JPH0628598A - 駐車アシスト装置 - Google Patents
駐車アシスト装置Info
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- JPH0628598A JPH0628598A JP4180222A JP18022292A JPH0628598A JP H0628598 A JPH0628598 A JP H0628598A JP 4180222 A JP4180222 A JP 4180222A JP 18022292 A JP18022292 A JP 18022292A JP H0628598 A JPH0628598 A JP H0628598A
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- parking
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】正確な駐車可能領域の認識を行い、この駐車可
能領域に車両を駐車するための装置を提供する。 【構成】車両37は既に道路脇に沿って駐車している駐車
車両の全長と、この駐車車両の後方に形成されている駐
車可能領域の長さを検出する超音波センサ32、33からな
る長さ検出装置50と、この長さ検出装置50によって検出
した駐車車両の全長から駐車車両の全幅を推定する全幅
推定装置40と、長さ検出装置50によって検出した駐車可
能領域の長さと駐車車両の全長と、全幅推定装置40によ
り推定した駐車車両の全幅に基づいて駐車可能空間に車
両37を駐車するために必要な運転操作を演算する演算装
置34と、この演算手段34によって演算した運転操作を報
知する表示装置35とからなる駐車アシスト装置を車載し
ている。この駐車アシスト装置によって駐車可能領域に
車両37を駐車するアシストを行う。
能領域に車両を駐車するための装置を提供する。 【構成】車両37は既に道路脇に沿って駐車している駐車
車両の全長と、この駐車車両の後方に形成されている駐
車可能領域の長さを検出する超音波センサ32、33からな
る長さ検出装置50と、この長さ検出装置50によって検出
した駐車車両の全長から駐車車両の全幅を推定する全幅
推定装置40と、長さ検出装置50によって検出した駐車可
能領域の長さと駐車車両の全長と、全幅推定装置40によ
り推定した駐車車両の全幅に基づいて駐車可能空間に車
両37を駐車するために必要な運転操作を演算する演算装
置34と、この演算手段34によって演算した運転操作を報
知する表示装置35とからなる駐車アシスト装置を車載し
ている。この駐車アシスト装置によって駐車可能領域に
車両37を駐車するアシストを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の駐車可能領域に
車両を駐車するための装置に関する。
車両を駐車するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、目的の駐車可能空間に車両を駐車
するための駐車アシスト装置は例えば特開平1-173300号
公報等に開示されており、以下、図15〜17に示す図面を
用いて説明する。
するための駐車アシスト装置は例えば特開平1-173300号
公報等に開示されており、以下、図15〜17に示す図面を
用いて説明する。
【0003】図15において、駐車アシスト装置1は、車
両20の左側前部と左側後部に各々設けられた回動式超音
波センサ2、3と、車両20の右前輪Fr、左前輪Flの
角度を検出する操舵角センサ4と、右前輪Frの回転量
を検知する距離センサ5と、縦列駐車用のスタートスイ
ッチ6と、演算装置8と、表示装置9から構成されてい
る。
両20の左側前部と左側後部に各々設けられた回動式超音
波センサ2、3と、車両20の右前輪Fr、左前輪Flの
角度を検出する操舵角センサ4と、右前輪Frの回転量
を検知する距離センサ5と、縦列駐車用のスタートスイ
ッチ6と、演算装置8と、表示装置9から構成されてい
る。
【0004】回動式超音波センサ2、3は、演算装置8
によって作動を制御され、超音波を発信して、その反射
波を受信することにより反射した物体までの距離を検出
するものである。図15に示すように、向きを回転するこ
とによって、距離の検出方向を変更することが可能であ
る。
によって作動を制御され、超音波を発信して、その反射
波を受信することにより反射した物体までの距離を検出
するものである。図15に示すように、向きを回転するこ
とによって、距離の検出方向を変更することが可能であ
る。
【0005】即ち、演算装置8は、回動式超音波センサ
2を作動して検出方向θjと距離djを収集する。そし
て、収集したデータに基づいて図17に示す目的の駐車可
能領域21を認識する。
2を作動して検出方向θjと距離djを収集する。そし
て、収集したデータに基づいて図17に示す目的の駐車可
能領域21を認識する。
【0006】他方、操舵角センサ4と距離センサ5とに
よって、演算装置8は、車両の移動量を算出し、駐車可
能領域21に対する自車両の現在位置を認識する。
よって、演算装置8は、車両の移動量を算出し、駐車可
能領域21に対する自車両の現在位置を認識する。
【0007】演算装置8は、駐車可能領域21と自車両の
現在位置を認識すると、その駐車可能領域21に縦列駐車
を行うための最適の運転方法を予め記憶した運転データ
ベースに基づいて選択する。具体的には、最適の舵角
と、前進または後退のいずれかを選択する。また、前進
と後退の切換時及び駐車完了時にはストップを選択す
る。
現在位置を認識すると、その駐車可能領域21に縦列駐車
を行うための最適の運転方法を予め記憶した運転データ
ベースに基づいて選択する。具体的には、最適の舵角
と、前進または後退のいずれかを選択する。また、前進
と後退の切換時及び駐車完了時にはストップを選択す
る。
【0008】表示装置9は図16に示すように、上述の選
択した最適の舵角をLED11a〜11kのいずれかを点灯
することによって表示し、前進、ストップ、後退のうち
の選択したものに対応するLED14、15または16を点灯
する。
択した最適の舵角をLED11a〜11kのいずれかを点灯
することによって表示し、前進、ストップ、後退のうち
の選択したものに対応するLED14、15または16を点灯
する。
【0009】また現在の舵角をLED10a〜10kのいず
れかを点灯することによって表示する。
れかを点灯することによって表示する。
【0010】次に、図17を用いて駐車アシスト装置1の
動作を説明する。
動作を説明する。
【0011】運転者は目的の駐車可能領域21の前の道路
上に間口と略平行に車両20を停車し、縦列駐車用のスタ
ートスイッチ6を押す。
上に間口と略平行に車両20を停車し、縦列駐車用のスタ
ートスイッチ6を押す。
【0012】スタートスイッチ6が押されると演算装置
8は、駐車指定LED12を点灯すると共に、回動式超音
波センサ2、3を回動して検出方向θj、θkを定め、
且つ超音波を発信して、物体までの距離dj、dkを測
定する。
8は、駐車指定LED12を点灯すると共に、回動式超音
波センサ2、3を回動して検出方向θj、θkを定め、
且つ超音波を発信して、物体までの距離dj、dkを測
定する。
【0013】図17から理解されるように、目的の駐車可
能領域21を間口の左コーナP1は、回動式超音波センサ
2から得られた距離データdjの極小値に対応する。ま
た、駐車可能領域21の間口の右コーナP2は回動式超音
波センサ3で得られる距離dkの極小値に対応する。ま
た目的の駐車可能領域21の奥のコーナP3、P4は、距離
dj、dkの極大値に対応する。なお、図17の点R1、
R2も各々極小値を与えるが、これらの点R1、R2は奥
のコーナP3、P4より内側にあるので、容易にP1、P2
と区別することができる。
能領域21を間口の左コーナP1は、回動式超音波センサ
2から得られた距離データdjの極小値に対応する。ま
た、駐車可能領域21の間口の右コーナP2は回動式超音
波センサ3で得られる距離dkの極小値に対応する。ま
た目的の駐車可能領域21の奥のコーナP3、P4は、距離
dj、dkの極大値に対応する。なお、図17の点R1、
R2も各々極小値を与えるが、これらの点R1、R2は奥
のコーナP3、P4より内側にあるので、容易にP1、P2
と区別することができる。
【0014】駐車可能領域21と、その駐車可能領域21に
対する自車両20の現在位置を認識すると、演算装置8
は、その条件に対応する最適の舵角と前進、後退の区別
を縦列駐車用データベースの中から探し出す。
対する自車両20の現在位置を認識すると、演算装置8
は、その条件に対応する最適の舵角と前進、後退の区別
を縦列駐車用データベースの中から探し出す。
【0015】そして、このデータに基づいて、その舵角
をLED11a〜11kのいずれかを点灯して表示し、前進
/後退の区別をLED14または15を点灯して表示する。
をLED11a〜11kのいずれかを点灯して表示し、前進
/後退の区別をLED14または15を点灯して表示する。
【0016】このように目的の駐車可能領域21に自車両
20を的確に駐車するための、アシストを受けることがで
きる。
20を的確に駐車するための、アシストを受けることがで
きる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな駐車アシスト装置においては、超音波センサで駐車
可能領域21を検出していたために、駐車可能領域21の側
方が壁ではなくてフェンスや縁石であった場合には、超
音波センサから発信された超音波が戻って来なかった
り、駐車可能領域の奥にある壁で反射してしまい、正確
な駐車空間の奥行きを検出することができず、すなわち
正確な駐車可能領域の検出を行うことができなかったた
め、正確な駐車アシストを行うことができなかった。
うな駐車アシスト装置においては、超音波センサで駐車
可能領域21を検出していたために、駐車可能領域21の側
方が壁ではなくてフェンスや縁石であった場合には、超
音波センサから発信された超音波が戻って来なかった
り、駐車可能領域の奥にある壁で反射してしまい、正確
な駐車空間の奥行きを検出することができず、すなわち
正確な駐車可能領域の検出を行うことができなかったた
め、正確な駐車アシストを行うことができなかった。
【0018】本発明は正確な駐車可能領域の認識を行
い、この駐車可能領域に車両を駐車するための装置を提
供することを目的としている。
い、この駐車可能領域に車両を駐車するための装置を提
供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を図1に示
すクレーム対応図を用いて説明する。
すクレーム対応図を用いて説明する。
【0020】本発明は道路脇に沿って駐車している駐車
車両38の後方に縦列駐車するための車載駐車アシスト装
置であって、この車載駐車アシスト装置は、駐車車両38
の後方に形成される駐車可能領域の長さと、駐車車両38
の全長を検出する長さ検出手段50と、この長さ検出手段
50によって検出した駐車車両38の全長から駐車車両の全
幅を推定する全幅推定手段40と、長さ検出手段50によっ
て検出した駐車可能領域の長さと駐車車両38の全長と、
全幅推定手段40により推定した駐車車両38の全幅に基づ
いて前記駐車可能空間に車両37を駐車するために必要な
運転操作を演算する演算手段34と、この演算手段34によ
って演算した運転操作を報知する報知手段35からなって
いる。
車両38の後方に縦列駐車するための車載駐車アシスト装
置であって、この車載駐車アシスト装置は、駐車車両38
の後方に形成される駐車可能領域の長さと、駐車車両38
の全長を検出する長さ検出手段50と、この長さ検出手段
50によって検出した駐車車両38の全長から駐車車両の全
幅を推定する全幅推定手段40と、長さ検出手段50によっ
て検出した駐車可能領域の長さと駐車車両38の全長と、
全幅推定手段40により推定した駐車車両38の全幅に基づ
いて前記駐車可能空間に車両37を駐車するために必要な
運転操作を演算する演算手段34と、この演算手段34によ
って演算した運転操作を報知する報知手段35からなって
いる。
【0021】
【作用】車両37を駐車可能領域および駐車車両38に対し
て略平行に位置させ、長さ検出手段50によって駐車可能
領域の長さおよび駐車車両38の全長を検出しながら前進
する。この検出した駐車車両38の全長から、全幅推定手
段40によって駐車車両38の全幅を推定する。この長さ検
出手段50によって検出した駐車車両38の全長と駐車可能
領域の長さと、全幅推定手段40によって推定した駐車車
両38の全幅から、駐車可能領域に車両37を縦列駐車させ
るために必要な後退、操舵等の運転操作を演算装置34に
よって演算して、この演算した運転操作を報知手段35に
よって報知する。
て略平行に位置させ、長さ検出手段50によって駐車可能
領域の長さおよび駐車車両38の全長を検出しながら前進
する。この検出した駐車車両38の全長から、全幅推定手
段40によって駐車車両38の全幅を推定する。この長さ検
出手段50によって検出した駐車車両38の全長と駐車可能
領域の長さと、全幅推定手段40によって推定した駐車車
両38の全幅から、駐車可能領域に車両37を縦列駐車させ
るために必要な後退、操舵等の運転操作を演算装置34に
よって演算して、この演算した運転操作を報知手段35に
よって報知する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2〜14を用いて説
明する。
明する。
【0023】まず図2によって駐車アシスト装置の構成
を説明する。
を説明する。
【0024】駐車アシスト装置は、車両37の左側前部と
左側後部に各々設けられた超音波センサ32、33からなる
長さ検出装置50と、車両37の右前輪、左前輪の操舵角を
検出する操舵角センサ30と、車両37の車速を検出する車
速センサ31と、縦列駐車用のスタートスイッチ36と、演
算装置34と、表示装置35から構成されている。
左側後部に各々設けられた超音波センサ32、33からなる
長さ検出装置50と、車両37の右前輪、左前輪の操舵角を
検出する操舵角センサ30と、車両37の車速を検出する車
速センサ31と、縦列駐車用のスタートスイッチ36と、演
算装置34と、表示装置35から構成されている。
【0025】表示装置35は図3に示すように構成されて
いて、[指示角]は操舵しなければならない操舵角度を
示し、[操舵角]は現時点でのステアリングの操舵角度
を示す。この[操舵角]を[指示角]と同一位置になる
ように運転者が操作することによって、駐車可能領域に
的確に駐車するアシストを受けることができる。また駐
車アシストを受けることができないときは、駐車アシス
ト不可能の旨を例えば発光ダイオード(図示せず)など
を発光させることによって、表示する。
いて、[指示角]は操舵しなければならない操舵角度を
示し、[操舵角]は現時点でのステアリングの操舵角度
を示す。この[操舵角]を[指示角]と同一位置になる
ように運転者が操作することによって、駐車可能領域に
的確に駐車するアシストを受けることができる。また駐
車アシストを受けることができないときは、駐車アシス
ト不可能の旨を例えば発光ダイオード(図示せず)など
を発光させることによって、表示する。
【0026】次に本実施例の動作について図4を用いて
簡単に説明する。
簡単に説明する。
【0027】道路脇に2台の駐車車両38、39が駐車して
いて、前方に駐車してある車両を前方駐車車両38、後方
に駐車してある車両を後方駐車車両39とし、この2台の
駐車車両38、39の間には所定の領域があり、以下この領
域を駐車可能領域と称する。図2、3に示した駐車アシ
スト装置が搭載された車両37の運転者は駐車車両38、39
および道路と略平行になるように、車両37を停車させて
から、スタートスイッチ36を入れて、駐車アシストを実
行する。
いて、前方に駐車してある車両を前方駐車車両38、後方
に駐車してある車両を後方駐車車両39とし、この2台の
駐車車両38、39の間には所定の領域があり、以下この領
域を駐車可能領域と称する。図2、3に示した駐車アシ
スト装置が搭載された車両37の運転者は駐車車両38、39
および道路と略平行になるように、車両37を停車させて
から、スタートスイッチ36を入れて、駐車アシストを実
行する。
【0028】スタートスイッチ36が入れられると、車両
37の左側前部及び後部に夫々設けられた超音波センサ3
2、33から超音波を車両側方に向かって発信し始める。
そして運転者が車両37を前進させる。
37の左側前部及び後部に夫々設けられた超音波センサ3
2、33から超音波を車両側方に向かって発信し始める。
そして運転者が車両37を前進させる。
【0029】こうして超音波センサ32、33から超音波を
発信しながら前進して、この発信波の反射波を受信する
ことによって、後方駐車車両39の全長a、駐車空間の
間隔b、前方駐車車両38の全長cを検出することができ
る。図4(b)は超音波センサ32、33の出力を合成した
波形であり、この波形から後方駐車車両39の全長a、
駐車空間の間隔b、前方駐車車両38の全長cを検出する
ことができる。
発信しながら前進して、この発信波の反射波を受信する
ことによって、後方駐車車両39の全長a、駐車空間の
間隔b、前方駐車車両38の全長cを検出することができ
る。図4(b)は超音波センサ32、33の出力を合成した
波形であり、この波形から後方駐車車両39の全長a、
駐車空間の間隔b、前方駐車車両38の全長cを検出する
ことができる。
【0030】ここで前方駐車車両38の全幅について説明
する。車両の全長と全幅には図5に示すような関係があ
り、この関係を用いて前方駐車車両38の全幅を推定す
る。すなわち、超音波センサ32、33によって検出した前
方駐車車両38の全長cの値は全幅推定装置に入力され、
この値cに対応する全幅の値を図5の特性図から選択し
て、前方駐車車両38の全幅をZと推定する。この検出し
た前方駐車車両38の全長cに対する全幅の値がいくつか
ある場合には、最も小さい値を選択する。この全幅Zに
最小値を選択するのは、車両37を図4に示す最終停車位
置に駐車するときに、最小値を選択することによって前
方駐車車両38と道路脇の壁等との間に余裕ができるため
に道路脇の壁等に接触することなく、確実に車両を駐車
できるようにするためである。
する。車両の全長と全幅には図5に示すような関係があ
り、この関係を用いて前方駐車車両38の全幅を推定す
る。すなわち、超音波センサ32、33によって検出した前
方駐車車両38の全長cの値は全幅推定装置に入力され、
この値cに対応する全幅の値を図5の特性図から選択し
て、前方駐車車両38の全幅をZと推定する。この検出し
た前方駐車車両38の全長cに対する全幅の値がいくつか
ある場合には、最も小さい値を選択する。この全幅Zに
最小値を選択するのは、車両37を図4に示す最終停車位
置に駐車するときに、最小値を選択することによって前
方駐車車両38と道路脇の壁等との間に余裕ができるため
に道路脇の壁等に接触することなく、確実に車両を駐車
できるようにするためである。
【0031】こうようにして前方駐車車両38の全長c、
全幅Zおよび駐車空間の長さbを検出することができ、
この値を利用して、駐車可能領域に車両37を駐車させ
る。
全幅Zおよび駐車空間の長さbを検出することができ、
この値を利用して、駐車可能領域に車両37を駐車させ
る。
【0032】次いで後記するように、駐車可能領域に車
両37を駐車するために必要な後退、操舵等の処理を行
い、車両37を駐車可能領域に導き、図4に示すような最
終停車位置へと駐車させる。
両37を駐車するために必要な後退、操舵等の処理を行
い、車両37を駐車可能領域に導き、図4に示すような最
終停車位置へと駐車させる。
【0033】次に図6〜10を用いて車両37(EFGH)
を駐車可能領域(ABCD)に縦列駐車させるための後
退および操舵について説明する。なお図6において、道
路幅はwとし、道路右端は壁等で構成されて、これを超
えて右側には出ることができないものとする。また同図
においては、A点を原点としてx−y座標系が構成され
ているものとする。
を駐車可能領域(ABCD)に縦列駐車させるための後
退および操舵について説明する。なお図6において、道
路幅はwとし、道路右端は壁等で構成されて、これを超
えて右側には出ることができないものとする。また同図
においては、A点を原点としてx−y座標系が構成され
ているものとする。
【0034】さらに車両37(EFGH)については、図
7に示すように、左後輪Pの最小回転中心がO1で最小
回転半径がR2、この回転中心O1から車両右前端Fまで
の距離がR5、右後輪Qの最小回転中心がO2で最小回転
半径がR3、この回転中心O2から車両左前端Eおよび車
両左後端Hまでの距離をそれぞれR1およびR4とする。
車両37(EFGH)を駐車可能領域(ABCD)に縦
列駐車させる場合の最終段階としては、ステアリングを
右方向に最大操舵した状態で車両37(EFGH)を後退
させて駐車可能領域(ABCD)内に納めることが基本
である。これに必要なステアリングの右方向への最大操
舵を開始するタイミングとしては、車両37(EFGH)
の右後輪Qを最小回転半径R3で回転させる回転中心O2
が図6に示す領域S1に入ったときである。
7に示すように、左後輪Pの最小回転中心がO1で最小
回転半径がR2、この回転中心O1から車両右前端Fまで
の距離がR5、右後輪Qの最小回転中心がO2で最小回転
半径がR3、この回転中心O2から車両左前端Eおよび車
両左後端Hまでの距離をそれぞれR1およびR4とする。
車両37(EFGH)を駐車可能領域(ABCD)に縦
列駐車させる場合の最終段階としては、ステアリングを
右方向に最大操舵した状態で車両37(EFGH)を後退
させて駐車可能領域(ABCD)内に納めることが基本
である。これに必要なステアリングの右方向への最大操
舵を開始するタイミングとしては、車両37(EFGH)
の右後輪Qを最小回転半径R3で回転させる回転中心O2
が図6に示す領域S1に入ったときである。
【0035】すなわち、領域S1は、前述したように右
後輪の回転中心O2を中心として車両を反時計方向に後
退走行させて車両を駐車可能領域内に姿勢制御して駐車
を完了させるための最終段階のステアリング操舵の開始
を指示する領域で、回転中心O2領域S1内に入った後、
ステアリングを右方向に最大操舵して車両を回転中心O
2を中心として最小回転半径R3で後退させる場合に次の
条件を満足する領域である。
後輪の回転中心O2を中心として車両を反時計方向に後
退走行させて車両を駐車可能領域内に姿勢制御して駐車
を完了させるための最終段階のステアリング操舵の開始
を指示する領域で、回転中心O2領域S1内に入った後、
ステアリングを右方向に最大操舵して車両を回転中心O
2を中心として最小回転半径R3で後退させる場合に次の
条件を満足する領域である。
【0036】1.車両左前端部Eが駐車可能領域の角D
に接触しないこと、すなわちこの角Dを中心(0、b)
として半径R1(回転中心O2と車両左前端部Eとの距
離)の円弧UR1より外側、すなわちx2+(y−b)2>
R1 2を満足すること。
に接触しないこと、すなわちこの角Dを中心(0、b)
として半径R1(回転中心O2と車両左前端部Eとの距
離)の円弧UR1より外側、すなわちx2+(y−b)2>
R1 2を満足すること。
【0037】2.車両右側面FGが駐車可能領域の右側
にはみ出さないこと、すなわち、y>R3を満足するこ
と。
にはみ出さないこと、すなわち、y>R3を満足するこ
と。
【0038】3.車両左後端部Hが駐車可能領域BCを
はみ出さないこと、すなわちx>R4−a(但し、R4は
回転中心O2と車両左後端部Hとの距離)を満足するこ
と。
はみ出さないこと、すなわちx>R4−a(但し、R4は
回転中心O2と車両左後端部Hとの距離)を満足するこ
と。
【0039】従って、回転中心O2が領域S1に入らない
ような場合には、車両を駐車可能領域を損傷することな
く確実に縦列駐車させることができないということにな
る。そこで、つぎに回転中心O2を領域S1内に入れるた
めに停車すべき車両の初期位置について説明する。
ような場合には、車両を駐車可能領域を損傷することな
く確実に縦列駐車させることができないということにな
る。そこで、つぎに回転中心O2を領域S1内に入れるた
めに停車すべき車両の初期位置について説明する。
【0040】運転者は、縦列駐車を開始すべく停車後に
ステアリングを左方向に操舵して車両を後退させるが、
この時の車両の回転半径Rは、前記の回転中心O2が領
域S1に入るような値(この値をrとする)であること
が必要である。この値rは次のように算出する。図6に
おいて、O2Mの垂直2等分線とO1O2またはその延長
線との交点O3を中心とした半径O3O2の円の軌跡は、
領域S1を囲む交点O3から最長距離の一点M(座標位置
(XM、YM))上を通過する。一方、交点O3の座標と
しては、車両左後輪Pの座標を(X、Y)とすると、回
転中心O2の座標が(X+C+R3、Y)となり、かつO
3M=O3O2=rとなるので、(X+C+R3−r、Y)
となる。そこでO3Mの長さがrであるので、前述した
交点O3を中心として点Mを通過する円の方程式として
は次式のようになる。
ステアリングを左方向に操舵して車両を後退させるが、
この時の車両の回転半径Rは、前記の回転中心O2が領
域S1に入るような値(この値をrとする)であること
が必要である。この値rは次のように算出する。図6に
おいて、O2Mの垂直2等分線とO1O2またはその延長
線との交点O3を中心とした半径O3O2の円の軌跡は、
領域S1を囲む交点O3から最長距離の一点M(座標位置
(XM、YM))上を通過する。一方、交点O3の座標と
しては、車両左後輪Pの座標を(X、Y)とすると、回
転中心O2の座標が(X+C+R3、Y)となり、かつO
3M=O3O2=rとなるので、(X+C+R3−r、Y)
となる。そこでO3Mの長さがrであるので、前述した
交点O3を中心として点Mを通過する円の方程式として
は次式のようになる。
【0041】 r2=(X+C+R3−r−XM)2+(Y−YM)2 従って、点Mの座標は既知であるので、この方程式から
rおよび回転中心O3の座標が決まる。
rおよび回転中心O3の座標が決まる。
【0042】一方、前述の回転中心O2が領域S1内に入
るように車両を後退させた時に車両の右前端部Fが道路
右側にはみ出さないためには、車両の回転半径が後述す
るように算出されるr2以上でなければならない。また
同時に車両の左側面EHが駐車可能領域ABCDの角D
(座標(0、b))に接触しないためには、車両の回転
半径Rが後述するように算出されるr1以上でなければ
ならない。
るように車両を後退させた時に車両の右前端部Fが道路
右側にはみ出さないためには、車両の回転半径が後述す
るように算出されるr2以上でなければならない。また
同時に車両の左側面EHが駐車可能領域ABCDの角D
(座標(0、b))に接触しないためには、車両の回転
半径Rが後述するように算出されるr1以上でなければ
ならない。
【0043】まず、回転半径r1の算出について説明す
る。ステアリングを左方向に操舵して後退した時に車両
の左側面EHが角Dに接触しないための条件は、車両の
左後輪Pが角Dより外側を通ればよいことである。この
条件を満足するためには、車両の回転半径Rをrとして
回転中心O3の座標を(X−r、Y)とすると、rの値
は次式を満足すればよい。
る。ステアリングを左方向に操舵して後退した時に車両
の左側面EHが角Dに接触しないための条件は、車両の
左後輪Pが角Dより外側を通ればよいことである。この
条件を満足するためには、車両の回転半径Rをrとして
回転中心O3の座標を(X−r、Y)とすると、rの値
は次式を満足すればよい。
【0044】(X−r)2+(Y−b)2<r2 ∴r>(X2+(Y−b)2)/2X=r1 従って、回転半径r1としては{X2+(Y−b)2/2
X}となる。
X}となる。
【0045】次に回転半径r2の算出について説明す
る。ステアリングを左方向に操舵して後退した時に車両
の右前端部Fが道路右側にはみ出さないためには、車両
の回転半径Rをrとして回転中心O3の座標を(X−
r、Y)とすると、O3Fの距離が(r−X+w)より
小さいことが必要であり、式で表すと、車両の右前端部
Fの座標が(X+C、Y+C)なので、次式のようにな
る。
る。ステアリングを左方向に操舵して後退した時に車両
の右前端部Fが道路右側にはみ出さないためには、車両
の回転半径Rをrとして回転中心O3の座標を(X−
r、Y)とすると、O3Fの距離が(r−X+w)より
小さいことが必要であり、式で表すと、車両の右前端部
Fの座標が(X+C、Y+C)なので、次式のようにな
る。
【0046】 (X+C−X+r)2+(Y+e−Y)2<(r−X+w)2 ∴r>{(X−w)2−e2−c2}/(2(c+x−w))}=r2 従って、回転半径r2としては、 r2=1/[2(c+x−w){(X−w)2−e2−c2}] となる。
【0047】ステアリングを左方向に操舵して車両を後
退するときの回転半径rが、先に算出した回転半径
r1、r2のいずれよりも大きい場合には、車両が駐車可
能領域の角Dに接触することなく、かつ道路右側をはみ
出すことなく前記回転中心O2が領域S1に入るので、運
転者は、この時の指示によって、停車すると共にステア
リングを右方向に最大操舵して後退すればよい。
退するときの回転半径rが、先に算出した回転半径
r1、r2のいずれよりも大きい場合には、車両が駐車可
能領域の角Dに接触することなく、かつ道路右側をはみ
出すことなく前記回転中心O2が領域S1に入るので、運
転者は、この時の指示によって、停車すると共にステア
リングを右方向に最大操舵して後退すればよい。
【0048】一方、ステアリングを左方向に操舵して車
両を後退するときの回転半径rが、先に算出した回転半
径r1、r2のうちの大きい値(通常はr2)よりも小さ
い場合には、前述したようなステアリング操舵では車両
の右前端Fが道路右側にはみ出してしまうので、最初に
ステアリングを左方向に最大操舵(回転半径R2)して
車両を後退させ、道路右側に接触する寸前でステアリン
グをニュートラルに戻して後退させて、回転中心O1を
中心とした半径O1O2の円弧UR1領域S1に入るための
後述する領域S3内に回転中心O1が入ったことを検出し
てステアリングを左方向に再び最大操舵(回転半径
R2)することで前述の回転中心O2が領域S1に入った
後に、ステアリングを右方向に最大操舵(回転半径
R3)して縦列駐車を終了させる方法を採る。この方法
で縦列駐車を行うためには、前述の回転中心O1が領域
S3内に入ることが必要であり、このためには縦列駐車
を開始する前の車両位置範囲(領域S2)が限定され
る。まず、領域S3について説明する。ステアリングを
ニュートラルにして車両を後退させたときに前述の円弧
UR1が領域S1内に入るために、領域S3としては次の条
件を満たすことが必要である。
両を後退するときの回転半径rが、先に算出した回転半
径r1、r2のうちの大きい値(通常はr2)よりも小さ
い場合には、前述したようなステアリング操舵では車両
の右前端Fが道路右側にはみ出してしまうので、最初に
ステアリングを左方向に最大操舵(回転半径R2)して
車両を後退させ、道路右側に接触する寸前でステアリン
グをニュートラルに戻して後退させて、回転中心O1を
中心とした半径O1O2の円弧UR1領域S1に入るための
後述する領域S3内に回転中心O1が入ったことを検出し
てステアリングを左方向に再び最大操舵(回転半径
R2)することで前述の回転中心O2が領域S1に入った
後に、ステアリングを右方向に最大操舵(回転半径
R3)して縦列駐車を終了させる方法を採る。この方法
で縦列駐車を行うためには、前述の回転中心O1が領域
S3内に入ることが必要であり、このためには縦列駐車
を開始する前の車両位置範囲(領域S2)が限定され
る。まず、領域S3について説明する。ステアリングを
ニュートラルにして車両を後退させたときに前述の円弧
UR1が領域S1内に入るために、領域S3としては次の条
件を満たすことが必要である。
【0049】1.前述の回転中心O2が領域S1内に、お
よび前述の回転中心O1が領域S3内にそれぞれ同時に入
ること。
よび前述の回転中心O1が領域S3内にそれぞれ同時に入
ること。
【0050】すなわち、図6において領域S1の点I
(座標(XI、YI))および点M(座標(XM、YM))
に対して次の2条件を満たすことが必要である。
(座標(XI、YI))および点M(座標(XM、YM))
に対して次の2条件を満たすことが必要である。
【0051】 (x−XI)2+(y−YI)2<(R2+R4)2 (x−XM)2+(y−YM)2<(R2+R4)2 …(a) 2.車両が回転中心O1を中心として最小回転半径R2で
後退した場合に、車両の右前端部Fが道路の右側にはみ
出さないこと、すなわち、x<w−R5(wは道路の
幅)を満足すること。
後退した場合に、車両の右前端部Fが道路の右側にはみ
出さないこと、すなわち、x<w−R5(wは道路の
幅)を満足すること。
【0052】3.車両が回転中心O1を中心として最小
回転半径R2で後退した場合に、車両の左側面EHが駐
車可能領域の角Dに接触しないこと。
回転半径R2で後退した場合に、車両の左側面EHが駐
車可能領域の角Dに接触しないこと。
【0053】これらの条件のうち、特に2および3につ
いて縦列駐車するための停車位置(初期位置)、道路幅
で状況が異なる。すなわち、ここでこの2つの条件を満
たすための車両を停車すべき領域S2を考慮する必要が
ある。以下車両の左後輪Pの位置を基準とし、かつ停車
は常に道路に対して平行に行われるとして、領域S2に
ついて説明する。
いて縦列駐車するための停車位置(初期位置)、道路幅
で状況が異なる。すなわち、ここでこの2つの条件を満
たすための車両を停車すべき領域S2を考慮する必要が
ある。以下車両の左後輪Pの位置を基準とし、かつ停車
は常に道路に対して平行に行われるとして、領域S2に
ついて説明する。
【0054】領域S2について考慮する場合には、図8
に示すようにステアリングを左方向に操舵して後退した
ときに車両の右前端部Fが道路右端をはみ出さないよう
な左後輪Pの初期位置の境界U1および車両の左側面E
Hが駐車可能領域の角Dに接触しないような左後輪Pの
初期位置の境界U2について考慮する必要がある。ま
ず、境界U1について説明する。
に示すようにステアリングを左方向に操舵して後退した
ときに車両の右前端部Fが道路右端をはみ出さないよう
な左後輪Pの初期位置の境界U1および車両の左側面E
Hが駐車可能領域の角Dに接触しないような左後輪Pの
初期位置の境界U2について考慮する必要がある。ま
ず、境界U1について説明する。
【0055】ステアリングを左方向に最大操舵(回転半
径R2)して後退し、車両の右前端部Fが道路右端(x
=w)に接触する寸前でステアリングをニュートラルに
戻して後退した時に回転中心O1が前記(a)式とx=
w−R5との交点Tに達したとすると、その場合の車両
の右前端部Fが道路右端に接触する点F’の変化および
回転中心O1が点Tに達したときの右後輪Qの位置Kの
変化が図10に示すようになることがわかる。
径R2)して後退し、車両の右前端部Fが道路右端(x
=w)に接触する寸前でステアリングをニュートラルに
戻して後退した時に回転中心O1が前記(a)式とx=
w−R5との交点Tに達したとすると、その場合の車両
の右前端部Fが道路右端に接触する点F’の変化および
回転中心O1が点Tに達したときの右後輪Qの位置Kの
変化が図10に示すようになることがわかる。
【0056】点Tの座標(XT、YT)としては、XT=
w−R5なので前記(a)式から YT=[√{(R2+R4)2−(XT−XM)2}]+YM となることがわかっているので、同図から点Kの座標
(XK、YK)としては、 XK=XT+(R2+c)COSθ YK=[√{(R2+c)2−(XK−XT)2}]+YT 点F’の座標(XF'、YF')としては、 XF'=w YF'=[(XF'−XK){XK−(w−R5)}/(YK−YT)]+YK さらに、回転中心O1の座標(XO1、YO1)としては、 XO1=XF'−R5COS(α−θ) …(b) YO1=YF'−R5SIN(α−θ) となる。
w−R5なので前記(a)式から YT=[√{(R2+R4)2−(XT−XM)2}]+YM となることがわかっているので、同図から点Kの座標
(XK、YK)としては、 XK=XT+(R2+c)COSθ YK=[√{(R2+c)2−(XK−XT)2}]+YT 点F’の座標(XF'、YF')としては、 XF'=w YF'=[(XF'−XK){XK−(w−R5)}/(YK−YT)]+YK さらに、回転中心O1の座標(XO1、YO1)としては、 XO1=XF'−R5COS(α−θ) …(b) YO1=YF'−R5SIN(α−θ) となる。
【0057】従って、点Pの座標(XP、YP)として
は、 XP=XO1+R2 YP=YO1 …(c) で表すことができる。一方、回転中心O1の座標変化式
(b)より、 R5 2=(XF'−XO1)2+(YF'−YO1)2 が得られるので、この式に点Pの座標変化式(c)を代
入して整理すると次式のようになる。
は、 XP=XO1+R2 YP=YO1 …(c) で表すことができる。一方、回転中心O1の座標変化式
(b)より、 R5 2=(XF'−XO1)2+(YF'−YO1)2 が得られるので、この式に点Pの座標変化式(c)を代
入して整理すると次式のようになる。
【0058】 {XP−(XF'+R2)}2+(YP−YF')2=R5 2 この式において、XF'=w、YF'を変えることにより、
XP、YPの組み合わせ、すなわち点Pの初期位置が得ら
れ、結果として、境界U1としてはXF'、YF'を変数と
する関数式(y=f(x))となる。
XP、YPの組み合わせ、すなわち点Pの初期位置が得ら
れ、結果として、境界U1としてはXF'、YF'を変数と
する関数式(y=f(x))となる。
【0059】次に、境界U2について説明する。点Pが
道路左側に寄りすぎている場合にステアリングを左方向
に最大操舵(回転半径R2)して後退すると、ステアリ
ングをニュートラルにして後退したときに、車両の左側
面EHが駐車可能領域の角Dに接触するおそれがある。
そこで、そのようなことを防止するために、点Pの初期
位置の境界線U2を定めておく必要がある。今、回転中
心O1が前記点Tに来ることとして考えると、この中心
O1が点Tに達している状態では、車両の左側面EHは
駐車可能領域の角Dに接触してはならないので、D点を
中心に半径R2の円弧UDを描き、これに点Tから接線U
Tを引くと、回転中心O1としてはこの接線UTより右側
でなければ車両が駐車可能領域の角Dに接触することな
く点Tに至ることができない。すなわち、回転中心O1
が前記接線UT上をたどって点Tに達した場合が最も左
寄りに点Pの初期位置を定めた場合になる。従って、接
線U Tが円弧UDと接する点より上側に回転中心O1を設
定し、ここからx方向に距離R2だけ進んだ点が点P、
すなわち車両の左後輪の初期位置の左限界線U2とな
る。これを式をもって表すと次のようになる。まず、前
記円弧UDの式は次に示すようになる。
道路左側に寄りすぎている場合にステアリングを左方向
に最大操舵(回転半径R2)して後退すると、ステアリ
ングをニュートラルにして後退したときに、車両の左側
面EHが駐車可能領域の角Dに接触するおそれがある。
そこで、そのようなことを防止するために、点Pの初期
位置の境界線U2を定めておく必要がある。今、回転中
心O1が前記点Tに来ることとして考えると、この中心
O1が点Tに達している状態では、車両の左側面EHは
駐車可能領域の角Dに接触してはならないので、D点を
中心に半径R2の円弧UDを描き、これに点Tから接線U
Tを引くと、回転中心O1としてはこの接線UTより右側
でなければ車両が駐車可能領域の角Dに接触することな
く点Tに至ることができない。すなわち、回転中心O1
が前記接線UT上をたどって点Tに達した場合が最も左
寄りに点Pの初期位置を定めた場合になる。従って、接
線U Tが円弧UDと接する点より上側に回転中心O1を設
定し、ここからx方向に距離R2だけ進んだ点が点P、
すなわち車両の左後輪の初期位置の左限界線U2とな
る。これを式をもって表すと次のようになる。まず、前
記円弧UDの式は次に示すようになる。
【0060】x2+(y−b)2=R2 2 …(g) また、点Tから円弧UDへの接線UTの方程式を、 y−YT=m(x−XT) …(h) で表し、円弧UDの点を(XL、YL)とすると、式
(g)から傾きmおよびXLは次式で表される。
(g)から傾きmおよびXLは次式で表される。
【0061】 m=(YL−YT)/(XL−XT) …(i) XL=m(b−YL) …(j) また、式(g)、(h)、(i)、(j)からYLは次
式で表される。
式で表される。
【0062】 YL={m2b−(mXT−YT)}/(1+m2) …(k) そして、式(g)、(i)、(k)から傾きmについて
の2次式が得られる。
の2次式が得られる。
【0063】(XT 2−R2 2)m2−2XT(YT−b)m
+(YT−b)2−R2 2=0…(q) 上記(q)式を解
いて大きい方の値を選択してこれを傾きmの値とする。
従って、境界U2は、点Dを通って傾きmの直線である
ため、次式で表される。
+(YT−b)2−R2 2=0…(q) 上記(q)式を解
いて大きい方の値を選択してこれを傾きmの値とする。
従って、境界U2は、点Dを通って傾きmの直線である
ため、次式で表される。
【0064】y=mx+b 結果として、領域S2は次の2式を満足する領域として
定義することができる(図8参照)。
定義することができる(図8参照)。
【0065】y<mx+b y>f(x) 次に道路幅について考察する。道路幅wが(R5−R2)
より広いときには、点Tのx座標である(w−R5)は
(w−R5)>−R2となってしまい、点Tから前記円弧
UDに接線が引けないことがあるが、この場合には、点
Pをx座標で{w−(R5−R2)}より左側にもってく
ることにより、前記回転中心O1が車両の直進後退によ
り領域S3内に入る(図10参照)。回転中心O1が領域S
3内に入ってからは、ステアリングを左方向に最大操舵
(回転半径R2)して回転中心O2が領域S1に入るまで
後退し、この回転中心O2が領域S1に入ったならば、前
述したように、ステアリングを右方向に最大操舵(回転
半径R3)して後退し、車両を駐車可能領域に納める。
より広いときには、点Tのx座標である(w−R5)は
(w−R5)>−R2となってしまい、点Tから前記円弧
UDに接線が引けないことがあるが、この場合には、点
Pをx座標で{w−(R5−R2)}より左側にもってく
ることにより、前記回転中心O1が車両の直進後退によ
り領域S3内に入る(図10参照)。回転中心O1が領域S
3内に入ってからは、ステアリングを左方向に最大操舵
(回転半径R2)して回転中心O2が領域S1に入るまで
後退し、この回転中心O2が領域S1に入ったならば、前
述したように、ステアリングを右方向に最大操舵(回転
半径R3)して後退し、車両を駐車可能領域に納める。
【0066】一方、道路幅が前述した領域S2を算出で
きない程度に狭い場合には、アシスト不可能を表示す
る。
きない程度に狭い場合には、アシスト不可能を表示す
る。
【0067】次にこの実施例の動作を図11〜14に示す演
算装置35の処理フローチャートに基づいて説明する。
算装置35の処理フローチャートに基づいて説明する。
【0068】ステップ1では予め演算装置34内に記憶さ
れている車両37の全幅Xと全長Yのデータを呼び出す。
れている車両37の全幅Xと全長Yのデータを呼び出す。
【0069】ステップ2ではスタートスイッチ36がオン
かどうかを判断して、オンのときはステップ3に進み、
スタートスイッチ36がオフのときにはステップ2を繰り
返す。
かどうかを判断して、オンのときはステップ3に進み、
スタートスイッチ36がオフのときにはステップ2を繰り
返す。
【0070】ステップ3では、前述したように長さ検出
装置50から超音波を発信して、駐車可能領域の長さbと
前方駐車車両38の全長cを検出する。
装置50から超音波を発信して、駐車可能領域の長さbと
前方駐車車両38の全長cを検出する。
【0071】ステップ4ではこの駐車可能領域の長さb
から、この駐車可能領域に車両37が駐車可能かどうかを
判断して、駐車可能な場合にはステップ6に進み、駐車
不可能な場合にはステップ5に進み、表示装置35で駐車
不可を表示する。
から、この駐車可能領域に車両37が駐車可能かどうかを
判断して、駐車可能な場合にはステップ6に進み、駐車
不可能な場合にはステップ5に進み、表示装置35で駐車
不可を表示する。
【0072】ステップ6では検出した前方駐車車両38の
全長cと演算装置34が予め有しているデータとを比較し
て、前方駐車車両38が車両であるかどうかを判断する。
前方駐車車両38が車両であると判断されたときはステッ
プ7に進み、車両ではないと判断されたときにはステッ
プ8に進み、表示装置35によってアシスト不能を表示す
る。
全長cと演算装置34が予め有しているデータとを比較し
て、前方駐車車両38が車両であるかどうかを判断する。
前方駐車車両38が車両であると判断されたときはステッ
プ7に進み、車両ではないと判断されたときにはステッ
プ8に進み、表示装置35によってアシスト不能を表示す
る。
【0073】ステップ7では検出した前方駐車車両38の
全長cから、全長推定装置40によって、前方駐車車両38
の全幅Zを推定する。この推定全幅Zの値は前述したよ
うに最小値を選択する。
全長cから、全長推定装置40によって、前方駐車車両38
の全幅Zを推定する。この推定全幅Zの値は前述したよ
うに最小値を選択する。
【0074】ステップ9では前述した領域S1が算出可
能かどうかを判断して、算出可能であればステップ11に
進み、算出不可であればステップ10において、表示装置
35でアシスト不能を表示する。
能かどうかを判断して、算出可能であればステップ11に
進み、算出不可であればステップ10において、表示装置
35でアシスト不能を表示する。
【0075】ステップ11では車両の左後輪の位置Pが、
算出した領域S2内に現在入っているかどうかを判断
し、領域S2内に入っていれば車両の回転半径r、車両3
7の左側面EHが駐車可能領域の角Dに接触しない条件
r1、車両37の右前端Fが道路右端をはみ出さない条件
r2を算出して、ステップ18(図13)に進み、S2内に入
っていなければ、ステアリングの操舵角、走行距離、前
進か後退かを報知して点Pが領域S2に入るまで運転操
作をアシストする(ステップ13〜17)。
算出した領域S2内に現在入っているかどうかを判断
し、領域S2内に入っていれば車両の回転半径r、車両3
7の左側面EHが駐車可能領域の角Dに接触しない条件
r1、車両37の右前端Fが道路右端をはみ出さない条件
r2を算出して、ステップ18(図13)に進み、S2内に入
っていなければ、ステアリングの操舵角、走行距離、前
進か後退かを報知して点Pが領域S2に入るまで運転操
作をアシストする(ステップ13〜17)。
【0076】ステップ18(図13)に進むと、ステップ12
で算出したr2を車両の左後輪Pの最小回転半径R2、お
よびまたはステップ12で算出したrと比較して、R2≦
r2<rが成立すれば、車両の回転半径RがR2となるよ
うに、すなわちステアリングを左方向に最大操舵するよ
うに報知してステップ34に進み(ステップ22)、R2>
r2またはr>r2が成立すれば車両の回転半径Rがrと
なるようにステアリングの操舵角を報知して(ステップ
19または21)、ステップ23に進む(ステップ18、20)。
で算出したr2を車両の左後輪Pの最小回転半径R2、お
よびまたはステップ12で算出したrと比較して、R2≦
r2<rが成立すれば、車両の回転半径RがR2となるよ
うに、すなわちステアリングを左方向に最大操舵するよ
うに報知してステップ34に進み(ステップ22)、R2>
r2またはr>r2が成立すれば車両の回転半径Rがrと
なるようにステアリングの操舵角を報知して(ステップ
19または21)、ステップ23に進む(ステップ18、20)。
【0077】すなわち、ステップ18および20の判定によ
って、以後の駐車アシストが、ステップ23〜48(図14)
またはステップ34〜45に従って行われるべく選択された
のである。
って、以後の駐車アシストが、ステップ23〜48(図14)
またはステップ34〜45に従って行われるべく選択された
のである。
【0078】まずステップ23〜48の駐車アシスト方式に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0079】ステップ23に進むと、ステアリングの操舵
角がステップ19または21で算出した車両の回転半径Rが
rとなるように指示した値になったことを確認して後退
を指示し、回転中心O2が領域S1内に入ったことを検出
して停車を指示する(ステップ23〜26)。そして、車両
が停止したことを検出すると、回転中心O2が領域S1内
に入っていることを確認後にステアリングの右方向への
最大操舵を指示してこれがなされたことを確認後に後退
を指示し、後退距離が予め算出した距離M1に達したこ
とを検出して停車指示を行い停車を確認後駐車アシスト
を終了する(ステップ27〜48)。
角がステップ19または21で算出した車両の回転半径Rが
rとなるように指示した値になったことを確認して後退
を指示し、回転中心O2が領域S1内に入ったことを検出
して停車を指示する(ステップ23〜26)。そして、車両
が停止したことを検出すると、回転中心O2が領域S1内
に入っていることを確認後にステアリングの右方向への
最大操舵を指示してこれがなされたことを確認後に後退
を指示し、後退距離が予め算出した距離M1に達したこ
とを検出して停車指示を行い停車を確認後駐車アシスト
を終了する(ステップ27〜48)。
【0080】なおステップ47の判定については、例えば
超音波の遅延伝搬時間に基づいて車両の後面HGと駐車
可能領域のAB面との距離が一定値(例えば10cm)以下
になることを検出することによって行ってもよい。
超音波の遅延伝搬時間に基づいて車両の後面HGと駐車
可能領域のAB面との距離が一定値(例えば10cm)以下
になることを検出することによって行ってもよい。
【0081】次にステップ34〜45の駐車アシスト方式に
ついて説明する。ステップ34に進むと、ステアリングの
操舵角がステップ22で指示した値、すなわち左方向への
最大操舵となったことを確認して後退を指示し、後退距
離が予め算出したM2に達したこと、すなわち車両右前
端部Fが道路右端に接触する寸前を検出して停車指示を
行い、停車を確認後にステップ39に進む(ステップ34〜
38)。なお、ステップ36の判定については、例えば超音
波の遅延伝搬時間に基づいて車両右前端Fと道路右端と
の距離が一定値(例えば10cm)以下になることを検出す
ることによって行ってもよい。ステップ39に進むと、ス
テアリングの操舵角をニュートラルに戻して直進後退を
指示し、回転中心O1が領域S3内に入ったことを検出し
て、停車を指示する(ステップ39〜41)。車両が停車し
たことを検出すると、回転中心O1が領域S3内に入って
いることを確認して回転中心O2を領域S1内に入れるべ
くステアリングの左方向への最大操舵を指示して、これ
がなされたことを確認後に前述したステップ24に進む
(ステップ42〜45)。
ついて説明する。ステップ34に進むと、ステアリングの
操舵角がステップ22で指示した値、すなわち左方向への
最大操舵となったことを確認して後退を指示し、後退距
離が予め算出したM2に達したこと、すなわち車両右前
端部Fが道路右端に接触する寸前を検出して停車指示を
行い、停車を確認後にステップ39に進む(ステップ34〜
38)。なお、ステップ36の判定については、例えば超音
波の遅延伝搬時間に基づいて車両右前端Fと道路右端と
の距離が一定値(例えば10cm)以下になることを検出す
ることによって行ってもよい。ステップ39に進むと、ス
テアリングの操舵角をニュートラルに戻して直進後退を
指示し、回転中心O1が領域S3内に入ったことを検出し
て、停車を指示する(ステップ39〜41)。車両が停車し
たことを検出すると、回転中心O1が領域S3内に入って
いることを確認して回転中心O2を領域S1内に入れるべ
くステアリングの左方向への最大操舵を指示して、これ
がなされたことを確認後に前述したステップ24に進む
(ステップ42〜45)。
【0082】このようにして、所望の駐車可能領域に車
両37を駐車することができる。
両37を駐車することができる。
【0083】従って本実施例においては、駐車可能領域
の側方がフェンス等で、超音波センサ32、33によって正
確な駐車可能領域の奥行きを検出できないときでも、前
方駐車車両38の全幅および駐車可能領域の幅を認識する
ことができるために、駐車可能領域の認識を行うことが
でき、確実に車両37を駐車可能領域に駐車するアシスト
を行うことができる。
の側方がフェンス等で、超音波センサ32、33によって正
確な駐車可能領域の奥行きを検出できないときでも、前
方駐車車両38の全幅および駐車可能領域の幅を認識する
ことができるために、駐車可能領域の認識を行うことが
でき、確実に車両37を駐車可能領域に駐車するアシスト
を行うことができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明において
は、長さ検出手段によって駐車車両の全長と駐車可能領
域の長さを検出し、全幅推定手段によって、長さ検出手
段によって検出した駐車車両の全長から駐車車両の全幅
を推定し、この駐車全長と全幅と駐車可能領域の長さに
基づいて、駐車可能領域に車両を縦列駐車させるために
必要な後退、操舵等の運転操作を演算装置によって演算
して、この演算した運転操作を報知手段によって報知し
たために、駐車可能領域の側方がフェンス等のときにお
いても、駐車車両の全幅および駐車可能領域の幅を認識
することができるために、駐車可能領域の認識を行うこ
とができ、確実に車両を駐車可能領域に駐車するアシス
トを行うことができる。
は、長さ検出手段によって駐車車両の全長と駐車可能領
域の長さを検出し、全幅推定手段によって、長さ検出手
段によって検出した駐車車両の全長から駐車車両の全幅
を推定し、この駐車全長と全幅と駐車可能領域の長さに
基づいて、駐車可能領域に車両を縦列駐車させるために
必要な後退、操舵等の運転操作を演算装置によって演算
して、この演算した運転操作を報知手段によって報知し
たために、駐車可能領域の側方がフェンス等のときにお
いても、駐車車両の全幅および駐車可能領域の幅を認識
することができるために、駐車可能領域の認識を行うこ
とができ、確実に車両を駐車可能領域に駐車するアシス
トを行うことができる。
【図1】本発明のクレーム対応図
【図2】本発明の実施例の構成を示す図
【図3】表示装置を示す図
【図4】実施例の動作の説明図
【図5】全長と全幅の特性を示す図
【図6】実施例の動作原理説明図
【図7】実施例の動作原理説明図
【図8】実施例の動作原理説明図
【図9】実施例の動作原理説明図
【図10】実施例の動作原理説明図
【図11】実施例の動作フローチャート図
【図12】実施例の動作フローチャート図
【図13】実施例の動作フローチャート図
【図14】実施例の動作フローチャート図
【図15】従来の駐車アシスト装置の構成図
【図16】従来の駐車アシスト装置の表示装置を示す図
【図17】従来の駐車アシスト装置の動作説明図
1…駐車アシスト装置 2、3、32、33…超音波センサ 4、30…操舵角センサ 5…距離センサ 6、36…スタートスイッチ 8、34…演算装置 9、35…表示装置 31…車速センサ 38…前方駐車車両 39…後方駐車車両 40…全幅推定装置 50…長さ検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 113:00 137:00
Claims (1)
- 【請求項1】道路脇に沿って駐車している駐車車両の後
方に縦列駐車するための車載駐車アシスト装置であっ
て、この車載駐車アシスト装置は長さ検出手段と、全幅
推定手段と、演算手段と、報知手段と、を備え、前記長
さ検出手段は、前記駐車車両の後方に形成される駐車可
能領域の長さおよび前記駐車車両の全長を検出し、前記
全幅推定手段は、前記長さ検出手段によって検出した駐
車車両の全長から駐車車両の全幅を推定し、前記演算手
段は、前記長さ検出手段によって検出した駐車可能領域
の長さと駐車車両の全長と、全幅推定手段により推定し
た前記駐車車両の全幅に基づいて前記駐車可能空間に車
両を駐車するために必要な運転操作を演算し、前記報知
手段は、前記演算手段によって演算した運転操作を報知
する駐車アシスト手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4180222A JPH0628598A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 駐車アシスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4180222A JPH0628598A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 駐車アシスト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628598A true JPH0628598A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16079537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4180222A Pending JPH0628598A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 駐車アシスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628598A (ja) |
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-
1992
- 1992-07-08 JP JP4180222A patent/JPH0628598A/ja active Pending
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