JPH0617421B2 - 乳化重合組成物 - Google Patents
乳化重合組成物Info
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- JPH0617421B2 JPH0617421B2 JP14898586A JP14898586A JPH0617421B2 JP H0617421 B2 JPH0617421 B2 JP H0617421B2 JP 14898586 A JP14898586 A JP 14898586A JP 14898586 A JP14898586 A JP 14898586A JP H0617421 B2 JPH0617421 B2 JP H0617421B2
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- substituent
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は乳化重合組成物にかかり、さらに詳しくは界面
活性剤、乳化剤を含有せず水性塗料に有用な超微粒子の
樹脂粒子を高固形分濃度で安定に含む乳化重合組成物に
関するものである。
活性剤、乳化剤を含有せず水性塗料に有用な超微粒子の
樹脂粒子を高固形分濃度で安定に含む乳化重合組成物に
関するものである。
従来技術 エチレン性不飽和化合物を水性媒体中で乳化重合させて
得られるエマルションは一般に微小樹脂粒子の分散液と
して得られ、水性塗料等に広く用いられている。しかし
ながら、かかるエマルションの製造に際しては通常界面
活性剤とか乳化剤を使用する必要があり、これがエマル
ションに残留するため塗膜の耐水性等に悪影響を及ぼす
ので、その解決法を求め多大な努力がはらわれている。
得られるエマルションは一般に微小樹脂粒子の分散液と
して得られ、水性塗料等に広く用いられている。しかし
ながら、かかるエマルションの製造に際しては通常界面
活性剤とか乳化剤を使用する必要があり、これがエマル
ションに残留するため塗膜の耐水性等に悪影響を及ぼす
ので、その解決法を求め多大な努力がはらわれている。
界面活性剤とか乳化剤を使用しない乳化重合、所謂ソー
プフリー重合法として、例えば分子内にアミノ基を有す
るモノマーとアクリル酸、メタクリル酸の如きカルボキ
シル基を有するモノマーを同時に共重合させる両性ラテ
ックスの合成がホモラ等により提案され注目を集めてい
る(A.Homola,R.O.James,J.Colloid,Interface Sci.59,1
23〜134(1977))。しかしながらかかるソープフリー重合
法では合成の際に特に界面活性剤を使用していないため
にラテックス粒子の分散安定性が充分とはいえず、その
為ラテックス固形分濃度を高くすることができず、また
生成粒子径も数百mμ程度でそれより小粒径のものを得
ることは技術的に困難である。ちなみにホモラ等の研究
で得られているラテックスの固形分濃度は10%以下で
あり、また粒子径も0.1μ以上である。
プフリー重合法として、例えば分子内にアミノ基を有す
るモノマーとアクリル酸、メタクリル酸の如きカルボキ
シル基を有するモノマーを同時に共重合させる両性ラテ
ックスの合成がホモラ等により提案され注目を集めてい
る(A.Homola,R.O.James,J.Colloid,Interface Sci.59,1
23〜134(1977))。しかしながらかかるソープフリー重合
法では合成の際に特に界面活性剤を使用していないため
にラテックス粒子の分散安定性が充分とはいえず、その
為ラテックス固形分濃度を高くすることができず、また
生成粒子径も数百mμ程度でそれより小粒径のものを得
ることは技術的に困難である。ちなみにホモラ等の研究
で得られているラテックスの固形分濃度は10%以下で
あり、また粒子径も0.1μ以上である。
発明が解決しようとする問題点 そこでソープフリー重合による両性ラテックスの合成に
おいて、従来よりもより微小樹脂粒子を高濃度かつ安定
に含むラテックスが得られるなら反応収率の向上といっ
た製造上の利点のみならず塗料性能に寄与するところ極
めて大であり、かかる解決法を見出すことが本発明目的
である。
おいて、従来よりもより微小樹脂粒子を高濃度かつ安定
に含むラテックスが得られるなら反応収率の向上といっ
た製造上の利点のみならず塗料性能に寄与するところ極
めて大であり、かかる解決法を見出すことが本発明目的
である。
問題点を解決するための手段 本発明に従えば、上記目的が (A)式 (式中R1は水素またはメチル基;R2は置換基を有し
ていてもかまわない炭素数2〜10の脂肪族炭化水素、
炭素数6〜7の脂環族炭化水素、炭素数6の芳香族炭化
水素;Aは あるいは の繰り返し単位;R3はエチレンまたはプロピレン;R
4は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7のア
ルキレン;R5は置換基を有していてもかまわない炭素
数2〜5のアルキレン;m及びnは繰り返し単位数の平
均値でmは1〜10またnは2〜50;但し、末端カル
ボキシル基は無機もしくは有機塩基で中和されていても
よい) で表される末端カルボキシル基を有する反応性ビニル単
量体の少なくとも1種を1〜25重量%、 (B)分子中にアミノ基、環状窒素原子あるいはそれら
のオニウム構造の塩基性基を有する反応性ビニル単量体
の少なくとも1種を1〜25重量%、および (C)他の反応性ビニル単量体の少なくとも1種を98
〜50重量% を水性媒体中、乳化重合させて得られる乳化重合組成物
により達成せられる。
ていてもかまわない炭素数2〜10の脂肪族炭化水素、
炭素数6〜7の脂環族炭化水素、炭素数6の芳香族炭化
水素;Aは あるいは の繰り返し単位;R3はエチレンまたはプロピレン;R
4は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7のア
ルキレン;R5は置換基を有していてもかまわない炭素
数2〜5のアルキレン;m及びnは繰り返し単位数の平
均値でmは1〜10またnは2〜50;但し、末端カル
ボキシル基は無機もしくは有機塩基で中和されていても
よい) で表される末端カルボキシル基を有する反応性ビニル単
量体の少なくとも1種を1〜25重量%、 (B)分子中にアミノ基、環状窒素原子あるいはそれら
のオニウム構造の塩基性基を有する反応性ビニル単量体
の少なくとも1種を1〜25重量%、および (C)他の反応性ビニル単量体の少なくとも1種を98
〜50重量% を水性媒体中、乳化重合させて得られる乳化重合組成物
により達成せられる。
本発明で使用せられる前記一般式〔I〕で表される末端
カルボキシル基を有する反応性ビニル単量体は、 式 (式中R1は水素またはメチル基; Aは あるいは の繰り返し単位;R3はエチレンまたはプロピレン;R
4は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7のア
ルキレン;R5は置換基を有していてもかまわない炭素
数2〜5のアルキレン;mとnは繰り返し単位数の平均
値で、mは1〜10、nは2〜50) で表される末端ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリ
レートと、 式 (式中R2は置換基を有していてもかまわない炭素数2
〜10の脂肪族炭化水素、炭素数6〜7の脂肪族炭化水
素、炭素数6の芳香族炭化水素) を好ましくはラジカル重合禁止剤の存在下に重合させる
ことにより有利に製造せられる新規化合物である。本発
明者らはこの末端カルボキシル基を有する反応性ビニル
単量体が塩基で中和された形において優れた界面活性能
を示し、α,β−エチレン性不飽和化合物の水性媒体中
での乳化重合に反応性界面活性剤として極めて有用なも
のであることを見出し特願昭61−1900号(昭和6
1年1月8日出願)〔特願昭62−161808号〕と
して特許出願を行った。本発明は上記発明をさらに進展
せしめたものであるがソープフリー重合による両性ラテ
ックスの合成に前記末端カルボキシル基を有する反応性
ビニル単量体自体を、塩基性モノマーと組み合わせて使
用する点に新規性ならびに進歩性を有する。
カルボキシル基を有する反応性ビニル単量体は、 式 (式中R1は水素またはメチル基; Aは あるいは の繰り返し単位;R3はエチレンまたはプロピレン;R
4は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7のア
ルキレン;R5は置換基を有していてもかまわない炭素
数2〜5のアルキレン;mとnは繰り返し単位数の平均
値で、mは1〜10、nは2〜50) で表される末端ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリ
レートと、 式 (式中R2は置換基を有していてもかまわない炭素数2
〜10の脂肪族炭化水素、炭素数6〜7の脂肪族炭化水
素、炭素数6の芳香族炭化水素) を好ましくはラジカル重合禁止剤の存在下に重合させる
ことにより有利に製造せられる新規化合物である。本発
明者らはこの末端カルボキシル基を有する反応性ビニル
単量体が塩基で中和された形において優れた界面活性能
を示し、α,β−エチレン性不飽和化合物の水性媒体中
での乳化重合に反応性界面活性剤として極めて有用なも
のであることを見出し特願昭61−1900号(昭和6
1年1月8日出願)〔特願昭62−161808号〕と
して特許出願を行った。本発明は上記発明をさらに進展
せしめたものであるがソープフリー重合による両性ラテ
ックスの合成に前記末端カルボキシル基を有する反応性
ビニル単量体自体を、塩基性モノマーと組み合わせて使
用する点に新規性ならびに進歩性を有する。
式〔II〕で表される末端ヒドロキシル基を有する(メ
タ)アクリレートは例えばヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレートまたはヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ートとβ−プロピオラクトンδ−バレロラクトン、δ−
カプロラクトン、ε−カプロラクトンなどの環状エステ
ル類あるいはエチレンオキシド、プロピレンオキシドお
よびテトラヒドロフランなどの環状エーテル類を付加せ
しめた化合物を意味する。
タ)アクリレートは例えばヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレートまたはヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ートとβ−プロピオラクトンδ−バレロラクトン、δ−
カプロラクトン、ε−カプロラクトンなどの環状エステ
ル類あるいはエチレンオキシド、プロピレンオキシドお
よびテトラヒドロフランなどの環状エーテル類を付加せ
しめた化合物を意味する。
市販されているものでこれに相当する商品としては例え
ばヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとε−カプロ
ラクトンを付加せしめたプラクセル(FM−1)FA−1
〔1:1付加物〕、(FM−3)FA−3〔1:3付加物〕、
(FM−5)FA−5〔1:5付加物〕(以上何れもダイセル
化学、登録商標名)またはメタアクリル酸にエチレンオ
キシド、あるいはプロピレンオキサイドを付加せしめた
ブレンマーPE、ブレンマーPP(日本油脂、登録商標
名)などが挙げられ、また類似反応に基づき当業者によ
り容易に製造せられるものを含む。
ばヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとε−カプロ
ラクトンを付加せしめたプラクセル(FM−1)FA−1
〔1:1付加物〕、(FM−3)FA−3〔1:3付加物〕、
(FM−5)FA−5〔1:5付加物〕(以上何れもダイセル
化学、登録商標名)またはメタアクリル酸にエチレンオ
キシド、あるいはプロピレンオキサイドを付加せしめた
ブレンマーPE、ブレンマーPP(日本油脂、登録商標
名)などが挙げられ、また類似反応に基づき当業者によ
り容易に製造せられるものを含む。
他方、式〔III〕で表される酸無水物としては、例えば
無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラ
ヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水
トリメリット酸、無水ヘット酸、無水ハイミック酸、無
水アジピン酸、無水アゼライン酸、無水セバシン酸ある
いはそれらの置換誘導体が用いられる。
無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラ
ヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水
トリメリット酸、無水ヘット酸、無水ハイミック酸、無
水アジピン酸、無水アゼライン酸、無水セバシン酸ある
いはそれらの置換誘導体が用いられる。
反応はこれらの原料を単に加熱、攪拌するだけで容易に
進行するが、末端ビニル基保護のためラジカル重合禁止
剤、例えばヒドロキノンモノメチルエーテルの存在下に
実施することが好ましく、かかる重合禁止剤は通常50
00ppm以下、より好ましくは約500ppm以下の量で用
いられる。またヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート
と酸無水物は通常9:10〜11:10の重量比で用い
られる。
進行するが、末端ビニル基保護のためラジカル重合禁止
剤、例えばヒドロキノンモノメチルエーテルの存在下に
実施することが好ましく、かかる重合禁止剤は通常50
00ppm以下、より好ましくは約500ppm以下の量で用
いられる。またヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート
と酸無水物は通常9:10〜11:10の重量比で用い
られる。
上記の末端カルボキシル基を有する反応性単量体は
R2、Aアルキレン鎖の導入により親水性部分と疏水性
部分のバランスを自由に変化させることができ、またそ
のことにより反応性単量体に優れた界面活性能を与える
ことができる。
R2、Aアルキレン鎖の導入により親水性部分と疏水性
部分のバランスを自由に変化させることができ、またそ
のことにより反応性単量体に優れた界面活性能を与える
ことができる。
特願昭61−1900号発明〔特開昭62−16180
8号〕においては上記反応性単量体を無機あるいは有機
の塩基で中和し、反応性単量体兼界面活性剤として乳化
重合に利用した。しかしながら本発明においては上記反
応性単量体が塩基性基を有する反応性ビニル単量体と組
み合わされて使用せられ、該単量体により中和せられる
ため末端カルボキシル基の中和は不必要である。しかし
ながらカルボキシル基を有する反応性単量体と塩基性基
を有する反応性ビニル単量体の使用割合、あるいは塩基
性基を有する反応性ビニル単量体の種類によっては前記
(A)単量体の末端カルボキシル基を無機あるいは有機
塩基で中和して用いることが好ましい。
8号〕においては上記反応性単量体を無機あるいは有機
の塩基で中和し、反応性単量体兼界面活性剤として乳化
重合に利用した。しかしながら本発明においては上記反
応性単量体が塩基性基を有する反応性ビニル単量体と組
み合わされて使用せられ、該単量体により中和せられる
ため末端カルボキシル基の中和は不必要である。しかし
ながらカルボキシル基を有する反応性単量体と塩基性基
を有する反応性ビニル単量体の使用割合、あるいは塩基
性基を有する反応性ビニル単量体の種類によっては前記
(A)単量体の末端カルボキシル基を無機あるいは有機
塩基で中和して用いることが好ましい。
本発明で上記反応性単量体(A)と組み合わせ使用せら
れる塩基性基を有する反応性単量体としては分子中にア
ミノ基、環状窒素原子あるいはそれらのオニウム構造の
塩基性基を有する反応性ビニル単量体の任意のものが1
種あるいは2種以上の組み合わせで有利に用いられる。
かかる反応性単量体(B)はより具体的に下記化合物群
に分類せられる。
れる塩基性基を有する反応性単量体としては分子中にア
ミノ基、環状窒素原子あるいはそれらのオニウム構造の
塩基性基を有する反応性ビニル単量体の任意のものが1
種あるいは2種以上の組み合わせで有利に用いられる。
かかる反応性単量体(B)はより具体的に下記化合物群
に分類せられる。
1)式 (式中R1は水素またはメチル基;R6及びR7は水素
もしくは置換基を有していてもかまわない炭素数1〜4
のアルキル基;Bは R8は水素又は炭素数1〜4のアルキル基;k、及び
mは夫々2〜6の整数)で表されるアミノ基を有する反
応性ビニル単量体。例えばジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、N−メチル−N−ジメチルアミノエチル−
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノスチレン、ジ
エチルアミノエチルスチレン、ジメチルアミノビニルピ
リジン等。
もしくは置換基を有していてもかまわない炭素数1〜4
のアルキル基;Bは R8は水素又は炭素数1〜4のアルキル基;k、及び
mは夫々2〜6の整数)で表されるアミノ基を有する反
応性ビニル単量体。例えばジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、N−メチル−N−ジメチルアミノエチル−
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノスチレン、ジ
エチルアミノエチルスチレン、ジメチルアミノビニルピ
リジン等。
2)式 (式中R1、R6、R7,Bは夫々前述せる通り;R9
は置換基を有していてもかまわない炭素数1〜12のアル
キル;Xは酸残基)で表されるアンモニウム塩基を有す
る反応性ビニル単量体。例えばトリメチルアンモニウム
エチル(メタ)アクリレート、トリエチルアンモニウム
プロピル(メタ)アクリルアミド、トリメチルアンモニ
ウムp−フェニレン(メタ)アクリルアミド等。
は置換基を有していてもかまわない炭素数1〜12のアル
キル;Xは酸残基)で表されるアンモニウム塩基を有す
る反応性ビニル単量体。例えばトリメチルアンモニウム
エチル(メタ)アクリレート、トリエチルアンモニウム
プロピル(メタ)アクリルアミド、トリメチルアンモニ
ウムp−フェニレン(メタ)アクリルアミド等。
3)式 (式中R1、R6、R7、Bは夫々前述せる通り;R
10は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜6の
アルキレン;Dは−SO3、−COO、 あるいは で表される第4級アンモニウム構造を有する反応性ビニ
ル単量体。例えばN−(3−スルホプロピル−N−メタ
クリロキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタ
イン、N−(3−スルホプロピル)−N−メタクリルア
ミドプロピル−N、N−ジメチルアンモニウムベタイ
ン、N−(3−ホスホプロピル)−N−メタクリロキシ
エチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−
(2−カルボキシエチル)−N−メタクリルアミドプロ
ピル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン等。
10は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜6の
アルキレン;Dは−SO3、−COO、 あるいは で表される第4級アンモニウム構造を有する反応性ビニ
ル単量体。例えばN−(3−スルホプロピル−N−メタ
クリロキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタ
イン、N−(3−スルホプロピル)−N−メタクリルア
ミドプロピル−N、N−ジメチルアンモニウムベタイ
ン、N−(3−ホスホプロピル)−N−メタクリロキシ
エチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−
(2−カルボキシエチル)−N−メタクリルアミドプロ
ピル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン等。
4)式 (式中R1は水素またはメチル基;Eは R11はアルキル基;Xは酸残基;R12は置換基を有して
いてもかまわない炭素数2〜6のアルキレン;Dは−S
O3、−COOあるいは で表される環状窒素原子あるいはそのオニウム構造を有
する反応性ビニル単量体。例えばビニルピリジン、ビニ
ルトリアジン、2−ビニル−1−メチルピリジニウムク
ロライド1−(2−カルボキシエチル)−2−ビニルピ
リジニウムベタイン、1−(3−スルホプロピル)−2
−ビニルピリジニウムベタイン等。
いてもかまわない炭素数2〜6のアルキレン;Dは−S
O3、−COOあるいは で表される環状窒素原子あるいはそのオニウム構造を有
する反応性ビニル単量体。例えばビニルピリジン、ビニ
ルトリアジン、2−ビニル−1−メチルピリジニウムク
ロライド1−(2−カルボキシエチル)−2−ビニルピ
リジニウムベタイン、1−(3−スルホプロピル)−2
−ビニルピリジニウムベタイン等。
本発明に於ては上記の末端カルボキシル基を有する反応
性ビニル単量体(A)と塩基性基を有する反応性ビニル
単量体(B)とが夫々全単量体に対し1〜25重量%の
範囲で使用せられ、残りの98〜50重量%を通常のビ
ニル樹脂製造に使用せられる任意のα,β−エチレン性
不飽和化合物から選択することができる。かかる不飽和
化合物は、 分子内に1個のα,β−エチレン性不飽和結合を有する
もの: 1)カルボキシル基含有単量体 例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸等、 2)ヒドロキシル基含有単量体 例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシ
プロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキ
シブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、アリルアルコール、メタアリルアルコール等、 3)含窒素アルキルアクリレートもしくはメタクリレー
ト 例えばジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート等、 4)重合性アミド 例えばアクリル酸アミド、メタクリル酸アミド等、 5)重合性ニトリル 例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル等、 6)アルキルアクリレートもしくはメタクリレート 例えばメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルアクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチル
アクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート等、 7)重合性芳香族化合物 例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、t−ブチルスチレン等、 8)α−オレフィン 例えばエチレン、プロピレン等、 9)ビニル化合物 例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等、 分子内に2個以上のα,β−エチレン性不飽和結合を有
するもの: 10)ジエン化合物 例えばブタジエン、イソプレン等、 11)多価アルコールの重合性不飽和モノカルボン酸エス
テル;多塩基酸の重合性不飽和アルコールエステル;2
個以上のビニル基で置換された芳香族化合物 例えばエチレングリコールアクリレート、エチレングリ
コールメタクリレート、トリエチレングリコールジメタ
クリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ペン
タエリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアク
リレート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリメタクリレート、グリセロール
ジメタクリレート、ペンタエリシリトールテトラメタク
リレート、グリセロールジアクリレート、グリセロール
アリロキシジメタクリレート、1,1,1−トリスヒド
ロキシメチルエタンジアクリレート、1,1,1−トリ
スヒドロキシメチルエタントリアクリレート、1,1,
1−トリスヒドロキシメチルエタンジメタクリレート、
1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタントリメタク
リレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルプロパ
ンジアクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチ
ルプロパントリアクリレート、1,1,1−トリスヒド
ロキシメチルプロパンジメタクリレート、1,1,1−
トリスヒドロキシメチルプロパントリメタクリレート、
トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレー
ト、トリアリルトリメリテートジアリルテレフタレー
ト、ジアリリフタレート、ジビニルベンゼン等、 これら単量体は単独もしくは併用して用いられ常法に従
って乳化重合が実施せられる。
性ビニル単量体(A)と塩基性基を有する反応性ビニル
単量体(B)とが夫々全単量体に対し1〜25重量%の
範囲で使用せられ、残りの98〜50重量%を通常のビ
ニル樹脂製造に使用せられる任意のα,β−エチレン性
不飽和化合物から選択することができる。かかる不飽和
化合物は、 分子内に1個のα,β−エチレン性不飽和結合を有する
もの: 1)カルボキシル基含有単量体 例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸等、 2)ヒドロキシル基含有単量体 例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシ
プロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキ
シブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、アリルアルコール、メタアリルアルコール等、 3)含窒素アルキルアクリレートもしくはメタクリレー
ト 例えばジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート等、 4)重合性アミド 例えばアクリル酸アミド、メタクリル酸アミド等、 5)重合性ニトリル 例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル等、 6)アルキルアクリレートもしくはメタクリレート 例えばメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルアクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチル
アクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート等、 7)重合性芳香族化合物 例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、t−ブチルスチレン等、 8)α−オレフィン 例えばエチレン、プロピレン等、 9)ビニル化合物 例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等、 分子内に2個以上のα,β−エチレン性不飽和結合を有
するもの: 10)ジエン化合物 例えばブタジエン、イソプレン等、 11)多価アルコールの重合性不飽和モノカルボン酸エス
テル;多塩基酸の重合性不飽和アルコールエステル;2
個以上のビニル基で置換された芳香族化合物 例えばエチレングリコールアクリレート、エチレングリ
コールメタクリレート、トリエチレングリコールジメタ
クリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ペン
タエリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアク
リレート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリメタクリレート、グリセロール
ジメタクリレート、ペンタエリシリトールテトラメタク
リレート、グリセロールジアクリレート、グリセロール
アリロキシジメタクリレート、1,1,1−トリスヒド
ロキシメチルエタンジアクリレート、1,1,1−トリ
スヒドロキシメチルエタントリアクリレート、1,1,
1−トリスヒドロキシメチルエタンジメタクリレート、
1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタントリメタク
リレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルプロパ
ンジアクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチ
ルプロパントリアクリレート、1,1,1−トリスヒド
ロキシメチルプロパンジメタクリレート、1,1,1−
トリスヒドロキシメチルプロパントリメタクリレート、
トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレー
ト、トリアリルトリメリテートジアリルテレフタレー
ト、ジアリリフタレート、ジビニルベンゼン等、 これら単量体は単独もしくは併用して用いられ常法に従
って乳化重合が実施せられる。
尚、乳化重合に際しては上記〔I〕の単量体と塩基性基
を有する単量体の組み合わせ自体、あるいは上記式
〔I〕の単量体自身が界面活性能を有するために別途に
界面活性剤、乳化剤を使用する必要はないが単量体
〔I〕および塩基性基を有する単量体の使用量が少ない
場合には、通常使用せられる型の界面活性剤、乳化剤を
少量用いることが好ましい。特に好ましいものとして
は、例えば特願昭54−110865;55−56048;55−11629
3;53−123899;55−47652;56−71864;57−13053等に
記載の両性樹脂が挙げられる。重合開始剤としては、た
とえば過酸化ベンゾイル、t−ブチルオキシド、クメン
ハイドロパーオキシドなどの有機過酸化物;アゾビスシ
アノ吉草酸、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
(2,4−ジメチル)バレロニトリル、アゾビス(2−
アミジノプロパン)ハイドロクロライドなどの有機アゾ
化合物;過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸
ナトリウム、過酸化水素などの無機水溶性ラジカル開始
剤;レドックス系開始剤などが好適に使用せられ、また
連鎖移動剤としては、例えばエチルメルカプタン、ブチ
ルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等のメルカプタ
ン類;四臭化炭素、四塩化炭素等のハロゲン化炭素類を
使用することができる。所望により用いられる界面活性
剤、乳化剤、重合開始剤、連鎖移動剤水媒体の使用割
合、重合手法などは全て従来技術によることができる。
を有する単量体の組み合わせ自体、あるいは上記式
〔I〕の単量体自身が界面活性能を有するために別途に
界面活性剤、乳化剤を使用する必要はないが単量体
〔I〕および塩基性基を有する単量体の使用量が少ない
場合には、通常使用せられる型の界面活性剤、乳化剤を
少量用いることが好ましい。特に好ましいものとして
は、例えば特願昭54−110865;55−56048;55−11629
3;53−123899;55−47652;56−71864;57−13053等に
記載の両性樹脂が挙げられる。重合開始剤としては、た
とえば過酸化ベンゾイル、t−ブチルオキシド、クメン
ハイドロパーオキシドなどの有機過酸化物;アゾビスシ
アノ吉草酸、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
(2,4−ジメチル)バレロニトリル、アゾビス(2−
アミジノプロパン)ハイドロクロライドなどの有機アゾ
化合物;過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸
ナトリウム、過酸化水素などの無機水溶性ラジカル開始
剤;レドックス系開始剤などが好適に使用せられ、また
連鎖移動剤としては、例えばエチルメルカプタン、ブチ
ルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等のメルカプタ
ン類;四臭化炭素、四塩化炭素等のハロゲン化炭素類を
使用することができる。所望により用いられる界面活性
剤、乳化剤、重合開始剤、連鎖移動剤水媒体の使用割
合、重合手法などは全て従来技術によることができる。
このようにして得られる本発明の乳化重合組成物にあっ
ては、外部乳化剤が含まれず、あるいはその使用量が極
めて少量ですむため皮膜形成後、低分子乳化剤が膜内に
残存せず、フィルムを水中に浸漬した後でも皮膜を可溶
化させる様な低分子物質が殆どないため、塗膜の耐水性
が従来のエマルシヨン塗料に比し大巾に改善せられる。
ては、外部乳化剤が含まれず、あるいはその使用量が極
めて少量ですむため皮膜形成後、低分子乳化剤が膜内に
残存せず、フィルムを水中に浸漬した後でも皮膜を可溶
化させる様な低分子物質が殆どないため、塗膜の耐水性
が従来のエマルシヨン塗料に比し大巾に改善せられる。
さらにまた本発明では従来のホモラ等の研究に比し極め
て微細な、例えば0.01〜0.1μの超微粒子エマル
ションを得ることができ、しかも不揮発分濃度も30〜
40重量%までと極めて高濃度の安定エマルションを得
ることができ、水性塗料に使用した場合、粒子の微小化
により塗膜性能、造膜性が向上し、塗膜の機械的強度を
改善することができる。
て微細な、例えば0.01〜0.1μの超微粒子エマル
ションを得ることができ、しかも不揮発分濃度も30〜
40重量%までと極めて高濃度の安定エマルションを得
ることができ、水性塗料に使用した場合、粒子の微小化
により塗膜性能、造膜性が向上し、塗膜の機械的強度を
改善することができる。
以下実施例、比較例により本発明を説明する。特にこと
わりなきかぎり、部および%は重量による。
わりなきかぎり、部および%は重量による。
参考例1 攪拌機、ジムロート、温度計および空気導入管を取り付
けた1のガラス製反応フラスコの中に150部の無水
コハク酸、385部のプラクセルFM−1(εカプロラ
クトンと2−ヒドロキシエチルメタクリレートの1:1
モル付加物、ダイセル化学製)および全仕込量に対して
500ppmのヒドロキノンモノメチルエーテルを一括し
て仕込んだ。ついで空気を導入管より吸込みながら、内
部温度150℃で40分間攪拌することによって反応を
行った。反応終了後、生成物を室温まで冷却すると少量
の未反応の酸無水物の結晶が析出するので、これをろ過
により除去し、目的の反応組成物を得た。
けた1のガラス製反応フラスコの中に150部の無水
コハク酸、385部のプラクセルFM−1(εカプロラ
クトンと2−ヒドロキシエチルメタクリレートの1:1
モル付加物、ダイセル化学製)および全仕込量に対して
500ppmのヒドロキノンモノメチルエーテルを一括し
て仕込んだ。ついで空気を導入管より吸込みながら、内
部温度150℃で40分間攪拌することによって反応を
行った。反応終了後、生成物を室温まで冷却すると少量
の未反応の酸無水物の結晶が析出するので、これをろ過
により除去し、目的の反応組成物を得た。
この反応組成物は酸価172、粘度250cp(25℃)
であった。反応組成物の酸価測定から反応率を求めたと
ころ、96%であった。
であった。反応組成物の酸価測定から反応率を求めたと
ころ、96%であった。
参考例2 参考例1と同様の反応装置の中に60部の無水コハク
酸、440部のプラクセルFM−5(ε−カプロラクト
ンと2−ヒドロキシメタクリレートの5:1モル付加
物、ダイセル化学製)および全仕込量に対して500pp
mのヒドロキノンモノメチルエーテルの一括仕込みを行
った。ついで、空気を導入しながら内温150℃で60
分間攪拌することによって、反応を行った。反応終了
後、生成物を室温まで冷却すると、少量の未反応の酸無
水物の結晶が析出するのでこれをろ過により除去し、目
的の反応組成物を得た。
酸、440部のプラクセルFM−5(ε−カプロラクト
ンと2−ヒドロキシメタクリレートの5:1モル付加
物、ダイセル化学製)および全仕込量に対して500pp
mのヒドロキノンモノメチルエーテルの一括仕込みを行
った。ついで、空気を導入しながら内温150℃で60
分間攪拌することによって、反応を行った。反応終了
後、生成物を室温まで冷却すると、少量の未反応の酸無
水物の結晶が析出するのでこれをろ過により除去し、目
的の反応組成物を得た。
この反応組成物は、酸価70を有する半固形物(25
℃)であった。また反応率を参考例1と同様の方法によ
り測定したところ96%であった。
℃)であった。また反応率を参考例1と同様の方法によ
り測定したところ96%であった。
参考例3 参考例1と同様の反応装置の中に98部の無水マレイン
酸、480部のプラクセルFM−3(εカプロラクトン
と2−ヒドロキシメタクリレートの3:1モル付加物、
ダイセル化学製)および全仕込量に対して500ppmの
ヒドロキノンモノメチルエーテルの一括仕込みを行っ
た。ついで、空気を導入しながら内温150℃で60分
間攪拌することによって、反応を行った。
酸、480部のプラクセルFM−3(εカプロラクトン
と2−ヒドロキシメタクリレートの3:1モル付加物、
ダイセル化学製)および全仕込量に対して500ppmの
ヒドロキノンモノメチルエーテルの一括仕込みを行っ
た。ついで、空気を導入しながら内温150℃で60分
間攪拌することによって、反応を行った。
反応組成物は、酸価103、粘度350cP(25℃)で
あった。また、反応率を参考例1と同様の方法により測
定したところ、95%であった。
あった。また、反応率を参考例1と同様の方法により測
定したところ、95%であった。
参考例4 参考例1と同様の反応装置を用いて154部のテトラヒ
ドロ無水フタル酸、420部のブレンマーPE−350
(エチレンオキシドとメタクリル酸の7〜9:1モル付
加物、日本油脂製)および全仕込量に対して500ppm
のヒドロキノンモノメチルエーテルを一括して仕込ん
だ。ついで、空気を導入しながら内温150℃で60分
間攪拌することによって、反応を行った。
ドロ無水フタル酸、420部のブレンマーPE−350
(エチレンオキシドとメタクリル酸の7〜9:1モル付
加物、日本油脂製)および全仕込量に対して500ppm
のヒドロキノンモノメチルエーテルを一括して仕込ん
だ。ついで、空気を導入しながら内温150℃で60分
間攪拌することによって、反応を行った。
反応組成物は、酸価103、反応率は96%であった。
参考例5 参考例1と同様の反応装置を用いて148部の無水フタ
ル酸、400部のブレンマーPP−1000(プロピレンオ
キシドとメタクリル酸の5.5:1モル付加物、日本油
脂製)および全仕込量に対して500ppmのヒドロキノ
ンモノメチルエーテルを一括して仕込んだ。ついで、空
気を導入しながら内温150℃で60分間攪拌すること
によって、反応を行った。
ル酸、400部のブレンマーPP−1000(プロピレンオ
キシドとメタクリル酸の5.5:1モル付加物、日本油
脂製)および全仕込量に対して500ppmのヒドロキノ
ンモノメチルエーテルを一括して仕込んだ。ついで、空
気を導入しながら内温150℃で60分間攪拌すること
によって、反応を行った。
反応組成物は、酸価108、粘度300cP(25℃)で
あった。また、反応率は95%であった。
あった。また、反応率は95%であった。
参考例6 攪拌機、ジムロートおよび温度計を取り付けた1のガ
ラス製反応フラスコの中に166部のジメチルアミノプ
ロピルメタクリルアミド(Texaco Chemical社製)およ
び72部のβ−プロピオラクトンを仕込んだ。次いで、
内部温度を100℃で10時間攪拌することによって反
応を行った。
ラス製反応フラスコの中に166部のジメチルアミノプ
ロピルメタクリルアミド(Texaco Chemical社製)およ
び72部のβ−プロピオラクトンを仕込んだ。次いで、
内部温度を100℃で10時間攪拌することによって反
応を行った。
化学分析により主反応生成物はジメチルアミノプロピル
メタクリルアミドとβ−プロピオラクトンの付加反応に
基づく第四級アンモニウム塩(収率95%)であること
がわかった。
メタクリルアミドとβ−プロピオラクトンの付加反応に
基づく第四級アンモニウム塩(収率95%)であること
がわかった。
参考例7 参考例6と同様の反応装置を用いて105部の2−ビニ
ルピリジンおよび72部のβ−プロピオラクトンを仕込
んだ。次いで内部温度を100℃で10時間攪拌するこ
とによって反応を行った。
ルピリジンおよび72部のβ−プロピオラクトンを仕込
んだ。次いで内部温度を100℃で10時間攪拌するこ
とによって反応を行った。
化学分析により主反応生成物は2−ビニルピリジンとβ
−プロピオラクトンの付加反応に基づく第四級アンモニ
ウム塩(収率97%)であることがわかった。
−プロピオラクトンの付加反応に基づく第四級アンモニ
ウム塩(収率97%)であることがわかった。
実施例1 攪拌機、ジムロート、温度計、滴下ロートおよび窒素導
入管を取り付けた1のガラス製反応フラスコの中にあ
らかじめイオン交換水230部を仕込んだ後、参考例1
で合成された反応性単量体4部、ジメチルアミノプロピ
ルメタクリルアミド(Texaco Chemical社製)2部、メ
チルメタクリレート30部、スチレン30部およびn−
ブチルアクリレート40部を混合したものを滴下ロート
を用いてフラスコ内温80℃にて2時間攪拌しながら滴
下した。また、開始剤は4,4′−アゾビス−4−シア
ノバレリック酸1部をアルカリ中和した後、イオン交換
水20部に溶解したものを上記の混合単量体とは別に同
時滴下することによってエマルション重合を行った。
入管を取り付けた1のガラス製反応フラスコの中にあ
らかじめイオン交換水230部を仕込んだ後、参考例1
で合成された反応性単量体4部、ジメチルアミノプロピ
ルメタクリルアミド(Texaco Chemical社製)2部、メ
チルメタクリレート30部、スチレン30部およびn−
ブチルアクリレート40部を混合したものを滴下ロート
を用いてフラスコ内温80℃にて2時間攪拌しながら滴
下した。また、開始剤は4,4′−アゾビス−4−シア
ノバレリック酸1部をアルカリ中和した後、イオン交換
水20部に溶解したものを上記の混合単量体とは別に同
時滴下することによってエマルション重合を行った。
反応生成物は固形分濃度30重量%であり、また走査透
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は80
nmであった。
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は80
nmであった。
実施例2 実施例1と同様の反応装置の中に、予めイオン交換水2
40部を仕込んだ後、参考例2で合成された反応性単量
体6部、N−(3−スルホプロピル)−N−メタクロイ
ルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイ
ン(RASCHIG社製)2部、メタクリルアミドプロピルト
リメチルアンモニウムクロライド(Texaco Chemical社
製)3部、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート
20部、メチルメタクリレート10部、スチレン30部
およびn−ブチルアクリレート40部を混合したものを
滴下ロートを用いてフラスコ内温80℃にて2時間攪拌
しながら滴下した。また、開始剤は4,4′−アゾビス
−4−シアノバレリック酸1部をアルカリ中和した後、
イオン交換水20部に溶解したものを上記の混合単量体
とは別に同部に溶解したものを上記の混合単量体とは別
に同時滴下することによってエマルション重合を行っ
た。
40部を仕込んだ後、参考例2で合成された反応性単量
体6部、N−(3−スルホプロピル)−N−メタクロイ
ルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイ
ン(RASCHIG社製)2部、メタクリルアミドプロピルト
リメチルアンモニウムクロライド(Texaco Chemical社
製)3部、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート
20部、メチルメタクリレート10部、スチレン30部
およびn−ブチルアクリレート40部を混合したものを
滴下ロートを用いてフラスコ内温80℃にて2時間攪拌
しながら滴下した。また、開始剤は4,4′−アゾビス
−4−シアノバレリック酸1部をアルカリ中和した後、
イオン交換水20部に溶解したものを上記の混合単量体
とは別に同部に溶解したものを上記の混合単量体とは別
に同時滴下することによってエマルション重合を行っ
た。
反応生成物は固形分濃度30重量%であり、また走査透
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は40
nmであった。
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は40
nmであった。
実施例3 実施例1と同様の反応装置の中に、あらかじめイオン交
換水150部を仕込んだ後、参考例2で合成された反応
性単量体8部、1−(3−スルホプロピル)−2−ビニ
ルピリジニウムベタイン(RASCHIG社製)2部、ジメチ
ルアミノネオペンチルアクリレート(BASF社製)4部、
メチルメタクリレート30部、スチレン30部およびn
−ブチルアクリレート40部を混合したものを滴下ロー
トを用いてフラスコ内温80℃にて2時間攪拌しながら
滴下した。また、開始剤は4,4′−アゾビス−4−シ
アノバレリック酸1部をイオン交換水20部に溶解した
ものを上記の混合単量体とは別に同時滴下することによ
ってエマルション重合を行った。
換水150部を仕込んだ後、参考例2で合成された反応
性単量体8部、1−(3−スルホプロピル)−2−ビニ
ルピリジニウムベタイン(RASCHIG社製)2部、ジメチ
ルアミノネオペンチルアクリレート(BASF社製)4部、
メチルメタクリレート30部、スチレン30部およびn
−ブチルアクリレート40部を混合したものを滴下ロー
トを用いてフラスコ内温80℃にて2時間攪拌しながら
滴下した。また、開始剤は4,4′−アゾビス−4−シ
アノバレリック酸1部をイオン交換水20部に溶解した
ものを上記の混合単量体とは別に同時滴下することによ
ってエマルション重合を行った。
反応生成物は固形分濃度40重量%であり、また走査透
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は25
nmであった。
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は25
nmであった。
実施例4 実施例1と同様の反応装置の中に予めイオン交換水24
0部を仕込んだ後、参考例2で合成された反応性単量体
6部、シポマーTBM(t−ブチルアミノエチルメタク
リレート、Alcolac社製)4部、メチルメタクリレート
30部、スチレン30部およびn−ブチルアクリレート
40部を混合したものを滴下ロートを用いてフラスコ内
温80℃にて2時間攪拌しながら滴下した。また、開始
剤は4,4′−アゾビス−4−シアノバレリック酸1部
をアルカリ中和した後、イオン交換水20部に溶解した
ものを上記の混合単量体とは別に同時滴下することによ
ってエマルション重合を行った。
0部を仕込んだ後、参考例2で合成された反応性単量体
6部、シポマーTBM(t−ブチルアミノエチルメタク
リレート、Alcolac社製)4部、メチルメタクリレート
30部、スチレン30部およびn−ブチルアクリレート
40部を混合したものを滴下ロートを用いてフラスコ内
温80℃にて2時間攪拌しながら滴下した。また、開始
剤は4,4′−アゾビス−4−シアノバレリック酸1部
をアルカリ中和した後、イオン交換水20部に溶解した
ものを上記の混合単量体とは別に同時滴下することによ
ってエマルション重合を行った。
反応生成物は固形分濃度30重量%であり、また走査透
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は30
nmであった。
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は30
nmであった。
実施例5 実施例1と同様の反応装置の中に、予めイオン交換水2
30部を仕込んだ後、参考例3で合成された反応性単量
体4部、参考例6で合成された第四級アンモニウム塩
(反応性単量体)2部、ジメチルアミノエチルメタクリ
レート(三洋化成工業製)2部、メチルメタクリレート
30部、スチレン30部及びn−ブチルアクリレート4
0部を混合したものを滴下ロートを用いてフラスコ内温
80℃にて2時間攪拌しながら滴下した。また、開始剤
は4,4′−アゾビス−4−シアノバレリック酸1部を
アルカリ中和した後、イオン交換水20部に溶解したも
のを上記の混合単量体とは別に同時滴下することによっ
てエマルション重合を行った。
30部を仕込んだ後、参考例3で合成された反応性単量
体4部、参考例6で合成された第四級アンモニウム塩
(反応性単量体)2部、ジメチルアミノエチルメタクリ
レート(三洋化成工業製)2部、メチルメタクリレート
30部、スチレン30部及びn−ブチルアクリレート4
0部を混合したものを滴下ロートを用いてフラスコ内温
80℃にて2時間攪拌しながら滴下した。また、開始剤
は4,4′−アゾビス−4−シアノバレリック酸1部を
アルカリ中和した後、イオン交換水20部に溶解したも
のを上記の混合単量体とは別に同時滴下することによっ
てエマルション重合を行った。
反応生成物は固形分濃度30重量%であり、また走査透
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は40
nmであった。
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は40
nmであった。
実施例6 実施例1と同様の反応装置の中に、予めイオン交換水4
20部を仕込んだ後、参考例4で合成された反応性単量
体6部、参考例7で合成された第四級アンモニウム塩
(反応性単量体)2部、ジメチルアミノエチルアクリレ
ート(BASF社製)2部メチルメタクリレート30部、ス
チレン30部およびn−ブチルアクリレート40部を混
合したものを滴下ロートを用いてフラスコ内温80℃に
て2時間攪拌しながら滴下した。また、開始剤は4,
4′−アゾビス−4−シアノバレリック酸1部をアルカ
リ中和した後、イオン交換水20部に溶解したものを上
記の混合単量体とは別に同時滴下することによってエマ
ルション重合を行った。
20部を仕込んだ後、参考例4で合成された反応性単量
体6部、参考例7で合成された第四級アンモニウム塩
(反応性単量体)2部、ジメチルアミノエチルアクリレ
ート(BASF社製)2部メチルメタクリレート30部、ス
チレン30部およびn−ブチルアクリレート40部を混
合したものを滴下ロートを用いてフラスコ内温80℃に
て2時間攪拌しながら滴下した。また、開始剤は4,
4′−アゾビス−4−シアノバレリック酸1部をアルカ
リ中和した後、イオン交換水20部に溶解したものを上
記の混合単量体とは別に同時滴下することによってエマ
ルション重合を行った。
反応生成物は固形分濃度30重量%であり、また走査透
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は70
nmであった。
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は70
nmであった。
実施例7 実施例1と同様の反応装置の中に、予めイオン交換水2
30部を仕込んだ後、参考例5で合成された反応性単量
体5部、4−ビニルピリジン2部メチルメタクリレート
30部、スチレン30部およびn−ブチルアクリレート
40部を混合したものを滴下ロートを用いてフラスコ内
温80℃にて2時間攪拌しながら滴下した。また、開始
剤は4,4′−アゾビス−4−シアノバレリック酸1部
をアルカリ中和した後、イオン交換水20部に溶解した
ものを上記の混合単量体とは別に同時滴下することによ
ってエマルション重合を行った。
30部を仕込んだ後、参考例5で合成された反応性単量
体5部、4−ビニルピリジン2部メチルメタクリレート
30部、スチレン30部およびn−ブチルアクリレート
40部を混合したものを滴下ロートを用いてフラスコ内
温80℃にて2時間攪拌しながら滴下した。また、開始
剤は4,4′−アゾビス−4−シアノバレリック酸1部
をアルカリ中和した後、イオン交換水20部に溶解した
ものを上記の混合単量体とは別に同時滴下することによ
ってエマルション重合を行った。
反応生成物は固形分濃度30重量%であり、また走査透
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は60
nmであった。
過型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は60
nmであった。
比較例1 実施例1と同様の反応装置の中に、あらかじめイオン交
換水230部を仕込んだ後、メタクリル酸4部、ジメチ
ルアミノプロピルメタクリルアミド(Texaco Chemical
社製)2部、メチルメタクリレート30部、スチレン3
0部およびn−ブチルアクリレート40部を混合したも
のを滴下ロートを用いてフラスコ内温80℃にて2時間
攪拌しながら滴下した。また、開始剤は4,4′−アゾ
ビス−4−シアノバレリック酸1部をアルカリ中和した
後、イオン交換水20部に溶解したものを上記の混合単
量体とは別に同時滴下することによってエマルション重
合を行った。
換水230部を仕込んだ後、メタクリル酸4部、ジメチ
ルアミノプロピルメタクリルアミド(Texaco Chemical
社製)2部、メチルメタクリレート30部、スチレン3
0部およびn−ブチルアクリレート40部を混合したも
のを滴下ロートを用いてフラスコ内温80℃にて2時間
攪拌しながら滴下した。また、開始剤は4,4′−アゾ
ビス−4−シアノバレリック酸1部をアルカリ中和した
後、イオン交換水20部に溶解したものを上記の混合単
量体とは別に同時滴下することによってエマルション重
合を行った。
しかしながら混合モノマーおよび開始剤水溶液の滴下中
にエマルションは凝集をひきおこし、系全体がゲル状態
となった。
にエマルションは凝集をひきおこし、系全体がゲル状態
となった。
比較例2 実施例1と同様の反応装置の中に、予めイオン交換水1
200部を仕込んだ後、メタクリル酸4部、シポマーT
BM(Alcolac社製)2部、メチルメタクリレート30
部、スチレン30部およびn−ブチルアクリレート40
部を混合したものを滴下ロートを用いてフラスコ内温8
0℃にて2時間攪拌しながら滴下した。また、開始剤は
4,4′−アゾビス−4−シアノバレリック酸1部をア
ルカリ中和した後、イオン交換水20部に溶解したもの
を上記の混合単量体とは別に同時滴下することによって
エマルション重合を行った。
200部を仕込んだ後、メタクリル酸4部、シポマーT
BM(Alcolac社製)2部、メチルメタクリレート30
部、スチレン30部およびn−ブチルアクリレート40
部を混合したものを滴下ロートを用いてフラスコ内温8
0℃にて2時間攪拌しながら滴下した。また、開始剤は
4,4′−アゾビス−4−シアノバレリック酸1部をア
ルカリ中和した後、イオン交換水20部に溶解したもの
を上記の混合単量体とは別に同時滴下することによって
エマルション重合を行った。
反応生成物は固形分濃度8重量%であり、また走査透過
型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は400
nmであった。
型電子顕微鏡観察によるエマルション粒子直径は400
nmであった。
実施例8 実施例1〜7(ただし実施例2は内部架橋型粒子につき
除く)、比較例2のエマルションワニスにつき増粘剤と
して少量のエチレングリコールモノブチルエーテルを加
えた後、ドクターブレードにてガラス板上に展開した。
オーブンにて60℃20分間加熱した後、形成フィルム
の造膜性の良さを目視によって判定した。
除く)、比較例2のエマルションワニスにつき増粘剤と
して少量のエチレングリコールモノブチルエーテルを加
えた後、ドクターブレードにてガラス板上に展開した。
オーブンにて60℃20分間加熱した後、形成フィルム
の造膜性の良さを目視によって判定した。
それらの結果を第1表に示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 226/06 MNM 7242−4J 299/02 MRR 7442−4J C09D 133/14 PFY 7921−4J
Claims (4)
- 【請求項1】(A)式 (式中R1は水素またはメチル基;R2は置換基を有し
ていてもかまわない炭素数2〜10の脂肪族炭化水素、
炭素数6〜7の脂環族炭化水素、炭素数6の芳香族炭化
水素;Aは あるいは の繰り返し単位; R3はエチレンまたはプロピレン;R4は置換基を有し
ていてもかまわない炭素数2〜7のアルキレン;R5は
置換基を有していてもかまわない炭素数2〜5のアルキ
レン;m及びnは繰り返し単位数の平均値でmは1〜1
0またnは2〜50;但し、末端カルボキシル基は無機
もしくは有機塩基で中和されていてもよい) で表される末端カルボキシル基を有する反応性ビニル単
量体の少なくとも1種を1〜25重量%、 (B)分子中にアミノ基、環状窒素原子あるいはそれらの
オニウム構造の塩基性基を有する反応性ビニル単量体の
少なくとも1種を1〜25重量%、および、 (C)他の反応性ビニル単量体の少なくとも1種を98〜
50重量% を水性媒体中、乳化重合させて得られる乳化重合組成
物。 - 【請求項2】アミノ基あるいはそのオニウム構造を有す
る反応性ビニル単量体が 式 (式中R1は水素またはメチル基;R6及びR7は水素
もしくは置換基を有していてもかまわない炭素数1〜4
のアルキル基;Bは R8は水素又は炭素数1〜4のアルキル基;k、およ
びmは夫々2〜6の整数)あるいは 式 (式中R1、R6、R7、Bは夫々前述せる通り;R9
は置換基を有していてもかまわない炭素数1〜12のアル
キル;Xは酸残基)あるいは 式 (式中R1、R6、R7、Bは夫々前述せる通り;R10
は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜6のアル
キレン;Dは−SO3、−COO、 あるいは のいづれかで表される特許請求の範囲第1項記載の組成
物。 - 【請求項3】環状窒素原子あるいはそのオニウム構造を
有する反応性ビニル単量体が 式 (式中R1は水素またはメチル基;Eは R11はアルキル基;Xは酸残基;R12は置換基を有して
いてもかまわない炭素数2〜6のアルキレン;Dは−S
O3、−COOあるいは で表される特許請求の範囲第1項記載の組成物。 - 【請求項4】他の反応性ビニル単量体がα,β−エチレ
ン性不飽和結合を2以上有する化合物かあるいは相互に
反応する官能基を夫々担持する2種の反応性ビニル化合
物のいづれかである架橋性単量体を含む特許請求の範囲
第1項記載の組成物。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14898586A JPH0617421B2 (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 乳化重合組成物 |
AU67143/87A AU599946B2 (en) | 1986-01-08 | 1987-01-05 | Vinyl resin microparticles and aqueous emulsion containing the same |
CA000526777A CA1313286C (en) | 1986-01-08 | 1987-01-06 | Vinyl resin microparticles and aqueous emulsion containing the same |
DE8787200022T DE3770003D1 (de) | 1986-01-08 | 1987-01-07 | Mikropartikel von vinylharzen und diese enthaltende waessrige emulsionen. |
EP87200022A EP0231038B1 (en) | 1986-01-08 | 1987-01-07 | Vinyl resin microparticles and aqueous emulsion containing the same |
US07/001,009 US5017646A (en) | 1986-01-08 | 1987-01-07 | Aqueous vinyl resin emulsion |
KR1019870000082A KR940004532B1 (ko) | 1986-01-08 | 1987-01-08 | 비닐수지 미소입자 및 그를 함유하는 수성에멀션 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14898586A JPH0617421B2 (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 乳化重合組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS636009A JPS636009A (ja) | 1988-01-12 |
JPH0617421B2 true JPH0617421B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=15465114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14898586A Expired - Lifetime JPH0617421B2 (ja) | 1986-01-08 | 1986-06-25 | 乳化重合組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617421B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2691969B1 (fr) * | 1992-06-04 | 1994-09-23 | Prolabo Sa | Nanoparticules de polymères fonctionnalisées, leur procédé de préparation et leur utilisation. |
JP2927701B2 (ja) * | 1995-03-16 | 1999-07-28 | 共栄社化学株式会社 | メタクリル系共重合物とその共重合物を含む非水系塗料用顔料の分散剤 |
DE69924612T2 (de) * | 1998-07-09 | 2006-01-19 | Rhodia Chimie | Wasserlösliche oder wasserdispergierbare pfropfpolymere |
DE60131634T2 (de) * | 2000-10-13 | 2008-10-30 | Kansai Paint Co., Ltd., Amagasaki | Pigment-dispergierendes harz |
JP6815092B2 (ja) * | 2016-04-12 | 2021-01-20 | 花王株式会社 | 表面処理剤 |
-
1986
- 1986-06-25 JP JP14898586A patent/JPH0617421B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS636009A (ja) | 1988-01-12 |
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