JPH0618803A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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Publication number
JPH0618803A
JPH0618803A JP10674693A JP10674693A JPH0618803A JP H0618803 A JPH0618803 A JP H0618803A JP 10674693 A JP10674693 A JP 10674693A JP 10674693 A JP10674693 A JP 10674693A JP H0618803 A JPH0618803 A JP H0618803A
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JP
Japan
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lens
laser beam
cylindrical
scanning direction
scanning device
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Application number
JP10674693A
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English (en)
Inventor
Akira Ota
明 太田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンドリカルミラーを用い、しかも複雑な
形状のレンズを用いることのない光走査装置を実現す
る。 【構成】 ポリゴンミラー28によって偏向したレーザ
ビームは、球面レンズとしての第1のレンズ751 を通
過し、次に平凸シリンドリカルレンズとしての第2のレ
ンズ752 を通過する。これらのレンズ751 、752
はfθレンズ系を構成している。これらを通過したレー
ザビームは、シリンドリカルミラー77によって反射さ
れ、感光体ドラム15の走査面に到達する。第2のレン
ズ752 は平凸シリンドリカルレンズなので、製造時の
無駄がない。この装置は、副走査方向の面内において、
第1のレンズ751 とシリンドリカルミラー77とによ
って、ポリゴンミラー28と感光体ドラム15が光学的
な共役関係となっており、倒れ補正光学系を実現してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はある種の複写機あるいは
レーザプリンタのようにレーザビームを走査して画像の
記録や表示を行うための光走査装置に係わり、詳細に
は、ポリゴンミラー等の偏向手段で偏向した後のレーザ
ビームを感光体等の走査面に結像するための光学系に特
徴をもった光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光走査装置は、例えば感光体に静電潜像
を形成して画像の記録を行う複写機やレーザプリンタに
広く用いられている。
【0003】図17は、このような装置の一例としての
レーザプリンタの概要を表わしたものである。このレー
ザプリンタ11は、ワークステーションやコンピュータ
に代表されるプリンタ制御装置12とケーブル13で接
続されており、画像データの供給を受け、画像のプリン
トアウトを行うようになっている。
【0004】このようなレーザプリンタ11の多くは一
定の速度で回転する感光体ドラム15を備えている。感
光体ドラム15の周囲には、ドラム表面を一様に帯電さ
せるためのチャージコロトロン16と、静電潜像の現像
を行う現像装置17と、現像によって得られたトナー像
を記録用紙18に転写するトランスファコロトロン19
と、転写後のドラム表面を除電するディスチャージコロ
トロン21と、ドラム表面に残留したトナーを除去する
ためのクリーニング装置22が備えられている。半導体
レーザ制御装置24は画像データに応じて半導体レーザ
25のオン・オフ制御(変調)を行うようになってい
る。半導体レーザ25から出力されるレーザビーム26
は、レンズ等からなる整形光学系27を経てポリゴンミ
ラー28に入射し、ここで反射された後、結像光学系2
9を経て感光体ドラム15上に結像するようになってい
る。
【0005】ポリゴンミラー28は、ポリゴンミラー駆
動モータ31によって高速回転しているので、これから
反射されたレーザビームは偏向され、チャージコロトロ
ン16と現像装置17の間のドラム表面をライン単位で
走査することになる。この結果として、感光体ドラム1
5の表面には画像データに対応した静電潜像が形成さ
れ、これが現像装置17によって現像されることにな
る。
【0006】半導体レーザ制御装置24は、このレーザ
プリンタ11の全体を制御するための装置制御部33に
よって制御される。このレーザプリンタ11の給紙系も
同様の制御を受ける。すなわち、カセットトレイ35に
収容された記録用紙18は、送りロール36によって1
枚ずつ送り出され、点線で示した経路を進行する。そし
て、まず感光体ドラム15とトランスファコロトロン1
9の間を通ってトナー像の転写を受け、1対のロールか
らなる定着装置37の間を通過して熱または圧力によっ
てトナー像の定着が行なわれる。このようにして得られ
た記録済みの記録用紙は排出ロール38から排出され、
排出トレイ39内に排出されるようになっている。
【0007】結像光学系29には、従来からfθレンズ
系が広く使用されている。fθレンズ系は、レーザビー
ム26を感光体ドラム15等の感光体に光スポットとし
て集光させる役割と、この光スポットを感光体表面で等
速で移動させるという2つの役割を持っている。このよ
うな結像光学系29はレーザビーム26の走査される面
と直交する面内において偏向点の位置と感光体上の位置
とがほぼ共役関係になるように構成されることが多く、
ポリゴンミラーの反射面の傾きを光学系で補正するため
の、いわゆる面倒れ補正光学系を構成している。
【0008】面倒れ補正光学系としては、従来からシリ
ンドリカルレンズやトーリック・レンズを用いたものが
知られている。しかしながら、シリンドリカルレンズを
使用した場合には良好な結像性能を得ることが困難であ
り、トーリック・レンズについてはその製造が非常に困
難であるという難点がある。
【0009】そこで、特開昭55−127514号公報
ではシリンドリカルミラーを用いた面倒れ補正光学系が
開示されている。また、シリンドリカルミラーとfθレ
ンズ系を組み合わせた光学系が特開昭59−84218
号公報、特開昭64−42625号公報および特開平3
−130717号公報にそれぞれ開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図18は、シリンドリ
カルミラーとfθレンズ系を組み合わせた光学系として
特開昭59−84218号公報に記載された内容を表わ
したものである。この図で図17と同一部分には同一の
符号を付し、これらの説明を適宜省略することにする。
この公報に記載された光走査装置で、ポリゴンミラー2
8から反射されたレーザビームは凹型レンズ素子41お
よび凸型レンズ素子42を通過した後、凹円柱鏡43に
よって反射されて感光体ドラム15上に到達し、このド
ラム表面を軸方向に1ラインごとに走査するようになっ
ている。
【0011】ここで、(イ)凹型レンズ素子41、
(ロ)凸型レンズ素子42および(ハ)凹円柱鏡43
は、順に(イ)球面単レンズ、(ロ)シリンダ面と球面
からなるレンズ、(ハ)シリンドリカルミラーの組み合
せであってもよいし、(イ)シリンダ面と平面からなる
レンズ、(ロ)シリンダ面とこれと直交する方向のパワ
ーを持つシリンダ面とからなるレンズ、(ハ)シリンド
リカルミラーの組み合せであってもよい。しかしなが
ら、この図18に示した光学系では、凸型レンズ素子4
2は形状が複雑なため、生産が容易ではなく、高価とな
るという問題があった。
【0012】図19は、特開昭64−42625号公報
に記載された光走査装置を主走査方向と直角方向の断面
で表わしたものである。この光学系は、ポリゴンミラー
28から順に、全体として負の焦点距離を有する第1レ
ンズ群51と、全体として正の焦点距離を有する第2レ
ンズ群52と、結像面の主走査方向に母線を持ち主走査
直角方向断面が二次曲線を有する凹の光学反射素子53
とで構成されている。凹の光学反射素子53を反射した
レーザビームが感光体等の走査面54の走査を行う。
【0013】このようにこの光走査装置では、fθレン
ズ系を球面系で構成したことにより、これらの製作を容
易にしている。しかしながら、第2レンズ群52はサイ
ズが大きく、これを円形のレンズから加工する場合には
材料費が大となるという問題がある。
【0014】図20は、特開平3−130717号公報
に記載された光走査装置の要部を表わしたものである。
この装置は、第1シリンドリカルレンズ61を経たレー
ザビームをポリゴンミラー28で反射させ、第2シリン
ドリカルレンズ63、シリンドリカルミラー64、第3
シリンドリカルレンズ65および第4シリンドリカルレ
ンズ66を順に通過させた後、走査面67を走査させる
ようになっている。
【0015】この光走査装置では、シリンドリカルレン
ズを多く使用することによって、製造を容易にし、また
材料の無駄を解決した。しかしながら、結像光学系が4
つの要素からなるため、部品点数が多く価格が高価にな
るといった問題があった。
【0016】一方、このような問題点を解決するため
に、従来使用されたガラスレンズの代わりにプラスチッ
クレンズを使用することが提案されている。しかしなが
ら、このような光走査装置のガラスレンズを単純にプラ
スチックレンズに置き換えると、温度や湿度の変化に対
するレンズの屈折率の変化が結像性能に影響を与える。
したがって、高画質の光走査装置を構成することができ
ないといった問題があった。
【0017】そこで本発明の目的は、複雑な形状のレン
ズを用いることなくfθ特性をもったレンズ系を有する
光走査装置を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、面倒れ補正光学系を
構成することのできる光走査装置を提供することにあ
る。
【0019】本発明の更に他の目的は、プラスチックレ
ンズを使用してしかもその屈折率の変化に対して安定し
た性能を持つと共にコストダウンを図った光走査装置を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、画像信号によって変調されたレーザビームを入射し
これを画像信号の1ラインごとに繰り返し偏向するポリ
ゴンミラー等の偏向手段と、この偏向手段によって偏向
したレーザビームを入射する球面単レンズと、レーザビ
ームの偏向する主走査方向のみにパワーを有し凸側を被
走査側に向け前記した球面単レンズを通過したレーザビ
ームを入射する平凸シリンドリカルレンズと、主走査方
向と直交する方向にのみパワーを有し平凸シリンドリカ
ルレンズを通過したレーザビームを画像形成のための感
光体ドラム等の走査面に向けて反射させる凹形状シリン
ドリカルミラーとを光走査装置に具備させる。
【0021】すなわち請求項1記載の発明では、球面単
レンズと平凸シリンドリカルレンズとによりfθ特性を
持たせると共に、主走査方向の像面わん曲を良好に補正
することができる。しかも、形状が単純な平凸シリンド
リカルレンズを使用しており、材料が有効に活用される
ことになる。
【0022】請求項2記載の発明では、副走査方向の面
内において主として球面単レンズとシリンドリカルミラ
ーとによりポリゴンミラー等の偏向手段と感光体等の走
査面とを光学的に共役な関係に保つことで、倒れ補正光
学系を実現すると共に、副走査方向の像面わん曲を良好
に補正することができる。
【0023】請求項3記載の発明では、画像信号によっ
て変調されたレーザビームを入射しこれを画像信号の1
ラインごとに繰り返し偏向するポリゴンミラー等の偏向
手段と、この偏向手段によって偏向したレーザビームを
入射する比較的パワーの弱いプラスチック製の単レンズ
と、このプラスチック製の単レンズを通過したレーザビ
ームを入射しレーザビームの偏向する主走査方向のみに
パワーを有し凸側を被走査側に向けている比較的パワー
の強いガラス製の平凸シリンドリカルレンズと、主走査
方向と直交する方向にのみパワーを有し平凸シリンドリ
カルレンズを通過したレーザビームを画像形成のための
走査面に向けて反射させる凹形状シリンドリカルミラー
とを光走査装置に具備させる。
【0024】すなわち請求項3記載の発明では、プラス
チック製の単レンズとガラス製の平凸シリンドリカルレ
ンズとによってfθ特性を持たせると共に、主走査方向
における像面わん曲を良好に補正することができる。前
者の単レンズはプラスチック製であるが、パワーの弱い
レンズとしているため屈折率の変化の影響を受けにく
い。後者のレンズの方は、主走査方向に強いパワーを持
たせているので、プラスチック製とするには適さない
が、簡単な平凸シリンドリカルレンズであるため、ガラ
スでも安価に製造することができる。
【0025】請求項4記載の発明では、更に屈折率の変
化自体が影響しない凹形状シリンドリカルミラーをプラ
スチック製として光走査装置を安価に製造できるように
している。
【0026】請求項5記載の発明では、偏向手段の前段
に配置され副走査方向にのみ正のパワーを有するシリン
ドリカルレンズについても、倒れ補正光学系についての
共役関係を保つための倍率が低くてよいことを利用して
プラスチック製とし、光走査装置のコストダウンを図っ
ている。
【0027】請求項6記載の発明では、副走査方向の面
内においてプラスチック製の単レンズとシリンドリカル
ミラーとによりポリゴンミラー等の偏向手段と感光体等
の走査面とを光学的に共役な関係に保つことで、倒れ補
正光学系を実現すると共に、副走査方向の像面わん曲を
良好に補正するようにしている。
【0028】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0029】図1は本発明の一実施例における光走査装
置を表わしたものである。図17と同一部分には同一の
符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この
光走査装置で、半導体レーザ25は図示しない変調手段
によって画像信号に応じてオン・オフ制御されるように
なっている。半導体レーザ25から、このようにして画
像信号に応じて射出された発散光束としてのレーザビー
ムは、コリメータレンズ71によりほぼ平行な光束とな
り、開口絞り72によって整形される。整形後のレーザ
ビームは、シリンドリカルレンズ73を通過し、第1の
平板ミラー74によって反射された後、ポリゴンミラー
28に入射するようになっている。ポリゴンミラー28
は矢印方向に等角速度で回転しており、レーザビームを
画像信号のそれぞれのラインに対応させて繰り返し偏向
するようになっている。
【0030】偏向されたレーザビームはfθレンズ系7
5と第2の平板ミラー76、シリンドリカルミラー77
および防塵用ウィンドウ78を経て感光体ドラム15上
に結像する。ここでfθレンズ系75は、第1のレンズ
751 と第2のレンズ752によって構成されている。
また、防塵用ウィンドウ78は交換可能な感光体ドラム
15以外の部分を1つの密閉した筐体(図示せず)内に
収めたことにより必要とされるものであり、レーザビー
ムをこの筐体から感光体ドラム15へ導くための透明な
ガラス板によって構成されている。防塵用ウィンドウ7
8は偏向されたレーザビームが形成する平面に対して5
ないし6度以上傾けることで、ウィンドウ内でのこのレ
ーザビームの多重干渉を防止することができる。
【0031】結像により感光体ドラム15上に生ずるレ
ーザビームのスポットは、fθレンズ系75の作用によ
ってドラム表面を矢印79で示したようにドラム軸方向
(主走査方向)にほぼ等速で移動する。このようにして
1ライン分の走査が行われたら、ポリゴンミラー28の
次の面によるレーザビームの偏向により、次の1ライン
分の走査が行われることになる。以下同様である。
【0032】なお、このような走査が行われる際のこれ
らのラインにおける画像の記録が行われる最初の位置を
設定するために、光走査装置にはSOS(Start of Sca
n )センサ81が配置されている。SOSセンサ81に
は、fθレンズ系75を経て第3の平板ミラー82によ
って反射されたレーザビームが入射するようになってお
り、これから所定時間経過した時点でそれぞれのライン
についての画像信号の変調が開始されるようになってい
る。
【0033】このような構成の光走査装置では、レーザ
ビームの副走査方向に関してポリゴンミラー28の反射
面と感光体ドラム15上とを光学的にほぼ共役関係に設
定することができる。したがって、ポリゴンミラー15
の反射面の倒れに起因する感光体ドラム15上のスポッ
トの副走査方向の位置ずれを最小限に抑えることができ
る。
【0034】図2は図1に示した光走査装置の要部をレ
ーザビームの主走査方向にそって切断した形で表わした
ものである。fθレンズ系75を構成する第1のレンズ
75 1 は球面で構成された単レンズである。第2のレン
ズ752 は、ポリゴンミラー28側が平面で反対側が凸
のシリンドリカル面からなるレンズである。
【0035】また、図3はこの光走査装置の要部をレー
ザビームの主走査方向と直角の方向に切断した形で表わ
したものである。図2におけるd1 、r1 等の符号およ
び図3におけるr1 ′、α等の符号については後に説明
する。
【0036】図2から分かるように、ポリゴンミラー2
8から遠ざかるにしたがってレーザビームが偏向するこ
とによって通過する領域は広がっていく。したがって、
第1のレンズ751 と比べて第2のレンズ752 の方が
必然的に大きなサイズとなる。しかしながら、第2のレ
ンズ752 は平凸形状のシリンドリカルレンズなので、
製作が容易である。
【0037】図4はこのような平凸形状のレンズの製作
方法を原理的に表わしたものである。すなわち、この場
合には1枚の平凸形状のシリンドリカルレンズ91を作
成しておき、これを等間隔で輪切りにすることで第2の
レンズ752 を多数作成することができる。これによ
り、1枚当たりの第2のレンズ752 の価格を低減させ
ることができる。
【0038】図5はこれと対比する意味で、ポリゴンミ
ラーから反射されたレーザビームが2枚の球面レンズを
通過すると仮定した場合の、レンズの加工の様子を表わ
したものである。第2のレンズ752 ′をこのように球
面レンズを切断することによって作成すると、材料の無
駄が無視できなくなる。一方、第1のレンズ751 につ
いては、そのサイズが小さいので、材料の無駄が少な
い。また、現在の生産技術ではシリンドリカル面の加工
よりも球面の加工の方が容易で高精度のものを得やすい
ので、球面レンズを切断したものを使用することにして
いる。
【0039】次に図2に示したそれぞれの距離に従って
本実施例の光走査装置の具体的な数値例を次に説明す
る。なお、図2で距離d0 はレーザビームの偏向点Pか
ら第1のレンズ751 までの距離であり、距離d1 、d
2 、d3 は第1のレンズ751と第2のレンズ752
ついてのそれぞれの面間距離である。距離d4 は、第2
のレンズ752 からシリンドリカルミラー77までの距
離であり、距離d5 はシリンドリカルミラー77から感
光体ドラムの被走査面85までの距離である。また、半
径r1 、r2 、r3 およびr4 は、走査平面内における
第1または第2のレンズ751 、752 の曲率半径を示
す。
【0040】また、図3に示したように、半径r1 ′、
2 ′、r3 ′およびr4 ′を走査平面と直交する面内
における曲率半径とし、、半径r5 ′をシリンドリカル
ミラー77の曲率半径とする。更に、第1および第2の
レンズ751 、752 の屈折率をそれぞれn1 、n2
し、使用波長をλとする。シリンドリカルミラー77の
光軸からの傾き角度をαとする。第1および第2のレン
ズ751 、752 の焦点距離をf1 、f2 とし、これら
の合成焦点距離をfとする。各数値は合成焦点距離fを
100mmとして規格化したときの緒元である。
【0041】また、シリンドリカルミラー77の配置に
関しては面間距離d5 を40mm、光軸からの傾き角度
αを45度に固定したときの例を示している。この値
は、光学系全体のレイアウトの違いによって曲率r5
とともに適宜変更することができる。実用上は実施例1
において合成焦点距離fを300mm程度とすれば、B
3判の用紙の短辺を走査するのに適した光学系を実現す
ることができる。同様に実施例2では、合成焦点距離f
を290mm程度とすればA3判の用紙の短辺走査に適
し、実施例3では合成焦点距離fを150mm程度とす
ればA4判の用紙の短辺走査に適する。実施例4の場合
には合成焦点距離fを180mm程度とすればA3判の
用紙の短辺走査に適し、実施例5〜実施例7については
それぞれ合成焦点距離fを140mm程度とすれば、A
4判の用紙の短辺走査に適した光学系を実現することが
できる。
【0042】<実施例1>
【0043】 f=100 f1 =-112.0523 f2 =59.6694 λ=632.8 nm θ=34.2° d0 =6.225322 r1 、r1 ′=-81.02350 d1 =1.310594 N1 =1.723086 r2 、r2 ′=∞ d2 =10.484752 r3 、r3 ′=∞ d3 =5.570025 N2 =1.723086 r4 =-43.14611 d4 =72.920705 r4 ′ =∞ r5 =∞ d5 =40 α=45° r5 ′ =-79.5
【0044】<実施例2>
【0045】 f=100 f1 =- 93.9121 f2 =55.9053 λ=780 nm θ=30° d0 =5.158075 r1 、r1 ′=-60.86529 d1 =2.750973 N1 =1.712282 r2 、r2 ′=-687.74336 d2 =10.316150 r3 、r3 ′=∞ d3 =4.126460 N2 =1.712282 r4 =-39.82034 d4 =75.430168 r4 ′ =∞ r5 =∞ d5 =40 α=45° r5 ′ =-79.8
【0046】<実施例3>
【0047】 f=100 f1 =10029.67 f2 =110.3308 λ=780 nm θ=40.5° d0 =8.384651 r1 、r1 ′=-30.82737 d1 =8.517657 N1 =1.511187 r2 、r2 ′=-33.50715 d2 =5.896840 r3 、r3 ′=∞ d3 =9.172862 N2 =1.609116 r4 =-67.20432 d4 =69.230787 r4 ′ =∞ r5 =∞ d5 =40 α=45° r5 ′ =-80.7
【0048】<実施例4>
【0049】 f=100 f1 =1391.4946 f2 =115.0471 λ=780 nm θ=46.4° d0 =10.744262 r1 、r1 ′=-33.57804 d1 =7.643781 N1 =1.511187 r2 、r2 ′=-34.53351 d2 =6.371255 r3 、r3 ′=∞ d3 =10.373702 N2 =1.609116 r4 =-70.07709 d4 =66.779246 r4 ′ =∞ r5 =∞ d5 =40 α=45° r5 ′ =-81
【0050】<実施例5>
【0051】 f=100 f1 =1615.9506 f2 =112.8282 λ=780 nm θ=45° d0 =9.453305 r1 、r1 ′=-35.68617 d1 =7.271773 N1 =1.511187 r2 、r2 ′=-36.56628 d2 =10.180482 r3 、r3 ′=∞ d3 =10.180482 N2 =1.511187 r4 =-57.67627 d4 =65.846008 r4 ′ =∞ r5 =∞ d5 =40 α=45° r5 ′ =-81.5
【0052】<実施例6>
【0053】 f=100 f1 =-7271.6048 f2 =111.3595 λ=780 nm θ=45° d0 =9.453305 r1 、r1 ′=-23.74214 d1 =7.271773 N1 =1.712282 r2 、r2 ′=-26.89035 d2 =5.817419 r3 、r3 ′=∞ d3 =8.726128 N2 =1.712282 r4 =-79.31935 d4 =72.890897 r4 ′ =∞ r5 =∞ d5 =40 α=45° r5 ′ =-81.5
【0054】<実施例7>
【0055】 f=100 f1 =2410.0907 f2 =116.2317 λ=780 nm θ=45° d0 =9.475708 r1 、r1 ′=-27.31711 d1 =9.475708 N1 =1.511187 r2 、r2 ′=-29.86035 d2 =1.442535 r3 、r3 ′=∞ d3 =10.933509 N2 =1.712282 r4 =-82.78976 d4 =71.408996 r4 ′ =∞ r5 =∞ d5 =40 α=45° r5 ′ =-81.0
【0056】図6から図12は実施例1から実施例7に
それぞれ対応する収差図を表わしたものである。これら
のうち図(a)は像面わん曲を表わし、破線が主走査方
向を、また実線が副走査方向を示している。同図(b)
はfθ特性を表わしている。この図(b)では、像高を
hとするとき、次の(1)式で示す計算結果Aでfθ特
性を示している。
【0057】
【数1】
【0058】入射光束は主走査面内では平行光束であ
り、副走査方向においては偏向点Pから発散光束とな
る。図6から図12示した収差図では簡便のためにポリ
ゴンミラー28の反射点の移動に伴う入射瞳の変動の影
響を考慮していないが、これは本発明の有効性を示すの
になんらの妨げとはならない。また、光走査装置を構成
する上では、シリンドリカルミラー77から感光体ドラ
ムの被走査面85までの距離d5 を実用上多少変化させ
て、像面のわん曲やfθ特性、倒れ補正性能のバランス
を調整したり、レーザビームの偏向点Pから第1のレン
ズ751 までの距離d0 やシリンドリカルミラー77の
曲率半径r5 ′を少量変化させて、像面のわん曲や倒れ
補正のバランスを調整することも可能である。
【0059】変形例
【0060】この変形例の光走査装置は、図1に示した
光走査装置と同一の構成の装置であるが、図2に示した
fθレンズ系75を構成する第1のレンズ751 はプラ
スチック製の単レンズであり、第2のレンズ752 は、
ポリゴンミラー28側が平面で反対側が凸のシリンドリ
カル面からなるガラス製のレンズであるという特徴があ
る。この変形例の光走査装置では、図3および図4が同
様に適用される。
【0061】さて、この変形例では、第1のレンズ75
1 がプラスチックレンズであるために、その形状はガラ
スレンズほどの制限がない。また、非球面を導入するこ
とも比較的容易である。また、第1のレンズ751 は第
2のレンズ752 よりもポリゴンミラー28に接近した
位置に配置されるので、サイズも小さく、より量産性を
確保することができる。
【0062】次に図2に示したそれぞれの距離に従って
この変形例の光走査装置の具体的な数値例を次に説明す
る。ここで変形例1および変形例2では主走査方向の断
面内におけるfθレンズ系75のパワー配置を弱、強正
としたもので、画角が40度以上の高画角系を実現する
ことができる。第1のレンズ751 のポリゴンミラー2
8側の面は球面とし、第2のレンズ752 側の面を非球
面としている。変形例1では第1のレンズ751 として
PMMA(ポリメチルメタクリレート)を使用してお
り、変形例2ではポリカーボネートを使用している。双
方の材料は、プラスチックレンズに適した代表的なもの
である。
【0063】また、図3に示したように、この変形例で
も半径r1 ′、r2 ′、r3 ′およびr4 ′を走査平面
と直交する面内における曲率半径とし、、半径r5 ′を
シリンドリカルミラー77の曲率半径とする。更に、第
1および第2のレンズ751、752 の屈折率をそれぞ
れn1 、n2 とし、使用波長をλとする。シリンドリカ
ルミラー77の光軸からの傾き角度をαとする。第1お
よび第2のレンズ75 1 、752 の焦点距離をf1 、f
2 とし、これらの合成焦点距離をfとする。各数値は合
成焦点距離fを100mmとして規格化したときの緒元
である。
【0064】また、この変形例でもシリンドリカルミラ
ー77の配置に関しては面間距離d 5 を40mm、光軸
からの傾き角度αを45度に固定したときの例を示して
いる。この値は、光学系全体のレイアウトの違いによっ
て曲率r5 ′とともに適宜変更することができる。実用
上は変形例1および変形例2において合成焦点距離fを
150mm程度とすれば、A4判の用紙の短辺を走査す
るのに適した光学系を実現することができる。
【0065】<変形例1>
【0066】 f=100 f1 =7951.5036 f2 =110.5622 λ= 780 nm θ=40.5° d0 =8.535521 r1 、r1 ′=-34.58776 d1 =9.848678 N1 =1.485 r2 * 、r2 * ′=-37.46829 d2 =4.46324 r3 、r3 ′=∞ d3 =9.19210 N2 =1.609116 r4 =-67.34526 d4 =69.171766 r4 ′ =∞ r5 =∞ d5 =40 α=45° r5 ′ =-80.7
【0067】ここでアスタリスク* で示した非球面につ
いては次の(2)式で表現されるものとする。
【0068】
【数2】
【0069】ここで符号Zは光軸方向の変位hは光軸か
らの距離を示し、他の符号はそれぞれ次のような値とな
る。
【0070】C=1/r2 K=-0.054318 A=0.212924E-06 B=0.218301E-09 C=-0.495744 E-11 D=0.946658E-14
【0071】<変形例2>
【0072】 f=100 f1 =7964.9304 f2 =110.5445 λ=780 nm θ=40.5° d0 =8.205913 r1 、r1 ′=-32.07496 d1 =8.205913 N1 =1.572 r2 * 、r2 * ′=-34.81571 d2 =6.431941 r3 、r3 ′=∞ d3 =9.190622 N2 =1.609116 r4 =-67.33444 d4 =69.156565 r4 ′ =∞ r5 =∞ d5 =40 α=45° r5 ′ =-80.7
【0073】ここでアスタリスク* で示した非球面につ
いては先の(2)式で表現されるものとする。ただし、
符号Zは光軸方向の変位hは光軸からの距離を示し、他
の符号はそれぞれ次のような値となる。
【0074】C=1/r2 K=-0.096169 A=0.292833E-07 B=-0.346121 E-09 C=-0.53605E-11 D=0.141395E-13
【0075】図13と図14は変形例1と変形例2に対
応する収差図を表わしたものである。これらのうち図
(a)は像面わん曲を表わし、破線が主走査方向を、ま
た実線が副走査方向を示している。同図(b)はfθ特
性を表わしている。この図(b)では、像高をhとする
とき、先の(1)式で示す計算結果Aでfθ特性を示し
ている。
【0076】入射光束は主走査面内では平行光束であ
り、副走査方向においては偏向点Pから発散光束とな
る。これらの収差図では簡便のためにポリゴンミラー2
8の反射点の移動に伴う入射瞳の変動の影響を考慮して
いないが、これは本発明の有効性を示すのになんらの妨
げとはならない。また、光走査装置を構成する上では、
シリンドリカルミラー77から感光体ドラムの被走査面
85までの距離d5 を実用上多少変化させて、像面のわ
ん曲やfθ特性、倒れ補正性能のバランスを調整した
り、レーザビームの偏向点Pから第1のレンズ751
での距離d0 やシリンドリカルミラー77の曲率半径r
5 ′を少量変化させて、像面のわん曲や倒れ補正のバラ
ンスを調整することも可能である。
【0077】さて、変形例1および変形例2では合成焦
点距離fと第1のレンズ751 の焦点距離f1 との比f
/f1 を0.0126とし、第1のレンズ751 が持つ
パワー(焦点距離)を合成パワーの1/100程度とし
た。このように第1のレンズ751 のパワーを弱くした
ので、これがプラスチック製であっても屈折率の変動に
対する影響が極めて少ない。以下、これを数値で検証す
る。
【0078】第1のレンズ751 で使用するプラスチッ
クは、温度が1度上昇すると約−1.1/104 だけ屈
折率が変化する。実用上、温度変化が±20°Cである
とすると、屈折率は±0.0022の範囲で変化するこ
とになる。
【0079】図15は、変形例1でこの屈折率の変化が
生じた場合の収差図を示したものである。図(a)は像
面わん曲を表わし、破線が主走査方向を、また実線が副
走査方向を示している。同図(b)はfθ特性を表わし
ている。これらの図で斜線で示した範囲が変化の幅を表
わしている。このようにプラスチックレンズを使用する
ことによる像面わん曲やfθ特性に対する変化は少ない
ものであり、実用上問題を発生させない。
【0080】図16は、パワーの強い第2のレンズ75
2 にプラスチックレンズを使用したと仮定した場合の同
様の収差図を参考として表わしたものであり、図(a)
および(b)および斜線で示した範囲は図15と同様で
ある。このように図16の場合には特に像面わん曲が屈
折率に対して著しい変化を示し、実用上の問題を発生さ
せる。このように第1のレンズ751 としてパワーの弱
いレンズを採用し、これをプラスチックレンズにするこ
とで、屈折率の変化に対する影響を極めて受けにくくす
ることができることが検証された。なお、変形例2につ
いてはその結果を図示しないが、同様にパワーの弱い第
1のレンズ751 について実用上何らの問題も生じさせ
ない。
【0081】なお、以上説明した実施例および変形例で
は感光体として感光体ドラムを使用したが、感光体ベル
ト等の他の感光体を使用することも可能である。また、
レーザビームの走査される面は感光体に限らず、ディス
プレイの表示面であってもよい。
【0082】更に実施例および変形例ではレーザ発振器
として半導体レーザを使用したが、これに限らないこと
はもちろんであり、整形光学系を変更することによって
ガスレーザを光源とすることも可能である。また変形例
では防塵のためにウィンドウを設けたが、これを適宜省
略することができることも当然である。
【0083】また、変形例ではfθレンズ系75のみに
ついてプラスチックレンズを適用したが、図1における
シリンドリカルミラー77や半導体レーザ25とポリゴ
ンミラー28の間に配置されたシリンドリカルレンズ7
3についても同様にプラスチックで構成することができ
る。このうち、シリンドリカルミラー77についてはレ
ーザビームを反射するものであり、屈折率の影響を受け
るものではないので、特に問題を生じさせない。また、
シリンドリカルレンズ73については、一般的にシリン
ドリカルミラー77を使用した倒れ補正光学系では共役
関係の倍率が小さいので、プラスチック製としたことに
よる結像性能の劣化が少なく、実用上問題を生じさせな
い。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、球面単レンズと平凸シリンドリカルレンズに
よってfθ特性を持たせ、しかも偏向手段からより離れ
た位置に平凸シリンドリカルレンズを配置したので、平
凸シリンドリカルレンズの量産効果によって品質の優れ
た光走査装置を安価に製作することができる。
【0085】また、請求項2記載の発明によれば、副走
査方向の面内では、主として球面単レンズとシリンドリ
カルミラーとによって偏向器と感光体上を光学的に共役
な関係に保つことができ、倒れ補正光学系を実現すると
共に、副走査方向の像面わん曲を良好に補正することが
できるという効果がある。
【0086】更に請求項3記載の発明によれば、球面単
レンズと平凸シリンドリカルレンズによってfθ特性を
持たせ、しかも偏向手段からより離れた位置に平凸シリ
ンドリカルレンズを配置したので、平凸シリンドリカル
レンズの量産効果によって品質の優れた光走査装置を安
価に製作することができる。
【0087】また、請求項4あるいは請求項5記載の発
明によれば、凹形状シリンドリカルミラーあるいは偏向
手段の手前のシリンドリカルレンズをプラスチック製と
したので、光走査装置の軽量化を図ることもできる。
【0088】更に、請求項6記載の発明によれば、副走
査方向の面内では、主として球面単レンズとシリンドリ
カルミラーとによって偏向器と感光体上を光学的に共役
な関係に保つことができ、倒れ補正光学系を実現すると
共に、副走査方向の像面わん曲を良好に補正することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における光走査装置の要部
を示した斜視図である。
【図2】 図1に示した光走査装置をレーザビームの主
走査方向にそって切断した形で表わした要部説明図であ
る。
【図3】 図1に示した光走査装置をレーザビームの主
走査方向と直角の方向に切断した形で表わした要部説明
図である。
【図4】 平凸形状のレンズを複数製造する様子を原理
的に表わした斜視図である。
【図5】 ポリゴンミラーから反射されたレーザビーム
が2枚の球面レンズを通過する場合におけるレンズの製
造の様子を表わした斜視図である。
【図6】 本発明の実施例1における像面わん曲とfθ
特性とを走査角との関係で表わした収差説明図である。
【図7】 本発明の実施例2における像面わん曲とfθ
特性とを走査角との関係で表わした収差説明図である。
【図8】 本発明の実施例3における像面わん曲とfθ
特性とを走査角との関係で表わした収差説明図である。
【図9】 本発明の実施例4における像面わん曲とfθ
特性とを走査角との関係で表わした収差説明図である。
【図10】 本発明の実施例5における像面わん曲とf
θ特性とを走査角との関係で表わした収差説明図であ
る。
【図11】 本発明の実施例6における像面わん曲とf
θ特性とを走査角との関係で表わした収差説明図であ
る。
【図12】 本発明の実施例7における像面わん曲とf
θ特性とを走査角との関係で表わした収差説明図であ
る。
【図13】 本発明の変形例1における像面わん曲とf
θ特性とを走査角との関係で表わした収差説明図であ
る。
【図14】 本発明の変形例2における像面わん曲とf
θ特性とを走査角との関係で表わした収差説明図であ
る。
【図15】 本発明の変形例1で第1のレンズについて
屈折率の変化が生じた場合の像面わん曲とfθ特性とを
走査角との関係で表わした収差説明図である。
【図16】 本発明の変形例1で第2のレンズについて
屈折率の変化が生じたと仮定した場合の像面わん曲とf
θ特性とを走査角との関係で表わした収差説明図であ
る。
【図17】 従来から用いられているレーザプリンタの
概要を表わした概略構成図である。
【図18】 シリンドリカルミラーとfθレンズ系を組
み合わせた光学系として特開昭59−84218号公報
に記載された内容を表わした斜視図である。
【図19】 特開昭64−42625号公報に記載され
た光走査装置を主走査方向と直角方向の断面で表わした
断面図である。
【図20】 特開平3−130717号公報に記載され
た光走査装置の要部を表わした斜視図である。
【符号の説明】
15…感光体ドラム、25…半導体レーザ、28…ポリ
ゴンミラー、31…ポリゴンミラー駆動モータ、75…
fθレンズ系、751 …第1のレンズ(球面レンズ、プ
ラスチックレンズ)、752 …第2のレンズ(平凸シリ
ンドリカルレンズ、ガラスレンズ)、76…第2の平板
ミラー、77…シリンドリカルミラー、78…防塵用ウ
ィンドウ、85…感光体ドラムの被走査面、r1
2 、r3 、r4 …走査平面内におけるレンズ751
752 の曲率半径、r1 ′、r2 ′、r3 ′、r4 ′…
走査平面と直交する面内におけるレンズ751 、752
の曲率半径

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号によって変調されたレーザビー
    ムを入射しこれを画像信号の1ラインごとに繰り返し偏
    向する偏向手段と、 この偏向手段によって偏向したレーザビームを入射する
    球面単レンズと、 レーザビームの偏向する主走査方向のみにパワーを有し
    凸側を被走査側に向け前記球面単レンズを通過したレー
    ザビームを入射する平凸シリンドリカルレンズと、 主走査方向と直交する方向にのみパワーを有し前記平凸
    シリンドリカルレンズを通過したレーザビームを画像形
    成のための走査面に向けて反射させる凹形状シリンドリ
    カルミラーとを具備することを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 副走査方向の面内において前記球面単レ
    ンズとシリンドリカルミラーとにより前記偏向手段と走
    査面とを光学的にほぼ共役な関係に保ったことを特徴と
    する請求項1記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 画像信号によって変調されたレーザビー
    ムを入射しこれを画像信号の1ラインごとに繰り返し偏
    向する偏向手段と、 この偏向手段によって偏向したレーザビームを入射する
    比較的パワーの弱いプラスチック製の単レンズと、 このプラスチック製の単レンズを通過したレーザビーム
    を入射しレーザビームの偏向する主走査方向のみにパワ
    ーを有し凸側を被走査側に向けている比較的パワーの強
    いガラス製の平凸シリンドリカルレンズと、 主走査方向と直交する方向にのみパワーを有し前記平凸
    シリンドリカルレンズを通過したレーザビームを画像形
    成のための走査面に向けて反射させる凹形状シリンドリ
    カルミラーとを具備することを特徴とする光走査装置。
  4. 【請求項4】 前記凹形状シリンドリカルミラーをプラ
    スチック製としたことを特徴とする請求項3記載の光走
    査装置。
  5. 【請求項5】 前記偏向手段の前段に配置され副走査方
    向にのみ正のパワーを有するシリンドリカルレンズがプ
    ラスチック製であることを特徴とする請求項3記載の光
    走査装置。
  6. 【請求項6】 副走査方向の面内において前記単レンズ
    とシリンドリカルミラーとにより前記偏向手段と走査面
    とを光学的にほぼ共役な関係に保ったことを特徴とする
    請求項3記載の光走査装置。
JP10674693A 1992-05-08 1993-05-07 光走査装置 Pending JPH0618803A (ja)

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