JPH05154792A - ロール紙切断装置 - Google Patents

ロール紙切断装置

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Publication number
JPH05154792A
JPH05154792A JP3319557A JP31955791A JPH05154792A JP H05154792 A JPH05154792 A JP H05154792A JP 3319557 A JP3319557 A JP 3319557A JP 31955791 A JP31955791 A JP 31955791A JP H05154792 A JPH05154792 A JP H05154792A
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JP
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recording paper
paper
transport path
curved
guide member
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Application number
JP3319557A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Takagi
義昭 高木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カットループ用の機構を設けることなく、簡
単な構成で、記録紙の切断時における衝撃を吸収し、か
つ記録紙の紙詰まりや斜め送りの発生を防止する。 【構成】 搬送路28aと搬送路28bとの間は搬送路
31により連結されている。この搬送路31は、滑らか
な湾曲面を有する湾曲ガイド板31aにより構成されて
いる。湾曲ガイド板31aは、湾曲面の内側を案内路と
し、この湾曲面に沿って記録紙40を案内する。湾曲ガ
イド板31aの湾曲面に対向する箇所は空間部31bと
なっている。記録紙40の切断時には、記録紙40の湾
曲ガイド部材31aの両端部間の部分が、破線40aで
示す位置に移動し、これにより記録紙40の緊張状態が
空間部31bに吸収される。切断不良により記録紙40
に過度の緊張状態が生じた場合には、弾性ガイド部材4
5が記録紙40とともに浮き上がり、これをマイクロス
イッチ46が検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール紙から送り出さ
れる記録紙を所定の長さに切断するロール紙切断装置に
係わり、特に記録紙を湾曲部を有する搬送路により方向
変換して記録部へ搬送する給紙装置に用いられるロール
紙切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、サイズの大きい図面等を対象とす
る大型の複写機、プロッタ等では、ロール状に巻かれた
記録紙を記録部に供給する前に、所定の長さに切断して
使用するよう構成した給紙装置が多く用いられている。
【0003】この給紙装置では、一般に、記録紙はロー
ル紙から給紙ローラにより順次送り出され、搬送ローラ
により搬送路を介して搬送されるとともに、その途中に
おいて切断機構(カッタ)により所定の長さに切断され
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】ところで、このような給紙装置において、
カッタにより記録紙を切断するときには、切断時の衝撃
により記録紙が瞬間的に引っ張られ緊張状態となる。そ
のため、記録部、特に画像転写部における転写作業に影
響を与え、画像に乱れを生ずることになる。このような
画像の乱れを防止するために、従来、種々の提案がなさ
れている。
【0006】たとえば特開昭64−87451号公報に
開示されたロール紙給紙装置では、図5に表すように、
カッタ1の下流側に湾曲形成された上下のガイド板2、
3を設けるとともに、上部のガイド板2を軸部4を中心
に揺動自在としている。
【0007】このロール紙給紙装置では、カッタ1が動
作する前には、記録紙5は上下のガイド板2、3の間を
搬送され、このため一定量のたるみを確保している。そ
して、カッタ1が動作すると、記録紙5はカッタ1の刃
に挟まれて固定されるため、搬送ローラ6a、6bとの
間に確保された記録紙5のたるみがなくなり、徐々に張
りつめられるとともに上方に移動する。これに連れて上
部のガイド板2が揺動し、記録紙5の緊張状態を解放す
る。
【0008】しかしながら、このロール紙給紙装置で
は、本来、直線状の搬送路にわざわざ上下のガイド板
2、3による湾曲部を形成しているため、記録紙5の変
曲点が多くなる。そのため、紙詰まり(ジャム)が発生
しやすくなるという問題があった。
【0009】さらに、このロール紙給紙装置では、記録
紙5の通過軌跡によっては、記録紙5が斜め送りされる
状態(スキュー)が発生していた。すなわち、記録紙5
の幅方向の一端部が図5(A)に表すように下側のガイ
ド板3に沿って案内された場合と、記録紙5の幅方向の
他端部が同図(B)に表すように上側のガイド板2に沿
って案内された場合のように、通過軌跡に差がある場合
には、記録紙5の一端部側がガイド板2、3の下流の搬
送ローラ6a、6bにニップされるタイミングが、他端
側のそれに比べて遅れる状態となる。その結果、記録紙
5が図6に矢印で示すように斜め送りされることにな
る。
【0010】また、従来、図7に表すようなロール紙給
紙装置も開示されている。この給紙装置では、ロール紙
10から給紙ローラ13a、13bにより記録紙11を
送り出し、この記録紙11をスリップローラ14a、1
4bおよび搬送ローラ16a、16bにより記録部へ搬
送する。そして、記録紙11が搬送ローラ16a、16
bにニップされた後、カッタ12で所定の長さに切断す
るものであるが、この切断時の衝撃を吸収するために、
スリップローラ14a、14bの周速度を搬送ローラ1
6a、16bのそれに比べて速くし、これにより記録紙
11にカットループ15を形成するようにしている。
【0011】しかしながら、このような方法では、カッ
トループ15の形成時に、ループに図8に示すような紙
じわ15bが発生しやすく、そのため像抜けの状態が発
生するという問題があった。特に、大サイズのロール紙
10の場合には、この現象が顕著になる。なお、図8に
おいて15aは正常な状態のカットループを示してい
る。
【0012】また、従来の給紙装置では、記録紙に切断
不良が発生した場合に、これを自動的に検出することが
できなかった。この切断不良をそのまま放置すると、部
分的に切断されなかった箇所がひきちぎられたようにな
り、そのまま画像形成が行われるという問題があった。
特に、プロッタに適用した場合、夜間に排出されると、
オペレータが気がつかない。そのため、翌朝、多量の不
良用紙がでてしまうという問題があった。図9の(A)
は記録紙11が2つの記録紙11a、11bに正常に切
断された状態を表し、また図9の(B)は切断不良が発
生し、2つの記録紙11a、11bが部分的にひきちぎ
られた状態を表している。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、わざわざカットループ用の機構を設
けることなく、簡単な構成で、記録紙の切断時における
衝撃を吸収することができ、記録紙の紙詰まりや斜め送
りの発生を防止することができるロール紙切断装置を提
供することにある。
【0014】本発明は、また、ロール紙の切断不良を自
動的に検知することができ、多量の不良用紙の排出を防
止することができるロール紙切断装置を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるロール紙切
断装置は、ロール紙から記録紙を送り出す給紙手段と、
この給紙手段により送り出された記録紙を案内する第1
の搬送路と、この第1の搬送路に設けられた記録紙切断
用の切断機構と、前記第1の搬送路に案内された記録紙
を第1の搬送路とは異なる方向に向けて案内する第2の
搬送路と、前記第2の搬送路に案内された記録紙を保持
した状態で搬送させる搬送手段と、前記記録紙が前記搬
送手段により保持された後、前記給紙手段および搬送手
段の駆動を停止させるとともに、前記切断機構を駆動さ
せる駆動制御手段と、湾曲形成されるとともにその湾曲
面の内側に空間部を有する湾曲ガイド部材により構成さ
れ、前記記録紙の搬送時には、記録紙を前記湾曲面に沿
って第1の搬送路から第2の搬送路へ案内し、前記記録
紙の切断時には、前記記録紙の前記湾曲ガイド部材の両
端部間における緊張状態を前記空間部において吸収する
第3の搬送路とを備えている。
【0016】このような構成により本発明のロール紙切
断装置では、記録紙は給紙手段により第1の搬送路を搬
送された後、第3の搬送路における湾曲ガイド部材の湾
曲面に沿って滑らかに方向が変換され、第2の搬送路に
案内された後、搬送手段により保持された状態で記録部
に向けて搬送される。そして、記録紙の切断時になる
と、給紙手段および搬送手段の駆動が停止された後、切
断機構が駆動される。この記録紙の切断時には、切断時
の衝撃により湾曲ガイド部材の両端部間において記録紙
が緊張状態となり、湾曲ガイド部材の湾曲面から離間す
る方向に付勢され変位しようとする。このとき湾曲ガイ
ド部材の対向面には空間部が形成されているため、記録
紙はこの空間部へ妨げられることなく移動する。これに
より記録紙の切断時における緊張状態が吸収され、記録
部、特に画像転写部への悪影響を防止することができ
る。
【0017】また、本発明によるロール紙切断装置は、
ロール紙から記録紙を送り出す給紙手段と、この給紙手
段により送り出された記録紙を案内する第1の搬送路
と、この第1の搬送路に設けられた記録紙切断用の切断
機構と、前記第1の搬送路に案内された記録紙を第1の
搬送路とは異なる方向に向けて案内する第2の搬送路
と、前記第2の搬送路に案内された記録紙を保持した状
態で搬送させる搬送手段と、前記記録紙が前記搬送手段
により保持された後、前記給紙手段および搬送手段の駆
動を停止させるとともに、前記切断機構を駆動させる駆
動制御手段と、湾曲形成されるとともにその湾曲面の内
側に空間部を有する湾曲ガイド部材により構成され、前
記記録紙の搬送時には、記録紙を前記湾曲面に沿って第
1の搬送路から第2の搬送路へ案内し、前記記録紙の切
断時には、前記記録紙の前記湾曲ガイド部材の両端部間
における緊張状態を前記空間部において吸収する第3の
搬送路と、前記湾曲ガイド部材に対向して配設され、前
記記録紙の搬送時には前記湾曲ガイド部材とともに前記
第3の搬送路を形成するとともに、前記記録紙の緊張状
態に応じて変位可能な弾性ガイド部材と、この弾性ガイ
ド部材の変位状態により前記記録紙の過度の緊張状態を
検知する検知手段と、この検知手段による検知結果を受
けて、その旨を報知する報知手段とを備えている。
【0018】このような構成により、本発明のロール紙
切断装置では、前述のように切断時における記録紙の緊
張状態を吸収することができるとともに、切断機構によ
る切断不良がした場合には、記録紙は湾曲ガイド部材の
両端部において過度の緊張状態となり、このため弾性ガ
イド部材が検知手段方向へ付勢され、検知手段がこの状
態を検知する。この検知手段の検知結果が、報知手段に
よりオぺレータに報知される。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例に係わるロール紙
切断装置の構成を表すものである。また、図3はこのロ
ール紙切断装置を用いた記録装置、たとえばレーザビー
ムプリンタの概略構成を表している。
【0021】このレーザビームプリンタは、筐体20内
の上部位置に感光体ドラム21を備えている。この感光
体ドラム21の周囲には、感光体ドラム21の表面を一
様に帯電させるための帯電コロトロン22、感光体ドラ
ム21の表面にレーザ光を照射して画像情報に応じた静
電潜像を形成するレーザユニット23、この静電潜像に
トナーを付着して可視像化する現像器24、可視像化さ
れた画像を記録紙40へ転写する転写コロトロン25、
および転写後に感光体ドラム21の表面に残存したトナ
ーを除去するクリーニング装置26がそれぞれ配設され
ている。
【0022】一方、給紙部としてのロール紙27は筐体
20内の下部位置に配設されている。記録紙40はこの
ロール紙27から一対の給紙ローラ29a、29bによ
り送り出され、搬送路28aを通り、さらに方向変換さ
れた後に、搬送路28bを通って感光体ドラム21と転
写コロトロン25との間に送り込まれるようになってい
る。なお、一方の給紙ローラ29aはドライブローラ、
他方の給紙ローラ29bはピンチローラとなっている。
【0023】搬送路28aは直線状に形成され、ほぼ水
平に配設されている。この搬送路28aと搬送路28b
との間は搬送路31により連結されている。この搬送路
31は、滑らかな湾曲面を有する湾曲ガイド板31aに
より構成されている。この湾曲ガイド板31aは、湾曲
面の内側(図において左上)を案内路とし、この湾曲面
に沿って記録紙40を搬送路28bに向けて方向変換さ
せるようになっている。この湾曲ガイド板31aの案内
路に対向する箇所は開放され、空間部31bとなってい
る。
【0024】搬送路31と給紙ローラ29a、29bと
の間において、搬送路31の近傍には、切断機構として
のカッタ30が配設されている。このカッタ30はギロ
チン式のカッタにより構成されている。
【0025】搬送路28bの搬送路31の近傍には、搬
送ローラ32a、32bが配設されている。一方の搬送
ローラ32aはドライブローラ、他方の搬送ローラ32
bはピンチローラとなっている。
【0026】搬送路28bにはさらに搬送ローラ33、
34が配設されており、搬送ローラ32a、32bとと
もに、記録紙40を転写部へ搬送させるようになってい
る。転写部において画像が転写された後の記録紙40
は、搬送ベルト35により、定着器を構成する加熱ロー
ラ36aと押圧ローラ36bとの間へ送り込まれる。加
熱ローラ36aと押圧ローラ36bとの間に送り込まれ
た記録紙40は、ここで画像が定着された後、搬送ロー
ラ37、38により搬送路28cを通して搬送され、排
出ローラ39により外部に排出されるようになってい
る。
【0027】なお、カッタ30は図示しない駆動制御部
により、記録紙40が搬送ローラ32a、32bの間に
ニップされ、かつ給紙ローラ29a、29bおよび搬送
ローラ32a、32bの駆動が停止した後、所定のタイ
ミングで駆動されるようになっている
【0028】このような構成において、次に、本実施例
のレーザビームプリンタの動作を説明する。まず、ロー
ル紙27から送り出された記録紙40は、給紙ローラ2
9a、29bにより搬送路28aに沿って直線状に搬送
され、カッタ30を通過する。さらに、この記録紙40
は、湾曲ガイド板31aの湾曲面の内側に沿って案内さ
れ、図において上方向に方向転換された後、搬送路28
bの搬送ローラ32a、32b間に導かれる。
【0029】方向転換された記録紙40は、搬送ローラ
32a、32b、さらに搬送ローラ33、34により搬
送され、感光体ドラム21と転写コロトロン25との間
に送り込まれ、画像が転写される。画像が転写された記
録紙40は、加熱ローラ36aと押圧ローラ36bとの
間に送り込まれ、ここで画像が熱定着される。その後、
記録紙40は搬送ローラ37、38により搬送路28c
に沿って搬送され、さらに排出ローラ39により外部へ
排出される。
【0030】このような過程において、記録紙40は、
カッタ30により所定の長さに切断される。このとき、
給紙ローラ29a、29b、搬送ローラ32a、32b
は駆動が停止され、記録紙40の搬送が停止した状態と
なる。この状態では記録紙40のカッタ30と搬送ロー
ラ32a、32bとの間の部分は、湾曲ガイド板31a
の湾曲面に沿った状態となる。そして、この状態におい
て、カッタ30が駆動されると、その瞬間に記録紙40
に衝撃が加わり、記録紙40がカッタ30側に引っ張ら
れ、緊張状態となる。ここで、湾曲ガイド板31aの内
側は開放され、空間部31bとなっているため、記録紙
40は妨げられることなく変位し、図1に破線40aで
示す状態となる。これにより、カッタ30による切断時
における衝撃、すなわち記録紙40の緊張状態が空間部
31bに吸収される。
【0031】このように本実施例では、互いに案内方向
が異なる2つの搬送路28a、28bの途中に湾曲ガイ
ド板31aからなる搬送路31を設けるとともに、湾曲
ガイド板31aの案内路に対向して空間部31bを設け
るようにしたので、この空間部31bにおいて、記録紙
40の切断時における緊張状態を吸収することができ
る。
【0032】ところで、記録紙の搬送路においては、通
常、記録紙の方向変換のために湾曲部が設けられるもの
であり、この湾曲部を利用して、本実施例の湾曲ガイド
板31aおよび空間部31baの構成を容易に実現する
ことができる。また、従来のように搬送路の途中にわざ
わざ湾曲部を形成する必要がないので、記録紙40の変
曲点の数を少なくすることができる。したがって、紙詰
まり(ジャム)の発生を減少させることができる。
【0033】また、本実施例では、湾曲ガイド板31a
はカッタ30の下流側近傍に設けられているため、搬送
された記録紙40は必ず湾曲ガイド板31aの湾曲面に
沿って滑らかに搬送され方向変換される。したがって、
記録紙40の幅方向の両端部において通過軌跡に差が生
じるようなことがなくなり、記録紙40が斜め送り(ス
キュー)されるようなことがなくなる。なお、湾曲ガイ
ド板31aの内側に弾性ガイド部材を配設すれば、より
確実に湾曲面に沿って記録紙40を搬送させることがで
きる。
【0034】さらに、給紙ローラ29a、29bの周速
度(V1 )と搬送ローラ32a、32bの周速度
(V2 )とを異ならせる必要がないので、紙じわが発生
することもなく、像抜けの発生を防止することができ
る。
【0035】図2は本発明の他の実施例に係わるロール
紙切断装置の構成を表すものである。
【0036】本実施例では、カッタとしてロータリカッ
タ41を用いるとともに、このロータリカッタ41と湾
曲ガイド板31aとの間に、一対のスリップローラ44
a、44bを配設し、さらに空間部31bに湾曲ガイド
板31aに対向させて弾性ガイド部材45を配設したも
のである。
【0037】ロータリカッタ41は、固定カッタ42と
回転カッタ43とにより構成され、固定カッタ42の先
端には固定刃42a、回転カッタ43の先端には回転刃
43aがそれぞれ設けられている。スリップローラ44
a、44bの周速度(V3 )は、給紙ローラ29a、2
9bおよび搬送ローラ32a、32bの周速度(V1
2 )よりも速くなるように設定されている。弾性ガイ
ド部材45は、弾性部材によりほぼ湾曲ガイド板31a
の湾曲面に沿った形状に形成されている。この弾性ガイ
ド部材45は、スリップローラ44a、44b側の一端
部が固定され、他端部側で記録紙40の背面を湾曲ガイ
ド板31a側に軽く押しつけるようになっている。な
お、その他の構成は図1と同様であるので、その説明は
省略する。
【0038】本実施例のロール紙切断装置では、記録紙
40はスリップローラ44a、44bと給紙ローラ29
a、29bとの間で緊張状態に張られた状態で搬送され
ることになる。したがって、ロータリカッタ41により
切断される際に、カット精度(直角度、カット長)が向
上する。また、弾性ガイド部材45が湾曲ガイド板31
aに対向して設けられているため、記録紙40は湾曲ガ
イド板31aの湾曲面に確実に沿う状態となり、このた
め、記録紙40をより安定して搬送することができる。
【0039】図4は本発明のさらに他の実施例に係わる
ロール紙切断装置の構成を表すものである。本実施例で
は、ロータリカッタ41による切断不良を自動的に検出
するようにしたものである。
【0040】本実施例では、図2の実施例の構成に加
え、弾性ガイド部材45の背面側にマイクロスイッチ4
6を配設し、この弾性ガイド部材45の浮き上がりを検
知するようになっている。このマイクロスイッチ46の
検知信号は図示しない制御部のCPU(中央処理装置)
に送られ、このCPUの制御のもとに図示しないインジ
ケータの切断不良の表示を点滅させるようになってい
る。
【0041】図2に示した実施例では、ロータリカッタ
41により記録紙40が完全に切断されなかった場合に
は、図9の(B)に示したように、切断不良部分が引き
ちぎられることにる。このとき湾曲ガイド板31a部に
おける記録紙40は、正常時には破線40aで示す位置
にあるものが、さらに浮き上がり破線40bで示すよう
な位置へ移動し、これに伴い弾性ガイド部材45も上方
に浮き上がる。
【0042】本実施例では、この弾性ガイド部材45が
浮き上がると、これをマイクロスイッチ46が検知(オ
ン)し、この検知信号によりインジケータのカット不良
の表示が点滅する。これにより、オペレータが複写動作
を停止させることができ、トラブルを最小限にくい止め
ることができる。
【0043】なお、インジケータを点滅させる代わり
に、一定枚数以上の複写動作がなされた場合には、給紙
動作および複写動作を自動的に停止させるようにしても
よい。
【0044】以上実施例を挙げて本発明を説明したが、
本発明は上記実施例に限定するものではなく、その要旨
を変更しない範囲で種々変形可能である。たとえば上記
実施例においては、記録紙40を水平方向から垂直方向
に方向変換する搬送路28a、28間の湾曲部を利用す
る構成としたが、本発明では搬送方向は特に限定するも
のではなく、要は搬送方向変換用の湾曲部を有する搬送
路一般に適用することができるものである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および2記
載のロール紙切断装置によれば、互いに記録紙の案内方
向が異なる第1の搬送路と第2の搬送路との間に、湾曲
形成された案内面を有する湾曲ガイド部材を配設すると
ともに、その湾曲面に対向して空間部を設けるようにし
たので、簡単な構成で、記録紙切断時における記録紙の
緊張状態を吸収することができ、転写不良等の不具合の
発生を防止することができるとともに、記録紙の紙詰ま
りや斜め送り等の発生を防止することができるという効
果がある。
【0046】また、特に、請求項2記載のロール紙切断
装置によれば、前記湾曲ガイド部材に対向させて記録紙
の緊張状態に応じて変位する弾性ガイド部材を設けると
ともに、この弾性ガイド部材の変位により作動する検知
手段を設け、記録紙の過度の緊張状態を検知し、これを
報知させるようにしたので、切断機構による記録紙の切
断不良を自動的に検知することができ、不良紙の多量の
排出を未然に防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わるロール紙切断装置
の構成図である。
【図2】 本発明の他の実施例に係わるロール紙切断装
置の構成図である。
【図3】 図1のロール紙切断装置を用いたレーザビー
ムプリンタの構成図である。
【図4】 本発明のさらに他の実施例に係わるロール紙
切断装置の構成図である。
【図5】 従来のロール紙給紙装置の動作を説明するた
めの構成図である。
【図6】 図5のロール紙給紙装置における記録紙の斜
め送りの状態を説明するための図である。
【図7】 従来のロール紙給紙装置の他の例を説明する
ための構成図である。
【図8】 図7のロール紙給紙装置における紙じわの発
生状態を説明するための図である。
【図9】 カット不良の不具合を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
21…感光体ドラム、27…ロール紙、28a、28
b、28c…搬送路、29a、29b…給紙ローラ、3
0…カッタ(切断機構)、31…搬送路(方向変換
用)、31a…湾曲ガイド板(湾曲ガイド部材)、31
b…空間部、32a、32b…搬送ローラ、41…ロー
タリカッタ、44a、44b…ストリップローラ、45
…弾性ガイド部材、46…マイクロスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 108 N 4226−5C // B65H 35/06 H 9037−3F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙から記録紙を送り出す給紙手段
    と、 この給紙手段により送り出された記録紙を案内する第1
    の搬送路と、 この第1の搬送路に設けられた記録紙切断用の切断機構
    と、 前記第1の搬送路に案内された記録紙を第1の搬送路と
    は異なる方向に向けて案内する第2の搬送路と、 前記第2の搬送路に案内された記録紙を保持した状態で
    搬送させる搬送手段と、 前記記録紙が前記搬送手段により保持された後、前記給
    紙手段および搬送手段の駆動を停止させるとともに、前
    記切断機構を駆動させる駆動制御手段と、 湾曲形成されるとともにその湾曲面の内側に空間部を有
    する湾曲ガイド部材により構成され、前記記録紙の搬送
    時には、記録紙を前記湾曲面に沿って第1の搬送路から
    第2の搬送路へ案内し、前記記録紙の切断時には、前記
    記録紙の前記湾曲ガイド部材の両端部間における緊張状
    態を前記空間部において吸収する第3の搬送路とを備え
    たことを特徴とするロール紙切断装置。
  2. 【請求項2】 ロール紙から記録紙を送り出す給紙手段
    と、 この給紙手段により送り出された記録紙を案内する第1
    の搬送路と、 この第1の搬送路に設けられた記録紙切断用の切断機構
    と、 前記第1の搬送路に案内された記録紙を第1の搬送路と
    は異なる方向に向けて案内する第2の搬送路と、 前記第2の搬送路に案内された記録紙を保持した状態で
    搬送させる搬送手段と、 前記記録紙が前記搬送手段により保持された後、前記給
    紙手段および搬送手段の駆動を停止させるとともに、前
    記切断機構を駆動させる駆動制御手段と、 湾曲形成されるとともにその湾曲面の内側に空間部を有
    する湾曲ガイド部材により構成され、前記記録紙の搬送
    時には、記録紙を前記湾曲面に沿って第1の搬送路から
    第2の搬送路へ案内し、前記記録紙の切断時には、前記
    記録紙の前記湾曲ガイド部材の両端部間における緊張状
    態を前記空間部において吸収する第3の搬送路と、 前記湾曲ガイド部材に対向して配設され、前記記録紙の
    搬送時には前記湾曲ガイド部材とともに前記第3の搬送
    路を形成するとともに、前記記録紙の緊張状態に応じて
    変位可能な弾性ガイド部材と、 この弾性ガイド部材の変位状態により前記記録紙の過度
    の緊張状態を検知する検知手段と、 この検知手段による検知結果を受けて、その旨を報知す
    る報知手段とを備えたことを特徴とするするロール紙切
    断装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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