JPH06293841A - 発泡ポリラクチド成形体 - Google Patents
発泡ポリラクチド成形体Info
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- JPH06293841A JPH06293841A JP5293049A JP29304993A JPH06293841A JP H06293841 A JPH06293841 A JP H06293841A JP 5293049 A JP5293049 A JP 5293049A JP 29304993 A JP29304993 A JP 29304993A JP H06293841 A JPH06293841 A JP H06293841A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J9/00—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
- C08J9/04—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent
- C08J9/12—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a physical blowing agent
- C08J9/14—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a physical blowing agent organic
- C08J9/141—Hydrocarbons
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L67/00—Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L67/04—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids, e.g. lactones
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2367/00—Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
- C08J2367/04—Polyesters derived from hydroxy carboxylic acids, e.g. lactones
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ポリラクチド中にL−ラクチドまたはD−ラク
チドを高い割合で含むことにより発泡粒子の融着性を改
善した発泡ポリラクチド成形体を提供すること。 【構成】発泡剤を含有する非晶質ポリラクチド粒子と発
泡剤を含有しない微粉のポリラクチドとの混合物を発泡
させることにより得られる発泡ポリラクチド成形体およ
びその製造方法。
チドを高い割合で含むことにより発泡粒子の融着性を改
善した発泡ポリラクチド成形体を提供すること。 【構成】発泡剤を含有する非晶質ポリラクチド粒子と発
泡剤を含有しない微粉のポリラクチドとの混合物を発泡
させることにより得られる発泡ポリラクチド成形体およ
びその製造方法。
Description
【0001】
【技術分野】本願発明は発泡ポリラクチド成形体および
その製造方法に関するものである。ポリ−L−ラクチ
ド、ポリ−D−ラクチド、およびL−ラクチドとD−ラ
クチドとの共重合体は生物を分解可能な重合体として公
知であり、その腐敗により自然な分解生成物を生じるの
ではなく、バイオマスおよび二酸化炭素のみを生じる。
従ってポリラクチドは、特に包装の分野で大きな利用価
値を有する。
その製造方法に関するものである。ポリ−L−ラクチ
ド、ポリ−D−ラクチド、およびL−ラクチドとD−ラ
クチドとの共重合体は生物を分解可能な重合体として公
知であり、その腐敗により自然な分解生成物を生じるの
ではなく、バイオマスおよび二酸化炭素のみを生じる。
従ってポリラクチドは、特に包装の分野で大きな利用価
値を有する。
【0002】更にポリラクチドは、完全に再生原料から
製造することができる:L−ラクチド、D−ラクチド、
DL−ラクチドまたはそれらの混合物は乳酸から得ら
れ、非対称炭素原子を保持し、開環重合され、高分子生
成物を生成する。
製造することができる:L−ラクチド、D−ラクチド、
DL−ラクチドまたはそれらの混合物は乳酸から得ら
れ、非対称炭素原子を保持し、開環重合され、高分子生
成物を生成する。
【0003】単独重合のD−ラクチドおよびL−ラクチ
ドは約175℃の融点を有し、引張弾性率は室温で35
00から4000N/mm2 であり、引張強さは60から
70N/mm2 であり、一方重量平均分子量は50000
から200000g/mol であり、ガラス転移温度は5
0℃である。
ドは約175℃の融点を有し、引張弾性率は室温で35
00から4000N/mm2 であり、引張強さは60から
70N/mm2 であり、一方重量平均分子量は50000
から200000g/mol であり、ガラス転移温度は5
0℃である。
【0004】
【従来技術】ポリラクチド溶融体を、ジフルオロメタ
ン、1,1−ジフルオロエタンまたは1,1,1,3,
3−ペンタフルオロブタンのような弗素化された発泡剤
と押出機中で混合し、ダイを通した後、溶融体を減圧
し、膨張させ発泡を形成させる(Chemical Abstracts 1
16 (26): 257043 w)。得られたポリラクチド溶融体は、
発泡剤の膨張による急冷のために非晶質になる。
ン、1,1−ジフルオロエタンまたは1,1,1,3,
3−ペンタフルオロブタンのような弗素化された発泡剤
と押出機中で混合し、ダイを通した後、溶融体を減圧
し、膨張させ発泡を形成させる(Chemical Abstracts 1
16 (26): 257043 w)。得られたポリラクチド溶融体は、
発泡剤の膨張による急冷のために非晶質になる。
【0005】欧州特許出願公開第507554号公報
に、主としてポリラクトン酸、または乳酸とさらにヒド
ロキシカルボン酸の共重合体からなる分解可能な重合体
が開示されている。
に、主としてポリラクトン酸、または乳酸とさらにヒド
ロキシカルボン酸の共重合体からなる分解可能な重合体
が開示されている。
【0006】ドイツ特許願第P4230097号明細書
により、高強度で高耐熱性の生物分解可能重合体は、タ
ルクのような核形成剤を含むポリラクチドを発泡剤と混
合し、更に80から140℃、望ましくは約100℃
で、膨張させるかまたは発泡させることによりポリラク
チドから製造される。
により、高強度で高耐熱性の生物分解可能重合体は、タ
ルクのような核形成剤を含むポリラクチドを発泡剤と混
合し、更に80から140℃、望ましくは約100℃
で、膨張させるかまたは発泡させることによりポリラク
チドから製造される。
【0007】上記のことは例えばポリラクチド溶融体を
発泡剤、例えばn−ブタン、シクロペンタン、アセト
ン、蟻酸メチルまたはそれらの混合物と、対応する高い
蒸気圧下で混合することにより行われる。発泡剤を有す
る溶融体は軟化温度以下までの温度で対抗圧力下で急冷
され、80から140℃の加熱で発泡剤が蒸発して膨張
する非晶質粒状生成物を形成し、更に意図した通り部分
結晶質になる。
発泡剤、例えばn−ブタン、シクロペンタン、アセト
ン、蟻酸メチルまたはそれらの混合物と、対応する高い
蒸気圧下で混合することにより行われる。発泡剤を有す
る溶融体は軟化温度以下までの温度で対抗圧力下で急冷
され、80から140℃の加熱で発泡剤が蒸発して膨張
する非晶質粒状生成物を形成し、更に意図した通り部分
結晶質になる。
【0008】特にポリ−L−ラクチドの単独重合体の形
態(ポリ−D−ラクチドの単独重合体の形態でも同様で
あるごとく)において、高率で(一般に80%まで)高
い剛性および強度特性を有する部分結晶質になる傾向が
あり、一方約175℃の高い融点により非常に高い耐熱
性が得られる。
態(ポリ−D−ラクチドの単独重合体の形態でも同様で
あるごとく)において、高率で(一般に80%まで)高
い剛性および強度特性を有する部分結晶質になる傾向が
あり、一方約175℃の高い融点により非常に高い耐熱
性が得られる。
【0009】しかしながら、もし発泡成形体が、発泡剤
を含む粒を加熱された金型中で発泡させることにより製
造されるならば、高い配向と高い結晶度により、発泡工
程の終わりで必要な粒子の融着が、絞り比が高い場所で
充分に得られないという問題が起こる可能性がある。
を含む粒を加熱された金型中で発泡させることにより製
造されるならば、高い配向と高い結晶度により、発泡工
程の終わりで必要な粒子の融着が、絞り比が高い場所で
充分に得られないという問題が起こる可能性がある。
【0010】この問題はL−ラクチドまたはD−ラクチ
ドの単独重合体を、他のいずれかの光学的対掌体を増量
して含むコポリラクチドに置き換えることにより回避す
ることができる。このことは融着を拡大し、発泡に要す
る最終温度を低下させる。例えば10.3重量%のD−
単位をポリ−L−ラクチド内に導入することにより加熱
速度16℃/分のDSC(走査型示差熱量計)により測
定された融点を170℃から139℃に低下させ、結晶
度を約87%から63%に低下させる(Kolloid-Z.u Z.
Polymere 251 巻 (1973) 980-990)。しかしながら、得
られた成形体の機械的性質には悪影響を及ぼす。
ドの単独重合体を、他のいずれかの光学的対掌体を増量
して含むコポリラクチドに置き換えることにより回避す
ることができる。このことは融着を拡大し、発泡に要す
る最終温度を低下させる。例えば10.3重量%のD−
単位をポリ−L−ラクチド内に導入することにより加熱
速度16℃/分のDSC(走査型示差熱量計)により測
定された融点を170℃から139℃に低下させ、結晶
度を約87%から63%に低下させる(Kolloid-Z.u Z.
Polymere 251 巻 (1973) 980-990)。しかしながら、得
られた成形体の機械的性質には悪影響を及ぼす。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の課題は、ポ
リラクチド中にL−ラクチドまたはD−ラクチドを高い
割合で含むことにより発泡粒子の融着性を改善した発泡
ポリラクチド成形体を提供することである。
リラクチド中にL−ラクチドまたはD−ラクチドを高い
割合で含むことにより発泡粒子の融着性を改善した発泡
ポリラクチド成形体を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願発明の目的は、発泡
ポリラクチド成形体が、発泡剤を含有するポリラクチド
粒子と発泡剤を含有しない基本のポリラクチド粒子を混
合し、この混合物を、成形体を製造するのに用いること
によって達成されることが見出された。
ポリラクチド成形体が、発泡剤を含有するポリラクチド
粒子と発泡剤を含有しない基本のポリラクチド粒子を混
合し、この混合物を、成形体を製造するのに用いること
によって達成されることが見出された。
【0013】従って本願発明は、発泡剤を含有する非晶
質ポリラクチド粒子と発泡剤を含有しない微粉のポリラ
クチド粒子との混合物を発泡させることにより得られる
発泡ポリラクチド成形体を提供することである。
質ポリラクチド粒子と発泡剤を含有しない微粉のポリラ
クチド粒子との混合物を発泡させることにより得られる
発泡ポリラクチド成形体を提供することである。
【0014】本願発明はまた、発泡剤を含有する非晶質
ポリラクチド粒子と発泡剤を含有しない微粉のポリラク
チド粒子との混合物を、金型中で発泡させることにより
得られる発泡ポリラクチド成形体の製造方法を提供する
ことである。
ポリラクチド粒子と発泡剤を含有しない微粉のポリラク
チド粒子との混合物を、金型中で発泡させることにより
得られる発泡ポリラクチド成形体の製造方法を提供する
ことである。
【0015】本願発明の目的のためのポリラクチドは、
ポリ−L−ラクチド、ポリ−D−ラクチド、L−ラクチ
ドとD−ラクチドの共重合体、およびまたL−ラクチド
および/またはD−ラクチドと乳酸の他に少量のα−ヒ
ドロキシカルボン酸との共重合体である。これらのα−
ヒドロキシカルボン酸は、一般に生物分解性および機械
的性質に作用するので、極く少量で使用される。本願発
明のポリラクチドは一般に優先的にD−またはL−光学
的対掌体から構成される。
ポリ−L−ラクチド、ポリ−D−ラクチド、L−ラクチ
ドとD−ラクチドの共重合体、およびまたL−ラクチド
および/またはD−ラクチドと乳酸の他に少量のα−ヒ
ドロキシカルボン酸との共重合体である。これらのα−
ヒドロキシカルボン酸は、一般に生物分解性および機械
的性質に作用するので、極く少量で使用される。本願発
明のポリラクチドは一般に優先的にD−またはL−光学
的対掌体から構成される。
【0016】本願発明の特に望ましい態様においては、
発泡剤を含有するポリラクチド粒子と発泡剤を含有しな
い微粉のポリラクチド粒子が互いに無関係に、それぞれ
少なくとも90重量%のL−またはD−光学的対掌体か
ら作られる。
発泡剤を含有するポリラクチド粒子と発泡剤を含有しな
い微粉のポリラクチド粒子が互いに無関係に、それぞれ
少なくとも90重量%のL−またはD−光学的対掌体か
ら作られる。
【0017】発泡剤を含有する本願発明によるポリラク
チド粒子は、例えばn−ブタン、n−ペンタン、シクロ
ペンタン、アセトン、蟻酸メチルまたはそれらの混合物
とポリラクチド溶融体と混合することにより得られる。
チド粒子は、例えばn−ブタン、n−ペンタン、シクロ
ペンタン、アセトン、蟻酸メチルまたはそれらの混合物
とポリラクチド溶融体と混合することにより得られる。
【0018】発泡剤を有する溶融体は軟化温度以下まで
の温度で対抗圧力下で急冷され、発泡剤を含有する非晶
質粒状生成物を生成し造粒される。
の温度で対抗圧力下で急冷され、発泡剤を含有する非晶
質粒状生成物を生成し造粒される。
【0019】蟻酸メチルまたはアセトンのような極性発
泡剤は、極性発泡剤による不完全な結晶化を理想的に回
避するために、一般にn−ペンタンのような発泡剤と混
合される。
泡剤は、極性発泡剤による不完全な結晶化を理想的に回
避するために、一般にn−ペンタンのような発泡剤と混
合される。
【0020】核形成剤を含んでも良い、約1mmサイズの
微細な非晶質ポリラクチド粒子は水中に懸濁され、発泡
剤と50℃以下の温度で、100バールの圧力で10時
間までの期間に混合される。
微細な非晶質ポリラクチド粒子は水中に懸濁され、発泡
剤と50℃以下の温度で、100バールの圧力で10時
間までの期間に混合される。
【0021】また非晶質ポリラクチド粒子を液状発泡剤
または発泡剤混合物で、室温で含浸させ、更に液状発泡
剤または発泡剤混合物を傾斜除去し、続いて粒子を昇温
した温度で発泡させることもできる。
または発泡剤混合物で、室温で含浸させ、更に液状発泡
剤または発泡剤混合物を傾斜除去し、続いて粒子を昇温
した温度で発泡させることもできる。
【0022】均一に発泡させるために、発泡剤を含浸さ
せるべきポリラクチド粒子は、一般に含浸前の粒子に対
して0.2から0.5重量%の微粉の不均質な核形成
剤、望ましくはタルクが付与される。核形成剤は通常押
出機を用いて溶融体に混合され、押出型を通して押し出
され、更に押出成形物は材料を非晶質の状態に保持する
ために水槽中に急冷される。乾燥は50℃以下で行うの
が、結晶化を防ぐのに有利である。
せるべきポリラクチド粒子は、一般に含浸前の粒子に対
して0.2から0.5重量%の微粉の不均質な核形成
剤、望ましくはタルクが付与される。核形成剤は通常押
出機を用いて溶融体に混合され、押出型を通して押し出
され、更に押出成形物は材料を非晶質の状態に保持する
ために水槽中に急冷される。乾燥は50℃以下で行うの
が、結晶化を防ぐのに有利である。
【0023】次に発泡剤による含浸が行われる。使用さ
れる発泡剤は、望ましくは低蒸気圧の極性および非極性
溶媒の混合物であり、発泡剤はとにかく、かなり少ない
程度の結晶化のみが、ガラス軟化温度以下での含浸の間
に起こるように選択される。蟻酸メチルおよびペンタン
の混合物が用いられるのが好ましい。
れる発泡剤は、望ましくは低蒸気圧の極性および非極性
溶媒の混合物であり、発泡剤はとにかく、かなり少ない
程度の結晶化のみが、ガラス軟化温度以下での含浸の間
に起こるように選択される。蟻酸メチルおよびペンタン
の混合物が用いられるのが好ましい。
【0024】例えば0.5から5mmサイズの、含浸され
る粒子は一般に30℃以下で1から20時間発泡剤中に
置かれ、次に発泡剤から篩い分けかまたは傾斜法により
分離される。含浸されていず、従って発泡剤を含まない
ポリラクチドとの混合物は単純なタンブルミキサー中で
実施され得る。
る粒子は一般に30℃以下で1から20時間発泡剤中に
置かれ、次に発泡剤から篩い分けかまたは傾斜法により
分離される。含浸されていず、従って発泡剤を含まない
ポリラクチドとの混合物は単純なタンブルミキサー中で
実施され得る。
【0025】発泡剤で含浸されていない基本ポリラクチ
ドの割合は、全混合物に対して一般に0.01から50
重量%、望ましくは0.1から20重量%、特に望まし
くは0.2から10重量%である。粒子サイズは一般に
0.001から0.5mm、望ましくは0.01から0.
1mmであり、含浸されていないポリラクチドは例えば粒
子の低温粉砕または非溶媒のポリラクチド溶液を沈殿さ
せることにより調製される。
ドの割合は、全混合物に対して一般に0.01から50
重量%、望ましくは0.1から20重量%、特に望まし
くは0.2から10重量%である。粒子サイズは一般に
0.001から0.5mm、望ましくは0.01から0.
1mmであり、含浸されていないポリラクチドは例えば粒
子の低温粉砕または非溶媒のポリラクチド溶液を沈殿さ
せることにより調製される。
【0026】本願発明の方法において、含浸されていな
いポリラクチドの結晶化に要する時間は、一般に100
から165℃で2から10分であり、特定の製造条件に
依存する。発泡剤を含まないポリラクチドはまた核形成
剤も含まないのが望ましい。
いポリラクチドの結晶化に要する時間は、一般に100
から165℃で2から10分であり、特定の製造条件に
依存する。発泡剤を含まないポリラクチドはまた核形成
剤も含まないのが望ましい。
【0027】成形体は例えば、165℃の蒸気が直接通
過する0.5から1mmの細孔を有する金型中または内部
が165℃までの温度の蒸気に曝されるオートクレーブ
中で製造される。それ自身公知の他の態様、例えば液体
の加熱移動媒体で間接的に、或は電気的に加熱される金
型を使用することができる。ポリラクチドの極性のため
にマイクロ波加熱もまた適用可能である。
過する0.5から1mmの細孔を有する金型中または内部
が165℃までの温度の蒸気に曝されるオートクレーブ
中で製造される。それ自身公知の他の態様、例えば液体
の加熱移動媒体で間接的に、或は電気的に加熱される金
型を使用することができる。ポリラクチドの極性のため
にマイクロ波加熱もまた適用可能である。
【0028】蒸気が加熱に用いられる場合、接触時間は
重要な意味のあるポリラクチドの鹸化をさけることがで
きるように、2〜3分間に限定するのが好ましい。
重要な意味のあるポリラクチドの鹸化をさけることがで
きるように、2〜3分間に限定するのが好ましい。
【0029】本願発明の混合物が発泡成形体の製造に用
いられるならば、基本の含浸されていないポリラクチド
は発泡の間に明らかに軟化するが、拡張せず、従って初
期の非晶質の状態で存在する。同時にその粘度は対応す
る量に従って減少し、結晶化を受ける配向された発泡ポ
リラクチド中の溶解度のために、膨張する粒子が膨張圧
下で発泡工程の終期に向かって互いに接着することにな
る。次に成形体は最終温度で更に保持し、その間核形成
せず接着した材料が同様に結晶化し、その結果発泡成形
体の耐熱性にとにかく顕著な悪影響を及ぼさない。
いられるならば、基本の含浸されていないポリラクチド
は発泡の間に明らかに軟化するが、拡張せず、従って初
期の非晶質の状態で存在する。同時にその粘度は対応す
る量に従って減少し、結晶化を受ける配向された発泡ポ
リラクチド中の溶解度のために、膨張する粒子が膨張圧
下で発泡工程の終期に向かって互いに接着することにな
る。次に成形体は最終温度で更に保持し、その間核形成
せず接着した材料が同様に結晶化し、その結果発泡成形
体の耐熱性にとにかく顕著な悪影響を及ぼさない。
【0030】
【実施例】実施例 溶媒としてのクロロホルム中の0.1%濃度の溶液で、
25℃で測定された固有粘度1.68を有するポリ−L
−ラクチド5kgを、20gの微粉状タルクと粉末に
し、溶融し更に押出機中で205℃で均質化した。溶融
体は直径2mmの押出型を通して押出し、得られたストラ
ンドは水槽に通された。ストランドは0.7から1mmの
直径が得られるような速度で引き抜かれ、1mmの長さに
機械的に切断された。このようにして得られた非晶質粒
状の製品は40℃の空気流のもとに乾燥された。粒状物
のあるものは3容量部の蟻酸メチルおよび4容量部のn
−ペンタンの発泡剤混合物中で、20℃で6時間撹拌さ
れた。それから発泡剤は傾斜除去され、粒状物は簡単に
空気乾燥された。
25℃で測定された固有粘度1.68を有するポリ−L
−ラクチド5kgを、20gの微粉状タルクと粉末に
し、溶融し更に押出機中で205℃で均質化した。溶融
体は直径2mmの押出型を通して押出し、得られたストラ
ンドは水槽に通された。ストランドは0.7から1mmの
直径が得られるような速度で引き抜かれ、1mmの長さに
機械的に切断された。このようにして得られた非晶質粒
状の製品は40℃の空気流のもとに乾燥された。粒状物
のあるものは3容量部の蟻酸メチルおよび4容量部のn
−ペンタンの発泡剤混合物中で、20℃で6時間撹拌さ
れた。それから発泡剤は傾斜除去され、粒状物は簡単に
空気乾燥された。
【0031】タルクまたは発泡剤を付与していないポリ
−L−ラクチド粒10gを100mlのクロロホルム中に
40℃で溶解した。それからこの溶液は1リットルの強
撹拌したメタノール中に徐々に添加し、ポリラクチドが
沈殿してきた。沈殿したポリラクチドを濾別し、室温で
簡単に乾燥し、それから得られた粉末粒子の90重量%
が0.03mm以下のサイズになるまで液体窒素冷却下で
粉砕した。
−L−ラクチド粒10gを100mlのクロロホルム中に
40℃で溶解した。それからこの溶液は1リットルの強
撹拌したメタノール中に徐々に添加し、ポリラクチドが
沈殿してきた。沈殿したポリラクチドを濾別し、室温で
簡単に乾燥し、それから得られた粉末粒子の90重量%
が0.03mm以下のサイズになるまで液体窒素冷却下で
粉砕した。
【0032】最後に発泡剤を含有した粒子40gを、発
泡剤を含有していない微粉のポリ−L−ラクチド1.6
gと、密閉容器を振盪することにより混合した。混合物
は1リットルの容量を有し、壁に直径1mmの複数の穴を
穿孔された金型中に導入された。金型はシールされ、沸
騰水の入った容器に入れられた。5分後金型を水から取
り出し、冷水中に急冷し、解放した。取り出した成形体
は結合性と曲げ強さを有していた。
泡剤を含有していない微粉のポリ−L−ラクチド1.6
gと、密閉容器を振盪することにより混合した。混合物
は1リットルの容量を有し、壁に直径1mmの複数の穴を
穿孔された金型中に導入された。金型はシールされ、沸
騰水の入った容器に入れられた。5分後金型を水から取
り出し、冷水中に急冷し、解放した。取り出した成形体
は結合性と曲げ強さを有していた。
【0033】比較例 本願発明による実施例は、ポリ−L−ラクチドが発泡さ
れる粒に混合されずに繰り返された。金型解放時に見ら
れたものは、個々の発泡粒に容易に分離される成形体で
あった。
れる粒に混合されずに繰り返された。金型解放時に見ら
れたものは、個々の発泡粒に容易に分離される成形体で
あった。
Claims (1)
- 【請求項1】発泡剤を含有する非晶質ポリラクチド粒子
と発泡剤を含有しない微粉のポリラクチドとの混合物を
発泡させることにより得られる発泡ポリラクチド成形
体。
Applications Claiming Priority (2)
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