JPH06207693A - ホース中間金具の製造方法 - Google Patents

ホース中間金具の製造方法

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JPH06207693A
JPH06207693A JP5004337A JP433793A JPH06207693A JP H06207693 A JPH06207693 A JP H06207693A JP 5004337 A JP5004337 A JP 5004337A JP 433793 A JP433793 A JP 433793A JP H06207693 A JPH06207693 A JP H06207693A
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JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
hose
forming material
welding
outer periphery
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5004337A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Takamori
哲也 高森
Hidekazu Miyazaki
秀和 宮崎
Terumitsu Oshima
照光 大島
Masaki Kumazaki
雅規 熊崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication of JPH06207693A publication Critical patent/JPH06207693A/ja
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スリーブ外周に取付け部形成材を溶接により
取付けるに際して、熱影響によりスリーブ内周形状が異
形化するおそれがほとんどないホース中間金具の製造方
法を提供すること。 【構成】 ホース1に固定するために外周部がかしめら
れるスリーブ3と、スリーブ3と別体に形成されてホー
ス1内に挿通されるニップル3とからなり、スリーブ3
外周には他部材に係止又は固定させるための取付け部形
成材15Aが一体化されている構成のホース中間金具を
製造する方法。パイプ19が所定長に裁断されて形成さ
れたスリーブ3の外側にフォーミング加工により環状膨
出部21を形成し、板材からプレス抜きにより形成され
た取付け部形成材15Aを環状膨出部21に溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホースに固定するため
に外周部がかしめられる(通常放射状に配されたダイス
により押圧変形される)スリーブと、該スリーブと別体
に形成されてホース内に挿通されるニップルとからな
り、スリーブ外周には他部材に係止又は固定させるため
の取付け部形成材が一体化されている構成のホース中間
金具を製造する方法に関する。本発明で製造するホース
中間金具を適用可能なホース配管としては、ブレーキホ
ース、エアホース、フュエルホース等のホース配管を挙
げることができる。
【0002】
【従来の技術】ホース中間金具として、例えば、図4に
示すような構成のものが提案されている(実公昭59−
6310号公報等参照)。
【0003】ホース(補強ホース)1に固定するために
外周部がかしめられるスリーブ3と、該スリーブ3と別
体に形成されてホース1内に挿通されるニップル5とか
らなり、スリーブ3外周には他部材に係止又は固定させ
るための取付け部、即ち、係止フランジ7や取付け用の
ばねクリップ(図示せず)が差し込み可能なクリップ溝
9が形成されれている。
【0004】そして、上記構成の中間金具のスリーブ3
は、通常、切削加工で形成するが、切削加工を極力少な
くするために、パイプを裁断して形成したスリーブ(筒
体)3の外周に、図例の如く、2つの取付け部形成材
(リング)11、13を溶接あるいは蝋付けする技術が
前記公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記取付け部
形成材を溶接又は蝋付けに際して、肉厚の薄い(1mm前
後)のスリーブ外周面で直接的に行うため、熱影響によ
りスリーブ内周形状が異形化するおそれがある。特に、
抵抗溶接のように加圧溶接の場合、スリーブ中心方向に
加圧しなながら行うため、より異形化し易い。また、端
部で取付け部形成材を溶接等をする場合、溶接スパッタ
がスリーブ内面に飛散付着するおそれがある。
【0006】これらの現象は、ニップルを挿入したホー
スをスリーブ内に挿入させ、さらに、スリーブ外周をか
しめる場合、ホース嵌入作業性を低下させたり、さらに
ホース外周面を傷つけたりするおそれがあり望ましくな
い。
【0007】本発明の目的は、上記にかんがみて、スリ
ーブ外周に取付け部形成材を溶接により取付けるに際し
て、熱影響によりスリーブ内周形状が異形化するおそれ
がほとんどなく、また、端部に溶接する場合にも、溶接
スパッタがスリーブ内面に飛散付着するおそれがないホ
ース中間金具の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の中間金具の製造
方法は、上記課題を下記構成により解決するものであ
る。
【0009】ホースを固着するために外周部がかしめら
れるスリーブと、該スリーブと別体に形成されて前記ホ
ース内に挿通されるニップルとからなり、スリーブ外周
には他部材に係止又は固定させるための取付け部形成材
が一体化されている構成のホース中間金具を製造する方
法であって、パイプを裁断して形成されたスリーブの外
側にフォーミング加工により環状膨出部を形成し、板金
からプレス抜きにより形成された取付け部形成材を前記
環状膨出部に溶接する、ことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
をする。前述例と同一部分については、同一図符号を付
すとともに、それらの説明の全部または一部を省略す
る。
【0011】(1) 本発明は、上位概念的には、ホース1
を固着するために外周部がかしめられるスリーブ3と、
該スリーブ3と別体に形成されて前記ホース1内に挿通
されるニップル5とからなり、スリーブ3の外周には他
部材に係止又は固定させるための取付け部形成材6が一
体化されている構成のホース中間金具を製造する方法で
ある。
【0012】ここでは、まず図2の如く、片スリーブタ
イプで、取付け部として、中間部に六角形状の回り止め
フランジ15を、端部に係止フランジ17をそれぞれ有
するものを例に採り説明するが、これに限られることは
ない。即ち、回り止めフランジの両側にスリーブを有す
るタイプや、回り止めフランジを他の多角形状や二面落
ち形状としたり、任意である。
【0013】(2) スリーブ3は、パイプ(通常シームレ
ス鋼管)19を所定長に裁断した短管19Aから形成す
る。さらに、バルジ加工(フォーミング加工の一種)に
よりスリーブ中間部に環状膨出部21を、フレア加工
(フォーミング加工の一種)によりスリーブ端部に係止
フランジ17をそれぞれ形成する。
【0014】ここで、環状膨出部の大きさは、例えば、
スリーブ外径を12mmφとしたとき、膨出部外径を14
〜16mmとする。
【0015】(3) 六角形の回り止めフランジ形成材(取
付け部形成材)15Aを、鋼板等の帯板(板材)20か
ら打ち抜いて、即ち、プレス抜きにより形成する。
【0016】(4) 上記回り止めフランジ形成材(取付け
部形成材)15Aを、環状突起部21に溶接をする。具
体的には、スリーブ3を係止フランジ17を下側にし直
立させた状態で、回り止めフランジ形成材15Aをスリ
ーブ3に上側から嵌め込み、抵抗溶接用の電極23、2
3間にセットし、抵抗溶接を行う。この抵抗溶接の条件
は、スリーブ肉厚1mm、回り止めフランジ形成材15A
の板厚1.5mmのとき、電流10〜30kA、通電時間
0.02 〜0.3 秒とする。なお、24は抵抗溶接用の交流
電源である。
【0017】ここで、環状膨出部21を介して回り止め
フランジ形成材(取付け部形成材)15Aを溶接するた
め、環状膨出部21を介して溶接熱の放熱が行われるた
め、、スリーブ3の内周形状が熱影響を受けて異形化す
るおそれがほとんどない。また、抵抗溶接のような加圧
溶接の場合、加圧方向がスリーブ軸方向でありスリーブ
中心方向でないため、スリーブ内周形状が異形化するお
それがない。さらに、環状膨出部21自体、二重板のリ
ブ構造であるためほとんど変形するおそれはない。
【0018】また、溶接手段としては、上記抵抗溶接の
他、電子ビーム溶接、レーザ溶接が、溶接時の熱影響が
広範囲に波及し難い溶接手段が望ましい。
【0019】(5) なお、本発明の方法は、図3に示す如
く、スリーブ3の端部にブラケット25を有する構成の
ホース中間金具にも適用できる。この場合は、環状膨出
部27をフレア加工により端部に形成して、該環状膨出
部25に取付け部形成材であるブラケット形成材25A
を上記と同様にして溶接する。このとき、上記同様、ス
リーブ3の内周形状が熱影響による異形化が発生するお
それがほとんどない。それに加えて、環状膨出部27の
存在によりスリーブ3の内側への溶接スパッタの飛散付
着が阻止される。
【0020】(6) こうして製造したホース中間金具は、
ニップル5を内側に挿通させたホース1をスリーブ3で
外嵌し、該スリーブ3の外周を図例の如くかしめること
により、ホース1に固定する。そして、取付け部15、
17、25等を介して、所定箇所にホース1をガイド保
持する。
【0021】
【発明の作用・効果】本発明のホース中間金具の製造方
法は、ホースに固定するために外周部がかしめられるス
リーブと、スリーブと別体に形成されて前記ホース内に
挿通されるニップルとからなり、スリーブ外周には他部
材に係止又は固定させるための取付け部形成材が一体化
されている構成のホース中間金具を製造する方法であっ
て、パイプを裁断して形成されたスリーブの外側にフォ
ーミング加工により環状膨出部を形成し、板材からプレ
ス抜きにより形成された取付け部形成材を、環状膨出部
に溶接する、構成により下記のような作用・効果を奏す
る。
【0022】(1) 環状膨出部に取付け部形成材を溶接す
るため、溶接時、熱影響によりスリーブ内周形状が異形
化するおそれがほとんどない。特に、抵抗溶接のような
加圧溶接のばあい、加圧方向が軸方向でありスリーブ中
心方向ではないため、特にスリーブ内周形状の異形化が
阻止され好適である。また、環状膨出部をフレア加工に
より端部に形成して、該環状膨出部に取付け部形成材を
溶接する場合は、該環状膨出部によりスリーブ内側への
スパッタの飛散付着が阻止される。
【0023】従って、本発明の方法で製造したホース中
間金具は、ニップルを挿入したホースをスリーブ内に挿
入させ、さらに、スリーブ外周をかしめる場合、ホース
挿入作業性を低下させたり、さらにホース外周面を傷つ
けたりするおそれがない。
【0024】(2) また、本発明では、スリーブを所定長
に裁断したパイプ材から、取付け部材を板材から、それ
ぞれプレス加工のみで製造するため、切削加工が不要で
且つ歩留も良好であるため、ホース中間金具の製造原価
の低減にもつながるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホース中間金具の製造方法を示す概略
工程図
【図2】図1の方法で製造したホース中間金具の断面図
【図3】本発明の方法で製造したホース中間金具の他の
例を示す断面図
【図4】従来の製造方法で製造したホース中間金具の一
例を示す断面図
【符号の説明】
1 ホース 3 スリーブ 5 ニップル 15 回り止めフランジ 15A 回り止めフランジ形成材(取付け部形成材) 21 環状膨出部 25 ブラケット 25A ブラケット形成材(取付け部形成材) 27 環状膨出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 照光 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 熊崎 雅規 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースに固定するために外周部がかしめ
    られるスリーブと、該スリーブと別体に形成されて前記
    ホース内に挿通されるニップルとからなり、前記スリー
    ブ外周には他部材に係止又は固定させるための取付け部
    形成材が一体化されている構成のホース中間金具を製造
    する方法であって、 パイプを裁断して形成されたスリーブの外側にフォーミ
    ング加工により環状膨出部を形成し、 板金からプレス抜きにより形成された取付け部形成材を
    前記環状膨出部に溶接すること、を特徴とするホース中
    間金具の製造方法。
JP5004337A 1993-01-13 1993-01-13 ホース中間金具の製造方法 Withdrawn JPH06207693A (ja)

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JP5004337A JPH06207693A (ja) 1993-01-13 1993-01-13 ホース中間金具の製造方法

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JP5004337A JPH06207693A (ja) 1993-01-13 1993-01-13 ホース中間金具の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015155753A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft ブレードホースを接続する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015155753A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft ブレードホースを接続する方法

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