JPH0380914B2 - - Google Patents

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JPH0380914B2
JPH0380914B2 JP2288186A JP2288186A JPH0380914B2 JP H0380914 B2 JPH0380914 B2 JP H0380914B2 JP 2288186 A JP2288186 A JP 2288186A JP 2288186 A JP2288186 A JP 2288186A JP H0380914 B2 JPH0380914 B2 JP H0380914B2
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JP
Japan
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flame
sheet
fiber
compound
basis weight
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JP2288186A
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Japanese (ja)
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JPS62184183A (en
Inventor
Yoshinori Hosoda
Shunroku Tooyama
Takeo Fujii
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

〔発明の技術分野〕 本発明は難燃性が付与された繊維シート状構造
物に関するものである。さらに詳しくは、インテ
リア材料として用いられる難燃性繊維シート状構
造物に関するものである。 〔従来技術とその問題点〕 近年、自動車内装材、椅子張、カーテンなどの
インテリア材料として繊維製品が多く用いられる
ようになつた。繊維製品は保温、柔軟、染色美、
実用耐久性などの利点が生かせるにもかかわらず
燃えやすいという欠点を有する。そのために、こ
れらインテリア用途に使用される繊維または繊維
製品に難燃性を付与しようとすることは当然の考
えであり、これまでにも多くの技術が提案されて
いる。例えば、特開昭56−85478号公報、特開昭
56−118973号公報、特公昭60−4306号公報などに
記載されたものがある。しかし、自動車内装材に
適用される難燃法規制FMVSS−302やカーテン、
敷物類に適用される消防法に合格しうるものを得
るには、多量の難燃性化合物をその繊維または繊
維シート状構造体に付与する必要がある。その付
与に起因する風合の悪化、染色堅ろう度の低下な
どの問題を惹起するなどの欠点がある。特に、近
年に開発された不織布をベースにした人工スエー
ド調布帛からなるシート状構造物に対しては、目
付が大きく、しかも含気量も多いため多量の難燃
性化合物を必要とし、さらにインテリア材料とし
ての物理的強度と寸法安定性を得るために補強材
を用いる必要があり、風合硬化や難燃化困難など
の問題がある。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明の目的は、上述した従来の問題を解消
し、比較的少量の難燃化合物で良好な難燃性の付
与を可能にし、風合や物理特性を低下させないよ
うにする難燃性シート状構造物を提供することに
ある。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成する本発明は、基布の両面に、
それぞれ一方の面が他方の面に対し少なくとも4
倍以上の目付量差を有するように繊維集合体を交
絡一体化させると共に、ポリウレタンが含浸され
た繊維シートであつて、該繊維シートの目付量が
少ない方の繊維集合体側に難燃性化合物を塗布せ
しめたことを特徴とするものである。 このように繊維シートの構造として、基布に対
して一方の繊維集合体より他方の繊維集合体の方
を目付量を大きくするようにしたので、その目付
量の少ない側の繊維集合体に難燃性化合物を塗布
することにより、その難燃性化合物を毛管現象に
よつてほぼ繊維シート全体に拡散させることがで
きる。したがつて、比較的少ない難燃性化合物で
あつても良好な難燃性を付与することができるよ
うになるのである。 本発明における繊維シートは、ポリウレタン含
浸繊維からなる表面立毛人工スエード調布帛に代
表される繊維シート状構造物であつて、その表面
品位を変化させることなく、少量の難燃性化合物
の付与で高い難燃性を発揮させ、しかも実用上必
要な物性、風合を有する繊維シート状構造物にし
うるものである。 本発明でいう繊維集合体とは、繊維がニードル
パンチまたはウオータパンチなどによつくられた
短繊維の交絡により形成された不織布状のもので
ある。基布とは繊維からなる布帛であつて、織物
でも編物でも不織布でも何ら差し支えない。目付
が70〜150g/m2の布帛で、織または編密度の粗
らい柔軟性に富むものが好ましい。交絡一体化と
は上記繊維集合体と基布とがニードルパンチによ
り、多数の短繊維の絡みにより密着した形態を有
するものである。さらに本発明の繊維シート状構
造物は、該繊維集合体と基布とが交絡一体化され
た後、ポリウレタン樹脂を含浸することによつて
つくられる。繊維集合体と基布とが交絡すること
により、インテリア材料としての物理強度や寸法
安定性を得ることができ、それらの特性上の要因
に関しては基布が繊維集合体のどの位置で交絡す
るかによつて大きく影響を受けることはない。し
かし、難燃性化合物を付与し高い難燃性を得るに
は、基布の存在する位置が非常に重要である。す
なわち、基布の両面に配置する繊維集合体の目付
量を一定の関係で差を有するようにすることが必
要である。基布の一方の面に結合一体化させた繊
維集合体は、基布の他方の面に絡合一体化させた
繊維集合体よりも目付量を大きくすることであ
る。このような構成によつて、少ない目付量の繊
維集合体側に難燃性化合物を塗布すれば、難燃性
化合物は良好に拡散し、少量の難燃性化合物であ
つても繊維シートのほぼ全体に分布させることが
できる。この場合、目付量の大きい繊維集合体側
から難燃性化合物を塗布してみても良好な拡散は
得られず、繊維シートに対して必要な難燃性を得
るようにするためには、さらに多量の難燃性化合
物が必要になる。 上記作用効果のため、目付量が大きい側の繊維
集合体は、少ない側の繊維集合体に対して4対1
以上(4倍以上)の関係にする必要がある。好ま
しくは10対1以上、さらに好ましくは15〜20対1
にすることである。しかも、上記基布と両面の繊
維集合体とは接着剤で接合するのではなく、繊維
自体の絡合によつて一体交絡化されることが重要
である。 繊維集合体を構成する繊維としては、例えばポ
リエチレンテレフタレートあるいはこれとイソフ
タル酸ソジウムスルホネートなどとの共重合体、
ポリオキシエチルベンゾエート、ポリブチレンテ
レフタレートなどのポリエステル系繊維やナイロ
ン6、ナイロン66などのポリアミド系繊維、ポリ
アクリル系、ポリビニルアルコール系、ポリプロ
ピレン系、ポリエチレン系等の合成繊維全てが使
用できる。 繊維シート状構造体をより好都合に形成するた
めには、繊維集合体を構成する繊維が1デニール
以下の極細繊維であることが望ましい。 かかる繊維シート状構造物の表面は起毛されて
もよいが、その基布の厚さはその構造物の種類、
用途などによつて異なり、通常0.5〜2.0mmであ
り、かつ補強材としての基布は繊維シート状構造
物の厚みの3分の1以下、好ましくは5分の1以
下であることが好ましい。 本発明の繊維集合体と基布との交絡一体化構造
物はポリウレタンなどの高分子弾性体が含浸され
るが、必要に応じて重合体の外に天然ゴム、
SBR、アクリル系樹脂、フツ素系樹脂、シリコ
ーン系樹脂を併用したものでもよく、更に艶消
剤、顔料、安定剤が配合されたものでもよい。 本発明の難燃性化合物は、上述した繊維シート
状構造物において、繊維集合体の目付量の少ない
方に含浸せしめられる。その難燃性化合物として
は次に示すA、B、C、D、Eのうちから選ばれ
た単独または2種以上の混合体からなるものを使
用するとよい。 A 無機含リン化合物およびその誘導体 B 酸化アンチモン C ハロゲン化芳族化合物 D ハロゲン化シクロアルカン E 有機含リン化合物 Aの無機含リン化合物およびその誘導体として
は、リン酸アンモニウム、リン酸グアニジン、ポ
リリン酸アンモニウム、ポリリン酸グアニジン、
リン酸グアニル尿素などをあげることができる。
Bの酸化アンチモンとしては、三酸化アンチモ
ン、五酸化アンチモン、三塩化アンチモンなどを
あげることができる。Cのハロゲン化芳香族化合
物としては、テトラブロモビスフエノールAおよ
びそのエチレンオキサイド付加物、デカブロモジ
フエニルエーテル、ヘキサブロモベンゼンなどを
あげることができる。Dのハロゲン化シクロアル
カン化合物としては、ヘキサブロモシクロドデカ
ン、テトブロモシクロドデカン、パークロルペン
タシクロデカンなどをあげることができる。ま
た、Eの有機含リン化合物としては、トリクレジ
ルホスフエート、テトラキスホスホニウム塩、N
ヒドロキシメチル−3−(ジメチルホスホノ)プ
ロピオンアミド、テトラキス−ヒドロキシメチル
−ホスホニウムサルフエートと尿素の縮合物、オ
リゴ(Pビニル−P−オキソ−1,3−ジオキサ
−2−ホスフアペンチレン或はハロゲン化リン酸
エステルなどをあげることができる。また、ハロ
ゲン化リン酸エステルにはトリス−ジクロロプロ
ピルホスフエートを代表例としてあげることがで
きる。これらの難燃剤は単独または2種以上の混
合物として使用することができる。該難燃性化合
物はアクリル樹脂、塩化ビニル、ポリビニルアル
コール、ウレタン樹脂、カルボキシメチルセルロ
ースなどと混用し難燃性化合物を繊維シート構造
物に固着させる方法が好ましく用いられる。 〔発明の効果〕 本発明の繊維シート状構造物によると、比較的
少量の難燃性化合物の付与により高い難燃性が得
られる。さらには短繊維の交絡により繊維集合体
と補強材としての基布が交絡一体化されているの
で、バインダーを用いる必要がなく、それによつ
て風合硬化や引裂強力の低下がない。その柔軟性
は、通常の衣料感覚に匹敵する程度に柔軟であ
り、フイツト性に極めて富んだものにすることが
できる。 本発明による難燃性繊維シート状構造物は難燃
化の要求されるカーシート等の自動車内装材、敷
物、椅子張、カーテン、壁装材等のインテリア用
とに適用される。さらには衣料用途にも好ましく
用いることができる。 〔実施例〕 実施例 1 島成分がポリエチレンテレフタレート60部、海
成分がポリスチレン40部であり、海成分を除去す
れば16本の単糸繊度0.13デニールの極細繊維が得
られる3.5デニール、51mmの高分子相互配列体繊
維のステープルからなるウエブにニードルパンチ
ングを施して不織布状物(目付、180g/m2)と
なし、この上に基布としてポリエステルタフタ織
物(目付、80g/m2)をのせ、さらにこの基布の
上に上記と同一のステープルからなるウエブ(20
g/m2)を積み重ねた後、三者を同時にニードル
パンチして、ウエブをポリエステルタフタと交絡
させ一体化した。この一体化したシート状物を温
度98℃の12%ポリビニルアルコール系糊材液に通
し、シート状物の収縮と糊材の含浸を行い、乾燥
を行つた。次に、トリクロルエチレン液で洗浄を
行ない、高分子相互配列体繊維の海成分であるポ
リスチレンをほとんど除去した。次にこのシート
状物を12%のポリウレタンを含むジメチルホルム
アミド溶液を含浸して湿式凝固し、脱ポリビニル
アルコールを行い乾燥した。次に得られたシート
状物の表面をサンドペーパーでバフイングし、染
色したところ、厚さが0.9mmの繊維シート状構造
物を得た。この繊維シート状構造物の裏面、すな
わち海成分除去前の目付量を20g/m2にした繊維
ウエブ側からナイフコーテイング法により、下記
組成からなる難燃性化合物を塗布し、120℃で5
分間乾燥して、難燃性繊維シート状構造物を作つ
た。 ポリリン酸グアニジン 40部 カルボキシメチルセルロース 4部 水 56部 粘度 6000(cps)(at30℃) 一方、上述した実施例1の比較例1として、実
施例1と同方法で繊維シート状構造物を作製する
際に挿入するポリエステルタフタの位置が繊維シ
ート状構造物の中央、および裏面側に片寄つて3
分の1のところになるようにウエブの量を調整し
た2種類の繊維シート状構造物を作製した。 上述した実施例1および比較例1で作製した繊
維シート状構造物の難燃性を自動車内装材に適用
されるFMVSS−302規格に準じて燃焼試験を行
つた。燃焼試験結果を第1表に示す。 実施例1の繊維シート状構造物は7重量%の付
着量でFMVSS−302規格に合格(燃焼速度:100
mm/min以下)し、12%以上では自消性を示し
た。一方、比較例1での繊維シート状構造物は12
%の付着量でもFMVSS−302規格には合格せず、
自消性を得るには28%以上の多量の難燃性組成物
の付着量が必要であつた。難燃加工した繊維シー
ト状構造物の風合は難燃性組成物の付着量に影響
を受け、本発明品は柔軟で、ヌメリ感もない良好
な風合であるのに対し、比較品は硬く、若干のヌ
メリ感もあつた。
[Technical Field of the Invention] The present invention relates to a fibrous sheet-like structure imparted with flame retardancy. More specifically, the present invention relates to a flame-retardant fiber sheet-like structure used as an interior material. [Prior art and its problems] In recent years, textile products have come to be widely used as interior materials such as automobile interior materials, upholstery, and curtains. Textile products are heat-retaining, flexible, dyed beautifully,
Although it has advantages such as practical durability, it has the disadvantage of being easily flammable. Therefore, it is a natural idea to try to impart flame retardancy to fibers or textile products used for interior purposes, and many techniques have been proposed so far. For example, JP-A-56-85478, JP-A-Sho.
Some of these are described in Japanese Patent Publication No. 56-118973, Japanese Patent Publication No. 60-4306, etc. However, the flame retardant law regulation FMVSS-302 applied to automobile interior materials, curtains,
In order to pass the fire regulations applicable to rugs, it is necessary to apply large amounts of flame retardant compounds to the fibers or fibrous sheet-like structures. There are disadvantages such as problems such as deterioration of hand and decrease in color fastness due to the addition of such a substance. In particular, sheet-like structures made of artificial suede-like fabrics based on non-woven fabrics developed in recent years have a large basis weight and high air content, so they require large amounts of flame-retardant compounds. In order to obtain physical strength and dimensional stability as a material, it is necessary to use a reinforcing material, and there are problems such as hardening of the material and difficulty in making it flame retardant. [Problems to be Solved by the Invention] The purpose of the present invention is to solve the above-mentioned conventional problems, make it possible to impart good flame retardancy with a relatively small amount of flame retardant compound, and reduce the texture and physical properties. An object of the present invention is to provide a flame-retardant sheet-like structure that prevents flame-retardant damage. [Means for Solving the Problems] The present invention achieves the above object, by forming a base fabric on both sides of the fabric.
each side at least 4 times the other side
Fiber aggregates are intertwined and integrated so that the difference in basis weight is more than double, and a flame-retardant compound is added to the fiber aggregate side of the fiber sheet impregnated with polyurethane, which has a lower basis weight. It is characterized by being coated. In this way, the structure of the fiber sheet is such that one fiber aggregate has a larger basis weight than the other fiber aggregate with respect to the base fabric. By applying the flame-retardant compound, it is possible to diffuse the flame-retardant compound substantially throughout the fiber sheet by capillary action. Therefore, good flame retardancy can be imparted even with a relatively small amount of flame retardant compound. The fiber sheet in the present invention is a fiber sheet-like structure typified by a surface-raised artificial suede fabric made of polyurethane-impregnated fibers, and has a high flame retardant property by adding a small amount of flame retardant compound without changing its surface quality. It can be made into a fibrous sheet-like structure that exhibits flame retardancy and has the physical properties and texture required for practical use. The fiber aggregate as used in the present invention is a nonwoven fabric formed by intertwining short fibers produced by needle punching, water punching, or the like. The base fabric is a fabric made of fibers, and may be woven, knitted, or nonwoven. Preferably, the fabric has a basis weight of 70 to 150 g/m 2 and is highly flexible with a coarse weave or knitting density. Intertwined and integrated means that the fiber aggregate and the base fabric are brought into close contact with each other by the entanglement of a large number of short fibers by needle punching. Furthermore, the fiber sheet-like structure of the present invention is produced by interlacing the fiber aggregate and the base fabric and then impregnating them with a polyurethane resin. Physical strength and dimensional stability as an interior material can be obtained by intertwining the fiber aggregate and the base fabric, and regarding the factors related to these characteristics, it is important to know where in the fiber aggregate the base fabric is intertwined. It is not significantly affected by However, in order to impart flame retardant compounds and obtain high flame retardancy, the location of the base fabric is very important. That is, it is necessary to have a difference in the basis weight of the fiber aggregates arranged on both sides of the base fabric in a certain relationship. The fiber aggregate that is bonded and integrated on one side of the base fabric has a larger basis weight than the fiber aggregate that is entangled and integrated on the other side of the base fabric. With this structure, if the flame retardant compound is applied to the fiber aggregate side with a small basis weight, the flame retardant compound will diffuse well, and even a small amount of the flame retardant compound will cover almost the entire fiber sheet. It can be distributed as follows. In this case, even if the flame retardant compound is applied from the side of the fiber aggregate with a large basis weight, good diffusion cannot be obtained, and in order to obtain the necessary flame retardance for the fiber sheet, a larger amount must be applied. flame retardant compounds are required. Due to the above effects, the fiber aggregate on the side with a larger basis weight is 4:1 with respect to the fiber aggregate on the side with a smaller basis weight.
It is necessary to have a relationship of at least 4 times or more. Preferably 10:1 or more, more preferably 15 to 20:1
It is to do so. Moreover, it is important that the base fabric and the fiber aggregates on both sides are not joined with an adhesive, but are integrally entangled by the entanglement of the fibers themselves. Examples of the fibers constituting the fiber aggregate include polyethylene terephthalate or a copolymer of this with sodium isophthalate sulfonate, etc.
All polyester fibers such as polyoxyethyl benzoate and polybutylene terephthalate, polyamide fibers such as nylon 6 and nylon 66, and synthetic fibers such as polyacrylic, polyvinyl alcohol, polypropylene, and polyethylene can be used. In order to more conveniently form a fiber sheet-like structure, it is desirable that the fibers constituting the fiber aggregate be ultrafine fibers of 1 denier or less. The surface of such a fibrous sheet-like structure may be brushed, but the thickness of the base fabric depends on the type of structure,
The thickness varies depending on the use, etc., and is usually 0.5 to 2.0 mm, and the thickness of the base fabric as a reinforcing material is preferably one-third or less, preferably one-fifth or less of the thickness of the fibrous sheet-like structure. The intertwined integrated structure of the fiber aggregate and the base fabric of the present invention is impregnated with a polymeric elastomer such as polyurethane, but if necessary, in addition to the polymer, natural rubber,
It may be a combination of SBR, an acrylic resin, a fluorine resin, or a silicone resin, and may also contain a matting agent, pigment, or stabilizer. The flame retardant compound of the present invention is impregnated into the fiber aggregate having a smaller basis weight in the above-mentioned fiber sheet-like structure. As the flame retardant compound, it is preferable to use one selected from the following A, B, C, D, and E, or a mixture of two or more thereof. A Inorganic phosphorus-containing compounds and their derivatives B Antimony oxide C Halogenated aromatic compounds D Halogenated cycloalkanes E Organic phosphorus-containing compounds Examples of the inorganic phosphorus-containing compounds and their derivatives in A include ammonium phosphate, guanidine phosphate, and ammonium polyphosphate. , guanidine polyphosphate,
Examples include guanylurea phosphate.
Examples of antimony oxide B include antimony trioxide, antimony pentoxide, and antimony trichloride. Examples of the halogenated aromatic compound of C include tetrabromobisphenol A and its ethylene oxide adduct, decabromodiphenyl ether, and hexabromobenzene. Examples of the halogenated cycloalkane compound D include hexabromocyclododecane, tetrabromocyclododecane, perchloropentacyclodecane, and the like. In addition, as the organic phosphorus-containing compound of E, tricresyl phosphate, tetrakisphosphonium salt, N
Hydroxymethyl-3-(dimethylphosphono)propionamide, condensate of tetrakis-hydroxymethyl-phosphonium sulfate and urea, oligo(P-vinyl-P-oxo-1,3-dioxa-2-phosphapentylene or Examples include halogenated phosphate esters.A representative example of halogenated phosphate esters is tris-dichloropropyl phosphate.These flame retardants can be used alone or in a mixture of two or more. Preferably, the flame retardant compound is mixed with acrylic resin, vinyl chloride, polyvinyl alcohol, urethane resin, carboxymethyl cellulose, etc., and the flame retardant compound is fixed to the fiber sheet structure. Effect] According to the fiber sheet-like structure of the present invention, high flame retardance can be obtained by adding a relatively small amount of flame retardant compound.Furthermore, due to the entanglement of short fibers, the fiber aggregate and the base fabric as a reinforcing material are Because it is interlaced and integrated, there is no need to use a binder, and there is no hardening of the texture or decrease in tear strength.The flexibility is comparable to that of ordinary clothing, and it has excellent fit. The flame-retardant fiber sheet-like structure according to the present invention can be used for automobile interior materials such as car seats, rugs, upholstery, curtains, wall coverings, etc. that require flame retardancy. Furthermore, it can be preferably used for clothing applications. [Example] Example 1 The island component is 60 parts of polyethylene terephthalate, the sea component is 40 parts of polystyrene, and if the sea component is removed, 16 parts of polyethylene terephthalate is used. A web consisting of staples of 3.5 denier, 51 mm polymer interlayer array fibers, from which ultrafine fibers with a single filament fineness of 0.13 denier are obtained, is needle-punched to form a non-woven fabric (fabric weight, 180 g/m 2 ). A polyester taffeta fabric (basis weight, 80 g/m 2 ) was placed on top as a base fabric, and a web (20
g/m 2 ), the three parts were simultaneously needle punched to intertwine and integrate the web with the polyester taffeta. This integrated sheet-like material was passed through a 12% polyvinyl alcohol glue solution at a temperature of 98°C to shrink the sheet-like material, impregnate it with the glue material, and then dry it. Next, washing was performed with a trichlorethylene solution to remove most of the polystyrene, which is a sea component of the polymeric interlayer array fibers. Next, this sheet-like material was impregnated with a dimethylformamide solution containing 12% polyurethane, wet-coagulated, removed from polyvinyl alcohol, and dried. Next, the surface of the obtained sheet-like material was buffed with sandpaper and dyed to obtain a fibrous sheet-like structure with a thickness of 0.9 mm. A flame retardant compound having the following composition was coated on the back side of this fibrous sheet-like structure, that is, the fibrous web side with a basis weight of 20 g/m 2 before the removal of the sea component, by a knife coating method.
After drying for minutes, a flame-retardant fibrous sheet-like structure was produced. Guanidine polyphosphate 40 parts Carboxymethylcellulose 4 parts Water 56 parts Viscosity 6000 (cps) (at 30°C) On the other hand, as Comparative Example 1 of Example 1 described above, when a fibrous sheet-like structure was produced by the same method as Example 1. The position of the polyester taffeta to be inserted into the fiber sheet-like structure is shifted toward the center and the back side of the
Two types of fibrous sheet-like structures were produced in which the amount of web was adjusted to be one-fold smaller than that of the original. A combustion test was conducted to check the flame retardancy of the fiber sheet-like structures produced in Example 1 and Comparative Example 1 in accordance with the FMVSS-302 standard applied to automobile interior materials. The combustion test results are shown in Table 1. The fiber sheet-like structure of Example 1 passed the FMVSS-302 standard with a coating weight of 7% (burning rate: 100%).
mm/min) and showed self-extinguishing at 12% or more. On the other hand, the fiber sheet-like structure in Comparative Example 1 was 12
% adhesion amount does not pass the FMVSS-302 standard,
In order to obtain self-extinguishing properties, a large amount of flame retardant composition of 28% or more was required. The feel of a flame-retardant fibrous sheet-like structure is affected by the amount of flame-retardant composition deposited, and the product of the present invention is flexible and has a good feel with no slimy feeling, whereas the comparative product has a good feel. It was hard and had a slight slimy feel.

【表】 実施例 2 実施例1と同じ繊維シート状構造物および比較
例2として基布としてのポリエステルタフタを繊
維シート状構造物の内部に挿入せず、裏面に低融
点ポリアミド樹脂で熱接着させた繊維シート状構
造物を作製した。実施例1と同方法で下記の難燃
性組成物を用いた難燃加工した。 デカブロモジフエニルエーテル 30部 三酸化アンチモン 10部 アクリル樹脂 5部 水 55部 難燃性をFMVSS−302規格で評価した結果、
本発明品の高い難燃性と良好な風合が実証され
た。その結果を第2表に示す。
[Table] Example 2 The same fibrous sheet-like structure as in Example 1 and Comparative Example 2. Polyester taffeta as a base fabric was not inserted inside the fibrous sheet-like structure, but was thermally bonded to the back side with a low melting point polyamide resin. A fibrous sheet-like structure was fabricated. Flame retardant processing was carried out using the following flame retardant composition in the same manner as in Example 1. Decabromodiphenyl ether 30 parts Antimony trioxide 10 parts Acrylic resin 5 parts Water 55 parts As a result of evaluating flame retardancy according to FMVSS-302 standard,
The high flame retardancy and good texture of the product of the present invention were demonstrated. The results are shown in Table 2.

【表】【table】

【表】【table】

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 基布の両面に、それぞれ一方の面が他方の面
に対し少なくとも4倍以上の目付量差を有するよ
うに繊維集合体を交絡一体化させると共に、ポリ
ウレタンが含浸された繊維シートであつて、該繊
維シートの目付量が少ない方の繊維集合体側に難
燃性化合物を塗布せしめたことを特徴とする難燃
性シート状構造物。 2 前記難燃性化合物が、下記A、B、C、D、
Eの化合物の群から選ばれてなる特許請求の範囲
第1項記載の難燃性シート状構造物。 A 無機含リン化合物およびその誘導体 B 酸化アンチモン C ハロゲン化芳香族化合物 D ハロゲン化シクロアルカン E 有機含リン化合物
[Claims] 1. Fiber aggregates are intertwined and integrated on both sides of the base fabric so that one side has a difference in basis weight of at least four times that of the other side, and is impregnated with polyurethane. 1. A flame-retardant sheet-like structure, which is a fiber sheet, and a flame-retardant compound is coated on the side of the fiber aggregate having a smaller basis weight. 2 The flame retardant compound is the following A, B, C, D,
The flame-retardant sheet-like structure according to claim 1, which is selected from the group of compounds E. A Inorganic phosphorus-containing compound and its derivative B Antimony oxide C Halogenated aromatic compound D Halogenated cycloalkane E Organic phosphorus-containing compound
JP2288186A 1986-02-06 1986-02-06 Fire retardant sheet like structure Granted JPS62184183A (en)

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