JPH05322324A - インバータ空気調和機 - Google Patents
インバータ空気調和機Info
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- JPH05322324A JPH05322324A JP4124636A JP12463692A JPH05322324A JP H05322324 A JPH05322324 A JP H05322324A JP 4124636 A JP4124636 A JP 4124636A JP 12463692 A JP12463692 A JP 12463692A JP H05322324 A JPH05322324 A JP H05322324A
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- compressor
- protection
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 交流を直流に変換するコンバータ4と、前記
直流を任意の交流に変換し、圧縮機を駆動するインバー
タ6とを有するインバータ空気調和機において、前記圧
縮機7から吐出される冷媒ガスの温度を検出して前記圧
縮機7の巻線温度を推定し巻線温度上昇保護を行う手段
と、前記圧縮機7に印加される運転周波数により巻線温
度上昇保護温度を切り換える保護温度切換手段24とを
備え、この保護温度切換手段24は前記圧縮機運転周波
数が超低速の場合は前記保護温度を下げるものである。 【効果】 運転周波数で保護温度を切り換えることによ
り運転周波数範囲を変更せずに吐出保護を確実にする。
直流を任意の交流に変換し、圧縮機を駆動するインバー
タ6とを有するインバータ空気調和機において、前記圧
縮機7から吐出される冷媒ガスの温度を検出して前記圧
縮機7の巻線温度を推定し巻線温度上昇保護を行う手段
と、前記圧縮機7に印加される運転周波数により巻線温
度上昇保護温度を切り換える保護温度切換手段24とを
備え、この保護温度切換手段24は前記圧縮機運転周波
数が超低速の場合は前記保護温度を下げるものである。 【効果】 運転周波数で保護温度を切り換えることによ
り運転周波数範囲を変更せずに吐出保護を確実にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータ空調機の電動
機の制御装置の改良に係わり、特にその、信頼性の向上
に関するものである。
機の制御装置の改良に係わり、特にその、信頼性の向上
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インバータ空調機において最近低周波数
側への運転範囲拡大が進んで来ている。一方従来より、
特開昭61−89437号公報に示されるように圧縮機
の巻線温度上昇保護として、圧縮機から吐出される冷媒
ガスの温度を検出し、その値をもとに巻線温度を推定
し、巻線温度上昇保護を行うものが知られている。しか
しながら超低周波数域の運転では冷媒配管を流れる冷媒
流量が減少し、巻線温度と吐出温度の温度勾配が大きく
なり保護が十分に働かない可能性がある。
側への運転範囲拡大が進んで来ている。一方従来より、
特開昭61−89437号公報に示されるように圧縮機
の巻線温度上昇保護として、圧縮機から吐出される冷媒
ガスの温度を検出し、その値をもとに巻線温度を推定
し、巻線温度上昇保護を行うものが知られている。しか
しながら超低周波数域の運転では冷媒配管を流れる冷媒
流量が減少し、巻線温度と吐出温度の温度勾配が大きく
なり保護が十分に働かない可能性がある。
【0003】従来例の構成を図6を用いて説明する。従
来のインバータ空調機は、主回路として、商用電源を直
流に変換するコンバータ(交流直流変換器)4、直流電
源を交流電源に変換するインバータ(直流交流変換器)
6、冷凍サイクルとして、電動機と圧縮要素からなる冷
媒を加圧し循環させる圧縮機7、冷媒と室外空気の熱交
換を行う室外熱交換器8、冷媒のしぼり量を調整する膨
張弁9、冷媒と室内空気の熱交換を行う室内熱交換器1
0、室外制御部として、インバータの波形信号を出力す
る波形出力回路21、吐出冷媒の温度を検出する吐出温
度センサ11、吐出温度を検出する吐出温度検出手段2
3、固定された保護温度で運転を停止させる吐出保護手
段22、運転電流等の情報により運転周波数を制限する
運転周波数制限手段25で構成されている。
来のインバータ空調機は、主回路として、商用電源を直
流に変換するコンバータ(交流直流変換器)4、直流電
源を交流電源に変換するインバータ(直流交流変換器)
6、冷凍サイクルとして、電動機と圧縮要素からなる冷
媒を加圧し循環させる圧縮機7、冷媒と室外空気の熱交
換を行う室外熱交換器8、冷媒のしぼり量を調整する膨
張弁9、冷媒と室内空気の熱交換を行う室内熱交換器1
0、室外制御部として、インバータの波形信号を出力す
る波形出力回路21、吐出冷媒の温度を検出する吐出温
度センサ11、吐出温度を検出する吐出温度検出手段2
3、固定された保護温度で運転を停止させる吐出保護手
段22、運転電流等の情報により運転周波数を制限する
運転周波数制限手段25で構成されている。
【0004】次に動作について説明する。図6におい
て、圧縮機7は、商用電源を一度コンバータ(交流直流
変換器)4により直流に変換された直流電源を、波形出
力回路24からの波形信号をもとに再度インバータ(直
流交流変換器)6により所望の周波数、電圧の3相交流
に変換された交流電源によって駆動される。圧縮機7が
運転することにより、冷媒が高温高圧に圧縮され配管を
通って室外熱交換器8を流れる、ここで室外空気と熱交
換し、冷媒が冷却される。次に冷却された冷媒は膨張弁
9で絞られ室内熱交換器10に流れ室内空気と熱交換し
室内空気を冷却する。室外制御部20は、室内の空気温
度と設定温度の温度差等の運転要求(運転要求周波数)
に対し、運転電流、電気部品の温度等の制約条件(図示
せず)を入力とする運転周波数制限手段25により運転
周波数を決定し、吐出保護手段22を介して運転周波数
を波形出力回路21に出力する。吐出保護手段22は、
予め設定された保護温度と吐出温度センサ11、吐出温
度検出手段23により検出された吐出温度を比較し、吐
出温度が保護温度以上であれば、波形出力回路への信号
をカット(運転停止)する。上記保護動作をマイコンに
て行う場合の動作フローチャートを図7に示す。スター
トして吐出温度を取り込み(ステップ105)、保護温
度以上かを判定し(ステップ106)、保護温度以上で
あれば吐出温度保護停止する(ステップ107)。
て、圧縮機7は、商用電源を一度コンバータ(交流直流
変換器)4により直流に変換された直流電源を、波形出
力回路24からの波形信号をもとに再度インバータ(直
流交流変換器)6により所望の周波数、電圧の3相交流
に変換された交流電源によって駆動される。圧縮機7が
運転することにより、冷媒が高温高圧に圧縮され配管を
通って室外熱交換器8を流れる、ここで室外空気と熱交
換し、冷媒が冷却される。次に冷却された冷媒は膨張弁
9で絞られ室内熱交換器10に流れ室内空気と熱交換し
室内空気を冷却する。室外制御部20は、室内の空気温
度と設定温度の温度差等の運転要求(運転要求周波数)
に対し、運転電流、電気部品の温度等の制約条件(図示
せず)を入力とする運転周波数制限手段25により運転
周波数を決定し、吐出保護手段22を介して運転周波数
を波形出力回路21に出力する。吐出保護手段22は、
予め設定された保護温度と吐出温度センサ11、吐出温
度検出手段23により検出された吐出温度を比較し、吐
出温度が保護温度以上であれば、波形出力回路への信号
をカット(運転停止)する。上記保護動作をマイコンに
て行う場合の動作フローチャートを図7に示す。スター
トして吐出温度を取り込み(ステップ105)、保護温
度以上かを判定し(ステップ106)、保護温度以上で
あれば吐出温度保護停止する(ステップ107)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のインバータ空調
機は以上のように構成され、圧縮機の巻線温度が保護さ
れていた。しかしながら、低周波数で運転させようとす
ると、冷媒循環量が減り圧縮機巻線温度と吐出温度の温
度差が大きくなり、吐出温度保護では巻線温度上昇を十
分に保護できない問題点が生じてきた。上記を図3「巻
線温度と吐出温度の温度差ΔTと運転周波数の関係」を
用いてもう少し詳しく説明する。図3より、運転周波数
が高い(F2)ときはΔTが小さく(ΔT2)、運転周
波数が低い(F1)ときはΔTが大きい(ΔT1)こと
が分かる。吐出温度で巻線温度を保護するためには、巻
線の許容温度にΔTを加えた値を吐出温度の保護温度に
する必要がある。従来の最低周波数がF2の場合にはΔ
T2+巻線許容温度で良いが、保護温度が同じで最低周
波数をF1にすると、巻線許容温度に対しΔT1−ΔT
2だけ不足する。
機は以上のように構成され、圧縮機の巻線温度が保護さ
れていた。しかしながら、低周波数で運転させようとす
ると、冷媒循環量が減り圧縮機巻線温度と吐出温度の温
度差が大きくなり、吐出温度保護では巻線温度上昇を十
分に保護できない問題点が生じてきた。上記を図3「巻
線温度と吐出温度の温度差ΔTと運転周波数の関係」を
用いてもう少し詳しく説明する。図3より、運転周波数
が高い(F2)ときはΔTが小さく(ΔT2)、運転周
波数が低い(F1)ときはΔTが大きい(ΔT1)こと
が分かる。吐出温度で巻線温度を保護するためには、巻
線の許容温度にΔTを加えた値を吐出温度の保護温度に
する必要がある。従来の最低周波数がF2の場合にはΔ
T2+巻線許容温度で良いが、保護温度が同じで最低周
波数をF1にすると、巻線許容温度に対しΔT1−ΔT
2だけ不足する。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、圧縮機が低周波数で運転されて
も、圧縮機の巻線温度上昇保護を十分に行う、もしく
は、温度上昇が大きい場合には運転周波数の下限値を制
限し巻線温度上昇保護を行うインバータ空調機を得るこ
とを目的とする。
ためになされたもので、圧縮機が低周波数で運転されて
も、圧縮機の巻線温度上昇保護を十分に行う、もしく
は、温度上昇が大きい場合には運転周波数の下限値を制
限し巻線温度上昇保護を行うインバータ空調機を得るこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のインバータ空
気調和機は、交流を直流に変換するコンバータと、前記
直流を任意の交流に変換し、圧縮機を駆動するインバー
タとを有するインバータ空気調和機において、前記圧縮
機から吐出される冷媒ガスの温度を検出して前記圧縮機
の巻線温度を推定し巻線温度上昇保護を行う手段と、前
記圧縮機に印加される運転周波数により巻線温度上昇保
護温度を切り換える保護温度切換手段とを備え、この保
護温度切換手段は前記圧縮機運転周波数が超低速の場合
は前記保護温度を下げることを特徴とする。
気調和機は、交流を直流に変換するコンバータと、前記
直流を任意の交流に変換し、圧縮機を駆動するインバー
タとを有するインバータ空気調和機において、前記圧縮
機から吐出される冷媒ガスの温度を検出して前記圧縮機
の巻線温度を推定し巻線温度上昇保護を行う手段と、前
記圧縮機に印加される運転周波数により巻線温度上昇保
護温度を切り換える保護温度切換手段とを備え、この保
護温度切換手段は前記圧縮機運転周波数が超低速の場合
は前記保護温度を下げることを特徴とする。
【0008】請求項2のインバータ空気調和機は、交流
を直流に変換するコンバータと、前記直流を任意の交流
に変換し、圧縮機を駆動するインバータとを有するイン
バータ空気調和機において、前記圧縮機から吐出される
冷媒ガスの温度を検出して運転可能最低周波数切り換え
る最低周波数切換手段及び運転周波数制限手段とを備
え、前記最低周波数切換手段は前記圧縮機から吐出され
る冷媒ガスの温度がある温度以上であれば、最低周波数
を高くすることを特徴とする。
を直流に変換するコンバータと、前記直流を任意の交流
に変換し、圧縮機を駆動するインバータとを有するイン
バータ空気調和機において、前記圧縮機から吐出される
冷媒ガスの温度を検出して運転可能最低周波数切り換え
る最低周波数切換手段及び運転周波数制限手段とを備
え、前記最低周波数切換手段は前記圧縮機から吐出され
る冷媒ガスの温度がある温度以上であれば、最低周波数
を高くすることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1のインバータ空気調和機は、運転周波
数が低い場合は、低めの保護温度で吐出保護を行う。
数が低い場合は、低めの保護温度で吐出保護を行う。
【0010】請求項2のインバータ空気調和機は、吐出
温度が高い場合は最低周波数を上げる。
温度が高い場合は最低周波数を上げる。
【0011】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、本発明の実施例1によるインバータ空調
機を示すブロツク図である。図中、4は整流ダイオー
ド、電解キャパシタ等で構成される交流の商用電源を一
旦直流に変換するコンバータ、6はトランジスタ等のス
イッチング素子で構成されるインバータ、7は電動機と
圧縮メカ部からなる冷媒を加圧し循環させる圧縮機、8
は冷媒と室外空気と熱交換する室外熱交換器、9は冷媒
のしぼり量を調整する膨張弁、10は冷媒と室内空気の
熱交換を行う室内熱交換器、20は室外制御部であり、
インバータの波形信号を出力する波形出力回路21、吐
出冷媒の温度を検出する吐出温度センサ11、吐出温度
を検出する吐出温度検出手段23、指定された保護温度
で運転を停止させる吐出保護手段22、運転周波数によ
り保護温度を切り換える保護温度切換手段24、運転電
流等の情報により運転周波数を制限する運転周波数制限
手段25で構成されており、吐出保護手段22および保
護温度切換手段24以外は従来と同一である。
する。図1は、本発明の実施例1によるインバータ空調
機を示すブロツク図である。図中、4は整流ダイオー
ド、電解キャパシタ等で構成される交流の商用電源を一
旦直流に変換するコンバータ、6はトランジスタ等のス
イッチング素子で構成されるインバータ、7は電動機と
圧縮メカ部からなる冷媒を加圧し循環させる圧縮機、8
は冷媒と室外空気と熱交換する室外熱交換器、9は冷媒
のしぼり量を調整する膨張弁、10は冷媒と室内空気の
熱交換を行う室内熱交換器、20は室外制御部であり、
インバータの波形信号を出力する波形出力回路21、吐
出冷媒の温度を検出する吐出温度センサ11、吐出温度
を検出する吐出温度検出手段23、指定された保護温度
で運転を停止させる吐出保護手段22、運転周波数によ
り保護温度を切り換える保護温度切換手段24、運転電
流等の情報により運転周波数を制限する運転周波数制限
手段25で構成されており、吐出保護手段22および保
護温度切換手段24以外は従来と同一である。
【0012】次に動作について説明する。図1におい
て、圧縮機7は、商用電源を一度コンバータ(交流直流
変換器)4により直流に変換された直流電源を、波形出
力回路24からの波形信号を元に再度インバータ(直流
交流変換器)6により所望の周波数、電圧の3相交流に
変換された交流電源によって駆動される。圧縮機7が運
転することにより、冷媒が高温高圧に圧縮され配管を通
って室外熱交換器8を流れる、ここで室外空気と熱交換
し、冷媒が冷却される、次に冷却された冷媒は膨張弁9
で絞られ室内熱交換器10に流れ室内空気と熱交換し室
内空気を冷却する。室外制御部20は、室内の空気温度
と設定温度の温度差等の運転要求(運転要求周波数)に
対し、運転電流、電気部品の温度等の制約条件(図示せ
ず)を入力とする運転周波数制限手段25により運転周
波数を決定し、吐出保護手段22を介して運転周波数を
波形出力回路21に出力する。吐出保護手段22は、保
護温度切換手段24によって運転周波数相当に設定され
た保護温度と吐出温度センサ11、吐出温度検出手段2
3により検出された吐出温度とを比較し、吐出温度が保
護温度以上であれば、波形出力回路への信号をカット
(運転停止)する。
て、圧縮機7は、商用電源を一度コンバータ(交流直流
変換器)4により直流に変換された直流電源を、波形出
力回路24からの波形信号を元に再度インバータ(直流
交流変換器)6により所望の周波数、電圧の3相交流に
変換された交流電源によって駆動される。圧縮機7が運
転することにより、冷媒が高温高圧に圧縮され配管を通
って室外熱交換器8を流れる、ここで室外空気と熱交換
し、冷媒が冷却される、次に冷却された冷媒は膨張弁9
で絞られ室内熱交換器10に流れ室内空気と熱交換し室
内空気を冷却する。室外制御部20は、室内の空気温度
と設定温度の温度差等の運転要求(運転要求周波数)に
対し、運転電流、電気部品の温度等の制約条件(図示せ
ず)を入力とする運転周波数制限手段25により運転周
波数を決定し、吐出保護手段22を介して運転周波数を
波形出力回路21に出力する。吐出保護手段22は、保
護温度切換手段24によって運転周波数相当に設定され
た保護温度と吐出温度センサ11、吐出温度検出手段2
3により検出された吐出温度とを比較し、吐出温度が保
護温度以上であれば、波形出力回路への信号をカット
(運転停止)する。
【0013】上記をマイコンを用いて制御した場合のフ
ローチャートを図2に示す。プログラムがスタートする
と、運転周波数を取り込み(ステップ101)、運転周
波数判定を行い(ステップ102)、運転周波数がF2
以下であれば保護温度をTLOW に設定(ステップ10
4)、運転周波数がF2以上であれば保護温度をTHIGH
に設定(ステップ103)する。次に吐出温度を取り込
み(ステップ105)、保護温度以上かの判定を行い
(ステップ106)、保護温度以上であれば吐出温度保
護停止する(ステップ107)。
ローチャートを図2に示す。プログラムがスタートする
と、運転周波数を取り込み(ステップ101)、運転周
波数判定を行い(ステップ102)、運転周波数がF2
以下であれば保護温度をTLOW に設定(ステップ10
4)、運転周波数がF2以上であれば保護温度をTHIGH
に設定(ステップ103)する。次に吐出温度を取り込
み(ステップ105)、保護温度以上かの判定を行い
(ステップ106)、保護温度以上であれば吐出温度保
護停止する(ステップ107)。
【0014】実施例2.以下、この発明の他の実施例を
図について説明する。図4は、本発明の実施例2による
インバータ空調機を示すブロツク図である。図中、4は
整流ダイオード、電解キャパシタ等で構成される交流の
商用電源を一旦直流に変換するコンバータ、6はトラン
ジスタ等のスイッチング素子で構成されるインバータ、
7は電動機と圧縮メカ部からなる冷媒を加圧し循環させ
る圧縮機、8は冷媒と室外空気と熱交換する室外熱交換
器、9は冷媒のしぼり量を調整する膨張弁、10は冷媒
と室内空気の熱交換を行う室内熱交換器、20は室外制
御部であり、インバータの波形信号を出力する波形出力
回路21、吐出冷媒の温度を検出する吐出温度センサ1
1、吐出温度を検出する吐出温度検出手段23、固定さ
れた保護温度で運転を停止させる吐出保護手段22、吐
出温度により最低周波数を切り換える最低周波数切換手
段26、運転電流等の情報により運転周波数を制限する
運転周波数制限手段25で構成されており、最低周波数
切換手段26以外は従来と同一である。
図について説明する。図4は、本発明の実施例2による
インバータ空調機を示すブロツク図である。図中、4は
整流ダイオード、電解キャパシタ等で構成される交流の
商用電源を一旦直流に変換するコンバータ、6はトラン
ジスタ等のスイッチング素子で構成されるインバータ、
7は電動機と圧縮メカ部からなる冷媒を加圧し循環させ
る圧縮機、8は冷媒と室外空気と熱交換する室外熱交換
器、9は冷媒のしぼり量を調整する膨張弁、10は冷媒
と室内空気の熱交換を行う室内熱交換器、20は室外制
御部であり、インバータの波形信号を出力する波形出力
回路21、吐出冷媒の温度を検出する吐出温度センサ1
1、吐出温度を検出する吐出温度検出手段23、固定さ
れた保護温度で運転を停止させる吐出保護手段22、吐
出温度により最低周波数を切り換える最低周波数切換手
段26、運転電流等の情報により運転周波数を制限する
運転周波数制限手段25で構成されており、最低周波数
切換手段26以外は従来と同一である。
【0015】次に動作について説明する。基本的な部分
は実施例1と同じであるので差異のある部分について説
明する。最低周波数切換手段26は、検出された吐出温
度によって運転周波数制限手段25への最低周波数設定
値を変更する。吐出保護手段22は、保護温度切換手段
24によって運転周波数相当に設定された保護温度と吐
出温度センサ11、吐出温度検出手段23により検出さ
れた吐出温度を比較し、吐出温度が保護温度以上であれ
ば、波形出力回路への信号をカット(運転停止)する。
は実施例1と同じであるので差異のある部分について説
明する。最低周波数切換手段26は、検出された吐出温
度によって運転周波数制限手段25への最低周波数設定
値を変更する。吐出保護手段22は、保護温度切換手段
24によって運転周波数相当に設定された保護温度と吐
出温度センサ11、吐出温度検出手段23により検出さ
れた吐出温度を比較し、吐出温度が保護温度以上であれ
ば、波形出力回路への信号をカット(運転停止)する。
【0016】上記をマイコンを用いて制御した場合のフ
ローチャートを図5に示す。プログラムがスタートする
と、吐出温度を取り込み(ステップ105)、保護温度
以上かの判定を行い(ステップ106)、保護温度以上
であれば吐出温度保護停止する(ステップ107)。次
に吐出温度判定を行い(ステップ201)、吐出温度が
低ければ、最低周波数をF1に設定し(ステップ20
3)、吐出温度が高ければ最低周波数をF2に設定し
(ステップ202)、さらに運転周波数が最低周波数よ
り高いかの判定を行い(ステップ204)、運転周波数
が最低周波数以下であれば運転周波数を上げる(ステッ
プ205)。
ローチャートを図5に示す。プログラムがスタートする
と、吐出温度を取り込み(ステップ105)、保護温度
以上かの判定を行い(ステップ106)、保護温度以上
であれば吐出温度保護停止する(ステップ107)。次
に吐出温度判定を行い(ステップ201)、吐出温度が
低ければ、最低周波数をF1に設定し(ステップ20
3)、吐出温度が高ければ最低周波数をF2に設定し
(ステップ202)、さらに運転周波数が最低周波数よ
り高いかの判定を行い(ステップ204)、運転周波数
が最低周波数以下であれば運転周波数を上げる(ステッ
プ205)。
【0017】
【発明の効果】この発明は、次に記載する効果を奏す
る。請求項1のインバータ空気調和機は、交流を直流に
変換するコンバータと、前記直流を任意の交流に変換
し、圧縮機を駆動するインバータとを有するインバータ
空気調和機において、前記圧縮機から吐出される冷媒ガ
スの温度を検出して前記圧縮機の巻線温度を推定し巻線
温度上昇保護を行う手段と、前記圧縮機に印加される運
転周波数により巻線温度上昇保護温度を切り換える保護
温度切換手段とを備え、この保護温度切換手段は前記圧
縮機運転周波数が超低速の場合は前記保護温度を下げる
構成にしたので、運転周波数で保護温度を切り換えるこ
とにより運転周波数範囲を変更せずに吐出保護を確実に
する。
る。請求項1のインバータ空気調和機は、交流を直流に
変換するコンバータと、前記直流を任意の交流に変換
し、圧縮機を駆動するインバータとを有するインバータ
空気調和機において、前記圧縮機から吐出される冷媒ガ
スの温度を検出して前記圧縮機の巻線温度を推定し巻線
温度上昇保護を行う手段と、前記圧縮機に印加される運
転周波数により巻線温度上昇保護温度を切り換える保護
温度切換手段とを備え、この保護温度切換手段は前記圧
縮機運転周波数が超低速の場合は前記保護温度を下げる
構成にしたので、運転周波数で保護温度を切り換えるこ
とにより運転周波数範囲を変更せずに吐出保護を確実に
する。
【0018】請求項2のインバータ空気調和機は、交流
を直流に変換するコンバータと、前記直流を任意の交流
に変換し、圧縮機を駆動するインバータとを有するイン
バータ空気調和機において、前記圧縮機から吐出される
冷媒ガスの温度を検出して運転可能最低周波数切り換え
る最低周波数切換手段及び運転周波数制限手段とを備
え、前記最低周波数切換手段は前記圧縮機から吐出され
る冷媒ガスの温度がある温度以上であれば、最低周波数
を高くする構成にしたので、吐出温度で最低周波数を切
り換えることにより、保護温度を変えずに吐出保護を確
実に行うことが可能になる。
を直流に変換するコンバータと、前記直流を任意の交流
に変換し、圧縮機を駆動するインバータとを有するイン
バータ空気調和機において、前記圧縮機から吐出される
冷媒ガスの温度を検出して運転可能最低周波数切り換え
る最低周波数切換手段及び運転周波数制限手段とを備
え、前記最低周波数切換手段は前記圧縮機から吐出され
る冷媒ガスの温度がある温度以上であれば、最低周波数
を高くする構成にしたので、吐出温度で最低周波数を切
り換えることにより、保護温度を変えずに吐出保護を確
実に行うことが可能になる。
【図1】この発明の実施例1を示す制御ブロック図であ
る。
る。
【図2】この発明の実施例1を示すフローチャート図で
ある。
ある。
【図3】巻線温度と吐出温度の温度差ΔTと運転周波数
の関係を示す特性図である。
の関係を示す特性図である。
【図4】この発明の実施例2を示す制御ブロック図であ
る。
る。
【図5】この発明の実施例2を示すフローチャート図で
ある。
ある。
【図6】従来のインバータ空調機の制御ブロック図であ
る。
る。
【図7】従来のインバータ空調機の動作フローチャート
図である。
図である。
4 コンバータ 6 コンバータ 7 圧縮機 8 室外熱交換器 9 膨張弁 10 室内熱交換器 11 吐出温度センサ 20 室外制御部 21 波形出力回路 22 吐出保護手段 23 吐出温度検出手段 24 保護温度切換手段 25 運転周波数制限手段 26 最低周波数切換手段
Claims (2)
- 【請求項1】 交流を直流に変換するコンバータと、前
記直流を任意の交流に変換し、圧縮機を駆動するインバ
ータとを有するインバータ空気調和機において、前記圧
縮機から吐出される冷媒ガスの温度を検出して前記圧縮
機の巻線温度を推定し巻線温度上昇保護を行う手段と、
前記圧縮機に印加される運転周波数により巻線温度上昇
保護温度を切り換える保護温度切換手段とを備え、この
保護温度切換手段は前記圧縮機運転周波数が超低速の場
合は前記保護温度を下げることを特徴とするインバータ
空気調和機。 - 【請求項2】 交流を直流に変換するコンバータと、前
記直流を任意の交流に変換し、圧縮機を駆動するインバ
ータとを有するインバータ空気調和機において、前記圧
縮機から吐出される冷媒ガスの温度を検出して運転可能
最低周波数切り換える最低周波数切換手段及び運転周波
数制限手段とを備え、前記最低周波数切換手段は前記圧
縮機から吐出される冷媒ガスの温度がある温度以上であ
れば、最低周波数を高くすることを特徴とするインバー
タ空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4124636A JPH05322324A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | インバータ空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4124636A JPH05322324A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | インバータ空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05322324A true JPH05322324A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14890319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4124636A Pending JPH05322324A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | インバータ空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05322324A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002071227A (ja) * | 2000-06-13 | 2002-03-08 | Mayekawa Mfg Co Ltd | アンモニア冷却ユニット |
CN109631228A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-04-16 | 四川长虹空调有限公司 | 制冷系统制冷剂快速泄漏的判定方法及系统 |
CN113028588A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-06-25 | 四川虹美智能科技有限公司 | 压缩机的故障保护方法和系统 |
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-
1992
- 1992-05-18 JP JP4124636A patent/JPH05322324A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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