JPH04310135A - ポインタ制御論理装置及びポインタ制御方法 - Google Patents

ポインタ制御論理装置及びポインタ制御方法

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JPH04310135A
JPH04310135A JP3326995A JP32699591A JPH04310135A JP H04310135 A JPH04310135 A JP H04310135A JP 3326995 A JP3326995 A JP 3326995A JP 32699591 A JP32699591 A JP 32699591A JP H04310135 A JPH04310135 A JP H04310135A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データ処理システム
に関し、より詳細には、エラー訂正コード・システムお
よび手順の改良点に関する。
【0002】
【従来の技術】データ処理システムにおいては、データ
は、さまざまな装置、例えば、主記憶装置、磁気ディス
ク、磁気テープ、光ディスク等に格納される。どのよう
な種類の記憶媒体であっても、肝心なことは、データが
媒体上に正しく書き込まれ、正しく検索されることであ
る。記憶装置が提供する信頼性の度合いは高いけれども
、時には、格納、または読み出される情報の精度に影響
を与えるような障害が発生する場合もある。そのため、
長い年月をかけて、多くのエラー検出および訂正技術が
開発され、利用されてきたのである。冗長記憶技術の理
論や、これらの技術を実際に用いる装置は、1972年
  MITプレス刊で、W.W.ピーターソンとE.J
.ウェルダンJr.によって著された「エラー訂正コー
ド  第2版」、および、1983年  マサチューセ
ッツ、アディソン・ウェスリー、レディング刊で、リチ
ャード  E.ブラハットによって著された「エラー制
御コードの理論と実際」に記述されているように、エラ
ー訂正コードに基づいている。
【0003】さまざまなエラー訂正コードでは、コード
・モジュールが、エラーが存在するか、またはエラーの
疑いのある特定のデータのポインタを受け取った時に、
エラーの検出/訂正機能は増大する。本質的に、エラー
検出および訂正コード回路の電力は、エラーのポインタ
が提供される時に2倍になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、そ
のようなポインタ生成と処理のために改善された技術を
提供することである。エラー訂正技術が利用される技術
とは無関係に、この発明は有益であり、また、すべての
コードに対しても同様である。例えば、この発明は、磁
気ディスクまたはテープ上、あるいは、光ディスクまた
はテープ上、あるいは、エラー訂正機能を用いる他のタ
イプの伝送装置上で、エラーを訂正する場合に有用であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】冗長伝送を必
要とするエラー訂正技術は、提供されている冗長度の量
によって、エラーを訂正する能力が制限される。エラー
の数が冗長度を超えると、エラー訂正機能は失われる。 エラーが検出された後、エラーの無い伝送の数が、しき
い値よりも大きい場合、自動的にポインタを落とすのに
充分な程大きくなくても、トラックまたはチャネル・ポ
インタが落ちる可能性があるように、本発明は、エラー
が存在したトラックまたはチャネルを指示するためにし
きい値を設定している。また、本発明では、検出された
エラーのタイプによって、複数のポインタ落とし用しき
い値を設定しており、これらのしきい値は最適化のため
にプログラミング可能である。
【0006】さらに、本発明では、処理中のプロセスの
タイプに従って、ポインタをさまざまなレベルで保持す
るために、初期設定値を設定している。記録時再生処理
にこれらの初期設定値を使用すると、結果的には、読出
し専用処理に使用される初期値に対して、ポインタの生
存期間を拡張することになる。このように、書込み処理
は、もっと高い規準に上がり、将来の読出し処理のため
のマージンを残すことができる。
【0007】特定の実施では、ポインタ情報を格納する
ために回転式レジスタ回路が用いられる。アクティブエ
ラーを指示するのに必要な数だけのレジスタが使用され
、措定の1個のレジスタに常に考察中のトラック上にあ
るポインタ情報が格納されているように、ポインタ情報
はレジスタからレジスタへ次々に移動される。このよう
に、増分および減分カウンタは、1個のレジスタだけに
接続されるので、回路にかかる費用が節約できる。
【0008】
【実施例】本発明は、実施例および利用の方法と関連し
て記述されているが、特定の実施例や利用の方法に限定
して実施される意図ではないことは、容易に理解される
であろう。むしろ、本発明は、添付の請求項によって定
義されるように、その真意と範囲を超えない、すべての
代替、修正、等価を包含するものである。
【0009】本発明の諸特徴が一般的に理解されるよう
に、いくつかの図が参照用に添付されている。これら.
図では、類似の参照番号は全体を通して類似の要素を識
別するために、使用されている。
【0010】図1では、磁気テープ製品の構造内で、こ
の発明の実施例を実行する読出し回路を示している。そ
のような製品の場合、読出し/書込みヘッド10は、デ
ータがテープに書き込まれ、また、テープから読み出さ
れるように、磁気テープの表面に隣接して配置される。 或る特定の製品では、18本のデータ・トラックを同時
に書込み、読み出すために、18個の読出し/書込みヘ
ッドが使用される。図1では、テープから読み出された
18個のデータ・トラックは、ヘッド機構10から増幅
器/読出し検出回路11に転送される。本発明の諸目的
のために、回路11が実行する重要な機能の一つは、読
出し/書込みヘッドから受け取られたアナログ信号のレ
ベルを検査することである。このアナログ信号が一定の
しきい値に達すると、データは正しく読み出されたとみ
なされる。しかしながら、このアナログ信号がそのしき
い値に達しない場合は、エラーが存在する可能性がある
。そのような場合、そのエラーの存在するデータの場所
を指示するために、アナログ・ポインタ(APTR)が
回路11によって生成される。最終的には、実際のエラ
ーが存在するか否かを調べるためにデータが検査される
ように、このポインタは、読出しデータ・フロー回路1
2に渡される。仮にしきい値に達しない場合でも、デー
タは正しく読み出されているかもしれないので、エラー
が存在しないことがあることも注意されたい。にもかか
わらず、当該ポインタを読出しデータ・フロー回路に渡
すことによって、エラーを訂正するエラー訂正コードの
機能は最適化される。仮に当該データに実際にエラーが
あり、読出しデータ・フロー回路のエラー訂正部分がポ
インタを受け取らなかった場合は、これらの回路は、当
該エラーに必要な訂正の場所と程度の両方を生成しなく
てはならない。エラーの場所が、例えば、アナログ・ポ
インタによって指示できる場合には、エラー訂正回路に
任されたジョブは、エラーの程度を判定することだけで
ある。結果としては、エラーの場所が判っている場合、
エラー訂正回路は、エラーの場所が判っていない場合の
エラー事象の数の2倍を処理することが可能である。
【0011】増幅器/読出し検出回路11の出力、即ち
、アナログ・ポインタ信号だけではなくデータ信号は、
読出しデータ・フロー回路12に渡される。読出しデー
タ・フロー回路には、エラー訂正モジュール(ECC)
とポインタ生成モジュール、すなわち、削除生成モジュ
ールを備えている。上記の「削除」と「ポインタ」とい
う用語は、ここでは実質的に同義に用いられている。削
除信号は、ポインタ信号をもつエラーの存在を示してい
る信号である。従って、ポインタ信号は削除生成モジュ
ールに対する入力信号であり、一方、削除信号はECC
モジュールに対する出力信号である。最後に、読出しデ
ータ・フロー回路から受け取った訂正されたデータは、
データ・バッファ13に渡され、次にホスト・インタフ
ェース14に渡される。読出しプロセスは、マイクロプ
ロセッサ15の監視の下で実行される。
【0012】図2は、読出しデータ・フロー回路12の
詳細図である。上記したように、データは、18本のト
ラックから受け取られ、バス17を介して同期回路16
に渡される。増幅器/読出し検出回路11に生成された
アナログ・ポインタ(APTR)は、いずれも、データ
と多重化され、そのデータと共に同期回路16に渡され
る。回路11も、トラック毎に1個の割合で、18個の
クロック・パルスを生成し、これらのクロックは、バス
18を介して、同期回路16に送られる。
【0013】同期回路16の主要な機能の一つは、トラ
ックの各々の上にある開始マークを走査することである
。即ち、何らかの特別なデータ・パターンが、書式化さ
れたデータ・ブロックの始めを示すのである。そのよう
なマークは、例えば、背中合わせに接した2個の再同期
フレームであるかもしれない。1個のフレームは、個々
のバイトがバイト境界から始まるトラックの各々からの
データの1バイトを意味する。例えば、フレーム1には
、18本のトラックの各々から受け取られるバイト1の
データが含まれる。同期回路は、同期を失ったトラック
を再同期化する機能をも実行する。再同期フレームは、
ホストに戻されるデータを表さない特別なビット・パタ
ーンを意味するが、むしろ、トラックが同期化される間
に、データ上に定期的に発生するマーカーである。 或る特定の実施例では、再同期フレームは、72個のフ
レーム毎に1回の割合で、書き込まれる。
【0014】再同期回路は、再同期ポインタ(RSPT
R)も生成する。再同期ポインタは、再同期フレームに
エラーがある時は常に生成される。
【0015】デスキュー・バッファ19は、出力がバイ
ト境界上にあるように、個々のトラックから受け取られ
るデータを整列させる機能を実行する。このデータは、
無効なデータ・コードを検査するために、デモデュレー
タ20に渡される。この時、データが特定の実施例にお
いてテープに書き込まれる際、このデータは、9ビット
の記号が8ビット・データ毎に書き込まれる特別な記号
化された書式によって書き込まれることに注意されたい
。9ビットの記号は、デモデュレータによって、その記
号によって表される8個のデータ・ビットに変換されな
くてはならない。仮に、記号を検査する際、デモデュレ
ータが既に読み出されているデータに無効ビット状態が
存在することを確認したら、デモデュレータ・ポインタ
(DPTR)が生成される。そのようなポインタは、例
えば、記号を生成するための規則でゼロ・ビットは3個
しか連続して書き込むことができないと定めてある場合
は、9ビット記号内の連続した4個のゼロ・ビット・デ
ータの結果であるかもしれない。このようなデモデュレ
ータのエラーが発生した場合には、データにエラーが存
在することは確かである。これは、データは正しく読み
出されるが、そのデータにエラーが存在するかもしれな
いので、検査を要する、上述したアナログ・エラー(A
ポインタ、またはAPTR)とは異なる。デモデュレー
タ・ポインタ(Dポインタ、またはDPTR)の場合、
このポインタは、明らかにエラーが存在するデータに対
するものであり、ECCモジュールによって訂正されな
くてはならない。デモデュレータ20から受け取られる
データは、データ再オーダ/遅延バッファ21に送られ
、そこから、ECCモジュール22に送られる。遅延バ
ッファ21の機能は、後述する諸目的のため、ポインタ
信号を2個または3個のフレーム期間に「引き延ばす」
ことを可能にすることである。データを再オーダする目
的は、データが1種類以上のエラー訂正モジュールに送
られ、そのモジュールのうちの少なくとも一つが当該デ
ータに特定のオーダを必要とする、特定の実行を行うこ
とである。例えば、適応相互パリティ(AXP)エラー
訂正コード・モジュールとリード・ソロモン(Reed
  Solomon)・エラー訂正コード・モジュール
を備えている製品は、いずれかのECCコードを用いて
書き込まれたテープを読み出すことが可能である。その
ような実施の場合、この二つのモジュール用のデータを
処理するのに必要な回路の数を最小限にするために、デ
ータ再オーダ処理が回路21において実行される。
【0016】モジュール22から受け取った訂正された
データは、バス23を介し、図1に示されるデータ・バ
ッファ13に送られる。ECCモジュール22は、実際
のエラーが検出、訂正されると、ポインタ信号も生成す
る。コード・ポインタ(CPTR)と呼ばれる、このポ
インタは、ライン24を介し、削除ジェネレータ/再同
期要求回路モジュール25に渡される。ECCモジュー
ル22によって処理されている最中のロケーション値は
、ライン26を介し、削除ジェネレータ・モジュール2
5に送られる。削除ジェネレータ・モジュールに対する
他の入力データは、デモデュレータ・ポインタ(DPT
R)信号27、APTR信号28、及びRSポインタ信
号29を有する。
【0017】モジュール25に入力されるコード・ポイ
ンタが同一のトラック上で大量のエラーがフレーム毎に
次々と発生していることを示す場合、削除モジュール2
5は当該トラックがおそらく同期を失っているために「
デッドトラック状態」に陥っていることを伝える信号を
生成する。この信号は、デッドトラック回路30に送ら
れ、次に、同期回路16に送られる。このように、同期
回路は、その特定のトラック上の再同期フレームを捜し
、同期を再獲得するように警告される。
【0018】読出しプロセス全体は、マイクロプロセッ
サ32の制御下に置かれる読出しプロセス・コントロー
ラ31の制御の下で実行される。
【0019】いずれのエラー訂正処理においても、一度
に所定の数のエラーしか訂正できない。特定の製品に利
用される18トラック書式では、そのうちの14本のト
ラックがデータ・トラックで、残りの4本のトラックは
エラー回復に使用される冗長トラックである。仮にこの
4本のトラックにエラーが存在し、エラーのあるトラッ
クすべてが指示されたならば、エラー訂正回路22は4
本のトラック全てのエラーを訂正することが可能である
。仮にエラーが指示されていないならば、エラー訂正コ
ード回路22は2個のトラック上のエラーだけを訂正で
きる。エラー訂正機能が限界を超えた場合は、マルチト
ラック・エラー信号が削除ジェネレータ・モジュール2
5によって生成され、ライン36を介し読出しプロセス
・コントローラ31に送られる。これは、マイクロプロ
セッサ15が、障害領域の通過を成功させるために変更
したさまざまなパラメータを利用し、データを再度読み
出すために、特殊化した手順セットを実行する際に用い
るエラー回復手順(ERP)の設定を合図するものであ
る。すなわち、マルチトラック・エラー状態が存在して
も、データの読み出しを成功させようとする試みが実行
される。この発明は、特にエラー回復プロセスに関して
いるわけではないので、エラー回復プロセスについては
詳述されていないが、この発明は、さまざまなパラメー
タをプログラム化して、感受できるエラー回復手順のメ
ニューを拡張するのを可能にする。最後に、削除ジェネ
レータ・モジュール25がECCモジュール22に送ら
れる出力信号34を生成することに注意されたい。ライ
ン34上の信号は、エラーが存在するかもしれない特定
データのポインタであり、ECCモジュールに警告する
ライン34上の信号を潜在的エラーの位置にまで高め、
さらに、それがアナログ・ポインタの場合の潜在的エラ
ーであるが、Dポインタ、Cポインタ、あるいはRSポ
インタの場合、このエラーは、実エラー、または拡張エ
ラーであることに注意されたい。。
【0020】図3は、削除ジェネレータ/再同期要求回
路25に対応付けられる入出力信号を示している。ロケ
ーション値(LOCVAL)は、ECCモジュール22
から受け取られる8ビット信号である。この入力は、そ
の時点においてECCモジュールによって作動されてい
る特定のデータ・バイトに対して、トラックの識別を提
供するものである。アナログ・ポインタ、デモデュレー
タ・ポインタ、コード・ポインタ、および、再同期ポイ
ンタは、図2に関連してすでに説明されている信号であ
る。再同期フレーム・インジケータ(RS  FRAM
E  IND)信号は、同期回路が再同期フレームを感
知するたびに定期的に設定されるビットである。或る特
定の実施では、これらの特殊な記号のうちの一つは、各
トラック上に72個のフレーム毎に発生する。その結果
、再同期フレーム・インジケータ・フラグは、72個の
フレーム毎に1回の割合で、特定のトラックに対して立
ち上げられる。再同期判定イネーブル(RS  DEC
ISION  ENABLE)信号は、その特定のトラ
ックが非常に多くのエラーをもっているために再同期化
する必要があるか否かについて判定する必要がある時点
で、72番目のフレームよりも少し前に、立ち上げられ
るビットである。再同期判定イネーブル・フラグは、例
えば、54番目のフレーム上に立ち上げられると、同期
回路が同期フレームを探すのを可能にする。或る特定の
実施では、再同期判定イネーブル信号、再同期フレーム
・インジケータ信号、エラー回復ビット(ERP  B
ITS)信号は、リセット(RESET)信号、記録時
再生(READ  WHILE  WRITE)信号、
逆読み(READ  BACKWARDS)信号、及び
クロック(CLOCK)信号と共に、すべて図2に示さ
れた読出しプロセス・コントローラ31から受け取られ
るかもしれない。
【0021】削除ジェネレータ25から発信された出力
信号には、ライン34を介してECC回路22に送られ
る削除(ERASURE)信号、特定トラックをデッド
・トラック状態にするために、ライン35を介して送ら
れる再同期要求(RESYNC  REQUEST)信
号、さらに、ライン36を介して読出しプロセス・コン
トローラ31に送られるマルチトラック・エラー(MU
LTITRACK  ERROR)信号が含まれる。
【0022】図4は、削除ジェネレータ・モジュール2
5の中に含まれる要素が示されている。ポインタ遅延回
路40は、上述したように、Aポインタ、Dポインタ、
およびRSポインタを受け取る。ポインタ遅延回路の機
能は、これらのポインタを2個または3個のフレーム期
間にわたって前記ポインタを引き延ばすため、前記ポイ
ンタに対してフレーム遅延を生成することである。ポイ
ンタ遅延回路の出力には、3個のフレーム期間にわたっ
て引き延ばされたAポインタ、Dポインタ,RSポイン
タ及びライン27上に入力された初期Dポインタよりも
2個後ろにあるDポインタ信号(DPTR2)が含まれ
る。これらのポインタ信号は、ポインタ制御PLA41
に入力される。コード・ポインタも、ライン24を介し
てプログラム可能論理アレイ(PLA41)に入力され
る。PLA41は、添付のフローチャートに示されるポ
インタ制御論理を実行する。PLA41から発信される
出力信号は、計算回路42に送られ、ポインタ・レジス
タ・アレイ43の中に送られる。特殊なしきい値論理回
路44、置換論理回路45、及び回転式制御論理回路4
6は、ポインタ・レジスタ・アレイから供給された出力
を受け取り、信号をPLA41に戻す。削除ジェネレー
タの出力の各々、即ち、ライン34上の再同期要求(R
S  REQ)信号、ライン35上の削除(ERASU
RE)ポインタ信号、及びライン36上のマルチトラッ
ク・エラー(MULTI−TRACKERROR)信号
については、既に説明されている。遅延ポインタ・イネ
ーブル(DPE)信号は、2個又は3個のフレームにわ
たってポインタ信号を引き延ばすために用いられるPL
A41の出力信号である。後述されるように、これは、
性能を改善するために実行される。
【0023】ポインタ・レジスタ・アレイ43は、図5
に詳細に図示されている。レジスタの各々は、ライン5
0を介して計算回路から入力を受け取り、ライン51上
に出力を供給して計算回路42に戻す。制御ビットも、
これらのレジスタに設定され、ポインタ制御PLA41
に戻されるだけではなく、しきい値論理、置換論理、回
転制御論理に送られる。これらのレジスタの操作方法に
ついては、ポインタ制御手順を考察した後に、さらに詳
細に説明されるであろう。ただし、基本的には、回路は
、受け取られた第一ポインタ、例えば、特定のロケーシ
ョン値に関連するAポインタ、すなわち、レジスタ1に
おけるトラックを含むように設計される。第二のエラー
が検出された時、前記ポインタが依然としてアクティブ
な状態であるならば、当該トラック識別名と共に、第二
ポインタが、レジスタ2に配置されるが、このトラック
から読み出されたデータが再度考察されている時は、レ
ジスタ1の中に回転させられるであろう。第三ポインタ
(削除)が受け取られ、最初の2個のポインタが依然ア
クティブである場合は、第三ポインタはレジスタ3に入
り、最後は、第四ポインタがレジスタ4に入るであろう
。再度、レジスタ類は、レジスタ1が常に考察中のトラ
ックのポインタを含んでいるように回転させられる。 ここに記述されている実行には、4個のレジスタだけが
必要とされるが、というのも、この特別な実施例に提供
された冗長度の範囲は、18個のトラックのうちの4個
である。このシステムに追加冗長度が組み込まれた場合
には、追加ポインタに関連する情報を格納するための追
加レジスタが必要となるであろう。
【0024】これらのレジスタは、上記の4種類のポイ
ンタのうちの一つの結果として設定され得ることに注意
されたい。すなわち、レジスタは、アナログ・ポインタ
、コード・ポインタ、デモデュレータ・ポインタ、ある
いは、再同期ポインタを表示するように設定される。 さらに、ポインタは、トラックが処理される順にこれら
のレジスタの中に格納されることにも注意されたい。従
って、仮に、トラック1にエラーが存在していたら、そ
のポインタはレジスタ1に配置される。後続のトラック
、例えば、トラック5のポインタはレジスタ2に保持さ
れ、次のトラック、例えば、トラック16のポインタは
レジスタ3に保持され、レジスタ4には、ポインタ、例
えばトラック17のポインタが保持される。この実施で
提供される回転処理では、トラック1の考察中のフレー
ム用のデータが一旦処理されると、トラック1に対応す
るレジスタ1に保持されているポインタ情報がレジスタ
1に移動させられ、他のトラックは各々レジスタ1個分
だけ上方に移動させられる。その結果、現時点において
処理中のトラックのポインタは常にレジスタ1に配置さ
れる。すなわち、トラック16が処理中ならば、当該ト
ラックのポインタはレジスタ1に保持されるであろう。 一旦処理されると、このポインタはレジスタ4に戻され
る。現時点でアクティブ(active)なポインタが
1個しか存在しない場合は、前記ポインタがレジスタ1
に保持されていることは明白である。この回転式レジス
タ技術を利用し、必要に応じてレジスタを追加、または
削除すれば、特定の時期に処理中のポインタが4個未満
であっても、常に配置されている所定の数のレジスタの
トラックを保持するためのオーバヘッドは除去すること
ができる。この回転式レジスタ技術では、エラーが一つ
しか存在しない場合は、レジスタは1個だけ使用されて
いるので、他のオーバヘッドは必要ではない。アクティ
ブなポインタが2個存在する場合は、2個のレジスタだ
けが使用され、一つのトラックが処理を完了するたびに
レジスタの内容を回転させることにより、レジスタ1に
は、常にエラーが存在すると知られる次のトラックのポ
インタが含まれている。同様に、アクティブなポインタ
が3個存在するならば、レジスタは3個だけが使用され
ている。このように、レジスタの拡張と引締めは、この
システムの必要性に応じて実行され、オーバヘッドを最
小限に抑えている。
【0025】上述したように、削除機能は、トラックが
或る期間においてエラーの無い場合にポインタを削除す
るために提供される。プログラム可能なその一定期間が
経過すると、当該ポインタのレジスタは、そのポインタ
が必要とされないので、レジスタのグループから削除さ
れる。
【0026】下記の手順に詳述されるように、ポインタ
は、一旦設定されると、或る一定期間は置き換えること
ができず、一定期間が過ぎた後、自動的に削除される。 ただし、ポインタを置換できる可能性がある場合は、こ
れらの二つの期間の間に、期間をもう一つ追加すること
ができる。このような置換される候補のポインタが選択
され、さらに、自動的に置き換えられる前に最小限の残
り時間があるか否かを基準に、置き換えられる。例えば
、5番目のトラック上にエラーが発生したら、置換候補
のポインタが利用されるが、5番目のトラック上にエラ
ーが発生して、4個のポインタのいずれも、レジスタが
置換され得るしきい値以下に下がらなかったら、5番目
のトラック上のエラーは、図4に示されたポインタ遅延
回路40を経由して2個のフレームに至るまでに、格納
される。レジスタの一つがこれらの二つのフレームに存
在する間に置換しきい値以下に下がった場合は、当該レ
ジスタは5番目のトラックを指示するエラーによって置
き換えられる。
【0027】ポインタ落とし用しきい値はプログラム可
能である。すなわち、しきい値は、エラー回復手順を実
行中にさまざまな条件の下で変更できるように、マイク
ロコードの制御の下にある。
【0028】生データにエラーが存在するか否かを検査
する際に、従来の評価基準の一つに、その特別なトラッ
ク上に以前発生したエラーが存在するか否かがある。以
前に発生したエラーは、しばしば現時点において検査中
の生データにもエラーが存在するであろうことを示唆し
ている。しかしながら、エラーを生じさせる多くの条件
が存在し、さまざまな種類のエラーが発生する。例えば
、エラーは長さが短くても、或る間隔をもって所々で繰
り返されることがある。あるいは、エラーは1本以上の
トラックを超える程の幅をもつこともある。特定のヘッ
ド、媒体、またはチャネル・システムのためのポインタ
・オフ(POFF)カウンタを最適化するために、本発
明はプログラム可能なPOFFカウントを提供している
。エラーが検出されると、レジスタのカウントは、最適
値に従って初期化される。プログラム化されたポインタ
・パラメータの別な例として、「ポインタを落とすため
の」しきい値がある。これらのパラメータは、ポインタ
の質を指定するためのものである。即ち、この特定のト
ラックを潜在的にエラーがあると指摘するのを継続する
ことが必要である。つまり、ポインタ・オフ変数が終了
するまで、通常、ポインタが留まっている間に、多くの
エラーが指示され、エラーの存在するトラックの数が4
本を超える場合が幾度かある、という考えである。その
時点では、ポインタの質がどのようなものであるか、即
ち、そのポインタはエラーが存在するであろうトラック
を実際に指示しているか、あるいは、エラーの存在の確
率がより高いトラックを指示するためのポインタ空間を
完全に空けるためにポインタは落とせるか、を知ること
が望ましい。ポインタが必要とされていない複数のエラ
ー条件の下で、ポインタを落とすことが重要である。 というのは、エラー訂正コードの機能は、4個の削除に
限定されているからである。
【0029】図6は、各クロック・サイクル時のステッ
プ59で入力されるポインタ制御プロセスを示している
。再度、このプロセスは、適切な削除インジケータを提
供するためにPLA41で実行される。上述したように
、同期回路は、書式化されたデータを識別する特別なマ
ークを探す。その特別なマークがステップ60で感知さ
れると、新しいブロックの書式化されたデータが読み出
される。その時点で、図5に示されたすべてのポインタ
・レジスタが、ステップ61でゼロにリセットされ、次
のクロック・サイクルを待つためにステップ59に復帰
する。次のクロック・サイクルでは、遅延ポインタ・イ
ネーブル信号が、ステップ62でゼロに設定され、現行
フレームがステップ63では再同期フレームであるか否
かの判定が実行される。仮に現行フレームが再同期フレ
ームであるならば、再同期フレーム処理手順が実行され
、一方、そうでない場合は、システムが記録時再生モー
ドにあるか否かを判定するために、ステップ64に分岐
する。記録時再生処理が実行中でない場合、読出し専用
フレーム処理手順が実行される。記録時再生モードが選
択されている場合は、マルチトラック・エラーがステッ
プ65で感知されたか否かを判定するために、チェック
が実行される。感知されている場合ば、ステップ66に
おいて、マルチトラック・エラー・ビットが設定される
。次に、プログラムは記録時再生データ・フレーム処理
手順へ分岐する。
【0030】この特定の実施において、各トラック上の
72個のフレーム毎に1度の割合で、再同期フレームが
発生する。このフレームが現在処理されているならば、
プログラムはステップ63から図7に示されたステップ
70に分岐する。ステップ70では、現行トラックID
,すなわち、ロケーション値(LOCVAL)が、レジ
スタ1に配置されたポインタ(PLOC)のトラックI
Dと比較される。比較した結果、一致しない場合は、現
時点で考察中のトラックにはポインタが無いのである。 次のクロック・サイクルを待つために、プログラムは、
図6のステップ59に戻るよう分岐する。しかしながら
、現行トラックのために立ち上げられたポインタが存在
したならば、ステップ71において、プログラムは、再
同期要求が当該トラックに対して発行されたかどうか、
照会する。トラックを再同期する必要がない場合は、レ
ジスタが回転させられ、図6のステップ59に復帰する
。ただし、トラックを再同期する必要がある場合、即ち
、トラックが「デッドトラックされた」状態にあるなら
ば、再同期ポインタが立ち上げられたか否かを確認する
ため、プログラムはステップ72に分岐する。 再同期ポインタがすでに立ち上げられていたら、これは
、再同期フレームを読み出す処理に問題があることを示
唆している。このような場合、現時点で考察中の特定の
再同期フレーム上のトラックを再同期することは不可能
であろう。従って、ポインタは維持されるので、レジス
タを回転し、ステップ59に復帰するように、プログラ
ムは分岐する。再同期ポインタが立ち上げられていなか
ったら、再同期フレームは、トラックが再度同期化され
る場合、正確に読み出され、ステップ73で再同期要求
ビットはゼロに設定され、ステップ74でレジスタは回
転させられ、さらに、プログラムはステップ59に復帰
する。
【0031】図6を参照するとき、プロセスが記録時再
生モードにあるか否かを確認するために、ステップ63
で分岐すると仮定する。このモードでは、書込み処理中
、書き込まれたばかりのデータは、適切に書き込まれた
か否かを判定するために、直ちに読み戻される。従って
、記録時再生処理は、書き込まれたばかりのデータを読
み出す処理である。仮にこのタイプの処理が起きつつあ
ったら、ステップ64において、プログラムはマルチト
ラック書込みエラーが検出されたか否かを判定するステ
ップ65に分岐する。マルチトラック・エラー信号は、
エラーが存在しそうなトラック数の規格を超えたときは
常に、立ち上げられる。読出し処理の場合、上述したよ
うに、いずれかの時点でエラーが存在するトラックが4
本以下しか無い限り、エラーを訂正することは可能であ
る。記録時再生処理の場合、エラーが存在するトラック
が2個以下しか無いときは、プロセスを停止し戻って、
当該データを再書込みするので、この規格の適用は2個
のトラックまで下がる。データが検索されている最中で
、再書込みできない後続の読出し専用処理においてでき
る限り多くのエラーを訂正する機能を提供するために、
データ書込みができる限り正確であることが望ましい。 従って、マルチトラック書込み規格が限界を超えたら、
ステップ65において、プログラムはマルチトラック・
エラー・ビットを設定するステップ66に分岐する。そ
の後、プログラムは、図8に示された記録時再生データ
・フレーム手順に分岐する。
【0032】図8では、第一の判定は、エラー訂正コー
ド・モジュールによる考察中のトラックの識別名である
ロケーション値が、すでに指示されているか否かである
。そうであるならば、レジスタ1のポインタ値はロケー
ション値に等しく、プログラムはステップ76に分岐す
る。ステップ76において、コード・ポインタが当該ト
ラックに対して立ち上げられていること、あるいは、ス
テップ77において、再同期要求が当該トラックに対し
て発行されていることが判った場合には、いずれおいて
も、プログラムはステップ78に分岐する。ステップ7
8において、ポインタ・オフ値(POFF)は、その値
をレジスタ1の適切な場所に配置することによって、記
録時再生処理を実行するために初期値(CNTW)に初
期設定される。さらに、ポインタ長レジスタ(PLEN
)のカウントは、レジスタ1では1増分され、再同期要
求ビットの値は、現行値がいくつであっても、継続され
る。
【0033】記録時再生処理のためにステップ78で設
定されたポインタ・オフ変数はプログラム可能であり、
すなわち、この変数はマイクロコードの制御下にある。 図2に示された読出し処理コントローラ31には、マイ
クロプロセッサ15によって設定されるプログラム可能
な制御レジスタが搭載されている。これらのレジスタの
CNTW値は、削除ジェネレータPLA41に転送され
、そこから、この値はポインタ・レジスタ・アレイ43
に設定される。従って、記録時再生処理が入力され、コ
ード・ポインタが当該フレームに対して設定されるたび
に、ポインタ・オフ・カウントが再度初期設定される。 つまり、実エラーがエラー訂正コード・モジュールにお
いて検出、訂正されていたのである。当該フレーム上に
実エラーが存在していたので、ポインタ・オフ変数は初
期値に設定され、ポインタ長カウントは1増分される。 ポインタ長カウント(PLEN)は、現時点で考察中の
トラックの質を計る尺度である。この値は、コード・エ
ラーが特定フレームに存在する(あるいは、再同期信号
が存在する)たびに、ゼロに初期設定され、次に増分さ
れるが、以下に記述するように、これらのエラーがステ
ップ83に示されたように存在しない場合は、減分され
る。
【0034】次に、ステップ79では、さまざまな制御
ビットが設定される。即ち、アクティブなポインタが1
個あるので、アクティブ・ビットは1に設定される。コ
ード・ポインタも1個あるので、コードまたはデモデュ
レータ・ポインタ・ビット・フラグ(CODEM)も1
に設定され、しきい値ビットは二つともゼロに設定され
る。これらのしきい値ビットの重要性については、読出
しモードに関連して後述される。
【0035】ステップ76と77に戻って、コード・ポ
インタと再同期要求ビットの両方が設定されていなかっ
た場合、ポインタ・オフ・カウント(POFF)がゼロ
に等しいか否かを判定するため、プログラムはステップ
80に分岐すると仮定する。ゼロに等しいならば、最後
のエラーがトラック上で観察されて以来、エラーの無い
フレームのCNTW数が、ポインタを落とせるように読
み出されてきたことを意味する。その結果、レジスタ1
のすべてのビットが、ステップ81でゼロにリセットさ
れ、プログラムはステップ82で回転式レジスタ・ルー
チンを呼び出すために分岐する。この時点で、後述の図
15において明らかになるように、このトラックのポイ
ンタが落とされる。
【0036】ステップ80において、ポインタ・オフ・
レジスタのカウントがまだゼロでないなら、PLENレ
ジスタのカウントと同様に、プログラムは、ポインタ・
オフ・カウントが1減分されるステップ83に分岐する
。その後、プログラムは、上記の処理を実行するため、
ステップ79に分岐する。ステップ84において、PL
A41は、プロセスが現時点で再同期判定フレームにあ
るか否かを判定する。上述したように、特定の実施では
、それはフレーム54であるかもしれない。判定によっ
てプログラムがフレーム54に存在しないときは、デコ
ーダ22のポインタを使用可能にするため、プログラム
は、信号がライン34上で立ち上げられるステップ85
に分岐する。ステップ84において、プロセスが判定フ
レーム、すなわち、フレーム54を処理中であるという
判定が下されたら、ステップ86では、PLENカウン
トが再同期しきい値よりも大きいか否かが判定されなく
てはならない。そのカウントが再同期しきい値よりも大
きいならば、それは、トラックが同期されていないかも
しれないことを示すエラーがトラック上に多く存在し過
ぎることを意味する。そのような場合、ステップ87に
おいて、再同期要求ビットが設定される。再度、PLE
Nカウンタの値は処理されている最中のトラックの質を
表している。そのカウントは、コード・ポインタ信号が
当該トラックからフレーム上に発信されるたびに、増分
され、また、コード・ポインタ信号が発信されない時は
減分される。
【0037】ステップ75に戻って考察すると、トラッ
クのためにポインタが確立されていない場合は、ステッ
プ88において、コード・ポインタが現時点で存在する
か否かの判定が実行される。コード・ポインタが存在し
ない場合は、トラックは過去において良好であり、また
今でも良好であるので、プログラムは図6のステップ5
9に復帰するというような状況である。しかしながら、
コード・ポインタが立ち上げられている場合は、PLA
41は、ステップ88において、以前エラーが無かった
トラックに現時点ではエラーがあると判定するので、新
しいレジスタがアクティブにされなくてはならない。記
録時再生処理においては、一度に扱えるポインタの最大
数は2個である。従って、ステップ89の第一の問い合
わせは、レジスタ2がすでにアクティブであるか否かで
ある。レジスタ2のアクティブなビットが設定されると
、2個のポインタがすでに存在する。そのような場合、
ステップ90において、レジスタ4のアクティブなビッ
トが設定されているかどうか、問い合わせがなされる。 設定されているならば、もはや何の処理も実行されず、
プログラムはステップ59に復帰すべく、分岐する。し
かしながら、レジスタ2のアクティブなビットが設定さ
れていなかったり、あるいは、4個のレジスタすべてが
アクティブなビットを含んでいなかった場合は、次のレ
ジスタ、レジスタ1、2、3、4、のいずれかが、考察
中のトラックのアクティブなポインタを受け取る。従っ
て、ステップ91では、ポインタ・オフ変数は記録時再
生処理のために初期設定カウントに設定され、PLEN
レジスタは1に設定され、ポインタ・ロケーション値は
ロケーション値に設定され、ACTIVE(アクティブ
)ビットとCODEM(コード・ポインタ制御)ビット
も両方とも1に設定され、更に、しきい値ビットは、R
ESYNC  REQUEST、即ち、RSREQ,(
再同期要求)ビットと共にすべてゼロに設定される。そ
の後、ポインタは、ステップ85でデコーダに対して使
用可能となり、レジスタ類はステップ82で回転され、
最後にプログラムはステップ59に復帰する。
【0038】アクティブなポインタの数が記録時再生処
理では2個に限定されていたとしても、エラーが存在す
る他のフレームに関する情報を格納するために、レジス
タ3と4は使用可能(アクティブ)となるので、その情
報がエラー回復処理に使用できるようになることに注意
されたい。
【0039】図6のステップ64において、プログラム
が読出し処理に分岐したら、読出し専用処理が図9のス
テップ100で開始する。第一ステップは、エラー訂正
コード・モジュールによって処理されている最中のトラ
ックに対して、現時点でアクティブなポインタが存在す
るか否かを判定することである。その初期判定が「はい
」であるならば、PLOC値はLOCVALに等しくな
るであろう。次に、第一の問い合わせは、ステップ10
1において、コード・ポインタが立ち上げられたか否か
である。立ち上げられた場合は、ステップ102におい
て、コード・ポインタ制御ビット(CODEM)が設定
され、レジスタ1のPLEN部分のPLENカウントは
1増分される。ステップ103では、レジスタ1のポイ
ンタ・オフ部分のカウントは、読出し処理を実行するた
めに適切なカウント値(CNTR)に初期設定される。 更に、その値はプログラム可能であり、マイクロプロセ
ッサ15の制御下に置かれる。ポインタ落とし用しきい
値ビットは、ステップ104でゼロに設定され、プログ
ラムは図10のステップ105で分岐する。ステップ1
05では、現行フレーム、即ち、フレーム54が再同期
判定フレームであるか否かが判定される。再同期フレー
ムでない場合は、再同期ビットが、ステップ106にお
いて、現行の状態で継続され、ステップ107で、ライ
ン34上のエラー訂正コード・モジュールに、エラーが
現行トラック上に存在し続けることを示すために、ポイ
ンタがこのモジュールに対して使用可能になる。次に、
回転式レジスタ手順がステップ108で呼び出され、プ
ログラムはステップ59に復帰する。ステップ105に
おいて、再同期判定フレームが現時点で処理されている
最中であると判定されたならば、ステップ109におい
て、PLA41は、エラー回復手順が現時点で実行中で
あるか否か、特に、テープ上に書き込まれているデータ
を確認しようとして、レコードが読み戻されているか否
か、を判定するであろう。読み戻し処理が実行中である
ならば、再同期要求フラグはステップ110で現時点の
状態のままであり、ポインタ信号はステップ107で使
用可能の状態を継続し、さらに、回転式レジスタ・ルー
チンは呼び出され、プログラムはステップ59に復帰す
る。ステップ109で、読み戻し処理が無かったら、ス
テップ110で、エラー回復手順によってデッド・トラ
ック状態が禁止されていたか否かが判定される。 禁止されていない場合は、レジスタのPLEN部分のカ
ウントが再同期しきい値を越えているか否か、問い合わ
せがなされる。越えている場合は、当該トラック上に存
在するエラーが多過ぎ、デッドトラック状態が存在する
はずである。そのような場合、再同期要求フラグがステ
ップ112で立ち上げられ、上述したように、プロセス
は継続する。
【0040】図9のステップ101に戻って考察すると
き、ステップ101で考察中のフレームに対してコード
・ポインタは存在しないと仮定する。そのような場合、
ステップ120で、Dポインタが立ち上げられたか否か
が判定される。Dポインタが存在するならば、ステップ
102でプログラムは分岐し、プロセスは上述したよう
に継続する。CポインタもDポインタも存在しない場合
は、ステップ121で、Aポインタは存在するかどうか
、問い合わせがなされる。存在する場合は、PLENレ
ジスタのカウントは、ステップ122で1減分される。 考察中のフレームに対してCまたはDポインタが存在す
るならば、そのフレームに実エラーが存在し、PLEN
カウンタはステップ102で示されたように増分される
。ただし、アナログ・ポインタが存在する場合は、PL
ENカウンタは、ステップ122で示されたように、減
分される。これは、Aポインタは常に実エラーを指示し
ているわけではないからである。偶然、実エラーが存在
するような場合は、エラーが訂正される際にコード・ポ
インタが立ち上げられるであろう。ポインタ・オフ・カ
ウント(POFF)はステップ103で示されたように
再初期設定され、プロセスは上述したように継続する。
【0041】ステップ121でAポインタが存在しなか
った場合は、考察中のフレームのトラックがアクティブ
なポインタをもっていなくても、そのフレームに対して
アクティブなポインタが無いことを意味する。この場合
、プログラムは、エラー回復手順がポインタを落とすの
を禁止していたか否かを問い合わせるために、ステップ
123に分岐する。禁止していなかった場合は、ステッ
プ124で、再同期要求フラグが設定されているかどう
か、問い合わせがなされる。設定されていなかった場合
は、ステップ125で、ポインタ・オフ・レジスタのカ
ウントがゼロに等しいかどうか、問い合わせがなされる
。等しい場合は、ステップ126でレジスタのすべての
ビットがゼロに設定され、ポインタが落とされる。これ
は、ステップ108において、回転式レジスタ・ルーチ
ンを実行中に起きる。しかしながら、エラー回復手順が
ポインタを落とすのを禁止していたら、あるいは、再同
期要求フラグが設定されていたら、あるいは、POFF
(ポインタ・オフ)レジスタのカウントがゼロに等しく
なかったら、POFFレジスタが1減分されるステップ
127にプログラムは分岐し、PLENレジスタのカウ
ントは1減分し、さらに、アクティブなビットは継続さ
れる。再同期要求フラグが立ち上げられていたら、プロ
グラムは、上述したように、処理を継続するステップ1
28に分岐する。再同期要求フラグが立ち上げれていな
かったら、プログラムは、ポインタ・オフ・レジスタの
カウントが第一のポインタ落とし用しきい値(THRD
1)よりも小さいか否かを判定するため、図10のステ
ップ129に分岐する。小さくない場合は、しきい値1
のビット(THRD1)はステップ130においてゼロ
に設定され、ステップ131では、POFFレジスタの
カウントが第二のポインタ落とし用しきい値(DTHR
D2)よりも小さいか否かについて、判定がなされる。 小さくない場合は、しきい値2のビット(THRD2)
はステップ132でゼロに設定され、処理は上述したよ
うに継続する。ステップ129で、POFFレジスタの
カウントが第一のポインタ落とし用しきい値よりも小さ
いと判定されたら、CまたはDポインタが現時点で立ち
上げれているかどうか、問い合わせがなされる。いずれ
かのビットが立ち上げれているならば、しきい値1のビ
ットはゼロに等しく設定され、ステップ131では、ポ
インタ・オフ・レジスタのカウントが第二の落とすため
のしきい値よりも小さいかどうか、問い合わせがなされ
る。小さい場合は、しきい値2のビットが1に等しく設
定され、処理は上述したように継続する。
【0042】この部分の手順では、減分されたPOFF
カウントがポインタ落とし用しきい値よりも小さいか否
かが判定される。小さくない場合は、ポインタを落とす
ことはできない。ただし、ポインタ・オフ・レジスタの
カウントが2個のポインタ落とし用しきい値の一つより
も下がったら、ポインタは無効ポインタとなり、落とさ
れる対象となる。ポインタの数が、許容される最大数、
すなわち、4個を超えると、ポインタは落とされる。
【0043】ポインタを設定したエラーがコードまたは
デモデュレータ・ポインタの結果であったならば、しき
い値1のビットが設定される。ポインタがアナログ・ポ
インタの結果であったならば、ポインタ・オフ・レジス
タのカウントは、第二のしきい値ビットが設定される前
に、第二のポインタ落とし用しきい値よりも小さくてな
くてはならない。この手順は、CまたはDポインタの結
果である無効なポインタよりも、むしろ、アナログ・ポ
インタの結果である無効ポインタを落とす選好を示す。 この選好は、アナログ・ポインタは偽であるかもしれな
いが、コードまたはデモデュレータ・ポインタが実エラ
ーを指示しているからである。従って、そのタイプのポ
インタ落とし用しきい値の場合、エラーの無いフレーム
の数がもっと少なくてはならない。
【0044】図9に戻って考察するとき、ステップ10
0において、現行トラックにアクティブなポインタが無
いと仮定する。そのような場合、プログラムは図11の
ステップ200に分岐し、レジスタ4が現時点でアクテ
ィブであるか否かが判定される。アクティブでない場合
は、ステップ201で、レジスタ3が現在アクティブか
否かが問い合わせられる。アクティブでない場合、ステ
ップ202で、コード・ポインタ信号が存在するか、問
い合わせがなされる。存在しない場合は、ステップ20
3で、エラ回復手順が外部ポインタ、すなわち、Aポイ
ンタ、RSポインタ、および、SDポインタを禁止して
いたかどうか、問い合わせがなされる。これらのポイン
タが禁止されている場合は、エラー回復手順が継続する
ように、プログラムは図6のステップ59に復帰する。 外部ポインタが禁止されていなかった場合は、ステップ
204で、Dポインタ信号が現在存在するかどうか、問
い合わせがなされる。存在しない場合は、CODEMビ
ットがゼロに設定され、ステップ205で、Aポインタ
信号が現在存在するかどうか、問い合わせがなされる。 ステップ206で判定されたように、AポインタもRS
ポインタも存在しない場合は、エラーの無いトラック上
にエラーの無いフレームが存在し、プログラムは、さら
に処理を実行するために、図6のステップ59に復帰す
る。
【0045】ステップ204においてDポインタが存在
していた場合は、CODEMビットはステップ207に
おいて1に設定され、プログラムは図12のステップ2
08に分岐する。さらに、考察中のフレームに対してA
またはRSポインタのいずれかが存在するならば、プロ
グラムはステップ208に分岐する。この状況では、こ
の特定のトラックは以前はエラーが無かったが、現時点
では、エラーがあり、レジスタ3はアクティブではない
。従って、将来、次の使用可能なレジスタ、即ち、レジ
スタ1、2、または3のいずれかがアクティブになり、
そのレジスタのポインタ・オフ(POFF)部分が初期
設定され、PLEN部分は1に設定され、ポインタ・ロ
ケーション値現行トラックIDに等しく設定され、アク
ティブなビットが設定され、さまざまなしきい値フラグ
が初期設定されることになるでろう。ステップ209で
は、ポインタ信号はデコーダに対して使用可能となり、
ステップ210では、回転式レジスタ・ルーチンが呼び
出される。
【0046】ステップ201でレジスタ3がアクティブ
であることが判ったら、さらに、ステップ211で、コ
ード・ポインタが存在していたら、プログラムは、上述
したように手順を継続するためにステップ207に分岐
する。同様に、Dポインタが存在していたら、ステップ
212において判るように、手順は上述した通りに継続
するであろう。CポインタもDポインタも存在しない場
合は、CODEMビットはステップ213においてゼロ
に設定され、ステップ214と215において、Aポイ
ンタまたRSポインタが存在するか否かが判定される。 どちらのポインタも存在しないときは、状況は、エラー
の無いトラック上にエラーの無いフレームが存在し、プ
ログラムは、さらに処理を実行するために、図6のステ
ップ59に復帰する。これらのポインタのいずれかが存
在していたら、上述したように、新しいポインタを処理
するために、プログラムはステップ208に分岐する。
【0047】ステップ200においては、4個のレジス
タが現時点でアクティブであると判断されると、プログ
ラムは図12のステップ220に分岐する。ステップ2
20では、Dポインタがフレーム2個前で、アクティブ
でありかつ遅延されていたかどうか、問い合わせがなさ
れる。アクティブでなかった場合は、ステップ221で
Dポインタが現時点でアクティブであるか否かが判定さ
れる。アクティブでない場合は、プログラムはCODE
Mビットをゼロに設定するステップ222に分岐し、ス
テップ223で、エラー回復手順がポインタを落とす処
理を禁止していたか否かが判定される。仮に禁止してい
たら、プログラムはステップ59に復帰する。一方、禁
止していなかったら、Aポインタ信号がアクティブであ
るか、またはRSポインタがステップ224と225で
アクティブであるかどうか、問い合わせがなされる。こ
れらのポインタが両方ともアクティブでないなら、状況
は、エラーの無いフレームが存在し、さらに、4個のポ
インタが現時点でアクティブであるとしても、さらにポ
インタを追加する必要性はなく、プログラムは処理を進
めるためにステップ59に復帰する。しかしながら、D
ポインタ、Aポインタ、あるいは、RSポインタのいず
れかが、存在していたら、レジスタ毎に1個ある4個の
交換ビットは、すべて、ステップ226でゼロに設定さ
れ、プログラムは図13のステップ227に分岐する。
【0048】図4では、しきい値論理44と置換論理4
5は、ポインタ・レジスタ・アレイから入力を受け取り
、情報をポインタ制御PLA41に戻すものとして示さ
れている。
【0049】図13では、図4の論理回路で実行される
処理が図示されている。ステップ227では、レジスタ
1のポインタ・オフ・カウント(POFF)が4個のポ
インタ・レジスタに存在する4個のPOFFカウントの
うちの最低であるかどうか、問い合わせがなされる。最
小でない場合は、ステップ228で、レジスタ2のポイ
ンタ・オフ・カウントが最低であるか否かが判定される
。最低でない場合は、ステップ229で、レジスタ3の
ポインタ・オフ・カウントが最低であるか否かが判定さ
れる。最低でない場合は、プログラムは、しきい値1(
THRD1)ビットがレジスタ4に設定されているか否
かを判定するステップ230に分岐する。設定されてい
なかったら、プログラムは、しきい値2(THRD2)
ビットが設定されているか否かを判定するステップ23
1に分岐する。しきい値1ビットまたはしきい値2ビッ
トが設定されていたら、プログラムは、置換4(REP
LACE4)ビットが設定されるステップ232に分岐
し、さらに、レジスタ4に新しい値を設定するため、図
14のステップ233に分岐する。ここでおきている事
象は、レジスタ4の先のポインタが無効ポインタであり
、現時点で考察中のトラックに対して設定したばかりの
ポインタが確立されるであろうということである。そう
するためには、レジスタ4のポインタ・オフ(POFF
)部分が初期設定され、PLENレジスタがゼロに設定
され、現行のロケーション値がポインタ・ロケーション
に配置され、アクティブなビットが設定され、さまざま
なしきい値フラグがゼロに設定され、回転式レジスタ・
ルーチンがステップ234で呼び出されるであろう。
【0050】ステップ230と231において、ポイン
タ・オフ・カウントがその二つのしきい値の一つよりも
下がらなかったら、プログラムは、遅延ポインタ・イネ
ーブル・ビットが、復帰が実行される前に設定される図
14のステップ235に分岐する。遅延ポインタ・イネ
ーブル・ビットの目的は、4個のレジスタのポインタ・
オフ・カウントの一つが次の二つのフレームを実行中に
二つのしきい値の一つよりも下がったら、そのレジスタ
に新しいポインタが確立され、従って、マルチトラック
・エラー状態が回避できるように、プロセスの継続のた
め最大2個のフレームまでの新しいポインタを保持する
ことにある。
【0051】図12に戻って考察すると、ステップ22
0において、フレーム2個前(DPTR2)に起きたエ
ラーを示すDポインタ・ビットが設定されているか、問
い合わせがなされた。そのビットは、Dポインタが見つ
かった時に遅延ポインタ・イネーブル信号が存在してい
たら、設定される。そのような状況では、4個すべての
レジスタが、アクティブなポインタで占有されているか
否かが判定され、そのいずれもが無効ポインタでなく、
訂正が必要な実エラーに対するポインタは、マルチトラ
ック・エラー(MULTI−TRACK  ERROR
)・ビットが設定される前の2個のフレーム期間、保持
される。データ遅延・バッファが存在するので、ポイン
タ信号を最大2個のフレームまで遅延させ、さらに、エ
ラーが存在するデータ・バイトを指示するためECC回
路に削除信号を時刻通りに供給するのには、充分な時間
がある。この事象は、ステップ220において、DPT
R2の設定が見られ、プログラムがマルチトラック・エ
ラー・ビットを設定する図14のステップ236に分岐
する時に発生する。
【0052】図13のステップ227では、レジスタ1
のPOFFカウントが最低であるか否かが判定され、さ
らに、次にそのカウントがしきい値ビット1またはしき
い値ビット2を設定するのに充分低かったならば、プロ
グラムは、レジスタ1のポインタが置き換えられ得るこ
とを示すビットが設定されるステップ252に分岐する
。この後、ステップ233では、レジスタ1の値は、新
しいポインタに対して初期設定される。レジスタ2また
はレジスタ3のカウントが最低であった場合も、同様な
手順が実行される。このように、最低であった場合、こ
れらのレジスタのポインタは、POFFカウントがしき
い値レベル以下に下がると、置き換えられるであろう。
【0053】回転式制御論理46によって実行されるプ
ロセスは、図15に概要が示されている。説明したばか
りの手順が実行されている間、いくつかのステップにお
いて、回転式レジスタ・ルーチンが呼び出された。この
ルーチンに入る際、ステップ260で、処理中の現行ト
ラックに対してアクティブなポインタが存在するかとい
う第一の問い合わせがなされる。この答えが「はい」で
あるならば、ステップ261で、レジスタ4が現時点に
おいてアクティブであるか否かが判定される。一方、答
えが「いいえ」であるならば、ステップ262で、レジ
スタ3が現時点においてアクティブであるか否かが判定
される。アクティブでない場合、ステップ263でレジ
スタ2がアクティブであるか否かが判定される。アクテ
ィブでない場合は、レジスタ1が、ステップ264で示
されているように、先に記述した手順で計算された更新
済みの値を受け取る。この状況では、ポインタがあるト
ラックに現行フレームでエラーが存在し、そのポインタ
がレジスタ1に存在するので、レジスタ1のカウントは
更新される。ステップ263で、レジスタ2がアクティ
ブであったと判定されたら、レジスタ2の値は、レジス
タ1にシフトされ、レジスタ2の値は、説明したばかり
の手順で実行された計算、即ち、新しいポインタ・オフ
(POFF)カウント、新しいPLENカウント等に従
って、更新される。
【0054】同様に、レジスタ3がステップ262でア
クティブであることが判ったら、レジスタ3の値はレジ
スタ2にシフトされ、レジスタ2の値はレジスタ1にシ
フトされ、さらに、更新手順で計算された値はステップ
266でレジスタ3に配置される。最後に、ステップ2
61では、レジスタ4がアクティブであることが判った
ら、レジスタ類はシフトされ、ステップ274で示され
たように更新処理が起きる。
【0055】ステップ260において、現行トラックの
識別名がレジスタ1のポインタ位置に一致しないか否か
が判定されたら、新しいトラック・ポインタが必要であ
ることが判る。ステップ270では、レジスタ4が現時
点でアクティブであるか、問い合わせがなされる。アク
ティブでない場合は、プログラムは、レジスタ3がアク
ティブであるか否かを判定するステップ271に分岐す
る。アクティブである場合は、レジスタ4はステップ2
72で新しいポインタ情報を使用して更新され、プログ
ラムは処理を進めるために復帰する。レジスタ3がアク
ティブでない場合は、レジスタ2がステップ273でア
クティブであるか否かが判定される。アクティブである
場合は、レジスタ3はステップ274で新しいポインタ
情報を使用して更新され、プログラムは処理を進めるた
めに復帰する。レジスタ2がアクティブでないなら、ス
テップ275において、レジスタ1がアクティブである
か否かが判定される。アクティブである場合は、ステッ
プ276において、新しいポインタ情報がレジスタ2に
配置される。一方、アクティブでない場合は、ステップ
277で示されたように、新しいポインタ情報がレジス
タ1に配置される。いずれの場合でも、プログラムは、
さらに処理を進めるために復帰する。
【0056】ステップ270において、レジスタ4が現
時点でアクティブ(ACTIVE)であるということが
判定されたら、ステップ278では、レジスタ1のポイ
ンタ情報が無効で、置き換えることが可能であるか否か
が判定される。無効である場合は、レジスタ2の内容は
ステップ279でレジスタ1にシフトされ、レジスタ3
の内容はステップ280でレジスタ2にシフトされ、さ
らに、レジスタ4の内容はステップ281でレジスタ3
にシフトされる。この後、新しいポインタ情報は、ステ
ップ282において、レジスタ4に配置され、さらに処
理を進めるために、プログラムは復帰する。同様に、レ
ジスタ2に最低のカウントが含まれていたら、レジスタ
3の内容はレジスタ2にシフトされ、レジスタ4の内容
はレジスタ3にシフトされ、さらに、新しいポインタ情
報はレジスタ4に配置されるであろう。この場合、レジ
スタ1の内容はシフトされないが、レジスタ2の先の内
容は落とされるであろう。レジスタ3に最低のPOFF
カウントが含まれ、レジスタ3のポインタ情報が落とさ
れる程充分に低い場合は、ステップ284において、レ
ジスタ4の内容は、ステップ281に示されたように、
レジスタ3にシフトされ、新しいポインタ情報は、ステ
ップ282において、レジスタ4に配置される。この場
合、レジスタ3の先の内容は落とされ、レジスタ1と2
の先の内容は移動されずに保持される。このように、レ
ジスタ4の内容は、常にこのルーチンが完了する時には
、処理されたばかりのトラックのためのポインタ情報を
表している。そのように、トラックの正しい順序は、落
とされるポインタとは無関係に4個のレジスタに維持さ
れる。
【0057】さまざまなポインタ制御回路内で実行され
るプロセスを要約するには、モード選択、すなわち、リ
セット・モード、再同期フレーム・モード、記録時再生
モード、および、読出し専用モードが示されている図6
を参照すると良い。リセット・モード時には、すべての
レジスタが初期状態、一般的にはゼロにリセットされる
。再同期フレームを処理する際、回路は図7に示された
プロセスを実行する。既存のポインタが存在しない(即
ち、PLOCがLOCVALに等しくない)場合には、
何も起こらない。既存のポインタが存在し、再同期が要
求され、再同期文字が検出された場合は、再同期要求ビ
ットがゼロにリセットされる。考察中のロケーションに
対してポインタが存在する時は常に、レジスタ類は回転
させられる。
【0058】記録時再生モード時には、図8に示された
プロセスが実行される。この手順では、新しいポインタ
を起動させるために、コード生成ポインタだけが使用さ
れている。コード・ポインタが受け取られると、ポイン
タ・オフ変数(POFF)が、初期設定用変数CNTW
の値に設定される。CNTWはプログラム可能な値であ
り、マイクロコードの制御下にある。考察中のトラック
のためのロケーションに対してポインタが一つ存在し、
コード・ポインタがアクティブでないと判定されるたび
に、POFFカウントはゼロまで減分され、次に、ポイ
ンタがポインタ制御レジスタから落とされる。ポインタ
制御レジスタに維持される変数PLENは、コード・ポ
インタが発生するたびに増分され、コード・ポインタが
無いフレーム毎に減分される。PLENカウントが再同
期判定フレーム時に再同期しきい値を超えたら、再同期
要求が使用可能になる。
【0059】読出しモード時には、図9から図14まで
に示されたプロセスが実行される。この手順では、ポイ
ンタ入力のすべてが使用される。読出しモードは、ポイ
ンタ制御レジスタが最大限のポインタ容量にあり、新し
いポインタがアクティブになっている時は、既存ポイン
タの初期の切断機能を提供する。これは、図13に示さ
れているステータス・ビット、しきい値1(THRD1
)、しきい値2(THRD2)、および、選択最下位ビ
ットをテストすることによって達成される。
【0060】回転レジスタ・プロセスについては、図1
4に示されている。レジスタの回転が、ポインタを追加
または削除せずに済む正常な回転であっても、あるいは
、既存のポインタを置き換えずに新しいポインタを追加
していても、あるいは、新しいポインタを追加したり、
既存のポインタを削除する場合に、プロセスはレジスタ
の回転を支援する。
【0061】上述したように、ポインタ制御は、先行技
術の手順における性能に重大な改良点を提供するもので
ある。既述のしきい値論理を用いると、ポインタを落と
す判定の粒度を高める。プログラム可能なポインタ・パ
ラメータを提供することによって、システムは信頼性を
高めるために最適化が可能となる。回転式レジスタの実
行によって、回路カウントを最小限にするためにポイン
タ処理論理の集中化が可能となる。
【0062】ポインタ制御回路は、新しいポインタ情報
、すなわち、アナログ・ポインタ、デモデュレータ・ポ
インタ、トラックやバイトの境界毎のコード・ポインタ
等を受け取り、さらに、個々の再同期境界上では再同期
ポインタを受け取ることが見られるであろう。さらに、
ロケーション値やさまざまな制御ビットもポインタ制御
回路で受け取られる。これらの回路は入力信号を処理し
、エラーのあるトラックを示すために削除ポインタをE
CCデコーダに出力し、更に、指示されたトラック上で
再同期処理を実行させる再同期要求信号を出力し、最後
に記録時再生処理において規格が限界を超えた時、及び
読出し処理において訂正不可能なエラー状態が存在する
時は常に、マルチトラック・エラー・メッセージを発行
する。
【0063】ポインタ制御回路はマイクロコードによっ
て設定されるインタフェース・レジスタから5個のプロ
グラム可能な値を受け取る。これには、記録時再生処理
中に使用される初期のポインタ・オフ定数であるCNT
W、読出し専用処理中に使用される初期のポインタ・オ
フ定数であるCNTR値、コードおよびデモデュレータ
・ポインタのためのポインタ落とし用しきい値1(DT
HRD1)カウントも含まれている。ポインタ・オフ・
カウントが特定のトラック用のこの値よりも小さく、ま
た、そのトラック・ポインタがコードまたはデモデュレ
ータ・ポインタによって設定されたものならば、このト
ラックは、ポインタ・レジスタ・システムの容量が限界
を超えると、落とされる候補となる。DTHRD2はア
ナログ・ポインタのためのポインタ落とし用しきい値で
ある。一方、ポインタ・オフ・カウントが特定のトラッ
ク用のこの値よりも小さく、そのトラック・ポインタが
アナログ・ポインタによって設定されたものならば、こ
のトラックは、ポインタ・レジスタ・システムの容量が
限界をこえると、落とされる候補となる。再同期イネー
ブルしきい値(RSTHRD)も含まれる。このトラッ
クのためのPLENエラー・カウントが判定時における
RSTHRD値よりも大きいならば、再同期処理はこの
トラック上で初期設定されるであろう。
【0064】
【発明の効果】一般的に、システムに圧力を加えるため
に、ポインタが書込み処理時にさらに拡張されるように
、CNTW値をいくぶんCNTR値よりも大きくプログ
ラムし、その結果、将来の読出し処理のためにマージン
を残すことが望ましい。このように、読出し専用処理時
のマージンをさらに大きくし、その結果、読出し一時エ
ラーの頻度を減少させる効果をもつCNTWが増加する
につれ、書込み一時エラーの頻度も増加する。CNTW
及びCNTRの相対値の他に、これらの変数の最適な名
目絶対値は、特定のヘッド/媒体/チャネル・システム
のエラーの諸特徴に依存する。従って、こららの値をプ
ログラム化されたパラメータとして備えていれば、経験
的データやエラーの測定が実施された後、それらの名目
値の最適化が実行できる。最後に、これらの値は、プロ
グラム可能であるため、回復処理及び失敗したレコード
に対して再読出し処理が試みられる間に動的に変更でき
る。これらの値の名目的な設定がエラーのあらゆるタイ
プに対して最適であるわけではないので、上記の処理は
読出し回復を改善するであろう。従って、後続のデータ
の再読出し処理中にこれらの値を動的に段階化すること
は、特定のエラーのタイプに最適な値を提供し、いくつ
かの以前訂正できなかったレコードを訂正することを可
能にする。
【0065】同様に、DTHRD1,DTHRD2,お
よびRSTHRDを用いて、最適な名目値が、システム
の信頼性をテストすることによって、決定され、一方、
回復中にこれらの値に動的な変更を加えられると、永久
読出しエラーの発生率を減少させることができる。
【0066】ポインタ制御のもう一つの特徴は、ポイン
タ落とし用の2個のしきい値、即ち、DTHRD1及び
DTHRD2、を使用することである。この特徴は、コ
ードまたデモデュレータ・ポインタによって設定された
ポインタに対して1個のポインタ落とし用しきい値(D
THRD1)を設定し、一方、アナログ・ポインタによ
って設定されるポインタに対しては個別のポインタ落と
し用しきい値(DTHRD2)を備えさせることにより
、読出し/書込み機能の信頼性を改善する。コード、お
よびデモデュレータ・ポインタは、100パーセント真
のポインタであるので、すなわち、エラーは常にこれら
のポインタがアクティブである時に発生してきたので、
ポインタを落とすためのもっと厳しい条件を設定するこ
と、すなわち、このポインタが落とされる候補になる前
、初期設定エラーの事象の後に、ポインタの無いデータ
・フレームをもっと多く備えていることが望ましい。
【0067】一方、アナログ・ポインタは高い誤りポイ
ンタ率(エラーが発生しなかった場合のポインタ)を持
っている。従って、ポインタの無いフレームがいくつか
初期ポインタに続いた後で、これらのポインタを落とす
候補にすることが望ましい。この特徴は、アクティブで
あるかもしれない他のエラー削除に対してECCの訂正
機能を改善するECCの誤り削除ポインタを減少させる
最終効果を有する。
【0068】もう一つの特徴としては、ポインタ制御の
回路カウントを減じるために「回転式レジスタ」回路を
使用することである。もっと直接的な実施では、ポイン
タ・レジスタ毎に、入ポインタがそのトラックに対して
アクティブである場合は増分し、あるいは入ポインタが
アクティブでない場合ば減分するためのPLENアップ
/ダウン・カウンタが存在する。しかしながら、本発明
のポインタ制御においては、一つのトラックPLENカ
ウンタだけが所定の時に使用される。従って、一つのP
LEN増分/減分回路だけが、そのトラックの処理中に
、選択されたトラックに接続された入出力と共に使用さ
れる。例えば、4個のアクティブなポインタ・レジスタ
が必要であるならば、もっと直接的なアプローチを用い
ると、4個のアップ/ダウン・カウンタを生じさせるで
あろうが、発明の立案では、4個のレジスタと1個の単
一増分/減分回路を生じさせる。この実施を増分、減分
、クリア、設定、もしくは、変更される必要があるすべ
ての変数に適用すると、その結果、重大な論理の蓄積が
発生する。さらに、それは、回転セットの記憶レジスタ
をもつ単一制御機能を備えることにより、設計を単純化
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を利用するデータ処理システムによる読
出し処理のブロック図である。
【図2】図1に示された読出しデータ・フロー回路のさ
らに詳細なブロック図である。
【図3】図2に示された削除ジェネレータ、及び再同期
要求回路のための入出力信号を示す図である。
【図4】削除ジェネレータ、及び再同期要求回路をより
詳細に示すブロック図である。
【図5】本発明の回転式レジスタ配列の実施を示す図で
ある。
【図6】本発明に従った削除の生成のための基本制御プ
ロセスを示す図である。
【図7】同期フレームを処理するための制御技術を示す
図である。
【図8】読出し処理時の削除生成を処理するための制御
技術を示す図である。
【図9】読出し処理時の削除生成を処理するための制御
技術を示す図である。
【図10】読出し処理時の削除生成を処理するための制
御技術を示す図である。
【図11】読出し処理時の削除生成を処理するための制
御技術を示す図である。
【図12】読出し処理時の削除生成を処理するための制
御技術を示す図である。
【図13】読出し処理時の削除生成を処理するための制
御技術を示す図である。
【図14】読出し処理時の削除生成を処理するための制
御技術を示す図である。
【図15】図5の回転式レジスタ回路におけるレジスタ
類を更新するための処理を示す図である。
【符号の説明】
10    読出し/書込みヘッド 11    増幅器/読出し検出回路 12    読出しデータ・フロー回路13    デ
ータ・バッファ 14    ホスト・インタフェース 15    マイクロプロセッサ 16    同期回路 17    バス 18    バス 19    デスキュー・バッファ 20    デモデュレータ 21    データ・デコーダ/遅延バッファ22  
  ECC回路 23    バス 24    CPTR信号 25    削除ジェネレータ/再同期要求回路26 
   LOCVAL信号 27    デモデュレータ・ポインタ(DPTR)信
号28    APTR信号 29    RSポインタ信号 30    デッドトラック回路 31    読出しプロセス・コントローラ34   
 削除信号 35    再同期要求信号 36    マルチトラック・エラー信号40    
ポインタ遅延回路 41    プログラム可能論理アレイ(PLA)42
    計算回路 43    ポインタ・レジスタ・アレイ44    
しきい値論理 45    置換論理 46    回転制御論理 50    ライン 51    ライン 59    入力

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポインタ・パラメータを保持するため
    のレジスタを含み、エラー訂正コード(ECC)回路に
    使用される削除信号を生成するためのポインタ制御論理
    装置であって、前記ポインタ制御論理を監視するための
    前記ポインタ制御論理装置の他のすべての手段に接続さ
    れるマイクロプロセッサ手段と、記憶媒体に書き込まれ
    たばかりのデータがその書込みに成功したことを確認す
    るために前記データが読み出される記録時再生モードへ
    の入力を信号で合図するためのモード選択手段と、すで
    にロードされたポインタ・レジスタのロケーション値(
    PLOC)を前記ECC回路で現在処理中のデータのロ
    ケーション値(LOCVAL)と比較するための前記モ
    ード選択手段に接続された比較手段と、前記LOCVA
    Lのためのデータにエラーがある場合にポインタ信号を
    供給するための信号生成手段と、前記比較手段及び前記
    信号生成手段に接続され、すでにロードされたポインタ
    ・レジスタが前記LOCVALに対応すると前記比較手
    段によって判明されなかった場合に、前記LOCVAL
    のためのポインタ・レジスタを指定するための第一処理
    手段であって、前記マイクロプロセッサ手段の制御下に
    おいてプログラム可能な値である初期設定カウント(C
    NTW)をLOCVALポインタ・レジスタに配置され
    た「ポインタ・オフ」回路(POFF)にロードするた
    めの手段を含む前記第一処理手段と、前記LOCVAL
    ポインタ・レジスタが落とされる場合に、前記カウント
    がゼロに等しくなるまで、前記ロケーション値にエラー
    の無いデータ・バイトが含まれる毎に、前記POFF回
    路のカウントを減分するための前記LOCVALレジス
    タに接続された第二処理手段と、前記ロケーション値に
    エラーのあるデータ・バイトが含まれている時は常に、
    前記POFF回路の前記カウントを初期値(CNTW)
    にリセットするための第三処理手段と、を備えるポイン
    タ制御論理装置。
  2. 【請求項2】  予め格納されたデータが読み出される
    読出し専用モードへの入力を信号で合図するための前記
    モード選択手段と、すでにロードされたポインタ・レジ
    スタのロケーション値(PLOC)を前記ECC回路で
    処理中のデータのロケーション値(LOCVAL)と比
    較するための前記モード選択手段に接続された前記比較
    手段と、前記LOCVALのためのデータにエラーがあ
    る場合にポインタ信号を供給するための信号生成手段と
    、前記比較手段及び前記信号生成手段に接続され、すで
    にロードされたポインタ・レジスタが前記比較手段によ
    って前記LOCVALに対応すると判明されなかった場
    合に前記LOCVALに対してポインタ・レジスタを指
    定するための第四処理手段であって、前記マイクロプロ
    セッサ手段の制御下でプログラム可能な値である初期設
    定カウントCNTRをLOCVALポインタ・レジスタ
    に配置されたポインタ・オフ回路(POFF)にロード
    するための手段を含む前記第四処理手段と、前記LOC
    VALポインタ・レジスタが落とされる場合に前記カウ
    ントがゼロに等しくなるまで、前記LOCVALにエラ
    ーの無いデータ・バイトが含まれるたびに、前記POF
    F回路のカウントを減分するための前記レジスタに接続
    された第五処理手段と、を更に備え、前記マイクロプロ
    セッサ手段は、読出し専用モードよりも記録時再生モー
    ドにおいて、ポインタがより多くのエラーの無いバイト
    に対して維持されるように、前記読出し専用モードに使
    用される前記CNTW値を、前記記録時再生モードで使
    用される前記CNTW値よりも低い値にプログラムする
    こと、を含む請求項1に記載のポインタ制御論理装置。
  3. 【請求項3】  エラー訂正コード(ECC)回路で使
    用される削除信号を生成するためのポインタ・パラメー
    タを保持するためのレジスタを含むポインタ制御論理装
    置であって、前記ポインタ制御論理を監視するための前
    記ポインタ制御論理装置の他のすべての手段に接続され
    たマイクロプロセッサ手段と、予め格納されたデータが
    読み出される読出し専用モードへの入力を信号で合図す
    るためのモード選択手段と、すでにロードされたポイン
    タ・レジスタのロケーション値(PLOC)を前記EC
    C回路で処理中のロケーション値(LOCVAL)と比
    較するための前記モード選択手段に接続された比較手段
    と、前記LOCVALのためのデータにエラーがある場
    合にポインタ信号を供給するための信号生成手段と、前
    記比較手段及び前記信号生成手段に接続され、すでにロ
    ードされたポインタ・レジスタが前記比較手段によって
    検出されなかった場合に前記LOCVALのためのポイ
    ンタ・レジスタを指定するための第一処理手段であって
    、前記マイクロプロセッサ手段の制御下でプログラム可
    能な値である初期カウント(CNTR)をLOCVAL
    レジスタに配置された「ポインタ・オフ」(POFF)
    回路にロードするための手段を含む前記第一処理手段と
    、前記LOCVALポインタ・レジスタが落とされる場
    合に、前記カウントがゼロに等しくなるまで、前記LO
    CVALにエラーの無いデータ・バイトが含まれるたび
    に、前記POFF回路のカウントを減分するための第二
    処理手段と、前記LOCVALにエラーのあるデータ・
    バイトが含まれている時は常に、前記POFF回路の前
    記カウントを初期値(CNTR)にリセットするための
    第三処理手段と、を備えるポインタ制御論理装置。
  4. 【請求項4】  マイクロプロセッサ手段の制御下でプ
    ログラム可能な値でありPOFFカウントにある第一ポ
    インタ落とし用しきい値をCNTRとゼロとの間で設定
    するための前記POFF回路に接続された手段と、前記
    POFF回路に接続され、すでにロードされた(アクテ
    ィブな)ポインタ・レジスタのうちで最低のPOFFカ
    ウントを判定するためのコンパレータ手段と前記最低P
    OFFカウントが前記第一しきい値より下であるか否か
    を判定するための追加のコンパレータ手段とを含む第四
    処理手段であって、前記最低POFFカウントが前記第
    一しきい値より下である場合、及び最大数のアクティブ
    なポインタ・レジスタがロードされ、アクティブなレジ
    スタによって指示されていないLOCVALにエラーの
    あるデータ・バイトが含まれている場合に、最低のPO
    FFカウントをもつアクティブなポインタ・レジスタの
    内容をLOCVALのための新しい内容と置き換えるた
    めの手段を含む前記第四処理手段と、を更に備える請求
    項3に記載のポインタ制御論理装置。
  5. 【請求項5】  マイクロプロセッサの制御下でプログ
    ラム可能な値でありPOFFカウントにある第二ポイン
    タ落とし用しきい値を前記CNTRと前記第一しきい値
    との間に設定するための前記POFF回路に接続された
    手段を更に含み、前記第四処理手段は、前記最低POF
    Fカウントが前記第二しきい値より下であるか否かを判
    定するためのコンパレータ手段を更に含み、前記第四処
    理手段は、更に前記最低POFFカウントが前記第二し
    きい値より下であるが、前記第一しきい値より下ではな
    い場合、及び最大数のアクティブなポインタ・レジスタ
    がロードされ、アクティブなレジスタによって指示され
    ていないLOCVALにエラーのあるデータ・バイトが
    含まれている場合に最低カウントをもつアクティブなポ
    インタ・レジスタの内容をLOCVALの内容と置き換
    えるための手段も含むこと、よりなる請求項4に記載の
    ポインタ制御論理装置。
  6. 【請求項6】  前記第四処理手段は、前記第二しきい
    値を、潜在的エラーを指示できる第一クラスのデータ・
    バイト・ポインタから派生するポインタとを関連付ける
    ためのフラグ手段を更に含む請求項5に記載のポインタ
    制御論理装置。
  7. 【請求項7】  前記処理手段とコンパレータ手段のす
    べてに接続され、POFFカウント、及びポインタと関
    連する他のすべての値やフラグを含むポインタ・パラメ
    タを保持するためのnレジスタ手段であって、ポインタ
    毎に1個のレジスタが存在し、nは前記ECC回路がエ
    ラーを訂正できるポインタの最大数に等しいことを含む
    前記nレジスタ手段と、現時点において前記ECC回路
    で処理中のデータのロケーション値(LOCVAL)に
    対応する、もしあれば、ポインタ・パラメータを保持す
    るための前記処理回路に接続された、前記nレジスタ手
    段のうちの第一レジスタ手段と、1個を越えるポインタ
    ・レジスタがアクティブである場合に前記第一レジスタ
    手段の内容を前記LOCVAL処理時に別のレジスタに
    シフトさせるため、すべてのアクティブなレジスタの内
    容をシフトさせるための前記nレジスタ手段に接続され
    た手段と、如何に多くのn個のポインタ・レジスタがロ
    ードされていても、アクティブなポインタをもつ次のロ
    ケーション値のためのパラメータが前記第一レジスタ手
    段に含まれるように、ポインタ・パラメータを用いてシ
    フト処理の実行時に前記第一レジスタ手段を第二レジス
    タ手段からロードするための手段と、すべてのポインタ
    ・パラメータが前記第一レジスタ手段に存在する場合に
    これらのポインタ・パラメータに対して増分/減分処理
    を実行するための手段と、を更に備え、レジスタの内容
    がシフト処理のたびに次から次へとレジスタにシフトさ
    れていく可変的なレジスタ類のサークルを提供するため
    、アクティブなレジスタの数が、アクティブなポインタ
    の数と共に増加したり、減少したりすること、よりなる
    請求項4に記載のポインタ制御論理装置。
  8. 【請求項8】  内容が置き換えられるべきレジスタが
    「n−a」と指定され、この場合の「a」はゼロからn
    −1までの範囲にある値をとることが可能で、前記置き
    換え手段は、レジスタn−aの内容を削除するための手
    段と、n−aよりも大きい指定されたすべてのレジスタ
    の内容を次の下位の指定レジスタに移動させるために前
    記シフト手段を起動させて、レジスタnからポインタ・
    パラメータを削除するための手段と、前記LOCVAL
    のためのポインタ・パラメータをもつレジスタnをロー
    ドするための手段と、を更に備え、前記レジスタ類のポ
    インタの順序が維持され、前記第一レジスタ手段には、
    継続的に次のロケーション値に対するポインタ・パラメ
    ータが含まれること、よりなる請求項7に記載のポイン
    タ制御論理装置。
  9. 【請求項9】  POFFカウント、及びポインタと関
    連する他のすべての値やフラグを含むポインタ・パラメ
    ータを保持するための前記処理手段とコンパレータ手段
    のすべてに接続されたnレジスタ手段であって、ポイン
    タ毎に1個のレジスタが存在し、nは前記ECC回路が
    エラーを訂正できるポインタの最大数に等しいことを含
    む前記nレジスタ手段と、現時点においてECC回路で
    処理中のデータのロケーション値(LOCVAL)に対
    応する、もしあれば、ポインタ・パラメータを保持する
    ための前記処理回路に接続された前記nレジスタ手段の
    うちの第一レジスタ手段と、1個を越えるポインタ・レ
    ジスタがアクティブである場合、前記LOCVALの処
    理時に前記第一レジスタ手段の内容を別のレジスタ手段
    にシフトさせるために、すべてのアクティブなレジスタ
    の内容をシフトさせるための前記nレジスタ手段に接続
    された手段と、如何に多くのn個のポインタ・レジスタ
    がロードされていても、前記第一レジスタ手段にアクテ
    ィブなポインタをもつ次のロケーション値のためのパラ
    メータが含まれるように、第二レジスタ手段からポイン
    タ・パラメータを用いて、シフト処理時において前記第
    一レジスタ手段をロードするための手段と、すべてのポ
    インタ・パラメータが前記第一レジスタ手段に存在する
    場合にこれらのポインタ・パラメータに対して増分/減
    分処理を実行するための手段と、を更に備え、レジスタ
    の内容がシフト処理のたびに次から次へとレジスタにシ
    フトされていく可変的なレジスタ類のサークルを提供す
    るため、アクティブなレジスタの数が、アクティブなポ
    インタの数と共に増加したり、減少したりすること、よ
    りなる請求項5に記載のポインタ制御論理装置。
  10. 【請求項10】  内容が置き換えられるべきレジスタ
    が「n−a」と指定され、この場合の「a」はゼロから
    n−1までの範囲にある値をとることが可能で、前記置
    き換え手段は、レジスタn−aの内容を削除するための
    手段と、n−aよりも大きい指定されたすべてのレジス
    タの内容を次の下位の指定レジスタに移動させるために
    前記シフト手段を起動させてレジスタnからポインタ・
    パラメータを削除するための手段と、前記LOCVAL
    のためのポインタ・パラメータをもつレジスタnをロー
    ドするための手段と、を更に備え、前記レジスタ類のポ
    インタの順序が維持され、前記第一レジスタ手段には、
    継続的に次のロケーション値に対するポインタ・パラメ
    ータが含まれること、よりなる請求項9に記載のポイン
    タ制御論理装置。
  11. 【請求項11】  POFFカウント、及びポインタと
    関連する他のすべての値やフラグを含むポインタ・パラ
    メータを保持するための前記処理手段とコンパレータ手
    段のすべてに接続されたnレジスタ手段であって、ポイ
    ンタ毎に1個のレジスタが存在し、nは前記ECC回路
    がエラーを訂正できるポインタの最大数に等しいことを
    含む前記nレジスタ手段と、現時点においてECC回路
    で処理中のデータのロケーション値(LOCVAL)に
    対応する、もしあれば、ポインタ・パラメータを保持す
    るための前記処理回路に接続された前記nレジスタ手段
    の内の第一レジスタ手段と、1個を越えるポインタ・レ
    ジスタがアクティブである場合、前記LOCVALの処
    理時に前記第一レジスタ手段の内容を別のレジスタ手段
    にシフトさせるために、すべてのアクティブなレジスタ
    の内容をシフトさせるための前記nレジスタ手段に接続
    された手段と、如何に多くのn個のポインタ・レジスタ
    がロードされていても、前記第一レジスタ手段にアクテ
    ィブなポインタをもつ次のロケーション値のためのパラ
    メータが含まれるように、第二レジスタ手段からポイン
    タ・パラメータを用いて、シフト処理時において前記第
    一レジスタ手段をロードするための手段と、すべてのポ
    インタ・パラメータが前記第一レジスタ手段に存在する
    場合にこれらのポインタ・パラメータに対して増分/減
    分処理を実行するための手段と、を更に備え、レジスタ
    の内容がシフト処理のたびに次から次へとレジスタにシ
    フトされていく可変的なレジスタ類のサークルを提供す
    るため、アクティブなレジスタの数が、アクティブなポ
    インタの数と共に増加したり、減少したりすること、よ
    りなる請求項1に記載のポインタ制御論理装置。
  12. 【請求項12】  POFFカウント、及びポインタと
    関連する他のすべての値やフラグを含むポインタ・パラ
    メタを保持するための前記処理手段とコンパレータ手段
    のすべてに接続されたnレジスタ手段であって、ポイン
    タ毎に1個のレジスタが存在し、nは前記ECC回路が
    エラーを訂正できるポインタの最大数に等しいことを含
    む前記nレジスタ手段と、現時点においてECC回路で
    処理中のデータのロケーション値(LOCVAL)に対
    応する、もしあれば、ポインタ・パラメータを保持する
    ための前記処理回路に接続された、前記nレジスタ手段
    のうちの第一レジスタ手段と、1個を越えるポインタ・
    レジスタがアクティブである場合、前記LOCVALの
    処理時に前記第一レジスタ手段の内容を別のレジスタ手
    段にシフトさせるために、すべてのアクティブなレジス
    タの内容をシフトさせるための前記nレジスタ手段に接
    続された手段と、如何に多くのn個のポインタ・レジス
    タがロードされていても、前記第一レジスタ手段にアク
    ティブなポインタをもつ次のロケーション値のためのパ
    ラメータが含まれるように、第二レジスタ手段からポイ
    ンタ・パラメータを用いて、シフト処理時において前記
    第一レジスタ手段をロードするための手段と、すべての
    ポインタ・パラメータが前記第一レジスタ手段に存在す
    る場合にこれらのポインタ・パラメータに対して増分/
    減分処理を実行するための手段と、を更に備え、レジス
    タの内容がシフト処理のたびに次から次へとレジスタに
    シフトされていく可変的なレジスタ類のサークルを提供
    するため、アクティブなレジスタの数が、アクティブな
    ポインタの数と共に増加したり、減少したりすること、
    よりなる請求項3に記載のポインタ制御論理装置。
  13. 【請求項13】  最大数のアクティブなポインタ・レ
    ジスタがロードされた場合、及びアクティブレジスタに
    よって指示されていないLOCVALにエラーのあるデ
    ータ・バイトが含まれている場合、及び前記最低POF
    Fカウントが前記第一しきい値よりも上である場合、前
    記LOCVALのための1個を越えるデータ・バイトに
    対して前記ポインタ信号を起動させるために、前記信号
    生成手段及び前記第四処理手段に接続された手段を更に
    含む請求項4に記載のポインタ制御論理装置。
  14. 【請求項14】  最大数のアクティブなポインタ・レ
    ジスタがロードされた場合、及びアクティブレジスタに
    よって指示されていないLOCVALにエラーのあるデ
    ータ・バイトが含まれている場合、及び前記最低POF
    Fカウントが前記第一しきい値と前記第二しきい値より
    も上である場合、前記LOCVALのための1個を越え
    るデータ・バイトに対して前記ポインタ信号を起動させ
    るために、前記信号生成手段及び前記第四処理手段に接
    続された手段を更に含む請求項5に記載のポインタ制御
    論理装置。
  15. 【請求項15】  エラー訂正コード(ECC)回路で
    使用するための削除信号を生成するためのポインタ制御
    方法であって、記憶媒体に書き込まれたばかりのデータ
    がその書込みに成功したことを確認するために、そのデ
    ータが読み出される記録時再生モードへの入力を信号で
    合図するステップと、すでにロードされたポインタ・レ
    ジスタ、もしあれば、のロケーション値(PLOC)を
    、前記ECC回路で処理中のデータのロケーション値(
    LOCVAL)と比較するステップと、前記LOCVA
    Lのためのデータにエラーがある場合にポインタ信号を
    供給するステップと、すでにロードされたポインタ・レ
    ジスタが前記LOCVALに対応することが判明しなか
    った場合に前記LOCVALに対してポインタ・レジス
    タを指定するステップと、プログラム可能な値である前
    記初期設定カウント(CNTW)をLOCVALポイン
    タ・レジスタに配置された「ポインタ・オフ」(POF
    F)回路にロードするステップと、前記LOCVALポ
    インタ・レジスタが落とされる場合、前記POFF回路
    のカウントがゼロに等しくなるまで、前記ロケーション
    値にエラーの無いデータが含まれるたびに前記カウント
    を減分するステップと、前記ロケーション値にエラーの
    あるデータ・バイトが含まれる時は常に、前記POFF
    回路の前記カウントを初期値CNTWにリセットするス
    テップと、を含むポインタ制御方法。
  16. 【請求項16】  予め格納されたデータが読み出され
    る読出し専用モードへの入力を信号で合図するステップ
    と、すでにロードされたポインタ・レジスタ、もしあれ
    ば、のロケーション値(PLOC)を、前記ECC回路
    で処理中のデータのロケーション値(LOCVAL)と
    比較するステップと、前記LOCVALのためのデータ
    にエラーがある場合にポインタ信号を供給するステップ
    と、すでにロードされたポインタ・レジスタが前記LO
    CVALに対応することが判明しなかった場合に前記L
    OCVALに対してポインタ・レジスタを指定するステ
    ップと、プログラム可能な値である初期設定カウント(
    CNTR)をLOCVALポインタ・レジスタに配置さ
    れた「ポインタ・オフ」(POFF)回路にロードする
    ステップと、前記LOCVALポインタ・レジスタが落
    とされる場合、前記POFF回路のカウントがゼロに等
    しくなるまで、前記ロケーション値にエラーの無いデー
    タが含まれるたびに前記カウントを減分するステップと
    、読出し専用モードよりも記録時再生モードにおいてよ
    り数の多いエラーの無いバイトに対してポインタが維持
    されるように、前記読出しモードで使用される前記CN
    TR値を前記記録時再生モードで使用される前記CNT
    W値よりも低い値に設定するステップと、を更に含む請
    求項15に記載のポインタ制御方法。
  17. 【請求項17】  エラー訂正コード(ECC)回路に
    使用される削除信号を生成するためのポインタ制御方法
    であって、予め格納されたデータが読み出される読出し
    専用モードへの入力を信号で合図するステップと、すで
    にロードされたポインタ・レジスタのロケーション値(
    PLOC)を前記ECC回路で処理中のデータのロケー
    ション値(LOCVAL)と比較するステップと、前記
    LOCVALのためのデータにエラーがある場合にポイ
    ンタ信号を供給するステップと、すでにロードされたポ
    インタ・レジスタが検出されなかった場合に前記LOC
    VALに対してポインタ・レジスタを指定するステップ
    と、プログラム可能な値である初期カウント(CNTR
    )をLOCVALレジスタに配置された「ポインタ・オ
    フ」(POFF)回路にロードするステップと、前記L
    OCVALポインタ・レジスタが落とされる場合に前記
    POFF回路のカウントがゼロに等しくなるまで、前記
    LOCVALにエラーの無いデータ・バイトが含まれる
    たびに、前記カウントを減分するステップと、前記LO
    CVALにエラーがあるデータ・バイトが含まれる時は
    常に、前記POFF回路の前記カウントを初期値CNT
    Rにリセットするステップと、を含むポインタ制御方法
  18. 【請求項18】  プログラム可能な値でありPOFF
    カウントにある第一のポインタ落とし用しきい値をCN
    TRとゼロとの間に設定するステップと、すでにロード
    された(アクティブな)ポインタ・レジスタのうちで最
    低POFFカウントを判定するステップと、前記最低P
    OFFカウントが前記第一のしきい値以下であるか否か
    を判定するステップと、前記最低POFFカウントが前
    記第一のしきい値よりも下である場合、及び最大数のア
    クティブなポインタ・レジスタがロードされ、アクティ
    ブなレジスタによって指示されていないLOCVALに
    エラーのあるデータ・バイトが含まれている場合、最低
    POFFカウントをもつアクティブなポインタ・レジス
    タの内容をLOCVALのための新しい内容と置き換え
    るステップと、を更に含む請求項17に記載のポインタ
    制御方法。
  19. 【請求項19】  プログラム可能な値でありPOFF
    カウントにある第二のポインタ落とし用しきい値を前記
    CNTRと前記第一のしきい値との間に設定するステッ
    プと、前記最低POFFカウントが前記第一のしきい値
    よりも下であるか否かを判定するステップと、前記最低
    POFFカウントが前記第二のしきい値よりも下である
    が前記第一のしきい値よりも下ではない場合、及び最大
    数のアクティブなポインタ・レジスタがロードされ、ア
    クティブなレジスタによって指示されていないLOCV
    ALにエラーのあるデータ・バイトが含まれている場合
    、最低POFFカウントをもつアクティブなポインタ・
    レジスタの内容をLOCVALのための新しい内容と置
    き換えるステップと、を更に含む請求項18に記載のポ
    インタ制御方法。
  20. 【請求項20】  前記第二のしきい値を、潜在的なエ
    ラーを指示できる第一クラスのデータ・バイト・ポイン
    タから派生するポインタと関連付けるステップ、を更に
    含む請求項19に記載のポインタ制御方法。
  21. 【請求項21】  ポインタ毎に1個存在し、nは前記
    ECC回路がエラーを訂正できるポインタの最大数に等
    しい場合のn個のレジスタのポインタと関連がある他の
    すべての値やフラグ、及びPOFFカウントを含むポイ
    ンタ・パラメータを保持するステップと、現時点で第一
    レジスタの前記ECC回路で処理中のデータのロケーシ
    ョン値(LOCVAL)に対応する、もしあるなら、ポ
    インタ・パラメータを保持するステップと、1個を越え
    るポインタ・レジスタがアクティブである場合、前記第
    一レジスタの内容を前記LOCVAL処理時にシフトさ
    せるためにすべてのアクティブなレジスタの内容をシフ
    トさせるステップと、如何に多くのn個のポインタ・レ
    ジスタがロードされていても、前記第一レジスタにアク
    ティブなポインタをもつ次のロケーション値のためのパ
    ラメータが含まれているように、第二レジスタからポイ
    ンタ・パラメータを用いてシフト処理時に前記第一レジ
    スタをロードするステップと、すべてのポインタ・パラ
    メータが前記第一レジスタ手段に存在する場合にこれら
    のポインタ・パラメータを増分/減分するステップと、
    を更に備え、レジスタの内容がシフト処理のたびに次か
    ら次へとレジスタにシフトされていく可変的なレジスタ
    類のサークルを提供するため、アクティブなレジスタの
    数が、アクティブなポインタの数と共に増加したり、減
    少したりすること、よりなる請求項18に記載のポイン
    タ制御方法。
  22. 【請求項22】  内容が置き換えられるべきレジスタ
    が「n−a」と指定され、この場合の「a」はゼロから
    n−1までの範囲にある値をとることが可能で、前記置
    き換えステップは、レジスタn−aの内容を削除するス
    テップと、n−aよりも大きい指定されたすべてのレジ
    スタの内容を次の下位の指定レジスタに移動させるため
    に前記シフト・ステップを起動させて、レジスタnから
    ポインタ・パラメータを削除するステップと、前記LO
    CVALのためのポインタ・パラメタをもつレジスタn
    をロードするステップと、を更に備え、前記レジスタ類
    のポインタの順序が維持され、前記第一レジスタには、
    継続的に次のロケーション値に対するポインタ・パラメ
    ータが含まれること、を含む請求項21に記載のポイン
    タ制御方法。
  23. 【請求項23】  ポインタ毎に1個存在し、nは前記
    ECC回路がエラーを訂正できるポインタの最大数に等
    しい場合のn個のレジスタのポインタと関連がある他の
    すべての値やフラグ、およびPOFFカウントを含むポ
    インタ・パラメータを保持するステップと、現時点で第
    一レジスタの前記ECC回路で処理中のデータのロケー
    ション値(LOCVAL)に対応する、もしあるなら、
    ポインタ・パラメータを保持するステップと、1個を越
    えるポインタ・レジスタがアクティブである場合、前記
    第一レジスタの内容を前記LOCVAL処理時にシフト
    させるためにすべてのアクティブなレジスタの内容をシ
    フトさせるステップと、如何に多くのn個のポインタ・
    レジスタがロードされていても、前記第一レジスタにア
    クティブなポインタをもつ次のロケーション値のための
    パラメータが含まれるように、第二レジスタからポイン
    タ・パラメータを用いてシフト処理時に前記第一レジス
    タをロードするステップと、すべてのポインタ・パラメ
    ータが前記第一レジスタ手段に存在する場合にこれらの
    ポインタ・パラメータを増分/減分するステップと、を
    更に備え、レジスタの内容がシフト処理のたびに次から
    次へとレジスタにシフトされていく可変的なレジスタ類
    のサークルを提供するため、アクティブなレジスタの数
    が、アクティブなポインタの数と共に増加したり、減少
    したりすること、よりなる請求項19に記載のポインタ
    制御方法。
  24. 【請求項24】  内容が置き換えられるべきレジスタ
    が「n−a」と指定され、この場合の「a」はゼロから
    n−1までの範囲にある値をとることが可能で、前記置
    き換えステップは、レジスタn−aの内容を削除するス
    テップと、n−aよりも大きい指定されたすべてのレジ
    スタの内容を次の下位の指定レジスタに移動させるため
    に前記シフト・ステップを起動させて、レジスタnから
    ポインタ・パラメータを削除するステップと、前記LO
    CVALのためのポインタ・パラメータをもつレジスタ
    nをロードするステップと、を更に備え、前記レジスタ
    類のポインタの順序が維持され、前記第一レジスタには
    、継続的に次のロケーション値に対するポインタ・パラ
    メータが含まれること、よりなる請求項23に記載のポ
    インタ制御方法。
  25. 【請求項25】  ポインタ毎に1個存在し、nは前記
    ECC回路がエラーを訂正できるポインタの最大数に等
    しい場合のn個のレジスタのポインタと関連がある他の
    すべての値やフラグ、及びPOFFカウントを含むポイ
    ンタ・パラメータを保持するステップと、現時点で第一
    レジスタの前記ECC回路で処理中のデータのロケーシ
    ョン値(LOCVAL)に対応する、もしあるなら、ポ
    インタ・パラメータを保持するステップと、1個を越え
    るポインタ・レジスタがアクティブである場合、前記第
    一レジスタの内容を前記LOCVAL処理時にシフトさ
    せるためにすべてのアクティブなレジスタの内容をシフ
    トさせるステップと、如何に多くのn個のポインタ・レ
    ジスタがロードされていても、前記第一レジスタにアク
    ティブなポインタをもつ次のロケーション値のためのパ
    ラメータが含まれているように、第二レジスタからポイ
    ンタ・パラメータを用いてシフト処理時に前記第一レジ
    スタをロードするステップと、すべてのポインタ・パラ
    メータが前記第一レジスタに存在する場合にこれらのポ
    インタ・パラメータを増分/減分するステップと、を更
    に備え、レジスタの内容がシフト処理のたびに次から次
    へとレジスタにシフトされていく可変的なレジスタ類の
    サークルを提供するため、アクティブなレジスタの数が
    、クティブなポインタの数と共に増加したり、減少した
    りすること、を含む請求項15に記載のポインタ制御方
    法。
  26. 【請求項26】  ポインタ毎に1個存在し、nは前記
    ECC回路がエラーを訂正できるポインタの最大数に等
    しい場合のn個のレジスタのポインタと関連がある他の
    すべての値やフラグ、及びPOFFカウントを含むポイ
    ンタ・パラメータを保持するステップと、現時点で第一
    レジスタの前記ECC回路で処理中のデータのロケーシ
    ョン値(LOCVAL)に対応する、もしあるなら、ポ
    インタ・パラメータを保持するステップと、1個を越え
    るポインタ・レジスタがアクティブである場合、前記第
    一レジスタの内容を前記LOCVAL処理時にシフトさ
    せるためにすべてのアクティブなレジスタの内容をシフ
    トさせるステップと、如何に多くのn個のポインタ・レ
    ジスタがロードされていても、前記第一レジスタにアク
    ティブなポインタをもつ次のロケーション値のためのパ
    ラメータが含まれるように、第二レジスタからポインタ
    ・パラメータを用いてシフト処理時に前記第一レジスタ
    をロードするステップと、すべてのポインタ・パラメー
    タが前記第一レジスタに存在する場合にこれらのポイン
    タ・パラメータを増分/減分するステップと、を更に備
    え、レジスタの内容がシフト処理のたびに次から次へと
    レジスタにシフトされていく可変的なレジスタ類のサー
    クルを提供するため、アクティブなレジスタの数が、ア
    クティブなポインタの数と共に増加したり、減少したり
    すること、を含む請求項17に記載のポインタ制御方法
  27. 【請求項27】  最大数のアクティブなポインタ・レ
    ジスタがロードされ、アクティブなレジスタによって指
    示されていないLOCVALにエラーのあるデータ・バ
    イトが含まれ、さらに前記最低POFFカウントが前記
    第一しきい値よりも上である場合、前記LOCVALの
    ための1個を越えるデータ・バイトに対して前記ポイン
    タ信号を起動させるステップ、を更に含む請求項18に
    記載のポインタ制御方法。
  28. 【請求項28】  最大数のアクティブなポインタ・レ
    ジスタがロードされ、アクティブなレジスタによって指
    示されていないLOCVALにエラーのあるデータ・バ
    イトが含まれ、さらに前記最低POFFカウントが前記
    第一のしきい値及びと前記第二のしきい値よりも上であ
    る場合、前記LOCVALのための1個を越えるデータ
    ・バイトに対して前記ポインタ信号を起動させるステッ
    プ、を更に含む請求項19に記載のポインタ制御方法。
JP3326995A 1991-02-15 1991-11-15 ポインタ制御論理装置及びポインタ制御方法 Expired - Lifetime JPH0812613B2 (ja)

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