JPH05302085A - ピリミジン系液晶物質 - Google Patents

ピリミジン系液晶物質

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JPH05302085A
JPH05302085A JP4107529A JP10752992A JPH05302085A JP H05302085 A JPH05302085 A JP H05302085A JP 4107529 A JP4107529 A JP 4107529A JP 10752992 A JP10752992 A JP 10752992A JP H05302085 A JPH05302085 A JP H05302085A
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crystal substance
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antiferroelectric
substance
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JP4107529A
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Masamichi Mizukami
政道 水上
Tomoyuki Yui
知之 油井
Yoshihisa Arai
誉久 新井
Yoshihiro Gocho
喜裕 牛膓
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D239/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
    • C07D239/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D239/24Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D239/28Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09K19/02Liquid crystal materials characterised by optical, electrical or physical properties of the components, in general
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    • C09K19/3441Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least one heterocyclic ring having nitrogen as hetero atom
    • C09K19/345Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least one heterocyclic ring having nitrogen as hetero atom the heterocyclic ring being a six-membered aromatic ring containing two nitrogen atoms
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(1)、 【化1】 (R;炭素数6〜10の直鎖アルキル基、X;H又はF
原子、Z;CH3 、CF3 、C2 5 の何れかで、Xま
たはZの種類によりL、m、nはそれぞれ特定の整数と
なる。)の反強誘電性液晶物質。 【効果】 この液晶物質は高いコントラスト比を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な反強誘電性液晶物
質に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、低電圧作動性、低消費
電力性、薄型表示が可能である事等により、現在までに
各種の小型表示素子に利用されてきた。しかし、昨今の
情報、OA関連機器分野、あるいは、テレビ分野への液
晶表示素子の応用、用途拡大に伴って、これまでのCR
T表示素子を上回る、表示容量、表示品質を持つ高性能
大型液晶表示素子の要求が、急速に高まってきた。しか
しながら、現在のネマチック液晶を使用する限りにおい
ては、液晶テレビ用に採用されているアクテイブマトリ
ックス駆動液晶表示素子でも、製造プロセスの複雑さと
歩留りの低さにより、その大型化、低コスト化は容易で
はない。又、単純マトリックス駆動のSTN型液晶表示
素子にしても、大容量駆動は必ずしも容易ではなく、応
答時間にも限界があり動画表示は困難である。従って、
ネマチック液晶表示素子は、上記の高性能大型液晶表示
素子への要求を満足するものとはいい難いのが実状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような状況のなか
で、高速液晶表示素子として注目されているのが、強誘
電性液晶物質を用いた液晶表示素子である。クラークと
ラガバールにより発表された表面安定化型強誘電性液晶
(SSFLC)素子は、その従来にない速い応答速度と
広い視野角を有する事が注目され、そのスイッチング特
性に関しては詳細に検討されおり、液晶表示素子に使用
される液晶物質の種々の物性定数を最適化するため多く
の強誘電性液晶物質が合成されている。しかしながらし
きい値特性が不十分である、液晶層の構造がシェブロン
構造をしているなどからコントラストが不良である、高
速応答が実現されていない、液晶分子の配向制御が困難
でSSFLCの最大の特徴の1つである双安定性の実現
が容易でない、機械的衝撃に依って液晶分子の配向が破
壊されそれの回復が困難であるなどの種々の要因により
実用化までには至っていないのが実状である。
【0004】これとは別に、SSFLCと異なるスイッ
チング機構の素子の開発も同時に進められている。反強
誘電相を有する液晶物質(以下、反強誘電性液晶物質と
呼ぶ)の三安定状態間のスイッチングも、これらの新し
いスイッチング機構の1つである(Japanese Journal o
f Applied Physics, Vol.27, pp.L729,1988 )。反強誘
電性液晶物質は3つの安定な状態を有する。すなわち、
強誘電性液晶物質で見られる2つのユニフォーム状態
(Ur,Ul)と第三状態である。この第三状態が反強
誘電相であることをChandaniらが報告している(Japane
se Journal of Applied Physics, Vol.28, pp.L1261, 1
989, Japanese Journal of Applied Physics, Vol.28,
pp.L1265, 1989)。このような三安定状態間のスイッチ
ングが反強誘電性液晶物質の第1の特徴である。反強誘
電性液晶物質の第2の特徴は印加電圧に対して明確なし
きい値が存在することである。更にメモリー性を有して
おりこれが反強誘電性液晶物質の第3の特徴である。こ
れらの優れた特徴を有する反強誘電性液晶物質を利用す
ることにより応答速度が速く、コントラストが良好な液
晶表示素子を実現できる。
【0005】又、もう一つの反強誘電性液晶物質の大き
な特徴として層構造が電界により容易にスイッチングす
る事があげられる(Japanese Journal of Applied Phys
ics,Vol.28, pp.L119,1989, Japanese Journal of Appl
ied Physics, Vol.29, pp.L111, 1990 )。このことに
より液晶層の欠陥が極めて少なく配向の自己修復能力の
ある液晶表示素子の作製が可能となりコントラストに優
れた液晶表示素子を実現できる。反強誘電性液晶物質と
しては、特開平1−213390、特開平1−3163
39,特開平1−316367、特開平1−31637
2、特開平2−28128の各公報、及びLiquid Cryst
als, Vol.6, pp.167,1989 に記載のものが知られてい
る。反強誘電性液晶物質に関する研究の歴史が浅いため
に現在までに知られている反強誘電性液晶物質の数は強
誘電性液晶物質に比べ多くはないが、研究の進展にとも
なって次第にその数を増している。
【0006】反強誘電性液晶物質は既に述べたように、
電圧印加により層構造がブックシェルフ構造をとりやす
いことからコントラストに優れた液晶表示素子を実現で
きる可能性が強い。しかしながら現在まで合成されてい
る反強誘電性液晶物質の多くは実用的な面から考えた
時、コントラストは不十分であった。この主な原因とし
て、配向があまり良好でなく層欠陥が多いことがあげら
れる。従って、配向性のよい液晶材料が見いだされれ
ば、電圧印加時にブックシェルフ構造を取り易いという
性質と相まってコントラストの極めて良好な材料となり
得ると考えられる。本発明はこの様な要請のもとで行わ
れたものであり配向性に優れた液晶物質を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の一般式
(1)、
【0008】
【化2】
【0009】(上式中Rは炭素数6〜10の直鎖アルキ
ル基、XはHまたはF原子を示す。そして、XがH原
子の時、ZはCH3 、CF3 、C2 5 のいずれかであ
って、ZがCH3 の時Lは0または5〜8、mは0また
は1、nは1〜10の整数であり、ZがCF3 の時Lは
5〜8、mは1、nは1〜10の整数であり、ZがC2
5 のときL、mは0、nは4〜10の整数であり、
XがFの時、ZはCH3 、CF3 、C2 5 のいずれか
であって、Lは0または5〜8、mは0または1、nは
1〜10の整数である。)で表される反強誘電性液晶物
質に関するものである。本発明の目的化合物の製造法の
例を反応式で示すと次の通りである。
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】
【化5】
【0013】上記の反応式において用いられている4−
アセトキシ−2−フルオロ安息香酸は、例えばm−フル
オロフェノールを出発原料にして次のような方法によっ
て合成できる。
【0014】
【化6】
【0015】
【発明の効果】本発明は、新規な反強誘電性液晶物質を
提供する事ができるものである。そして、本発明により
提供された新規な反強誘電性液晶物質は、配向性にすぐ
れているために高いコントラスト比を与え、そしてその
特徴である高速応答性或は三安定状態間のスイッチン
グ、明確なしきい値特性、良好なメモリー性を利用した
液晶表示素子に用いる事ができる。
【0016】
【実施例】次に実施例及び比較例を掲げて本発明を更に
具体的に説明するが、本発明はもちろんこれに限定され
るものではない。
【0017】実施例1 2−(4−オクチルオキシフェニル)−5−ピリミジン
カルボン酸4−(1−トリメチルペンチルオキシカルボ
ニル)フェニルエステル〔一般式(1)においてR=C8H
17,X=H,Z=CH3,L=0,m=0,n=4 の場合〕の製造
【0018】1)2−(4−オクチルオキシフェニル)
−ピリミジン−5−カルボン酸(1)の製造 p−ヒドロキシベンゾニトリル50g、臭化オクチル8
9.2g、水酸化カリウム23.5g、エタノール50
0mlを1リットルの丸底フラスコに仕込んだ。塩化カ
ルシウム管を付け、4時間還流した。その後水1リット
ルを加え、ジクロロメタン1300mlで抽出した。抽
出液を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶
媒を留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、80.6gの4−オクチルオキシベンゾニト
リル(A)を得た。
【0019】上記(A)11gを80mlのエタノール
に溶解し、氷冷しながら塩化水素ガスを2時間かけて吹
き込んだ。吹き込み終了後、密栓し終夜放置する。その
後、塩酸、エタノールを減圧化吸引して、反応混合物よ
り留去する。固化した反応混合物に、エタノール120
mlを加え、しばらく攪拌して溶解させる。この反応液
を氷冷しながら液化アンモニア40mlを吹き込んだ。
吹き込みには80分を要した。吹き込みが終了したら、
密栓して終夜放置する。この操作によりアミジン化合物
(B)が生成する。
【0020】上記(B)を含む反応液からアンモニア、
エタノールを留去する。ペースト状になった反応物に新
たにエタノール120mlを加える。これに水冷しなが
ら6.5gの金属ナトリウムを加える。加えた金属ナト
リウムの大部分が消失したら、20.5gのエトキシメ
チレンマロン酸ジエチルを加え、30分室温で攪拌した
後6時間還流する。反応液を水にあけ、クロロフォルム
で抽出する。硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去
して2−(4−オクチルオキシフェニル)−4−ヒドロ
キシ−5−エトキシカルボニルピリミジン(C)の粗生
物を得た。この粗生物を再結晶して、精製(C)を9.
8g得た。
【0021】(C)の4gと塩化フォスフォリル20m
lを混合し、30分間還流する。その後、塩化フォスフ
ォリルを回収し、残分を水に注いだ。炭酸カリで中和し
たのち、ジクロロメタンで抽出し、抽出液は硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒留去後カラムクロマトグラフィー
で精製して、2−(4−オクチルオキシフェニル)−4
−クロロ−5−エトキシカルボニルピリミジン(D)を
3.9g得た。
【0022】活性炭にPdを5%担持した水素添加触媒
6g、酢酸ナトリウムをナス型フラスコに入れた。窒素
で系内を置換した後、(D)の6gを90mlのジオキ
サンに溶解して滴下ロートに入れ、ゆっくりとこの混合
液をフラスコに滴下する。攪拌しながら系内を水素で置
換した後、ガスだめより水素を供給する。水素を吸収し
なくなるまで反応を続ける。その後、系内を窒素で置換
して触媒を濾過し、濾液から溶媒を回収した。得られた
粗生物は、カラムクロマトグラフィー、再結晶で精製し
精製された2−(4−オクチルオキシフェニル)−5−
エトキシカルボニルピリミジン(E)を6.1g得た。
【0023】(E)の2.6g、水酸化カリウム0.8
g、エタノール45ml、水5mlをナス型フラスコに
入れ、1時間還流した。反応後、100mlの水にあけ
塩酸酸性としてクロロフォルムで抽出した。硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、溶媒を留去しヘキサン50mlで再
結晶した。結晶を濾過、乾燥して目的物である2−(4
−オクチルオキシフェニル)ピリミジン−5−カルボン
酸2.3gを得た。
【0024】2)2−(4−オクチルオキシフェニル)
−5−ピリミジンカルボン酸4−(1−トリメチルペン
チルオキシカルボニル)フェニルエステルの製造 1)で得た2−(4−オクチルオキシフェニル)ピリミ
ジン−5−カルボン酸1gに塩化チオニル20mlを加
え6時間還流した。還流後、過剰の塩化チオニルを留去
した。これにピリジン10mlを入れ、更に攪拌しなが
ら(R)−4−ヒドロキシ−1−(1−トリメンチルペ
ンチルオキシカルボキシル)ベンゼン0.6gをトルエ
ン10mlに溶解した溶液を滴下した。その後1昼夜攪
拌した。その後反応液に、水を注加し、ジクロロメタン
で抽出した。抽出液を塩酸、カセイソーダ水溶液、水の
順で洗浄し硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去後得
られた粗生物はカラムクロマトグラフィーで精製して、
目的物を0.6g得た。NMRスペクトルを図1に示し
た。目的物の相の同定は、テクスチャー観察、及びDS
Cの測定により行った。また融点の測定はDSCで行い
その値は110℃であった。この化合物の相系列は、次
の通りであった。この化合物では反強誘電相が認められ
た。
【0025】 96℃ 120 ℃ 122 ℃ 135 ℃ 結晶 ← SCA* ← SC* ← SA ← 等方相
【0026】なおSAはスメクチックA相、SC*はカ
イラルスメクチックC相、SCA*は反強誘電相を示
す。
【0027】3)ラビング処理したポリイミド薄膜を有
する、ITO電極付の液晶セル(セル厚3μm)に、上
記化合物を等方相の状態で充填した。このセルを、毎分
1.0℃で徐冷して、SA相で液晶を配向させた。セル
を直交する偏向板間に液晶の層方向がアナライザーまた
はポーラライザーと平行になるように設置し、セルに±
40V、0.2Hzの三角波電圧を印加して、透過光量
の変化をフォトマルチプライヤーにより測定した。その
結果、120℃から95℃の温度領域で、反強誘電相に
特有なダブルヒステリシスの応答履歴が認められた。9
0℃での光学応答履歴を図2に示す。又コントラストを
90℃で測定したところ15と高いコントラスト比を示
した。
【0028】実施例2、3、4 実施例1に於ける(R)−4−ヒドロキシ−1−(1−
トリメチルペンチルオキシカルボニル)ベンゼンの代わ
りに(R)−4−ヒドロキシ−1−(1−トリメチルヘ
プチルオキシカルボニル)ベンゼン(実施例2)、
(S)−4−ヒドロキシ−1−(1−メチル−6−エト
キシ−ヘキシルオキシカルボニル)ベンゼン(実施例
3)、及び(R)−4−ヒドロキシ−1−(1−トリフ
ルオロメチル−6−エトキシヘキシルオキシカルボニ
ル)ベンゼン(実施例4)をそれぞれ使用し、実施例1
と全く同様の方法で2−(4−オクチルオキシフェニ
ル)−5−ピリミジンカルボン酸4−(1−トリメチル
ヘプチルオキシオキシカルボニル)フェニルエステル
(実施例2)、2−(4−オクチルオキシフェニル)−
5−ピリミジンカルボン酸4−(1−メチル−6−エト
キシヘキシルオキシカルボニル)フェニルエステル(実
施例3)、及び2−(4−オクチルオキシフェニル)−
5−ピリミジンカルボン酸4−(1−トリフルオロメチ
ル−6−エトキシヘキシルオキシカルボニル)フェニル
エステル(実施例4)を製造した。これら化合物のNM
Rスペクトルを図3、4、5に示した。また、これら化
合物の相系列を実施例1と同様にして測定したところ表
1のような結果であり全て反強誘電相を有していた。
【0029】
【表1】表1 (実施例2〜4に於ける相系列) 実施例 光学活性部 相 系 列番号 96℃ 99 ℃ 111 ℃ 127 ℃ 2 -C*H(CH3)C6H13 結晶← SCA*←SC*← SA← 等方相 72 ℃ 83℃ 108 ℃ 3 -C*H(CH3)(CH2)5OC2H5 結晶← SCA*←SA← 等方相 48 ℃ 74℃ 75℃ 92℃ 4 -C*H(CF3)(CH2)5OC2H5 結晶← SCA*←SC*← SA← 等方相
【0030】又それぞれコントラスト比を実施例1と同
様にして測定したところ次のようであった。
【0031】
【表2】表2 実施例2〜4に於けるコントラスト比 実施例 測定温度 コントラスト比番号 2 反強誘電相の範囲が狭く測定できず 3 70℃ 15 4 55℃ 14
【0032】実施例5〜10 一般式(1)においてR=C8 17、X=Fの場合に於
て、光学活性部を種々変えて実施例1と全く同じに操作
して液晶物質を製造した。これら化合物のNMRスペク
トルを図6、7、8、9、10、11に示した。また、
これら化合物の相系列を実施例1と同様にして測定した
ところ表3のような結果であり全て反強誘電相を有して
いた。
【0033】
【表3】表3 実施例5〜10に於ける相系列 実施例 光学活性部 相 系 列番号 70℃ 123 ℃ 135℃ 5 -C*H(CH3)C6H13 結晶← SCA*← SA← 等方相 54℃ 101 ℃ 110 ℃ 6 -C*H(CF3)C6H13 結晶← SCA*← SA← 等方相 50 ℃ 90℃ 92℃ 7 -C*H(C2H5)C6H13 結晶← SCA*← SA← 等方相 78℃ 103℃ 121℃ 8 -C*H(CH3)(CH2)5OC2H5 結晶← SCA*←SA← 等方相 41℃ 80℃ 9 -C*H(CF3)(CH2)5OC2H5 結晶← SCA*← 等方相 33℃ 71℃ 74℃ 10 -C*H(CF3)(CH2)7OC2H5 結晶← SCA*← SA← 等方相
【0034】又それぞれコントラストを実施例1と同様
にして測定したところ次のようであった。
【0035】
【表4】表4 実施例5〜10に於けるコントラスト比 実施例 測定温度 コントラスト比番号 5 90℃ 13 6 60 13 7 80 14 8 90 12 9 50 13 10 45 13
【0036】比較例1〜3 実施例5〜10に於ける液晶物質のフッ素置換の位置を
変えた次式に於いて、
【0037】
【化7】
【0038】R=C8 17として光学活性基を種々変え
て実施例1と全く同じに操作して液晶物質を製造した。
これら化合物のNMRスペクトルを図12、13、14
に示した。また、これらの化合物の相系列を実施例1と
同様にして測定したところ表5のような結果であり、反
強誘電相の存在は認められなかった。
【0039】
【表5】表5 比較例1〜3に於ける相系列 比較例 光学活性部 相 系 列番号 84℃ 92℃ 1 -C*H(CH3)C6H13 結晶← SA← 等方相 69℃ 90℃ 2 -C*H(CF3)C6H13 結晶 ← SA← 等方相 48℃ 83℃ 3 -C*H(CF3)(CH2)5OC2H5 結晶← SA← 等方相
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1で得られた液晶物質のNMRス
ペクトルを示す図である。
【図2】図2は実施例1で得られた液晶物質の光学応答
履歴を示す図である。
【図3】図3は実施例2で得られた液晶物質のNMRス
ペクトルを示す図である。
【図4】図4は実施例3で得られた液晶物質のNMRス
ペクトルを示す図である。
【図5】図5は実施例4で得られた液晶物質のNMRス
ペクトルを示す図である。
【図6】図6は実施例5で得られた液晶物質のNMRス
ペクトルを示す図である。
【図7】図7は実施例6で得られた液晶物質のNMRス
ペクトルを示す図である。
【図8】図8は実施例7で得られた液晶物質のNMRス
ペクトルを示す図である。
【図9】図9は実施例8で得られた液晶物質のNMRス
ペクトルを示す図である。
【図10】図10は実施例9で得られた液晶物質のNM
Rスペクトルを示す図である。
【図11】図11は実施例10で得られた液晶物質のN
MRスペクトルを示す図である
【図12】図12は比較例1で得られた液晶物質のNM
Rスペクトルを示す図である。
【図13】図13は比較例2で得られた液晶物質のNM
Rスペクトルを示す図である。
【図14】図14は比較例3で得られた液晶物質のNM
Rスペクトルを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛膓 喜裕 茨城県つくば市和台22番地 三菱瓦斯化学 株式会社総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1)、 【化1】 (式中Rは炭素数6〜10の直鎖アルキル基、XはHま
    たはF原子を示す。そして、XがH原子の時、ZはC
    3 、CF3 、C2 5 のいずれかであって、ZがCH
    3 の時Lは0または5〜8、mは0または1、nは1〜
    10の整数であり、ZがCF3 の時Lは5〜8、mは
    1、nは1〜10の整数であり、ZがC2 5 のとき
    L、mは0、nは4〜10の整数であり、XがFの
    時、ZはCH3 、CF3 、C2 5 のいずれかであっ
    て、Lは0または5〜8、mは0または1、nは1〜1
    0の整数である。)で表される反強誘電性液晶物質。
JP4107529A 1992-04-27 1992-04-27 ピリミジン系液晶物質 Pending JPH05302085A (ja)

Priority Applications (4)

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