JPH06270816A - 各種スイッチを備えたステアリングホイール - Google Patents
各種スイッチを備えたステアリングホイールInfo
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- JPH06270816A JPH06270816A JP6376793A JP6376793A JPH06270816A JP H06270816 A JPH06270816 A JP H06270816A JP 6376793 A JP6376793 A JP 6376793A JP 6376793 A JP6376793 A JP 6376793A JP H06270816 A JPH06270816 A JP H06270816A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】ホーンスイッチ操作と他のスイッチ操作との間
に操作ミスがなくスイッチ動作を確実にしたステアリン
グホイールを提供する。 【構成】ホーンスイッチの可動接点部をもつホーンプレ
ート9が、固定接点部をもつステアリングホイール本体
1のほぼ同心円上に離間して設定された4箇所の支持部
においてそれぞれ接離可能に支持され、前記ホーンプレ
ート9がステアリングホイールの中央に配されるパッド
体を支持してなるホーンスイッチを備え、ホイール手前
の2箇所の支持部で半固定的に支持されると共に、他の
2箇所の支持部により可動接点部と固定接点部とが所定
寸法の間隙をおいて弾性的に支持され、前記手前の2箇
所の支持部に近接するステアリングホイール本体部分
に、前記パッド体に当接して配置され、表面に多種類の
スイッチ操作部を有する多機能スイッチユニット6が取
り付けられている。
に操作ミスがなくスイッチ動作を確実にしたステアリン
グホイールを提供する。 【構成】ホーンスイッチの可動接点部をもつホーンプレ
ート9が、固定接点部をもつステアリングホイール本体
1のほぼ同心円上に離間して設定された4箇所の支持部
においてそれぞれ接離可能に支持され、前記ホーンプレ
ート9がステアリングホイールの中央に配されるパッド
体を支持してなるホーンスイッチを備え、ホイール手前
の2箇所の支持部で半固定的に支持されると共に、他の
2箇所の支持部により可動接点部と固定接点部とが所定
寸法の間隙をおいて弾性的に支持され、前記手前の2箇
所の支持部に近接するステアリングホイール本体部分
に、前記パッド体に当接して配置され、表面に多種類の
スイッチ操作部を有する多機能スイッチユニット6が取
り付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などの中央にホ
ーンスイッチ操作部を備えたステアリングホイールに関
し、特にエアバッグが組み込まれるに好適な各種のスイ
ッチを備えたステアリングホイールに関する。
ーンスイッチ操作部を備えたステアリングホイールに関
し、特にエアバッグが組み込まれるに好適な各種のスイ
ッチを備えたステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアバッグが組み込まれ、ホーン
スイッチを内蔵するステアリングホイールは、例えば特
開昭63−207754号公報、特開平4−35307
2号公報などに開示された構造が知られている。
スイッチを内蔵するステアリングホイールは、例えば特
開昭63−207754号公報、特開平4−35307
2号公報などに開示された構造が知られている。
【0003】このうち、前記特開平4−353072号
公報に開示されたステアリングホイールについて簡単に
説明すると、ホーンスイッチ機構は、ステアリングホイ
ール本体の固定接点部に接離する可動接点部を長手方向
の前後端部に有する左右一対のホーンプレートと、ステ
アリングホイール本体とホーンプレートとの間に絶縁体
を介して配され、前記ホーンプレートを付勢して前記前
後左右に配される4点の可動接点部を固定接点部からそ
れぞれ離反状態に保持する圧縮スプリングと、前記ホー
ンプレートに取着された補強用網状体を埋設した軟質合
成樹脂にて成形された箱状のパッド体とからなり、前記
パッド体を押圧してステアリングホイール本体の前後左
右の4点からなる固定接点部にホーンプレートの可動接
点部を接触させてスイッチを閉成し、ホーンを吹鳴させ
る。
公報に開示されたステアリングホイールについて簡単に
説明すると、ホーンスイッチ機構は、ステアリングホイ
ール本体の固定接点部に接離する可動接点部を長手方向
の前後端部に有する左右一対のホーンプレートと、ステ
アリングホイール本体とホーンプレートとの間に絶縁体
を介して配され、前記ホーンプレートを付勢して前記前
後左右に配される4点の可動接点部を固定接点部からそ
れぞれ離反状態に保持する圧縮スプリングと、前記ホー
ンプレートに取着された補強用網状体を埋設した軟質合
成樹脂にて成形された箱状のパッド体とからなり、前記
パッド体を押圧してステアリングホイール本体の前後左
右の4点からなる固定接点部にホーンプレートの可動接
点部を接触させてスイッチを閉成し、ホーンを吹鳴させ
る。
【0004】また、一方のエアバッグ構造は、ガス発生
器がベースプレートの底部に取付けられ、このガス発生
器の周囲の前記ベースプレートの底部に押えリングや複
数のリベットなどによりエアバッグの開口縁部に取付け
られる。このエアバッグは前記ガス発生器の周囲および
上部に折畳んだ状態で、前記パッド体をこのエアバッグ
およびガス発生器に被せてベースプレートの周縁部に嵌
着固定してエアバッグモジュールが構成される。このエ
アバッグモジュールはパッド体を介して上述したように
ホーンプレートに取着され、自動車の衝突の際の衝撃等
により、ガス発生器がガスを発生し、このガスによりエ
アバッグが急速に膨張展開し、このエアバッグの膨張の
圧力によって、パッド体が所定の形状に破断され、エア
バッグがパッド体から運転者に向って突出し、運転者を
衝撃から保護する。
器がベースプレートの底部に取付けられ、このガス発生
器の周囲の前記ベースプレートの底部に押えリングや複
数のリベットなどによりエアバッグの開口縁部に取付け
られる。このエアバッグは前記ガス発生器の周囲および
上部に折畳んだ状態で、前記パッド体をこのエアバッグ
およびガス発生器に被せてベースプレートの周縁部に嵌
着固定してエアバッグモジュールが構成される。このエ
アバッグモジュールはパッド体を介して上述したように
ホーンプレートに取着され、自動車の衝突の際の衝撃等
により、ガス発生器がガスを発生し、このガスによりエ
アバッグが急速に膨張展開し、このエアバッグの膨張の
圧力によって、パッド体が所定の形状に破断され、エア
バッグがパッド体から運転者に向って突出し、運転者を
衝撃から保護する。
【0005】また、上述のように構成されたステアリン
グホイールのボス部周辺には、更に方向指示器の操作用
スイッチ、ライト点滅用スイッチ、ウォッシャ操作用ス
イッチなどが配設されている。
グホイールのボス部周辺には、更に方向指示器の操作用
スイッチ、ライト点滅用スイッチ、ウォッシャ操作用ス
イッチなどが配設されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的なステア
リングホイールでも、その正面に配置されるスイッチ類
の操作部としては、せいぜいホーンスイッチだけであ
り、ボス部周辺に設けられる上記スイッチは操作レバー
類を介してステアリングホイールの後方に配置されてい
る。これはホーンスイッチの操作が、基本的には緊急時
の操作となる場合が多いために、部分的な指先操作では
なく広い面積にわたって操作できることが必要となるば
かりでなく、そのホーンスイッチ操作部に各種のスイッ
チを併設すると、ホーンスイッチと他のスイッチ類の間
で誤作動を起こし易くなるがためである。
リングホイールでも、その正面に配置されるスイッチ類
の操作部としては、せいぜいホーンスイッチだけであ
り、ボス部周辺に設けられる上記スイッチは操作レバー
類を介してステアリングホイールの後方に配置されてい
る。これはホーンスイッチの操作が、基本的には緊急時
の操作となる場合が多いために、部分的な指先操作では
なく広い面積にわたって操作できることが必要となるば
かりでなく、そのホーンスイッチ操作部に各種のスイッ
チを併設すると、ホーンスイッチと他のスイッチ類の間
で誤作動を起こし易くなるがためである。
【0007】従って、その他のスイッチ操作部の配置に
ついては、その殆どの操作部が手のとどきにくいフロン
トグリルの表面に配置されており、運転者にとっては極
めて操作のしにくいものとなり、そのため運転操作にも
様々な悪い影響を与えていた。
ついては、その殆どの操作部が手のとどきにくいフロン
トグリルの表面に配置されており、運転者にとっては極
めて操作のしにくいものとなり、そのため運転操作にも
様々な悪い影響を与えていた。
【0008】近年、特に安全運転の必要性が強く叫ばれ
るようになってきており、安全運転の操作性を確保する
一環として可能な限り多種にわたるスイッチ操作を運転
者が容易に目視できる前面、即ちステアリングホイール
の中央部に集中できればとの期待が高まっている。
るようになってきており、安全運転の操作性を確保する
一環として可能な限り多種にわたるスイッチ操作を運転
者が容易に目視できる前面、即ちステアリングホイール
の中央部に集中できればとの期待が高まっている。
【0009】しかるに、上述の理由により一般的なステ
アリングホイールでさえホーンスイッチ操作部であるパ
ッド体に他のスイッチ操作部を併設することが困難であ
るが、特に上記公報に開示されているようなエアバッグ
を組み込んだステアリングホイールでは、ホーンスイッ
チの操作部をなすパッド体を含むエアバッグモジュール
が4個の圧縮スプリングを介してステアリングホイール
本体に支持されたホーンプレートに固着されるため、パ
ッド体とステアリングホイール本体のエアバッグモジュ
ール支持部とのあいだには他の部材を組み込むための余
分なスペースが存在しない上に、重量が大きく振動し易
いエアバッグモジュールに各種配線をするには、それな
りの複雑な構造が要求され、現状の構造では各種のスイ
ッチを併設することは不可能に近い。
アリングホイールでさえホーンスイッチ操作部であるパ
ッド体に他のスイッチ操作部を併設することが困難であ
るが、特に上記公報に開示されているようなエアバッグ
を組み込んだステアリングホイールでは、ホーンスイッ
チの操作部をなすパッド体を含むエアバッグモジュール
が4個の圧縮スプリングを介してステアリングホイール
本体に支持されたホーンプレートに固着されるため、パ
ッド体とステアリングホイール本体のエアバッグモジュ
ール支持部とのあいだには他の部材を組み込むための余
分なスペースが存在しない上に、重量が大きく振動し易
いエアバッグモジュールに各種配線をするには、それな
りの複雑な構造が要求され、現状の構造では各種のスイ
ッチを併設することは不可能に近い。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、他のスイッチ類の操作部をステアリングホイールの
表面でホーンスイッチ操作部に近接させて設けるにも関
わらず、ホーンスイッチ操作と他のスイッチ操作との間
に操作ミスがなくスイッチ動作を確実にしたステアリン
グホイールのホーンスイッチ装置を提供するものであ
る。
で、他のスイッチ類の操作部をステアリングホイールの
表面でホーンスイッチ操作部に近接させて設けるにも関
わらず、ホーンスイッチ操作と他のスイッチ操作との間
に操作ミスがなくスイッチ動作を確実にしたステアリン
グホイールのホーンスイッチ装置を提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のステアリングホ
イールは、上記課題を達成するためホーンスイッチの可
動接点部をもつ可動部材が、固定接点部をもつステアリ
ングホイール本体のほぼ同心円上に離間して設定された
少なくとも3箇所以上の支持部においてそれぞれ接離可
能に支持され、前記可動部材がステアリングホイールの
中央に配されるパッド体を支持してなるホーンスイッチ
を備えたステアリングホイールにおいて、前記可動部材
が前記3箇所以上の支持部のうち隣合う2箇所の支持部
を結ぶ直線を軸線として回動可能に且つ半固定的に支持
されると共に、他の支持部により可動接点部と固定接点
部とが所定寸法の間隙をおいて弾性的に支持され、前記
回動可能に支持される可動部材の隣合う2箇所の支持部
に位置する前記パッド体部分に設置され、表面に多種類
のスイッチ操作部を有する多機能スイッチユニットが取
り付けられる。
イールは、上記課題を達成するためホーンスイッチの可
動接点部をもつ可動部材が、固定接点部をもつステアリ
ングホイール本体のほぼ同心円上に離間して設定された
少なくとも3箇所以上の支持部においてそれぞれ接離可
能に支持され、前記可動部材がステアリングホイールの
中央に配されるパッド体を支持してなるホーンスイッチ
を備えたステアリングホイールにおいて、前記可動部材
が前記3箇所以上の支持部のうち隣合う2箇所の支持部
を結ぶ直線を軸線として回動可能に且つ半固定的に支持
されると共に、他の支持部により可動接点部と固定接点
部とが所定寸法の間隙をおいて弾性的に支持され、前記
回動可能に支持される可動部材の隣合う2箇所の支持部
に位置する前記パッド体部分に設置され、表面に多種類
のスイッチ操作部を有する多機能スイッチユニットが取
り付けられる。
【0012】
【作用】本発明のステアリングホイールは、スイッチユ
ニットがホーン操作部をなすパッド体の取付部にボルト
とナット等により固定させる。このとき、前記スイッチ
ユニットの一部はステアリングホイール本体の手前側の
左右スポーク上に載置されると共に、他の一部が上記パ
ッド体の手前側の側面に沿って近接した状態となる。
ニットがホーン操作部をなすパッド体の取付部にボルト
とナット等により固定させる。このとき、前記スイッチ
ユニットの一部はステアリングホイール本体の手前側の
左右スポーク上に載置されると共に、他の一部が上記パ
ッド体の手前側の側面に沿って近接した状態となる。
【0013】こうしてスイッチユニットがホーンスイッ
チ操作部に取付けられると、スイッチユニットとホーン
スイッチ操作部とが共動することになるが、それにも関
わらずホーンスイッチ動作は前記スイッチユニットに近
接する部分で半固定的に支持されるため、弾性的に支持
されている可動接点部の先端部だけが前記弾力に抗して
下降し、その接点部においてホーンスイッチを閉成す
る。また、同様にパッド体の手前に近接して設置される
スイッチユニットの各種スイッチを操作するとき、例え
同スイッチユニットのスイッチ操作と同時に、誤ってパ
ッド体の手前側を押圧したとしても、上述のごとくホー
ンスイッチの手前側が下降量を規制され、ホーンスイッ
チを閉成することがなく誤動作を確実に防止する。
チ操作部に取付けられると、スイッチユニットとホーン
スイッチ操作部とが共動することになるが、それにも関
わらずホーンスイッチ動作は前記スイッチユニットに近
接する部分で半固定的に支持されるため、弾性的に支持
されている可動接点部の先端部だけが前記弾力に抗して
下降し、その接点部においてホーンスイッチを閉成す
る。また、同様にパッド体の手前に近接して設置される
スイッチユニットの各種スイッチを操作するとき、例え
同スイッチユニットのスイッチ操作と同時に、誤ってパ
ッド体の手前側を押圧したとしても、上述のごとくホー
ンスイッチの手前側が下降量を規制され、ホーンスイッ
チを閉成することがなく誤動作を確実に防止する。
【0014】また、ホーンスイッチ操作部が重量の大き
いエアバッグモジュールに組み込まれるときは、従来の
ようにエアバッグモジュールの支持部の全てにおいて弾
性的に支持する場合の実車時における振動が激しく、そ
の振動を少なくするには前記支持部の弾性力を強くしな
ければならず、ホーンスイッチ操作時にパッド体を強く
押圧しなければならず、スイッチの操作性を悪くしてい
たが、本発明によれば支持部の少なくとも2点を半固定
的な支持点としたため、前記弾性力を弱くしてもエアバ
ッグモジュールの振動自体が減少してホーンスイッチの
操作性を向上させ、更には上述のようにステアリングホ
イール本体の中央部にホーンスイッチ操作部と各種スイ
ッチ操作部を併設しても誤作動がない。
いエアバッグモジュールに組み込まれるときは、従来の
ようにエアバッグモジュールの支持部の全てにおいて弾
性的に支持する場合の実車時における振動が激しく、そ
の振動を少なくするには前記支持部の弾性力を強くしな
ければならず、ホーンスイッチ操作時にパッド体を強く
押圧しなければならず、スイッチの操作性を悪くしてい
たが、本発明によれば支持部の少なくとも2点を半固定
的な支持点としたため、前記弾性力を弱くしてもエアバ
ッグモジュールの振動自体が減少してホーンスイッチの
操作性を向上させ、更には上述のようにステアリングホ
イール本体の中央部にホーンスイッチ操作部と各種スイ
ッチ操作部を併設しても誤作動がない。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例のステアリングホイールの
構成を図面について説明する。図1において、1はステ
アリングホイール本体で、このステアリングホイール本
体1は、円環状のリム部2とボス部3とが複数のスポー
ク部4にて連結され、このボス部3の上部に図1に示す
ようにエアバッグモジュール5と多種類のスイッチ操作
部を有するスイッチユニット6とが組み付けられる。
構成を図面について説明する。図1において、1はステ
アリングホイール本体で、このステアリングホイール本
体1は、円環状のリム部2とボス部3とが複数のスポー
ク部4にて連結され、このボス部3の上部に図1に示す
ようにエアバッグモジュール5と多種類のスイッチ操作
部を有するスイッチユニット6とが組み付けられる。
【0016】前記ステアリングホイール本体1のボス部
3には、図示せぬ自動車のステアリングシャフトに取付
けられる筒状の金属成型品からなるボス3aおよびこの
ボス3aと一体に形成され、前記ボス中心とする略同心
円上の4箇所に配された固定部7が設けられている。
3には、図示せぬ自動車のステアリングシャフトに取付
けられる筒状の金属成型品からなるボス3aおよびこの
ボス3aと一体に形成され、前記ボス中心とする略同心
円上の4箇所に配された固定部7が設けられている。
【0017】また、図2に示す左右一対のホーンスイッ
チ機構8は、図3に拡大分解図として示すと共に図5に
拡大断面図として示すように、左右一対の細長い金属板
からなるホーンプレート9を有し、この各ホーンプレー
ト9の前後位置には前記固定部7に固着する高さ位置決
め支持体、例えばねじ部材10を挿通する取付孔11が
それぞれ形成され、この各取付孔11の外側に向き規制
孔12が形成されている。また、このホーンプレート9
には、前記固定部7に取付けられた固定接点部13に接
離する可動接点部14が形成され、この固定接点部13
と可動接点部14にてホーンスイッチを構成している。
チ機構8は、図3に拡大分解図として示すと共に図5に
拡大断面図として示すように、左右一対の細長い金属板
からなるホーンプレート9を有し、この各ホーンプレー
ト9の前後位置には前記固定部7に固着する高さ位置決
め支持体、例えばねじ部材10を挿通する取付孔11が
それぞれ形成され、この各取付孔11の外側に向き規制
孔12が形成されている。また、このホーンプレート9
には、前記固定部7に取付けられた固定接点部13に接
離する可動接点部14が形成され、この固定接点部13
と可動接点部14にてホーンスイッチを構成している。
【0018】前記固定接点部13は、前記ホーンプレー
ト9と略同寸法をもつ左右一対の横コ字形状をもつプレ
ス成形材からなり、その両脚部13aの先端を同方向に
折り曲げ直角に突出する突出片13bを有すると共に、
同突出片13bの先端部には段部を介して一段高くされ
た接点取付片13cと位置規制部材取付片13dが形成
されている。そして、同接点取付片13cにはそれぞれ
導電性の接点20が固着され、位置規制部材取付片13
dには硬質ゴムからなる位置規制部材27が固着されて
いる。
ト9と略同寸法をもつ左右一対の横コ字形状をもつプレ
ス成形材からなり、その両脚部13aの先端を同方向に
折り曲げ直角に突出する突出片13bを有すると共に、
同突出片13bの先端部には段部を介して一段高くされ
た接点取付片13cと位置規制部材取付片13dが形成
されている。そして、同接点取付片13cにはそれぞれ
導電性の接点20が固着され、位置規制部材取付片13
dには硬質ゴムからなる位置規制部材27が固着されて
いる。
【0019】前記位置規制部材27は図3及び図5に示
すようにピン形状をなしており、一端にフランジ部27
aを有すると共に、同フランジ部27aの外周面にはリ
ング状の連続する係着溝27bが形成され、同位置規制
部材27の先端部が上記固定接点部13の位置規制部材
取付片13dに形成された嵌着孔13eに挿入され、前
記係着溝27bに前記嵌着孔13eの周縁部が嵌着し
て、フランジ部27aが嵌着孔13eに係着固定され
る。前記係着溝27bに前記嵌着孔13eの周縁部が嵌
着したときの前記フランジ部27aの高さは、その上端
がホーンプレート9の下面に当接する高さに設定されて
いる。そのため、この部分ではホーンプレート9は常に
殆ど下降しない。
すようにピン形状をなしており、一端にフランジ部27
aを有すると共に、同フランジ部27aの外周面にはリ
ング状の連続する係着溝27bが形成され、同位置規制
部材27の先端部が上記固定接点部13の位置規制部材
取付片13dに形成された嵌着孔13eに挿入され、前
記係着溝27bに前記嵌着孔13eの周縁部が嵌着し
て、フランジ部27aが嵌着孔13eに係着固定され
る。前記係着溝27bに前記嵌着孔13eの周縁部が嵌
着したときの前記フランジ部27aの高さは、その上端
がホーンプレート9の下面に当接する高さに設定されて
いる。そのため、この部分ではホーンプレート9は常に
殆ど下降しない。
【0020】前記ホーンプレート9と固定接点部13と
を絶縁する合成樹脂にて成形された第1の絶縁体15
は、このホーンプレート9の上面に当接される基板部1
6と、この基板部16の一端から上方に突設された位置
決め突部18と、同基板部16の他端から下方に突設さ
れた割溝を有する円筒状の嵌着突部19を有している。
前記位置決め突部18はその上面がパッド体17に取り
付けられたベースプレート33の下面に当接し、このパ
ッド体17の高さ位置を保持するものであり、前記嵌着
突部19は前記ホーンプレート9に形成した取付孔11
に嵌合される。前記ホーンプレート9の下面に当接され
る合成樹脂にて成形された円環状の第2の絶縁体21に
は、その嵌合孔22に第1絶縁体15の上記嵌着突部1
9が嵌合される。
を絶縁する合成樹脂にて成形された第1の絶縁体15
は、このホーンプレート9の上面に当接される基板部1
6と、この基板部16の一端から上方に突設された位置
決め突部18と、同基板部16の他端から下方に突設さ
れた割溝を有する円筒状の嵌着突部19を有している。
前記位置決め突部18はその上面がパッド体17に取り
付けられたベースプレート33の下面に当接し、このパ
ッド体17の高さ位置を保持するものであり、前記嵌着
突部19は前記ホーンプレート9に形成した取付孔11
に嵌合される。前記ホーンプレート9の下面に当接され
る合成樹脂にて成形された円環状の第2の絶縁体21に
は、その嵌合孔22に第1絶縁体15の上記嵌着突部1
9が嵌合される。
【0021】また、23は圧縮スプリングで、この圧縮
スプリング23はホーンプレート9の取付孔11から下
面に突出する第1絶縁体15の嵌着突部19に外嵌され
て、その一端部を前記第2の絶縁体21の下面に支持さ
れると共に他端部を前記固定接点部13の突出片13b
を介してステアリングホイール本体1の固定部7に支持
される。従って、この圧縮スプリング23は前記ホーン
プレート9を上方に付勢し、常には前記可動接点部14
と固定接点部13との間に所定の間隔を保持する。
スプリング23はホーンプレート9の取付孔11から下
面に突出する第1絶縁体15の嵌着突部19に外嵌され
て、その一端部を前記第2の絶縁体21の下面に支持さ
れると共に他端部を前記固定接点部13の突出片13b
を介してステアリングホイール本体1の固定部7に支持
される。従って、この圧縮スプリング23は前記ホーン
プレート9を上方に付勢し、常には前記可動接点部14
と固定接点部13との間に所定の間隔を保持する。
【0022】第1の絶縁体15の嵌着突部19の中央部
に形成された通孔24と、第2の絶縁体21の嵌合孔2
2と、圧縮スプリング23と、固定接点部13の突出片
13bに形成されたねじ挿入孔とに、例えば大径部の先
端に小径ねじ部25を有するねじ部材10を挿通し、そ
の小径ねじ部25を前記ステアリングホイール本体1の
固定部7に形成したねじ孔26に螺合固定すると、圧縮
スプリング23にて付勢された前記ホーンプレート9は
ゴムなどの弾性材料からなる位置規制部材27の当接位
置以外の部分で上下方向に進退可能で且つ常にはねじ部
材10の頭部にて規制される高さ位置に保持され、この
スプリング23に抗した押圧力でホーンプレート9を押
圧すると、ホーンプレート9は前記位置規制部材27の
当接位置を支点として下方に回動し、可動接点部14が
固定接点部13に接触する。
に形成された通孔24と、第2の絶縁体21の嵌合孔2
2と、圧縮スプリング23と、固定接点部13の突出片
13bに形成されたねじ挿入孔とに、例えば大径部の先
端に小径ねじ部25を有するねじ部材10を挿通し、そ
の小径ねじ部25を前記ステアリングホイール本体1の
固定部7に形成したねじ孔26に螺合固定すると、圧縮
スプリング23にて付勢された前記ホーンプレート9は
ゴムなどの弾性材料からなる位置規制部材27の当接位
置以外の部分で上下方向に進退可能で且つ常にはねじ部
材10の頭部にて規制される高さ位置に保持され、この
スプリング23に抗した押圧力でホーンプレート9を押
圧すると、ホーンプレート9は前記位置規制部材27の
当接位置を支点として下方に回動し、可動接点部14が
固定接点部13に接触する。
【0023】前記左右の各ホーンプレート9の外側縁の
中央部には垂直下方に向けてパッド体支持部30が突設
され、この支持部30の中間部には取付孔31が形成さ
れ、この取付孔31の内側に位置して図示せぬナットが
溶着またはかしめによって固着されている。
中央部には垂直下方に向けてパッド体支持部30が突設
され、この支持部30の中間部には取付孔31が形成さ
れ、この取付孔31の内側に位置して図示せぬナットが
溶着またはかしめによって固着されている。
【0024】一方、上記エアバッグモジュール5は、図
4及び図5に示すように、鉄またはアルミニュームなど
の金属板をプレス加工することによって中央に円形孔部
33aを有する偏平箱状に形成したベースプレート33
の前記孔部33aに図示せぬガス発生器を取付けると共
に、このガス発生器の周囲の前記ベースプレート33の
底部裏面に、前記ガス発生器の周囲および上部に折畳ま
れた状態で押えリング35および複数のリベットなどに
よりエアバッグ36の開口縁部が取付けられ、熱可塑性
エラストマーにて成形された箱状の前記パッド体17を
前記エアバッグ36およびガス発生器に被せてベースプ
レート33の周縁部に嵌合固着して構成される。
4及び図5に示すように、鉄またはアルミニュームなど
の金属板をプレス加工することによって中央に円形孔部
33aを有する偏平箱状に形成したベースプレート33
の前記孔部33aに図示せぬガス発生器を取付けると共
に、このガス発生器の周囲の前記ベースプレート33の
底部裏面に、前記ガス発生器の周囲および上部に折畳ま
れた状態で押えリング35および複数のリベットなどに
よりエアバッグ36の開口縁部が取付けられ、熱可塑性
エラストマーにて成形された箱状の前記パッド体17を
前記エアバッグ36およびガス発生器に被せてベースプ
レート33の周縁部に嵌合固着して構成される。
【0025】このエアバッグモジュール5は、図1に示
すようにステアリングホイールのボス部3に組付けら
れ、自動車の衝突の際などの衝撃により、パッド体17
の内部でガス発生器がガスを発生し、このガスによりエ
アバッグ36が急速に膨張展開し、このエアバッグ36
の膨張圧によって、パッド体17が所定の形状に沿って
破断され、エアバッグ36がパッド体17から運転者に
向って膨出し、運転者を衝撃から保護するようになって
いる。
すようにステアリングホイールのボス部3に組付けら
れ、自動車の衝突の際などの衝撃により、パッド体17
の内部でガス発生器がガスを発生し、このガスによりエ
アバッグ36が急速に膨張展開し、このエアバッグ36
の膨張圧によって、パッド体17が所定の形状に沿って
破断され、エアバッグ36がパッド体17から運転者に
向って膨出し、運転者を衝撃から保護するようになって
いる。
【0026】また、図4に示すように、前記エアバッグ
モジュール5のベースプレート33の下面両側に左右一
対の取付け片38が下方に突設され、同取付け片38に
はねじ部材を挿通する取付孔39が形成されている。そ
して、ねじ部材を座金を介して取付け片38の取付孔3
9に挿通し、ホーンプレート9のパッド体支持部30の
取付孔31の裏面に固着された図示せぬナットに螺合す
る。こうしてホーンプレート9にエアバッグモジュール
5が固着され、このエアバッグモジュール5のパッド体
17がホーンスイッチ機構8のホーンスイッチを開閉す
る操作部となる。
モジュール5のベースプレート33の下面両側に左右一
対の取付け片38が下方に突設され、同取付け片38に
はねじ部材を挿通する取付孔39が形成されている。そ
して、ねじ部材を座金を介して取付け片38の取付孔3
9に挿通し、ホーンプレート9のパッド体支持部30の
取付孔31の裏面に固着された図示せぬナットに螺合す
る。こうしてホーンプレート9にエアバッグモジュール
5が固着され、このエアバッグモジュール5のパッド体
17がホーンスイッチ機構8のホーンスイッチを開閉す
る操作部となる。
【0027】次に、図示例においてステアリングホイー
ル本体1に対する上記構成からなるホーンプレート9お
よびエアモジュール5の組付け手順について説明する。
ホーンプレート9の前後上面に当接された一対の第1絶
縁体15の嵌着突部19を同ホーンプレート9の取付孔
11にそれぞれ挿入すると共に、このホーンプレート9
の下面から突出する嵌着突部19に第2の絶縁体21の
嵌合孔22を嵌合してホーンプレート9の下面に密着さ
せる。更に、前後の嵌着突部19に下側からそれぞれ圧
縮スプリング23の上端側を嵌着し、各圧縮スプリング
23の下端を前後一対の各突出片13bに支持させる。
ル本体1に対する上記構成からなるホーンプレート9お
よびエアモジュール5の組付け手順について説明する。
ホーンプレート9の前後上面に当接された一対の第1絶
縁体15の嵌着突部19を同ホーンプレート9の取付孔
11にそれぞれ挿入すると共に、このホーンプレート9
の下面から突出する嵌着突部19に第2の絶縁体21の
嵌合孔22を嵌合してホーンプレート9の下面に密着さ
せる。更に、前後の嵌着突部19に下側からそれぞれ圧
縮スプリング23の上端側を嵌着し、各圧縮スプリング
23の下端を前後一対の各突出片13bに支持させる。
【0028】この状態で、前記ホーンプレート9に第1
および第2の絶縁体15、21およびスプリング23を
取付け保持する。即ち、前記第1の絶縁体15の嵌合突
部20の中央部に形成された通孔24と、第2の絶縁体
21の嵌合孔22と、圧縮スプリング23と、接点取付
片13c及び位置規制部材取付片13dとにねじ部材1
0を挿通し、このねじ部材10の小径ねじ部25を前記
ステアリングホイール本体1の固定部7に形成されたね
じ孔26に螺合固定して、ホーンプレート9をステアリ
ングホイール本体1に取付ける。
および第2の絶縁体15、21およびスプリング23を
取付け保持する。即ち、前記第1の絶縁体15の嵌合突
部20の中央部に形成された通孔24と、第2の絶縁体
21の嵌合孔22と、圧縮スプリング23と、接点取付
片13c及び位置規制部材取付片13dとにねじ部材1
0を挿通し、このねじ部材10の小径ねじ部25を前記
ステアリングホイール本体1の固定部7に形成されたね
じ孔26に螺合固定して、ホーンプレート9をステアリ
ングホイール本体1に取付ける。
【0029】このホーンプレート9の支持部30にエア
バッグモジュール5の取付け片38を当接し、座金を装
着したねじ部材40を前記取付け片38の取付孔30に
挿通してホーンプレート9の支持部30の裏面に固着さ
れた図示せぬナットに螺合して、ホーンプレート9にエ
アバッグモジュール5を固着させる。
バッグモジュール5の取付け片38を当接し、座金を装
着したねじ部材40を前記取付け片38の取付孔30に
挿通してホーンプレート9の支持部30の裏面に固着さ
れた図示せぬナットに螺合して、ホーンプレート9にエ
アバッグモジュール5を固着させる。
【0030】ところで本発明における他の特徴は、上記
構成に加えてさらに多種類のスイッチ操作部を表面に配
列したスイッチユニット6が、ステアリングホイール本
体1の上記固定部7に組み込まれることにある。そのた
め、上記実施例では図4及び図5に示すようにエアバッ
グモジュール5のパッド体17の前面(手前側)から前
記スイッチユニット6の載置部17aを一段下げて突出
させると共に、ベースプレート33の前面側壁部から左
右2個の取付ブラケット33bを前方に突出させてい
る。そして、各ブラケット33bの中央にはねじ挿通孔
33cが形成されている。
構成に加えてさらに多種類のスイッチ操作部を表面に配
列したスイッチユニット6が、ステアリングホイール本
体1の上記固定部7に組み込まれることにある。そのた
め、上記実施例では図4及び図5に示すようにエアバッ
グモジュール5のパッド体17の前面(手前側)から前
記スイッチユニット6の載置部17aを一段下げて突出
させると共に、ベースプレート33の前面側壁部から左
右2個の取付ブラケット33bを前方に突出させてい
る。そして、各ブラケット33bの中央にはねじ挿通孔
33cが形成されている。
【0031】一方、上記スイッチユニット6は、硬質の
合成樹脂から成形された図4及び図5に示すような長辺
が外方に弓状に湾曲した矩形板の中央を灘さ方向に沿っ
て折り曲げた断面が逆L字型をした合成樹脂成形品から
なるカバー体41を有し、同カバー体41の上面部をな
す折曲げ部分には横一列に並んだ複数の窓部42が形成
されている。また、同スイッチユニット6は、例えば自
動速度制御用スイッチ、オーディオ用スイッチ、エアコ
ン用スイッチ等の各種の多機能スイッチがケース43内
に一体に組み込まれたスイッチ組立体を有しており、前
記ケース43の上面には上記複数の窓部42に対応する
位置に前記各スイッチの操作用押しボタン45が突設さ
れると共に、同ケース43の下面には左右方向に長い金
属板からなる取付部材46が一体に垂設されている。上
記ベースプレート33から前方に突出する取付ブラケッ
ト33bのねじ挿通孔33cに対応する同取付部材46
の位置にはねじ挿通孔46aが形成されている。
合成樹脂から成形された図4及び図5に示すような長辺
が外方に弓状に湾曲した矩形板の中央を灘さ方向に沿っ
て折り曲げた断面が逆L字型をした合成樹脂成形品から
なるカバー体41を有し、同カバー体41の上面部をな
す折曲げ部分には横一列に並んだ複数の窓部42が形成
されている。また、同スイッチユニット6は、例えば自
動速度制御用スイッチ、オーディオ用スイッチ、エアコ
ン用スイッチ等の各種の多機能スイッチがケース43内
に一体に組み込まれたスイッチ組立体を有しており、前
記ケース43の上面には上記複数の窓部42に対応する
位置に前記各スイッチの操作用押しボタン45が突設さ
れると共に、同ケース43の下面には左右方向に長い金
属板からなる取付部材46が一体に垂設されている。上
記ベースプレート33から前方に突出する取付ブラケッ
ト33bのねじ挿通孔33cに対応する同取付部材46
の位置にはねじ挿通孔46aが形成されている。
【0032】そして、各スイッチの前記操作用押しボタ
ン45を上記カバー体41の上面部に形成されている窓
部42にそれぞれ嵌め込み、ケース43と前記カバー4
2とを図示しないビスなどで固定して上記スイッチユニ
ット6が構成される。こうして組み立てられたスイッチ
ユニット6は、図4及び図5に示すようにエアバッグモ
ジュール5の上記ベースプレート33から突出する取付
ブラケット33bの前面にスイッチユニット6の取付部
材46を当接して、外部からボルト47を上記ねじ挿通
孔33c及び46aに差し込み、ナット48にボルト4
7をねじ込み締め付けて固定させる。このとき、前記ス
イッチユニット41のカバー42の前面折曲げ部分は左
右端部がステアリングホイール本体1の手前側の左右ス
ポーク部4の上面に載置されると共に、上面折曲げ部分
の先端縁が上記パッド体17の手前側の側面に沿って近
接し載置部17aに載置された状態となる。
ン45を上記カバー体41の上面部に形成されている窓
部42にそれぞれ嵌め込み、ケース43と前記カバー4
2とを図示しないビスなどで固定して上記スイッチユニ
ット6が構成される。こうして組み立てられたスイッチ
ユニット6は、図4及び図5に示すようにエアバッグモ
ジュール5の上記ベースプレート33から突出する取付
ブラケット33bの前面にスイッチユニット6の取付部
材46を当接して、外部からボルト47を上記ねじ挿通
孔33c及び46aに差し込み、ナット48にボルト4
7をねじ込み締め付けて固定させる。このとき、前記ス
イッチユニット41のカバー42の前面折曲げ部分は左
右端部がステアリングホイール本体1の手前側の左右ス
ポーク部4の上面に載置されると共に、上面折曲げ部分
の先端縁が上記パッド体17の手前側の側面に沿って近
接し載置部17aに載置された状態となる。
【0033】上述のごとくスイッチユニット6がエアバ
ッグモジュール5に取付けられると、スイッチユニット
6とエアバッグモジュール5とは共動することになる
が、それにも関わらずホーンスイッチ動作は左右のホー
ンプレート9の手前端部が位置規制部材27により固定
的に支持されるため、圧縮スプリング23により弾性的
に支持されている両ホーンプレート9の先端部だけが前
記スプリング23の弾力に抗して下降し、その接点部
においてホーンスイッチを閉成する。また、同様にパッ
ド体17の手前に近接して設置されるスイッチユニット
6の各種スイッチを操作するとき、例え同スイッチユニ
ット6のスイッチ操作と同時に、誤ってパッド体17の
手前側を押圧したとしても、上述のごとくホーンプレー
ト9の手前端部が殆ど変形しない位置規制部材27によ
り下降量が規制されて、ホーンスイッチが閉成されるこ
とがなく誤動作を確実に防止する。
ッグモジュール5に取付けられると、スイッチユニット
6とエアバッグモジュール5とは共動することになる
が、それにも関わらずホーンスイッチ動作は左右のホー
ンプレート9の手前端部が位置規制部材27により固定
的に支持されるため、圧縮スプリング23により弾性的
に支持されている両ホーンプレート9の先端部だけが前
記スプリング23の弾力に抗して下降し、その接点部
においてホーンスイッチを閉成する。また、同様にパッ
ド体17の手前に近接して設置されるスイッチユニット
6の各種スイッチを操作するとき、例え同スイッチユニ
ット6のスイッチ操作と同時に、誤ってパッド体17の
手前側を押圧したとしても、上述のごとくホーンプレー
ト9の手前端部が殆ど変形しない位置規制部材27によ
り下降量が規制されて、ホーンスイッチが閉成されるこ
とがなく誤動作を確実に防止する。
【0034】図6は本発明の第2実施例を示しており、
同実施例によると例えばステアリングホイール本体1の
ボス部3の適当位置からブラケット3bを立ち上げると
共に、同ブラケット3bの先端にゴムブッシュ27′を
取付け、同ゴムブッシュ27′の上面をベースプレート3
3の前面に形成したフランジ部33dの下端面に当接さ
せているもので、他の構成は硬質ゴムからなる位置規制
部材27を排除すると共に、同部材27の支持部を排除
する以外は上記実施例と実質的に同一である。
同実施例によると例えばステアリングホイール本体1の
ボス部3の適当位置からブラケット3bを立ち上げると
共に、同ブラケット3bの先端にゴムブッシュ27′を
取付け、同ゴムブッシュ27′の上面をベースプレート3
3の前面に形成したフランジ部33dの下端面に当接さ
せているもので、他の構成は硬質ゴムからなる位置規制
部材27を排除すると共に、同部材27の支持部を排除
する以外は上記実施例と実質的に同一である。
【0035】しかして、本実施例においても上記実施例
と同等の作用効果を奏するものであり、前記ブラケット
3b及びゴムブッシュ27′が前記位置規制部材27に
相当するが、前記ブラケット3bの設置はステアリング
ホイール本体1のボス部3以外適当な固定部とすること
も可能である。
と同等の作用効果を奏するものであり、前記ブラケット
3b及びゴムブッシュ27′が前記位置規制部材27に
相当するが、前記ブラケット3bの設置はステアリング
ホイール本体1のボス部3以外適当な固定部とすること
も可能である。
【0036】なお、上記両実施例ではホーンプレート9
がねじ部材11によりステアリングホイール本体1の固
定部7に固着されているが、ステアリングホイール本体
1に固着した固定プレートなどに取付けることができ
る。また、上記実施例では、エアバッグモジュール5を
取付けた構造について説明したが、エアバッグモジュー
ル5を備えない通常のステアリングホイールにも適用で
きる。図中、符号49はベースカバーを示している。
がねじ部材11によりステアリングホイール本体1の固
定部7に固着されているが、ステアリングホイール本体
1に固着した固定プレートなどに取付けることができ
る。また、上記実施例では、エアバッグモジュール5を
取付けた構造について説明したが、エアバッグモジュー
ル5を備えない通常のステアリングホイールにも適用で
きる。図中、符号49はベースカバーを示している。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
の多種類のスイッチを備えたステアリングホイールによ
れば、ホーンスイッチ操作部と他の各種スイッチ操作部
とをステアリングホイールの中央部に集中配置すること
が可能となり、運転者は常に目視により各種のスイッチ
の容易な操作が可能となるため、運転操作上もミスがな
くなり、より安全な運転ができるようになる。しかも、
ホーン操作部と他の各種スイッチ操作部とを切り離した
状態で、且つ各種スイッチ操作部に近接するホーンスイ
ッチ部分が同時に操作されたとしてもホーンスイッチが
作動しないため、スイッチ操作にもミスを発生させるこ
とがなくなる。
の多種類のスイッチを備えたステアリングホイールによ
れば、ホーンスイッチ操作部と他の各種スイッチ操作部
とをステアリングホイールの中央部に集中配置すること
が可能となり、運転者は常に目視により各種のスイッチ
の容易な操作が可能となるため、運転操作上もミスがな
くなり、より安全な運転ができるようになる。しかも、
ホーン操作部と他の各種スイッチ操作部とを切り離した
状態で、且つ各種スイッチ操作部に近接するホーンスイ
ッチ部分が同時に操作されたとしてもホーンスイッチが
作動しないため、スイッチ操作にもミスを発生させるこ
とがなくなる。
【0038】更に、ホーンスイッチ操作部がエアバッグ
モジュールに組み込まれるときは、従来のようにエアバ
ッグモジュールの支持部の全てにおいて弾性的に支持す
る場合には実車時における振動が激しく、その振動を少
なくするには前記支持部の弾性力を強くしなければなら
ず、ホーンスイッチ操作時にパッド体を強く押圧しなけ
ればならず、スイッチの操作性を悪くしていたが、本発
明によれば支持部の少なくとも2点を半固定的な支持点
としたため、前記弾性力を弱くしてもエアバッグモジュ
ールの振動自体が減少してホーンスイッチの操作性が向
上し、更には上述のようにステアリングホイール本体の
中央部にホーンスイッチ操作部と各種スイッチ操作部を
併設しても誤作動が発生しない。
モジュールに組み込まれるときは、従来のようにエアバ
ッグモジュールの支持部の全てにおいて弾性的に支持す
る場合には実車時における振動が激しく、その振動を少
なくするには前記支持部の弾性力を強くしなければなら
ず、ホーンスイッチ操作時にパッド体を強く押圧しなけ
ればならず、スイッチの操作性を悪くしていたが、本発
明によれば支持部の少なくとも2点を半固定的な支持点
としたため、前記弾性力を弱くしてもエアバッグモジュ
ールの振動自体が減少してホーンスイッチの操作性が向
上し、更には上述のようにステアリングホイール本体の
中央部にホーンスイッチ操作部と各種スイッチ操作部を
併設しても誤作動が発生しない。
【図1】本発明の各種スイッチを備えたステアリングホ
イールの代表的な実施例の外観を示す斜視図である。
イールの代表的な実施例の外観を示す斜視図である。
【図2】同ステアリングホイールの本体を示す平面図で
ある。
ある。
【図3】同ステアリングホイールの本体の組立分解図で
ある。
ある。
【図4】本発明に適用されエアバッグモジュールとスイ
ッチユニットの組立分解図である。
ッチユニットの組立分解図である。
【図5】エアバッグモジュールとスイッチユニットを組
付けた後の一例を示す、図2におけるA−A線断面図で
ある。
付けた後の一例を示す、図2におけるA−A線断面図で
ある。
【図6】エアバッグモジュールとスイッチユニットを組
付けた後の他例を示す、図2におけるA−A線断面図で
ある。
付けた後の他例を示す、図2におけるA−A線断面図で
ある。
1 ステアリングホイール本体 2 リム部 3 ボス部 3a ボス 4 スポーク部 5 エアバッグモジュール 6 スイッチユニット 7 固定部 8 ホーンスイッチ機構 9 ホーンプレート 10 ねじ部材 11 取付孔 12 向き規制孔 13 固定接点部 13a 脚部 13b 突出片 13c 接点取付片 13d 位置規制部材取付片 13e 嵌着孔 14 可動接点部 15 第1絶縁体 16 基板部 17 パッド体 17a 載置部 17b 金属製保持枠 18 位置決め突部 19 嵌着突部 20 接点 21 第2絶縁体 22 嵌合孔 23 圧縮スプリング 24 通孔 25 小径ねじ部 26 ねじ孔 27 位置規制部材 27′ ゴムブッシュ 27a フランジ部 27b 係着溝 30 パッド体支持部 31 取付孔 33 ベースプレート 33a 円形孔部 33b 取付ブラケット 33c ねじ挿通孔 33d フランジ部 35 押えリング 36 エアバッグ 38 取付け片 39 取付孔 41 カバー体 42 窓部 43 ケース 45 操作用押しボタン 46 取付部材 46a ねじ挿通孔 47 ボルト 48 ナット 49 ベースカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 一良 静岡県富士市青島町218番地日本プラスト 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ホーンスイッチの可動接点部をもつ可動
部材が、固定接点部をもつステアリングホイール本体の
ほぼ同心円上に離間して設定された少なくとも3箇所以
上の支持部においてそれぞれ接離可能に支持され、前記
可動部材がステアリングホイールの中央に配されるパッ
ド体を支持してなるホーンスイッチを備えたステアリン
グホイールにおいて、 前記可動部材が、前記3箇所以上の支持部のうち隣合う
2箇所の支持部を結ぶ直線を軸線として回動可能に且つ
半固定的に支持されると共に、他の支持部により可動接
点部と固定接点部とが所定寸法の間隙をおいて弾性的に
支持され、 前記回動可能に支持される可動部材の隣合う2箇所の支
持部に位置する前記パッド体部分に設置され、表面に多
種類のスイッチ操作部を有する多機能スイッチユニット
が取り付けられてなる、ことを特徴とする各種スイッチ
を備えたステアリングホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6376793A JP2613350B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | 各種スイッチを備えたステアリングホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6376793A JP2613350B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | 各種スイッチを備えたステアリングホイール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06270816A true JPH06270816A (ja) | 1994-09-27 |
JP2613350B2 JP2613350B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=13238862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6376793A Expired - Fee Related JP2613350B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | 各種スイッチを備えたステアリングホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2613350B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6062592A (en) * | 1997-06-24 | 2000-05-16 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Steering wheel having air bag module |
EP1000834A2 (en) | 1998-11-12 | 2000-05-17 | Alps Electric Co., Ltd. | Steering wheel with actuating switches |
JP2006205890A (ja) * | 2005-01-27 | 2006-08-10 | Nippon Plast Co Ltd | ステアリングホイール |
KR100986362B1 (ko) * | 2008-07-15 | 2010-10-08 | 기아자동차주식회사 | 차량의 에어백 장치 |
DE102014107276A1 (de) | 2013-05-24 | 2014-11-27 | Nihon Plast Co., Ltd. | Lenkvorrichtung |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP6376793A patent/JP2613350B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6062592A (en) * | 1997-06-24 | 2000-05-16 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Steering wheel having air bag module |
EP1000834A2 (en) | 1998-11-12 | 2000-05-17 | Alps Electric Co., Ltd. | Steering wheel with actuating switches |
US6349616B1 (en) | 1998-11-12 | 2002-02-26 | Alps Electric Co., Ltd. | Steering system |
JP2006205890A (ja) * | 2005-01-27 | 2006-08-10 | Nippon Plast Co Ltd | ステアリングホイール |
KR100986362B1 (ko) * | 2008-07-15 | 2010-10-08 | 기아자동차주식회사 | 차량의 에어백 장치 |
DE102014107276A1 (de) | 2013-05-24 | 2014-11-27 | Nihon Plast Co., Ltd. | Lenkvorrichtung |
DE102014107276B4 (de) * | 2013-05-24 | 2016-05-12 | Nihon Plast Co., Ltd. | Lenkvorrichtung |
US9435361B2 (en) | 2013-05-24 | 2016-09-06 | Nihon Plast Co., Ltd. | Steering device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2613350B2 (ja) | 1997-05-28 |
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