JPH05325496A - ディスク装置 - Google Patents
ディスク装置Info
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- JPH05325496A JPH05325496A JP13380792A JP13380792A JPH05325496A JP H05325496 A JPH05325496 A JP H05325496A JP 13380792 A JP13380792 A JP 13380792A JP 13380792 A JP13380792 A JP 13380792A JP H05325496 A JPH05325496 A JP H05325496A
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- Japan
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- disk
- disk device
- head
- data
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- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置全体のデータ処理速度の向上を図りつ
つ、その筺体サイズの維持/低消費電力化/低価格化を
実現すること。 【構成】 機構部を2個以上持たせ、外部ホストからの
データの読み書きを電子回路で各機構部に効率良く振り
分けることで、装置全体の処理速度を向上させる。さら
に電子回路には電力制御部を持たせ、外部電源からの平
均的電力利用を図る。 【効果】 外部補助記憶装置の業界標準のサイズ内にそ
れ以下の業界標準サイズの機構部を2個以上組み込むこ
とにより、1種類のサイズの機構部を多量に作ることに
よる低コスト化が図れる。また、各機構部にデータを振
り分けるので機械的待ち時間のオーバラップにより、高
速処理が可能になる。さらに、電力制御部が電力の平滑
化を図るので、小型容量の外部電源の使用が可能にな
る。
つ、その筺体サイズの維持/低消費電力化/低価格化を
実現すること。 【構成】 機構部を2個以上持たせ、外部ホストからの
データの読み書きを電子回路で各機構部に効率良く振り
分けることで、装置全体の処理速度を向上させる。さら
に電子回路には電力制御部を持たせ、外部電源からの平
均的電力利用を図る。 【効果】 外部補助記憶装置の業界標準のサイズ内にそ
れ以下の業界標準サイズの機構部を2個以上組み込むこ
とにより、1種類のサイズの機構部を多量に作ることに
よる低コスト化が図れる。また、各機構部にデータを振
り分けるので機械的待ち時間のオーバラップにより、高
速処理が可能になる。さらに、電力制御部が電力の平滑
化を図るので、小型容量の外部電源の使用が可能にな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子データ処理装置の
補助記憶装置等に用いられる磁気ディスク装置や光ディ
スク装置などの回転型記録再生媒体を持つディスク装置
に係り、特に、筐体サイズの維持を図りつつ低価格化/
高性能化/低消費電力化を図ったディスク装置に関す
る。
補助記憶装置等に用いられる磁気ディスク装置や光ディ
スク装置などの回転型記録再生媒体を持つディスク装置
に係り、特に、筐体サイズの維持を図りつつ低価格化/
高性能化/低消費電力化を図ったディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置を使うユーザにとっては、
小型装置での大容量化の実現、データの読み書き速
度をディスク装置を使うユーザにとって高速にする、
ユーザデータを読み書き不可能にならないよう信頼性を
向上する、ディスク装置の消費電力を低下する等の要
求がある。
小型装置での大容量化の実現、データの読み書き速
度をディスク装置を使うユーザにとって高速にする、
ユーザデータを読み書き不可能にならないよう信頼性を
向上する、ディスク装置の消費電力を低下する等の要
求がある。
【0003】これらの要求に対し、の大容量化に対し
ては、データ記録再生媒体の改善、データを読み書きす
るヘッドの改良、データ記録再生媒体の薄型化による機
構の高密度実装でこれを実現している。また、のディ
スク装置の高速化は、機構と電子回路からのアプローチ
がある。機構の高速化とは、ヘッドのアクセス時間と呼
ばれている、現在いる位置から目的の位置まで移動する
ための時間+回転待ち時間(一般的にはデータ記録再生
媒体の半回転する時間)の短縮化であり、このために、
ヘッドの高速移動と位置決め、回転速度の向上を図るこ
とで機構の高速化を実現している。また、ディスク装置
の高速化のための電子回路からのアプローチとしては、
高速データ読み書きなどの手法が挙げられる。の信頼
性の向上には、ディスク装置の各部のパーツの耐久性向
上や、ミラーディスクと呼ばれる多重書きの手法等が考
案され、製品化されている。さらに、の低消費電力化
では、ディスク装置に各種の動作モ−ド(例えば、リ−
ド/ライト,アイドル,スタンバイ,スリ−プモ−ド
等)を持たせ、ユ−ザの希望するモ−ドを装置に指示す
ることで、低消費電力化を実現している。
ては、データ記録再生媒体の改善、データを読み書きす
るヘッドの改良、データ記録再生媒体の薄型化による機
構の高密度実装でこれを実現している。また、のディ
スク装置の高速化は、機構と電子回路からのアプローチ
がある。機構の高速化とは、ヘッドのアクセス時間と呼
ばれている、現在いる位置から目的の位置まで移動する
ための時間+回転待ち時間(一般的にはデータ記録再生
媒体の半回転する時間)の短縮化であり、このために、
ヘッドの高速移動と位置決め、回転速度の向上を図るこ
とで機構の高速化を実現している。また、ディスク装置
の高速化のための電子回路からのアプローチとしては、
高速データ読み書きなどの手法が挙げられる。の信頼
性の向上には、ディスク装置の各部のパーツの耐久性向
上や、ミラーディスクと呼ばれる多重書きの手法等が考
案され、製品化されている。さらに、の低消費電力化
では、ディスク装置に各種の動作モ−ド(例えば、リ−
ド/ライト,アイドル,スタンバイ,スリ−プモ−ド
等)を持たせ、ユ−ザの希望するモ−ドを装置に指示す
ることで、低消費電力化を実現している。
【0004】これらのユーザ要求に対し、小型で大容量
化を実現しているものには、例えば特開平3−7348
2号公報が挙げられ、また、高速化や信頼性向上を実現
しているものには、例えば特開平3−104076号公
報が挙げられる。
化を実現しているものには、例えば特開平3−7348
2号公報が挙げられ、また、高速化や信頼性向上を実現
しているものには、例えば特開平3−104076号公
報が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した前者の先願に
おいては、データ記録再生媒体が一つの回転軸に多段重
ねになっている1組の回転機構部における、多段重ねに
なっている媒体の隙間の空間に、もう1組の回転機構部
の媒体が一部入り込んで、平面的に見て2組の回転機構
部の媒体が互いに一部重なり合うような構造にすること
によって、装置の小型化と記録媒体の数の増加による大
容量化とを実現していた。
おいては、データ記録再生媒体が一つの回転軸に多段重
ねになっている1組の回転機構部における、多段重ねに
なっている媒体の隙間の空間に、もう1組の回転機構部
の媒体が一部入り込んで、平面的に見て2組の回転機構
部の媒体が互いに一部重なり合うような構造にすること
によって、装置の小型化と記録媒体の数の増加による大
容量化とを実現していた。
【0006】しかし今日では、ディスク装置の大容量化
のために、記録再生媒体の薄形化、記録再生媒体間隔の
短縮化が図られている。例えば、2.5インチ磁気ディ
スク装置(2.5インチハードディスク装置)の場合、
磁気記録再生媒体の板厚が1mm、媒体間隔が2mm程
度まで高密度実装が実現している。このような高密度化
が行われると、前者の先願の従来技術では、2組の回転
機構部の回転軸の平衡度を正確に出しておかないと、媒
体の接触の可能性がでてくる。このため、組立や調整が
難しくなる。さらに、媒体が薄形化されているため、媒
体がモータで回転することにより記録媒体先端が振動し
て、停止時は接触しなくても回転時には接触する虞が生
じるという問題があった。
のために、記録再生媒体の薄形化、記録再生媒体間隔の
短縮化が図られている。例えば、2.5インチ磁気ディ
スク装置(2.5インチハードディスク装置)の場合、
磁気記録再生媒体の板厚が1mm、媒体間隔が2mm程
度まで高密度実装が実現している。このような高密度化
が行われると、前者の先願の従来技術では、2組の回転
機構部の回転軸の平衡度を正確に出しておかないと、媒
体の接触の可能性がでてくる。このため、組立や調整が
難しくなる。さらに、媒体が薄形化されているため、媒
体がモータで回転することにより記録媒体先端が振動し
て、停止時は接触しなくても回転時には接触する虞が生
じるという問題があった。
【0007】また、ディスク装置の高速化や信頼性向上
のためには、前記したようにヘッドの高速移動と位置決
めの移動パターンや位置決め制御方法の改善や、回転数
の向上を図ることが勿論必要ではある。前記した後者の
先願では、これらの要素以外に次のような構成を採用す
ることにより、高速化と信頼性向上とを図っていた。す
なわち、後者の先願においては、データ記録再生媒体が
一つの回転軸に多段重ねになっている回転機構部を複数
設けると共に、これらに対するヘッドの位置決め機構部
を共通化することにより、同時に複数組の回転機構部の
記録再生媒体にヘッドを位置決めすることを実現して、
アクセスの高速化を図り、さらにパラレルデータ読み書
きにより、同一データの同時読み書きを実現することに
より、信頼性を向上させるような手法を採っていた。
のためには、前記したようにヘッドの高速移動と位置決
めの移動パターンや位置決め制御方法の改善や、回転数
の向上を図ることが勿論必要ではある。前記した後者の
先願では、これらの要素以外に次のような構成を採用す
ることにより、高速化と信頼性向上とを図っていた。す
なわち、後者の先願においては、データ記録再生媒体が
一つの回転軸に多段重ねになっている回転機構部を複数
設けると共に、これらに対するヘッドの位置決め機構部
を共通化することにより、同時に複数組の回転機構部の
記録再生媒体にヘッドを位置決めすることを実現して、
アクセスの高速化を図り、さらにパラレルデータ読み書
きにより、同一データの同時読み書きを実現することに
より、信頼性を向上させるような手法を採っていた。
【0008】しかし、現在ではヘッドの位置決め精度
は、磁気ディスク装置の場合、データトラック間隔が8
μm以下、トラックのヘッドの位置決め誤差が±0.2
μmpp以下と、かなり高精度が求められている。とこ
ろで、磁気ディスク装置の場合、実使用下では内部が5
0°Cにもなるため、機構部が熱膨張で数μmは簡単に
変動するものであり、一つのヘッド駆動部で2つ以上の
ヘッドを同時に位置決めしてデータを読み書きするの
は、実質上は不可能であると問題があった。
は、磁気ディスク装置の場合、データトラック間隔が8
μm以下、トラックのヘッドの位置決め誤差が±0.2
μmpp以下と、かなり高精度が求められている。とこ
ろで、磁気ディスク装置の場合、実使用下では内部が5
0°Cにもなるため、機構部が熱膨張で数μmは簡単に
変動するものであり、一つのヘッド駆動部で2つ以上の
ヘッドを同時に位置決めしてデータを読み書きするの
は、実質上は不可能であると問題があった。
【0009】なお、従来の低消費電力化としては、前記
したように装置仕様として用意された各種モ−ドをユ−
ザがディスク装置に指示することで実現しているもので
あって、装置自身が能動的な消費電力の低減を図るもの
ではなかった。
したように装置仕様として用意された各種モ−ドをユ−
ザがディスク装置に指示することで実現しているもので
あって、装置自身が能動的な消費電力の低減を図るもの
ではなかった。
【0010】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、大容量で小型サイズを維持で
きるディスク装置を、無理なく組立性良く低コスト化可
能なものとして実現することにある。また、本発明の他
の目的とするところは、ディスク装置の電力の平均的な
利用を図り、電力消費を抑え、以って外部電源の低容量
化を実現することにある。また、本発明のさらに他の目
的とするところは、ディスク装置のデータの読み書き速
度の向上を図ることにある。
その目的とするところは、大容量で小型サイズを維持で
きるディスク装置を、無理なく組立性良く低コスト化可
能なものとして実現することにある。また、本発明の他
の目的とするところは、ディスク装置の電力の平均的な
利用を図り、電力消費を抑え、以って外部電源の低容量
化を実現することにある。また、本発明のさらに他の目
的とするところは、ディスク装置のデータの読み書き速
度の向上を図ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスク装
置は上記目的を達成するために、円板状のデータ記録再
生用の媒体と、該媒体を回転するための駆動部と、デー
タの読み書きを行うヘッドと、該ヘッドを目的の位置ま
で移動するためのヘッド駆動部とを含む機構部を、1つ
の筺体内に2つ以上設けたものである。
置は上記目的を達成するために、円板状のデータ記録再
生用の媒体と、該媒体を回転するための駆動部と、デー
タの読み書きを行うヘッドと、該ヘッドを目的の位置ま
で移動するためのヘッド駆動部とを含む機構部を、1つ
の筺体内に2つ以上設けたものである。
【0012】また、筺体内の空気の流れを乱さないため
に、ディスク装置の筺体内に整流板を設けたものであ
る。
に、ディスク装置の筺体内に整流板を設けたものであ
る。
【0013】また、封入された機構部とこの機構部を制
御するための電子回路からなるHDA(Hard Disk Assem
bly)を2個以上接続してディスク装置を実現する場合
に、各機構部間のデータ等のやり取りのために、HDA
間の接続面に接続端子面を設けたものである。
御するための電子回路からなるHDA(Hard Disk Assem
bly)を2個以上接続してディスク装置を実現する場合
に、各機構部間のデータ等のやり取りのために、HDA
間の接続面に接続端子面を設けたものである。
【0014】また、ディスク装置を制御するための電子
回路基板に、消費電力の平滑化を図るために、電力制御
部を設けたものである。
回路基板に、消費電力の平滑化を図るために、電力制御
部を設けたものである。
【0015】さらに、ディスク装置のデータ管理の仕方
として、ユーザ領域と該ユーザ領域の破壊に対応する予
備領域とを別々の機構部に割付けたものである。
として、ユーザ領域と該ユーザ領域の破壊に対応する予
備領域とを別々の機構部に割付けたものである。
【0016】
【作用】ディスク装置には、業界標準サイズ(デファク
トスタンダードと呼ぶ)が存在する。この標準サイズは
何種類も存在し、その大きさの関係は、面積が一番大き
な面の面積比が整数倍の関係となるようになっている。
そこで、あるディスク装置を実現する場合、この実現す
るためのディスク装置より小さい機構部を2個以上封入
できる。このようにすることにより、ディスク装置製作
メーカにとっては、新たに記録再生媒体やデータを読み
書きするヘッドを開発する必要がない。さらに、デファ
クトスタンダードを守っているので、データ記録再生媒
体が空間的に重なることもない。さらに、容量に関して
も、小形の機構部の方が記録再生媒体の厚さや媒体間隔
も小さくなるので、機構的にも高密度実装が実現でき
る。
トスタンダードと呼ぶ)が存在する。この標準サイズは
何種類も存在し、その大きさの関係は、面積が一番大き
な面の面積比が整数倍の関係となるようになっている。
そこで、あるディスク装置を実現する場合、この実現す
るためのディスク装置より小さい機構部を2個以上封入
できる。このようにすることにより、ディスク装置製作
メーカにとっては、新たに記録再生媒体やデータを読み
書きするヘッドを開発する必要がない。さらに、デファ
クトスタンダードを守っているので、データ記録再生媒
体が空間的に重なることもない。さらに、容量に関して
も、小形の機構部の方が記録再生媒体の厚さや媒体間隔
も小さくなるので、機構的にも高密度実装が実現でき
る。
【0017】また、1組の機構部を筺体内に封入し、こ
の機構部と該機構部を制御するための電子回路基板とか
らなるHDA(Hard Disk Assembly)をつないでディスク
装置を実現した場合、各HDAの各機構部を制御するた
めのデータのやり取りのために、HDA間の接続面に接
続端子面を設けることにより、HDA間の電気的接続が
容易かつ確実に行われ、また、接続のためのコネクタも
不要なため、デファクトスタンダードを確実に守ること
ができる。
の機構部と該機構部を制御するための電子回路基板とか
らなるHDA(Hard Disk Assembly)をつないでディスク
装置を実現した場合、各HDAの各機構部を制御するた
めのデータのやり取りのために、HDA間の接続面に接
続端子面を設けることにより、HDA間の電気的接続が
容易かつ確実に行われ、また、接続のためのコネクタも
不要なため、デファクトスタンダードを確実に守ること
ができる。
【0018】また、電力制御部を電子回路に設けたこと
により、ディスク装置の外部電源に対し、外部電源が不
得意とするピーク的な電力使用を抑え、平均的な電力使
用を図り、低消費電力化が図れるようになる。これによ
り、ピーク電流のために容量の大きな重い外形も大きな
外部電源を用意する必要がなくなり、ディスク装置を搭
載した機器の小型化に貢献できる。
により、ディスク装置の外部電源に対し、外部電源が不
得意とするピーク的な電力使用を抑え、平均的な電力使
用を図り、低消費電力化が図れるようになる。これによ
り、ピーク電流のために容量の大きな重い外形も大きな
外部電源を用意する必要がなくなり、ディスク装置を搭
載した機器の小型化に貢献できる。
【0019】さらに、ディスク装置の記憶領域には、デ
ィスク装置自身を管理するための管理領域と、ユーザの
データを保存するためのユーザ領域と、ユーザ領域の一
部が不慮の事故で読み書き不能になってしまった場合の
ディスク装置の仕様の維持のための予備領域とからな
る。ここで、ユーザ領域とこのユーザ領域をバックアッ
プするための予備領域とをそれぞれ異なる機構部に割り
付けるようになすと、ユーザ領域とこのユーザ領域をバ
ックアップするための予備領域とを1つの機構部で割り
付けた場合に、ヘッドがユーザ領域→予備領域→ユーザ
領域と移動する時間を、2つの機構部で時間的にオーバ
ラップさせて短縮することができ、ディスク装置の高速
化が実現できる。
ィスク装置自身を管理するための管理領域と、ユーザの
データを保存するためのユーザ領域と、ユーザ領域の一
部が不慮の事故で読み書き不能になってしまった場合の
ディスク装置の仕様の維持のための予備領域とからな
る。ここで、ユーザ領域とこのユーザ領域をバックアッ
プするための予備領域とをそれぞれ異なる機構部に割り
付けるようになすと、ユーザ領域とこのユーザ領域をバ
ックアップするための予備領域とを1つの機構部で割り
付けた場合に、ヘッドがユーザ領域→予備領域→ユーザ
領域と移動する時間を、2つの機構部で時間的にオーバ
ラップさせて短縮することができ、ディスク装置の高速
化が実現できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を磁気ディスク装置に適用した
場合について、図1〜図7に示した各実施例によって説
明する。なお、本発明は光ディスク装置等の他のディス
ク装置に適用可能なことは勿論である。
場合について、図1〜図7に示した各実施例によって説
明する。なお、本発明は光ディスク装置等の他のディス
ク装置に適用可能なことは勿論である。
【0021】図1は、本発明の第1実施例に係る一体型
防塵カバーをもつ磁気ディスク装置のカバーを分離した
状態の斜視図である。本実施例は、2.5インチHDA
(Hard Disk Assembly)を2台用いて、3.5インチ1イ
ンチハイト相当サイズを実現した例である。
防塵カバーをもつ磁気ディスク装置のカバーを分離した
状態の斜視図である。本実施例は、2.5インチHDA
(Hard Disk Assembly)を2台用いて、3.5インチ1イ
ンチハイト相当サイズを実現した例である。
【0022】図1において、1はデータを保存するため
の磁気円板(同一駆動軸に多段重ねされた磁気円板群;
以下円板と称す)、2は円板1にデ−タを書き込んだり
読み出したりするための磁気ヘッド、3は円板1を回転
するためのスピンドルモ−タ、4は磁気ヘッド2を移動
するためのVCM(Voice Coil Motor)であり、これら構
成要素1,2,3,4等によって、HDAの1組の機構
部が構成されている。2組のHDAの機構部(1〜4)
は、ベース5上にそれぞれ所定間隔をおいて取り付けら
れ、このベース5上の2組の機構部は、円板1を塵によ
り傷付けてしまうことや磁気ヘッド2が損傷することを
防止するために、単一の防塵カバ−6により覆われて保
護されるようになっている。すなわち、本実施例におい
ては、2組のHDAの各機構部(1〜4)は、ベース5
と防塵カバ−6よりなる単一の筐体内に収納され、2組
の機構部は平面的にオーバーラップせず、かつ、できる
限りデッドスペースのないようにコンパクトに配置され
ている。7は、円板1から磁気ヘッド2により読み出さ
れた信号を増幅するためのヘッドアンプで、ベース5の
上記機構部を取り付けた面側に配設されている。8は、
ベース5の外面側に取り付けられた電子回路基板で、該
電子回路基板8の機能によって、上記2組の機構部がそ
れぞれ独立して駆動制御されて磁気ヘッド2よりデータ
が円板1上で読み書きされる。
の磁気円板(同一駆動軸に多段重ねされた磁気円板群;
以下円板と称す)、2は円板1にデ−タを書き込んだり
読み出したりするための磁気ヘッド、3は円板1を回転
するためのスピンドルモ−タ、4は磁気ヘッド2を移動
するためのVCM(Voice Coil Motor)であり、これら構
成要素1,2,3,4等によって、HDAの1組の機構
部が構成されている。2組のHDAの機構部(1〜4)
は、ベース5上にそれぞれ所定間隔をおいて取り付けら
れ、このベース5上の2組の機構部は、円板1を塵によ
り傷付けてしまうことや磁気ヘッド2が損傷することを
防止するために、単一の防塵カバ−6により覆われて保
護されるようになっている。すなわち、本実施例におい
ては、2組のHDAの各機構部(1〜4)は、ベース5
と防塵カバ−6よりなる単一の筐体内に収納され、2組
の機構部は平面的にオーバーラップせず、かつ、できる
限りデッドスペースのないようにコンパクトに配置され
ている。7は、円板1から磁気ヘッド2により読み出さ
れた信号を増幅するためのヘッドアンプで、ベース5の
上記機構部を取り付けた面側に配設されている。8は、
ベース5の外面側に取り付けられた電子回路基板で、該
電子回路基板8の機能によって、上記2組の機構部がそ
れぞれ独立して駆動制御されて磁気ヘッド2よりデータ
が円板1上で読み書きされる。
【0023】ところで、小型磁気ディスク装置は、5.
25インチフルハイト(147×203×82mm程
度),5.25インチハ−フハイト(147×203×
41mm程度),3.5インチ(102×147×41
mm程度),3.5インチ1インチハイト(102×1
47×25.4mm程度),2.5インチ1インチハイ
ト(74×102×25.4mm程度),2.5インチ
3/4インチハイト(74×102×19mm程度),
1.8インチ(51×77×15mm程度)等、装置サ
イズがディスク業界の事実上の標準規格(以後、デファ
クトスタンダ−ドと呼ぶ)になっている。この装置サイ
ズは、現在のデ−タを記録する円板の直径のインチサイ
ズと1ランク小さいインチサイズとが、面積が一番大き
な面を底面にしたとき、底面積が1:2の関係になって
いる。従って、例えば、2.5インチHDAを2台使用
することにより、3.5インチ1インチハイトの装置サ
イズが実現できる。もちろん、2.5インチ薄型(74
×102×19mm程度)HDAを4台使用して3.5
インチや、2.5インチ薄型HDAを8台使用して5.
25インチハ−フハイトを実現することもできる。
25インチフルハイト(147×203×82mm程
度),5.25インチハ−フハイト(147×203×
41mm程度),3.5インチ(102×147×41
mm程度),3.5インチ1インチハイト(102×1
47×25.4mm程度),2.5インチ1インチハイ
ト(74×102×25.4mm程度),2.5インチ
3/4インチハイト(74×102×19mm程度),
1.8インチ(51×77×15mm程度)等、装置サ
イズがディスク業界の事実上の標準規格(以後、デファ
クトスタンダ−ドと呼ぶ)になっている。この装置サイ
ズは、現在のデ−タを記録する円板の直径のインチサイ
ズと1ランク小さいインチサイズとが、面積が一番大き
な面を底面にしたとき、底面積が1:2の関係になって
いる。従って、例えば、2.5インチHDAを2台使用
することにより、3.5インチ1インチハイトの装置サ
イズが実現できる。もちろん、2.5インチ薄型(74
×102×19mm程度)HDAを4台使用して3.5
インチや、2.5インチ薄型HDAを8台使用して5.
25インチハ−フハイトを実現することもできる。
【0024】この場合、磁気ディスク装置の記憶容量
が、同サイズでそのまま実現したものより、それ以下の
サイズの複数台で実現したものの方が大幅に下回るので
は、磁気ディスク装置としての魅力がなくなる。しかし
ながら、本実施例のように2.5インチHDAを2台使
用した場合、3.5インチ/2.5インチの円板面積比
の単純比較では2:1であるが、円板が小型になれば円
板厚みの薄型化や、磁気ヘッドの小型化により円板の多
層化は2.5インチのほうが有利となるのは明らかであ
る。例えば、3.5インチ1インチハイトで、現在円板
が3枚内蔵されているが、2.5インチ3/4インチハ
イトでも円板が3枚内蔵された装置が実現している。こ
れからもわかるように、面積では、半分の2.5インチ
円板ではあるが、3.5インチの筺体内には、3.5イ
ンチ円板の2倍以上の枚数の2.5インチ円板を実装す
ることが出来る。従って、装置の記憶容量では遜色がほ
とんどない。よって、複数台のHDAを利用して、この
HDAサイズより上のサイズの装置を実現しても、容量
的には複数台のHDAを利用して、上のサイズと同等の
ものが実現できる。
が、同サイズでそのまま実現したものより、それ以下の
サイズの複数台で実現したものの方が大幅に下回るので
は、磁気ディスク装置としての魅力がなくなる。しかし
ながら、本実施例のように2.5インチHDAを2台使
用した場合、3.5インチ/2.5インチの円板面積比
の単純比較では2:1であるが、円板が小型になれば円
板厚みの薄型化や、磁気ヘッドの小型化により円板の多
層化は2.5インチのほうが有利となるのは明らかであ
る。例えば、3.5インチ1インチハイトで、現在円板
が3枚内蔵されているが、2.5インチ3/4インチハ
イトでも円板が3枚内蔵された装置が実現している。こ
れからもわかるように、面積では、半分の2.5インチ
円板ではあるが、3.5インチの筺体内には、3.5イ
ンチ円板の2倍以上の枚数の2.5インチ円板を実装す
ることが出来る。従って、装置の記憶容量では遜色がほ
とんどない。よって、複数台のHDAを利用して、この
HDAサイズより上のサイズの装置を実現しても、容量
的には複数台のHDAを利用して、上のサイズと同等の
ものが実現できる。
【0025】しかしこの場合、2.5インチHDAのつ
なぎ方を工夫しないと、デファクトスタンダ−ドのサイ
ズに収まらないことになる。そこで本実施例では、前記
したように2組のHDAの機構部(1〜4)を支えるベ
−ス5を共通化したものである。これにより、2.5イ
ンチのために設計した円板,磁気ヘッド,スピンドルモ
−タ,VCM等の機構部をそのまま使って、3.5イン
チ1インチハイトを実現することができるため、ディス
ク装置メーカとしても、様々な円板サイズに対応した機
構部を開発する必要がなく、同じパーツを多量に使用す
ることによる量産効果も期待できる。斯様に本実施例に
よれば、デファクトスタンダードを維持した低コストな
磁気ディスク装置が実現できる。なお、本実施例では、
2組のHDAの機構部全体を覆う防塵カバー6を使用し
たが、もちろん、2.5インチ用の防塵カバーを2個使
用することにより、さらにコスト低減を図ってもよい。
なぎ方を工夫しないと、デファクトスタンダ−ドのサイ
ズに収まらないことになる。そこで本実施例では、前記
したように2組のHDAの機構部(1〜4)を支えるベ
−ス5を共通化したものである。これにより、2.5イ
ンチのために設計した円板,磁気ヘッド,スピンドルモ
−タ,VCM等の機構部をそのまま使って、3.5イン
チ1インチハイトを実現することができるため、ディス
ク装置メーカとしても、様々な円板サイズに対応した機
構部を開発する必要がなく、同じパーツを多量に使用す
ることによる量産効果も期待できる。斯様に本実施例に
よれば、デファクトスタンダードを維持した低コストな
磁気ディスク装置が実現できる。なお、本実施例では、
2組のHDAの機構部全体を覆う防塵カバー6を使用し
たが、もちろん、2.5インチ用の防塵カバーを2個使
用することにより、さらにコスト低減を図ってもよい。
【0026】図2は、本発明の第2実施例に係る磁気デ
ィスク装置の内部機構を示した要部斜視図である。本実
施例の基本構成は図1の前記第1実施例と同様であり、
本実施例と第1実施例との相違は、2組のHDAの機構
部を収納した単一の筐体内に空気の流れを調整する整流
板を設けた点にある。
ィスク装置の内部機構を示した要部斜視図である。本実
施例の基本構成は図1の前記第1実施例と同様であり、
本実施例と第1実施例との相違は、2組のHDAの機構
部を収納した単一の筐体内に空気の流れを調整する整流
板を設けた点にある。
【0027】この種磁気ディスク装置(ハードディスク
装置)は、磁気ヘッドが、円板のスピンドルモータで回
転することにより発生する空気の流れにより、円板から
浮上高僅か0.1μm以下という低空で安定した浮上高
を保ちながらデータのリード/ライトを行うようになっ
ている。いま、前記第1実施例のように1つの筺体内に
2つ以上の機構部を内蔵すると、円板の回転により発生
する空気の流れが乱されることが多くなり、低空で安定
した磁気ヘッドの浮上高が保てなくなる虞がある。すな
わち、図2に示すような磁気円板1の回転が行われる
と、ディスク装置中央で空気の流れがぶつかることにな
り、筺体内の空気の流れが乱され、磁気ヘッドの浮上量
に影響を与える。そこで、本実施例においては、1つの
筺体内に機構部(1〜4)を2個以上内蔵する場合、空
気の流れを調整する整流板9を、各機構部を分離する形
で設けるようにしている。斯様にすることにより、磁気
円板1の回転による空気の流れがスムーズになり、高密
度記録による磁気ヘッド2の浮上高を低く抑える設計に
対しても、安定に浮上高を維持できるようになる。以上
のように本実施例によれば、デファクトスタンダードを
維持して、かつ、磁気ヘッドの低浮上高を安定に保つこ
とができる磁気ディスク装置が実現できる。
装置)は、磁気ヘッドが、円板のスピンドルモータで回
転することにより発生する空気の流れにより、円板から
浮上高僅か0.1μm以下という低空で安定した浮上高
を保ちながらデータのリード/ライトを行うようになっ
ている。いま、前記第1実施例のように1つの筺体内に
2つ以上の機構部を内蔵すると、円板の回転により発生
する空気の流れが乱されることが多くなり、低空で安定
した磁気ヘッドの浮上高が保てなくなる虞がある。すな
わち、図2に示すような磁気円板1の回転が行われる
と、ディスク装置中央で空気の流れがぶつかることにな
り、筺体内の空気の流れが乱され、磁気ヘッドの浮上量
に影響を与える。そこで、本実施例においては、1つの
筺体内に機構部(1〜4)を2個以上内蔵する場合、空
気の流れを調整する整流板9を、各機構部を分離する形
で設けるようにしている。斯様にすることにより、磁気
円板1の回転による空気の流れがスムーズになり、高密
度記録による磁気ヘッド2の浮上高を低く抑える設計に
対しても、安定に浮上高を維持できるようになる。以上
のように本実施例によれば、デファクトスタンダードを
維持して、かつ、磁気ヘッドの低浮上高を安定に保つこ
とができる磁気ディスク装置が実現できる。
【0028】図3は、本発明の第3実施例に係る分離型
防塵カバーをもつ磁気ディスク装置の分解斜視図であ
る。本実施例は、2.5インチHDA(高さは3/4イ
ンチを仮定)を4台で、3.5インチ(41mm)相当
サイズの磁気ディスク装置を実現した例を示している。
防塵カバーをもつ磁気ディスク装置の分解斜視図であ
る。本実施例は、2.5インチHDA(高さは3/4イ
ンチを仮定)を4台で、3.5インチ(41mm)相当
サイズの磁気ディスク装置を実現した例を示している。
【0029】本実施例においても、前記第1,第2実施
例と同様に、同一ベース5の一面上に2組のHDAの機
構部(1〜4)を載置しており、ベース5の他面側には
電子回路基板8を取り付けている。本実施例において
は、このように2組のHDAの機構部(1〜4)及び電
子回路基板8等を備えたディスク装置ユニット同志を、
互いの電子回路基板8が向かい合うように、それぞれの
ベース5を固定ネジ10で連結・固定することによっ
て、2.5インチHDAを4台用いた磁気ディスク装置
を構築している。なお本実施例では、各組のHDAの機
構部を個々に2.5インチ用の防塵カバー6’でそれぞ
れ覆うようにしている(図3においては図示の都合上、
下側の防塵カバー6’は割愛してある)。
例と同様に、同一ベース5の一面上に2組のHDAの機
構部(1〜4)を載置しており、ベース5の他面側には
電子回路基板8を取り付けている。本実施例において
は、このように2組のHDAの機構部(1〜4)及び電
子回路基板8等を備えたディスク装置ユニット同志を、
互いの電子回路基板8が向かい合うように、それぞれの
ベース5を固定ネジ10で連結・固定することによっ
て、2.5インチHDAを4台用いた磁気ディスク装置
を構築している。なお本実施例では、各組のHDAの機
構部を個々に2.5インチ用の防塵カバー6’でそれぞ
れ覆うようにしている(図3においては図示の都合上、
下側の防塵カバー6’は割愛してある)。
【0030】このような構成にした場合、電子回路基板
面積が従来の3.5インチディスク装置に対して2倍に
なることに加え、電子回路基板8がHDAによって挾ま
れるため、ユーザの不用意な接触による電子回路の静電
破壊を防ぐこともできる。さらに、2枚の電子回路基板
8,8が近いため、配線の引き回しも最小限に抑えら
れ、回路性能を犠牲にすることがなくなる。また、2.
5インチのために設計した円板,磁気ヘッド,スピンド
ルモータ,VCM等の機構部をそのまま使って、3.5
インチディスク装置サイズを実現することができるた
め、ディスク装置メーカーとしても、様々な円板サイズ
に対応した機構部を開発する必要がなく、同じパーツを
多量に使用することによる量産効果も期待できる。斯様
に本実施例によれば、デファクトスタンダードを維持
し、不用意な静電破壊をも防ぐことができる低コストな
磁気ディスク装置が実現できる。
面積が従来の3.5インチディスク装置に対して2倍に
なることに加え、電子回路基板8がHDAによって挾ま
れるため、ユーザの不用意な接触による電子回路の静電
破壊を防ぐこともできる。さらに、2枚の電子回路基板
8,8が近いため、配線の引き回しも最小限に抑えら
れ、回路性能を犠牲にすることがなくなる。また、2.
5インチのために設計した円板,磁気ヘッド,スピンド
ルモータ,VCM等の機構部をそのまま使って、3.5
インチディスク装置サイズを実現することができるた
め、ディスク装置メーカーとしても、様々な円板サイズ
に対応した機構部を開発する必要がなく、同じパーツを
多量に使用することによる量産効果も期待できる。斯様
に本実施例によれば、デファクトスタンダードを維持
し、不用意な静電破壊をも防ぐことができる低コストな
磁気ディスク装置が実現できる。
【0031】図4は、本発明の第4実施例に係るHDA
分離型の磁気ディスク装置の分解斜視図である。本実施
例は、2.5インチHDA11(高さは3/4インチを
仮定)2台を専用の筺体にそれぞれ収納して、3.5イ
ンチ1インチハイト相当サイズの磁気ディスク装置を実
現した場合を示している。
分離型の磁気ディスク装置の分解斜視図である。本実施
例は、2.5インチHDA11(高さは3/4インチを
仮定)2台を専用の筺体にそれぞれ収納して、3.5イ
ンチ1インチハイト相当サイズの磁気ディスク装置を実
現した場合を示している。
【0032】本実施例においては、2台の2.5インチ
HDA11を、電子回路基板8を取り付けた3.5イン
チの筺体12に図示矢印方向から装着することによっ
て、3.5インチ1インチハイト相当サイズの磁気ディ
スク装置を構築するようになっている。なお、2.5イ
ンチHDA11を3.5インチの筺体12に装着する
際、2.5インチHDA11の装着方向を間違えないた
めに、HDA11の筐体に設けた突部Pに対応する案内
溝12aが3.5インチの筺体12に設けられている。
HDA11を、電子回路基板8を取り付けた3.5イン
チの筺体12に図示矢印方向から装着することによっ
て、3.5インチ1インチハイト相当サイズの磁気ディ
スク装置を構築するようになっている。なお、2.5イ
ンチHDA11を3.5インチの筺体12に装着する
際、2.5インチHDA11の装着方向を間違えないた
めに、HDA11の筐体に設けた突部Pに対応する案内
溝12aが3.5インチの筺体12に設けられている。
【0033】ところで、本実施例による上記HDA11
には、これを制御するための電子回路基板はないか、ま
たは、電子回路の一部機能のみをもつものとされ、この
HDA11単体では、本実施例の3.5インチ1インチ
ハイト相当サイズの磁気ディスク装置に接続されている
外部ホストのインターフェイスに直接接続できる機能は
持っていない。しかし本実施例の磁気ディスク装置の構
造の場合、1/4インチ分高さ方向に余裕があるので、
2台の2.5インチHDA11を制御するための特別な
電子回路を搭載した電子回路基板8を上記したように
3.5インチの筺体12に取り付けることができ、この
電子回路基板8で各HDA11間の駆動手順を制御すれ
ば、低消費電力や高速アクセスが可能な3.5インチ1
インチハイト相当サイズのディスク装置が実現できる。
には、これを制御するための電子回路基板はないか、ま
たは、電子回路の一部機能のみをもつものとされ、この
HDA11単体では、本実施例の3.5インチ1インチ
ハイト相当サイズの磁気ディスク装置に接続されている
外部ホストのインターフェイスに直接接続できる機能は
持っていない。しかし本実施例の磁気ディスク装置の構
造の場合、1/4インチ分高さ方向に余裕があるので、
2台の2.5インチHDA11を制御するための特別な
電子回路を搭載した電子回路基板8を上記したように
3.5インチの筺体12に取り付けることができ、この
電子回路基板8で各HDA11間の駆動手順を制御すれ
ば、低消費電力や高速アクセスが可能な3.5インチ1
インチハイト相当サイズのディスク装置が実現できる。
【0034】これによって、前記各実施例と同様にディ
スク装置メーカーとしても、様々な円板サイズに対応し
た機構部を開発する必要がなく、同じパーツを多量に使
用することによる量産効果も期待できる。さらに、電子
回路基板が2.5インチ用の基板2枚から、3.5イン
チ用基板1枚と面積的には変化がないが、基板が1枚化
することにより、パーツの配置の自由度が大きくなる。
また、1つのICの中には機能単位が数個パッケージさ
れているのが一般的であるが、回路設計上、機能単位を
1個しか使わなくても1個のICを実装しなければなら
ず、基板面積に制約の多い2.5インチディスク装置で
は部品実装が困難な場合もある。しかし、2.5インチ
HDAを2台で3.5インチディスク装置を実現した場
合、1つのIC内の機能単位を有効に使える可能性が多
くなり、部品実装でも自由度が増す。さらに、機構部を
2個以上持っていたとしても、ディスク装置単体として
みた場合、ディスク装置にデータの読み書きを指示する
コントーローラとのインターフェィスは1個で良い。よ
って、電子部品数を減らすことができ、その分、2台の
HDA11を駆動制御するための付加機能等を盛り込む
ことも可能になり、3.5インチ円板を搭載したディス
ク装置よりも、2.5インチHDAを2台で構成した
3.5インチディスク装置の方が高性能なディスク装置
が実現できる。以上のように本実施例によれば、デファ
クトスタンダードを維持し、高性能な磁気ディスク装置
が実現できる。なお、各HDAを1つの電子回路基板上
に直接固定し、これによって複数のHDAを組み合わせ
た磁気ディスク装置を構築するようにしてもかまわな
い。
スク装置メーカーとしても、様々な円板サイズに対応し
た機構部を開発する必要がなく、同じパーツを多量に使
用することによる量産効果も期待できる。さらに、電子
回路基板が2.5インチ用の基板2枚から、3.5イン
チ用基板1枚と面積的には変化がないが、基板が1枚化
することにより、パーツの配置の自由度が大きくなる。
また、1つのICの中には機能単位が数個パッケージさ
れているのが一般的であるが、回路設計上、機能単位を
1個しか使わなくても1個のICを実装しなければなら
ず、基板面積に制約の多い2.5インチディスク装置で
は部品実装が困難な場合もある。しかし、2.5インチ
HDAを2台で3.5インチディスク装置を実現した場
合、1つのIC内の機能単位を有効に使える可能性が多
くなり、部品実装でも自由度が増す。さらに、機構部を
2個以上持っていたとしても、ディスク装置単体として
みた場合、ディスク装置にデータの読み書きを指示する
コントーローラとのインターフェィスは1個で良い。よ
って、電子部品数を減らすことができ、その分、2台の
HDA11を駆動制御するための付加機能等を盛り込む
ことも可能になり、3.5インチ円板を搭載したディス
ク装置よりも、2.5インチHDAを2台で構成した
3.5インチディスク装置の方が高性能なディスク装置
が実現できる。以上のように本実施例によれば、デファ
クトスタンダードを維持し、高性能な磁気ディスク装置
が実現できる。なお、各HDAを1つの電子回路基板上
に直接固定し、これによって複数のHDAを組み合わせ
た磁気ディスク装置を構築するようにしてもかまわな
い。
【0035】図5は、本発明の第5実施例に係る磁気デ
ィスク装置の斜視図である。本実施例においても、2.
5インチHDA11を専用の筺体に収納して、2台のH
DA11を組み合わせることによって、3.5インチ相
当サイズの磁気ディスク装置を実現している。本実施例
においては、各HDA11の筐体に電子回路基板8をそ
れぞれ取り付けており、このHDA11の側面同志を直
接電気的に接続するようにしている。
ィスク装置の斜視図である。本実施例においても、2.
5インチHDA11を専用の筺体に収納して、2台のH
DA11を組み合わせることによって、3.5インチ相
当サイズの磁気ディスク装置を実現している。本実施例
においては、各HDA11の筐体に電子回路基板8をそ
れぞれ取り付けており、このHDA11の側面同志を直
接電気的に接続するようにしている。
【0036】2台以上のHDA11を接続してディスク
装置を実現する際、それぞれのHDA11に電子回路基
板8が装着されている場合には、それぞれの電子回路基
板8間においてデータのやり取りが必要となる。しか
し、例えば2.5インチHDAを2台で3.5インチ相
当サイズのディスク装置を実現した場合、HDA間でデ
ータをやり取りするための接続コネクタを持つというこ
とは、3.5インチのデファクトスタンダードを維持す
ることを難しくする要因となる。そこで本実施例におい
ては、各HDA11の結合面をHDA間のデータのやり
取りを行うための接続端子面13として構成し、2台の
HDA11の接続端子面13同志を連結・結合すること
によって、両HDA間の電気的接続を行うようにしてい
る。なお、本実施例においては、接続端子面13を介し
て一方から他方へ電源供給を行うようにもされている。
装置を実現する際、それぞれのHDA11に電子回路基
板8が装着されている場合には、それぞれの電子回路基
板8間においてデータのやり取りが必要となる。しか
し、例えば2.5インチHDAを2台で3.5インチ相
当サイズのディスク装置を実現した場合、HDA間でデ
ータをやり取りするための接続コネクタを持つというこ
とは、3.5インチのデファクトスタンダードを維持す
ることを難しくする要因となる。そこで本実施例におい
ては、各HDA11の結合面をHDA間のデータのやり
取りを行うための接続端子面13として構成し、2台の
HDA11の接続端子面13同志を連結・結合すること
によって、両HDA間の電気的接続を行うようにしてい
る。なお、本実施例においては、接続端子面13を介し
て一方から他方へ電源供給を行うようにもされている。
【0037】こうすることにより、HDA間の接続が容
易・確実に行えるようになり、また、3.5インチのデ
ファクトスタンダードのサイズに収まらなくなるという
事態を招来することもない。なお、上記接続端子面13
の端子には、インターフェィスとして複数台のHDAを
接続することが考慮されているESDIの信号端子を採
用してもよい。また、HDA間の接続端子面13の接触
性を向上させたり磁気ディスク装置としてのサイズ調整
のために、接続端子面13と接続端子面13との間に端
子面間を電気的につなぐ導電性のスペーサを入れてもか
まわない。斯様に本実施例によれば、デファクトスタン
ダードを維持し、電気的接続が容易な磁気ディスク装置
が実現できる。もちろん、1台のHDAに接続端子面を
2箇所以上持たせ、HDAを3台以上つないだ磁気ディ
スク装置を実現してもよい。
易・確実に行えるようになり、また、3.5インチのデ
ファクトスタンダードのサイズに収まらなくなるという
事態を招来することもない。なお、上記接続端子面13
の端子には、インターフェィスとして複数台のHDAを
接続することが考慮されているESDIの信号端子を採
用してもよい。また、HDA間の接続端子面13の接触
性を向上させたり磁気ディスク装置としてのサイズ調整
のために、接続端子面13と接続端子面13との間に端
子面間を電気的につなぐ導電性のスペーサを入れてもか
まわない。斯様に本実施例によれば、デファクトスタン
ダードを維持し、電気的接続が容易な磁気ディスク装置
が実現できる。もちろん、1台のHDAに接続端子面を
2箇所以上持たせ、HDAを3台以上つないだ磁気ディ
スク装置を実現してもよい。
【0038】図6は、本発明の第6実施例に係る複数の
機構部を持つ磁気ディスク装置のブロック構成図であ
る。同図に示すように、磁気ディスク装置は基本的に
は、機構部14と、リード・ライト部15と、コントロ
ーラ部16と、ドライブ制御部17とよりなり、本実施
例においては、これらに後述する機能をもつ電力制御部
18を設けた構成となっている。
機構部を持つ磁気ディスク装置のブロック構成図であ
る。同図に示すように、磁気ディスク装置は基本的に
は、機構部14と、リード・ライト部15と、コントロ
ーラ部16と、ドライブ制御部17とよりなり、本実施
例においては、これらに後述する機能をもつ電力制御部
18を設けた構成となっている。
【0039】機構部14は、前述したように、データ記
憶するための回転記憶媒体である円板1と、データを円
板より読み書きするための磁気ヘッド2と、円板を回転
させるためのスピインドルモータ3と、磁気ヘッドを円
板の目的の位置に移動するためのモータであるVCM4
等からなっている。リード・ライト部15は、円板上に
データを記録/再生するためのリード/ライトアンプ1
9と、円板からの読み出し信号の振幅値をそろえるAG
C(Auto Gain Contorol)回路20と、読み出し信号の波
形の形を整える波形等価回路21と、読み出し信号のピ
ークを探すための微分器22と、読み出し信号から波形
のクロックを抽出するためのVFO(Variable Freqence
Oscillator)23と、このVFOで作り出されたクロッ
クを利用して読み出し信号から円板に記録されたデータ
を見つけだし、円板上にデータを記録するのに向いた符
号(1−7符号,2−7符号等)をNRZ(Non Return
toZero)信号に変換する弁別回路24と、さらに、円板
にデータを記録するための基準クロックとなるライトク
ロック生成回路25からなっている。ドライブ制御部1
7は、磁気ディスク装置につながれた外部ホストからの
要求に従い、磁気ヘッドから読み出された磁気ヘッドの
位置情報を位置信号生成回路26で生成し、この位置信
号をA/Dコンバータ27でアナログ値からディジタル
値に変換する。このディジタル値をもとに演算処理回路
28でディジタル演算を行い、演算結果をD/Aコンバ
ータ29に出力し、この演算出力をVCMドライバ30
で電圧/電流変換してVCMに供給して、磁気ヘッドを
目的位置に移動する。なお、ドライブ制御部17には、
円板の回転を制御するスピンドルモータ制御回路31も
含まれる。コントローラ部16は、シリアルのNRZ信
号を磁気ディスク装置につながれるホストとデータのや
り取りができるバイト単位に変換するHDC(Hard Disk
Controller)32と、HDCから生成されたバイトデー
タをホストに送るための標準的なインターフェィスであ
るSCSI(Small Computer System Interface)コント
ロ−ラ33と、SCSIとHDC間のデータの転送速度
差を調整するためのバッファRAM34と、磁気ディス
ク装置の全体を制御するためのCPU35からなる。こ
こで、HDC32を、各機構部14からのデ−タやり取
りが同時にできるようなハ−ド構成にしておけば、高速
デ−タ処理ができるディスク装置が実現できる。本実施
例は、上記したような機構部14,リード・ライト部1
5,コントローラ部16,ドライブ制御部17よりなる
組を2組以上もつ構成において、電力制御部18を設け
たものである。
憶するための回転記憶媒体である円板1と、データを円
板より読み書きするための磁気ヘッド2と、円板を回転
させるためのスピインドルモータ3と、磁気ヘッドを円
板の目的の位置に移動するためのモータであるVCM4
等からなっている。リード・ライト部15は、円板上に
データを記録/再生するためのリード/ライトアンプ1
9と、円板からの読み出し信号の振幅値をそろえるAG
C(Auto Gain Contorol)回路20と、読み出し信号の波
形の形を整える波形等価回路21と、読み出し信号のピ
ークを探すための微分器22と、読み出し信号から波形
のクロックを抽出するためのVFO(Variable Freqence
Oscillator)23と、このVFOで作り出されたクロッ
クを利用して読み出し信号から円板に記録されたデータ
を見つけだし、円板上にデータを記録するのに向いた符
号(1−7符号,2−7符号等)をNRZ(Non Return
toZero)信号に変換する弁別回路24と、さらに、円板
にデータを記録するための基準クロックとなるライトク
ロック生成回路25からなっている。ドライブ制御部1
7は、磁気ディスク装置につながれた外部ホストからの
要求に従い、磁気ヘッドから読み出された磁気ヘッドの
位置情報を位置信号生成回路26で生成し、この位置信
号をA/Dコンバータ27でアナログ値からディジタル
値に変換する。このディジタル値をもとに演算処理回路
28でディジタル演算を行い、演算結果をD/Aコンバ
ータ29に出力し、この演算出力をVCMドライバ30
で電圧/電流変換してVCMに供給して、磁気ヘッドを
目的位置に移動する。なお、ドライブ制御部17には、
円板の回転を制御するスピンドルモータ制御回路31も
含まれる。コントローラ部16は、シリアルのNRZ信
号を磁気ディスク装置につながれるホストとデータのや
り取りができるバイト単位に変換するHDC(Hard Disk
Controller)32と、HDCから生成されたバイトデー
タをホストに送るための標準的なインターフェィスであ
るSCSI(Small Computer System Interface)コント
ロ−ラ33と、SCSIとHDC間のデータの転送速度
差を調整するためのバッファRAM34と、磁気ディス
ク装置の全体を制御するためのCPU35からなる。こ
こで、HDC32を、各機構部14からのデ−タやり取
りが同時にできるようなハ−ド構成にしておけば、高速
デ−タ処理ができるディスク装置が実現できる。本実施
例は、上記したような機構部14,リード・ライト部1
5,コントローラ部16,ドライブ制御部17よりなる
組を2組以上もつ構成において、電力制御部18を設け
たものである。
【0040】今日、バッテリ駆動のノートパソコンやW
S(Work Station)が各社より発売されている。このバッ
テリ駆動の場合、問題となるのがバッテリに対してピー
ク電流の制限があることである。磁気ディスク装置の場
合、スピンドル回転時には2.5インチHDAで1A程
度もの大電流が必要である。さらに、機構部をn個(n
は2以上の整数)以上もつ本実施例の構成のような場
合、同時にスピンドルモータの駆動をかければ、n倍も
のピーク電流が流れることになり、この一瞬の大電流の
ために容量の大きな、つまり大きくて重くかつコストも
高いバッテリが必要になる。これは、今日のOA機器の
小型化,軽量化の要請に反し、いくら容量が大きくて高
性能な磁気ディスク装置が実現できても、使用範囲がか
なり狭められてしまう。
S(Work Station)が各社より発売されている。このバッ
テリ駆動の場合、問題となるのがバッテリに対してピー
ク電流の制限があることである。磁気ディスク装置の場
合、スピンドル回転時には2.5インチHDAで1A程
度もの大電流が必要である。さらに、機構部をn個(n
は2以上の整数)以上もつ本実施例の構成のような場
合、同時にスピンドルモータの駆動をかければ、n倍も
のピーク電流が流れることになり、この一瞬の大電流の
ために容量の大きな、つまり大きくて重くかつコストも
高いバッテリが必要になる。これは、今日のOA機器の
小型化,軽量化の要請に反し、いくら容量が大きくて高
性能な磁気ディスク装置が実現できても、使用範囲がか
なり狭められてしまう。
【0041】そこで本実施例においては、電力制御部1
8に、ディスク装置の消費電力の監視と制御とを行う電
力制御回路36と、蓄電機能をもつ蓄電回路37とを設
けている。この電力制御部18の電力制御回路36は、
前記コントローラ部16のCPU35からの情報によっ
て、磁気ディスク装置が現在必要とする電力レベル(電
流値)を常に把握しており、CPU35の要請に応じて
磁気ディスク装置内の各部に電源電流を供給するように
なっている。また、電力制御回路36は、電源(バッテ
リ)から供給される電流値をモニタしており、電源の供
給能力が磁気ディスク装置で必要とする電流レベルを満
たさないときには、電源側からの電流に加えて蓄電回路
37からの電流も使用して磁気ディスク装置に供給する
ようになっている。これによって、電源として小型/軽
量/低価格なバッテリを採用することができる。また、
電力制御回路36は、電源の電流供給能力以下の状態
(電源の供給能力が磁気ディスク装置で必要とする電力
レベルを超えている状態)で、かつ蓄電回路37がフル
蓄電状態になっていないときには、電源からの余分の電
流で蓄電回路37に充電を行わせるようになっている。
なお電力制御回路36は、磁気ディスク装置の外部ホス
トからの要求状態(データリード/ライト,要求無し
等)に応じて、電源供給の必要が無い箇所の供給を止め
る電力制御も実行する。すなわち、従来のようにユーザ
自身が各種モードを指示することによって低消費電力化
を図るのでなく、ディスク装置の電力制御部18が能動
的(自動的)に消費電力の可及的な低減を図るようにな
っている。
8に、ディスク装置の消費電力の監視と制御とを行う電
力制御回路36と、蓄電機能をもつ蓄電回路37とを設
けている。この電力制御部18の電力制御回路36は、
前記コントローラ部16のCPU35からの情報によっ
て、磁気ディスク装置が現在必要とする電力レベル(電
流値)を常に把握しており、CPU35の要請に応じて
磁気ディスク装置内の各部に電源電流を供給するように
なっている。また、電力制御回路36は、電源(バッテ
リ)から供給される電流値をモニタしており、電源の供
給能力が磁気ディスク装置で必要とする電流レベルを満
たさないときには、電源側からの電流に加えて蓄電回路
37からの電流も使用して磁気ディスク装置に供給する
ようになっている。これによって、電源として小型/軽
量/低価格なバッテリを採用することができる。また、
電力制御回路36は、電源の電流供給能力以下の状態
(電源の供給能力が磁気ディスク装置で必要とする電力
レベルを超えている状態)で、かつ蓄電回路37がフル
蓄電状態になっていないときには、電源からの余分の電
流で蓄電回路37に充電を行わせるようになっている。
なお電力制御回路36は、磁気ディスク装置の外部ホス
トからの要求状態(データリード/ライト,要求無し
等)に応じて、電源供給の必要が無い箇所の供給を止め
る電力制御も実行する。すなわち、従来のようにユーザ
自身が各種モードを指示することによって低消費電力化
を図るのでなく、ディスク装置の電力制御部18が能動
的(自動的)に消費電力の可及的な低減を図るようにな
っている。
【0042】斯様に本実施例によれば、外部電源に小型
/軽量/低価格なバッテリを使用することができ、ピー
ク電流が低く平均的な消費電力の磁気ディスク装置が実
現できる。ここで本実施例の場合、機構部14,リード
・ライト部15,ドライブ制御部17が1セットで図示
されているが、リード・ライト部15,ドライブ制御部
17の回路部分を基板に予め先に実装しておき、磁気デ
ィスク装置の使用者の要求に応じて機構部14を任意に
追加できるような構成とすることもできる。
/軽量/低価格なバッテリを使用することができ、ピー
ク電流が低く平均的な消費電力の磁気ディスク装置が実
現できる。ここで本実施例の場合、機構部14,リード
・ライト部15,ドライブ制御部17が1セットで図示
されているが、リード・ライト部15,ドライブ制御部
17の回路部分を基板に予め先に実装しておき、磁気デ
ィスク装置の使用者の要求に応じて機構部14を任意に
追加できるような構成とすることもできる。
【0043】図7は、本発明の第7実施例に係る磁気デ
ィスク装置において行われる記憶領域割り付けの説明図
である。本実施例は、HDAの機構部が2つある磁気デ
ィスク装置への適用例である。
ィスク装置において行われる記憶領域割り付けの説明図
である。本実施例は、HDAの機構部が2つある磁気デ
ィスク装置への適用例である。
【0044】図7に示すように、磁気ディスク装置の磁
気円板上の記憶領域38は、大きく分けて、磁気デイス
ク装置を管理するための管理領域39と、使用者のデー
タを保存するユーザ領域40と、ユーザ領域の不慮の障
害による磁気ディスク装置の容量を補償するための予備
領域41とからなる。
気円板上の記憶領域38は、大きく分けて、磁気デイス
ク装置を管理するための管理領域39と、使用者のデー
タを保存するユーザ領域40と、ユーザ領域の不慮の障
害による磁気ディスク装置の容量を補償するための予備
領域41とからなる。
【0045】ここで、従来のスピンドルモータとVCM
が各1個づつの装置(機構部14が1個の装置)の場
合、もし不幸にもユーザ領域40に障害が起こった場合
で、かつ、その障害が各トラックの障害対策として用意
されている交代セクタでも吸収できない(この交代セク
タで対応する場合を、交代セクタ処理と呼ぶ)場合に
は、該トラックは不良トラック(バットトラック)とな
って、ユーザには使用できないトラックとして管理領域
39に登録されてしまう。その減少したユーザ領域40
のトラックを予備にとってある予備領域40に割り当て
ることになるが、その場所も先にバットトラックとして
登録された情報に付加して管理領域39に記録される
(この予備領域のトラックを割り当てることを交代トラ
ック処理と呼ぶ)。これで、磁気ディスク装置の容量は
維持される。しかし、外部ホストがデータを読み出す際
に、ユーザデータが正常時には連続したトラックに記録
されていたのが上記交代トラック処理によりトラックの
連続が途中で切れてしまった場合、本来、磁気ヘッドの
切り換え時間と再位置決め時間が一般的に1ms程度も
あれば十分だったものが、10数msと言う磁気ヘッド
の移動時間が必要となり、データの読み出し速度が極端
に遅くなってしまっていた。
が各1個づつの装置(機構部14が1個の装置)の場
合、もし不幸にもユーザ領域40に障害が起こった場合
で、かつ、その障害が各トラックの障害対策として用意
されている交代セクタでも吸収できない(この交代セク
タで対応する場合を、交代セクタ処理と呼ぶ)場合に
は、該トラックは不良トラック(バットトラック)とな
って、ユーザには使用できないトラックとして管理領域
39に登録されてしまう。その減少したユーザ領域40
のトラックを予備にとってある予備領域40に割り当て
ることになるが、その場所も先にバットトラックとして
登録された情報に付加して管理領域39に記録される
(この予備領域のトラックを割り当てることを交代トラ
ック処理と呼ぶ)。これで、磁気ディスク装置の容量は
維持される。しかし、外部ホストがデータを読み出す際
に、ユーザデータが正常時には連続したトラックに記録
されていたのが上記交代トラック処理によりトラックの
連続が途中で切れてしまった場合、本来、磁気ヘッドの
切り換え時間と再位置決め時間が一般的に1ms程度も
あれば十分だったものが、10数msと言う磁気ヘッド
の移動時間が必要となり、データの読み出し速度が極端
に遅くなってしまっていた。
【0046】そこで本実施例においては、図7に示すよ
うに、それぞれの機構部A,Bに対応した記憶領域38
a,38bの内、機構部Aに対応したユーザ領域40a
に交代トラック処理が発生した場合、交代トラック情報
は機構部Aの管理領域39aに記録するが、実際の交代
トラック先は機構部Bの予備領域41bに割り当てるよ
うにされる。同様にして、機構部Bに対応したユーザ領
域40bに交代トラック処理が発生した場合、交代トラ
ック情報は機構部Bの管理領域39bに記録するが、実
際の交代トラック先は機構部Aの予備領域41aに割り
当てるようにされる。これにより、外部ホストからリー
ド/ライト処理要求が起きた場合、電源の投入時等に予
め管理領域39a,39bの情報をこの機構部A,Bを
制御するための電子回路に読み込むようにしておけば、
該電子回路は、あらかじめ交代トラック領域を含むユー
ザ領域のリード/ライト処理であることかどうかを判断
できる。そこで、交代トラック処理の場合、電子回路が
各機構部A,Bの磁気ヘッドにユーザ領域/予備領域へ
と移動指示を出すことにより、機構部が1つであった場
合にはユーザ領域→予備領域→ユーザ領域とヘッドが移
動する時間が必要であったものを、時間的にオーバーラ
ップさせることができる。よって、読み出し処理時間を
短縮することでき、磁気ディスク装置として、高速処理
が可能な装置が実現できる。
うに、それぞれの機構部A,Bに対応した記憶領域38
a,38bの内、機構部Aに対応したユーザ領域40a
に交代トラック処理が発生した場合、交代トラック情報
は機構部Aの管理領域39aに記録するが、実際の交代
トラック先は機構部Bの予備領域41bに割り当てるよ
うにされる。同様にして、機構部Bに対応したユーザ領
域40bに交代トラック処理が発生した場合、交代トラ
ック情報は機構部Bの管理領域39bに記録するが、実
際の交代トラック先は機構部Aの予備領域41aに割り
当てるようにされる。これにより、外部ホストからリー
ド/ライト処理要求が起きた場合、電源の投入時等に予
め管理領域39a,39bの情報をこの機構部A,Bを
制御するための電子回路に読み込むようにしておけば、
該電子回路は、あらかじめ交代トラック領域を含むユー
ザ領域のリード/ライト処理であることかどうかを判断
できる。そこで、交代トラック処理の場合、電子回路が
各機構部A,Bの磁気ヘッドにユーザ領域/予備領域へ
と移動指示を出すことにより、機構部が1つであった場
合にはユーザ領域→予備領域→ユーザ領域とヘッドが移
動する時間が必要であったものを、時間的にオーバーラ
ップさせることができる。よって、読み出し処理時間を
短縮することでき、磁気ディスク装置として、高速処理
が可能な装置が実現できる。
【0047】ところで説明が最後になったが、今日の外
部ホストと磁気ディスク装置のデータのやり取りとし
て、SCSI−2の様なインターフェィスがワークステ
ーション等の小型コンピュータ機器では、一般的に用い
られている。この様なインターフェィスでは、磁気ディ
スク装置1台に対して、外部ホストを数台つなぐのが一
般的である。この場合、磁気ディスク装置は、外部ホス
トからの要求をある決まった個数までは、各処理が終了
する前に受け取ることができるようになっている。そし
て、磁気ディスク装置側では、一番全体が効率的になる
ように処理を行う(コマンドキューイングと呼ぶ)。磁
気ディスク装置がこの様なインターフェィスをサポート
する場合、本発明の各実施例のように機構部を2個以上
もつことで、外部ホストの指示が別々の機構部のユーザ
領域に対するものである場合、この機構部を制御する電
子回路が平行して磁気ヘッドの移動の指示を出せ、外部
ホストに対して高速なデータ処理を実現することもでき
る。すなわち、外部ホストに対して高速処理が可能な磁
気ディスク装置が実現できる。また、2組のHADに同
一データの同時読み書きを行わせること等によって、デ
ータ破壊に対する信頼性を向上させることもできる。総
じて、本発明の各実施例によれば、デファクトスタンダ
ードの維持と記憶容量の確保とを図りつつ、低コスト化
/低消費電力化/高速データ処理等による高性能化を図
ることができる。
部ホストと磁気ディスク装置のデータのやり取りとし
て、SCSI−2の様なインターフェィスがワークステ
ーション等の小型コンピュータ機器では、一般的に用い
られている。この様なインターフェィスでは、磁気ディ
スク装置1台に対して、外部ホストを数台つなぐのが一
般的である。この場合、磁気ディスク装置は、外部ホス
トからの要求をある決まった個数までは、各処理が終了
する前に受け取ることができるようになっている。そし
て、磁気ディスク装置側では、一番全体が効率的になる
ように処理を行う(コマンドキューイングと呼ぶ)。磁
気ディスク装置がこの様なインターフェィスをサポート
する場合、本発明の各実施例のように機構部を2個以上
もつことで、外部ホストの指示が別々の機構部のユーザ
領域に対するものである場合、この機構部を制御する電
子回路が平行して磁気ヘッドの移動の指示を出せ、外部
ホストに対して高速なデータ処理を実現することもでき
る。すなわち、外部ホストに対して高速処理が可能な磁
気ディスク装置が実現できる。また、2組のHADに同
一データの同時読み書きを行わせること等によって、デ
ータ破壊に対する信頼性を向上させることもできる。総
じて、本発明の各実施例によれば、デファクトスタンダ
ードの維持と記憶容量の確保とを図りつつ、低コスト化
/低消費電力化/高速データ処理等による高性能化を図
ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
業界標準の筺体サイズ(デファクトスタンダード)内に
その筺体のサイズより小さい筺体に内蔵される機構部を
2個以上封入するようにしているが、この業界標準の筺
体のサイズの底面積の面積比は整数倍の関係になってい
るので、業界標準の筺体サイズを維持することができ
る。これにより、ディスク装置メーカーにとっては、様
々な筺体サイズに対応した円板やヘッドなどの機構部を
開発/製作する必要がなくなり、かつ、同じサイズの部
品を多量に作ることによる、製作費の低価格化を実現で
きる効果がある。もちろん、ヘッドの小型化や円板の薄
型化等による機構部の高密度実装が実現できるので、筺
体内にちょうど収まる機構部が1個の場合に比べ、ユー
ザの求める容量が減少することはない。
業界標準の筺体サイズ(デファクトスタンダード)内に
その筺体のサイズより小さい筺体に内蔵される機構部を
2個以上封入するようにしているが、この業界標準の筺
体のサイズの底面積の面積比は整数倍の関係になってい
るので、業界標準の筺体サイズを維持することができ
る。これにより、ディスク装置メーカーにとっては、様
々な筺体サイズに対応した円板やヘッドなどの機構部を
開発/製作する必要がなくなり、かつ、同じサイズの部
品を多量に作ることによる、製作費の低価格化を実現で
きる効果がある。もちろん、ヘッドの小型化や円板の薄
型化等による機構部の高密度実装が実現できるので、筺
体内にちょうど収まる機構部が1個の場合に比べ、ユー
ザの求める容量が減少することはない。
【0049】また、業界標準サイズの筺体内に機構部を
2個以上封入することによる円板の回転で発生する空気
の流れの乱れを、整流板を設けることで抑えることがで
き、ヘッドの安定した浮上量を保つことができる。
2個以上封入することによる円板の回転で発生する空気
の流れの乱れを、整流板を設けることで抑えることがで
き、ヘッドの安定した浮上量を保つことができる。
【0050】また、HDA間を電気的に接続する場合、
HDAの接触面に接続端子面を設けたことにより、HD
A間の接続が容易かつ確実に行えるようになり、さら
に、接続コネクタを持つ必要が無くなり、業界標準サイ
ズの筺体サイズを容易に維持可能ともなる。
HDAの接触面に接続端子面を設けたことにより、HD
A間の接続が容易かつ確実に行えるようになり、さら
に、接続コネクタを持つ必要が無くなり、業界標準サイ
ズの筺体サイズを容易に維持可能ともなる。
【0051】また、ディスク装置を制御するための電子
回路基板に電力制御部を設けたことにより、外部電源に
対して平均的な電力消費を実現することができ、外部電
源の小型化/低容量化を実現することができ、OA装置
全体の小型・軽量化に貢献できる効果もある。
回路基板に電力制御部を設けたことにより、外部電源に
対して平均的な電力消費を実現することができ、外部電
源の小型化/低容量化を実現することができ、OA装置
全体の小型・軽量化に貢献できる効果もある。
【0052】さらに、ユーザ領域とこれに対する予備領
域が別の機構部に割り付けられているため、1つの機構
部でユーザ領域とこれに対する予備領域が割り付けられ
てる従来の場合に比べ、従来のヘッドのユーザ領域→予
備領域→ユーザ領域と移動する機械的な移動時間を、時
間的にオーバラップさせて短縮することができ、高速処
理が可能なディスク装置が実現できる。
域が別の機構部に割り付けられているため、1つの機構
部でユーザ領域とこれに対する予備領域が割り付けられ
てる従来の場合に比べ、従来のヘッドのユーザ領域→予
備領域→ユーザ領域と移動する機械的な移動時間を、時
間的にオーバラップさせて短縮することができ、高速処
理が可能なディスク装置が実現できる。
【図1】本発明の第1実施例に係る磁気ディスク装置の
一体型防塵カバーを取り外した状態の斜視図である。
一体型防塵カバーを取り外した状態の斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る磁気ディスク装置の
内部機構を示す斜視図である。
内部機構を示す斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る分離型防塵カバーを
もつ磁気ディスク装置の分解斜視図である。
もつ磁気ディスク装置の分解斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例に係るHDA分離型の磁気
ディスク装置の分解斜視図である。
ディスク装置の分解斜視図である。
【図5】本発明の第5実施例に係る磁気ディスク装置の
HDAを分離した状態の斜視図である。
HDAを分離した状態の斜視図である。
【図6】本発明の第6実施例に係る磁気ディスク装置の
ブロック構成図である。
ブロック構成図である。
【図7】本発明の第7実施例に係る磁気ディスク装置に
おいて行われる記憶領域割り付けの説明図である。
おいて行われる記憶領域割り付けの説明図である。
1 磁気円板(円板) 2 磁気ヘッド 3 スピンドルモータ 4 VCM(Voice Coil Motor) 5 ベース 6,6’ 防塵カバー 8 電子回路基板 9 整流板 11 HDA(Hard Disk Assembly) 12 筺体 13 接続端子面 14 機構部 15 リード・ライト部 16 コントローラ部 17 ドライブ制御部 18 電力制御部 36 電力制御回路 37 蓄電回路 38a,38b 記憶領域 39a,39b 管理領域 40a,40b ユーザ領域 41a,41b 予備領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉木 栄作 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 常田 勝啓 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所小田原工場内 (72)発明者 宮沢 章一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内
Claims (15)
- 【請求項1】 円板状データ記録再生媒体と、該円板状
データ記録再生媒体を回転するための駆動部と、データ
の読み書きを行うヘッドと、該ヘッドを目的の位置まで
移動するためのヘッド駆動部とを含む機構部、および、
前記円板状データ記録再生媒体上に前記ヘッドでデータ
を読み書きすることを実現するための電子回路からなる
ディスク装置において、 1つの筺体内に前記機構部を2組以上もち、かつ、前記
円板状データ記録再生媒体をデータ記録面から見た場
合、各機構部の円板状データ記録再生媒体が交差しない
ように構成されたことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項2】 請求項1記載において、 前記筺体内の前記各機構部が動作することによる気流の
流れの干渉を抑えるために、前記筺体内に整流板を設け
たことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項3】 請求項1記載において、 前記筐体の一部を構成する部材の同一面に、2組以上の
前記機構部をそれぞれ取り付け、この各機構部を前記筐
体の一部を構成する1つの蓋体で覆うようにしたことを
特徴とするディスク装置。 - 【請求項4】 円板状データ記録再生媒体と、該円板状
データ記録再生媒体を回転するための駆動部と、データ
の読み書きを行うヘッドと、該ヘッドを目的の位置まで
移動するためのヘッド駆動部とを含む機構部、および、
前記円板状データ記録再生媒体上に前記ヘッドでデータ
を読み書きすることを実現するための電子回路からなる
ディスク装置において、 前記機構部を2組以上もち、筐体の一部を構成する部材
の同一面に前記機構部を2組以上それぞれ取り付け、こ
の各機構部それぞれを個別に蓋体で覆うようにしたこと
を特徴とするディスク装置。 - 【請求項5】 請求項3または4記載において、 前記した2組以上の前記機構部を取り付けた前記筐体の
一部を構成する部材同志を結合し、4組以上の前記機構
部をもつ装置としたことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項6】 円板状データ記録再生媒体と、該円板状
データ記録再生媒体を回転するための駆動部と、データ
の読み書きを行うヘッドと、該ヘッドを目的の位置まで
移動するためのヘッド駆動部とを含む機構部、および、
前記円板状データ記録再生媒体上に前記ヘッドでデータ
を読み書きすることを実現するための電子回路からなる
ディスク装置において、 前記機構部を1組づつ筺体に封入し、この封入した筺体
を2個以上結合して装置を構成したことを特徴とするデ
ィスク装置。 - 【請求項7】 請求項6記載において、 前記封入したそれぞれの筺体間同志の少なくともデータ
送受のために、前記筺体の結合部に導電体の結合端子を
設けたことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項8】 請求項7記載において、 前記各筺体の結合部の接合端子の間に、電導性を持った
部品をはさんだことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項9】 請求項6記載において、 前記各筺体を、該各筺体内の機構部を制御するための1
つの電子回路基板で互いに連結したことを特徴とするデ
ィスク装置。 - 【請求項10】 円板状記録再生媒体と、該円板状記録
再生媒体を回転するための駆動部と、データの読み書き
を行うヘッドと、該ヘッドを目的の位置まで移動するた
めのヘッド駆動部とを含む機構部、および、前記円板状
記録再生媒体に前記ヘッドでデータを読み書きすること
を実現するための電子回路からなるディスク装置におい
て、 前記電子回路には、n組(nは2以上の整数)のディス
ク制御回路が搭載されており、このディスク制御回路の
数まで前記機構部が接続できるようにしたことを特徴と
するディスク装置 - 【請求項11】 円板状記録再生媒体と、該円板状記録
再生媒体を回転するための駆動部と、データの読み書き
を行うヘッドと、該ヘッドを目的の位置まで移動するた
めのヘッド駆動部とを含む機構部、および、前記円板状
記録再生媒体に前記ヘッドでデータを読み書きすること
を実現するための電子回路からなるディスク装置におい
て、 前記電子回路に、ディスク装置の消費電力の監視と制御
を行う電力制御部を設けたことを特徴とするディスク装
置。 - 【請求項12】 円板状記録再生媒体と、該円板状記録
再生媒体を回転するための駆動部と、データの読み書き
を行うヘッドと、該ヘッドを目的の位置まで移動するた
めのヘッド駆動部とを含む機構部、および、前記円板状
記録再生媒体に前記ヘッドでデータを読み書きすること
を実現するための電子回路からなるディスク装置におい
て、 前記電子回路の電力制御部に、蓄電機能を持たせたこと
を特徴とするディスク装置。 - 【請求項13】 請求項12記載において、 前記ディスク装置に供給される電源の供給状態を前記電
子回路の電力制御部で調べておき、電源の供給能力がデ
ィスク装置で必要とする電力レベルを満たさないとき
は、前記した蓄電機能による電力も利用するようにした
ことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項14】 請求項12記載において、 前記ディスク装置に供給される電源の供給状態を前記電
子回路の電力制御部で調べておき、電源の供給能力がデ
ィスク装置で必要とする電力レベルを超えているとき
は、必要に応じ前記した蓄電機能によって充電を行わせ
るようにしたことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項15】 円板状データ記録再生媒体と、該円板
状データ記録再生媒体を回転するための駆動部と、デー
タの読み書きを行うヘッドと、該ヘッドを目的の位置ま
で移動するためのヘッド駆動部とを含む機構部を複数組
持ち、前記各円板状データ記録再生媒体に前記ヘッドで
データを読み書きすることを実現するための電子回路を
備えたディスク装置であって、 ディスク装置としての記憶領域の内、ユーザ領域と該ユ
ーザ領域の予備領域とを異なる前記機構部に割り付けた
ことを特徴とするディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13380792A JPH05325496A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13380792A JPH05325496A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05325496A true JPH05325496A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15113500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13380792A Pending JPH05325496A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05325496A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6594724B1 (en) | 2000-03-30 | 2003-07-15 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Enhanced DASD with smaller supplementary DASD |
US6628469B1 (en) | 2000-07-11 | 2003-09-30 | International Business Machines Corporation | Apparatus and method for low power HDD storage architecture |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP13380792A patent/JPH05325496A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6594724B1 (en) | 2000-03-30 | 2003-07-15 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Enhanced DASD with smaller supplementary DASD |
US6628469B1 (en) | 2000-07-11 | 2003-09-30 | International Business Machines Corporation | Apparatus and method for low power HDD storage architecture |
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