JPH04228767A - 表面強化化粧床材 - Google Patents

表面強化化粧床材

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JPH04228767A
JPH04228767A JP41487790A JP41487790A JPH04228767A JP H04228767 A JPH04228767 A JP H04228767A JP 41487790 A JP41487790 A JP 41487790A JP 41487790 A JP41487790 A JP 41487790A JP H04228767 A JPH04228767 A JP H04228767A
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Hideki Watanabe
英樹 渡辺
Shiro Shoda
正田 四郎
Kenji Yoshida
賢治 吉田
Masahiro Minoura
正広 箕浦
Hironori Watanabe
洋徳 渡辺
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SUMITOMO RINGYO KK
Sumitomo Forestry Co Ltd
DIC Corp
Original Assignee
SUMITOMO RINGYO KK
Sumitomo Forestry Co Ltd
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面の木質感を維持し
た表面強化化粧床材に関するもので、たとえば住宅やホ
テル、旅館等の縁甲板、廊下等の用途に有用に用いられ
るものである。
【0002】
【従来の技術】住宅の床には表面が化粧単板の木質系材
料やカーペット、Pタイル等の化学系材料が一般に使用
されているが、近年木質材料が健康イメージもあり、多
く使用されるようになってきた。特に天然木材の持つ素
材感(以下木質感とする)が好まれている。
【0003】天然木材の持つ木質感を有する材料として
は、木目の美麗な化粧単板を合板に代表される台板に酢
酸ビニルエマルジョンや尿素樹脂等で接着し化粧単板表
面を塗装した製品が一般的に知られている。しかし、こ
れら製品は表面化粧単板の硬度が不足していたり、耐久
性が不十分であったり、白木の様に長期間紫外線を受け
ると、表面化粧木質単板の色の経時変化が大きいなどの
欠点があり、使用範囲が非常に制限されていた。
【0004】一方、強化木質系材料としては、木材と樹
脂の複合化(以下にWPCと略す)が含浸技術の向上と
共に普及してきた。しかしながら、表面化粧木質単板を
強化剤中に浸漬して公知の減圧法、加圧法またはこれら
の組合わせで表面化粧木質単板に強化剤を強制含浸し、
これを強化剤を含浸していない台板の上に積層し必要な
らば接着剤を使用して加熱加圧下で接着成形した積層品
は、表面化粧木質単板の性能は向上できても樹脂の濡れ
色を呈したり、プラスティック感があり、天然の木材が
本来持つ色調が失われたり、印刷された様な外観を呈し
、木質感を維持することが困難で耐摩耗性がまだ不十分
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明の課題
は、木質感があり、硬度、耐久性、耐摩耗性、耐変色性
に優れ特に床に有用な表面強化化粧床材を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、強化剤を含浸した含浸用基材の一方の面に圧縮
し強化された木質化粧単板を、他方の面に台板となる素
材を積層し、加熱加圧下で成形した床材の木質化粧単板
面に減摩剤を塗料固形分に対し1〜30重量%、紫外線
吸収剤を1〜30重量%の一方または両方を含んでなる
塗料を塗装し、最外層塗料に0.1〜10%のスリップ
剤と3〜30重量%の艶消し剤を含む塗料を塗装するこ
とにより、木質感があり、紫外線による表面化粧単板の
変色の少ない、硬度、耐摩耗性、耐表面汚染性のある表
面強化化粧床材が得られることを見いだした。
【0007】以下、本発明を詳しく説明する。
【0008】本発明に使用される木質化粧単板とは表層
に使用される木目の美麗な単板であり、スライス単板で
もロータリー単板でも良く、その樹種は特に限定される
ものではなく、アカマツ、サワラ、ヒノキ、ヒバ、ツガ
等に代表される国産針葉樹でも、アガチス、カナダトウ
ヒ、ラジアータマツ、ベイマツ、ベイツガ等に代表され
る輸入針葉樹でも良く、又、アオダモ、アサダ、イタヤ
カエデ、ナラ、ハンノキ、ブナ、ナラ、マカンバ、クス
ノキ等に代表される国産広葉樹でもウォールナット、コ
クタン、シタン、マホガニー、ラミン、ローズウッド等
の輸入広葉樹類でも良い。かかる板の厚さは0.2〜3
mmであり、好ましくは、0.3〜2.0mmである。 その厚さが0.2mm未満では強化剤のしみだしが単板
の表面に出てくるため木質感が失われる。又、3.0m
m以上の厚さでは強化剤のしみこみが不十分なため充分
な硬度が得られない。
【0009】本発明の木目の美麗な表面化粧木質単板は
圧縮して使用されるが、表面化粧木質単板の圧縮により
、密度が向上するとともに、更に表面化粧木質単板の組
織内部にミクロ破壊が発生し、強化剤の表面化粧木質単
板内部への浸透を良くする効果がある。単板の圧縮方法
は公知の方法が利用できるが、平盤プレス、上下2対か
らなる熱ロール等が一般的である。平盤プレスの場合、
圧力は10〜100kg/cm2が一般的であるが、木
材が圧縮され厚さが減少する圧力であれば特に限定する
ものではない。また加圧時や加圧前に加温すれば一層効
率よく圧縮出来る。加温は40〜250℃が好ましく、
40℃以下では木質単板が圧縮しにくく、250℃以上
では木材中のヤニ等の成分が流れだしたり、熱による焼
けが発生しやすくなり、美麗な木目の化粧性が損なわれ
るおそれがある。加圧時間は特に制約されるものでは無
いが、好ましくは10〜600秒で、10秒以下では充
分に圧縮されず、600秒以上では木質化粧単板が焼け
たり、ヤニが流動化しやすくなり効率も悪く好ましくな
い。
【0010】表面化粧木質単板の圧縮処理に際し、圧縮
後の厚さ減少分を圧縮前の厚さ100として算出される
割合を圧縮率とする場合、本発明に使用される木質化粧
単板の圧縮率は木材の種類により異なり、制約をうける
ものでは無いが、10〜80%が好ましい。10%以下
では充分な硬度が得られず、80%以上は一般の木質化
粧単板では実際上困難である。
【0011】本発明に使用する含浸基材としては、木質
単板、挽き板、合板、パーティクルボード、ファイバー
ボード等の木質材料、各種不織布、濾紙等に代表される
紙、ガラスウール等に代表されるガラス繊維、炭素繊維
、又は、アスベスト等の無機質材料あるいはこれらの複
合材料等が例示できる。基材の厚みは0.01〜5.0
mmのものが使用可能で、含浸基材の種類、形状により
適宜選定でき、好ましくは、0.1〜3.0mmである
。かかる厚さが0.01mm未満では強化剤の含浸が不
十分となり、又、5mmを越えると、強化剤が多量に含
浸され、表面化粧木質単板が薄い場合や浸透しやすい場
合は強化剤のしみだしが必要以上に多くなり、木質感を
損ねるおそれがあり本発明の目的とするものでは無い。
【0012】又、本発明に用いる強化剤としては、常温
で液状であり、木質表面化粧単板に含浸でき該単板を強
化しうるものであればよく、特に制約を受けないがBM
型粘度計で25℃粘度が500cps以下が含浸性の上
で好ましい。かかる強化剤に用いるものとしては、アル
キッド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリブタジエン系樹脂
、ウレタン系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ビニル
エステル系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ユリア系
樹脂、メラミン系樹脂、シリコン系樹脂、フェノール系
樹脂等の通常強化化粧材に使用する合成樹脂を挙げる事
が出来、その中から適宜選択出来る。
【0013】強化剤として反応性モノマーを使用するこ
ともでき、かかる反応性モノマーとしてビニル系モノマ
ー、すなわち(メタ)アクリル酸モノマーおよび(メタ
)アクリル酸エステル系モノマー類、アクリル酸モノマ
ーおよびアクリル酸エステル系モノマー類、スチレンモ
ノマー等を挙げる事が出来る。又、反応を促進させる目
的で開始剤や促進剤を添加しても良い。
【0014】上記の如き強化剤を含浸基材に含浸する方
法は特に制約をうけるものでは無いが、公知の浸漬法、
減圧法、加圧法、減圧加圧法等の含浸法が使用できる。 又、浸漬等によってすみやかに強化剤が含浸できる含浸
基材の使用が好ましく、以下に例示する各種不織布、ガ
ラスクロス、布、紙、アスベストペーパー等である。か
かる強化剤の含浸率は基材の形状種類により異なり特に
制約をうけるものでは無いが、基材100に対して強化
剤が30〜2000重量%が適当であり、好ましくは、
40〜1000重量%である。その含浸量が30重量%
未満では強化剤の木質化粧単板へのしみこみが不十分で
硬度や耐摩耗性等本発明の目的とする性能が得られない
。2000重量%より多い場合は強化剤が木質化粧単板
の表面までしみだすことにより本発明の目的である木質
感を著しく損なうことが多い。かかる含浸基材を厚さ0
.2mm以上の単板、挽き板、合板、パーティクルボー
ド、ファイバーボード等の木質材料およびセメントボー
ド、石膏ボード等の無機質材料或はこれらの複合材料か
ら成る台板の一方の面に積層し、更に含浸基材の他方の
面に未含浸で厚さが0.2〜3.0mmの木質表面化粧
単板を圧縮した後に積層し、公知の方法で圧縮成形する
【0015】さらに、含浸基材と合板との接着性を向上
させるため、接着剤を併用しても良い。使用出来る接着
剤は水性ビニルウレタン樹脂系、フェノール樹脂系、レ
ゾルシノール樹脂系、ウレタン樹脂系、ユリアメラミン
樹脂系、エポキシ樹脂系等が適宜使用できる。
【0016】本発明の表面強化化粧床材を製造する際の
圧縮成形は、平盤プレス、ロールプレス、ベルトプレス
等を用いた公知の方法が使用でき、冷圧で行っても熱圧
で行っても良いが、この成形を短時間に行うためには、
熱圧成形が望ましい。その際の成形条件は用いる強化剤
の種類、木質化粧単板の厚さ、台板の種類と厚さ等の組
合わせにより異なり、特に制約を受けるものでは無いが
、好ましくは、プレス温度は20〜150℃、プレス圧
力は接触圧〜60kg/cm2、プレス時間は1〜60
分である。又、しみだしの程度をコントロールしたり、
硬化時間を短縮する等の目的のために、強化剤を含浸し
た含浸基材を乾燥したり、加熱したりすることも必要に
応じできる。
【0017】本発明に使用される塗料は、艶消し剤を3
〜30%含み、塗装した表面強化化粧単板が木質感を有
するものであれば特に制約を受けないが、加えて耐摩耗
性、耐変色性、耐汚染性、耐久性改良を目的に、減摩材
を1〜30%、且つ紫外線吸収剤を1〜30%、スリッ
プ剤を0.1〜10%含むものが好ましい。塗装は塗料
が同じ種類の塗料のみを複数回数使用しても複数の塗料
を使用してもよく、塗装の回数も特に制約されるもので
は無いが、好ましくは2〜3回である。
【0018】塗料としては、たとえば一般に広く使用さ
れている2液ウレタン樹脂系、1液ウレタン樹脂系、不
飽和ポリエステル樹脂系、アクリル樹脂系、アミノアル
キッド樹脂系等の塗料が挙げられ、これらを適宜組み合
わせて使用できる。
【0019】最外層の塗料に使用される艶消し剤は、艶
消し効果があるものはいずれも使用できるが、例えばポ
リエチレン系、酸化ケイ素系等が一般的である。艶消し
剤の粒度は本発明の目的を達成できるものであれば特に
制約はないが、通常は1〜100μmである。艶消し剤
は最外層塗料の固形分に対し添加量は3〜30%が好ま
しい。3%未満では艶消し効果が充分でなく、本発明の
目的とする木質感が得られない。30%を超えると塗料
の性能低下をきたし経済的にも好ましくない。
【0020】減摩材は一般的に使用されている物はいず
れも単独または混合して使用でき、粒度も本目的とする
用途に使用されているものであれば特に限定されるもの
ではない。たとえば二酸化ケイ素、水酸化アルミニウム
、窒化ケイ素等無機系の微粉末がある。これを塗料樹脂
重量100に対し1〜30%、好ましくは、10〜30
%の添加量である。
【0021】紫外線吸収剤は一般的に使用されているサ
リチル酸系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系
、ヒンダードアミン系等はいずれも使用可能であるが、
好ましくは、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系
で例えば2−4ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−(2’−ヒ
ドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール
、2−(2’−ヒドロキシ−3’−5’−ジーtert
−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール5
等が挙げられ単独または任意の比率で混合しても使用出
来る。
【0022】紫外線吸収剤の添加方法は特に制約される
ものではないが、塗料に混合して使用するのが一般的で
その添加量は塗料固形分重量を100とすると1〜30
%で、好ましくは、5〜20%である。紫外線吸収剤の
添加量が1%以下の場合、特にヒノキ等の白木の樹種で
は紫外線変色が大きく本発明の目的とするところでは無
い。30%以上では塗料の性能低下をきたしたり、また
着色している紫外線吸収剤では木質感が損なわれる等の
問題があり、本発明の目的とするところでは無い。
【0023】本発明に使用するスリップ剤とは、塗料に
添加して表面化粧木質単板塗装面の耐汚染性を付与する
ものであるが、その目的を達成するものであれば特に制
約を受けないが、シリコーン樹脂系、フッ素樹脂系等が
一般的である。その添加量は塗料固形分に対し0.1〜
10%、好ましくは、0.5〜2%である。0.1%未
満では耐汚染性防止効果は少なく、10%を超える場合
では塗料性能の低下をきたしたり、塗装面が非常にスベ
リ易くなり、本発明の目的とする床材の用途には好まし
くない。本発明に使用される塗料に減摩材、紫外線吸収
剤を添加する場合、上、中、下塗り等のうちの1層の塗
料または複数層の塗料に適宜添加できる。
【0024】以下に、本発明を実施例をあげて説明する
【0025】実施例1 気乾状態のスライスヒノキ単板厚さ0.7mmを上下2
本を一組とする熱ロール装置を使用してロール間隔0.
05mmにセットし、上下ロールの温度を200℃で圧
縮した。圧縮により減少した厚さを圧縮前厚さで除した
圧縮率が40%の圧縮ヒノキ単板を得た。
【0026】台板合板として通常市販されている厚さ1
2mm5プライのラワン合板11×380cmサイズの
ラワン合板上に通常市販されているメラミン樹脂含浸紙
(坪量230g)を台板合板と同じサイズにカットし積
層する。さらに含浸紙の上に圧縮したヒノキ単板を積層
し、三層の積層物が得られた。この積層物をホットプレ
スで130℃,13hg/cm2,3分熱成形し未硬化
樹脂を表面化粧単板ににじませた後硬化させた。
【0027】得られた表面強化ヒノキ構成物を公知のサ
ンディング方法で処理後、下記塗装条件で表面塗装する
ことにより表面強化され、木質感を保持した表面化粧性
を有する木質材料を作成した。この材料の硬度、耐変色
性、耐汚染性、木質感の評価を行った。結果は表1に示
す。
【0028】塗装条件 (1)  下塗り                          
                         
    配合比(重量部)A  2液型ウレタン樹脂系
塗料                       
   180B  紫外線吸収剤          
                         
     30C  減摩材            
                         
         30D  希釈シンナー     
                         
          適量A;サンユーペイント社製「
95ローズA,B」B;チバガイギー製「チヌビン11
30」C;旭硝子製「ホワイトランダムRE−184 
 #400」 D;サンユーペイント製「ガルトローズシンナー」塗布
量      30g/m2 塗布方法    ロールコーター2回塗り硬化方法  
  一日室温放置 塗料粘度    岩田式カップ  30秒(2)  中
塗り                          
                         
    配合比(重量部)A  不飽和ポリエステル樹
脂系塗料                     
   75B  スチレンモノマー         
                         
  25A;サンユーペイント社製「R−909NY」
B;サンユーペイント社製「スチレンモノマー」塗布量
      30g/m2 塗布方法    ロールコーター2回塗り硬化方法  
  UV硬化 塗料粘度    50秒 (3)  サンディング 中塗り終了後、製品の表面平滑性を出すため400番サ
ンドペーパーで研磨する。 (4)  上塗り                          
                         
    配合比(重量部)A  不飽和ポリエステル樹
脂系塗料                     
 100B  スリップ剤             
                         
      5C  希釈溶剤           
                         
        適量A;サンユーペイント社製「R−
586」(艶消し剤  SiO2微粉末を11%含む) B;サンユーペイント社製「U−30」C;サンユーペ
イント社製「022シンナー」塗布量      22
0g/m2 塗布方法    ロールコーター2回塗り硬化方法  
  UV硬化 塗料粘度    25秒
【0029】実施例2 気乾状態のスライスしたツガ単板厚さ0.5mmを上下
2本を一組とするホットプレス(平盤プレス)を使用し
て、130℃,80kg/cm2,1分間圧縮した。圧
縮により減少した厚さを圧縮前厚さで除した圧縮率が5
0%の圧縮ツガ単板を得た。
【0030】台板合板として通常市販されている厚さ1
2mm5プライ気乾状態のラワン合板11×380cm
サイズ上に揮発分7%に乾燥された尿素樹脂含浸不織布
(含浸前坪量30g,樹脂含浸乾燥後坪量160g)を
台板合板と同じサイズにカットし積層する。さらに含浸
紙の上に圧縮したツガ単板を積層し、三層の積層物が得
られた。この構成物をホットプレスで130℃,13k
g/cm2,3分の条件で圧縮加熱し、表面が強化され
たツガである木質材料を得た。
【0031】この木質材料の表面をサンディングし、下
記の塗装条件で塗装し、目的とする表面強化化粧材料を
作成した。この材料につき摩耗性、硬度、紫外線、変色
性、色調を測定した。測定結果は表1に示す。
【0032】塗装条件 (1)  下塗り                          
                         
    配合比(重量部)A  2液型ウレタン樹脂系
塗料                       
   180B  紫外線吸収剤          
                         
     40C  摩耗減少剤          
                         
       40D  希釈溶剤         
                         
          適量A;サンユーペイント社製「
95ローズA,B」B;チバガイギー製「チヌビン11
30」C;旭硝子製「ホワイトランダムRE−184 
 #400」 D;サンユーペイント製「ガルトローズシンナー」塗布
量      20g/m2 塗布方法    ロールコーター2回塗り硬化方法  
  一日室温放置 塗料粘度    岩田式カップ  25秒(2)  中
塗り                          
                         
    配合比(重量部)A  不飽和ポリエステル樹
脂系塗料                     
   75B  スチレンモノマー         
                         
  10A;サンユーペイント社製「R−909NY」
B;サンユーペイント社製「スチレンモノマー」塗布量
      25g/m2 塗布方法    ロールコーター2回塗り硬化方法  
  UV硬化 塗料粘度    50秒 (3)  上塗り                          
                         
    配合比(重量部)A  不飽和ポリエステル樹
脂系塗料                     
 100B  スリップ剤             
                         
      5C  希釈溶剤           
                         
        適量A;サンユーペイント社製「R−
586」(艶消し剤  SiO2微粉末を11%含む) B;サンユーペイント社製「U−30」C;サンユーペ
イント社製「022シンナー」塗布量      15
g/m2 塗布方法    ロールコーター2回塗り硬化方法  
  UV硬化 塗料粘度    60秒
【0033】比較例1 スライスされた厚さ0.7mmの気乾状態のヒノキ単板
を、通常市販されている12mm5プライの合板を台板
にし、水性ビニルウレタン樹脂を200g/m2台板の
表面に塗布した後、接着剤塗布面側に積層し、実施例1
の塗装条件で表面塗装した。得られたヒノキ木質材料を
実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
【0034】比較例2 気乾状態のスライスツガ単板厚さ0.5mmを耐圧力容
器装置を使用し強制含浸した。すなわち不飽和ポリエス
テル樹脂溶液中に浸漬した後、10分を要し80トール
に減圧した。80トールで1時間保持後20分を要し1
0kg/cm2に加圧し1時間保持した。常圧に戻し、
重量比で180%(含浸前の単板重量に対し)樹脂を含
浸したツガ単板を得た。12mm5プライのラワン合板
表面の一方に水性ビニルウレタン樹脂接着剤を200g
/m2塗布し、その上に上述の樹脂を含浸したツガ単板
を積層し、ホットプレスで130℃,10kg/cm2
分間熱圧成形し表面強化ツガ化粧木質材料を得た。
【0035】木質材料を400番のサンディングペーパ
ーでサンディングした後に実施例2と同様の塗装方法で
塗装して表面強化ツガ木質材料を得た。
【0036】この構成物を実施例1と同様に評価した。 結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】表1での評価方法は次の通りである。 硬度;バーコール硬度  936 耐汚染性;JAS特殊合板に準拠 耐変色性;カーボンアーク  100時間  照射前後
のΔEで評価 外観;目視
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表面硬化
化粧床材は、表面化粧木質単板表面がリアルな木質感を
有し、耐摩耗性、硬度、耐変色性、耐汚染性に優れたも
のとなる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  強化剤を含浸した含浸用基材の一方の
    面に圧縮した木質化粧単板を、他方の面に台板となる素
    材を積層し、該木質化粧単板表面に一層以上の塗料を塗
    装してなり、その最外層塗料に艶消し剤を含んでなる木
    質感を有する表面強化化粧床材。
  2. 【請求項2】  塗料が塗料固形分に対し紫外線吸収剤
    1〜30重量%を含むことを特徴とする請求項第1項記
    載の表面強化化粧床材。
  3. 【請求項3】  塗料が塗料固形分に対し減摩材1〜3
    0%を含むことを特徴とする請求項第1項記載の表面強
    化化粧床材。
  4. 【請求項4】  塗料が塗料固形分に対しスリップ剤0
    .1〜10%を最外層塗料に含むことを特徴とする請求
    項第1項記載の表面強化化粧床材。
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