JPH05239005A - N−(2−アミノエチル)ベンズアミド類およびその新規中間体 - Google Patents

N−(2−アミノエチル)ベンズアミド類およびその新規中間体

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JPH05239005A
JPH05239005A JP4078477A JP7847792A JPH05239005A JP H05239005 A JPH05239005 A JP H05239005A JP 4078477 A JP4078477 A JP 4078477A JP 7847792 A JP7847792 A JP 7847792A JP H05239005 A JPH05239005 A JP H05239005A
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aminoethyl
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JP4078477A
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Hiroshi Mizunuma
寛 水沼
Yoshiharu Shimizu
義治 清水
Yoshitoku Katayama
良徳 片山
Hiroshi Tamura
浩 田村
Akira Fujita
藤田  明
Keiichi Takagi
恵一 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KITSUEN KAGAKU KENKYU ZAIDAN
T Hasegawa Co Ltd
Original Assignee
KITSUEN KAGAKU KENKYU ZAIDAN
T Hasegawa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式(A)のN−(2−アミノエチル)ベ
ンズアミド類、 (式中、Y1,Y2:水素原子、水酸基又はベンジルオキ
シ基、Y3:水酸基又はベンジルオキシ基。Y1が水素原
子の場合Y2及びY3は同一の基を、Y2が水素原子の場
合Y1及びY3は同一の基を示す。R6はアミノ、ジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノ、ピロリジノ、ピペリジノ及
びモルホリノの各基を示す)及び下記式(B)のジベン
ジルオキシ安息香酸類。 (式中、Y4,Y5:水素原子又はベンジルオキシ基、た
だし同時に同じ基を示さない、R7:水素原子、メチル
基又はエチル基、Bn:ベンジル基)。 【効果】 上記(A)及び(B)の化合物は、脳血管障
害、老人性痴呆などの脳内器質性障害に起因する精神機
能症状の改善治療薬として期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬、特に脳血管障害、
老人性痴呆などの脳内器質性障害に起因する精神機能症
状の改善治療薬として期待される後記式(A)で表され
るN−(2−アミノエチル)ベンズアミド類ならびに該
化合物の合成中間体として有用な後記式(B)で表され
るジベンジルオキシ安息香酸類に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は下記式(A)
【化3】 (式中、Y1およびY2は水素原子、水酸基またはベンジ
ルオキシ基を、Y3は水酸基またはベンジルオキシ基を
示す。ここでY1が水素原子の場合、Y2およびY3は同
一の基を、Y2が水素原子の場合、Y1およびY3は同一
の基を示すものとする。また、R6はアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ、ピロリジノ、ピペリジノおよ
びモルホリノの各基を示す、)で表されるN−(2−ア
ミノエチル)ベンズアミド類および該化合物の合成中間
体として有用な下記式(B)
【化4】 (式中、R4およびR5は水素原子またはベンジルオキシ
基を示すが、同時に同じ基を示すことはない。また、R
7は水素原子、メチル基またはエチル基を、Bnはベン
ジル基を示す、)で表されるジベンジルオキシ安息香酸
類に関する。さらには式(A)および式(B)化合物の
新規な製法をも提供する。
【0003】
【従来の技術】芳香環を有するアミン誘導体を有効成分
とする脳血管障害、老人性痴呆などの脳内器質性障害に
起因する精神機能症状の改善治療薬としては、例えばN
−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−メトキシ−
5−メタンスルホニルベンズアミドおよび該化合物の塩
酸付加体(以下、チアプリド類と称する)、N−メチル
−4−[2−(フェニルメチル)フェノキシ]−1−ブ
タンアミンおよび該化合物の塩酸付加体(以下、ビフェ
メラン類と称する)などが知られており、これに関する
いくつかの提案がなされている(特開昭64−2284
7号公報、特公昭59−31492、特公昭59−35
386号公報、特公昭60−6349、特公平2−33
689号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高齢化
社会を迎え、老人性痴呆症の対策が緊急の問題となり、
これに対処するには従来のビフェメラン類あるいはチア
プリド類と共に、更に改善された脳機能症状の治療薬の
開発が強く望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の課
題を解決するため、従来から鋭意研究を重ねてきた。そ
の結果、後記式(5)の化合物から容易に合成できる後
記式(4)および後記式(3)の化合物を包含する新規
な前記式(B)の化合物を経由して精神機能症状の改善
治療薬として期待できる後記式(2)および後記式
(1)の化合物を包含する新規な前記式(A)を提供で
きることを発見した。従って、本発明の目的は、精神機
能症状の改善治療薬として期待できる式(A)の化合物
を提供することにある。さらには該化合物を好収率・高
純度に得ることのできる新規な製法を提供するにある。
【0006】本発明によれば、式(A)に包含される後
記式(2)および後記式(1)の化合物および式(B)
に包含される後記式(4)および後記式(3)の化合物
の合成は、後記式(5)のアルキルジヒドロキシベンゾ
エート類をベンジルハライド(BnX)と反応させて後
記式(4)のアルキルジベンジルオキシベンゾエート類
を形成させる工程[以下、(a)工程と称する]:該式
(4)の化合物を加水分解して後記式(3)のジベンジ
ルオキシ安息香酸類を形成させる工程[以下、(b)工
程と称する]:該式(3)の化合物を塩化チオニルで処
理した後、エチレンジアミン類と反応させて後記式
(2)のN−(2−アミノエチル)ジベンジルオキシベ
ンズアミド類を形成させる工程[以下、(c)工程と称
する]:該式(2)の化合物を還元反応させて後記式
(1)のN−2−(アミノエチル)ジヒドロキシベンズ
アミド類を形成させる工程[以下、(d)工程と称す
る]からなる。更に本発明は、(b)工程および(c)
工程を経由しない式(2)化合物合成の別法として、式
(4)の化合物とエチレンジアミン類を直接反応させて
式(2)の化合物を形成させる工程[以下、(e)工程
と称する]をも包含している。
【0007】本発明の式(B)に包含される後記式
(4)および後記式(3)の化合物および式(A)に包
含される後記式(2)および後記式(1)の化合物を合
成する各工程を反応式で示すと以下のように表すことが
できる。
【0008】
【化5】 (式中、R1およびR2は水素原子または水酸基を示す
が、同時に同じ基を示すことはない。また、R3はメチ
ル基またはエチル基を、Xはハロゲン原子を示す。更
に、Bn、R4、R5およびR6は前記したと同一の基を
示す。)。
【0009】以下、上記反応工程図に従って各工程の製
造法を詳細に説明する。(a)工程 前記式(5)の化合物から式(B)の化合物に包含され
る前記式(4)の化合物を合成する反応は、式(5)の
化合物を有機溶媒中、塩基で処理した後、相間移動触媒
の存在下にハロゲン化ベンジルと反応させることにより
容易に実施できる。出発原料の式(5)の化合物は市場
で入手できるほか、対応するジヒドロキシ安息香酸をメ
タノール、エタノールなどの低級アルコールと酸の存在
下にエステル化反応させることにより容易に製造でき
る。
【0010】上記反応の反応時間ならびに反応温度は、
適宜に選択することができ、例えば、約0℃〜約50℃
の温度範囲で約5〜約20時間程度で行えばよい。この
反応に用いるハロゲン化ベンジルのハロゲンとしては、
例えば、フッ素、塩素、臭素などを挙げることができ、
これらハロゲン化ベンジルの使用量は、前記式(5)化
合物1モルに対して、例えば約2〜約5モル程度の範囲
が好ましい。
【0011】塩基としては、例えば水素化ナトリウム、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリ
ウムアミド、炭酸カリウムなどを挙げることができ、そ
の使用量には特別な制限はなく、式(5)化合物1モル
に対して、例えば約2〜約5モル程度の範囲が適当であ
る。また、相間移動触媒としては、例えばヨウ化テトラ
ノルマルブチルアンモニウム、臭化テトラノルマルブチ
ルアンモニウム、ヨウ化テトラメチルアンモニウム、臭
化テトラメチルアンモニウムなどを挙げることができ、
その使用量は例えば、式(5)化合物1モルに対して、
例えば約0.001〜約0.01モル程度の範囲を挙げ
ることができる。更に、使用する有機溶媒は、反応に対
して不活性な溶媒であればよく、テトラヒドロフラン、
ジエチルエーテル、ジメチルホルムアミドなどを例示で
きる。これら溶媒の使用量は、適宜に選択すればよく、
例えば式(5)化合物に対して約10〜約50重量倍程
度の使用量が好ましい。反応終了後は、常法に従って生
成物を洗浄、抽出、カラムクロマトグラフィーのごとき
精製手段を用いることにより、本発明の新規な前記式
(4)で表されるアルキルジベンジルオキシベンゾエー
ト類を好収率、高純度に得ることができる。このように
して得られる式(4)化合物の具体例としては、メチル
2,5−ジベンジルオキシベンゾエート、エチル
2,5−ジベンジルオキシベンゾエート、メチル 2,
3−ジベンジルオキシベンゾエート、エチル 2,3−
ジベンジルオキシベンゾエートを例示できる。
【0012】(b)工程 上述のようにして得られる式(4)の化合物から式
(B)の化合物に包含される前記式(3)の化合物を合
成する反応は、式(4)化合物をアルカリ条件下で加水
分解することにより容易に行うことができる。
【0013】上記加水分解は、通常の方法に従って行え
ばよい。例えば、メタノール、エタノールなどの有機溶
媒に溶解させた式(4)の化合物を水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどのアルカリ水溶液と接触させればよ
い。アルカリの使用量は、式(4)化合物1モルに対し
て、当モル以上、例えば約1〜約2モル程度の範囲を例
示できる。反応時間は反応温度によつても異なるが、例
えば約20℃〜約60℃の温度範囲で約1〜約10時間
程度で行うことができる。反応終了後、例えば生成物を
洗浄、抽出、カラムクロマトグラフィーのごとき精製手
段を用いることにより、本発明の新規な前記式(3)で
表されるジベンジルオキシ安息香酸類が好収率で得られ
る。このようにして得られる式(3)化合物の具体例と
しは、2,3−ジベンジルオキシ安息香酸、2,5−ジ
ベンジルオキシ安息香酸を挙げることができる。
【0014】(c)工程 式(3)の化合物を有機溶媒中、3級アミンの存在下に
塩化チオニルと反応させて式(3)化合物の酸塩素化物
を形成させ、次いで該塩素化物を有機溶媒中、3級アミ
ンの存在下にエチレンジアミン類とアミド化反応させる
ことにより式(A)の化合物に包含される新規な前記式
(2)で表されるN−(2−アミノエチル)ジベンジル
オキシベンズアミド類を合成できる。
【0015】式(3)化合物の塩素化反応の反応時間は
反応温度によっても異なるが、例えば約0℃〜約30℃
の温度範囲で約1〜約5時間程度で実施できる。上記反
応で使用する3級アミンとしては、例えばトリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミンなどを例示できる。
これらアミンの使用量は、前記式(3)の化合物1モル
に対して、例えば約1〜約5モル程度が好ましい。ま
た、塩化チオニルの使用量は、前記式(3)の化合物に
対して当モル以上、例えば約1〜約5倍モル程度を例示
できる。更に、有機溶媒としては、例えば塩化メチレ
ン、クロロホルムなどのハロゲン系有機溶媒を例示で
き、該溶媒の使用量は、適宜に選択すればよく、例えば
式(3)の化合物に対して約5〜約50重量倍程度を挙
げることができる。反応終了後は、常法に従って生成物
を抽出などの手段を用いて式(3)化合物の塩素化物を
単離してもよいが、通常は単離することなく該塩素化物
をエチレンジアミン類と反応させてアミド化することが
できる。
【0016】アミド化反応の反応時間並びに反応温度
は、例えば約0℃〜約30℃の温度範囲で約1〜約20
時間程度で実施できる。この反応は、上述の式(3)の
化合物の塩素化反応に準じて行うことができ、例えば反
応で使用する3級アミンおよび有機溶媒の種類並びにそ
れらの使用量としては、該塩素化反応で例示したと同様
の種類および使用範囲を示すことができる。また、エチ
レンジアミン類の種類としては、例えばエチレンジアミ
ン、N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジエ
チルエチレンジアミン、 1−(2−アミノエチル)ピ
ロリジン、1−(2−アミノエチル)ピペリジン、4−
(2−アミノエチル)モルホリンなどを挙げることがで
き、その使用量は、前記式(3)の化合物1モルに対し
て、例えば約1〜約5倍モル程度を例示できる。反応終
了後、例えば生成物を洗浄、抽出、カラムクロマトグラ
フィーのごとき精製手段を用いることにより、本発明の
新規な前記式(2)で表されるN−(2−アミノエチ
ル)ジベンジルオキシベンズアミド類を合成できる。こ
のようにして得られる式(2)化合物の具体例としは、
N−(2−アミノエチル)2,3−ジベンジルオキシベ
ンズアミド、N−(2−アミノエチル)2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−[2−(ジメチルアミ
ノ)エチル]2,3−ジベンジルオキシベンズアミド、
N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−[2−(ジエチルアミ
ノ)エチル]2,3−ジベンジルオキシベンズアミド、
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−(2−ピロリジノエチ
ル)2,3−ジベンジルオキシベンズアミド、N−(2
−ピロリジノエチル)2,5−ジベンジルオキシベンズ
アミド、N−(2−ピペリジノエチル)2,3−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−(2−ピペリジノエチ
ル)2,5−ジベンジルオキシベンズアミド、N−(2
−モルホリノエチル)2,3−ジベンジルオキシベンズ
アミド、N−(2−モルホリノエチル)2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミドなどを挙げることができる。
【0017】(d)工程 前記式(2)の化合物から式(A)の化合物に包含され
る前記式(1)のN−(2−アミノエチル)ジヒドロキ
シベンズアミド類を合成するには、式(2)の化合物を
有機溶媒中、水素添加触媒の存在下に水素添加反応を行
うことにより実施できる。
【0018】水素添加反応は通常加圧条件下で行うが、
上記反応は大気圧条件下でも十分反応が進行するので、
オートクレーブなどの加圧装置を用いることなく実施で
きる。この反応は、例えば約10℃〜約50℃程度の反
応温度ならびに約1〜約20時間程度の反応時間で行う
ことができる。また、水素添加触媒の種類としては、例
えばパラジウム−カーボン、ラネーニッケル、ロジウム
−カーボンなどを挙げることができ、その使用量は、前
記式(2)の化合物に対して、例えば約0.1〜約1.
0重量部程度の範囲をより好ましく示すことができる。
水素ガスの使用量は、式(2)の化合物に対して、2倍
モル以上より、好ましくは約2〜約10モル程度を例示
できる。
【0019】更に、この反応に使用する有機溶媒として
は、例えばメタノール、エタノールなどを挙げることが
でき、これら溶媒は、式(2)の化合物に対して約5〜
約50重量倍程度の使用量が好ましい。反応後は、常法
に従って生成物を分離・精製して前記式(1)で表され
るN−(2−アミノエチル)ジヒドロキシベンズアミド
類が好収率で得られる。このようにして合成することの
できる式(1)の化合物の具体例としては、例えばN−
(2−アミノエチル)2,3−ジヒドロキシベンズアミ
ド、N−(2−アミノエチル)2,5−ジヒドロキシベ
ンズアミド、N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]
2,3−ジヒドロキシベンズアミド、N−[2−(ジメ
チルアミノ)エチル]2,5−ジヒドロキシベンズアミ
ド、N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,3−ジ
ヒドロキシベンズアミド、N−[2−(ジエチルアミ
ノ)エチル]2,5−ジヒドロキシベンズアミド、N−
(2−ピロジリノエチル)2,3−ジヒドロキシベンズ
アミド、N−(2−ピロジリノエチル)2,5−ジヒド
ロキシベンズアミド、N−(2−ピペリジノエチル)
2,3−ジヒドロキシベンズアミド、N−(2−ピペリ
ジノエチル)2,5−ジヒドロキシベンズアミド、N−
(2−モルホリノエチル)2,3−ジヒドロキシベンズ
アミド、N−(2−モルホリノエチル)2,5−ジヒド
ロキシベンズアミドなどを挙げることができる。
【0020】(e)工程 式(2)の化合物を合成する別法として、上述の(b)
工程および(c)工程を経由しないで、式(4)の化合
物とエチレンジアミン類を加熱反応させることにより、
直接、式(2)の化合物を合成することができる。
【0021】加熱反応の反応温度は、反応で生成するメ
タノール或はエタノールの沸点以上の温度であることが
好ましく、例えば約120℃〜約150℃程度の温度範
囲を例示できる。反応時間は反応温度によっても異なる
が、上述の温度範囲であれば約1〜約5時間程度で十分
である。この反応で用いるエチレンジアミン類の種類並
びにそれらの使用量としては、例えば上述の[(c)工
程]で例示した種類および使用範囲で行うことができ
る。反応終了後は、常法に従って生成物を洗浄、抽出、
カラムクロマトグラフィーのごとき精製手段を用いて前
記式(2)の化合物を好収率に得ることができる。
【0022】以下に本発明の式(A)および式(B)の
化合物の合成方法を実施例を挙げて詳細に説明する。
【0023】
【実施例1】メチル 2,5−ジベンジルオキシベンゾエート
[(4)の化合物]の合成[(a)工程]。 水素化ナトリウム(60%)4.4g(0.11モル)
と乾燥テトラヒドロフラン110mlを仕込み撹拌す
る。メチル 2,5−ジヒドロキシベンゾエート[式
(5)の化合物]8.4g(0.05モル)と乾燥ジメ
チルホルムアミド110mlの溶液を10〜20℃にて
1時間で滴下し、その後更に水素ガスの発生が止まるま
で1時間撹拌する。反応液中に相間移動触媒のヨウ化テ
トラノルマルブチルアンモニウム50mgを加え、次に
ベンジルブロミド20.5g(0.12モル)を室温下
30分間で滴下し、更に一夜撹拌反応した。反応液を水
300ml中に加え、エーテル抽出する。抽出液は水
洗、硫酸マグネシウム乾燥後濃縮し、粗製物をシリカゲ
ルカラムクロマト(ヘキサン:エチルアセテート=2
0:1〜3:1)で精製することにより、純粋なメチル
2,5−ジベンジルオキシベンゾエート16.4gを得
た(収率:94%)。IRデータは以下の通りである。 IR(cm-1):1731(-CO-),1502(芳香環),1027(C-O)
【0024】
【実施例2〜4】実施例1の方法に準じて、実施例1の
メチル2,5−ジヒドロキシベンゾエートの代わりに各
種の式(5)の化合物を用いて対応する式(4)の化合
物を合成した。それら化合物のIRデータは以下のとお
りである。 No 化合物名 IRデータ 2 メチル 2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンソ゛エート 1740(-CO-),1480(芳香環),1030(C-O) 3 エチル 2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンソ゛エート 1742(-CO-),1477(芳香環),1025(C-O) 4 エチル 2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンソ゛エート 1730(-CO-),1505(芳香環),1722(C-O)
【0025】
【実施例5】2,5−ジベンジルオキシ安息香酸[(3)の化合物]
の合成[(b)工程]。 メチル 2,5−ジベンジルオキシベンゾエート[式
(4)化合物]16.2g(46.6ミリモル)とメタ
ノール80mlの溶液中に20%水酸化ナトリウム水溶
液18,5g(93,2ミリモル)を加え、50〜60
℃に加熱し、3時間撹拌反応する。冷却後、反応液は2
規定塩酸水で弱酸性としてから塩化メチレン抽出、水
洗、硫酸マグネシウム乾燥後濃縮し、粗製の2,5−ジ
ベンジルオキシ安息香酸15.1gを得た(収率:97
%)。IRデータは以下の通りである。 IR(cm-1):3450(-COOH),1694(-CO-),1479(芳香環),1085
(C-O)
【0026】
【実施例6】N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド[(2)の化合物]の合成
[(c)工程]。 2,5−ジベンジルオキシ安息香酸[(3)の化合物]
15.0g(44.9ミリモル)、乾燥トリエチルアミ
ン9.1g(89.8ミリモル)と乾燥塩化メチレン4
00mlを仕込み、15〜25℃にて塩化チオニル8.
0g(67.4ミリモル)を10分間で加える。その
後、徐々に室温とし、3時間撹拌反応する。反応後、溶
媒および過剰の塩化チオニルを減圧下に留去する。残渣
に乾燥テトラヒドロフラン400mlと乾燥トリエチル
アミン11.3g(112ミリモル)を加え、そこへ、
N,N−ジエチルエチレンジアミン7,8g(67.4
ミリモル)を冷却下、5分間で加え、更に室温下、一夜
撹拌反応する。反応液をソーダ灰水溶液300ml中に
加え、エーテル抽出、水洗、硫酸マグネシウムで乾燥後
濃縮し、得られた粗製物はシリカゲルカラムクロマト
(クロロホルム:メタノール=40:1)で精製するこ
とにより高純度のN−[2−(ジエチルアミノ)エチ
ル]2,5−ジベンジルオキシベンズアミド15.1g
を得た(収率:78%)。IRデータは以下の通りであ
る。 IR(cm-1):3292(-NH),1632(-CO-N),1514(芳香環),1218(-
NEt2),1002(C-O)
【0027】
【実施例7〜17】実施例6の方法に準じて、2,3−
または2,5−ジベンジルオキシ安息香酸と各種のエチ
レンジアミン類を反応させて対応する式(2)の化合物
を合成した。それら化合物のIRデータは以下のとおり
である。 No 化合物名 7 N-(2-アミノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3350(-NH),1630(-CO-N),1512(芳香環),1250(-NH2),1004(C-O) 8 N-(2-アミノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3355(-NH),1633(-CO-N),1510(芳香環),1225(-NH2),1007(C-O) 9 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3290(-NH),1630(-CO-N),1504(芳香環),1215(-NMe2),1005(C-O) 10 N-[2-(シ゛エチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3292(-NH),1630(-CO-N),1506(芳香環),1211(-NEt2),1006(C-O) 11 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3298(-NH),1629(-CO-N),1512(芳香環),1215(-NMe2),1002(C-O) 12 N-(2-ヒ゜ロリシ゛ノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3290(-NH),1634(-CO-N),1508(芳香環),1180(3級アミン),1015(C-O) 13 N-(2-ヒ゜ロリシ゛ノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3303(-NH),1630(-CO-N),1520(芳香環),1185(3級アミン),1020(C-O) 14 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3296(-NH),1635(-CO-N),1507(芳香環),1182(3級アミン),1018(C-O) 15 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3310(-NH),1630(-CO-N),1522(芳香環),1182(3級アミン),1022(C-O) 16 N-(2-モルホリノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3300(-NH),1635(-CO-N),1510(芳香環),1175(3級アミン),1030(C-O) 17 N-(2-モルホリノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3320(-NH),1635(-CO-N),1525(芳香環),1180(3級アミン),1020(C-O)
【0028】
【実施例18】N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジヒド
ロキシベンズアミド[(1)の化合物]の合成[(d)
工程]。 N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド[(2)の化合物]6.1g
(14.1ミリモル)、メタノール61mlおよび5%
パラジウム−カーボン(Pd−C)3gを仕込み、常圧
下にて水素ガスにより、室温で6時間水添反応を行う。
触媒を濾別後、濃縮し、更に減圧乾燥し、N−[2−
(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジヒドロキシベン
ズアミド3.0gを得た(収率:84%)。IRデータ
およびNMRデータは以下の通りである。 IR(cm-1):2980(-NH),2550(-OH),1653(-CO-N),1562(芳香
環),1278(3級アミン)1 H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:0.98(t;6H), 2.30■2.70
(m;6H), 3.20■3.50(m;2H), 6.76(s;1H), 6.81
(d;1H), 7.24(d;1H), 8.45■8.80(m;1H)
【0029】
【実施例19〜29】実施例18の方法に準じて、実施
例18のN−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5
−ジベンジルオキシベンズアミドの代わりに各種の式
(2)の化合物を用いて対応する式(1)の化合物を合
成した。それら化合物のIRデータおよびNMRデータ
は以下の通りである。 No 化合物名 19 N-(2-アミノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3230(-NH),2690(-OH),1650(-CO-N),1555(芳香環),1260(-NH2) 1 H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm: 1.13(s;2H), 2.80■3.15(m;2H), 3.40■3.70(m ;2H), 6.70■7.50(m;3H), 8.95(br.t;1H) 20 N-(2-アミノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):2990(-NH),2570(-OH),1650(-CO-N),1555(芳香環),1260(-NH2) 1 H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.05(s;2H), 2.55■2.85(m;2H), 3.30■3.55(m; 2H), 6.60■6.90(m;2H), 7.15(d;1H), 8.70■8.90(m;1H) 21 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3260(-NH),2670(-OH),1645(-CO-N),1540(芳香環),1250(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.30(s;6H), 3.10■3.40(m;2H), 3.60■3.90 (m; 2H), 9.05(br.t;1H) 22 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):2990(-NH),2620(-OH),1640(-CO-N),1560(芳香環),1275(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.45(s;6H), 2.40■2.80(m;2H), 3.30■3.55 (m; 2H), 6.70(s;1H), 6.83(d;1H), 7.23(d;1H), 8.30■8.60(m;1H) 23 N-[2-(シ゛エチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3260(-NH),2666(-OH),1644(-CO-N),1545(芳香環),1270(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm: 1.27(t;6H), 2.90■3.50(m;6H), 3.50■3.9 0(m ;2H), 6.69(t;1H), 7.01(d;1H), 7.46(d;1H), 9.31(br.t;1H) 24 N-(2-ヒ゜ロシ゛リノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3280(-NH),2690(-OH),1650(-CO-N),1550(芳香環),1190(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.90■2.30(m;4H), 2.90■3.90(m;8H), 6.80 (t; 1H), 7.15(d;1H), 7.55(d;1H), 9.10■9.35(m;1H) 25 N-(2-ヒ゜ロシ゛リノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3010(-NH),2600(-OH),1648(-CO-N),1560(芳香環),1192(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.50■1.85(m;4H), 2.90■2.95(m;6H), 3.45 ■3. 65(m;2H), 6.72(s;1H), 6.85(d;1H), 7.33(d;1H), 8.85■9.05(m;1H) 26 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3270(-NH),2685(-OH),1648(-CO-N),1550(芳香環),1185(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.90■2.20(m;6H), 2.80■3.80(m;8H), 6.78 (t; 1H), 7.10(d;1H), 7.53(d;1H), 8.95■9.15(m;1H) 27 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3005(-NH),2610(-OH),1653(-CO-N),1555(芳香環),1188(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.35■1.65(m;6H), 2.50■2.95(m;6H), 3.45 ■3. 65(m;2H), 6.68(s;1H), 6.80(d;1H), 7.36(d;1H), 8.50■8.75(m;1H) 28 N-(2-モルホリノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3260(-NH),2665(-OH),1645(-CO-N),1548(芳香環),1195(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.90■3.20(m;4H), 3.20■3.40(m;2H), 3.50 ■3. 90(m;2H), 3.90■4.30(m;4H), 6.68(t;1H), 7.03(d;1H), 7.55(d;1H), 8.80■9.05(m;1H) 29 N-(2-モルホリノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3060(-NH),2620(-OH),1650(-CO-N),1550(芳香環),1202(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.50■2.70(m;2H), 2.80■3.00(m;4H), 3.25 ■3. 50(m;2H), 3.60■3.90(m;4H), 6.71(s;1H), 6.83(d;1H), 7.35(d;1H), 8.35■8.60(m;1H)
【0030】
【実施例30】N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド[(2)の化合物]の合成
[(e)工程]。 メチル 2,5−ジベンジルオキシベンゾエート3.4
8g(10ミリモル)およびN,N−ジエチルエチレン
ジアミン5.8g(50ミリモル)を仕込み、130〜
140℃に加熱する。生成したメタノールを系外へ留去
させながら、5時間撹拌反応する。冷却後、水30g中
に加え、エーテル抽出する。抽出液を水洗、硫酸マグネ
シウム乾燥、濃縮し、得られた粗製物をシリカゲルカラ
ムクロマト(クロロホルム:メタノール=40:1)で
精製することにより高純度のN−[2−(ジエチルアミ
ノ)エチル]2,5−ジベンジルオキシベンズアミド
3.16gを得た(収率:73%)。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、入手容易な式(5)の
化合物を出発原料として製造できる前記式(4)の化合
物および前記式(3)の化合物を包含する新規な前記式
(B)で表されるジベンジルオキシ安息香酸類並びに前
記式(2)の化合物および前記式(1)の化合物を包含
する新規な前記式(A)で表されるN−(2−アミノエ
チル)ベンズアミド類を提供できる。該式(A)および
(B)の化合物は、脳血管障害、老人性痴呆などの脳内
器質性障害に起因する精神機能症状の改善治療薬として
期待される。
【化6】
【化7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 295/12 Z (72)発明者 片山 良徳 神奈川県横浜市緑区梅が丘39−9 日本た ばこ産業株式会社梅が丘第1アパート105 号 (72)発明者 田村 浩 神奈川県川崎市中原区苅宿335 長谷川香 料株式会社川崎研究所内 (72)発明者 藤田 明 神奈川県川崎市中原区苅宿335 長谷川香 料株式会社川崎研究所内 (72)発明者 高木 恵一 神奈川県川崎市中原区苅宿335 長谷川香 料株式会社川崎研究所内

Claims (2)

    【明細書】 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(A) 【化1】 (式中、Y1およびY2は水素原子、水酸基またはベンジ
    ルオキシ基を、Y3は水酸基またはベンジルオキシ基を
    示す。ここでY1が水素原子の場合、Y2およびY3は同
    一の基を、Y2が水素原子の場合、Y1およびY3は同一
    の基を示すものとする。また、R6はアミノ、ジメチル
    アミノ、ジエチルアミノ、ピロリジノ、ピペリジノおよ
    びモルホリノの各基を示す、)で表されるN−(2−ア
    ミノエチル)ベンズアミド類。
  2. 【請求項2】 下記式(B) 【化2】 (式中、R4およびR5は水素原子またはベンジルオキシ
    基を示すが、同時に同じ基を示すことはない。また、R
    7は水素原子、メチル基またはエチル基を、Bnはベン
    ジル基を示す、)で表されるジベンジルオキシ安息香酸
    類。
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