JPH0715618A - 速度変調装置 - Google Patents

速度変調装置

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JPH0715618A
JPH0715618A JP15841193A JP15841193A JPH0715618A JP H0715618 A JPH0715618 A JP H0715618A JP 15841193 A JP15841193 A JP 15841193A JP 15841193 A JP15841193 A JP 15841193A JP H0715618 A JPH0715618 A JP H0715618A
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JP
Japan
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signal
video signal
average level
circuit
differentiating
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Withdrawn
Application number
JP15841193A
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English (en)
Inventor
Setsuo Arai
節郎 荒井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面全体にわたって適切な速度変調を行うよ
うにする。 【構成】 入力端子31からの入力映像信号Saが微分
回路32に供給されるとともに映像信号平均レベル検出
回路36に供給され、この映像信号平均レベル検出回路
36から映像信号の平均レベルを示す検出信号Skが補
正信号発生回路37に出力される。補正信号発生回路3
7は、検出信号Sk(映像信号の平均レベル)に対応し
て微分回路32からの微分信号の振幅を画面の周辺に向
かうに従って制限するように可変増幅器38で可変増幅
を行うための補正信号Scを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機な
どに利用し、主偏向ヨークとは別に設けられた速度変調
コイルに映像信号から生成した一次微分電流を供給して
水平方向の走査速度を変調する速度変調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機では、高輝度
域での画像の尖鋭度を向上させるため、主偏向ヨークと
は別に設けられた速度変調コイル(補助コイル)に映像
信号から生成した微分電流を流して水平の走査速度を変
調する速度変調装置が用いられている。
【0003】図3は、従来の速度変調回路の構成を示す
ブロック図である。図3において、この速度変調回路
は、入力端子31からの入力映像信号Saが入力されて
一次微分信号Sbを出力する微分回路32と、一次微分
信号Sbを増幅する増幅器33と、増幅した一次微分信
号Sbを駆動電流に生成して送出する出力回路34と、
駆動電流が供給される速度変調コイル35とを有してい
る。
【0004】次に、この従来例の構成における動作につ
いて説明する。図4は、この従来例の構成の動作におけ
る処理波形を示す波形図である。図3及び図4におい
て、入力端子31から図4(a)に示す入力映像信号S
aが微分回路32に供給される。この微分回路32から
図4(b)に示す一次微分信号Sbが出力される。この
一次微分信号Sbが増幅器33で増幅され、さらに、出
力回路34から速度変調コイル35に一次微分信号Sb
の駆動電流が供給される。
【0005】速度変調コイル35では、駆動電流により
発生した磁界と水平偏向磁界が加算され、電子ビームに
は図4(c)に示す総合磁界が作用し、電子ビームが走
査する速度は図4(c)に示す波形を微分した図4
(d)に示すようになる。したがって、図4(d)にお
ける映像信号の立上がり部分前半の波形(Aa)では、
電子ビームの走査速度が速くなるためブラウン管のスク
リーン上では輝度が低くなり、次の波形(Ba)のタイ
ミングでは走査速度が遅くなるためブラウン管のスクリ
ーン上の輝度は急激に増加する。
【0006】また、映像信号の立ち下がり部分前半の波
形(Ab)では電子ビームの走査速度が遅くなるためブ
ラウン管のスクリーン上では輝度が高くなり、次の波形
(Bb)のタイミングでは走査速度が速くなるためスク
リーン上の輝度は急激に減少する。図4(e)はブラウ
ン管のスクリーン上での輝度変化を示したものである。
このようにして水平方向の尖鋭度を向上している。
【0007】しかしながら、近年のブラウン管のスクリ
ーン面の平面化が進むにつれ、速度変調回路による走査
速度と偏向ヨークによる走査速度の相対速度の画面の中
央部と周辺部での差が大きくなって、画面周辺部では速
度変調が過大(過変調)になり、かえって逆効果になる
という現象が生じている。
【0008】図5は、従来例の速度変調における過変調
状態を示す図である。図5(a)のようなドットパター
ンDpを表示すると、速度変調効果により画面中央では
図5(b)に示すように横幅が狭いドットパターンDr
となり先鋭度が増加するが、画面周辺では図5(c)に
示すように横幅が広がったドットパターンDsとなって
しまう。すなわち、映像がボケたようになり、良好な先
鋭度が得られない。これを改善するためには、画面の周
辺部では中央部に比べて、速度変調コイルに供給する映
像信号の微分信号電流を減らすような補正を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例の速度変調装置では、速度変調コイルに供給する映像
信号の微分信号電流を減らすような補正を行う際に、微
分信号の平均レベルが高い場合に速度変調コイルに流れ
る微分信号電流を抑えるような帰還がかかるため、映像
信号の平均レベルにより最適な補正が行えないという欠
点がある。
【0010】本発明は、このような従来の技術における
欠点を解決するものであり、画面全体にわたって適切な
速度変調を行うことができ、結果的に高輝度域での画像
の尖鋭度が向上した良好な映像が得られる速度変調装置
の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の速度変調装置は、ブラウン管の速度変調コ
イルに映像信号から生成した微分電流を流し、走査速度
を変調して画像の輪郭を尖鋭化する速度変調装置におい
て、入力映像信号を一次微分する微分手段と、映像信号
から検出した平均レベルに対応して画面の周辺方向に向
かうにしたがって微分手段からの微分電流の値が小さく
なるように補正する平均レベル検出・補正手段とを備え
る構成としている。
【0012】この構成にあって、平均レベル検出・補正
手段は、映像信号の平均レベルを検出する検出手段と、
検出手段で検出した平均レベルに対応して画面の周辺方
向に向かうにしたがって速度変調コイルに供給する微分
手段からの微分電流値を小さく補正する補正制御手段と
を備える構成としている。
【0013】また、微分電流の値を小さく補正する補正
制御手段は、検出手段によって検出した映像信号の平均
レベル信号で、一次微分信号の増幅度を可変する可変増
幅手段を用いる構成としている。
【0014】
【作用】このような構成により、本発明の速度変調装置
では、映像信号から検出した平均レベルに対応して画面
の周辺方向に向かうごとに微分手段からの微分電流の値
が小さくなるように補正している。したがって、画面全
体にわたって適切な速度変調が行われる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の速度変調装置の実施例を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の速度変調装
置の実施例の構成を示すブロック図である。なお、以下
の文中及び図において、従前の図3中の同一の構成要素
には同一の符号を付した。図1において、この速度変調
装置は、入力端子31から入力映像信号Saが入力され
て一次微分信号Sbを出力する微分回路32と、一次微
分信号Sbを補正信号Scに対応して増幅する可変増幅
器38と、増幅した一次微分信号Sbを駆動電流に生成
して送出する出力回路34とを有している。さらに、こ
の速度変調装置は、駆動電流が供給される速度変調コイ
ル35と、映像信号平均レベル検出回路36と、補正信
号発生回路37とを有している。
【0016】次に、この実施例の構成における動作につ
いて説明する。図2は、この実施例の構成の動作におけ
る処理波形を示す波形図である。図1及び図2におい
て、微分回路32から出力回路34までの動作は、従前
の図3と同様である。すなわち、入力端子31から入力
映像信号Saが供給される微分回路32から一次微分信
号Sbが出力される。この一次微分信号Sbを補正信号
Scに基づいて可変増幅器38で増幅し、さらに、出力
回路34から速度変調コイル35に供給するための駆動
電流に生成して出力する。
【0017】速度変調コイル35では、駆動電流により
発生した磁界と水平偏向磁界が加算され、電子ビームに
は総合磁界が作用し、電子ビームが走査する速度の波形
が微分される。したがって、映像信号の立上がり部分前
半の波形では、電子ビームの走査速度が速くなるためブ
ラウン管のスクリーン上では輝度が低くなる。さらに、
次の波形のタイミングでは走査速度が遅くなるためブラ
ウン管のスクリーン上の輝度が急激に増加する。
【0018】また、映像信号の立ち下がり部分前半の波
形では電子ビームの走査速度が遅くなるためブラウン管
のスクリーン上では輝度が高くなる。また、次の波形の
タイミングでは走査速度が速くなるためスクリーン上の
輝度は急激に減少する。すなわち、水平方向の尖鋭度が
向上する。
【0019】この場合、入力端子31からの入力映像信
号Saが微分回路32に供給されるとともに映像信号平
均レベル検出回路36に供給され、この映像信号平均レ
ベル検出回路36から映像信号の平均レベルを示す検出
信号Skが補正信号発生回路37に出力される。補正信
号発生回路37は、検出信号Sk、すなわち、映像信号
の平均レベルに対応して微分回路32からの微分信号の
振幅を、画面の周辺に向かうに従って制限するように可
変増幅器38で可変増幅を行うための補正信号Scを出
力する。
【0020】ここで、入力端子31に一定振幅のパルス
列状の信号を加えると、微分回路32において図2
(a)に示すような1水平周期(1H)にわたって均一
なレベルの微分信号が得られる。次に、補正信号発生回
路37では、例えば、水平同期信号を2回積分して得ら
れる図2(b)に示すパラボラ波(1)を生成する。さ
らに、パラボラ波(1)を反転したパラボラ波(2)を
生成して、図2(c)に示す可変増幅器38からの一次
微分信号Sbの正側をパラボラ波(1)で制限する。ま
た、負側をパラボラ波(2)で制限する。
【0021】映像信号平均レベル検出回路36は、映像
信号の平均レベルを検出している。この平均レベルが高
い場合は、微分信号の平均レベルも高くなり速度変調コ
イル35に流れる微分信号の電流値を抑えるため、画面
周辺の補正量(図2(b)における振幅M)が小さくな
る検出信号Skを補正信号発生回路37に出力する。逆
に映像信号の平均レベルが低い場合は、画面周辺で補正
量が大きくなる検出信号Skを補正信号発生回路37に
出力する。
【0022】このようにして、画面周辺の補正が最適に
なり、映像信号によらず画面全体にわたって適切な速度
変調が行われる。なお、この実施例では補正信号発生回
路37からの補正信号Scで可変増幅器38の出力振幅
を制限するようにしているが、補正信号Scと一次微分
信号Sbを乗算するように構成しても同様の作用効果が
得られる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の速度変調装置は、映像信号から検出した平均レベルに
対応して画面の周辺方向に向かうごとに微分手段からの
微分電流の値が小さくなるように補正しているため、画
面全体にわたって適切な速度変調を行うことができ、結
果的に高輝度域での画像の尖鋭度が向上した良好な映像
が得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の速度変調装置の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】実施例の構成の動作における処理波形を示す波
形図である。
【図3】従来の速度変調回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】従来例の構成の動作における処理波形を示す波
形図である。
【図5】従来例の速度変調における過変調状態を示す図
である。
【符号の説明】
32…微分回路 34…出力回
路 35…速度変調コイル 36…映像信
号平均レベル検出回路 37…補正信号発生回路 38…可変増
幅器 Sa…入力映像信号 Sb…一次微
分信号 Sc…補正信号 Sk…検出信

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウン管の速度変調コイルに映像信号
    から生成した微分電流を流し、走査速度を変調して画像
    の輪郭を尖鋭化する速度変調装置において、入力映像信
    号を一次微分する微分手段と、 上記映像信号から検出した平均レベルに対応して画面の
    周辺方向に向かうにしたがって上記微分手段からの微分
    電流の値が小さくなるように補正する平均レベル検出・
    補正手段と、 を備える速度変調装置。
  2. 【請求項2】 平均レベル検出・補正手段は、映像信号
    の平均レベルを検出する検出手段と、 上記検出手段で検出した平均レベルに対応して画面の周
    辺方向に向かうにしたがって速度変調コイルに供給する
    上記微分手段からの微分電流値を小さく補正する補正制
    御手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の速度変調装
    置。
  3. 【請求項3】 微分電流の値を小さく補正する補正制御
    手段は、検出手段によって検出した映像信号の平均レベ
    ル信号で、一次微分信号の増幅度を可変する可変増幅手
    段を用いることを特徴とする請求項2記載の速度変調装
    置。
JP15841193A 1993-06-29 1993-06-29 速度変調装置 Withdrawn JPH0715618A (ja)

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JP15841193A JPH0715618A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 速度変調装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000010324A1 (fr) * 1998-08-14 2000-02-24 Sony Corporation Circuit modulateur de vitesse d'exploration pour dispositif de visualisation d'image
KR100635953B1 (ko) * 1999-05-26 2006-10-19 톰슨 라이센싱 다중 모드 동작을 구비한 주사 속도 변조 회로

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Effective date: 20000905