A (en) | 1994-01-07 | 1995-01-06 | Epoxy-resin composition containing titanium and/or zirconium alkoxide and latent hardener |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00041994A JP3391074B2 (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | エポキシ樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07196776A true JPH07196776A (ja) | 1995-08-01 |
JP3391074B2 JP3391074B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=11473290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00041994A Expired - Fee Related JP3391074B2 (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5543486A (ja) |
EP (1) | EP0662488B1 (ja) |
JP (1) | JP3391074B2 (ja) |
DE (1) | DE69513309T2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002003576A (ja) * | 2000-04-19 | 2002-01-09 | Nippon Kayaku Co Ltd | 潜在性硬化促進剤、これを含むエポキシ樹脂組成物及びその硬化物 |
WO2005070991A1 (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Ajinomoto Co., Inc. | 一液性エポキシ樹脂組成物 |
WO2006019054A1 (ja) * | 2004-08-20 | 2006-02-23 | Nitto Denko Corporation | 液状エポキシ樹脂組成物 |
WO2006019055A1 (ja) * | 2004-08-20 | 2006-02-23 | Nec Corporation | 電子部品装置 |
JP2011057984A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Air Products & Chemicals Inc | フェノールでブロックされた尿素硬化剤を含有する低温硬化性のエポキシ組成物 |
US10138348B2 (en) | 2014-03-14 | 2018-11-27 | Omron Corporation | Resin composition and cured product thereof |
WO2023090389A1 (ja) | 2021-11-18 | 2023-05-25 | 株式会社スリーボンド | 保存性を改良できる硬化剤、その製造方法およびそれを用いた硬化性樹脂組成物 |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5965673A (en) * | 1997-04-10 | 1999-10-12 | Raytheon Company | Epoxy-terminated prepolymer of polyepoxide and diamine with curing agent |
CA2269378C (en) * | 1998-04-17 | 2008-04-01 | Ajinomoto Co., Inc. | Curable resin composition |
ZA991856B (en) | 1998-08-27 | 1999-09-22 | Henkel Corp | Storage-stable compositions useful for the production of structural foams. |
US6376564B1 (en) | 1998-08-27 | 2002-04-23 | Henkel Corporation | Storage-stable compositions useful for the production of structural foams |
US6103784A (en) | 1998-08-27 | 2000-08-15 | Henkel Corporation | Corrosion resistant structural foam |
USH2047H1 (en) | 1999-11-10 | 2002-09-03 | Henkel Corporation | Reinforcement laminate |
US20030018095A1 (en) * | 2001-04-27 | 2003-01-23 | Agarwal Rajat K. | Thermosettable compositions useful for producing structural adhesive foams |
US20030082385A1 (en) * | 2001-07-13 | 2003-05-01 | Toray Composites (America), Inc. | Quick cure carbon fiber reinforced epoxy resin |
WO2003054069A1 (en) | 2001-12-21 | 2003-07-03 | Henkel Teroson Gmbh | Expandable epoxy resin-based systems modified with thermoplastic polymers |
EP1506975A1 (en) | 2003-08-13 | 2005-02-16 | Vantico GmbH | Nanocomposites based on polyurethane or polyurethane-epoxy hybrid resins prepared avoiding isocyanates |
US20060222596A1 (en) * | 2005-04-01 | 2006-10-05 | Trivascular, Inc. | Non-degradable, low swelling, water soluble radiopaque hydrogel polymer |
US8288447B2 (en) * | 2006-06-07 | 2012-10-16 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Foamable compositions based on epoxy resins and polyesters |
WO2008034755A1 (en) * | 2006-09-20 | 2008-03-27 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Solid expandable compositions |
DE102006050697A1 (de) * | 2006-10-24 | 2008-04-30 | Henkel Kgaa | Duktile Strukturschäume |
JP4706709B2 (ja) * | 2008-03-07 | 2011-06-22 | オムロン株式会社 | 一液性エポキシ樹脂組成物およびその利用 |
JP5981451B2 (ja) | 2010-12-29 | 2016-08-31 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 構造用ハイブリッド接着剤 |
ES2531877T3 (es) | 2011-03-07 | 2015-03-20 | Akzo Nobel Coatings International B.V. | Revestimiento de tanque de carga |
DE102016212508A1 (de) | 2016-07-08 | 2018-01-11 | Tesa Se | Härtbare Klebemasse und darauf basierende Reaktivklebebänder |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL76507C (ja) * | 1951-05-31 | |||
FR1419754A (fr) * | 1963-10-18 | 1965-12-03 | Ciba Geigy | Mélanges durcissables à base de composés polyépoxydes cyclo-aliphatiques, de durcisseurs et d'accélérateurs métalliques |
CH427266A (de) * | 1963-10-18 | 1966-12-31 | Ciba Geigy | Härtbare Mischungen aus cycloaliphatischen Polyepoxyden, Härtungsmitteln und Beschleunigern |
US4360649A (en) * | 1980-04-30 | 1982-11-23 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Curable composition |
JPS5734118A (en) * | 1980-08-07 | 1982-02-24 | Dainippon Jushi Kenkyusho:Kk | One-component epoxy resin composition |
JPS57145121A (en) * | 1981-03-05 | 1982-09-08 | Dainippon Jushi Kenkyusho:Kk | Epoxy resin composition containing dibasic acid dihydrazide as curing agent |
GB2161164B (en) * | 1984-07-03 | 1987-10-14 | Coates Brothers Plc | Coating compositions |
JP2594302B2 (ja) * | 1988-01-25 | 1997-03-26 | 旭電化工業株式会社 | 硬化性エポキシ樹脂組成物 |
US5219956A (en) * | 1989-02-13 | 1993-06-15 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Method for hardening a one-package epoxy formulation including partial curing |
JP2748615B2 (ja) * | 1989-11-24 | 1998-05-13 | 松下電器産業株式会社 | 導電性接着剤 |
JPH066621B2 (ja) * | 1990-04-16 | 1994-01-26 | 富士化成工業株式会社 | 一成分系加熱硬化性エポキシド組成物 |
-
1994
- 1994-01-07 JP JP00041994A patent/JP3391074B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-01-05 DE DE69513309T patent/DE69513309T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-01-05 EP EP95100132A patent/EP0662488B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-01-06 US US08/369,651 patent/US5543486A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002003576A (ja) * | 2000-04-19 | 2002-01-09 | Nippon Kayaku Co Ltd | 潜在性硬化促進剤、これを含むエポキシ樹脂組成物及びその硬化物 |
WO2005070991A1 (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Ajinomoto Co., Inc. | 一液性エポキシ樹脂組成物 |
JPWO2005070991A1 (ja) * | 2004-01-22 | 2007-09-06 | 味の素株式会社 | 一液性エポキシ樹脂組成物 |
US7479534B2 (en) | 2004-01-22 | 2009-01-20 | Ajinomoto Co., Inc. | One-component epoxy resin composition |
KR101005532B1 (ko) * | 2004-01-22 | 2011-01-04 | 아지노모토 가부시키가이샤 | 일액성 에폭시 수지 조성물 |
WO2006019054A1 (ja) * | 2004-08-20 | 2006-02-23 | Nitto Denko Corporation | 液状エポキシ樹脂組成物 |
WO2006019055A1 (ja) * | 2004-08-20 | 2006-02-23 | Nec Corporation | 電子部品装置 |
JP2011057984A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Air Products & Chemicals Inc | フェノールでブロックされた尿素硬化剤を含有する低温硬化性のエポキシ組成物 |
US10138348B2 (en) | 2014-03-14 | 2018-11-27 | Omron Corporation | Resin composition and cured product thereof |
WO2023090389A1 (ja) | 2021-11-18 | 2023-05-25 | 株式会社スリーボンド | 保存性を改良できる硬化剤、その製造方法およびそれを用いた硬化性樹脂組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0662488B1 (en) | 1999-11-17 |
DE69513309T2 (de) | 2000-07-13 |
US5543486A (en) | 1996-08-06 |
DE69513309D1 (de) | 1999-12-23 |
JP3391074B2 (ja) | 2003-03-31 |
EP0662488A1 (en) | 1995-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3391074B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
US4546155A (en) | Latent curing agents for epoxy resins | |
KR100546232B1 (ko) | 에폭시 수지 조성물 | |
US4542202A (en) | Latent curing agents for epoxy resins | |
KR101819785B1 (ko) | 수지 조성물 | |
EP0950677B1 (en) | Curable resin composition | |
US5439977A (en) | Acid anhydride-containing one package of epoxy resin composition | |
WO2014084292A1 (ja) | 樹脂硬化剤および一液性エポキシ樹脂組成物 | |
JP4715010B2 (ja) | 硬化性エポキシ樹脂組成物、接着剤、及びシール剤 | |
US4689388A (en) | One pack type alicyclic epoxy resin compositions | |
JP3918316B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物 | |
JP3007026B2 (ja) | 加熱硬化性エポキシ樹脂組成物 | |
JP3837134B2 (ja) | 一成分系加熱硬化性エポキシド組成物 | |
JPH0315654B2 (ja) | ||
JPH0160164B2 (ja) | ||
JP7148848B2 (ja) | 一液型樹脂組成物 | |
KR100204325B1 (ko) | 잠재적 경화제, 아민 및 디티올을 포함하는 경화성 에폭시 수지 조성물 | |
KR102080030B1 (ko) | 열전도성 접착제 조성물 | |
JPH11310689A (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JP3876954B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物 | |
JPH0446970B2 (ja) | ||
KR20220121460A (ko) | 고온 내습 저항성 향상을 위한 저온 속경화 에폭시 수지 조성물 | |
KR20220134471A (ko) | 수지 조성물 | |
JPH0446968B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100124 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100124 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110124 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110124 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |