JPH04312400A - ステップモータの逆転駆動方法 - Google Patents

ステップモータの逆転駆動方法

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JPH04312400A
JPH04312400A JP7620691A JP7620691A JPH04312400A JP H04312400 A JPH04312400 A JP H04312400A JP 7620691 A JP7620691 A JP 7620691A JP 7620691 A JP7620691 A JP 7620691A JP H04312400 A JPH04312400 A JP H04312400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
pulse
reverse
line
stator
Prior art date
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Pending
Application number
JP7620691A
Other languages
English (en)
Inventor
橋詰 裕通
Hiromichi Hashizume
占部 卓男
Takao Urabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステップモータの逆
転駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水晶発振式時計等に用いられる単相パル
スモーターは、径方向にN,S2極に着磁された永久磁
石からなるロータ及びこのロータを駆動するステータ磁
極を有するステータより構成され、駆動パルスによりス
テップ的にロータを回転させるようになっている。この
ような単相パルスモータは、通常では正転方向にのみロ
ータが回転駆動されるように設計されている。
【0003】通常、正転を目的として構成されたパルス
モータでは、ロータの静的安定位置(静安定ライン)か
ら動的磁気中心位置(動安定ライン)へ至るまでの角度
は逆転方向に約45゜となっている。またロータの磁極
がいずれの方向に回転して静的安定位置へ至るかの分岐
点(以下「静的中立点」と称する。)は通常、静安定ラ
インのほぼ垂直二等分線上となっている。
【0004】このように構成された単相パルスモータを
電気的手段のみで、すなわち所定の複合パルスを印加す
るのみで、正転方向のみでなく逆転方向にもステップ的
に回転可能とすることが考えられている。このようにす
ることにより、パルスモータの機械的構造を複雑化させ
ずに、逆転方向にステップ的に回転させることが可能と
なり、時計の指針の修正や、時計の飾り振り子の往復回
転駆動等に使用することができる。
【0005】この従来技術として、特公昭62−431
48号公報が知られている。同公報においては、3つの
パルスの組合せからなる複合パルス、すなわち当該ステ
ップにおける、正転用のパルスのとるべき極性と逆の極
性を有するパルスAと、パルスAに引続きかつ極性が反
対のパルスBと、パルスAに先行し当該ステップにおけ
る正転用のパルスと同極性であるが、正転歩進を達成す
るに足りないパルス巾を有するパルスCとを組合わせた
複合パルスを用いて、逆転方向にステップ的に回転させ
る技術が開示されている。これによれば、まずロータの
磁極が静的中立点の位置を越えない範囲で所定のパルス
幅のパルスCを印加してロータを正転しロータの戻り運
動を、引き続くパルスAにより吸引加速し、ロータの磁
極が動的磁気中心位置の近傍に到達したタイミングを見
計らってパルスBを印加し、これによりロータが反発し
てさらに逆転方向に加速し、ロータの磁極が静的中立点
を越して、静的安定位置へ進んだときにパルスBの印加
を終わる。
【0006】このように、パルスCを用いてロータの磁
極が静的中立点を超えない範囲でロータを正転させた後
に、パルスBを加えてロータを逆転させるために、(1
)ロータが戻り始めてから静的安定位置まで達する区間
および(2)静的安定位置から動的磁気中心位置まで達
する区間を合計した区間にパルスAを加えることができ
、パルスCを加えない場合に比して、大きな逆転駆動ト
ルクが得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パルス
Bを、ロータの磁極が動的磁気中心位置より静的安定位
置に至るまで印加し、その後収斂作用によりロータを静
的安定位置に停止させるものであるため、パルスBの印
加停止時において、ロータには大きな慣性力が働いてい
る。このため、ロータの磁極は静的安定位置を中心とし
て振動しつつ、静的安定位置へ収斂する。この現象をロ
ータのハンチングと称するが、このハンチングが鎮静す
るまでに長い時間がかかるという問題点があった。従っ
て高速でロータを回す場合に不都合であるという問題点
があった。
【0008】また3つのパルスからなる複合パルスによ
り逆転駆動を行うため、駆動に要する消費電力が大きく
なるという問題点があった。特に、ロータの磁極が動的
磁気中心位置にあるときに印加されたパルスBによるロ
ータの回転駆動トルクの増大への寄与は、磁界による反
発力の働く方向がほぼロータの中心方向であるために非
常に小さく、したがってパルスBの印加による消費電力
の増大に対して、パルスBによるロータへの回転力の増
大への寄与は小さかった。
【0009】そこで本発明の目的は、確実にロータを逆
転可能であり、かつロータの磁極が静的安定位置へ収斂
するまでの時間が短く、従って高速での回転を可能とし
、かつ消費電力が小さいステップモータの逆転駆動方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、N,S2極に着磁された永久磁石からな
るロータと、このロータを磁気的に駆動する1対のステ
ータ磁極を有するステータと、このステータを励磁する
駆動コイルとを備え、ロータの逆方向のステップ運動毎
に当該ステップにおける正転用駆動パルスのとるべき極
性と同極性であるが正転歩進を達成するに足りないパル
ス幅を有するパルスAと、当該パルスAに引続きかつ極
性が反対であり、ロータが逆転して動安定ラインに到達
するまでの間に印加が行われるパルスBとを組合わせた
複合パルスより成る逆転用駆動パルスを、所定のサイク
ルで印加しロータを逆転させる。
【0011】
【作用】パルスBは所定量正転方向へ進んだロータが逆
転して動的磁気中心線(動安定ライン)に到達するまで
の間の大きな回転角度内で印加することができるため、
パルスBの印加により、ロータの磁極が動的磁気中心位
置を過ぎた後、慣性でロータの磁極が静的中立点を越す
ことが可能であり、またパルスBの電圧および幅は、ロ
ータの磁極が動的磁気中心位置を過ぎた後、慣性でロー
タの磁極が静的中立点を越すことが可能なように、その
値が設定される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0013】図1にノッチ付一体ステータを用いたステ
ップモータを示す。ロータ1はN極,S極の2極に着磁
された円板状の永久磁石から構成されている。ロータ1
は反時計方向の回転を正転とする。
【0014】ステータ2は左右が一体となっており、中
央部にはロータ1を挿入するための円形の孔2aが設け
られている。円形孔2aの中心を通って第1図上下方向
に延伸する直線Y上においては、ステータ2の上辺部及
び下辺部に狭幅部2b,2cが設けられている。狭幅部
2b,2cはこの部分で断面積が小さくなり、磁気抵抗
が大きくなっている。これによりステータ2は直線Yを
境としてあたかも磁気的に左右に分断された如く作用し
、孔2aを挾んで両側に1対のステータ磁極が形成され
る。
【0015】ステータ2の下端部にはコイル芯5が設け
てあり、コイル芯5には駆動コイル6が巻回されている
。駆動コイル6には駆動電流の入力端子6a,6bが左
右に2個設けられている。円形孔2aの中心を通って図
2の左右方向に延伸する直線L2 は通電時の磁気中心
線である。入力端子6a,6bを通じて駆動コイル6に
駆動電流を印加すると、コイル芯5を経てステータ磁極
がN,S極となるよう励磁される。ステータ2が励磁さ
れている状態では、ロータ1はその磁極が磁気中心線L
2 上に向かう力を受ける。
【0016】円形孔2aには、1対の円弧状のノッチ2
d,2eが設けられている。ノッチ2d,2eは、円形
孔2aの中心を通る線(ノッチ中心線)L3 上に設け
てありノッチ中心線L3 は動的磁気中心線L2 に対
して反時計方向に−45°の位置に設けてある。ノッチ
中心線L3 のほぼ垂直二等分線が無通電時におけるロ
ータ1の静的安定線L1 となる。ノッチ中心線L3 
は、ロータの磁極がいずれの方向に回転して静的安定位
置へ至るかの分岐線(静的中立線)となる。
【0017】以下、L1 を「静的安定線」,L2 を
「動的磁気中心線」,L3 を「静的中立線」と称する
【0018】図1のステップモータ11は、例えば図2
に示すように水晶発振式時計に組み込まれる。水晶発振
器12より出力された周波数は、分周器13により分周
され最後に1Hzとなって、制御回路14に入力される
。制御回路14は正転パルス発生回路および逆転パルス
発生回路を有しており(図示省略)、1Hz毎にドライ
バ15に正転パルスまたは逆転パルスを駆動信号として
送る。ドライバ15はこれらの駆動信号と対応する駆動
電流を発生し、ステップモータ11にこの駆動電流が供
給される。これによりステップモータ11が回転する。 制御回路14が正転パルスまたは逆転パルスのいずれを
駆動信号として送るかは、制御回路14に正逆切換信号
16が送られることにより行われる。ステップモータ1
1の回転は、所定の輪列等を介して時計の指針を回転さ
せる。
【0019】次に、逆転パルスおよび逆転パルスによる
ロータの動きを詳細に説明する。
【0020】図3,4において、図4(a)に示すよう
にロータ1の磁極は最初、静的安定線L1 上にN極を
右上側,S極を左下側にして位置しているとする。また
図3のパルス波形図において、正(基準ラインより上側
を正とする)のパルスによりステータは右側がN極,左
側がS極となるように励磁され(図4(b)の状態)、
負のパルスによりその逆の励磁が行われるとする。
【0021】逆転パルスは、正転用駆動パルスのとるべ
き極性と同極性であるが正転歩進を達成するには足りな
いパルス幅を有するパルスAと、パルスAに引続きかつ
極性が反対であり、ロータが逆転して動安定ラインに到
達するまでの間に印加が行われるパルスBとを組み合わ
せた複合パルスよりなる。
【0022】ロータ1の磁極が図4(a)の位置にある
ときに図3のパルスAが印加される。するとロータ1は
正転を始める(図4(b)の状態)。そしてロータ1が
45°正転したとき(図4(c)の状態)に図3のパル
スBを印加する。すると、ステータ磁極の極性が逆にな
り、ロータ1は慣性でさらに所定角度だけ正転した後(
図5参照)、ステータ磁極に吸引されて逆方向へ回転を
行う(図4(d)の状態)。ここに図3のパルスBを印
加した後も、ロータ1は慣性でさらに所定角度だけ正転
するが、磁極(N極)が静的中立線L3 を越さないよ
うにパルスAの幅および高さを設定しておく。これは、
ロータの磁極がノッチ静的中立線L3 を越すと、ロー
タ1には正転方向に回転モーメントが作用し、ロータ1
を逆転させるのに必要な駆動トルクが増大するのを防ぐ
ためである。ロータ1が45°正転したときに図3のパ
ルスBが印加されるため、パルスBにより発生するステ
ータ2の磁界はロータ1の磁極をほぼロータ1の半径方
向に吸引し、したがってロータ1に大きな逆回転のトル
クを発生させることができ、消費電流をより有効に利用
することができる。パルスBの印加は、ロータ1の磁極
が動的磁気中心線L2 に到達するまで行われ(図4(
e)の状態)、その後停止される(図4(f)の状態)
。するとロータ1は慣性力により、さらに逆転を続け、
磁極が、静的中立線L3 を越して静的安定線L1 へ
向かい、静的安定線L1 を中心として振動収斂し、静
的安定線L1 に停止する(図4(g)の状態)。ロー
タ1が正転方向に45°回転している状態からロータ1
が逆転方向に45°回転するまでの間、パルスBを印加
することができるため、ロータ1に非常に大きな逆転駆
動トルクを与えて、非常に大きな慣性力を発生させるこ
とが可能となる。パルスBは、ロータ1にその磁極が静
的中立線L3 の山を越すことが可能な慣性力を与える
ように、その幅および高さが設定される。ロータ1はそ
の磁極が静的中立線L3 を越した後、ロータ1に接続
されている輪列の回転抵抗等により、急速にその回転速
度を落とし、静的安定線L1 を越した後もそのオーバ
ーランする量は小さく、急速に振動が収斂する(図5参
照)。従って1秒後に収斂が完了するように設定してお
くと、ロータ1のパルスA及びパルスBの印加時間内に
おける回転速度をより小さくすることができ、従って図
5に示すパルスA及びパルスBに要する高さV2 ,即
ちステップモータに加えられる駆動電圧を低く押さえる
ことができ、これにより消費電力を低くすることができ
る。
【0023】そして、1秒後に分周器13により次の信
号が制御回路14に入ると、逆転パルス発生器により、
上述の複合パルスと同一でその全体の極性が反転した複
合パルスが発生し、この複合パルスによりさらにロータ
が逆方向へ半回転し次の静的安定線L1 上にその磁極
が停止する。そして1秒がたつと、さらに分周器13に
より次の信号が制御回路14に入り、この複合パルスと
その極性が反転したパルス,即ち上述で説明した複合パ
ルスと同一の極性のパルスが発生して、ロータ1をさら
に逆方向に半回転し、これが繰り返されることにより、
ロータ1は逆転を続ける。
【0024】本実施例では、パルスAをロータ1が正転
方向に45°回転するまで印加するとしたが、パルスA
は、ロータ1が正転歩進を達成しない条件でロータ1を
正転させるために用いられるものであり、この条件を満
たせば、例えばロータ1が静的中立線L3 の近傍に至
るまでの区間、パルスAを印加してもよい。
【0025】また本実施例では、パルスBはロータ1の
磁極が動的磁気中心線L2 に達するまで印加するとし
たが、ロータ1の磁極が動的磁気中心線L2 の近傍に
達したときにはステータの磁界から受けるロータ1の回
転モーメントは小さくなるので、パルスBはそれ以前に
印加を停止してもよい。
【0026】さらに本実施例では、逆転パルス発生器に
より発生する複合パルスは1秒周期としたが、例えば正
逆切換スイッチを所定秒数押しておくと、あらかじめ準
備された周波数を有する早戻し信号発生器(図示省略)
からの周期信号が制御回路14に入力されるようにして
おき、これにより上記複合パルスを短周期で発生して、
時計の指針の早戻し機構として利用することができる。 本発明はロータの収斂時間を短くすることができるため
、1歩進に要する時間を短くすることができ、従って少
ない電力で、大きな速度を有する早戻し機構が得られる
【0027】更にまた本発明は時計内の飾り振り子等の
回動のための駆動機構として用いることができる。大き
な逆転駆動トルクが得られるために、飾り振り子等の回
動抵抗の大きい物体を逆回転することができ、また逆回
転時の収斂時間が短いので、高速で逆回動することがで
き、正回動及び高速での正回動と合わせて、少ない消費
電力で、変化に富んだ大きな動きを得ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、ロータの逆回転時の静的安定
線への収斂(ハンチング)に要する時間が短くなるため
、大きな速度を有する早戻し機構が可能となる。
【0029】またロータの磁極が動的磁気中心線を超し
た後にはパルスが印加されず、2パルスで逆転駆動する
ため、モータに要する消費電力を減少させることができ
る。
【0030】またロータの収斂時間が短くなるためにそ
の分、ロータのパルスA及びBによる回転速度を小さく
して回転に要する時間を長くすることができ、従ってこ
れに基づいて駆動電圧を低くすることができ、これによ
り消費電力を減少させることができる。これらにより電
力を有効に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステップモータの構成図である。
【図2】ステップモータを駆動させるブロック図である
【図3】本発明で印加される複合パルスの波形図である
【図4】図3の複合パルスの各位置におけるロータの回
転状態を示す説明図である。
【図5】図3の複合パルスを印加したときの時間tに対
するロータの回転角を示すグラフである。
【符号の説明】
1  ロータ 2  ステータ 6  駆動コイル 11  ステップモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  N,S2極に着磁された永久磁石から
    なるロータと、このロータを磁気的に駆動する1対のス
    テータ磁極を有するステータと、このステータを励磁す
    る駆動コイルとを備えたステップモータの逆転方法にお
    いて、上記ロータの逆方向のステップ運動毎に当該ステ
    ップにおける正転用駆動パルスのとるべき極性と同極性
    であるが正転歩進を達成するに足りないパルス幅を有す
    るパルスAと、当該パルスAに引続きかつ極性が反対で
    あり、ロータが逆転して動安定ラインに到達するまでの
    間に印加が行われるパルスBとを組合わせた複合パルス
    より成る逆転用駆動パルスを、所定のサイクルで印加し
    上記ロータを逆転させることを特徴とするステップモー
    タの逆転方法。
JP7620691A 1991-04-09 1991-04-09 ステップモータの逆転駆動方法 Pending JPH04312400A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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