JPH06151751A - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその製造方法

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JPH06151751A
JPH06151751A JP4303542A JP30354292A JPH06151751A JP H06151751 A JPH06151751 A JP H06151751A JP 4303542 A JP4303542 A JP 4303542A JP 30354292 A JP30354292 A JP 30354292A JP H06151751 A JPH06151751 A JP H06151751A
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JP
Japan
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film
titanium
insulating film
lower electrode
integrated circuit
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JP4303542A
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Hiroko Shirai
宏子 白井
Jun Sugiura
順 杉浦
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下部電極の表面に絶縁性の自然酸化膜が形成
されるのを防ぎ、以て電荷の蓄積容量の増大を可能なら
しめる半導体集積回路装置及びその製造方法を提供す
る。 【構成】 このDRAM100では、積層形のメモリセ
ルにおいて、多結晶シリコンからなる下部電極1と酸化
タンタルからなる容量絶縁膜2との境界部分に、容量絶
縁膜2の形成時における下部電極1の酸化を防ぐための
酸化保護膜3が介設されている。酸化保護膜3は、半導
体基板4上に被着させた金属チタン膜15をアニール処
理してチタンシリサイド膜16にし、エッチング処理後
さらに窒化してその表面を窒化チタン層17に変えるこ
とにより得られる。 【効果】 設計値通りの電荷の蓄積容量が得られるだけ
でなく、その増大を図ることも可能で、DRAMの高集
積化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体技術さらには容
量素子を有する半導体集積回路装置に適用して特に有効
な技術に関し、例えばDRAM(Dynamic Random Acces
s Memory)のメモリセルにおける容量素子の容量絶縁膜
の形成に利用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、例えばDRAMにおいては、記憶
容量の増大のために高集積化され、メモリセルのサイズ
が益々縮小する傾向にある。そのため、情報として蓄え
られる電荷の蓄積容量が減り、α線等により発生する少
数キャリアの影響を大きく受け、所謂ソフトエラーが生
じ易くなる。その対策として、メモリセルの容量素子の
上下二層の電極(下部電極と上部電極)間に介設されて
いる容量絶縁膜を、従来使われていた酸化シリコン(S
iO2)に代えて、それよりも誘電率の高い誘電体、例
えば、酸化タンタル(Ta25)やシリコンオキシナイ
トライド(SiOxNy、x,yは整数)などで形成
し、なお且つ、その厚さをできるだけ薄くすることによ
り、蓄積容量を増大させるようにしている。これについ
ては、例えば「アイトリプルイ・トランザクション・オ
ン・エレクトロン・デバイシィス(IEEE Transactions
on Electron Devices)」Vol.37,1990年,第19
39頁〜第1947頁に記載されている。ここで、一般
に下部電極は、高濃度に不純物(リン又はヒ素など)を
導入させてなる多結晶シリコン、所謂ドープトシリコン
で形成されている。また、容量絶縁膜は、例えばCVD
(Chemical Vappor Deposition)技術により形成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。すなわち、容量絶縁膜を形成
する際に、400℃以上の高温下において酸化タンタル
等を気相成長させているため、ドープトシリコン中の不
純物の作用により酸化速度が促進されて、下部電極上に
5nm以上の自然酸化膜が形成されてしまう。この自然酸
化膜、すなわち酸化シリコン膜が容量絶縁膜の一部とし
て振る舞うので、その上に酸化タンタル膜を薄く積層さ
せても上下二層の電極間の距離は大きくなり、容量絶縁
膜の厚さが厚くなるという結果をもたらし、蓄積容量が
著しく減少するというものである。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、容量絶縁膜の形成時に下部電極の表面に絶縁性の自
然酸化膜が形成されるのを防ぎ、以て電荷の蓄積容量の
増大を可能ならしめる半導体集積回路装置及びその製造
方法を提供することを主たる目的としている。この発明
の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴について
は、本明細書の記述及び添附図面から明らかになるであ
ろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。すなわち、例えばDRAMのメモリセルの
容量素子において、ドープトシリコンからなる下部電極
上に高温下におけるCVD技術により容量絶縁膜を積層
させる場合に、その容量絶縁膜の形成前に、下部電極の
表面を耐酸化性を有する窒化チタン(TiN)などの酸
化保護膜で被うようにした。窒化チタン膜は、例えば、
下部電極の表面に金属チタン(Ti)を積層させ、その
金属チタンを導電性のチタンシリサイド(Ti−Si)
に変化させ、さらにその表面を窒化することにより形成
する。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、容量絶縁膜を形成する
際に、ドープトシリコンからなる下部電極の表面が、耐
酸化性を有する酸化保護膜で被われているため、下部電
極の表面に絶縁性の自然酸化膜が形成されるのを防ぐこ
とができるだけでなく、酸化保護膜として窒化チタンを
用いることにより、容量絶縁膜の形成時に万一窒化チタ
ンが酸化されても導電性の酸化チタン(TiO2)が形
成されるので、蓄積容量の減少を防ぐことができる。
【0007】
【実施例】
(第1実施例)本発明を蓄積容量と選択用MISFET
とからなるメモリセルを有するDRAMに適用した場合
の第1実施例を図1乃至図11に示し、以下に説明す
る。それらのうち、図1はメモリセル部の縦断面図であ
る。図2〜図11はその製造プロセスを段階を追って示
した製造途中におけるメモリセル部の縦断面図で、図2
にはフィールド絶縁膜を形成した状態、図3には選択用
MISFETのゲート電極にサイドウォールを形成した
状態、図4には下部電極となるポリシリコン電極部を形
成した状態、図5にはその上に金属チタン膜を被着させ
た状態、図6にはその金属チタン膜の一部をチタンシリ
サイド膜に変化させた状態、図7には金属チタン膜部分
を除去してチタンシリサイド膜部分のみを残した状態、
図8にはそのチタンシリサイド膜の表面を酸化保護膜と
なる窒化チタン層に変化させた状態、図9にはその上に
容量絶縁膜となる酸化タンタル層を積層させた状態、図
10には上部電極を形成した状態、図11にはその上に
積層させた絶縁膜にコンタクトホールを開口させた状態
が、夫々示されている。
【0008】この実施例のDRAM100では、図1に
示すように、例えば積層形のメモリセルにおいて、多結
晶シリコンなどからなる下部電極1とその上の容量絶縁
膜2との境界部分に、容量絶縁膜2の形成時における下
部電極1の酸化を防ぐための酸化保護膜3が介設されて
なるもので、酸化保護膜3は例えば窒化チタンでできて
いる。
【0009】以下に、DRAM100の詳細並びに酸化
保護膜3の形成方法の一例を、図2〜図11を参照しな
がら、その製造プロセスに沿って説明する。先ず、図2
に示すように、例えばp-形単結晶シリコンからなる半
導体基板4に、パッド酸化膜90及び窒化シリコン等か
らなる耐熱酸化マスク91をマスクとして、p+形不純
物(ホウ素など)を注入してチャネルストッパ領域5を
形成する。続いて、熱酸化してフィールド絶縁膜6を形
成する。この際、熱酸化と同時にチャネルストッパ領域
5の活性化処理が行われる。
【0010】次に、耐熱酸化マスク91及びパッド酸化
膜90を除去した後、フィールド絶縁膜6,6間にゲー
ト絶縁膜7を形成する。それから、基板全面にドープト
シリコン8(高濃度に不純物を導入させてなる多結晶シ
リコン)及び酸化シリコン9を順次積層させ、それらの
不要な部分を除去してゲート電極10を形成する。この
ゲート電極10をマスクとして、n形不純物(リンな
ど)を注入し、活性化処理して、ソース/ドレイン領域
となるn-拡散領域11を形成するとともに、ゲート電
極10の側面にサイドウォール12を形成する。ここま
での状態が図3に示されている。
【0011】次に、表面に形成した酸化シリコン膜(図
には表れていない。)を介して、ゲート電極10及びサ
イドウォール12をマスクとして、n形不純物(ヒ素な
ど)を注入し、n+形半導体領域13を形成する。そし
て、その酸化シリコン膜を除去した後に、基板全面にド
ープトシリコンを積層させ、その不要部分を選択的にエ
ッチングして、下部電極1となるポリシリコン電極部1
4を形成する。ここまでの状態が図4に示されている。
【0012】次に、図5に示すように、基板全面にCV
D技術等により金属チタン膜15を被着させ、アニール
処理して、図6に示すように、金属チタン膜15の一部
をチタンシリサイド膜16に変化させる。アニール処理
の際、金属チタン膜15のうちシリコンと接する部分
(具体的には、ドレイン領域となる中央のn+形半導体
領域13及びポリシリコン電極部14の上の部分)は、
シリコンと化合してチタンシリサイド(チタンとシリコ
ンとの金属間化合物)に変化する一方、酸化シリコンと
接する部分(具体的には、フィールド絶縁膜6、ゲート
電極10の酸化シリコン9及びサイドウォール12の上
の部分)は、金属チタンのままである。
【0013】次に、図7に示すように、残った金属チタ
ン膜15を除去してから、窒素雰囲気中で熱処理するこ
とによりチタンシリサイド膜16を窒化して、図8に示
すように、その表面に窒化チタン層17(ポリシリコン
電極部14の上の部分は酸化保護膜3となる。)を形成
する。この時、チタンシリサイド膜16を全て窒化チタ
ンに変えてもよい。窒化チタン層17及びチタンシリサ
イド膜16は何れも導電性であるため、これらもポリシ
リコン電極部14とともに下部電極1を形成することに
なる。
【0014】次に、図9に示すように、全面に、例えば
CVD技術等により容量絶縁膜2となる酸化タンタル層
18を積層させる。この際、下部電極1の表面が耐酸化
性に優れた窒化チタン層17で被われているため、その
表面に自然酸化膜が形成されるのが抑えられる。万一、
窒化チタン層17が酸化されて酸化チタンが形成されて
も、酸化チタンは導電性であるので、その酸化チタンも
下部電極1の一部となり、蓄積容量を低下させることは
ない。
【0015】次に、図10に示すように、酸化タンタル
層18の上にタングステン(或は、窒化チタンや窒化タ
ンタルや白金など)などからなる導電層を積層させ、こ
の導電層及び酸化タンタル層18の不要な部分を選択的
にエッチングして上部電極19及び容量絶縁膜2を形成
する。しかる後、図11に示すように、基板全面に絶縁
膜であるPSG膜20(フォスフォシリゲートガラス
膜)を被着させ、ドレイン領域21上の部分を選択的に
除去して、コンタクトホール22を形成する。
【0016】最後に、基板全面に例えばアルミニウム膜
を形成し、その不要部分を選択的にエッチングしてアル
ミニウム配線23を形成すれば、図1に示されたDRA
M100が得られることになる。この際、ドレイン領域
21には、窒化チタン層17及びチタンシリサイド膜1
6を介して、アルミニウム配線23が電気的に接触して
いる。この窒化チタン層17がバリア層として作用する
ため、アルミニウムとシリコンとの相互反応により引き
起こされるアルミニウムのスパイクによるドレイン領域
21の突き抜け故障を防ぐことができる。
【0017】コンタクトホール22の形成時に、ドレイ
ン領域21上の窒化チタン層17及びチタンシリサイド
膜16をも除去する場合には、ドレイン領域21を形成
するn+形半導体領域13がオーバーエッチングされて
除去されることがある。この場合には、PSG膜20を
マスクにして、コンタクトホール22から再びn形不純
物を注入し、活性化処理を行うことによりドレイン領域
を形成する。なお、図1では最上層に被着される保護膜
を省略して示した。
【0018】(第2実施例)本発明を適用したDRAM
の第2実施例を、その製造途中における上部電極を形成
した状態のメモリセル部の縦断面図を図12に示し、以
下に説明する。
【0019】この実施例のDRAM200は、プレーナ
形のメモリセルの一例で、第1実施例と同様に、下部電
極1とその上の酸化タンタル層18からなる容量絶縁膜
2との境界部分に、窒化チタン層17からなる酸化保護
膜3が介設されてなるものである。第2実施例では、下
部電極1は窒化チタン層17及びチタンシリサイド膜1
6(チタンシリサイド膜16を全部窒化チタンに変えた
場合には窒化チタン層17のみ)から形成されている。
【0020】酸化保護膜3の形成に付いては、上記第1
実施例と略同様であるのでその概要のみを簡略に説明す
る。先ず、半導体基板4にフィールド絶縁膜6及びゲー
ト絶縁膜7を形成してから、ドープトシリコン8及び酸
化シリコン9からなるゲート電極10を形成する。その
後、順次n-拡散領域11、サイドウォール12及びn+
形半導体領域13を形成する。次に、その上に被着させ
た金属チタン膜の一部をチタンシリサイド膜16に変化
させ、エッチング処理後その表面をさらに窒化チタン層
17に変えて酸化保護膜3を形成する。しかる後、上部
電極19及び容量絶縁膜2を形成する。
【0021】(第3実施例)本発明を適用したDRAM
の第3実施例を図13及び図14に示し、以下に説明す
る。それらのうち、図13は製造途中における上部電極
を形成した状態のメモリセル部の縦断面図、図14はそ
の変形例の縦断面図である。
【0022】この実施例のDRAM300は、図13に
示すように、溝形のメモリセルの一例で、第1実施例と
同様に、溝30に沿って形成された下部電極1とその上
の酸化タンタル層18からなる容量絶縁膜2との境界部
分に、窒化チタン層17からなる酸化保護膜3が介設さ
れてなるものである。この場合、下部電極1は、同図の
ように、窒化チタン層17、チタンシリサイド膜16及
びポリシリコン電極部14(チタンシリサイド膜16を
全部窒化チタンに変えた場合には窒化チタン層17及び
ポリシリコン電極部14)から形成されていてもよい
し、変形例のDRAM400のように、窒化チタン層1
7及びチタンシリサイド膜16(チタンシリサイド膜1
6を全部窒化チタンに変えた場合には窒化チタン層17
のみ)から形成されていてもよい。
【0023】なお、DRAM400の方が、溝30を形
成する際にその幅が狭くて済むため、高集積化に適して
いる。この場合、ポリシリコン電極部14の代わりにn
+形半導体領域13を溝30を囲むように形成してもよ
い。
【0024】酸化保護膜3の形成に付いては、上記第1
実施例と略同様であるのでその概要のみを簡略に説明す
る。先ず、半導体基板4に溝30を形成するとともに、
フィールド絶縁膜6及びゲート絶縁膜7を形成し、ドー
プトシリコン8及び酸化シリコン9からなるゲート電極
10を形成する。その後、順次n-拡散領域11、サイ
ドウォール12及びn+形半導体領域13を形成する。
次に、その上に被着させた金属チタン膜の一部をチタン
シリサイド膜16に変化させ、エッチング処理後その表
面をさらに窒化チタン層17に変えて酸化保護膜3を形
成する。しかる後、上部電極19及び容量絶縁膜2を形
成する。
【0025】以上、詳述したように、第1〜第3実施例
によれば、下部電極1の表面が耐酸化性を有する酸化保
護膜3で被われているため、その上に容量絶縁膜2を形
成する際に、下部電極1の表面に絶縁性の自然酸化膜が
形成されるのを防ぐことができるので、容量絶縁膜2の
厚さを精度良く制御することができ、設計値通りの電荷
の蓄積容量が得られるとともに、容量絶縁膜2の厚さを
薄くすることが可能となり、蓄積容量の減少を防ぐこと
ができるだけでなく、さらにはその増大を図ることも可
能となる。
【0026】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例においては、チタンシリサイド膜16は金属チ
タン膜15をアニール処理してシリコンと化合させるこ
とにより形成されるとしたが、これに限定されるもので
はなく、例えばCVD技術やスパッタリング技術などに
より基板全面にチタンシリサイドを積層させ、その不要
な部分を除去することにより形成されるようにしてもよ
い。また、容量絶縁膜2は酸化タンタルに限らず、酸化
シリコン(SiO2)とシリコンナイトライド(Si3
4)の2層、シリコンオキシナイトライド(SiOxN
y)、酸化ハフニウム(HfO2)、酸化ジルコニウム
(ZrO2)、チタン酸ストロンチウム(SrTi
3)、チタン酸バリウム(BaTiO3)等の高誘電率
材料で形成されていてもよいのはいうまでもない。さら
に、酸化保護膜3は窒化チタンに限らず、少なくとも耐
酸化性を有するような性質のものであればよく、万一酸
化された場合を考慮して、望ましくはその酸化物が導電
性を有するような性質のものであればなおよい。
【0027】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるDRA
Mのメモリセルに適用した場合について説明したが、こ
の発明はそれに限定されるものではなく、容量素子を必
要とする半導体装置全てに利用することができる。
【0028】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、容量絶縁膜を形成する際
に、下部電極の表面に絶縁性の自然酸化膜が形成される
のを防ぐことができるので、容量絶縁膜の厚さを精度良
く制御することができ、設計値通りの電荷の蓄積容量が
得られるとともに、小さな面積で容量値の大きな素子が
得られ、DRAMの蓄積容量に適用すればDRAMの高
集積化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるDRAMのメモリセル部の
縦断面図である。
【図2】フィールド絶縁膜を形成した状態におけるメモ
リセル部の縦断面図である。
【図3】選択用MISFETのゲート電極にサイドウォ
ールを形成した状態におけるメモリセル部の縦断面図で
ある。
【図4】下部電極となるポリシリコン電極部を形成した
状態におけるメモリセル部の縦断面図である。
【図5】その上に金属チタン膜を被着させた状態におけ
るメモリセル部の縦断面図である。
【図6】その金属チタン膜の一部をチタンシリサイド膜
に変化させた状態におけるメモリセル部の縦断面図であ
る。
【図7】金属チタン膜部分を除去してチタンシリサイド
膜部分のみを残した状態におけるメモリセル部の縦断面
図である。
【図8】そのチタンシリサイド膜の表面を酸化保護膜と
なる窒化チタン層に変化させた状態におけるメモリセル
部の縦断面図である。
【図9】その上に容量絶縁膜となる酸化タンタル層を積
層させた状態におけるメモリセル部の縦断面図である。
【図10】上部電極を形成した状態におけるメモリセル
部の縦断面図である。
【図11】その上に積層させた絶縁膜にコンタクトホー
ルを開口させた状態におけるメモリセル部の縦断面図で
ある。
【図12】第2実施例におけるDRAMのメモリセル部
の上部電極を形成した状態の要部縦断面図である。
【図13】第3実施例におけるDRAMのメモリセル部
の上部電極を形成した状態の要部縦断面図である。
【図14】第3実施例の変形例におけるDRAMのメモ
リセル部の上部電極を形成した状態の要部縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 下部電極 2 容量絶縁膜 3 酸化保護膜 15 金属チタン膜 16 チタンシリサイド膜 17 窒化チタン層 19 上部電極 100,200,300,400 DRAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部電極上に容量絶縁膜が積層され、さ
    らにその上に上部電極が積層されてなる容量素子を有す
    る半導体集積回路装置において、前記下部電極と前記容
    量絶縁膜との境界部分に、耐酸化性を有する酸化保護膜
    が介設されていることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 前記下部電極はシリコンであり、前記酸
    化保護膜は窒化チタン膜であることを特徴とする請求項
    1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 下部電極上に容量絶縁膜が積層され、さ
    らにその上に上部電極が積層されてなる容量素子を有す
    る半導体集積回路装置の前記容量絶縁膜を形成するにあ
    たり、当該容量絶縁膜を積層させる直前に、先ず基板全
    面に金属チタン膜を被着させた後、アニール処理して金
    属チタン膜をその下のシリコンと化合させてチタンシリ
    サイド膜にし、次にエッチング処理して金属チタン膜の
    残存部分を除去してから、窒素雰囲気中で熱処理して少
    なくともチタンシリサイド膜の表面に窒化チタン層を形
    成するようにしたことを特徴とする半導体集積回路装置
    の製造方法。
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