JPH0710708A - 薬剤含有通気性フィルムおよびその製造法 - Google Patents
薬剤含有通気性フィルムおよびその製造法Info
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- JPH0710708A JPH0710708A JP5236302A JP23630293A JPH0710708A JP H0710708 A JPH0710708 A JP H0710708A JP 5236302 A JP5236302 A JP 5236302A JP 23630293 A JP23630293 A JP 23630293A JP H0710708 A JPH0710708 A JP H0710708A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】熱可塑性樹脂と充填剤からなる樹脂組成物と不
織布からなる積層体を延伸することにより得られる多孔
質体に薬剤を含有してなる薬剤含有通気性フィルムおよ
びその製造法。 【効果】本発明の薬剤含有通気性フィルムは、通気性に
優れ、大量の薬剤を保持でき防虫剤、防黴剤、殺菌剤、
防錆剤、芳香剤などの薬剤徐放樹脂成形体として極めて
有用である。
織布からなる積層体を延伸することにより得られる多孔
質体に薬剤を含有してなる薬剤含有通気性フィルムおよ
びその製造法。 【効果】本発明の薬剤含有通気性フィルムは、通気性に
優れ、大量の薬剤を保持でき防虫剤、防黴剤、殺菌剤、
防錆剤、芳香剤などの薬剤徐放樹脂成形体として極めて
有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬剤含有通気性フィルム
およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、通気
性、均一性に優れた通気性フィルムの樹脂組成物層に防
虫剤、防黴剤、殺菌剤、防錆剤等の薬剤を含有させた薬
剤含有通気性フィルムおよびその製造方法に関する。
およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、通気
性、均一性に優れた通気性フィルムの樹脂組成物層に防
虫剤、防黴剤、殺菌剤、防錆剤等の薬剤を含有させた薬
剤含有通気性フィルムおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薬剤を不織布等の基材に展着、塗布して
薬剤徐放体として使用する従来より知られている方法で
は、多量の薬剤を保持できず、長期間の徐放の効果が期
待し難く、しかも容易に水に濡れる、水、油、摩擦等の
刺激により容易に薬剤が消失するといった問題点があっ
た。
薬剤徐放体として使用する従来より知られている方法で
は、多量の薬剤を保持できず、長期間の徐放の効果が期
待し難く、しかも容易に水に濡れる、水、油、摩擦等の
刺激により容易に薬剤が消失するといった問題点があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記課
題を解決するために鋭意検討し、熱可塑性樹脂と充填剤
よりなる樹脂組成物と不織布とからなる積層体を延伸す
ることにより得られるミクロボイド(微細孔)を有する
多孔質フィルムに防虫、防かび、防錆剤等の薬剤を含有
させることにより得られる薬剤含有通気性フィルムは、
均一性、通気性にすぐれる一方で水には濡れにくく、し
かも、多量の薬剤を安定的に保持でき、水、油、摩擦等
の刺激によっても薬剤が容易には消失せず薬剤による活
性が持続することを見出し本発明に至った。
題を解決するために鋭意検討し、熱可塑性樹脂と充填剤
よりなる樹脂組成物と不織布とからなる積層体を延伸す
ることにより得られるミクロボイド(微細孔)を有する
多孔質フィルムに防虫、防かび、防錆剤等の薬剤を含有
させることにより得られる薬剤含有通気性フィルムは、
均一性、通気性にすぐれる一方で水には濡れにくく、し
かも、多量の薬剤を安定的に保持でき、水、油、摩擦等
の刺激によっても薬剤が容易には消失せず薬剤による活
性が持続することを見出し本発明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、 熱可塑性樹脂100重量部と充填剤50〜400重量
部よりなる樹脂組成物と不織布とからなる積層体を一軸
または二軸に1.1〜3倍の延伸倍率で延伸して得られ
る多孔質通気性フィルムに薬剤0.1〜350重量部を
含有してなる薬剤含有通気性フィルム、 熱可塑性樹脂100重量部と充填剤50〜400重量
部および薬剤0.1〜350重量部よりなる樹脂組成物
と不織布とからなる積層体を一軸または二軸に1.1〜
3倍の延伸倍率で延伸して樹脂組成物を多孔質化するこ
とを特徴とする薬剤含有通気性フィルムの製造法、 熱可塑性樹脂100重量部と充填剤50〜400重量
部よりなる樹脂組成物と不織布とからなる積層体に薬剤
を塗布、または展着した状態、あるいは該積層体を薬剤
またはその溶液に浸漬した状態で一軸または二軸に1.
1〜3倍の延伸倍率で延伸して樹脂組成物を多孔質化す
る過程で該樹脂層に薬剤を含有させることを特徴とする
薬剤含有通気性フィルムの製造法、 熱可塑性樹脂100重量部と充填剤50〜400重量
部からなる樹脂組成物と不織布とからなる積層体を一軸
または二軸に1.1〜3倍の延伸倍率で延伸し組成物樹
脂を多孔質化して得られた通気性フィルムに薬剤を塗
布、展着または浸漬して、薬剤を含有せしめることを特
徴とする薬剤含有通気性フィルムの製造法、を提供する
ものである。
部よりなる樹脂組成物と不織布とからなる積層体を一軸
または二軸に1.1〜3倍の延伸倍率で延伸して得られ
る多孔質通気性フィルムに薬剤0.1〜350重量部を
含有してなる薬剤含有通気性フィルム、 熱可塑性樹脂100重量部と充填剤50〜400重量
部および薬剤0.1〜350重量部よりなる樹脂組成物
と不織布とからなる積層体を一軸または二軸に1.1〜
3倍の延伸倍率で延伸して樹脂組成物を多孔質化するこ
とを特徴とする薬剤含有通気性フィルムの製造法、 熱可塑性樹脂100重量部と充填剤50〜400重量
部よりなる樹脂組成物と不織布とからなる積層体に薬剤
を塗布、または展着した状態、あるいは該積層体を薬剤
またはその溶液に浸漬した状態で一軸または二軸に1.
1〜3倍の延伸倍率で延伸して樹脂組成物を多孔質化す
る過程で該樹脂層に薬剤を含有させることを特徴とする
薬剤含有通気性フィルムの製造法、 熱可塑性樹脂100重量部と充填剤50〜400重量
部からなる樹脂組成物と不織布とからなる積層体を一軸
または二軸に1.1〜3倍の延伸倍率で延伸し組成物樹
脂を多孔質化して得られた通気性フィルムに薬剤を塗
布、展着または浸漬して、薬剤を含有せしめることを特
徴とする薬剤含有通気性フィルムの製造法、を提供する
ものである。
【0005】本発明に用いる熱可塑性樹脂としては、例
えば、ポリオレフィン系樹脂として、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン
等のα−オレフィンホモポリマー、エチレンと炭素数3
〜18のα−オレフィン類から選ばれた少なくとも一種
のα−オレフィンとの共重合体、プロピレンとエチレン
および/またはブテン−1との共重合体が挙げられ、さ
らにエチレンと酢酸ビニルおよび/またはアクリル酸エ
ステル・メタアクリル酸エステル類などエチレン性不飽
和結合を有する有機カルボン酸誘導体との共重合体など
が挙げられる。上記のポリオレフィン系樹脂のうちで
も、特にエチレンと炭素数3〜8のα−オレフィン類か
ら選ばれた少なくとも一種のα−オレフィンとの共重合
体が充填剤を配合した樹脂組成物の強度の点から好まし
く、熱可塑性樹脂成分の少なくとも20重量%以上が炭
素数4〜8のα−オレフィンとエチレンとの共重合体で
ある線状低密度ポリエチレンであって、密度0.870
〜0.915g/cm3 であることが低温での延伸加工
性の点からさらに好ましい。
えば、ポリオレフィン系樹脂として、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン
等のα−オレフィンホモポリマー、エチレンと炭素数3
〜18のα−オレフィン類から選ばれた少なくとも一種
のα−オレフィンとの共重合体、プロピレンとエチレン
および/またはブテン−1との共重合体が挙げられ、さ
らにエチレンと酢酸ビニルおよび/またはアクリル酸エ
ステル・メタアクリル酸エステル類などエチレン性不飽
和結合を有する有機カルボン酸誘導体との共重合体など
が挙げられる。上記のポリオレフィン系樹脂のうちで
も、特にエチレンと炭素数3〜8のα−オレフィン類か
ら選ばれた少なくとも一種のα−オレフィンとの共重合
体が充填剤を配合した樹脂組成物の強度の点から好まし
く、熱可塑性樹脂成分の少なくとも20重量%以上が炭
素数4〜8のα−オレフィンとエチレンとの共重合体で
ある線状低密度ポリエチレンであって、密度0.870
〜0.915g/cm3 であることが低温での延伸加工
性の点からさらに好ましい。
【0006】本発明において、熱可塑性樹脂100重量
部に対する充填剤の配合量は、通常50〜400重量部
である。熱可塑性樹脂100重量部に対する充填剤の量
が50重量部未満の場合は、延伸後に十分なミクロボイ
ド体積を得ることが難しく、また、400重量部を超え
る場合は、加工性が悪化するために好ましくない。特
に、加工安定性の面からは、充填剤は70〜200重量
部が好ましい。
部に対する充填剤の配合量は、通常50〜400重量部
である。熱可塑性樹脂100重量部に対する充填剤の量
が50重量部未満の場合は、延伸後に十分なミクロボイ
ド体積を得ることが難しく、また、400重量部を超え
る場合は、加工性が悪化するために好ましくない。特
に、加工安定性の面からは、充填剤は70〜200重量
部が好ましい。
【0007】本発明で用いられる充填剤の例として、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウムなどの
炭酸塩、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシ
ウムなどの硫酸塩、リン酸マグネシウム、リン酸カルシ
ウムなどのリン酸塩、水酸化マグネシウム、水酸化アル
ミニウムなどの水酸化物、アルミナ、シリカ、酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタンなど
の酸化物、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化ナトリウムなどの塩
化物、アルミニウム粉、ゼオライト、シラス、白土、珪
藻土、タルク、カーボンブラック、火山灰などの無機充
填剤や木粉、パルプ粉などのセルロース系粉末、ナイロ
ン粉末、ポリカーボネート粉末、ポリスチレン粉末、架
橋ポリスチレン粉末、ポリプロピレン粉末、ポリー4ー
メチルペンテン−1粉末などの合成樹脂系粉末、でん
粉、木粉、活性炭、キトサン粉末、キチン粉末などの有
機充填剤を挙げることができ、これらは単独または組み
合わせ使用される。これらのうち、フィルムの柔軟性、
外観などの点から炭酸カルシウムが特に好ましい。充填
剤の平均粒径は通常、1〜100μmが加工性の観点か
ら好ましい。
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウムなどの
炭酸塩、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシ
ウムなどの硫酸塩、リン酸マグネシウム、リン酸カルシ
ウムなどのリン酸塩、水酸化マグネシウム、水酸化アル
ミニウムなどの水酸化物、アルミナ、シリカ、酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタンなど
の酸化物、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化ナトリウムなどの塩
化物、アルミニウム粉、ゼオライト、シラス、白土、珪
藻土、タルク、カーボンブラック、火山灰などの無機充
填剤や木粉、パルプ粉などのセルロース系粉末、ナイロ
ン粉末、ポリカーボネート粉末、ポリスチレン粉末、架
橋ポリスチレン粉末、ポリプロピレン粉末、ポリー4ー
メチルペンテン−1粉末などの合成樹脂系粉末、でん
粉、木粉、活性炭、キトサン粉末、キチン粉末などの有
機充填剤を挙げることができ、これらは単独または組み
合わせ使用される。これらのうち、フィルムの柔軟性、
外観などの点から炭酸カルシウムが特に好ましい。充填
剤の平均粒径は通常、1〜100μmが加工性の観点か
ら好ましい。
【0008】本発明で用いられる薬剤の量は、通常、熱
可塑性樹脂100重量部に対して0.1〜350重量部
である。熱可塑性樹脂に薬剤を均一混練した場合、室温
における熱可塑性樹脂の飽和溶解量は、樹脂と薬剤の種
類によっても異なるが、一般的には熱可塑性樹脂に対し
て0.1〜10重量部程度と低く、飽和溶解量以上の薬
剤を安定的に保持できないのに対して、本発明において
は、熱可塑性樹脂の飽和溶解量以上の量であっても、薬
剤が延伸によって発生したミクロボイドに安定的に保持
されるので薬剤のブリードアウトは起こらない。しかも
樹脂表面あるいはミクロボイド表面から薬剤が蒸散や吸
着により徐放されると、樹脂中の薬剤濃度は低下する
が、ミクロボイドから樹脂へ薬剤が濃度差により拡散し
て供給されることになるので、樹脂表面の薬剤濃度は実
質的に一定に保たれ、放出制御した徐放が可能となる。
可塑性樹脂100重量部に対して0.1〜350重量部
である。熱可塑性樹脂に薬剤を均一混練した場合、室温
における熱可塑性樹脂の飽和溶解量は、樹脂と薬剤の種
類によっても異なるが、一般的には熱可塑性樹脂に対し
て0.1〜10重量部程度と低く、飽和溶解量以上の薬
剤を安定的に保持できないのに対して、本発明において
は、熱可塑性樹脂の飽和溶解量以上の量であっても、薬
剤が延伸によって発生したミクロボイドに安定的に保持
されるので薬剤のブリードアウトは起こらない。しかも
樹脂表面あるいはミクロボイド表面から薬剤が蒸散や吸
着により徐放されると、樹脂中の薬剤濃度は低下する
が、ミクロボイドから樹脂へ薬剤が濃度差により拡散し
て供給されることになるので、樹脂表面の薬剤濃度は実
質的に一定に保たれ、放出制御した徐放が可能となる。
【0009】本発明で用いられる薬剤は特に限定され
ず、目的により、防虫剤、防黴剤、殺菌剤、防錆剤から
選ばれた少なくとも一つ以上の薬剤等が使用できる。本
発明で用いられる防虫剤は特に限定されず、防虫活性が
あるものであればよく、各種の殺虫活性成分、昆虫成長
制御活性成分、忌避活性成分等の有効成分化合物または
その製剤品を用いることができる。また、防虫活性成分
の効果を高める役割をもつ化合物を併用してもよい。具
体的殺虫活性成分としては、ピレスロイド化合物、有機
燐化合物、カーバメート化合物等が挙げられ、例えば、
ピレスロイド系化合物としては、パーメスリン、アレス
リン、d−アレスリン、dd−アレスリン、プラレスリ
ン、サイフェノトリン、フェノトリン、d−フェノトリ
ン、d−レスメトリン、エムペントリン、フェンバレレ
ート、フェンプロパスリン、シハロトリン、サイフルト
リン、エトフェンプロクス、トラロメスリン、ベンフル
スリン、テラレスリン等が、有機燐化合物としては、フ
ェニトロチオン、ジクロルボス、ナレド、フェンチオ
ン、シアホス、クロルピリホス、ダイアジノン、カルク
ロホス、ダイアジノン等が、カーバメート化合物として
は、プロポクスル、フェノブカーブ、カルバリル等が挙
げられる。この他にメトキシジアゾンが挙げられる。昆
虫成長制御活性成分としては、ピリプロキシフェン、メ
ソプレン、ヒドロプレン、ジフルベンズロン、シロマジ
ン、フェノキシカーブ等を用いることができる。忌避活
性成分としては、ジエチルトルアミド、ジブチルフタレ
ート等が挙げられる。これらの防虫活性成分は、1種単
独でまたは2種以上を混合して用いることができる。ま
た、防虫活性成分の効果を高める役割をもつ化合物とし
ては、ピペロニルブトキサイド、サイネピリン−22
2、オクタクロロジプロピルエーテル等が挙げられる。
本発明の薬剤含有通気性フィルムの対象害虫、用途は特
に限定されないが、本発明のフィルムは通気性に優れ、
水蒸気を透過しやすいので湿度が高い条件で生育、増殖
しやすい害虫の防除や、高い湿度に誘引される害虫の忌
避等の用途には特に好適に使用される。防黴剤、殺菌剤
の有効活性成分としては、デヒドロ酢酸、パラクロルメ
タキシレノール、オルトフェニルフェノール、3−メチ
ル−4−イソプロピルフェノール、オキシ安息香酸低級
アルキルエステル(アルキル基;メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル)、クレゾール、レゾルシン、ヒノキチオ
ール等が挙げられる。防錆剤の有効活性成分としては、
安息香酸、ナフトール酸、メチルベンゾトリアゾール、
ジシクロヘキシルアンモニウム安息香酸塩等が挙げられ
る。本発明の薬剤含有通気性フィルムを防黴、防菌、防
錆に用いる場合の対象物、用途は特に限定されないが、
フィルムの通気性により気体分子の水しか透過せず、フ
ィルム自体は濡れることがないため対象物を低湿度に保
つことができる用途、使用場面に好適に用いることがで
きる。例えば、衣服や金属製品のカバーとして用いて雨
等により湿った服や金属製品をカバーした場合、あるい
は防かび壁紙に用いた場合、本発明の薬剤含有通気性フ
ィルムに通湿性があるために、使用中に対象物の湿気を
逃がしかびや錆びが発生しにくい条件を得ることができ
るため、比較的少量の薬剤で効力を示す製品を提供する
ことができる。
ず、目的により、防虫剤、防黴剤、殺菌剤、防錆剤から
選ばれた少なくとも一つ以上の薬剤等が使用できる。本
発明で用いられる防虫剤は特に限定されず、防虫活性が
あるものであればよく、各種の殺虫活性成分、昆虫成長
制御活性成分、忌避活性成分等の有効成分化合物または
その製剤品を用いることができる。また、防虫活性成分
の効果を高める役割をもつ化合物を併用してもよい。具
体的殺虫活性成分としては、ピレスロイド化合物、有機
燐化合物、カーバメート化合物等が挙げられ、例えば、
ピレスロイド系化合物としては、パーメスリン、アレス
リン、d−アレスリン、dd−アレスリン、プラレスリ
ン、サイフェノトリン、フェノトリン、d−フェノトリ
ン、d−レスメトリン、エムペントリン、フェンバレレ
ート、フェンプロパスリン、シハロトリン、サイフルト
リン、エトフェンプロクス、トラロメスリン、ベンフル
スリン、テラレスリン等が、有機燐化合物としては、フ
ェニトロチオン、ジクロルボス、ナレド、フェンチオ
ン、シアホス、クロルピリホス、ダイアジノン、カルク
ロホス、ダイアジノン等が、カーバメート化合物として
は、プロポクスル、フェノブカーブ、カルバリル等が挙
げられる。この他にメトキシジアゾンが挙げられる。昆
虫成長制御活性成分としては、ピリプロキシフェン、メ
ソプレン、ヒドロプレン、ジフルベンズロン、シロマジ
ン、フェノキシカーブ等を用いることができる。忌避活
性成分としては、ジエチルトルアミド、ジブチルフタレ
ート等が挙げられる。これらの防虫活性成分は、1種単
独でまたは2種以上を混合して用いることができる。ま
た、防虫活性成分の効果を高める役割をもつ化合物とし
ては、ピペロニルブトキサイド、サイネピリン−22
2、オクタクロロジプロピルエーテル等が挙げられる。
本発明の薬剤含有通気性フィルムの対象害虫、用途は特
に限定されないが、本発明のフィルムは通気性に優れ、
水蒸気を透過しやすいので湿度が高い条件で生育、増殖
しやすい害虫の防除や、高い湿度に誘引される害虫の忌
避等の用途には特に好適に使用される。防黴剤、殺菌剤
の有効活性成分としては、デヒドロ酢酸、パラクロルメ
タキシレノール、オルトフェニルフェノール、3−メチ
ル−4−イソプロピルフェノール、オキシ安息香酸低級
アルキルエステル(アルキル基;メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル)、クレゾール、レゾルシン、ヒノキチオ
ール等が挙げられる。防錆剤の有効活性成分としては、
安息香酸、ナフトール酸、メチルベンゾトリアゾール、
ジシクロヘキシルアンモニウム安息香酸塩等が挙げられ
る。本発明の薬剤含有通気性フィルムを防黴、防菌、防
錆に用いる場合の対象物、用途は特に限定されないが、
フィルムの通気性により気体分子の水しか透過せず、フ
ィルム自体は濡れることがないため対象物を低湿度に保
つことができる用途、使用場面に好適に用いることがで
きる。例えば、衣服や金属製品のカバーとして用いて雨
等により湿った服や金属製品をカバーした場合、あるい
は防かび壁紙に用いた場合、本発明の薬剤含有通気性フ
ィルムに通湿性があるために、使用中に対象物の湿気を
逃がしかびや錆びが発生しにくい条件を得ることができ
るため、比較的少量の薬剤で効力を示す製品を提供する
ことができる。
【0010】本発明の薬剤含有通気性フィルムには、必
要に応じてはさらにワックス状の炭化水素重合体に代表
される分散剤、光安定剤、熱安定剤、吸湿剤、脱臭剤、
芳香剤、顔料、染料等を適宜添加してもよい。
要に応じてはさらにワックス状の炭化水素重合体に代表
される分散剤、光安定剤、熱安定剤、吸湿剤、脱臭剤、
芳香剤、顔料、染料等を適宜添加してもよい。
【0011】本発明で用いられる不織布の厚みは通常1
0〜400μmが好ましい。10μm未満の場合は延伸
後の強度が期待できない。また、400μmを超える場
合は、延伸性が悪くなり好ましくない。好適な不織布と
しては、例えば、単独樹脂成分からなる不織布に該単独
樹脂成分より低融点の樹脂成分を溶液浸漬により付着さ
せたものや、2種類以上の樹脂成分をそれぞれ繊維にし
て混成してなるもの、2種類以上の樹脂成分からなる繊
維を混成し不織布としたものなどが挙げられる。2種類
以上の樹脂成分からなる繊維を混成し不織布としたもの
としては、例えば、芯層と鞘層からなる同心多層タイプ
や、各々の樹脂層が偏心した多層タイプで鞘層の一部ま
たは全部が内側の芯層の樹脂より低融点の樹脂であるも
の、繊維の少なくとも一部が前記のような低融点の樹脂
であってそれが繊維表面に連続的または断続的にあらわ
れているものなどが挙げられる。特に、不織布の強度の
点からは、芯層と鞘層を持つ繊維より成り、少なくとも
最外層の鞘層が芯層の樹脂より低融点の樹脂成分からな
る不織布が好ましい。不織布の一部または全部を構成す
る樹脂成分としては例えば、ポリエステル、ナイロン、
ポリオレフィン系樹脂であるポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブテン等のα−オレフィンホモポリマー、エ
チレンと炭素数3〜18のα−オレフィン類から選ばれ
た少なくとも一種のα−オレフィンとの共重合体、プロ
ピレンとエチレンおよび/またはブテン−1との共重合
体が挙げられ、さらにエチレンと酢酸ビニルおよび/ま
たはアクリル酸エステル・メタアクリル酸エステル類な
どエチレン性不飽和結合を有する有機カルボン酸誘導体
との共重合体などが挙げられる。特に、加工性や強度、
密着性などから芯層がポリエステルであり鞘層がポリエ
チレンであることが好ましく、好ましい例としてはユニ
チカ(株)製のエルベス、大和紡績(株)製のNBF、
クラレ(株)製のソフィト等が挙げられる。
0〜400μmが好ましい。10μm未満の場合は延伸
後の強度が期待できない。また、400μmを超える場
合は、延伸性が悪くなり好ましくない。好適な不織布と
しては、例えば、単独樹脂成分からなる不織布に該単独
樹脂成分より低融点の樹脂成分を溶液浸漬により付着さ
せたものや、2種類以上の樹脂成分をそれぞれ繊維にし
て混成してなるもの、2種類以上の樹脂成分からなる繊
維を混成し不織布としたものなどが挙げられる。2種類
以上の樹脂成分からなる繊維を混成し不織布としたもの
としては、例えば、芯層と鞘層からなる同心多層タイプ
や、各々の樹脂層が偏心した多層タイプで鞘層の一部ま
たは全部が内側の芯層の樹脂より低融点の樹脂であるも
の、繊維の少なくとも一部が前記のような低融点の樹脂
であってそれが繊維表面に連続的または断続的にあらわ
れているものなどが挙げられる。特に、不織布の強度の
点からは、芯層と鞘層を持つ繊維より成り、少なくとも
最外層の鞘層が芯層の樹脂より低融点の樹脂成分からな
る不織布が好ましい。不織布の一部または全部を構成す
る樹脂成分としては例えば、ポリエステル、ナイロン、
ポリオレフィン系樹脂であるポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブテン等のα−オレフィンホモポリマー、エ
チレンと炭素数3〜18のα−オレフィン類から選ばれ
た少なくとも一種のα−オレフィンとの共重合体、プロ
ピレンとエチレンおよび/またはブテン−1との共重合
体が挙げられ、さらにエチレンと酢酸ビニルおよび/ま
たはアクリル酸エステル・メタアクリル酸エステル類な
どエチレン性不飽和結合を有する有機カルボン酸誘導体
との共重合体などが挙げられる。特に、加工性や強度、
密着性などから芯層がポリエステルであり鞘層がポリエ
チレンであることが好ましく、好ましい例としてはユニ
チカ(株)製のエルベス、大和紡績(株)製のNBF、
クラレ(株)製のソフィト等が挙げられる。
【0012】本発明の樹脂組成物と不織布からなる積層
体は、通常のラミネーションの方法に従って、樹脂組成
物と不織布より得られる。本発明の第一の態様において
用いる樹脂組成物は、熱可塑性樹脂と充填剤および薬剤
からなる樹脂組成物であり、該樹脂組成物と不織布とか
らなる積層体を延伸するとき、薬剤の配合量が室温にお
ける熱可塑性樹脂の飽和溶解量以上の量であっても、延
伸後のフィルムを加工温度から室温に冷却する過程で樹
脂組成物からブリードアウトする薬剤が、延伸によって
樹脂組成物に発生したミクロボイドに安定的に保持され
る。このときの樹脂組成物においては、薬剤はその有効
成分化合物をそのままあるいは揮発性または不揮発性の
溶剤で希釈した状態とするかあるいは粒剤、液状製剤等
の形態に製剤化した後に樹脂および充填剤と溶融混練し
て用いられる。薬剤が熱加工により揮散または分解する
などの理由により、予め樹脂と充填剤に薬剤を混合でき
ない場合には、次に挙げる第二、第三の実施態様が挙げ
られる。第二の実施態様としては、熱可塑性樹脂と充填
剤からなる樹脂組成物と不織布とからなる積層体に薬剤
を塗布した状態あるいは該積層体を薬剤またはその溶液
に浸漬した状態で延伸する方法が挙げられる。この場合
も延伸過程で薬剤がフィルムに吸い込まれ、極めて速や
かに安定的にミクロボイドに薬剤が保持される。また第
三の実施態様として、熱可塑性樹脂と充填剤からなる樹
脂組成物と不織布とからなる積層体を延伸し、得られた
フィルムに薬剤を塗布、展着または浸漬する方法の場合
も薬剤を安定的にミクロボイドに保持することができ
る。これら第二、第三の実施態様において薬剤は、液状
の場合その有効成分化合物をそのまま用いることもで
き、液状または固体の場合、揮発性または不揮発性の溶
剤で希釈した状態とするかあるいは液状製剤等の形態に
製剤化して用いることができる。
体は、通常のラミネーションの方法に従って、樹脂組成
物と不織布より得られる。本発明の第一の態様において
用いる樹脂組成物は、熱可塑性樹脂と充填剤および薬剤
からなる樹脂組成物であり、該樹脂組成物と不織布とか
らなる積層体を延伸するとき、薬剤の配合量が室温にお
ける熱可塑性樹脂の飽和溶解量以上の量であっても、延
伸後のフィルムを加工温度から室温に冷却する過程で樹
脂組成物からブリードアウトする薬剤が、延伸によって
樹脂組成物に発生したミクロボイドに安定的に保持され
る。このときの樹脂組成物においては、薬剤はその有効
成分化合物をそのままあるいは揮発性または不揮発性の
溶剤で希釈した状態とするかあるいは粒剤、液状製剤等
の形態に製剤化した後に樹脂および充填剤と溶融混練し
て用いられる。薬剤が熱加工により揮散または分解する
などの理由により、予め樹脂と充填剤に薬剤を混合でき
ない場合には、次に挙げる第二、第三の実施態様が挙げ
られる。第二の実施態様としては、熱可塑性樹脂と充填
剤からなる樹脂組成物と不織布とからなる積層体に薬剤
を塗布した状態あるいは該積層体を薬剤またはその溶液
に浸漬した状態で延伸する方法が挙げられる。この場合
も延伸過程で薬剤がフィルムに吸い込まれ、極めて速や
かに安定的にミクロボイドに薬剤が保持される。また第
三の実施態様として、熱可塑性樹脂と充填剤からなる樹
脂組成物と不織布とからなる積層体を延伸し、得られた
フィルムに薬剤を塗布、展着または浸漬する方法の場合
も薬剤を安定的にミクロボイドに保持することができ
る。これら第二、第三の実施態様において薬剤は、液状
の場合その有効成分化合物をそのまま用いることもで
き、液状または固体の場合、揮発性または不揮発性の溶
剤で希釈した状態とするかあるいは液状製剤等の形態に
製剤化して用いることができる。
【0013】上記の態様のいづれの場合においても、薬
剤含有通気性フィルムを得るための延伸は通常、一軸ま
たは二軸で行われる。適切な延伸倍率は樹脂組成や不織
布の種類により異なるが、通常、1.1〜3倍の延伸倍
率が好ましい。1.1倍未満の場合は薬剤保持が期待で
きず、3倍を超えると素材の破断などの影響が出たり、
縦方向の引裂強度が低下するため好ましくない。より好
ましい延伸倍率は、1.2〜2倍である。延伸温度は樹
脂組成および充填剤まで含めた樹脂組成物の組成によっ
て異なるが通常は10〜140℃の範囲が好ましい。1
0℃未満の場合は延伸時の安定性が好ましくなく、14
0℃を超える場合はミクロボイドが発生しにくいため好
ましくない。10〜140℃の範囲で延伸を行なった後
に、通常80℃〜170℃の範囲で熱セットすることが
フィルムのシワを防止する点で好ましい。樹脂重量に対
するミクロボイド(微細孔)の全体積の割合である気孔
率は、延伸温度、延伸倍率、充填剤濃度などによって異
なるが、高い薬剤保持率と放出制御の点から、延伸直後
の樹脂組成物において、通常、気孔率が、0.01cc/g
以上であることが好ましく、0.1 cc/g以上がより好
ましい。
剤含有通気性フィルムを得るための延伸は通常、一軸ま
たは二軸で行われる。適切な延伸倍率は樹脂組成や不織
布の種類により異なるが、通常、1.1〜3倍の延伸倍
率が好ましい。1.1倍未満の場合は薬剤保持が期待で
きず、3倍を超えると素材の破断などの影響が出たり、
縦方向の引裂強度が低下するため好ましくない。より好
ましい延伸倍率は、1.2〜2倍である。延伸温度は樹
脂組成および充填剤まで含めた樹脂組成物の組成によっ
て異なるが通常は10〜140℃の範囲が好ましい。1
0℃未満の場合は延伸時の安定性が好ましくなく、14
0℃を超える場合はミクロボイドが発生しにくいため好
ましくない。10〜140℃の範囲で延伸を行なった後
に、通常80℃〜170℃の範囲で熱セットすることが
フィルムのシワを防止する点で好ましい。樹脂重量に対
するミクロボイド(微細孔)の全体積の割合である気孔
率は、延伸温度、延伸倍率、充填剤濃度などによって異
なるが、高い薬剤保持率と放出制御の点から、延伸直後
の樹脂組成物において、通常、気孔率が、0.01cc/g
以上であることが好ましく、0.1 cc/g以上がより好
ましい。
【0014】
【発明の効果】本発明の薬剤含有通気性フィルムは、通
気性に優れ、かつ水にぬれにくい。また多量の薬剤を保
持でき、水、油、摩擦等の刺激によっても薬剤が容易に
は失われず長期間の効果が期待できる。防虫・防かび洋
服カバー、防かび壁紙、虫よけ服、ペット用防虫服、金
属製品の防錆カバー等の用途に有用である。
気性に優れ、かつ水にぬれにくい。また多量の薬剤を保
持でき、水、油、摩擦等の刺激によっても薬剤が容易に
は失われず長期間の効果が期待できる。防虫・防かび洋
服カバー、防かび壁紙、虫よけ服、ペット用防虫服、金
属製品の防錆カバー等の用途に有用である。
【0015】
【実施例】以下、実施例により説明するが、本発明はこ
れによって限定されるものではない。実施例および比較
例の結果は表1〜3に示した。
れによって限定されるものではない。実施例および比較
例の結果は表1〜3に示した。
【0016】実施例1 線状低密度ポリエチレン(住友化学(株)製、商品名:
エクセレンVL VL200、密度0.900g/cm3 )
100重量部と炭酸カルシウム(白石カルシウム(株)
製、商品名:ホワイトンSSB(赤))150重量部
と、パーメスリン(住友化学工業(株)製、エクスミ
ン)80重量部をバンバリーミキサーによって120℃
で5分間混練し樹脂組成物を得た後、270℃の樹脂温
度にて、30g/m2の坪量で不織布(芯層がポリエステル
(融点257℃)、鞘層がポリエチレン(融点124
℃)である同心の繊維からなる厚さ100μm、(ユニ
チカ(株)製エルベスS0303WD0))にラミネー
トした。この積層体をロール型の延伸機で一軸方向に3
0℃で1.3倍延伸することにより薬剤含有通気性フィ
ルムを得た。得られた薬剤含有通気性フィルムは、表面
への薬剤(パーメスリン)のブリードアウトがなく外観
は良好であった。
エクセレンVL VL200、密度0.900g/cm3 )
100重量部と炭酸カルシウム(白石カルシウム(株)
製、商品名:ホワイトンSSB(赤))150重量部
と、パーメスリン(住友化学工業(株)製、エクスミ
ン)80重量部をバンバリーミキサーによって120℃
で5分間混練し樹脂組成物を得た後、270℃の樹脂温
度にて、30g/m2の坪量で不織布(芯層がポリエステル
(融点257℃)、鞘層がポリエチレン(融点124
℃)である同心の繊維からなる厚さ100μm、(ユニ
チカ(株)製エルベスS0303WD0))にラミネー
トした。この積層体をロール型の延伸機で一軸方向に3
0℃で1.3倍延伸することにより薬剤含有通気性フィ
ルムを得た。得られた薬剤含有通気性フィルムは、表面
への薬剤(パーメスリン)のブリードアウトがなく外観
は良好であった。
【0017】比較例1 不織布を使用せずに加工した以外は実施例1と同様にし
て薬剤含有通気性フィルムを得た。得られた薬剤含有通
気性フィルムは引張強度や耐水性が著しく低い上に延伸
ムラが多く、未延伸部では薬剤が表面にブリードアウト
し、外観がやや不良であった。未延伸部にブリードアウ
トした薬剤はガーゼを用いて容易にぬぐいさられた。
て薬剤含有通気性フィルムを得た。得られた薬剤含有通
気性フィルムは引張強度や耐水性が著しく低い上に延伸
ムラが多く、未延伸部では薬剤が表面にブリードアウト
し、外観がやや不良であった。未延伸部にブリードアウ
トした薬剤はガーゼを用いて容易にぬぐいさられた。
【0018】比較例2 延伸倍率を1.05倍とした以外は実施例1と同様にし
て薬剤含有通気性フィルムを得た。得られた薬剤含有通
気性フィルムは、表面への薬剤(パーメスリン)のブリ
ードアウトが著しくべたべたな状態であり、外観は不良
であった。薬剤はガーゼを用いて容易にぬぐいさられ
た。
て薬剤含有通気性フィルムを得た。得られた薬剤含有通
気性フィルムは、表面への薬剤(パーメスリン)のブリ
ードアウトが著しくべたべたな状態であり、外観は不良
であった。薬剤はガーゼを用いて容易にぬぐいさられ
た。
【0019】実施例2 線状低密度ポリエチレン(住友化学工業(株)製、スミ
カセンα CS3003、密度0.932g/cm3 )75
重量%と高圧法低密度ポリエチレン(住友化学工業
(株)製、スミカセンF208−0、密度0.922g/
cm3 )25重量%とからなる熱可塑性樹脂100重量部
と炭酸カルシウム(白石カルシウム(株)製、商品名:
ホワイトンSSB(赤))120重量部とをバンバリー
ミキサーによって120℃で5分間混練し樹脂組成物を
得た後、200℃の樹脂温度にて、30g/m2の坪量で実
施例1で使用したのと同じ不織布にラミネートした。ラ
ミネートして得られた積層体にd−フェノトリン(住友
化学工業(株)製、スミスリン)を4000mg/m2塗布した
状態で、ロール型の延伸機で一軸方向に50℃で1.3
倍延伸することにより薬剤含有通気性フィルムを得た。
得られた薬剤含有通気性フィルムは、表面への薬剤(d
−フェノトリン)のブリードアウトがなく外観は良好で
あった。尚、d−フェノトリンは延伸加工中に速やかに
樹脂組成物層に吸い込まれた。
カセンα CS3003、密度0.932g/cm3 )75
重量%と高圧法低密度ポリエチレン(住友化学工業
(株)製、スミカセンF208−0、密度0.922g/
cm3 )25重量%とからなる熱可塑性樹脂100重量部
と炭酸カルシウム(白石カルシウム(株)製、商品名:
ホワイトンSSB(赤))120重量部とをバンバリー
ミキサーによって120℃で5分間混練し樹脂組成物を
得た後、200℃の樹脂温度にて、30g/m2の坪量で実
施例1で使用したのと同じ不織布にラミネートした。ラ
ミネートして得られた積層体にd−フェノトリン(住友
化学工業(株)製、スミスリン)を4000mg/m2塗布した
状態で、ロール型の延伸機で一軸方向に50℃で1.3
倍延伸することにより薬剤含有通気性フィルムを得た。
得られた薬剤含有通気性フィルムは、表面への薬剤(d
−フェノトリン)のブリードアウトがなく外観は良好で
あった。尚、d−フェノトリンは延伸加工中に速やかに
樹脂組成物層に吸い込まれた。
【0020】比較例3 延伸倍率を1.05倍とした以外は実施例2と同様にし
て薬剤含有通気性フィルムを得た。得られた薬剤含有通
気性フィルムは、表面への薬剤(d−フェノトリン)の
ブリードアウトが著しく外観は不良であり、薬剤はガー
ゼを用いて容易にぬぐいさられた。 比較例4 実施例2で用いた不織布にd−フェノトリン(住友化学
工業(株)製、スミスリン)を4000mg/m2塗布したが、
その外観は不良であり、薬剤はガーゼを用いて容易にぬ
ぐいさられた。
て薬剤含有通気性フィルムを得た。得られた薬剤含有通
気性フィルムは、表面への薬剤(d−フェノトリン)の
ブリードアウトが著しく外観は不良であり、薬剤はガー
ゼを用いて容易にぬぐいさられた。 比較例4 実施例2で用いた不織布にd−フェノトリン(住友化学
工業(株)製、スミスリン)を4000mg/m2塗布したが、
その外観は不良であり、薬剤はガーゼを用いて容易にぬ
ぐいさられた。
【0021】実施例3 線状高密度ポリエチレン(昭和電工(株)製、エースポ
リエチHD 5050 密度0.950g/cm3 )75重量%と
高圧法低密度ポリエチレン(住友化学工業(株)製スミ
カセン F208−0、密度0.922g/cm3 )25重
量%とからなる熱可塑性樹脂100重量部と、炭酸カル
シウム(白石カルシウム(株)製ホワイトンSSB
(赤))80重量部とからなる組成物をバンバリー型の
混練機で混練した後、270℃の樹脂温度にて、30g/
m2の坪量で実施例1で使用したのと同じ不織布にラミネ
ートした。このラミネートフィルムをロール型の延伸機
で一軸方向に100℃で1.3倍延伸することにより通
気性フィルムを得た。得られたフィルムにエンペントリ
ンのアセトン溶液を塗布することにより、500mg/
m2 のエンペントリンを含有する薬剤含有通気性フィル
ムを得た。得られた薬剤含有通気性フィルムの不織布を
外側にして、防虫洋服カバーを作製し、洋ダンスのなか
に吊るして、エンペントリンの残存量の経時変化を測定
した。測定は、1,3,6,8カ月後に洋服カバーの一
部をそれぞれ切り取り、アセトン還流下でエンペントリ
ンを抽出し、ガスクロマトグラフィーにて定量すること
により実施した。 (反復数3)エンペントリンの残存量は、1,3,6,
8カ月後でそそれぞれ322mg/m2 ,204mg/
m2 ,65mg/m2 ,0mg/m2 であり、防虫洋服
カバーとして6カ月有効であると判断された。
リエチHD 5050 密度0.950g/cm3 )75重量%と
高圧法低密度ポリエチレン(住友化学工業(株)製スミ
カセン F208−0、密度0.922g/cm3 )25重
量%とからなる熱可塑性樹脂100重量部と、炭酸カル
シウム(白石カルシウム(株)製ホワイトンSSB
(赤))80重量部とからなる組成物をバンバリー型の
混練機で混練した後、270℃の樹脂温度にて、30g/
m2の坪量で実施例1で使用したのと同じ不織布にラミネ
ートした。このラミネートフィルムをロール型の延伸機
で一軸方向に100℃で1.3倍延伸することにより通
気性フィルムを得た。得られたフィルムにエンペントリ
ンのアセトン溶液を塗布することにより、500mg/
m2 のエンペントリンを含有する薬剤含有通気性フィル
ムを得た。得られた薬剤含有通気性フィルムの不織布を
外側にして、防虫洋服カバーを作製し、洋ダンスのなか
に吊るして、エンペントリンの残存量の経時変化を測定
した。測定は、1,3,6,8カ月後に洋服カバーの一
部をそれぞれ切り取り、アセトン還流下でエンペントリ
ンを抽出し、ガスクロマトグラフィーにて定量すること
により実施した。 (反復数3)エンペントリンの残存量は、1,3,6,
8カ月後でそそれぞれ322mg/m2 ,204mg/
m2 ,65mg/m2 ,0mg/m2 であり、防虫洋服
カバーとして6カ月有効であると判断された。
【0022】比較例5 エンペントリンのアセトン溶液を塗布することにより、
500mg/m2 のエンペントリンを含有した不織布を
得た後、洋服カバーを作製し洋ダンスのなかに吊るして
実施例3と同様に評価した結果、一ヵ月後のエンペント
リンの残存量は0であり、有効期間は一ヵ月未満である
と判断された。
500mg/m2 のエンペントリンを含有した不織布を
得た後、洋服カバーを作製し洋ダンスのなかに吊るして
実施例3と同様に評価した結果、一ヵ月後のエンペント
リンの残存量は0であり、有効期間は一ヵ月未満である
と判断された。
【0023】防黴効果評価方法(実施例4、比較例6,
7) 直径9cmのガラスシャーレの底面に直径5cmの濾紙
をおき、この濾紙にペプトン0.1%,ブドウ糖0.4
%水溶液を1ml滴下してしめらせた。さらにこの濾紙
の中央に、供試菌Aspergillus niger の胞子の水懸濁液
( 胞子濃度約10 6 個/ml) を10マイクロリットル滴下
した。引き続き, 予め温度27℃、湿度50% の室内に所定
時間つるしておくことによりエージングし薬剤を蒸散さ
せた供試フィルムでこのシャーレの蓋をした。供試フィ
ルムでフタをしたシャーレを、供試フィルムの上面を開
放した状態で、温度27℃、湿度50% の室内にて1 週間放
置して培養した後、菌の成育状態を調査した。
7) 直径9cmのガラスシャーレの底面に直径5cmの濾紙
をおき、この濾紙にペプトン0.1%,ブドウ糖0.4
%水溶液を1ml滴下してしめらせた。さらにこの濾紙
の中央に、供試菌Aspergillus niger の胞子の水懸濁液
( 胞子濃度約10 6 個/ml) を10マイクロリットル滴下
した。引き続き, 予め温度27℃、湿度50% の室内に所定
時間つるしておくことによりエージングし薬剤を蒸散さ
せた供試フィルムでこのシャーレの蓋をした。供試フィ
ルムでフタをしたシャーレを、供試フィルムの上面を開
放した状態で、温度27℃、湿度50% の室内にて1 週間放
置して培養した後、菌の成育状態を調査した。
【0024】実施例4 パーメスリンに代えて、パラオキシ安息香酸メチルを
3.8重量部配合した以外は実施例1と同様の方法でパ
ラオキシ安息香酸メチルを500mg/m2 含有した薬
剤含有通気性フィルムを得た。得られた薬剤含有通気性
フィルムの防黴効果を上記の評価方法(不織布面を上に
してシャーレに固定)により判定した結果を表3に示し
た。このフィルムは初期効果、持続性の両方に優れた防
黴効果を示した。尚、このフィルムは通気性に優れるた
め1週間放置後に菌の成育状態を調査した際はいずれの
濾紙も乾燥状態であった。この薬剤含有通気性フィルム
は防黴カバー等の用途に好適に用いることができると考
えられる。
3.8重量部配合した以外は実施例1と同様の方法でパ
ラオキシ安息香酸メチルを500mg/m2 含有した薬
剤含有通気性フィルムを得た。得られた薬剤含有通気性
フィルムの防黴効果を上記の評価方法(不織布面を上に
してシャーレに固定)により判定した結果を表3に示し
た。このフィルムは初期効果、持続性の両方に優れた防
黴効果を示した。尚、このフィルムは通気性に優れるた
め1週間放置後に菌の成育状態を調査した際はいずれの
濾紙も乾燥状態であった。この薬剤含有通気性フィルム
は防黴カバー等の用途に好適に用いることができると考
えられる。
【0025】比較例6 パラオキシ安息香酸メチルのアセトン溶液を不織布(芯
層がポリエステル(融点257℃)、鞘層がポリエチレ
ン(融点124℃)である同心の繊維からなる厚さ10
0μm、の不織布(ユニチカ(製)エルベスS0303
WD0)に塗布し、パラオキシ安息香酸メチルを500
mg/m2 含有した薬剤含有不織布を得た。これを用い
て実施例4と同様の防黴効果の評価を実施した。結果を
表3に示す。この不織布では、初期効果は得られたが、
持続性が得られなかった。尚、1週間放置後に菌の成育
状態を調査した際はいずれの濾紙も乾燥状態であった。
層がポリエステル(融点257℃)、鞘層がポリエチレ
ン(融点124℃)である同心の繊維からなる厚さ10
0μm、の不織布(ユニチカ(製)エルベスS0303
WD0)に塗布し、パラオキシ安息香酸メチルを500
mg/m2 含有した薬剤含有不織布を得た。これを用い
て実施例4と同様の防黴効果の評価を実施した。結果を
表3に示す。この不織布では、初期効果は得られたが、
持続性が得られなかった。尚、1週間放置後に菌の成育
状態を調査した際はいずれの濾紙も乾燥状態であった。
【0026】比較例7 パラオキシ安息香酸メチルを中間層に500mg/m2
含有した2種3層フィルム(内層:低密度ポリエチレン
10μ、中間層:エチレン酢酸ビニル共重合体30μ、
外層:低密度ポリエチレン10μ、総厚み50μ)を用
いた以外は実施例4と同様にして防黴効果を評価した。
結果を表3に示す。このフィルムでは防黴効果は得られ
なかった。尚、このフィルムは通気性がないため。1週
間放置後に菌の成育状態を調査した際にも、いづれの濾
紙も濡れた状態であった。
含有した2種3層フィルム(内層:低密度ポリエチレン
10μ、中間層:エチレン酢酸ビニル共重合体30μ、
外層:低密度ポリエチレン10μ、総厚み50μ)を用
いた以外は実施例4と同様にして防黴効果を評価した。
結果を表3に示す。このフィルムでは防黴効果は得られ
なかった。尚、このフィルムは通気性がないため。1週
間放置後に菌の成育状態を調査した際にも、いづれの濾
紙も濡れた状態であった。
【0027】
【0028】
【0029】樹脂P−1:線状低密度ポリエチレン(住
友化学工業(株)製、商品名:エクセレンVL VL
200、密度0.900g/cm3 ) P−2:高圧法低密度ポリエチレン(住友化学工業
(株)製スミカセン F208−0、密度0.922g/
cm3 ) P−3:線状低密度ポリエチレン(住友化学工業(株)
製、スミカセンα CS3003、密度0.932g/cm
3 ) P−4:線状高密度ポリエチレン(昭和電工(株)製、
エースポリエチHD5050密度0.950g/cm3 ) 薬剤C−1:パーメスリン,C−2:d−フェノトリ
ン,C−3:エンペントリン,C−4:オキシ安息香酸
メチル 充填剤:炭酸カルシウム(白石カルシウム(株)製ホワ
イトンSSB(赤))
友化学工業(株)製、商品名:エクセレンVL VL
200、密度0.900g/cm3 ) P−2:高圧法低密度ポリエチレン(住友化学工業
(株)製スミカセン F208−0、密度0.922g/
cm3 ) P−3:線状低密度ポリエチレン(住友化学工業(株)
製、スミカセンα CS3003、密度0.932g/cm
3 ) P−4:線状高密度ポリエチレン(昭和電工(株)製、
エースポリエチHD5050密度0.950g/cm3 ) 薬剤C−1:パーメスリン,C−2:d−フェノトリ
ン,C−3:エンペントリン,C−4:オキシ安息香酸
メチル 充填剤:炭酸カルシウム(白石カルシウム(株)製ホワ
イトンSSB(赤))
【0030】
【0031】 外観の評価は目視により以下の基準で実施した。 良好 :薬剤が肉眼では表面に認められない。(ブリ
ードアウトしていない) やや不良:薬剤のブリードアウトが表面の一部で認めら
れる。 不良 :薬剤のブリードアウトが著しく表面全体で認
められる。
ードアウトしていない) やや不良:薬剤のブリードアウトが表面の一部で認めら
れる。 不良 :薬剤のブリードアウトが著しく表面全体で認
められる。
【0032】 ○: 菌の成育が見られない。 △: 濾紙平面の1/4 未満に菌が成育。 ×: 濾紙平面の1/4 以上に菌が成育。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/12 8413−4F 27/18 F 8413−4F (72)発明者 永松 龍弘 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂100重量部と充填剤50〜
400重量部よりなる樹脂組成物と不織布とからなる積
層体を一軸または二軸に1.1〜3倍の延伸倍率で延伸
して得られる多孔質通気性フィルムに薬剤0.1〜35
0重量部を含有してなる薬剤含有通気性フィルム。 - 【請求項2】熱可塑性樹脂100重量部と充填剤50〜
400重量部および薬剤0.1〜350重量部よりなる
樹脂組成物と不織布とからなる積層体を一軸または二軸
に1.1〜3倍の延伸倍率で延伸して樹脂組成物を多孔
質化することを特徴とする薬剤含有通気性フィルムの製
造法。 - 【請求項3】熱可塑性樹脂100重量部と充填剤50〜
400重量部よりなる樹脂組成物と不織布とからなる積
層体に薬剤を塗布または展着した状態、あるいは該積層
体を薬剤またはその溶液に浸漬した状態で一軸または二
軸に1.1〜3倍の延伸倍率で延伸して樹脂組成物を多
孔質化する過程で該樹脂層に薬剤を含有させることを特
徴とする薬剤含有通気性フィルムの製造法。 - 【請求項4】熱可塑性樹脂100重量部と充填剤50〜
400重量部からなる樹脂組成物と不織布とからなる積
層体を一軸または二軸に1.1〜3倍の延伸倍率で延伸
し組成物樹脂を多孔質化して得られた通気性フィルムに
薬剤を塗布、展着または浸漬して、薬剤を含有せしめる
ことを特徴とする薬剤含有通気性フィルムの製造法。
Priority Applications (1)
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ID=26440401
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JP (1) | JPH0710708A (ja) |
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- 1993-09-22 JP JP5236302A patent/JPH0710708A/ja active Pending
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