JPH05239005A - N−(2−アミノエチル)ベンズアミド類およびその新規中間体 - Google Patents
N−(2−アミノエチル)ベンズアミド類およびその新規中間体Info
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- JPH05239005A JPH05239005A JP4078477A JP7847792A JPH05239005A JP H05239005 A JPH05239005 A JP H05239005A JP 4078477 A JP4078477 A JP 4078477A JP 7847792 A JP7847792 A JP 7847792A JP H05239005 A JPH05239005 A JP H05239005A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 下記式(A)のN−(2−アミノエチル)ベ
ンズアミド類、 (式中、Y1,Y2:水素原子、水酸基又はベンジルオキ
シ基、Y3:水酸基又はベンジルオキシ基。Y1が水素原
子の場合Y2及びY3は同一の基を、Y2が水素原子の場
合Y1及びY3は同一の基を示す。R6はアミノ、ジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノ、ピロリジノ、ピペリジノ及
びモルホリノの各基を示す)及び下記式(B)のジベン
ジルオキシ安息香酸類。 (式中、Y4,Y5:水素原子又はベンジルオキシ基、た
だし同時に同じ基を示さない、R7:水素原子、メチル
基又はエチル基、Bn:ベンジル基)。 【効果】 上記(A)及び(B)の化合物は、脳血管障
害、老人性痴呆などの脳内器質性障害に起因する精神機
能症状の改善治療薬として期待される。
ンズアミド類、 (式中、Y1,Y2:水素原子、水酸基又はベンジルオキ
シ基、Y3:水酸基又はベンジルオキシ基。Y1が水素原
子の場合Y2及びY3は同一の基を、Y2が水素原子の場
合Y1及びY3は同一の基を示す。R6はアミノ、ジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノ、ピロリジノ、ピペリジノ及
びモルホリノの各基を示す)及び下記式(B)のジベン
ジルオキシ安息香酸類。 (式中、Y4,Y5:水素原子又はベンジルオキシ基、た
だし同時に同じ基を示さない、R7:水素原子、メチル
基又はエチル基、Bn:ベンジル基)。 【効果】 上記(A)及び(B)の化合物は、脳血管障
害、老人性痴呆などの脳内器質性障害に起因する精神機
能症状の改善治療薬として期待される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬、特に脳血管障害、
老人性痴呆などの脳内器質性障害に起因する精神機能症
状の改善治療薬として期待される後記式(A)で表され
るN−(2−アミノエチル)ベンズアミド類ならびに該
化合物の合成中間体として有用な後記式(B)で表され
るジベンジルオキシ安息香酸類に関する。
老人性痴呆などの脳内器質性障害に起因する精神機能症
状の改善治療薬として期待される後記式(A)で表され
るN−(2−アミノエチル)ベンズアミド類ならびに該
化合物の合成中間体として有用な後記式(B)で表され
るジベンジルオキシ安息香酸類に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は下記式(A)
【化3】 (式中、Y1およびY2は水素原子、水酸基またはベンジ
ルオキシ基を、Y3は水酸基またはベンジルオキシ基を
示す。ここでY1が水素原子の場合、Y2およびY3は同
一の基を、Y2が水素原子の場合、Y1およびY3は同一
の基を示すものとする。また、R6はアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ、ピロリジノ、ピペリジノおよ
びモルホリノの各基を示す、)で表されるN−(2−ア
ミノエチル)ベンズアミド類および該化合物の合成中間
体として有用な下記式(B)
ルオキシ基を、Y3は水酸基またはベンジルオキシ基を
示す。ここでY1が水素原子の場合、Y2およびY3は同
一の基を、Y2が水素原子の場合、Y1およびY3は同一
の基を示すものとする。また、R6はアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ、ピロリジノ、ピペリジノおよ
びモルホリノの各基を示す、)で表されるN−(2−ア
ミノエチル)ベンズアミド類および該化合物の合成中間
体として有用な下記式(B)
【化4】 (式中、R4およびR5は水素原子またはベンジルオキシ
基を示すが、同時に同じ基を示すことはない。また、R
7は水素原子、メチル基またはエチル基を、Bnはベン
ジル基を示す、)で表されるジベンジルオキシ安息香酸
類に関する。さらには式(A)および式(B)化合物の
新規な製法をも提供する。
基を示すが、同時に同じ基を示すことはない。また、R
7は水素原子、メチル基またはエチル基を、Bnはベン
ジル基を示す、)で表されるジベンジルオキシ安息香酸
類に関する。さらには式(A)および式(B)化合物の
新規な製法をも提供する。
【0003】
【従来の技術】芳香環を有するアミン誘導体を有効成分
とする脳血管障害、老人性痴呆などの脳内器質性障害に
起因する精神機能症状の改善治療薬としては、例えばN
−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−メトキシ−
5−メタンスルホニルベンズアミドおよび該化合物の塩
酸付加体(以下、チアプリド類と称する)、N−メチル
−4−[2−(フェニルメチル)フェノキシ]−1−ブ
タンアミンおよび該化合物の塩酸付加体(以下、ビフェ
メラン類と称する)などが知られており、これに関する
いくつかの提案がなされている(特開昭64−2284
7号公報、特公昭59−31492、特公昭59−35
386号公報、特公昭60−6349、特公平2−33
689号公報参照)。
とする脳血管障害、老人性痴呆などの脳内器質性障害に
起因する精神機能症状の改善治療薬としては、例えばN
−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−メトキシ−
5−メタンスルホニルベンズアミドおよび該化合物の塩
酸付加体(以下、チアプリド類と称する)、N−メチル
−4−[2−(フェニルメチル)フェノキシ]−1−ブ
タンアミンおよび該化合物の塩酸付加体(以下、ビフェ
メラン類と称する)などが知られており、これに関する
いくつかの提案がなされている(特開昭64−2284
7号公報、特公昭59−31492、特公昭59−35
386号公報、特公昭60−6349、特公平2−33
689号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高齢化
社会を迎え、老人性痴呆症の対策が緊急の問題となり、
これに対処するには従来のビフェメラン類あるいはチア
プリド類と共に、更に改善された脳機能症状の治療薬の
開発が強く望まれている。
社会を迎え、老人性痴呆症の対策が緊急の問題となり、
これに対処するには従来のビフェメラン類あるいはチア
プリド類と共に、更に改善された脳機能症状の治療薬の
開発が強く望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の課
題を解決するため、従来から鋭意研究を重ねてきた。そ
の結果、後記式(5)の化合物から容易に合成できる後
記式(4)および後記式(3)の化合物を包含する新規
な前記式(B)の化合物を経由して精神機能症状の改善
治療薬として期待できる後記式(2)および後記式
(1)の化合物を包含する新規な前記式(A)を提供で
きることを発見した。従って、本発明の目的は、精神機
能症状の改善治療薬として期待できる式(A)の化合物
を提供することにある。さらには該化合物を好収率・高
純度に得ることのできる新規な製法を提供するにある。
題を解決するため、従来から鋭意研究を重ねてきた。そ
の結果、後記式(5)の化合物から容易に合成できる後
記式(4)および後記式(3)の化合物を包含する新規
な前記式(B)の化合物を経由して精神機能症状の改善
治療薬として期待できる後記式(2)および後記式
(1)の化合物を包含する新規な前記式(A)を提供で
きることを発見した。従って、本発明の目的は、精神機
能症状の改善治療薬として期待できる式(A)の化合物
を提供することにある。さらには該化合物を好収率・高
純度に得ることのできる新規な製法を提供するにある。
【0006】本発明によれば、式(A)に包含される後
記式(2)および後記式(1)の化合物および式(B)
に包含される後記式(4)および後記式(3)の化合物
の合成は、後記式(5)のアルキルジヒドロキシベンゾ
エート類をベンジルハライド(BnX)と反応させて後
記式(4)のアルキルジベンジルオキシベンゾエート類
を形成させる工程[以下、(a)工程と称する]:該式
(4)の化合物を加水分解して後記式(3)のジベンジ
ルオキシ安息香酸類を形成させる工程[以下、(b)工
程と称する]:該式(3)の化合物を塩化チオニルで処
理した後、エチレンジアミン類と反応させて後記式
(2)のN−(2−アミノエチル)ジベンジルオキシベ
ンズアミド類を形成させる工程[以下、(c)工程と称
する]:該式(2)の化合物を還元反応させて後記式
(1)のN−2−(アミノエチル)ジヒドロキシベンズ
アミド類を形成させる工程[以下、(d)工程と称す
る]からなる。更に本発明は、(b)工程および(c)
工程を経由しない式(2)化合物合成の別法として、式
(4)の化合物とエチレンジアミン類を直接反応させて
式(2)の化合物を形成させる工程[以下、(e)工程
と称する]をも包含している。
記式(2)および後記式(1)の化合物および式(B)
に包含される後記式(4)および後記式(3)の化合物
の合成は、後記式(5)のアルキルジヒドロキシベンゾ
エート類をベンジルハライド(BnX)と反応させて後
記式(4)のアルキルジベンジルオキシベンゾエート類
を形成させる工程[以下、(a)工程と称する]:該式
(4)の化合物を加水分解して後記式(3)のジベンジ
ルオキシ安息香酸類を形成させる工程[以下、(b)工
程と称する]:該式(3)の化合物を塩化チオニルで処
理した後、エチレンジアミン類と反応させて後記式
(2)のN−(2−アミノエチル)ジベンジルオキシベ
ンズアミド類を形成させる工程[以下、(c)工程と称
する]:該式(2)の化合物を還元反応させて後記式
(1)のN−2−(アミノエチル)ジヒドロキシベンズ
アミド類を形成させる工程[以下、(d)工程と称す
る]からなる。更に本発明は、(b)工程および(c)
工程を経由しない式(2)化合物合成の別法として、式
(4)の化合物とエチレンジアミン類を直接反応させて
式(2)の化合物を形成させる工程[以下、(e)工程
と称する]をも包含している。
【0007】本発明の式(B)に包含される後記式
(4)および後記式(3)の化合物および式(A)に包
含される後記式(2)および後記式(1)の化合物を合
成する各工程を反応式で示すと以下のように表すことが
できる。
(4)および後記式(3)の化合物および式(A)に包
含される後記式(2)および後記式(1)の化合物を合
成する各工程を反応式で示すと以下のように表すことが
できる。
【0008】
【化5】 (式中、R1およびR2は水素原子または水酸基を示す
が、同時に同じ基を示すことはない。また、R3はメチ
ル基またはエチル基を、Xはハロゲン原子を示す。更
に、Bn、R4、R5およびR6は前記したと同一の基を
示す。)。
が、同時に同じ基を示すことはない。また、R3はメチ
ル基またはエチル基を、Xはハロゲン原子を示す。更
に、Bn、R4、R5およびR6は前記したと同一の基を
示す。)。
【0009】以下、上記反応工程図に従って各工程の製
造法を詳細に説明する。(a)工程 前記式(5)の化合物から式(B)の化合物に包含され
る前記式(4)の化合物を合成する反応は、式(5)の
化合物を有機溶媒中、塩基で処理した後、相間移動触媒
の存在下にハロゲン化ベンジルと反応させることにより
容易に実施できる。出発原料の式(5)の化合物は市場
で入手できるほか、対応するジヒドロキシ安息香酸をメ
タノール、エタノールなどの低級アルコールと酸の存在
下にエステル化反応させることにより容易に製造でき
る。
造法を詳細に説明する。(a)工程 前記式(5)の化合物から式(B)の化合物に包含され
る前記式(4)の化合物を合成する反応は、式(5)の
化合物を有機溶媒中、塩基で処理した後、相間移動触媒
の存在下にハロゲン化ベンジルと反応させることにより
容易に実施できる。出発原料の式(5)の化合物は市場
で入手できるほか、対応するジヒドロキシ安息香酸をメ
タノール、エタノールなどの低級アルコールと酸の存在
下にエステル化反応させることにより容易に製造でき
る。
【0010】上記反応の反応時間ならびに反応温度は、
適宜に選択することができ、例えば、約0℃〜約50℃
の温度範囲で約5〜約20時間程度で行えばよい。この
反応に用いるハロゲン化ベンジルのハロゲンとしては、
例えば、フッ素、塩素、臭素などを挙げることができ、
これらハロゲン化ベンジルの使用量は、前記式(5)化
合物1モルに対して、例えば約2〜約5モル程度の範囲
が好ましい。
適宜に選択することができ、例えば、約0℃〜約50℃
の温度範囲で約5〜約20時間程度で行えばよい。この
反応に用いるハロゲン化ベンジルのハロゲンとしては、
例えば、フッ素、塩素、臭素などを挙げることができ、
これらハロゲン化ベンジルの使用量は、前記式(5)化
合物1モルに対して、例えば約2〜約5モル程度の範囲
が好ましい。
【0011】塩基としては、例えば水素化ナトリウム、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリ
ウムアミド、炭酸カリウムなどを挙げることができ、そ
の使用量には特別な制限はなく、式(5)化合物1モル
に対して、例えば約2〜約5モル程度の範囲が適当であ
る。また、相間移動触媒としては、例えばヨウ化テトラ
ノルマルブチルアンモニウム、臭化テトラノルマルブチ
ルアンモニウム、ヨウ化テトラメチルアンモニウム、臭
化テトラメチルアンモニウムなどを挙げることができ、
その使用量は例えば、式(5)化合物1モルに対して、
例えば約0.001〜約0.01モル程度の範囲を挙げ
ることができる。更に、使用する有機溶媒は、反応に対
して不活性な溶媒であればよく、テトラヒドロフラン、
ジエチルエーテル、ジメチルホルムアミドなどを例示で
きる。これら溶媒の使用量は、適宜に選択すればよく、
例えば式(5)化合物に対して約10〜約50重量倍程
度の使用量が好ましい。反応終了後は、常法に従って生
成物を洗浄、抽出、カラムクロマトグラフィーのごとき
精製手段を用いることにより、本発明の新規な前記式
(4)で表されるアルキルジベンジルオキシベンゾエー
ト類を好収率、高純度に得ることができる。このように
して得られる式(4)化合物の具体例としては、メチル
2,5−ジベンジルオキシベンゾエート、エチル
2,5−ジベンジルオキシベンゾエート、メチル 2,
3−ジベンジルオキシベンゾエート、エチル 2,3−
ジベンジルオキシベンゾエートを例示できる。
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリ
ウムアミド、炭酸カリウムなどを挙げることができ、そ
の使用量には特別な制限はなく、式(5)化合物1モル
に対して、例えば約2〜約5モル程度の範囲が適当であ
る。また、相間移動触媒としては、例えばヨウ化テトラ
ノルマルブチルアンモニウム、臭化テトラノルマルブチ
ルアンモニウム、ヨウ化テトラメチルアンモニウム、臭
化テトラメチルアンモニウムなどを挙げることができ、
その使用量は例えば、式(5)化合物1モルに対して、
例えば約0.001〜約0.01モル程度の範囲を挙げ
ることができる。更に、使用する有機溶媒は、反応に対
して不活性な溶媒であればよく、テトラヒドロフラン、
ジエチルエーテル、ジメチルホルムアミドなどを例示で
きる。これら溶媒の使用量は、適宜に選択すればよく、
例えば式(5)化合物に対して約10〜約50重量倍程
度の使用量が好ましい。反応終了後は、常法に従って生
成物を洗浄、抽出、カラムクロマトグラフィーのごとき
精製手段を用いることにより、本発明の新規な前記式
(4)で表されるアルキルジベンジルオキシベンゾエー
ト類を好収率、高純度に得ることができる。このように
して得られる式(4)化合物の具体例としては、メチル
2,5−ジベンジルオキシベンゾエート、エチル
2,5−ジベンジルオキシベンゾエート、メチル 2,
3−ジベンジルオキシベンゾエート、エチル 2,3−
ジベンジルオキシベンゾエートを例示できる。
【0012】(b)工程 上述のようにして得られる式(4)の化合物から式
(B)の化合物に包含される前記式(3)の化合物を合
成する反応は、式(4)化合物をアルカリ条件下で加水
分解することにより容易に行うことができる。
(B)の化合物に包含される前記式(3)の化合物を合
成する反応は、式(4)化合物をアルカリ条件下で加水
分解することにより容易に行うことができる。
【0013】上記加水分解は、通常の方法に従って行え
ばよい。例えば、メタノール、エタノールなどの有機溶
媒に溶解させた式(4)の化合物を水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどのアルカリ水溶液と接触させればよ
い。アルカリの使用量は、式(4)化合物1モルに対し
て、当モル以上、例えば約1〜約2モル程度の範囲を例
示できる。反応時間は反応温度によつても異なるが、例
えば約20℃〜約60℃の温度範囲で約1〜約10時間
程度で行うことができる。反応終了後、例えば生成物を
洗浄、抽出、カラムクロマトグラフィーのごとき精製手
段を用いることにより、本発明の新規な前記式(3)で
表されるジベンジルオキシ安息香酸類が好収率で得られ
る。このようにして得られる式(3)化合物の具体例と
しは、2,3−ジベンジルオキシ安息香酸、2,5−ジ
ベンジルオキシ安息香酸を挙げることができる。
ばよい。例えば、メタノール、エタノールなどの有機溶
媒に溶解させた式(4)の化合物を水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどのアルカリ水溶液と接触させればよ
い。アルカリの使用量は、式(4)化合物1モルに対し
て、当モル以上、例えば約1〜約2モル程度の範囲を例
示できる。反応時間は反応温度によつても異なるが、例
えば約20℃〜約60℃の温度範囲で約1〜約10時間
程度で行うことができる。反応終了後、例えば生成物を
洗浄、抽出、カラムクロマトグラフィーのごとき精製手
段を用いることにより、本発明の新規な前記式(3)で
表されるジベンジルオキシ安息香酸類が好収率で得られ
る。このようにして得られる式(3)化合物の具体例と
しは、2,3−ジベンジルオキシ安息香酸、2,5−ジ
ベンジルオキシ安息香酸を挙げることができる。
【0014】(c)工程 式(3)の化合物を有機溶媒中、3級アミンの存在下に
塩化チオニルと反応させて式(3)化合物の酸塩素化物
を形成させ、次いで該塩素化物を有機溶媒中、3級アミ
ンの存在下にエチレンジアミン類とアミド化反応させる
ことにより式(A)の化合物に包含される新規な前記式
(2)で表されるN−(2−アミノエチル)ジベンジル
オキシベンズアミド類を合成できる。
塩化チオニルと反応させて式(3)化合物の酸塩素化物
を形成させ、次いで該塩素化物を有機溶媒中、3級アミ
ンの存在下にエチレンジアミン類とアミド化反応させる
ことにより式(A)の化合物に包含される新規な前記式
(2)で表されるN−(2−アミノエチル)ジベンジル
オキシベンズアミド類を合成できる。
【0015】式(3)化合物の塩素化反応の反応時間は
反応温度によっても異なるが、例えば約0℃〜約30℃
の温度範囲で約1〜約5時間程度で実施できる。上記反
応で使用する3級アミンとしては、例えばトリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミンなどを例示できる。
これらアミンの使用量は、前記式(3)の化合物1モル
に対して、例えば約1〜約5モル程度が好ましい。ま
た、塩化チオニルの使用量は、前記式(3)の化合物に
対して当モル以上、例えば約1〜約5倍モル程度を例示
できる。更に、有機溶媒としては、例えば塩化メチレ
ン、クロロホルムなどのハロゲン系有機溶媒を例示で
き、該溶媒の使用量は、適宜に選択すればよく、例えば
式(3)の化合物に対して約5〜約50重量倍程度を挙
げることができる。反応終了後は、常法に従って生成物
を抽出などの手段を用いて式(3)化合物の塩素化物を
単離してもよいが、通常は単離することなく該塩素化物
をエチレンジアミン類と反応させてアミド化することが
できる。
反応温度によっても異なるが、例えば約0℃〜約30℃
の温度範囲で約1〜約5時間程度で実施できる。上記反
応で使用する3級アミンとしては、例えばトリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミンなどを例示できる。
これらアミンの使用量は、前記式(3)の化合物1モル
に対して、例えば約1〜約5モル程度が好ましい。ま
た、塩化チオニルの使用量は、前記式(3)の化合物に
対して当モル以上、例えば約1〜約5倍モル程度を例示
できる。更に、有機溶媒としては、例えば塩化メチレ
ン、クロロホルムなどのハロゲン系有機溶媒を例示で
き、該溶媒の使用量は、適宜に選択すればよく、例えば
式(3)の化合物に対して約5〜約50重量倍程度を挙
げることができる。反応終了後は、常法に従って生成物
を抽出などの手段を用いて式(3)化合物の塩素化物を
単離してもよいが、通常は単離することなく該塩素化物
をエチレンジアミン類と反応させてアミド化することが
できる。
【0016】アミド化反応の反応時間並びに反応温度
は、例えば約0℃〜約30℃の温度範囲で約1〜約20
時間程度で実施できる。この反応は、上述の式(3)の
化合物の塩素化反応に準じて行うことができ、例えば反
応で使用する3級アミンおよび有機溶媒の種類並びにそ
れらの使用量としては、該塩素化反応で例示したと同様
の種類および使用範囲を示すことができる。また、エチ
レンジアミン類の種類としては、例えばエチレンジアミ
ン、N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジエ
チルエチレンジアミン、 1−(2−アミノエチル)ピ
ロリジン、1−(2−アミノエチル)ピペリジン、4−
(2−アミノエチル)モルホリンなどを挙げることがで
き、その使用量は、前記式(3)の化合物1モルに対し
て、例えば約1〜約5倍モル程度を例示できる。反応終
了後、例えば生成物を洗浄、抽出、カラムクロマトグラ
フィーのごとき精製手段を用いることにより、本発明の
新規な前記式(2)で表されるN−(2−アミノエチ
ル)ジベンジルオキシベンズアミド類を合成できる。こ
のようにして得られる式(2)化合物の具体例としは、
N−(2−アミノエチル)2,3−ジベンジルオキシベ
ンズアミド、N−(2−アミノエチル)2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−[2−(ジメチルアミ
ノ)エチル]2,3−ジベンジルオキシベンズアミド、
N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−[2−(ジエチルアミ
ノ)エチル]2,3−ジベンジルオキシベンズアミド、
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−(2−ピロリジノエチ
ル)2,3−ジベンジルオキシベンズアミド、N−(2
−ピロリジノエチル)2,5−ジベンジルオキシベンズ
アミド、N−(2−ピペリジノエチル)2,3−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−(2−ピペリジノエチ
ル)2,5−ジベンジルオキシベンズアミド、N−(2
−モルホリノエチル)2,3−ジベンジルオキシベンズ
アミド、N−(2−モルホリノエチル)2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミドなどを挙げることができる。
は、例えば約0℃〜約30℃の温度範囲で約1〜約20
時間程度で実施できる。この反応は、上述の式(3)の
化合物の塩素化反応に準じて行うことができ、例えば反
応で使用する3級アミンおよび有機溶媒の種類並びにそ
れらの使用量としては、該塩素化反応で例示したと同様
の種類および使用範囲を示すことができる。また、エチ
レンジアミン類の種類としては、例えばエチレンジアミ
ン、N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジエ
チルエチレンジアミン、 1−(2−アミノエチル)ピ
ロリジン、1−(2−アミノエチル)ピペリジン、4−
(2−アミノエチル)モルホリンなどを挙げることがで
き、その使用量は、前記式(3)の化合物1モルに対し
て、例えば約1〜約5倍モル程度を例示できる。反応終
了後、例えば生成物を洗浄、抽出、カラムクロマトグラ
フィーのごとき精製手段を用いることにより、本発明の
新規な前記式(2)で表されるN−(2−アミノエチ
ル)ジベンジルオキシベンズアミド類を合成できる。こ
のようにして得られる式(2)化合物の具体例としは、
N−(2−アミノエチル)2,3−ジベンジルオキシベ
ンズアミド、N−(2−アミノエチル)2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−[2−(ジメチルアミ
ノ)エチル]2,3−ジベンジルオキシベンズアミド、
N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−[2−(ジエチルアミ
ノ)エチル]2,3−ジベンジルオキシベンズアミド、
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−(2−ピロリジノエチ
ル)2,3−ジベンジルオキシベンズアミド、N−(2
−ピロリジノエチル)2,5−ジベンジルオキシベンズ
アミド、N−(2−ピペリジノエチル)2,3−ジベン
ジルオキシベンズアミド、N−(2−ピペリジノエチ
ル)2,5−ジベンジルオキシベンズアミド、N−(2
−モルホリノエチル)2,3−ジベンジルオキシベンズ
アミド、N−(2−モルホリノエチル)2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミドなどを挙げることができる。
【0017】(d)工程 前記式(2)の化合物から式(A)の化合物に包含され
る前記式(1)のN−(2−アミノエチル)ジヒドロキ
シベンズアミド類を合成するには、式(2)の化合物を
有機溶媒中、水素添加触媒の存在下に水素添加反応を行
うことにより実施できる。
る前記式(1)のN−(2−アミノエチル)ジヒドロキ
シベンズアミド類を合成するには、式(2)の化合物を
有機溶媒中、水素添加触媒の存在下に水素添加反応を行
うことにより実施できる。
【0018】水素添加反応は通常加圧条件下で行うが、
上記反応は大気圧条件下でも十分反応が進行するので、
オートクレーブなどの加圧装置を用いることなく実施で
きる。この反応は、例えば約10℃〜約50℃程度の反
応温度ならびに約1〜約20時間程度の反応時間で行う
ことができる。また、水素添加触媒の種類としては、例
えばパラジウム−カーボン、ラネーニッケル、ロジウム
−カーボンなどを挙げることができ、その使用量は、前
記式(2)の化合物に対して、例えば約0.1〜約1.
0重量部程度の範囲をより好ましく示すことができる。
水素ガスの使用量は、式(2)の化合物に対して、2倍
モル以上より、好ましくは約2〜約10モル程度を例示
できる。
上記反応は大気圧条件下でも十分反応が進行するので、
オートクレーブなどの加圧装置を用いることなく実施で
きる。この反応は、例えば約10℃〜約50℃程度の反
応温度ならびに約1〜約20時間程度の反応時間で行う
ことができる。また、水素添加触媒の種類としては、例
えばパラジウム−カーボン、ラネーニッケル、ロジウム
−カーボンなどを挙げることができ、その使用量は、前
記式(2)の化合物に対して、例えば約0.1〜約1.
0重量部程度の範囲をより好ましく示すことができる。
水素ガスの使用量は、式(2)の化合物に対して、2倍
モル以上より、好ましくは約2〜約10モル程度を例示
できる。
【0019】更に、この反応に使用する有機溶媒として
は、例えばメタノール、エタノールなどを挙げることが
でき、これら溶媒は、式(2)の化合物に対して約5〜
約50重量倍程度の使用量が好ましい。反応後は、常法
に従って生成物を分離・精製して前記式(1)で表され
るN−(2−アミノエチル)ジヒドロキシベンズアミド
類が好収率で得られる。このようにして合成することの
できる式(1)の化合物の具体例としては、例えばN−
(2−アミノエチル)2,3−ジヒドロキシベンズアミ
ド、N−(2−アミノエチル)2,5−ジヒドロキシベ
ンズアミド、N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]
2,3−ジヒドロキシベンズアミド、N−[2−(ジメ
チルアミノ)エチル]2,5−ジヒドロキシベンズアミ
ド、N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,3−ジ
ヒドロキシベンズアミド、N−[2−(ジエチルアミ
ノ)エチル]2,5−ジヒドロキシベンズアミド、N−
(2−ピロジリノエチル)2,3−ジヒドロキシベンズ
アミド、N−(2−ピロジリノエチル)2,5−ジヒド
ロキシベンズアミド、N−(2−ピペリジノエチル)
2,3−ジヒドロキシベンズアミド、N−(2−ピペリ
ジノエチル)2,5−ジヒドロキシベンズアミド、N−
(2−モルホリノエチル)2,3−ジヒドロキシベンズ
アミド、N−(2−モルホリノエチル)2,5−ジヒド
ロキシベンズアミドなどを挙げることができる。
は、例えばメタノール、エタノールなどを挙げることが
でき、これら溶媒は、式(2)の化合物に対して約5〜
約50重量倍程度の使用量が好ましい。反応後は、常法
に従って生成物を分離・精製して前記式(1)で表され
るN−(2−アミノエチル)ジヒドロキシベンズアミド
類が好収率で得られる。このようにして合成することの
できる式(1)の化合物の具体例としては、例えばN−
(2−アミノエチル)2,3−ジヒドロキシベンズアミ
ド、N−(2−アミノエチル)2,5−ジヒドロキシベ
ンズアミド、N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]
2,3−ジヒドロキシベンズアミド、N−[2−(ジメ
チルアミノ)エチル]2,5−ジヒドロキシベンズアミ
ド、N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,3−ジ
ヒドロキシベンズアミド、N−[2−(ジエチルアミ
ノ)エチル]2,5−ジヒドロキシベンズアミド、N−
(2−ピロジリノエチル)2,3−ジヒドロキシベンズ
アミド、N−(2−ピロジリノエチル)2,5−ジヒド
ロキシベンズアミド、N−(2−ピペリジノエチル)
2,3−ジヒドロキシベンズアミド、N−(2−ピペリ
ジノエチル)2,5−ジヒドロキシベンズアミド、N−
(2−モルホリノエチル)2,3−ジヒドロキシベンズ
アミド、N−(2−モルホリノエチル)2,5−ジヒド
ロキシベンズアミドなどを挙げることができる。
【0020】(e)工程 式(2)の化合物を合成する別法として、上述の(b)
工程および(c)工程を経由しないで、式(4)の化合
物とエチレンジアミン類を加熱反応させることにより、
直接、式(2)の化合物を合成することができる。
工程および(c)工程を経由しないで、式(4)の化合
物とエチレンジアミン類を加熱反応させることにより、
直接、式(2)の化合物を合成することができる。
【0021】加熱反応の反応温度は、反応で生成するメ
タノール或はエタノールの沸点以上の温度であることが
好ましく、例えば約120℃〜約150℃程度の温度範
囲を例示できる。反応時間は反応温度によっても異なる
が、上述の温度範囲であれば約1〜約5時間程度で十分
である。この反応で用いるエチレンジアミン類の種類並
びにそれらの使用量としては、例えば上述の[(c)工
程]で例示した種類および使用範囲で行うことができ
る。反応終了後は、常法に従って生成物を洗浄、抽出、
カラムクロマトグラフィーのごとき精製手段を用いて前
記式(2)の化合物を好収率に得ることができる。
タノール或はエタノールの沸点以上の温度であることが
好ましく、例えば約120℃〜約150℃程度の温度範
囲を例示できる。反応時間は反応温度によっても異なる
が、上述の温度範囲であれば約1〜約5時間程度で十分
である。この反応で用いるエチレンジアミン類の種類並
びにそれらの使用量としては、例えば上述の[(c)工
程]で例示した種類および使用範囲で行うことができ
る。反応終了後は、常法に従って生成物を洗浄、抽出、
カラムクロマトグラフィーのごとき精製手段を用いて前
記式(2)の化合物を好収率に得ることができる。
【0022】以下に本発明の式(A)および式(B)の
化合物の合成方法を実施例を挙げて詳細に説明する。
化合物の合成方法を実施例を挙げて詳細に説明する。
【0023】
【実施例1】メチル 2,5−ジベンジルオキシベンゾエート
[(4)の化合物]の合成[(a)工程]。 水素化ナトリウム(60%)4.4g(0.11モル)
と乾燥テトラヒドロフラン110mlを仕込み撹拌す
る。メチル 2,5−ジヒドロキシベンゾエート[式
(5)の化合物]8.4g(0.05モル)と乾燥ジメ
チルホルムアミド110mlの溶液を10〜20℃にて
1時間で滴下し、その後更に水素ガスの発生が止まるま
で1時間撹拌する。反応液中に相間移動触媒のヨウ化テ
トラノルマルブチルアンモニウム50mgを加え、次に
ベンジルブロミド20.5g(0.12モル)を室温下
30分間で滴下し、更に一夜撹拌反応した。反応液を水
300ml中に加え、エーテル抽出する。抽出液は水
洗、硫酸マグネシウム乾燥後濃縮し、粗製物をシリカゲ
ルカラムクロマト(ヘキサン:エチルアセテート=2
0:1〜3:1)で精製することにより、純粋なメチル
2,5−ジベンジルオキシベンゾエート16.4gを得
た(収率:94%)。IRデータは以下の通りである。 IR(cm-1):1731(-CO-),1502(芳香環),1027(C-O)
[(4)の化合物]の合成[(a)工程]。 水素化ナトリウム(60%)4.4g(0.11モル)
と乾燥テトラヒドロフラン110mlを仕込み撹拌す
る。メチル 2,5−ジヒドロキシベンゾエート[式
(5)の化合物]8.4g(0.05モル)と乾燥ジメ
チルホルムアミド110mlの溶液を10〜20℃にて
1時間で滴下し、その後更に水素ガスの発生が止まるま
で1時間撹拌する。反応液中に相間移動触媒のヨウ化テ
トラノルマルブチルアンモニウム50mgを加え、次に
ベンジルブロミド20.5g(0.12モル)を室温下
30分間で滴下し、更に一夜撹拌反応した。反応液を水
300ml中に加え、エーテル抽出する。抽出液は水
洗、硫酸マグネシウム乾燥後濃縮し、粗製物をシリカゲ
ルカラムクロマト(ヘキサン:エチルアセテート=2
0:1〜3:1)で精製することにより、純粋なメチル
2,5−ジベンジルオキシベンゾエート16.4gを得
た(収率:94%)。IRデータは以下の通りである。 IR(cm-1):1731(-CO-),1502(芳香環),1027(C-O)
【0024】
【実施例2〜4】実施例1の方法に準じて、実施例1の
メチル2,5−ジヒドロキシベンゾエートの代わりに各
種の式(5)の化合物を用いて対応する式(4)の化合
物を合成した。それら化合物のIRデータは以下のとお
りである。 No 化合物名 IRデータ 2 メチル 2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンソ゛エート 1740(-CO-),1480(芳香環),1030(C-O) 3 エチル 2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンソ゛エート 1742(-CO-),1477(芳香環),1025(C-O) 4 エチル 2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンソ゛エート 1730(-CO-),1505(芳香環),1722(C-O)
メチル2,5−ジヒドロキシベンゾエートの代わりに各
種の式(5)の化合物を用いて対応する式(4)の化合
物を合成した。それら化合物のIRデータは以下のとお
りである。 No 化合物名 IRデータ 2 メチル 2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンソ゛エート 1740(-CO-),1480(芳香環),1030(C-O) 3 エチル 2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンソ゛エート 1742(-CO-),1477(芳香環),1025(C-O) 4 エチル 2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンソ゛エート 1730(-CO-),1505(芳香環),1722(C-O)
【0025】
【実施例5】2,5−ジベンジルオキシ安息香酸[(3)の化合物]
の合成[(b)工程]。 メチル 2,5−ジベンジルオキシベンゾエート[式
(4)化合物]16.2g(46.6ミリモル)とメタ
ノール80mlの溶液中に20%水酸化ナトリウム水溶
液18,5g(93,2ミリモル)を加え、50〜60
℃に加熱し、3時間撹拌反応する。冷却後、反応液は2
規定塩酸水で弱酸性としてから塩化メチレン抽出、水
洗、硫酸マグネシウム乾燥後濃縮し、粗製の2,5−ジ
ベンジルオキシ安息香酸15.1gを得た(収率:97
%)。IRデータは以下の通りである。 IR(cm-1):3450(-COOH),1694(-CO-),1479(芳香環),1085
(C-O)
の合成[(b)工程]。 メチル 2,5−ジベンジルオキシベンゾエート[式
(4)化合物]16.2g(46.6ミリモル)とメタ
ノール80mlの溶液中に20%水酸化ナトリウム水溶
液18,5g(93,2ミリモル)を加え、50〜60
℃に加熱し、3時間撹拌反応する。冷却後、反応液は2
規定塩酸水で弱酸性としてから塩化メチレン抽出、水
洗、硫酸マグネシウム乾燥後濃縮し、粗製の2,5−ジ
ベンジルオキシ安息香酸15.1gを得た(収率:97
%)。IRデータは以下の通りである。 IR(cm-1):3450(-COOH),1694(-CO-),1479(芳香環),1085
(C-O)
【0026】
【実施例6】N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド[(2)の化合物]の合成
[(c)工程]。 2,5−ジベンジルオキシ安息香酸[(3)の化合物]
15.0g(44.9ミリモル)、乾燥トリエチルアミ
ン9.1g(89.8ミリモル)と乾燥塩化メチレン4
00mlを仕込み、15〜25℃にて塩化チオニル8.
0g(67.4ミリモル)を10分間で加える。その
後、徐々に室温とし、3時間撹拌反応する。反応後、溶
媒および過剰の塩化チオニルを減圧下に留去する。残渣
に乾燥テトラヒドロフラン400mlと乾燥トリエチル
アミン11.3g(112ミリモル)を加え、そこへ、
N,N−ジエチルエチレンジアミン7,8g(67.4
ミリモル)を冷却下、5分間で加え、更に室温下、一夜
撹拌反応する。反応液をソーダ灰水溶液300ml中に
加え、エーテル抽出、水洗、硫酸マグネシウムで乾燥後
濃縮し、得られた粗製物はシリカゲルカラムクロマト
(クロロホルム:メタノール=40:1)で精製するこ
とにより高純度のN−[2−(ジエチルアミノ)エチ
ル]2,5−ジベンジルオキシベンズアミド15.1g
を得た(収率:78%)。IRデータは以下の通りであ
る。 IR(cm-1):3292(-NH),1632(-CO-N),1514(芳香環),1218(-
NEt2),1002(C-O)
ジルオキシベンズアミド[(2)の化合物]の合成
[(c)工程]。 2,5−ジベンジルオキシ安息香酸[(3)の化合物]
15.0g(44.9ミリモル)、乾燥トリエチルアミ
ン9.1g(89.8ミリモル)と乾燥塩化メチレン4
00mlを仕込み、15〜25℃にて塩化チオニル8.
0g(67.4ミリモル)を10分間で加える。その
後、徐々に室温とし、3時間撹拌反応する。反応後、溶
媒および過剰の塩化チオニルを減圧下に留去する。残渣
に乾燥テトラヒドロフラン400mlと乾燥トリエチル
アミン11.3g(112ミリモル)を加え、そこへ、
N,N−ジエチルエチレンジアミン7,8g(67.4
ミリモル)を冷却下、5分間で加え、更に室温下、一夜
撹拌反応する。反応液をソーダ灰水溶液300ml中に
加え、エーテル抽出、水洗、硫酸マグネシウムで乾燥後
濃縮し、得られた粗製物はシリカゲルカラムクロマト
(クロロホルム:メタノール=40:1)で精製するこ
とにより高純度のN−[2−(ジエチルアミノ)エチ
ル]2,5−ジベンジルオキシベンズアミド15.1g
を得た(収率:78%)。IRデータは以下の通りであ
る。 IR(cm-1):3292(-NH),1632(-CO-N),1514(芳香環),1218(-
NEt2),1002(C-O)
【0027】
【実施例7〜17】実施例6の方法に準じて、2,3−
または2,5−ジベンジルオキシ安息香酸と各種のエチ
レンジアミン類を反応させて対応する式(2)の化合物
を合成した。それら化合物のIRデータは以下のとおり
である。 No 化合物名 7 N-(2-アミノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3350(-NH),1630(-CO-N),1512(芳香環),1250(-NH2),1004(C-O) 8 N-(2-アミノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3355(-NH),1633(-CO-N),1510(芳香環),1225(-NH2),1007(C-O) 9 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3290(-NH),1630(-CO-N),1504(芳香環),1215(-NMe2),1005(C-O) 10 N-[2-(シ゛エチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3292(-NH),1630(-CO-N),1506(芳香環),1211(-NEt2),1006(C-O) 11 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3298(-NH),1629(-CO-N),1512(芳香環),1215(-NMe2),1002(C-O) 12 N-(2-ヒ゜ロリシ゛ノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3290(-NH),1634(-CO-N),1508(芳香環),1180(3級アミン),1015(C-O) 13 N-(2-ヒ゜ロリシ゛ノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3303(-NH),1630(-CO-N),1520(芳香環),1185(3級アミン),1020(C-O) 14 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3296(-NH),1635(-CO-N),1507(芳香環),1182(3級アミン),1018(C-O) 15 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3310(-NH),1630(-CO-N),1522(芳香環),1182(3級アミン),1022(C-O) 16 N-(2-モルホリノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3300(-NH),1635(-CO-N),1510(芳香環),1175(3級アミン),1030(C-O) 17 N-(2-モルホリノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3320(-NH),1635(-CO-N),1525(芳香環),1180(3級アミン),1020(C-O)
または2,5−ジベンジルオキシ安息香酸と各種のエチ
レンジアミン類を反応させて対応する式(2)の化合物
を合成した。それら化合物のIRデータは以下のとおり
である。 No 化合物名 7 N-(2-アミノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3350(-NH),1630(-CO-N),1512(芳香環),1250(-NH2),1004(C-O) 8 N-(2-アミノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3355(-NH),1633(-CO-N),1510(芳香環),1225(-NH2),1007(C-O) 9 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3290(-NH),1630(-CO-N),1504(芳香環),1215(-NMe2),1005(C-O) 10 N-[2-(シ゛エチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3292(-NH),1630(-CO-N),1506(芳香環),1211(-NEt2),1006(C-O) 11 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3298(-NH),1629(-CO-N),1512(芳香環),1215(-NMe2),1002(C-O) 12 N-(2-ヒ゜ロリシ゛ノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3290(-NH),1634(-CO-N),1508(芳香環),1180(3級アミン),1015(C-O) 13 N-(2-ヒ゜ロリシ゛ノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3303(-NH),1630(-CO-N),1520(芳香環),1185(3級アミン),1020(C-O) 14 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3296(-NH),1635(-CO-N),1507(芳香環),1182(3級アミン),1018(C-O) 15 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3310(-NH),1630(-CO-N),1522(芳香環),1182(3級アミン),1022(C-O) 16 N-(2-モルホリノエチル)2,3-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3300(-NH),1635(-CO-N),1510(芳香環),1175(3級アミン),1030(C-O) 17 N-(2-モルホリノエチル)2,5-シ゛ヘ゛ンシ゛ルオキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3320(-NH),1635(-CO-N),1525(芳香環),1180(3級アミン),1020(C-O)
【0028】
【実施例18】N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジヒド
ロキシベンズアミド[(1)の化合物]の合成[(d)
工程]。 N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド[(2)の化合物]6.1g
(14.1ミリモル)、メタノール61mlおよび5%
パラジウム−カーボン(Pd−C)3gを仕込み、常圧
下にて水素ガスにより、室温で6時間水添反応を行う。
触媒を濾別後、濃縮し、更に減圧乾燥し、N−[2−
(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジヒドロキシベン
ズアミド3.0gを得た(収率:84%)。IRデータ
およびNMRデータは以下の通りである。 IR(cm-1):2980(-NH),2550(-OH),1653(-CO-N),1562(芳香
環),1278(3級アミン)1 H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:0.98(t;6H), 2.30■2.70
(m;6H), 3.20■3.50(m;2H), 6.76(s;1H), 6.81
(d;1H), 7.24(d;1H), 8.45■8.80(m;1H)
ロキシベンズアミド[(1)の化合物]の合成[(d)
工程]。 N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド[(2)の化合物]6.1g
(14.1ミリモル)、メタノール61mlおよび5%
パラジウム−カーボン(Pd−C)3gを仕込み、常圧
下にて水素ガスにより、室温で6時間水添反応を行う。
触媒を濾別後、濃縮し、更に減圧乾燥し、N−[2−
(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジヒドロキシベン
ズアミド3.0gを得た(収率:84%)。IRデータ
およびNMRデータは以下の通りである。 IR(cm-1):2980(-NH),2550(-OH),1653(-CO-N),1562(芳香
環),1278(3級アミン)1 H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:0.98(t;6H), 2.30■2.70
(m;6H), 3.20■3.50(m;2H), 6.76(s;1H), 6.81
(d;1H), 7.24(d;1H), 8.45■8.80(m;1H)
【0029】
【実施例19〜29】実施例18の方法に準じて、実施
例18のN−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5
−ジベンジルオキシベンズアミドの代わりに各種の式
(2)の化合物を用いて対応する式(1)の化合物を合
成した。それら化合物のIRデータおよびNMRデータ
は以下の通りである。 No 化合物名 19 N-(2-アミノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3230(-NH),2690(-OH),1650(-CO-N),1555(芳香環),1260(-NH2) 1 H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm: 1.13(s;2H), 2.80■3.15(m;2H), 3.40■3.70(m ;2H), 6.70■7.50(m;3H), 8.95(br.t;1H) 20 N-(2-アミノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):2990(-NH),2570(-OH),1650(-CO-N),1555(芳香環),1260(-NH2) 1 H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.05(s;2H), 2.55■2.85(m;2H), 3.30■3.55(m; 2H), 6.60■6.90(m;2H), 7.15(d;1H), 8.70■8.90(m;1H) 21 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3260(-NH),2670(-OH),1645(-CO-N),1540(芳香環),1250(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.30(s;6H), 3.10■3.40(m;2H), 3.60■3.90 (m; 2H), 9.05(br.t;1H) 22 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):2990(-NH),2620(-OH),1640(-CO-N),1560(芳香環),1275(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.45(s;6H), 2.40■2.80(m;2H), 3.30■3.55 (m; 2H), 6.70(s;1H), 6.83(d;1H), 7.23(d;1H), 8.30■8.60(m;1H) 23 N-[2-(シ゛エチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3260(-NH),2666(-OH),1644(-CO-N),1545(芳香環),1270(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm: 1.27(t;6H), 2.90■3.50(m;6H), 3.50■3.9 0(m ;2H), 6.69(t;1H), 7.01(d;1H), 7.46(d;1H), 9.31(br.t;1H) 24 N-(2-ヒ゜ロシ゛リノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3280(-NH),2690(-OH),1650(-CO-N),1550(芳香環),1190(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.90■2.30(m;4H), 2.90■3.90(m;8H), 6.80 (t; 1H), 7.15(d;1H), 7.55(d;1H), 9.10■9.35(m;1H) 25 N-(2-ヒ゜ロシ゛リノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3010(-NH),2600(-OH),1648(-CO-N),1560(芳香環),1192(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.50■1.85(m;4H), 2.90■2.95(m;6H), 3.45 ■3. 65(m;2H), 6.72(s;1H), 6.85(d;1H), 7.33(d;1H), 8.85■9.05(m;1H) 26 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3270(-NH),2685(-OH),1648(-CO-N),1550(芳香環),1185(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.90■2.20(m;6H), 2.80■3.80(m;8H), 6.78 (t; 1H), 7.10(d;1H), 7.53(d;1H), 8.95■9.15(m;1H) 27 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3005(-NH),2610(-OH),1653(-CO-N),1555(芳香環),1188(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.35■1.65(m;6H), 2.50■2.95(m;6H), 3.45 ■3. 65(m;2H), 6.68(s;1H), 6.80(d;1H), 7.36(d;1H), 8.50■8.75(m;1H) 28 N-(2-モルホリノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3260(-NH),2665(-OH),1645(-CO-N),1548(芳香環),1195(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.90■3.20(m;4H), 3.20■3.40(m;2H), 3.50 ■3. 90(m;2H), 3.90■4.30(m;4H), 6.68(t;1H), 7.03(d;1H), 7.55(d;1H), 8.80■9.05(m;1H) 29 N-(2-モルホリノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3060(-NH),2620(-OH),1650(-CO-N),1550(芳香環),1202(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.50■2.70(m;2H), 2.80■3.00(m;4H), 3.25 ■3. 50(m;2H), 3.60■3.90(m;4H), 6.71(s;1H), 6.83(d;1H), 7.35(d;1H), 8.35■8.60(m;1H)
例18のN−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5
−ジベンジルオキシベンズアミドの代わりに各種の式
(2)の化合物を用いて対応する式(1)の化合物を合
成した。それら化合物のIRデータおよびNMRデータ
は以下の通りである。 No 化合物名 19 N-(2-アミノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3230(-NH),2690(-OH),1650(-CO-N),1555(芳香環),1260(-NH2) 1 H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm: 1.13(s;2H), 2.80■3.15(m;2H), 3.40■3.70(m ;2H), 6.70■7.50(m;3H), 8.95(br.t;1H) 20 N-(2-アミノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):2990(-NH),2570(-OH),1650(-CO-N),1555(芳香環),1260(-NH2) 1 H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.05(s;2H), 2.55■2.85(m;2H), 3.30■3.55(m; 2H), 6.60■6.90(m;2H), 7.15(d;1H), 8.70■8.90(m;1H) 21 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3260(-NH),2670(-OH),1645(-CO-N),1540(芳香環),1250(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.30(s;6H), 3.10■3.40(m;2H), 3.60■3.90 (m; 2H), 9.05(br.t;1H) 22 N-[2-(シ゛メチルアミノ)エチル]2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):2990(-NH),2620(-OH),1640(-CO-N),1560(芳香環),1275(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.45(s;6H), 2.40■2.80(m;2H), 3.30■3.55 (m; 2H), 6.70(s;1H), 6.83(d;1H), 7.23(d;1H), 8.30■8.60(m;1H) 23 N-[2-(シ゛エチルアミノ)エチル]2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3260(-NH),2666(-OH),1644(-CO-N),1545(芳香環),1270(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm: 1.27(t;6H), 2.90■3.50(m;6H), 3.50■3.9 0(m ;2H), 6.69(t;1H), 7.01(d;1H), 7.46(d;1H), 9.31(br.t;1H) 24 N-(2-ヒ゜ロシ゛リノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3280(-NH),2690(-OH),1650(-CO-N),1550(芳香環),1190(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.90■2.30(m;4H), 2.90■3.90(m;8H), 6.80 (t; 1H), 7.15(d;1H), 7.55(d;1H), 9.10■9.35(m;1H) 25 N-(2-ヒ゜ロシ゛リノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3010(-NH),2600(-OH),1648(-CO-N),1560(芳香環),1192(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.50■1.85(m;4H), 2.90■2.95(m;6H), 3.45 ■3. 65(m;2H), 6.72(s;1H), 6.85(d;1H), 7.33(d;1H), 8.85■9.05(m;1H) 26 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3270(-NH),2685(-OH),1648(-CO-N),1550(芳香環),1185(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.90■2.20(m;6H), 2.80■3.80(m;8H), 6.78 (t; 1H), 7.10(d;1H), 7.53(d;1H), 8.95■9.15(m;1H) 27 N-(2-ヒ゜ヘ゜リシ゛ノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3005(-NH),2610(-OH),1653(-CO-N),1555(芳香環),1188(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:1.35■1.65(m;6H), 2.50■2.95(m;6H), 3.45 ■3. 65(m;2H), 6.68(s;1H), 6.80(d;1H), 7.36(d;1H), 8.50■8.75(m;1H) 28 N-(2-モルホリノエチル)2,3-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3260(-NH),2665(-OH),1645(-CO-N),1548(芳香環),1195(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.90■3.20(m;4H), 3.20■3.40(m;2H), 3.50 ■3. 90(m;2H), 3.90■4.30(m;4H), 6.68(t;1H), 7.03(d;1H), 7.55(d;1H), 8.80■9.05(m;1H) 29 N-(2-モルホリノエチル)2,5-シ゛ヒト゛ロキシヘ゛ンス゛アミト゛ IR(cm-1):3060(-NH),2620(-OH),1650(-CO-N),1550(芳香環),1202(3級アミン) 1H-NMR:δ(90MHz.DMSO-d6)ppm:2.50■2.70(m;2H), 2.80■3.00(m;4H), 3.25 ■3. 50(m;2H), 3.60■3.90(m;4H), 6.71(s;1H), 6.83(d;1H), 7.35(d;1H), 8.35■8.60(m;1H)
【0030】
【実施例30】N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]2,5−ジベン
ジルオキシベンズアミド[(2)の化合物]の合成
[(e)工程]。 メチル 2,5−ジベンジルオキシベンゾエート3.4
8g(10ミリモル)およびN,N−ジエチルエチレン
ジアミン5.8g(50ミリモル)を仕込み、130〜
140℃に加熱する。生成したメタノールを系外へ留去
させながら、5時間撹拌反応する。冷却後、水30g中
に加え、エーテル抽出する。抽出液を水洗、硫酸マグネ
シウム乾燥、濃縮し、得られた粗製物をシリカゲルカラ
ムクロマト(クロロホルム:メタノール=40:1)で
精製することにより高純度のN−[2−(ジエチルアミ
ノ)エチル]2,5−ジベンジルオキシベンズアミド
3.16gを得た(収率:73%)。
ジルオキシベンズアミド[(2)の化合物]の合成
[(e)工程]。 メチル 2,5−ジベンジルオキシベンゾエート3.4
8g(10ミリモル)およびN,N−ジエチルエチレン
ジアミン5.8g(50ミリモル)を仕込み、130〜
140℃に加熱する。生成したメタノールを系外へ留去
させながら、5時間撹拌反応する。冷却後、水30g中
に加え、エーテル抽出する。抽出液を水洗、硫酸マグネ
シウム乾燥、濃縮し、得られた粗製物をシリカゲルカラ
ムクロマト(クロロホルム:メタノール=40:1)で
精製することにより高純度のN−[2−(ジエチルアミ
ノ)エチル]2,5−ジベンジルオキシベンズアミド
3.16gを得た(収率:73%)。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、入手容易な式(5)の
化合物を出発原料として製造できる前記式(4)の化合
物および前記式(3)の化合物を包含する新規な前記式
(B)で表されるジベンジルオキシ安息香酸類並びに前
記式(2)の化合物および前記式(1)の化合物を包含
する新規な前記式(A)で表されるN−(2−アミノエ
チル)ベンズアミド類を提供できる。該式(A)および
(B)の化合物は、脳血管障害、老人性痴呆などの脳内
器質性障害に起因する精神機能症状の改善治療薬として
期待される。
化合物を出発原料として製造できる前記式(4)の化合
物および前記式(3)の化合物を包含する新規な前記式
(B)で表されるジベンジルオキシ安息香酸類並びに前
記式(2)の化合物および前記式(1)の化合物を包含
する新規な前記式(A)で表されるN−(2−アミノエ
チル)ベンズアミド類を提供できる。該式(A)および
(B)の化合物は、脳血管障害、老人性痴呆などの脳内
器質性障害に起因する精神機能症状の改善治療薬として
期待される。
【化6】
【化7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 295/12 Z (72)発明者 片山 良徳 神奈川県横浜市緑区梅が丘39−9 日本た ばこ産業株式会社梅が丘第1アパート105 号 (72)発明者 田村 浩 神奈川県川崎市中原区苅宿335 長谷川香 料株式会社川崎研究所内 (72)発明者 藤田 明 神奈川県川崎市中原区苅宿335 長谷川香 料株式会社川崎研究所内 (72)発明者 高木 恵一 神奈川県川崎市中原区苅宿335 長谷川香 料株式会社川崎研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 下記式(A) 【化1】 (式中、Y1およびY2は水素原子、水酸基またはベンジ
ルオキシ基を、Y3は水酸基またはベンジルオキシ基を
示す。ここでY1が水素原子の場合、Y2およびY3は同
一の基を、Y2が水素原子の場合、Y1およびY3は同一
の基を示すものとする。また、R6はアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ、ピロリジノ、ピペリジノおよ
びモルホリノの各基を示す、)で表されるN−(2−ア
ミノエチル)ベンズアミド類。 - 【請求項2】 下記式(B) 【化2】 (式中、R4およびR5は水素原子またはベンジルオキシ
基を示すが、同時に同じ基を示すことはない。また、R
7は水素原子、メチル基またはエチル基を、Bnはベン
ジル基を示す、)で表されるジベンジルオキシ安息香酸
類。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4078477A JPH05239005A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | N−(2−アミノエチル)ベンズアミド類およびその新規中間体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4078477A JPH05239005A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | N−(2−アミノエチル)ベンズアミド類およびその新規中間体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05239005A true JPH05239005A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=13663094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4078477A Pending JPH05239005A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | N−(2−アミノエチル)ベンズアミド類およびその新規中間体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05239005A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-02-28 JP JP4078477A patent/JPH05239005A/ja active Pending
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