JPH0525128A - ピロロアゼピン誘導体の製造方法 - Google Patents
ピロロアゼピン誘導体の製造方法Info
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- JPH0525128A JPH0525128A JP10816691A JP10816691A JPH0525128A JP H0525128 A JPH0525128 A JP H0525128A JP 10816691 A JP10816691 A JP 10816691A JP 10816691 A JP10816691 A JP 10816691A JP H0525128 A JPH0525128 A JP H0525128A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】ピロールをホスゲン類および一般式(IV)で表
されるアミン誘導体と反応させることを特徴とする一般
式(II)で表されるピロールカルボン酸誘導体の製造方
法およびこの化合物(II)に五酸化リン−メタンスルホ
ン酸、五酸化リン−トリフルオロメタンスルホン酸また
はメタンスルホン酸無水物−メタンスルホン酸から選ば
れる縮合剤を作用させる一般式(I)で表されるピロロ
アゼピン誘導体の製造法。 〔各々の式において、Rは水素原子、アルキル基または
アラルキル基を、Yは基−COOR′(但しR′は低級
アルキル基、アラルキル基、アリール基である)または
基−CNを示す〕 【効果】本発明方法によれば、入手容易なピロールから
医薬品の合成中間体であるピロロアゼピン誘導体(I)
を経済的に大量に合成することができる。
されるアミン誘導体と反応させることを特徴とする一般
式(II)で表されるピロールカルボン酸誘導体の製造方
法およびこの化合物(II)に五酸化リン−メタンスルホ
ン酸、五酸化リン−トリフルオロメタンスルホン酸また
はメタンスルホン酸無水物−メタンスルホン酸から選ば
れる縮合剤を作用させる一般式(I)で表されるピロロ
アゼピン誘導体の製造法。 〔各々の式において、Rは水素原子、アルキル基または
アラルキル基を、Yは基−COOR′(但しR′は低級
アルキル基、アラルキル基、アリール基である)または
基−CNを示す〕 【効果】本発明方法によれば、入手容易なピロールから
医薬品の合成中間体であるピロロアゼピン誘導体(I)
を経済的に大量に合成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品製造中間体とし
て有用な次の式(I)
て有用な次の式(I)
【化4】
(式中、Rは水素原子、アルキル基またはアラルキル基
を示す)で表されるピロロアゼピン誘導体の有利な製造
方法に関する。
を示す)で表されるピロロアゼピン誘導体の有利な製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者等は先に、ピロロアゼピン骨格
を有する誘導体が優れた抗α1作用、抗セロトニン作用
を有し、高血圧症や心不全などの循環器系疾患の治療薬
として有用なものであることを見出して特許出願した
(特願平2−26137号)。
を有する誘導体が優れた抗α1作用、抗セロトニン作用
を有し、高血圧症や心不全などの循環器系疾患の治療薬
として有用なものであることを見出して特許出願した
(特願平2−26137号)。
【0003】しかし、上記ピロロアゼピン誘導体の製造
法においては、出発原料である式(I)で表される原料
ピロロアゼピン誘導体を有利に製造することが難しく、
操作性及び経済性の面から見て隘路となっていた。すな
わち、原料であるピロロアゼピン誘導体(I)は次の式
(II)
法においては、出発原料である式(I)で表される原料
ピロロアゼピン誘導体を有利に製造することが難しく、
操作性及び経済性の面から見て隘路となっていた。すな
わち、原料であるピロロアゼピン誘導体(I)は次の式
(II)
【化5】
[式中、Rは前記した意味を有し、Yは基 −COOR'
(ここでR'は低級アルキル基、アラルキル基またはア
リール基を示す)または基−CNを示す]で表されるピ
ロールカルボン酸誘導体をピロロアゼピン骨格構築の中
間体として製造されるが、この化合物(II)の合成法が
多段階合成であり、操作性及び経済性の面から見て問題
となっていた。
(ここでR'は低級アルキル基、アラルキル基またはア
リール基を示す)または基−CNを示す]で表されるピ
ロールカルボン酸誘導体をピロロアゼピン骨格構築の中
間体として製造されるが、この化合物(II)の合成法が
多段階合成であり、操作性及び経済性の面から見て問題
となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、入手が
容易なピロールから短い工程でピロールカルボン酸誘導
体(II)、さらにはピロロアゼピン誘導体(I)を得る
べく鋭意研究を進めた結果、次の式に従い、ピロールに
ホスゲン類とアミン誘導体とを作用させれば、一段階反
応でピロールカルボン酸誘導体(II)を得ることがで
き、更に、当該ピロールカルボン酸誘導体(II)に特定
の縮合剤を作用させれば容易にピロロアゼピン誘導体
(I)が得られることを見出し本発明を完成した。
容易なピロールから短い工程でピロールカルボン酸誘導
体(II)、さらにはピロロアゼピン誘導体(I)を得る
べく鋭意研究を進めた結果、次の式に従い、ピロールに
ホスゲン類とアミン誘導体とを作用させれば、一段階反
応でピロールカルボン酸誘導体(II)を得ることがで
き、更に、当該ピロールカルボン酸誘導体(II)に特定
の縮合剤を作用させれば容易にピロロアゼピン誘導体
(I)が得られることを見出し本発明を完成した。
【化6】
(式中、RおよびYは前記した意味を有する)
【0005】したがって本発明の第一の目的は、ピロー
ル(III)をホスゲン類およびアミン誘導体(IV)と反
応させることを特徴とするピロールカルボン酸誘導体
(II)の製造方法を提供することである。また、本発明
の他の目的は、上記のようにして得たピロールカルボン
酸誘導体(II)に五酸化リン−メタンスルホン酸、五酸
化リン−トリフルオロメタンスルホン酸またはメタンス
ルホン酸無水物−メタンスルホン酸から選ばれる縮合剤
を作用させるピロロアゼピン誘導体(I)の製造法を提
供することである。
ル(III)をホスゲン類およびアミン誘導体(IV)と反
応させることを特徴とするピロールカルボン酸誘導体
(II)の製造方法を提供することである。また、本発明
の他の目的は、上記のようにして得たピロールカルボン
酸誘導体(II)に五酸化リン−メタンスルホン酸、五酸
化リン−トリフルオロメタンスルホン酸またはメタンス
ルホン酸無水物−メタンスルホン酸から選ばれる縮合剤
を作用させるピロロアゼピン誘導体(I)の製造法を提
供することである。
【0006】本発明を実施するには、まず、ピロール
(III)を適当な有機溶媒に溶解した後、ホスゲン類、
次いでアミン誘導体(IV)を作用させる。用いられる有
機溶媒としては、トルエン、ベンゼン、キシレン、テト
ラヒドロフラン等が挙げられる。
(III)を適当な有機溶媒に溶解した後、ホスゲン類、
次いでアミン誘導体(IV)を作用させる。用いられる有
機溶媒としては、トルエン、ベンゼン、キシレン、テト
ラヒドロフラン等が挙げられる。
【0007】ホスゲン類としては、ホスゲンそれ自体を
トルエン等の適当な溶媒に溶かして用いても良いが、反
応系内においてホスゲンに代わりうる物質を利用しても
良い。反応系内においてホスゲンに代わりうる物質とし
ては、例えば次の式(V) Cl3COCOCl (V) で表される、ホスゲンのダイマーであるトリクロロメチ
ルクロロホルメート(以下、「TCF」と略称する)又
は次の式(VI) (CCl3O)2CO (VI) で表されるホスゲンの三量体であるトリホスゲン(ホス
ゲントリマー)を例示することができる。
トルエン等の適当な溶媒に溶かして用いても良いが、反
応系内においてホスゲンに代わりうる物質を利用しても
良い。反応系内においてホスゲンに代わりうる物質とし
ては、例えば次の式(V) Cl3COCOCl (V) で表される、ホスゲンのダイマーであるトリクロロメチ
ルクロロホルメート(以下、「TCF」と略称する)又
は次の式(VI) (CCl3O)2CO (VI) で表されるホスゲンの三量体であるトリホスゲン(ホス
ゲントリマー)を例示することができる。
【0008】TCF又はトリホスゲンを利用する場合
は、反応系内に塩基または活性炭を存在せしめることが
好ましく、用いられる塩基としては、好ましくはN,N
−ジメチルアニリン等のアニリン誘導体、ピリジン誘導
体、トリエチルアミンなどのアルキルアミン類、好まし
くは炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム等の
無機塩基類、好ましくは1,1,3,3−テトラメチル尿
素(Tetrahedron Lett.,3297(1967))等の尿素誘導体等
が挙げられる。 これらの塩基または活性炭は直接また
はピロールを溶解したのと同一な有機溶媒に溶解して加
えられる。
は、反応系内に塩基または活性炭を存在せしめることが
好ましく、用いられる塩基としては、好ましくはN,N
−ジメチルアニリン等のアニリン誘導体、ピリジン誘導
体、トリエチルアミンなどのアルキルアミン類、好まし
くは炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム等の
無機塩基類、好ましくは1,1,3,3−テトラメチル尿
素(Tetrahedron Lett.,3297(1967))等の尿素誘導体等
が挙げられる。 これらの塩基または活性炭は直接また
はピロールを溶解したのと同一な有機溶媒に溶解して加
えられる。
【0009】ホスゲン、TCF、トリホスゲンなどのホ
スゲン類を反応系に添加する場合、反応系の温度を−1
5℃〜室温とし、時間をかけて徐々に滴下もしくは吹き
込むことが望ましい。
スゲン類を反応系に添加する場合、反応系の温度を−1
5℃〜室温とし、時間をかけて徐々に滴下もしくは吹き
込むことが望ましい。
【0010】また、アミン誘導体(IV)としては、2−
N−メチル−アミノプロピオン酸、2−N−エチル−ア
ミノプロピオン酸、2−N−プロピル−アミノプロピオ
ン酸、2−N−ブチル−アミノプロピオン酸等の2−N
−アルキルアミノプロピオン酸の低級アルキルエステル
や、2−N−メチル−アミノプロピオニトリル、2−N
−エチル−アミノプロピオニトリル、2−N−プロピル
−アミノプロピオニトリル、2−N−ブチル−アミノプ
ロピオニトリル等の2−N−アルキルアミノプロピオニ
トリル等が挙げられる。 これらのアミン誘導体(IV)
は、ピロール(III)を溶解したのと同様な適当な溶媒
に溶解して反応系内に加えても良い。
N−メチル−アミノプロピオン酸、2−N−エチル−ア
ミノプロピオン酸、2−N−プロピル−アミノプロピオ
ン酸、2−N−ブチル−アミノプロピオン酸等の2−N
−アルキルアミノプロピオン酸の低級アルキルエステル
や、2−N−メチル−アミノプロピオニトリル、2−N
−エチル−アミノプロピオニトリル、2−N−プロピル
−アミノプロピオニトリル、2−N−ブチル−アミノプ
ロピオニトリル等の2−N−アルキルアミノプロピオニ
トリル等が挙げられる。 これらのアミン誘導体(IV)
は、ピロール(III)を溶解したのと同様な適当な溶媒
に溶解して反応系内に加えても良い。
【0011】反応は、室温ないし加熱還流下で撹拌する
ことにより行なわれる。
ことにより行なわれる。
【0012】アミンとして式(IV)中、Yが−COO
R'である次の式(IVa) RNH(CH2)2COOR' (IVa) (式中、R'、Rは前記した意味を有する)で表される
2−N−アルキルアミノプロピオン酸の低級アルキルエ
ステルを使用した場合は、反応系内から減圧下溶媒を留
去し、得られた中間体を水に可溶のアルコールと塩基性
水溶液の混合溶媒中で加水分解することにより、次の式
(IIa)
R'である次の式(IVa) RNH(CH2)2COOR' (IVa) (式中、R'、Rは前記した意味を有する)で表される
2−N−アルキルアミノプロピオン酸の低級アルキルエ
ステルを使用した場合は、反応系内から減圧下溶媒を留
去し、得られた中間体を水に可溶のアルコールと塩基性
水溶液の混合溶媒中で加水分解することにより、次の式
(IIa)
【化7】
で表されるピロールカルボン酸誘導体が得られる。
【0013】また、アミンとして式(IV)中、Yが−C
Nである次の式(IVb) RNH(CH2)2CN (IVb) (式中、Rは前記した意味を有する)で表される2−N
−アルキルアミノプロピオニトリルを使用した場合は、
上記と同様にして次の式(IIb)
Nである次の式(IVb) RNH(CH2)2CN (IVb) (式中、Rは前記した意味を有する)で表される2−N
−アルキルアミノプロピオニトリルを使用した場合は、
上記と同様にして次の式(IIb)
【化8】
(式中、Rは前記した意味を有する)で表されるピロー
ルニトリル誘導体を得、更にこれを酸性条件下で加水分
解することによりピロールカルボン酸誘導体(IIa)を
得る。
ルニトリル誘導体を得、更にこれを酸性条件下で加水分
解することによりピロールカルボン酸誘導体(IIa)を
得る。
【0014】叙上の如くして得られたピロールカルボン
酸誘導体(II)を有利にピロロアゼピン誘導体(I)に
導くには、五酸化リン−メタンスルホン酸、五酸化リン
−トリフルオロメタンスルホン酸またはメタンスルホン
酸無水物−メタンスルホン酸から選ばれる縮合剤を用
い、閉環せしめれば良い。
酸誘導体(II)を有利にピロロアゼピン誘導体(I)に
導くには、五酸化リン−メタンスルホン酸、五酸化リン
−トリフルオロメタンスルホン酸またはメタンスルホン
酸無水物−メタンスルホン酸から選ばれる縮合剤を用
い、閉環せしめれば良い。
【0015】ピロールカルボン酸誘導体(II)の閉環反
応にあたっては、従来より閉環反応の試薬として知られ
ているポリリン酸や、フリーデルクラフト反応の条件で
用いられる塩化アルミニウム等を利用することもできる
が、ポリリン酸は粘稠オイルであり、また、塩化アルミ
ニウムは懸濁液として用いなければならず、操作性に問
題があった。
応にあたっては、従来より閉環反応の試薬として知られ
ているポリリン酸や、フリーデルクラフト反応の条件で
用いられる塩化アルミニウム等を利用することもできる
が、ポリリン酸は粘稠オイルであり、また、塩化アルミ
ニウムは懸濁液として用いなければならず、操作性に問
題があった。
【0016】ところが、本発明者等は五酸化リンとメタ
ンスルホン酸の混合溶液(五酸化リン−メタンスルホン
酸;以下、「PPMA」と略称する)、五酸化リンとト
リフルオロメタンスルホン酸の混合溶液(五酸化リン−
トリフルオロメタンスルホン酸;以下、「PPTMA」
と略称する)およびメタンスルホン酸無水物−メタンス
ルホン酸を縮合剤として利用すると従来法に比べ非常に
操作性がよく、有利にピロールカルボン酸誘導体(II)
をピロロアゼピン誘導体(I)に導けることを見出し
た。
ンスルホン酸の混合溶液(五酸化リン−メタンスルホン
酸;以下、「PPMA」と略称する)、五酸化リンとト
リフルオロメタンスルホン酸の混合溶液(五酸化リン−
トリフルオロメタンスルホン酸;以下、「PPTMA」
と略称する)およびメタンスルホン酸無水物−メタンス
ルホン酸を縮合剤として利用すると従来法に比べ非常に
操作性がよく、有利にピロールカルボン酸誘導体(II)
をピロロアゼピン誘導体(I)に導けることを見出し
た。
【0017】このうちPPMAおよびPPTMAは、例
えば次の様にして調製しうる。 PPMA:PPMAは既に文献公知(J. Org. Chem. 3
8, 4701, (1973))であり、この方法で調製したものを
利用しても良いが、公知方法では五酸化リンとメタンス
ルホン酸から試薬を調製する際、室温で1〜2時間かけ
なければならず、また、十分に溶液ができない場合もあ
る。
えば次の様にして調製しうる。 PPMA:PPMAは既に文献公知(J. Org. Chem. 3
8, 4701, (1973))であり、この方法で調製したものを
利用しても良いが、公知方法では五酸化リンとメタンス
ルホン酸から試薬を調製する際、室温で1〜2時間かけ
なければならず、また、十分に溶液ができない場合もあ
る。
【0018】本発明者等の検討によれば、五酸化リンと
メタンスルホン酸を、好ましくは1:9〜13程度のモ
ル比で混合し、これを100℃に加熱し、10〜30分
間激しく撹拌して反応させることにより、使用しやすい
PPMAが容易に調製できるので、このようにして得た
ものを利用することがより好ましい。
メタンスルホン酸を、好ましくは1:9〜13程度のモ
ル比で混合し、これを100℃に加熱し、10〜30分
間激しく撹拌して反応させることにより、使用しやすい
PPMAが容易に調製できるので、このようにして得た
ものを利用することがより好ましい。
【0019】PPTMA:PPMAと同様の方法によ
り、五酸化リンとトリフルオロメタンスルホン酸を、好
ましくは1:9〜13程度のモル比で混合し、これを1
00℃にて10〜30分間激しく撹拌することにより調
製できる。得られたPPTMAは、脱水力および結合力
が強い試薬である。
り、五酸化リンとトリフルオロメタンスルホン酸を、好
ましくは1:9〜13程度のモル比で混合し、これを1
00℃にて10〜30分間激しく撹拌することにより調
製できる。得られたPPTMAは、脱水力および結合力
が強い試薬である。
【0020】上記したPPMAまたはPPTMAを縮合
剤として用い、ピロールカルボン酸誘導体(II)をピロ
ロアゼピン誘導体(I)に導くには、まず、重量比で4
〜6倍の100℃に加熱した縮合剤中に、撹拌下、粉末
状のピロールカルボン酸誘導体(II)を加え、3〜5分
間反応させた後、この反応物を氷水中に注ぐか氷水で希
釈する。 次いで、これを適当な有機溶媒で抽出し、有
機層を塩基性水溶液好ましくは希重曹水溶液で洗浄、乾
燥させた後、溶媒を留去させれば良く、こうすることに
より効率良くかつ迅速にピロロアゼピン誘導体(I)を
得ることができる。
剤として用い、ピロールカルボン酸誘導体(II)をピロ
ロアゼピン誘導体(I)に導くには、まず、重量比で4
〜6倍の100℃に加熱した縮合剤中に、撹拌下、粉末
状のピロールカルボン酸誘導体(II)を加え、3〜5分
間反応させた後、この反応物を氷水中に注ぐか氷水で希
釈する。 次いで、これを適当な有機溶媒で抽出し、有
機層を塩基性水溶液好ましくは希重曹水溶液で洗浄、乾
燥させた後、溶媒を留去させれば良く、こうすることに
より効率良くかつ迅速にピロロアゼピン誘導体(I)を
得ることができる。
【0021】また、メタンスルホン酸中にメタンスルホ
ン酸無水物を加えた混合物(メタンスルホン酸無水物−
メタンスルホン酸)を用いる場合は、これを80〜10
0℃とし、その中にピロールカルボン酸誘導体(II)又
はそのメタンスルホン酸溶液を加え、5〜30分間反応
させることにより、上記同様、ピロロアゼピン誘導体
(I)を得ることができる。メタンスルホン酸無水物と
メタンスルホン酸の比は、モル比で2〜3:11程度が
好ましい。
ン酸無水物を加えた混合物(メタンスルホン酸無水物−
メタンスルホン酸)を用いる場合は、これを80〜10
0℃とし、その中にピロールカルボン酸誘導体(II)又
はそのメタンスルホン酸溶液を加え、5〜30分間反応
させることにより、上記同様、ピロロアゼピン誘導体
(I)を得ることができる。メタンスルホン酸無水物と
メタンスルホン酸の比は、モル比で2〜3:11程度が
好ましい。
【0022】
【発明の効果】本発明方法によれば、入手容易なピロー
ルから医薬品の合成中間体であるピロロアゼピン誘導体
(I)を経済的に大量に合成することができる。
ルから医薬品の合成中間体であるピロロアゼピン誘導体
(I)を経済的に大量に合成することができる。
【0023】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。 実 施 例 1 3−(N−メチル−2−ピロールカルボキサミド)プロ
ピオン酸の合成(式(II)中、R=メチル):ピロール
2.026gとN,N−ジメチルアニリン 3.38gの
トルエン(35ml)溶液に、ホスゲンダイマー 1.8
mlのトルエン(15ml)溶液を、0℃で15分間か
けてゆっくり加える。 室温で16時間撹拌後、2時間
加熱還流する。 反応溶液を0℃に冷却し、エチル 2−
N−メチルアミノプロピオネート 3.67gとN,N−
ジメチルアニリン3.38gのトルエン(10ml)溶
液を加え、油浴温度150℃で1時間緩和に加熱還流す
る。 反応混合物からトルエンを減圧留去した後、残渣
に0℃にてエタノール20ml、更に10%水酸化ナト
リウム水溶液を加えて塩基性とし、20時間室温で撹拌
する。 反応液をクロロホルムで抽出(3回)し、水層
に塩化ナトリウムおよび10%塩酸を加え酸性とし、酢
酸エチルで3回抽出する。 有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去すると、表題化合
物 4.96g(90%)が無色結晶として得られる。
する。 実 施 例 1 3−(N−メチル−2−ピロールカルボキサミド)プロ
ピオン酸の合成(式(II)中、R=メチル):ピロール
2.026gとN,N−ジメチルアニリン 3.38gの
トルエン(35ml)溶液に、ホスゲンダイマー 1.8
mlのトルエン(15ml)溶液を、0℃で15分間か
けてゆっくり加える。 室温で16時間撹拌後、2時間
加熱還流する。 反応溶液を0℃に冷却し、エチル 2−
N−メチルアミノプロピオネート 3.67gとN,N−
ジメチルアニリン3.38gのトルエン(10ml)溶
液を加え、油浴温度150℃で1時間緩和に加熱還流す
る。 反応混合物からトルエンを減圧留去した後、残渣
に0℃にてエタノール20ml、更に10%水酸化ナト
リウム水溶液を加えて塩基性とし、20時間室温で撹拌
する。 反応液をクロロホルムで抽出(3回)し、水層
に塩化ナトリウムおよび10%塩酸を加え酸性とし、酢
酸エチルで3回抽出する。 有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去すると、表題化合
物 4.96g(90%)が無色結晶として得られる。
【0024】I R(cm-1; ヌジョール):320
0,1700,1570 NMR(CDCl3 δppm):2.72(2H,t,J
=7Hz),3.32(3H,brs), 3.89(2H,
brt),6.25(1H,m),6.40(1H,br
s), 6.96(1H,brs)
0,1700,1570 NMR(CDCl3 δppm):2.72(2H,t,J
=7Hz),3.32(3H,brs), 3.89(2H,
brt),6.25(1H,m),6.40(1H,br
s), 6.96(1H,brs)
【0025】実 施 例 2
3−(N−メチル−2−ピロールカルボキサミド)プロ
ピオン酸の合成:トルエン 1000mlにピロール 6
0.3gとN,N−ジメチルアニリン108.9gを溶解
し、これに反応温度を0℃に保ちながらホスゲンダイマ
ー54mlのトルエン 400ml溶液を20分以上か
けてゆっくり滴下する。 反応液を0℃のまま撹拌し、
次第に昇温させ、室温で18時間反応させる。反応液を
0℃に冷却し、撹拌しながらエチル 2−N−メチルア
ミノプロピオネート 141.5gとN,N−ジメチルア
ニリン 130.7gをトルエン 300mlに溶かした
ものを滴下する。 5分間撹拌した後、油浴の温度を1
50℃にして1時間還流させ、室温まで冷却した後、適
度に加温し、トルエンを減圧留去する。
ピオン酸の合成:トルエン 1000mlにピロール 6
0.3gとN,N−ジメチルアニリン108.9gを溶解
し、これに反応温度を0℃に保ちながらホスゲンダイマ
ー54mlのトルエン 400ml溶液を20分以上か
けてゆっくり滴下する。 反応液を0℃のまま撹拌し、
次第に昇温させ、室温で18時間反応させる。反応液を
0℃に冷却し、撹拌しながらエチル 2−N−メチルア
ミノプロピオネート 141.5gとN,N−ジメチルア
ニリン 130.7gをトルエン 300mlに溶かした
ものを滴下する。 5分間撹拌した後、油浴の温度を1
50℃にして1時間還流させ、室温まで冷却した後、適
度に加温し、トルエンを減圧留去する。
【0026】得られた暗褐色の残渣にエタノール 60
0mlを加えて0℃まで冷却する。そこに10%水酸化
ナトリウム水溶液 1500mlを加えて室温に戻して
18時間撹拌する。 反応液に塩化ナトリウム 80gと
クロロホルム 2000mlを加えて撹拌し、有機層を
除く。 水層にクロロホルム 1000mlを加え、撹拌
分液する(2回)。
0mlを加えて0℃まで冷却する。そこに10%水酸化
ナトリウム水溶液 1500mlを加えて室温に戻して
18時間撹拌する。 反応液に塩化ナトリウム 80gと
クロロホルム 2000mlを加えて撹拌し、有機層を
除く。 水層にクロロホルム 1000mlを加え、撹拌
分液する(2回)。
【0027】水層を0℃に冷却し、10%塩酸水溶液
(濃塩酸350ml、水1100ml)約1300ml
でpH3−4の酸性にする。 しばらく放置すると一部
粗結晶が晶出することもあるので、直ちに酢酸エチル
2000ml、1000ml、1000mlで3回抽出
する。 酢酸エチル層をあわせ、無水硫酸マグネシウム
約300gと活性炭 35g(和光純薬 # 037−0
2115)を加えて、乾燥脱色する。 ろ液を緩和に加
熱し、溶媒を減圧留去すると、表題化合物の粗結晶(淡
褐色又は無色)132.6g(75%)得られる。 これ
にメタノール1000mlを加え、40−50℃で加熱
し、溶解する。 全量が1/3になるまでメタノールを
減圧留去し、そこにイソプロピルエーテル 500ml
を加え、結晶化を行うと無色の結晶が得られる。 更に
母液を濃縮しても無色の結晶が得られる。 再結晶体1
20g(68%)。 融 点 : 123−124℃
(濃塩酸350ml、水1100ml)約1300ml
でpH3−4の酸性にする。 しばらく放置すると一部
粗結晶が晶出することもあるので、直ちに酢酸エチル
2000ml、1000ml、1000mlで3回抽出
する。 酢酸エチル層をあわせ、無水硫酸マグネシウム
約300gと活性炭 35g(和光純薬 # 037−0
2115)を加えて、乾燥脱色する。 ろ液を緩和に加
熱し、溶媒を減圧留去すると、表題化合物の粗結晶(淡
褐色又は無色)132.6g(75%)得られる。 これ
にメタノール1000mlを加え、40−50℃で加熱
し、溶解する。 全量が1/3になるまでメタノールを
減圧留去し、そこにイソプロピルエーテル 500ml
を加え、結晶化を行うと無色の結晶が得られる。 更に
母液を濃縮しても無色の結晶が得られる。 再結晶体1
20g(68%)。 融 点 : 123−124℃
【0028】実 施 例 3
3−(N−メチル−2−ピロールカルボキサミド)プロ
ピオン酸の合成:トルエン 800mlにピロール 6
0.3gとN,N−ジメチルアニリン 108.9gを溶か
し、これに反応温度を0℃に保ちながらホスゲンダイマ
ー54mlをトルエン 300mlに溶かしたものをを
20分以上かけて滴下する。 その後0℃で2時間撹拌
する。
ピオン酸の合成:トルエン 800mlにピロール 6
0.3gとN,N−ジメチルアニリン 108.9gを溶か
し、これに反応温度を0℃に保ちながらホスゲンダイマ
ー54mlをトルエン 300mlに溶かしたものをを
20分以上かけて滴下する。 その後0℃で2時間撹拌
する。
【0029】次いでこの反応液にエチル 2−N−メチ
ルアミノプロピオネート 141.5gとトリエチルアミ
ン 90.9gをトルエン 200mlに溶かしたものを
0℃で滴下し、30分間撹拌する。生じたトリエチルア
ミン塩酸塩の結晶を濾過する。 結晶をトルエン 200
mlで洗浄し、洗浄液は濾液に加える。 濾液は減圧濃
縮する。 得られる残渣にエタノール 200mlと3.
75M水酸化ナトリウム水溶液 1000mlを0℃で
加えて室温で18時間撹拌する。 反応液をクロロホル
ム 1000ml、500ml、500mlで3回洗浄
した後、17.5%塩酸 500mlで反応液のpHを3
−4にする。 直ちに、酢酸エチル 1000ml、50
0ml、500mlで3回抽出し、酢酸エチル層は無水
硫酸マグネシウム 200gで乾燥し、活性炭 30gで
脱色濾過する。 濾液を温和に加温し減圧留去すると、
表題化合物の粗結晶が得られる。 粗結晶はメタノール
500mlに溶かし、液量が半分又は1/3になるまで
減圧濃縮してから、イソプロピルエーテル 300ml
で再結晶させる。
ルアミノプロピオネート 141.5gとトリエチルアミ
ン 90.9gをトルエン 200mlに溶かしたものを
0℃で滴下し、30分間撹拌する。生じたトリエチルア
ミン塩酸塩の結晶を濾過する。 結晶をトルエン 200
mlで洗浄し、洗浄液は濾液に加える。 濾液は減圧濃
縮する。 得られる残渣にエタノール 200mlと3.
75M水酸化ナトリウム水溶液 1000mlを0℃で
加えて室温で18時間撹拌する。 反応液をクロロホル
ム 1000ml、500ml、500mlで3回洗浄
した後、17.5%塩酸 500mlで反応液のpHを3
−4にする。 直ちに、酢酸エチル 1000ml、50
0ml、500mlで3回抽出し、酢酸エチル層は無水
硫酸マグネシウム 200gで乾燥し、活性炭 30gで
脱色濾過する。 濾液を温和に加温し減圧留去すると、
表題化合物の粗結晶が得られる。 粗結晶はメタノール
500mlに溶かし、液量が半分又は1/3になるまで
減圧濃縮してから、イソプロピルエーテル 300ml
で再結晶させる。
【0030】実 施 例 4
3−(N−メチル−2−ピロールカルボキサミド)プロ
ピオン酸の合成:トルエン(7ml)中にトリホスゲン
1.48gを溶解した溶液を、ピロール1gとN,N−
ジメチルアニリン 1.8gのトルエン(18ml)溶液
に0℃で撹拌下滴下する。 5分後、反応溶液を室温に
し、20時間撹拌する。 0℃でこの反応液にエチル 2
−N−メチルアミノプロピオネート 2.34gとN,N
−ジメチルアニリン 2.17gのトルエン溶液(5m
l)を加え、1時間、150℃に加温し、冷却後トルエ
ンを減圧留去する。 残渣をエタノール10mlに溶か
し、10%カセイソーダ水溶液25mlを0℃で加え、
室温で24時間激しく撹拌する。 反応液をクロロホル
ム抽出し(3回)、残った塩基性水溶液を10%塩酸水
溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出する。 有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去すると、
粗結晶として表題化合物2.55g(87%)が得られ
る。 実施例2で示した方法で再結晶を行うと無色の再
結晶体が得られる。
ピオン酸の合成:トルエン(7ml)中にトリホスゲン
1.48gを溶解した溶液を、ピロール1gとN,N−
ジメチルアニリン 1.8gのトルエン(18ml)溶液
に0℃で撹拌下滴下する。 5分後、反応溶液を室温に
し、20時間撹拌する。 0℃でこの反応液にエチル 2
−N−メチルアミノプロピオネート 2.34gとN,N
−ジメチルアニリン 2.17gのトルエン溶液(5m
l)を加え、1時間、150℃に加温し、冷却後トルエ
ンを減圧留去する。 残渣をエタノール10mlに溶か
し、10%カセイソーダ水溶液25mlを0℃で加え、
室温で24時間激しく撹拌する。 反応液をクロロホル
ム抽出し(3回)、残った塩基性水溶液を10%塩酸水
溶液で酸性とし、酢酸エチルで抽出する。 有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去すると、
粗結晶として表題化合物2.55g(87%)が得られ
る。 実施例2で示した方法で再結晶を行うと無色の再
結晶体が得られる。
【0031】実 施 例 5
3−(N−メチル−2−ピロールカルボキサミド)プロ
ピオン酸の合成:ピロール 15.65g(0.233m
ol)とN−ジメチルアニリン 28.3g(0.233
mol)のトルエン 120ml溶液に、寒剤(食塩−
氷)で冷却撹拌下、無水トルエン250mlに23.1
g(0.233mol)のホスゲンを溶かした溶液を、
30分かけて(反応容器内温度−5℃から−10℃で)
ゆっくり滴下する。 1時間後、氷水浴を除去し、室温
で2.5時間撹拌し、再度寒剤で冷却する。 この反応液
に、エチル 2−N−メチルアミノプロピオネート 3
6.7g(0.280mol)とトリエチルアミン 23.
56g(0.233mol)の無水トルエン50mlの
溶液を30分かけゆっくりと滴下する。 室温で終夜1
7時間撹拌し、生じたトリエチルアミンの塩酸塩を濾過
し、その塩をトルエン80mlで洗浄し、濾液を合せて
減圧濃縮する。残渣76gをエタノール 53mlに溶
解し、氷冷下10%カセイソーダ水溶液260mlを加
え、しばらく撹拌後、室温で22時間撹拌する。 クロ
ロホルム 300mlで抽出し、さらに水層をクロロホ
ルム 150mlで抽出し、未反応の原料及び有機塩基
を除去する。 塩基性の水層を10%塩酸水溶液で、約
pH3とし、直ちに酢酸エチル300mlついで150
mlで2回抽出する。 有機層に無水硫酸マグネシウム
と活性炭 8gを加え、乾燥と脱色を行ない、濾過後減
圧濃縮する。 残渣粗結晶 39gをメタノール 130
mlに溶解し、約3分の1量まで濃縮し、イソプロピル
エーテル80mlを加え結晶を晶出させ、これを濾取す
る。 この結晶を適量のイソプロピルエーテルで洗浄し
て、無色の結晶32gを得る。 これを減圧乾燥(50
℃)し、乾燥後28.3g(61.8%)の無色結晶を得
る(HPLC純度 99.9%)。 融 点 : 124.4℃
ピオン酸の合成:ピロール 15.65g(0.233m
ol)とN−ジメチルアニリン 28.3g(0.233
mol)のトルエン 120ml溶液に、寒剤(食塩−
氷)で冷却撹拌下、無水トルエン250mlに23.1
g(0.233mol)のホスゲンを溶かした溶液を、
30分かけて(反応容器内温度−5℃から−10℃で)
ゆっくり滴下する。 1時間後、氷水浴を除去し、室温
で2.5時間撹拌し、再度寒剤で冷却する。 この反応液
に、エチル 2−N−メチルアミノプロピオネート 3
6.7g(0.280mol)とトリエチルアミン 23.
56g(0.233mol)の無水トルエン50mlの
溶液を30分かけゆっくりと滴下する。 室温で終夜1
7時間撹拌し、生じたトリエチルアミンの塩酸塩を濾過
し、その塩をトルエン80mlで洗浄し、濾液を合せて
減圧濃縮する。残渣76gをエタノール 53mlに溶
解し、氷冷下10%カセイソーダ水溶液260mlを加
え、しばらく撹拌後、室温で22時間撹拌する。 クロ
ロホルム 300mlで抽出し、さらに水層をクロロホ
ルム 150mlで抽出し、未反応の原料及び有機塩基
を除去する。 塩基性の水層を10%塩酸水溶液で、約
pH3とし、直ちに酢酸エチル300mlついで150
mlで2回抽出する。 有機層に無水硫酸マグネシウム
と活性炭 8gを加え、乾燥と脱色を行ない、濾過後減
圧濃縮する。 残渣粗結晶 39gをメタノール 130
mlに溶解し、約3分の1量まで濃縮し、イソプロピル
エーテル80mlを加え結晶を晶出させ、これを濾取す
る。 この結晶を適量のイソプロピルエーテルで洗浄し
て、無色の結晶32gを得る。 これを減圧乾燥(50
℃)し、乾燥後28.3g(61.8%)の無色結晶を得
る(HPLC純度 99.9%)。 融 点 : 124.4℃
【0032】なお、上記の第1工程でホスゲンのトルエ
ン溶液をピロールなどのトルエン溶液中に滴下する加え
方を逆にして、ホスゲンのトルエン溶液中にピロールな
どのトルエン溶液を同様に滴下しても、ほぼ同じ収率
(59%)で目的化合物を得ることができる。
ン溶液をピロールなどのトルエン溶液中に滴下する加え
方を逆にして、ホスゲンのトルエン溶液中にピロールな
どのトルエン溶液を同様に滴下しても、ほぼ同じ収率
(59%)で目的化合物を得ることができる。
【0033】実 施 例 6
3−(N−メチル−2−ピロールカルボキサミド)プロ
ピオニトリル(式(II)中、R=メチル)の合成:実施
例1に示した方法において、エチル 2−N−メチルア
ミノプロピオネートに代え、2−N−メチルアミノプロ
ピオニトリル 2.48gを用いると、粗結晶として表題
化合物2.65g(51%)が得られる。
ピオニトリル(式(II)中、R=メチル)の合成:実施
例1に示した方法において、エチル 2−N−メチルア
ミノプロピオネートに代え、2−N−メチルアミノプロ
ピオニトリル 2.48gを用いると、粗結晶として表題
化合物2.65g(51%)が得られる。
【0034】I R(cm-1;CHCl3):2250,
1600 NMR(CDCl3 δppm):2.74(2H,t,J
=7Hz),3.45(3H,s),3.82(2H,t,J
=7Hz),6.30(1H,m),6.62(1H,br
s),6.98(1H,brs) 融 点 : 106〜107℃ 性 状 : 結 晶
1600 NMR(CDCl3 δppm):2.74(2H,t,J
=7Hz),3.45(3H,s),3.82(2H,t,J
=7Hz),6.30(1H,m),6.62(1H,br
s),6.98(1H,brs) 融 点 : 106〜107℃ 性 状 : 結 晶
【0035】実 施 例 7
3−(N−メチル−2−ピロールカルボキサミド)プロ
ピオン酸の合成:実施例6で得られた3−(N−メチル
−2−ピロールカルボキサミド)プロピオニトリルをそ
のままジオキサン(5ml)に溶解し、10%塩酸水溶
液( 5ml)を加え、1時間還流する。 反応混合物を
0℃に冷却し、10%水酸化ナトリウム水溶液を加え、
酢酸エチルで抽出する。 水層を10%塩酸で酸性と
し、酢酸エチル3回抽出する。 有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒留去すると表題化合
物1.65g(60%)が得られる。
ピオン酸の合成:実施例6で得られた3−(N−メチル
−2−ピロールカルボキサミド)プロピオニトリルをそ
のままジオキサン(5ml)に溶解し、10%塩酸水溶
液( 5ml)を加え、1時間還流する。 反応混合物を
0℃に冷却し、10%水酸化ナトリウム水溶液を加え、
酢酸エチルで抽出する。 水層を10%塩酸で酸性と
し、酢酸エチル3回抽出する。 有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒留去すると表題化合
物1.65g(60%)が得られる。
【0036】実 施 例 8
3−(N−n−プロピル−2−ピロールカルボキサミ
ド)プロピオン酸(式(II)中、R=n−プロピル)の
合成:ピロール18.9gとN,N−ジメチルアニリン
34.1gのトルエン(300ml)溶液にホスゲンダ
イマー 17mlのトルエン 125ml溶液を0℃で2
0分間かけて、ゆっくり滴下撹拌する。10分後、反応
溶液を室温に戻し、22時間撹拌し、2時間還流する
(油浴150℃)。 これを0℃に冷却し、エチル 2−
N−n−プロピルアミノプロピオネート 49gとN,N
−ジメチルアニリン 40.9gの(トルエン)100
ml溶液を0℃で冷却した反応溶液中に加え、1時間還
流する。 次いで、トルエンを減圧留去し、濃縮残渣に
エタノ−ル190mlと10%水酸化ナトリウム水溶液
470mlを0℃で加え、反応液を室温で16時間撹
拌し、反応混合物をセライトをひいたヌッチエで過す
る。ろ液に飽和食塩水 0.5lを加え、次いでクロロホ
ルム(1l)で3回(合計3l)抽出する。水層を10
%塩酸水溶液で酸性とし酢酸エチル(0.9l)で3回
(合計2.7l)抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウ
ム 90gで乾燥し、活性炭 20gで脱色後、ろ過し、
溶媒を減圧留去すると、表題化合物 38.5g(61
%)が結晶として得られる。 本結晶はほとんど無色に
近いが、必要ならばメタノール−酢酸エチル−イソプロ
ピルエーテルから再結晶する。
ド)プロピオン酸(式(II)中、R=n−プロピル)の
合成:ピロール18.9gとN,N−ジメチルアニリン
34.1gのトルエン(300ml)溶液にホスゲンダ
イマー 17mlのトルエン 125ml溶液を0℃で2
0分間かけて、ゆっくり滴下撹拌する。10分後、反応
溶液を室温に戻し、22時間撹拌し、2時間還流する
(油浴150℃)。 これを0℃に冷却し、エチル 2−
N−n−プロピルアミノプロピオネート 49gとN,N
−ジメチルアニリン 40.9gの(トルエン)100
ml溶液を0℃で冷却した反応溶液中に加え、1時間還
流する。 次いで、トルエンを減圧留去し、濃縮残渣に
エタノ−ル190mlと10%水酸化ナトリウム水溶液
470mlを0℃で加え、反応液を室温で16時間撹
拌し、反応混合物をセライトをひいたヌッチエで過す
る。ろ液に飽和食塩水 0.5lを加え、次いでクロロホ
ルム(1l)で3回(合計3l)抽出する。水層を10
%塩酸水溶液で酸性とし酢酸エチル(0.9l)で3回
(合計2.7l)抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウ
ム 90gで乾燥し、活性炭 20gで脱色後、ろ過し、
溶媒を減圧留去すると、表題化合物 38.5g(61
%)が結晶として得られる。 本結晶はほとんど無色に
近いが、必要ならばメタノール−酢酸エチル−イソプロ
ピルエーテルから再結晶する。
【0037】I R(cm-1; ヌジョール):324
0,1700,1560 NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 δppm):
0.98(3H,t,J=7Hz) 1.62〜1.85(2H,m) 2.70(2H,t,J=7Hz) 3.46〜3.66(2H,m) 3.72〜3.95(2H,m) 6.25(1H,m), 6.58(1H,brs), 6.9
4(1H,brs)
0,1700,1560 NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 δppm):
0.98(3H,t,J=7Hz) 1.62〜1.85(2H,m) 2.70(2H,t,J=7Hz) 3.46〜3.66(2H,m) 3.72〜3.95(2H,m) 6.25(1H,m), 6.58(1H,brs), 6.9
4(1H,brs)
【0038】実 施 例 9
7−メチル−6,7−ジヒドロピロロ[2,3−C]アゼ
ピン−4,8(1H,5H)−ジオン(式(I)中、R=
メチル)の合成: (1)縮合試薬の調製 PPMAの調製 4gの五酸化リンを入れた容器に、室温で40gのメタ
ンスルホン酸を加えた後、100℃で10分間加熱攪拌
すると、無色ないし淡黄色溶液として標記試薬が得られ
る。 PPTMAの調製 2.5gの五酸化リンを入れた容器に0℃でトリフルオ
ロメタンスルホン酸25gを加え、よく撹拌する。 更
に室温で30分間撹拌した後、100℃で10分間撹拌
すると、無色の溶液として標記試薬が得られる。
ピン−4,8(1H,5H)−ジオン(式(I)中、R=
メチル)の合成: (1)縮合試薬の調製 PPMAの調製 4gの五酸化リンを入れた容器に、室温で40gのメタ
ンスルホン酸を加えた後、100℃で10分間加熱攪拌
すると、無色ないし淡黄色溶液として標記試薬が得られ
る。 PPTMAの調製 2.5gの五酸化リンを入れた容器に0℃でトリフルオ
ロメタンスルホン酸25gを加え、よく撹拌する。 更
に室温で30分間撹拌した後、100℃で10分間撹拌
すると、無色の溶液として標記試薬が得られる。
【0039】(2) 上記(1)の で調製した10
0℃のPPMA溶液を激しく撹拌し、これに7.33g
の実施例1で得た3−(N−メチル−2−ピロールカル
ボキサミド)プロピオン酸の結晶を粉末にして加える。
3分間100℃で撹拌し、これを氷水中にあけ、クロ
ロホルムで3回抽出する。 有機層を0.5%重曹水溶液
で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧下溶媒を留去すると無色結晶として表題化合物 5.4
5g(82%)が得られる。この結晶はこのままでもき
れいであるが(高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)*による純度 97%)、必要であればクロロホル
ム−イソプロピルエーテルまたはクロロホルム−酢酸エ
チルから更に再結晶を行えば、HPLC純度99.6%
以上の結晶を得ることもできる。 * HPLC条件: 20% アセトニトリル/リン酸緩
衝溶液(pH 4.8)ODS逆相カラムを用いた。
0℃のPPMA溶液を激しく撹拌し、これに7.33g
の実施例1で得た3−(N−メチル−2−ピロールカル
ボキサミド)プロピオン酸の結晶を粉末にして加える。
3分間100℃で撹拌し、これを氷水中にあけ、クロ
ロホルムで3回抽出する。 有機層を0.5%重曹水溶液
で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧下溶媒を留去すると無色結晶として表題化合物 5.4
5g(82%)が得られる。この結晶はこのままでもき
れいであるが(高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)*による純度 97%)、必要であればクロロホル
ム−イソプロピルエーテルまたはクロロホルム−酢酸エ
チルから更に再結晶を行えば、HPLC純度99.6%
以上の結晶を得ることもできる。 * HPLC条件: 20% アセトニトリル/リン酸緩
衝溶液(pH 4.8)ODS逆相カラムを用いた。
【0040】(3) 上記(1)の で調製した10
0℃のPPTMA溶液を激しく撹拌し、これに4.58
gの3−(N−メチル−2−ピロールカルボキサミド)
プロピオン酸の結晶を粉末にして加える。1分間100
℃で撹拌し、これを氷水中にあけ、クロロホルムで3回
抽出する。有機層を0.5%重曹水溶液で1回洗浄し無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去す
ると無色ないし淡黄色結晶として表題化合物 2.49g
(60%)が得られる。 NMR(CDCl3/TMS δppm):2.89(2
H,m),3.27(3H,s),3.73(2H,m),6.
77(1H,t,J=2.6Hz),6.94(1H,t,J
=2.6Hz),10.84(1H,br.) I R(cm-1;CHCl3):3425,2450,1
665,1620,1480,1400,1365,114
5,1080,945
0℃のPPTMA溶液を激しく撹拌し、これに4.58
gの3−(N−メチル−2−ピロールカルボキサミド)
プロピオン酸の結晶を粉末にして加える。1分間100
℃で撹拌し、これを氷水中にあけ、クロロホルムで3回
抽出する。有機層を0.5%重曹水溶液で1回洗浄し無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去す
ると無色ないし淡黄色結晶として表題化合物 2.49g
(60%)が得られる。 NMR(CDCl3/TMS δppm):2.89(2
H,m),3.27(3H,s),3.73(2H,m),6.
77(1H,t,J=2.6Hz),6.94(1H,t,J
=2.6Hz),10.84(1H,br.) I R(cm-1;CHCl3):3425,2450,1
665,1620,1480,1400,1365,114
5,1080,945
【0041】実 施 例 10
7−メチル−6,7−ジヒドロピロロ[2,3−C]アゼ
ピン−4,8(1H,5H)−ジオンの合成:3−(N−
メチル−2−ピロールカルボキサミド)プロピオン酸9
2.6mgのメタンスルホン酸(1ml)溶液を、80
℃でメタンスルホン酸無水物493mgのメタンスルホ
ン酸の2ml溶液へ撹拌下加える。 80℃で30分間
反応させ、反応液を氷水中に加えてクロロホルムで抽出
する。 有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
留去すると無色の結晶として表題化合物 64mg(7
7%)が得られる。 以 上
ピン−4,8(1H,5H)−ジオンの合成:3−(N−
メチル−2−ピロールカルボキサミド)プロピオン酸9
2.6mgのメタンスルホン酸(1ml)溶液を、80
℃でメタンスルホン酸無水物493mgのメタンスルホ
ン酸の2ml溶液へ撹拌下加える。 80℃で30分間
反応させ、反応液を氷水中に加えてクロロホルムで抽出
する。 有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
留去すると無色の結晶として表題化合物 64mg(7
7%)が得られる。 以 上
【化9】
【化10】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 立岡 敏雄
大阪府三島郡島本町若山台1丁目1番1号
サントリー株式会社生物医学研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 ピロールをホスゲン類および次の式
(IV) RNH(CH2)2Y (IV) [式中、Yは基−COOR'(ここでR'は低級アルキル
基、アラルキル基またはアリール基を示す)または基−
CNを示し、Rは水素原子、アルキル基またはアラルキ
ル基を示す]で表されるアミン誘導体と反応させること
を特徴とする次の式(II) 【化1】 (式中、R、Yは前記した意味を有する)で表されるピ
ロールカルボン酸誘導体の製造方法。 - 【請求項2】 ピロールをホスゲン類および次の式
(IV) RNH(CH2)2Y (IV) [式中、Yは基−COOR'(ここでR'は低級アルキル
基、アラルキル基またはアリール基を示す)または基−
CNを示し、Rは水素原子、アルキル基またはアラルキ
ル基を示す]で表されるアミン誘導体と反応させて次の
式(II) 【化2】 (式中、R、Yは前記した意味を有する)で表されるピ
ロールカルボン酸誘導体とし、必要な場合にはこれを加
水分解した後、五酸化リン−メタンスルホン酸、五酸化
リン−トリフルオロメタンスルホン酸またはメタンスル
ホン酸無水物−メタンスルホン酸から選ばれる縮合剤を
作用させる次の式(I) 【化3】 (式中、Rは前記した意味を有する)で表されるピロロ
アゼピン誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10816691A JPH0525128A (ja) | 1990-05-11 | 1991-04-15 | ピロロアゼピン誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-119995 | 1990-05-11 | ||
JP11999590 | 1990-05-11 | ||
JP10816691A JPH0525128A (ja) | 1990-05-11 | 1991-04-15 | ピロロアゼピン誘導体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525128A true JPH0525128A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=26448110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10816691A Pending JPH0525128A (ja) | 1990-05-11 | 1991-04-15 | ピロロアゼピン誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525128A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0807632A1 (en) * | 1995-12-01 | 1997-11-19 | Suntory Limited | Pyrroloazepine derivatives |
WO2000048602A1 (en) * | 1999-02-17 | 2000-08-24 | Suntory Limited | Intermittent claudication therapeutic drugs comprising pyrroloazepines |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP10816691A patent/JPH0525128A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0807632A1 (en) * | 1995-12-01 | 1997-11-19 | Suntory Limited | Pyrroloazepine derivatives |
EP0807632A4 (en) * | 1995-12-01 | 1998-12-09 | Suntory Ltd | PYRROLOAZEPINE DERIVATIVES |
WO2000048602A1 (en) * | 1999-02-17 | 2000-08-24 | Suntory Limited | Intermittent claudication therapeutic drugs comprising pyrroloazepines |
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