JPH0561797A - 二重化通信制御装置の切り替え方法及び装置 - Google Patents
二重化通信制御装置の切り替え方法及び装置Info
- Publication number
- JPH0561797A JPH0561797A JP3253129A JP25312991A JPH0561797A JP H0561797 A JPH0561797 A JP H0561797A JP 3253129 A JP3253129 A JP 3253129A JP 25312991 A JP25312991 A JP 25312991A JP H0561797 A JPH0561797 A JP H0561797A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 待機系通信制御装置12の共通バス監視回路
128及び伝送制御回路125は、ホスト2と現用通信
制御装置11とのデータ転送、及び伝送路0上のフレー
ムを監視し、疑似的に現用系通信制御装置と同じ動作を
行い、また伝送路0上の送信権制御のための各通信制御
装置のアドレス情報を保持する。 【効果】 切り替え時には、現用系通信制御装置と同一
のデータ及び制御情報を待機系通信制御装置が保持して
いるので、現用系通信制御装置の負荷を増大させずに回
線の再接続、データの欠損無しでの切り替えができる。
128及び伝送制御回路125は、ホスト2と現用通信
制御装置11とのデータ転送、及び伝送路0上のフレー
ムを監視し、疑似的に現用系通信制御装置と同じ動作を
行い、また伝送路0上の送信権制御のための各通信制御
装置のアドレス情報を保持する。 【効果】 切り替え時には、現用系通信制御装置と同一
のデータ及び制御情報を待機系通信制御装置が保持して
いるので、現用系通信制御装置の負荷を増大させずに回
線の再接続、データの欠損無しでの切り替えができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュ−タ等のホス
トを通信回線に接続するための、二重化された通信制御
装置の切り替え方法及び装置に関するものである。
トを通信回線に接続するための、二重化された通信制御
装置の切り替え方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1つのホストにたいして現用系及び待機
系の2つの通信制御装置を設け、現用系が異常となった
ときに待機系に切り替えて通信回線を介してのデータの
授受を高信頼度で行うシステムが開発されているが、こ
の二重化された通信制御装置を切り替える従来の方法に
は、現用系から待機系への切り替え後、回線の再接続の
処理を不要とするものが特開昭63−128839号公
報に示されている。この従来技術においては、現用系通
信制御装置、待機系通信制御装置及び回線切り替え装置
が設けられ、現用系通信制御装置、待機系通信制御装置
はそれぞれ伝送路とのインタフェ−スをとる伝送制御回
路と、それを制御する伝送制御用プロセッサ、メモリ、
故障監視装置を有している。現用系の伝送制御用プロセ
ッサは、伝送路上の他の通信制御装置と論理的な回線の
接続が終了した時点で、待機系の伝送制御用プロセッサ
にたいして回線保持に必要な情報を渡すと共に、回線擬
似接続指示を送出する。指示を受けた待機系の伝送制御
用プロセッサは、待機系の伝送制御回路にたいして回線
擬似接続命令を与え、伝送制御回路は伝送制御用プロセ
ッサが受け取った情報を基に回線を擬似的に接続するこ
とにより、現用系に障害が発生し回線切り替え装置によ
って現用系から待機系に回線が切り替わったときの回線
の再接続処理を不要にしている。
系の2つの通信制御装置を設け、現用系が異常となった
ときに待機系に切り替えて通信回線を介してのデータの
授受を高信頼度で行うシステムが開発されているが、こ
の二重化された通信制御装置を切り替える従来の方法に
は、現用系から待機系への切り替え後、回線の再接続の
処理を不要とするものが特開昭63−128839号公
報に示されている。この従来技術においては、現用系通
信制御装置、待機系通信制御装置及び回線切り替え装置
が設けられ、現用系通信制御装置、待機系通信制御装置
はそれぞれ伝送路とのインタフェ−スをとる伝送制御回
路と、それを制御する伝送制御用プロセッサ、メモリ、
故障監視装置を有している。現用系の伝送制御用プロセ
ッサは、伝送路上の他の通信制御装置と論理的な回線の
接続が終了した時点で、待機系の伝送制御用プロセッサ
にたいして回線保持に必要な情報を渡すと共に、回線擬
似接続指示を送出する。指示を受けた待機系の伝送制御
用プロセッサは、待機系の伝送制御回路にたいして回線
擬似接続命令を与え、伝送制御回路は伝送制御用プロセ
ッサが受け取った情報を基に回線を擬似的に接続するこ
とにより、現用系に障害が発生し回線切り替え装置によ
って現用系から待機系に回線が切り替わったときの回線
の再接続処理を不要にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、現
用系の通信制御装置は、待機系の通信制御装置に対し
て、伝送路上の他の通信制御装置との論理的な回線を保
持するための情報を与える必要がある。しかしその作業
量は、ロ−カルエリアネットワ−ク等の論理的な回線が
可変である通信方式においては大きなものとなり、現用
系の通信制御装置の負荷を増大させるという問題点があ
る。又、伝送路上の論理回線の変化と、現用系の通信制
御装置の障害発生が重なった場合、待機系の通信制御装
置は論理回線の変化を認識出来ず、現用系から待機系へ
の切り替え後に論理回線が正常に接続されない可能性が
ある。
用系の通信制御装置は、待機系の通信制御装置に対し
て、伝送路上の他の通信制御装置との論理的な回線を保
持するための情報を与える必要がある。しかしその作業
量は、ロ−カルエリアネットワ−ク等の論理的な回線が
可変である通信方式においては大きなものとなり、現用
系の通信制御装置の負荷を増大させるという問題点があ
る。又、伝送路上の論理回線の変化と、現用系の通信制
御装置の障害発生が重なった場合、待機系の通信制御装
置は論理回線の変化を認識出来ず、現用系から待機系へ
の切り替え後に論理回線が正常に接続されない可能性が
ある。
【0004】本発明の目的は、現用系の通信制御装置か
ら情報を受け取ること無く、待機系の通信制御装置が伝
送路上の論理回線の情報を得ることが可能な二重化通信
制御装置の切り替え方法及び装置を提供するにある。
ら情報を受け取ること無く、待機系の通信制御装置が伝
送路上の論理回線の情報を得ることが可能な二重化通信
制御装置の切り替え方法及び装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ホスト
を伝送路に接続するためにホスト対応に設けられたとこ
ろの二重化通信制御装置の現用系と待機系を切り替える
ための二重化通信制御装置の切り替え方法において、現
用系通信制御装置が正常であるときには、対応待機系通
信制御装置内では、上記正常な現用系通信制御装置と伝
送路との間で上記データ、コマンドあるいは伝送路情報
の授受が行われたのを検出した場合は該授受によって上
記現用系通信制御装置の内部メモリが更新されたのと同
一の更新を当該待機系通信制御装置の内部メモリに対し
て行い、かつ上記正常な現用系通信制御装置と対応ホス
トとの間で上記データあるいはコマンドの授受が行われ
たのを検出した場合は該授受によって上記現用系通信制
御装置の内部メモリが更新されたのと同一の更新を当該
待機系通信制御装置の内部メモリに対して行うととも
に、現用系通信制御装置に故障が発生したときには、対
応待機系通信制御装置で上記故障して現用系通信制御装
置を置き換えることにより現用系通信制御装置から待機
系通信制御装置への切り替えを行うことにより達成され
る。更に、上記目的は、待機系通信制御装置に、該装置
対応の現用系通信制御装置と伝送路を介しての他ホスト
との間のデータ、データ伝送のためのコマンド及び各ホ
スト間の送信権制御を行うための伝送路情報の授受を監
視する第1の監視制御手段と、上記対応現用系通信制御
装置と対応ホストとの間のデータ及びデータ転送のため
のコマンドの授受を監視する第2の監視制御手段とを設
け、現用系通信制御装置が正常であるときには、対応待
機系通信制御装置の上記第1の監視手段は、上記正常な
現用系通信制御装置と伝送路との間で上記データ、コマ
ンドあるいは伝送路情報の授受が行われたのを検出した
場合は該授受によって上記現用系通信制御装置の内部メ
モリが更新されたのと同一の更新を当該待機系通信制御
装置の内部メモリに対して行い、かつ上記第2の監視制
御手段は、上記正常な現用系通信制御装置と対応ホスト
との間で上記データあるいはコマンドの授受が行われた
のを検出した場合は該授受によって上記現用系通信制御
装置の内部メモリが更新されたのと同一の更新を当該待
機系通信制御装置の内部メモリに対して行うとともに、
現用系通信制御装置に故障が発生したときには、対応待
機系通信制御装置で上記故障して現用系通信制御装置を
置き換えることにより現用系通信制御装置から待機系通
信制御装置への切り替えを行うことにより達成される。
を伝送路に接続するためにホスト対応に設けられたとこ
ろの二重化通信制御装置の現用系と待機系を切り替える
ための二重化通信制御装置の切り替え方法において、現
用系通信制御装置が正常であるときには、対応待機系通
信制御装置内では、上記正常な現用系通信制御装置と伝
送路との間で上記データ、コマンドあるいは伝送路情報
の授受が行われたのを検出した場合は該授受によって上
記現用系通信制御装置の内部メモリが更新されたのと同
一の更新を当該待機系通信制御装置の内部メモリに対し
て行い、かつ上記正常な現用系通信制御装置と対応ホス
トとの間で上記データあるいはコマンドの授受が行われ
たのを検出した場合は該授受によって上記現用系通信制
御装置の内部メモリが更新されたのと同一の更新を当該
待機系通信制御装置の内部メモリに対して行うととも
に、現用系通信制御装置に故障が発生したときには、対
応待機系通信制御装置で上記故障して現用系通信制御装
置を置き換えることにより現用系通信制御装置から待機
系通信制御装置への切り替えを行うことにより達成され
る。更に、上記目的は、待機系通信制御装置に、該装置
対応の現用系通信制御装置と伝送路を介しての他ホスト
との間のデータ、データ伝送のためのコマンド及び各ホ
スト間の送信権制御を行うための伝送路情報の授受を監
視する第1の監視制御手段と、上記対応現用系通信制御
装置と対応ホストとの間のデータ及びデータ転送のため
のコマンドの授受を監視する第2の監視制御手段とを設
け、現用系通信制御装置が正常であるときには、対応待
機系通信制御装置の上記第1の監視手段は、上記正常な
現用系通信制御装置と伝送路との間で上記データ、コマ
ンドあるいは伝送路情報の授受が行われたのを検出した
場合は該授受によって上記現用系通信制御装置の内部メ
モリが更新されたのと同一の更新を当該待機系通信制御
装置の内部メモリに対して行い、かつ上記第2の監視制
御手段は、上記正常な現用系通信制御装置と対応ホスト
との間で上記データあるいはコマンドの授受が行われた
のを検出した場合は該授受によって上記現用系通信制御
装置の内部メモリが更新されたのと同一の更新を当該待
機系通信制御装置の内部メモリに対して行うとともに、
現用系通信制御装置に故障が発生したときには、対応待
機系通信制御装置で上記故障して現用系通信制御装置を
置き換えることにより現用系通信制御装置から待機系通
信制御装置への切り替えを行うことにより達成される。
【0006】
【作用】待機系の通信制御装置は、ホストと現用系の通
信制御装置との間のデ−タ及びコマンドの受渡しを監視
することにより、ホストとのインタフェ−スを保持する
ことができ、切り替え時のデ−タの欠損を防ぐことがで
きる。又、現用系の通信制御装置と他の通信制御装置と
の間の情報のやり取りを監視することにより、論理回線
を保持するための情報を得ることができ、現用系から待
機系へ回線が切り替わるときに論理回線の再接続処理を
必要としない。
信制御装置との間のデ−タ及びコマンドの受渡しを監視
することにより、ホストとのインタフェ−スを保持する
ことができ、切り替え時のデ−タの欠損を防ぐことがで
きる。又、現用系の通信制御装置と他の通信制御装置と
の間の情報のやり取りを監視することにより、論理回線
を保持するための情報を得ることができ、現用系から待
機系へ回線が切り替わるときに論理回線の再接続処理を
必要としない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図2は、通信制御装置が二重化された通信シス
テムの構成例を示すもので、ホスト2は共通バス3およ
び通信制御装置1を介して伝送路0上の他のホストとデ
−タの授受を行う。各通信制御装置はそれぞれ伝送路0
上で唯一のユニ−クな値をステ−ションアドレスとして
有しており、このステ−ションアドレスに基づいて各通
信制御装置の送信権制御が行われる。すなわち論理回線
を構成して通信が行われる。通信制御装置1は、現用系
通信制御装置11と待機系通信制御装置12により構成
され、現用系通信制御装置11及び待機系通信制御装置
12はそれぞれ共通バス3と伝送路0に接続されてお
り、伝送路0上の同一のステ−ションアドレス、及び共
通バス3上の異なったアドレス(スロットアドレス)が
割り当てられている。
明する。図2は、通信制御装置が二重化された通信シス
テムの構成例を示すもので、ホスト2は共通バス3およ
び通信制御装置1を介して伝送路0上の他のホストとデ
−タの授受を行う。各通信制御装置はそれぞれ伝送路0
上で唯一のユニ−クな値をステ−ションアドレスとして
有しており、このステ−ションアドレスに基づいて各通
信制御装置の送信権制御が行われる。すなわち論理回線
を構成して通信が行われる。通信制御装置1は、現用系
通信制御装置11と待機系通信制御装置12により構成
され、現用系通信制御装置11及び待機系通信制御装置
12はそれぞれ共通バス3と伝送路0に接続されてお
り、伝送路0上の同一のステ−ションアドレス、及び共
通バス3上の異なったアドレス(スロットアドレス)が
割り当てられている。
【0008】上述した通信システムにおいて、伝送路0
を介してのデータ通信の動作と、本発明の切り替え方法
の概要を次に説明する。通信制御装置1の電源立ち上げ
後、現用系通信制御装置11は伝送路0上の論理的な回
線に接続されるために伝送路0上の他の通信制御装置と
の間で送信権制御のための情報のやり取りを行う。待機
系通信制御装置12は、上記情報のやり取りを監視し、
送信権の受渡しの順番等の論理回線を保持するために必
要な情報を内部に保持する。以降、待機系通信制御装置
12は、伝送路0上の情報のやり取りの監視を継続する
ことにより、新規通信制御装置が論理回線に加入する等
論理回線を保持するための情報が変化した場合もそれを
認識し、内部の情報を更新していく。ホスト2は、通信
を開始するに先立ち待機系通信制御装置12に対して現
用系通信制御装置11のスロットアドレスを通知してお
く。待機系通信制御装置12は、前記スロットアドレス
を使用して共通バス3を監視することにより、ホスト2
と現用系通信制御装置11の間のコマンド及びデ−タの
受渡しを認識する。上記作業終了後、ホスト2は、デ−
タを他の機器に送信する必要が生じた場合、共通バス3
を介して現用系通信制御装置11にたいして送信要求コ
マンド及び送信デ−タを送出する。コマンドを受け付け
た現用系通信制御装置11は、伝送路0上の論理回線の
プロトコルに従い、伝送路0上の他の通信制御装置に対
してデ−タを送信する。待機系通信制御装置12は、共
通バス3を監視することによって上記コマンド及びデ−
タを認識し、それらを内部に取り込み、内部的には現用
系通信制御装置11と同じ動作を行う。ただ、デ−タの
送信については擬似的に送信した動作を実行するだけ
で、実際には伝送路0に対しては何のアクセスも行わな
い。次に他の通信制御装置からデ−タが送信されてきた
場合は、そのデータは伝送路0を経由して現用系通信制
御装置11に受信され、その後共通バス3を介してホス
ト2に受信コマンドと一緒に送出される。待機系通信制
御装置12は、伝送路0を監視することによって上記他
の通信制御装置からのデ−タを認識し、それを内部に取
り込み、内部的には現用系通信制御装置11と同じ動作
を行う。ただ、デ−タ及びコマンドの送出については擬
似的に送出した動作を実行するだけで、実際には共通バ
ス3に対しては何のアクセスも行わない。
を介してのデータ通信の動作と、本発明の切り替え方法
の概要を次に説明する。通信制御装置1の電源立ち上げ
後、現用系通信制御装置11は伝送路0上の論理的な回
線に接続されるために伝送路0上の他の通信制御装置と
の間で送信権制御のための情報のやり取りを行う。待機
系通信制御装置12は、上記情報のやり取りを監視し、
送信権の受渡しの順番等の論理回線を保持するために必
要な情報を内部に保持する。以降、待機系通信制御装置
12は、伝送路0上の情報のやり取りの監視を継続する
ことにより、新規通信制御装置が論理回線に加入する等
論理回線を保持するための情報が変化した場合もそれを
認識し、内部の情報を更新していく。ホスト2は、通信
を開始するに先立ち待機系通信制御装置12に対して現
用系通信制御装置11のスロットアドレスを通知してお
く。待機系通信制御装置12は、前記スロットアドレス
を使用して共通バス3を監視することにより、ホスト2
と現用系通信制御装置11の間のコマンド及びデ−タの
受渡しを認識する。上記作業終了後、ホスト2は、デ−
タを他の機器に送信する必要が生じた場合、共通バス3
を介して現用系通信制御装置11にたいして送信要求コ
マンド及び送信デ−タを送出する。コマンドを受け付け
た現用系通信制御装置11は、伝送路0上の論理回線の
プロトコルに従い、伝送路0上の他の通信制御装置に対
してデ−タを送信する。待機系通信制御装置12は、共
通バス3を監視することによって上記コマンド及びデ−
タを認識し、それらを内部に取り込み、内部的には現用
系通信制御装置11と同じ動作を行う。ただ、デ−タの
送信については擬似的に送信した動作を実行するだけ
で、実際には伝送路0に対しては何のアクセスも行わな
い。次に他の通信制御装置からデ−タが送信されてきた
場合は、そのデータは伝送路0を経由して現用系通信制
御装置11に受信され、その後共通バス3を介してホス
ト2に受信コマンドと一緒に送出される。待機系通信制
御装置12は、伝送路0を監視することによって上記他
の通信制御装置からのデ−タを認識し、それを内部に取
り込み、内部的には現用系通信制御装置11と同じ動作
を行う。ただ、デ−タ及びコマンドの送出については擬
似的に送出した動作を実行するだけで、実際には共通バ
ス3に対しては何のアクセスも行わない。
【0009】以上のように、伝送路0及び共通バス3を
監視することにより、待機系通信制御装置12はその内
部の状態を現用系通信制御装置11と同じに保つことが
可能である。待機系通信制御装置12は、伝送路0及び
共通バス3を監視すると同時に、現用系通信制御装置1
1の障害検出も行い、障害を検出すると障害報告信号1
3を用いて現用系通信制御装置11の動作をストップさ
せ、ホスト2に対してコマンド発行先の変更を通知した
後、実際のデ−タの受信、送信を開始する。
監視することにより、待機系通信制御装置12はその内
部の状態を現用系通信制御装置11と同じに保つことが
可能である。待機系通信制御装置12は、伝送路0及び
共通バス3を監視すると同時に、現用系通信制御装置1
1の障害検出も行い、障害を検出すると障害報告信号1
3を用いて現用系通信制御装置11の動作をストップさ
せ、ホスト2に対してコマンド発行先の変更を通知した
後、実際のデ−タの受信、送信を開始する。
【0010】以上に示した本発明の切り替え方法を実現
するための、各通信制御装置の実施例とその詳細な動作
を次に説明する。図3は現用系通信制御装置11の構成
例を示すもので、MPU111と、ROM112と、R
AM113と、インタフェ−ス回路114と、伝送制御
回路115と、モデム116と、内部バス117と、ス
トップ回路119により構成され、インタフェ−ス回路
114は共通バス3を介してホスト2に、モデム116
は伝送路0にそれぞれ接続され、、ストップ回路118
には障害報告信号13が待機系通信制御装置12より入
力されている。MPU111はROM112内のプログ
ラムに従い動作する。
するための、各通信制御装置の実施例とその詳細な動作
を次に説明する。図3は現用系通信制御装置11の構成
例を示すもので、MPU111と、ROM112と、R
AM113と、インタフェ−ス回路114と、伝送制御
回路115と、モデム116と、内部バス117と、ス
トップ回路119により構成され、インタフェ−ス回路
114は共通バス3を介してホスト2に、モデム116
は伝送路0にそれぞれ接続され、、ストップ回路118
には障害報告信号13が待機系通信制御装置12より入
力されている。MPU111はROM112内のプログ
ラムに従い動作する。
【0011】電源が立上げられると、MPU111は伝
送制御回路115に対して内部バス117を経由して論
理回線接続要求のコマンドを発行する。コマンドを受け
た伝送制御回路115はROM112より当該通信制御
装置の伝送路0上のステ−ションアドレスを読みだし、
モデム116を介して伝送路0上の論理回線に加入し、
送信権の順番等の論理回線を保持するために必要な情報
を内部バス117を介してRAM113に書き込んだ
後、MPU111に対して論理回線接続終了の報告を内
部バス117を介して行う。MPU111はインタフェ
−ス回路114及び共通バス3を介してマスタ2に初期
化終了の報告を行う。
送制御回路115に対して内部バス117を経由して論
理回線接続要求のコマンドを発行する。コマンドを受け
た伝送制御回路115はROM112より当該通信制御
装置の伝送路0上のステ−ションアドレスを読みだし、
モデム116を介して伝送路0上の論理回線に加入し、
送信権の順番等の論理回線を保持するために必要な情報
を内部バス117を介してRAM113に書き込んだ
後、MPU111に対して論理回線接続終了の報告を内
部バス117を介して行う。MPU111はインタフェ
−ス回路114及び共通バス3を介してマスタ2に初期
化終了の報告を行う。
【0012】他の機器に対してのデ−タ送信要求が発生
すると、マスタ2は共通バス3及びインタフェ−ス回路
114を介してMPU111に対してデ−タ送信要求コ
マンドを発行し、送信デ−タをRAM113に書き込
む。コマンドを受けたMPU111は伝送制御回路11
5に対してデ−タ送信起動を行い、起動された伝送制御
回路115は、伝送路0上の論理回線のプロトコルに従
いモデム116を介してデ−タを伝送路0上に送信す
る。
すると、マスタ2は共通バス3及びインタフェ−ス回路
114を介してMPU111に対してデ−タ送信要求コ
マンドを発行し、送信デ−タをRAM113に書き込
む。コマンドを受けたMPU111は伝送制御回路11
5に対してデ−タ送信起動を行い、起動された伝送制御
回路115は、伝送路0上の論理回線のプロトコルに従
いモデム116を介してデ−タを伝送路0上に送信す
る。
【0013】他の機器からのデ−タは、伝送路0及びモ
デム116を経由して伝送制御回路115に受信され、
内部バス117を介してRAM113に書き込まれる。
書込み終了後、伝送制御回路115はMPU111に対
して受信報告を行い、MPU111はインタフェ−ス回
路114及び共通バス3を介してホスト2に受信報告を
行い、受信デ−タをRAM113からホスト2に転送す
る。
デム116を経由して伝送制御回路115に受信され、
内部バス117を介してRAM113に書き込まれる。
書込み終了後、伝送制御回路115はMPU111に対
して受信報告を行い、MPU111はインタフェ−ス回
路114及び共通バス3を介してホスト2に受信報告を
行い、受信デ−タをRAM113からホスト2に転送す
る。
【0014】現用系通信制御装置11に障害が発生して
これが待機系通信制御装置12により検出されると、待
機系通信制御装置12は障害報告信号13をストップ回
路118に送出する。これを受けたストップ回路118
はストップ信号119をMPU111及び伝送制御回路
116に送出することによりMPU111および伝送制
御回路115の動作をストップさせ、現用系通信制御装
置11全体の機能を停止させる。
これが待機系通信制御装置12により検出されると、待
機系通信制御装置12は障害報告信号13をストップ回
路118に送出する。これを受けたストップ回路118
はストップ信号119をMPU111及び伝送制御回路
116に送出することによりMPU111および伝送制
御回路115の動作をストップさせ、現用系通信制御装
置11全体の機能を停止させる。
【0015】図1は待機系通信制御装置12の一実施例
を示すブロック図で、MPU121と、ROM122
と、RAM123と、インタフェ−ス回路124と、伝
送制御回路125と、モデム126と、内部バス127
と、共通バス監視回路128と、フラグ回路129と、
伝送路異常検出回路1210と、内部バス異常検出回路
1211と、障害報告回路1212によって構成され、
インタフェ−ス回路124及び共通バス監視回路128
は共通バス3に、モデム126は伝送路0にそれぞれ接
続され、障害報告回路1212は障害報告信号13をホ
スト2及び現用系通信制御装置11に送出する。フラグ
回路129は待機系通信制御装置12の状態を示し、現
用系通信制御装置11の障害が検出される以前は監視モ
−ドであることを、障害が検出された後は実働モ−ドで
あることを、状態表示信号1213を送出することによ
って、MPU121及び伝送制御回路126に認識させ
る。
を示すブロック図で、MPU121と、ROM122
と、RAM123と、インタフェ−ス回路124と、伝
送制御回路125と、モデム126と、内部バス127
と、共通バス監視回路128と、フラグ回路129と、
伝送路異常検出回路1210と、内部バス異常検出回路
1211と、障害報告回路1212によって構成され、
インタフェ−ス回路124及び共通バス監視回路128
は共通バス3に、モデム126は伝送路0にそれぞれ接
続され、障害報告回路1212は障害報告信号13をホ
スト2及び現用系通信制御装置11に送出する。フラグ
回路129は待機系通信制御装置12の状態を示し、現
用系通信制御装置11の障害が検出される以前は監視モ
−ドであることを、障害が検出された後は実働モ−ドで
あることを、状態表示信号1213を送出することによ
って、MPU121及び伝送制御回路126に認識させ
る。
【0016】電源が立ち上げられると、フラグ回路12
9は監視モ−ドに設定される。MPU121は伝送制御
回路125に対して伝送路監視開始コマンドを内部バス
127を介して発行し、コマンドを受けた伝送制御回路
125はROM122より当該通信制御装置のステ−シ
ョンアドレスを読みだしモデム126を介して伝送路0
の監視を開始する。又、ホスト2は、現用系通信制御装
置11に対してコマンドを発行する前に、共通バス3及
びインタフェ−ス回路124を介してMPU121に現
用系通信制御装置11のスロットアドレスを与える。M
PU121は受け取ったスロットアドレスを内部バス1
27を介して共通バス監視装置128に送ると共に共通
バス監視開始コマンドを発行し、共通バス監視装置12
8は共通バス3の監視を開始する。
9は監視モ−ドに設定される。MPU121は伝送制御
回路125に対して伝送路監視開始コマンドを内部バス
127を介して発行し、コマンドを受けた伝送制御回路
125はROM122より当該通信制御装置のステ−シ
ョンアドレスを読みだしモデム126を介して伝送路0
の監視を開始する。又、ホスト2は、現用系通信制御装
置11に対してコマンドを発行する前に、共通バス3及
びインタフェ−ス回路124を介してMPU121に現
用系通信制御装置11のスロットアドレスを与える。M
PU121は受け取ったスロットアドレスを内部バス1
27を介して共通バス監視装置128に送ると共に共通
バス監視開始コマンドを発行し、共通バス監視装置12
8は共通バス3の監視を開始する。
【0017】伝送制御回路125は以下に従い伝送路0
の監視を行う。いま、各通信制御装置から送信されるデ
−タは、図4のフォ−マットに従ってフレ−ムに加工さ
れ、伝送路0上に送出されるものとする。ここでプリア
ンブル(P)41は同期をとるための固定パタ−ンであ
り、スタ−トデルミタ(SD)42はフレ−ムの開始
を、ファンクションコ−ド(FC)43はフレ−ムの種
別を、ディストネ−ションアドレス(DA)44はフレ
−ムの宛先のアドレスを、ソ−スアドレス(SA)45
はフレ−ムの送信元のアドレスを、デ−タ(DATA)
46は送信デ−タを、フレ−ムチェックシ−ケンス(F
CS)47はフレ−ムの正当性を表すパタ−ンを、エン
ドデルミタ(ED)48はフレ−ムの終了をそれぞれ表
す。伝送制御回路125は、伝送路0上のフレ−ムを常
時監視し、デスティネーションアドレス44又はソース
アドレス45があらかじめROM122から読みだして
おいたステ−ションアドレスと一致するフレ−ムのみ、
モデム126を介して内部に取り込み、さらにこのステ
−ションアドレスがデスティネーションアドレス44と
一致する場合は擬似的に受信したものとしてデータ46
をRAM123に書き込み、ステ−ションアドレスがソ
ースアドレス45と一致する場合は擬似的にデ−タを送
信したものとしてデータ46と同じデ−タをRAM12
3の中から消去する。上記擬似的な受信送信処理を、デ
−タフレ−ムだけでなく送信権制御等の論理回線接続処
理フレ−ムについても実行することにより、伝送制御回
路125は擬似的に伝送路0上の他の通信制御装置と論
理回線を接続することができ、送信権の順番等の論理回
線を保持するための情報をRAM123に蓄えることが
できる。この情報は、新たな通信制御装置が論理回線に
加入したとき等、論理回線に変化が生じた場合でも自動
的に更新される。又伝送路異常検出回路1210は伝送
制御回路125の動作を監視信号1215を用いて監視
し、現用系通信制御装置11の動作が原因で伝送路0上
に異常が発生したと認識した場合、異常検出信号121
4を障害報告回路1212に送出する。
の監視を行う。いま、各通信制御装置から送信されるデ
−タは、図4のフォ−マットに従ってフレ−ムに加工さ
れ、伝送路0上に送出されるものとする。ここでプリア
ンブル(P)41は同期をとるための固定パタ−ンであ
り、スタ−トデルミタ(SD)42はフレ−ムの開始
を、ファンクションコ−ド(FC)43はフレ−ムの種
別を、ディストネ−ションアドレス(DA)44はフレ
−ムの宛先のアドレスを、ソ−スアドレス(SA)45
はフレ−ムの送信元のアドレスを、デ−タ(DATA)
46は送信デ−タを、フレ−ムチェックシ−ケンス(F
CS)47はフレ−ムの正当性を表すパタ−ンを、エン
ドデルミタ(ED)48はフレ−ムの終了をそれぞれ表
す。伝送制御回路125は、伝送路0上のフレ−ムを常
時監視し、デスティネーションアドレス44又はソース
アドレス45があらかじめROM122から読みだして
おいたステ−ションアドレスと一致するフレ−ムのみ、
モデム126を介して内部に取り込み、さらにこのステ
−ションアドレスがデスティネーションアドレス44と
一致する場合は擬似的に受信したものとしてデータ46
をRAM123に書き込み、ステ−ションアドレスがソ
ースアドレス45と一致する場合は擬似的にデ−タを送
信したものとしてデータ46と同じデ−タをRAM12
3の中から消去する。上記擬似的な受信送信処理を、デ
−タフレ−ムだけでなく送信権制御等の論理回線接続処
理フレ−ムについても実行することにより、伝送制御回
路125は擬似的に伝送路0上の他の通信制御装置と論
理回線を接続することができ、送信権の順番等の論理回
線を保持するための情報をRAM123に蓄えることが
できる。この情報は、新たな通信制御装置が論理回線に
加入したとき等、論理回線に変化が生じた場合でも自動
的に更新される。又伝送路異常検出回路1210は伝送
制御回路125の動作を監視信号1215を用いて監視
し、現用系通信制御装置11の動作が原因で伝送路0上
に異常が発生したと認識した場合、異常検出信号121
4を障害報告回路1212に送出する。
【0018】共通バス監視回路128は以下に従い共通
バス3の監視を行う。ホスト2から、現用系通信制御装
置11及び待機系通信制御装置12を含む共通バス3に
接続されている装置に対するアクセスのアドレスは、図
5のフォ−マットに従うものとする。すなわち上位数ビ
ットはスロットアドレス(ST)51を、下位ビットは
各装置内の実アドレス52をそれぞれ示す。共通バス監
視装置128は常時共通バス3を監視し、共通バス3上
のスロットアドレス51があらかじめ保持していた現用
系通信制御装置11のスロットアドレスと一致した場
合、アクセスがライトであったら共通バス3上のデ−タ
を取り込みRAM123に書込み、アクセスがリ−ドで
あったら内部の当該アドレスのデ−タと共通バス3上の
デ−タを比較する。又、共通バス監視装置128は、共
通バス3上のバスア−ビトレ−ションを監視することに
より、現用系通信制御装置11からホスト2に対するア
クセスも認識でき、アクセスがリ−ドであったら共通バ
ス3上のデ−タを取り込みRAM123に書込み、ライ
トであったら共通バス3上のデ−タと自己の内部のライ
トすべきデ−タと比較する。共通バス異常検出回路12
11は共通バス監視装置128の動作を監視信号121
5を用いて監視し、ホスト2からのアクセスに対して現
用系通信制御回路11が応答しない、或いは内部デ−タ
と共通バス3上のデ−タに対する上記比較結果が一致し
ない等、現用系通信制御装置11に障害が発生したと認
識した場合、異常検出信号1214を障害報告回路12
12に送出する。
バス3の監視を行う。ホスト2から、現用系通信制御装
置11及び待機系通信制御装置12を含む共通バス3に
接続されている装置に対するアクセスのアドレスは、図
5のフォ−マットに従うものとする。すなわち上位数ビ
ットはスロットアドレス(ST)51を、下位ビットは
各装置内の実アドレス52をそれぞれ示す。共通バス監
視装置128は常時共通バス3を監視し、共通バス3上
のスロットアドレス51があらかじめ保持していた現用
系通信制御装置11のスロットアドレスと一致した場
合、アクセスがライトであったら共通バス3上のデ−タ
を取り込みRAM123に書込み、アクセスがリ−ドで
あったら内部の当該アドレスのデ−タと共通バス3上の
デ−タを比較する。又、共通バス監視装置128は、共
通バス3上のバスア−ビトレ−ションを監視することに
より、現用系通信制御装置11からホスト2に対するア
クセスも認識でき、アクセスがリ−ドであったら共通バ
ス3上のデ−タを取り込みRAM123に書込み、ライ
トであったら共通バス3上のデ−タと自己の内部のライ
トすべきデ−タと比較する。共通バス異常検出回路12
11は共通バス監視装置128の動作を監視信号121
5を用いて監視し、ホスト2からのアクセスに対して現
用系通信制御回路11が応答しない、或いは内部デ−タ
と共通バス3上のデ−タに対する上記比較結果が一致し
ない等、現用系通信制御装置11に障害が発生したと認
識した場合、異常検出信号1214を障害報告回路12
12に送出する。
【0019】以上のように、待機系通信制御装置12
は、伝送路0及び共通バス3を監視し、擬似的に現用系
通信制御装置11と同じ動作を実行することにより、内
部の状態を現用系通信制御装置11と同一に保つことが
できる。
は、伝送路0及び共通バス3を監視し、擬似的に現用系
通信制御装置11と同じ動作を実行することにより、内
部の状態を現用系通信制御装置11と同一に保つことが
できる。
【0020】次に待機系通信制御装置12が現用系通信
制御装置11に障害が発生したと認識した場合の切り替
え動作を説明する。伝送路異常検出回路1210又は共
通バス異常検出回路1211より異常検出信号1214
を受けた障害報告回路1212は、現用系通信制御装置
11に障害が発生したとみなし、フラグ回路129、マ
スタ2、及び現用系通信制御装置11に対して障害報告
信号13を送出する。信号を受け取ったフラグ回路12
9はフラグを変え状態通知信号1213を用いて実働モ
−ドに変化した事を伝送制御回路125及びMPU12
1に通知する。そうすると伝送制御回路125はRAM
123内に前記のようにして常に更新され格納されてい
る伝送路0上の論理回線の情報を使用して、再接続処理
なしに論理回線に加入できる。一方、MPU121は共
通バス監視終了コマンドを共通バス監視装置128に対
して発行後、現用系通信制御装置11のMPU111の
動作を代替して実行する。信号を受け取ったホスト2
は、現用系通信制御装置11に障害が発生したことを認
識し、以後デ−タの送信要求等のコマンドは待機系通信
制御装置12に対して発行する。又、現用系通信制御装
置11は、前に述べた通り、障害報告信号13によって
ストップ回路118が起動され、全ての動作を停止す
る。
制御装置11に障害が発生したと認識した場合の切り替
え動作を説明する。伝送路異常検出回路1210又は共
通バス異常検出回路1211より異常検出信号1214
を受けた障害報告回路1212は、現用系通信制御装置
11に障害が発生したとみなし、フラグ回路129、マ
スタ2、及び現用系通信制御装置11に対して障害報告
信号13を送出する。信号を受け取ったフラグ回路12
9はフラグを変え状態通知信号1213を用いて実働モ
−ドに変化した事を伝送制御回路125及びMPU12
1に通知する。そうすると伝送制御回路125はRAM
123内に前記のようにして常に更新され格納されてい
る伝送路0上の論理回線の情報を使用して、再接続処理
なしに論理回線に加入できる。一方、MPU121は共
通バス監視終了コマンドを共通バス監視装置128に対
して発行後、現用系通信制御装置11のMPU111の
動作を代替して実行する。信号を受け取ったホスト2
は、現用系通信制御装置11に障害が発生したことを認
識し、以後デ−タの送信要求等のコマンドは待機系通信
制御装置12に対して発行する。又、現用系通信制御装
置11は、前に述べた通り、障害報告信号13によって
ストップ回路118が起動され、全ての動作を停止す
る。
【0021】図6は上記した切り替え動作のタイムチャ
−トを示しており、異常検出信号1214がアサ−トさ
れると障害報告信号13がアサ−トされる。それを受
け、ホスト2はコマンドの発行先を現用系通信制御装置
11から待機系通信制御装置12に変え、現用系通信制
御装置11は実動作状態から停止状態へ移行し、待機系
のフラグ129は監視モ−ドから実動作モ−ドへ変化
し、伝送制御回路125は監視状態から実動作状態へ移
行する。
−トを示しており、異常検出信号1214がアサ−トさ
れると障害報告信号13がアサ−トされる。それを受
け、ホスト2はコマンドの発行先を現用系通信制御装置
11から待機系通信制御装置12に変え、現用系通信制
御装置11は実動作状態から停止状態へ移行し、待機系
のフラグ129は監視モ−ドから実動作モ−ドへ変化
し、伝送制御回路125は監視状態から実動作状態へ移
行する。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、伝送路上の論理回線の
情報及びホストからのデ−タを、現用系通信制御装置を
経由しないで待機系通信制御装置が得ることができるの
で、現用系通信制御装置の負荷を減らし、又現用系通信
制御装置の障害発生と伝送路上の論理回線の変化或いは
ホストからのアクセスが重なった場合においても、論理
回線の再接続動作を必要とせず、またホストからのデ−
タの欠損を招くことなく、待機系への切り替えを高速、
確実に行える効果がある。
情報及びホストからのデ−タを、現用系通信制御装置を
経由しないで待機系通信制御装置が得ることができるの
で、現用系通信制御装置の負荷を減らし、又現用系通信
制御装置の障害発生と伝送路上の論理回線の変化或いは
ホストからのアクセスが重なった場合においても、論理
回線の再接続動作を必要とせず、またホストからのデ−
タの欠損を招くことなく、待機系への切り替えを高速、
確実に行える効果がある。
【図1】本発明の方法を実現する待機系通信制御装置の
一実施例を示すブロック図である。
一実施例を示すブロック図である。
【図2】二重化した通信制御装置を用いた通信システム
の構成例を示す図である。
の構成例を示す図である。
【図3】現用系通信制御装置の構成例を示す図である。
【図4】伝送路上を流れるフレ−ムのフォ−マットを示
す図である。
す図である。
【図5】ホストから通信制御装置に対するアクセスのア
ドレスフォ−マットを示す図である。
ドレスフォ−マットを示す図である。
【図6】現用系から待機系への通信制御装置切り替え動
作のタイムチャ−トである。
作のタイムチャ−トである。
0 伝送路 2 ホスト 11 現用系通信制御装置 12 待機系通信制御装置 13 障害報告信号 118 ストップ回路 125 伝送制御回路 128 共通バス監視回路 129 フラグ回路 1210 伝送路異常検出回路 1211 共通バス異常検出回路 1212 障害報告回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 尚雄 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内
Claims (6)
- 【請求項1】 ホストを伝送路に接続するためにホスト
対応に設けられたところの二重化通信制御装置の現用系
と待機系を切り替えるための二重化通信制御装置の切り
替え方法において、現用系通信制御装置が正常であると
きには、対応待機系通信制御装置内では、上記正常な現
用系通信制御装置と伝送路との間で上記データ、コマン
ドあるいは伝送路情報の授受が行われたのを検出した場
合は該授受によって上記現用系通信制御装置の内部メモ
リが更新されたのと同一の更新を当該待機系通信制御装
置の内部メモリに対して行い、かつ上記正常な現用系通
信制御装置と対応ホストとの間で上記データあるいはコ
マンドの授受が行われたのを検出した場合は該授受によ
って上記現用系通信制御装置の内部メモリが更新された
のと同一の更新を当該待機系通信制御装置の内部メモリ
に対して行うとともに、現用系通信制御装置に故障が発
生したときには、対応待機系通信制御装置で上記故障し
て現用系通信制御装置を置き換えることにより現用系通
信制御装置から待機系通信制御装置への切り替えを行う
ことを特徴とする二重化通信制御装置の切り替え方法。 - 【請求項2】 前記伝送路情報は、伝送路に接続されて
いる各ホストの伝送路上のアドレスであり、前記待機系
通信制御装置の内では、対応ホストの上記アドレスを監
視することによって対応現用系通信制御装置と他ホスト
との間の伝送路を介してのデータ、コマンド及び上記伝
送路情報の授受が行われたことを検出することを特徴と
する請求項1記載の二重化通信制御装置の切り替え方
法。 - 【請求項3】 ホストを伝送路に接続するためにホスト
対応に設けられたところの二重化通信制御装置の現用系
と待機系を切り替えるための二重化通信制御装置の切り
替え装置において、待機系通信制御装置に、該装置対応
の現用系通信制御装置と伝送路を介しての他ホストとの
間のデータ、データ伝送のためのコマンド及び各ホスト
間の送信権制御を行うための伝送路情報の授受を監視す
る第1の監視制御手段と、上記対応現用系通信制御装置
と対応ホストとの間のデータ及びデータ転送のためのコ
マンドの授受を監視する第2の監視制御手段とを設け、
現用系通信制御装置が正常であるときには、対応待機系
通信制御装置の上記第1の監視手段は、上記正常な現用
系通信制御装置と伝送路との間で上記データ、コマンド
あるいは伝送路情報の授受が行われたのを検出した場合
は該授受によって上記現用系通信制御装置の内部メモリ
が更新されたのと同一の更新を当該待機系通信制御装置
の内部メモリに対して行い、かつ上記第2の監視制御手
段は、上記正常な現用系通信制御装置と対応ホストとの
間で上記データあるいはコマンドの授受が行われたのを
検出した場合は該授受によって上記現用系通信制御装置
の内部メモリが更新されたのと同一の更新を当該待機系
通信制御装置の内部メモリに対して行うとともに、現用
系通信制御装置に故障が発生したときには、対応待機系
通信制御装置で上記故障して現用系通信制御装置を置き
換えることにより現用系通信制御装置から待機系通信制
御装置への切り替えを行うことを特徴とする二重化通信
制御装置の切り替え装置。 - 【請求項4】 前記伝送路情報は、伝送路に接続されて
いる各ホストの伝送路上のアドレスであり、前記待機系
通信制御装置の第1の監視制御手段は、対応ホストの上
記アドレスを監視することによって対応現用系通信制御
装置と他ホストとの間の伝送路を介してのデータ、コマ
ンド及び上記伝送路情報の授受が行われたことを検出す
ることを特徴とする請求項3記載の二重化通信制御装置
の切り替え装置。 - 【請求項5】 前記待機系通信制御装置に対応現用系通
信制御装置の故障を検出する故障検出手段を設けるとと
もに、該手段は、対応現用系通信制御装置の故障を検出
したときに上記対応現用系通信制御装置の動作を停止さ
せかつ当該待機系通信制御装置により対応ホストと伝送
路を接続するように制御することを特徴とする請求項3
または4記載の二重化通信制御装置の切り替え装置。 - 【請求項6】 前記故障検出手段は、該手段対応の現用
系通信制御装置が伝送路または対応ホストへデータを送
り出したときに、該データと対応待機系通信制御装置の
内部メモリに格納されている該当データとが不一致であ
ったとき、あるいは対応ホストからのアクセスに対する
上記対応現用系通信制御装置の応答がないときに、上記
現用系通信制御装置に故障が発生したと判断することを
特徴とする請求項5記載の二重化通信制御装置の切り替
え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3253129A JP2737480B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 二重化通信制御装置の切り替え方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3253129A JP2737480B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 二重化通信制御装置の切り替え方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561797A true JPH0561797A (ja) | 1993-03-12 |
JP2737480B2 JP2737480B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=17246911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3253129A Expired - Lifetime JP2737480B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 二重化通信制御装置の切り替え方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2737480B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001501761A (ja) * | 1996-10-04 | 2001-02-06 | フィッシャー コントロールズ インターナショナル,インコーポレイテッド | 冗長フィールドデバイスおよびバス付きプロセス制御ネットワーク |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP3253129A patent/JP2737480B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001501761A (ja) * | 1996-10-04 | 2001-02-06 | フィッシャー コントロールズ インターナショナル,インコーポレイテッド | 冗長フィールドデバイスおよびバス付きプロセス制御ネットワーク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2737480B2 (ja) | 1998-04-08 |
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